JP2014165270A - イメージセンサおよび電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノイズの発生を低減させることができるようにする。
【解決手段】光電変換部と、光電変換部に蓄積された電荷を保持する電荷保持部と、電荷保持部から転送される電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部と、光電変換部上が開口された遮光膜とを有し、半導体チップとして形成される単位画素を複数備え、複数の単位画素は、画素アレイ上で行列状に配置され、画素アレイ上での単位画素の位置に応じて、遮光膜の形状が異なるイメージセンサである。
【選択図】図7

Description

本技術は、イメージセンサおよび電子機器に関し、特に、ノイズの発生を低減させることができるようにするイメージセンサおよび電子機器に関する。
近年、撮像素子としてCMOSイメージセンサが広く用いられている。しかしながら、CMOSイメージセンサは、一般に画素ごとに順次読み出しされるため、画像全体の同時性を実現できない。
すなわち、CMOSイメージセンサでは、光電変換部で生成しかつ蓄積した光電荷を、画素毎または行毎に順次走査して読み出す動作が行われる。この順次走査の場合、つまり、電子シャッタとしてローリングシャッタを採用した場合は、光電荷を蓄積する露光の開始時間、および、終了時間を全ての画素で一致させることができない。そのため、順次走査の場合、動被写体の撮像時に撮像画像に歪みが生じるという問題がある。
この種の画像歪みが許容できない、高速に動く被写体の撮像や、撮像画像の同時性を必要とするセンシング用途では、電子シャッタとして、画素アレイ部中の全画素に対して同一のタイミングで露光開始と露光終了とを実行するグローバルシャッタが採用される。
電子シャッタとしてグローバルシャッタを採用したイメージセンサは、画素内に、例えば、半導体メモリによる電荷蓄積部が設けられている。グローバルシャッタを採用したイメージセンサでは、フォトダイオードから電荷を一斉に半導体メモリに転送して蓄積し、そののち順次読みだすことにより、画像全体の同時性を確保している(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−103647号公報
ところで、このようなグローバルシャッタを採用したイメージセンサの問題点として、画素内の電荷保持のための領域に混入する光によるノイズの問題があげられる。例えば、本来画素内の受光領域において受光されるべき光が電荷蓄積部に漏れ込むことにより光ノイズが発生する。
このようなノイズを抑制するため、例えば、配線層および遮光膜によってメモリ部の遮光が行われる。しかし、フォトダイオードに隣接した電荷蓄積部を有するため、光ノイズを完全に抑えることは出来ない。
すなわち、配線層および遮光膜によってメモリ部の遮光を行ったとしても、画素アレイ内の領域ごとに主光線の入射角度が変わるため、画素アレイ内の領域によって遮光性の優劣が生じてしまう。
例えば、画角端での光量を調整する技術として、従来より、配線層、カラーフィルタ、オンチップレンズなどのレイアウト補正を行う方法が知られている。
しかしながら、従来の技術では、フォトダイオードに対して配線層や瞳補正を行うため、フォトダイオードに入る光量の減少を抑えることは出来るが、電荷保持領域に入る光量の増加を抑えることは出来ない。
本技術はこのような状況に鑑みて開示するものであり、ノイズの発生を低減させることができるようにするものである。
本技術の第1の側面は、光電変換部と、前記光電変換部に蓄積された電荷を保持する電荷保持部と、前記電荷保持部から転送される電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部と、前記光電変換部上が開口された遮光膜とを有し、半導体チップとして形成される単位画素を複数備え、前記複数の単位画素は、画素アレイ上で行列状に配置され、前記画素アレイ上での前記単位画素の位置に応じて、前記遮光膜の形状が異なるイメージセンサである。
前記画素アレイ上での前記単位画素の各位置において、前記光電変換部に入射する光の主光線の向きに応じて前記遮光膜の形状が定められるようにすることができる。
前記画素アレイ上での前記単位画素の位置に応じて、前記遮光膜による開口の位置が異なるようにすることができる。
前記遮光膜に代えて、前記半導体チップの配線が用いられるようにすることができる。
前記画素アレイ上での前記単位画素の位置に応じて、前記遮光膜による開口のサイズが異なるようにすることができる。
前記画素アレイ上での前記単位画素の位置に応じて、前記半導体チップの配線の形状がさらに異なるようにすることができる。
前記画素アレイ上での前記単位画素の各位置において、前記光電変換部に入射する光の主光線の向きに応じて前記遮光膜の形状および前記半導体チップの配線の形状が定められ、前記主光線の向きに応じて前記単位画素のオンチップレンズの配置位置がさらに異なるようにすることができる。
本技術の第1の側面および第2の側面においては、半導体チップとして形成される単位画素を複数備え、前記複数の単位画素は、画素アレイ上で行列状に配置され、前記画素アレイ上での前記単位画素の位置に応じて、前記遮光膜の形状が異なる。
本技術によれば、ノイズの発生を低減させることができる。
グローバルシャッタを採用するCMOSイメージセンサの画素の構成例を説明する図である。 半導体基板上での、グローバルシャッタを採用するCMOSイメージセンサの画素のレイアウトの例を示す図である。 半導体基板上での画素のレイアウトの別の例を示す図である。 画素の配置位置を説明する図である。 図2に示される線I−I´における画素の断面図である。 図3に示される線I−I´における画素の断面図である。 本技術を適用した画素であって、図2に示される線I−I´における画素の断面図である。 本技術を適用した画素であって、図3に示される線I−I´における画素の断面図である。 本技術を適用した画素の別の例であって、図3に示される線I−I´における画素の断面図である。 本技術を適用した画素のさらに別の例であって、図3に示される線I−I´における画素の断面図である。 本技術を適用した画素のさらに別の例であって、図3に示される線I−I´における画素の断面図である。 本技術を適用した電子機器としての、カメラ装置の構成例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、ここで開示する技術の実施の形態について説明する。
図1は、グローバルシャッタを採用するCMOSイメージセンサの画素の構成例を説明する図である。同図は、CMOSイメージセンサの画素を構成する半導体素子の断面図とされる。
同図に示されるように、半導体素子には、第1導電型(p型)の半導体領域1と、半導体領域1の上部の一部に埋め込まれ、光を入射する第2導電型(n型)の受光用表面埋込領域(受光カソード領域)11aが設けられている。また、半導体領域1の上部の一部に、受光カソード領域11aと離間して埋め込まれ、受光カソード領域11aよりも高不純物密度であり、受光カソード領域11aにより生成した信号電荷を蓄積する第2導電型(n+型)の電荷蓄積領域12aが設けられている。さらに、電荷蓄積領域12aにより蓄積した信号電荷を受け入れる電荷読み出し領域13が設けられている。
受光カソード領域11aと、受光カソード領域11aの直下の半導体基板(アノード領域)1とでフォトダイオードD1を構成している。電荷蓄積領域(カソード領域)12aと、電荷蓄積領域12a直下の半導体基板1(アノード領域)とで電荷蓄積ダイオードD2を構成している。
受光カソード領域11aの上には、p+型ピニング層11bが配置されている。電荷蓄積領域12aの上には、p+型ピニング層12bが配置されている。p+型ピニング層11bおよびp+型ピニング層12bは、ダーク時の表面でのキャリアの生成を抑制する層であり、ダーク電流削減のために好ましい層として用いている。ダーク電流が問題とならない場合、構造上、p+型ピニング層11bおよびp+型ピニング層12bを省略しても構わない。
p+型ピニング層11bおよびp+型ピニング層12b上、さらにはp+型ピニング層11bとp+型ピニング層12bとの間の半導体基板1上、および、受光カソード領域11aと電荷読み出し領域13との間の半導体基板1上には絶縁膜2が形成されている。絶縁膜2としては、シリコン酸化膜(SiO2膜)が好適であるが、シリコン酸化膜(SiO2膜)以外の種々の絶縁膜を用いた絶縁ゲート型トランジスタ(MISトランジスタ)の絶縁ゲート構造としても良い。例えば、シリコン酸化膜(SiO2膜)/シリコン窒化膜(Si3N4膜)/シリコン酸化膜(SiO2膜)の3層積層膜からなるONO膜でもよい。さらには、ストロンチウム(Sr)、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)、イットリウム(Y)、ハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)、タンタル(Ta)、ビスマス(Bi)のいずれか一つの元素を少なくとも含む酸化物、又はこれらの元素を含むシリコン窒化物等が絶縁膜2として使用可能である。
絶縁膜2上には、受光カソード領域11aと電荷蓄積領域12aとの間に形成される第1転送チャネルの電位を制御して、受光カソード領域11aから電荷蓄積領域12aへ信号電荷を転送する転送ゲート電極31が配置されている。さらに、絶縁膜2上には、電荷蓄積領域12aと電荷読み出し領域13との間に形成される第2転送チャネルの電位を制御して、電荷蓄積領域12aから電荷読み出し領域13へ信号電荷を転送する読み出しゲート電極32が配置されている。
電荷読み出し領域13には、読み出し用バッファアンプ108を構成する信号読み出しトランジスタ(増幅トランジスタ)MA1のゲート電極が接続されている。信号読み出しトランジスタMA1のドレイン電極は電源VDDに接続され、ソース電極は画素選択用のスイッチングトランジスタMS1のドレイン電極に接続されている。
画素選択用のスイッチングトランジスタMS1のソース電極は、垂直信号線B1に接続され、ゲート電極には水平ラインの選択用制御信号Sが与えられる。選択用制御信号Sをハイ(H)レベルにすることにより、スイッチングトランジスタMS1が導通し、信号読み出しトランジスタ(増幅トランジスタ)MA1で増幅された電荷読み出し領域13の電位に対応する電流が垂直信号線B1に流れる。
また、電荷読み出し領域13には、読み出し用バッファアンプ108を構成するリセットトランジスタTRのソース電極が接続されている。リセットトランジスタTRのドレイン電極は電源VDDに接続され、ゲート電極にはリセット信号Rが与えられる。リセット信号をハイ(H)レベルにして、受光カソード領域11aおよび電荷蓄積領域12aに蓄積された信号電荷を吐き出し、受光カソード領域11aおよび電荷蓄積領域12aをリセットする。
図2は、半導体基板上での、グローバルシャッタを採用するCMOSイメージセンサの画素のレイアウトの例を示す図である。同図において、1つの画素を構成する半導体基板の領域201上に、フォトダイオード(PD)211およびメモリ(MEM)212が設けられている。ここで、メモリ212は、上述した電荷蓄積領域12aに対応する。フォトダイオード211とメモリ212は、転送トランジスタ221により接続されている。
また、半導体基板の領域201上には、フローティングディフュージョン(FD)213が設けられている。フローティングディフュージョン213は、上述した電荷読み出し領域13に対応する。メモリ212とフローティングディフュージョン213は、転送トランジスタ222により接続されている。
さらに、半導体基板の領域201上には、垂直信号線217が設けられており、垂直信号線217は、選択トランジスタ(SEL)216、増幅トランジスタ(AMP)215、およびリセットトランジスタ(RST)214の所定の端子に接続される。
図3は、半導体基板上での画素のレイアウトの別の例を示す図である。図3のレイアウトの場合、図2の場合とは異なり、メモリ212の図中下側にフローティングディフュージョン213が設けられている。
図3におけるそれ以外の構成は、図2の場合と同様である。
図4は、画素の配置位置を説明する図である。同図の例では、例えば、CMOSイメージセンサを構成する半導体チップ241上の画素アレイ242における画素の位置として、線A−A´乃至線F−F´が示されている。すなわち、画素アレイ242には、図2または図3に示される画素が単位画素とされ、行列状に複数配置されている。
例えば、図2に示されるレイアウトの画素が、画素アレイ242に配置される場合、左側に隣接する画素のフローティングディフュージョン213が、自画素のフォトダイオード211の左側に位置することになる。
一方で、図3に示されるレイアウトの画素が、画素アレイ242に配置される場合、左側に隣接する画素のメモリ212が、自画素のフォトダイオード211の左側に位置することになる。すなわち、図3に示されるレイアウトの画素が、画素アレイ242に配置される場合、フォトダイオード211の左右両側にメモリ212が配置されることになる。
図5は、図2に示される線I−I´における画素の断面図である。同図には、図3に示される線A−A´乃至線C−C´の位置における画素の断面図がそれぞれ記載されている。ここでは、図中の矩形の点線で囲まれた部分が1つの画素を表しており、画素上に遮光膜231−1および遮光膜231−2が配置されている。遮光膜231−1と遮光膜231−2との間の開口部から光が入射することになり、図中3本の矢印によって主光線の向きが示されている。
画素アレイ242に配置される各画素は、図中の水平方向の矢印で示される距離であって、遮光膜231−1による遮光被り量Aによって当該画素に入射した光の一部が自画素のメモリ212に漏れ込むことを回避するように構成されている。ここで、遮光被り量Aは、自画素のメモリ212のフォトダイオード211側の端部から、自画素の遮光膜231−1のフォトダイオード211側の端部までの距離とされる。
なお、画素の電極は遮光膜231−1により覆われることになる。
図5の最も左側には、図4に示される線A−A´の位置の画素の断面図が示されている。図4に示されるように、線A−A´の位置の画素の場合、画素アレイ242のほぼ左端に配置されるので、受光する光の主光線が斜め左下向きとなる。なお、図中の矢印で主光線の向きが示されている。
図5の中央には、図4に示される線B−B´の位置の画素の断面図が示されている。図4に示されるように、線B−B´の位置の画素の場合、画素アレイ242のほぼ中央に配置されるので、受光する光の主光線が垂直下向きとなる。なお、図中の矢印で主光線の向きが示されている。
図5の最も右側には、図4に示される線C−C´の位置の画素の断面図が示されている。図4に示されるように、線C−C´の位置の画素の場合、画素アレイ242のほぼ右端に配置されるので、受光する光の主光線が斜め右下向きとなる。なお、図中の矢印で主光線の向きが示されている。
図5に示されるように、画素アレイ242内での画素の位置に応じて主光線の向きが異なる。
例えば、図5の中央に示される画素(線B−B´の位置の画素)の場合、主光線が垂直下向きとなるため、当該画素に入射した光は、ほぼ全てフォトダイオード211で受光される。しかし、図5の最も右側の画素(線C−C´の位置の画素)の場合、主光線が斜め右下向きとなるため、当該画素に入射した光の一部がメモリ212で受光されてしまう可能性がある。
すなわち、画素アレイ242に配置される各画素は、図中の水平方向の矢印で示される距離であって、遮光膜231−1による遮光被り量Aによって当該画素に入射した光の一部がメモリ212に漏れ込むことを回避するように構成されている。しかし、画素アレイ242内の端部に位置する画素(例えば、線C−C´の位置の画素)の場合、主光線の向きが傾いているため、遮光膜231−1では遮光しきれない光が入射する可能性がある。
このように、メモリ212で光が受光されると残像ノイズなどの原因となる。
図6は、図3に示される線I−I´における画素の断面図であり、隣接する画素の一部を含めた断面図である。同図には、図4の場合と同様に、図4に示される線A−A´乃至線C−C´の位置における画素の断面図がそれぞれ記載されている。
ここでは、図中の矩形の点線で囲まれた部分が1つの画素を表しており、図中左側に隣接する画素の一部が示されている。上述したように、図3に示されるレイアウトの画素が、画素アレイ242に配置される場合、フォトダイオード211の左右両側にメモリ212が配置されることになる。
画素アレイ242に配置される各画素は、図中の水平方向の矢印で示される距離であって、遮光膜231−1による遮光被り量Aによって当該画素に入射した光の一部が自画素のメモリ212−1に漏れ込むことを回避するように構成されている。また、画素アレイ242に配置される各画素は、図中の水平方向の矢印で示される距離であって、遮光膜231−2による遮光被り量Bによって当該画素に入射した光の一部が隣接する画素のメモリ212−2に漏れ込むことを回避するように構成されている。
ここで、遮光被り量Aは、自画素のメモリ212−1の自画素のフォトダイオード211側の端部から、自画素の遮光膜231−1の自画素のフォトダイオード211側の端部までの距離とされる。遮光被り量Bは、隣接する画素のメモリ212−2の自画素のフォトダイオード211側の端部から、隣接する画素の遮光膜231−2の自画素のフォトダイオード211側の端部までの距離とされる。
例えば、図6の最も左側の画素(線A−A´の位置の画素)の場合、主光線が斜め左下向きとなるため、当該画素に入射した光の一部が隣接する画素のメモリ212−2で受光されてしまう可能性がある。
すなわち、画素アレイ242に配置される各画素は、図中の水平方向の矢印で示される距離であって、遮光膜231−2による遮光被り量Bによって当該画素に入射した光の一部が隣接する画素のメモリ212−2に漏れ込むことを回避するように構成されている。しかし、画素アレイ242内の端部に位置する画素(例えば、線A−A´の位置の画素)の場合、主光線の向きが傾いているため、遮光膜231−2では遮光しきれない光が入射する可能性がある。
このように、隣接する画素のメモリ212−2で光が受光されると混色ノイズなどの原因となる。
また、図5を参照して説明した場合と同様に、画素アレイ242に配置される各画素は、図中の水平方向の矢印で示される距離であって、遮光膜231−1による遮光被り量Aによって当該画素に入射した光の一部が自画素のメモリ212−1に漏れ込むことを回避するように構成されている。しかし、画素アレイ242内の端部に位置する画素(例えば、線C−C´の位置の画素)の場合、主光線の向きが傾いているため、遮光膜231−1では遮光しきれない光が入射する可能性がある。
このように、自画素のメモリ212−1で光が受光されると残像ノイズなどの原因となる。
図5と図6では、図4の図中水平方向の直線状に並ぶ位置である線A−A´乃至線C−C´の位置における画素について説明したが、図3の図中垂直方向の直線状に並ぶ位置である線D−D´または線E−E´の位置における画素についても、やはり隣接する画素のメモリに光が漏れ込む可能性がある。
そこで、本技術では、画素アレイ242内での画素の位置に応じた遮光対策が施されるようにする。
図7は、本技術を適用した画素であって、図2に示される線I−I´における画素の断面図である。同図には、図3に示される線A−A´乃至線C−C´の位置における画素の断面図がそれぞれ記載されている。ここでは、図中の矩形の点線で囲まれた部分が1つの画素を表しており、画素上に遮光膜231−1および遮光膜231−2が配置されている。遮光膜231−1と遮光膜231−2との間の開口部から光が入射することになり、図中3本の矢印によって主光線の向きが示されている。
なお、画素の電極は遮光膜231−1により覆われることになる。
図7の最も左側には、図4に示される線A−A´の位置の画素の断面図が示されている。図4に示されるように、線A−A´の位置の画素の場合、画素アレイ242のほぼ左端に配置されるので、受光する光の主光線が斜め左下向きとなる。なお、図中の矢印で主光線の向きが示されている。
図7の中央には、図4に示される線B−B´の位置の画素の断面図が示されている。図4に示されるように、線B−B´の位置の画素の場合、画素アレイ242のほぼ中央に配置されるので、受光する光の主光線が垂直下向きとなる。なお、図中の矢印で主光線の向きが示されている。
図7の最も右側には、図4に示される線C−C´の位置の画素の断面図が示されている。図4に示されるように、線C−C´の位置の画素の場合、画素アレイ242のほぼ右端に配置されるので、受光する光の主光線が斜め右下向きとなる。なお、図中の矢印で主光線の向きが示されている。
図7に示される構成の場合、図5の場合と異なり、遮光膜231−1による遮光被り量Aが、画素の位置に応じて異なっている。
すなわち、図7の最も左側の画素(線A−A´の位置の画素)は、図7の中央の画素(線B−B´の位置の画素)より、遮光膜231−1による遮光被り量Aが小さくなっている。一方、図7の最も右側の画素(線C−C´の位置の画素)は、図7の中央の画素(線B−B´の位置の画素)より、遮光膜231−1による遮光被り量Aが大きくなっている。
図7の線C−C´の位置の画素では、遮光膜231−1の図中左側端部をフォトダイオード211上に長く伸ばしたことにより、入射する光の主光線が傾いていてもメモリ212に光が漏れ込むことを回避することができる。
なお、遮光膜231−1と遮光膜231−2との間の開口部のサイズが変わらないようにするため、図7の線A−A´の位置の画素では、遮光膜231−2の図中右側端部をフォトダイオード211上に長く伸ばし、図8の線C−C´の位置の画素では、遮光膜231−2の図中右側端部を短くしている。
図8は、本技術を適用した画素であって、図3に示される線I−I´における画素の断面図であり、隣接する画素の一部を含めた断面図である。同図には、図6の場合と同様に、図4に示される線A−A´乃至線C−C´の位置における画素の断面図がそれぞれ記載されている。
ここでは、図中の矩形の点線で囲まれた部分が1つの画素を表しており、図中左側に隣接する画素の一部が示されている。上述したように、図3に示されるレイアウトの画素が、画素アレイ242に配置される場合、フォトダイオード211の左右両側にメモリ212が配置されることになる。
図8の最も左側には、図4に示される線A−A´の位置の画素の断面図が示されている。図4に示されるように、線A−A´の位置の画素の場合、画素アレイ242のほぼ左端に配置されるので、受光する光の主光線が斜め左下向きとなる。なお、図中の矢印で主光線の向きが示されている。
図8の中央には、図4に示される線B−B´の位置の画素の断面図が示されている。図4に示されるように、線B−B´の位置の画素の場合、画素アレイ242のほぼ中央に配置されるので、受光する光の主光線が垂直下向きとなる。なお、図中の矢印で主光線の向きが示されている。
図8の最も右側には、図4に示される線C−C´の位置の画素の断面図が示されている。図4に示されるように、線C−C´の位置の画素の場合、画素アレイ242のほぼ右端に配置されるので、受光する光の主光線が斜め右下向きとなる。なお、図中の矢印で主光線の向きが示されている。
図8に示される構成の場合、図6の場合と異なり、遮光膜231−1による遮光被り量A、および、遮光膜231−2による遮光被り量Bが、画素の位置に応じて異なっている。
すなわち、図8の最も左側の画素(線A−A´の位置の画素)は、図8の中央の画素(線B−B´の位置の画素)より、遮光膜231−1による遮光被り量Aが小さくなっている。一方、図8の最も右側の画素(線C−C´の位置の画素)は、図8の中央の画素(線B−B´の位置の画素)より、遮光膜231−1による遮光被り量Aが大きくなっている。
図8の最も左側の画素(線A−A´の位置の画素)は、図8の中央の画素(線B−B´の位置の画素)より、遮光膜231−2による遮光被り量Bが大きくなっている。一方、図8の最も右側の画素(線C−C´の位置の画素)は、図8の中央の画素(線B−B´の位置の画素)より、遮光膜231−2による遮光被り量Bが小さくなっている。
図8の線A−A´の位置の画素では、遮光膜231−2の図中右側端部をフォトダイオード211上に長く伸ばしたことにより、入射する光の主光線が傾いていてもメモリ212−2に光が漏れ込むことを回避することができる。また、図8の線C−C´の位置の画素では、遮光膜231−1の図中左側端部をフォトダイオード211上に長く伸ばしたことにより、入射する光の主光線が傾いていてもメモリ212−1に光が漏れ込むことを回避することができる。
図7と図8では、図4の図中水平方向の直線状に並ぶ位置である線A−A´乃至線C−C´の位置における画素について説明したが、図4の図中垂直方向の直線状に並ぶ位置である線D−D´または線E−E´の位置における画素についても、やはり画素アレイ242内での画素の位置に応じた遮光対策が施される。すなわち、線A−A´乃至線C−C´の位置における画素では、遮光膜の水平方向の形状を画素の位置に応じて変化させるようにしたが、線D−D´または線E−E´の位置における画素では、遮光膜の垂直方向の形状を画素の位置に応じて変化させるようにすればよい。
このように、本技術によれば、画素アレイ242内での画素の位置に応じて遮光膜による遮光被り量を変化させるようにしたので、メモリへの光の漏れ込みを回避することができ、残像ノイズ、混色ノイズなどの発生を抑止することができる。
上述した実施の形態においては、遮光膜による遮光被り量を変化させる例について説明したが、例えば、イメージセンサチップにおいてセンサが形成されるシリコン層の上に形成される配線層に形成される配線が遮光膜の代わりに用いられるようにしてもよい。
図9は、本技術を適用した画素の別の例であって、図3に示される線I−I´における画素の断面図であり、隣接する画素の一部を含めた断面図である。同図には、図8の場合と同様に、図4に示される線A−A´乃至線C−C´の位置における画素の断面図がそれぞれ記載されている。
ここでは、図中の矩形の点線で囲まれた部分が1つの画素を表しており、図中左側に隣接する画素の一部が示されている。上述したように、図3に示されるレイアウトの画素が、画素アレイ242に配置される場合、フォトダイオード211の左右両側にメモリ212が配置されることになる。
図9に示される構成の場合、図8の場合とは異なり、画素上に配線232−1および配線232−2が配置されている。配線232−1と配線232−2との間の開口部から光が入射することになり、図中3本の矢印によって主光線の向きが示されている。
図9に示される構成の場合、配線232−1による遮光被り量A、および、配線232−2による遮光被り量Bが、画素の位置に応じて異なっている。
すなわち、図9の最も左側の画素(線A−A´の位置の画素)は、図9の中央の画素(線B−B´の位置の画素)より、配線232−1による遮光被り量Aが小さくなっている。一方、図9の最も右側の画素(線C−C´の位置の画素)は、図9の中央の画素(線B−B´の位置の画素)より、配線232−1による遮光被り量Aが大きくなっている。
図9の最も左側の画素(線A−A´の位置の画素)は、図9の中央の画素(線B−B´の位置の画素)より、配線232−2による遮光被り量Bが大きくなっている。一方、図9の最も右側の画素(線C−C´の位置の画素)は、図9の中央の画素(線B−B´の位置の画素)より、配線232−2による遮光被り量Bが小さくなっている。
図9の線A−A´の位置の画素では、配線232−2の図中右側端部をフォトダイオード211上に長く伸ばしたことにより、入射する光の主光線が傾いていてもメモリ212−2に光が漏れ込むことを回避することができる。また、図9の線C−C´の位置の画素では、配線232−1の図中左側端部をフォトダイオード211上に長く伸ばしたことにより、入射する光の主光線が傾いていてもメモリ212−1に光が漏れ込むことを回避することができる。
図7乃至図9に示される構成の場合、画素の位置に係らず、遮光膜231−1と遮光膜231−2との間(または配線232−1と配線232−2との間)の開口部のサイズが同じである例について説明したが、画素の位置に応じて開口部のサイズが変わるようにしてもよい。
図10は、本技術を適用した画素のさらに別の例であって、図3に示される線I−I´における画素の断面図であり、隣接する画素の一部を含めた断面図である。同図には、図8の場合と同様に、図4に示される線A−A´乃至線C−C´の位置における画素の断面図がそれぞれ記載されている。
ここでは、図中の矩形の点線で囲まれた部分が1つの画素を表しており、図中左側に隣接する画素の一部が示されている。上述したように、図3に示されるレイアウトの画素が、画素アレイ242に配置される場合、フォトダイオード211の左右両側にメモリ212が配置されることになる。
図10に示される構成の場合、図7乃至図9の場合とは異なり、遮光膜231−1と遮光膜231−2との間の開口部のサイズが画素の位置に応じて異なっている。
すなわち、図10に示される構成の場合、図10の最も左側の画素(線A−A´の位置の画素)、および、最も右側の画素(線C−C´の位置の画素)は、図10の中央の画素(線B−B´の位置の画素)より、開口部のサイズが大きくなっている。
また、図10の線B−B´の位置の画素は、開口部がフォトダイオード211の中心に配置されているが、図10の線A−A´の位置の画素は、開口部がフォトダイオード211の中心より右に配置されている。さらに、図10の線C−C´の位置の画素は、開口部がフォトダイオード211の中心より左に配置されている。
画素アレイ242の中心付近に配置される画素(例えば、線B−B´の位置の画素)には比較的強い光が入射するため、開口部が小さくても画素信号への影響は小さい。一方、画素アレイ242の周辺部分に配置される画素(例えば、線A−A´の位置の画素、線C−C´の位置の画素)には比較的弱い光が入射するため、開口部が小さいと画素信号への影響が大きい。このため、図10においては、図10の線B−B´の位置の画素は、開口部が小さく、線A−A´の位置の画素、および、線C−C´の位置の画素は開口部が大きくされている。
このように、開口部のサイズが画素位置に応じて適切に調整されることにより、シェーディングを改善させることができる。
また、線A−A´の位置の画素、および、線C−C´の位置の画素では、開口部の位置をフォトダイオード211の中心からずらすことにより、入射する光の主光線が傾いていても、メモリ212−1またはメモリ212−2に光が漏れ込むことを回避できるようになされている。
上述した実施の形態においては、入射する光の主光線が傾いていてもメモリに光が漏れ込むことを回避することができるようにするものとして説明した。しかし、CMOSイメージセンサの一部には、フローティングディフュージョンをメモリと同様に機能させるものがある。このような場合、例えば、遮光膜、または、配線の形状を変化させることにより、入射する光の主光線が傾いていてもフローティングディフュージョンに光が漏れ込むことを回避することができるようにすればよい。
また、上述した実施の形態においては、CMOSイメージセンサに本技術を適用する例について説明したが、例えば、CCDイメージセンサに本技術を適用してもよい。CCDイメージセンサの場合、電荷転送路が、CMOSイメージセンサのメモリに相当するため、例えば、遮光膜、または、配線の形状を変化させることにより、入射する光の主光線が傾いていても電荷転送路に光が漏れ込むことを回避することができるようにすればよい。
図11は、本技術を適用した画素のさらに別の例であって、図3に示される線I−I´における画素の断面図であり、隣接する画素の一部を含めた断面図である。図11の例では、複数の配線層を有するイメージセンサのチップにおいて、カラーフィルタとオンチップレンズを配置した構成が示されている。
図11に示される構成の場合、3層の配線層を有しており、図中右側に配線232−1a乃至配線232−1cが設けられ、図中左側に配線232−2a乃至配線232−2cが設けられている。また、図11に示される構成の場合、配線層上にカラーフィルタ261が形成されており、カラーフィルタ上にオンチップレンズ262が形成されている。
同図には、図3に示される線A−A´乃至線C−C´の位置における画素の断面図がそれぞれ記載されている。ここでは、図中の矩形の点線で囲まれた部分が1つの画素を表している。図11の場合、オンチップレンズ262およびカラーフィルタ261を介して、配線232−1a乃至配線232−1cと配線232−2a乃至配線232−2cとの間を通り、さらに遮光膜231−1と遮光膜231−2との間の開口部からフォトダイオード211に光が入射することになり、図中3本の矢印によって主光線の向きが示されている。
図11に示される構成の場合、遮光膜231−1による遮光被り量A、および、遮光膜231−2による遮光被り量Bが、画素の位置に応じて異なっている。
すなわち、図11の最も左側の画素(線A−A´の位置の画素)は、図11の中央の画素(線B−B´の位置の画素)より、遮光膜231−1による遮光被り量Aが小さくなっている。一方、図11の最も右側の画素(線C−C´の位置の画素)は、図11の中央の画素(線B−B´の位置の画素)より、遮光膜231−1による遮光被り量Aが大きくなっている。
図11の最も左側の画素(線A−A´の位置の画素)は、図11の中央の画素(線B−B´の位置の画素)より、遮光膜231−2による遮光被り量Bが大きくなっている。一方、図11の最も右側の画素(線C−C´の位置の画素)は、図11の中央の画素(線B−B´の位置の画素)より、遮光膜231−2による遮光被り量Bが小さくなっている。
また、図11に示される構成の場合、配線232−1a乃至配線232−1cおよび配線232−2a乃至配線232−2cの形状が、画素の位置に応じて異なっている。特に、配線232−1aおよび配線232−2aの形状が画素の位置に応じて異なっている。
すなわち、図11の線A−A´の位置の画素は、線B−B´の位置の画素より、配線232−2aが図中右側に長く伸びており、配線232−1aの図中左側が短くなっている。一方、図11の線C−C´の位置の画素は、線B−B´の位置の画素より、配線232−2aの図中右側が短くなっており、配線232−1aが図中左側に長く伸びている。
図11の線A−A´の位置の画素では、遮光膜231−2の図中右側端部をフォトダイオード211上に長く伸ばしたことにより、入射する光の主光線が傾いていてもメモリ212−2に光が漏れ込むことを回避することができる。また、図11の線C−C´の位置の画素では、遮光膜231−1の図中左側端部をフォトダイオード211上に長く伸ばしたことにより、入射する光の主光線が傾いていてもメモリ212−1に光が漏れ込むことを回避することができる。
また、図11の線A−A´の位置の画素では、配線232−2aの図中右側端部をフォトダイオード211上に長く伸ばしたことにより、入射する光の主光線が傾いていてもメモリ212−2に光が漏れ込むことを回避することができる。また、図11の線C−C´の位置の画素では、配線232−1aの図中左側端部をフォトダイオード211上に長く伸ばしたことにより、入射する光の主光線が傾いていてもメモリ212−1に光が漏れ込むことを回避することができる。
さらに、図11に示される構成の場合、オンチップレンズ262の配置が、画素の位置に応じて異なっている。
すなわち、図11の線A−A´の位置の画素では、主光線の向きに合わせて、線B−B´の位置の画素より、図中右側にオンチップレンズ262が配置されている。また、図11の線C−C´の位置の画素では、主光線の向きに合わせて、線B−B´の位置の画素より、図中左側にオンチップレンズ262が配置されている。
このようにすることで、各位置の画素において、図中の点線で示されるように、オンチップレンズ262およびカラーフィルタ261を介して入射した光が、配線232−1a乃至配線232−1cと配線232−2a乃至配線232−2cとの間を通り、さらに遮光膜231−1と遮光膜231−2との間の開口部からフォトダイオード211に向かうようにすることができる。
このように、本技術によれば、画素アレイ上のどの位置の画素においても、自画素または隣接する画素のメモリに光が漏れ込むことを防止することができる。その結果、混色ノイズや残像ノイズの発生を抑止することが可能となり、画素特性が改善する。
また、配線層、カラーフィルタ、オンチップレンズのレイアウト補正と組み合わせることにより、感度、シェーディングといった基本的な光学特性を維持したまま、光学的ノイズを抑えることが可能となる。さらに、遮光膜の開口部のサイズをチップ内で変動させることにより、シェーディングの改善も期待出来る。
さらに、本技術は、例えば、イメージセンサのような固体撮像装置への適用に限られるものではない。即ち、本技術は、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置や、撮像機能を有する携帯端末装置や、画像読取部に固体撮像装置を用いる複写機など、画像取込部(光電変換部)に固体撮像装置を用いる電子機器全般に対して適用可能である。
図12は、本技術を適用した電子機器としての、カメラ装置の構成例を示すブロック図である。
図12のカメラ装置600は、レンズ群などからなる光学部601、固体撮像装置(撮像デバイス)602、およびカメラ信号処理回路であるDSP回路603を備える。また、カメラ装置600は、フレームメモリ604、表示部605、記録部606、操作部607、および電源部608も備える。DSP回路603、フレームメモリ604、表示部605、記録部606、操作部607および電源部608は、バスライン609を介して相互に接続されている。
光学部601は、被写体からの入射光(像光)を取り込んで固体撮像装置602の撮像面上に結像する。固体撮像装置602は、光学部601によって撮像面上に結像された入射光の光量を画素単位で電気信号に変換して画素信号として出力する。この固体撮像装置602として、上述した実施の形態に係る画素を採用したイメージセンサなどの固体撮像装置を用いることができる。
表示部605は、例えば、液晶パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネル等のパネル型表示装置からなり、固体撮像装置602で撮像された動画または静止画を表示する。記録部606は、固体撮像装置602で撮像された動画または静止画を、ビデオテープやDVD(Digital Versatile Disk)等の記録媒体に記録する。
操作部607は、ユーザによる操作の下に、カメラ装置600が有する様々な機能について操作指令を発する。電源部608は、DSP回路603、フレームメモリ604、表示部605、記録部606および操作部607の動作電源となる各種の電源を、これら供給対象に対して適宜供給する。
また、本技術は、可視光の入射光量の分布を検知して画像として撮像する固体撮像素子への適用に限らず、赤外線やX線、あるいは粒子等の入射量の分布を画像として撮像する固体撮像素子や、広義の意味として、圧力や静電容量など、他の物理量の分布を検知して画像として撮像する指紋検出センサ等の固体撮像素子(物理量分布検知装置)全般に対して適用可能である。
なお、本明細書において上述した一連の処理は、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
光電変換部と、
前記光電変換部に蓄積された電荷を保持する電荷保持部と、
前記電荷保持部から転送される電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部と、
前記光電変換部上が開口された遮光膜とを有し、
半導体チップとして形成される単位画素を複数備え、
前記複数の単位画素は、画素アレイ上で行列状に配置され、
前記画素アレイ上での前記単位画素の位置に応じて、前記遮光膜の形状が異なる
イメージセンサ。
(2)
前記画素アレイ上での前記単位画素の各位置において、前記光電変換部に入射する光の主光線の向きに応じて前記遮光膜の形状が定められる
(1)に記載のイメージセンサ。
(3)
前記画素アレイ上での前記単位画素の位置に応じて、前記遮光膜による開口の位置が異なる
(1)または(2)に記載のイメージセンサ。
(4)
前記遮光膜に代えて、前記半導体チップの配線が用いられる
(3)に記載のイメージセンサ。
(5)
前記画素アレイ上での前記単位画素の位置に応じて、前記遮光膜による開口のサイズが異なる
(1)乃至(3)のいずれかに記載のイメージセンサ。
(6)
前記画素アレイ上での前記単位画素の位置に応じて、前記半導体チップの配線の形状がさらに異なる
(1)乃至(3)のいずれかに記載のイメージセンサ。
(7)
前記画素アレイ上での前記単位画素の各位置において、前記光電変換部に入射する光の主光線の向きに応じて前記遮光膜の形状および前記半導体チップの配線の形状が定められ、
前記主光線の向きに応じて前記単位画素のオンチップレンズの配置位置がさらに異なる
(6)に記載のイメージセンサ。
(8)
光電変換部と、
前記光電変換部に蓄積された電荷を保持する電荷保持部と、
前記電荷保持部から転送される電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部と、
前記光電変換部上が開口された遮光膜とを有し、
半導体チップとして形成される単位画素を複数備え、
前記複数の単位画素は、画素アレイ上で行列状に配置され、
前記画素アレイ上での前記単位画素の位置に応じて、前記遮光膜の形状が異なるイメージセンサを備える
電子機器。
211 フォトダイオード, 212 メモリ, 213 フローティングディフュージョン, 231−1, 231−2 遮光膜, 232−1,232−2 配線, 242 画素アレイ, 261 カラーフィルタ, 262 オンチップレンズ

Claims (8)

  1. 光電変換部と、
    前記光電変換部に蓄積された電荷を保持する電荷保持部と、
    前記電荷保持部から転送される電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部と、
    前記光電変換部上が開口された遮光膜とを有し、
    半導体チップとして形成される単位画素を複数備え、
    前記複数の単位画素は、画素アレイ上で行列状に配置され、
    前記画素アレイ上での前記単位画素の位置に応じて、前記遮光膜の形状が異なる
    イメージセンサ。
  2. 前記画素アレイ上での前記単位画素の各位置において、前記光電変換部に入射する光の主光線の向きに応じて前記遮光膜の形状が定められる
    請求項1に記載のイメージセンサ。
  3. 前記画素アレイ上での前記単位画素の位置に応じて、前記遮光膜による開口の位置が異なる
    請求項1に記載のイメージセンサ。
  4. 前記遮光膜に代えて、前記半導体チップの配線が用いられる
    請求項3に記載のイメージセンサ。
  5. 前記画素アレイ上での前記単位画素の位置に応じて、前記遮光膜による開口のサイズが異なる
    請求項1に記載のイメージセンサ。
  6. 前記画素アレイ上での前記単位画素の位置に応じて、前記半導体チップの配線の形状がさらに異なる
    請求項1に記載のイメージセンサ。
  7. 前記画素アレイ上での前記単位画素の各位置において、前記光電変換部に入射する光の主光線の向きに応じて前記遮光膜の形状および前記半導体チップの配線の形状が定められ、
    前記主光線の向きに応じて前記単位画素のオンチップレンズの配置位置がさらに異なる
    請求項6に記載のイメージセンサ。
  8. 光電変換部と、
    前記光電変換部に蓄積された電荷を保持する電荷保持部と、
    前記電荷保持部から転送される電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部と、
    前記光電変換部上が開口された遮光膜とを有し、
    半導体チップとして形成される単位画素を複数備え、
    前記複数の単位画素は、画素アレイ上で行列状に配置され、
    前記画素アレイ上での前記単位画素の位置に応じて、前記遮光膜の形状が異なるイメージセンサを備える
    電子機器。
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