JP2016039513A - 画像生成装置、画像生成方法及びプログラム - Google Patents

画像生成装置、画像生成方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】一の静止画像からその撮影情報を取得するだけで、より効果的な画像処理を行った複数の静止画像を容易に生成する。
【解決手段】撮像装置100において、一の静止画像からこの静止画像が撮影された際の撮影情報を取得する取得部6bと、取得部6bにより取得された撮影情報に基づき、異なる複数の画像処理内容を特定する特定部6cと、特定部6cにより特定された異なる複数の画像処理内容に基づき、前記一の静止画像から複数の静止画像を生成する静止画像生成部6eと、を備えるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像生成装置、画像生成方法及びプログラムに関する。
従来、一の静止画像から部分領域を順次移動させながら部分的な切り出しを行い、動画像を生成する技術が知られている。この技術に関して、例えば、ユーザによって設定、或いは自動的に設定された部分領域の移動経路・大きさ・回転角度等の部分領域の制御情報に基づき、一の静止画像から連続的に部分領域を切り出すことによって動画像を生成する装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開平11−185051号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている装置では、部分領域の移動経路・大きさ・回転角度等の部分領域の制御情報をユーザ自らが設定しなければならず、この設定が煩わしいという問題があった。また、部分領域の制御情報を自動的に設定することも可能であるが、部分領域の大きさは予め設定された大きさに限定されてしまうという問題もあり、ユーザが期待した通りの画像を生成することが困難であった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、一の静止画像から、より効果的な画像処理を行った複数の静止画像を容易に生成することができる画像生成装置、画像生成方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像生成装置は、
一の静止画像からこの静止画像が撮影された際の撮影情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された撮影情報に基づき、異なる複数の画像処理内容を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された異なる複数の画像処理内容に基づき、前記一の静止画像から複数の静止画像を生成する生成手段と、を備えることを特徴としている。
本発明によれば、一の静止画像から、より効果的な画像処理を行った複数の静止画像を容易に生成することができる。
本発明を適用した一実施形態の撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 図1の撮像装置の特定テーブルの一例を示す図である。 図1の撮像装置の特定テーブルの一例を示す図である。 図1の撮像装置における切出し処理の一例を示す図である。 図1の撮像装置におけるソフトフォーカス処理の一例を示す図である。 フォーカス測距位置の基準を示す図である。 図1の撮像装置により動画像生成処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 変形例の撮像装置の特定テーブルの一例を示す図である。 変形例の撮像装置において画像処理の種類「回転」が特定された場合の切出し画像の切出し位置の特定方法の一例を示す図である。 変形例の撮像装置において画像処理の種類「スライド」が特定された場合の切出し画像の切出し位置の特定方法の一例を示す図である。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1は、本発明の画像生成装置を適用した一実施形態の撮像装置100の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の撮像装置100は、中央制御部1と、メモリ2と、撮像部3と、撮像制御部4と、画像データ生成部5と、画像処理部6と、画像記録部7と、表示部8と、操作入力部9とを備えている。
また、中央制御部1、メモリ2、撮像部3、撮像制御部4、画像データ生成部5、画像処理部6、画像記録部7及び表示部8は、バスライン10を介して接続されている。
中央制御部1は、撮像装置100の各部を制御するものである。具体的には、中央制御部1は、図示は省略するが、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)を備え、撮像装置100用の各種処理プログラム(図示略)に従って各種の制御動作を行う。
メモリ2は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等により構成され、中央制御部1や撮像制御部4や画像処理部6等の各部によって処理されるデータ等を一時的に記憶するものである。
撮像部3は、被写体を撮像する。具体的には、撮像部3は、レンズ部3aと、電子撮像部3bとを備えている。
レンズ部3aは、例えば、ズームレンズやフォーカスレンズ等の複数のレンズから構成されている。
電子撮像部3bは、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)やCCD(Charge Coupled Device)等のイメージセンサから構成され、レンズ部3aの各種レンズを通過した光学像を二次元の画像信号に変換する。
なお、図示は省略するが、撮像部3は、レンズ部3aを通過する光の量を調整する絞りを備えていても良い。
撮像制御部4は、撮像部3による被写体の撮像を制御する。
すなわち、撮像制御部4は、図示は省略するが、タイミング発生器、ドライバなどを備えている。そして、撮像制御部4は、タイミング発生器、ドライバにより電子撮像部3bを走査駆動して、所定周期毎に光学像を電子撮像部3bにより二次元の画像信号に変換させ、当該電子撮像部3bの撮像領域から1画面分ずつフレーム画像を読み出して画像データ生成部5に出力させる。
画像データ生成部5は、電子撮像部3bから転送されたフレーム画像のアナログ値の信号に対してRGBの各色成分に適宜ゲイン調整した後に、サンプルホールド回路(図示略)でサンプルホールドしてA/D変換器(図示略)でデジタルデータに変換し、カラープロセス回路(図示略)で画素補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理を行った後、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb,Cr(YUVデータ)を生成する。
また、画像データ生成部5は、生成した画像データをバッファメモリとして使用されるメモリ2や画像記録部7に転送する。
画像処理部6は、指定部6aと、取得部6bと、特定部6cと、特定テーブル6dと、静止画像生成部6eと、動画像生成部6fとを具備している。
なお、画像処理部6の各部は、例えば、所定のロジック回路から構成されているが、当該構成は一例であってこれに限られるものではない。
指定部6aは、画像記録部7に記録されている複数の静止画像から一の静止画像を指定する。
具体的には、画像記録部7に記録されている複数の静止画像から一の静止画像を選択可能な状態で、表示パネル8aに当該複数の静止画像が表示されているときに、ユーザによる操作入力部9の選択ボタン(図示省略)の操作によって所望の静止画像が選択指示された後、ユーザにより操作入力部9の決定ボタン(図示省略)が操作されると、指定部6aは、当該所望の静止画像を指定する。
取得部(取得手段)6bは、指定部6aにより指定された一の静止画像からこの静止画像が撮影された際の撮影情報を取得する。
具体的には、取得部6bは、指定部6aにより指定された静止画像の画像データに付加されているExif情報から、フォーカス距離に係る情報、及び、フォーカス測距位置に係る情報を撮影情報として取得する。ここで、フォーカス距離とは、その静止画像が撮影された際の撮像装置100から被写体までの距離を指す。フォーカス測距位置とは、同様に静止画像内におけるフォーカス距離を測定した位置を指す。
特定部(特定手段)6cは、取得部6bにより取得された撮影情報に基づき、後述する特定テーブル6dを参照して、異なる複数の画像処理内容を特定する。
特定テーブル6dは、指定部6aにより指定された一の静止画像から複数の静止画像を生成する際の画像処理内容を特定するためのテーブルである。ここで、画像処理内容には、切出し処理やソフトフォーカス処理等の画像処理の種類、切出し領域の大きさ、切出し領域の位置、ソフトフォーカスの強度等が含まれるものとする。
具体的には、特定テーブル6dは、図2(a)〜(c)に示すテーブル1〜3と、図3(a)〜(c)に示すテーブル4〜6とで構成されている。
図2(a)に示すように、テーブル1は、取得部6bにより取得されたフォーカス距離に基づき、切出し領域(切出し画像)の数と切出し領域の大きさ(切出し寸法)を選択するためのテーブルである。例えば、フォーカス距離が50cm未満の場合、切出し領域の大きさ「90%」〜「97%」の3種類が選択され、その大きさの種類「3」が切出し領域の数「3」として選択されることとなる。ここで、切出し領域の大きさの数値(%)は、切出し処理を行うもとの静止画像(指定部6aにより指定された一の静止画像)の大きさに対する比率を表している。
図2(b)に示すように、テーブル2は、取得部6bにより取得されたフォーカス測距位置に基づき、切出し領域(切出し画像)の数と切出し領域の大きさ(切出し寸法)を選択するためのテーブルである。例えば、フォーカス測距位置が中心から80%以上の場合、切出し領域の大きさ「50%」〜「95%」の7種類が選択され、その大きさの種類「7」が切出し領域の数「7」として選択されることとなる。ここで、切出し領域の大きさの数値(%)は、テーブル1と同様、切出し処理を行うもとの静止画像(指定部6aにより指定された一の静止画像)の大きさに対する比率を表している。また、「中心」とは、図6に示すように、指定部6aにより指定された一の静止画像の中心Cを指す。例えば、フォーカス測距位置が「中心から50%未満」といった場合、指定部6aにより指定された一の静止画像とその中心Cを同じくする当該静止画像の50%の領域の内側に当該フォーカス測距位置が存することを意味する(図6参照)。
図2(c)に示すように、テーブル3は、切出し領域の数(画像数)、及び、切出し領域の位置の決定基準を定めたテーブルである。
具体的には、テーブル3において、切出し領域の数は、テーブル1で選択された切出し領域の数と、テーブル2で選択された切出し領域の数のうち、大きい数の方を優先するよう定められている。また、テーブル3において、切出し領域の中心位置は、フォーカス測距位置に近づけることを優先するよう定められている。
図3(a)に示すように、テーブル4は、取得部6bにより取得されたフォーカス距離に基づき、画像数とソフトフォーカスの強度を選択するためのテーブルである。例えば、フォーカス距離が50cm未満の場合、ソフトフォーカスの強度「2」〜「0」の3種類が選択され、その種類の数「3」が画像数「3」として選択されることとなる。
図3(b)に示すように、テーブル5は、取得部6bにより取得されたフォーカス測距位置に基づき、画像数とソフトフォーカスの強度を選択するためのテーブルである。例えば、フォーカス測距位置が中心から80%以上の場合、ソフトフォーカスの強度「6」〜「0」の7種類が選択され、その種類の数「7」が画像数「7」として選択されることとなる。
図3(c)に示すように、テーブル6は、画像数の決定基準を定めたテーブルである。
具体的には、テーブル6において、画像数は、テーブル4で選択された画像数と、テーブル5で選択された画像数のうち、大きい数の方を優先するよう定められている。
特定部6cは、上述したテーブル1〜3を参照することにより、取得部6bにより取得されたフォーカス距離に係る情報及びフォーカス測距位置に係る情報から、指定部6aにより指定された一の静止画像の切出し領域の数、各切出し領域の大きさ(切出し寸法)、及び各切出し領域の位置(切出し位置)を特定する。
例えば、取得部6bにより取得されたフォーカス距離が1m以上2m未満の場合、特定部6cは、図2(a)に示すテーブル1を参照し、切出し領域の大きさとして「70%」〜「95%」の5種類を選択し、その大きさの種類の数「5」を切出し領域の数「5」として選択する。また、取得部6bにより取得されたフォーカス測距位置が中心から80%以上である場合、特定部6cは、図2(b)に示すテーブル2を参照し、切出し領域の大きさ「50%」〜「95%」の7種類を選択し、その大きさの種類の数「7」を切出し領域の数「7」として選択する。そして、特定部6cは、図2(c)に示すテーブル3を参照し、テーブル1に基づく切出し領域の数「5」より大きいテーブル2に基づく切出し領域の数「7」を、指定部6aにより指定された一の静止画像から切り出される画像数として特定するとともに、当該テーブル2に基づき選択された切出し領域の大きさに従って、1つ目の切出し画像(図4(a1)参照)の切出し寸法を「95%」、2つ目(図4(a2)参照)を「90%」、3つ目(図4(a3)参照)を「85%」、…、6つ目(図4(a6)参照)を「60%」、7つ目(図4(a7)参照)を「50%」と特定する。また、特定部6cは、図2(c)に示すテーブル3を参照し、各切出し画像の中心位置(例えば、図4(a1)〜(a7)の■印位置)が指定部6aにより指定された一の静止画像のフォーカス測距位置(例えば、図4(a1)〜(a7)の●印位置)に近づくように、各切出し画像の切出し位置を特定する(図4(a1)〜(a7)参照)。なお、切り出し処理は、各切出し画像に対してアスペクト比を固定した状態でデジタルズーム処理を施し、もとの静止画像と同じサイズに戻した後に行われるようになっている。
また、別の例として、取得部6bにより取得されたフォーカス距離が1m以上2m未満であり、フォーカス測距位置が中心から50%未満である場合、特定部6cは、図2(c)に示すテーブル3を参照し、テーブル2に基づく切出し領域の数「3」より大きいテーブル1に基づく切出し領域の数「5」を、指定部6aにより指定された一の静止画像から切り出される画像数として特定するとともに、テーブル1に基づき選択された切出し領域の大きさに従って、1つ目の切出し画像(図4(b1)参照)の切出し寸法を「95%」、2つ目(図4(b2)参照)を「90%」、3つ目(図4(b3)参照)を「85%」、4つ目(図4(b4)参照)を「80%」、5つ目(図4(b5)参照)を「70%」と特定する。また、特定部6cは、図4(b1)〜(b5)に示すように、テーブル3で定められた切出し位置の決定基準に従い、各切出し画像の中心位置(例えば、図4(b1)〜(b5)の■印位置)が指定部6aにより指定された一の静止画像のフォーカス測距位置(例えば、図4(b1)〜(b5)の●印位置)に近づくように、各切出し画像の切出し位置を特定する。
次に、特定部6cは、上述したテーブル4〜6を参照することにより、取得部6bにより取得されたフォーカス距離に係る情報及びフォーカス測距位置に係る情報から、ソフトフォーカス(エフェクト効果)の強度を特定する。
例えば、取得部6bにより取得されたフォーカス距離が1m以上2m未満の場合、特定部6cは、図3(a)に示すテーブル4を参照し、ソフトフォーカスの強度「4」〜「0」の5種類を選択し、その種類の数「5」を画像数「5」として選択する。また、取得部6bにより取得されたフォーカス測距位置が中心から80%以上である場合、特定部6cは、図3(b)に示すテーブル5を参照し、ソフトフォーカスの強度「6」〜「0」の7種類を選択し、その種類の数「7」を画像数「7」として選択する。そして、特定部6cは、図3(c)に示すテーブル6を参照し、テーブル4に基づく画像数「5」より大きいテーブル5に基づく画像数「7」を、指定部6aにより指定された一の静止画像から切り出される画像数として特定するとともに、テーブル5に基づき選択されたソフトフォーカスの強度に従って、1つ目の切出し画像(図5(a1)参照)に対して施すソフトフォーカスの強度を「6」、2つ目(図5(a2)参照)を「5」、3つ目(図5(a3)参照)を「4」、…、6つ目(図5(a6)参照)を「1」、7つ目(図5(a7)参照)を「0」と特定する。なお、ソフトフォーカス処理は、もとの静止画像と同じサイズで強度の異なる画像処理が行われるようになっている。
また、上述した別の例では、取得部6bにより取得されたフォーカス距離が1m以上2m未満であり、フォーカス測距位置が中心から50%未満であるので、特定部6cは、図3(c)に示すテーブル6を参照し、テーブル5に基づく画像数「3」より大きいテーブル4に基づく画像数「5」を、指定部6aにより指定された一の静止画像から切り出される画像数として特定するとともに、テーブル4に基づき選択されたソフトフォーカスの強度に従って、1つ目の切出し画像(図5(b1)参照)に対して施すソフトフォーカスの強度を「4」、2つ目(図5(b2)参照)を「3」、3つ目(図5(b3)参照)を「2」、4つ目(図5(b4)参照)を「1」、5つ目(図5(b5)参照)を「0」と特定する。
静止画像生成部(生成手段)6eは、特定部6cにより特定された異なる複数の画像処理内容に基づき、指定部6aにより指定された一の静止画像から複数の静止画像(フレーム画像)を生成する。
具体的には、異なる複数の画像処理内容として、例えば、上述のように切出し領域の数「7」、切出し領域の大きさ「50%」〜「95%」が特定された場合、先ず、静止画像生成部6eは、特定された切出し領域の数及び切出し領域の大きさ等に従って、切出し画像D1〜D7を生成する(図4(a1)〜(a7)参照)。
次に、静止画像生成部6eは、各切出し画像D1〜D7が切出し処理を行う前の静止画像と同じ大きさの静止画像(フレーム画像)となるように、各切出し画像D1〜D7に対して、デジタルズーム処理を施して、複数の静止画像(フレーム画像)F1〜F7を生成する(図5(a1)〜(a7)参照)。
また、別の例として、異なる複数の画像処理内容として、例えば、画像数「7」、ソフトフォーカスの強度「6」〜「0」が特定された場合、元の静止画像に対して、特定されたソフトフォーカスの強度に従いソフトフォーカス処理を施すことによって、複数の静止画像(フレーム画像)F1〜F7を生成する(図5(a1)〜(a7)参照)。
動画像生成部(生成手段)6fは、静止画像生成部6eにより生成された複数の静止画像(フレーム画像)から動画像を生成する。
具体的には、動画像生成部6fは、例えば、静止画像生成部6eにより生成されメモリ2に記憶されている複数の静止画像(フレーム画像)のそれぞれに対し、動画像用の画像処理及び圧縮処理を施すことによって、一の動画像を生成する。
画像記録部7は、例えば、不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)等により構成されている。また、画像記録部7は、画像データ生成部5の符号化部(図示略)により所定の符号化方式で符号化された各種の画像の画像データを記録する。
具体的には、画像記録部7は、例えば、撮像部3により被写体が撮像された静止画像の画像データや、動画像生成部6fにより生成された動画像の画像データ等を記録する。
なお、画像記録部7は、例えば、記録媒体(図示略)が着脱自在に構成され、装着された記録媒体からのデータの読み出しや記録媒体に対するデータの書き込みを制御する構成であっても良い。
表示部8は、静止画像や動画像を表示する。具体的には、表示部8は、表示パネル8aと、表示制御部8bとを具備している。
表示パネル8aは、表示領域内に画像を表示する。具体的には、表示パネル8aは、静止画撮像モードや動画撮像モードにて、撮像部3による被写体の撮像により生成された複数の画像フレームを所定の再生フレームレートで逐次更新しながらライブビュー画像を表示する。
なお、表示パネル8aとしては、例えば、液晶表示パネルや有機EL表示パネルなどが挙げられるが、一例であってこれらに限られるものではない。
表示制御部8bは、メモリ2や画像記録部7から読み出され画像処理部6により復号された所定サイズの画像データに基づいて、所定の画像を表示パネル8aの表示画面に表示させる制御を行う。具体的には、表示制御部8bは、VRAM(Video Random Access Memory)、VRAMコントローラ、デジタルビデオエンコーダなどを備えている。そして、デジタルビデオエンコーダは、画像処理部6により復号されてVRAM(図示略)に記憶されている輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、VRAMコントローラを介してVRAMから読み出して、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示パネル8aに出力する。
操作入力部9は、装置本体に対して各種指示を入力するためのものである。
具体的には、操作入力部9は、例えば、シャッタボタン、動作モードや機能等の選択指示に係る上下左右のカーソルボタン、決定ボタン等を具備する操作部(図示略)を備えている。
そして、ユーザにより操作部の各種ボタンが操作されると、操作入力部9は、操作されたボタンに応じた操作指示を中央制御部1に出力する。中央制御部1は、操作入力部9から出力され入力された操作指示に従って所定の動作(例えば、被写体の撮像等)を各部に実行させる。
なお、操作入力部9は、表示部8の表示パネル8aと一体となって設けられたタッチパネル(図示略)を有して構成されていても良い。
<動画像生成処理>
次に、本実施形態の撮像装置100による動画像生成処理について図7を参照して説明する。
図7は、動画像生成処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、先ず、指定部6aは、画像記録部7に記録されている複数の静止画像から一の静止画像を指定する(ステップS1)。
具体的には、画像記録部7に記録されている複数の静止画像から一の静止画像を選択可能な状態で、表示パネル8aに当該複数の静止画像が表示されているときに、ユーザによる操作入力部9の選択ボタン(図示省略)の操作によって所望の静止画像が選択指示された後、ユーザにより操作入力部9の決定ボタン(図示省略)が操作されると、指定部6aは、当該所望の静止画像を指定する。
次に、取得部6bは、指定部6aにより指定された静止画像の画像データに付加されているExif情報から、フォーカス距離に係る情報、及び、フォーカス測距位置に係る情報を取得する(ステップS2)。
次に、特定部6cは、テーブル1〜3を参照することにより、取得部6bにより取得されたフォーカス距離に係る情報及びフォーカス測距位置に係る情報から、指定部6aにより指定された一の静止画像の切出し領域の数、各切出し領域の大きさ(切出し寸法)、及び各切出し領域の位置(切出し位置)を特定する(ステップS3)。
例えば、取得部6bにより取得されたフォーカス距離が1m以上2m未満であり、また、フォーカス測距位置が中心から80%以上である場合、特定部6cは、テーブル1に基づく切出し領域の数「5」より大きいテーブル2に基づく切出し領域の数「7」を、指定部6aにより指定された一の静止画像から切り出される画像数として特定するとともに、当該テーブル2に基づき選択された切出し領域の大きさに従って、1つ目の切出し画像(図4(a1)参照)の切出し寸法を「95%」、2つ目(図4(a2)参照)を「90%」、3つ目(図4(a3)参照)を「85%」、…、6つ目(図4(a6)参照)を「60%」、7つ目(図4(a7)参照)を「50%」と特定する。また、特定部6cは、各切出し画像の中心位置(例えば、図4(a1)〜(a7)の■印位置)が指定部6aにより指定された一の静止画像のフォーカス測距位置(例えば、図4(a1)〜(a7)の●印位置)に近づくように、各切出し画像の切出し位置を特定する(図4(a1)〜(a7)参照)。
続けて、特定部6cは、テーブル4〜6を参照することにより、取得部6bにより取得されたフォーカス距離に係る情報及びフォーカス測距位置に係る情報から、ソフトフォーカスの強度を特定する(ステップS4)。
例えば、取得部6bにより取得されたフォーカス距離が1m以上2m未満であり、また、フォーカス測距位置が中心から80%以上である場合、特定部6cは、テーブル4に基づく画像数「5」より大きいテーブル5に基づく画像数「7」を、指定部6aにより指定された一の静止画像から切り出される画像数として特定するとともに、テーブル5に基づき選択されたソフトフォーカスの強度に従って、1つ目の切出し画像(図5(a1)参照)に対して施すソフトフォーカスの強度を「6」、2つ目(図5(a2)参照)を「5」、3つ目(図5(a3)参照)を「4」、…、6つ目(図5(a6)参照)を「1」、7つ目(図5(a7)参照)を「0」と特定する。
次に、静止画像生成部6eは、特定部6cにより特定された異なる複数の画像処理内容に基づき、指定部6aにより指定された一の静止画像から複数の静止画像(フレーム画像)を生成する(ステップS5)。
ここでは、切り出しとソフトフォーカスの両方の画像処理をかけるものとし、例えば、異なる複数の画像処理内容として、上述のように切出し領域の数「7」、切出し領域の大きさ「50%」〜「95%」、ソフトフォーカスの強度「6」〜「0」が特定された場合、先ず、静止画像生成部6eは、特定された切出し領域の数及び切出し領域の大きさ等に従って、切出し画像D1〜D7を生成する(図4(a1)〜(a7)参照)。
次に、静止画像生成部6eは、各切出し画像D1〜D7が切出し処理を行う前の静止画像と同じ大きさの静止画像(フレーム画像)となるように、各切出し画像D1〜D7に対して、デジタルズーム処理を施し、さらに、特定されたソフトフォーカスの強度に従いソフトフォーカス処理を施すことによって、複数の静止画像(フレーム画像)F1〜F7を生成する(図5(a1)〜(a7)参照)。
次に、動画像生成部6fは、静止画像生成部6eにより生成された複数の静止画像(フレーム画像)から一の動画像を生成し(ステップS6)、動画像生成処理を終了する。
以上のように、本実施形態の撮像装置100によれば、取得部6bによって、指定部6aにより指定された一の静止画像からこの静止画像が撮影された際の撮影情報を取得し、特定部6cによって、当該撮影情報に基づき、異なる複数の画像処理内容を特定し、静止画像生成部6eによって、異なる複数の画像処理内容に基づき、当該一の静止画像から複数の静止画像を生成することとなる。
従って、静止画像が撮影された際の撮影情報に基づき画像処理内容が特定されるので、当該静止画像の特性を活かした画像処理内容を特定することができるようになり、当該撮影情報を取得するだけで、より効果的な画像処理を行った複数の静止画像を容易に生成することができる。
また、本実施形態の撮像装置100によれば、取得部6bにより取得された撮影情報に基づき、複数の画像処理内容の組み合わせを変化させるようにしているので、より一層効果的な画像処理を行った複数の静止画像を容易に生成することができる。
また、本実施形態の撮像装置100によれば、取得部6bにより取得された撮影情報に基づき、異なる複数の画像処理内容を決定する決定方法を変化させるようにしているので、指定部6aにより指定された一の静止画像の特性を活かした画像処理内容を木目細かに特定することができるようになる。
また、本実施形態の撮像装置100によれば、特定部6cによって、撮影情報に基づき、静止画像生成部6eにより生成される静止画像の数を特定することとなるので、画像処理を行うもとの静止画像の特性を活かした適切な数を特定することができるようになり、画像処理の効果が低い静止画像が無駄に生成されてしまうことを抑制することができる。
また、本実施形態の撮像装置100によれば、撮影情報として、フォーカス距離に係る情報とフォーカス測距位置に係る情報とが用いられることとなるので、被写体を対象とした効果的な画像処理を行った複数の静止画像を生成することができる。
また、本実施形態の撮像装置100によれば、画像処理内容に切出し処理が含まれており、特定部6cによって、当該切出し処理が特定された場合、静止画像生成部6eにより複数の静止画像をそれぞれ生成する際の切出し寸法及び切出し位置を特定することとなる。
従って、被写体を対象とした効果的な切出し処理を行った切出し画像に基づき複数の静止画像を生成することができるようになる。
また、本実施形態の撮像装置100によれば、取得部6bにより取得されたフォーカス距離に係る情報が大きくなるほど、また、フォーカス測距位置に係る情報が指定部6aにより指定された一の静止画像の中心から離れるほど、特定部6cにより特定される異なる複数の画像処理の数が多くなるとともに変化の幅が大きくなるようになっている。
これにより、被写体が小さく写っていると想定できる場合には、例えば、ズーム処理を行う画像数を多くするとともにズーム処理の変化の幅を大きくすることにより、ズーム処理をより効果的に行うことができるようになる。
また、本実施形態の撮像装置100によれば、画像処理内容にソフトフォーカス処理(エフェクト処理)が含まれており、特定部6cによって、当該ソフトフォーカス処理が特定された場合、静止画像生成部6eにより生成される複数の静止画像のそれぞれにかけるソフトフォーカスの強度を特定することとなる。
従って、静止画像生成部6eにより生成される複数の静止画像のそれぞれに対して効果的なソフトフォーカス処理を行うことができるようになる。
また、本実施形態の撮像装置100によれば、取得部6bによって、指定部6aにより指定された一の静止画像の画像情報に付加されたExif情報からフォーカス距離に係る情報及びフォーカス測距位置に係る情報を取得するので、利便性を向上させることができる。
また、本実施形態の撮像装置100によれば、動画像生成部6fによって、静止画像生成部6eにより生成された複数の静止画像(フレーム画像)から動画像を生成するので、当該複数の静止画像を生成するもとの静止画像の特性を活かした動画像を生成することができる。
<変形例>
次に、本発明の実施形態の変形例について、図8〜図10を用いて説明する。上記の実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
変形例の撮像装置100Aでは、特定テーブル6dは、図8(a)〜(c)に示すように、テーブル7〜9で構成されている。なお、撮像装置100Aの概略構成を示すブロック図は、上述の撮像装置100と同等なので、その説明は省略する。
図8(a)に示すように、テーブル7は、取得部6bにより取得されたフォーカス距離に基づき、画像処理の種類、切出し領域(切出し画像)の数、及び切出し領域の大きさ(切出し寸法)を選択するためのテーブルである。例えば、フォーカス距離が50cm未満又は50cm以上1m未満の場合、画像処理の種類「回転」、切出し領域の数「8」、及び切出し領域の大きさ「80%」が選択されることとなる。つまり、フォーカス距離が近い場合は、被写体(例えば、人)が大きく写っていると想定できるので、ズーム以外の画像処理が割り当てられるようになっている。また、フォーカス距離が1m以上2m未満の場合は、画像処理の種類「スライド」、切出し領域の数「6」、及び切出し領域の大きさ「50%」が選択されることとなる。また、フォーカス距離が3m以上の場合は、画像処理の種類「ズーム」、切出し領域の数「7」(図2(a)参照)、及び切出し領域の大きさ「50%」〜「95%」(図2(a)参照)が選択されることとなる。
図8(b)に示すように、テーブル8は、取得部6bにより取得されたフォーカス測距位置に基づき、画像処理の種類、切出し領域(切出し画像)の数、及び切出し領域の大きさ(切出し寸法)を選択するためのテーブルである。例えば、フォーカス測距位置が中心から50%未満の場合は、画像処理の種類「回転」、切出し領域の数「8」、及び切出し領域の大きさ「80%」が選択されることとなる。また、フォーカス測距位置が中心から50%以上60%未満の場合は、画像処理の種類「ズーム」、切出し領域の数「4」(図2(b)参照)、及び切出し領域の大きさ「80%」〜「95%」(図2(b)参照)が選択されることとなる。また、フォーカス測距位置が中心から70%以上80%未満又は中心から80%以上の場合は、画像処理の種類「スライド」、切出し領域の数「6」、及び切出し領域の大きさ「50%」が選択されることとなる。つまり、フォーカス測距位置が中心から離れている場合は、例えば、ズームアウト処理が施されると被写体の位置と画像の中心とのズレが大きくなると想定できるので、ズーム以外の画像処理が割り当てられるようになっている。
図8(c)に示すように、テーブル9は、画像処理の種類の決定基準を定めたテーブルである。
具体的には、テーブル9において、テーブル7及びテーブル8で選択された画像処理の種類は、「ズーム」>「回転」>「スライド」の順で優先するよう定められている。
次に、画像処理の種類「回転」が特定された場合における切出し画像の切出し位置の特定方法について、図9を用いて説明する。
図9(a)に示すように、先ず、例えば、切出し画像の右上の角がもとの静止画像の右上の角と一致するよう1つ目の切出し画像の切出し位置を特定する。次いで、図9(b)〜(h)に示すように、各切出し画像の位置が時計回りで徐々に移動するよう2つ目、3つ目、…8つ目の切出し画像の切出し位置をそれぞれ特定する。これにより、被写体が徐々に回転していくような動画像を生成可能となっている。
次に、画像処理の種類「スライド」が特定された場合における切出し画像の切出し位置の特定方法の一例について、図10を用いて説明する。
図10(a)に示すように、先ず、フォーカス測距位置(図10(a)の●印位置)の高さ位置とできるだけ一致し、且つ、当該フォーカス測距位置から最も離れている位置が切出し画像の中心位置(図10の■印位置)となるよう1つ目の切出し画像の切出し位置を特定する。次いで、図10(b)〜(f)に示すように、各切出し画像の中心位置(図10(b)〜(f)の■印位置)が右方向に徐々にスライドするよう2つ目、3つ目、…6つ目の切出し画像の切出し位置をそれぞれ特定する。これにより、被写体が徐々にフレームインしていくような動画像を生成可能となっている。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施形態にあっては、撮影情報として、フォーカス距離に係る情報及びフォーカス測距位置に係る情報を取得するようにしたが、これら以外にも画角に係る情報を取得するようにしても良い。
また、上記実施形態にあっては、指定部6aにより指定された一の静止画像に対する画像処理として、切出し処理とソフトフォーカス処理とを併用するようにしたが、これらのうち何れか一方を用いるようにしても良い。
また、上記実施形態にあっては、フォーカス距離に係る情報及びフォーカス測距位置に係る情報を用いて画像処理内容を特定するようにしたが、これらのうち何れか一方だけを用いて画像処理内容を特定するようにしても良い。また、ユーザによる操作入力部9の所定の操作によって、フォーカス距離に係る情報とフォーカス測距位置に係る情報のうち何れか一方が優先して適用されるように設定可能としても良い。
また、上記実施形態にあっては、ソフトフォーカスの代わりとして、モザイクや揺らぎを施すようにしても良い。これにより、ソフトフォーカス処理と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態にあっては、フォーカス距離に係る情報及びフォーカス測距位置に応じて画像処理を行う数を特定するようにしたが、これに限らず、例えば、画像処理を行う数は、フォーカス距離に係る情報及びフォーカス測距位置によらず同数とし、これらの撮影情報に応じて切出し画像の大きさの変化率を異ならせるようにしても良い。
また、上記変形例にあっては、画像処理の種類として、ズーム>回転>スライドの順で優先されるようにしたが、優先順位は適宜変更可能である。また、上記実施形態と同様、フォーカス距離に係る情報とフォーカス測距位置に係る情報のうち何れか一方だけを用いて画像処理内容を特定するようにしても良い。また、ユーザによる操作入力部9の所定の操作によって、フォーカス距離に係る情報とフォーカス測距位置に係る情報のうち何れか一方が優先して適用されるように設定可能としても良い。
また、上記実施形態にあっては、動画像生成部6fによって、静止画像生成部6eにより生成された複数の静止画像(フレーム画像)から動画像を生成するようにしたが、更に、複数の動画像をつなぎ合わせることにより一の動画像を生成するようにしても良い。なお、つなぎ合わされる前の各動画像を生成するもととなった複数の静止画像に施された画像処理の種類は同一のものでなくても良い。また、各動画像をつなぎ合わせる場合、それぞれの動画像の間にエフェクト効果を挿入するようにしても良い。
また、上記実施形態にあっては、特定部6cにより特定されるズームによる切出し画像の大きさは、切出し処理が行われる順番に従って、その大きさが徐々に小さくなるように設定(ズームイン設定)されているが、ユーザによる操作入力部9の所定の操作によって、その大きさが徐々に大きくなるように設定可能としても良い。
また、特定部6cにより特定されるソフトフォーカスの強度についても、その強度が徐々に小さくなるように設定(ズームイン設定)されているが、ユーザによる操作入力部9の所定の操作によって、その強度が徐々に大きくなるように設定可能としても良い。
また、上記実施形態にあっては、取得部6bにより取得されたフォーカス距離に係る情報が大きくなるほど、また、フォーカス測距位置に係る情報が指定部6aにより指定された一の静止画像の中心から離れるほど、特定部6cにより特定される異なる複数の画像処理の数が多くなるとともに変化の幅が大きくなるようにしたが、これに限らず、例えば、異なる複数の画像処理の種類が多くなるようにしても良い。
また、上記実施形態にあっては、静止画像の画像情報に付加されたExif情報から撮影情報を取得するようにしたが、当該撮影情報を取得可能であれば、取得先はExif情報に限られない。
また、上記実施形態にあっては、取得手段、特定手段、生成手段としての機能を、中央制御部1の制御下にて、取得部、特定部、静止画像生成部が駆動することにより実現される構成としたが、これに限られるものではなく、中央制御部1のCPUによって所定のプログラム等が実行されることにより実現される構成としても良い。
すなわち、プログラムを記憶するプログラムメモリ(図示略)に、取得処理ルーチン、特定処理ルーチン、生成処理ルーチンを含むプログラムを記憶しておく。そして、取得処理ルーチンにより中央制御部1のCPUを、一の静止画像からこの静止画像が撮影された際の撮影情報を取得する手段として機能させるようにしても良い。また、特定処理ルーチンにより中央制御部1のCPUを、取得処理ルーチンにより取得された撮影情報に基づき、異なる複数の画像処理内容を特定する手段として機能させるようにしても良い。また、生成処理ルーチンにより中央制御部1のCPUを、特定処理ルーチンにより特定された異なる複数の画像処理内容に基づき、前記一の静止画像から複数の静止画像を生成する手段として機能させるようにしても良い。
さらに、上記の各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体として、ROMやハードディスク等の他、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを所定の通信回線を介して提供する媒体としては、キャリアウェーブ(搬送波)も適用される。
本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
一の静止画像からこの静止画像が撮影された際の撮影情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された撮影情報に基づき、異なる複数の画像処理内容を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された異なる複数の画像処理内容に基づき、前記一の静止画像から複数の静止画像を生成する生成手段と、
を備えることを特徴とする画像生成装置。
<請求項2>
前記特定手段は、前記取得手段により取得された撮影情報に基づき、複数の画像処理内容の組み合わせを変化させることを特徴とする請求項1に記載の画像生成装置。
<請求項3>
前記特定手段は、前記取得手段により取得された撮影情報に基づき、異なる複数の画像処理内容を決定する決定方法を変化させ、
前記生成手段は、前記特定手段により特定された決定方法に従って決定された異なる複数の画像処理内容に対応した画像処理を前記一の静止画像に対して実行することで複数の静止画像を生成することを特徴とする請求項2に記載の画像生成装置。
<請求項4>
前記撮影情報には、撮像装置により前記一の静止画像が撮影された際の当該撮像装置から被写体までの距離を示すフォーカス距離に係る情報と、前記一の静止画像内における前記フォーカス距離を測定した位置を示すフォーカス測距位置に係る情報とのうち少なくとも何れか一方が含まれることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の画像生成装置。
<請求項5>
前記画像処理内容には、前記一の静止画像からその一部を切り出す切出し処理が含まれることを特徴とする請求項4に記載の画像生成装置。
<請求項6>
前記特定手段は、前記画像処理内容として前記切出し処理が特定された場合、前記生成手段により前記複数の静止画像をそれぞれ生成する際の切出し寸法及び切出し位置を特定することを特徴とする請求項5に記載の画像生成装置。
<請求項7>
前記特定手段は、前記取得手段により取得された前記フォーカス距離に係る情報が大きくなるほど、又はフォーカス測距位置に係る情報が前記一の静止画像の中心から離れるほど、前記異なる複数の画像処理の数が多く又は変化の幅が大きくなるように変化させることを特徴とする請求項4〜6の何れか一項に記載の画像生成装置。
<請求項8>
前記特定手段は、前記取得手段により取得された前記フォーカス距離に係る情報が大きくなるほど、又はフォーカス測距位置に係る情報が前記一の静止画像の中心から離れるほど、前記異なる複数の画像処理の種類が多くなるように変化させることを特徴とする請求項4〜6の何れか一項に記載の画像生成装置。
<請求項9>
前記画像処理内容には、前記生成手段により前記複数の静止画像を生成する際、当該複数の静止画像に対しエフェクト効果をかけるエフェクト処理が含まれることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の画像生成装置。
<請求項10>
前記特定手段は、前記画像処理内容として前記エフェクト処理が特定された場合、前記複数の静止画像のそれぞれにかけるエフェクト効果の強度を特定することを特徴とする請求項9に記載の画像生成装置。
<請求項11>
前記特定手段は、前記撮影情報に基づき、前記生成手段により生成される静止画像の数を特定することを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の画像生成装置。
<請求項12>
前記一の静止画像に係る画像情報には、前記撮影情報が付加されており、
前記取得手段は、前記画像情報から前記撮影情報を取得することを特徴とする請求項1〜11の何れか一項に記載の画像生成装置。
<請求項13>
前記生成手段は、生成した前記複数の静止画像から一の動画像を更に生成することを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載の画像生成装置。
<請求項14>
一の静止画像からこの静止画像が撮影された際の撮影情報を取得するステップと、
前記撮影情報に基づき、異なる複数の画像処理内容を特定するステップと、
特定された異なる複数の画像処理内容に基づき、前記一の静止画像から複数の静止画像を生成するステップと、
を含むことを特徴とする画像生成方法。
<請求項15>
コンピュータに、
一の静止画像からこの静止画像が撮影された際の撮影情報を取得する取得機能、
前記取得機能により取得された撮影情報に基づき、異なる複数の画像処理内容を特定する特定機能、
前記特定機能により特定された異なる複数の画像処理内容に基づき、前記一の静止画像から複数の静止画像を生成する生成機能、
を実現させることを特徴とするプログラム。
100、100A 撮像装置
1 中央制御部
3 撮像部
6 画像処理部
6a 指定部
6b 取得部
6c 特定部
6d 特定テーブル
6e 静止画像生成部
6f 動画像生成部
8 表示部
9 操作入力部

Claims (15)

  1. 一の静止画像からこの静止画像が撮影された際の撮影情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された撮影情報に基づき、異なる複数の画像処理内容を特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された異なる複数の画像処理内容に基づき、前記一の静止画像から複数の静止画像を生成する生成手段と、
    を備えることを特徴とする画像生成装置。
  2. 前記特定手段は、前記取得手段により取得された撮影情報に基づき、複数の画像処理内容の組み合わせを変化させることを特徴とする請求項1に記載の画像生成装置。
  3. 前記特定手段は、前記取得手段により取得された撮影情報に基づき、異なる複数の画像処理内容を決定する決定方法を変化させ、
    前記生成手段は、前記特定手段により特定された決定方法に従って決定された異なる複数の画像処理内容に対応した画像処理を前記一の静止画像に対して実行することで複数の静止画像を生成することを特徴とする請求項2に記載の画像生成装置。
  4. 前記撮影情報には、撮像装置により前記一の静止画像が撮影された際の当該撮像装置から被写体までの距離を示すフォーカス距離に係る情報と、前記一の静止画像内における前記フォーカス距離を測定した位置を示すフォーカス測距位置に係る情報とのうち少なくとも何れか一方が含まれることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の画像生成装置。
  5. 前記画像処理内容には、前記一の静止画像からその一部を切り出す切出し処理が含まれることを特徴とする請求項4に記載の画像生成装置。
  6. 前記特定手段は、前記画像処理内容として前記切出し処理が特定された場合、前記生成手段により前記複数の静止画像をそれぞれ生成する際の切出し寸法及び切出し位置を特定することを特徴とする請求項5に記載の画像生成装置。
  7. 前記特定手段は、前記取得手段により取得された前記フォーカス距離に係る情報が大きくなるほど、又はフォーカス測距位置に係る情報が前記一の静止画像の中心から離れるほど、前記異なる複数の画像処理の数が多く又は変化の幅が大きくなるように変化させることを特徴とする請求項4〜6の何れか一項に記載の画像生成装置。
  8. 前記特定手段は、前記取得手段により取得された前記フォーカス距離に係る情報が大きくなるほど、又はフォーカス測距位置に係る情報が前記一の静止画像の中心から離れるほど、前記異なる複数の画像処理の種類が多くなるように変化させることを特徴とする請求項4〜6の何れか一項に記載の画像生成装置。
  9. 前記画像処理内容には、前記生成手段により前記複数の静止画像を生成する際、当該複数の静止画像に対しエフェクト効果をかけるエフェクト処理が含まれることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の画像生成装置。
  10. 前記特定手段は、前記画像処理内容として前記エフェクト処理が特定された場合、前記複数の静止画像のそれぞれにかけるエフェクト効果の強度を特定することを特徴とする請求項9に記載の画像生成装置。
  11. 前記特定手段は、前記撮影情報に基づき、前記生成手段により生成される静止画像の数を特定することを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の画像生成装置。
  12. 前記一の静止画像に係る画像情報には、前記撮影情報が付加されており、
    前記取得手段は、前記画像情報から前記撮影情報を取得することを特徴とする請求項1〜11の何れか一項に記載の画像生成装置。
  13. 前記生成手段は、生成した前記複数の静止画像から一の動画像を更に生成することを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載の画像生成装置。
  14. 一の静止画像からこの静止画像が撮影された際の撮影情報を取得するステップと、
    前記撮影情報に基づき、異なる複数の画像処理内容を特定するステップと、
    特定された異なる複数の画像処理内容に基づき、前記一の静止画像から複数の静止画像を生成するステップと、
    を含むことを特徴とする画像生成方法。
  15. コンピュータに、
    一の静止画像からこの静止画像が撮影された際の撮影情報を取得する取得機能、
    前記取得機能により取得された撮影情報に基づき、異なる複数の画像処理内容を特定する特定機能、
    前記特定機能により特定された異なる複数の画像処理内容に基づき、前記一の静止画像から複数の静止画像を生成する生成機能、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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