JP2016032460A - 根菜類収穫機 - Google Patents

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Abstract

【課題】
茎葉部を挟持搬送終端部で確実に排出できると共に、排出された茎葉部が作物の掘り起こし作業や回収作業を妨げない根菜類収穫機を提供する。
【解決手段】
茎葉Kを掘起し無端帯44で挟持搬送して作物Gを掘り起こす掘起し搬送装置40を設け、掘起し搬送装置40で搬送中の作物Gの茎葉Kを切断する切断装置70を設けた根菜類収穫機において、切断装置70が切断した茎葉Kを掘起し搬送装置40から離脱させる茎葉離脱部材100,101を掘起し搬送装置40の挟持搬送終端部に設け、茎葉離脱部材100,101の後部を掘起し搬送装置40の後端部よりも機体後側に突出させると共に、茎葉離脱部材100,101の突出部を挟持搬送終端部から離間する方向に屈曲させる構成とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、収穫の際に大きな引抜力を要する、大根などの根菜類の収穫作業を補助する根菜類収穫機に関するものである。
先行特許文献1に記載の作業機は、引抜搬送装置で作物の茎葉部を挟持して圃場から作物を引き上げ、葉部切断装置で茎葉部の上部を切断したうえで作物を圃場に戻す一方、切断された茎葉部の上部を搬送して引抜搬送装置の挟持搬送終端部から排出する。収穫作業者は作物に残された茎葉部を掴むと軽い力で作物を抜き取って回収することができるので、省力化が図られる。
特許第5045530号公報
しかしながら、茎葉部に水や泥が付着していると、茎葉部は引抜搬送装置の搬送無端帯に張り付くことがある。挟持搬送終端部から排出されなかった茎葉部は、搬送無端帯の回転に伴って機体前側に移動し、再び挟持搬送始端部まで移動してくる。
このとき、引抜搬送装置が他の作物の茎葉部を挟持していると、引抜搬送装置の挟持搬送始端部に入り込む茎葉部の径が大きくなるので、茎葉部が詰まって移動しなくなり、作物の掘り起こしができなくなる問題がある。
茎葉部の詰まりが発生すると、作物の掘り起こし作業を一時中断し、引抜搬送装置を開放して茎葉部の詰まりを解消する必要が生じるので、その分作業能率が低下すると共に、作業者が余分な作業を行う問題が生じる。
また、特許文献1の引抜搬送装置の挟持搬送終端部から排出される茎葉部は、掘り起こされた作物上や、未掘り起こしの作物の茎葉部上に落下し得る。
掘り起こされた作物上に茎葉部があると、作業者が切り残された茎葉部を掴んで作物を引き抜く際に、上にある茎葉部が邪魔になり、作業能率が低下する問題がある。
また、未掘り起こし前の作物の茎葉部上に切断された茎葉部があると、引抜搬送装置が挟持する茎葉部の径が大きくなり、茎葉部が詰まって移動しなくなり、作物の掘り起こしができなくなる問題がある。
本発明は、この問題を解決すべく、茎葉部を挟持搬送終端部で確実に排出できると共に、排出された茎葉部が作物の掘り起こし作業や回収作業を妨げない根菜類収穫機を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
請求項1に記載の発明は、茎葉(K)を掘起し搬送装置(40)で挟持搬送して作物(G)を掘り起こす掘起し搬送装置(40)を設け、該掘起し搬送装置(40)で搬送中の作物(G)の茎葉(K)を切断する切断装置(70)を設けた根菜類収穫機において、該切断装置(70)が切断した茎葉(K)を掘起し搬送装置(40)から離脱させる茎葉離脱部材(100,101)を設けたことを特徴とする根菜類収穫機である。
請求項2に記載の発明は、前記掘起し搬送装置(40)の挟持搬送終端部に前記茎葉離脱部材(100,101)を設け、該茎葉離脱部材(100,101)の後部を前記掘起し搬送装置(40)の後端部よりも機体後側に突出させると共に、該茎葉離脱部材(100,101)の突出部を挟持搬送終端部から離間する方向に屈曲させたことを特徴とする請求項1に記載の根菜類収穫機である。
請求項3に記載の発明は、前記茎葉離脱部材(100,101)は、前記掘起し搬送装置(40)の上方及び下方を通過して機体後側に突出することを特徴とする請求項2に記載の根菜類収穫機である。
請求項4に記載の発明は、前記掘起し搬送装置(40)は、掘起し機枠(48)の機体前側に掘起し従動回転体(42)を設け、機体後側で且つ機体外側に掘起し駆動回転体(41)を設け、該掘起し駆動回転体(41)よりも機体後側で且つ機体内側に掘起し伝動回転体(43)を設け、該掘起し駆動回転体(41)と掘起し従動回転体(42)と掘起し伝動回転体(43)に前記掘起し無端帯(44)を巻回して構成し、前記掘起し伝動回転体(43)と掘起し無端帯(44)の左右間に前記茎葉離脱部材(100,101)を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の根菜類収穫機である。
請求項5に記載の発明は、前記掘起し伝動回転体(43)の回転軸に、前記茎葉離脱部材(100,101)を打撃する打撃回転体(104,105)を設けたことを特徴とする請求項4に記載の根菜類収穫機である。
請求項6に記載の発明は、前記掘起し搬送装置(40)の側方に圃場を走行する走行輪(26)を設け、前記掘起し搬送装置(40)の挟持搬送終端部の下方に、排出される茎葉(K)を排出案内する排葉案内部材(103)を機体外側に向かって下方傾斜させて設け、前記走行輪(26)に該排葉案内部材(103)から排出される茎葉(K)が走行輪(26)に接触することを規制する接触規制部材(26a)を設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の根菜類収穫機である。
請求項7に記載の発明は、前記掘起し搬送装置(40)の搬送終端部の下方に前記排葉案内部材(103)を回動させる排葉回動軸(102)を設け、該排葉案内部材(103)の傾斜姿勢を変更して茎葉(K)の排出位置を変更可能に構成したことを特徴とする請求項6に記載の根菜類収穫機である。
請求項1に記載の発明によれば、茎葉(K)を茎葉離脱部材(100,101)で掘起し搬送装置(40)から離脱させることにより、茎葉(K)が掘起し搬送装置(40)に搬送され続けることを防止できるので、茎葉(K)が溜まって掘起し搬送装置(40)を詰まらせ、作物(G)の掘り起こし作業が中断されることが防止され、作業能率が向上する。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、掘起し搬送装置(40)の挟持搬送終端部で排出されなかった茎葉(K)を茎葉離脱部材(100,101)に接触させて離脱させることができるので、掘起し搬送装置(40)の挟持搬送始端部に移動した茎葉(K)が圃場から掘り起こされる作物(G)の茎葉(K)と共に挟持され、掘起し搬送装置(40)を詰まらせて停止させることが防止され、作業能率が向上する。
また、茎葉離脱部材(100,101)の突出部を挟持搬送終端部から離間する方向に屈曲させたことにより、排出される茎葉(K)が掘起し搬送装置(40)と茎葉離脱部材(100,101)の間に詰まることを防止できるので、作物(G)の掘り起こし作業が中断されることが防止され、作業能率が向上する。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加えて、茎葉離脱部材(100,101)が掘起し搬送装置(40)の上方及び下方を通過して機体後側に突出することにより、掘起し搬送装置(40)に搬送される姿勢にかかわらず茎葉(K)を茎葉離脱部材(100,101)に接触させることができるので、茎葉(K)を掘起し搬送装置(40)から確実に離脱させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の発明の効果に加えて、掘起し駆動回転体(41)を機体後側で且つ機体外側に設けたことにより、掘起し駆動回転体(41)を茎葉(K)の挟持搬送作用域から離間させることができるので、茎葉(K)が掘起し駆動回転体(41)やその回転軸に絡み付いて掘起し搬送装置(40)が停止することが防止され、作業能率が向上する。
また、掘起し伝動回転体(43)と掘起し無端帯(44)の左右間に茎葉離脱部材(100,101)を設けたことにより、挟持搬送終端部で排出されなかった茎葉(K)が掘起し伝動回転体(43)やその回転軸に絡み付くことを防止できるので、絡み付いた茎葉(K)を除去する作業が不要となり、作業者の労力が軽減される。
請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明の効果に加えて、茎葉離脱部材(100,101)を打撃する打撃回転体(104,105)を設けたことにより、打撃により茎葉離脱部材(100,101)を振動させることができるので、茎葉(K)と茎葉離脱部材(100,101)の接触機会が増え、いっそう確実に茎葉(K)を掘起し搬送装置(40)から離脱させることができる。
また、掘起し伝動回転体(43)の回転軸に打撃回転体(104,105)を設けたことにより、打撃回転体(104,105)を回転させる伝動機構を別途形成する必要がなく、部品点数の削減や、構成の簡潔化が図られる。
請求項6記載の発明によれば、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、排出案内部材(103)を機体外側に向けて下方傾斜させることにより、排出された茎葉(K)が未掘り起こしの作物(G)上に落下することを防止できるので、掘起し搬送装置(40)が挟持した茎葉(K)が詰まって搬送されなくなることが防止され、作物(G)の掘り起こし作業が中断されることがなく、作業能率が向上する。
また、走行輪(26)に接触規制部材(26a)を設けたことにより、排葉案内部材(103)から排出された茎葉(K)が走行輪(26)に接触することを防止できるので、走行輪(26)に絡み付いた茎葉(K)を取り除く作業が不要となり、機体の掃除が容易になる。
さらに、走行輪(26)に接触した茎葉(K)が踏み潰され、圃場に埋められることを防止できるので、茎葉(K)の回収作業の能率が向上する。
請求項7記載の発明によれば、請求項6に記載の発明の効果に加えて、排葉回動軸(102)を回動支点として排葉案内部材(103)の傾斜姿勢を変更することにより、茎葉(K)の排出位置を変更することができるので、未掘り起こしの作物(G)や走行輪(26)から離間する位置に茎葉(K)を排出案内することができ、掘起し搬送装置(40)の詰まりや走行輪(26)に茎葉(K)が接触することが防止される。
根菜類収穫機の側面図 根菜類収穫機の平面図 根菜類収穫機の掘起し搬送装置の平面図 根菜類収穫機の切断装置の構成図 切断装置の作業説明図 根菜類収穫機の照明装置周辺の側面図 根菜類収穫機の左前輪周辺の斜視図 根菜類収穫機の前輪の構成 根菜類収穫機の要部背面図 根菜類収穫機の要部背面図 根菜類収穫機の2条植の畝での作業の説明図 根菜類収穫機の3条植の畝での作業の説明図(前半) 根菜類収穫機の3条植の畝での作業の説明図(後半) 打撃カムと肩揃えマーカを備える根菜類収穫機の側面図 打撃カムと肩揃えマーカを備える根菜類収穫機の平面図 (a)打撃カムの参考平面図(b)別構成例の打撃カムの参考平面図 別構成例の打撃カムの参考平面図 (a)肩揃えマーカの要部拡大図(b)別構成例の肩揃えマーカの要部拡大図 傾斜時のアクチュエータ制御を示すブロック図 別構成例の根菜類収穫機の側面図 別構成例の根菜類収穫機の平面図
上記技術思想に基づき、具体的に構成された実施の形態について、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本原稿においては、根菜類収穫機の前進方向に向かってそれぞれ左右、前後という。
図1及び図2には、本発明の第一実施形態にかかる根菜類収穫機を示す。図1は根菜類収穫機の右側面図、図2は図1のP矢視方向の平面図である。本実施形態にかかる根菜類収穫機は、根菜類である大根の引抜作業と、茎葉の切断作業を行う作業機である。
この根菜類収穫機は、機体全体に動力を供給する動力部Aと、機体の走向や旋回を操作する操縦部Bと、機体を走行させる走行部Cと、圃場の大根Gの茎葉Kを挟持して、大根Gを圃場から引き抜くと共に、引き抜いた大根Gから切除された茎葉Kを機体後方に搬送して圃場に排出する引抜搬送部Dから構成する。
根菜類収穫機は、引抜搬送部Dで作物の茎葉Kを挟持して圃場から作物を引き上げ、茎葉Kの上部を切断したうえで作物を圃場に戻す一方、切断された茎葉Kの上部を別途搬送して排出する。収穫作業者は作物に残された茎葉Kを掴むと軽い力で作物を抜き取って回収することができ、省力化を図ることができる。以下、各部の詳細を具体的に記載する。
動力部A、及び操縦部Bの構成について説明する。
動力部A及び操縦部Bは、根菜類収穫機の機体を構成する機体フレーム8の後部に設ける。動力部Aはエンジン2と、このエンジン2からの動力を受け走行部Cや引抜搬送部D等に動力を供給するミッションケース3を備える。
操縦部Bを構成する左右の操縦部材13、13は、前記機体フレーム8の後端部に設ける。加えて機体の走行と停止を切り換える走行クラッチレバー15と、引抜搬送部Dの駆動を入切する作業クラッチレバー16とをミッションケース3に設ける。また、後述する走行部Cの左右チェーンケース17,17への動力伝達を入切する左右のサイドクラッチレバー18,18を、左右の操縦ハンドル13,13の下部に取り付ける。更に後述する切断装置70の切断刃71を上下させる上下操作レバー74を、左側の操縦部材13の更に左側方に設ける。
次に、走行部Cの構成について説明する。
走行部Cは、走行装置と、この走行装置への伝動装置により構成する。本実施形態において走行装置は、機体左右一側に設ける前輪27と、左右の後輪26、26により構成し、ミッションケース3からの動力により左右の後輪26、26を駆動する。走行装置への伝動装置は、左右の後輪26を備える左右のチェーンケース17と、左側のチェーンケース17の位置を左右に変更する間隔調節装置20と、により構成し、ミッションケース3の左右に突出した出力軸3aからの動力を、チェーンケース17内のチェーン25を介して後輪26の車軸21へ伝動する。なおチェーンケース17は、出力軸3aを回動支点として上下に回動可能である。
次に、引抜搬送部Dについて説明する。
引抜搬送部Dは、機体前方で、茎葉Kを引き起こして掻き込む縦掻込装置50及び横掻込装置51と、これらの掻込装置50、51から案内された茎葉Kを受け取り挟持する、ベルトを巻き回した一対の周回ベルト機構からなる掘起し搬送装置40と、この掘起し搬送装置40で搬送中の大根Gの茎葉Kの上部を切断する切断装置70と、掘起し搬送装置40等の上方に配置する照明装置61とにより構成する。
縦掻込装置50及び横掻込装置51は、複数のプーリにラグ付ベルト52を巻き回して構成する。これらの掻込装置50、51は、右側の伝動ケース4内のベベルギアセットによる分岐伝動機構により分岐した動力により駆動する。掘起し搬送装置40は、大根Gの茎葉Kを挟持して、茎葉Kを搬送することで大根Gを掘り起こすもので、左右の駆動輪である後輪26,26間の右側の偏倚する位置に配置する。
図2で示すとおり、該縦掻込装置50は、左側の機体フレーム8に設ける縦掻込回動アーム50aで上下回動自在に支持すると共に、横掻込装置51から駆動力を受ける引起し伝動ケース53で支持されている。一方、該横掻込装置51は、ミッションケース3からの駆動伝動軸(図示省略)と、操縦部Bから機体前側に向かう、引起し高さ調節ロッド51aで支持されている。該引起し高さ調節ロッド51aは、操縦部B側の引起し調節ハンドル51bを操作すると伸縮し、前記縦掻込装置50及び横掻込装置51の引起し作業高さを変更する構成としている。
これにより、大根Gの茎葉Kの長さや量に合わせて縦掻込装置50及び横掻込装置51の上下位置を変更することができるので、茎葉Kを掘起し搬送装置40の挟持始端部に案内して、確実に大根Gを掘り起こすことが可能となり、作業者が掘り起こされなかった大根Gを掘り起こす作業が不要となり、作業者の労力が軽減される。
図14及び図15で示すとおり、前記縦掻込装置50及び横掻込装置51に、大根Gの茎葉Kの切断位置を決める目安となる肩揃えマーカ106,106を各々設ける。該左右の肩揃えマーカ106,106は、前記縦掻込装置50及び横掻込装置51から掘起し搬送装置40の挟持搬送始端部に向かい、且つ機体後側ほど左右間隔が狭くなる配置構成とする。該左右の肩揃えマーカ106,106の後端部は、掘起し搬送装置40を構成する左右の掘起し無端帯44,44の前端位置の下方に臨ませる。
前記左右の肩揃えマーカ106,106の基部プレート106a,106aには、左右方向の長孔を形成して左右の肩揃えマーカ106,106の左右間隔を調節可能に構成すると共に、縦掻込装置50と横掻込装置51に取付孔(図示省略)を上下方向に亘って複数形成し、該左右の基部プレート106a,106aを取り付ける位置を変更することで、上下位置を調節可能に構成する。
上記構成としたことにより、縦掻込装置50及び横掻込装置51で茎葉Kを引き起こした大根Gの上面に左右の肩揃えマーカ106,106を接触させてから掘起し搬送装置40で掘り起こすことにより、後述する切断装置70が大根Gから茎Kを切断する上下位置を揃えることができるので、大根Gに残っている茎葉Kの長さが略同じになり、作業者は茎葉Kを掴んで大根Gの回収作業を容易に行える。
また、大根Gの生育状態や茎葉Kの量に合わせて左右の肩揃えマーカ106,106の左右間隔及び上下位置を調節することにより、肩揃えマーカ106,106が茎葉Kに阻まれて大根Gに接触せず、茎葉Kの切断位置が揃えられなくなることが防止できるので、茎葉Kの切断位置が安定し、大根Gの回収作業の能率が向上する。
そして、縦掻込装置50と横掻込装置51によって掻き上げられなかった茎葉Kを左右の肩揃えマーカ106,106で掬い上げることができるので、掘起し搬送装置40の挟持搬送作用域の左右に垂れる茎葉Kが掘起し搬送装置40上に溜まり、回転軸などに絡み付いて掘起し搬送装置40を停止させることが防止され、大根Gの収穫作業の能率が向上する。
なお、左右の肩揃えマーカ106,106が大根Gや茎葉Kに接触して傷つけることを防止すべく、左右の肩揃えマーカ106,106の表面は合成樹脂やゴム等の軟質材料で被覆すると共に、図18(a)で示すとおり、左右の肩揃えマーカ106,106の後端部を機体外側に折り曲げてR形状とする。あるいは、図18(b)で示すとおり、左右の肩揃えマーカ106,106の後端部に、球形の接触体106g,106gを各々設けてもよい。
また、作業者が左右の肩揃えマーカ106,106を視認しやすくすべく、左右の肩揃えマーカ106,106の色を赤や黄色、あるいは蛍光色とすると、茎葉Kが多くても、左右の肩揃えマーカ106,106を接触させるべき大根Gの位置がわかりやすくなる。
これにより、左右の肩揃えマーカ106,106が大根Gを傷付けることを防止できるので、大根Gの商品価値が維持される。
なお、前記引起し高さ調節ロッド51aの上部に、引起し高さ調節ロッド51aと略平行姿勢で肩揃え調節ワイヤ106c,106cを各々設け、該肩揃え調節ワイヤ106c,106cの一端部を左右の肩揃えマーカ106,106に連結する。そして、該肩揃え調節ワイヤ106c,106cの他端部を引起し調節ハンドル51bの近傍に設ける肩揃え調節レバー106b,106bに各々連結し、該左右の肩揃え調節レバー106b,106bを操作すると左右の肩揃えマーカ106,106の上下位置が変更される構成としてもよい。
これにより、作業者は操縦部Bから移動することなく左右の肩揃えマーカ106,106の上下位置を変更することができるので、掘り起こす大根Gに合わせて左右の肩揃えマーカ106,106の上下位置を速やかに変更でき、作業能率が向上する。
また、機体の左右一側に設ける前記前輪27は、平面視で横掻込装置51の機体外側の下方に配置する。該前輪27は、右側の機体フレーム8の下部に回動自在に設ける前輪アーム27aの機体前端部に前輪車軸を介して回転自在に設ける。
そして、該前輪アーム27aに連動して前後回動する回動アーム27bを、該前輪アーム27aの回動軸に機体上方に向けて設け、該回動アーム27bの上端部に、回動アーム27bを前後方向に回動させると共に前輪アーム27aを上下回動させて前輪27の上下位置を変更する、伸縮自在な前輪高さ調節ロッド27cを連結する。該前輪高さ調節ロッド27cの後端部の操作ハンドル27dは操縦部B側に臨ませる。
作業者が該操作ハンドル27を操作すると前輪高さ調節ロッド27cが伸縮し、これにより回動アーム27bが前後回動すると前輪アーム27aが上下回動し、前輪27の上下位置が変更され、機体の傾斜角度が変更され、掘起し搬送装置40が大根Gを掘り起こす上下位置が変更される構成である。
上記により、前輪27の上下位置を操作して掘起し搬送装置40の大根Gの掘り起こし作業高さを変更することができるので、大根Gの生育状態に合わせて左右の肩揃えマーカ106,106を接触させる位置を容易に変更でき、茎葉Kの切断位置が揃えられ、大根Gの回収作業能率が向上する。
また、作業者は操縦部B、即ち機体後方から移動することなく前輪27の上下位置を操作することができるので、走行を停止することなく掘り起こす大根Gに合わせた掘り起こし作業高さを調節することが可能となり、作業能率が向上する。
なお、前記左右の機体フレーム8,8のどちらか一方に、機体の傾斜角度を検知する傾斜センサ107を設け、該傾斜センサ107の検知する傾斜角度が変わると、左右のチェーンケース17,17が傾斜角度の変更に合わせて回動する構成としてもよい。
このとき、図19に示すとおり、前記左右のチェーンケース17,17の上方に、傾斜センサ107から信号を受けると作動するアクチュエータ108,108を各々設ける構成とする。該左右のアクチュエータ108,108は、電動シリンダや油圧シリンダ、あるいは電動モータに設けるピニオンギアの回転によって移動するラックギアとする。
上記により、前輪27の上下高さを変更して機体の傾斜姿勢を変更した際、後輪26,26に駆動力を供給する左右のチェーンケース17,17の角度が変更されることにより、掘起し搬送装置40の傾斜角度を大根Gの掘り起こし作業に適さした角度(例:15度以上30度未満)に維持することができるので、大根Gが掘り起こされずに残ることが防止され、作業者が大根Gを引き抜き収穫する作業に要する労力が軽減される。
引抜搬送部Dを構成する掘起し搬送装置40について、図3を用いて詳細に説明する。掘起し搬送装置40は、複数のプーリにベルトである無端帯を巻き回した掘起し周回無端帯機構45,45を左右に配置して構成する。該左右の掘起し周回無端帯機構45,45は、左右の掘起しフレーム48,48の前端部に左右の掘起し従動プーリ42,42を各々回転自在に設け、該左右の掘起しフレーム48,48の機体後側で且つ左右両外側に左右の掘起し駆動プーリ41,41を各々設けると共に、該左右の掘起しフレーム48,48の機体後端部で且つ機体内側に左右の掘起し伝動プーリ43,43を回転自在に設ける。
そして、前記左右の掘起し駆動プーリ41,41と掘起し従動プーリ42,42と掘起し伝動プーリ43,43に亘って、大根Gの茎葉Kを挟持搬送する左右の掘起し無端帯44,44を各々巻回する。該左右の掘起し無端帯44,44のうち、大根Gの茎葉Kを挟持する挟持搬送作用面には、斜め方向の凹凸突起を連続して形成すると、茎葉Kに水等が付着していても滑って抜けることを防止でき、大根Gの抜き残しの発生が防止される。
さらに、前記左右の掘起し駆動プーリ41,41と左右の掘起し従動プーリ42,42の前後間で、且つ機体外側に、前記左右の掘起し無端帯44,44を巻回域内から押圧する左右の内側テンションプーリ47a,47aと、該左右の内側テンションプーリ47a,47aよりも機体後側で左右の掘起し無端帯44,44を巻回域外から押圧する左右の外側テンションプーリ47b,47bを回転自在に設けて、前記左右の掘起し無端帯44,44に生じる弛みを抑える張力を生じさせる。
そして、前記前記左右の掘起し駆動プーリ41,41と左右の掘起し従動プーリ42,42の前後間で、且つ、左右の掘起し無端帯44,44の挟持搬送作用域に、該左右の掘起し無端帯44,44を巻回域内から押圧して挟持力を強める複数の挟持ローラ46,46…を各々回転自在に配置する。
該左右の挟持ローラ46,46…は、左右の掘起しフレーム48,48に左右方向に摺動自在に設ける挟持調節プレート(図示省略)に、前後方向に所定間隔を空けて配置し、この挟持調節プレートを摺動させて前記左右の掘起し無端帯44,44に接近させる、または左右の掘起し無端帯44,44から離間させることにより、大根Gの茎葉Kの量や成長具合に合わせて挟持力を調節可能に構成してもよい。
なお、左右の挟持ローラ46,46…は、平面視において、左右一側の挟持ローラ46…の前後間隔部に左右他側の挟持ローラ46…が配置される、所謂千鳥状に配置すると、挟持力の強くなる部分が前後方向に連続するので、大根Gが圃場から引き抜けず、抜き残される大根Gの発生を防止できる。
そして、前記左右の掘起しフレーム48,48上で、且つ左右の掘起し伝動プーリ43,43の下側に、前記左右の掘起し無端帯44,44に付着した茎葉Kを取り払う下部茎葉除去プレート100,100を各々設け、該左右の下部茎葉除去プレート100,100及び左右の掘起し伝動プーリ43,43の上側に、左右の上部茎葉除去プレート101,101を設ける。
該左右の上部茎葉除去プレート101,101は、左右の下部茎葉除去プレート100,100に設ける左右の連結支柱99,99によって支持する。該左右の連結支柱99,99は、前記左右の掘起し無端帯44,44の巻回域内を通過させている。
なお、前記左右の下部茎葉除去プレート100,100及び左右の上部茎葉除去プレート101,101は、左右一側に設けるものを他側に設けるものよりも機体前側に配置して、茎葉Kが入り込む機体前側の左右間隔を広くしている。また、前記左右の下部茎葉除去プレート100,100及び左右の上部茎葉除去プレート101,101の機体前端部近傍と機体後端部近傍は、各々機体外側、言い換えると、左右の掘起し無端帯44,44の挟持搬送作用域から離間する側に屈曲させ、平面視でハの字を描く構成としている。
これにより、左右の下部茎葉除去プレート100,100及び左右の上部茎葉除去プレート101,101の前端部及び後端部に茎葉Kが引っ掛かって詰まり、掘起し搬送装置40による茎葉Kの排出が行われなくなることを防止できるので、茎葉Kの除去作業が不要となり、作業能率が向上する。
前記左右の下部茎葉除去プレート100,100及び左右の上部茎葉除去プレート101,101の前端部側は、後述する切断装置70の切断刃71よりも機体後方に、間隔を空けて臨ませる。
これにより、左右の下部茎葉除去プレート100,100及び左右の上部茎葉除去プレート101,101が切断装置70に干渉することがなく、切断装置70の破損が防止される。
また、左右の下部茎葉除去プレート100,100及び左右の上部茎葉除去プレート101,101が切断中の茎葉Kに接触して大根Gの姿勢を乱し、茎葉Kの切断位置が乱れることを防止できるので、大根Gに多く残った茎葉Kを作業者が手作業で除去する作業が不要になり、作業者の労力が軽減されると共に、大根Gが切断されてしまい、収穫量が減少することが防止される。
前記左右の下部茎葉除去プレート100,100及び左右の上部茎葉除去プレート101,101の後端部側、即ち平面視でハの字を描く箇所は、左右の掘起し無端帯44,44よりも機体後側に突出しており、掘起し搬送装置40の搬送終端部から茎葉Kが排出される位置よりも機体外側に位置している。
これにより、左右の下部茎葉除去プレート100,100及び左右の上部茎葉除去プレート101,101は茎葉Kの排出を妨げることがなく、且つ掘起し搬送装置40の搬送終端部から排出されず、左右の掘起し無端帯44,44の非挟持搬送作用側(機体外側)に移動する茎葉Kに接触して擦り落とすことができるので、掘起し搬送装置40の搬送始端部まで移動し、引抜前の茎葉Kと共に挟持されて、詰まりが発生することが防止される。
また、非挟持搬送作用側で移動中に茎葉Kが落下し、左右の掘起し駆動プーリ41,41等の回転軸に巻き付いたり、機体の各所に張り付いたりすることを防止できるので、茎葉Kを除去する作業が不要となり、作業者の労力が軽減される。
そして、左右の掘起し伝動プーリ43,43の上下、即ち左右の掘起し無端帯44,44の上下に左右の下部茎葉除去プレート100,100及び左右の上部茎葉除去プレート101,101を設けたことにより、茎葉Kの張り付き方に係らず、左右の下部茎葉除去プレート100,100と左右の上部茎葉除去プレート101,101のどちらか一方、あるいは両方が茎葉Kに接触するので、張り付いた茎葉Kが確実に除去されるので、茎葉Kが掘起し搬送装置40の後方に確実に排出される。
上記構成では、掘起し搬送装置40の搬送終端部から排出される茎葉Kは、大根Gの引き抜き作業中の圃場面に落下する。茎葉Kが未掘り起こしの大根Gの茎葉K上に落下すると、該掘起し搬送装置40が茎葉Kを挟持する際に落下した茎葉Kを同時に挟持され、挟持される茎葉Kの太さが本来よりも太くなり、茎葉Kが掘起し搬送装置40を詰まらせてしまい、大根Gの引き抜き作業が中断されることがある。
上記の問題の発生を防止すべく、図9に示すとおり、左右どちらか一側の機体フレーム8の後端下部に、機体前後方向の排葉回動軸102を着脱自在に設け、該排葉回動軸102に、前記掘起し搬送装置40の搬送終端部から排出される茎葉Kを受けて機体外側、即ち左右の後輪26,26が通過する畝溝に排出する排葉シュータ103を、機体外側に向かう下り傾斜姿勢で装着する。
なお、図10に示すとおり、排葉回動軸102を取り外して反対側の機体フレーム8に装着し、この排葉回動軸102に排葉シュータ103を設けることにより、圃場の状態や大根Gの生育状況等の作業状態に合わせて茎葉Kの排出方向を変更することができ、作業条件適応性が向上する。
該排葉シュータ103は側面視でU字形状とし、排葉シュータ103の上端部が左右の機体フレーム8,8、即ち掘起し搬送装置40の後上がり傾斜姿勢と略同じ角度となるように装着する。また、前記排葉回動軸102を回動支点として回動自在とし、ピン等の固定部材(図示省略)によって回動角度を変更した状態で固定可能に構成してもよい。
上記構成としたことにより、落下した茎葉Kが未掘り起こしの大根Gの茎葉Kに接触することを防止できるので、掘起し搬送装置40が挟持する茎葉Kが太くなることが防止され、茎葉Kの詰まりにより大根Gの収穫作業が中断されることが防止され、作業能率が向上する。
また、排葉シュータ103を掘起し搬送装置40と略平行姿勢で装着することにより、引き抜かれて圃場面上に突出する大根Gの上部が排葉シュータ103に接触することを防止できるので、大根Gが傷付くことが防止され、商品価値が維持される。
なお、畝溝に茎葉Kを排出すると後輪26,26が茎葉Kを土中に埋め込むことにより、茎葉Kの回収が困難になるので、茎葉Kの落下案内位置が左右の後輪26,26よりも機体内側となるように前記排葉シュータ103を回動させ、畝の端部に排出すると問題の発生が回避できる。
このとき、畝の端部に落下した茎葉Kが後輪26に接触すると、後輪26や車軸21に絡み付くことがあるので、該後輪26の機体内側に茎葉Kの移動を規制するホイルディスク26aを設ける。
該ホイルディスク26aを設けることにより、茎葉Kが後輪26や車軸21に絡み付くことを防止できるので、茎葉Kの除去作業が不要となり、掃除に要する時間と労力が軽減される。
また、畝の端部から茎葉Kが畝溝に移動することを規制できるので、畝溝に移動した茎葉Kを後輪26で踏むことが防止され、茎葉Kの回収が容易になり、作業能率の向上や、土中に残留して腐敗した茎葉Kに菌やウィルスが繁殖し、連作障害を発生させることが防止される。
上記の構成では、左右の掘起し無端帯44,44に張り付いた茎葉Kを、左右の下部茎葉除去プレート100,100と左右の上部茎葉除去プレート101,101のどちらか一方、あるいは両方に接触させることで落下させているが、水や土の影響で強固に張り付いた茎葉Kを確実に落下させるべく、下記の構成を追加する。
図 で示すとおり、前記左右一側の掘起し伝動プーリ43,43の回転軸の上部及び下部に、前記左右の下部茎葉除去プレート100,100と左右の上部茎葉除去プレート101,101に接触して振動させる上側打撃カム104と下側打撃カム105を各々設ける。
該上側打撃カム104と下側打撃カム105は、図 で示すとおり、円形の回転体104a,105aの外周に所定間隔毎に接触突起104b…,105b…を設け、所定間隔毎に左右の下部茎葉除去プレート100,100と左右の上部茎葉除去プレート101,101に接触して振動させる構成や、図 で示すとおり、楕円形の回転体104c,105cの大径部分が所定間隔毎に左右の下部茎葉除去プレート100,100と左右の上部茎葉除去プレート101,101に振動させる構成とするとよい。
あるいは、図 で示すとおり、円形の回転体104a,105aの外周に所定間隔毎に接触突起104b…,105b…を不特定間隔を空けて設け、左右の下部茎葉除去プレート100,100と左右の上部茎葉除去プレート101,101にランダムなタイミングで接触して振動させる構成としてもよい。
前記左右の下部茎葉除去プレート100,100と左右の上部茎葉除去プレート101,101は、茎葉Kと接触する作用面を合成樹脂でコーティングしたり、表面に細かい凹凸を複数形成しておくと、茎葉Kが左右の下部茎葉除去プレート100,100と左右の上部茎葉除去プレート101,101に張り付くことが防止され、茎葉Kを除去する作業が不要となる。
上機の構成により、左右の掘起し無端帯44,44に張り付いた茎葉Kを左右の下部茎葉除去プレート100,100と左右の上部茎葉除去プレート101,101で確実に除去することができるので、茎葉Kが掘起し搬送装置40の搬送始端部まで移動し、引抜前の茎葉Kと共に挟持されて、詰まりが発生することが防止される。
また、左右の掘起し伝動プーリ43,43の回転軸に上側打撃カム104と下側打撃カム105を設けたことにより、上側打撃カム104と下側打撃カム105を回転させる伝動機構を別途形成する必要が無いので、部品点数の削減が図られると共に、伝動機構の構成の簡潔化が図られる。
なお、前記上側打撃カム104と下側打撃カム105は、掘起し伝動プーリ43,43の左右どちらか一側の回転軸にのみ設け、振動する左右の下部茎葉除去プレート100,100と左右の上部茎葉除去プレート101,101によって排出される茎葉Kを畝溝側に弾く構成としてもよい。
これにより、排出される茎葉Kが畝の端部近くに集まり、落下した茎葉Kが未掘り起こしの大根Gの茎葉Kに接触することを防止できるので、掘起し搬送装置40が挟持する茎葉Kが太くなることが防止され、茎葉Kの詰まりにより大根Gの収穫作業が中断されることが防止され、作業能率が向上する。
引抜搬送部Dを構成する切断装置70について、図4及び図5により説明する。切断装置70は、掘起し搬送装置40の下方に、かつその搬送終端部Tよりも機体前側に配置する。切断装置70は、円筒状の切断刃保持ケース72を、円筒の軸心を機体の左右水平になるように設置し、この切断刃保持ケース72に少なくとも1枚の円板状の切断刃71を取り付ける。この切断刃71により大根Gの茎葉Kが切断され、大根Gは圃場の元の穴に収まる。よって、掘起し搬送装置40で掘起し無端帯44同士が対向して茎葉Kを挟持する作物搬送軌跡は、切断刃71の切断点より機体後側で右方向に曲折する。
切断刃保持ケース72は、左右のU字固定具80、80により機体フレーム8に回動自在に固定する。切断刃保持ケース72内には、切断刃71の駆動機構を備える。具体的には切断刃保持ケース72の右側端部に、切断刃71の回転駆動力のチェーン等による伝達機構を備えた切断伝動ケース73を設け、この切断伝動ケース73からの回転動力を、左右のベベルギアセットにより切断刃71に伝動する。切断刃保持ケース72は、切断伝動ケース73に対し回動可能としている。
切断刃71の上下動作機構は、切断刃保持ケース72を、この切断刃保持ケース72の水平軸心を中心に、切断伝動ケース73に対して回動させる構成であり、切断刃保持ケース72の左側部と上下操作レバー74とを上下連繋機構75により接続する。具体的に作業者は、左側の操縦部材13の更に左側方に設けた上下操作レバー74を上下に動かし、上下連繋機構75を構成する切替アーム77を上下させ、切断刃保持ケース72に固着した接続プレート76を動作させることで、切断刃保持ケース72を回動させ、切断刃71の切断位置を上下させる。なお、切断伝動ケース73への回転動力は、右側の伝動ケース4に内包したベベルギアセットである分岐伝動機構(不図示)により、伝動ケース4から伝動する。
切断刃71を交換する際は、接続プレート76と切替アーム77の連結を解除する。接続プレート76と切替アーム77とは、接続プレート76の側方に突出した連結突起81を切替アーム77に設けた連結孔83に差し込み、ピン82で固定することにより連結しており、このピン82を外すことで作業者は連結を解除する。連結を解除した後、切断刃保持ケース72を、その円筒軸心を中心に回動させ、機体フレーム8に設けた係止部材78に接続プレート76の凹部84を嵌めることで、切断刃保持ケース72の姿勢を固定する。
切断装置70の切断刃71の上下位置を、操縦部材13の側方に設けた上下操作レバー74により変更することができるので、作物の生育状況や圃場条件に合わせて茎葉Kの切断位置を変更する必要が生じた際、作業者は切断装置70の近傍まで移動して切断高さの調節を行う必要がないので、作業能率が向上する。
上下操作レバー74を操作により、容易に切断刃71の上下位置を変更できるので、調節作業時に工具等を用意する必要がなく、作業能率が一層向上する。
伝動ケース4、4から、掘起し搬送装置40と、茎葉搬送装置90に加えて掻込装置50、51及び切断装置70に駆動力を分岐する分岐伝動機構を設けたことにより、ミッションケース3から掻込装置50、51、掘起し搬送装置40、茎葉搬送装置90、及び切断装置70への伝動経路を各々構成する必要がなく、伝動経路が簡潔な構成となり、部品点数の削減が図られ、メンテナンス性が向上すると共に、軽量化が図られる。
上下連繋機構75の連結を外すと切断刃保持ケース72が回動し、係止部材78により切断刃保持ケース72の回動が規制されることにより、着脱作業等のメンテナンスを行う時に、切断刃71を、切断刃71と干渉する部材が無い機体前側に向けることができるので、作業者は切断刃71の着脱作業を他の構成部材に妨げられることなく行えるため、メンテナンス性が向上する。
なお、切断刃71は、収穫作業中の位置では上方に掘起し搬送装置40が存在する。茎葉Kの切断位置をできるだけ高くすべく、掘起し搬送装置40と切断刃71との上下間隔は、調節可能ではあるが狭く設定されているので、作業者が工具を差し込んでボルト等の装着部材の着脱作業をする際、工具の移動可能な範囲が狭く、作業が行いにくい。また、作業者は着脱部材の装着位置を目視しにくいので、いっそう作業は行いにくくなる。
また、切断刃71の後方には接続プレート76や切替アーム77があるので、後方に回動させても同様に着脱作業を妨げる部材が存在する。このため、前方に回動させない場合は、メンテナンス性が大きく低下することになる。
引抜搬送部Dを構成する照明装置61について、図1、図3及び図6により説明する。図6は、図1の根菜類収穫機の照明装置周辺の左側面図である。機体フレーム8から掘起し搬送装置40の上方に向けて円筒の支持アーム60を回動自在に設け、その上端部にバッテリ充電式の照明装置61を設ける。
この支持アーム60下部には、支持アーム60の外周に嵌装した押圧スプリング62と、この押圧スプリング62により押圧され、支持アーム60の軸心に沿って動作する固定ピン63を設ける。そして機体フレーム8に、支持アーム60を挟むようにして設けた左右の凹凸片64、64の凹部に、固定ピン63が入り込むことによって、支持アーム60を機体の前後方向に段階的に回動可能に装着する。
照明装置61を掘起し搬送装置40の上方に配置したことにより、早朝の作業時に機体の周囲を照らすことができるので、機体の進行方向や作物の引起し状況を黙視することができ、問題が生じても早期に対応することが可能となり、作物の収穫作業が中断されることが防止される。
支持アーム60を機体前後方向に段階的に回動可能としたことにより、掘起し搬送装置40側や作業者が立つ機体後部側を選択して照らすことができるので、一層作業能率が向上する。
図7には、図1の根菜類収穫機の左前輪周辺の斜視図を示す。本実施形態にかかる根菜類収穫機は、前記前輪27の前に左前輪カバー28を設けると共に、左側の機体フレーム8に、掘起し搬送装置40の左下部分を保護する左案内カバー29を設ける。これらのカバーを設けることで、引抜対象となる条の隣の条の大根Gの茎葉Kが掘起し搬送装置40に巻き込まれるのを防止できる。
図8は、図1の根菜類収穫機の左前輪の構成を示す断面斜視図である。本実施形態にかかる根菜類収穫機の前輪27は、機体フレーム8に対して上下方向の高さを調整できるように構成する。前輪27を備えた前輪上下サポータ30は、断面六角形状であり、この前輪上下サポータ30を挿入する前輪上下用筒体31を設け、この前輪上下用筒体31の内面により、挿入された前輪上下サポータ30をガイドする。そして前輪上下用筒体31の上部に、前輪上下サポータ30を上下に動作させる前輪上下用ネジ体32と、この前輪上下用ネジ体32を回転させる前輪上下用ハンドル33を設ける。このように構成することで、前輪27の上下位置調整を容易に行うことができる。
図11から図13により、図1の根菜類収穫機を用いて、一つの畝内に2条又は3条で植えた大根を引き抜く場合の作業手順を説明する。図11は一つの畝に大根を2条植えた場合であり、根菜類収穫機の必要な部材のみを背面方向から示した図である。本実施形態にかかる根菜類収穫機は、走行装置である前輪27及び後輪26、26が溝を走行できるように、これらの車輪間を広くして、ミッションケース3の機体前方で掘起し作業等を行う掘起し搬送装置40を、機体右側の偏倚した位置に配置している。掘起し作業としては、走行装置間の2条の作物のうち、図11上で右側の条のものを、図面手前側から図面奥側に根菜類収穫機を走行(往路走行)させて掘り起こした後、左側の条のものを、図面奥側から図面手前側に走行(復路走行)させて掘起し、一つの畝の掘起し作業を完了する。
図12、図13は一つの畝に大根を3条植えた場合であり、図11と同様、根菜類収穫機の必要な部材のみを背面方向から示した図である。3条の場合、本実施形態にかかる根菜類収穫機の間隔調節装置20を用いて、前輪27及び後輪26、26が溝を走行できるように、車輪間を作業者が調整する(前半段階)。掘起し作業としては、走行装置間の3条の作物のうち、図12で最も右側の条のものを、菜類収穫機を往路走行させて掘り起こした後、復路走行させて最も左側の条のものを掘り起こす。そして最後(後半段階)に図13にあるように間隔調節装置20により、走行装置20間を調節して、3条の作物のうち中央に位置する状のものを掘り起こす。中央に位置するものを掘り起こす時は、その両側の条のものはすでに掘り起こされているので、走行装置が畝内を走行しても、隣の条の作物の茎葉を踏みつけることがなく、引起し作業の能率を落とすことがない。
掘起し搬送装置40と茎葉搬送装置90を走行装置の左右の駆動輪間の、どちらか一側に偏倚した位置に設けることにより、駆動輪間を広げて、2条植えの畝の溝を駆動輪が走行可能とすることができる。畝上を走行装置が走行することがないので、特に引起し作業の前半段階(同じ畝内の隣の条の引起しが終わっていない段階)での引起し作業時に、隣の条の作物の茎葉を走行輪で押えることがなく、引起し作業の能率が向上する。
また、駆動輪の左右の間隔調節機構20を設けることで、3条植えの畝に対しても2条植えの場合と同様作業能率が向上する。
以下に、大根の収穫機の別実施例を説明する。
図20及び図21で示すとおり、縦掻込装置50及び横掻込装置51よりも機体後側で、且つ機体外側に、第2横掻込装置109を設け、縦掻込装置50が引き起こした茎葉Kを左右の横掻込装置51と第2横掻込装置109で掘起し搬送装置40の挟持始端部に掻き込む構成とする。
これにより、茎葉Kが短くても、横掻込装置51と第2横掻込装置109のどちらか一方で掻き込むことができるので、茎葉Kが掘起し搬送装置40に挟持されずに掘り起こされず、作業者が手作業で大根Gを圃場から引抜収穫する作業が不要となる。
なお、縦掻込装置50の前側下部には、第2横掻込装置109の機体外側方を覆う横掻込ガード板110を設けて、第2横掻込装置109が掘り起こし作業中の大根Gに隣接する大根Gの茎葉Kに接触し、茎葉Kを千切ることを防止し、茎葉Kが挟持できずに大根Gが掘り起こされなくなることを防止している。
そして、左側の機体フレーム8に設ける縦掻込回動アーム50a,50aを上下一対設け、該上下の縦掻込回動アーム50a,50aのうち、上側の縦掻込回動アーム50aを回動させる回動ギアケース111と、該回動ギアケース112を駆動する駆動モータ112を、左側の機体フレーム8の前側で且つ機体外側に設ける。なお、該駆動モータ112の操作スイッチ112aは、操縦部Bに設ける。
また、前記左側の機体フレーム8の前側で且つ機体下部に、下側の縦掻込回動アーム50aを受ける下降ストッパ113を固着する。該下降ストッパ113には、ストッパボルト113aを突出量調節自在に装着し、該ストッパボルト113aの突出量を変更することにより、上下の縦掻込回動アーム50a,50aの下降回動量を変更する構成とする。
上記構成としたことにより、縦掻込装置50、横掻込装置51及び第2横掻込装置109の上下位置調節を、操縦部Bから行うことができるので、上下位置調節のために掘り起こし作業を中断する時間が短くなり、作業能率が向上する。
また、電動モータ112で縦掻込装置50、横掻込装置51及び第2横掻込装置109を昇降させることにより、作業者が費やす労力が軽減されると共に、微調整が可能であり、茎葉Kの切断精度が向上する。
そして、ストッパボルト113aにより上下の縦掻込回動アーム50a,50aの下方への回動量を規制したことにより、縦掻込装置50、横掻込装置51及び第2横掻込装置109を下降させ過ぎて圃場面に接触させることが防止され、縦掻込装置50、横掻込装置51及び第2横掻込装置109の破損が防止される。
26 後輪(走行輪)
26a ホイルディスク(接触規制部材)
40 掘起し搬送装置
41 掘起し駆動プーリ(掘起し駆動回転体)
42 掘起し従動プーリ(掘起し従動回転体)
43 掘起し伝動プーリ(掘起し伝動回転体)
44 掘起し無端帯
48 掘起しフレーム(掘起し機枠)
70 切断装置
100 下部茎葉除去プレート(茎葉離脱部材)
101 上部茎葉除去プレート(茎葉離脱部材)
102 排葉回動軸
103 排葉シュータ(排葉案内部材)
104 上側打撃カム(打撃回転体)
105 下側打撃カム(打撃回転体)
G 大根(作物)
K 茎葉

Claims (7)

  1. 茎葉(K)を掘起し無端帯(44)で挟持搬送して作物(G)を掘り起こす掘起し搬送装置(40)を設け、該掘起し搬送装置(40)で搬送中の作物(G)の茎葉(K)を切断する切断装置(70)を設けた根菜類収穫機において、
    該切断装置(70)が切断した茎葉(K)を掘起し搬送装置(40)から離脱させる茎葉離脱部材(100,101)を設けたことを特徴とする根菜類収穫機。
  2. 前記掘起し搬送装置(40)の挟持搬送終端部に前記茎葉離脱部材(100,101)を設け、該茎葉離脱部材(100,101)の後部を前記掘起し搬送装置(40)の後端部よりも機体後側に突出させると共に、該茎葉離脱部材(100,101)の突出部を挟持搬送終端部から離間する方向に屈曲させたことを特徴とする請求項1に記載の根菜類収穫機。
  3. 前記茎葉離脱部材(100,101)は、前記掘起し搬送装置(40)の上方及び下方を通過して機体後側に突出することを特徴とする請求項2に記載の根菜類収穫機。
  4. 前記掘起し搬送装置(40)は、掘起し機枠(48)の機体前側に掘起し従動回転体(42)を設け、機体後側で且つ機体外側に掘起し駆動回転体(41)を設け、該掘起し駆動回転体(41)よりも機体後側で且つ機体内側に掘起し伝動回転体(43)を設け、該掘起し駆動回転体(41)と掘起し従動回転体(42)と掘起し伝動回転体(43)に掘起し無端帯(44)を巻回して構成し、
    前記掘起し伝動回転体(43)と掘起し無端帯(44)の左右間に前記茎葉離脱部材(100,101)を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の根菜類収穫機。
  5. 前記掘起し伝動回転体(43)の回転軸に、前記茎葉離脱部材(100,101)を打撃する打撃回転体(104,105)を設けたことを特徴とする請求項4に記載の根菜類収穫機。
  6. 前記掘起し搬送装置(40)の側方に圃場を走行する走行輪(26)を設け、前記掘起し搬送装置(40)の挟持搬送終端部の下方に、排出される茎葉(K)を排出案内する排葉案内部材(103)を機体外側に向かって下方傾斜させて設け、前記走行輪(26)に該排葉案内部材(103)から排出される茎葉(K)が走行輪(26)に接触することを規制する接触規制部材(26a)を設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の根菜類収穫機。
  7. 前記掘起し搬送装置(40)の搬送終端部の下方に前記排葉案内部材(103)を回動させる排葉回動軸(102)を設け、該排葉案内部材(103)の傾斜姿勢を変更して茎葉(K)の排出位置を変更可能に構成したことを特徴とする請求項6に記載の根菜類収穫機。
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