JP6453576B2 - モータシステム - Google Patents

モータシステム Download PDF

Info

Publication number
JP6453576B2
JP6453576B2 JP2014158481A JP2014158481A JP6453576B2 JP 6453576 B2 JP6453576 B2 JP 6453576B2 JP 2014158481 A JP2014158481 A JP 2014158481A JP 2014158481 A JP2014158481 A JP 2014158481A JP 6453576 B2 JP6453576 B2 JP 6453576B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
gain
closed loop
filter element
loop system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014158481A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016035677A (ja
Inventor
義秋 桃澤
義秋 桃澤
彰啓 伊藤
彰啓 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP2014158481A priority Critical patent/JP6453576B2/ja
Priority to CN201510449992.0A priority patent/CN105337558B/zh
Priority to KR1020150109509A priority patent/KR102470722B1/ko
Publication of JP2016035677A publication Critical patent/JP2016035677A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6453576B2 publication Critical patent/JP6453576B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、動作対象物を動作させるモータと、モータを制御するモータ制御装置とを備えるモータシステムに関する。
従来、ロボットを動作させるモータの制御装置として、P−PI制御(比例・比例積分制御)でモータを制御するモータ制御装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。P−PI制御を行うモータ制御装置では、モータの回転位置と回転速度とがフィードバックされるとともに、回転位置の偏差に対して比例制御が行われ、回転速度の偏差に対して比例積分制御(PI制御)が行われている。
P−PI制御を行うモータ制御装置と、このモータ制御装置によって制御されるモータとを備えるモータシステムにおいて、モータの回転位置指令を入力としモータの回転位置を出力とする閉ループ系をブロック線図で表わすと、たとえば、図5のようになる。図5において、Kpは、位置ループゲインであり、Kvは、速度ループゲインであり、Kiは、積分ゲインである。また、Kは、モータに電力を供給するアンプの固定ゲインとモータのトルク定数とを含む固定値をロボットおよびモータのイナーシャで割った値であるゲインであり、pは、ロボットおよびモータの粘性に関わる項をロボットおよびモータのイナーシャで割った値であるゲインであり、sは、ラプラス演算子である。さらに、ωは、フィルタのカットオフ周波数であり、フィルタによって回転位置が回転速度に変換されている。
特開2006−244300号公報
モータを安定させた状態で適切に制御するためには、ロボットおよびモータのイナーシャ等が変動しても、図5に示す閉ループ系の特性(すなわち、回転位置指令に対するモータの応答特性)を、制御するロボットおよびモータの特性に合わせて設定し、その特性を一定に保つことが好ましい。図5に示す閉ループ系においても、ロボットおよびモータのイナーシャ等が変動したときに、速度ループゲインKvを適切に調整すれば、ロボットおよびモータのイナーシャ等が変動しても、この閉ループ系の特性を一定に保つことが可能であるかもしれない。しかしながら、この閉ループ系の特性そのものを、制御するロボットおよびモータの特性に合わせて設定するために、位置ループゲインKp、速度ループゲインKvおよび積分ゲインKiをバランス良く自動で調整することは困難である。
そこで、本発明の課題は、モータの回転位置指令を入力としモータの回転位置を出力とする閉ループ系の特性を動作対象物やモータの特性に応じて設定することが可能で、かつ、動作対象物やモータのイナーシャ等が変動しても、この閉ループ系の特性を自動的に一定に保つことが可能なモータシステムを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のモータシステムは、動作対象物を動作させるモータと、モータを制御するモータ制御装置とを備えるモータシステムにおいて、モータの回転位置指令を入力としモータの回転位置を出力とする閉ループ系をブロック線図で表わすと、閉ループ系は、伝達要素として、比例ゲイン要素と、積分フィルタ要素と、モータゲイン要素と、モータ要素と、微分フィルタ要素とを備えるとともに、閉ループ系の入力部から出力部へ向かう前向き経路と、閉ループ系の出力部から入力側に向かう第1帰還経路および第2帰還経路とを備え、前向き経路では、信号の伝達方向において、回転位置指令が入力される第1の加え合わせ点と、比例ゲイン要素と、第2の加え合わせ点と、積分フィルタ要素と、モータゲイン要素と、モータ要素とがこの順番に配置され、第1帰還経路は、第1の加え合わせ点に負帰還接続され、第2帰還経路は、第2の加え合わせ点に負帰還接続されるとともに、微分フィルタ要素は、第2帰還経路の中に配置され、モータに電力を供給するアンプの固定ゲインとモータのトルク定数とを含む固定値を動作対象物およびモータのイナーシャで割った値であるゲインをKとし、動作対象物およびモータの粘性に関わる項を動作対象物およびモータのイナーシャで割った値であるゲインをpとし、ラプラス演算子をsとすると、動作対象物に応じてモータを適切に制御するための閉ループ系の希望特性を有する伝達関数である希望伝達関数は、m/(s+ms+m)で規定され、比例ゲイン要素は、mであり、積分フィルタ要素は、(s+qs+q)/(s+as)で表わされる伝達関数であり、モータゲイン要素は、1/Kであり、モータ要素は、K/(s+ps)で表わされる伝達関数であり、微分フィルタ要素は、(b+bs)/(s+qs+q)で表わされる伝達関数であり、a、b、bは以下の関係を満足し、
=q+m−p
=q
=(q−p)(m−p)+q
モータ制御装置は、モータ要素への入力とモータ要素からの出力とに基づいてゲインKを推定する適応同定手段を備え、適応同定手段で推定されたゲインKに基づいてモータゲイン要素を更新することによって、閉ループ系の特性を希望伝達関数に一致させることを特徴とする。
本発明において、たとえば、適応同定手段は、ゲインKの推定を所定時間間隔で逐次実行し、モータ制御装置は、適応同定手段で推定されたゲインKに基づいてモータゲイン要素を所定時間間隔で逐次更新する。
本発明のモータシステムでは、モータの回転位置指令を入力としモータの回転位置を出力とする閉ループ系をブロック線図で表わすと、閉ループ系は、上述のように構成されている。また、本発明では、モータ要素への入力とモータ要素からの出力とに基づいて、適応同定手段でゲインKが推定されるとともに、適応同定手段で推定されたゲインKに基づいてモータゲイン要素を更新させているため、イナーシャ要素を打ち消すことが可能になる。さらに、本発明では、適応同定手段で推定されたゲインKに基づいてモータゲイン要素を更新させることで、閉ループ系の特性を希望伝達関数に一致させている。そのため、本発明では、閉ループ系の特性を動作対象物やモータの特性に応じて設定することが可能になるとともに、動作対象物やモータのイナーシャ等が変動しても、閉ループ系の伝達関数を希望伝達関数に自動的に一致させることが可能になる。したがって、本発明では、閉ループ系の特性を動作対象物やモータの特性に応じて設定することが可能になるとともに、動作対象物やモータのイナーシャ等が変動しても、閉ループ系の特性を自動的に一定に保つことが可能になる。
本発明において、適応同定手段は、モータ要素への入力とモータ要素からの出力とに基づいて、ゲインp(すなわち、粘性に関わる成分を含んだゲインp)推定を所定時間間隔で逐次実行し、モータ制御装置は、適応同定手段で推定されたゲインpに基づいて積分フィルタ要素および微分フィルタ要素を所定時間間隔で逐次更新することが好ましい。このように構成すると、ゲインpの値が大きくても、推定されたゲインpに基づいて、積分フィルタ要素および微分フィルタ要素を適切な伝達関数とすることが可能になる。
以上のように、本発明のモータシステムでは、モータの回転位置指令を入力としモータの回転位置を出力とする閉ループ系の特性を動作対象物やモータの特性に応じて設定することが可能になるとともに、動作対象物やモータのイナーシャ等が変動しても、この閉ループ系の特性を自動的に一定に保つことが可能になる。
本発明の実施の形態にかかるモータシステムの概略構成を示すブロック図である。 図1に示すモータシステムにおいてモータの回転位置指令を入力としモータの回転位置を出力としたときの閉ループ系のブロック線図である。 図2に示す閉ループ系の伝達関数が、閉ループ系の希望特性を有する伝達関数である希望伝達関数と等しくなることを説明するための図である。 本発明の他の実施の形態にかかる微分フィルタ要素を示すブロック線図である。 従来技術にかかるモータシステムにおいてモータの回転位置指令を入力としモータの回転位置を出力としたときの閉ループ系のブロック線図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(モータシステムの構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるモータシステム1の概略構成を示すブロック図である。図2は、図1に示すモータシステム1においてモータ3の回転位置指令を入力としモータ3の回転位置を出力としたときの閉ループ系8のブロック線図である。
本形態のモータシステム1は、動作対象物2を動作させるモータ3と、モータ3を制御するモータ制御装置4とを備えている。モータ3は、ACサーボモータまたはDCサーボモータであり、たとえば、動作対象物2である産業用ロボットのアームを動作させる。また、モータ3は、モータ3の回転位置を検出するための検出機構(エンコーダ)5を備えている。検出機構5の出力信号は、モータ制御装置4に入力されている。モータシステム1において、モータ3の回転位置指令を入力としモータ3の回転位置を出力とする閉ループ系8をブロック線図で表すと、図2のようになる。なお、本形態では、モータ制御装置4のモータ制御回路は、アナログ回路(連続時間系の回路)であるが、モータ制御回路は、デジタル回路(離散時間系の回路)であっても良いし、ソフトウエアによって構成されても良い。
図2に示すように、閉ループ系8は、伝達要素として、比例ゲイン要素9と、積分フィルタ要素10と、モータゲイン要素11と、モータ要素12と、微分フィルタ要素13とを備えている。また、閉ループ系8は、閉ループ系8の入力部から出力部へ向かう前向き経路15と、閉ループ系8の出力部から入力側に向かう第1帰還経路(第1フィードバック経路)16および第2帰還経路(第2フィードバック経路)17とによって構成されている。
前向き経路15では、信号の伝達方向において、回転位置指令が入力される第1の加え合わせ点18と、比例ゲイン要素9と、第2の加え合わせ点19と、積分フィルタ要素10と、モータゲイン要素11と、モータ要素12とがこの順番に配置されている。第1帰還経路16は、第1の加え合わせ点18に負帰還接続されている。第2帰還経路17は、第2の加え合わせ点19に負帰還接続されている。また、微分フィルタ要素13は、第2帰還経路17の中に配置されている。
ラプラス演算子をsとすると、動作対象物2に応じてモータ3を適切に制御するための閉ループ系8の希望特性を有する伝達関数である希望伝達関数は、m/(s+ms+m)で規定される。この希望伝達関数は、たとえば、下記のように変形することができる。
/(s+ms+m)=ωω/(s+ω)(s+ω
ここで、ω、ωは、遮断周波数(カットオフ周波数)であり、以下の関係が成立する。
=ωω、m=ω+ω
なお、動作対象物2およびモータ3の特性に応じてω、ωを設定することで、所望の制御応答特性を得ることができる。
また、モータ3に電力を供給するアンプ(図示省略)の固定ゲインとモータ3のトルク定数とを含む固定値を動作対象物2およびモータ3のイナーシャで割った値であるゲインをKとし、動作対象物2およびモータ3の粘性に関わる項を動作対象物2およびモータ3のイナーシャで割った値であるゲインをpとすると、比例ゲイン要素9は、mであり、積分フィルタ要素10は、(s+qs+q)/(s+as)で表わされる伝達関数であり、モータゲイン要素11は、1/Kであり、モータ要素12は、K/(s+ps)で表わされる伝達関数であり、微分フィルタ要素13は、(b+bs)/(s+qs+q)で表わされる伝達関数である。また、a、b、bは以下の関係を満足する。
=q+m−p・・・式(1)
=q・・・式(2)
=(q−p)(m−p)+q・・・式(3)
なお、q、qは、動作対象物2およびモータ3を適切に制御するために任意に設定される値である。
モータ制御装置4は、モータ要素12への入力とモータ要素12からの出力とに基づいて、ゲインKを推定する適応同定手段21を備えている(図2参照)。適応同定手段21は、最小二乗法等の同定法によってゲインKを推定する。また、適応同定手段21は、ゲインKの推定を所定時間間隔で逐次実行する。モータ制御装置4は、適応同定手段21で推定されたゲインKに基づいて、モータゲイン要素11を更新する。すなわち、モータ制御装置4は、適応同定手段21によって所定時間間隔で逐次推定されたゲインKに基づいて、モータゲイン要素11を所定時間間隔で逐次更新する。また、モータ制御装置4は、適応同定手段21で推定されたゲインKに基づいてモータゲイン要素11を更新することによって、後述のように、閉ループ系8の特性(すなわち、閉ループ系8の伝達関数)を希望伝達関数に一致させている。
また、適応同定手段21は、モータ要素12への入力とモータ要素12からの出力とに基づいて、ゲインpを推定する。適応同定手段21は、最小二乗法等の同定法によってゲインpを推定するとともに、ゲインpの推定を所定時間間隔で逐次実行する。モータ制御装置4は、適応同定手段21で推定されたゲインpに基づいて、積分フィルタ要素10および微分フィルタ要素13を更新する。すなわち、モータ制御装置4は、適応同定手段21によって所定時間間隔で逐次推定されたゲインpに基づいて、積分フィルタ要素10および微分フィルタ要素13を所定時間間隔で逐次更新する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、閉ループ系8をブロック線図で表わすと、閉ループ系8は、図2に示すように構成されている。また、本形態では、モータ要素12への入力とモータ要素12からの出力とに基づいて、適応同定手段21でゲインKが推定されるとともに、適応同定手段21で推定されたゲインKに基づいてモータゲイン要素11が更新されており、イナーシャ要素が打ち消されている。
そのため、本形態では、閉ループ系8の特性を動作対象物2やモータ3の特性に応じて設定することが可能になるとともに、動作対象物2やモータ3のイナーシャ等が変動しても、閉ループ系8の伝達関数を希望伝達関数に自動的に一致させることができる。動作対象物2やモータ3のイナーシャ等が変動しても、閉ループ系8の伝達関数を希望伝達関数に自動的に一致させることができることを図3等を用いて具体的に説明すると、まず、図2に示す閉ループ系8は、図3(A)〜(D)に示すように、順次、等価変換することができる。また、図3(D)の伝達関数の分母は、
+(a+p)s+(ap+b)s+bs+m(s+qs+q
と変形することができ、変形後の分母に上述の式(1)〜(3)を代入して整理すると、
(s+qs+q)+ms(s+qs+q)+m(s+qs+q
となり、図3(D)の伝達関数は、希望伝達関数m/(s+ms+m)と一致する。
このように、本形態では、閉ループ系8の特性を動作対象物2やモータ3の特性に応じて設定することが可能になるとともに、動作対象物2やモータ3のイナーシャ等が変動しても、閉ループ系8の伝達関数を希望伝達関数に自動的に一致させることができるため、動作対象物2やモータ3のイナーシャ等が変動しても、閉ループ系8の特性を自動的に一定に保つことが可能になる。また、本形態では、適応同定手段21がゲインpを推定しているため、ゲインpの値が大きくても、推定されたゲインpに基づいて、積分フィルタ要素10および微分フィルタ要素13を適切な伝達関数とすることが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、微分フィルタ要素13は、1個の伝達要素によって構成されているが、微分フィルタ要素13は、2個以上の伝達要素によって構成されても良い。たとえば、微分フィルタ要素13は、図4に示す2個の伝達要素13a、13bによって構成されても良い。同様に、上述した形態では、積分フィルタ要素10は、1個の伝達要素によって構成されているが、積分フィルタ要素10は、2個以上の伝達要素によって構成されても良い。また、上述した形態では、適応同定手段21は、ゲインpを推定しているが、ゲインpが小さい場合には、適応同定手段21は、ゲインpを推定しなくても良い。
1 モータシステム
2 動作対象物
3 モータ
4 モータ制御装置
8 閉ループ系
9 比例ゲイン要素
10 積分フィルタ要素
11 モータゲイン要素
12 モータ要素
13 微分フィルタ要素
15 前向き経路
16 第1帰還経路
17 第2帰還経路
18 第1の加え合わせ点
19 第2の加え合わせ点
21 適応同定手段

Claims (3)

  1. 動作対象物を動作させるモータと、前記モータを制御するモータ制御装置とを備えるモータシステムにおいて、
    前記モータの回転位置指令を入力とし前記モータの回転位置を出力とする閉ループ系をブロック線図で表わすと、前記閉ループ系は、伝達要素として、比例ゲイン要素と、積分フィルタ要素と、モータゲイン要素と、モータ要素と、微分フィルタ要素とを備えるとともに、前記閉ループ系の入力部から出力部へ向かう前向き経路と、前記閉ループ系の出力部から入力側に向かう第1帰還経路および第2帰還経路とを備え、
    前記前向き経路では、信号の伝達方向において、前記回転位置指令が入力される第1の加え合わせ点と、前記比例ゲイン要素と、第2の加え合わせ点と、前記積分フィルタ要素と、前記モータゲイン要素と、前記モータ要素とがこの順番に配置され、
    前記第1帰還経路は、前記第1の加え合わせ点に負帰還接続され、
    前記第2帰還経路は、前記第2の加え合わせ点に負帰還接続されるとともに、前記微分フィルタ要素は、前記第2帰還経路の中に配置され、
    前記モータに電力を供給するアンプの固定ゲインと前記モータのトルク定数とを含む固定値を前記動作対象物および前記モータのイナーシャで割った値であるゲインをKとし、前記動作対象物および前記モータの粘性に関わる項を前記動作対象物および前記モータのイナーシャで割った値であるゲインをpとし、ラプラス演算子をsとすると、
    前記動作対象物に応じて前記モータを適切に制御するための前記閉ループ系の希望特性を有する伝達関数である希望伝達関数は、
    /(s+ms+m
    で規定され、
    前記比例ゲイン要素は、mであり、
    前記積分フィルタ要素は、(s+qs+q)/(s+as)で表わされる伝達関数であり、
    前記モータゲイン要素は、1/Kであり、
    前記モータ要素は、K/(s+ps)で表わされる伝達関数であり、
    前記微分フィルタ要素は、(b+bs)/(s+qs+q)で表わされる伝達関数であり、
    、b、bは以下の関係を満足し、
    =q+m−p
    =q
    =(q−p)(m−p)+q
    前記モータ制御装置は、前記モータ要素への入力と前記モータ要素からの出力とに基づいて前記ゲインKを推定する適応同定手段を備え、前記適応同定手段で推定された前記ゲインKに基づいて前記モータゲイン要素を更新することによって、前記閉ループ系の特性を前記希望伝達関数に一致させることを特徴とするモータシステム。
  2. 前記適応同定手段は、前記ゲインKの推定を所定時間間隔で逐次実行し、
    前記モータ制御装置は、前記適応同定手段で推定された前記ゲインKに基づいて前記モータゲイン要素を所定時間間隔で逐次更新することを特徴とする請求項1記載のモータシステム。
  3. 前記適応同定手段は、前記モータ要素への入力と前記モータ要素からの出力とに基づいて、前記ゲインp推定を所定時間間隔で逐次実行し、
    前記モータ制御装置は、前記適応同定手段で推定された前記ゲインpに基づいて前記積分フィルタ要素および前記微分フィルタ要素を所定時間間隔で逐次更新することを特徴とする請求項1または2記載のモータシステム。
JP2014158481A 2014-08-04 2014-08-04 モータシステム Active JP6453576B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014158481A JP6453576B2 (ja) 2014-08-04 2014-08-04 モータシステム
CN201510449992.0A CN105337558B (zh) 2014-08-04 2015-07-28 电动机系统
KR1020150109509A KR102470722B1 (ko) 2014-08-04 2015-08-03 모터 시스템

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014158481A JP6453576B2 (ja) 2014-08-04 2014-08-04 モータシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016035677A JP2016035677A (ja) 2016-03-17
JP6453576B2 true JP6453576B2 (ja) 2019-01-16

Family

ID=55287902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014158481A Active JP6453576B2 (ja) 2014-08-04 2014-08-04 モータシステム

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6453576B2 (ja)
KR (1) KR102470722B1 (ja)
CN (1) CN105337558B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6621356B2 (ja) * 2016-03-29 2019-12-18 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 電力変換装置、モータ駆動装置及びそれを用いた冷凍機器
JP6930868B2 (ja) 2017-06-28 2021-09-01 日本電産サンキョー株式会社 サーボ制御装置、サーボ制御方法及びシステム
CN110647041B (zh) * 2019-10-11 2022-03-04 大连海事大学 一种无人船模型全系数精确辨识方法
US11724390B2 (en) 2021-03-29 2023-08-15 Samsung Electronics Co., Ltd. Systems and methods for automated preloading of actuators
US11712804B2 (en) 2021-03-29 2023-08-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Systems and methods for adaptive robotic motion control
US11731279B2 (en) 2021-04-13 2023-08-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Systems and methods for automated tuning of robotics systems

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0888990A (ja) * 1994-09-14 1996-04-02 Nec Corp モータの位置制御装置
JP3541857B2 (ja) * 1995-01-17 2004-07-14 株式会社安川電機 オーバーシュートレスオートチューニング方法
JPH1165608A (ja) * 1997-08-20 1999-03-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd オートチューニングサーボ装置
JPH11305803A (ja) * 1998-04-24 1999-11-05 Hitachi Ltd 制御装置
DE60006666T2 (de) * 1999-06-04 2004-04-15 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki, Kitakyushu Positionsregelung fuer einen motor
JP3716187B2 (ja) * 2001-03-29 2005-11-16 三菱重工業株式会社 インバータ制御システム、及び、インバータ制御方法
JP2006244300A (ja) 2005-03-04 2006-09-14 Toyota Motor Corp 制御装置
JP5440874B2 (ja) * 2010-09-30 2014-03-12 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 制御装置
CN202663351U (zh) * 2012-06-15 2013-01-09 河海大学常州校区 基于模糊自适应pid控制器的伺服电机转速控制系统

Also Published As

Publication number Publication date
CN105337558A (zh) 2016-02-17
KR102470722B1 (ko) 2022-11-24
JP2016035677A (ja) 2016-03-17
CN105337558B (zh) 2018-01-12
KR20160016707A (ko) 2016-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6453576B2 (ja) モータシステム
JP6353731B2 (ja) モータシステム
AU2015219814B2 (en) Control Device for Machine Apparatus and Gain Determination Method for Friction Compensation
JP5169836B2 (ja) 位置制御装置
JP5899547B2 (ja) 電動機の制御装置
JP5847338B2 (ja) モータ制御装置
EP2105810A2 (en) Apparatus and method for controlling a system
CN106020124B (zh) 伺服马达控制装置以及碰撞检测方法
JP6281751B2 (ja) 位置制御システム
JP6020537B2 (ja) モータ制御装置及びモータ制御方法
JP2009303432A (ja) モータによる位置制御装置
JP4992909B2 (ja) サーボ制御装置とその制御方法
JPWO2014167808A1 (ja) モータ駆動装置
JP2015115990A (ja) モータ制御装置
WO2018020636A1 (ja) モータ制御システム
JP2008097334A (ja) サーボ制御装置とその制御方法
CN109143849B (zh) 伺服控制装置、伺服控制方法及伺服控制系统
JP5362339B2 (ja) モータ制御装置
CN109412495B (zh) 参数自调整方法、设备及计算机可读存储介质
JP5660482B2 (ja) 工作機械の送り駆動系の制御方法及び制御装置
JP2012118785A (ja) 2自由度制御系のチューニング
JP5200648B2 (ja) モータ駆動装置
JP6922224B2 (ja) 制御装置、制御方法、制御プログラム
JP5671698B2 (ja) モータ位置制御方法
WO2004077179A1 (ja) サーボ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170710

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180531

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6453576

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150