JP2019083727A - 排葉寄せ装置及びそれを備えた茎葉処理機 - Google Patents

排葉寄せ装置及びそれを備えた茎葉処理機 Download PDF

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真嗣 石井
史郎 高木
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史郎 高木
元昭 尾野
Motoaki Ono
元昭 尾野
光洋 田路
Mitsuhiro Taji
光洋 田路
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Abstract

【課題】茎葉処理機に取り付けることで、切断されて畝上に排出された茎葉部を側方へ掻き出すことができる排葉寄せ装置を提供する。【解決手段】植え付けられている鱗茎野菜の茎葉部を走行しながら切断する茎葉処理機1に取り付け可能な排葉寄せ装置8であって、茎葉処理機1に取り付け可能な支持部材81と、支持部材81に回転可能に支持される回転部材82とを備え、回転部材82は、切断されて排出された茎葉部を回転動作によって側方へ掻き出す周縁部822aを有する構成とする。【選択図】図6

Description

本発明は、ニンニクや玉葱等の鱗茎野菜の茎葉部分を切断して側方に排出する茎葉処理機及びそれに備えられる排葉寄せ装置に関する。
従来から畝上にマルチフィルムを敷設して、マルチフィルムに所定間隔をあけて開口した孔に玉葱等の野菜を栽培し、成長した後に収穫する場合、マルチフィルムを押えつけながら茎葉部を挟持して引き抜き収穫する方法や、マルチフィルムを引き裂きながら玉葱を引き抜く方法等がある。これらの収穫方法では、マルチフィルムが邪魔となり、収穫時にマルチフィルムが引っ掛かって詰まったり、茎葉部が千切れて収穫できないことが発生し、また、収穫後のマルチフィルムの除去作業時には、マルチフィルムが千切れたり、茎葉部を巻き込んだりして煩雑となっていた。
そこで、マルチフィルムが敷設された畝上で栽培された玉葱を収穫する前に、茎葉部を切断除去して、マルチフィルムを剥がした後で収穫することも行われている。一方、玉葱の茎葉部を切断除去する技術として、苗の育苗時に切断する技術が公知となっている。即ち、玉葱の種をポットに播いて、このポットを苗箱に複数並べて、この苗箱をビニールハウス内で発芽させて育苗し、葉が伸びてきたときに、所定の長さに切り揃えて、苗が倒れたり、他の苗の受光状態を阻害したりしないようにする剪葉装置が公知となっている(特許文献1参照)。
特開2000−69848号公報
特許文献1に記載の剪葉装置は、苗床を跨いで走行する門型の移動台車と、葉を切断するための苗床の幅方向にほぼ水平に設定されるカッターを有する剪葉機と、カッターにより剪葉された葉を苗床の側脇方向へ移送する送風機とカッターの後方に設けられ剪葉された葉を受け取るとともに飛散することを防止しながら移動台車の側部に案内する案内ケースと、該案内ケースの送風方向端部に臨む位置に設けられて、移送された葉を捕集する収容体を備え得る構成としていた。しかし、この構成では、送風機からの風は前方へも噴き出すことがあり、剪葉した葉をうまく取り込むことができないことがあった。
本発明は、茎葉処理機に取り付けることで、切断されて畝上に排出された茎葉部を側方へ掻き出すことができる排葉寄せ装置を提供することを目的とする。また本発明は、その排葉寄せ装置を備えた茎葉処理機を提供することも目的とする。
本発明の排葉寄せ装置は、植え付けられている鱗茎野菜の茎葉部を走行しながら切断する茎葉処理機に取り付け可能な排葉寄せ装置であって、前記茎葉処理機に取り付け可能な支持部材と、前記支持部材に回転可能に支持される回転部材とを備え、前記回転部材は、切断されて排出された前記茎葉部を回転動作によって側方へ掻き出す周縁部を有する。
上記の排葉寄せ装置において、前記支持部材は、前記周縁部の一部が走行時に接地して回転するように前記回転部材を傾斜した位置で支持する構成とすることができる。
また上記の排葉寄せ装置において、前記周縁部は、前記回転部材の外周に沿って間隔を有して突設される複数の突出部で構成されてもよい。
また上記の排葉寄せ装置において、前記回転部材は外周に複数の切欠部を有する円形の板金部材を有し、前記突出部は、前記切欠部の基端部間にて屈曲された、前記板金部材の前記切欠部間に位置する部分にて形成される構成としてもよい。
また上記の排葉寄せ装置において、前記支持部材を前記回転部材が接地する方向へ付勢する付勢部材を備えてもよい。
本発明の茎葉処理機は、走行装置と、前記走行装置上に設けられたフレームと、前記フレームに設けられ、前記茎葉部を引き起こす引き起こし装置と、前記引き起こし装置の後方の前記フレームに設けられ、前記茎葉部を切断する茎葉切断装置と、前記茎葉切断装置の後方の前記フレームに設けられ、切断後の前記茎葉部を側方へ搬送して排出する茎葉排出装置と、前記茎葉排出装置の後方の前記フレームに設けられる上記の排葉寄せ装置とを備える。
本発明によれば、茎葉処理機に排葉寄せ装置を設けることにより、切断されて畝上に排出された茎葉部を側方へ掻き出すことができる。よって、マルチフィルムがある場合には、次工程でマルチフィルムを剥がす際にマルチフィルム上に切断された茎葉部がほとんど残っていないため、剥がしやすくなる。また、マルチフィルムがない場合には、次工程でディガーにより球部を掘り起こす際に、茎葉部が邪魔にならない。すなわち、排葉寄せ装置を用いることにより、次工程の作業が容易にできるようになる。
一実施形態の茎葉処理機の左側面図である。 一実施形態の茎葉処理機の平面図である。 一実施形態の茎葉処理機の正面図である。 一実施形態の茎葉処理機の前側斜視図である。 茎葉排出装置及び茎葉切断装置の斜視図である。 一実施形態の茎葉処理機の部分後側斜視図である。 右側の支持部材及び回転部材周辺の斜視図である。 排葉寄せ装置周辺の背面図である。 排葉寄せ装置周辺の右側面図である。
本実施形態では、植えつけられている鱗茎野菜の茎葉部を走行しながら切断する茎葉処理機について、玉葱の茎葉部を切断する茎葉処理機を例に説明する。玉葱の収穫作業において、中規模程度の玉葱栽培農家では、まず茎葉処理機で畝上に栽培された玉葱の茎葉部を切断し、次にマルチフィルムがある場合にはそれを剥がし、続いてディガーで玉葱の球部を掘り起こし、その後ピッカーで玉葱の球部を拾い上げてコンテナに収容することが行われている。
以下の説明では、図1に示すように茎葉処理機1の使用状態におけるオペレータから見た方向を基準とし、前後、左右、上下の各方向を定める。
<茎葉処理機の全体構成>
図1は一実施形態の茎葉処理機の左側面図、図2は一実施形態の茎葉処理機の平面図、図3は一実施形態の茎葉処理機の正面図、図4は一実施形態の茎葉処理機の前側斜視図、図5は茎葉排出装置及び茎葉切断装置の斜視図、図6は一実施形態の茎葉処理機の部分後側斜視図である。本実施形態では4条に植えられた玉葱の茎葉部を一度に切断する茎葉処理機1について説明する。
図1から図4に示すように、茎葉処理機1は、走行部2上にフレームの一部である機体フレーム3が支持され、機体フレーム3の前部上に作業部4が配置され、機体フレーム3の後部上に駆動部5が配置され、駆動部5の上方に操縦部6が配置されて構成される。駆動部5はエンジン7からなり、エンジン7からの動力が走行部2と作業部4に伝達可能とされている。操縦部6には、走行・作業クラッチレバー61や操向レバー62L・62Rや変速レバー63やアクセルレバー64や作業部昇降レバー65等が配置されている。
走行部2は、クローラ式走行装置により構成されるが、ホイール式とすることも可能である。走行部2は、左右の機体フレーム3から下方にフレームの一部である複数の縦フレーム21が垂設され、縦フレーム21の下端にフレームの一部であるトラックフレーム22が固定され、トラックフレーム22に複数の転輪23が回転自在に支持されて構成される。また、機体フレーム3の後部に駆動軸24が支持され、駆動軸24の左右外側には駆動輪25が固設され、駆動軸24の機体左右中央側はミッションケースに支持され、エンジン7からの動力がミッションケース内で変速され、駆動輪25に伝達できるようにしている。駆動輪25と転輪23にクローラ26が巻回され、クローラ式走行装置が構成される。このクローラ式走行装置は畝D(図3参照)を跨ぐように左右一対配置される。
左右の機体フレーム3の後部から支持柱11が立設され、支持柱11の上部に伝動軸12が支持され、伝動軸12にフレームの一部である搬送フレーム30の後上部が回動可能に支持される。搬送フレーム30と機体フレーム3との間には油圧シリンダ13が介装され、作業部昇降レバー65の操作により油圧シリンダ13を伸縮させて、作業部4を昇降可能とし、茎葉部10b(図3参照)の切断高さを調整可能としている。伝動軸12の一端にはスプロケットが固設され、チェーン伝動手段やベルト伝動手段等を介してエンジン7から動力が伝達され、作業部4に動力を伝えるようにしている。
搬送フレーム30の前部には、茎葉排出装置31と茎葉切断装置35(図5参照)が配置され、搬送フレーム30の前端にはフレームの一部である引き起こしフレーム16が固設され、引き起こしフレーム16に引き起こし装置となる横回し引き起こし装置40と縦回し引き起こし装置50が取り付けられる。
茎葉排出装置31はネジ連続搬送方式の横送りオーガにより構成される。図5に示すように、横送りオーガは回転軸32と送り軸33と螺旋羽根34と送りケース14よりなり、回転軸32が左右水平方向に左右の搬送フレーム30に回転自在に支持される。回転軸32の一端にはスプロケットが固設され、伝動軸12上に固設したスプロケットからチェーン、スプロケット等を介して搬送フレーム30の前上部に横架した中間軸17に伝えられ、中間軸17の他端に固設したスプロケットよりチェーンを介して回転軸32の一端に固設したスプロケットにエンジン7からの動力が伝達されるようにしている。
回転軸32上には円筒状の送り軸33が同心上に固設され、送り軸33上に螺旋羽根34が固設される。螺旋羽根34は左右対称に送り軸33上に固設されている。つまり、螺旋羽根34は左右に順ネジと逆ネジが構成され、送り軸33を回転することにより、切断後の茎葉部10bを中央から左右へ分けて側方へ送るようにしている。螺旋羽根34の外周回転軌跡の下方及び後方は曲面状の送りケース14により覆われて、搬送フレーム30に固設されている。
送り軸33の左右両側を覆う搬送フレーム30の下部と送りケース14の左右両側下部には、排出口37が開口されて搬送された茎葉部10bを機外に排出するようにしている。排出口37は搬送フレーム30の後下部を切欠いた切欠部30aと、送りケース14の左右両側下部を斜め後方へ張り出して膨出させ排出口37を拡げるように構成した排出板14aからなる。切欠部30aは螺旋羽根34の下部(下半分程度)が位置する部分が開口される。そして、排出口37の側方には所定空間をあけて規制板15が配設されている。言い換えれば、排出口37と対向して規制板15が配設され、茎葉排出装置31から排出される茎葉部10bが走行部2内へ侵入して絡みつき走行に悪影響を与えないようにしている。
こうして、切断後の茎葉部10bが横送りオーガにより大量に側方へ送られても、大きく開口された排出口37より畝間へ向かって落下させることができ、走行部2へは規制板15に規制されて、畝間を走行するときにクローラ26が茎葉部10bを踏まないようにしている。よって、排出された茎葉部10bが踏まれて埋もれることがなく、後処理が容易にできるようになり、走行部2が踏むことによる高さの変動も防止できるようになる。
規制板15は、側面視で排出口37よりも大きな面積で、排出口37から転輪23の下部位置近傍まで延設するとともに、走行部2の前部から後部まで延設して、搬送フレーム30との間で所定間隔をあけて放出空間を形成し、トラックフレーム22及び縦フレーム21に上下方向に固定されている。
こうして、送り軸33を回転させることにより、前方より掻き込んだ茎葉部10bは、螺旋羽根34の送り作用により左右両外方向へ送られ、排出口37から畝間へ向かって落下する。このとき、規制板15により茎葉部10bは走行部2内へ侵入することはなく、走行駆動の邪魔にならないようにし、また、踏まれないことによって、切断作業後に茎葉部10bを集めて処理したりするときに、容易に取り除けるようにしている。
なお、茎葉排出装置31は横送りオーガに限定するものではなく、左右対称に配置されたベルトコンベアで構成することも可能であり、搬送を確実にするために、スラットコンベアを用いることが更に好ましい。
茎葉切断装置35は、バリカン式の往復刃から構成される。但し、円板式の回転刃で構成することも可能であり限定するものではない。茎葉切断装置35は下刃が搬送フレーム30に固定され、鋸刃状の上刃が左右往復駆動される。上刃は、左右中央に配置された偏心軸に係合されており、中間軸17の左右中央にはギヤボックス18が設けられ、ギヤボックス18内のギヤ、ギヤボックス18から前下方に延設した伝動軸19等を介してエンジン7からの動力が伝えられて、偏心軸の回転により上刃が往復摺動されるようにしている。
横回し式引き起こし装置40は、左引き起こし体41と右引き起こし体42を一組として、畝D上に植え付けられた玉葱10の条数に合わせて左右方向に4組並べて配置される。また、横回し引き起こし装置40の前部に縦回し引き起こし装置50が配置される。こうして、横回し式引き起こし装置40と縦回し引き起こし装置50を作動させることにより、畝D上に倒れたり折れ曲がったりした茎葉部10bを引き起こすことができる。
図6に示すように、機体フレーム3の左右後端には、作業機装着部70が設けられ、作業機装着部70に着脱可能な排葉寄せ装置8が取り付けられる。作業機装着部70は、機体フレーム3に取り付けられる支持パイプ71と、支持パイプ71に挿入されて左右位置を調節可能とする摺動体72と、摺動体72から後方に延設される基部体73とを備える。
支持パイプ71は角パイプで構成され、機体フレーム3の後面に左右方向に固定される。支持パイプ71の後面には摺動体72を所望の位置で固定する固定手段が設けられ、固定手段は本実施形態では、ボルト孔が形成されてボルト74を螺装し、締め付けることにより、摺動体72を任意位置で固定できるようにしている。こうして、排葉寄せ装置8やその他の作業機を取り付ける場合に、その作業に合わせて左右位置を容易に合わせられるようにしている。
前記摺動体72は支持パイプ71内に挿入して摺動できる角パイプで構成され、一端(機体左右内側)が支持パイプ71に挿入され、他端(機体左右外側)に基部体73が固定される。但し、摺動体72は、支持パイプ71に対して左右移動させて、所望の位置で固定できるものであれば限定するものではなく、レール状であってもよく、支持パイプ71と摺動体72の断面形状が、六角形等の多角形でもよく、また、固定方法は、ピン等により固定する構成であってもよい。基部体73は2つのピン孔を有する板材であり、排葉寄せ装置8の支持部材81をピン811によって回動可能に支持できるようにしている。
<排葉寄せ装置>
排葉寄せ装置8は、作業機装着部70に取り付けられる左右の支持部材81と、支持部材81に回転可能に支持される左右の回転部材82と、支持部材81を回転部材82が接地する方向へ付勢する付勢部材83とを備える。左右の支持部材及び回転部材は左右対称な構成のため、以下の説明においては右側の支持部材81及び回転部材82を例に説明する。図7は右側の支持部材81及び回転部材82周辺の斜視図、図8は排葉寄せ装置8周辺の背面図、図9は排葉寄せ装置8周辺の右側面図である。
(支持部材)
図7に示すように、支持部材81は、一端がピン811によって基部体73に回動可能に支持される2本の第1支持部材812と、2本の第1支持部材812の他端にそれぞれピン813によって回動可能に支持される第2支持部材814と、第2支持部材814にボルト815によって固定される第3支持部材816と、第3支持部材816に2本のボルト817によって固定される第4支持部材818と、第4支持部材818に溶着される第5支持部材819とを有する。
第1支持部材812は、くの字状に折り曲げられた2枚の板材が中央部で溶着され、その中央部に付勢部材83を挿通させるための左右方向に貫通する孔が形成され、前端部付近にピン811を挿通させるための左右方向に貫通するピン孔が形成され、後端部付近にピン813を挿通させるための左右方向に貫通するピン孔が形成されて構成される。2本の第1支持部材812はピン811によって基部体73に取り付けられることで上下方向に並設され、基部体73に回動可能に支持される。
第2支持部材814は、略三角形の板材であり、ピン813を挿通させるための左右方向に貫通する2つのピン孔が形成され、ピン孔の後方にボルト815を螺合させるための左右方向に貫通するボルト孔が形成されて構成される。第2支持部材814は2本のピン813によって2本の第1支持部材812に取り付けられ、第1支持部材812に回動可能に支持される。
第3支持部材816は、上下に延びる板材であり、上端部付近にボルト815を挿通させるための左右方向に貫通する長孔816a(図9参照)が形成され、長穴816aの下方にボルト817を螺合させるための前後方向に延びる2つのボルト孔が形成されて構成される。第3支持部材816はボルト815によって第2支持部材814に取り付けられる。その際、第3支持部材816は長孔816aに沿って前後方向に変位させられ、所望の位置で固定される。
第4支持部材818は、第3支持部材と垂直に配置される板材であり、上端部付近にボルト817を挿通させるための前後方向に貫通する長孔818aが形成され、長穴818aの下方にボルト817を挿通させるための前後方向に貫通する孔が形成されて構成される。第4支持部材818は2本のボルト817によって第3支持部材816に取り付けられる。その際、第4支持部材818は長孔818aに沿って左右方向に変位させられ、所望の位置で固定される。
第5支持部材819は、上下に延びる円柱材であり、下端部付近に回転部材82を取り付けるクリップを挿通させるためのクリップ孔が形成されて構成される。第5支持部材819はその上端部が第4支持部材818の下端部に溶着される。
(回転部材)
回転部材82は、切断されて排出された茎葉部10bを回転動作によって畝間へ向けて側方へ掻き出す部材である。回転部材82は、第5支持部材819に回転可能に支持される回転支持部材821と、回転支持部材821に3本のボルト823で固定される板金部材822とを有する。なお、回転支持部材821と板金部材822とは一体成型された部材であってもよい。
回転支持部材821は、円盤状の部材であり、中心に第5支持部材819を挿通させるための上下方向に貫通する孔821aが形成され、外周付近にボルト823を挿通させるための上下方向に貫通する3つの孔が形成されて構成される。
板金部材822は、切断されて排出された茎葉部10bを回転動作によって側方へ掻き出す周縁部822aを有する部材である。板金部材822は、外周に複数の切欠部822bを有する円形の部材であり、中心に第5支持部材819を挿通させるための上下方向に貫通する孔が形成され、その周囲にボルト823を螺合させるための上下方向に貫通する3つのボルト孔が形成されて構成される。切欠部822bによって板金部材822の外周に複数の突出部が形成され、突出部を下方へ45°程度屈曲させて周縁部822aが形成される。
つまり、周縁部822aは、板金部材822の外周に沿って間隔を有して突設される複数の突出部で構成されており、突出部は、切欠部822bの基端部間にて屈曲された、板金部材822の切欠部822b間に位置する部分にて形成されている。
回転部材82は、第3支持部材816の固定位置によって前後方向の傾きが調整され、第4支持部材818の固定位置によって左右方向の傾きが調整される。よって、図8に示すように、回転部材82は、周縁部822aの一部が走行時に畝に接地して回転する位置に調整される。換言すると、支持部材81は、周縁部822aの一部が走行時に接地して回転するように回転部材82を傾斜した位置で支持するといえる。
(付勢部材)
図6、図8及び図9に示すように、付勢部材83は、両端部が左右の第1支持部材812に回動可能に支持される横棒部材831と、横棒部材831に溶着される縦棒部材832と、縦棒部材832に挿通される圧縮コイルばね833と、縦棒部材832に挿通されて摺動可能に支持される筒部材834と、筒部材834に溶着される鉤部材835と、鉤部材835に係合するピン836aを有し鉤部材835を覆う係合部材836と、係合部材836と操縦部6とを接続する接続部材837とを有する。
横棒部材831は、左右に延びる伸縮自在の棒材であり、両端部が左右の第1支持部材812の孔にそれぞれ挿通されることで第1支持部材812に回動可能に支持される。縦棒部材832は、上下に延びる棒材であり、下端部が横棒部材831の中央左寄り部分に溶着され、上端部は雄ネジとなっている。圧縮コイルばね833は、縦棒部材832の外周に挿通されるばねであり、下端部は縦棒部材832に支持され、上端部は筒部材834に押圧される。
筒部材834は、上下に延びる円筒状の部材であり、縦棒部材832に挿通された状態で上端部が縦棒部材832に螺合される2つのナット838によって位置決めされ、下端部が圧縮コイルばね833を押圧する。2つのナット838の位置を調整することで圧縮コイルばね833の押圧力を調整することができる。
鉤部材835は、上下に延びる板材であり、筒部材834に沿って筒部材834の前面に溶着される。鉤部材835は上下方向に延び左右方向に貫通する溝部835aを有する。溝部835aは複数の凹凸部が連続した形状となっており、凹部にピン836aが嵌ることで縦棒部材832が後方へ倒れないように係合部材836に支持される。
係合部材836は、鉤部材835の左右側面及び前面を覆うようにコ字型に折り曲げた板材であり、左右方向に貫通するピン孔にピン836aが挿通されて溶接される。接続部材837は、L字型に折り曲げられた板材であり、右部が係合部材836の前面に溶着され、左側面が操縦部6の右側面にボルトで固定される。
このような付勢部材83の構成により、2つのナット838の位置を調整して圧縮コイルばね833の圧縮量を調整することによって、横棒部材831が下方へ付勢される付勢力を調整できる。横棒部材831は第1支持部材812に回動可能に支持されているため、その付勢力は支持部材81を介して回転部材82を付勢する力となる。すなわち、2つのナット838の位置を調整することにより、回転部材82が畝に接地する力を調整できる。
このような排葉寄せ装置8により、回転部材82の周縁部822aの一部が走行時に接地することによって回転部材82が回転し、切断されて畝上に排出されている茎葉部10bを切欠部822bが引っかけ、側方の畝間へ向かって茎葉部10bを掻き出す。よって、マルチフィルムがある場合には、次工程でマルチフィルムを剥がす際にマルチフィルム上に切断された茎葉部10bがほとんど残っていないため、剥がしやすくなる。また、マルチフィルムがない場合には、次工程でディガーにより玉葱の球部10aを掘り起こす際に、茎葉部10bが邪魔にならない。このように、排葉寄せ装置8を用いることにより、次工程の作業が容易にできるようになる。
なお、切断されて排出された茎葉部10bを畝上に残りにくくする手法としては、排葉寄せ装置8の替わりに走行部2の幅を広げることも考えられるが、機体が大型化するという問題がある。これに対して上記の排葉寄せ装置8を用いることにより、機体を大型化することなく、茎葉部10bを畝上に残りにくくすることができる。
<変形例>
上記の実施形態では、回転部材82は走行時に接地することによって回転するため動力が不要であるが、回転部材82を駆動源によって強制的に回転させるようにしてもよい。駆動源はエンジン7であってもよいし、新たにモータを設置してもよい。
上記の実施形態では、回転部材82に板金部材822を用いているが、回転部材82の周縁部822aを樹脂やゴム等で構成される板材やブラシとしてもよい。これにより、玉葱の球部10aに傷が付きにくくなる。
1 茎葉処理機
8 排葉寄せ装置
10b 茎葉部
31 茎葉排出装置
35 茎葉切断装置
40 横回し引き起こし装置(引き起こし装置)
50 縦回し引き起こし装置(引き起こし装置)
81 支持部材
82 回転部材
83 付勢部材
822 板金部材
822a 周縁部
822b 切欠部

Claims (6)

  1. 植え付けられている鱗茎野菜の茎葉部を走行しながら切断する茎葉処理機に取り付け可能な排葉寄せ装置であって、
    前記茎葉処理機に取り付け可能な支持部材と、
    前記支持部材に回転可能に支持される回転部材とを備え、
    前記回転部材は、切断されて排出された前記茎葉部を回転動作によって側方へ掻き出す周縁部を有することを特徴とする排葉寄せ装置。
  2. 前記支持部材は、前記周縁部の一部が走行時に接地して回転するように前記回転部材を傾斜した位置で支持することを特徴とする請求項1に記載の排葉寄せ装置。
  3. 前記周縁部は、前記回転部材の外周に沿って間隔を有して突設される複数の突出部で構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の排葉寄せ装置。
  4. 前記回転部材は外周に複数の切欠部を有する円形の板金部材を有し、
    前記突出部は、前記切欠部の基端部間にて屈曲された、前記板金部材の前記切欠部間に位置する部分にて形成されることを特徴とする請求項3に記載の排葉寄せ装置。
  5. 前記支持部材を前記回転部材が接地する方向へ付勢する付勢部材を備えることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の排葉寄せ装置。
  6. 走行装置と、
    前記走行装置上に設けられたフレームと、
    前記フレームに設けられ、前記茎葉部を引き起こす引き起こし装置と、
    前記引き起こし装置の後方の前記フレームに設けられ、前記茎葉部を切断する茎葉切断装置と、
    前記茎葉切断装置の後方の前記フレームに設けられ、切断後の前記茎葉部を側方へ搬送して排出する茎葉排出装置と、
    前記茎葉排出装置の後方の前記フレームに設けられる請求項1から請求項5の何れか一項に記載の排葉寄せ装置とを備えることを特徴とする茎葉処理機。
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