JP2016036363A - ステントデリバリシステム - Google Patents
ステントデリバリシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016036363A JP2016036363A JP2014159611A JP2014159611A JP2016036363A JP 2016036363 A JP2016036363 A JP 2016036363A JP 2014159611 A JP2014159611 A JP 2014159611A JP 2014159611 A JP2014159611 A JP 2014159611A JP 2016036363 A JP2016036363 A JP 2016036363A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stent
- shaft
- delivery system
- proximal end
- distal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
Abstract
【課題】軸方向に配置された2つのステントが管腔内の治療部位に安定してデリバリされる、新規な構造のステントデリバリシステムを提供する。【解決手段】ステントデリバリシステム10において、軸方向で互いに所定距離を隔てて配された第1のステント40および第2のステント44が採用されていると共に、内シャフト12の外周面に第1の押し子42が設けられて、第1の押し子42よりも遠位端側に第1のステント40が配されて第1のステント40の近位端部が第1の押し子42で位置決め可能とされている一方、第1の押し子42よりも近位端側に第2のステント44が配されていると共に、第2のステント44の近位端部を位置決めする第2の押し子46が、内シャフト12において第2のステント44よりも近位端側に設けられており、且つ、第2のステント44よりも遠位端側に位置する第1のステント40の方が小さな拡張力とされている。【選択図】図3
Description
本発明は、ステントを体内管腔の治療部位等にデリバリするためのシステムに係り、特に2つのステントをデリバリすることのできるシステムに関する。
従来から、例えば血管等の体内管腔の狭窄部をバルーンカテーテル等によって押し広げる施術において、再狭窄の防止等を目的として押し広げられた体内管腔の壁面を保持するステントが留置される場合がある。
そして、かかるステントを治療部位にデリバリするために、ステントデリバリシステムが用いられている。このステントデリバリシステムには、先端部分にシース状の収容部材が設けられており、当該収容部材にステントが収容されている。施術に際しては、かかるステントデリバリシステムを管腔内に挿入して、収容部材を治療部位に位置させる。この状態で、収容部材からステントをリリースすることにより、治療部位にステントがデリバリされ得る。
ところで、治療部位が離れていたり、長い範囲に亘る場合には、1つのステントデリバリシステムにより2つのステントをデリバリして、離れた治療部位のそれぞれにステントを留置したり、長い治療部位に対して2つのステントを直列に留置したりすることがある。このような2つのステントをデリバリするステントデリバリシステムとしては、例えば、特開2011−15811号公報(特許文献1)に記載のものが挙げられる。このステントデリバリシステムでは、収容部材内に2つのステントが軸方向に直列に収容されており、それぞれのステントが収容部材から順次リリースされて、治療部位にデリバリされるようになっている。
ところが、2つのステントをシステムの先端部分に配置すると、ステントを収容部材に対して軸方向に相対変位させてデリバリするための操作力を、システムの基端から先端部分まで十分に伝達させることが難しかった。そのために、ステントを目的とする部位へデリバリするに際して大きな操作力が必要とされて繊細な手技が難しくなり、精度良いステントのデリバリが安定して達成されないおそれがあった。また、ステントと収容部材とを軸方向に相対変位させる操作力を伝達する部材の強度を確保する必要から、システムを構成する部材の材質や構造、サイズなどの設計自由度が制限されてしまうおそれもあった。
ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、軸方向に配置された2つのステントが管腔内の治療部位に安定してデリバリされ得る、新規な構造のステントデリバリシステムを提供することにある。
本発明の第1の態様は、ガイドワイヤルーメンを有する内シャフトに外シャフトが軸方向移動可能に外挿されることでカテーテルが構成されていると共に、該内シャフトに自己拡張型のステントが外挿されて該外シャフトで覆われており、該カテーテルの該外シャフトを該内シャフトに対して近位端側へ相対移動させることで該ステントが該カテーテルから離脱可能とされているステントデリバリシステムにおいて、前記ステントとして、軸方向で互いに所定距離を隔てて配された第1のステントおよび第2のステントが採用されていると共に、前記内シャフトの外周面に第1の押し子が設けられて、該第1の押し子よりも遠位端側に該第1のステントが配されて該第1のステントの近位端部が該第1の押し子で位置決め可能とされている一方、該第1の押し子よりも近位端側に該第2のステントが配されていると共に、該第2のステントの近位端部を位置決めする第2の押し子が、該内シャフトにおいて該第2のステントよりも近位端側に設けられており、且つ、該第2のステントよりも遠位端側に位置する該第1のステントの方が小さな拡張力とされていることを、特徴とする。
2つのステントを軸方向で直列に配置した場合において、本発明者らが検討した結果、遠位端側に配置した第1のステントの拡張力と、近位端側に配置した第2のステントの拡張力とを、相対的に調節することにより、第1及び第2のステントのデリバリに必要とされる操作力ひいては該操作力の伝達経路上の部材強度を小さく抑えることが可能になることが判ったのである。そして、かかる新たな知見に基づいて為された本態様に従う構造のステントデリバリシステムによれば、第1のステントと第2のステントを外シャフトに対して軸方向へ相対移動させて順次に安定してデリバリすることができるのである。
すなわち、遠位端側の第1のステントを外シャフトから相対的に押し出してデリバリする際には、第2のステントも外シャフト内に配されており第1のステントと同時に外シャフトに対して相対的に軸方向へ移動されることとなる。それ故、第1のステントのデリバリに際しては、第1のステントの拡張力に基づく外シャフトへの押付力に伴って発生する摩擦抵抗だけでなく、第2のステントの拡張力に基づく外シャフトへの押付力に伴って発生する摩擦抵抗にも、合わせて抗して、両ステントを外シャフトに対して相対移動させる必要がある。一方、第1のステントのデリバリ後、第2のステントをデリバリするに際しては、第2のステントの外シャフトに対する摩擦抵抗に抗するだけの力で操作することができる。
しかも、第2のステントよりも遠位端側に配される第1のステントでは、外シャフトに対する相対的な軸方向の押出操作力の伝達経路が、一層長く必要とされる。加えて、第1のステントに対して操作力を伝達する部位は、十分に小径とされて第2のステントに挿通可能とされる必要がある。それ故、特に第1のステントに対する操作力の伝達経路における部材強度の確保が、第2のステントに対する操作力の伝達経路における部材強度の確保に比して難しいこととなる。
ここにおいて、本態様のステントデリバリシステムでは、第1のステントの拡張力が第2のステントの拡張力より小さくされていることから、外シャフトに対する第2のステントの摩擦抵抗力よりも第1のステントの摩擦抵抗力が小さく抑えられている。それ故、第2のステントに対する操作力の伝達部材強度に比して、そこから先の更に第1のステントに至る操作力の伝達部材強度が小さくて済むこととなり、たとえ同じ強度の部材を用いても、第2のステントから更に先端側に延びて第1のステントにまで至る操作力の伝達部材の変形等が効果的に防止され得る。
また、第1のステントのデリバリ時においても、第2のステントのデリバリ時に必要とされる操作力に比して追加的に必要とされる、第1のステントの外シャフトに対する摩擦抵抗に起因する操作力が小さく抑えられる。これにより、第2のステントのデリバリに際して1つのステント(第2のステント)だけを押し出すのに必要とされる、第2のステントの摩擦抵抗力に抗する操作力と、第1のステントのデリバリに際して2つのステント(第1及び第2のステント)を押し出すのに必要とされる、第1及び第2のステントの摩擦抵抗力に抗する操作力との差が、例えば第1のステントの拡張力が第2のステントより大きい場合に比して、小さく抑えられる。その結果、第1のステントのデリバリと第2のステントのデリバリとに際しての操作力の相違が抑えられて、手技を容易に行うことが可能となり、前述の操作力の伝達部材の変形が抑えられることと相俟って、第1及び第2のステントの連続的なデリバリを行う際の手技精度の向上等が効果的に達成され得るのである。
従って、本態様に従う構造とされたステントデリバリシステムでは、2つのステントを安定して順次にリリースおよびデリバリすることが可能となり、例えば2つの治療部位に対して連続的にステントをデリバリしたり、治療部位が長い場合は2つのステントを直列に順次に留置することも可能となる。或いは、第1のステントと第2のステントが軸方向の一部で重なるオーバーラップの如き態様や第1のステントの内周側に第2のステントを配置するステントインステントの如き態様も容易で且つ良好な手技をもって安定して実現可能とされる。
なお、本発明において、拡張力とは、自己拡張型ステントである第1及び第2のステントが、変形を始める所定温度の環境下に晒されて、縮径状態から拡径状態になろうとする、或いは拡径状態に変形した後は、拡径状態を維持するために働く径方向外方へ向かう力のことを示す。
本発明の第2の態様は、前記第1の態様に係るステントデリバリシステムにおいて、前記第1のステントと前記第2のステントとが軸方向の少なくとも一部において互いに重ね合わされた状態で管腔内にデリバリされる用途に用いられるものである。
本態様に従う構造とされたステントデリバリシステムによれば、拡張力の小さい第1のステントの内周側に拡張力の大きい第2のステントが重ね合わされることから、かかる重ね合わせ部分において、第1のステントの管腔壁への押付力が第2のステントにより補われて、ステントがより安定して所望の位置に留置され得る。
本発明の第3の態様は、前記第2の態様に係るステントデリバリシステムにおいて、前記第1のステントに比して、前記第1のステントの内周側に重ね合わされる前記第2のステントの方が軸方向長さが大きくされているものである。
本態様に従う構造とされたステントデリバリシステムによれば、第1のステントよりも第2のステントの方が軸方向長さが大きくされていることから、例えば両ステントを重ね合わせて留置するに際しても、第1のステントの少なくとも一方の端部から第2のステントが突出することになる。これにより、かかる突出部分では拡張力の大きい第2のステントが管腔壁に押し付けられて、第1のステントの拡張力が小さくてもステントの位置決め作用が効果的に発揮され得る施術が、容易に且つ確実に実現可能になる。
本発明の第4の態様は、前記第2又は第3の態様に係るステントデリバリシステムにおいて、前記第1のステントと前記第2のステントが何れも線状のストラットにより複数の隙間が設けられた周壁構造とされていると共に、該第1のステントのデリバリ後の内径よりも前記外シャフトの外径が小さくされて該第1のステントに対して該第2のステントが少なくとも軸方向の一部で互いに重ね合わされた状態でデリバリ可能とされており、かかる重ね合わせ部分において該第1のステントおよび該第2のステントにおけるそれぞれの該隙間が実質的に小さくなるようにされているものである。
本態様に従う構造とされたステントデリバリシステムによれば、第1のステントと第2のステントとの重ね合わせ部分では、ステント拡張状態における隙間が小さくされることから、例えばステントが血管内に留置される場合には、ステントの隙間を通じてプラークが突出して血管が狭窄するおそれが効果的に低減され得る。なお、かかる効果を達成するために、隙間の小さなステントを製造することも考えられるが、1つのステントにおいて隙間を小さく設計すると柔軟性が著しく乏しくなることから、本態様のように2つのステントを重ねることで、隙間を小さくしつつ、ある程度の柔軟性を確保することが好適である。
本発明の第5の態様は、前記第1〜第4の何れかの態様に係るステントデリバリシステムにおいて、前記第1の押し子が、前記内シャフトに外挿状態で組み付けられて固着された筒状部材で構成されているものである。
本態様に従う構造とされたステントデリバリシステムによれば、第1の押し子が簡単な構造をもって形成されると共に、筒状部材の固着によって内シャフトの断面係数が大きくされることで強度が効果的に向上されることから、内シャフトと第1の押し子を通じての第1のステントへの操作力の伝達効率の更なる向上等も図られ得る。
本発明の第6の態様は、前記第1〜第5の何れかの態様に係るステントデリバリシステムにおいて、前記外シャフトが、軸方向中間部分を構成するメインシャフトと、該メインシャフトよりも大径とされて軸方向の遠位端側を構成するアウタディスタールシャフトとを、含んで構成されていると共に、該アウタディスタールシャフトに前記ガイドワイヤルーメンを有する前記内シャフトが軸方向で移動可能に挿通されており、該ガイドワイヤルーメンに挿通されるガイドワイヤが該アウタディスタールシャフトを貫通して挿通可能とされることにより、前記カテーテルがラピッドエクスチェンジ型とされているものである。
本態様に従う構造とされたステントデリバリシステムによれば、内シャフトに設けられたガイドワイヤルーメンがカテーテルの軸方向先端部分にのみ設けられることでカテーテルがラピッドエクスチェンジ型とされており、内シャフトにおいて、ガイドワイヤルーメンの形成部分以外の部分を中実の構造とできることから、カテーテルの外シャフトを内シャフトに対して近位端側へ相対移動させる操作の操作力の伝達が効果的に達成される。
本発明に従う構造とされたステントデリバリシステムによれば、近位端側の第2のステントに比べて遠位端側の第1のステントの拡張力を小さいものとしたことにより、より小さい操作力で第1のステントをデリバリ可能にした。これにより、第1及び第2の2つのステントを安定して所望の治療部位へデリバリすることを可能とした。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1には、本発明の1実施形態としてのステントデリバリシステム10の全体構造が示されている。このステントデリバリシステム10は、内シャフトとしてのインナシャフト12に外シャフトとしてのアウタシャフト14が軸方向で移動可能なように外挿されたカテーテル15を含んで構成されており、アウタシャフト14をインナシャフト12に対して近位端側へ相対移動させることで、インナシャフト12に外挿されたステントがカテーテル15から離脱するようになっている。なお、以下の説明において、遠位端側とはステントデリバリシステム10の先端側である図1中の左方を言うと共に、近位端側とはステントデリバリシステム10の基端側である図1中の右方を言う。
より詳細には、カテーテル15は2重管構造とされており、外周側のアウタシャフト14は、近位端側にアウタプロキシマルシャフト16が設けられていると共に、遠位端側にアウタディスタールシャフト18が設けられており、これらアウタプロキシマル及びディスタールシャフト16,18が軸方向中間部分のメインシャフト20によって相互に接続されている。これら各シャフト16,18,20はそれぞれチューブ状とされており、アウタディスタールシャフト18が最も大径のチューブとされる一方、メインシャフト20が最も小径で長尺のチューブとされている。
そして、図2にアウタディスタールシャフト18の近位端部分の拡大図が示されているように、メインシャフト20の遠位端部分が、アウタディスタールシャフト18の近位端側から挿入されており、メインシャフト20の外周面とアウタディスタールシャフト18の内周面とが重ね合わされて、溶着や接着等により固着されている。また、アウタディスタールシャフト18の近位端側開口部において、メインシャフト20が挿入されていない領域は、外部空間に開放されるポート部22とされている。なお、アウタディスタールシャフト18の近位端側の端面は、メインシャフト20との固着部分に向かうにつれて、次第に近位端側へ傾斜する傾斜面とされている。
さらに、アウタシャフト14において、アウタプロキシマルシャフト16の近位端側にはアウタコネクタ24が直列的に接続されていると共に、アウタコネクタ24の近位端側にはYコネクタ26が直列的に接続されている。
なお、アウタシャフト14を構成する各シャフト16,18,20の材質は何等限定されるものではないが、ポリイミド等の樹脂による単層チューブの他、ステンレス鋼等の補強線により補強されたブレードチューブ等が好適に採用され得る。
かかるアウタシャフト14の内周側には、インナシャフト12が挿通されている。即ち、カテーテル15の内周側であるインナシャフト12は、メインシャフト20内に挿通されるハイポチューブ28を含んで構成されており、ハイポチューブ28の遠位端がメインシャフト20の遠位端側開口部から突出してアウタディスタールシャフト18内に位置している。一方、ハイポチューブ28の近位端側はアウタコネクタ24およびYコネクタ26に挿通されており、ハイポチューブ28の近位端がYコネクタ26の一方の近位端側開口部から突出している。かかるハイポチューブ28の近位端はインナコネクタ30に接続されており、このインナコネクタ30により、使用者がインナシャフト12の把持および操作を容易に行うことが可能とされている。また、ハイポチューブ28の近位端にはインナプロキシマルシャフト32が外挿されており、インナプロキシマルシャフト32の遠位端が、アウタコネクタ24またはYコネクタ26の内部でハイポチューブ28に固着されている一方、近位端がインナコネクタ30に接続されている。
さらに、インナシャフト12は、インナディスタールシャフト34を備えている。このインナディスタールシャフト34は単層の樹脂チューブとされており、アウタディスタールシャフト18に挿通されている。そして、図3に示されているように、インナディスタールシャフト34の遠位端がアウタディスタールシャフト18の遠位端側開口部から突出している。一方、図2に示されているように、インナディスタールシャフト34の近位端がアウタディスタールシャフト18とメインシャフト20との軸直角方向間に挿入されて、両シャフト18,20と軸直角方向において非固着で重ね合わされている。また、メインシャフト20よりも遠位端側において、ハイポチューブ28の遠位端とインナディスタールシャフト34とが、外周面を重ね合わせて固着されている。かかる固着は、例えば接着等であってもよいが、ハイポチューブ28とインナディスタールシャフト34とに樹脂チューブを被せて熱溶着を施し、一体的に固着することが好ましい。これにより、ハイポチューブ28とインナディスタールシャフト34とが強固に固着され得る。また、インナディスタールシャフト34の材質としては、例えばポリエーテルエーテルケトン(PEEK)やポリイミド等が好適に採用される。なお、本実施形態では、インナディスタールシャフト34の近位端面は、アウタディスタールシャフト18内において、アウタディスタールシャフト18とメインシャフト20との固着部分に向かうにつれて次第に遠位端側に傾斜する傾斜面とされている。
更にまた、カテーテル15の遠位端では、インナディスタールシャフト34の遠位端に対して、先端チップ36が固着されている。先端チップ36は全体として略筒形状とされており、先端チップ36の近位端側からインナディスタールシャフト34の遠位端部が差し込まれて、必要に応じて接着等が施されることにより固着されている。これにより、インナディスタールシャフト34の遠位端では、先端チップ36とインナディスタールシャフト34の内孔が略同軸的に接続されている。この結果、先端チップ36からインナディスタールシャフト34を経由して、アウタディスタールシャフト18のポート部22から外部に連通されるルーメンが形成されており、かかるルーメンが、ガイドワイヤが挿通されるガイドワイヤルーメン37とされている。即ち、カテーテル15では、ガイドワイヤルーメン37の軸方向長さがカテーテル15の軸方向長さより短くされている。これにより、カテーテル15は、ガイドワイヤが挿通された際に当該ガイドワイヤがアウタディシタールシャフト18を貫通して、ガイドワイヤの近位端側がカテーテル15の軸方向中間部分であるポート部22から突出するラピッドエクスチェンジ型のカテーテルとされている。
また、先端チップ36の近位端部分には外径寸法が小さくされた小径部38が設けられており、かかる小径部38に対して、アウタディスタールシャフト18の遠位端が所定の径方向距離を隔てて非固着で外挿されている。これにより、カテーテル15の先端部分において、先端チップ36の外周面とアウタディスタールシャフト18の外周面とが滑らかに連続して繋がるようになっている。更に、ハイポチューブ28の遠位端から先端チップ36に至るインナディスタールシャフト34の軸方向略全長がアウタディスタールシャフト18で覆われるようになっており、インナディスタールシャフト34とアウタディスタールシャフト18とが軸方向で相対的に移動可能とされている。
なお、インナディスタールシャフト34と先端チップ36との固着部分において、インナディスタールシャフト34の外周面には、Pt等からなる環状の造影マーカー39が接着等により固着されており、インナディスタールシャフト34と先端チップ36との間で挟まれて保持されている。
すなわち先端チップ36とハイポチューブ28とはインナディスタールシャフト34により接続されており、かかる先端チップ36とハイポチューブ28との軸方向間には、自己拡張型のステントと、当該ステントの近位端側に、ステントを位置決めする押し子が設けられている。これらステントと押し子はそれぞれ2つずつ設けられており、それぞれ略筒形状とされてインナディスタールシャフト34に対して外挿されていると共に、アウタディスタールシャフト18で覆われている。即ち、先端チップ36とハイポチューブ28との軸方向間には、遠位端側から、第1のステント40、第1の押し子42、第2のステント44、第2の押し子46が直列的に配されている。要するに、カテーテル15において、インナシャフト12に、第1のステント40、第1の押し子42、第2のステント44、第2の押し子46が直列的に設けられて、これらの外周側にアウタシャフト14が外挿されることにより、本実施形態のステントデリバリシステム10が構成されている。本実施形態では、これら第1及び第2のステント40,44は、それぞれ略同じ構造の自己拡張型のステントとされており、例えばNi−Ti合金等により好適に形成される。また、第1及び第2の押し子42,46は、例えば軟質の樹脂チューブ等により好適に形成される。これにより、カテーテル15の遠位端部分における柔軟性が確保され得る。
なお、これら第1及び第2のステント40,44は、図3に示されるように、縮径時に筒形とされる自己拡張型のステントであれば、特に構造を限定されるものではないが、本実施形態の第1及び第2のステント40,44はそれぞれ、線状のストラットによる周壁構造とされており、当該ステントストラットがジグザグに屈曲しながら周方向の全周に亘って延びる環状部48が軸方向で複数設けられると共に、軸方向で隣り合う環状部48,48が接続部50により周上の複数カ所で接続される如き形状とされている。そして、かかる第1及び第2のステント40,44が拡径変形することにより、ステントストラット間において複数の隙間が形成されるようになっている。特に、本実施形態では、第1のステント40の環状部48aの個数が、第2のステント44の環状部48bの個数より少なくされており、第1のステント40に比して、第2のステント44の軸方向長さが大きくされている。
また、第2のステント44の拡張力よりも第1のステント40の方が拡張力が小さく設定されている。なお、本発明において、拡張力とは、自己拡張型ステントである第1及び第2のステント40,44が、変形を始める所定温度の環境下に晒されて、縮径状態から拡径状態になろうとする、或いは拡径状態に変形した後は、拡径状態を維持するために働く径方向外方へ向かう力のことを示す。即ち、第1及び第2のステント40,44が略体温で拡径変形するように設定した場合には、カテーテル15のアウタディスタールシャフト18の部分が体内に挿入されて、第1及び第2のステント40,44が略体温の環境下に晒されることにより、アウタディスタールシャフト18内で、第1及び第2のステント40,44が拡径変形しようとして拡張力が径方向外方に作用することとなる。
このような第1及び第2のステント40,44が、図3に示される初期の縮径状態では、軸方向で互いに所定距離を隔てて配されている。そして、これら第1及び第2のステント40,44が、インナディスタールシャフト34に非固着で外挿されていると共に、その外周側をアウタディスタールシャフト18が覆うようになっている。
かかる第1のステント40の近位端側には、第1の押し子42がインナディスタールシャフト34に外挿されて、接着や溶着等により固着されていると共に、アウタディスタールシャフト18により外周側を覆われている。この第1の押し子42は、軸方向で所定の長さを有する略筒状の部材とされており、第1のステント40の近位端面と第1の押し子42の遠位端面とが当接することにより、第1のステント40の近位端部が第1の押し子42で位置決め可能とされている。
なお、第1の押し子42の近位端および遠位端において、インナディスタールシャフト34の外周面には、先端チップ36に設けられる造影マーカー39と同様の造影マーカー52a,52bが接着等により固着されており、当該造影マーカー52a,52bが、インナディスタールシャフト34と第1の押し子42との間で挟まれて保持されている。
また、第1の押し子42の近位端側には、第2のステント44が配されており、更に、当該第2のステント44の近位端側には、第2の押し子46が、インナディスタールシャフト34に外挿されて、接着や溶着等により固着されていると共に、アウタディスタールシャフト18により外周側を覆われている。この第2の押し子46は、軸方向で所定の長さを有する略筒状の部材とされており、第2のステント44の近位端面と第2の押し子46の遠位端面とが当接することにより、第2のステント44の近位端部が第2の押し子46で位置決め可能とされている。
さらに、第2の押し子46の近位端面は、ハイポチューブ28の遠位端面と当接している。なお、第2の押し子46の近位端面とハイポチューブ28の遠位端面とは固着されていなくてもよいが、これらが固着されることにより、後述するインナシャフト12とアウタシャフト14との相対移動時に、近位端側からのインナシャフト12の操作力を一層安定して遠位端側に伝達させることができる。
なお、第2の押し子46の遠位端において、インナディスタールシャフト34の外周面には、先端チップ36に設けられる造影マーカー39と同様の造影マーカー54が接着等により固着されており、当該造影マーカー54がインナディスタールシャフト34と第2の押し子46との間で挟まれて保持されている。
上記の如き形状とされたステントデリバリシステム10を使用する際には、先ず、カテーテル15に第1及び第2のステント40,44を装着して、ステントデリバリシステム10を準備する。そして、予め血管等の体内管腔内に挿通したガイドワイヤをカテーテル15のガイドワイヤルーメン37に挿通して、ステントデリバリシステム10の先端部分を所定の治療部位までデリバリする。かかる状態で、例えばアウタシャフト14を固定しつつインナシャフト12を、インナコネクタ30を把持して遠位端側に押し込む等して、アウタシャフト14をインナシャフト12に対して近位端側に相対移動させる。これにより、メインシャフト20内に挿通されているハイポチューブ28が、メインシャフト20に対して遠位端側に相対移動させられると共に、ハイポチューブ28の遠位端から延び出すインナディスタールシャフト34がアウタディスタールシャフト18に対して遠位端側に相対移動させられる。
そして、図4に示されているように、インナディスタールシャフト34に固着されている第1の押し子42の遠位端が、アウタディスタールシャフト18の遠位端側開口部から突出する、要するに、第1のステント40を覆っていたアウタディスタールシャフト18が近位端側に移動することで、第1のステント40が管腔内に露出する。これにより、第1のステント40の自己拡張作用が発揮されて、第1のステント40が拡径変形する。この結果、第1のステント40がカテーテル15からリリースされて、管腔内の所定位置にデリバリされることとなる。なお、第1のステント40の近位端は第1の押し子42により位置決めされることからアウタディスタールシャフト18の近位端側への相対移動に伴って、第1のステント40が近位端側へ相対移動してしまうことが制限されている。また、拡径変形後の第1のステント40の内径寸法は、アウタディスタールシャフト18の外径寸法より大きくされており、拡径変形後の第1のステント40内をアウタディスタールシャフト18が軸方向に相対移動可能とされている。
なお、図4に示されているように、第1のステント40が拡径状態へと変形することにより、第1のステント40には、例えば灰色の塗り潰し部分のように、ステントストラット間に隙間56が形成されることとなる。
そして、第1のステント40のリリース後、更にカテーテル15をガイドワイヤに沿って遠位端側に押し込んで、第1のステント40と第2のステント44とを軸直角方向で重ね合わせた状態で、更にアウタシャフト14を固定しつつインナシャフト12を遠位端側に押し込む等して、アウタシャフト14をインナシャフト12に対して近位端側に相対移動させる。
これにより、図5に示されているように、インナディスタールシャフト34に固着されている第2の押し子46の遠位端が、アウタディスタールシャフト18の遠位端側開口部から突出する、要するに、第2のステント44を覆っていたアウタディスタールシャフト18が近位端側に移動することで、第2のステント44が管腔内に露出する。この結果、第2のステント44の自己拡張作用が発揮されて第2のステント44が拡径変形することで、第2のステント44がカテーテル15からリリースされて、管腔内の所定位置、即ち第1のステント40の内周側にデリバリされることとなる。なお、第2のステント44の近位端は第2の押し子46により位置決めされることから、アウタディスタールシャフト18の近位端側への相対移動に伴って、第2のステント44が近位端側へ相対移動してしまうことが制限されている。
なお、本実施形態では、第1のステント40の軸方向長さよりも第2のステント44の軸方向長さの方が大きくされており、図6に第1のステント40と第2のステント44の重ね合わせ部分の拡大図が示されているように、第2のステント44の軸方向中央部分に第1のステント40が位置するようにされている。これにより、第1のステント40の軸方向全長に亘って第2のステント44が重ね合わされており、第1のステント40の軸方向両端から第2のステント44の両端が突出するようにされている。なお、図6において、第1のステント40は灰色で示されている。
ここにおいて、第1のステント40よりも第2のステント44の方が拡張力、即ち径方向外方に働く力が大きくされていることから、図6にも示されているように、第1のステント40の内周面に第2のステント44の外周面が押し付けられる。それと共に、第2のステント44の両端部が管腔壁に押し付けられる。
また、第1のステント40のステントストラットと第2のステント44のステントストラットが軸方向でずれて重ね合わされることにより、第1のステント40単独により形成される隙間56または第2のステント44単独により形成される隙間に比べて、第1及び第2のステント40,44により形成される隙間58(例えば、図6中に灰色で塗り潰された部分)の方が面積が小さくなっている。
上記の如き構造とされた本実施形態のステントデリバリシステム10では、近位端側の第2のステント44の拡張力に比べて、遠位端側の第1のステント40の拡張力を小さく設定している。これにより、アウタシャフト14に対してインナシャフト12を押し込んだ際に、より少ない押込力で第1のステント40をリリースさせることができて、例えば、第1の押し子42を柔軟性の高い部材としても、安定して第1のステント40をデリバリすることができる。また、第1のステント40のリリース後は、拡張力の大きな第2のステント44をより大きな押込力をもってリリースおよびデリバリすることができることから、第1及び第2のステント40,44をより確実に治療部位に留置させることができる。
特に、本実施形態では、第1のステント40の内周側に第2のステント44が位置する、所謂ステントインステントとされている。また、第1のステント40の軸方向長さよりも第2のステント44の軸方向長さの方が大きくされており、第1のステント40の両端から第2のステント44の両端が突出している。これにより、第2のステント44の大きな拡張力が第1のステント40の小さな拡張力を補うだけでなく、第2のステント44の両端部分が管腔壁に押し付けられることにより、第1及び第2のステント40,44の位置決め効果が発揮され得る。これにより、第1及び第2のステント40,44が管腔壁内の治療部位に安定して留置される。
また、第1のステント40と第2のステント44を軸直角方向で重ね合わせて留置することにより、第1のステント40または第2のステント44を単独で留置した場合に比べて、ステントストラットの間の隙間を小さくすることができる。これにより、例えばこれらステント40,44が血管内に留置される場合には、ステントストラットの隙間を通じてプラークが突出して血管が再狭窄するおそれが低減され得る。
さらに、第1の押し子42が筒状の部材で構成されていることから、アウタシャフト14に対してインナシャフト12を押し込む際にも、第1のステント40の近位端位置を安定して位置決め可能とされており、インナシャフト12の近位端からの押込力が一層確実に遠位端まで伝達される。
以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、本発明は上述の具体的な記載によって何等限定的に解釈されるものでない。
例えば、前記実施形態では、第1のステント40の内周側に第2のステント44が位置しており、第1のステント40の全長に亘って第2のステント44が重ね合わされていた(ステントインステント)が、かかる態様に限定されない。要するに、第1のステントと第2のステントとは軸方向で一部が重なっていてもよいし(オーバーラップ)、全く重なっていなくてもよい。即ち、治療部位が長い領域とされる場合には、第1のステントと第2のステントとの軸方向の一部を相互に重ね合わせて留置することで、長い治療部位に対応しつつ、拡張力の大きい第2のステントにより、第2のステントだけでなく第1のステントの位置決めも効果的に達成される。また、治療部位が離れている場合には、それぞれの治療部位に対してステントを留置してもよい。
また、前記実施形態では、第1のステント40よりも第2のステント44の方が軸方向長さが大きくされていたが、第2のステントよりも第1のステントの方が軸方向長さが大きくされてもよい。そして、例えば第2のステントの全長に亘って第1のステントが重ね合わされて、第2のステントの軸方向両端よりも外側に第1のステントの両端が位置していてもよい。かかる場合であっても、第2のステントの方が拡張力が大きくされることから、第1のステントと第2のステントとの重ね合わせ部分において、第2のステントによるステントの位置決め効果が発揮され得る。
さらに、前記実施形態では、第1のステント40と第2のステント44として同様の構造のステントが採用されていたが、その必要はない。また、前記実施形態では、第1及び第2のステント40,44のそれぞれが、軸方向で隣り合う環状部48,48が接続部50で接続されたような構造とされていたがその必要はない。例えば、第1のステントとしてメッシュや螺旋の筒形状とされるステントが採用される一方、第2のステントとして前記実施形態の如きステントが採用される等してもよい。
更にまた、前記実施形態では、第1の押し子42は所定の軸方向長さを有する筒状の部材とされていたが、その必要はなく、実質的に軸方向で長さを有しない、例えばインナディスタールシャフトから外周側に突出するフランジ状の突起等であってもよい。
また、インナシャフト12やアウタシャフト14は前記実施形態の如き形状に限定されない。例えば、前記実施形態では、カテーテル15が、ラピッドエクスチェンジ型のカテーテルとされていたが、ガイドワイヤルーメン37を備えるインナディスタールシャフトがカテーテルの全長に亘って延びる、オーバーザワイヤ型のカテーテルとされてもよい。また、前記実施形態の如きラピッドエクスチェンジ型とされる場合には、インナシャフト12の軸方向中間部分を構成するハイポチューブ28は中実のシャフト等とされてもよい。
10:ステントデリバリシステム、12:インナシャフト(内シャフト)、14:アウタシャフト(外シャフト)、15:カテーテル、18:アウタディスタールシャフト、20:メインシャフト、37:ガイドワイヤルーメン、40:第1のステント、42:第1の押し子、44:第2のステント、46:第2の押し子、56,58:隙間
Claims (6)
- ガイドワイヤルーメンを有する内シャフトに外シャフトが軸方向移動可能に外挿されることでカテーテルが構成されていると共に、該内シャフトに自己拡張型のステントが外挿されて該外シャフトで覆われており、該カテーテルの該外シャフトを該内シャフトに対して近位端側へ相対移動させることで該ステントが該カテーテルから離脱可能とされているステントデリバリシステムにおいて、
前記ステントとして、軸方向で互いに所定距離を隔てて配された第1のステントおよび第2のステントが採用されていると共に、
前記内シャフトの外周面に第1の押し子が設けられて、該第1の押し子よりも遠位端側に該第1のステントが配されて該第1のステントの近位端部が該第1の押し子で位置決め可能とされている一方、
該第1の押し子よりも近位端側に該第2のステントが配されていると共に、該第2のステントの近位端部を位置決めする第2の押し子が、該内シャフトにおいて該第2のステントよりも近位端側に設けられており、且つ、
該第2のステントよりも遠位端側に位置する該第1のステントの方が小さな拡張力とされていることを特徴とするステントデリバリシステム。 - 前記第1のステントと前記第2のステントとが軸方向の少なくとも一部において互いに重ね合わされた状態で管腔内にデリバリされる用途に用いられる請求項1に記載のステントデリバリシステム。
- 前記第1のステントに比して、該第1のステントの内周側に重ね合わされる前記第2のステントの方が軸方向長さが大きくされている請求項2に記載のステントデリバリシステム。
- 前記第1のステントと前記第2のステントが何れも線状のストラットにより複数の隙間が設けられた周壁構造とされていると共に、
該第1のステントのデリバリ後の内径よりも前記外シャフトの外径が小さくされて該第1のステントに対して該第2のステントが少なくとも軸方向の一部で互いに重ね合わされた状態でデリバリ可能とされており、かかる重ね合わせ部分において該第1のステントおよび該第2のステントにおけるそれぞれの該隙間が実質的に小さくなるようにされている請求項2又は3に記載のステントデリバリシステム。 - 前記第1の押し子が、前記内シャフトに外挿状態で組み付けられて固着された筒状部材で構成されている請求項1〜4の何れか1項に記載のステントデリバリシステム。
- 前記外シャフトが、軸方向中間部分を構成するメインシャフトと、該メインシャフトよりも大径とされて軸方向の遠位端側を構成するアウタディスタールシャフトとを、含んで構成されていると共に、
該アウタディスタールシャフトに前記ガイドワイヤルーメンを有する前記内シャフトが軸方向で移動可能に挿通されており、該ガイドワイヤルーメンに挿通されるガイドワイヤが該アウタディスタールシャフトを貫通して挿通可能とされることにより、前記カテーテルがラピッドエクスチェンジ型とされている請求項1〜5の何れか1項に記載のステントデリバリシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014159611A JP2016036363A (ja) | 2014-08-05 | 2014-08-05 | ステントデリバリシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014159611A JP2016036363A (ja) | 2014-08-05 | 2014-08-05 | ステントデリバリシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016036363A true JP2016036363A (ja) | 2016-03-22 |
Family
ID=55528034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014159611A Pending JP2016036363A (ja) | 2014-08-05 | 2014-08-05 | ステントデリバリシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016036363A (ja) |
-
2014
- 2014-08-05 JP JP2014159611A patent/JP2016036363A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4906851B2 (ja) | カテーテル装置 | |
US9937069B2 (en) | Pusher guide wire and delivery system comprising the same | |
JP5899332B2 (ja) | ステントデリバリー装置 | |
EP2818142A2 (en) | Stent retaining systems | |
JP4611624B2 (ja) | 自己拡張ステントを送り出す送り出しシステム | |
MX2007016231A (es) | Dispositivo de cateter. | |
JP2008155017A (ja) | ステント送達システムのためのスプリングストッパおよびスプリングストッパを備えた送達システム | |
WO2020122036A1 (ja) | 消化管ステント | |
US9980837B2 (en) | Delivery device for partially unconstrained endoprosthesis | |
WO2015141399A1 (ja) | 生体留置物デリバリーシステム | |
JP5313613B2 (ja) | カテーテル | |
WO2016025896A1 (en) | Medical device with single-input, multiple-output control knob | |
JP2016209187A (ja) | バルーンカテーテル | |
US10863997B2 (en) | Medical device | |
JP6549610B2 (ja) | 二股ステントグラフトの送達及び展開システム | |
JP2016036363A (ja) | ステントデリバリシステム | |
WO2019181821A1 (ja) | 留置装置及び筒状治療具 | |
JP2012061063A (ja) | ステントデリバリーシステム | |
JP2016030033A (ja) | ステントデリバリーカテーテル | |
CN113556992A (zh) | 医疗用管状体输送装置 | |
CN113613604A (zh) | 医疗用管状体运送装置及其制造方法 | |
CN113645926A (zh) | 医疗用管状体运送装置及其制造方法 | |
JP2016116815A (ja) | 留置具送達装置 | |
JP6624645B2 (ja) | ステントデリバリーシステム、およびデリバリーワイヤ | |
JP7419633B2 (ja) | 管状治療具用骨格及び管状治療具 |