JP2016035676A - モータシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】モータ等のイナーシャが大きくなったときに振動が生じても、モータ等の振動を抑制しつつ、モータの回転位置指令を入力としモータの回転位置を出力とする閉ループ系の特性を一定に保つことが可能なモータシステムを提供する。【解決手段】モータの回転位置指令を入力としモータの回転位置を出力とする閉ループ系8をブロック線図で表わすと、閉ループ系8は、前向き経路15において順番に配置される加え合わせ点18と比例ゲイン要素9と加え合わせ点19と積分フィルタ要素10とモータゲイン要素11とモータ要素12とを備えるとともに、加え合わせ点19に負帰還接続される第2帰還経路17の中に配置される微分フィルタ要素13を備えている。加え合わせ点18には、第1帰還経路16が負帰還接続されている。このモータシステムでは、モータ等のイナーシャを検出するイナーシャ検出手段での検出結果に基づいて、q0およびq1が調整される。【選択図】図2

Description

本発明は、動作対象物を動作させるモータと、モータを制御するモータ制御装置とを備えるモータシステムに関する。
従来、ロボットを動作させるモータの制御装置として、P−PI制御(比例・比例積分制御)でモータを制御するモータ制御装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。P−PI制御を行うモータ制御装置では、モータの回転位置と回転速度とがフィードバックされるとともに、回転位置の偏差に対して比例制御が行われ、回転速度の偏差に対して比例積分制御(PI制御)が行われている。
P−PI制御を行うモータ制御装置と、このモータ制御装置によって制御されるモータとを備えるモータシステムにおいて、モータの回転位置指令を入力としモータの回転位置を出力とする閉ループ系をブロック線図で表わすと、たとえば、図5のようになる。図5において、Kpは、位置ループゲインであり、Kvは、速度ループゲインであり、Kiは、積分ゲインである。また、Kは、モータに電力を供給するアンプの固定ゲインとモータのトルク定数とを含む固定値をロボットおよびモータのイナーシャで割った値であるゲインであり、pは、ロボットおよびモータの粘性に関わる項をロボットおよびモータのイナーシャで割った値であるゲインであり、sは、ラプラス演算子である。さらに、ωは、フィルタのカットオフ周波数であり、フィルタによって回転位置が回転速度に変換されている。
特開2006−244300号公報
図5に示す閉ループ系において、ロボットやモータのイナーシャが大きくなっても(すなわち、Kが小さくなっても)、速度ループゲインKvをそれに合わせて大きくすれば、ロボットやモータのイナーシャの大きさに関係なく、閉ループ系の特性を一定に保つことが可能である。しかしながら、大きくなったロボットやモータのイナーシャに合わせて速度ループゲインKvを大きくすると、外乱に対するモータの応答感度が上がる。外乱に対するモータの応答感度が上がると、機械誤差やガタによりモータやロボットに振動が生じやすくなる。
ここで、図5に示す閉ループ系において、積分ゲインKiを小さくすることで外乱応答感度を下げて、モータやロボットに生じる振動を抑制することは可能である。しかしながら、積分ゲインKiのみを小さくすると、位置ループゲインKpと速度ループゲインKvと積分ゲインKiとのバランスが崩れて、図5に示す閉ループ系の特性(すなわち、回転位置指令に対するモータの応答特性)が変動する。また、閉ループ系の特性が変動すると、モータを安定させた状態で適切に制御することが困難になる場合がある。
そこで、本発明の課題は、動作対象物やモータのイナーシャが大きくなったときに動作対象物やモータに振動が生じても、動作対象物やモータの振動を抑制しつつ、モータの回転位置指令を入力としモータの回転位置を出力とする閉ループ系の特性を一定に保つことが可能なモータシステムを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のモータシステムは、動作対象物を動作させるモータと、モータを制御するモータ制御装置とを備えるモータシステムにおいて、モータの回転位置指令を入力としモータの回転位置を出力とする閉ループ系をブロック線図で表わすと、閉ループ系は、伝達要素として、比例ゲイン要素と、積分フィルタ要素と、モータゲイン要素と、モータ要素と、微分フィルタ要素とを備えるとともに、閉ループ系の入力部から出力部へ向かう前向き経路と、閉ループ系の出力部から入力側に向かう第1帰還経路および第2帰還経路とを備え、前向き経路では、信号の伝達方向において、回転位置指令が入力される第1の加え合わせ点と、比例ゲイン要素と、第2の加え合わせ点と、積分フィルタ要素と、モータゲイン要素と、モータ要素とがこの順番に配置され、第1帰還経路は、第1の加え合わせ点に負帰還接続され、第2帰還経路は、第2の加え合わせ点に負帰還接続されるとともに、微分フィルタ要素は、第2帰還経路の中に配置され、モータに電力を供給するアンプの固定ゲインとモータのトルク定数とを含む固定値を動作対象物およびモータのイナーシャで割った値であるゲインをKとし、動作対象物およびモータの粘性に関わる項を動作対象物およびモータのイナーシャで割った値であるゲインをpとし、ラプラス演算子をsとすると、動作対象物に応じてモータを適切に制御するための閉ループ系の希望特性を有する伝達関数である希望伝達関数は、m/(s+ms+m)で規定され、比例ゲイン要素は、mであり、積分フィルタ要素は、(s+qs+q)/(s+as)で表わされる伝達関数であり、モータゲイン要素は、1/Kであり、モータ要素は、K/(s+ps)で表わされる伝達関数であり、微分フィルタ要素は、(b+bs)/(s+qs+q)で表わされる伝達関数であり、a、b、bが以下の関係を満足することで、閉ループ系の特性が希望伝達関数に一致し、
=q+m−p
=q
=(q−p)(m−p)+q
モータ制御装置は、動作対象物およびモータのイナーシャを検出するイナーシャ検出手段を備え、イナーシャ検出手段での検出結果に基づいて、qおよびqを調整することによって、希望伝達関数の特性を損なうことなく、動作対象物およびモータのイナーシャに応じて変化する外乱応答特性を補正することを特徴とする。
本発明において、イナーシャ検出手段は、たとえば、モータ要素への入力とモータ要素からの出力とに基づいて、動作対象物およびモータのイナーシャを推定する適応同定手段である。
また、上記の課題を解決するため、本発明のモータシステムは、動作対象物を動作させるモータと、モータを制御するモータ制御装置とを備えるモータシステムにおいて、モータの回転位置指令を入力としモータの回転位置を出力とする閉ループ系をブロック線図で表わすと、閉ループ系は、伝達要素として、比例ゲイン要素と、積分フィルタ要素と、モータゲイン要素と、モータ要素と、微分フィルタ要素とを備えるとともに、閉ループ系の入力部から出力部へ向かう前向き経路と、閉ループ系の出力部から入力側に向かう第1帰還経路および第2帰還経路とを備え、前向き経路では、信号の伝達方向において、回転位置指令が入力される第1の加え合わせ点と、比例ゲイン要素と、第2の加え合わせ点と、積分フィルタ要素と、モータゲイン要素と、モータ要素とがこの順番に配置され、第1帰還経路は、第1の加え合わせ点に負帰還接続され、第2帰還経路は、第2の加え合わせ点に負帰還接続されるとともに、微分フィルタ要素は、第2帰還経路の中に配置され、モータに電力を供給するアンプの固定ゲインとモータのトルク定数とを含む固定値を動作対象物およびモータのイナーシャで割った値であるゲインをKとし、動作対象物およびモータの粘性に関わる項を動作対象物およびモータのイナーシャで割った値であるゲインをpとし、ラプラス演算子をsとすると、動作対象物に応じてモータを適切に制御するための閉ループ系の希望特性を有する伝達関数である希望伝達関数は、m/(s+ms+m)で規定され、比例ゲイン要素は、mであり、積分フィルタ要素は、(s+qs+q)/(s+as)で表わされる伝達関数であり、モータゲイン要素は、1/Kであり、モータ要素は、K/(s+ps)で表わされる伝達関数であり、微分フィルタ要素は、(b+bs)/(s+qs+q)で表わされる伝達関数であり、a、b、bが以下の関係を満足することで、閉ループ系の特性が希望伝達関数に一致し、
=q+m−p
=q
=(q−p)(m−p)+q
モータ制御装置は、動作対象物および/またはモータの振動の大きさを検出する振動検出手段を備え、振動検出手段での検出結果に基づいて、qおよびqを調整することによって、希望伝達関数の特性を損なうことなく、動作対象物および/またはモータの振動を抑制することを特徴とする。
本発明のモータシステムでは、モータの回転位置指令を入力としモータの回転位置を出力とする閉ループ系をブロック線図で表わすと、閉ループ系は、上述のように構成されている。また、本発明では、モータ制御装置は、動作対象物およびモータのイナーシャを検出するイナーシャ検出手段を備え、イナーシャ検出手段での検出結果に基づいて、qおよびqを調整している。qおよびqの調整により積分フィルタ要素のゲインを調整することになるが(すなわち、外乱応答感度を調整することになるが)、本発明では、上述のように構成されているため、動作対象物やモータのイナーシャが大きくなったときに動作対象物やモータに振動が生じても、動作対象物やモータの振動を抑制することが可能になる。あるいは、本発明のモータシステムでは、モータ制御装置は、動作対象物および/またはモータの振動の大きさを検出する振動検出手段を備え、振動検出手段での検出結果に基づいて、qおよびqを調整している。そのため、本発明では、動作対象物やモータのイナーシャが大きくなったときに動作対象物やモータに振動が生じても、上記と同様に、動作対象物やモータの振動を抑制することが可能になる。また、その他の要因で動作対象物やモータに振動が生じても、動作対象物やモータの振動を抑制することが可能になる。
また、本発明では、閉ループ系が上述のように構成されているため、動作対象物やモータのイナーシャが大きくなって、qおよびqが調整されても、これに対応してa、bおよびbも自動的に調整することで、閉ループ系の伝達関数を変化させることなく、希望伝達関数に一致させることが可能になる。したがって、本発明では、動作対象物やモータのイナーシャが大きくなった場合、外乱応答感度が高くなり、振動に対する検知感度も高くなるが、qおよびqが調整されるとともに、それらに対応してa、bおよびbも自動的に調整されることで閉ループ系の特性を一定に保つことが可能になる。以上より、本発明では、動作対象物やモータのイナーシャが大きくなったときに動作対象物やモータに振動が生じても、動作対象物やモータの振動を抑制しつつ、閉ループ系の特性を一定に保つことが可能になる。
本発明において、モータ制御装置には、動作対象物およびモータのイナーシャと、qおよびqとが対応付けられたテーブルが記憶され、モータ制御装置は、イナーシャ検出手段での検出結果とテーブルとに基づいてqおよびqを調整することが好ましい。また、本発明において、モータ制御装置には、動作対象物および/またはモータの振動の大きさと、qおよびqとが対応付けられたテーブルが記憶され、モータ制御装置は、振動検出手段での検出結果とテーブルとに基づいてqおよびqを調整することが好ましい。このように構成すると、モータ制御装置に記憶されたテーブルに基づいてqおよびqを調整することが可能になるため、動作対象物およびモータのイナーシャに応じたqおよびqの調整の再現性や、動作対象物および/またはモータの振動の大きさに応じたqおよびqの調整の再現性を高めることが可能になる。したがって、qおよびqの安定した調整が可能になる。
また、本発明において、モータ制御装置は、イナーシャ検出手段によって検出された動作対象物およびモータのイナーシャに基づいて、所定の演算を行ってqおよびqを算出し、qおよびqを調整しても良い。また、本発明において、モータ制御装置は、振動検出手段によって検出された動作対象物および/またはモータの振動の大きさに基づいて、所定の演算を行ってqおよびqを算出し、qおよびqを調整しても良い。
本発明において、たとえば、微分フィルタ要素の特性多項式s+qs+qの根を重根とすれば、特性多項式s+qs+qの根が2つである場合と比較して、qおよびqの調整が容易になる。
本発明において、モータ制御装置は、モータ要素への入力とモータ要素からの出力とに基づいてゲインKを推定する適応同定手段を備え、適応同定手段で推定されたゲインKに基づいてモータゲイン要素を更新することが好ましい。この場合には、たとえば、適応同定手段は、ゲインKの推定を所定時間間隔で逐次実行し、モータ制御装置は、適応同定手段で推定されたゲインKに基づいてモータゲイン要素を所定時間間隔で逐次更新する。このように構成すると、動作対象物やモータのイナーシャが大きくなったときに、閉ループ系の伝達関数を希望伝達関数に自動的に一致させることが可能になる。したがって、動作対象物やモータのイナーシャが大きくなっても、閉ループ系の特性を自動で一定に保つことが可能になる。
本発明において、適応同定手段は、モータ要素への入力とモータ要素からの出力とに基づいて、ゲインpを推定することが好ましい。このように構成すると、ゲインpの値が大きくても、推定されたゲインpに基づいて、積分フィルタ要素および微分フィルタ要素を適切な伝達関数とすることが可能になる。
以上のように、本発明のモータシステムでは、動作対象物やモータのイナーシャが大きくなったときに動作対象物やモータに振動が生じても、動作対象物やモータの振動を抑制しつつ、モータの回転位置指令を入力としモータの回転位置を出力とする閉ループ系の特性を一定に保つことが可能になる。
本発明の実施の形態にかかるモータシステムの概略構成を示すブロック図である。 図1に示すモータシステムにおいてモータの回転位置指令を入力としモータの回転位置を出力としたときの閉ループ系のブロック線図である。 図2に示す閉ループ系の伝達関数が、閉ループ系の希望特性を有する伝達関数である希望伝達関数と等しくなることを説明するための図である。 本発明の他の実施の形態にかかる微分フィルタ要素を示すブロック線図である。 従来技術にかかるモータシステムにおいてモータの回転位置指令を入力としモータの回転位置を出力としたときの閉ループ系のブロック線図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(モータシステムの構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるモータシステム1の概略構成を示すブロック図である。図2は、図1に示すモータシステム1においてモータ3の回転位置指令を入力としモータ3の回転位置を出力としたときの閉ループ系8のブロック線図である。
本形態のモータシステム1は、動作対象物2を動作させるモータ3と、モータ3を制御するモータ制御装置4とを備えている。モータ3は、ACサーボモータまたはDCサーボモータであり、たとえば、動作対象物2である産業用ロボットのアームを動作させる。また、モータ3は、モータ3の回転位置を検出するための検出機構(エンコーダ)5を備えている。検出機構5の出力信号は、モータ制御装置4に入力されている。モータシステム1において、モータ3の回転位置指令を入力としモータ3の回転位置を出力とする閉ループ系8をブロック線図で表すと、図2のようになる。なお、本形態では、モータ制御装置4のモータ制御回路は、アナログ回路(連続時間系の回路)であるが、モータ制御回路は、デジタル回路(離散時間系の回路)であっても良いし、ソフトウエアによって構成されても良い。
図2に示すように、閉ループ系8は、伝達要素として、比例ゲイン要素9と、積分フィルタ要素10と、モータゲイン要素11と、モータ要素12と、微分フィルタ要素13とを備えている。また、閉ループ系8は、閉ループ系8の入力部から出力部へ向かう前向き経路15と、閉ループ系8の出力部から入力側に向かう第1帰還経路(第1フィードバック経路)16および第2帰還経路(第2フィードバック経路)17とによって構成されている。
前向き経路15では、信号の伝達方向において、回転位置指令が入力される第1の加え合わせ点18と、比例ゲイン要素9と、第2の加え合わせ点19と、積分フィルタ要素10と、モータゲイン要素11と、モータ要素12とがこの順番に配置されている。第1帰還経路16は、第1の加え合わせ点18に負帰還接続されている。第2帰還経路17は、第2の加え合わせ点19に負帰還接続されている。また、微分フィルタ要素13は、第2帰還経路17の中に配置されている。
ラプラス演算子をsとすると、動作対象物2に応じてモータ3を適切に制御するための閉ループ系8の希望特性を有する伝達関数である希望伝達関数は、m/(s+ms+m)で規定される。この希望伝達関数は、たとえば、下記のように変形することができる。
/(s+ms+m)=ωω/(s+ω)(s+ω
ここで、ω、ωは、希望伝達関数の遮断周波数(カットオフ周波数)であり、以下の関係が成立する。
=ωω、m=ω+ω
なお、動作対象物2およびモータ3の特性に応じてω、ωを設定することで、所望の制御応答特性を得ることができる。
また、モータ3に電力を供給するアンプ(図示省略)の固定ゲインとモータ3のトルク定数とを含む固定値を動作対象物2およびモータ3のイナーシャで割った値であるゲインをKとし、動作対象物2およびモータ3の粘性に関わる項を動作対象物2およびモータ3のイナーシャで割った値であるゲインをpとすると、比例ゲイン要素9は、mであり、積分フィルタ要素10は、(s+qs+q)/(s+as)で表わされる伝達関数であり、モータゲイン要素11は、1/Kであり、モータ要素12は、K/(s+ps)で表わされる伝達関数であり、微分フィルタ要素13は、(b+bs)/(s+qs+q)で表わされる伝達関数である。また、a、b、bは以下の関係を満足する。
=q+m−p・・・式(1)
=q・・・式(2)
=(q−p)(m−p)+q・・・式(3)
なお、q、qは、動作対象物2およびモータ3を適切に制御するために任意に設定される値である。また、微分フィルタ要素13の特性多項式(s+qs+q)および積分フィルタ要素10の分子多項式(s+qs+q)は、たとえば、下記のように変形することができる。
+qs+q=(s+ωq1)(s+ωq2
ここで、ωq1、ωq2は、遮断周波数であり、以下の関係が成立する。
=ωq1ωq2、q=ωq1+ωq2
本形態では、ωq1とωq2とが等しくなっている。すなわち、微分フィルタ要素13の特性多項式の根は重根となっている。ただし、ωq1とωq2とは等しくなくても良い。
モータ制御装置4は、モータ要素12への入力とモータ要素12からの出力とに基づいて、ゲインKを推定する適応同定手段21を備えている(図2参照)。適応同定手段21は、最小二乗法等の同定法によってゲインKを推定する。また、適応同定手段21は、ゲインKの推定を所定時間間隔で逐次実行する。モータ制御装置4は、適応同定手段21で推定されたゲインKに基づいて、モータゲイン要素11を更新する。すなわち、モータ制御装置4は、適応同定手段21によって所定時間間隔で逐次推定されたゲインKに基づいて、モータゲイン要素11を所定時間間隔で逐次更新する。
また、適応同定手段21は、モータ要素12への入力とモータ要素12からの出力とに基づいて、動作対象物2およびモータ3のイナーシャを推定する。適応同定手段21は、最小二乗法等の同定法によって動作対象物2およびモータ3のイナーシャを推定するとともに、このイナーシャの推定を所定時間間隔で逐次実行する。モータ制御装置4は、適応同定手段21で推定されたイナーシャに基づいて、qおよびqを調整する。
具体的には、モータ制御装置4には、動作対象物2およびモータ3のイナーシャと、qおよびqとが対応付けられたテーブルが記憶されており、モータ制御装置4は、適応同定手段21によって推定されたイナーシャとテーブルとに基づいて、qおよびqを調整する。また、モータ制御装置4は、適応同定手段21によって推定されたイナーシャが大きくなると、外乱感度が高くなり、振動に対する検知感度も高くなるが、qおよびqを小さくすることで、閉ループ系8の特性を一定に保ちつつ、外乱感度を下げることが可能になる。本形態の適応同定手段21は、動作対象物2およびモータ3のイナーシャを検出するイナーシャ検出手段であり、モータ制御装置4は、このイナーシャ検出手段(すなわち、適応同定手段21)の検出結果に基づいて、qおよびqを調整する。また、モータ制御装置4は、qおよびqの値に応じて、上述の式(1)〜(3)にしたがってa、bおよびbも自動調整する。
なお、動作対象物2およびモータ3のイナーシャと、qおよびqとが対応付けられたテーブルが、モータ制御装置4に記憶されていなくても良い。この場合には、モータ制御装置4は、たとえば、適応同定手段21によって推定されたイナーシャに基づいて、所定の演算を行ってqおよびqを算出し、qおよびqを調整すれば良い。
さらに、適応同定手段21は、モータ要素12への入力とモータ要素12からの出力とに基づいて、ゲインpを推定する。適応同定手段21は、最小二乗法等の同定法によってゲインpを推定するとともに、ゲインpの推定を所定時間間隔で逐次実行する。モータ制御装置4は、適応同定手段21で推定されたゲインpに基づいて、積分フィルタ要素10および微分フィルタ要素13を更新する。すなわち、モータ制御装置4は、適応同定手段21によって所定時間間隔で逐次推定されたゲインpに基づいて、積分フィルタ要素10および微分フィルタ要素13を所定時間間隔で逐次更新する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、閉ループ系8をブロック線図で表わすと、閉ループ系8は、図2に示すように構成されている。また、本形態では、モータ制御装置4は、適応同定手段21で推定されたイナーシャに基づいて、qおよびqを調整している。そのため、本形態では、動作対象物2やモータ3のイナーシャが大きくなったときに動作対象物2やモータ3に振動が生じても、動作対象物2やモータ3の振動を抑制することが可能になる。
また、本形態では、動作対象物2やモータ3のイナーシャが大きくなると、外乱感度が高くなり、振動に対する検知感度も高くなるが、適応同定手段21で推定されたイナーシャに基づいてqおよびqが調整されているため、また、閉ループ系8が図2に示すように構成されているため、さらに、qおよびqの値に応じて、上述の式(1)〜(3)にしたがってa、bおよびbも自動調整されているため、動作対象物2やモータ3の振動を抑制しつつ、閉ループ系8の伝達関数を希望伝達関数に一致させることが可能になる。したがって、本形態では、動作対象物2やモータ3のイナーシャが大きくなっても、閉ループ系8の特性を一定に保つことが可能になる。以上より、本形態では、動作対象物2やモータ3のイナーシャが大きくなったときに動作対象物2やモータ3に振動が生じても、動作対象物2やモータ3の振動を抑制しつつ、閉ループ系8の特性を一定に保つことが可能になる。
特に本形態では、モータ要素12への入力とモータ要素12からの出力とに基づいて、適応同定手段21でゲインKが推定されるとともに、適応同定手段21で推定されたゲインKに基づいてモータゲイン要素11が更新されているため、動作対象物2やモータ3のイナーシャが大きくなった場合でも、閉ループ系8の伝達関数を希望伝達関数に自動的に一致させることができる。図3等を用いて具体的に説明すると、まず、図2に示す閉ループ系8は、図3(A)〜(D)に示すように、順次、等価変換することができる。また、図3(D)の伝達関数の分母は、
+(a+p)s+(ap+b)s+bs+m(s+qs+q
と変形することができ、変形後の分母に上述の式(1)〜(3)を代入して整理すると、
(s+qs+q)+ms(s+qs+q)+m(s+qs+q
となり、共通因子である(s+qs+q)が分母分子に存在するため、(s+qs+q)を約分することで、図3(D)の伝達関数は、希望伝達関数m/(s+ms+m)と一致することがわかる。
このように、本形態では、動作対象物2やモータ3のイナーシャが大きくなっても、閉ループ系8の伝達関数を希望伝達関数に自動的に一致させることができるため、動作対象物2やモータ3のイナーシャが大きくなっても、閉ループ系8の特性を自動的に一定に保つことが可能になる。また、本形態では、適応同定手段21がゲインpを推定しているため、ゲインpの値が大きくても、推定されたゲインpに基づいて、積分フィルタ要素10および微分フィルタ要素13を適切に調整することで、閉ループ系8の特性を自動的に一定に保つことが可能になる。
本形態では、モータ制御装置4に、動作対象物2およびモータ3のイナーシャと、qおよびqとが対応付けられたテーブルが記憶されており、モータ制御装置4は、適応同定手段21によって推定されたイナーシャとテーブルとに基づいて、qおよびqを調整している。そのため、本形態では、動作対象物2およびモータ3のイナーシャに応じたqおよびqの調整の再現性を高めることが可能になり、その結果、qおよびqの安定した調整が可能になる。また、本形態では、微分フィルタ要素13の特性多項式の根が重根となっているため、qおよびqの調整が容易になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、モータ制御装置4は、適応同定手段21で推定されたイナーシャに基づいて、qおよびqを調整している。この他にもたとえば、モータ制御装置4は、動作対象物2および/またはモータ3の振動の大きさを検出する振動検出手段を備えるとともに、この振動検出手段での検出結果に基づいて、qおよびqを調整しても良い。この場合には、モータ制御装置4は、振動検出手段によって検出される振動の大きさが大きくなると、qおよびqを小さくする。
この場合であっても、動作対象物2やモータ3のイナーシャが大きくなったときに動作対象物2やモータ3に振動が生じても、動作対象物2やモータ3の振動を抑制することができる。また、上述した形態と同様に、qおよびqが調整されても、閉ループ系8の伝達関数を希望伝達関数に一致させることが可能になるため、閉ループ系8の特性を一定に保つことが可能になる。したがって、この場合であっても、上述した形態と同様の効果を得ることができる。
なお、この場合には、動作対象物2および/またはモータ3の振動の大きさと、qおよびqとが対応付けられたテーブルがモータ制御装置4に記憶され、モータ制御装置4は、振動検出手段での検出結果とこのテーブルとに基づいて、qおよびqを調整することが好ましい。ただし、モータ制御装置4は、たとえば、振動検出手段によって検出された振動の大きさに基づいて、所定の演算を行ってqおよびqを算出し、qおよびqを調整しても良い。
また、モータ制御装置4は、適応同定手段21によって推定されたイナーシャと、振動検出手段によって検出された振動の大きさとに基づいて、qおよびqを調整しても良い。
上述した形態では、微分フィルタ要素13は、1個の伝達要素によって構成されているが、微分フィルタ要素13は、2個以上の伝達要素によって構成されても良い。たとえば、微分フィルタ要素13は、図4に示す2個の伝達要素13a、13bによって構成されても良い。同様に、上述した形態では、積分フィルタ要素10は、1個の伝達要素によって構成されているが、積分フィルタ要素10は、2個以上の伝達要素によって構成されても良い。
上述した形態では、適応同定手段21は、ゲインpを推定しているが、ゲインpが小さい場合には、適応同定手段21は、ゲインpを推定しなくても良い。また、上述した形態では、モータ制御装置4は、適応同定手段21で推定されたゲインKに基づいて、モータゲイン要素11を更新している。すなわち、上述した形態では、ゲインKが自動的に更新されているが、ゲインKが手動で更新されても良い。この場合であって、ゲインpが小さく、かつ、動作対象物2および/またはモータ3の振動の大きさを検出する振動検出手段での検出結果に基づいてqおよびqを調整する場合には、モータ制御装置4は、適応同定手段21を備えていなくても良い。
上述した形態では、適応同定手段21が、動作対象物2およびモータ3のイナーシャを検出するイナーシャ検出手段となっているが、モータ制御装置4は、適応同定手段21に加えて、動作対象物2およびモータ3のイナーシャを検出するイナーシャ検出手段を備えていても良い。
1 モータシステム
2 動作対象物
3 モータ
4 モータ制御装置
8 閉ループ系
9 比例ゲイン要素
10 積分フィルタ要素
11 モータゲイン要素
12 モータ要素
13 微分フィルタ要素
15 前向き経路
16 第1帰還経路
17 第2帰還経路
18 第1の加え合わせ点
19 第2の加え合わせ点
21 適応同定手段(イナーシャ検出手段)

Claims (11)

  1. 動作対象物を動作させるモータと、前記モータを制御するモータ制御装置とを備えるモータシステムにおいて、
    前記モータの回転位置指令を入力とし前記モータの回転位置を出力とする閉ループ系をブロック線図で表わすと、前記閉ループ系は、伝達要素として、比例ゲイン要素と、積分フィルタ要素と、モータゲイン要素と、モータ要素と、微分フィルタ要素とを備えるとともに、前記閉ループ系の入力部から出力部へ向かう前向き経路と、前記閉ループ系の出力部から入力側に向かう第1帰還経路および第2帰還経路とを備え、
    前記前向き経路では、信号の伝達方向において、前記回転位置指令が入力される第1の加え合わせ点と、前記比例ゲイン要素と、第2の加え合わせ点と、前記積分フィルタ要素と、前記モータゲイン要素と、前記モータ要素とがこの順番に配置され、
    前記第1帰還経路は、前記第1の加え合わせ点に負帰還接続され、
    前記第2帰還経路は、前記第2の加え合わせ点に負帰還接続されるとともに、前記微分フィルタ要素は、前記第2帰還経路の中に配置され、
    前記モータに電力を供給するアンプの固定ゲインと前記モータのトルク定数とを含む固定値を前記動作対象物および前記モータのイナーシャで割った値であるゲインをKとし、前記動作対象物および前記モータの粘性に関わる項を前記動作対象物および前記モータのイナーシャで割った値であるゲインをpとし、ラプラス演算子をsとすると、
    前記動作対象物に応じて前記モータを適切に制御するための前記閉ループ系の希望特性を有する伝達関数である希望伝達関数は、
    /(s+ms+m
    で規定され、
    前記比例ゲイン要素は、mであり、
    前記積分フィルタ要素は、(s+qs+q)/(s+as)で表わされる伝達関数であり、
    前記モータゲイン要素は、1/Kであり、
    前記モータ要素は、K/(s+ps)で表わされる伝達関数であり、
    前記微分フィルタ要素は、(b+bs)/(s+qs+q)で表わされる伝達関数であり、
    、b、bが以下の関係を満足することで、前記閉ループ系の特性が前記希望伝達関数に一致し、
    =q+m−p
    =q
    =(q−p)(m−p)+q
    前記モータ制御装置は、前記動作対象物および前記モータのイナーシャを検出するイナーシャ検出手段を備え、前記イナーシャ検出手段での検出結果に基づいて、qおよびqを調整することによって、前記希望伝達関数の特性を損なうことなく、前記動作対象物および前記モータのイナーシャに応じて変化する外乱応答特性を補正することを特徴とするモータシステム。
  2. 前記イナーシャ検出手段は、前記モータ要素への入力と前記モータ要素からの出力とに基づいて、前記動作対象物および前記モータのイナーシャを推定する適応同定手段であることを特徴とする請求項1記載のモータシステム。
  3. 前記モータ制御装置には、前記動作対象物および前記モータのイナーシャと、qおよびqとが対応付けられたテーブルが記憶され、
    前記モータ制御装置は、前記イナーシャ検出手段での検出結果と前記テーブルとに基づいてqおよびqを調整することを特徴とする請求項1または2記載のモータシステム。
  4. 前記モータ制御装置は、前記イナーシャ検出手段によって検出された前記動作対象物および前記モータのイナーシャに基づいて、所定の演算を行ってqおよびqを算出し、qおよびqを調整することを特徴とする請求項1または2記載のモータシステム。
  5. 動作対象物を動作させるモータと、前記モータを制御するモータ制御装置とを備えるモータシステムにおいて、
    前記モータの回転位置指令を入力とし前記モータの回転位置を出力とする閉ループ系をブロック線図で表わすと、前記閉ループ系は、伝達要素として、比例ゲイン要素と、積分フィルタ要素と、モータゲイン要素と、モータ要素と、微分フィルタ要素とを備えるとともに、前記閉ループ系の入力部から出力部へ向かう前向き経路と、前記閉ループ系の出力部から入力側に向かう第1帰還経路および第2帰還経路とを備え、
    前記前向き経路では、信号の伝達方向において、前記回転位置指令が入力される第1の加え合わせ点と、前記比例ゲイン要素と、第2の加え合わせ点と、前記積分フィルタ要素と、前記モータゲイン要素と、前記モータ要素とがこの順番に配置され、
    前記第1帰還経路は、前記第1の加え合わせ点に負帰還接続され、
    前記第2帰還経路は、前記第2の加え合わせ点に負帰還接続されるとともに、前記微分フィルタ要素は、前記第2帰還経路の中に配置され、
    前記モータに電力を供給するアンプの固定ゲインと前記モータのトルク定数とを含む固定値を前記動作対象物および前記モータのイナーシャで割った値であるゲインをKとし、前記動作対象物および前記モータの粘性に関わる項を前記動作対象物および前記モータのイナーシャで割った値であるゲインをpとし、ラプラス演算子をsとすると、
    前記動作対象物に応じて前記モータを適切に制御するための前記閉ループ系の希望特性を有する伝達関数である希望伝達関数は、
    /(s+ms+m
    で規定され、
    前記比例ゲイン要素は、mであり、
    前記積分フィルタ要素は、(s+qs+q)/(s+as)で表わされる伝達関数であり、
    前記モータゲイン要素は、1/Kであり、
    前記モータ要素は、K/(s+ps)で表わされる伝達関数であり、
    前記微分フィルタ要素は、(b+bs)/(s+qs+q)で表わされる伝達関数であり、
    、b、bが以下の関係を満足することで、前記閉ループ系の特性が前記希望伝達関数に一致し、
    =q+m−p
    =q
    =(q−p)(m−p)+q
    前記モータ制御装置は、前記動作対象物および/または前記モータの振動の大きさを検出する振動検出手段を備え、前記振動検出手段での検出結果に基づいて、qおよびqを調整することによって、前記希望伝達関数の特性を損なうことなく、前記動作対象物および/または前記モータの振動を抑制することを特徴とするモータシステム。
  6. 前記モータ制御装置には、前記動作対象物および/または前記モータの振動の大きさと、qおよびqとが対応付けられたテーブルが記憶され、
    前記モータ制御装置は、前記振動検出手段での検出結果と前記テーブルとに基づいてqおよびqを調整することを特徴とする請求項5記載のモータシステム。
  7. 前記モータ制御装置は、前記振動検出手段によって検出された前記動作対象物および/または前記モータの振動の大きさに基づいて、所定の演算を行ってqおよびqを算出し、qおよびqを調整することを特徴とする請求項5記載のモータシステム。
  8. 前記微分フィルタ要素の特性多項式s+qs+qの根は、重根となっていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のモータシステム。
  9. 前記モータ制御装置は、前記モータ要素への入力と前記モータ要素からの出力とに基づいて前記ゲインKを推定する適応同定手段を備え、前記適応同定手段で推定された前記ゲインKに基づいて前記モータゲイン要素を更新することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のモータシステム。
  10. 前記適応同定手段は、前記ゲインKの推定を所定時間間隔で逐次実行し、
    前記モータ制御装置は、前記適応同定手段で推定された前記ゲインKに基づいて前記モータゲイン要素を所定時間間隔で逐次更新することを特徴とする請求項9記載のモータシステム。
  11. 前記適応同定手段は、前記モータ要素への入力と前記モータ要素からの出力とに基づいて、前記ゲインpを推定することを特徴とする請求項9または10記載のモータシステム。
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