JP2016034102A - 光電変換装置、光電変換システム、光電変換装置の駆動方法 - Google Patents

光電変換装置、光電変換システム、光電変換装置の駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】動作の高速化と、光信号の信号レベルが小さい場合における信号の精度の向上とを実現する光電変換装置を提供する。【解決手段】光電変換装置10は画素セル1000、容量駆動部12、垂直信号線17、電流源18、列信号処理部20を有する。画素セル1000は単位画素10a、リセット部14、画素出力部16を有する。画素出力部16は増幅トランジスタ16aと、選択トランジスタ16bとを有する。光電変換部101aのリフレッシュ動作を行う期間、増幅トランジスタ16aを非動作状態とする。【選択図】図1

Description

本発明は、光電変換装置、光電変換システム、光電変換装置の駆動方法に関する。
特許文献1に記載された光電変換装置の画素は、金属と絶縁膜と半導体とで構成される、いわゆるMIS型の光電変換部を有する。光電変換部は信号電荷を蓄積する。さらに画素は、光電変換部が蓄積した信号電荷に基づく信号を出力する増幅トランジスタを有する。
特許文献2に記載のMIS型の光電変換部は、第1の電極と、第1の電極に対して基板側に設けられた第2の電極と、第1の電極および第2の電極の間に配された光電変換層を有する。特許文献2には、光電変換層から蓄積した信号電荷を排出するために、第1の電極と第2の電極との電位の大小関係を、信号電荷の蓄積時とは逆にした後、再び信号電荷の蓄積時と同じとすることが記載されている。
特開2013−131900号公報 特開平8−116044号公報
MIS光電変換層から蓄積した信号電荷を排出する場合、第2の電極に供給する電位を第1の電位から第2の電位とする。これにより、第2の電極に電気的に接続された増幅トランジスタの入力ノードの電位も第1の電位から第2の電位に変化する。従って、増幅トランジスタが出力する信号の信号レベルが変化する。その後、第2の電極に供給する電位を、第2の電位から第1の電位とする。これにより、増幅トランジスタの入力ノードの電位が第2の電位から、光信号に基づく電位となる。光信号の信号レベルが小さい場合に、増幅トランジスタの出力する信号が、入力ノードの電位が第2の電位にある時に出力していた信号レベルから、光信号に基づく信号レベルに落ち着くまでに時間を要する。従って、この増幅トランジスタの出力する信号レベルが光信号に基づく信号レベルに落ち着くまでに要する時間が、光電変換装置の高速化の妨げになるという課題がある。
また、増幅トランジスタの出力する信号が、入力ノードの電位が第2の電位にある時に出力していた信号レベルから光信号に基づく信号レベルに落ち着く前に、増幅トランジスタの後段の回路が増幅トランジスタの出力する信号を保持することがある。この場合には、増幅トランジスタの後段の回路が保持する信号の精度が低下する課題がある。
本発明は上記の課題を鑑みて為されたものであり、その一の態様は、光電変換部と、増幅部と、信号線とを有する光電変換装置において、前記光電変換部は、第1の電極と、第2の電極と、前記第1の電極および前記第2の電極の間に配された、信号電荷を蓄積する光電変換層と、前記光電変換層および前記第2の電極の間に配された絶縁層と、を含み、前記増幅部の入力ノードに、前記光電変換部が蓄積した前記信号電荷に基づく光信号が出力され、前記増幅部の出力ノードは前記信号線に電気的に接続され、前記第1の電極に印加される電位と前記第2の電極に印加される電位との大小関係は、前記光電変換層が前記信号電荷を蓄積する第1の期間において、第1の関係であって、前記信号電荷を前記光電変換層から排出する第2の期間において、前記第2の電極に、前記第1の期間に印加される電位とは値の異なる電位が印加されることによって、前記第1の関係とは逆の第2の関係であって、さらに前記光電変換装置は出力制御部を有し、前記出力制御部は、前記第2の期間の少なくとも一部の期間に前記信号線の電位を所定の範囲に制限する、あるいは、前記出力制御部は、前記第2の期間の少なくとも一部の期間に前記増幅部を非動作状態とすることを特徴とする光電変換装置である。
また、一の態様は、光電変換部と、増幅部と、信号線とを有し、前記光電変換部は、第1の電極と、第2の電極と、前記第1の電極および前記第2の電極の間に配された、信号電荷を蓄積する光電変換層と、前記光電変換層および前記第2の電極の間に配された絶縁層と、を含む光電変換装置の駆動方法であって、前記第1の電極に印加される電位と前記第2の電極の印加される電位との大小関係を、前記光電変換層が、前記信号電荷を蓄積する第1の期間において、第1の関係とし、前記信号電荷を前記光電変換層から排出する第2の期間において、前記第2の電極に、前記第1の期間に印加される電位とは値の異なる電位が印加されることによって、第1の関係とは逆の第2の関係とし、前記第2の期間の少なくとも一部の期間に前記信号線の電位を所定の範囲に制限する、あるいは、前記第2の期間の少なくとも一部の期間に前記増幅部を非動作状態とすることを特徴とする光電変換装置の駆動方法である。
本発明により、光電変換装置の高速化と、光信号の信号レベルが小さい場合における、光信号に基づく信号の精度の向上とを実現することができる。
光電変換装置の構成の一例を示した図と、列信号処理部の構成の一例を示した図 光電変換部の動作の一例を示した図 光電変換装置の動作の一例を示した図 光電変換装置の構成の一例を示した図 光電変換装置の一例を示した図 光電変換装置の一例を示した図 光電変換装置の動作の一例を示した図と、容量素子の構成の一例を示した図 光電変換装置の一例を示した図 光電変換システムの構成の一例を示した図 光電変換装置の動作の一例を示した図
以下、図面を参照しながら、各実施例の光電変換装置を説明する。
(実施例1)
図1(a)に示した光電変換装置10は、画素セル1000、容量駆動部12、垂直信号線17、電流源18、列信号処理部20を有する。また、光電変換装置10は、電源部30aを有する。
画素セル1000は、単位画素10a、リセット部14、画素出力部16を有する。
図1(a)では1つの画素セル1000を示しているが、複数行および複数列に渡って配された複数の画素セル1000のうちの1つを示したものである。また、図1(a)では、垂直信号線17、電流源18、列信号処理部20を1つずつ示した。これは、複数の画素セル1000が配された各列に対応して設けられた複数列の垂直信号線17、複数列の電流源18、複数列の列信号処理部20のそれぞれを1つずつ示したものである。
単位画素10aは、光電変換部101aを有する。光電変換部101aは、第1の電極201、ブロッキング層203、光電変換層205、絶縁層207、第2の電極209を有する。ブロッキング層203は第1の電極201と光電変換層205との間に設けられており、光電変換層205はブロッキング層203と絶縁層207との間に設けられている。また、絶縁層207は、光電変換層205と第2の電極209との間に設けられている。
第1の電極201は、光電変換層205が感度を有する波長域の光の透過率の高い導電部材で構成される。例えば、ITO(Indium Tin Oxide)などのインジウム、および/またはスズを含む化合物や、ZnOなどの化合物が、第1の電極201の材料として用いられる。これにより、本実施例の光電変換層205は、銅などの不透明の電極を第1の電極201として用いる場合に比して、より多くの光を取り込むことができる。他の例として、本実施例の第1の電極201は、所定の量の光が透過する程度の薄さを有するポリシリコンや金属で形成されていても良い。
ブロッキング層203は、第1の電極201から光電変換層205へ、光電変換層203が蓄積する信号電荷と同じ導電型の電荷が光電変換層203に注入されることを低減する。光電変換層205は、第1の電極201に印加される電位Vsと、第2の電極209の電位との電位差によって空乏化する。また第1の電極201に印加される電位Vsと第2の電極209の電位との関係に応じて、光電変換層205のポテンシャルの傾きが反転する。このような構成により、光電変換層205は、信号電荷の蓄積、および、蓄積された信号電荷の排出を行うことができる。光電変換部101aの動作については後述する。
尚、本実施例において、第1の電極201に供給される電源電圧は、電源部30aから供給される電位Vsである。
光電変換層205は、真性のアモルファスシリコン(以下、a−Si)、低濃度のP型のa−Si、低濃度のN型のa−Siなどで形成される。あるいは、光電変換層205は、化合物半導体で形成されてもよい。例えば、BN、GaAs、GaP、AlSb、GaAlAsPなどのIII−V族化合物半導体、CdSe、ZnS、HdTeなどのII−VI族化合物半導体、PbS、PbTe、CuOなどのIV−VI族化合物半導体が挙げられる。あるいは、光電変換層205は、有機材料で形成されてもよい。例えば、フラーレン、クマリン6(C6)、ローダミン6G(R6G)、亜鉛フタロシアニン(ZnPc)、キナクリドン、フタロシアニン系化合物、ナフタロシアニン系化合物などを用いることができる。さらに、光電変換層205は、上述の化合物半導体を含んで構成された量子ドット膜を用いることができる。
光電変換層205が半導体で構成される場合、当該半導体の不純物濃度が低いか、あるいは、当該半導体は真性であるとよい。このような構成によれば、光電変換層205に空乏層を十分に広げることができるため、高感度化、ノイズ低減などの効果を得ることができる。
ブロッキング層203には、光電変換層205に用いられる半導体と同じ材料であって、光電変換層205に用いられる半導体よりも不純物濃度の高いN型あるいはP型の半導体を用いることができる。例えば、光電変換層205にa−Siが用いられる場合、ブロッキング層203に不純物がドープされたN型のa−Si、あるいは、不純物がドープされたP型のa−Siが用いられる。不純物濃度の違いによりフェルミ準位の位置が異なるため、ブロッキング層203は、電子およびホールのうち一方に対してのみ、ポテンシャルバリアとして機能する。光電変換層205が量子ドット膜を含む場合には、量子ドット膜に用いられる半導体と同じ材料であって、量子ドット膜の導電型とは逆の導電型のブロッキング層203を設ければよい。例えば、量子ドット膜がP型のPbSである場合には、ブロッキング層203はN型のPbSとすれば良い。また、量子ドット膜と同じ材料で、同じ導電型のブロッキング層203であっても、不純物濃度を量子ドット膜とブロッキング層203とで異ならせればよい。
もしくは、光電変換層205とは異なる材料でブロッキング層203を構成することができる。このような構成によれば、ヘテロ接合が形成される。材料の違いによりバンドギャップが異なるため、電子およびホールのうち一方に対してのみ、ポテンシャルバリアを形成することができる。光電変換層205が量子ドット膜を含む場合には、例えば量子ドット膜としてPbSを用い、ブロッキング層203にZnOを用いるようにしても良い。
光電変換層205と第2の電極209との間には、絶縁層207が配される。例えば絶縁層207の材料として、アモルファス酸化シリコン(以下、a−SiO)、アモルファス窒化シリコン(a−SiN)、有機材料が用いられる。絶縁層207の厚さは、トンネル効果により信号電荷が透過しない程度の厚さとするとよい。このような構成にすることで、リーク電流を低減できるため、ノイズを低減することができる。具体的には、絶縁層207の厚さは50nm以上とするとよい。
ブロッキング層203、光電変換層205、および、絶縁層207にアモルファス膜を用いる場合は、水素化処理を行い、水素でダングリングボンドを終端してもよい。このような構成により、ノイズを低減することができる。
第2の電極209は金属などの導電部材で構成される。第2の電極209には、配線を構成する導電部材、あるいは、外部と接続するためのパッド電極を構成する導電部材と同じ材料が用いられる。このような構成によれば、本実施例の光電変換部101aは、第2の電極209と、配線を構成する導電部材、あるいは、パッド電極とを同時に形成することができる。したがって、本実施例の光電変換部101aは、第2の電極209を、配線を構成する導電部材あるいはパッド電極と異なる材料とした場合に比して、簡略化した製造プロセスで製造することができる。
光電変換部101aの第1の電極201は電源部30aと電気的に接続されている。電源部30aは、第1の電極201に電位Vsを供給する。 リセット部14は、リセットトランジスタ14aを有する。リセットトランジスタ14aは、ソースとドレインの一方にリセット電位Vresが供給され、ソースとドレインの他方がノードFDに電気的に接続されている。リセット電位Vresは、電位Vsよりも小さい電位である。本実施例では、電位Vsは5V、リセット電位Vresは2Vとする。また、リセットトランジスタ14aのゲートには、不図示の垂直走査回路から信号φRESが入力される。
容量駆動部12は、バッファ回路12aと容量素子12bとを有する。容量素子12bの一方のノードである第1のノードは、第3のノードであるノードFDに電気的に接続されている。さらに言えば、容量素子12bの第1のノードは、光電変換部101aの第2の電極209に電気的に接続されている。容量素子12bの他方のノードである第2のノードは、バッファ回路12aに電気的に接続されている。バッファ回路12aには、不図示のタイミングジェネレータから信号φVpが入力される。バッファ回路12aは、信号φVpの電位をバッファした電位を、容量素子12bに供給する。タイミングジェネレータは、電位の異なる信号φVpを、バッファ回路12aを介して、容量素子12bに供給する容量電位供給部である。
ノードFDには容量素子12bが電気的に接続される。容量素子12bは、例えば、互いに対向する2つの電極を含む。2つの電極はポリシリコンや金属などの材料で構成される。あるいは、容量素子12bは、半導体領域と当該半導体領域の上に配されたゲート電極とを含んで構成される。
ノードFDに容量素子12bが接続される構成によれば、光信号を光電変換部101aから読み出すときにノイズを低減することができる。このノイズ低減の効果について説明する。
本実施例の光電変換装置では、ノードFDの電位の制御を行う。光電変換部101aの第2の電極209の電位は、容量素子12bと、ノードFDで接続された増幅トランジスタ16aのゲート容量と、第1の電極201と第2の電極209との間の容量成分の容量値(以下、光電変換部101aの容量値とする)との合成容量との比に応じて変化する。これは、容量素子12bと合成容量とを、直列に接続された2つの容量として見なすことができるからである。
本実施例の光電変換装置では、容量素子12bの容量値が大きいほど、信号φVpを変化させた時の第2の電極209の電位の変化量が大きくなる。
本実施例によれば、ノードFDに容量素子12bが電気的に接続される。容量素子12bの、信号φVpの電位が入力されるノードと、ノードFDとは、電気的に分離されている。
本実施例の光電変換装置では、ノードFDの容量値が大きいほど、ノードFDの電位を変化させた時の第2の電極209の電位の変化量が大きくなる。
本実施例によれば、ノードFDに容量素子12bが電気的に接続される。したがって、光電変換部101aから光信号を読み出すために、第2の電極209の電位を制御した際に、第1の電極201と第2の電極209との間に大きな電位差を印加することができる。これにより、本実施例の光電変換装置は、光電変換層205を容易に空乏化することができるため、光信号に含まれるノイズを低減することができる。
画素出力部16は、増幅トランジスタ16aと、選択トランジスタ16bとを有する。増幅トランジスタ16aの入力ノードであるゲートは、ノードFDに電気的に接続されている。また、増幅トランジスタ16aのソースとドレインの一方には、電位Vddが入力され、ソースとドレインの他方は、選択トランジスタ16bのソースとドレインの一方に電気的に接続されている。選択トランジスタ16bのソースとドレインの他方は、垂直信号線17に電気的に接続されている。また、選択トランジスタ16bのゲートには、不図示の垂直走査回路から信号φSelが入力される。増幅部である増幅トランジスタ16aは、第2の電極209から出力される信号を増幅した信号を出力する。また、選択トランジスタ16bの垂直信号線17に接続されたノードは、増幅部の出力ノードである。
電流源18は、垂直信号線17を介して、選択トランジスタ16bと電気的に接続されている。選択トランジスタ16bがオンすると、増幅トランジスタ16aと電流源18とによってソースフォロワ回路が構成される。
増幅トランジスタ16aから、選択トランジスタ16bを介して垂直信号線17に出力された信号は、列信号処理部20に入力される。列信号処理部20は、増幅トランジスタ16aから垂直信号線17に出力された信号に基づく信号を出力する。
図1(b)は、列信号処理部20の構成を示した図である。
列信号処理部20は、列増幅部21、AD変換部22を有する。列増幅部21は、容量素子C0、容量素子C1、スイッチSW1、増幅器23を有する。スイッチSW1は、不図示のタイミングジェネレータから出力される信号φC0によって動作が制御される。増幅器23の反転入力ノードには、容量素子C0を介して、垂直信号線17に増幅トランジスタ16aから出力された信号が入力される。増幅器23の非反転入力ノードには、参照電圧Vrefが入力される。増幅器23が出力する信号Vampは、増幅器23の反転入力ノードに入力された信号を反転増幅した信号である。増幅器23の増幅率は、負の値のkである。
AD変換部22は、比較部25、メモリ27を有する。信号Vampは、増幅器23から比較部25に入力される。比較部25は、列信号処理部20の外部から入力されるランプ信号Rampの電位と、信号Vampとの電位とを比較する。ランプ信号Rampは、時間に依存して電位が単調に変化する信号である。比較部25がメモリ27に出力する信号は、ランプ信号Rampの電位と、信号Vampとの電位とを比較した結果を示す信号である。メモリ27は、ランプ信号Rampが電位の変化を開始したタイミングから、比較結果信号の信号レベルが変化するまでの時間を計数した信号を保持する。このメモリ27が保持する信号が、信号Vampに基づくデジタル信号である。
複数列の列信号処理部20の各々のメモリ27が保持したデジタル信号は、不図示の水平走査回路によって、列ごとに順次、光電変換装置の外部に出力される。
次に、本実施例における光電変換部101aの動作について説明する。図2(a)〜(d)のそれぞれは、光電変換部101aにおけるエネルギーバンドを模式的に示している。図2(a)〜(d)のそれぞれには、第1の電極201、ブロッキング層203、光電変換層205、絶縁層207、第2の電極209のエネルギーバンドが示されている。図2の縦軸は電子に対するポテンシャルを表している。図2の上に行くほど、電子に対するポテンシャルが高い。したがって、図2の下に行くほど、電位は低くなる。第1の電極201、および、第2の電極209については、フェルミ準位が示されている。ブロッキング層203、および、光電変換層205については、伝導帯のエネルギー準位と価電子帯のエネルギー準位との間のバンドギャップが示されている。
光電変換部101aの動作としては、以下のステップ(1)〜(5)が繰り返し行われる。(1)増幅部の入力ノードのリセット、(2)ノイズ信号の読み出し、(3)光電変換部からの信号電荷の転送、(4)光信号の読み出し、(5)信号電荷の蓄積。以下、それぞれのステップについて説明する。
図2(a)は、ステップ(1)からステップ(2)における光電変換部101aの状態を示している。第1の電極201には、電位Vsが供給されている。第1の電位Vsは、例えば、3Vである。光電変換層205には、露光期間中に生じた信号電荷として、白丸で示されたホールが蓄積されている。蓄積されたホールの量に応じて、光電変換層205の絶縁層207側の表面ポテンシャルは変化する。また、バッファ回路12aは第1の電位Vd1を容量素子12bに供給している。第1の電位Vd1は、例えば、0Vである。
この状態でリセットトランジスタ14aをオンする。これにより、第2の電極209を含むノード、つまり、ノードFDの電位がリセット電位Vresにリセットされる。リセット電位Vresは、例えば、1Vである。ノードFDは、増幅トランジスタ16aの入力ノードであるゲートに接続されている。そのため、増幅部の入力ノードのリセットが行われる。
その後、リセットトランジスタ14aをオフする。これにより、ノードFDが電気的にフローティングになる。このときリセットトランジスタ14aによるリセットノイズ(図2のノイズkTC1)が発生しうる。このとき、信号電荷のホールは、光電変換層205に蓄積されたままである。
選択トランジスタ16bがオンすることにより、増幅トランジスタ16aがリセットノイズを含むノイズ信号を出力する。
図2(b)および(c)は、ステップ(3)における光電変換部101aの状態を示している。まず、バッファ回路12aは第2の電位Vd2を容量素子12bに供給する。信号電荷としてホールを用いているため、第2の電位Vd2は第1の電位Vd1より高い電位である。第2の電位Vd2は、例えば、5Vである。
このとき、第2の電極209(ノードFD)の電位は、バッファ回路12aが供給する電位の変化と同じ方向に向かって変化する。第2の電極209の電位の変化量dVBは、ノードFDに電気的に接続された容量素子12bの容量値C1と、光電変換部101aの容量値C2との比に応じて決まる。dVBは、
dVB=(Vd2−Vd1)×C1/(C1+C2) ・・・(1)
と表される。以下の説明では、説明を簡単にするため、容量値C1と容量値C2とが等しいとする。従って、変化量dVBは、
dVB=(Vd2−Vd1)×(1/2) ・・・(2)
と表される。
本実施例では、第2の電極209の電位の変化量dVBが、第1の電極209の電位Vsとリセット電位Vresの差(Vs−Vres)よりも十分に大きい。そのため、第2の電極209のポテンシャルは、第1の電極201のポテンシャルよりも低くなり、光電変換層205のポテンシャルの傾きが反転する。これにより、黒丸で示された電子が第1の電極209から光電変換層205へ注入される。また、信号電荷として光電変換層205に蓄積されたホールの一部または全部が、ブロッキング層203の方へ移動する。移動したホールは、ブロッキング層203の多数キャリアと再結合して消滅する。その結果、光電変換層205のホールが光電変換層205から排出される。光電変換層205の全体が空乏化する場合には、信号電荷として蓄積されたホールの全部が排出される。
次に、図2(c)に示される状態において、バッファ回路12aは、第1の電位Vd1を容量素子12bに供給する。これにより、光電変換層205のポテンシャルの傾きが再び反転する。そのため、図2(b)の状態の時に光電変換層205に注入されていた電子は、光電変換層205から排出される。一方、ブロッキング層203によって、第1の電極201から光電変換層205へのホールの注入が低減されている。したがって、ノードFDの電位は、リセットされた状態から、消滅したホールの量に応じた電位Vsigだけ変化する。つまり、信号電荷として蓄積されたホールの量に応じた電位VsigがノードFDに現れる。蓄積されたホールの量に応じた電位Vsigを、光信号成分と呼ぶ。
ここで、図2(c)に示される状態の時に、選択トランジスタ16bがオンする。これにより、増幅トランジスタ16aが光信号を出力する。ステップ(2)で読み出されたノイズ信号と、ステップ(4)で読み出された光信号との差分が、蓄積された信号電荷に応じた電位Vsigに基づく信号である。
図2(d)は、ステップ(5)における光電変換部101aの状態を示している。第1の電極201に電位Vsが供給され、ノードFDにリセット電位Vresが供給される。リセット電位Vresは第1の電極201の電位Vsより低いため、光電変換層205の電子は第1の電極201に排出される。一方、光電変換層205のホールは、光電変換層205と絶縁層207との界面に向かって移動する。しかし、ホールは絶縁層207に移動できないため、光電変換層205に蓄積される。また、前述の通り、ブロッキング層203が、ホールが光電変換層205に注入されることを低減する。したがって、この状態で光電変換層205に光が入射すると、光電変換によって生じた電子ホール対のうち、ホールのみが信号電荷として光電変換層205に蓄積される。電位Vchは、光電変換層205において蓄積されたホールに基づいて、第2の電極209の変化する電位である。
信号電荷が電子の場合、第2の電位Vd2は第1の電位Vd1より低い電位とすればよい。また、ブロッキング層203の導電型を、本実施例のブロッキング層203とは反対の導電型とすれば良い。そのため、図2(a)〜(d)でのポテンシャルの傾きが反転する。それ以外の動作は同じである。
図3は、図1(a)に示した光電変換装置の動作を示した図である。
最初に、画素部10から垂直信号線17に信号を読み出すまでのタイミングについて説明する。
図1(a)に示したリセットトランジスタ14a、選択トランジスタ16bはそれぞれ順に、信号φRes、信号φSelがHiレベル(以下、Hiと表記する)の時にオンしており、Loレベル(以下、Loと表記する)の時にオフしている。
期間T1はノードFDのリセット期間、期間T2はノードFDがフローティング状態にある期間、期間T3は光電変換部101aのリフレッシュ期間、期間T4はノードFDの信号電荷保持期間である。本実施例の光電変換装置は、増幅トランジスタ16aを時刻t3から時刻t4までの期間、非動作とする。光電変換部101aはリフレッシュ後の期間t4から新たな光電変換を開始する。
図3では、ノードFDの電位をVFD、垂直信号線17の電位をVlineとして示している。
時刻t1以前は、光電変換部101aは信号電荷を蓄積している。
時刻t1に、不図示の垂直走査回路が、信号φResの信号レベルをLoからHiにする。これにより、リセットトランジスタ14aがオンし、第2の電極209とノードFDとがそれぞれ電位Vresにリセットされる。
また、時刻t1に、垂直走査回路は、信号φSelをLoからHiとする。これにより、選択スイッチ16がオンする。これにより、電流源18から電流が増幅トランジスタ16aに供給されるため、増幅トランジスタ16aは動作状態となる。
また、時刻t1に、不図示のタイミングジェネレータは、信号φC0の信号レベルをHiとする。これにより、容量素子C1の電荷がリセットされる。
時刻t2に、垂直走査回路が信号φResの信号レベルをLoとする。これにより、ノードFDはフローティング状態になる。この時のノードFDのフローティング電位V21をリセットFD電位と表記する。増幅トランジスタ16aは、このリセットFD電位に基づく信号を垂直信号線17に出力する。この時刻t1から時刻t2までの期間T1の動作が、上述したステップ(2)に対応する動作である。
その後の時刻t21に、タイミングジェネレータは信号φC0の信号レベルをLoとする。これにより、容量素子C0には、増幅トランジスタ16aが垂直信号線17に出力した、リセットFD電位に基づく信号を保持する。
時刻t22の信号Vampは、列増幅部21が有するオフセット成分を主とする信号である。この信号をオフセット信号と表記する。
そして、時刻t22から時刻t23の期間に、ランプ信号Rampが、時間に依存した電位の変化を行う。この時刻t22から時刻t23の期間が、オフセット信号を、AD変換部22がデジタル信号に変換する期間である。この期間を、図3ではN−AD期間と表記している。AD変換部22が得た、オフセット信号に基づくデジタル信号を、デジタルN信号と表記する。
時刻t3に、垂直走査回路は信号φSelをLoとする。これにより、電流源18からの増幅トランジスタ16aへの電流が遮断されるため、増幅トランジスタ16aは非動作状態となる。
時刻t31に、不図示のタイミングジェネレータは、信号φVpの信号レベルをLoから、Hiの信号レベルである電位Vp1とする。本実施例では、電位Vp1は10Vであり、Loの信号φVpの信号レベルは0Vである。第2の電極209の電位の変化量dVBは、上記の(2)式により、dVB=(10−0)×(1/2)=5(V)となる。従って、第2の電極209の電位は、リセット電位Vresに対して5Vが印加された電位となる。
Hiの信号レベルの信号φVpが入力されることにより、図2(b)に示したように、光電変換層205のホールがリフレッシュされる。
その後、時刻t32に、タイミングジェネレータが信号φVpをLoとする。これにより、図2(c)に示したように、第2の電極209に光信号が出力される。よって、ノードFDは、光信号に基づく電位となる。この動作は、上述したステップ(3)に対応する。尚、図3では、光電変換部101aに対し、光が略差し込まなかった場合を示している。従って、ノードFDの電位は、リセットFD電位のままである。
時刻t4に、垂直走査回路は、信号φSelの信号レベルをLoからHiとする。これにより、再び増幅トランジスタ16aに、電流源18から電流が供給される。よって、増幅トランジスタ16aは動作状態となる。ノードFDは、光信号に基づく電位となっている。よって、増幅トランジスタ16aは、光信号に基づく信号を、垂直信号線17に出力する。この動作は、上述したステップ(4)に対応する。列増幅部21の信号Vampは、増幅トランジスタ16aが出力した光信号に基づく信号を増幅した信号(以下、増幅光信号と表記する)の電位となる。
その後、時刻t41から時刻t42の期間に、ランプ信号Rampは時間に依存した電位の変化を行う。この時刻t41から時刻t42の期間が、増幅光信号を、AD変換部22がデジタル信号に変換する期間である。この期間を、図3ではS−AD期間と表記している。AD変換部22が得た、増幅光信号に基づくデジタル信号を、デジタルS信号と表記する。
これにより、各列のメモリ27は、デジタルN信号とデジタルS信号とを保持する。不図示の水平走査回路は、各列のメモリ27からそれぞれ、デジタルN信号とデジタルS信号とのそれぞれを順次読み出して、光電変換装置の外部に出力する。
本実施例では、光電変換部101aのリフレッシュ動作を行う時刻t31から時刻t32までの期間を含む、時刻t3から時刻t4までの期間、増幅トランジスタ16aを非動作状態としている。この動作によって得られる効果を説明する。
図3の電位Vlineにおいて破線で示した波形は、時刻t3から時刻t4までの期間に増幅トランジスタ16aを動作状態とした場合の垂直信号線17の電位Vlineを、比較のために示したものである。時刻t31に信号φVpの信号レベルがHiとなると、ノードFDの電位はdVB(=5V)上昇する。よって、増幅トランジスタ16aの負荷である垂直信号線17は急速に充電され始める。
時刻t32に信号φVpの信号レベルがLoとなると、垂直信号線17の充電は終了し、その時の電位をV32とする。ノードFDの電位がリセット電位であるV21に低下するので、垂直信号線17の電位VlineはV32からV22に向かって低下する。
図3に示したように、時刻t32に信号φVpの信号レベルがLoとなってから、垂直信号線17の電位Vlineが、光信号の電位に基づく信号の電位に静定するまでに時間を要する。AD変換部22が、静定した垂直信号線17の電位Vlineに基づく増幅光信号をAD変換するためには、垂直信号線17の電位Vlineの静定を待つことが求められる。このAD変換部22の待機時間は、光電変換装置の高速化を妨げる要因となる。
一方、光電変換装置の高速化のため、垂直信号線17の電位Vlineが充分に静定しないまま、AD変換部22がAD変換を開始した場合には、AD変換部22は、精度の低い増幅光信号をAD変換することになる。よって、デジタルS信号の信号精度が低下する。特に、光電変換部101aに、光が差し込まなかった場合に、増幅光信号の信号精度が大きく低下する。これは、垂直信号線17の電位Vlineが、電位V32から電位V22まで低下することになるため、垂直信号線17の電位Vlineの電位が静定するまでに多くの時間を要するためである。また、光電変換装置が出力する信号を用いて画像を生成する場合、光電変換部101aに、光が差し込まなかった場合のデジタルS信号の信号精度の低下は、生成する画像の質の低下をもたらす。この信号精度の低下したデジタルS信号を用いて生成した画像は、黒として写るべき部分の輝度が上昇した画像となるため、画質の低下が人間の目に認識されやすい。また、複数の垂直信号線17の垂直信号線17ごとの時定数がばらついている場合には、垂直信号線17ごとに放電量が異なる。これにより、生成する画像に、縦すじ状の模様が生じる。
一方、本実施例の光電変換装置は、図3で示したように、時刻t3から時刻t4までの期間、増幅トランジスタ16aを非動作状態としている。これにより、時刻t3から時刻t4までの期間においても、垂直信号線17の電位Vlineは、リセットFD電位に基づく信号の電位のままとなる。これにより、時刻t32に信号φVpの信号レベルがLoとなってから、垂直信号線17の電位Vlineの電位が静定するまでの期間を短縮することができる。これにより、本実施例の光電変換装置は、光電変換装置の高速化を実現することができる。また、本実施例の光電変換装置は、光電変換部の光信号が小さい場合の、垂直信号線17の電位Vlineに基づく信号の信号精度の低下を低減することができる。
このように、本実施例に光電変換装置は、光電変換部101aが蓄積した信号電荷を排出する期間である時刻t31から時刻t32までの期間に、増幅トランジスタ16aを非動作状態としている。第1の期間である、時刻t1以前から、時刻t31までの光電変換層205が信号電荷を蓄積している期間において、第1の電極201の電位Vsと第2の電極209の電位の大小関係は、第1の関係である、第1の電極201<第2の電極209である。第2の期間である、時刻t31から時刻t32までの、光電変換層205から信号電荷を排出する期間において、第1の電極の電位Vsと第2の電極209の電位の大小関係は、第1の関係とは逆の第2の関係である、第1の電極201>第2の電極209である。そして、第3の期間である、時刻t32以降の光電変換層205が信号電荷を蓄積可能な状態の期間において、第1の電極の電位Vsと第2の電極209の電位の大小関係は、第1の関係と同じ、第1の電極201<第2の電極209である。本実施例の光電変換装置は、第1の電極201と第2の電極209の電位の大小関係が第2の関係である時刻t31から時刻t32の期間、増幅トランジスタ16aを非動作状態としている。これにより、垂直信号線17の電位Vlineは所定の範囲に制限される。本実施例の、増幅トランジスタ16aを非動作状態とする出力制御部は、電流源18から増幅トランジスタ16aへの電流の供給を遮断する選択トランジスタ16bである。
ここで、光電変換部101aに強い光が入射した場合について述べる。期間T4におけるノードFDの電位は、図3に一点鎖線で示したように、電位V21に、信号電荷に基づく電位である電位VS(FD)が加わった電位となる。この電位V21+VSの電位は、図3では理解を容易にするために、電位V31に近い電位として、一例として記載したものである。増幅トランジスタ16aが出力する信号の電位は、電位V32付近の電位V22+VS(SF)となる。この場合には、本実施例のように、期間t3から期間t4まで増幅トランジスタ16aを非動作状態とすると、垂直信号線17の電位Vlineが、電位V22から電位V22+VS(SF)に達するまでに時間を要する。垂直信号線17の電位Vlineが静定する前に、AD変換部22がAD変換を開始した場合には、デジタルS信号の信号精度の低下が生じる。しかし、光電変換装置が出力する信号を用いて生成した画像において、高輝度の部分の輝度の低下は、先に述べた、黒として写るべき部分の輝度の上昇に比して、人間の目に認識されにくい。
本実施例の光電変換装置が出力する信号を用いることによって、人間の目に認識されやすい、黒として写るべき部分の輝度の上昇を低減した画像を提供することができる。また、画像に縦すじ状の模様を生じにくくすることができる。
尚、本実施例では、列信号処理部20が、AD変換部22を有する例を示した。AD変換部は、光電変換装置の外部に設けられていても良い。この場合には、列信号処理部20は、増幅器23が出力するオフセット信号、増幅光信号をそれぞれ保持する信号保持部を有する。不図示の水平走査回路は、各列の信号保持部を順次走査することで、各列の信号保持部からオフセット信号と増幅光信号のそれぞれが読み出される。光電変換装置はオフセット信号と増幅光信号のそれぞれ、あるいは、増幅光信号とオフセット信号との差の信号を、光電変換装置の外部に設けられたAD変換部に出力する。AD変換部は、光電変換部から出力された信号をデジタル信号に変換する。
尚、本実施例では、増幅部が増幅トランジスタ16aである例を示した。増幅部は、他に差動増幅器、ソース接地回路のように、光信号を増幅した信号を出力する回路であれば良い。この場合においても、出力制御部が、増幅部が第2の電極の電位に基づいて信号を出力する場合よりも、垂直信号線17に出力される信号の振幅を小さくする、あるいは、増幅部を非動作状態とすれば良い。例えば、増幅器が差動増幅器である場合には、差動増幅器が有する差動対に電流を供給する電流源をオフすることによって、差動増幅器を非動作状態とすればよい。この場合には、差動対の電流源をオフにする回路が、出力制御部である。また、増幅部がソース接地回路である場合には、出力制御部として、電源電圧の供給部とソース接地回路との間の電気的経路に、ソース接地回路に供給する電源電圧を遮断するスイッチを設ければよい。
尚、本実施例の光電変換部101は、ショットキー型の光電変換部であっても良い。
尚、本実施例では、画素出力部16が、各列に設けられた垂直信号線17に信号を出力する例を説明した。他の例として、列信号処理部20の機能を有する処理部が、画素セル10の中に設けられ、画素出力部16がこの処理部に信号を出力するようにしても良い。この場合には、画素出力部16と処理部との間の電気的経路が、出力制御部が第2の期間に電位を制御する信号線である。
本実施例の光電変換装置は、信号φVpがHiである第2の期間に、増幅トランジスタ16aを非動作状態としていた。本実施例はこの例に限定されるものではなく、出力制御部は、第2の期間の一部で、増幅トランジスタ16aを非動作状態とすれば良い。この場合においても、第2の期間の全体に渡って、増幅トランジスタ16aが動作状態である場合に比して、第2の期間の一部で、増幅トランジスタ16aを非動作状態にあることによって、垂直信号線17の電位Vlineの変動を低減することができる。
(実施例2)
本実施例の光電変換装置について、実施例1と異なる点を中心に説明する。
図4は、本実施例の光電変換装置の構成の一部を示した図である。図1に示した部材と同じ機能を有する部材は、図4においても、図1で付した符号と同じ符号が付されている。
図4は、画素セル1000のうち、画素出力部16を抜き出して示している。画素セル1000の他の構成は、図1の画素セルの1000の構成と同じである。
本実施例の光電変換装置は、電流源18と、選択トランジスタ16bとの間の電気的経路にスイッチSW0を有する。スイッチSW0は、不図示のタイミングジェネレータから出力される信号φIselの信号レベルがHiである時にオンしており、Loである時にオフしている。
本実施例の光電変換装置の動作は、時刻t3から時刻t4までの信号φSelの信号レベルと、信号φIselを除いて、図3に示した動作と同じである。
本実施例の光電変換装置では、時刻t3から時刻t4までの期間においても、信号φSelの信号レベルをHiのままとする。一方、本実施例の光電変換装置では、タイミングジェネレータは、信号φIselの信号レベルを時刻t3から時刻t4までの期間、Loとして、スイッチSW0をオフとする。これにより、時刻t31から時刻t32までの期間、電流源18から増幅トランジスタ16aへの電流の供給が遮断される。他の期間は、タイミングジェネレータは、信号φIselの信号レベルをHiとして、スイッチSW0をオンとする。これにより、他の期間においては、信号φSelがHiの期間に、増幅トランジスタ16aに電流源18から電流が供給される。
本実施例の光電変換装置においても、実施例1で述べた第2の期間に、増幅トランジスタ16aを非動作状態とすることができる。従って、垂直信号線17の電位Vlineは所定の範囲に制限される。これにより、実施例1で述べた効果と同じ効果を、本実施例の光電変換装置も得ることができる。
尚、信号φIselの信号レベルをLoとする期間は、少なくとも、信号φVpの信号レベルがHiである時刻t31から時刻t32までの期間であれば良い。
本実施例の、増幅トランジスタ16aを非動作状態とする出力制御部は、電流源18から増幅トランジスタ16aへの電流の供給を遮断するスイッチSW0である。
(実施例3)
本実施例の光電変換装置について、実施例1と異なる点を中心に説明する。
図5は、本実施例の光電変換装置の一部の構成を示した図である。図5に示した部材と同じ機能を有する部材は、図5においても、図1で付した符号と同じ符号が付されている。
図5は、画素セル1000のうち、画素出力部16を抜き出して示している。画素セル1000の他の構成は、図1の画素セルの1000の構成と同じである。
本実施例の光電変換装置は、垂直信号線17に電気的に接続されたスイッチSW1と、電位供給部35とを有する。スイッチSW1は、不図示のタイミングジェネレータから出力される信号φCselの信号レベルがHiである時にオンしており、Loである時にオフしている。電位供給部35は、垂直信号線17の電位Vlineが、所定の電位以上にならないように、垂直信号線17に電位を供給する回路である。
実施例の光電変換装置の動作は、時刻t3から時刻t4までの信号φSelの信号レベルと、信号φCselを除いて、図3に示した動作と同じである。
本実施例の光電変換装置では、時刻t3から時刻t4までの期間においても、信号φSelの信号レベルをHiのままとする。一方、本実施例の光電変換装置では、タイミングジェネレータは、信号φCselの信号レベルを時刻t3から時刻t4までの期間、Hiとして、スイッチSW1をオンとする。これにより、垂直信号線17の電位Vlineは、電位供給部35が出力する電位にクリップされる。よって、垂直信号線17の電位Vlineは、増幅トランジスタ16aがノードFDの電位V31に基づいて出力する信号よりも、振幅の小さい電位となる。
尚、タイミングジェネレータは、信号φCselの信号レベルを、時刻t3から時刻t4までの期間以外の期間、LoとしてスイッチSW1をオフとしている。
これにより、本実施例の光電変換装置は、実施例1で述べた第2の期間における垂直信号線17の電位Vlineを、増幅トランジスタ16が出力する場合の信号の電位よりも振幅の小さい電位とすることができる。つまり、垂直信号線17の電位Vlineは所定の範囲に制限される。よって、本実施例の光電変換装置においても、実施例1の光電変換装置と同じ効果を得ることができる。
尚、信号φCselの信号レベルをLoとする期間は、少なくとも、信号φVpの信号レベルがHiである時刻t31から時刻t32までの期間であれば良い。
また、電位供給部35が信号φCselの信号レベルがHiの時に供給する電位は、電位V22以上であり、かつ電位V32未満であれば良い。電位供給部35が供給する好ましい電位は電位V22である。
尚、本実施例では、時刻t4以降の、増幅トランジスタ16aが光信号に基づく信号を出力する期間に、タイミングジェネレータは信号φCselをLoとしていた。他の例として、当該期間に、タイミングジェネレータは信号φCselをHiとしてもよい。この場合には、電位供給部35は、垂直信号線17の電位Vlineが所定の電位以上になるのを抑制するように動作すればよい。
尚、本実施例の、増幅トランジスタ16aが第2の電極の電位に基づいて信号を出力する場合よりも、垂直信号線17に出力される信号の振幅を小さくする出力制御部は、電位供給部35である。
(実施例4)
本実施例の光電変換装置について、実施例1と異なる点を中心に説明する。
図6は、本実施例の光電変換装置の構成を示した図である。図6に示した部材と同じ機能を有する部材は、図6においても、図1で付した符号と同じ符号が付されている。
単位画素10aは、光電変換部101aと転送トランジスタ15aとを有する。また、単位画素10bは、光電変換部101bと転送トランジスタ15bとを有する。光電変換部101aは、第1の電極201、ブロッキング層203、光電変換層205、絶縁層207、第2の電極209を有する。ブロッキング層203は第1の電極201と光電変換層205との間に設けられており、光電変換層205はブロッキング層203と絶縁層207との間に設けられている。また、絶縁層207は、光電変換層205と第2の電極209との間に設けられている。光電変換部101bの構成は、光電変換部101aの構成と同じである。転送トランジスタ15a、15bの各々は、複数の光電変換部101a、101bの各々に対応して設けられている。転送トランジスタ15a、15bの各々は、複数の光電変換部101a、101bの各々の光信号を、増幅部である増幅トランジスタ16aに転送する転送部である。
転送トランジスタ15aは、光電変換部101aの第2の電極209と電気的に接続されている。また、転送トランジスタ15bは、光電変換部101bの第2の電極と電気的に接続されている。転送トランジスタ15aのゲートには、不図示の垂直走査回路から信号φT1が入力される。また、転送トランジスタ15bのゲートには、不図示の垂直走査回路から信号φT2が入力される。
電源部30bは、光電変換部101bの第1の電極に電位Vsを供給する。
図7(a)は、図6に示した光電変換装置の動作を示した図である。図7(a)に示した動作では、2つの光電変換部101a、101bのそれぞれの光信号が、ノードFDで加算される。この加算された光信号の電位となったノードFDの電位に基づいて、増幅トランジスタ16aは、垂直信号線17に信号を出力する。
垂直走査回路は、時刻t1から時刻t6までの期間、信号φT1の信号レベルをHiとする。また、垂直走査回路は、信号φT1の信号レベルをHiとしている時刻t1から時刻t6までの期間、信号φT2の信号レベルをHiとする。
垂直走査回路は、時刻t31から時刻t32までの期間に信号φVpの信号レベルをHiとする。これにより、2つの光電変換部101a、101bのそれぞれから、光信号がノードFDに出力される。ノードFDにおいて、この2つの光電変換部101a、101bのそれぞれの光信号が加算される。
垂直走査回路は、時刻t31から時刻t32までの期間を含む時刻t3から時刻t4までの期間、信号φSelの信号レベルをLoとする。これにより、電流源18からの増幅トランジスタ16aへの電流が遮断されるため、増幅トランジスタ16aは非動作状態となる。
時刻t4に、垂直走査回路は、信号φSelの信号レベルをHiとする。これにより、再び増幅トランジスタ16aに、電流源18から電流が供給される。よって、増幅トランジスタ16aは動作状態となる。ノードFDは、光信号に基づく電位となっている。よって、増幅トランジスタ16aは、光電変換部101a、101bのそれぞれの光信号を加算した信号の電位に基づく信号を、垂直信号線17に出力する。
これにより、本実施例の光電変換装置においても、実施例1と同じ効果を得ることができる。
本実施例の、増幅トランジスタ16aを非動作状態とする出力制御部は、電流源18から増幅トランジスタ16aへの電流の供給を遮断する選択トランジスタ16bである。
尚、本実施例の信号φVpのHiの信号レベルである電位Vp1は、光電変換部101a、101bの容量値が同じであるなら、実施例1の電位Vp1のHiの信号レベルの3/2倍にすることが好ましい。
上記の(1)式で表した第2の電極209の電位の変化量dVBは、図7(a)に示した動作では、光電変換部101bの容量値をC3とすると、
dVB=(Vd2−Vd1)×C1/(C1+C2+C3) ・・・(3)
となる。上述の通り、C1=C2=C3との場合には、(3)式は、
dVB=(Vd2−Vd1)×(1/3) ・・・(4)
と書き換えられる。光電変換部101aおよび光電変換部101bのそれぞれの第2の電極209の電位の変化量dVBを、図3の動作と同じく5Vとするためには、Vd1=0(V)であるため、Vd2=15(V)となる。よって、電位Vp1を15Vとしている。電位Vp1は、図3のように、光電変換部101a、光電変換部101bから個別に光信号を読み出す場合に対して、図7(a)のように、2つの光電変換部101a、101bから同時に光信号を読み出す場合は、3/2倍となる。
尚、電位Vp1を、光電変換部101a、光電変換部101bから個別に光信号を読み出す場合と、2つの光電変換部101a、101bから同時に光信号を読み出す場合とで同じにする場合について説明する。この場合には、容量素子12bの容量値を、光電変換部101a、光電変換部101bから個別に光信号を読み出す場合に対し、2つの光電変換部101a、101bから同時に光信号を読み出す場合は2倍にするのが良い。図7(b)は、このように容量値が可変である容量素子12bの構成を示した図である。容量素子12bは、容量素子C11、C12、スイッチSW3を有する。容量素子C11、C12の容量値は、互いに同じとしている。光電変換部101a、光電変換部101bから個別に光信号を読み出す場合は、タイミングジェネレータは信号φCselの信号レベルをLoとして、スイッチSW3をオフとする。これにより、バッファ回路12aは、容量素子C12には信号φVpを供給せず、容量素子C11に信号φVpを供給する。一方、2つの光電変換部101a、101bから同時に光信号を読み出す場合は、タイミングジェネレータは、信号φCselの信号レベルをHiとする。これにより、バッファ回路12aは、容量素子C11、C12の両方に、信号φVpを供給する。
よって、図7(b)の容量素子12の容量値は、光電変換部101a、光電変換部101bから個別に光信号を読み出す場合に対し、2つの光電変換部101a、101bから同時に光信号を読み出す場合は2倍とすることができる。
本実施例の光電変換装置は、実施例2の光電変換装置のように、電流源18と選択トランジスタ16bとの間の電気的経路にスイッチSW0を設けてもよい。
また、本実施例の光電変換装置は、実施例3の光電変換装置のように、垂直信号線17に電位を供給する電位供給部35と、電位供給部35と垂直信号線17との間の電気的経路の導通と非導通とを切り替えるスイッチSW1とを設けても良い。
また、本実施例の光電変換装置は、複数の光電変換部の各々から個別に光信号を読み出す動作と、図7(a)に示した、複数の光電変換部の光信号同士を加算した信号を読み出す動作とを組み合わせても良い。このような動作の一例を、図10に示す。
時刻t21から時刻t26までの期間が、ノイズ信号と、光電変換部101aの光信号との読み出しに関わる動作を行う期間である。時刻t27から時刻t31までの期間が、光電変換部101aと光電変換部101bの光信号同士を加算した信号の読み出しに関わる動作を行う期間である。この動作により、信号保持部は、時刻t26に、光電変換部101aの光信号を、増幅トランジスタ16aとアンプ19とが増幅した信号であるA信号を保持する。また、時刻t29に、信号保持部は、光電変換部101aと光電変換部101bの光信号同士を加算した信号を、増幅トランジスタ16aとアンプ19とが増幅した信号であるA+B信号を保持する。光電変換装置は、このA信号とA+B信号をそれぞれ、光電変換装置の外部に出力する。
ここで、光電変換装置と、光電変換装置が出力する信号を処理する出力信号処理部とを有する光電変換システムの一例について説明する。光電変換装置の外部に設けられた出力信号処理部は、A+B信号からA信号を差し引くことによって、B信号を得ることができる。この出力信号処理部が生成するB信号は、光電変換部101bの光信号を、増幅トランジスタ16aとアンプ19とが増幅して得られる信号に相当する信号である。光電変換装置が、複数のマイクロレンズが設けられたマイクロレンズアレイをさらに有し、1つのマイクロレンズが、1つの光電変換部101a、101bに対して設けられている場合がある。この場合、光電変換装置に光を導く光学系の互いに異なる射出瞳から射出された光が、複数の光電変換部191a、101bの各々に入射する。この構成の場合には、出力信号処理部が生成したB信号と、光電変換装置が出力したA信号とによって、出力信号処理部は、光電変換部101aに入射した光と、光電変換部101bに入射した光との位相差を検出することができる。これにより、光電変換装置と出力信号処理部とを有する光電変換システムは、位相差検出方式による焦点検出を行うことができる。また、出力信号処理部は、光電変換装置から出力されたA+B信号を用いて、画像を生成することができる。
本実施例では、2つの光電変換部101a、101bが1つの容量素子12bと、1つの増幅トランジスタ16aとをシェアする構成を説明した。1つの容量素子12bと1つの増幅トランジスタ16aとをシェアする光電変換部は、複数であれば良い。また、ノードFDに共通して電気的に接続されている複数の光電変換部101において、光信号をノードFDに同時に読み出す数が、N個(Nは1以上の整数)の場合に対し、N個よりも多いM個の場合、信号φVpのHiの信号レベルをより大きくする。これは、光電変換部101が出力する光信号が、光電変換部101が蓄積した信号電荷がホールである場合である。光電変換部101が蓄積した信号電荷が電子の場合には、光信号をノードFDに同時に読み出す数が、N個(Nは1以上の整数)の場合に対し、N個よりも多いM個の場合、信号φVpのHiの信号レベルをより小さくする。
また、RGBのカラーフィルタがベイヤー配列で設けられ、各色に対応して複数の光電変換部の各々が設けられている場合がある。この場合には、同じ色のカラーフィルタが配された複数の光電変換部で、1つの容量素子12bと、1つの増幅トランジスタ16aとを共有するようにしても良い。
また、本実施例では、1つの増幅トランジスタ16aを、複数の光電変換部101a、101bでシェアする構成を説明した。他の例として、複数の光電変換部101a、101bの各々に対し、複数の増幅トランジスタ16の各々が設けられている構成であっても良い。例えば、行列状に複数の画素セル1000が配列された構成の場合、複数の画素セル1000の各々が、各々の画素セル1000が有する光電変換部の数と同じ数の増幅トランジスタ16を有する。そして、同じ行に属する画素セル1000で、1つの容量素子12aを共有する構成であっても良い。複数の容量素子12bが設けられる構成では、複数のバッファ回路12aの各々が複数の容量素子12bの各々に対応して設けられている構成が好ましい。このようにバッファ回路12aが容量素子12bに対応して設けられていることにより、容量電位供給部に掛かる負荷を低減することができる。
(実施例5)
本実施例の光電変換装置について、実施例4と異なる点を中心に説明する。
図8は、本実施例の光電変換装置の構成を示した図である。本実施例の光電変換装置は、ノードFDと、増幅トランジスタ16aの入力ノードとの間に、トランジスタ40を有する。トランジスタ40は、垂直走査回路から出力される信号φT3の信号レベルがHiである時にオンであり、信号φT3の信号レベルがLoである時にオフである。つまり、トランジスタ40は、第2の電極209と容量素子12bとが電気的に接続された第3のノードであるノードFDと、増幅トランジスタ16aの入力ノードとの間の電気的経路の導通と非導通とを切り替える第2のスイッチである。
本実施例の光電変換装置の動作は、実施例4で述べた図7(a)の動作において、信号φSelと信号φT3を除いて同じである。本実施例の光電変換装置では、垂直走査回路は信号φSelの信号レベルを時刻t3から時刻t4までの期間においてもHiとする。一方、垂直走査回路は信号φT3の信号レベルを、時刻t3から時刻t4までの期間、Loとする。また、垂直走査回路は、信号φT3の信号レベルを時刻t3から時刻t4までの期間以外の期間は、Hiとする。
これにより、信号φVpの信号レベルがHiとなる時刻t31から時刻t32の期間、ノードFDと増幅トランジスタ16aの入力ノードとが非導通となる。よって、本実施例の光電変換装置においても、実施例4の光電変換装置と同じ効果を得ることができる。
尚、本実施例の、増幅トランジスタ16aが第2の電極の電位に基づいて信号を出力する場合よりも、垂直信号線17に出力される信号の振幅を小さくする出力制御部は、トランジスタ40である。
(実施例6)
上記の実施例1から実施例5で述べた光電変換装置は種々の光電変換システムに適用可能である。光電変換システムの一例としては、デジタルスチルカメラ、デジタルカムコーダー、監視カメラなどがあげられる。図9に、光電変換システムの一例としてデジタルスチルカメラに本発明の実施例1から実施例5のいずれかの光電変換装置を適用した光電変換システムの模式図を示す。
図9に例示した光電変換システムは、光電変換装置154、レンズの保護のためのバリア151、被写体の光学像を光電変換装置154に結像させるレンズ152及びレンズ152を通過する光量を可変にするための絞り153を有する。レンズ152及び絞り153は光電変換装置154に光を集光する光学系である。また、図9に例示した光電変換システムは光電変換装置154より出力される出力信号の処理を行う出力信号処理部155を有する。
出力信号処理部155は、光電変換装置154が出力するアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換を行う。また、出力信号処理部155はその他、必要に応じて各種の補正、圧縮を行って画像データを出力する動作を行う。
図9に例示した光電変換システムはさらに、画像データを一時的に記憶するためのバッファメモリ部156、外部コンピュータ等と通信するための外部インターフェース部(外部I/F部)157を有する。さらに光電変換システムは、撮像データの記録又は読み出しを行うための半導体メモリ等の記録媒体159、記録媒体159に記録又は読み出しを行うための記録媒体制御インターフェース部(記録媒体制御I/F部)158を有する。なお、記録媒体159は光電変換システムに内蔵されていてもよく、着脱可能であってもよい。
さらに光電変換システムは、各種演算とデジタルスチルカメラ全体を制御する全体制御・演算部1510、光電変換装置154と出力信号処理部155に各種タイミング信号を出力するタイミング発生部1511を有する。ここで、タイミング信号などは外部から入力されてもよく、光電変換システムは少なくとも光電変換装置154と、光電変換装置154から出力された出力信号を処理する出力信号処理部155とを有すればよい。以上のように、本実施例の光電変換システムは、光電変換装置154を適用して撮像動作を行うことが可能である。
また、出力信号処理部155は、実施例4で述べたように、光電変換装置154が出力する信号を用いて、位相差の検出を行っても良い。
なお、上記実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらの例示によって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な態様で実施することができる。また、これまで述べた各実施例を種々組み合わせて実施することができる。
10 単位画素
12 容量駆動部
12a バッファ回路
12b 容量素子
14 リセット部
14a リセットトランジスタ
15 転送トランジスタ
16 画素出力部
16a 増幅トランジスタ
16b 選択トランジスタ
17 垂直信号線
18 電流源
20 列信号処理部
30 電源部
101 光電変換部
1000 画素セル

Claims (20)

  1. 光電変換部と、増幅部と、信号線とを有する光電変換装置において、
    前記光電変換部は、第1の電極と、第2の電極と、前記第1の電極および前記第2の電極の間に配された、信号電荷を蓄積する光電変換層と、前記光電変換層および前記第2の電極の間に配された絶縁層と、を含み、
    前記増幅部の入力ノードに、前記光電変換部が蓄積した前記信号電荷に基づく光信号が出力され、
    前記増幅部の出力ノードは前記信号線に電気的に接続され、
    前記第1の電極に印加される電位と前記第2の電極に印加される電位との大小関係は、
    前記光電変換層が前記信号電荷を蓄積する第1の期間において、第1の関係であって、
    前記信号電荷を前記光電変換層から排出する第2の期間において、前記第2の電極に、前記第1の期間に印加される電位とは値の異なる電位が印加されることによって、前記第1の関係とは逆の第2の関係であって、
    さらに前記光電変換装置は出力制御部を有し、
    前記出力制御部は、前記第2の期間の少なくとも一部の期間に前記信号線の電位を所定の範囲に制限する、あるいは、前記出力制御部は、前記第2の期間の少なくとも一部の期間に前記増幅部を非動作状態とすることを特徴とする光電変換装置。
  2. 前記光電変換層が、前記信号電荷を蓄積可能な状態にある第3の期間において、前記第2の電極に、前記第2の期間に印加される電位とは値の異なる電位が印加されることによって、前記第1の関係であり、
    前記第2の期間は前記第1の期間の後の期間であり、前記第3の期間は前記第2の期間の後の期間であることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  3. 前記光電変換装置はさらに前記信号線に電気的に接続された電流源と、選択トランジスタとを有し、
    前記増幅部が増幅トランジスタであって、
    前記増幅トランジスタの入力ノードが、前記増幅部の入力ノードであって、
    前記選択トランジスタが導通すると、前記電流源から前記増幅トランジスタに電流が供給され、
    前記選択トランジスタが、前記第2の期間の少なくとも一部の期間に、前記増幅トランジスタと前記信号線との間の電気的経路を非導通として、前記増幅トランジスタを非動作状態とさせる前記出力制御部であることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  4. 前記光電変換装置はさらに前記信号線に電気的に接続された電流源と、前記電流源と前記増幅部との間の電気的経路の導通と非導通とを切り替えるスイッチとを有し、
    前記増幅部が増幅トランジスタであって、
    前記スイッチが導通すると、前記電流源から前記増幅トランジスタに電流が供給され、
    前記スイッチが、前記第2の期間の少なくとも一部の期間に、前記電流源と前記増幅トランジスタとの間の電気的経路を非導通として、前記増幅トランジスタを非動作状態とさせる前記出力制御部であることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  5. 前記光電変換部はさらに前記信号線に電気的に接続された電流源と、前記信号線に電位を供給する電位供給部とを有し、
    前記増幅部が増幅トランジスタであって、
    前記電位供給部は、前記第2の期間の少なくとも一部の期間に前記信号線に電位を供給することによって、前記増幅トランジスタが前記第2の電極の電位に基づいて信号を出力する場合よりも前記信号線に出力される信号の振幅を小さくする前記出力制御部であることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  6. 前記光電変換装置は、第1のノードと第2のノードとを有する容量素子をさらに有し、
    前記第1のノードは、前記第2の電極に電気的に接続され、
    前記第2のノードに、前記第1の期間に第1の電位が供給され、
    前記第2のノードに、前記第2の期間に第2の電位が供給されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の光電変換装置。
  7. 前記光電変換装置は、第2のスイッチをさらに有し、
    前記第2のスイッチが、前記第2の期間の少なくとも一部の期間に、前記第2の電極と前記第1のノードが電気的に接続された第3のノードと前記増幅部の入力ノードとの間の電気的経路を非導通として、前記増幅部が前記第2の電極の電位に基づいて信号を出力する場合よりも前記信号線に出力される信号の振幅を小さくする前記出力制御部であることを特徴とする請求項6に記載の光電変換装置。
  8. 前記光電変換装置は、さらに複数の光電変換部を有し、
    前記第1のノードは前記複数の光電変換部の各々に共通に電気的に接続されていることを特徴とする請求項6または7に記載の光電変換装置。
  9. 前記複数の光電変換部のうちの一部の光電変換部のみと前記増幅部との間の電気的経路が共に導通していることによって、前記一部の光電変換部の前記第2の電極から前記増幅部に前記光信号が出力された後、
    前記複数の光電変換部のうちの全ての光電変換部と前記増幅部との間の電気的経路が共に導通していることによって、前記増幅部に、前記全ての前記光電変換部の各々の前記第2の電極から出力された前記光信号同士を加算した信号が出力されることを特徴とする請求項8に記載の光電変換装置。
  10. 前記複数の光電変換部に対して、1つのマイクロレンズが設けられていることを特徴とする請求項9に記載の光電変換装置。
  11. 前記光電変換装置に光学系から光が入射し、
    前記光学系の互いに異なる射出瞳から射出された光が、前記複数の光電変換部の各々に入射し、
    前記複数の光電変換部のうちの一部の光電変換部のみと前記増幅部との間の電気的経路が共に導通となって、前記一部の光電変換部の前記第2の電極から前記増幅部に前記光信号が出力された後、
    前記複数の光電変換部のうちの全ての光電変換部と前記増幅部との間の電気的経路が共に導通となって、前記増幅部に、前記全ての光電変換部の各々の前記第2の電極から出力された前記光信号同士を加算した信号が出力されることを特徴とする請求項9にまたは10に記載の光電変換装置。
  12. 前記光電変換装置は、前記複数の光電変換部の各々に各々が対応して設けられた複数の転送部をさらに有し、
    前記複数の転送部の各々は、前記複数の光電変換部の各々の前記第2の電極から、前記信号電荷に基づく光信号を前記増幅部に転送し、
    前記第1のノードは、前記複数の転送部の各々を介して、前記複数の光電変換部の各々に電気的に接続されていることを特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載の光電変換装置。
  13. 前記光電変換層が、前記信号電荷を蓄積可能な状態にある期間に、前記複数の転送部のうちの一つの転送部のみがオンしている場合には、前記容量素子の容量値は第1の容量値であり、
    前記光電変換層が、前記信号電荷を蓄積可能な状態にある期間に、前記複数の転送部のうちの複数がオンしている場合には、前記容量素子の容量値は前記第1の容量値よりも大きい第2の容量値であることを特徴とする請求項12に記載の光電変換装置。
  14. 前記光電変換装置は、容量電位供給部をさらに有し、
    前記容量電位供給部は、前記第2のノードに、前記第1の電位と前記第2の電位とを供給することを特徴とする請求項6〜13のいずれかに記載の光電変換装置。
  15. 前記光電変換装置は、容量電位供給部をさらに有し、
    前記容量電位供給部は、前記第2のノードに、前記第1の電位と前記第2の電位とを供給し、
    前記光電変換層から前記信号電荷を排出する時に、前記複数の光電変換部のうちのN個の光電変換部と前記増幅部と間の電気的経路が共に導通している場合には、前記容量素子の前記第2のノードに前記第2の電位を供給し、
    前記光電変換層から前記信号電荷を排出する時に、前記複数の光電変換部のうちの前記N個より多い数のM個の光電変換部と前記増幅部との間の電気的経路が共に導通している場合には、前記容量電位供給部は、前記容量素子の前記第2のノードに第3の電位を供給し、
    前記第3の電位は前記第2の電位よりも値の大きい電位であることを特徴とする請求項8〜13のいずれかに記載の光電変換装置。
  16. 前記光電変換装置は、容量電位供給部をさらに有し、
    前記容量電位供給部は、前記第2のノードに、前記第1の電位と前記第2の電位とを供給し、
    前記光電変換層から前記信号電荷を排出する時に、前記複数の光電変換部のうちのN個の光電変換部と前記増幅部と間の電気的経路が共に導通している場合には、前記容量素子の前記第2のノードに前記第2の電位を供給し、
    前記光電変換層から前記信号電荷を排出する時に、前記複数の光電変換部のうちの前記N個より多い数のM個の光電変換部と前記増幅部との間の電気的経路が共に導通している場合には、前記容量電位供給部は、前記容量素子の前記第2のノードに第3の電位を供給し、
    前記第3の電位は前記第2の電位よりも値の小さい電位であることを特徴とする請求項8〜13のいずれかに記載の光電変換装置。
  17. 前記光電変換層が量子ドットを含むことを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載の光電変換装置。
  18. 請求項1〜17のいずれかに記載の光電変換装置と、
    前記光電変換装置が出力する、前記光信号に基づく信号を処理することで画像を生成する出力信号処理部と、
    を有することを特徴とする光電変換システム。
  19. 請求項10または11に記載の光電変換装置と、出力信号処理部とを有する光電変換システムであって、
    前記光電変換装置は、
    前記複数の光電変換部のうちの一部のみの前記光電変換部から出力された前記光信号に基づく第1の信号と、
    前記複数の光電変換部のうちの全ての前記光電変換部から出力された前記光信号に基づく第2の信号とをそれぞれ前記出力信号処理部に出力し、
    前記第1の信号と前記第2の信号との差を用いて位相差を検出し、
    前記第2の信号を用いて画像を生成することを特徴とする光電変換システム。
  20. 光電変換部と、増幅部と、信号線とを有し、
    前記光電変換部は、第1の電極と、第2の電極と、前記第1の電極および前記第2の電極の間に配された、信号電荷を蓄積する光電変換層と、前記光電変換層および前記第2の電極の間に配された絶縁層と、を含む光電変換装置の駆動方法であって、
    前記第1の電極に印加される電位と前記第2の電極の印加される電位との大小関係を、
    前記光電変換層が、前記信号電荷を蓄積する第1の期間において、第1の関係とし、
    前記信号電荷を前記光電変換層から排出する第2の期間において、前記第2の電極に、前記第1の期間に印加される電位とは値の異なる電位が印加されることによって、第1の関係とは逆の第2の関係とし、
    前記第2の期間の少なくとも一部の期間に前記信号線の電位を所定の範囲に制限する、あるいは、前記第2の期間の少なくとも一部の期間に前記増幅部を非動作状態とすることを特徴とする光電変換装置の駆動方法。
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