JP2016034849A - テーピング包装体、その製造方法およびその使用方法 - Google Patents

テーピング包装体、その製造方法およびその使用方法 Download PDF

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正治 森
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博之 山田
泰一 小山
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泰一 小山
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Abstract

【課題】ポケットを変形させずに毛羽立ちを解決するテーピング包装体を提供する。
【解決手段】本発明は、第1面20Aからの第2面20Bに向かって部品40を収納可能な非貫通のポケット23と、送り孔24と、を有するキャリアテープ20と、複数のポケット23を閉塞し、キャリアテープ20の第1面20Aに接着されるトップテープ30と、を備え、キャリアテープ20とトップテープ30とは第1接着部51、第2接着部52、第3接着部53、および第4接着部54により接着され、キャリアテープ20の第1端部20Cから、送り孔24、第1接着部51、第2接着部52、ポケット23、第3接着部53、および第4接着部54の順で位置し、第1接着部51の接着強度および第4接着部54の接着強度は、第2接着部52の接着強度および第3接着部53の接着強度の何れよりも強いテーピング包装体10である。
【選択図】図1

Description

本発明は電子部品などを収納することのできるテーピング包装体、テーピング包装体の製造方法、およびテーピング包装体の使用方法に関する。
電子部品の収納方法として、テーピング包装体が知られている。テーピング包装体は、キャリアテープに設けられたポケット内に電子部品を収納し、このポケットをトップテープで閉塞する構成をとっている。トップテープはキャリアテープに接着される。この接着方法としては、例えば熱溶着がある。電子部品をプリント基板に実装する際には、実装機を用いる。実装機は、トップテープをキャリアテープから剥離し、実装用のノズルでポケット内に位置する電子部品を吸着し、電子部品をキャリアテープから取り出し、電子部品をプリント基板の所定の位置に配置する。一本のテーピング包装体は多数のポケットを有し、それぞれのポケットに電子部品を収納することで多数の電子部品を収納する。
テーピング包装体は、トップテープを剥離したときにキャリアテープの繊維が毛羽立ち、実装時のノズルによる吸着に悪影響を与えることがある。これを解決するために、予めキャリアテープのトップテープを接着する部分にローレット加工を施す方法が提案されている(特許文献1参照。)。
テーピング包装体の強度を保つために、キャリアテープとトップテープの接着部を4箇所にする方法も知られている(特許文献2参照。)。
特開2007−230609号公報 特開2006−213371号公報
特許文献1に記載のキャリアテープにローレット加工を施す構成は、ローレット加工を施す際にポケットを変形させてしまう恐れを生じる。
特許文献2に記載の構成は、毛羽立ちを解決することはできない。
本発明は、ポケットを変形させずに毛羽立ちという課題を解決するテーピング包装体およびテーピング包装体の製造方法を提供し、あわせてテーピング包装体の使用方法を提供する。
請求項1に記載の発明は、厚み方向に対して互いに対向する第1面と第2面と、幅方向に対して互いに対向する第1端部と第2端部とを有し、前記第1面からの前記第2面に向かって部品を収納可能な非貫通のポケットと、送り孔と、を有するキャリアテープと、前記複数のポケットを閉塞し、前記キャリアテープの第1面に接着されるトップテープと、を備え、前記キャリアテープと前記トップテープとは第1接着部、第2接着部、第3接着部、および第4接着部により接着され、前記キャリアテープの前記第1端部側から、前記送り孔、前記第1接着部、前記第2接着部、前記ポケット、前記第3接着部、および前記第4接着部の順で位置し、前記第1接着部の接着強度および前記第4接着部の接着強度は、前記第2接着部の接着強度および前記第3接着部の接着強度の何れよりも強いテーピング包装体である。
請求項1に記載の発明は、キャリアテープにローレット加工を施す必要がないので、ローレット加工によるポケットの変形が生じないという作用効果を有する。さらに、ポケットに近い領域に相対的に接着力の弱い、第2接着部および第3接着部が位置するので、ポケット内での部品の転がりを防止することができ、さらに毛羽立ちを減少させることができるという作用効果を有する。ポケットから遠い領域に相対的に接着力の強い第1接着部および第4接着部が位置するので、不用意な力がトップテープに加わってもキャリアトップテープが剥離することを防止し、毛羽立ちが生じてもポケットから遠いので実装時に悪影響を生じさせる可能性を低減することができる作用効果を有する。
請求項2に記載の発明は、前記第1の接着部の強度は前記第4接着部の強度よりも強い、テーピング包装体である。請求項2に記載の発明は、第1の接着部の強度を最も強くしているので、実装時にトップテープをキャリアテープの第1端部方向に折り返すように捲る方法を取る際に、トップテープがキャリアテープから剥離し難くなる。これにより、実装機はキャリアテープを移動させる装置があればトップテープも一緒に移動するので、トップテープの巻き取りが不要となりテーピング包装体の実装機への着脱の簡略化が実現できるという作用効果を有する。
請求項3に記載の発明は、厚み方向に対して互いに対向する第1面と第2面と、幅方向に対して互いに対向する第1端部と第2端部とを有し、前記第1面からの前記第2面に向かって部品を収納可能な非貫通のポケットと、送り孔と、を有するキャリアテープと、前記複数のポケットを閉塞し、前記キャリアテープの第1面に接着されるトップテープと、を備え、前記キャリアテープと前記トップテープとは第1接着部、第2接着部、第3接着部、および第4接着部により接着され、前記キャリアテープの前記第1端部側から、前記送り孔、前記第1接着部、前記第2接着部、前記ポケット、前記第3接着部、および前記第4接着部の順で位置し、前記第1接着部の幅および前記第4接着部の幅は、前記第2接着部の幅および前記第3接着部の幅の何れよりも広いテーピング包装体である。
請求項3に記載の発明は、接着部の幅が広い方が接着力が強いことから、請求項1に記載の発明と同様の作用効果を有する。
請求項4に記載の発明は、前記第1の接着部の幅は前記第4接着部の幅よりも広い、テーピング包装体である。請求項4に記載の発明も、請求項2に記載の亜発明と同様の作用効果を有する。
請求項5に記載の発明は、前記キャリアテープは、前記第1面側に位置するキャリアテープ本体と、前記第2面側に位置するボトムテープとからなり、前記キャリアテープ本体は、前記ポケットを構成する貫通孔を有し、前記ボトムテープは前記貫通孔を塞ぐように前記キャリアテープ本体に接着されている、テーピング包装体である。
請求項6に記載の発明は、前記ポケットは部品を収納している、テーピング包装体である。
請求項7に記載の発明は、厚み方向に対して互いに対向する第1面と第2面と、幅方向に対して互いに対向する第1端部と第2端部とを有し、前記第1面からの前記第2面に向かって部品を収納可能な非貫通のポケットと、送り孔と、を有するキャリアテープを準備するステップと、前記ポケットに部品を配置するステップと、前記キャリアテープの前記第1面にトップテープを接着するステップと、を備え、前記トップテープを接着するステップは、前記送り孔と前記ポケットの間に第1接着部を、前記第1接着部と前記ポケットの間に第2接着部を、前記ポケットと前記第2端部の間に第3接着部を、前記第3接着部と前記第2端部の間に第4接着部と設けることで行い、前記第1接着部の接着強度および前記第4接着部の接着強度は、前記第2接着部の接着強度および前記第3接着部の接着強度の何れよりも強い、テーピング包装体の製造方法である。請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の発明と同様の作用効果を有する。
請求項8に記載の発明は、前記第1接着部の接着強度は前記第4接着部の接着強度より強い、テーピング包装体の製造方法である。請求項8に記載の発明は、請求項2に記載の発明と同様の作用効果を有する。
請求項9に記載の発明は、厚み方向に対して互いに対向する第1面と第2面と、幅方向に対して互いに対向する第1端部と第2端部とを有し、前記第1面からの前記第2面に向かって部品を収納可能な非貫通のポケットと、送り孔と、を有するキャリアテープを準備するステップと、前記ポケットに部品を配置するステップと、前記キャリアテープの前記第1面にトップテープを接着するステップと、を備え、前記トップテープを接着するステップは、前記送り孔と前記ポケットの間に第1接着部を、前記第1接着部と前記ポケットの間に第2接着部を、前記ポケットと前記第2端部の間に第3接着部を、前記第3接着部と前記第2端部の間に第4接着部と設けることで行い、前記第1接着部の幅および前記第4接着部の幅は、前記第2接着部の接着幅および前記第3接着部の幅の何れよりも広い、テーピング包装体の製造方法である。請求項9に記載の発明は、請求項3に記載の発明と同様の作用効果を有する。
請求項10に記載の発明は前記第1接着部の幅は前記第4接着部の幅より広い、テーピング包装体の製造方法である。請求項10に記載の発明は請求項4に記載の発明と同様の作用効果を有する。
請求項11に記載の発明は前記第1の接着部、前記第2の接着部、前記第3の接着部、および前記第4の接着部は熱溶着で接着されている、テーピング包装体の製造方法である。
請求項12に記載の発明は、前記第1接着部では前記キャリアテープと前記トップテープとは剥離せず、前記第2接着部、前記第3接着部、および前記第4接着部では前記キャリアテープから前記トップテープを剥離させ、前記ポケットを開放するステップと、前記ポケットから部品を取り出すステップと、を備えた、テーピング包装体の使用方法である。
請求項12に記載の発明は、実装時にトップテープをキャリアテープの第1端部方向に折り返すように捲るので、テーピング包装体の幅が全体として狭く済み、さらに実装機はキャリアテープを移動させる装置があればトップテープも一緒に移動するので、装置の簡略化が実現できるという作用効果を有する。
本発明はポケットを変形させずに毛羽立ちが実装に与える悪影響を低減させるテーピング包装体およびその製造方法を提供する。また、実装機の簡略化を可能とするテーピング包装体の使用方法を提供する。
本発明の実施の形態1におけるテーピング包装体の平面図 図1のAA断面図 (a)同テーピング包装体の製造方法のキャリアテープを準備するステップの図、(b)同テーピング包装体の製造方法の部品を配置するステップの図、(c)同テーピング包装体の製造方法のトップテープを接着するステップの図、(d)同テーピング包装体の製造方法のトップテープを接着するステップの後の図 同テーピング包装体の製造方法のトップテープを接着するステップのバリエーションの図 (a)同テーピング包装体の使用方法の最初の状態の図、(b)同テーピング包装体の使用方法のトップテープを剥離するステップの図、(c)同テーピング包装体の使用方法の部品を取り出すステップの図 本発明の実施の形態1におけるテーピング包装体のバリエーションの断面図 本発明の実施の形態2におけるテーピング包装体の断面図
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1におけるテーピング包装体について、図1および図2を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態1におけるテーピング包装体の平面図、図2は図1のAA断面図である。
テーピング包装体10はキャリアテープ20とトップテープ30とを有する。
キャリアテープ20は厚み方向に互いに対向する第1面20Aと第2面20Bを有している。キャリアテープ20は幅方向に互いに対向する第1端部20Cと第2端部20Dを有している。キャリアテープ20はポケット23を有している。1本のキャリアテープ20は複数のポケット23を有している。ポケット23はキャリアテープ20の第1面20Aに開口し、第2面20B側は塞がっている非貫通の形状である。キャリアテープ20は第1端部20C側に送り孔24を有している。送り孔24は実装機において、テーピング包装体10を移動させるための孔である。送り孔24は貫通孔である。
キャリアテープ20はキャリアテープ本体21とボトムテープ22を有する。キャリアテープ本体21は紙で作られている。紙の中でも和紙が好適である。ボトムテープ22は紙を基材として、キャリアテープ本体21に接する面にはポリエチレン樹脂をラミネートしている。ボトムテープ22とキャリアテープ本体21とは、熱溶着により接着されている。ボトムテープ22の基材には和紙が好適である。キャリアテープ本体21はキャリアテープ20の第1面20A側に位置し、ボトムテープ22はキャリアテープ20の第2面20B側に位置する。キャリアテープ本体21は貫通孔を有し、ボトムテープ22が第2面20B側を塞ぐことによりポケット23を形成する。キャリアテープ20の第1面20A、第1端部20C、第2端部20Dは、キャリアテープ本体21に位置する。キャリアテープ20の第2面20Bはボトムテープ22に位置する。
トップテープ30はポリエチレンテレフタレートを基材として、キャリアテープ20に貼り付ける面をポリエチレン樹脂によりラミネートしている。トップテープ30は第1面20A上に位置している。トップテープ30は第1面20A上の全面を覆うのではなく、一部を覆っている。トップテープ30は送り孔24を塞がない。図1の右側はトップテープ30が存在している図面であるが、左側はトップテープ30を除去した図面である。
部品40はポケット23内に収納されている。部品40の一例として、チップ抵抗器、チップコンデンサ、チップインダクタなどのチップ形の電子部品や半導体などが挙げられる。
第1接着部51、第2接着部52、第3接着部53、および第4接着部54はキャリアテープ20とトップテープ30を接着している。第1接着部51と第2接着部52は送り孔24とポケット23との間に位置し、第1接着部51が送り孔24側に、第2接着部52がポケット23側に位置している。第3接着部53と第4接着部54はポケット23と第2端部20Dとの間に位置し、第3接着部53がポケット23側に、第4接着部54が第2端部20D側に位置している。
第1接着部51の幅をa、第2接着部52の幅をb、第3接着部53の幅をc、第4接着部54の幅をdとしたとき、下記の何れの式をも満たす関係が成り立つような寸法にしている。
a>b
a>c
d>b
d>c
さらに、下記の関係を満たすようにしてもよい。
a>d
以下、図3を用いてテーピング包装体10の製造方法について説明する。図3は(a)は本発明の実施の形態1におけるテーピング包装体10の製造方法のキャリアテープを準備するステップの図、(b)同製造方法の部品を配置するステップの図、(c)同製造方法のトップテープを接着するステップの図、(d)同製造方法のトップテープを接着するステップの後の図である。
最初に、図3(a)に示すように、キャリアテープ20を準備する。キャリアテープ20はキャリアテープ本体21とボトムテープ22からなる。キャリアテープ20はポケット23と送り孔24を有する。
次に、図3(b)に示すように、キャリアテープ20のポケット23に部品40を配置する。
次に、図3(c)に示すように、キャリアテープ20の第1面20Aにトップテープ30を配置し、熱溶着コテ61でトップテープ30をキャリアテープ20に押し付ける。熱溶着コテ61は高温に保たれており、トップテープ30をキャリアテープ20に熱溶着して接着する。熱溶着コテ61の先端部には、第1先端部61A、第2先端部61B、第3先端部61C、および第4先端部61Dの4つの突起が設けられて、これらの先端部がトップテープ30に接触する。キャリアテープ20とトップテープ30とが接触している領域において、第1先端部61Aの位置に対応した領域が第1接着部51、第2先端部61Bの位置に対応した領域が第2接着部52、第3先端部61Cの位置に対応した領域が第3接着部53、および第4先端部61Dの位置に対応した領域が第4接着部54である。第1先端部61A、第2先端部61B、第3先端部61C、および第4先端部61Dの幅は、第1接着部51、第2接着部52、第3接着部53、および第4接着部54の幅に対応している。
トップテープ30を接着すると熱溶着コテ61を取って、図3(d)に示す構成になる。
以上のステップによりテーピング包装体10は製造される。
なお、トップテープ30の接着は熱溶着に限られない。接着剤を用いてもよい。図4はトップテープ30を接着するステップのバリエーションの図である。図3(b)のステップのあと、キャリアテープ20の第1面20A上に第1接着剤71、第2接着剤72、第3接着剤73、および第4接着剤74を塗布する。この状態でトップテープ30をキャリアテープ20の第1面20Aに配置させることでキャリアテープ20とトップテープ30を接着させる。第1接着剤71、第2接着剤72、第3接着剤73、および第4接着剤74を塗布した領域がそれぞれ第1接着部51、第2接着部52、第3接着部53、および第4接着部54に相当する。従って、第1接着剤71、第2接着剤72、第3接着剤73、および第4接着剤74を塗布する幅は、第1接着部51、第2接着部52、第3接着部53、および第4接着部54に対応した幅にする。
以下に、テーピング包装体10の使用方法について図5を用いて説明する。図5(a)はテーピング包装体10の使用方法の最初の状態の図、図5(b)は同使用方法のトップテープ30を剥離するステップの図、図5(c)同使用方法の部品を取り出すステップの図である。
図5(a)に示すように使用方法の最初の状態は、図2や図3(d)に示す図面と同じである。
次に図5(b)に示すように、キャリアテープ20からトップテープ30を剥離する。但し、第1接着部51の領域は剥離せず、第2接着部52、第3接着部53、および第4接着部54の領域を剥離する。
次に、図5(c)に示すように、ノズル75を用いて部品40をポケット23から取り出す。ノズル75は中空円筒の構成であり、部品40をノズル75の先端に吸着することで取り出す。なお、ノズル75の形状は、角型、菱形、楕円形等の形状であってもよく、部品40をいわゆる真空吸着するための孔が内部に空いていればよい。
以上のように、テーピング包装体10は使用される。
なお、キャリアテープ20はキャリアテープ本体21とボトムテープ22とを組み合わせた構成ではなく、単一の構成にしてもよい。図6はテーピング包装体10のバリエーションの断面図である。図6に示すような非貫通のポケット23はプレス工法により形成することができる。このようなテーピング包装体10はプレスポケットタイプと呼ばれている。本発明は、図6に示すようなテーピング包装体10にも適用可能である。
以下、テーピング包装体10の効果について説明する。
テーピング包装体10は第1接着部51の幅a、第2接着部52の幅b、第3接着部53の幅c、第4接着部54の幅dに関し、
a>b
a>c
d>b
d>c
としている。接着部の幅は広い方が接着力は強く、狭い方が接着力は弱い。従って、ポケット23に近い第2接着部52と第3接着部53の接着力は第1接着部51と第4接着部54の接着力より弱くなる。これにより、第2接着部52と第3接着部53においては、剥離する際の毛羽立ちが減少する。第4接着部54の接着力は第2接着部52と第3接着部53の接着力よりも大きく毛羽立ちの可能性があるが、ポケット23から離れた位置であるので、毛羽立ちによる実装への悪影響を低減することができる。
第2接着部52と第3接着部53はポケット23に近い領域でキャリアテープ20とトップテープ30を接着するので、ポケット23内で部品40が転がることを防止することができる。もしポケット23から離れた第1接着部51と第4接着部54だけでキャリアテープ20とトップテープ30とを接着する場合には、トップテープ30の中央部が膨らんだ形に撓んだ場合に、転がろうとする部品40をトップテープ30が押さえられない恐れが生じる。しかし、第2接着部52と第3接着部53はポケット23の近くに位置するので、これを防止することができる。
第1接着部51と第4接着部54とは、何れも第2接着部52と第3接着部53よりも強い接着力によりキャリアテープ20とトップテープ30を接着するので、不用意な力が加わってもキャリアテープ20とトップテープ30が剥離することを防止することができる。
第1接着部51と第4接着部54は、ポケット23から離れた位置に存在し、不用意な力が加わったときにキャリアテープ20とトップテープ30が剥離しない程度の接着力を有する。一方、第2接着部52と第3接着部53は、ポケット23の近い位置に存在し、部品40がポケット23内で転がろうとする力ではキャリアテープ20とトップテープ30が剥離しない程度の弱い接着力を有していればよく、毛羽立ちを低減することができる。
テーピング包装体10の使用時には、送り孔24に近い第1接着部51では剥離せず、第2接着部52、第3接着部53、および第4接着部54において剥離を行なう。これによりトップテープ30は図5(b)に示すように捲られた状態になり、捲られたトップテープ30は第1端部20C側へ折り返される。キャリアテープ20は送り孔24を有するので、トップテープ30を第1端部20C側へ折り返す方が、第4接着部54で剥離せずに第2端部20D側へ折り返すよりも折り返した後のテーピング包装体10全体の幅を狭くなる。
第1接着部51では剥離を行なわないので、第1接着部51を第4接着部54よりも強い接着力にしてよい。
テーピング包装体10は使用後にキャリアテープ20とトップテープ30が完全に剥離するのではなく、一部で接着しているので、従来のように実装機においてキャリアテープ20とトップテープ30のそれぞれを搬送する機構が不要であり、キャリアテープ20を搬送する機構があれば足り、実装機の構成を単純にすることができる。さらに、トップテープ30を搬送する機構にトップテープ30をセットする必要がなくなり、テーピング包装体10の着脱が簡易になる。
なお、第1接着部51、第2接着部52、第3接着部53、および第4接着部54の接着力の差は、実施の形態のようにこれらの接着部の幅でコントロールする以外に、第1接着部51と第4接着部54の溶着の温度を第2接着部52と第3接着部53よりも高くする方法がある。その他に、溶着の時間を長くすることで接着力を高める方法や、熱溶着コテ61の第1先端部61A、第4先端部61Dおけるトップテープ30への圧力を第2先端部61B、第3先端部61Cよりも高くする方法もある。或いは、溶着の厚みと幅で規定される溶着の断面積を広くすることで接着力をコントロールすることができる。接着剤を用いる場合には、第1接着剤71と第4接着剤74の接着剤に第2接着剤72と第3接着剤73の接着剤よりも強力なものを用いることでコントロールしてもよい。
(実施の形態2)
図7は本発明の実施の形態2におけるテーピング包装体の断面図である。実施の形態1と同じ構成要素には同じ符号を付している。
実施の形態2のテーピング包装体10は、実施の形態1のテーピング包装体10と同じ構成を有する。図1〜図4および図6は実施の形態2を表す図面でもある。実施の形態2が実施の形態1と異なる点は、トップテープ30の捲り方である。図7に示すように実施の形態2のテーピング包装体10は、実装時にトップテープ30の幅方向の中央部で切断され、左右両側に捲られる点である。このとき、図7の左側のトップテープ30は第1接着部51によりキャリアテープ20と接着し、図7の右側のトップテープ30は第4接着部54によりキャリアテープ20と接着したままである。
実施の形態2においても実施の形態1と同様の作用効果を得ることができる。なお、実施の形態2においては、第1接着部51の接着力を第4接着部54よりも強くしてもよいが、同じでも、弱くてもよい。第1接着部51の接着力を第2接着部52および第3接着部53の何れよりも強くし、第4接着部54の接着力を第2接着部52および第3接着部53の何れよりも強くすればよい。
本発明のテーピング包装体、テーピング包装体の製造方法、およびテーピング包装体の使用方法は、部品の収納に用いるテーピング包装体に適用可能である。
10 テーピング包装体
20 キャリアテープ
20A 第1面
20B 第2面
20C 第1端部
20D 第2端部
21 キャリアテープ本体
22 ボトムテープ
23 ポケット
24 送り孔
30 トップテープ
40 部品
51 第1接着部
52 第2接着部
53 第3接着部
54 第4接着部
61 熱溶着コテ
61A 第1先端部
61B 第2先端部
61C 第3先端部
61D 第4先端部
71 第1接着剤
72 第2接着剤
73 第3接着剤
74 第4接着剤
75 ノズル

Claims (12)

  1. 厚み方向に対して互いに対向する第1面と第2面と、幅方向に対して互いに対向する第1端部と第2端部とを有し、前記第1面からの前記第2面に向かって部品を収納可能な非貫通のポケットと、送り孔と、
    を有するキャリアテープと、
    前記複数のポケットを閉塞し、前記キャリアテープの第1面に接着されるトップテープと、
    を備え、
    前記キャリアテープと前記トップテープとは第1接着部、第2接着部、第3接着部、および第4接着部により接着され、
    前記キャリアテープの前記第1端部側から、前記送り孔、前記第1接着部、前記第2接着部、前記ポケット、前記第3接着部、および前記第4接着部の順で位置し、
    前記第1接着部の接着強度および前記第4接着部の接着強度は、前記第2接着部の接着強度および前記第3接着部の接着強度の何れよりも強いテーピング包装体。
  2. 前記第1接着部の強度は前記第4接着部の強度よりも強い、
    請求項1記載のテーピング包装体。
  3. 厚み方向に対して互いに対向する第1面と第2面と、幅方向に対して互いに対向する第1端部と第2端部とを有し、前記第1面からの前記第2面に向かって部品を収納可能な非貫通のポケットと、送り孔と、
    を有するキャリアテープと、
    前記複数のポケットを閉塞し、前記キャリアテープの第1面に接着されるトップテープと、
    を備え、
    前記キャリアテープと前記トップテープとは第1接着部、第2接着部、第3接着部、および第4接着部により接着され、
    前記キャリアテープの前記第1端部側から、前記送り孔、前記第1接着部、前記第2接着部、前記ポケット、前記第3接着部、および前記第4接着部の順で位置し、
    前記第1接着部の幅および前記第4接着部の幅は、前記第2接着部の幅および前記第3接着部の幅の何れよりも広いテーピング包装体。
  4. 前記第1接着部の幅は前記第4接着部の幅よりも広い、
    請求項3記載のテーピング包装体。
  5. 前記キャリアテープは、前記第1面側に位置するキャリアテープ本体と、前記第2面側に位置するボトムテープとからなり、
    前記キャリアテープ本体は、前記ポケットを構成する貫通孔を有し、
    前記ボトムテープは前記貫通孔を塞ぐように前記キャリアテープ本体に接着されている、
    請求項1から4記載のテーピング包装体。
  6. 前記ポケットは部品を収納している、
    請求項1から5記載のテーピング包装体。
  7. 厚み方向に対して互いに対向する第1面と第2面と、幅方向に対して互いに対向する第1端部と第2端部とを有し、前記第1面からの前記第2面に向かって部品を収納可能な非貫通のポケットと、送り孔と、
    を有するキャリアテープを準備するステップと、
    前記ポケットに部品を配置するステップと、
    前記キャリアテープの前記第1面にトップテープを接着するステップと、
    を備え、
    前記トップテープを接着するステップは、前記送り孔と前記ポケットの間に第1接着部を、前記第1接着部と前記ポケットの間に第2接着部を、前記ポケットと前記第2端部の間に第3接着部を、前記第3接着部と前記第2端部の間に第4接着部と設けることで行い、
    前記第1接着部の接着強度および前記第4接着部の接着強度は、前記第2接着部の接着強度および前記第3接着部の接着強度の何れよりも強い、
    テーピング包装体の製造方法。
  8. 前記第1接着部の接着強度は前記第4接着部の接着強度より強い、
    請求項7記載のテーピング包装体の製造方法。
  9. 厚み方向に対して互いに対向する第1面と第2面と、幅方向に対して互いに対向する第1端部と第2端部とを有し、前記第1面からの前記第2面に向かって部品を収納可能な非貫通のポケットと、送り孔と、
    を有するキャリアテープを準備するステップと、
    前記ポケットに部品を配置するステップと、
    前記キャリアテープの前記第1面にトップテープを接着するステップと、
    を備え、
    前記トップテープを接着するステップは、前記送り孔と前記ポケットの間に第1接着部を、前記第1接着部と前記ポケットの間に第2接着部を、前記ポケットと前記第2端部の間に第3接着部を、前記第3接着部と前記第2端部の間に第4接着部と設けることで行い、
    前記第1接着部の幅および前記第4接着部の幅は、前記第2接着部の接着幅および前記第3接着部の幅の何れよりも広い、
    テーピング包装体の製造方法。
  10. 前記第1接着部の幅は前記第4接着部の幅より広い、
    請求項9記載のテーピング包装体の製造方法。
  11. 前記第1接着部、前記第2接着部、前記第3接着部、および前記第4接着部は熱溶着で接着されている、
    請求項7から10記載のテーピング包装体の製造方法。
  12. 請求項6に記載のテーピング包装体を使用する使用方法であって、
    前記第1接着部では前記キャリアテープと前記トップテープとは剥離せず、前記第2接着部、前記第3接着部、および前記第4接着部では前記キャリアテープから前記トップテープを剥離させ、前記ポケットを開放するステップと、
    前記ポケットから部品を取り出すステップと、
    を備えた、
    テーピング包装体の使用方法。
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