JP2016035809A - 硫化物固体電池の正極活物質回収方法 - Google Patents

硫化物固体電池の正極活物質回収方法 Download PDF

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Abstract

【課題】処理液の外への硫化水素の放出を抑制又は防止しつつ、正極活物質及び硫化物固体電解質の原料を回収することが可能な、硫化物固体電池の正極活物質回収方法を提供する。【解決手段】硫化物固体電解質と正極活物質とを少なくとも含む正極から正極活物質を回収する際に、正極をLi系アルカリ水溶液に浸漬することにより、硫化物固体電解質を溶解させる第1の溶解工程と、該第1の溶解工程で得られた溶液と不溶成分とを分離する分離工程と、該分離工程で分離された溶液を濃縮する濃縮工程と、上記分離工程で分離された不溶成分を燃焼させる燃焼工程と、を有する、硫化物固体電池の正極活物質回収方法とする。【選択図】図1

Description

本発明は、硫化物固体電池の正極活物質回収方法に関する。
難燃性の固体電解質を用いた固体電解質層を有する金属イオン二次電池(例えば、リチウムイオン二次電池等。以下において、硫化物固体電解質を用いたリチウムイオン二次電池を「硫化物固体電池」ということがある。)は、安全性を確保するためのシステムを簡素化しやすい等の長所を有している。
このような硫化物固体電池に関する技術として、例えば特許文献1には、Liを有する正極活物質と、Liを有する硫化物固体電解質材料とを少なくとも含有する電池部材の処理方法であって、該電池部材及び処理液である水を接触させることにより、硫化水素を発生させるとともに、硫化物固体電解質材料に含まれるLiを処理液に溶解させる接触工程と、Liが溶解した上記処理液から、不溶成分である正極活物質を回収する正極活物質回収工程と、不溶成分である正極活物質を回収した処理液から、Li化合物を回収するLi化合物回収工程と、を有する電池部材の処理方法が開示されている。また、リチウム電池からの電極構成金属回収方法を開示している特許文献2の明細書の段落0035には、強アルカリ性溶液を混合することにより、不純物金属を水酸化物の溶液として溶出させることができる旨、記載されている。また、特許文献3には、硫化物固体電池の正極から金属を回収する技術が開示されている。
国際公開第2010/106618号 特開2007−323868号公報 特開2010−40458号公報
硫化物固体電池から正極活物質を回収する際の処理液として水を使用すると、硫化物固体電解質材料と水とが反応して硫化水素が発生する。処理液が水である場合は、発生した硫化水素が処理液の外に放出されるため、回収作業の作業性が低下する可能性がある。また、特許文献1や特許文献3に開示されている技術において、正極活物質のほかに硫化物固体電解質の原料を回収する際には、処理液の外へと放出された硫化水素を回収して他の物質と反応させる等の工程を経るため、原料回収の工程が複雑化しやすかった。これらの問題は、特許文献1や特許文献3に開示されている技術と、特許文献2に開示されている技術とを単に組み合わせても、解決することが困難であった。
そこで本発明は、処理液の外への硫化水素の放出を抑制又は防止しつつ、正極活物質及び硫化物固体電解質の原料を回収することが可能な、硫化物固体電池の正極活物質回収方法を提供することを課題とする。
本発明者らは、鋭意検討の結果、例えばLiOH水溶液等に代表されるLi系のアルカリ溶液を処理液として用いることにより、処理液の外への硫化水素の放出を抑制又は防止しつつ、正極活物質及び硫化物固体電解質の原料を回収可能であることを知見した。また、上記Li系のアルカリ溶液を用いる処理のほかに、上記Li系のアルカリ溶液よりも強アルカリ性の溶液を処理液として用いる処理を行うことにより、集電箔が含まれている正極から、処理液の外への硫化水素の放出を抑制又は防止しつつ、正極活物質及び硫化物固体電解質の原料を回収可能であることを知見した。本発明は、これらの知見に基づいて完成させた。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段をとる。すなわち、
本発明は、硫化物固体電解質と正極活物質とを少なくとも含む正極から、正極活物質を回収する方法であって、正極を、Li系アルカリ水溶液である第1の溶液に浸漬することにより硫化物固体電解質を溶解させる、第1の溶解工程と、該第1の溶解工程で得られた溶液と不溶成分とを分離する、第1の分離工程と、該第1の分離工程で分離された溶液を濃縮する濃縮工程と、第1の分離工程で分離された不溶成分を燃焼させる燃焼工程と、を有する、硫化物固体電池の正極活物質回収方法である。
ここで、「Li系アルカリ水溶液」とは、Liを含有するアルカリ性の水溶液をいう。例えば、Liを含有する、pHが11以下であるアルカリ性の水溶液が、Li系アルカリ溶液に含まれる。このようなアルカリ性の水溶液としては、水酸化リチウム水溶液や、炭酸水素リチウム水溶液等を例示することができる。
本発明では、Li系アルカリ水溶液を用いることにより、第1の溶解工程で生じた硫化水素の中和反応を生じさせることが可能である。これにより、第1の溶液の外への硫化水素の放出を抑制又は防止することが可能になる。さらに、濃縮工程により、硫化物固体電解質の原料として使用可能なLiSを回収することが可能である。加えて、燃焼工程により、正極活物質を回収することが可能である。したがって、このような形態にすることにより、第1の溶液の外への硫化水素の放出を抑制又は防止しつつ、正極活物質及び硫化物固体電解質の原料を回収することが可能な、硫化物固体電池の正極活物質回収方法を提供することができる。
上記本発明において、正極に、さらに、アルミニウムを含む箔が備えられる場合、上記第1の分離工程で分離された不溶成分を、上記Li系アルカリ溶液よりも強アルカリ性の溶液である第2の溶液に浸漬することにより箔を溶解させる、第2の溶解工程と、該第2の溶解工程で得られた溶液と不溶成分とを分離する第2の分離工程と、を有し、上記燃焼工程は、第2の分離工程で分離された不溶成分を燃焼させる工程であり、上記第1の溶液は、溶液中のヒドロキシル基が、硫化物固体電解質に含まれる硫黄の物質量に対して2当量以上、かつ上記箔に含まれるアルミニウムの物質量に対し4当量未満であり、上記第2の溶液は、溶液中のヒドロキシル基が、上記箔に含まれるアルミニウムの物質量に対して4当量以上であり、上記箔に含まれるアルミニウムの物質量は、上記硫化物固体電解質に含まれる硫黄の物質量に対して1/2よりも多いことが好ましい。このような形態とすることにより、第2の溶解工程でアルミニウムを含む箔を溶解させ、この箔が溶解した溶液を第2の分離工程で分離することが可能である。また、第1の溶液中のヒドロキシル基が、硫化物固体電解質に含まれる硫黄の物質量に対して2当量以上、かつ上記箔に含まれるアルミニウムの物質量に対し4当量未満であることにより、箔の溶解を防止しつつ、第1の溶液の外への硫化水素の放出を防止することが可能になる。したがって、このような形態にすることにより、正極にアルミニウムを含む箔が含まれている場合であっても、処理液の外への硫化水素の放出を防止しつつ、正極活物質及び硫化物固体電解質の原料を回収することが可能な、硫化物固体電池の正極活物質回収方法を提供することができる。
本発明によれば、処理液の外への硫化水素の放出を抑制又は防止しつつ、正極活物質及び硫化物固体電解質の原料を回収することが可能な、硫化物固体電池の正極活物質回収方法を提供することができる。
第1実施形態にかかる本発明の硫化物固体電池の正極活物質回収方法を説明する図である。 第2実施形態にかかる本発明の硫化物固体電池の正極活物質回収方法を説明する図である。 硫化物固体電池の正極活物質回収方法の他の形態例を説明する図である。 硫化物固体電池の正極活物質回収方法の他の形態例を説明する図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明について説明する。なお、以下に示す形態は本発明の例示であり、本発明は以下に示す形態に限定されない。
1.第1実施形態
図1は、第1実施形態にかかる本発明の硫化物固体電池の正極活物質回収方法を説明する図である。この第1実施形態は、例えば、アルミニウム箔を備える正極から正極活物質及び硫化物固体電解質の原料を回収する際に、好適に用いることができる。
図1に示したように、第1実施形態にかかる本発明の硫化物固体電池の正極活物質回収方法S10は、第1の溶解工程S11と、第1の分離工程S12と、濃縮工程S13と、第2の溶解工程S14と、第2の分離工程S15と、燃焼工程S16と、を有している。
1.1.第1の溶解工程S11
第1の溶解工程S11は、Li系アルカリ水溶液(pHが11以下のLiOH水溶液)である第1の溶液1に、アルミニウム箔11と正極合剤層12(正極活物質と硫化物固体電解質と導電助剤とバインダーとを有する層)とを備える正極10を浸漬することにより、正極合剤層12に含まれている硫化物固体電解質を溶解させる工程である。第1の溶液1は水溶液なので、第1の溶液1に正極10を浸漬すると、第1の溶液1に含まれている水と硫化物固体電解質とが反応することにより、硫化水素(HS)が発生する。第1の溶液1で発生した硫化水素は、第1の溶液1に含まれているLiOHと反応する(HS+2LiOH→LiS+2HO)。この反応を生じさせることにより、発生した硫化水素が第1の溶液1の外へと放出されることを抑制できるようになる。また、例えば、発生した硫化水素のすべてと反応するLiOHを含有している第1の溶液1、すなわち、硫化物固体電解質に含まれる硫黄の物質量に対して2当量以上の水酸化リチウムを含有している第1の溶液1(溶液中のヒドロキシル基が硫化物固体電解質に含まれる硫黄の物質量に対して2当量以上である、pHが11以下の溶液1。)を用いることにより、硫化水素が第1の溶液1の外に放出されないようにすること(第1の溶液1の外への硫化水素の放出を防止すること)が可能である。第1の溶液1で反応が生じやすい形態にする観点から、第1の溶解工程S11は、正極10を浸漬した後に、第1の溶液1を撹拌することが好ましい。
ここで、硫化水素が第1の溶液1に外に放出されないようにするためには、多量の水酸化リチウムを第1の溶液1に含有させることが好ましい。しかしながら、多量の水酸化リチウムを第1の溶液1に含有させると、アルミニウム箔11がヒドロキソ錯体を形成しながら溶解するようになる。このような事態を回避する観点から、第1の溶液1に含有させる水酸化リチウムは、上記箔中のアルミニウムの物質量に対して4当量未満とする。このような第1の溶液1を用いることにより、第1の溶解工程S11では、アルミニウム箔11の反応として、2Al+6HO→2Al(OH)+3Hという反応が生じ、その結果、アルミニウム箔11は箔11’になる。Al(OH)は、第1の溶液1に溶解しない。なお、本実施形態において、アルミニウム箔11に含まれるアルミニウムの物質量は、正極10に含まれている硫化物固体電解質に含まれる硫黄の物質量の1/2よりも多い。すなわち、アルミニウム箔11に含まれるアルミニウムの物質量をM1(mol)、正極10に含まれている硫化物固体電解質に含まれる硫黄の物質量をM2(mol)とするとき、M1>0.5×M2である。
1.2.第1の分離工程S12
第1の分離工程S12は、上記第1の溶解工程S11で得られた溶液1’(硫化水素とLiOHとを反応させた後の溶液)と不溶成分10’とを分離する工程である。第1の分離工程S12は、溶液1’と不溶成分10’とを分離することができれば、その形態は特に限定されない。第1の分離工程S12は、例えば、ろ過やデカンテーションによって、溶液1’と不溶成分10’とを分離する工程、とすることができる。
1.3.濃縮工程S13
濃縮工程S13は、上記第1の分離工程S12で分離された溶液1’を濃縮することにより、硫化物固体電解質の原料(LiS)を得る工程である。濃縮工程S13は、溶液1’を濃縮することによって硫化物固体電解質の原料を回収することができれば、その形態は特に限定されない。濃縮工程S13は、例えば、溶液の加熱によって、溶液1’を濃縮することにより、硫化物固体電解質の原料(LiS)を回収する工程、とすることができる。
1.4.第2の溶解工程S14
第2の溶解工程S14は、上記第1の分離工程S12で分離された不溶成分10’を、第1の溶液1よりも強アルカリ性の溶液である第2の溶液2に浸漬することにより、箔11’を溶解させる工程である。第2の溶液2は、箔11’を溶解させることができれば良く、具体的には、溶液中のヒドロキシル基が、箔11’に含まれるアルミニウムの物質量に対して4当量以上である溶液(pHが12以上である金属水酸化物の水溶液)を用いる。このような溶液を用いることにより、Al(OH)+OH→[Al(OH))]という反応を生じさせることが可能なので、箔11’を溶解させることが可能である。第2の溶液2で反応が生じやすい形態にする観点から、第2の溶解工程S14は、不溶成分10’を浸漬した後に、第2の溶液2を撹拌することが好ましい。
1.5.第2の分離工程S15
第2の分離工程S15は、上記第2の溶解工程S14で得られた溶液2’(箔11’を溶解させた後の溶液)と、不溶成分12’とを分離する工程である。第2の分離工程S15は、溶液2’と不溶成分12’とを分離することができれば、その形態は特に限定されない。第2の分離工程S15は、例えば、ろ過やデカンテーションによって、溶液2’と不溶成分12’とを分離する工程、とすることができる。
1.6.燃焼工程S16
燃焼工程S16は、上記第2の分離工程S15で分離された不溶成分12’を燃焼させることにより、正極活物質を得る工程である。燃焼工程S16は、不溶成分12’を燃焼させることによって正極活物質を回収することができれば、その形態は特に限定されない。
以上説明した本発明の第1実施形態によれば、第1の溶解工程S11で第1の溶液1の外への硫化水素の放出を抑制又は防止しつつ、濃縮工程S13で硫化物固体電解質の原料を回収し、且つ、燃焼工程S16で正極活物質を回収することが可能である。さらに、本発明の第1実施形態によれば、アルミニウム箔11と正極合剤層12とを予め分離しなくても、第1の溶液1の外への硫化水素の放出を抑制又は防止しつつ、正極活物質及び硫化物固体電解質の原料を回収することが可能である。本発明の第1実施形態によれば、箔を剥離する工程を省略することができるので、正極活物質及び硫化物固体電解質の原料を分離回収する工程を簡素化することが可能である。
2.第2実施形態
図2は、第2実施形態にかかる本発明の硫化物固体電池の正極活物質回収方法を説明する図である。この第2実施形態は、例えば、集電箔から剥離された正極合剤層から正極活物質及び硫化物固体電解質の原料を回収する際に、好適に用いることができる。図2において、図1に示した構成と同様の構成には、図1で使用した符号と同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。
図2に示したように、第2実施形態にかかる本発明の硫化物固体電池の正極活物質回収方法S20は、第1の溶解工程S21と、第1の分離工程S22と、濃縮工程S23と、燃焼工程S24と、を有している。
2.1.第1の溶解工程S21
第1の溶解工程S21は、Li系アルカリ水溶液(LiOH水溶液)である第1の溶液1に、正極合剤層12(正極活物質と硫化物固体電解質と導電助剤とバインダーとを有する層)を浸漬することにより、正極合剤層12に含まれている硫化物固体電解質を溶解させる工程である。第1の溶液1は水溶液なので、第1の溶液1に正極合剤層12を浸漬すると、第1の溶液1に含まれている水と硫化物固体電解質とが反応することにより、硫化水素(HS)が発生する。第1の溶液1で発生した硫化水素は、第1の溶液1に含まれているLiOHと反応する(HS+2LiOH→LiS+2HO)。この反応を生じさせることにより、発生した硫化水素が第1の溶液1の外へと放出されることを抑制できるようになる。また、例えば、発生した硫化水素のすべてと反応するLiOHを含有している第1の溶液1、すなわち、硫化物固体電解質に含まれる硫黄の物質量に対して2当量以上の水酸化リチウムを含有している第1の溶液1(溶液中のヒドロキシル基が硫化物固体電解質に含まれる硫黄の物質量に対して2当量以上である、pHが11以下の溶液1。)を用いることにより、硫化水素が第1の溶液1の外に放出されないようにすること(第1の溶液1の外への硫化水素の放出を防止すること)が可能である。第1の溶液1で反応が生じやすい形態にする観点から、第1の溶解工程S21は、正極合材層12を浸漬した後に、第1の溶液1を撹拌することが好ましい。
2.2.第1の分離工程S22
第1の分離工程S22は、上記第1の溶解工程S21で得られた溶液1’(硫化水素とLiOHとを反応させた後の溶液)と不溶成分12’とを分離する工程である。第1の分離工程S22は、溶液1’と不溶成分12’とを分離することができれば、その形態は特に限定されない。第1の分離工程S22は、例えば、ろ過やデカンテーションによって、溶液1’と不溶成分12’とを分離する工程、とすることができる。
2.3.濃縮工程S23
濃縮工程S23は、上記第1の分離工程S22で分離された溶液1’を濃縮することにより、硫化物固体電解質の原料(LiS)を得る工程である。濃縮工程S23は、濃縮工程S13と同様の工程であるため、ここでは説明を省略する。
2.4.燃焼工程S24
燃焼工程S24は、上記第1の分離工程S22で分離された不溶成分12’を燃焼させることにより、正極活物質を得る工程である。燃焼工程S24は、不溶成分12’を燃焼させることによって正極活物質を回収することができれば、その形態は特に限定されない。
以上説明した本発明の第2実施形態によれば、第1の溶解工程S21で第1の溶液1の外への硫化水素の放出を抑制又は防止しつつ、濃縮工程S23で硫化物固体電解質の原料を回収し、且つ、燃焼工程S24で正極活物質を回収することが可能である。したがって、本発明の第2実施形態によれば、処理液の外への硫化水素の放出を抑制又は防止しつつ、正極活物質及び硫化物固体電解質の原料を回収することが可能な、硫化物固体電池の正極活物質回収方法を提供することができる。
本発明において、正極合剤層12に用いられる正極活物質としては、固体電池で使用可能な正極活物質を例示することができる。具体的には、LiCoO、LiNiO、LiFePO、LiMn、LiNi1/3Mn1/3Co1/3等を例示することができる。正極活物質の形状は、例えば粒子状や薄膜状等にすることができる。正極活物質の平均粒径(D50)は、例えば1nm以上100μm以下であることが好ましく、10nm以上30μm以下であることがより好ましい。また、正極層における正極活物質の含有量は、特に限定されないが、質量%で、例えば40%以上99%以下とすることが好ましい。
また、正極活物質と固体電解質との界面に高抵抗層が形成され難くすることにより、電池抵抗の増加を防止しやすい形態にする観点から、正極合剤層12に含有されている正極活物質は、イオン伝導性酸化物で被覆されていることが好ましい。正極活物質を被覆するリチウムイオン伝導性酸化物としては、例えば、一般式LiAO(Aは、B、C、Al、Si、P、S、Ti、Zr、Nb、Mo、Ta又はWであり、x及びyは正の数である。)で表される酸化物を挙げることができる。具体的には、LiBO、LiBO、LiCO、LiAlO、LiSiO、LiSiO、LiPO、LiSO、LiTiO、LiTi12、LiTi、LiZrO、LiNbO、LiMoO、LiWO等を例示することができる。また、リチウムイオン伝導性酸化物は、複合酸化物であっても良い。正極活物質を被覆する複合酸化物としては、上記リチウムイオン伝導性酸化物の任意の組み合わせを採用することができ、例えば、LiSiO−LiBO、LiSiO−LiPO等を挙げることができる。また、正極活物質の表面をイオン伝導性酸化物で被覆する場合、イオン伝導性酸化物は、正極活物質の少なくとも一部を被覆してれば良く、正極活物質の全面を被覆していても良い。また、正極活物質を被覆するイオン伝導性酸化物の厚さは、例えば、0.1nm以上100nm以下であることが好ましく、1nm以上20nm以下であることがより好ましい。なお、イオン伝導性酸化物の厚さは、例えば、透過型電子顕微鏡(TEM)等を用いて測定することができる。
また、正極合剤層12に用いられる硫化物固体電解質としては、硫化物固体電池に使用可能な硫化物固体電解質を例示することができる。具体的には、LiS−SiS、LiI−LiS−SiS、LiI−LiS−P、LiI−LiS−P、LiS−P、LiPS等を例示することができる。
また、正極合剤層12に用いられる導電助剤としては、硫化物固体電池に使用可能な導電助剤を例示することができる。具体的には、気相成長炭素繊維、アセチレンブラック(AB)、ケッチェンブラック(KB)、カーボンナノチューブ(CNT)、カーボンナノファイバー(CNF)等の炭素材料のほか、硫化物固体電池の使用時の環境に耐えることが可能な金属材料を例示することができる。
また、正極合剤層12に用いられるバインダーとしては、硫化物固体電池に使用可能なバインダーを例示することができる。具体的には、アクリロニトリルブタジエンゴム(ABR)、ブタジエンゴム(BR)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、スチレンブタジエンゴム(SBR)等を例示することができる。
また、上記説明では、正極に用いられる集電箔としてアルミニウム箔11を例示したが、第1実施形態で第1の溶液に浸漬される正極に用いられる集電箔は、アルミニウム合金箔(50質量%以上のアルミニウムを含有するアルミニウム合金箔)であっても良い。
以上説明したように、本発明によれば、処理液の外への硫化水素の放出を抑制又は防止しつつ、正極活物質及び硫化物固体電解質の原料を回収することが可能な、硫化物固体電池の正極活物質回収方法を提供することができる。ここで、硫化物固体電解質は、LiSを用いて(例えば、LiS及びPを用いて)製造可能である。本発明では、LiSの状態で硫化物固体電解質の原料を回収するので、容易にリサイクル可能である。
このほか、例えば以下に説明する形態であっても、処理液の外への硫化水素の放出を抑制又は防止しつつ、正極活物質を回収することは可能と考えられる。
3.参考形態
3.1.第1参考形態
図3は、第1参考形態にかかる硫化物固体電池の正極活物質回収方法を説明する図である。この第1参考形態は、例えば、集電箔から剥離された正極合剤層から正極活物質を回収する際に、好適に用いることができる。図3において、図2に示した構成と同様の構成には、図2で使用した符号と同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。
図3に示したように、第1参考形態にかかる硫化物固体電池の正極活物質回収方法S90aは、第1の溶解工程S91aと、第1の分離工程S92aと、燃焼工程S93aと、を有している。
第1の溶解工程S91aは、アンモニア水溶液である溶液91aに、正極合剤層12(正極活物質と硫化物固体電解質と導電助剤とバインダーとを有する層)を浸漬することにより、正極合剤層12に含まれている硫化物固体電解質を溶解させる工程である。溶液91aは水溶液なので、溶液91aに正極合剤層12を浸漬すると、溶液91aに含まれている水と硫化物固体電解質とが反応することにより、硫化水素(HS)が発生する。溶液91aで発生した硫化水素は、その後、NHと反応する(HS+2NH→(NHS)。この反応を生じさせることにより、発生した硫化水素が溶液91aの外へと放出されることを抑制できるようになる。また、例えば、発生した硫化水素のすべてと反応するNHを含有している溶液91a、すなわち、硫化物固体電解質に含まれる硫黄の物質量に対して2当量以上のアンモニアを含有している溶液91aを用いることにより、硫化水素が溶液91aの外に放出されないようにすることが可能である。溶液91aで反応が生じやすい形態にする観点から、第1の溶解工程S91aは、正極合材層12を浸漬した後に、溶液91aを撹拌することが好ましい。
第1の分離工程S92aは、上記第1の溶解工程S91aで得られた溶液91a’(硫化水素とNHとを反応させた後の溶液)と不溶成分12’とを分離する工程である。第1の分離工程S92aは、溶液91a’と不溶成分12’とを分離することができれば、その形態は特に限定されない。
燃焼工程S93aは、上記第1の分離工程S92aで分離された不溶成分12’を燃焼させることにより、正極活物質を得る工程である。燃焼工程S93aは、不溶成分12’を燃焼させることによって正極活物質を回収することができれば、その形態は特に限定されない。
3.2.第2参考形態
図4は、第2参考形態にかかる硫化物固体電池の正極活物質回収方法S90bを説明する図である。この第2参考形態は、例えば、アルミニウム箔を備える正極から正極活物質を回収する際に、好適に用いることができる。図4において、図1に示した構成と同様の構成には、図1で使用した符号を同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。
図4に示したように、第2参考形態にかかる硫化物固体電池の正極活物質回収方法S90bは、第1の溶解工程S91bと、第1の分離工程S92bと、燃焼工程S93bと、を有している。
第1の溶解工程S91bは、強アルカリ性水溶液(強塩基となる金属水酸化物の水溶液)である溶液91bに、正極10を浸漬することにより、正極合剤層12に含まれている硫化物固体電解質及びアルミニウム箔11を溶解させる工程である。ここで、溶液91bは、溶液中のヒドロキシル基が、硫化物固体電解質に含まれる硫黄の物質量に対して2当量以上であって、さらに、アルミニウム箔11に含まれるアルミニウムの物質量に対して4当量以上である(溶液中のヒドロキシル基が、硫化物固体電解質に含まれる硫黄の物質量に対して2当量以上とアルミニウム箔11に含まれるアルミニウムの物質量に対して4当量以上の合計量である)、水酸化リチウム水溶液である。
溶液91bは水溶液なので、溶液91bに正極10を浸漬すると、溶液91bに含まれている水と硫化物固体電解質とが反応することにより、硫化水素(HS)が発生する。溶液91bで発生した硫化水素は、その後、LiOHと反応する(HS+2LiOH→LiS+2HO)。それゆえ、例えば、発生した硫化水素のすべてと反応するLiOHを含有している溶液91b、すなわち、上記水酸化リチウム水溶液を溶液91bとして用いることにより、硫化水素が溶液91bの外に放出されないようにすることが可能である。
加えて、溶液91bは強アルカリ性なので、溶液91bに正極10を浸漬すると、溶液91bとアルミニウム箔11とが反応することにより、Li[Al(OH)]が生成される。より具体的には、第1段階の反応としてAl+3LiOH→Al(OLi)+3/2Hという反応が起こり、続いて第2段階の反応としてAl(OLi)+3HO→Al(OH)+3LiOHという反応が起こり、続いて第3段階の反応としてAl(OH)+LiOH→Li[Al(OH)]という反応が起こる。これらの反応をまとめると、アルミニウム箔11の溶解反応は、2Al+2LiOH+6HO→2Li[Al(OH)]+3Hで表わされる。それゆえ、例えば、アルミニウム箔11を構成するアルミニウムのすべてと反応するLiOH及び水を含有している溶液91b、すなわち、上記水酸化リチウム水溶液を溶液91bとして用いることにより、アルミニウム箔11を溶解することが可能である。溶液91bで反応が生じやすい形態にする観点から、第1の溶解工程S91bは、正極10を浸漬した後に、溶液91bを撹拌することが好ましい。
第1の分離工程S92bは、上記第1の溶解工程S91bで得られた溶液91b’(硫化水素とLiOHとを反応させ、且つ、アルミニウム箔11を溶解させた後の溶液)と不溶成分12’とを分離する工程である。第1の分離工程S92bは、溶液91b’と不溶成分12’とを分離することができれば、その形態は特に限定されない。なお、第1の分離工程S92bで分離された溶液91b’にはLiSが含まれている。それゆえ、溶液91b’に含まれているLi[Al(OH)]とLiSとを分離することにより、硫化物固体電解質の原料を回収することが可能になる。
燃焼工程S93bは、上記第1の分離工程S92bで分離された不溶成分12’を燃焼させることにより、正極活物質を得る工程である。燃焼工程S93bは、不溶成分12’を燃焼させることによって正極活物質を回収することができれば、その形態は特に限定されない。
このように、第1参考形態や第2参考形態であっても、処理液の外への硫化水素の放出を抑制又は防止しつつ、正極活物質を回収することは可能である。これらの形態に比べ、本発明は、処理液の外への硫化水素の放出を抑制又は防止しつつ、正極活物質のみならず硫化物固体電解質の原料をも容易に回収可能、という点で優れている。
1…第1の溶液
1’、2’…溶液
2…第2の溶液
10…正極
10’、12’…不溶成分
11…アルミニウム箔
11’…箔
12…正極合剤層
91a、91a’…溶液
91b、91b’…溶液

Claims (2)

  1. 硫化物固体電解質と正極活物質とを少なくとも含む正極から、前記正極活物質を回収する方法であって、
    前記正極を、Li系アルカリ水溶液である第1の溶液に浸漬することにより、前記硫化物固体電解質を溶解させる、第1の溶解工程と、
    前記第1の溶解工程で得られた溶液と不溶成分とを分離する、第1の分離工程と、
    前記第1の分離工程で分離された前記溶液を濃縮する、濃縮工程と、
    前記第1の分離工程で分離された前記不溶成分を燃焼させる、燃焼工程と、
    を有する、硫化物固体電池の正極活物質回収方法。
  2. 前記正極は、さらに、アルミニウムを含む箔を備え、
    前記第1の分離工程で分離された前記不溶成分を、前記Li系アルカリ溶液よりも強アルカリ性の溶液である第2の溶液に浸漬することにより、前記箔を溶解させる、第2の溶解工程と、
    前記第2の溶解工程で得られた溶液と不溶成分とを分離する、第2の分離工程と、を有し、
    前記燃焼工程は、前記第2の分離工程で分離された前記不溶成分を燃焼させる工程であり、
    前記第1の溶液は、溶液中のヒドロキシル基が、前記硫化物固体電解質に含まれる硫黄の物質量に対して2当量以上、かつ前記箔に含まれるアルミニウムの物質量に対して4当量未満であり、
    前記第2の溶液は、溶液中のヒドロキシル基が、前記箔に含まれるアルミニウムの物質量に対して4当量以上であり、
    前記箔に含まれるアルミニウムの物質量は、前記硫化物固体電解質に含まれる硫黄の物質量に対して1/2よりも多い、請求項1に記載の硫化物固体電池の正極活物質回収方法。
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