JP5810276B2 - 電動機、圧縮機、機器 - Google Patents

電動機、圧縮機、機器 Download PDF

Info

Publication number
JP5810276B2
JP5810276B2 JP2011017550A JP2011017550A JP5810276B2 JP 5810276 B2 JP5810276 B2 JP 5810276B2 JP 2011017550 A JP2011017550 A JP 2011017550A JP 2011017550 A JP2011017550 A JP 2011017550A JP 5810276 B2 JP5810276 B2 JP 5810276B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric motor
yoke
teeth
hole
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011017550A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012161126A (ja
Inventor
俊幸 玉村
俊幸 玉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2011017550A priority Critical patent/JP5810276B2/ja
Publication of JP2012161126A publication Critical patent/JP2012161126A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5810276B2 publication Critical patent/JP5810276B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Description

本発明は、高効率な電動機およびこれを搭載した圧縮機またはその他機器に関する。
電動機とハウジングの固定方法としては、焼ばめが周知技術として知られている。焼ばめによって固定される電動機の一例としては、電動機の鉄損増加を抑制して高効率化を図ったものが提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1の場合では、固定子ヨーク部には、焼ばめを施したことによって生じる応力の影響で鉄損が増加することを抑制するために、ハウジングと接触しない構成部を設けて、応力の影響を緩和することによって、高効率化を図っている。
特開2004−201428号公報
電動機の工程において焼ばめによる固定を用いる場合は、応力によって鉄損が増加し効率が低下してしまう。そのため、特許文献1では、磁束が多く流れる固定子のヨークとハウジングが接触しないようにすることで、応力による鉄損の増加を抑制し高効率化を図っている。しかしながら、焼ばめによる応力を、完全に無くすには相当な困難を伴ない、限界があると考察される。
例えば、ハウジングの厚みが厚い場合は、焼ばめによる応力が大きいため鉄損増加の抑制効果は小さくなってしまう。また、焼ばめのしめしろが、ばらつきなどによって大きくなった場合も、鉄損増加の抑制効果は小さくなってしまい効率が低下する。さらに、磁束が多く流れる固定子のヨークにハウジングと接触しないようにするためのヨーク溝17(図5参照)を設けなければならず、ヨーク部の磁束密度が高くなり鉄損増加の原因となってしまう。
本発明は、上述の従来の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、焼ばめによる固定を選択せず、溶接固定にすることで、固定による鉄損増加を抑制するものであり、高効率な電動機を提供する。
上記従来の課題を解決するために、本発明は、環状のヨークと前記ヨークの内周側に配置された複数のティースとを有し、複数の前記ティースに巻線を施してなる固定子と、前記固定子の内周に僅かな空隙を介して対向し、回転自在に保持され、内部あるいは表面に永久磁石を設けてなる回転子を備えティースが配置された部分のヨークの外周が溶接によってハウジングに固定された電動機である。溶接の位置を、ティースが配置された部分のヨークの外周にすることで、固定による鉄損増加を抑制することができる。
また、巻線が集中巻線である。
また、溶接による固定と共に、補助的に環状のヨークとハウジングが焼ばめ又は圧入固定されている構成とすれば、環状のヨークとハウジングのガタを防ぐことができ、固定精
度が向上する。また、補助的に焼きばめ、または圧入するため、応力による鉄損増加を抑制できる。
また、ティースが配置された部分のヨークに、軸方向に貫通する孔を設けることで、溶接時の熱がティースに伝わらなくなり、ティースの熱変形を抑制することができる。
また、その貫通する孔の形状略三角形とすることで、磁束の流れを妨げることが無くなり、鉄損増加を抑制できる。
また、その貫通する孔と、ティースが配置された部分のヨークの外周の間のブリッジの厚みの下限値が、ハウジングの溶接孔の直径の1/2である構成にすることで、溶接時のスパッタを防ぐことが出来る。
また、その貫通する孔の両端に、真円の孔を設けることで、やきばめ応力が加わった場合でも、応力による鉄損増加を抑制できる。
また、本発明は前記の電動機を備えた圧縮機である。
また、本発明は前記の電動機を備えた機器である。
本発明によれば、環状のヨークとハウジングを固定する際の鉄損増加を小さくすることができ、高効率な電動機を提供することができる。
本発明の実施の形態1における電動機の径方向の断面図 図1のティース部分の拡大図 図1のティース部分の拡大図 本発明の実施の形態2における電動機のティース部分の拡大図 従来の電動機の径方向の断面図
以下、本発明における発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の電動機の径方向の断面図である。この図に示すように、本発明の電動機は固定子10と回転子20からなり、固定子10は、環状のヨーク14と、その環状のヨーク14の内周部に配置された複数のティース12を有し、絶縁物(絶縁フィルム、インシュレータ等:図示せず)を介して、3相集中巻線の巻線13が施されている。環状のヨーク14とハウジング30は溶接固定されており、溶接は、ティースが配置された部分のヨーク11に施されている。ティースが配置された部分のヨーク11以外は、磁束密度が高く、その部分を溶接した場合は、溶接部での鉄損が増加する。しかし、ティースが配置された部分のヨーク11は、流れる磁束量が少なく磁束密度が低いため、溶接による鉄損増加は小さく、高効率な電動機を得ることができる。
なお、上記形態は、集中巻線での形態であるが、分布巻線の場合も、磁束密度の低い部分のヨークに溶接を施せば、同様の効果が得られる。
また、環状のヨーク14とハウジング30を補助的に焼ばめまたは圧入し、溶接固定す
ることで、環状のヨーク14とハウジング30の固定精度が良化され、完成時の回転子20と固定子10の不等GAPに起因する騒音等が低減され、低騒音で高効率な電動機を得ることができる。
図2において、ティースが配置された部分のヨーク11に、軸方向に貫通する貫通孔15を設けている。貫通孔を設けることによって、溶接時の熱が、ティース12に伝わりにくくなり、ティース12の熱変形を抑制することができる。結果、GAPの精度を確保することができ、GAP不同に起因する騒音等が低減され、低騒音で高効率な電動機を得ることができる。また、ティースが配置された部分のヨーク11は、流れる磁束量が少なく、貫通孔を設けても高効率を維持することができる。また、この貫通孔を有する本発明の電動機を圧縮機に適用した場合、貫通孔を冷媒が流れる通路にすることができ、更に、高効率な圧縮機を実現できる。また、この貫通孔を有する本発明の電動機を機器に適用した場合、貫通孔を放熱用孔にすることができ、温度上昇が抑制され、高効率な機器を実現できる。
貫通孔を設計する場合、磁束の流れを考慮して、貫通孔の15aの部分を環状のヨーク14を構成するスロットの14aの部分と同心円弧またはそれ相当にし、形状を慨三角形にすることで、磁束の流れを妨げることがなくなり、更なる高効率化が可能となる。
図3において、貫通孔と、ティースが配置された部分のヨーク11の外周との間のブリッジ16の厚みBtを、ハウジングの溶接孔40の直径Ytの1/2以上にすることで、溶接時のスパッタを防ぐことができ、品質の良い電動機を得ることができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2における電動機のティース部分の拡大図である。固定子10とハウジング30が、補助的であっても、焼ばめ又は圧入された場合は、環状のヨーク14に応力が加わり、鉄損が増加してしまう。この対策として貫通孔の両端に真円孔を設け応力を緩和させることで、高効率な電動機を得ることができる。更に、本発明の電動機は、圧縮機およびその他の機器に搭載されている。
本発明の電動機は、圧縮機およびその他の機器に適用できる。
10 固定子
11 ティースが配置された部分のヨーク
12 ティース
13 巻線
14 環状のヨーク
15 貫通孔
16 ブリッジ
17 ヨーク溝
20 回転子
30 ハウジング
40 溶接孔

Claims (9)

  1. 環状のヨークと前記ヨークの内周側に配置された複数のティースとを有し、複数の前記ティースに巻線を施してなる固定子と、
    前記固定子の内周に僅かな空隙を介して対向し、回転自在に保持され、内部あるいは表面に永久磁石を設けてなる回転子を備え
    前記ティースが配置された部分のヨークの外周が溶接によってハウジングに固定された電動機。
  2. 前記巻線が、集中巻線である請求項1記載の電動機。
  3. 補助的に前記環状のヨークと前記ハウジングが焼きばめ又は圧入固定された請求項1または請求項2に記載の電動機。
  4. 前記ティースが配置された部分のヨークに、軸方向に貫通する孔を設けた請求項1〜3のいずれか一項に記載の電動機。
  5. 前記孔の形状が略三角形である請求項記載の電動機。
  6. 前記孔と前記ヨークの外周間のブリッジの厚みの下限値が、前記ハウジングの溶接孔の直径の1/2である請求項4または請求項5に記載の電動機。
  7. 前記孔の両端に、真円の孔を設けた請求項4〜6のいずれか一項に記載の電動機。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の電動機を備えた圧縮機。
  9. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の電動機を備えた機器。
JP2011017550A 2011-01-31 2011-01-31 電動機、圧縮機、機器 Active JP5810276B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011017550A JP5810276B2 (ja) 2011-01-31 2011-01-31 電動機、圧縮機、機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011017550A JP5810276B2 (ja) 2011-01-31 2011-01-31 電動機、圧縮機、機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012161126A JP2012161126A (ja) 2012-08-23
JP5810276B2 true JP5810276B2 (ja) 2015-11-11

Family

ID=46841231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011017550A Active JP5810276B2 (ja) 2011-01-31 2011-01-31 電動機、圧縮機、機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5810276B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014208582A1 (ja) * 2013-06-26 2014-12-31 日産自動車株式会社 回転電機用同期ロータと回転電機用同期ロータの製造方法
WO2020053998A1 (ja) * 2018-09-12 2020-03-19 黒田精工株式会社 積層鉄心
JP7163948B2 (ja) * 2020-10-30 2022-11-01 株式会社富士通ゼネラル 圧縮機

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004201428A (ja) * 2002-12-19 2004-07-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動機
JP4485262B2 (ja) * 2004-06-14 2010-06-16 アイチエレック株式会社 電動機の固定子
JP4241849B2 (ja) * 2007-04-02 2009-03-18 ダイキン工業株式会社 圧縮機
JP5381139B2 (ja) * 2009-02-09 2014-01-08 Jfeスチール株式会社 電動機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012161126A (ja) 2012-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5480176B2 (ja) 回転電機用回転子
JP2006129688A (ja) 磁石式発電機
JP6279763B2 (ja) 誘導電動機
JP2008278673A (ja) 回転電機及び圧縮機
JP4485262B2 (ja) 電動機の固定子
WO2015111369A1 (ja) 三相モータ
WO2015093157A1 (ja) 回転電機
JP5810276B2 (ja) 電動機、圧縮機、機器
JP2005027369A (ja) 電動機
JP4878908B2 (ja) 回転電機
WO2015174145A1 (ja) 永久磁石埋め込み式回転電機
JP2006320100A (ja) 回転電機の固定子
JP5672149B2 (ja) 回転電機用ロータ、および、これを用いた回転電機
JP2017093195A (ja) 回転電機
JP6265078B2 (ja) 回転電機の回転子ならびに回転電機
JP5213780B2 (ja) インナーロータ型モータ
JP2009254011A (ja) 回転電機の回転子
JP2009106001A (ja) 回転電機
JP5183894B2 (ja) 巻線が巻回された鉄心、回転電機、及びリニアモータ
JP2010207021A (ja) 回転子用エンドプレートおよびこれを用いた回転電機
JP2008259399A (ja) トロイダル巻線構造を備えた回転電機用の固定子
JP2011120350A (ja) 回転電機の固定子
JP2011050179A (ja) ロータおよびモータ
JP2002136013A (ja) 磁石モータ
JP2008067528A (ja) モータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140123

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140213

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140418

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141007

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150317

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150330

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5810276

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151