JP2015056878A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低消費電力を維持しつつ、S/N比の確保と出力信号の線形性の確保とを両立する。【解決手段】本実施形態の固体撮像装置は、入射した光から信号電荷を生成する光電変換素子21と、光電変換素子21の信号を検出する信号検出部6と、を含む単位セルUCと、信号検出部6のリセット状態における単位セルUCのリセット信号、及び、信号検出部6の信号電荷の保持状態における単位セルUCの画素信号が供給される垂直信号線VSLと、容量素子40Aを介して信号検出部6に接続される第1の配線40と、含む。リセット信号が垂直信号線VSLに供給される時、第1の配線40は垂直信号線VSLから電気的に分離され、リセット信号がサンプリングされる前に、第1の配線40は、垂直信号線VSLに接続され、画素信号が垂直信号線VSLに供給される時、第1の配線40は、垂直信号線VSLに接続される。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、固体撮像装置に関する。
CMOSイメージセンサをはじめとする固体撮像装置は、現在では、デジタルスチルカメラ、ビデオムービーカメラ、或いは、監視カメラなど、多様な用途で用いられている。
これらのイメージセンサを用いたデバイスには、暗い被写体が撮像されるときに高いS/N比で撮像でき、十分に明るい被写体が撮像される時に画像の出力分解能が確保できることが、要求されている。
さらに、近年では、カメラのサイズの縮小及び高い解像度が要求されているため、イメージセンサの画素サイズが縮小される傾向にある。
特開2012−227889号公報
イメージセンサの低消費電力を維持しつつ、S/N比の確保と出力信号の線形性の確保とを両立する。
本実施形態の固体撮像装置は、入射した光から信号電荷を生成する光電変換素子と、前記光電変換素子の信号を検出する信号検出部と、を含む単位セルと、前記信号検出部のリセット状態における前記単位セルのリセット信号、及び、前記信号検出部の前記信号電荷の保持状態における前記単位セルの画素信号が供給される垂直信号線と、容量素子を介して前記信号検出部に接続される第1の配線と、を具備し、前記リセット信号が前記単位セルから前記垂直信号線に供給される時、前記第1の配線は、前記垂直信号線から電気的に分離され、前記リセット信号がサンプリングされる前に、前記第1の配線は、前記垂直信号線に接続され、前記第1の配線が前記垂直信号線に接続された状態で、前記画素信号が前記単位セルから前記垂直信号線に供給され、前記垂直信号線に供給された前記画素信号がサンプリングされる。
固体撮像装置の全体構成の一例を示す図。 固体撮像装置の全体構造の一例を模式的に示す断面図。 第1の実施形態の固体撮像装置の内部構成を模式的に示す等価回路図。 第1の実施形態の固体撮像装置の構造例を模式的に示す平面図。 第1の実施形態の固体撮像装置の構造例を模式的に示す断面図。 第1の実施形態の固体撮像装置の動作例を示すタイミングチャート。 第2の実施形態の固体撮像装置の動作例を示すタイミングチャート。 第3の実施形態の固体撮像装置の構造例を模式的に示す平面図。 第3の実施形態の固体撮像装置の構造例を模式的に示す断面図。 実施形態の固体撮像装置の変形例を説明するための図。 実施形態の固体撮像装置の変形例を説明するための図。 実施形態の固体撮像装置の適用例を説明するための図。
以下、図面を参照しながら、本実施形態について詳細に説明する。以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については、同一符号を付し、重複する説明は必要に応じて行う。
[実施形態]
(1) 第1の実施形態
図1乃至図6を参照して、第1の実施形態に係る固体撮像装置について説明する。
(a) 構成
図1乃至図5を用いて、第1の実施形態に係る固体撮像装置の構成について、説明する。
図1は、第1の実施形態の固体撮像装置の全体構成を模式的に示すブロック図である。
図1に示されるように、本実施形態の固体撮像装置は、撮像デバイスであるイメージセンサ10、及び、信号処理回路11を含む。イメージセンサ10は、例えば、CMOSイメージセンサである。
イメージセンサ10は、画素アレイ12、垂直シフトレジスタ13、タイミング制御回路15、相関二重サンプリング回路(CDS回路)16、アナログデジタル変換回路(ADC回路)17及びラインメモリ18を含む。CDS回路16及びADC回路17は、信号処理のために、タイミング制御回路15からの制御信号によって画素からの信号をクランプ及びホールドする。
画素アレイ12は、イメージセンサ10の撮像領域に設けられている。画素アレイ12は、画素アレイ12の水平方向(ロウ方向、X方向)及び垂直方向(カラム方向、Y方向)に沿ってアレイ状に配置された複数の画素を含む。
垂直シフトレジスタ13は、画素アレイ12内の各画素の読み出しを制御するために、画素アレイ12のロウを順次走査する。
各画素は、光電変換素子であるフォトダイオードを含む。フォトダイオードは、各画素に入射された光量に応じた信号電荷を生成する。画素、画素からの信号の信号検出部、及び画素の動作を制御するための素子を含む単位セルが、画素アレイ12内に設けられている。
生成された信号電荷は、CDS回路16及びADC回路17によってノイズの除去やAD変換が施され、デジタルデータ(デジタル信号)へ変換される。
ラインメモリ18は、画素アレイの1ライン分の画素の信号(デジタルデータ)を保持する。
タイミング制御回路15は、イメージセンサ10内の各回路13,16,17,18の動作タイミングを制御する。
デジタルデータは、信号処理回路11に出力される。
信号処理回路11は、イメージセンサ10からのデジタルデータに対して、例えば、レンズシェーディング補正、傷補正、ノイズ低減処理を行う。
これらの信号処理されたデータは、例えば、固体撮像装置の外部に出力されるとともに、イメージセンサ10内においてフィードバック制御される。
図2乃至図5を参照して、本実施形態のイメージセンサの構成について、説明する。
図2は、本実施形態のイメージセンサの全体構造を模式的に示す断面図である。
半導体基板30は、第1の面と、第1の面に対して垂直方向において第1の面に対向する第2の面を有している。以下では、半導体基板30の第1の面を、半導体基板30の表面とよび、半導体基板30の第2の面を半導体基板30の裏面とよぶ。半導体基板30の表面と裏面とを区別しない場合には、半導体基板30の表面/裏面のことを、半導体基板30の主面とよぶ。
例えば、本実施形態のイメージセンサ10は、半導体基板30の裏面側(第2の面側)が被写体からの光の受光面となる裏面照射型(Back-side illumination type)イメージセンサである。
図2に示されるように、本実施形態のイメージセンサ10において、イメージセンサ10内の画素アレイ12、及び、イメージセンサ10内のアナログ回路又はロジック回路が形成される領域(以下では、周辺回路領域とよぶ)125が、1つの半導体基板(チップ)30内に設けられている。尚、図1の信号処理回路11は、周辺回路領域125内に形成されてもよいし、イメージセンサのチップ(パッケージ)とは別のチップ(パッケージ)として、提供されてもよい。
画素アレイ12と周辺回路領域125との間に、素子分離領域が設けられている。互いに隣接する単位セルUC及びそれに含まれる画素は、素子分離領域によって、分離されている。各単位セルUC及び画素の形成領域は、素子分離領域に取り囲まれている。素子分離領域によって、半導体基板30内の各領域が、半導体基板30内において電気的に分離される。
図2において、図示の簡単化のため、単位セルUCの構成要素のうち、フォトダイオード21、リードトランジスタ22及びフローティングディフュージョン6のみが図示されている。
図2に示されるように、フォトダイオード21は、画素アレイ12の単位セルUCの形成領域(以下では、単位セル形成領域UCとよぶ)において、半導体基板(又は半導体層)30内に形成される。
フォトダイオード21は、N型(又はP型)の半導体基板30内に設けられた少なくとも1つの不純物層(不純物半導体領域)210から形成される。フォトダイオード21は、フォトダイオード21内に入射した光を光電変換する。フォトダイオード21によって光電変換された入射光の光量に応じた電荷は、フォトダイオード21の不純物層210内に発生し、不純物層210内に蓄積される。フォトダイオード21の特性(例えば、感度)を向上させるために、導電型及び不純物濃度が異なる複数の不純物層によって、フォトダイオード21が形成されてもよい。
半導体基板30の表面側において、表面シールド層211がフォトダイオード21内に設けられ、半導体基板30の裏面側において、裏面シールド層219が単位セル形成領域の半導体基板30内に設けられている。表面及び裏面シールド層211,219は、フォトダイオード21に対する不純物の拡散を低減し、フォトダイオード21の特性劣化、例えば、暗電流の増大を、抑制する。
フォトダイオード21は、リードトランジスタ22を経由して、信号検出部6としてのフローティングディフュージョン6に接続されている。フローティングディフュージョン6は、半導体基板30内に設けられた拡散層(不純物半導体領域)60である。
フローティングディフュージョンとしての拡散層60は、コンタクトプラグCP及び配線(信号検出線)を介して、アンプトランジスタ26に接続されている。
リードトランジスタ22のゲート電極222は、ゲート絶縁膜221を介して、フォトダイオード21とフローティングディフュージョン6との間の半導体領域上に設けられている。例えば、半導体基板30内に形成された不純物層(図示せず)が、リードトランジスタ2のソース及びドレインとして用いられている。フォトダイオード1が含む不純物層、又は、フローティングディフュージョン6としての不純物層が、リードトランジスタ2のソース及びドレインとして用いられてもよい。
素子分離領域内に設けられた素子分離層98が、互いに隣接する単位セルUC及び互いに隣接するフォトダイオード21を取り囲むように、半導体基板30内に設けられている。素子分離層98は、互いに隣接する単位セルUC、及び、互いに隣り合うフォトダイオード1を電気的に分離する。画素アレイ12内の素子分離層98は、例えば、不純物層(以下では、素子分離不純物層とよぶ)によって、形成される。尚、画素アレイ12内における素子分離層98は、STI構造の絶縁膜(素子分離絶縁膜)でもよい。
周辺回路領域125内には、例えば、垂直シフトレジスタ13、CDS回路16及びADC回路17などが、設けられている。
P型又はN型のウェル領域39が、周辺回路領域125内に、設けられている。ウェル領域39内に、抵抗素子、容量素子及び電界効果トランジスタのような、イメージセンサ10の周辺回路の構成素子が、設けられている。図2には、図示の簡単化のため、周辺回路の構成素子としての電界効果トランジスタ7のみが示されている。
周辺回路領域125内において、電界効果トランジスタ(例えば、MOSトランジスタ)7は、ウェル領域39内に設けられている。ウェル領域39内に、トランジスタ7のソース/ドレインとしての2つの不純物層(拡散層)73が設けられている。2つの拡散層73間のウェル領域39上のゲート絶縁膜71上に、ゲート電極72が設けられる。電界効果トランジスタ7が、Pチャネル型であるかNチャネル型であるか、或いは、エンハンスメント型であるかデプレッション型であるかは、電界効果トランジスタ7が設けられるウェル領域39の導電型、或いは、ソース/ドレインとしての不純物領域(拡散層)73の導電型に応じる。
トランジスタ22,7のゲート電極222,72及びフォトダイオード1の上面(表面シールド層11)は、半導体基板30の表面側に設けられた多層配線構造の層間絶縁膜90に、覆われている。
例えば、トランジスタ22,7のゲート電極222,72、トランジスタ22,7のソース/ドレイン73、及び、半導体基板30上に形成された素子の端子は、コンタクトプラグ92を介して、半導体基板30側から数えて1番目(最下層)の配線レベルに位置する導電層(配線)91に接続される。各層間絶縁膜90内の導電層91が、プラグ92を介して、上層(又は下層)の配線レベルの導電層91に接続されることによって、半導体基板30上に設けられた複数の素子が、互いに接続される。これによって、イメージセンサ10内に含まれる複数の回路が形成される。
配線91には、例えば、アルミニウム(Al)配線や、ダマシン構造の銅(Cu)配線が用いられている。層間絶縁膜90内には、配線91と同じ材料からなるダミー層や遮光膜が設けられている。ダミー層によって、層間絶縁膜の被覆率(単位面積内における配線パターンの比率)が所定の値になるように調整される。遮光膜によって、フォトダイオード21に対する不要な光の入射が、抑制される。
このように、多層配線技術によって、積層された層間絶縁膜90は、各配線レベルに設けられた多層構造の配線91を含む。
最上層の層間絶縁膜90上に、支持基板85が設けられている。支持基板85によって、裏面照射型イメージセンサ10が支持されている。支持基板85は、例えば、接着層(保護層、平坦化層)88を介して、層間絶縁膜90上に積層される。支持基板85には、例えば、シリコン基板や絶縁性基板が用いられる。再配線技術によって形成された配線(図示せず)が、支持基板85と層間絶縁膜90との間に、設けられてもよい。
例えば、最上層の層間絶縁膜90内の導電層(配線)91、又は、支持基板85上(又は内部)の金属層(図示せず)が、イメージセンサ10の表面側のパッドとして、用いられる。
半導体基板30の裏面側において、半導体基板30の主面に対して垂直方向に関して画素アレイ12にオーバーラップする領域内に、カラーフィルタCF及びマイクロレンズアレイMLが、設けられている。これによって、各フォトダイオード(画素)に所定の波長域の光が照射される。カラーフィルタCFは、例えば、ベイヤーパターンやRGBWパターンなどの色素膜の配列パターンをゆうしている。
半導体基板30内に、貫通電極83が設けられている。貫通電極83によって、半導体基板30の表面側の配線/プラグ91,92が、半導体基板30の裏面側の配線/パッド81に接続される。貫通電極83は、TSV(Through Silicon Via)技術によって形成され、例えば、高濃度の不純物を含むポリシリコン、又は、金属からなる。貫通電極83は、半導体基板30の内部に形成された貫通孔を満たすように、半導体基板30内に埋め込まれている。
例えば、半導体基板30の裏面側に、単位セルUCXを覆う遮光膜81Xが、設けられている。画素アレイ12内における遮光膜81Xに覆われた領域129は、オプティカルブラック領域(以下、OB領域又は遮光領域と表記する)129である。遮光膜81Xは、裏面側の配線及びパッド81と同じ材料を用いて、実質的に同時に形成することができる。例えば、OB領域129において、色の異なる複数のフィルタの積層膜CFXが、その膜CFXと遮光膜81Xとが上下に重なる位置に、設けられてもよい。これによって、OB領域129に対する遮光性が向上される。
OB領域129内の単位セルUCXによって、画素アレイ12(例えば、リセットトランジスタ又はアンプトランジスタ)の基準電位(黒レベル)、又は、有効領域129内の単位セルUCにおける暗電流の補正のための電位(又は電流)が、生成される。以下では、画素アレイ12内のOB領域129以外の領域のことを、有効領域とよぶ。
図3は、本実施形態のイメージセンサ10の画素アレイ及びその近傍の回路を模式的に示す等価回路図である。
図3に示されるように、本実施形態のイメージセンサの画素アレイ12内に、複数の画素21A,21Bが、マトリクス状に配置されている。
本実施形態において、イメージセンサ10の画素アレイ12は、2画素1セル構造を有する。2画素1セル構造は、1つの単位セルUCが、2つの画素を含む回路構成を有する。
複数の単位セルUCは、画素アレイ12内に、マトリクス状に配置されている。各単位セルUCは、画素アレイ12内の制御線RDA,RDB,RST,ADRと信号線VSLとの交差位置に、設けられている。制御線RDA,RDB,RST,ADRは、単位セルUCの動作(オン/オフ)を制御するための信号を、単位セルUCに供給するために、画素アレイ12内に設けられている。信号線(第1の配線)VSLは、フォトダイオード(画素)21A,21Bによって光電変換された信号を、単位セルUCの外部に出力するために、画素アレイ12内に設けられている。
2画素1セル構造の単位セルUCにおいて、画素(単位セル)の信号検出部6としての1つのフローティングディフュージョン6が、2つのフォトダイオード21A,21Bに対して共通化されている。単位セルUCは、フォトダイオード21A,21B及びフローティングディフュージョン6に加えて、例えば、2つのリードトランジスタ22A,22B、リセットトランジスタ24、アドレストランジスタ25、及びアンプトランジスタ26を含む。フォトダイオード21A,21Bと複数のトランジスタ22A,22B,24,25,26によって、画素回路が形成される。
2画素1セル構造の単位セルUCにおいて、各リードトランジスタ22A,22Bが、各フォトダイオード21A,21Bにそれぞれ対応するように、2つのリードトランジスタ22A,22Bが、単位セルUC内に設けられている。2画素1セル構造の単位セルUCにおいて、リセットトランジスタ24、アドレストランジスタ25及びアンプトランジスタ26は、2つのフォトダイオード21A,21Bに共有されている。
フォトダイオード21A,21Bのアノードは、固定電位に接続され、例えば、接地されている。フォトダイオード21A,21Bのカソードは、リードトランジスタ22A,22Bの電流経路を介して、フローティングディフュージョン6に、それぞれ接続されている。
フォトダイオード21A,21Bは、マイクロレンズ及びカラーフィルタを通過してフォトダイオードに入射された光を信号電荷(電気信号)に変換し、その電荷を蓄積する。以下では、フォトダイオード21A,21Bを区別しない場合には、フォトダイオード21と表記する。
各リードトランジスタ22A,22Bは、各フォトダイオード21A,21Bの信号電荷の蓄積及び転送を制御する。リードトランジスタ22A,22Bのゲートは、読み出し制御線RDA,RDBにそれぞれ接続されている。リードトランジスタ22A,22Bの電流経路の一端は、フォトダイオード21A,21Bのカソードに、それぞれ接続される。リードトランジスタ22A,22Bの電流経路の他端は、フローティングディフュージョン6に接続されている。以下では、リードトランジスタ22A,22Bを区別しない場合には、リードトランジスタ22と表記する。
リセットトランジスタ24は、フローティングディフュージョン6の電位(アンプトランジスタ5のゲート電位)をリセットする。リセットトランジスタ24のゲートは、リセット制御線RSTに接続されている。リセットトランジスタ24の電流経路の一端は、フローティングディフュージョン6に接続されている。リセットトランジスタ24の電流経路の他端は、例えば、電源線(電源端子)VDDに接続されている。
アドレストランジスタ25は、単位セルUCを選択する(活性化する)ための選択素子として機能する。アドレストランジスタ25のゲートは、アドレス制御線ADRに接続されている。アドレストランジスタ25の電流経路の一端は、アンプトランジスタ26の電流経路の他端に接続され、アドレストランジスタ25の電流経路の他端は、垂直信号線VSLに接続されている。
アンプトランジスタ26は、フローティングディフュージョン6が保持するフォトダイオード21からの信号を増幅する。アンプトランジスタ26のゲートは、フローティングディフュージョン6に接続されている。アンプトランジスタ26の電流経路の一端は、電源線VDDに接続され、アンプトランジスタ26の電流経路の他端は、アドレストランジスタ25の電流経路の一端に接続されている。アンプトランジスタ26によって増幅された信号は、オン状態のアドレストランジスタ25を経由して単位セル(又は画素)UCの信号として垂直信号線VSLに出力される。アンプトランジスタ26は、ソースフォロワーとして機能する。
フローティングディフュージョン6がリードトランジスタ22を介してフォトダイオードから転送された信号電荷を保持している時に、信号電荷を蓄積しているフローティングディフュージョン6の検出信号に基づいて単位セルUCから出力される信号のことを、画素信号又は画素電圧とよぶ。フローティングディフュージョン6がリセットトランジスタ24によって、リセット状態された時に、リセット状態のフローティングディフュージョン6の検出信号に基づいて単位セルUCから出力される信号のことを、リセット信号(又はリセット電圧)とよぶ。
垂直シフトレジスタ13は、2本の読み出し制御線RDA,RDB、アドレス制御線ADR及びリセット制御線RSTに接続されている。垂直シフトレジスタ13は、読み出し制御線RDA,RDB、アドレス制御線ADR及びリセット制御線RSTの電位(信号レベル)を制御し、画素アレイ12内の複数の単位セルUC(及び画素)をロウ単位で制御及び選択する。
CDS回路16の処理ユニット(CDSユニット)160及びADC回路の処理ユニット(ADCユニット)170が、垂直信号線VSLにそれぞれ接続されている。
垂直信号線VSLが、水平シフトレジスタ(図示せず)によって順次走査されることによって、各処理ユニット160,170に保持されている信号が、水平信号線(図示せず)を介してラインメモリ18及び信号処理回路11に転送される。
負荷トランジスタ29は、垂直信号線VSLに対する電流源として用いられる。負荷トランジスタ29の電流経路の一端は、垂直信号線VSLを介して、アドレストランジスタ25の電流経路の一端に接続される。負荷トランジスタ29の電流経路の他端は、グランド線Vssに接続されている。負荷トランジスタ29のゲートは、制御線47に接続されている。負荷トランジスタ29は、定電流源として機能する。
このような回路構成を有するイメージセンサにおいて、垂直信号線VSLに接続されたように形成されたソースフォロワー回路によって、フローティングディフュージョン6の電位の変化がほぼそのまま、垂直信号線の電位の変化として現れる。
本実施形態のイメージセンサにおいて、フローティングディフュージョン6に容量素子40Aが接続されている。
図3に示されるように、各単位セルUCに対して1つの容量素子40Aが設けられている。容量素子40Aの一端は、フローティングディフュージョン6に接続され、容量素子40Aの他端は、配線(以下では、容量配線とよぶ)40に接続されている。容量配線40は、例えば、垂直信号線VSLと平行な方向に延在している。容量配線40は、層間絶縁膜90内に設けられている。
容量配線40の終端側(画素アレイ12の端部)において、容量配線40と垂直信号線VSLとの間に、スイッチ素子としての電界効果トランジスタ(例えば、n型MOSトランジスタ)42が接続されている。電界効果トランジスタ42の電流経路が、容量配線40と垂直信号線VSLとの間に接続されている。電界効果トランジスタ42のゲートは、制御信号Vshuntが供給される制御線41に接続されている。電界効果トランジスタ42がオンした場合に、容量配線40が垂直信号線VSLに導通する。
以下では、容量配線40と垂直信号線VSLとを導通状態にするための制御信号Vshuntのことを、シャント制御信号Vshuntとよぶ。
また、各容量配線40に、スイッチ素子としての電界効果トランジスタ(例えば、p型MOSトランジスタ)43を介して、電圧Vboostを出力する電圧端子が接続されている。電圧端子からの電圧Vboostが、オン状態の電界効果トランジスタ43を介して、各容量配線40に印加され、容量配線40の電位が制御される。例えば、電圧Vboostが容量配線40に供給されることによって、容量配線40が昇圧される。以下では、容量配線40を昇圧するための電圧Vboostのことを、ブースト電圧Vboostとよぶ。
、例えば、タイミング制御回路15の制御回路150が、シャント制御信号Vshuntの信号レベル、ブースト電圧Vboostの電位、及び、トランジスタ43の動作(ブースト電圧の出力)を制御する。
容量素子40Aが、フローティングディフュージョン6に接続されることによって、イメージセンサのダイナミックレンジが向上される。
図4及び図5を用いて、本実施形態のイメージセンサにおけるフローティングディフュージョンに接続された容量素子及び容量配線の構造について、説明する。
図4及び図5は、本実施形態のイメージセンサ10の画素アレイ12内の構造を説明するための図である。図4は、本実施形態のイメージセンサ10の画素アレイ12の平面構造を模式的に示す平面図である。図5は、本実施形態のイメージセンサ10の画素アレイ12の断面構造を模式的に示す断面図である。
図4において、本実施形態のイメージセンサ10の画素アレイ12の一部が抽出され、図示されている。図5は、図4のV−V線に沿う断面が示されている。尚、図5において、図示の明確化のため、層間絶縁膜の図示は、省略している。
図4及び図5に示されるように、イメージセンサ10の垂直信号線VSLは、Y方向(カラム方向)に延在するように、画素アレイ12内に設けられている。読み出し制御線RDA,RDB、リセット制御線RST、アドレス制御線ADRは、X方向(ロウ方向)に延在するように、画素アレイ12内に設けられている。
図4に示される2画素1セル構造のイメージセンサの画素アレイ12のレイアウトにおいて、単位セルUC内の2つのフォトダイオード(PD)21A,22Aの形成領域(以下では、フォトダイオード形成領域とよぶ)は、Y方向に配列されている。
リードトランジスタ22は、各リードトランジスタ22が対応するフォトダイオード21のフォトダイオード形成領域の隅に、設けられている。2画素1セル構造の単位セルUCにおいて、単位セルUC内の2つのリードトランジスタ22A,22Bは、カラム方向に隣り合うように、単位セル形成領域内に、設けられている。
リードトランジスタ22A,22Bのゲート電極222A,222Bが半導体基板30表面に対して水平方向においてX方向及びY方向に対して傾いた角度を有するように、リードトランジスタ22A,22Bのゲート電極222A,222Bが、ゲート絶縁膜(図示せず)を介して、半導体基板30上に、設けられている。リードトランジスタ22A,22Bのゲート電極222A,222Bは、コンタクトプラグCP1,CP2を介して、読み出し制御線RDA,RDBにそれぞれ接続されている。
信号検出部40としてのフローティングディフュージョン(FD)6は、フローティングディフュージョン6の形成領域(以下では、フローティングディフュージョン形成領域とよぶ)がリードトランジスタ22のチャネル領域に接続されるように、半導体基板30内に設けられている。
フローティングディフュージョン形成領域は、リードトランジスタ22のチャネル領域を介してフォトダイオード形成領域に接続されている。フローティングディフュージョン形成領域及びフォトダイオード形成領域は、連続した半導体領域である。
フローティングディフュージョン6としての拡散層60が、フローティングディフュージョン形成領域内に、設けられている。フローティングディフュージョン(FD)としての拡散層60は、コンタクトプラグCP3を介して、信号検出線FDLに接続されている。
リセットトランジスタ24のチャネル領域が、フローティングディフュージョン6に接続される。すなわち、リセットトランジスタ24のチャネル領域及びフローティングディフュージョン形成領域は、連続した半導体領域である。
リセットトランジスタ24のゲート電極242は、コンタクトプラグCP4を介して、リセット制御線RSTに接続されている。リセットトランジスタ24のフローティングディフュージョン側と反対側のソース/ドレイン拡散層243は、コンタクトプラグCP5を介して、電源線VDDに接続される。
アドレストランジスタ25の形成領域及びアンプトランジスタ26の形成領域は、Y方向においてフォトダイオード形成領域に隣接する。アドレストランジスタ25及びアンプトランジスタ26の形成領域は、素子分離領域(例えば、素子分離不純物層)によって、フォトダイオード形成領域及びフローティングディフュージョン形成領域から分離されている。
アドレストランジスタ25のゲート電極252及びアンプトランジスタ26のゲート電極262は、ゲート絶縁膜(図示せず)を介して、共通の半導体基板30上に、それぞれ設けられている。アドレストランジスタ25のゲート電極252は、プラグCP6,V1及び引き出し配線を介して、アドレス制御線ADRに接続される。アドレストランジスタ25の一方のソース/ドレイン拡散層253は、垂直信号線VSLに接続されている。
アンプトランジスタ26のゲート電極262は、コンタクトプラグCP8を介して、信号検出線FDLに接続されている。信号検出線FDLによって、アンプトランジスタ26のゲート電極262は、フローティングディフュージョン6に接続される。
アンプトランジスタ26の一方のソース/ドレイン拡散層は、アドレストランジスタ25の他方のソース/ドレイン拡散層254と共有されている。アンプトランジスタ26の他方のソース/ドレイン拡散層263は、コンタクトプラグCP9,VP及び第2の配線レベル内の中間配線59を介して、電源線VDDに接続されている。
図5に示されるように、垂直信号線VSL及び電源線VDDは、第1の配線レベルM1に設けられている。読み出し制御線RDA,RDB、リセット制御線RST、及び、アドレス制御線ADRは、第2の配線レベルM2に設けられている。尚、第1の配線レベルM1は、第2の配線レベルM2より半導体基板30側に位置している。
図4及び図5に示されるように、容量配線40は、第1の配線レベルM1内に設けられている。容量配線40は、例えば、Y方向に沿って、垂直信号線VSLに対して平行に延在している。容量配線40は、半導体基板30の表面に対して平行方向において、信号検出線FDLと垂直信号線VSLとの間にレイアウトされている。容量配線40に隣り合う垂直信号線VSLは、その容量配線40が接続された単位セルに対してロウ方向に隣り合う別の単位セルに接続される垂直信号線である。
容量配線(昇圧配線ともよぶ)40は、半導体基板30の主面に対して平行方向において、フローティングディフュージョン6に接続された信号検出線FDLに、隣り合っている。絶縁体(層間絶縁膜)を挟んで互いに隣り合う容量配線40と信号検出線FDLとの間に、容量性カップリング40Aが発生する。この容量性カップリング40Aが、フローティングディフュージョン6に接続される容量素子40Aとして、機能する。信号検出線FDLと容量配線40との間隔、及び、信号検出線FDLと容量配線40と対向面積(2つの配線40,FDLが隣接する長さ)のいずれか一方が調整されることによって、容量性カップリングからなる容量素子40Aの静電容量CCの大きさが、調整される。
信号検出線FDLは、単位セルUC毎に電気的に分離されている。それゆえ、容量配線40が、複数の単位セル(画素)に共通化されていても、単位セルUCのフローティングディフュージョン6ごとに、容量素子40Aが、接続される。
上述のように、容量配線40は、トランジスタ43を介して、ブースト電圧Vboostの電圧端子に接続される。容量配線40は、トランジスタ42のチャネル領域を介して、垂直信号線VSLに接続されている。トランジスタ42,43は、画素アレイ12の端部又は周辺回路領域125内に設けられている。
本実施形態において、配線FDL,40間の容量性カップリングを用いて、フローティングディフュージョン6に接続される容量素子40Aが、形成される。これによって、フローティングディフュージョン6に接続される容量素子40Aが、MOSキャパシタなどの半導体領域上に設けられる素子から形成される場合に比較して、半導体基板30上における素子の形成領域の増加を抑制できる。ただし、容量素子40Aの特性の均一性などを考慮して、MOSキャパシタなどの容量素子が、フローティングディフュージョン6に接続されるように、画素アレイ12内又は周辺回路領域125内の半導体基板30上に形成されてもよい。
上述のように、画素回路(単位セル)が形成するソースフォロワ回路によって、フローティングディフュージョンの電位の変化が、垂直信号線の電位の変化として現れる。
イメージセンサは、暗い被写体を撮像している際のS/N比が良好であるのとともに、十分に明るい被写体の撮像時に出力分解能が確保されるように、広いダイナミックレンジにおいて画像を撮像できる特性を有することが好ましい。イメージセンサが広いダイナミックレンジを有することによって、イメージセンサは、人間の眼で見たのと同様な画像を得ることができる。
近年では、カメラサイズの縮小のために、撮像光学系デバイスのサイズの縮小が要求され、かつ、高い解像度に対する要求も高くなっているため、イメージセンサ内の画素サイズが縮小される傾向にある。この場合、広いダイナミックレンジを有する画像を得ることが困難になってきている。
画素のサイズが縮小されると、フォトダイオードで受光できる光量が減少するために感度が低減する。この場合、所望のS/N比を維持するために、画素回路或いはその後段の回路で発生するノイズが、できるだけ低減される。
例えば、フローティングディフュージョンの容量をできるだけ小さくし、1つの信号電子あたりのフローティングディフュージョンの出力電圧が大きくされる。これによって、アンプトランジスタを含む後段の出力回路で発生するノイズに対して信号電圧がより大きくなり、S/N比が向上される。
このように、フローティングディフュージョンの容量を小さくすることによって、信号電荷の数の少ない低照度下における暗い被写体の撮像時のS/N比を改善できる。
但し、高照度下における明るい被写体を撮像する場合、フォトダイオードに対する入射光量が大きいために、フォトダイオードで発生する信号電荷の数が多くなり、フローティングディフュージョンで蓄積しなくてはならない信号電荷の数が多くなる。
フローティングディフュージョンの容量が小さい場合、1つの電子あたりの電位の変化が大きくなる。そのため、フォトダイオードからフローティングディフュージョンに多数の信号電荷が転送された時に、信号電荷が転送されたフローティングディフュージョンの電位が、信号電荷(電子)の読み出し後におけるフォトダイオードの空乏状態の電位よりも、低くなる場合がある。その結果として、フォトダイオードからフローティングディフュージョンへ、フォトダイオードに蓄積された全ての電子が転送されない可能性がある。
この場合、表示される画像において出力信号の線型性が喪失する等の問題が発生し、画像の品質が低下する可能性がある。
これを抑制するための技術の一例として、リセットトランジスタがオンされている時において垂直信号線に流れる電流(ソースフォロワー貫通電流)の電流値が大きくされ、CDS動作時における黒レベルがクランプされる時において垂直信号線内を流れる電流の電流値が小さくされる動作が、実行される。この動作によって、リセットトランジスタがオンされている時において垂直信号線の電位が正側に変化され、垂直信号線とフローティングディフュージョンとの間の容量性カップリングによって、フローティングディフュージョンの電位が高くされる。しかし、この動作では、垂直信号線内に流れる電流が一時的にでも大きくなるため、イメージセンサの消費電力等が大きくなる可能性がある。
本実施形態のイメージセンサにおいて、以下のように、フローティングディフュージョン6の電位が、昇圧される。
すなわち、リセットトランジスタ24がオンされることによって、フローティングディフュージョン6の電位がリセットされる際に、垂直信号線VSLと容量配線(昇圧配線)40が分離されることによって、垂直信号線VSLが比較的低い電位に固定される。
この後、リセット信号が後段の回路160,170にクランプされる前のタイミングにおいて、垂直信号線VSLと容量配線40とが接続される。これによって、垂直信号線VSLの電位が、前述の固定された比較的低い電位からフローティングディフュージョンの電位に応じた比較的高い電位に変化する。このときに、容量配線40とフローティングディフュージョン6との間に設けられた容量素子40Aにより垂直信号線VSLの電位の変化に応じて、フローティングディフュージョン6の電位が、比較的高い電圧に昇圧される。
これによって、本実施形態において、フローティングディフュージョン6のリセット信号のクランプ時、及び、フォトダイオード21からフローティングディフュージョン6へ信号電荷が転送される前におけるフローティングディフュージョンの電位が、一般的なイメージセンサに比較して、高くできる。
そのため、例えば、明るい被写体(輝度の高い被写体)が撮影される場合のように、多数の信号電荷がフォトダイオード21からフローティングディフュージョン6に転送される場合であっても、転送された信号電荷に起因したフローティングディフュージョン6の電位の過剰な低下を抑制でき、フォトダイオード21内の信号電荷の残留及びフローティングディフュージョン6からフォトダイオード21への信号電荷の逆流は、ほとんど発生しない。
それゆえ、本実施形態のイメージセンサによれば、広い範囲にわたって出力信号の線型性を維持することができ、ダイナミックレンジの広い画像を形成できる。
したがって、本実施形態のイメージセンサは、垂直信号線を流れる電流の増加などに起因するイメージセンサの消費電力の増大を生じずに、フローティングディフュージョンのダイナミックレンジ、及び、ソースフォロワー(アンプトランジスタ)の出力のダイナミックレンジを、向上できる。
本実施形態のイメージセンサにおいて、単位セル(画素)からの基準信号としてのリセット信号のクランプ時、及び、被写体からの光から生成されたフォトダイオード21からの信号電荷に起因するフローティングディフュージョン6の電位(画素信号)の検出時において、容量配線40と垂直信号線VSLとが短絡される。これによって、フォトダイオードの画素信号の出力時、容量素子40Aの静電容量が付加されたフローティングディフュージョン6の実効容量が、低減される。この結果として、ダイナミックレンジを向上させるための容量素子40Aに起因する変換ゲインの低下が、防止される。
尚、裏面照射型イメージセンサを例示して、本実施形態のイメージセンサの構成を説明したが、フローティングディフュージョンに容量素子が接続された回路構成を有するイメージセンサは、表面照射型イメージセンサにも適用でき、上述の効果が得られる。
以上のように、第1の実施形態の固体撮像装置によれば、イメージセンサによって形成される画像の質を向上できる。
(b) 動作例
図6を参照して、第1の実施形態の固体撮像装置(イメージセンサ)の動作例について説明する。尚、ここでは、図6に加えて、図1乃至図5も適宜用いて、本実施形態のイメージセンサの動作例について、説明する。
図6は、第1の実施形態のイメージセンサの動作例を説明するためのタイミングチャートである。図6の横軸は時間を示し、図6の縦軸は各信号の電位(信号レベル)を示している。
実施形態のイメージセンサにおける画素アレイ12の単位セルUCからの信号(電荷)の読み出し動作は、例えば、次のように実行される。
被写体からの光が、イメージセンサに入射され、入射した光がフォトダイオード21によって光電変換される。フォトダイオード21の光電変換によって生成された信号電荷は、リードトランジスタ22がオフされていることによって、フォトダイオード21内に蓄積される。
タイミング制御回路15から指示された動作タイミングに基づいて、選択された画素アレイ12のロウに対応するアドレス制御線ADRの信号レベルが、垂直シフトレジスタ13によって、Hレベルに設定される。これによって、アドレストランジスタ25がオンされる。オン状態のアドレストランジスタ25を経由して、アンプトランジスタ26の電流経路が、垂直信号線VSLに接続される。
これによって、あるロウに属する単位セルが選択され、リセット状態のフローティングディフュージョン6の電位が検出される。この時、タイミング制御回路15の制御によって、制御信号Voffが、H(high)レベルに設定され、制御素子としてのN型MOSトランジスタ43がオンする。また、制御線41に供給される制御信号Vshuntの信号レベルは、L(low)レベルに設定される。スイッチ素子としてのN型トランジスタ42は、オフされている。オフ状態のトランジスタ42によって、容量配線40は、垂直信号線VSLから電気的に分離されている。これによって、容量素子(容量性カップリング)40Aが、フローティングディフュージョン6に接続され、所定の静電容量がフローティングディフュージョン6に付加される。この時、例えば、ブースト電圧Vboostは、L(low)レベルに設定されている。この時、垂直信号線VSLの電位は、比較的低い電位に固定される。
タイミング制御回路15から指示された動作タイミングに基づいて、画素アレイ12内の選択されたロウに対応するリセット制御線RSTの信号レベル(電位)Vrstが、垂直シフトレジスタ13によって、Hレベルに設定され、リセットトランジスタ24がオンされる。これによって、フローティングディフュージョン6の電位FDが、電源線VDDから供給される電位に、リセットされる。この時、リードトランジスタ22は、オフされている。
リセット状態のフローティングディフュージョン6の電位FDが、アンプトランジス26のゲートに印加される。フローティングディフュージョン6の電位FDの大きさに応じて、アンプトランジスタ26が駆動する。リセット状態のフローティングディフュージョン6の電位FDが印加されたアンプトランジスタ26の駆動力に応じて、垂直信号線VSLの電位が変動する。
この後、リセット制御信号Vrstは、HレベルからLレベルに設定される。
リセット信号が垂直信号線VSLに出力された後、クランプ制御信号CLPが、Hレベルに設定される前の期間において、制御信号VoffがHレベルからLレベルに遷移され、トランジスタ43がオフされる。ブースト電圧Vboostを供給するための電源端子が、容量配線40から電気的に分離される。
ブースト電圧端子Vboostが容量配線40から分離されてからクランプ制御信号CLPがHレベルに設定されるまでの期間において、制御信号VshuntがLレベルからHレベルに遷移され、トランジスタ42がオンする。これによって、リセット信号の出力後、容量配線40が、垂直信号線VSLに電気的に接続される。この時、垂直信号線VSLの電位は、比較的低い電位からフローティングディフュージョン6の電位FDに応じた比較的高い電位に変化する。
制御信号VshuntがHレベルに設定された後(配線40が垂直信号線VSLに接続された後)における容量配線40の電位は、リセット後のフローティングディフュージョン6の電位FDが供給されたアンプトランジスタ26の出力電圧(垂直信号線VSLの電位)によって、制御信号VshuntがLレベルになっている時の容量配線40の電圧よりも高い電位になる。容量配線40の電圧が、制御信号VshuntがLレベルからHレベルに遷移するタイミングで、低い電圧から高い電圧に昇圧されるため、容量配線40と容量結合しているフローティングディフュージョンの電位FDは、容量配線40の昇圧に応じて、高い電位に変化する。
このように、フローティングディフュージョン6及び単位セルUCからの出力(リセット信号)のダイナミックレンジが大きくなる。また、イメージセンサのダイナミックレンジが大きくなって、垂直信号線VSLに供給される電流は、大きくならない。
タイミング制御回路131の制御によって、単位セルUCのリセット信号をCDS回路16にクランプするためのクランプ信号が、Hレベルに設定され、フローーティん虞ディフュージョンが昇圧された状態で垂直信号線VSLに出力されたリセット信号が、CDS回路(CDSユニット)16によってクランプされる。
クランプ制御信号CLPがHレベルに設定されるまでの期間において、フォトダイオード21内には、被写体からの光に起因する信号電荷が、蓄積されている。
そして、タイミング制御回路131から指示された動作タイミングに基づいて、Hレベルの読み出し制御信号Vreadが、読み出し制御線RDに供給される。これによって、リードトランジスタ21がオン状態となり、オン状態のリードトランジスタ22の電流経路(チャネル)を経由して、フォトダイオード21からフローティングディフュージョン6に、フォトダイオードに蓄積された信号電荷が転送される。
なお、2画素1セル構造の単位セルを含むイメージセンサにおいて、単位セルUC内の2つのリードトランジスタ22A,22Bのうちいずれか一方がオン状態にされ、単位セルUC内の2つのフォトダイオード21A,21Bのうちオン状態のリードトランジスタ22に接続されたフォトダイオード21からフローティングディフュージョン6に信号電荷が転送される。
フォトダイオード21からの信号電荷の量に対応して、フローティングディフュージョン6の電位FDが、変化する。例えば、信号電荷が転送された時のフローティングディフュージョン6の電位は、リセット状態時及びリセット信号のクランプ時のフローティングディフュージョン6の電位よりも低い。
フローティングディフュージョン6の変化した電位が、アンプトランジスタ26のゲートに印加される。フローティングディフュージョン6の電位FDの大きさ(フォトダイオード1からの信号電荷量)に応じた駆動力で、アンプトランジスタ26が駆動する。信号電荷量に対応したフローティングディフュージョン6の電位FDが印加されたアンプトランジスタ26の駆動力に応じて、垂直信号線VSLの電位が変動する。
このように、信号電荷の保持状態のフローティングディフュージョン6の電位FDによって駆動されたアンプトランジスタ5からの出力が、単位セルUCの出力(画素信号)として、垂直信号線VSLに出力される。
タイミング制御回路131が指示する動作タイミングに基づいて、制御信号(サンプルホールド信号)S/Hが、Hレベルにされ、垂直信号線VSLに出力された画素信号が、CDS回路16に、サンプリングされる。
単位セルUCからのリセット信号と画素信号とが、CDS回路16のCDSユニット160によってCDS処理され、ADC回路17のADCユニット170によってAD変換される。これによって、単位セルUCの出力信号(画素信号)のノイズが除去され、単位セルUCの出力信号がアナログ信号からデジタルデータ(デジタル信号)へ変換される。変換されたデジタルデータは、信号処理回路11に出力される。
これと同様の動作によって、タイミング制御回路15及び垂直シフトレジスタ13の制御に基づいて、画素アレイ12のロウが順次切り替えられて、選択されたロウに属する単位セルUCのリセット信号及び画素信号に対するデジタルデータが、得られる。取得されたデータが、イメージセンサ10の後段の信号処理回路11へ出力される。
イメージセンサ10からのデジタルデータが、信号処理回路11によって、例えば、レンズシェーディング補正、傷補正、ノイズ低減処理が施される。これによって、画素アレイ12の1フレーム分の画像が形成される。
ここでは、1つの単位セルUC内の2つのフォトダイオード21A,21Bが、異なる動作タイミングで、フローティングディフュージョン6に導通される例が示されている。しかし、それぞれのフォトダイオード21A,21Bの特性(例えば、光感度)及びカラーフィルタのレイアウトに応じて、フォトダイオード21A,21Bが同時にフローティングディフュージョン6に導通するように、2つの読み出し制御線RDA,RDBの電位が制御されてもよい。
尚、本実施形態において述べられたイメージセンサの動作は一例であって、容量配線40及び容量素子40Aが上述のように制御されていれば、単位セルUCの回路構成や、画素アレイ12及び周辺回路の構成に応じて、イメージセンサの動作は、適宜変更される。
以上のような本実施形態のイメージセンサの動作によって、次のような効果が得られる。
本実施形態のイメージセンサの動作において、単位セルUCからのリセット信号の出力時、容量配線40は垂直信号線VSLから電気的に分離され、容量配線40とフローティングディフュージョン6との間の容量素子(容量性カップリング)40Aの静電容量が、フローティングディフュージョン6に付加される。
フローティングディフュージョン6のリセット信号の検出時において、フローティングディフュージョン6と容量配線40との容量性カップリングによって形成された容量素子40Aによって、フローティングディフュージョン6の実効的な静電容量が増加する。
単位セルのリセット信号がクランプされる前のタイミングにおいて、垂直信号線VSLから分離されていた容量配線40Aが、ある電位の垂直信号線VSLに接続されることによって、容量配線40Aの電位が昇圧される。この結果として、本実施形態のイメージセンサの動作において、容量配線40Aとフローティングディフュージョン6との間に接続された容量素子40Aによって、信号検出部としてのフローティングディフュージョン6の電位FDを、昇圧できる。
それゆえ、本実施形態において、リセット信号のクランプ時、及び、フォトダイオード21からフローティングディフュージョン6へ信号電荷が転送される前におけるフローティングディフュージョンの電位が、一般的なイメージセンサに比較して、高い電位になる。
そのため、例えば、暗い被写体の撮像時のS/N比を向上するためにフローティングディフュージョンの静電容量(面積)が小さくされたイメージセンサにおいて明るい被写体(輝度の高い被写体)が撮影され、多数の信号電荷がフォトダイオード21からフローティングディフュージョン6に転送される場合であっても、多数の信号電荷によるフローティングディフュージョン6の電位の過剰な低下に起因するフローティングディフュージョン6からフォトダイオード21への信号電荷の逆流や、フォトダイオード21内における信号電荷の残留は、ほとんど発生しない。
この結果として、本実施形態のイメージセンサによれば、広い範囲にわたって出力信号の線型性を維持することができ、ダイナミックレンジの広い画像を形成できる。
したがって、本実施形態のイメージセンサの動作によれば、イメージセンサ6の消費電力を大きくせずに、フローティングディフュージョン6を昇圧でき、イメージセンサにおけるフローティングディフュージョン6のダイナミックレンジ及びソースフォロワーの出力のダイナミックレンジを、向上できる。
本実施形態のイメージセンサにおいて、単位セル(画素)からの基準信号としてのリセット信号の出力時(クランプ時)、及び、画素信号の出力時において、容量配線40は、垂直信号線VSLに短絡されている。本実施形態において、容量配線40と垂直信号線VSLとの短絡によって、容量配線40とフローティングディフュージョン6との間の実効的な静電容量が低減され、容量素子40Aの静電容量CCが付加されたフローティングディフュージョン6の静電容量が、実効的に低減される。
これによって、本実施形態のイメージセンサの動作によれば、フローティングディフュージョン6に接続された容量素子(容量性カップリング)に起因した変換ゲインの低下が、防止される。
したがって、第1の実施形態のイメージセンサの動作例によれば、イメージセンサによって形成される画像の質を向上できる。
(2) 第2の実施形態
図7を参照して、第2の実施形態の固体撮像装置について、説明する。
ここでは、図1乃至図6も適宜用いて、第2の実施形態について説明する。尚、第2の実施形態の構成要素に関して、第1の実施形態と同じの構成要素には、同一符号を付し、同じ構成要素の説明は、省略する。
本実施形態の固体撮像装置が含むイメージセンサの回路構成は、第1の実施形態と同じである。
図7は、第2の実施形態の固体撮像装置(例えば、イメージセンサ)の動作例を示すタイミングチャートである。図7の横軸は時間を示し、図7の縦軸は各信号の電位(信号レベル)を示している。
図7に示されるように、本実施形態のイメージセンサは、フォトダイオード21が取得した画素信号の検出/出力時のブースト電圧Vboostが、Hレベルに設定されていることが、第1の実施形態のイメージセンサの動作例と異なっている。
図7に示されるように、本実施形態のイメージセンサにおいて、読み出し制御信号VreadがHレベルに設定されるタイミングに実質的に同期して、トランジスタ43がオンされ、且つ、ブースト電圧VboostがLレベルからHレベル(或いは、所定のレベル)に遷移される。垂直信号線VSLに短絡している容量配線40に、オン状態のトランジスタ43を介して、Hレベルのブースト電圧Vboostが供給される。
これによって、容量配線40の電位が上昇し、容量素子40Aを介して、フローティングディフュージョン6の電位が上昇する。
尚、ブースト電圧Vboostの大きさは、Hレベル(VDD)に限らず、HレベルとLレベル(VSS)との中間電位でもよい。
本実施形態において、リードトランジスタ22のゲートにHレベルが印加され、フォトダイオード21からフローティングディフュージョン6に信号電荷が転送される際に、フローティングディフュージョン6の電位が上昇する。
そのため、フォトダイオード21とフローティングディフュージョン6との間により大きな電位差が発生するため、フォトダイオード21内における信号電荷の滞留がなくなる。
その結果として、本実施形態において、フォトダイオードに残留した電荷に起因する残像のような、画像に対するノイズが、形成される画像に発生するのを、抑制できる。
第2の実施形態のイメージセンサ及びその動作においても、第1の実施形態と同様に、単位セルUCからの画素信号の検出/読み出し時、容量配線40が垂直信号線VSLに短絡されているので、フローティングディフュージョン6に接続された容量素子40Aに起因する変換ゲインの低下を抑制できる。
以上のように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、イメージセンサによって形成される画像の質を向上できる。
(3) 第3の実施形態
図8及び図9を参照して、第3の実施形態の固体撮像装置(例えば、イメージセンサ)について、説明する。
尚、第3の実施形態の構成要素に関して、第1及び第2の実施形態と同じの構成要素には、同一符号を付し、同じ構成要素の説明は、省略する。
第3の実施形態のイメージセンサは、フローティングディフュージョンに接続される容量素子を形成するための配線の構成が、第1及び第2の実施形態と異なっている。
図8及び図9は、第3の実施形態のイメージセンサの構造例を示す図である。
図8は、第3の実施形態のイメージセンサの平面構造を示す平面図である。図9は、第3の実施形態のイメージセンサの断面構造を示す断面図である。図9は、図8のIX−IX線に沿う断面構造を示している。図9において、半導体基板上の層間絶縁膜の図示は、省略する。
第3の実施形態のイメージセンサは、容量配線40Xが半導体基板の表面に対して垂直方向に信号検出線FDLに隣り合うように、容量配線40Xが、層間絶縁膜90内に設けられていることが、第1の実施形態のイメージセンサと異なっている。
例えば、容量配線40は、信号検出線FDLが設けられた第1の配線レベル上方の第3の配線レベルM3に設けられている。
容量配線40は、半導体基板30の表面に対して垂直方向において信号検出線FDLとオーバーラップするように、容量配線40が、第3の配線レベルM3内に設けられている。
中間配線50が、容量配線40と信号検出線FDLとの間に、設けられている。中間配線50は、第2の配線レベルM2内に設けられている。画素アレイ12内における中間配線50の配置位置は、半導体基板30の表面に対して垂直方向において信号検出線FDL及び容量配線40とオーバーラップする。中間配線50は、プラグVPを介して、容量配線40に接続されている。導電体(例えば、プラグ)による中間配線50と信号検出線FDLとの間の接続は、無い。
中間配線50と信号検出線FDLとの間に、容量性カップリングが生じる。中間配線50と信号検出線FDLとの間の容量性カップリングが、フローティングディフュージョン6と容量配線40との間に接続される容量素子40Aとして、機能する。
中間配線50と信号検出線FDLとの間に所定の大きさの静電容量CCの容量性カップリングが形成されるように、中間配線50が信号検出線FDLにオーバーラップしていれば、中間配線50に接続された容量配線40の全体が、信号検出線FDLとオーバーラップしていなくともよい。中間配線50を設けずに、容量配線40が半導体基板30の表面に対して垂直方向において信号検出線FDLとオーバーラップするように、容量配線40が、第2の配線レベルM2内に設けられてもよい。この場合、第1の配線レベルM1内の信号検出線FDLと第2の配線レベルM2内の容量配線40との間に、容量素子40Aとしての容量性カップリングが、生じる。
容量配線40が信号検出線が設けられた配線レベルと異なる配線レベルに設けられることによって、信号検出線が設けられた配線レベル(例えば、第1の配線レベル)内の配線数を削減でき、配線の設計レイアウトの自由度を向上できる。
例えば、容量配線40は、第1の配線レベル内の垂直信号線VSLと異なる配線レベルに設けられ、容量配線40は、垂直信号線VSLから離れている。それゆえ、容量配線40と垂直信号線VSLとの間の寄生容量を低減できる。これによって、容量配線40と垂直信号線VSLとの間の寄生容量に起因して、垂直信号線VSLにノイズが発生するのを抑制できる。
尚、本実施形態のイメージセンサは、第1及び第2の実施形態で述べたイメージセンサの動作を適用できる。
以上のように、第3の実施形態に固体撮像装置によれば、第1の実施形態の固体撮像装置と同様に、イメージセンサによって形成される画像の質を向上できる。
(4) 変形例
図10及び図11を参照して、実施形態の固体撮像装置の変形例について説明する。尚、本変形例の固体撮像装置が含む構成要素について、第1及び第2の実施形態と同じ構成要素と同じ参照符号を付し、その構成要素の説明は、必要に応じて行う。
イメージセンサの画素アレイの回路構成は、1画素1セル構造でもよい。
図10及び図11は、本実施形態のイメージセンサの変形例における、1画素1セル構造の画素アレイの回路構成を示す等価回路図である。
図10に示されるように、1画素1セル構造の単位セルUC内に含まれるフォトダイオード21の個数は、1個である。また、フォトダイオード21に対応するように、1個のリードトランジスタ22が、単位セル内に設けられている。
また、図11に示されるように、アンプトランジスタ26とアドレストランジスタ25の接続順序が、図10に示される例と反対でもよい。
図10のイメージセンサ11は、アンプトランジスタ26の電流経路の一端が、垂直信号線VSLに直接接続され、アンプトランジスタ26の電流経路の他端が、アドレストランジスタ25の電流経路を介して、電源端子VDDに接続される。アドレストランジスタ25の電流経路は、アンプトランジスタ26の電流経路を介して、垂直信号線VSLに接続されている。
尚、各単位セルUCは、アドレストランジスタ5を含まなくともよい。単位セルUCがアドレストランジスタ5を含まない場合、アドレス信号線ADRも設けられない。
単位セルUCは、4画素1セル構造或いは8画素1セル構造のように、1つの単位セルが、3以上の画素(フォトダイオード)を含む回路構成(多画素1セル構造)でもよい。複数の画素を含む単位セル内において、3以上のフォトダイオードが、1つのフローティングディフュージョン及びリセットトランジスタ、アンプトランジスタ及びアドレストランジスタを共有する。複数の画素を含む単位セルにおいて、フォトダイオード毎に、1つのリードトランジスタが設けられる。
図10及び図11に示されるイメージセンサにおいても、容量配線40が、イメージセンサ40内に設けられ、容量素子40Aが、容量配線40と各フローティングディフュージョン6との間に、接続されている。
図10及び図11に示されるイメージセンサの動作時、単位セルUCからのリセット信号の出力時、容量配線40は、垂直信号線VSLから電気的に分離される。これによって、フローティングディフュージョン6に接続された容量素子40Aによって、フローティングディフュージョン6を昇圧でき、ダイナミックレンジが向上する。
そして、単位セルUCからの画素信号の出力時、容量配線40が、垂直信号線VSLに電気的に接続される。これによって、フローティングディフュージョン6に接続された容量素子40Aに起因する変換ゲインの低下が、防がれる。
以上のように、図10及び図11に示される変形例のイメージセンサのように、単位セルの内部構成が変化しても、上述の実施形態と同様に、イメージセンサの画質を向上できる。
(4) 適用例
図12を用いて、実施形態に係る固体撮像装置の適用例について、説明する。
図12は、本実施形態の固体撮像装置の適用例を説明するための模式図である。
図12は、本実施形態の固体撮像装置(例えば、イメージセンサ)10を含むカメラモジュール及びデジタルカメラの構成例を示すブロック図である。
各実施形態のイメージセンサ10は、モジュール化され、デジタルカメラ900内に搭載される。以下では、本実施形態のイメージセンサ10を含むモジュールのことを、カメラモジュールとよぶ。
図12に示されるように、本実施形態のイメージセンサ10(及び信号処理回路)を含んでいるカメラモジュールCMは、デジタルカメラ900内に搭載される。
デジタルカメラ900は、画像処理回路(ISP)102、メモリ103、ディスプレイ104、及び、コントローラ105を含んでいる。
図12のカメラモジュールCMは、イメージセンサ10の他に、光学レンズユニット(撮像光学系)101を含んでいる。
光学レンズユニット101は、入射光(被写体からの光)を本実施形態のイメージセンサ10に集光し、入射光に対応する被写体像をイメージセンサ10上に結像させる。光学レンズユニット101は、複数のレンズを含む。各レンズに対する機械的又は電気的な制御によって、光学レンズユニット101の光学特性(例えば、焦点距離)を制御できる。
ISP102は、カメラモジュールCMの撮像により得られた画像信号を処理する。メモリ103は、ISP102からの信号を記憶する。メモリ103は、外部から与えられた信号及びデータを記憶することもできる。ISP102によって信号処理されたデータは、カメラモジュールCM内にフィードバック制御される。ISP102内に、図1の信号処理回路11が、設けられてもよい。
ディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ)104に、ISP102からの信号又はメモリ103からの信号が、表示される。ISP102及びメモリ103からディスプレイ104に出力される信号は、イメージセンサ10が取得した被写体からの光に対応した画像データ(静止画データ又は動画データ)である。コントローラ105は、カメラモジュール内の各構成部101〜104の動作を制御する。
カメラモジュールCMは、デジタルカメラ1以外に、例えば、カメラ付き携帯端末、カメラ付きパーソナルコンピュータ、及び、車載カメラ等の電子機器、に適用される。
以上のように、実施形態の固体撮像装置は、カメラモジュール及びデジタルカメラに、適用できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10:イメージセンサ、12:画素アレイ、UC:単位セル、21:フォトダイオード、6:フローティングディフュージョン、40:容量配線、40A:容量素子。

Claims (5)

  1. 入射した光から信号電荷を生成する光電変換素子と、前記光電変換素子の信号を検出する信号検出部と、前記信号検出部に接続されるゲートを有する第1のトランジスタを含む単位セルと、
    前記第1のトランジスタの電流経路に接続され、前記信号検出部のリセット状態における前記単位セルのリセット信号、及び、前記信号検出部の前記信号電荷の保持状態における前記単位セルの画素信号が供給される垂直信号線と、
    容量素子を介して前記信号検出部に接続される第1の配線と、
    前記信号検出部と前記第1のトランジスタのゲートとを接続し、前記第1の配線との間の容量性カップリングによって前記容量素子を形成する第2の配線と、
    を具備し、
    前記リセット信号が前記単位セルから前記垂直信号線に供給される時、前記第1の配線は、前記垂直信号線から電気的に分離され、
    前記リセット信号がサンプリングされる前に、前記第1の配線は、前記垂直信号線に接続され、
    前記第1の配線が前記垂直信号線に接続された状態で、前記画素信号が前記単位セルから前記垂直信号線に供給され、前記垂直信号線に供給された前記画素信号がサンプリングされる、
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 入射した光から信号電荷を生成する光電変換素子と、前記光電変換素子の信号を検出する信号検出部と、を含む単位セルと、
    前記信号検出部のリセット状態における前記単位セルのリセット信号、及び、前記信号検出部の前記信号電荷の保持状態における前記単位セルの画素信号が供給される垂直信号線と、
    容量素子を介して前記信号検出部に接続される第1の配線と、
    を具備し、
    前記リセット信号が前記単位セルから前記垂直信号線に供給される時、前記第1の配線は、前記垂直信号線から電気的に分離され、
    前記リセット信号がサンプリングされる前に、前記第1の配線は、前記垂直信号線に接続され、
    前記第1の配線が前記垂直信号線に接続された状態で、前記画素信号が前記単位セルから前記垂直信号線に供給され、前記垂直信号線に供給された前記画素信号がサンプリングされる、
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  3. 前記信号電荷が前記信号検出部に供給される時において、
    前記第1の配線に、基準電位より大きい電圧が印加される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記単位セルから前記垂直信号線に前記画素信号が供給される時において、
    前記第1の配線に、基準電位が印加される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の固体撮像装置。
  5. 前記単位セルは、第2の配線を介して前記信号検出部に接続されるゲートと、前記垂直信号線に接続される電流経路と、を有する第1のトランジスタを含み、
    前記容量素子は、前記第1の配線と前記第2の配線との間の容量性カップリングから形成される、
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
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