JP2016032154A - 圧電デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】圧電デバイスの低背化及び低コスト化を実現し、耐久性や取扱性を向上させる圧電デバイスを提供する。
【解決手段】周辺部に対し肉薄の振動部を有する圧電振動片と、圧電振動片の表裏面に、振動部から離間して周辺部と接合する中間膜と、中間膜等に積層され、振動部の表裏に形成された一対の励振電極と電気的接続された圧電接続パッド72、74を設けた封止膜と、とからなる圧電素子110と、圧電素子の片側と接合され、外部と電気的に接続するための外部端子122a〜122dを具備するフレーム120と、圧電素子と共に発振回路及び/又は温度補償回路などの付帯回路を備えた集積したICチップ等の電子部品130と、を含む。圧電素子、フレーム120、電子部品間を電気的に接続する接続部材141、142、144、146と、フレーム上において圧電素子、電子部品及び接続部材等を覆う樹脂部150と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧電デバイスに関する。
携帯端末や携帯電話、各種情報・通信機器などでは、水晶振動子や水晶発振器などの圧電デバイスが搭載されている。このような圧電デバイスは、リッドやベースで構成されたパッケージ内に水晶振動片などの圧電振動片を搭載して作成されることが知られている。圧電デバイスは、小型化及び低コスト化が求められている。そのため、ウェハレベルのパッケージングにて、水晶振動子を作成することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いて、MEMS振動子を作成することが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−180169号公報 特開2013−110623号公報
特許文献1に記載の振動子パッケージは、ウェハの貼り合わせにおいて、数百或いは数千の箇所を同時に貼り合わせするため、全ての接合部に対し均一かつ信頼性ある接合状態を得るのは困難である。また、特許文献2に記載のMEMS振動子はシリコンからなるため、水晶振動片等の圧電振動片と比較して共振のQ値を高くするのが難しく、良好な振動特性を得るのが難しいといった問題があった。
本願発明者は、これらの問題を解決するため、ウェハレベルでの作成により低コストで製造でき、かつ、MEMS構造体と比べてQ値が高く振動特性の優れた圧電振動子を提案している(特願2013−191460)。また、近年、圧電振動子の耐久性や取扱性の向上が求められるとともに、発振器等のようにICを搭載させた場合に圧電デバイスの低背化及び低コスト化の要請があり、先に提案した圧電振動子においても耐久性等の向上や、低背化の実現が求められている。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、圧電デバイスの低背化及び低コスト化を実現しかつ耐久性や取扱性を向上させることが可能な圧電デバイスを提供することを目的とする。
本発明では、周辺部に対して肉薄の振動部を有する圧電振動片と、圧電振動片の表面及び裏面に、振動部から離間して周辺部と接合する中間膜と、中間膜に積層され、振動部の表裏に形成された一対の励振電極と電気的接続された圧電接続パッドを設けた封止膜と、とからなる圧電素子と、圧電素子の片側と接合され、外部と電気的に接続するための外部端子を具備するフレームと、圧電素子と共に発振回路及び/又は温度補償回路などの付帯回路を備えた集積したICチップ等の電子部品と、を含み、圧電素子、フレーム、電子部品間を電気的に接続する接続部材と、フレーム上において圧電素子、電子部品及び接続部材を覆う樹脂部と、を有する。
また、圧電素子はフレームに積層され、電子部品は、圧電素子に積層され、圧電素子と電子部品間及び、電子部品と外部端子間の電気的接続はボンディングワイヤを用いる。
また、圧電素子の圧電接続パッドはフレーム上に設けた内部接続端子と導電性接着剤や半田等にて接合されてもよい。また、電子部品の部品接続パッドは、圧電素子表面に設けた引き回し電極、圧電接続パッドと金属バンプや半田バンプにて接合されてもよい。又、引き回し電極も、外部端子と導電性接着材や半田等にて接続されてもよい。
また、本発明では、フレームの片側に圧電素子を、もう片側に電子部品を積層され、電子部品とフレームの内部接続端子、外部端子間、及び圧電素子とフレームの内部接続端子間との電気的接続は、金属ワイヤを使用したワイヤボンディング法や金属バンプや半田バンプ、導電性接着剤等を使用したフリップチップボンディング方法を用いてもよい。
また、本発明では、フレームと、前記フレームに搭載される圧電素子と、を有する圧電デバイスであって、圧電素子は、周辺部の内側に振動部を有する圧電振動片と、圧電振動片の表面及び裏面に、振動部から離間して周辺部と接合する中間膜と、中間膜に積層される封止膜と、を含み、圧電素子とフレームとを電気的に接続する接続部材と、フレーム上において圧電素子及び接続部材を覆う樹脂部と、を有する。
本発明によれば、圧電振動片を含む圧電素子が薄くかつ容易に形成されるので圧電デバイスの低背化及び低コスト化を実現するとともに、この圧電素子がフレームに搭載されて樹脂部で覆われるので、耐久性及び取扱性を向上させることができる。また、薄い圧電素子を用いるので、IC等の電子部品が重ねて搭載された場合であっても圧電デバイスの低背化を実現することができる。
第1実施形態に係る圧電デバイスの一例を示し、(a)は樹脂部を透過して見た平面図、(b)は(a)のA−A線に沿った断面図である。 図1に示す圧電デバイスを構成する圧電素子を示し、(a)は平面図、(b)は、(a)のB−B線に沿った断面図である。 圧電デバイスの製造方法の一例を示すフローチャートである。 圧電デバイスの製造方法の一工程を示し、(a)は犠牲層にレジスト膜を形成した状態を示す断面図、(b)は中間膜のエッチングを行った状態を示す断面図、(c)は犠牲層をエッチングした状態を示す断面図、(d)は電極を形成した状態を示す断面図である。 切断工程前のフレームを示す平面図である。 (a)は第2実施形態の一例を示す断面図、(b)は第3実施形態の一例を示す断面図、(c)は第4実施形態の一例を示す断面図である。 (a)は第5実施形態の一例を示す断面図、(b)は第6実施形態の一例を示す断面図、(c)は第7実施形態の一例を示す断面図である。 (a)は第8実施形態の一例を示す断面図、(b)は第9実施形態の一例を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。ただし、本発明は以下に説明する実施形態に限定されるものではない。また、図面においては、実施形態を説明するため、模式的に記載するとともに、一部分を大きくまたは強調して記載するなど適宜縮尺を変更して表現している。また、本実施形態において方向を示す場合は、以下の各図において、XYZ座標系を用いて図中の方向を説明する。このXYZ座標系は、圧電デバイス100の表面に平行な平面をXZ平面とする。このXZ平面において圧電デバイス100の長手方向をX方向と表記し、X方向に直交する方向をZ方向と表記する。XZ平面に垂直な方向(圧電デバイス100の厚さ方向)はY方向と表記する。X方向、Y方向、及びZ方向のそれぞれは、図中の矢印の方向が+方向であり、矢印の方向とは反対の方向が−方向であるものとして説明する。
<第1実施形態>
(圧電デバイス100の構成)
第1実施形態に係る圧電デバイスについて図面を用いて説明する。図1は第1実施形態に係る圧電デバイスの一例を示し、(a)は樹脂部150を透過して見た平面図、(b)は(a)のA−A線に沿った断面図である。図1(a)及び(b)に示すように、圧電デバイス100は、圧電素子110と、フレーム120と、電子部品130と、ボンディングワイヤ(接続部材)141等と、樹脂部150とを有する。圧電デバイス100は、Y方向から見たときに矩形状に形成される。圧電デバイス100は発振器である。なお、後述する圧電デバイス200〜800も同様に発振器の構成となっている。
図2は、図1に示す圧電デバイスを構成する圧電素子110を示し、(a)は平面図、(b)は、(a)のB−B線に沿った断面図である。圧電素子110は、図2に示すように、圧電振動片10と、中間膜20、30と、封止膜40、50と、を有しており、5層構造に構成される。この圧電素子110は、Y方向から見たときに矩形状に形成される。なお、Y方向から見たときの圧電素子110の形状は、矩形状に限定されず、四角以外の多角形状、円形状、長円形状、楕円形状などであってもよい。圧電素子110は、フレーム120の表面(+Y側の面)に配置されて搭載される。
圧電振動片10は、Y方向から見たときに圧電素子110と同様の寸法で板状に形成される。圧電振動片10は、例えば、ATカットされた水晶振動片が用いられる。ATカットは、圧電デバイス100が常温付近で使用されるにあたって良好な周波数特性が得られる等の利点があり、人工水晶の3つの結晶軸である電気軸、機械軸及び光学軸のうち、光学軸に対して結晶軸周りに35°15′だけ傾いた角度で切り出す加工手法である。ただし、圧電振動片10として、ATカットの水晶振動片に限定されず、例えばBTカット等の水晶振動片が用いられてもよい。また、圧電振動片10として水晶片に限定されず、例えば、タンタル酸リチウムやニオブ酸リチウム等が用いられてもよい。
圧電振動片10の中央部には、周辺部10aに対して薄肉の振動部10bが形成される。振動部10bは、Y方向から見たときに矩形状に形成される。振動部10bと周辺部10aとの間には傾斜面10cが形成される。ただし、振動部10bと周辺部10aとを傾斜面10cによって接続させるか否かは任意である。このように、振動部10bが周辺部10aより薄肉となることにより、逆メサ型の振動部10bが形成される。
振動部10bの厚さ(Y方向の幅)は、圧電デバイス100から取り出される周波数に応じて設定される。振動部10bは、圧電振動片10の表面(−Y側の面)からの深さと、裏面(+Y側の面)からの深さが同一に設定される。ただし、振動部10bの表面及び裏面の深さを同一に設定することに限定されず、例えば、表面側が裏面側より深くなるように形成されてもよい。また、振動部10bは、圧電振動片10と平行に(XZ平面と平行に)形成される。ただし、振動部10bを圧電振動片10と平行とすることに限定されず、例えば、振動部10bの+X側が−Y側に配置され、かつ振動部10bの−X側が+Y側に配置されて、圧電振動片10に対して傾斜するように形成されてもよい。
圧電振動片10の表面及び裏面には、励振電極61、62と、励振電極61、62のそれぞれに電気的に接続される引出電極63、64とが形成される。励振電極61、62は、平面視で矩形に形成される。励振電極61、62は、圧電振動片10の振動部10bをY方向に挟んで対向した状態で配置され、ほぼ同一の大きさに形成される。振動部10bは、これら励振電極61、62に所定の交流電圧が印加されることにより、所定の振動数で振動する。
引出電極63は、圧電振動片10の表面において励振電極61から+X方向に引き出されて形成される。引出電極64は、圧電振動片10の裏面において励振電極62から−X方向に引き出されて形成される。なお、引出電極63と引出電極64とは、電気的に接続されない。
励振電極61、62及び引出電極63、64は、導電性の金属膜により形成される。この金属膜としては、例えば、水晶材との密着性を高めるためにクロム(Cr)や、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、あるいはニッケルクロム(NiCr)や、ニッケルチタン(NiTi)、ニッケルタングステン(NiW)合金などからなる下地膜と、金(Au)や銀(Ag)などからなる主電極膜との2層構造が採用される。この金属膜は、例えば、成膜後にフォトリソグラフィ技術及びエッチングにより形成されるか、またはメタルマスクを介したスパッタ蒸着または真空蒸着等により形成される。なお、金属膜として2層構造に限定するものではなく、1層または3層以上の導電性の金属膜による構成が用いられてもよい。
圧電振動片10には、引出電極63に対応してY方向に貫通する貫通穴10dが形成される。この貫通穴10dには、貫通電極65が形成される。また、圧電振動片10の裏面側には、貫通電極65を覆うように矩形状の接続電極66が形成される。貫通電極65によって、引出電極63と接続電極66とは電気的に接続される。貫通電極65は、例えば、銅(Cu)めっきや導電性ペーストの充填により形成される。接続電極66は、例えば、メタルマスクを介したスパッタ蒸着または真空蒸着等により形成される。
中間膜20、30は、圧電振動片10の表面及び裏面のそれぞれに形成され、封止膜40、50の内側に配置されている。中間膜20、30は、Y方向から見たときに圧電振動片10の表面及び裏面においてほぼ同一に形成される。中間膜20、30は、同一の厚さ(Y方向の幅)に形成されるが、これに限定されず、例えば、中間膜20が中間膜30より厚く形成されてもよい。中間膜20、30としては、例えば、ポリシリコン、二酸化ケイ素などが用いられる。
中間膜20、30は、図2(b)に示すように、それぞれ振動部10bから離れた状態で形成される。従って、振動部10bの表面側には空洞K1が形成され、振動部10bの裏面側には空洞K2が形成される。これにより、振動部10bの機械的な振動を許容する。空洞K1、K2は、例えば、真空雰囲気に設定されるが、これに代えて、例えば窒素ガスやアルゴンガス等の水晶に対して不活性なガス雰囲気に設定されてもよい。中間膜20、30は、例えば、真空蒸着やスパッタ蒸着により圧電振動片10の表面及び裏面のそれぞれに成膜されることにより形成される。
裏面側の中間膜30は、貫通電極65に対応してY方向に貫通する貫通穴30aが形成される。この貫通穴30aには、貫通電極67が形成される。中間膜30の裏面には、貫通電極67を覆うように矩形状の接続電極68が形成される。貫通電極67によって、接続電極66と接続電極68とが電気的に接続される。中間膜30は、引出電極64に対応してY方向に貫通する貫通穴30bが形成される。この貫通穴30bには、貫通電極69が形成される。中間膜30の裏面には、貫通電極69を覆うように矩形状の接続電極70が形成される。貫通電極69によって、引出電極64と接続電極70とが電気的に接続される。貫通電極67、69は、例えば、銅めっきや導電性ペーストの充填により形成される。接続電極68、70は、例えば、メタルマスクを介したスパッタ蒸着または真空蒸着等により形成される。
封止膜40、50は、中間膜20、30のそれぞれを覆った状態で形成される。封止膜40、50は、同一の厚さ(Y方向の幅)に形成されるが、これに限定されず、例えば、封止膜40が封止膜50より厚く形成されてもよい。封止膜40、50としては、例えば、窒化シリコン等が用いられる。封止膜40、50は、例えば、真空蒸着やスパッタ蒸着により中間膜20、30上のそれぞれに成膜されることにより形成される。
裏面側の封止層50は、貫通電極67、69のそれぞれに対応してY方向に貫通する貫通穴50a、50bが形成される。この貫通穴50a、50bには、貫通電極71、73がそれぞれ形成される。封止膜50の裏面には、貫通電極71等を覆うように矩形状の圧電接続パッド72等が形成される。貫通電極71により、接続電極68と圧電接続パッド72とが電気的に接続される。また、貫通電極73により、接続電極70と圧電接続パッド74とが電気的に接続される。貫通電極71、73は、例えば、銅めっきや導電性ペーストの充填により形成される。圧電接続パッド72、74は、例えば、メタルマスクを介したスパッタ蒸着または真空蒸着等により形成される。
圧電接続パッド72は、貫通電極71、接続電極68、貫通電極67、接続電極66、及び貫通電極65を介して引出電極63(励振電極61)に電気的に接続される。一方、圧電接続パッド74は、貫通電極73、接続電極70、及び貫通電極69を介して引出電極64(励振電極62)に電気的に接続される。
フレーム120は、導電性の薄板状の部材から形成され、圧電デバイス100の裏面(−Y側の面)側かつXZ平面に対して平行に配置される。フレーム120としては、銅板である。なお、フレーム120は、銅板に代えて、導電性を持った材質(例えば銅合金製や42アロイ製)の板が用いられてもよい。また、フレーム120は、導電性部材であることに限定されず、セラミック基板やガラエポ基板などが採用されてもよい。以上のフレーム120に関する事項については、後述する他の実施形態に係るフレーム220等についても同様である。
フレーム120は、ダイパッド部121と、外部端子122a、122b、122c、122dと、サポート部123とを有している。ダイパッド部121、外部端子122a等、及びサポート部123は、同一部材から形成され、それぞれの厚さは同一に形成されている。なお、ダイパッド部121、外部端子122a等、及びサポート部123の一部又は全部は、異なる部材から形成されてもよく、厚さが異なって形成されてもよい。この場合、ダイパッド部121と及びサポート部123は、非導電性の材質で形成されてもよい。なお、外部端子122a、122b、122c、122dは、圧電デバイス100が基板等に搭載された際の外部端子として用いられる。
ダイパッド部121は、表面(+Y側の面)に圧電素子110が搭載されて固定される部分である。ダイパッド部121は、Y方向から見て中央部分の領域に形成され、圧電素子110の形状に対応して形成される。ダイパッド部121は、Y方向から見て圧電素子110よりも若干大きい面積を有し、かつ圧電素子110を支持可能な強度を有している。ダイパッド部121は、例えば板状部材の表面の所定の領域が厚さ方向(Y方向)に打ち抜かれて形成される。
外部端子122a、122b、122c、122dは、それぞれ圧電デバイス100の裏面(−Y側の面)の4つの角部を含む領域に形成される。外部端子122a〜122dは、それぞれ+X側かつ+Z側、+X側かつ−Z側、−X側かつ+Z側、−X側かつ−Z側に配置され、ダイパッド部122aと一体的に形成される。なお、外部端子122a〜122dは、ダイパッド部121と分離して形成されてもよい。外部端子122a〜122dは、それぞれ外周に沿ってX方向及びZ方向に伸びるL字状に形成される。
サポート部123は、ダイパッド部121とフレーム部124とを接続するための部材であり、圧電デバイス100の製造時にフレーム部124にダイパッド部121を保持する。なお、フレーム部124は、圧電デバイス100の製造工程において圧電デバイス100と分離される。サポート部123は、フレーム部124の内側辺部の中央部分からそれぞれダイパッド部121まで引き出され、Y方向から見て帯状に形成される。なお、フレーム120は上記構成に限定されない。例えば、ダイパッド部121、外部端子122a等、及びサポート部123のそれぞれの形状は、四角形以外であってもよい。また、外部端子122a等の数は、5つ以上あるいは3つ以下でもよい。なお、これらのフレーム120に関する事項については、後述するフレーム220等についても同様に適用可能である。
電子部品130は、圧電素子110の表面(+Y側の面)側に配置され、圧電素子110に積層した状態で接着等により保持される。電子部品130としては、例えば、圧電素子110と共に発振回路及び/又は温度補償回路などの付帯回路を備え、かつこれを集積したICチップ等である。電子部品130は、表面(+Y側の面)に例えば6つの部品接続パッドを有する。これら6つの部品接続パッドのうち2つの部品接続パッド131、132は、圧電接続パッド72、74を介して、励振電極61、62と電気的に接続される。残る4つの部品接続パッド133、134、135、136は、それぞれ、例えばグラウンド用接続パッド、スタンバイ機能用接続パッド、発振回路からの出力用接続パッド、駆動用電圧用接続パッドである。
ボンディングワイヤ141〜146は、圧電素子110、電子部品130、フレーム120間を電気的に接続する接続部材である。ボンディングワイヤ141〜146としては、例えば金(Au)の細線が用いられる。なお、後述する実施形態のボンディングワイヤ241等についても同様である。ボンディングワイヤ141は、部品接続パッド131と圧電接続パッド72とを電気的に接続する。ボンディングワイヤ142は、部品接続パッド132と圧電接続パッド74とを電気的に接続する。ボンディングワイヤ143は、部品接続パッド133と外部端子122aとを電気的に接続する。ボンディングワイヤ144は、部品接続パッド134と外部端子122bとを電気的に接続する。ボンディングワイヤ145は、部品接続パッド135と外部端子122cとを電気的に接続する。ボンディングワイヤ146は、部品接続パッド136と外部端子122dとを電気的に接続する。
樹脂部150は、フレーム120の+Y側から、圧電素子110、電子部品130、及びボンディングワイヤ141等を覆うように形成される。これにより、圧電素子110、電子部品130、及びボンディングワイヤ141等を衝撃、湿気、汚染物質などから保護することができる。樹脂部150としては、例えばエポキシなどの熱硬化性樹脂が用いられる。なお、樹脂部150は、このように電子部品130及びボンディングワイヤ141等の全てを覆うことに限定されず、例えば、電子部品130及びボンディングワイヤ141等の一方または双方の一部を露出させるものでもよい。
このように、圧電デバイス100によれば、圧電振動片10を含む圧電素子110が薄く形成されるので、圧電デバイス100の低背化を実現することができるとともに、圧電素子110がフレーム120に搭載されて樹脂部150で覆われるので、耐久性及び取扱性を向上させることができる。また、フレーム120には、外部端子122a等を備えるので、圧電デバイス100が基板に搭載される場合に基板との電気的接続を容易に行うことができる。また、接続部材141等としてボンディングワイヤが用いられるので、圧電素子110とフレーム120との電気的接続を容易かつ確実に行うことができる。また、電子部品130は圧電素子110に積層した状態で保持されるので、圧電デバイス100全体として小型化を図ることができる。
(圧電デバイス100の製造方法)
次に、圧電デバイス100の製造方法について、図3〜図5を用いて説明する。図3は、図1に示す圧電デバイス100の製造方法を説明するフローチャートである。図3に示すフローチャートのうち、図4は圧電素子110を形成する工程の一部を示し、図5は、切断工程前のフレーム120を示す平面図である。なお、図5では、圧電素子110が配置される領域を点線で示している。以下の説明では、図3のフローチャートに沿いつつ、適宜図4、図5を参照して説明する。
図3に示すように、圧電素子110を形成する(ステップS01)。圧電素子110は、例えば以下の工程により形成される。まず、圧電ウェハAWが用意され、その加工が行われる。圧電ウェハAWとしては、例えば、ATカットされた水晶ウェハが用いられる。圧電ウェハAWの加工では、振動部10bの形成や、励振電極61、62及び引出電極63、64の形成、貫通穴10dの形成、貫通電極65の形成、接続電極66の形成が行われる。
次いで、圧電ウェハAW(圧電振動片10)の表面及び裏面に、振動部10bを挟んで励振電極61、62が形成されるとともに、この励振電極61、62から延びる引出電極63、64が形成される。次いで、圧電ウェハAWの、引出電極63に対応する部分に、Y方向に貫通する貫通穴10dが形成され、貫通穴10dに、例えば、銅めっきや導電性ペーストの充填によって、貫通電極65が形成される。次いで、この貫通電極65を覆うように接続電極66が形成される。
続いて、振動部10bの表面側及び裏面側には、犠牲層75、76が形成される。犠牲層75、76としては、例えば、二酸化珪素(SiO)、アモルファスシリコン、フォトレジスト、その他ポリマー材料等が適宜選択可能である。続いて、例えば、CMP(化学機械研磨)により犠牲層75、76が平坦化される。この平坦化により、圧電振動片10の周辺部10aの犠牲層75、76が除去される。
続いて、圧電ウェハAWの表面及び裏面のそれぞれに中間膜20、30が形成される。中間膜20、30としては、例えば、ポリシリコン、二酸化ケイ素が用いられる。中間膜形成工程は、例えば、真空蒸着やスパッタ蒸着、低圧CVD等が用いられる。続いて、レジスト膜78、79が形成される。図4(a)に示すように、中間膜20、30の表面及び裏面の全面にレジスト膜78、79が形成される。続いて、レジスト膜78、79に対して、所定のマスクを用いた露光処理を行った後、現像処理を行うことにより、レジストパターンとして、Y方向に貫通する複数の貫通穴78a、79aが形成される。貫通穴78a、79aは、犠牲層75、76に対応する箇所に形成される。また、裏面側のレジスト膜79には、貫通電極65に対応してY方向に貫通する貫通穴79bが形成されるとともに、引出電極64に対応してY方向に貫通した貫通穴79cが形成される。
続いて、中間膜20、30のエッチングが行われる。図4(b)に示すように、レジストパターンを介して中間膜20、30がエッチングされることにより、中間膜20、30には、レジスト膜78、79の貫通穴78a、79aに連通する貫通穴20a、30cが形成される。貫通穴20a、30cの形成により、犠牲層75、76は、貫通穴78a、79a及び貫通穴20a、30cを介して外部に露出される。また、裏面の中間膜30には、貫通穴79b、79cに対応してY方向に貫通する貫通穴30a、30bが形成される。
続いて、レジスト膜78、79が所定の剥離液等によって除去される。次いで、中間膜30の貫通穴30a、30bに貫通電極67、69が、銅メッキや導電性ペーストの充填等により形成される。次いで、貫通電極67、69を覆うように矩形状の接続電極68、70が形成される。接続電極68、70は、例えば、フォトリソグラフィ法及びエッチング、またはメタルマスクを介したスパッタ蒸着や真空蒸着などにより導電性の金属膜が成膜されて形成される。なお、貫通電極67を介して接続電極66と接続電極68とが電気的に接続され、貫通電極69を介して引出電極64と接続電極70とが電気的に接続される。
続いて、図4(c)に示すように、犠牲層75、76は、中間膜20、30の貫通穴20a、30cを介して、例えば、ドライエッチングあるいは溶解等の処理によって除去される。犠牲層75、76の除去と同時に、振動部10bに残存する不純物も貫通穴20a、30cを通じて除去される。犠牲層75、76が除去されることにより、振動部10bの表面側に空洞K1が形成され、振動部10bの裏面側に空洞K2が形成される。
続いて、犠牲層75、76を除去した後、高温アニールが行われる。この高温アニールは、例えば、加熱炉内に圧電ウェハAWが投入されて所定の温度まで加熱されることにより行う。これにより、中間膜20、30が加熱されて貫通穴20a、30cを閉塞させる。なお、加熱の際、加熱炉内を真空に設定することにより、貫通穴20a、30cを閉塞した際に、空洞K1、K2内を真空雰囲気に設定できる。続いて、中間膜20、30の全面を覆うように封止膜40、50が形成される。封止膜40、50としては、例えば、窒化シリコン等が用いられる。封止膜40、50は、例えば、真空蒸着やスパッタ蒸着等により成膜される。
続いて、図4(d)に示すように、電極が形成される。本工程では、先ず、裏面側の封止膜50に、Y方向に貫通する貫通穴50a、50bが形成される。貫通穴50a、50bは、中間膜30に形成された接続電極68、70に対応した位置に形成される。貫通穴50a、50bは、例えば、フォトリソグラフィ法により形成したレジストパターンを介して封止膜50をエッチングすることにより形成される。次いで、貫通穴50a、50bのそれぞれに貫通電極71、73が形成される。貫通電極71、73は、例えば、銅メッキや導電性ペーストの充填等により形成される。
次いで、この貫通電極71、73を覆うように矩形状の圧電接続パッド72、74が形成される。圧電接続パッド72、74は、例えば、フォトリソグラフィ法及びエッチング、またはメタルマスクを介したスパッタ蒸着や真空蒸着、導電性ペーストの塗布などにより導電性の金属膜が成膜されて形成される。なお、貫通電極71を介して接続電極68と圧電接続パッド72とが電気的に接続され、貫通電極73を介して接続電極70と圧電接続パッド74とが電気的に接続される。
続いて、圧電ウェハAWは、予め設定されたスクライブラインに沿って、例えば、レーザやダイシングソーなどにより切断される。これにより、個別化された圧電素子110が完成する。なお、図4(d)に示すものでは、中間膜20、30の側面が露出したままの状態となっているが、図2(b)の圧電デバイス100のように中間膜20、30の側面が封止膜40、50に覆われるようにしてもよい。
また、図3に示すように、フレーム120を形成する(ステップS11)。先ず、フレーム120を複数個取りする銅板等の薄板部材が用意される。薄板部材は、XZ平面に対して平行に配置される。次いで、薄板部材の表面の所定の領域が例えばパンチプレス等により打ち抜かれる。これにより、図5に示すように、薄板部材には、環状のフレーム部124の内側にダイパッド部121と、外部端子122a〜122dと、サポート部123とが形成される。また、外部端子122a等とフレーム部124とを接続する支持部125が形成される。なお、図5では、1個のフレーム120が形成される領域のみを示し、他の領域については省略している。
続いて、図3に示すように、フレーム120に圧電素子110を搭載する(ステップS02)。圧電素子110は、フレーム120のダイパッド部121の所定の領域に配置され搭載される。圧電素子110は、図2(b)に示すものと異なり、上下方向が逆に配置される。すなわち、圧電素子110は、2つの圧電接続パッド72、74の形成面が+Y側となるように配置される。本工程では、先ず、ダイパッド部121の表面に、例えば接着剤が塗布される。次いで、接着剤の上に圧電素子110が載置される。続いて、圧電素子110は、上方(+Y側)から軽く押圧されることによりダイパッド部121に接着される。
続いて、電子部品130を搭載する(ステップS03)。圧電素子110には、例えば接着剤を介して電子部品130が接着される。電子部品130は、圧電素子110の+Y側の面において、2つの圧電接続パッド72、74の一部又は全部が露出するように配置され、かつ圧電素子110に積層した状態で保持される。
続いて、ボンディングワイヤ140により圧電素子110、電子部品130、フレーム120間を電気的に接続する(ステップS04)。電気的接続は、例えばボンディング装置を用いてワイヤボンディングにより行われる。ボンディングワイヤ141、142を介して部品接続パッド131、132と圧電接続パッド72、74とが電気的に接続される。また、ボンディングワイヤ143、144を介して部品接続パッド133、134と外部端子122a、122bとが電気的に接続される。また、ボンディングワイヤ145、146を介して部品接続パッド135、136と外部端子122c、122dとが電気的に接続される。
続いて、圧電素子110及び電子部品130を樹脂部150で覆う(ステップS05)。フレーム120の表面側全体にエポキシ等の樹脂を塗布して硬化させてもよく、またはフレーム120上に型を配置して、この型に樹脂を流し込んで硬化させてもよい。型を用いる場合は、圧電素子110、電子部品130、及びボンディングワイヤ141等を型で覆うように配置される。この段階では、1枚のフレーム120上に、例えば複数の圧電素子110が格子状に並んだ状態となっている。
続いて、フレーム120の一部を切断する(ステップS06)。フレーム120は、圧電素子110やボンディングワイヤ141等の周りに沿って例えばダイシングブレード等によって切断される。フレーム120は、図1(a)に示すように、フレーム部124及び支持部125が切り離される。これにより、圧電デバイス100が個別化される。以上により圧電デバイス100が完成する。
この圧電デバイス100の製造方法によれば、ウェハレベルパッケージングの手法を用いて圧電素子110を容易に形成することができ、この圧電素子110をフレーム120に搭載して樹脂部150で覆うことにより、耐久性及び取扱性が向上した圧電デバイス100を容易に製造することができる。
<第2実施形態>
続いて、第2実施形態について、図6(a)を用いて説明する。図6(a)は、第2実施形態の一例を示す断面図であり、図1(a)のA−A線に相当する線に沿った断面図である。圧電デバイス200は、以下に説明する構成を除き、第1実施形態に係る圧電デバイス100と同様に構成される。なお、以下の説明において第1実施形態と同一または同等の構成部分については同一符号を付けて説明を省略または簡略化する。圧電デバイス200は、図6(a)に示すように、圧電素子110と、フレーム220と、電子部品130と、ボンディングワイヤ(接続部材)241a等と、樹脂部150とを有する。
圧電素子110は、フレーム220の+Y側に配置され搭載される。なお、圧電素子110は、2つの圧電接続パッド72、74の形成面が+Y側となるように配置される。電子部品130は、圧電素子110の+Y側に配置され、圧電素子110に積層した状態で接着等により保持される。フレーム220は、内部接続端子222e、222fを有する。内部接続端子222e、222fは、ダイパッド部121の+X側及び−X側にそれぞれ形成される。このような内部接続端子222e、222fは、フレーム220の他の外部端子122a等と異なり、圧電デバイス200が基板等に搭載された際の外部端子としては用いられない。後述する他の実施形態に係る内部接続端子322e、322f、422e、422f、422e、422f、522e、522f、622e、622f、822e、822fについても同様である。
ボンディングワイヤ241a等は、部材どうしを電気的に接続する接続部材である。ボンディングワイヤ241a、242aは、圧電接続パッド72、74と内部接続端子222e、222fとを電気的に接続する。ボンディングワイヤ241b、242bは、内部接続端子222e、222fと部品接続パッド131、132とを電気的に接続する。このような内部接続端子222e、222fは、ダイパッド部121の+X側及び−X側に形成されることに限定されず、例えばダイパッド部121の+Z側や−Z側に形成されてもよい。なお、圧電デバイス200の製造方法は、圧電デバイス100等の製造方法とほぼ同様である。
このような圧電デバイス200によれば、圧電デバイス100と同様に、圧電振動片10を含む圧電素子110が薄く形成されるので圧電デバイス200の低背化を実現することができるとともに、圧電素子110がフレーム220に搭載されて樹脂部150で覆われるので耐久性及び取扱性を向上させることができる。また、圧電接続パッド72、74と部品接続パッド131、132とは内部接続端子222e、222fを介して電気的に接続されるので、圧電接続パッド72、74と部品接続パッド131、132とが近接して配置される場合であっても、ワイヤボンディングによって電気的接続を容易かつ確実に行うことができる。
<第3実施形態>
続いて、第3実施形態について、図6(b)を用いて説明する。図6(b)は、第3実施形態の一例を示す断面図であり、図1(a)のA−A線に相当する線に沿った断面図である。圧電デバイス300は、以下に説明する構成を除き、第1実施形態に係る圧電デバイス100と同様に構成される。なお、以下の説明において第1実施形態と同一または同等の構成部分については同一符号を付けて説明を省略または簡略化する。圧電デバイス300は、図6(b)に示すように、圧電素子110と、フレーム320と、電子部品130と、導電材(接続部材)341a等と、ボンディングワイヤ(接続部材)341b等と、樹脂部150とを有する。
圧電素子110は、フレーム320の+Y側に配置され搭載される。電子部品130は、圧電素子110の+Y側に配置され、圧電素子110に積層した状態で接着等により保持される。フレーム320は内部接続端子322e、322fを有する。このような内部接続端子322e、322fは、それぞれダイパッド部321の+X側、−X側に形成される。内部接続端子322e、322fは、Y方向から見て圧電接続パッド72、74に対応する領域に形成される。ダイパッド部321は、Y方向から見て圧電素子110に対して狭い領域に形成される。
導電材341a、342a及びボンディングワイヤ341b、342bは、部材を電気的に接続する接続部材である。導電材341a、342aとしては、例えば、導電性接着剤や半田等が用いられる。後述する他の実施形態に係る導電材741a等についても同様である。なお、図面(図6(b)等)では、導電材341a等は接続後の状態を概略的に示している。導電材341a、342aは、圧電接続パッド72、74と内部接続端子322e、322fとを電気的に接続する。
ボンディングワイヤ341b、342bは、内部接続端子322e、322fと部品接続パッド131、132とを電気的に接続する。なお、圧電デバイス300の製造方法は、導電材341a、342aの接続を除き、圧電デバイス100の製造方法とほぼ同様である。また、導電材341a、342aは圧電接続パッド72、74と内部接続端子322e、322fとを電気的に接続すると同時に、圧電素子110を固定する効果もあるため、場合によっては、ダイパッド部321を省略してもよい。
このような圧電デバイス300によれば、上記した圧電デバイス100等と同様に、圧電振動片10を含む圧電素子110が薄く形成されるので圧電デバイス300の低背化を実現することができるとともに、圧電素子110がフレーム320に搭載されて樹脂部150で覆われるので耐久性及び取扱性を向上させることができる。また、隣接するボンディングワイヤ143〜146の間隔が広がるので、ボンディングワイヤ143〜146同士の接触を防止することができる。
<第4実施形態>
続いて、第4実施形態について、図6(c)を用いて説明する。図6(c)は、第4実施形態の一例を示す断面図であり、図1(a)のA−A線に相当する線に沿った断面図である。圧電デバイス400は、以下に説明する構成を除き、第2実施形態に係る圧電デバイス200と同様に構成される。なお、以下の説明において、第2実施形態と同一または同等の構成部分については同一符号を付けて説明を省略または簡略化する。圧電デバイス400は、図6(c)に示すように、圧電素子110と、フレーム220と、電子部品130と、金属バンプ(接続部材)441a等と、ボンディングワイヤ(接続部材)441b等と、樹脂部150とを有する。
圧電素子110は、フレーム120の+Y側に配置され搭載される。なお、圧電素子110は、2つの圧電接続パッド72、74の形成面が+Y側となるように配置される。電子部品130は、圧電素子110の+Y側に配置される。電子部品130は、6つの部品接続パッド131等の形成面が−Y側となるように配置される。圧電素子110の+Y側の面には、例えば6つの引き回し電極461等が形成される。これら6つの引き回し電極461等のうち、引き回し電極461は、Y方向から見て部品接続パッド131に対応する領域から+X方向に引き出されて圧電接続パッド72まで形成される。また、引き回し電極462は、Y方向から見て部品接続パッド132に対応する領域から−X方向に引き出されて圧電接続パッド74まで形成される。上記6つの引き回し電極461等のうち残りの4つの引き回し電極(不図示)は、Y方向から見て部品接続パッド133〜136に対応する領域から引き出され、例えば放射状に延びるように、それぞれ角部の周辺領域まで形成される。引き回し電極161等は、例えば励振電極61等と同様の金属膜の構成である。後述する引き回し電極についても同様の構成である。
金属バンプ441a等及びボンディングワイヤ441b等は、部材どうしを電気的に接続する接続部材である。金属バンプ441a、442aとしては、例えば金バンプである。金属バンプ441a、442aは、部品接続パッド131、132と引き回し電極161、162とを電気的に接続する。同様に、金属バンプ(不図示)は、部品接続パッド133〜136と引き回し電極(不図示)とを電気的に接続する。ボンディングワイヤ444等は、引き回し電極(不図示)と外部端子122a〜122dとを電気的に接続する。これにより部品接続パッド133〜136と外部端子122a〜122dとが電気的に接続される。
圧電デバイス400の製造方法は、上記した圧電デバイス100の製造方法とほぼ同様である。ただし、部品接続パッド131等と引き回し電極461等との電気的接続は、フリップチップボンディングにより行われる。
このような圧電デバイス400によれば、上記した圧電デバイス100等と同様に、圧電振動片10を含む圧電素子110が薄く形成されるので圧電デバイス400の低背化を実現することができるとともに、圧電素子110がフレーム220に搭載されて樹脂部150で覆われるので耐久性及び取扱性を向上させることができる。また、部品接続パッド131等は電子部品130の−Y側の面に配置され、かつ金属バンプ141a等を介して引き回し電極161等と電気に接続されるので、上記した圧電デバイス100〜300に比べて、圧電デバイスを低背化することができる。
<第5実施形態>
続いて、第5実施形態について、図7(a)を用いて説明する。図7(a)は、第5実施形態の一例を示す断面図であり、図1(a)のA−A線に相当する線に沿った断面図である。圧電デバイス500は、以下に説明する構成を除き、第1実施形態に係る圧電デバイス100と同様に構成される。なお、以下の説明において、上記した実施形態と同一または同等の構成部分については同一符号を付けて説明を省略または簡略化する。圧電デバイス500は、図7(a)に示すように、圧電素子110と、フレーム520と、電子部品130と、金属バンプ(接続部材)541b等と、樹脂部150とを有する。
圧電素子110は、フレーム520の+Y側に配置され搭載される。なお、圧電素子110は、2つの圧電接続パッド72、74の形成面が−Y側となるように配置される。圧電素子110は内部接続端子522e等により支持される。フレーム520はダイパッド部を有しない構成となっている。電子部品130は、圧電素子110の−Y側の中央部分に配置され、圧電素子110に積層した状態で保持される。電子部品130は、Y方向から見て内部接続端子522e等に囲まれるように配置される。
圧電素子110の−Y側の面には、例えば6つの引き回し電極561等が形成される。これら6つの引き回し電極561等のうち、引き回し電極561は、圧電接続パッド72から−X方向に引き出され、部品接続パッド131に対応する領域まで形成される。また、引き回し電極562は、圧電接続パッド74から+X方向に引き出され、部品接続パッド132に対応する領域まで形成される。上記6つの引き回し電極561等のうち残りの4つの引き回し電極(不図示)は、部品接続パッド133〜136に対応する領域から、例えば放射状に延びるように、それぞれ角部周辺まで引き出されて、外部端子122a〜122dに対応する領域まで形成される。
金属バンプ541b等は、部材どうしを電気的に接続する接続部材である。金属バンプ541b、542bは、部品接続パッド131、132と引き回し電極561、562とを電気的に接続する。これにより圧電接続パッド72、74と部品接続パッド131、132とが電気的に接続される。金属バンプ(不図示)は、部品接続パッド133〜136と引き回し電極(不図示)とを電気的に接続する。また、導電材(不図示)により、引き回し電極(不図示)と外部端子122a〜122dとが電気的に接続される。導電材としては、例えば、導電性接着剤や半田等が用いられる。これにより部品接続パッド133〜136と外部端子122a〜122dとが電気的に接続される。
なお、圧電デバイス500の製造方法は、上記した圧電デバイス100の製造方法とほぼ同様である。ただし、電子部品130は、圧電素子110の−Y側に配置され搭載される。また、金属バンプ541a等による電気的接続は、フリップチップボンディングにより行われる。
このような圧電デバイス500によれば、上記した圧電デバイス100等と同様に、圧電振動片10を含む圧電素子110が薄く形成されるので圧電デバイス500の低背化を実現することができるとともに、圧電素子110がフレーム520に搭載されて樹脂部150で覆われるので耐久性及び取扱性を向上させることができる。また、接続部材として金属バンプ541b等が用いられるので、電気的接続を容易かつ確実に行うことができるとともに、上記した圧電デバイス400に比べてより一層の低背化を実現することができる。
<第6実施形態>
続いて、第6実施形態について、図7(b)を用いて説明する。図7(b)は、第6実施形態の一例を示す断面図であり、図1(a)のA−A線に相当する線に沿った断面図である。圧電デバイス600は、以下に説明する構成を除き、第1実施形態に係る圧電デバイス100と同様に構成される。なお、以下の説明において、第1実施形態と同一または同等の構成部分については同一符号を付けて説明を省略または簡略化する。圧電デバイス600は、図7(b)に示すように、圧電素子110と、フレーム620と、電子部品130と、ボンディングワイヤ(接続部材)641a等と、樹脂部150とを有する。
フレーム620は、Y方向から見て中央部分が周辺部分に比べて+Y側に突出した形状となっている。フレーム620の裏面(−Y側の面)の中央部分には+Y方向に凹んだ凹部626が形成される。凹部626は、圧電素子110や、電子部品130、接続部材641a等などが収容かつ搭載可能となっている。凹部626の深さ(Y方向の距離)は、収容される構成部材の形状に応じて設定される。フレーム620は、ダイパッド部621と、例えば2つの内部接続端子622e等と4つの外部端子(不図示)を有する。内部接続端子622e、622fは、それぞれダイパッド部621の+X側、−X側に形成される。また、4つの外部端子(不図示)は、Y方向から見て外部端子122a〜122dに対応する領域に形成される。上記2つの内部接続端子622e等と4つの外部端子は、例えば、Y方向から見てダイパッド部621を囲んで配置される。なお、後述する第7及び第8実施形態に係るフレーム720、820も同様の構成となっている。
圧電素子110は、フレーム620の凹部626に配置され搭載される。なお、圧電素子110は、2つの圧電接続パッド72、74の形成面が−Y側となるように配置される。圧電素子110は、Y方向及びZ方向の向きが第1実施形態とは逆向きで配置される。電子部品130は、フレーム620の+Y側に配置され、フレーム620を挟んで圧電素子110から離間した状態でダイパッド部621に保持される。
ボンディングワイヤ641a等は、部材同士を電気的に接続する接続部材である。ボンディングワイヤ641a、642aは、圧電接続パッド72、74と内部接続端子622e、622fとを電気的に接続する。ボンディングワイヤ641b、642bは、部品接続パッド131、132と内部接続端子622e、622fとを電気的に接続する。これにより、圧電接続パッド72、74と部品接続パッド131、132とが電気的に接続される。また、ボンディングワイヤ(不図示)は、部品接続パッド133〜136と外部端子(不図示)とを電気的に接続する。なお、圧電デバイス600の製造方法は、圧電デバイス100の製造方法とほぼ同様である。ただし、凹部626は、プレス機などによりフレーム620を構成する平板状部材の中央部分が周辺部分に対して+Y方向に塑性変形させることにより形成される。なお、凹部626は、例えば凹部626の形状を有する鋳型を用いて鋳造により形成されてもよい。
このような圧電デバイス600によれば、上記した圧電デバイス100等と同様に、圧電振動片10を含む圧電素子110が薄く形成されるので圧電デバイス600の低背化を実現することができるとともに、圧電素子110がフレーム620に搭載されて樹脂部150で覆われるので耐久性及び取扱性を向上させることができる。また、電子部品130と圧電素子110とは、フレーム620を挟んで離間して配置されるので、電子部品130からの発熱等に起因して圧電素子110の振動特性が設計値から変化することを抑制し、圧電デバイスの品質を向上させることができる。
<第7実施形態>
続いて、第7実施形態について、図7(c)を用いて説明する。図7(c)は、第7実施形態の一例を示す断面図であり、図1(a)のA−A線に相当する線に沿った断面図である。圧電デバイス700は、以下に説明する構成を除き、第6実施形態に係る圧電デバイス600と同様に構成される。なお、以下の説明において、第6実施形態と同一または同等の構成部分については同一符号を付けて説明を省略または簡略化する。圧電デバイス700は、図7(c)に示すように、圧電素子110と、フレーム720と、電子部品130と、ボンディングワイヤ(接続部材)641b等と、導電材(接続部材)741a等と、樹脂部150とを有する。圧電デバイス700は、圧電デバイス600と異なり、圧電接続パッド72、74と内部接続端子722e、722fとの電気的接続は、ボンディングワイヤに変えて導電材741a、742aを介して行われる。導電材741a、742aとしては、例えば、導電性接着剤、半田等である。
圧電素子110は、フレーム720の凹部726に配置され搭載される。なお、圧電素子110は、2つの圧電接続パッド72、74の形成面が+Y側となるように配置される。内部接続端子722e、722fは、それぞれY方向から見て圧電接続パッド72、74に対応する領域を含む領域に形成される。ダイパッド部621は、Y方向から見て圧電素子110に対して狭い領域に形成される。なお、圧電デバイス700の製造方法は、圧電デバイス100の製造方法とほぼ同様である。また、導電材741a、742aは圧電接続パッド72、74と内部接続端子722e、722fとを電気的に接続すると同時に、圧電素子110を固定する効果もあるため、場合によっては、ダイパッド部621を省略してもよい。
このような圧電デバイス700によれば、圧電デバイス600の効果と同様に、圧電デバイス700の低背化を実現しかつ耐久性及び取扱性を向上させることができるとともに、電子部品130からの発熱等に起因して圧電素子110の振動特性が設計値から変化することが抑制されるので圧電デバイス700の品質を向上させることができる。また、圧電接続パッド72、74と内部接続端子722e、722fとの電気的接続に導電材741a、742aが用いられるので、ボンディングワイヤが用いられる場合に比べて、圧電デバイスをより低背化することができる。
<第8実施形態>
続いて、第8実施形態について、図8(a)を用いて説明する。図8(a)は、第8実施形態の一例を示す断面図であり、図1(a)のA−A線に相当する線に沿った断面図である。圧電デバイス800は、以下に説明する構成を除き、第1実施形態に係る圧電デバイス100と同様に構成される。なお、以下の説明において、上記した実施形態と同一または同等の構成部分については同一符号を付けて説明を省略または簡略化する。圧電デバイス800は、図8(a)に示すように、圧電素子110と、フレーム820と、電子部品130と、導電材(接続部材)841a等、金属バンプ(接続部材)841b等と、樹脂部150とを有する。
圧電素子110は、凹部826に配置されて搭載される。なお、圧電素子110は、2つの圧電接続パッド72、74の形成面が+Y側となるように配置される。圧電素子110は、内部接続端子822e等により支持される。なお、フレーム820は、ダイパッド部を有しない構成となっている。内部接続端子822e等のそれぞれは、Y方向から見て圧電接続パッド72等及び部品接続パッド131等に対応する領域を含んで形成される。
導電材841a等及び金属バンプ841b等は、部材どうしを電気的に接続する接続部材である。導電材841a、842aは、圧電接続パッド72、74と内部接続端子822e、822fとを電気的に接続する。金属バンプ841b、842bは、部品接続パッド131、132と内部接続端子822e、822fとを電気的に接続する。また、金属バンプ(不図示)は、部品接続パッド133〜136と外部端子(不図示)とを電気的に接続する。なお、圧電デバイス800の製造方法は、上記した圧電デバイス100等の製造方法とほぼ同様である。ただし、圧電素子110及び、電子部品130とフレーム820との接続はフリップチップボンディングにより行われる。
このような圧電デバイス800によれば、圧電デバイス600、700と同様に圧電デバイス800の低背化を実現しかつ耐久性及び取扱性を向上させることができるとともに、電子部品130からの発熱等に起因して圧電素子110の振動特性が設計値から変化することを抑制して圧電デバイス800の品質を向上させることができる。また、接続部材として金属バンプ841a等が用いられるので、ボンディングワイヤが用いられる場合に比べて、圧電デバイスをより一層低背化することができる。
<第9実施形態>
続いて、第9実施形態について、図8(b)を用いて説明する。図8(b)は、第9実施形態の一例を示す断面図であり、図1(a)のA−A線に相当する線に沿った断面図である。圧電デバイス900は、以下に説明する構成を除き、第1実施形態に係る圧電デバイス100と同様に構成される。なお、以下の説明において、上記した実施形態と同一または同等の構成部分については同一符号を付けて説明を省略または簡略化する。圧電デバイス900は、図8(b)に示すように、圧電素子110と、フレーム120と、ボンディングワイヤ(接続部材)944、946と、樹脂部150とを有する。なお、圧電デバイス900は、振動子である。
圧電素子110は、2つの圧電接続パッド72、74の形成面が+Y側となるように配置される。ボンディングワイヤ944、946は、圧電素子110とフレーム120とを電気的に接続する接続部材である。ボンディングワイヤ944、946は、圧電接続パッド72、74と外部端子122b、122dとを電気的に接続する。なお、圧電デバイス900の製造方法は、電子部品130が搭載されないことを除き、上記した圧電デバイス100等の製造方法とほぼ同様である。
このような圧電デバイス900によれば、圧電振動片10を含む圧電素子110が薄く形成されるので、圧電デバイス100の低背化を実現することができるとともに、圧電素子110がフレーム120に搭載されて樹脂部150で覆われるので、圧電デバイス900の割れ等を抑制して、より一層耐久性や取扱性が向上した圧電振動子を提供することができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は、上述した説明に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態の構成部分を組み合わせてもよい。また、上記実施形態に係る圧電デバイス100等のY方向から見たときの形状は、矩形状に限定されず四角以外の多角形状、円形状、長円形状、楕円形状などであってもよい。また、第1〜第8実施形態において、電子部品130は、設けられなくてもよく、あるいは複数が設けられてもよい。また、電子部品130としては、ICに限定されず、LSI、サーミスタ、コンデンサなどであってもよい。また、接続部材141等としては、ボンディングワイヤや、導電材、金属バンプに限定されず、例えば導電ボールなどであってもよい。また、上記した実施形態に係る接続部材141等は、異なる構成の接続部材141等と置き換えてもよく、例えば、上記実施形態において金属バンプを導電材に変えてもよい。また、接続部材141等による電気的接続方法は、ワイヤボンディングや、フリップチップボンディング、接着、あるいは半田に限定されず、導電ボールを介した接続などであってもよい。
10・・・圧電振動片
10a・・・周辺部
10b・・・振動部
20、30・・・中間膜
40、50・・・封止膜
72、74・・・圧電接続パッド
100、200、300、400、500、600、700、800、900・・・圧電デバイス
110・・・圧電素子
120、220、320、520、620、720、820・・・フレーム
122a、122b、122c、122d・・・外部端子
130・・・電子部品
131、132、133、134、135、136・・・部品接続パッド
141、142、143、144、145、146、241a、242a、241b、242b、341a、342a、341b、342b、441a、442a、541b、542b、641a、642a、641b、642b、741a、742a、841a、842a、841b、842b、944、946・・・接続部材
150・・・樹脂部
222e、222f、322e、322f、522e、522f、622e、622f、822e、822f・・・内部接続端子

Claims (9)

  1. 周辺部に対して肉薄の振動部を有する圧電振動片と、前記圧電振動片の表面及び裏面に、前記振動部から離間して前記周辺部と接合する中間膜と、前記中間膜に積層され、前記振動部の表裏に形成された一対の励振電極と電気的接続された圧電接続パッドをもう設けた封止膜と、とからなる圧電素子と、
    前記圧電素子の片側と接合され、外部と電気的に接続するための外部端子を具備するフレームと、前記圧電素子と共に発振回路及び/又は温度補償回路などの付帯回路を備えた集積したICチップ等の電子部品と、を含み、
    前記圧電素子、前記フレーム、前記電子部品間を電気的に接続する接続部材と、
    前記フレーム上において前記圧電素子、前記電子部品及び前記接続部材を覆う樹脂部と、を有する圧電デバイス。
  2. 前記圧電素子は圧電接続パッドを上向きに前記フレーム上面に積層され、前記電子部品は、部品接続パッドを上向きに前記圧電素子の上面に積層され、前記圧電接続パッドと前記電子部品接続パッド間及び、前記電子部品パッドと前記外部端子間の電気的接続はボンディングワイヤを用いたことを特徴とする請求項1の圧電デバイス。
  3. 前記圧電素子の圧電接続パッドは前記フレーム上に設けた内部接続端子と導電性接着剤や半田等にて接合され、前記電子部品は、部品接続パッドを上向きに前記圧電素子の上面に積層され、前記内部接続端子と前記電子部品接続パッド間及び、前記電子部品接続パッドと前記外部端子間との電気的接続はボンディングワイヤを用いたことを特徴とする請求項1の圧電デバイス。
  4. 前記圧電素子は圧電接続パッドを上向きに前記フレーム上面に積層され、前記電子部品の部品接続パッドは、前記圧電素子表面に設けた引き回し電極、圧電接続パッドと金属バンプや半田バンプにて接合され、前記引き回し電極と前記外部端子間の電気的接続はボンディングワイヤを用いたことを特徴とする請求項1の圧電デバイス。
  5. 前記電子部品の部品接続パッドは、前記圧電素子表面に設けた引き回し電極、圧電接続パッドと金属バンプや半田バンプにて接合され、前記引き回し電極は、外部端子と導電性接着材や半田等にて接続することを特徴とする請求項1の圧電デバイス。
  6. 前記フレームの片側に前記圧電素子を積層され、もう片側に前記電子部品を積層され、
    前記電子部品接続パッドと前記外部端子間及び、前記フレーム上に設けた内部接続端子を仲介とした前記電子部品接続パッドと前記圧電接続パッド間の電気的接続はワイヤボンディングであることを特徴とする請求項1の圧電デバイス。
  7. 前記フレームの片側に前記圧電素子を積層され、もう片側に前記電子部品を積層され、
    前記圧電接続パッドと前記フレームに設けた内部接続端子とは、導電性接着剤や半田にて接合され、前記電子部品接続パッドと前記外部端子及び、前記内部接続端子間の電気的接続はワイヤボンディングであることを特徴とする請求項1の圧電デバイス。
  8. 前記フレームの片側に前記圧電素子を積層され、もう片側に前記電子部品を積層され、
    前記圧電接続パッドと前記フレームに設けた内部接続端子とは、導電性接着剤や半田にて接合され、前記電子部品接続パッドと前記外部端子及び、前記内部接続端子間の電気的接続は金属バンプや半田バンプを介在したフリップチップボンディングであることを特徴とする請求項1の圧電デバイス。
  9. フレームと、前記フレームに搭載される圧電素子と、を有する圧電デバイスであって、
    前記圧電素子は、周辺部の内側に振動部を有する圧電振動片と、前記圧電振動片の表面及び裏面に、前記振動部から離間して前記周辺部と接合する中間膜と、前記中間膜に積層される封止膜と、を含み、
    前記圧電素子と前記フレームとを電気的に接続する接続部材と、
    前記フレーム上において前記圧電素子及び前記接続部材を覆う樹脂部と、を有する圧電デバイス。
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