JP2016038061A - 湯水混合水栓 - Google Patents

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Abstract

【課題】給水配管および給湯配管の配置を変更することなく手動吐水および自動吐水を行うこと。【解決手段】実施形態に係る湯水混合水栓1は、水流入孔2と、湯流入孔3と、第1の流出孔4および第2の流出孔5と、可動弁体とを備える。水流入孔2は、給水配管2aへ通じる。湯流入孔3は、水流入孔2と並べて配置され、給湯配管3aへ通じる。第1の流出孔4および第2の流出孔5は、水流入孔2および湯流入孔3を両流入孔の並び向きと交差する向きで挟んで配置される。可動弁体は、水流入孔2および湯流入孔3の一方または双方を、第1の流出孔4および第2の流出孔5のいずれかと連通させる。【選択図】図1

Description

開示の実施形態は、湯水混合水栓に関する。
従来、湯水混合水栓に自動吐水機能を付加したものが知られている。かかる自動吐水機能付き湯水混合水栓としては、固定弁体に手動吐水用の流出孔および自動吐水用の流出孔を設けたものがある(たとえば、特許文献1参照)。
また、かかる湯水混合水栓における手動吐水用の流出孔は、可動弁体を介して水流入孔や湯流入孔と連通または連通遮断される。一方、自動吐水用の流出孔は、可動弁体を介して水流入孔や湯流入孔と常時連通される。
ここで、通常、水および湯の切り替えは、使用者が水栓のレバーハンドルを時計回りに回動させると湯が吐出し、反時計回りに回動させると水が吐出するパターンに設定されている。
特開2014−20541号公報
しかしながら、上述した従来の湯水混合水栓では、水および湯の切り替えを上記通常のパターンで行おうとすると、水流入孔と湯流入孔との配置を一般的な配置とは逆にしなければならない。このため、従来の湯水混合水栓では、給水配管および給湯配管を一般的な配置とは逆にする必要があった。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、給水配管および給湯配管の配置を変更することなく手動吐水および自動吐水を行うことができる湯水混合水栓を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る湯水混合水栓は、給水配管へ通じる水流入孔と、前記水流入孔と並べて配置され、給湯配管へ通じる湯流入孔と、前記水流入孔および前記湯流入孔を両流入孔の並び向きと交差する向きで挟んで配置される第1の流出孔および第2の流出孔と、前記水流入孔および前記湯流入孔の一方または双方を、前記第1の流出孔および前記第2の流出孔のいずれかと連通させる可動弁体とを備えることを特徴とする。
可動弁体を、第1の流出孔および第2の流出孔のいずれかと連通させた状態で水流入孔および湯流入孔の並びに沿って動作させることで、連通させた流出孔から水流入孔および湯流入孔の並び通りに水、湯水混合水または湯を流出させることができる。すなわち、可動弁体の動作方向と2つの流入孔の並びとを一致させることができる。これにより、たとえば、2つの流出孔のいずれかを自動吐水用としても、給水配管および給湯配管の配置を変更する必要はなくなる。
また、前記可動弁体は、前記水流入孔および前記湯流入孔の一方または双方を、前記第1の流出孔と連通させる第1の連通部と、前記水流入孔および前記湯流入孔の一方または双方を、前記第2の流出孔と連通させる第2の連通部とを備えることを特徴とする。可動弁体の外部に第1の連通部および第2の連通部を設けないため、2つの連通部が可動弁体の動作を妨げることはない。これにより、可動弁体の動作領域を大きくとることができる。
前記第1の流出孔および前記第2の流出孔の一方または双方を有する固定弁体を備え、前記可動弁体は、前記第1の連通部および前記第2の連通部のうち前記固定弁体が有する流出孔に対応する連通部を前記固定弁体との摺動面に備えることを特徴とする。これにより、固定弁体の構成を簡素にすることができる。また、固定弁体同様、可動弁体の構成を簡素にすることができる。
前記第1の流出孔および前記第2の流出孔の一方が前記固定弁体の外部に設けられ、前記可動弁体は、前記第1の連通部および前記第2の連通部のうち前記固定弁体の外部に設けられる流出孔に対応する連通部として、前記摺動面における周縁部に設けられた切欠きを備えることを特徴とする。これにより、固定弁体の外部に連通部を設けることなく外部の流出孔との連通が可能となる。したがって、固定弁体の構成が簡素になる。
前記第1の連通部による連通位置と前記第2の連通部による連通位置との距離が、前記水流入孔および前記湯流入孔の開口幅よりも大きいことを特徴とする。これにより、第1の連通部および第2の連通部によるそれぞれの連通が確実に分離され、2つの連通部が同時に連通することを防ぐことができる。
前記第1の流出孔から流出される流出水が流れる第1の流路と、前記第2の流出孔から流出される流出水が流れる第2の流路と、前記第1の流路および前記第2の流路が合流する合流部と、前記合流部よりも上流側の前記第2の流路に配置される電気駆動式の開閉弁と、対象物を検知する検知センサと、前記検知センサの検知に基づいて前記開閉弁を開閉制御する制御部とを備えることを特徴とする。これにより、第1の流路を手動吐水に用い、第2の流路を自動吐水に用いることができる。
前記第1の流出孔から前記流出水が流出しているか否かを検知する流出検知センサを備え、前記制御部は、前記流出検知センサによって前記流出水の流出が検知された場合に、前記開閉弁を閉じた状態に維持する制御を行うことを特徴とする。検知センサが手動吐水中を検知することで、手動吐水中に自動吐水側からの流出水の流出による手動吐水の流量変化を抑えることができる。
前記流出検知センサは、前記第1の流路に配置されるフローセンサであることを特徴とする。これにより、簡素な構成で、かつ、確実に手動吐水を検知することができる。
実施形態の一態様によれば、給水配管および給湯配管の配置を変更することなく手動吐水および自動吐水を行うことができる。
図1は、実施形態に係る湯水混合水栓の概要説明図である。 図2は、湯水混合水栓の全体説明図である。 図3は、レバーハンドルの説明図である。 図4は、弁ユニットの模式正面断面図である。 図5は、弁ユニットの模式分解斜視図である。 図6は、可動弁体の底面図である。 図7は、可動弁体の動作説明図(自動吐水)である。 図8は、可動弁体の動作説明図(自動吐水)である。 図9は、可動弁体の動作説明図(手動吐水)である。 図10は、可動弁体の動作説明図(手動吐水)である。 図11は、可動弁体による連通動作の説明図である。 図12は、可動弁体による連通動作の説明図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する湯水混合水栓の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
まず、図1を参照して実施形態に係る湯水混合水栓の概要について説明する。図1は、実施形態に係る湯水混合水栓の概要説明図である。なお、図1では、水流入孔および湯流入孔の一方または双方が第1の流出孔と連通する場合を示している。また、図1では、湯が流出する場合を図の上部に、湯水混合水が流出する場合を中央に、水が流出する場合を下部に示している。
また、湯水混合水栓では、レバーハンドルの回動操作によって湯水の吐水量調節および温度調節を行う。さらに、以下で説明する湯水混合水栓は、吐水口からの吐水を自動で行う自動吐水機能を備える。このような湯水混合水栓は、台所や給湯室、洗面所等の設置台に設けられる。
図1に示すように、湯水混合水栓1は、水流入孔2と、湯流入孔3と、第1の流出孔4と、第2の流出孔5と、可動弁体6とを備える。水流入孔2は、給水配管2aへ通じるとともに、水を後述する弁ユニットの内部空間へと流入させる孔である。なお、水流入孔2には後述する給水源から給水配管2aを通じて常温水が供給される。
湯流入孔3は、給湯配管3aへ通じるとともに、湯を弁ユニットの内部空間へと流入させる孔である。なお、湯流入孔3には後述する給湯源から給湯配管3aを通じて湯が供給される。また、湯流入孔3は、水流入孔2と並べて配置される。
第1の流出孔4および第2の流出孔5は、水流入孔2および湯流入孔3を2つの流入孔2,3の並びに対して交差する向きに挟んで配置される。また、たとえば、第1の流出孔4および第2の流出孔5のいずれか一方を手動吐水用とし、他方を自動吐水用とすることができる。
可動弁体6は、水流入孔2および湯流入孔3の一方または双方を、第1の流出孔4および第2の流出孔5のいずれかと連通させる。また、可動弁体6を2つの流出孔4,5のいずれかと連通させた状態で水流入孔2および湯流入孔3の並びに沿って動作させると、連通させた流出孔4(または5)から水流入孔2および湯流入孔3の並び通りに水、湯水混合水または湯が流出する。したがって、図1の例では、可動弁体6を動作させると、第1の流出孔4から2つの流入孔2,3の並び通りに水、湯水混合水または湯が流出する。
すなわち、湯水混合水栓1では、可動弁体6の動作方向と水流入孔2および湯流入孔3の並びとを一致させることができる。これにより、たとえば、2つの流出孔4,5のいずれかを自動吐水用としても、可動弁体6の動作方向と2つの流入孔(水流入孔2および湯流入孔3)の並びとが逆転せず、給水配管2aおよび給湯配管3aの配置を変更する必要はなくなる。
なお、湯水混合水栓1では、可動弁体6が、2つの流入孔2,3の一方または双方を第1の流出孔4と連通させる第1の連通部と、2つの流入孔2,3の一方または双方を第2の流出孔5と連通させる第2の連通部とを備えることとした。このような構成については、図5〜図10を用いて後述する。
また、湯水混合水栓1では、2つの流出孔4,5の一方または双方を有する固定弁体を備えることとした。さらに、可動弁体6が、第1の連通部および第2の連通部のうち固定弁体が有する流出孔4,5に対応する連通部を固定弁体との摺動面に備えることとした。このような構成についても、図5〜図10を用いて後述する。
また、湯水混合水栓1では、2つの流出孔4,5の一方が固定弁体の外部に設けられることとした。さらに、可動弁体6は、第1の連通部および第2の連通部のうち固定弁体外部の流出孔に対応する連通部として、摺動面における周縁部に切欠きを備えることとした。このような構成についても、図5〜図10を用いて後述する。
また、湯水混合水栓1では、第1の連通部による連通位置と第2の連通部による連通位置との距離が、水流入孔2および湯流入孔3の開口幅よりも大きいこととした。このような構成についても、図5〜図10を用いて後述する。
また、湯水混合水栓1では、自動吐水機能を実現するために、検知センサと、開閉弁と、制御部とを備えることとした。さらに、流出検知センサを備えることとした。このような構成については、図2を用いて後述する。
次に、図2を参照して湯水混合水栓1の全体構成について説明する。図2は、湯水混合水栓1の全体説明図である。図2に示すように、湯水混合水栓1は、本体部10と、流路部20と、吐水部30と、制御部100とを備える。
図2に示すように、本体部10は、弁ユニット11と、レバーハンドル12とを備える。弁ユニット11は、本体部10の内部に収納される。弁ユニット11には、上述した給水配管2aおよび給湯配管3aが接続される。なお、給水配管2aは、給水源2bに接続され、水流入孔2(図1参照)へ水を流入させる。また、給湯配管3aは、給湯源3bに接続され、湯流入孔3(図1参照)へ湯を流入させる。
レバーハンドル12は、回動操作することで、後述する吐水部30の吐水口32からの吐水量の調節および温度調節を行う。ここで、湯水混合水栓1は、たとえば、1つのレバーハンドル12を回動操作して吐水量調節および温度調節を行う、いわゆるシングルレバー混合水栓である。なお、弁ユニット11の詳細については、図4〜図6を用いて後述する。また、レバーハンドル12の詳細については、図3を用いて後述する。
流路部20は、第1の流路21と、第2の流路23と、合流部24と、合流路26とを備える。第1の流路21には、第1の流出孔4(図1参照)から流出された流出水(水、湯または湯水混合水)が流れる。図2の例では、第1の流路21を手動吐水用とする。また、第1の流路21には、流量を検知する流出検知センサ22が設けられる。流出検知センサ22には、たとえば、フローセンサが採用される。
第2の流路23には、第2の流出孔5(図1参照)から流出された流出水が流れる。図2の例では、第2の流路23を自動吐水用とする。第1の流路21および第2の流路23は、それぞれの下流側の合流部24で合流する。
合流部24は、上流側に第1の流路21および第2の流路23が接続され、下流側に合流路26が接続される。合流部24よりも上流側の第2の流路23には、電気駆動式の開閉弁(たとえば、電磁弁)25が設けられる。また、合流部24に接続される合流路26の最下流には、吐水部30が接続される。
吐水部30は、ノズル31と、吐水口32と、検知センサ33とを備える。ノズル31には、上述した合流路26が接続され、ノズル31の最下流に吐水口32が設けられる。すなわち、吐水口32からは、第1の流路21および第2の流路23のいずれかを流れてきた流出水が吐水される。
検知センサ33は、たとえば、ノズル31に設けられる。検知センサ33は、たとえば、光学センサであり、人手等の対象物を検知する。検知センサ33は、対象物を検知すると、後述する制御部100へと検知信号を出力する。
図2に示すように、制御部100は、流出検知センサ22、開閉弁25および検知センサ33と電気的に接続される。制御部100は、第1の流路21に設けられた流出検知センサ22が流出水を検知すると、開閉弁25を閉止状態に維持する制御を行う。
流出検知センサ22が第1の流路21にて流出水を検知することで、手動吐水中を検知することができる。これにより、手動吐水中に自動吐水側、すなわち、第2の流路23側からの流出水の流出による手動吐水の吐水量の変化を抑えることができる。また、流出検知センサ22にフローセンサを用いることで、簡素な構成で、かつ、確実に手動吐水を検知することができる。
また、制御部100は、検知センサ33が人手等の対象物を検知すると、開閉弁25を開放する制御を行う。これにより、第2の流路23を自動吐水用とすることができる。すなわち、湯水混合水栓1に自動吐水機能を付加することができる。
次に、図3を参照してレバーハンドル12の操作について説明する。図3は、レバーハンドル12の説明図である。図3に示すように、レバーハンドル12が、正面位置Cを中心に図中右方(反時計回り)に50度程度および左方(時計回り)に10度程度の回動範囲(水領域W)に位置する場合、吐水口32(図2参照)からは水が吐水される。
また、レバーハンドル12が、水領域Wよりも図中左方(時計回り)に30度程度の回動範囲(湯水混合水領域M)に位置する場合、吐水口32からは湯水混合水が吐水される。さらに、レバーハンドル12が、湯水混合水領域Mよりも図中左方(時計回り)に10度程度の回動範囲(湯領域H)に位置する場合、吐水口32からは湯が吐水される。
なお、上述した水領域W、湯水混合水領域Mおよび湯領域Hを決定する回動角度は一例であり、このような回動角度に限定されるものではない。なお、図3に示すように、レバーハンドル12が正面位置Cにある場合に水が吐水されることとすれば、使用者が無意識に湯を使用することを防止することができる。
次に、図4〜図6を参照して弁ユニット11について説明する。図4は、弁ユニット11の模式正面断面図である。図5は、弁ユニット11の模式分解斜視図である。図6は、可動弁体6の底面図である。なお、図4では、図中左方に止水状態を示し、右方に吐水状態を示している。
図4に示すように、弁ユニット11は、ケーシング13と、操作レバー14と、レバーガイド15と、上述した可動弁体6と、固定弁体7と、底蓋16とを備える。ケーシング13は、径の異なる2つの円筒部(上部円筒部13aおよび下部円筒部13b)を含んで形成され、操作レバー14の下半部、レバーガイド15、可動弁体6および固定弁体7を内部に収納する。
操作レバー14は、ケーシング13の上面(上部円筒部13aの上面)から上半部を露出させるようにケーシング13に取り付けられる。操作レバー14の上半部は、レバーハンドル12(図2参照)に接続される。また、操作レバー14は、ケーシング13に嵌入されたレバーガイド15の中央孔15aに挿通され、下半部が可動弁体6に接続される。これにより、操作レバー14は、レバーガイド15を軸に直立状態から図4では左側へと傾倒する。
可動弁体6は、レバーガイド15の下方に配置される。上述したように、図4において可動弁体6は、操作レバー14の傾倒によって右側へと移動する。固定弁体7は、可動弁体6の下方に配置される。底蓋16は、固定弁体7の下方に配置される。底蓋16の上部には、側壁で囲まれた嵌入部16aが設けられる。嵌入部16aには固定弁体7が嵌入される。
固定弁体7には、上述した水流入孔2、湯流入孔3(図1参照)および第1の流出孔4が設けられる。底蓋16には、第1の流出孔4と連通する流出孔16bが設けられる。なお、ケーシング13の内部には、上記各部の間に気密を保持するためのパッキン17およびOリング18が設けられる。
図4に矢線で示すように、弁ユニット11は、止水状態において可動弁体6が水流入孔2および湯流入孔3のいずれか(図4では、たとえば、水流入孔2とする)と第1の流出孔4との連通が後述する第1の連通部8(図7等参照)によって遮断されている。吐水状態とすべく、可動弁体6を移動させると、水流入孔2と第1の流出孔4とが連通し、水流入孔2から流入された水は、第1の流出孔4および流出孔16bから流出される。
図5に示すように、固定弁体7には、水流入孔2および湯流入孔3が並んで設けられる。また、固定弁体7には、略中央に第1の流出孔4が設けられる。ここで、第1の流出孔4は、手動吐水用の流出孔である。さらに、固定弁体7が嵌入される底蓋16の底面には、固定弁体7に設けられた2つの流入孔2,3および第1の流出孔4と連通する2つの流入孔16c,16dおよび1つの流出孔16bが設けられる。
また、ケーシング13の側面には、自動吐水用としての第2の流出孔5が設けられる。すなわち、第2の流出孔5は、固定弁体7の外部に設けられる。なお、第2の流出孔5が固定弁体7に設けられてもよい。また、第1の流出孔4がケーシング13の側面等のように固定弁体7の外部に設けられてもよい。
可動弁体6は、固定弁体7に対して摺動可能に設けられる。可動弁体6には、固定弁体7との摺動面に固定弁体7に設けられた2つの流入孔2,3と第1の流出孔4とを連通させる第1の連通部8が設けられる(図6参照)。また、可動弁体6には、2つの流入孔2,3と第2の流出孔5とを連通させる第2の連通部9が設けられる。
図6に示すように、可動弁体6の底面、すなわち、固定弁体7との摺動面には第1の連通部8および第2の連通部9が設けられる。なお、第1の連通部8および第2の連通部9は凹状に設けられる。第1の連通部8は、略矩形と略円形とを組み合わせた、可動弁体6が軸まわりに回動しても2つの流入孔2,3と各流出孔4,5とを連通可能な形状に形成される。また、第2の連通部9は、可動弁体6底面の周縁部6aに切欠き状に設けられ、可動弁体6の外部へと通じる。
第2の連通部9を切欠きとすることで、固定弁体7の外部に特別に連通部を設けることなく第2の流出孔5との連通が可能となる。これにより、固定弁体7を簡素に構成することができる。
なお、第2の連通部9を切欠き等を設けずに、たとえば、弁ユニット11の内部空間によって水流入孔2と第2の流出孔5とを連通させてもよい。また、切欠きの代わりに第2の流出孔5へと直接連結させる延出部等を設けてもよい。
次に、図7〜図10を参照して可動弁体6による自動吐水時の動作および手動吐水時の動作について説明する。図7および図8は、可動弁体6の自動吐水時の動作説明図である。なお、詳細には、図7は、弁ユニット11の模式縦断面図であり、図8は、弁ユニット11の模式横断面図である。
図7および図8に示すように、弁ユニット11が止水状態、すなわち、レバーハンドル12が水平に正面位置C(図3参照)にある状態の場合、第2の連通部9によって水流入孔2および湯流入孔3の一方または双方と第2の流出孔5とが連通される。なお、図7および図8では、水流入孔2と第2の流出孔5とが連通される例を示している。
弁ユニット11が止水状態にある場合は、可動弁体6が図中右側に移動しているため、第2の連通部9によって水流入孔2と第1の流出孔4とが連通遮断されるとともに、水流入孔2と第2の流出孔5とがケーシング13の内部空間を介して連通される。これにより、図7および図8に矢線で示すように、水流入孔2から流入された水は、第2の流出孔5から流出され、自動吐水用として第2の流路23(図2参照)へ流れ込む。
また、図9および図10は、可動弁体6の手動吐水時の動作説明図である。なお、詳細には、図9は、弁ユニット11の模式縦断面図であり、図10は、弁ユニット11の模式横断面図である。
図9および図10に示すように、弁ユニット11が吐水状態、すなわち、レバーハンドル12が上方へと回動した状態の場合、第1の連通部8によって水流入孔2および湯流入孔3の一方または双方と第1の流出孔4とが連通される。なお、図9および図10では、水流入孔2と第1の流出孔4とが連通される例を示している。
弁ユニット11が吐水状態にある場合は、可動弁体6が止水状態の位置から図中左側に移動するため、第1の連通部8によって水流入孔2と第1の流出孔4とが連通されるとともに、水流入孔2と第2の流出孔5とが連通遮断される。これにより、図9および図10に矢線で示すように、水流入孔2から流入された水は、第1の流出孔4から流出され、手動吐水用として第1の流路21(図2参照)へ流れ込む。
ここで、図8および図10に示すように、第1の連通部8による連通位置と第2の連通部9による連通位置との距離は、水流入孔2および湯流入孔3の開口幅dよりも大きい。これにより、第1の連通部8および第2の連通部9によるそれぞれの連通が確実に分離され、2つの連通部8,9が同時に連通することを防ぐことができる。ここで、連通位置とは、第1の連通部8によって各流入孔2,3と第1の流出孔4とが連通される可動弁体6の位置、または、第2の連通部9によって各流入孔2,3と第2の流出孔5とが連通される可動弁体6の位置のことを指す。
次に、図11および図12を参照して可動弁体6による水流入孔2および湯流入孔3の一方または双方と第1の流出孔4および第2の流出孔5のいずれかとの連通動作について説明する。図11および図12は、可動弁体6による連通動作の説明図である。
まず、図11を参照して止水状態(自動吐水状態)における可動弁体6の動作について説明する。なお、図11では、湯を流出させる状態を(a)に、湯水混合水を流出させる状態を(b)に、水を流出させる状態を(c)に、同じく水を流出させる状態を(d)に示している。
図11(a)に示すように、レバーハンドル12(図2等参照)によって可動弁体6が、正面位置Cから左方(時計回り)へ回動した状態とすると、第2の連通部9によって湯流入孔3と第2の流出孔5とが連通される。これにより、第2の流出孔5から湯が流出される。また、図11(b)に示すように、可動弁体6が、(a)の状態から右方(反時計回り)へ回動した状態とすると、水流入孔2および湯流入孔3と第2の流出孔5とが連通される。これにより、第2の流出孔5から湯水混合水が流出される。
また、図11(c)に示すように、レバーハンドル12(図2等参照)によって可動弁体6が、正面位置Cにある状態では、第2の連通部9によって水流入孔2と第2の流出孔5とが連通される。これにより、図中に矢線で示すように、第2の流出孔5から水が流出される。さらに、図11(d)に示すように、この後、可動弁体6が、(c)の状態から右方(反時計回り)へ回動した状態としても、水流入孔2と第2の流出孔5とが連通され、第2の流出孔5から水が流出される。
次に、図12を参照して吐水状態(手動吐水状態)における可動弁体6の動作について説明する。なお、図12では、図11と同様、湯を流出させる状態を(a)に、湯水混合水を流出させる状態を(b)に、水を流出させる状態を(c)に、同じく水を流出させる状態を(d)に示している。
図12(a)に示すように、レバーハンドル12(図2等参照)によって可動弁体6が、正面位置Cから左方(時計回り)へ回動した状態とすると、第1の連通部8によって湯流入孔3と第1の流出孔4とが連通される。これにより、図中に矢線で示すように、第1の流出孔4から湯が流出される。以降、図11と同様に、図12(b)〜(d)に示すように、可動弁体6が右方(反時計回り)に回動して、湯水混合水、水の順で第1の流出孔4から流出される。
上述した湯水混合水栓1によれば、可動弁体6を、第1の流出孔4および第2の流出孔5のいずれかと連通させた状態で水流入孔2および湯流入孔3の並びに沿って動作させることで、流出孔4(または5)から水流入孔2および湯流入孔3の並び通りに水、湯または湯水混合水を流出させることができる。すなわち、可動弁体6の動作方向と2つの流入孔2,3の並びとを一致させることができる。これにより、たとえば、2つの流出孔4,5のいずれかを自動吐水用としても、給水配管2aおよび給湯配管3aの配置を変更する必要はなくなる。
なお、給水配管2aおよび給湯配管3aを通常の配置とすることができるため、各配管2a,3aにあわせるためにレバーハンドル12の回動方向を通常とは逆(水を吐水する場合に時計回り、湯を吐水する場合に反時計回り)に回動設定する必要もない。
また、可動弁体6が、第1の連通部8および第2の連通部9を備えることで、可動弁体6の外部にこれら第1の連通部8および第2の連通部9を設けないため、2つの連通部8,9が可動弁体6の動作を妨げることはない。これにより、可動弁体6の動作領域を大きくとることができる。
また、可動弁体6が、第1の連通部8および第2の連通部9のうち固定弁体7の流出孔4(または5)に対応する連通部8(または9)を固定弁体7との摺動面に備えることで、固定弁体7の構成を簡素にすることができる。同様に、可動弁体6の構成を簡素にすることができる。
なお、上述した湯水混合水栓1では、第1の流出孔4を固定弁体7に設け、第2の流出孔5をケーシング13に設けることとしたが、これとは逆に、第2の流出孔5を固定弁体7に設け、第1の流出孔4をケーシング13に設けてもよい。また、たとえば、第1の流出孔4および第2の流出孔5をそれぞれ固定弁体7に設けてもよいし、第1の流出孔4および第2の流出孔5をそれぞれ固定弁体7の外部に設けてもよい。
また、上述した湯水混合水栓1では、1つのレバーハンドル12の回動操作で吐水量調節および温度調節を行うが、これに限定されず、たとえば、複数のレバーハンドルを設け、吐水量調節および温度調節をそれぞれ別のレバーハンドルで行うようにしてもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 湯水混合水栓
2 水流入孔
2a 給水配管
3 湯流入孔
3a 給湯配管
4 第1の流出孔
5 第2の流出孔
6 可動弁体
7 固定弁体
8 第1の連通部
9 第2の連通部
10 本体部
11 弁ユニット
20 流路部
21 第1の流路
22 流出検出センサ
23 第2の流路
24 合流部
22 連通部
25 開閉弁
30 吐水部
33 検知センサ
100 制御部

Claims (8)

  1. 給水配管へ通じる水流入孔と、
    前記水流入孔と並べて配置され、給湯配管へ通じる湯流入孔と、
    前記水流入孔および前記湯流入孔を両流入孔の並び向きと交差する向きで挟んで配置される第1の流出孔および第2の流出孔と、
    前記水流入孔および前記湯流入孔の一方または双方を、前記第1の流出孔および前記第2の流出孔のいずれかと連通させる可動弁体と
    を備えることを特徴とする湯水混合水栓。
  2. 前記可動弁体は、
    前記水流入孔および前記湯流入孔の一方または双方を、前記第1の流出孔と連通させる第1の連通部と、
    前記水流入孔および前記湯流入孔の一方または双方を、前記第2の流出孔と連通させる第2の連通部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の湯水混合水栓。
  3. 前記第1の流出孔および前記第2の流出孔の一方または双方を有する固定弁体を備え、
    前記可動弁体は、
    前記第1の連通部および前記第2の連通部のうち前記固定弁体が有する流出孔に対応する連通部を前記固定弁体との摺動面に備えること
    を特徴とする請求項2に記載の湯水混合水栓。
  4. 前記第1の流出孔および前記第2の流出孔の一方が前記固定弁体の外部に設けられ、
    前記可動弁体は、
    前記第1の連通部および前記第2の連通部のうち前記固定弁体の外部に設けられる流出孔に対応する連通部として、前記摺動面における周縁部に設けられた切欠きを備えること
    を特徴とする請求項3に記載の湯水混合水栓。
  5. 前記第1の連通部による連通位置と前記第2の連通部による連通位置との距離が、前記水流入孔および前記湯流入孔の開口幅よりも大きいこと
    を特徴とする請求項3または4に記載の湯水混合水栓。
  6. 前記第1の流出孔から流出される流出水が流れる第1の流路と、
    前記第2の流出孔から流出される流出水が流れる第2の流路と、
    前記第1の流路および前記第2の流路が合流する合流部と、
    前記合流部よりも上流側の前記第2の流路に配置される電気駆動式の開閉弁と、
    対象物を検知する検知センサと、
    前記検知センサの検知に基づいて前記開閉弁を開閉制御する制御部と
    を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の湯水混合水栓。
  7. 前記第1の流出孔から前記流出水が流出しているか否かを検知する流出検知センサを備え、
    前記制御部は、
    前記流出検知センサによって前記流出水の流出が検知された場合に、前記開閉弁を閉じた状態に維持する制御を行うこと
    を特徴とする請求項6に記載の湯水混合水栓。
  8. 前記流出検知センサは、
    前記第1の流路に配置されるフローセンサであること
    を特徴とする請求項7に記載の湯水混合水栓。
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