JP2016036193A - 誘導電動機 - Google Patents

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Kazuo Nishihama
和雄 西濱
大祐 郡
Daisuke Koori
大祐 郡
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Satoshi Hirano
聡 平野
元信 飯塚
Motonobu Iizuka
元信 飯塚
健一 杉本
Kenichi Sugimoto
健一 杉本
公則 澤畠
Kiminori Sawahata
公則 澤畠
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Abstract

【課題】 本発明の目的は、信頼性の高い、損失の小さいかご形誘導電動機を提供することである。
【解決手段】 塊状鉄心11のスロット13に導体棒12が収納された回転子1を備える誘導電動機において、スロット13は、オープンスロットであり、かつ、回転子1の外周側から内側に向かって徐々に幅が線形的に小さくなる形状を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は誘導電動機に関し、特に、回転子に塊状鉄心を備え、その塊状鉄心にスロットが設けられた、かご形の誘導電動機に関する。
従来、回転子に塊状鉄心を備え、径方向に平行なスロットが塊状鉄心に設けられたかご形誘導電動機として、導体棒が、その端部で短絡環によって短絡され、その導体棒と短絡環との接合部位の面積が大きくなるように形成されたものがあった(例えば、特許文献1参照)。
米国特許第6933647号明細書
特許文献1には、回転子に塊状鉄心を備え、径方向に平行なスロットが塊状鉄心に設けられたかご形誘導電動機が記載されている。このかご形誘導電動機では、導体棒は、その端部で短絡環によって短絡されており、その導体棒と短絡環の接合部位の面積が大きくなるように形成されている。
上記特許文献1には、回転子の塊状鉄心のスロット形状に関する技術が開示されている。しかし、導体棒と塊状鉄心の接合強度に密接に関係する接合時における接合部位の圧力の大きさや向き、並びに回転子の電気的な損失に密接に関係するスロットの面積については、十分な検討が行われていない。
本発明の目的は、信頼性の高い、損失の小さいかご形誘導電動機を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の誘導電動機は、例えば、塊状鉄心のスロットに導体棒が収納された回転子を備えるかご形の誘導電動機であって、前記スロットは、オープンスロットであり、かつ、前記回転子の外周側から内側に向かって徐々に幅が線形的に小さくなる形状を備えることを特徴とする。
本発明によれば、信頼性の高い、損失の小さいかご形誘導電動機を提供することが可能となる。
本発明の一実施例によるかご形誘導電動機を回転軸方向から見た部分断面図である。 本発明の一実施例によるかご形誘導電動機を回転軸方向から見た部分断面図である。 本発明の一実施例によるかご形誘導電動機の導体棒と塊状鉄心の製造方法を示す回転軸方向から見た部分断面図であって、スロットの側面の両側に等分布な圧力が同時に加わることを示す図である。 本発明の一実施例によるかご形誘導電動機の導体棒と塊状鉄心の製造方法を示す回転軸方向から見た部分断面図であって、導体棒と塊状鉄心との隙間が調整可能に構成されることを示す図である。 本発明の一実施例によるかご形誘導電動機の導体棒と塊状鉄心の製造方法を示す回転軸方向から見た部分断面図であって、スロットの中心軸方向に、塊状鉄心が導体棒に加重を与えるような熱応力が生じることを示す図である。 本発明の一実施例による回転子のスロット面積の関係図である。 本発明の一実施例による回転子のスロットの半径方向の高さを示す図である。 本発明の一実施例による回転子のスロットの半径方向の高さを示す図である。
本発明の誘導電動機の一実施形態であるかご形誘導電動機は、例えば、回転子の塊状鉄心に導体棒を収納するスロットがオープンスロットにされ、そのスロットが回転子の外周側から内側に向かって徐々に幅が線形的に小さくなるという特徴を有する。
以下、図面に基づいて、本発明の誘導電動機の実施形態を、各実施例として詳細に説明する。
図1は、本発明の誘導電動機の一実施例である実施例1のかご形誘導電動機を回転軸方向から見た部分断面図である。
塊状鉄心11のスロット13に導体棒12が収納された回転子1を備える誘導電動機において、スロット13は、オープンスロットであり、かつ、回転子1の外周側から内側に向かって徐々に幅が線形的に小さくなり、かつ、スロット13の内側にて円弧状に幅が小さくなる形状が備えられている。
スロット13は、オープンスロットで、かつ回転子1の外周側から内側に向かって徐々に幅が小さくなっているため、導体棒12を回転子1の外周側から容易に収納できる。スロット13は内側よりも外周側の幅が広くなるため、一見、回転子1が回転した際の遠心力によって、導体棒12が外周側に飛び出し易くなるように思われるが、導体棒12を塊状鉄心11に接合する際に、導体棒12をスロット13の中心軸方向に加重することで、スロット13の両側面に同時に圧力を加えられるようになり、塊状鉄心11に導体棒12を高い強度で接合できる。高い接合強度を得るためには、接合時に、適切な大きさの圧力を接合面に均一に加えることが必要である。したがって、スロット13は、回転子1の外周側から内側に向かって徐々に幅が小さくなる部位において、線形的に幅を小さくすることによって、圧力が均一となり、高い接合強度が得られる。回転子1は塊状鉄心11で構成されているため、スロット13の回転軸方向に対する面についても平らにすることができる。したがって、接合時において、導体棒12と塊状鉄心11との圧力が回転軸方向に対しても均一となり、高い接合強度が得られる。これらのことから、本実施例におけるかご形誘導電動機は、塊状鉄心11と導体棒12を高い強度で接合できる。
図2は、本発明の誘導電動機の一実施例である実施例2のかご形誘導電動機を回転軸方向から見た部分断面図である。
本実施例は、実施例1において、回転子1の回転軸方向から見た断面の半径方向に対して、スロット13の中心軸方向が斜めになるように形成される。回転子1の磁束は、塊状鉄心11の遅れ側に集中するため、回転方向に対してスロット13を遅れ側に斜めにすることで、塊状鉄心11の磁気抵抗が小さくなる。それによって、電流が低減されて力率が向上し、一次銅損が低減されて効率が向上する。
図3a〜図3cは、本発明の誘導電動機の一実施例である実施例3のかご形誘導電動機の導体棒と塊状鉄心の製造方法を示す回転軸方向から見た部分断面図である。
本実施例は、実施例1乃至実施例2において、塊状鉄心11と導体棒12が、アーク溶接、レーザ溶接、コールドスプレー、ロウ付け、拡散接合などにより接合される。
拡散接合は、接合面に適切な圧力を加えることで、高い接合強度が得られる。本実施例では、図3aに示すように、スロット13の側面の両側に等分布な圧力を同時に加えることができるため、導体棒12に適切な大きさでスロット13の中心軸方向に加重を与えることで、塊状鉄心11と導体棒12を高い強度で接合できる。
本実施例では、図3bに示すように、導体棒12の位置をスロット13の中心軸方向に移動させることで、導体棒12と塊状鉄心11との隙間を調整できる。導体棒12の位置を外周側に移動すると、導体棒12と塊状鉄心11との隙間が大きくなり、ロウ付けでは、ロウを流し入れる受け口が広がる。ロウを流し入れた後、導体棒12の位置を移動させて、導体棒12と塊状鉄心11との隙間の大きさを適切にすることができる。
また、本実施例では、図3bに示すように、導体棒12の位置をスロット13の中心軸方向に移動させることで、導体棒12と塊状鉄心11との隙間を調整できるため、導体棒12とスロット13の加工寸法の精度が低い状態であっても、高い精度で導体棒12と塊状鉄心11との隙間をとれる。
アーク溶接、レーザ溶接、コールドスプレー、ロウ付け、拡散接合ともに、接合時には導体棒12に熱を与えるため、導体棒12の温度が常温よりも高い状態で、導体棒12と塊状鉄心11が接合される。したがって、導体棒12が常温となった状態では、本実施例のように、導体棒12が塊状鉄心11の外周側から内側に向かって徐々に幅が小さくなっているため、図3cに示すように、スロット13の中心軸方向に、塊状鉄心11が導体棒12に加重を与えるような熱応力が生じた状態になる。したがって、本実施例の構成とすることで、外周側方向に生じる遠心力による応力を緩和できることになる。
図4は、本発明の誘導電動機の一実施例である実施例4のかご形誘導電動機における回転子のスロット面積比と回転子のスロット数との関係を示す図であり、具体的には、θが0の場合に対して、θがπ/Nにおいて取り得る回転子スロット面積の最大値の比を示した図である。本実施例は、実施例1乃至実施例3において、スロット13の個数Nと、回転子1の外周側から内側に向かって徐々にスロット13の幅が線形的に小さくなる部分における半径方向に対しての角度θ(図1に示したθ)の大きさに応じて、スロット13が回転子1の外周側から内側に向かって徐々に幅が線形的に小さくなる部分の高さをHs、塊状鉄心11の外径をD、隣り合うスロット13の間隔に対する塊状鉄心11の最小幅をτtminとしたときに次式で得られる値を図5又は図6で示した範囲とする。
Hs / D / ( 1 -τtmin ) (式1)
図1に示すように、塊状鉄心11の外径をD、スロット13の個数をN、塊状鉄心11の外周側の幅をWtoとすると、スロット13の外周側の幅Wsoは次式で表される。
Wso = πD / N - Wto (式2)
図1に示すように、回転子1の外周側から内側に向かって徐々にスロット13の幅が線形的に小さくなる部分における半径方向に対しての角度をθとすると、スロット13の内側の幅Wsiは次式で表される。
Wsi = Wso - 2 Hs Tan (θ) (式3)
図1に示すように、塊状鉄心11の内側の幅Wtiは次式で表される。
Wti =π(D - 2Hs ) / N - Wsi (式4)
よって、スロット13の面積Sは次式で表される。
S = N ( 0.5 Hs ( Wso + Wsi ) + 0.125 Wsi2 ) (式5)
本実施例においては、Wsiが0となる場合にSが最大となり、あるWti、D、NにおいてSが最大となる Hsは、(式4)より次式で表される。
Hs = 0.5 ( D - N Wti /π) (式6)
同様に、Wsoは(式3)より次式で表される。
Wso = 2 Hs Tan (θ) (式7)
同様に、Sは(式5)より次式で表される。
S = N ( 0.5 Hs Wso ) (式8)
Sは、(式6)を(式7)に代入し、さらに(式8)に代入すると、次式で表される。
S = 0.25 N Tan (θ) ( D - N Wti /π)2 (式9)
Wto >= Wti の範囲では、θがπ/ N の場合に、Sは最大となるため、それを(式9)に代入すると、Sは次式で表される。
S = 0.25 N Tan (π/ N ) ( D - N Wti /π)2 (式10)
スロットピッチτに対するWtiをτtiとすると、τtiは次式で表される。
τti = Wti / (πD / N ) (式11)
Wtiは(式11)より次式で表される。
Wti =τti (πD / N ) (式12)
Sは(式12)を(式10)に代入して次式で表される。
S = 0.25 N Tan (π/ N ) ( 1 -τti )2 D2 (式13)
特許文献1の従来技術のようにθが0の場合においては、Wsoは(式3)より次式で表される。
Wso = Wsi (式14)
Wsiは、(式14)に(式2)を代入すると、次式で表される。
Wsi = πD / N - Wto (式15)
Hsは、(式4)より次式で表される。
Hs = 0.5 ( D - N Wti /π- N Wsi /π) (式16)
以上より、(式14)と(式15)と(式16)を(式5)に代入すると、次式が得られる。
S = 0.5 N ( ( D - N Wti /π) (πD / N ) + ( 0.5 - N/π) (πD / N )2
- ( ( D - N Wti /π) + 2 ( 0.5 - N/π) (πD / N ) ) Wto
+ ( 0.5 - N/π) Wto2 ) (式17)
(式17)のSが最大となるWtoは、二次方程式 ax2 + bx + c = 0の解の公式より次式となる。
Wto = - b / (2a)
= ( D - N Wti /π) / ( 1 - 2 N/π) + (πD / N ) (式18)
Sは、(式17)に(式12)を代入すると次式で表される。
S = 0.5 N ( D ( 1 -τti ) (πD / N ) + ( 0.5 - N/π) (πD / N )2
- ( D ( 1 -τti ) + 2 ( 0.5 - N/π) (πD / N ) ) Wto
+ ( 0.5 - N/π) Wto2 ) (式19)
Wtoは、(式18)に(式12)を代入すると次式で表される。
Wto = D ( 1 -τti ) / ( 1 - 2 N/π) + (πD / N ) (式20)
Sは、(式20)を(式19)に代入すると次式で表される。
S = 0.5 N ( D ( 1 -τti ) (πD / N ) + ( 0.5 - N /π) (πD / N )2
- ( D ( 1 -τti ) + 2 ( 0.5 - N /π) (πD / N ) )
×( D ( 1 -τti ) / ( 1 - 2 N /π) + (πD / N ) )
+ ( 0.5 - N /π) ( D ( 1 -τti ) / ( 1 - 2 N /π) + (πD / N ) )2 )
(式21)
Sは、(式21)をDについて整理すると、D2の関数として次式で表される。
S = 0.5 N D2 ( ( 1 -τti ) (π/ N ) + ( 0.5 - N /π) (π/ N )2
- ( ( 1 -τti ) + 2 ( 0.5 - N /π) (π/ N ) )
× ( ( 1 -τti ) / ( 1 - 2 N /π) + (π/ N ) )
+ ( 0.5 - N /π) ( ( 1 -τti ) / ( 1 - 2 N /π) + (π/ N ) )2 )
(式22)
Sは、(式22)を ( 1 -τti ) について整理すると、 ( 1 -τti )2の関数として次式で表される。
S = 0.25 N D2 ( 1 -τti )2 / ( 2 N /π- 1 ) (式23)
本実施例におけるSの最大値と、特許文献1の従来技術におけるSの最大値の比Spuは、(式13)/(式23)となり、次式で表される。
Spu = ( 2 N /π- 1 ) Tan (π/ N ) (式24)
Tan (π/ N )は、Nがπに対して大きい場合は、π/ Nと等しくなるため、Spuは次式で近似される。
Spu ≒ ( 2 N /π- 1 ) (π/ N ) ≒ 2 (式25)
図4の縦軸は(式24)で得られる値である。Spuは、常に1を超えており、本実施例において取り得るスロット面積の最大値は、θが0の特許文献1の従来技術の場合よりも常に大きくできることが示されている。またNがπに対して大きい場合は、 Spuが(式25)のように2に近づいていることも確認される。本実施例のように、スロット13の面積Sが大きくなれば、導体棒12の面積を大きくでき、導体棒12の電流の密度が小さくなり、銅損低減により効率が向上する。
本実施例において、Wsiが0よりも大きくなり、Sが最大とならない場合でも、θが0の特許文献1の従来技術よりもSを大きくできる範囲がある。あるHs、Wti、D、NにおけるWsiは、(式4)より次式で表される。
Wsi = π(D - 2Hs ) / N - Wti (式26)
Wsiは(式26)に(式12)を代入すると次式で表される。
Wsi = π(D - 2Hs ) / N -τti (πD / N ) (式27)
Wsiは、(式27)をHsについて整理すると次式で表される。
Wsi = (πD / N ) ( 1 -τti ) - ( 2π/ N ) Hs (式28)
Wsoは、(式3)より次式で表される。
Wso = Wsi + 2 Hs Tan (θ) (式29)
Wsoは、(式29)に(式28)を代入すると次式で表される。
Wso = (πD / N ) ( 1 -τti ) - ( 2π/ N ) Hs + 2 Hs Tan (θ) (式30)
Wsoは、(式30)をHsについて整理すると次式で表される。
Wso = (πD / N ) ( 1 -τti ) + 2 ( Tan (θ) -π/ N ) Hs (式31)
Sは、(式5)に(式28)と(式31)を代入すると次式で表される。
S = N ( 0.125 D2 (π/ N )2 ( 1 -τti )2
+ D ( 1 - 0.5 (π/ N ) ) (π/ N ) ( 1 -τti ) Hs
+ ( 0.5 (π/ N )2 - 2 (π/ N ) + Tan (θ) ) Hs2 ) (式32)
Sは、(式32)を Hs / D について整理すると、Hs / D の関数として次式で表される。
S = N D2 ( 0.125 (π/ N )2 ( 1 -τti )2
+ ( 1 - 0.5 (π/ N ) ) (π/ N ) ( 1 -τti ) ( Hs / D )
+ ( 0.5 (π/ N )2 - 2 (π/ N ) + Tan (θ) ) ( Hs / D )2 ) (式33)
本実施例におけるSと、θが0の特許文献1の従来技術におけるSの最大値が等しくなるHsは、(式33)と(式23)が等しくなる場合であり、次式で表される。
0 = 0.25 N D2 ( 1 -τti )2 / ( 1 - 2 N /π)
+ N D2 ( 0.125 (π/ N )2 ( 1 -τti )2
+ ( 1 - 0.5 (π/ N ) ) (π/ N ) ( 1 -τti ) ( Hs / D )
+ ( 0.5 (π/ N )2 - 2 (π/ N ) + Tan (θ) ) ( Hs / D )2 ) (式34)
(式34)をN D2で除した商は次式となる。
0 = 0.25 ( 1 -τti )2 ( 0.5 (π/ N )2 + 1 / ( 1 - 2 / (π/ N ) ) )
+ ( 1 - 0.5 (π/ N ) ) (π/ N ) ( 1 -τti ) ( Hs / D )
+ ( 0.5 (π/ N )2 - 2 (π/ N ) + Tan (θ) ) ( Hs / D )2 (式35)
(式35)を ( 1 -τti )2 について整理すると次式となる。
0 = 0.25 ( 0.5 (π/ N )2 + 1 / ( 1 - 2 / (π/ N ) ) )
+ ( 1 - 0.5 (π/ N ) ) (π/ N ) ( Hs / D / ( 1 -τti ) )
+ ( 0.5 (π/ N )2 - 2 (π/ N ) + Tan (θ) ) ( Hs / D / ( 1 -τti ) )2
(式36)
Wto >= Wti の範囲で、Sが最大となるθであるπ/ N に対する比をαとすると、θは次式で表される。
θ= α(π/ N ) (式37)
(式37)を(式36)に代入すると次式で表される。
0 = 0.25 ( 0.5 (π/ N )2 + 1 / ( 1 - 2 / (π/ N ) ) )
+ ( 1 - 0.5 (π/ N ) ) (π/ N ) ( Hs / D / ( 1 -τti ) )
+ ( 0.5 (π/ N )2 - 2 (π/ N ) + Tan (α(π/ N ) ) )
( Hs / D / ( 1 -τti ) )2 (式38)
本実施例において、Wto <= Wti の範囲を考える。τtiは、(式11)に(式4)を代入すると、次式で表される。
τti = 1 - 2Hs/D - N Wsi/ (πD) (式39)
τtiは、(式39)に(式3)を代入すると、次式で表される。
τti = 1 - 2Hs/D - N Wso/ (πD) + 2 Hs N Tan (θ)/ (πD) (式40)
τtiは、(式40)に(式2)を代入すると、次式で表される。
τti = - 2Hs/D + N Wto/ (πD) + 2 Hs N Tan (θ)/ (πD) (式41)
スロットピッチτに対するWtoをτtoとすると、τtoは次式で表される。
τto = Wto / (πD / N ) (式42)
Wtoは(式42)より次式で表される。
Wto =τto (πD / N ) (式43)
τtiは、(式40)に(式43)を代入すると、次式で表される。
τti = τto + 2 Hs/D (N Tan (θ)/ π - 1 ) (式44)
Sは、(式33)に(式44)を代入すると、次式で表される。
S = N D2 ( 0.125 (π/ N )2 (1 -τto)2
+ ( 1 - 0.5 Tan (θ) ) (π/ N ) (1 -τto) ( Hs / D )
+ 0.5 Tan (θ) (Tan (θ) - 2 ) ( Hs / D )2 ) (式45)
本実施例におけるSと、θが0の特許文献1の従来技術におけるSの最大値が等しくなるHsは、(式45)と(式23)が等しくなる場合であり、次式で表される。
0 = 0.25 N D2 ( 1 -τto )2 / ( 1 - 2 N /π)
+ N D2 ( 0.125 (π/ N )2 ( 1 -τto )2
+ ( 1 - 0.5 Tan (θ) ) (π/ N ) ( 1 -τto ) ( Hs / D )
+ 0.5 Tan (θ) ( Tan (θ) - 2 ) ( Hs / D )2 ) (式46)
(式46)をN D2で除した商は次式となる。
0 = 0.25 ( 1 -τto )2 ( 0.5 (π/ N )2 + 1 / ( 1 - 2 / (π/ N ) ) )
+ ( 1 - 0.5 Tan (θ) ) (π/ N ) ( 1 -τto ) ( Hs / D )
+ 0.5 Tan (θ) ( Tan (θ) - 2 ) ( Hs / D )2 (式47)
(式47)を ( 1 -τto )2 について整理すると次式となる。
0 = 0.25 ( 0.5 (π/ N )2 + 1 / ( 1 - 2 / (π/ N ) ) )
+ ( 1 - 0.5 Tan (θ) ) (π/ N ) ( Hs / D / ( 1 -τto ) )
+ 0.5 Tan (θ) ( Tan (θ) - 2 ) ( Hs / D / ( 1 -τto ) )2 (式48)(式48)に(式37)を代入すると次式で表される。
0 = 0.25 ( 0.5 (π/ N )2 + 1 / ( 1 - 2 / (π/ N ) ) )
+ ( 1 - 0.5 Tan (α(π/ N )) ) (π/ N ) ( Hs / D / ( 1 -τto ) )
+ 0.5 Tan (α(π/ N )) ( Tan (α(π/ N )) - 2 )
( Hs / D / ( 1 -τto ) )2 (式49)
図5及び図6は、あるNとαにおけるHs / D / ( 1 -τtmin ) を示す。図5は、(式38)の関係を図示しており、Wto >= Wtiの範囲でありτtmin =τtiとしておりα<= 1となる。図6は、(式49)の関係を図示しており、Wto <= Wti の範囲でありτtmin =τtoとしておりα>= 1となる。本発明は、縦軸の値を図5および図6で示した値よりも大きくする。そうすることで、αが0(θが0)で取り得る回転子スロット面積の最大値よりも、α> 0とする本発明によるスロット面積を大きくすることができる。本実施例ように、スロット13の面積Sが大きくなれば、導体棒12の面積を大きくでき、導体棒12の電流の密度が小さくなり、銅損低減により効率が向上する。
本発明による回転子スロット面積は、αが1に近いほど、小さなHsでαが0の場合に取り得る最大面積よりも大きくなることが、両図からわかる。αが1に近い場合は、Hs / D / ( 1 -τtmin ) が約0.15以上で、αが0の場合に取り得る回転子スロット面積の最大値よりも、本発明によるスロット面積が大きくなることが、両図からわかる。
本実施例は、実施例1乃至実施例4において、導体棒12の外周側の表面のみの導電率を小さくしている。かご形誘導電動機は、その構造や、かご形誘導電動機の駆動装置から印加される電圧のひずみなどに起因した、高い周波数の渦電流が、導体棒12の外周側の表面に発生する。本実施例のように、その高い周波数の渦電流が発生する部位の導電率を小さくすることで、渦電流の発生を抑制し、銅損低減による効率の向上が図られる。
本実施例は、実施例1乃至実施例5において、塊状鉄心11の表面のみの抵抗率を小さくしている。かご形誘導電動機は、その構造や、かご形誘導電動機の駆動装置から印加される電圧のひずみなどに起因した、高い周波数の渦電流が、塊状鉄心11の外周側の表面に発生する。本実施例のように、その高い周波数の渦電流が発生する部位の抵抗率を小さくすることで、電気抵抗損の発生を抑制し、銅損低減による効率の向上が図られる。
実施例1乃至実施例6の構成は、同期発電機の回転子に適用することでも、以上で示した効果が期待される。
1…回転子
11…塊状鉄心
12…導体棒
13…スロット

Claims (7)

  1. 塊状鉄心のスロットに導体棒が収納された回転子を備えるかご形の誘導電動機であって、
    前記スロットは、オープンスロットであり、かつ、前記回転子の外周側から内側に向かって徐々に幅が線形的に小さくなる形状を備える
    ことを特徴とする誘導電動機。
  2. 請求項1に記載の誘導電動機において、
    前記スロットの内側にて円弧状に幅が小さくなる形状を備える
    ことを特徴とする誘導電動機。
  3. 請求項1に記載の誘導電動機において、
    前記回転子の回転軸方向から見た断面の半径方向に対して、前記スロットの中心軸方向が斜めになるように形成される
    ことを特徴とする誘導電動機。
  4. 請求項1に記載の誘導電動機において、
    前記塊状鉄心と前記導体棒とが、アーク溶接、レーザ溶接、コールドスプレー、ロウ付け、および拡散接合のいずれかにより互いに接合される
    ことを特徴とする誘導電動機。
  5. 請求項1に記載の誘導電動機において、
    前記回転子の外周側から内側に向かって徐々に前記スロットの幅が線形的に小さくなる部分の高さHsと、前記塊状鉄心の外径Dと、隣り合う前記スロットの間隔に対する前記塊状鉄心の最小幅τtminとが、Hs / D / ( 1 -τtmin ) > 0.15の関係を有する
    ことを特徴とする誘導電動機。
  6. 請求項1に記載の誘導電動機において、
    前記導体棒の外周側の表面のみの導電率が他の部分の導電率より小さい
    ことを特徴とするかご形誘導電動機。
  7. 請求項1に記載の誘導電動機において、
    前記塊状鉄心の外周側の表面のみの抵抗率が他の部分の抵抗率より小さい
    ことを特徴とする誘導電動機。
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