JP2007324984A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】同一フレーム内の画素間又は異なるフレーム間において生成される電荷量が大きく変動する場合においても低ノイズの信号読み出しが可能であり且つ回路構成が複雑化することがない固体撮像装置を実現できるようにする。
【解決手段】固体撮像装置は、行列状に形成された複数の画素11と各画素11の画素信号を読み出す周辺回路とを備えている。周辺回路は、各画素11とそれぞれ接続された第1の共通信号線51及び第2の共通信号線52と、第2の共通信号線52に画素信号を読み出す第1の駆動設定と第1の共通信号線51に画素信号を読み出す第2の駆動設定とを切り替える駆動設定切り替えスイッチ33とを有している。読み出しトランジスタ25のゲート端子と第1の共通信号線51との間の容量値は、読み出しトランジスタ25のゲート端子と第2の共通信号線52との間の容量値よりも大きい。
【選択図】図2

Description

本発明は、固体撮像装置に関し、特に、光生成電荷信号の読み出しノイズが小さい固体撮像装置に関する。
従来の一般的な固体撮像装置は、各画素がフォトダイオード(PD)とフローティングディフュージョン(FD)部と読み出しトランジスタとを備えている。PDにより生成した電荷をFD部に転送して電圧信号に変換した後、読み出しトランジスタと外部電流源とにより構成されたソースフォロアアンプを用いて画素信号として出力する。
固体撮像装置をカラー化する場合には、例えば赤(R)、緑(G)及び青(B)のカラーフィルタをベイヤ配列等の所定の配列となるように各画素に対応するように配置する。カラーフィルタの透過率は、カラーフィルタの色ごとに異なっている。このため、白色光が入射した場合においても、PDが生成する電荷の量は、対応するフィルタの色ごとに異なる。このように画素信号の大きさは、画素が対応するフィルタの色ごとに異なるので、各色ごとの信号のばらつきを補正するために、画素信号をアナログデジタル(AD)変換した後に利得の調整を行ったり(例えば、特許文献1を参照。)、固体撮像装置にホワイトバランス回路を搭載したり(例えば、非特許文献1を参照。)する必要がある。
また、環境に応じて固体撮像装置の感度を変えたい場合がある。感度を変更するために、複数のPDをFD部と接続した構成が提案されている。感度が低くてもよい場合には、FD部と接続された各PDの電荷を別々に読み出し、感度を高くする場合には、各PDの電荷をFD部において加算して読み出す。この場合にも、電荷を加算する場合と、個々に読み出す場合とでは、信号のレベルがばらつくため、画素信号をAD変換した後に利得の調整を行う必要がある(例えば、非特許文献2を参照。)。
画素信号をアナログデジタル変換した後に利得の調整を行う場合には、小さな信号のノイズ耐性が低く、また、量子化誤差の影響を低減するために高価で消費電力が大きなAD変換器を使う必要がある。また、信号の増幅を後段で行うため、増幅回路までの回路において発生するノイズが増幅されてしまう。さらに、センサにホワイトバランス回路を搭載する場合においても、ホワイトバランス回路までの回路ノイズ、例えば画素の増幅トランジスタの熱ノイズが増幅されてしまうという問題がある。
このような、ノイズが増幅されてしまうという問題を解決するために、FD変換ゲイン切り替える固体撮像装置が提案されている(例えば、特許文献2を参照。)。この場合には、PDの生成電荷が少ないときはPDのみに電荷を蓄積し、PDの生成多いときはPDからFD部へオーバーフローした電荷は別途設けられた容量素子に蓄積する。オーバーフローした電荷は容量素子をFD部と接続した状態において電荷電圧変換を行い、PDに蓄積した電荷は、容量素子をFD部から切り離した状態において電荷電圧変換を行う。この結果、電荷量が小さくPDのみに蓄積された信号も、電荷量が多くPDからオーバーフローして容量素子に蓄積された信号も画素出力電圧としては同等にできる。この固体撮像素子では面内で暗い領域と明るい領域が両方がある場合、すなわち入射光のダイナミックレンジが広い場合に有効である。
特開2004−241498号公報 特開2005−328493号公報 原他、"携帯機器向けカラー人工網膜LSI"、三菱電機技報、2001年、75巻、p.192−195 H.Takahashi 他、"A 3.9um Pixel Pitch VGA Format 10b Digital Image Sensor with 1.5-Transistor/Pixel"、 ISSCC2004 Technical Digest、 2004年、p.108−109
しかしながら、前記従来のFD変換ゲインを切り替える固体撮像装置は、後段のノイズの影響を解決できるが、素子数及び制御配線数が多くなるため回路が複雑化し、コストが上昇すると共に装置を小型化することが困難であるという問題がある。
本発明は、前記従来の問題を解決し、同一フレーム内の画素間又は異なるフレーム間において生成される電荷量が大きく変動する場合においても低ノイズの信号読み出しが可能であり且つ回路構成が複雑化することがない固体撮像装置を実現できるようにすることを目的とする。
前記従来の目的を達成するため、本発明は固体撮像装置をフローティングディフュージョン部の実効的な容量値を切り替え可能な構成とする。
具体的に、本発明に係る固体撮像装置は、固体撮像装置は、それぞれが行列状に形成され、入射光の光量に応じた画素信号を出力する複数の画素及び各画素の画素信号を読み出す周辺回路を備え、各画素は、入射光を光電変換するフォトダイオードと、フォトダイオードが生成した電荷を蓄積するフローティングディフュージョン部と、フローティングディフュージョン部を介在してフォトダイオードと電気的に接続され、フォトダイオードが生成した電荷に応じた電圧を画素信号として読み出す読み出しトランジスタとを有し、周辺回路は、各画素における読み出しトランジスタの第1のソースドレイン端子と電気的に接続された第1の共通信号線と、各画素における読み出しトランジスタの第2のソースドレイン端子と電気的に接続された第2の共通信号線と、第1の共通信号線に電源電位を印加し且つ第2の共通信号線に画素信号を読み出す第1の駆動設定と、第2の共通信号線に電源電位を印加し且つ第1の共通信号線に画素信号を読み出す第2の駆動設定とを切り替える駆動設定切り替えスイッチとを有し、読み出しトランジスタのゲート端子と第1の共通信号線との間の容量値は、読み出しトランジスタのゲート端子と第2の共通信号線との間の容量値よりも大きいことを特徴とする。
本発明の固体撮像装置によれば、読み出しトランジスタのゲート端子と第1の共通信号線との間の容量値は、読み出しトランジスタのゲート端子と第2の共通信号線との間の容量値よりも大きいため、第1の共通信号線を出力線とした場合と第2の共通信号線を出力線とした場合とで、フローティングディフュージョン部の実効的な容量値を変更することができる。従って、電荷電圧変換ゲイン(FD変換ゲイン)を容易に変更することができるので、電荷の量が大きく異なる場合にも、出力レベルをそろえることができる。その結果、後段においてレベル調整のための増幅を行う必要がなくなり、固体撮像装置のノイズを低減することが可能となる。
本発明の固体撮像装置において、各画素は、所定の色のカラーフィルタをそれぞれ有し、駆動設定切り替えスイッチは、画素信号を読み出す画素が有するカラーフィルタの色に応じて、第1の駆動設定と第2の駆動設定とを切り替える回路であることが好ましい。このような構成とすることにより、カラーフィルタの色によって光電変換効率が大きく異なる場合に、各色の画素の出力レベルをそろえることができるので、後段におけるレベル調整のための増幅が不要となる。
本発明の固体撮像装置において、複数の画素は、第1の色のカラーフィルタを有する第1の画素と、第2の色のカラーフィルタを有する第2の画素と、第3の色のカラーフィルタを有する第3の画素とを複数含み、周辺回路は、あらかじめ第1の駆動設定において、複数の第1の画素の少なくとも一部、複数の第2の画素の少なくとも一部及び複数の第3の画素の少なくとも一部について、画素信号の平均値をそれぞれ求め、求めた平均値を互いに比較し、第1の画素の画素信号を読み出す場合、第2の画素の画素信号を読み出す場合及び第3の画素の画素信号を読み出す場合のそれぞれについて、比較結果に応じて駆動設定切り替えスイッチを駆動して第1の駆動設定と第2の駆動設定とを切り替える処理部を有していることが好ましい。このような構成とすることにより、各色の画素の出力レベルが大きく異なる場合に、FD変換ゲインを切り替えることができるため、被写体照明の色温度が大きく変化する場合に、各色の信号値の差が大きくなることを回避できる。
本発明の固体撮像装置において、各画素は、フォトダイオードとフローティングディフュージョン部との間に電気的に接続された転送トランジスタを有していることが好ましい。
本発明の固体撮像装置において、各画素は、複数のフォトダイオード及び各フォトダイオードとフローティングディフュージョン部との間にそれぞれ電気的に接続された複数の転送トランジスタをそれぞれ有し、駆動設定切り替えスイッチは、フローティングディフュージョン部に蓄積された電荷を読み出す場合には、第1の駆動設定とし、フォトダイオードに蓄積された電荷を読み出す場合には、第2の駆動設定とする回路であることが好ましい。このような構成とすることにより、画素に含まれる複数のフォトダイオードの電荷を別々に読み出す場合にも、まとめて読み出す場合にも最適なFD変換ゲインにより読み出すことができる。
本発明の固体撮像装置において、各画素は、フォトダイオードとフローティングディフュージョン部との間に電気的に接続された転送トランジスタをそれぞれ有し、駆動設定切り替えスイッチは、フローティングディフュージョン部に蓄積された電荷を読み出す場合には、第1の駆動設定とし、フォトダイオードに蓄積された電荷を読み出す場合には、第2の駆動設定とする回路であることが好ましい。このような構成とすることにより、広いダイナミックレンジの信号を低ノイズに得ることができる。
本発明の固体撮像装置において、読み出しトランジスタのゲート端子と第1のソースドレイン端子間の寄生容量は、読み出しトランジスタのゲート端子と第2のソースドレイン端子間の寄生容量よりも大きいことが好ましい。
本発明の固体撮像装置において、第1のソースドレイン端子と第1の共通配線とを接続する配線の配線容量は、第2のソースドレイン端子と第2の共通配線とを接続する配線の配線容量よりも大きいことが好ましい。
本発明の固体撮像装置において、各画素は、読み出しトランジスタのゲート端子と第1の共通信号線との間に接続された第1の容量素子を有していることが好ましい。
本発明の固体撮像装置において、各画素は、読み出しトランジスタのゲート端子と第1の共通信号線との間に接続された第1の容量素子と、読み出しトランジスタのゲート端子と第2の共通信号線との間に接続された第2の容量素子とを有し、第1の容量素子の容量値は、第2の容量素子の容量値よりも大きいことが好ましい。
本発明の固体撮像装置において、各画素は、前記第1のソースドレイン端子と前記第2の共有信号線との間又は第2のソースドレイン端子と第2の共有信号線との間に電気的に接続された選択トランジスタを有していることが好ましい。
本発明に係る第1の固体撮像装置の駆動方法は、それぞれが行列状に形成され、入射光を第1の色の光、第2の色の光及び第3の色の光のいずれか1つに制限するカラーフィルタと、入射光を光電変換するフォトダイオードと、フォトダイオードの信号電荷を出力する読み出しトランジスタとを有し、読み出しトランジスタのゲート端子と第1のソースドレイン端子との間の容量値がゲート端子と第2のソースドレイン端子との間の容量値よりも大きい複数の画素と、それぞれが列ごとに形成され各読み出しトランジスタの第1のソースドレイン端子と電気的に接続された複数の第1の共通信号線及び第2のソースドレイン端子と電気的に接続された複数の第2の共通信号線とを備えた固体撮像装置の駆動方法を対象とし、第1の色の光が入射する画素について、第2の共通信号線に電源電位を印加することにより信号電荷に対応した信号を第1の共通信号線に読み出すステップと、第1の色の光が入射する画素以外の画素について、第1の共通信号線に電源電位を印加することにより信号電荷に対応した信号を第2の共通信号線に読み出すステップとを備えていることを特徴とする。
第1の固体撮像装置の駆動方法によれば、第1の色の光が入射する画素について、第2の共通信号線に電源電位を印加することにより信号電荷を第1の共通信号線に読み出すステップと、第1の色の光が入射する画素以外の画素について、第1の共通信号線に電源電位を印加することにより信号電荷を第2の共通信号線に読み出すステップとを備えているため、光電変換効率が低い色の画素と、光電変換効率が高い色の画素との間の各色の画素の出力レベルをそろえることができる。従って、低ノイズの読み出しが可能となる。
第2の固体撮像装置の駆動方法は、それぞれが行列状に形成され、入射光を第1の色の光、第2の色の光及び第3の色の光のいずれか1つに制限するカラーフィルタと、入射光を光電変換するフォトダイオードと、フォトダイオードが生成した信号電荷を出力する読み出しトランジスタとを有し、読み出しトランジスタのゲート端子と第1のソースドレイン端子との間の容量値がゲート端子と第2のソースドレイン端子との間の容量値よりも大きい複数の画素と、それぞれが列ごとに形成され各読み出しトランジスタの第1のソースドレイン端子と電気的に接続された複数の第1の共通信号線及び第2のソースドレイン端子と電気的に接続された複数の第2の共通信号線ととを備えた固体撮像装置の駆動方法を対象とし、第1の色の光が入射する画素の少なくとも一部、第2の色の光が入射する画素の少なくとも一部及び第3の色の光が入射する画素の少なくとも一部について、第1の共通信号線に電源電位を印加して第2の共通信号線に信号電荷に対応したをそれぞれ読み出し、読み出した信号電荷を入射光の色ごとに積算して平均レベルをそれぞれ求めるステップ(a)と、ステップ(a)において求めた各平均レベルを互いに比較するステップ(b)と、第1の色の光が入射する画素、第2の色の光が入射する画素及び第3の色の光が入射する画素のそれぞれについて、ステップ(b)において求めた比較結果に応じて、第2の共通信号線に電源電位を印加して第1の共通信号線に信号電荷に対応した信号を読み出すか又は第1の共通信号線に電源電位を印加して第2の共通信号線に信号電荷に対応した信号を読み出すかを行うステップ(c)とを備えていることを特徴とする。
本発明に係る第2の固体撮像装置の駆動方法は、比較結果に応じて、第2の共通信号線に電源電位を印加して第1の共通信号線に信号電荷に対応した信号を読み出すか又は第1の共通信号線に電源電位を印加して第2の共通信号線に信号電荷に対応した信号を読み出すかを行うステップを備えているため、各色の画素の出力レベルが大きく異なる場合に、FD変換ゲインを切り替えることができる。従って、被写体照明の色温度が大きく変化する場合に、各色の信号値の差が大きくなることを回避することが可能となる。
本発明に係る第3の固体撮像装置の駆動方法は、入射光を光電変換する複数のフォトダイオードと、各フォトダイオードが生成した信号電荷を蓄積するフローティングディフュージョン部と、各フォトダイオードとフローティングディフュージョン部との間にそれぞれ接続された複数の転送トランジスタと、フローティングディフュージョン部とゲート端子が接続された読み出しトランジスタとを有し、読み出しトランジスタのゲート端子と第1のソースドレイン端子との間の容量値がゲート端子と第2のソースドレイン端子との間の容量値よりも大きい画素と、各読み出しトランジスタの第1のソースドレイン端子と接続された複数の第1の共通信号線及び第2のソースドレイン端子と接続された複数の第2の共通信号線を有する周辺回路とを備えた固体撮像装置の駆動方法を対象とし、複数の転送トランジスタのうちの一つを駆動することにより、駆動した転送トランジスタと接続されたフォトダイオードの信号電荷をフローティングディフュージョン部に転送するステップ(a)と、ステップ(a)に続いて、第2の共通信号線に電源電位を印加することにより、フローティングディフュージョン部に蓄積された信号電荷に対応する信号を第1の共通信号線に読み出すステップ(b)と、複数の転送トランジスタのうちの少なくとも2つを駆動することにより、駆動した各転送トランジスタと接続された各フォトダイオードの信号電荷をフローティングディフュージョン部にそれぞれ転送して加算するステップ(c)と、ステップ(c)に続いて、第1の共通信号線に電源電位を印加することにより、フローティングディフュージョン部に蓄積された信号電荷に対応する信号を第2の共通信号線に読み出すステップ(d)とを備えていることを特徴とする。
第3の固体撮像装置の駆動方法によれば、複数のフォトダイオードのうちの一つに対応する信号を第1の共通信号線に読み出すステップと、複数のフォトダイオードのうちの少なくとも2つに対応する信号を第2の共通信号線に読み出すステップ備えているため、各フォトダイオードの電荷を別々に読み出す場合と、複数のフォトダイオードの電荷を混合して読み出す場合とにおいてFD変換ゲインを切り替えることができる。従って、どちらの動作においても最適な画素信号の読み出しが可能となるので、低ノイズの固体撮像装置が実現できる。
本発明に係る第4の固体撮像装置の駆動方法は、入射光を光電変換するフォトダイオードと、フォトダイオードが生成した信号電荷を蓄積するフローティングディフュージョン部と、フォトダイオードとフローティングディフュージョン部との間に接続された転送トランジスタと、フローティングディフュージョン部とゲート端子が接続された読み出しトランジスタとを有し、読み出しトランジスタのゲート端子と第1のソースドレイン端子との間の容量値がゲート端子と第2のソースドレイン端子との間の容量値よりも大きい画素と、各読み出しトランジスタの第1のソースドレイン端子と接続された複数の第1の共通信号線及び第2のソースドレイン端子と接続された複数の第2の共通信号線を有する周辺回路とを備えた固体撮像装置の駆動方法を対象とし、フォトダイオードに信号電荷を生成させ、フォトダイオードからオーバーフローした信号電荷をフローティングディフュージョン部に蓄積するステップ(a)と、ステップ(a)に続いて、第1の共通信号線に電源電位を印加することにより、フローティングディフュージョン部に蓄積された信号電荷に対応した信号を第2の共通信号線に読み出すステップ(b)と、ステップ(b)に続いて、転送トランジスタを駆動することにより、フォトダイオードの信号電荷をフローティングディフュージョン部に転送するステップ(c)と、ステップ(c)に続いて、第2の共通信号線に電源電位を印加することにより、フローティングディフュージョン部に蓄積された信号電荷に対応した信号を第1の共通信号線に読み出すステップ(d)と、ステップ(b)において読み出された信号とステップ(d)において読み出された信号とを組み合わせて演算を行いフォトダイオードの信号電荷とフローティングディフュージョン部にオーバーフローする信号電荷の和に対応した信号を検出するステップ(e)とを備えていることを特徴とする。
第4の固体撮像装置の読み出し方法によれば、信号を組み合わせて演算を行いフォトダイオードの信号電荷とフローティングディフュージョン部にオーバーフローする信号電荷の和に対応した信号を検出するステップを備えているため、少量の電荷を読み出すときにはFD変換ゲインを大きく、大量の電荷を読み出すときにはFD変換ゲインを小さくできる。従って広いダイナミックレンジの信号を低ノイズに得ることが可能となる。
本発明に係る固体撮像装置によれば、同一フレーム内の画素間又は異なるフレーム間において生成される電荷量が大きく変動する場合においても低ノイズの信号読み出しが可能であり且つ回路構成が複雑化することがない固体撮像装置を実現できる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。図1は第1の実施形態に係る発明の固体撮像装置のブロック構成を示している。図1に示すように固体撮像装置は、複数の画素が行列状に配置された画素アレイ10と、画素アレイ10の画素を駆動し、画素アレイに含まれる各画素から画素信号を読み出す周辺回路70とを備えている。周辺回路70は、画素アレイ10の読み出しを行う行を選択する垂直シフトレジスタ12と、画素信号読み出し時に駆動電位を供給するとともに画素信号を読み出す画素駆動回路13と、画素信号に含まれる画素ごとのばらつき成分をキャンセルするとともに、その信号を保持するノイズキャンセル回路14と、ノイズキャンセル回路14に保持された信号の中から水平シフトレジスタ16により選択された列に対応する信号を順次読み出し出力アンプ17に送るマルチプレクサ15と、マルチプレクサ15から送られた信号を増幅して外部に出力する出力アンプ17とを有している。
図2は画素アレイを構成する1つの画素11と1列分の画素駆動回路13及びノイズキャンセル回路14との回路構成を示している。
画素11は、光電変換を行い電荷を生成するフォトダイオード(PD)21と、PD21が生成した電荷を電圧に変換するフローティングディフュージョン(FD)部23とFD部23の電位に応じた信号を読み出す読み出しトランジスタ25とを有している。PD21とFD部23との間には、ゲートが電荷転送信号線56と接続され、電荷転送信号により制御される転送トランジスタ22が接続されている。FD部23は、画素リセット信号線57と接続されリセット信号により制御されるリセットトランジスタ24を介してリセット線59と接続されている。読み出しトランジスタ25の第1のソースドレイン端子は第1の共通信号線51と接続され、第2のソースドレイン端子は選択トランジスタ26を介して第2の共通信号線52と接続されている。選択トランジスタ26は、ゲート端子が画素選択信号線58と接続されており画素選択信号によって制御される。読み出しトランジスタ25のゲートと第1の共通信号線51との間には容量素子27が接続されている。
画素駆動回路13は、第1の共通信号線51及び第2の共通信号線52と接続された駆動設定切り替えスイッチ33と読み出しトランジスタ25をソースフォロア回路として駆動する電流源35とを有している。駆動設定切り替えスイッチ33は、駆動スイッチ信号線54と接続され、駆動スイッチ信号により第1の共通信号線51が画素駆動線55と接続され第2の共通信号線52が電流源35と接続される第1の駆動設定と、第1の共通信号線51が電流源35と接続され第2の共通信号線52が画素駆動線55と接続される第2の駆動設定とを切り替える。また、第1の駆動設定の際には、第2の共通信号線52が画素信号読み出し端子60と接続され、第2の駆動設定の際には、第1の共通信号線51が画素信号読み出し端子60と接続される。
ノイズキャンセル回路14は、一方の端子が画素駆動回路13の画素信号読み出し端子60と接続されたクランプ容量素子46と、クランプ容量素子46の他方の端子と接地との間に接続されたサンプルホールド(SH)容量素子47と、クランプ容量素子46の他方の端子とクランプ線67との間に接続され、クランプスイッチ線65とゲート端子とが接続され、クランプスイッチ信号により制御されるクランプスイッチ48とを有している。
図3(a)及び(b)は図2に示す回路の駆動設定切り替えスイッチ33を第1の駆動設定とした場合及び第2の駆動設定とした場合の等価回路をそれぞれ示している。
駆動設定切り替えスイッチ33を第1の駆動設定とした場合には、図3(a)に示すように第1の共通信号線51が画素駆動線55と接続されるため、読み出しトランジスタ25の第1のソースドレイン端子は駆動電位に固定される。従って容量素子27はFD部23と一体となり、FD部23の容量値をCfd、容量素子27の容量をCとすると、実効的なFD部の容量値はCfd+Cとなる。従ってPD21から転送された電荷を電位に変換する電荷電圧変換ゲイン(FD変換ゲイン)は1/(Cfd+C)となる。
一方、駆動設定切り替えスイッチ33を第2の駆動設定とした場合には、図3(b)に示すように第1の共通信号線51は、ソースフォロアアンプの出力側となるため、読み出しトランジスタ25の第1のソースドレイン端子はFD部23の電位に追従して変動する。従って容量素子27は、FD部23として機能せず、実効的なFD部の容量値はほぼCfdとなる。厳密にはCfd+βC(β<1)となるが、βCの値は十分小さく無視できるため、説明を簡略化するためにβCは省略する。その結果、PD21から転送された電荷を電位に変換するFD変換ゲインは1/Cfdとなる。
以上のように、第2の駆動設定の場合には第1の駆動設定の場合と比べてFD変換ゲインが大きくなり、高感度の読み出しが可能となる。
次に、本実施形態に係る固体撮像装置の動作を図面を参照して説明する。図4(a)及び(b)は本実施形態の固体撮像装置の動作タイミングであり、(a)は駆動設定切り替えスイッチ33が第1の駆動設定の場合を示し、(b)は駆動設定切り替えスイッチ33が第2の駆動設定の場合を示す。なお、以下においては、固体撮像装置が、赤(R)、緑(G)及び青(B)のカラーフィルタを有する原色ベイヤ配列を構成しており、青色の光を受光するB画素の感度が赤色の光を受光するR画素及び緑色の光を受光するG画素の感度よりも低い場合について説明する。
R画素及びG画素の読み出しを行う場合には、図4(a)に示すように駆動スイッチ信号線54の電位をハイ(H)レベルとして、駆動設定切り替えスイッチ33を第1の駆動設定とする。これにより、第1の共通信号線51が画素駆動線55と接続され、第2の共通信号線52が電流源35及び画素信号読み出し端子60と接続される。これによりFD変換ゲインは1/(Cfd+C)となり低感度の読み出し状態となる。
この状態において、タイミングt1では画素リセット信号線57の電位をHレベルとして、FD部23をリセット線59の電位であるVrstにリセットする。同時に、画素選択信号線58の電位をHレベルとして、読み出しトランジスタ25と電流源35とからなるソースフォロアアンプを形成することにより、Vrst−Vthの電位が画素信号読み出し端子60に出力される(厳密にはVrst−Vth−αとなるが、説明を簡略化するためにαは省略する。)。また、クランプスイッチ線65の電位をHレベルとして、サンプルホールド(SH)端子61の電位をクランプ線67の電位であるクランプ電位Vclに設定する。
次にタイミングt2では画素リセット信号線57の電位をロー(L)レベルとする。
次に、タイミングt3ではクランプスイッチ線65の電位をLレベルとして、SH端子61をフローティング状態とする。同時に、電荷転送信号線56をHレベルとして、PD21に蓄積された電荷をFD部23に転送される。その結果、FD部23の電位はVrst−ΔV1となり、画素信号読み出し端子60の電位はVrst−Vth−ΔV1に低下する。ΔV1の値は、PD21に蓄積された電荷をQpdとすると、Qpd/(Cfd+C)となる。この電位低下の影響により、クランプ容量素子46を介してSH端子61の電位もVclからVcl−ΔV1に低下する。なお、厳密な電位低下量を求めるためにはクランプ容量素子とSH容量素子の容量値によって決まる係数をかける必要があるが、説明の簡略化のためにこの係数は1とする。SH端子61の電位を外部に読み出し、暗時の出力Vclとの差分を検出することにより、第1の駆動設定における画素信号を読み出すことができる。
一方、B画素の読み出しを行う場合には、図4(b)に示すように駆動スイッチ信号線54の電位をLレベルとして、駆動設定切り替えスイッチ33を第2の駆動設定とする。これにより第1の共通信号線51が電流源35及び画素信号読み出し端子60と接続され、第2の共通信号線52が画素駆動線55と接続される。これによりFD変換ゲインは1/Cfdとなり、高感度の読み出し状態となる。
この状態において、タイミングt1では画素リセット信号線57の電位をHレベルとして、FD部23をVrstにリセットする。同時に、画素選択信号線58の電位をHレベルとして、読み出しトランジスタ25と電流源35とからなるソースフォロアアンプを形成することにより、Vrst−Vthの電位を画素信号読み出し端子60に出力する(厳密にはVrst−Vth−αとなるが、説明を簡略化するためにαは省略する。)。また、クランプスイッチ線65の電位をHレベルとして、SH端子61の電位をクランプ電位Vclに設定する。
次に、タイミングt2では画素リセット信号線57の電位をLレベルとする。次に、タイミングt3ではクランプスイッチ線65の電位をLレベルとして、SH端子61をフローティング状態とする。同時に、電荷転送信号線56をHレベルとして、PD21に蓄積された電荷をFD部23に転送する。その結果、FD部23の電位はVrst−ΔV2となり、画素信号読み出し端子60の電位はVrst−Vth−ΔV2に低下する。ΔV2の値は、PD21に蓄積された電荷をQpdとすると、Qpd/Cfdとなる。この電位低下の影響により、クランプ容量素子46を介してSH端子61の電位もVclからVcl−ΔV2に低下する。SH端子61の電位を外部に読み出し、暗時の出力Vclとの差分を検出することにより、第2の駆動設定における画素信号を読み出すことができる。
すべての色の画素のFD変換ゲインが固定の場合には、B画素の出力信号が小さくなり後段において増幅が必要になる。後段において信号を増幅すると、読み出しトランジスタの熱雑音等も増幅されるためノイズが増加する。これに対し、本実施形態の固体撮像装置は、光電変換効率が低いB画素を読み出す際にFD変換ゲインを大きくするため、R画素及びG画素とB画素との出力信号の大きさはほぼ同等になる。このため、後段において信号を増幅する必要がなく、低ノイズの信号読み出しが実現できる。なお、ここではB画素の光電変換効率が低い場合を例に説明したが、他の画素の光電変換効率が低い場合でも同様である。
本実施形態の固体撮像装置は、図2に示すように読み出しトランジスタ25のゲート端子と第1のソースドレイン端子との間に容量素子27を接続したが、ゲート端子と第1のソースドレイン端子との間及びゲート端子と第2のソースドレイン端子との間に容量値が異なる容量素子をそれぞれ接続してもよい。また、ゲート端子と第1のソースドレイン端子との間の容量値と、ゲート端子と第2のソースドレイン端子との間の容量値とに差を設けられればよく、例えば寄生容量又は配線容量の値が異なるようにデバイス構造及び配線レイアウト等を設計してもよい。
また、図5に示すように転送トランジスタ22を備えていない画素構成としても、同様に色ごとにFD変換ゲインを切り替えることができる。
(第2の実施形態)
以下に、本発明の第2の実施形態について図面を参照して説明する。図6は第2の実施形態に係る固体撮像装置のブロック構成を示している。図6において図1と同一の構成要素には同一の符号を附すことにより説明を省略する。
図6に示すように本実施形態の固体撮像装置は、周辺回路70が、駆動スイッチ33の制御を行う処理部71を有している。処理部71は、出力アンプ17が増幅した画素信号をデジタル値に変換するアナログデジタル(AD)変換器72と、AD変換器72の出力を積算し平均値を出力する積算部73と、積算部73の出力に応じて駆動設定切り替えスイッチ33を制御する、駆動制御部74とを備えている。
以下に、駆動設定切り替えスイッチ33の切り替え方法を説明する。まず、最初はR画素、G画素及びB画素のすべてについて駆動設定切り替えスイッチ33を第1の駆動設定としてFD変換ゲインが小さい状態において画素信号の読み出しを行う。次に、読み出した画素信号を積算回路73により画素の色ごとに積算して平均値を求める。得られたR画素の画素信号の平均値、G画素の画素信号の平均値及びB画素の画素信号の平均値を互いに比較する。得られたR画素の画素信号の平均値及びB画素の画素信号の平均値をそれぞれG画素の画素信号の平均値と比較し、次の式1の条件を満足するときには、次のフレームより駆動設定切り替えスイッチ33を第2の駆動設定としてFD変換ゲインが大きい状態において画素信号の読み出しを行う。
SigRB/SigG<1/(1+0.5×((G2/G1)−1))・・・式1
但し、SigRBは、R画素の画素信号の平均値又はB画素の画素信号の平均値、SigGはG画素の画素信号の平均値、G1は第1の駆動設定におけるFD変換ゲイン、G2は第2の駆動設定におけるFD変換ゲインである。
一方、式1を満足しない場合には、駆動設定切り替えスイッチ33を第1の駆動設定としてFD変換ゲインが小さい状態において画素信号の読み出しを行う。
本実施形態の固体撮像装置は、被写体照明の色温度が大きく変化する場合に、各色の信号値の差が大きくなることを回避でき、低ノイズの読み出しに有効である。
なお、本実施形態においては画素信号の平均値を求める際に、同色の画素の画素信号をすべて積算する例を示したが、一部の画素についてのみ積算して平均値を求めてもよい。
(第3の実施形態)
以下に、本発明の第3の実施形態について図面を参照して説明する。図7は第3の実施形態に係る固体撮像装置の1つの画素11及び1列分の画素駆動回路13の回路構成を示している。図7において図2と同一の構成要素については同一の符号を附すことにより説明を省略する。
図7に示すように本実施形態の固体撮像装置の画素は、第1のPD21A及び第1の転送トランジスタ22Aと、第2のPD21B及び第2の転送トランジスタ22Bと、第3のPD21C及び第3の転送トランジスタ22Cと、第4のPD21D及び第4の転送トランジスタ22Dとを有している。第1の転送トランジスタ22A〜第4の転送トランジスタ22Dの各ゲート端子は、それぞれ第1の電荷転送信号線56A〜第4の電荷転送信号線56Dと接続されている。
本実施形態の固体撮像装置は、必要とする感度に応じて各PDの電荷を別々に画素信号として読み出す駆動と、複数のPDの電荷をまとめて画素信号として読み出す駆動とを行う。
各PDの電荷を別々に読み出す場合には、駆動設定切り替えスイッチ33を第2の駆動設定として、第1の共通信号線51と電流源35及び画素信号読み出し端子60とを接続し、第2の共通信号線52と画素駆動線55とを接続する。この状態において、例えば第1の電荷転送信号線56Aの電位をHレベルとして第1のPD21Aに蓄積した電荷Qpd1をFD部23に転送する。駆動設定が第2の駆動設定であるため、実効的なFD部の容量値はCfdとなり、FD変換ゲインは1/Cfdである。
一方、複数のPDの電荷をまとめて読み出す場合には、駆動設定切り替えスイッチ33を第2の駆動設定として、第2の共通信号線52と電流源35及び画素信号読み出し端子60とを接続し、第1の共通信号線51と画素駆動線55とを接続する。この状態において、例えば第1の電荷転送信号線56A及び第2の電荷転送信号線56BをHレベルとして、第1のPD21Aに蓄積した電荷Qpd1と第2のPD21Bに蓄積した電荷Qpd2をFD部23に転送して混合する。駆動設定が第1の駆動設定であるため、実効的なFD部の容量値はCfd+Cとなり、FD変換ゲインは1/(Cfd+C)である。
FD変換ゲインが変更できない場合は、複数のPDの電荷を混合して画素信号として読み出す場合に合わせてFD部を設計すると、各PDの電荷を別々に読み出す場合には出力が小さくなる。このため、後段において信号増幅が必要となり、ノイズが増加してしまう。各PDの電荷を個々に読み出す場合に合わせてFD変換ゲインが大きくなるようにFD部を設計すると、複数のPDの電荷を混合して読み出す場合に、FD部の電位変化が大きくなりすぎFD部のレンジを越えることになる。このため、出力の線形性がくずれる等の問題が発生する。しかし、本実施形態の固体撮像装置は、各PDの電荷を別々に読み出す場合と、複数のPDの電荷を混合して読み出す場合とにおいてFD変換ゲインを切り替えることができるため、どちらの動作においても最適な画素信号の読み出しができ、低ノイズの固体撮像装置が実現できる。
なお、画素11に含まれるPDの数及び画素信号として読み出す際に電荷を混合するPDの数は、任意に変更してかまわない。
(第4の実施形態)
以下に、第4の実施形態について図面を参照して説明する。図8は第4の実施形態に係る固体撮像装置の画素アレイを構成する1つの画素11と1列分の画素駆動回路13及びノイズキャンセル回路14との回路構成を示している。図8において図2と同一の構成要素には同一の符号を附すことにより説明を省略する。
図8に示すように本実施形態の固体撮像装置は、ノイズキャンセル回路14が2系統分設けられている。これにより本実施形態の固体撮像装置は広いダイナミックレンジを実現することができる。
具体的にノイズキャンセル回路14は、画素信号読み出し端子60と一方の端子がそれぞれ接続されたトランジスタである第1の入力スイッチ41Aと第2の入力スイッチ41Bとを有している。第1の入力スイッチ41Aのゲート端子は第1の入力スイッチ線66Aと接続され、第2の入力スイッチ41Bのゲート端子は第2の入力スイッチ線66Bと接続されている。
第1の入力スイッチ41Aの他方の端子と接地との間には、第1のクランプ容量素子46Aと第1のSH容量素子47Aとが直列に接続されている。第1のクランプ容量素子46Aと第1のSH容量素子47Aとが接続されたノードである第1のSH端子61Aには、トランジスタである第1のクランプスイッチ48Aの一方の端子が接続されている。第1のクランプスイッチ48Aの他方の端子はクランプ線67と接続されており、第1のクランプスイッチ48Aのゲート端子は第1のクランプスイッチ線65Aと接続されている。
第2の入力スイッチ41Bの他方の端子と接地との間には、第2のクランプ容量素子46Bと第2のSH容量素子47Bとが直列に接続されている。第2のクランプ容量素子46Bと第2のSH容量素子47Bとが接続されたノードである第2のSH端子61Bには、トランジスタである第2のクランプスイッチ48Bの一方の端子が接続されている。第2のクランプスイッチ48Bの他方の端子はクランプ線67と接続されており、第2のクランプスイッチ48Bのゲート端子は第2のクランプスイッチ線65Bと接続されている。
以下に、本実施形態の固体撮像装置の動作について図面を参照して説明する。図9は本実施形態の固体撮像装置の動作タイミングを示している。図9に示すようにまず、タイミングt1において画素リセット信号線57及び電荷転送信号線56の電位をHレベルとして、PD21及びFD部23のリセットを行う。これにより、PD21は蓄積電荷0の状態となり、FD部23は電位がVrstの状態となる。
次に、タイミングt2において画素リセット信号線57及び電荷転送信号線56の電位をLレベルとして、PD21において電荷の蓄積を開始する。
次に、タイミングt3においてPD21に蓄積された電荷が飽和に達すると、余剰の電荷はオフ状態の転送トランジスタ22を介してFD部23に溢れ出し、FD部23において電荷が蓄積される。これによりFD部23の電位が低下する。
次に、タイミングt4において電荷蓄積期間を終了し、信号読み出し期間を開始する。具体的に、タイミングt4において画素選択信号線58の電位をHレベルとすると共に、駆動スイッチ信号線54の電位をLレベルとして駆動設定切り替えスイッチ33を第2の駆動設定とする。これにより第1の共通信号線51と電流源35及び画素信号読み出し端子60とを接続し、第2の共通信号線52と画素駆動線55とを接続する。これにより、容量素子27はFD部として機能しなくなるため、FD部の実効容量の値は、FD部23の寄生容量の値であるCfdとなり、高感度の読み出しが行われる。
さらにタイミングt4において、第1の入力スイッチ線66Aと第1のクランプスイッチ線65Aの電位をHレベルとする。これにより第1のクランプ容量素子46Aの入力側にはFD部23の電位と対応した画素出力電位が印加され、第1のSH端子61Aの電位はクランプ線67の電位であるクランプ電位Vclとなる。
次に、タイミングt5において電荷転送信号線56の電位をHレベルとし、PD21に蓄積された電荷をFD部23に転送する。これによりFD部23の電位はΔV1だけ低下する。ΔV1の値はPD21に蓄積された電荷がQpdの場合にはQpd/Cfdとなる。同時に第1のクランプスイッチ線65Aの電位をLレベルとすることにより、画素ソースフォロアの出力電位の変化に応じて第1のSH端子61Aの電位が低下する。
次に、タイミングt6において電荷転送信号線56の電位をLレベルとし、PD21に蓄積された電荷のFD部23への転送を終了する。しかし、タイミングt5において開始した、画素ソースフォロアアンプによるFD部23の電位変化の出力は継続されるため、最終的に第1のSH端子61Aの電位はΔV1だけ低下する。
次に、タイミングt7において第1の入力スイッチ線66Aの電位をLレベルとすることにより第1のSH端子61Aの電位は、第1のSH容量素子47AによってVcl−ΔV1の電位を保持する。同時に駆動スイッチ信号線54の電位をLレベルとし、駆動設定切り替えスイッチ33を第1の駆動設定とする。これにより第2の共通信号線52と電流源35及び画素信号読み出し端子60とを接続し、第1の共通信号線51と画素駆動線55とを接続する。これにより、容量素子27がFD部として機能するため、FD部の実効容量の値は、FD部23の寄生容量の値であるCfdと容量素子27の容量値Cとの和であるCfd+Cとなり、第2の駆動設定と比べて低感度の読み出しが行われる。
タイミングt7においては、さらに第2の入力スイッチ線66Bと第2のクランプスイッチ線65Bの電位をHレベルとする。これにより第2のクランプ容量素子46Bの入力側には、PD21に蓄積された電荷とFD部23に蓄積された電荷とに対応した画素出力電位が印加される。また、第2のSH端子61Bの電位はクランプ電位Vclとなる。
次に、タイミングt8において画素リセット信号線57の電位をHレベルとし、FD部23の電位をリセット電位Vrstに設定する。これによりFD部23の電位はΔV2だけ上昇する。ΔV2の値は、PD21に蓄積された電荷がQpdであり、FD部23に蓄積された電荷がQfdの場合には、Qpd+Qfd)/(Cfd+C)となる。同時に、第2のクランプスイッチ線65Bの電位をLレベルとすることにより、第2のSH端子61Bの電位が画素出力電位の変化に応じて上昇する。
次に、タイミングt9において画素リセット信号線57の電位をLレベルとし、FD部23のリセットを終了する。しかし、タイミングt8において開始した、画素ソースフォロアアンプによるFD部23の電位変化の出力は継続されるため、最終的に第2のSH端子61Bの電位はΔV2だけ上昇し、第2のSH容量素子47BにはVcl+ΔV2の電位が保持される。後段においてΔV1とΔV2を検出し合成すれば、広いダイナミックレンジの信号を得ることができる。
本実施形態の固体撮像装置によれば、少量の電荷Qpdを読み出すときにはFD変換ゲインを大きく、大量の電荷(Qpd+Qfd)を読み出すときにはFD変換ゲインを小さくする。これにより広いダイナミックレンジの信号を低ノイズに得ることができる。
本発明に係る固体撮像装置は、同一フレーム内の画素間又は異なるフレーム間において生成される電荷量が大きく変動する場合においても低ノイズの信号読み出しが可能であり且つ回路構成が複雑化することがない固体撮像装置を実現でき、電荷の読み出しノイズが小さい固体撮像素子等として有用である。
本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の要部を示す回路図である。 (a)及び(b)は本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置を示す回路図であり、(a)は第1の駆動設定を示す回路図であり、(b)は第2の駆動設定を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の他の例を示す回路図である。実施の形態1における他の画素構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置の要部を示す回路図である。 本発明の第4の実施形態に係る固体撮像装置の要部を示す回路図である。 本発明の第4の実施形態に係る固体撮像装置の動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
10 画素アレイ
11 画素
12 垂直シフトレジスタ
13 画素駆動回路
14 ノイズキャンセル回路
15 マルチプレクサ
16 水平シフトレジスタ
17 出力アンプ
21 フォトダイオード
21A 第1のフォトダイオード
21B 第2のフォトダイオード
21C 第3のフォトダイオード
21D 第4のフォトダイオード
22 転送トランジスタ
22A 第1の転送トランジスタ
22B 第2の転送トランジスタ
22C 第3の転送トランジスタ
22D 第4の転送トランジスタ
23 フローティングディフュージョン部
24 リセットトランジスタ
25 読み出しトランジスタ
26 選択トランジスタ
27 容量素子
33 駆動設定切り替えスイッチ
35 電流源
41A 第1の入力スイッチ
41B 第2の入力スイッチ
46 クランプ容量素子
46A 第1のクランプ容量素子
46B 第2のクランプ容量素子
47 サンプルホールド容量素子
47A 第1のサンプルホールド容量素子
47B 第2のサンプルホールド容量素子
48 クランプスイッチ
48A 第1のクランプスイッチ
48B 第2のクランプスイッチ
51 第1の共通信号線
52 第2の共通信号線
54 駆動スイッチ信号線
55 画素駆動線
56 電荷転送信号線
56A 第1の電荷転送信号線
56B 第2の電荷転送信号線
56C 第3の電荷転送信号線
56D 第4の電荷転送信号線
57 画素リセット信号線
58 画素選択信号線
59 リセット線
60 画素信号読み出し端子
61 サンプルホールド端子
61A 第1のサンプルホールド端子
61B 第2のサンプルホールド端子
65 クランプスイッチ線
65A 第1のクランプスイッチ線
65B 第2のクランプスイッチ線
66A 第1の入力スイッチ線
66B 第2の入力スイッチ線
67 クランプ線
70 周辺回路
71 処理部
72 アナログデジタル変換器
73 積算部
74 駆動制御部

Claims (15)

  1. それぞれが行列状に形成され、入射光の光量に応じた画素信号を出力する複数の画素及び各画素の画素信号を読み出す周辺回路を備え、
    前記各画素は、
    前記入射光を光電変換するフォトダイオードと、
    前記フォトダイオードが生成した電荷を蓄積するフローティングディフュージョン部と、
    前記フローティングディフュージョン部を介在して前記フォトダイオードと電気的に接続され、前記フォトダイオードが生成した電荷に応じた電圧を前記画素信号として読み出す読み出しトランジスタとを有し、
    前記周辺回路は、
    前記各画素における前記読み出しトランジスタの第1のソースドレイン端子と電気的に接続された第1の共通信号線と、
    前記各画素における前記読み出しトランジスタの第2のソースドレイン端子と電気的に接続された第2の共通信号線と、
    前記第1の共通信号線に電源電位を印加し且つ前記第2の共通信号線に前記画素信号を読み出す第1の駆動設定と、前記第2の共通信号線に電源電位を印加し且つ前記第1の共通信号線に前記画素信号を読み出す第2の駆動設定とを切り替える駆動設定切り替えスイッチとを有し、
    前記読み出しトランジスタのゲート端子と前記第1の共通信号線との間の容量値は、前記読み出しトランジスタのゲート端子と前記第2の共通信号線との間の容量値よりも大きいことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記各画素は、所定の色のカラーフィルタをそれぞれ有し、
    前記駆動設定切り替えスイッチは、前記画素信号を読み出す画素が有する前記カラーフィルタの色に応じて、前記第1の駆動設定と前記第2の駆動設定とを切り替える回路であることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記複数の画素は、第1の色のカラーフィルタを有する第1の画素と、第2の色のカラーフィルタを有する第2の画素と、第3の色のカラーフィルタを有する第3の画素とを複数含み、
    前記周辺回路は、あらかじめ第1の駆動設定において、前記複数の第1の画素の少なくとも一部、複数の第2の画素の少なくとも一部及び複数の第3の画素の少なくとも一部に対して、前記画素信号の平均値をそれぞれ求め、求めた平均値を互いに比較し、前記第1の画素の画素信号を読み出す場合、第2の画素の画素信号を読み出す場合及び第3の画素の画素信号を読み出す場合のそれぞれについて、前記比較結果に応じて前記駆動設定切り替えスイッチを駆動して前記第1の駆動設定と前記第2の駆動設定とを切り替える処理部を有していることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  4. 前記各画素は、前記フォトダイオードと前記フローティングディフュージョン部との間に電気的に接続された転送トランジスタを有していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  5. 前記各画素は、複数の前記フォトダイオード及び前記各フォトダイオードと前記フローティングディフュージョン部との間にそれぞれ電気的に接続された複数の転送トランジスタを有し、
    前記駆動設定切り替えスイッチは、前記複数のフォトダイオードの電荷を前記フローティングディフュージョン部において加算して前記画素信号を読み出す場合には、前記第1の駆動設定とし、前記各フォトダイオードの電荷をそれぞれ読み出す場合には、前記第2の駆動設定とする回路であることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  6. 前記各画素は、前記フォトダイオードと前記フローティングディフュージョン部との間に電気的に接続された転送トランジスタをそれぞれ有し、
    前記駆動設定切り替えスイッチは、前記フローティングディフュージョン部に蓄積された電荷を読み出す場合には、前記第1の駆動設定とし、前記フォトダイオードに蓄積された電荷を読み出す場合には、前記第2の駆動設定とする回路であることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  7. 前記読み出しトランジスタのゲート端子と前記第1のソースドレイン端子間の寄生容量は、前記読み出しトランジスタのゲート端子と前記第2のソースドレイン端子間の寄生容量よりも大きいことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  8. 前記第1のソースドレイン端子と前記第1の共通配線とを接続する配線の配線容量は、前記第2のソースドレイン端子と前記第2の共通配線とを接続する配線の配線容量よりも大きいことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  9. 前記各画素は、前記読み出しトランジスタのゲート端子と前記第1の共通信号線との間に接続された第1の容量素子を有していることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  10. 前記各画素は、前記読み出しトランジスタのゲート端子と前記第1の共通信号線との間に接続された第1の容量素子と、前記読み出しトランジスタのゲート端子と前記第2の共通信号線との間に接続された第2の容量素子とを有し、
    前記第1の容量素子の容量値は、前記第2の容量素子の容量値よりも大きいことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  11. 前記各画素は、前記第1のソースドレイン端子と前記第2の共有信号線との間又は前記第2のソースドレイン端子と前記第2の共有信号線との間に電気的に接続された選択トランジスタを有していることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  12. それぞれが行列状に形成され、入射光を第1の色の光、第2の色の光及び第3の色の光のいずれか1つに制限するカラーフィルタと、前記入射光を光電変換するフォトダイオードと、前記フォトダイオードの信号電荷を出力する読み出しトランジスタとを有し、前記読み出しトランジスタのゲート端子と第1のソースドレイン端子との間の容量値がゲート端子と第2のソースドレイン端子との間の容量値よりも大きい複数の画素と、
    それぞれが列ごとに形成され前記各読み出しトランジスタの第1のソースドレイン端子と電気的に接続された複数の第1の共通信号線及び第2のソースドレイン端子と電気的に接続された複数の第2の共通信号線とを備えた固体撮像装置の駆動方法であって、
    前記第1の色の光が入射する画素について、前記第2の共通信号線に電源電位を印加することにより前記信号電荷に対応した信号を前記第1の共通信号線に読み出すステップと、
    前記第1の色の光が入射する画素以外の画素について、前記第1の共通信号線に電源電位を印加することにより前記信号電荷に対応した信号を前記第2の共通信号線に読み出すステップとを備えていることを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  13. それぞれが行列状に形成され、入射光を第1の色の光、第2の色の光及び第3の色の光のいずれか1つに制限するカラーフィルタと、前記入射光を光電変換するフォトダイオードと、前記フォトダイオードが生成した信号電荷を出力する読み出しトランジスタとを有し、前記読み出しトランジスタのゲート端子と第1のソースドレイン端子との間の容量値がゲート端子と第2のソースドレイン端子との間の容量値よりも大きい複数の画素と、
    それぞれが列ごとに形成され前記各読み出しトランジスタの第1のソースドレイン端子と電気的に接続された複数の第1の共通信号線及び第2のソースドレイン端子と電気的に接続された複数の第2の共通信号線ととを備えた固体撮像装置の駆動方法であって、
    前記第1の色の光が入射する画素の少なくとも一部、前記第2の色の光が入射する画素の少なくとも一部及び前記第3の色の光が入射する画素の少なくとも一部について、前記第1の共通信号線に電源電位を印加して前記第2の共通信号線に前記信号電荷に対応したをそれぞれ読み出し、読み出した信号電荷を入射光の色ごとに積算して平均レベルをそれぞれ求めるステップ(a)と、
    前記ステップ(a)において求めた各平均レベルを互いに比較するステップ(b)と、
    前記第1の色の光が入射する画素、第2の色の光が入射する画素及び第3の色の光が入射する画素のそれぞれについて、前記ステップ(b)において求めた比較結果に応じて、前記第2の共通信号線に電源電位を印加して前記第1の共通信号線に前記信号電荷に対応した信号を読み出すか又は前記第1の共通信号線に電源電位を印加して前記第2の共通信号線に前記信号電荷に対応した信号を読み出すかを行うステップ(c)とを備えていることを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  14. 入射光を光電変換する複数のフォトダイオードと、前記各フォトダイオードが生成した信号電荷を蓄積するフローティングディフュージョン部と、前記各フォトダイオードと前記フローティングディフュージョン部との間にそれぞれ接続された複数の転送トランジスタと、前記フローティングディフュージョン部とゲート端子が接続された読み出しトランジスタとを有し、前記読み出しトランジスタのゲート端子と第1のソースドレイン端子との間の容量値がゲート端子と第2のソースドレイン端子との間の容量値よりも大きい画素と、
    前記各読み出しトランジスタの第1のソースドレイン端子と接続された複数の第1の共通信号線及び第2のソースドレイン端子と接続された複数の第2の共通信号線を有する周辺回路とを備えた固体撮像装置の駆動方法であって、
    前記複数の転送トランジスタのうちの一つを駆動することにより、駆動した転送トランジスタと接続された前記フォトダイオードの信号電荷を前記フローティングディフュージョン部に転送するステップ(a)と、
    前記ステップ(a)に続いて、前記第2の共通信号線に電源電位を印加することにより、前記フローティングディフュージョン部に蓄積された信号電荷に対応する信号を前記第1の共通信号線に読み出すステップ(b)と、
    前記複数の転送トランジスタのうちの少なくとも2つを駆動することにより、駆動した各転送トランジスタと接続された前記各フォトダイオードの信号電荷を前記フローティングディフュージョン部にそれぞれ転送して加算するステップ(c)と、
    前記ステップ(c)に続いて、前記第1の共通信号線に電源電位を印加することにより、前記フローティングディフュージョン部に蓄積された信号電荷に対応する信号を前記第2の共通信号線に読み出すステップ(d)とを備えていることを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  15. 入射光を光電変換するフォトダイオードと、前記フォトダイオードが生成した信号電荷を蓄積するフローティングディフュージョン部と、前記フォトダイオードと前記フローティングディフュージョン部との間に接続された転送トランジスタと、前記フローティングディフュージョン部とゲート端子が接続された読み出しトランジスタとを有し、前記読み出しトランジスタのゲート端子と第1のソースドレイン端子との間の容量値がゲート端子と第2のソースドレイン端子との間の容量値よりも大きい画素と、
    前記各読み出しトランジスタの第1のソースドレイン端子と接続された複数の第1の共通信号線及び第2のソースドレイン端子と接続された複数の第2の共通信号線を有する周辺回路とを備えた固体撮像装置の駆動方法であって、
    前記フォトダイオードに信号電荷を生成させ、前記フォトダイオードからオーバーフローした信号電荷を前記フローティングディフュージョン部に蓄積するステップ(a)と、
    前記ステップ(a)に続いて、前記第1の共通信号線に電源電位を印加することにより、前記フローティングディフュージョン部に蓄積された信号電荷に対応した信号を前記第2の共通信号線に読み出すステップ(b)と、
    前記ステップ(b)に続いて、前記転送トランジスタを駆動することにより、前記フォトダイオードの信号電荷を前記フローティングディフュージョン部に転送するステップ(c)と、
    前記ステップ(c)に続いて、前記第2の共通信号線に電源電位を印加することにより、前記フローティングディフュージョン部に蓄積された信号電荷に対応した信号を前記第1の共通信号線に読み出すステップ(d)と、
    前記ステップ(b)において読み出された信号と前記ステップ(d)において読み出された信号とを組み合わせて演算を行いフォトダイオードの信号電荷とフローティングディフュージョン部にオーバーフローする信号電荷の和に対応した信号を検出するステップ(e)とを備えていることを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
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