JP2016026917A - 印刷制御システム、印刷制御装置、印刷制御方法、及びプログラム - Google Patents

印刷制御システム、印刷制御装置、印刷制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 適切に印刷を行うことができる。【解決手段】 印刷データの印刷設定情報と、印刷装置の給紙部にセットされている用紙に関する用紙情報と、印刷可能とする印刷設定情報と用紙情報との組み合わせを示す印刷可能情報とに基づいて、印刷データによる印刷が可能であるか否かを判定する。その判定結果に基づいて、印刷データによる印刷を制御する。【選択図】 図9

Description

本発明は、給紙部を有する印刷装置に対して出力する印刷データによる印刷を制御する技術に関するものである。
プリンタで画像を形成する(印刷する)ために用いられる用紙等のメディアの種類やサイズは多種多様である。そのプリンタに接続されるデータ処理装置(例えば、PC(パーソナルコンピュータ))から、印刷データをプリンタに供給して印刷を行う場合、データ処理装置に搭載されているプリンタドライバの設定画面を用いてユーザがメディアの種類やサイズを設定する。一方、ユーザは、プリンタドライバを用いてメディアの種類やサイズ以外にも様々な設定項目について設定することができるため、プリンタで実際に使用可能な設定項目を正しく設定できずに印刷を指示する場合が考えられる。
これを回避するために、プリンタドライバは、設定項目の組み合わせが正しくないと判断した場合、設定項目を変更して印刷データを生成して、プリンタへ送信する方法がある。一方、プリンタの給紙部では、印刷可能なメディアやサイズが制限されている場合がある。例えば、特許文献1では、印刷データにおいて指定された用紙サイズが給紙部のサポート範囲外であることを判定した場合、そのことを示す警告画面をプリンタに接続されるデータ処理装置上で表示することが記載されている。
特開2006−18463号公報
プリンタドライバが、設定項目の組み合わせが正しくないと判断した場合に設定項目を変更して印刷データを生成する技術と特許文献1の技術を用いた場合、印刷が適切に行われない場面が考えられる。例えば、ユーザがメディアの種類に「普通紙」、サイズに「はがき」を設定する。一方、プリンタの給紙部もメディアの種類として「普通紙」、サイズとして「はがき」をサポートしているとする。ここで、プリンタドライバが、「メディア:普通紙」、「サイズ:はがき」が正しくない組み合わせと判断し、メディアの種類を「普通紙」から「はがき」に変更して印刷データを生成したとする。一方、給紙部では、「普通紙」、「はがき」が印刷可能となっているため、変更後のメディアの種類とサイズの組み合わせはサポート外と判断され、警告画面が表示されることとなり、適切に印刷が行われないおそれがある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、適切に印刷を行う技術を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明による印刷制御システムは以下の構成を備える。即ち、
給紙部を有する印刷装置を制御する印刷制御システムであって、
印刷データの印刷設定情報と、前記印刷装置の給紙部にセットされている用紙に関する用紙情報と、印刷可能とする前記印刷設定情報と前記用紙情報との組み合わせを示す印刷可能情報とに基づいて、前記印刷データによる印刷が可能であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果に基づいて、前記印刷データによる印刷を制御する制御手段と
を備える。
本発明によれば、適切に印刷を行うことができる。
システムの構成を示すブロック図である。 プリンタドライバの内部構成を示すブロック図である。 印刷設定画面の一例を示す図である。 用紙情報の一例を示す図である。 印刷設定変更条件の一例を示す図である。 印刷可能情報の一例を示す図である。 印刷可能情報を使用せずに印刷設定情報と用紙情報を用いて印刷可能であるかを判定する場合を示す図である。 警告画面の表示例を示す図である。 印刷設定情報と用紙情報に加えて印刷可能情報を使用して印刷可能であるかを判定する場合を示す図である。 複数の給紙部を備えるプリンタの一例を示す図である。 実施形態1の印刷データ生成処理を示すフローチャートである。 実施形態1の印刷処理を示すフローチャートである。 実施形態1の印刷可能判定処理を示すフローチャートである。 実施形態2の印刷データ生成処理を示すフローチャートである。 実施形態2の印刷可能判定処理を示すフローチャートである。 実施形態1及び2の第1の特徴の具体例を示す図である。 実施形態1及び2の第2の特徴の具体例を示す図である。 補足条件に印刷設定変更情報を加えた印刷可能情報の一例を示す図である。 実施形態1及び2の第1の特徴に対する処理を示す図である。 実施形態1及び2の第2の特徴に対する処理を示す図である。 実施形態3の印刷データ生成処理を示すフローチャートである。 実施形態5の印刷可能情報の一例を示す図である。 実施形態6の課題を示すフローチャートである。 実施形態6の課題の解決手段を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳細に説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<実施形態1>
図1は印刷装置であるプリンタと情報処理装置であるデータ処理装置とを備えるプリンティングシステムの構成を示すブロック図である。
図1において、101は画像形成を行うインクジェット方式のカラープリンタ(プリンタ)であり、データ処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ(PC))102で生成された印刷データに基づいて画像の形成を行う。また、プリンタ101は複数の給紙部を備えている。
尚、本実施形態において、プリンタの種類については特に問わないが、ここではインクジェット方式のカラープリンタを想定している。
図1において、PC102は、印刷データの生成を行い、その印刷データを、通信インタフェース(I/F)100を介して接続されるプリンタ101へ送信したり、その制御を行う。PC102は、印刷の設定に関するユーザからの指示や入力を受け付ける役割も果たす。PC102には、PC102を制御するオペレーションシステム(不図示)が記憶部150に組み込まれており、このオペレーティングシステム上で、PC102を構成する各種構成要素が動作する。
通信インタフェース100は、例えば、シリアルインタフェースであるUSBを想定しているが、この他に、IEEE1394、Ethernet、IrDA、IEEE802.11、電力線等の他の有線通信インタフェースを使用することができる。また、シリアルインタフェースに代えて、セントロニクス、SCSI等のパラレルインタフェースを使用することができる。通信インタフェース100は、これらに限定されるものではなく、双方向の通信を実現するものであれば、有線/無線を問わずどのような通信インタフェースであっても構わない。
このように、本実施形態におけるプリンティングシステムは、単体の装置ではなく、PC102と画像形成を行うプリンタ101とが特定の双方向インタフェースで接続された構成を採用しているが、これに限定されるものではない。例えば、PC102とプリンタ101の機能が一体となっている装置一体型のプリンティングシステムであってもよい。尚、プリンタ101及びPC102とも、本実施形態の特徴を説明する上で特に必要ない機能については省略する。
プリンタ101において、109は表示部であり、給紙部の用紙情報や、印刷制御部106で制御される印刷情報(例えば、警告情報)を表示するためのLED等の表示装置で実現される。103は設定部であり、印刷部(プリンタエンジン)107の一部として備えられる複数の給紙部の用紙情報を設定する。これ以外にも、設定部103では、プリンタ101に係る各種設定を行うことができる。設定部103は、給紙部の用紙情報を設定させるための、例えば、タッチパネルやボタン等のユーザインタフェースを備えている。または、設定部103とは別に、あるいは設定部103として、各給紙部にセットされている用紙の用紙情報を読み取るセンサが設けられていても良い。この場合、そのセンサを使用することで検知された用紙情報を、各給紙部の用紙情報として設定することができる。尚、給紙部の用紙情報とは、給紙部に搭載されるメディアである用紙の種類やサイズ等の給紙部に関する情報である。
160は記憶部であり、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶装置を備える。この記憶部160には、設定部103で設定する給紙部の用紙に関する情報を示す用紙情報104と、PC102から受信する印刷データ内の印刷設定情報と用紙情報104とで印刷可能な組み合わせを示す印刷可能情報108が保持される。また、記憶部160は、不揮発性記憶装置に加えて、プリンタ101における処理の作業領域及びデータの一時記憶領域であるRAMを備える。更に、記憶部160は、プリンタ101を駆動するためのソフトウェアプログラムやソフトウェアプログラムを制御するためのブートプログラムを記憶するROMを備える。
106は印刷制御部であり、PC102から印刷データを受信してプリンタエンジン107が処理できるように展開する。PC102から受信する印刷データは、メディアの種類やサイズ等を含む印刷設定情報に基づいてPC102側で画像処理が行われたデータである。ここでは、印刷データに含まれる印刷制御用のコマンドに従ってプリンタエンジン107が制御される。具体的には、印刷用の2値データ(場合によっては、2値化前の中間データ)とインクの打ち込み量、パス数、印刷方向及び用紙の搬送量を制御する各種コマンドによって構成されるデータを使用する。印刷制御部106は、PC102から受信する印刷データ内の印刷設定情報と用紙情報104と印刷可能情報108を用いて、その印刷データで印刷可能であるか否かを判定する。印刷不可能であると判定された場合、表示部109を使用してその旨を示す警告画面が表示される。
107は印刷部(プリンタエンジン)であり、印刷制御部106で展開された印刷データに基づき記録媒体(用紙)に対して印刷を行う。プリンタ101はインクジェット方式のプリンタであるため、インクの吐出によって記録媒体上に画像形成を行う。105はプリンタ101のインタフェース機能を司るI/F制御部である。
PC102において、114はプリンタドライバであり、印刷のための各種設定や印刷データの生成及びプリンタ101の制御をPC102上で行うためのソフトウェアである。プリンタドライバ114の詳細については図2で後述する。115はプリントスプーラであり、印刷データ生成部116で生成された印刷データを逐次記憶し、記憶した印刷データをプリンタ101へ転送する。印刷データの記憶と転送は非同期に行われるため、印刷データ生成処理がプリンタ101の印刷処理よりも速く処理される場合でも、印刷データ生成処理がプリンタ101の印刷処理を待機することなく、効率的に処理されるものである。一般に、プリントスプーラ115はPC102のオペレーティングシステムの機能として提供される。
このプリンタドライバ114とプリントスプーラ115は、ハードディスク等の不揮発性記憶装置を含む記憶部150に記憶される。また、この記憶部150は、PC102における処理の作業領域及びデータの一時記憶領域であるRAMを備える。更に、記憶部150は、PC102を駆動するためのプログラムやプログラムを制御するためのブートプログラムを記憶するROMを備える。
111は、PC102の各種機能を制御する中央制御部であり、いわゆる、CPUである。112は入力操作部であり、ユーザの意図を印刷設定に反映させるための各種入力機器から構成される。この入力操作部112としては、例えば、キーボードやマウス等のポインティングデバイス、タッチパネル等で実現される。113は通知部であり、印刷設定や警告等の各種情報をユーザに通知する。通知方法としては、モニタ等の表示装置を使用する場合やスピーカ等の音声出力装置を使用する場合が考えられる。
110はPC102のインタフェース機能を司るI/F制御部である。I/F制御部110は、USBのホスト側のコントローラによって構成され、USBホストとしての機能を有する。USBホストとしての機能の一部は、OSやドライバ等のソフトウェアによっても構成される。
図2はプリンタドライバ114の内部構成を示すブロック図である。
図2において、121は印刷設定部であり、用紙であるメディアの設定やそのサイズの設定、印刷品位の設定等を含む各種印刷設定を行う。印刷設定部121は、入力操作部112を介するユーザからの指示や入力を受け付け、その内容(例えば、印刷設定)を表示もしくは通知する機能を有する。116は印刷データ生成部であり、印刷設定部121で設定された印刷設定情報と印刷対象のデータに基づいて印刷データを生成し、プリントスプーラ115へスプールする。
118は監視部であり、プリントスプーラ115の指示によって、プリントスプーラ115に記憶された印刷データをデータ通信部119からI/F制御部110を介して逐次プリンタ101へ転送する。監視部118は、印刷データをプリンタ101へ転送する前に印刷データの内容を解析して印刷設定情報を取得する。また、監視部118は、プリンタ101との双方向通信によってプリンタ101に設置された用紙のセンサのセンサ情報等のステータス情報を取得し、これら取得したステータス情報に基づいてプリンタ101への印刷データの転送を制御する。
119はデータ通信部であり、監視部118の指示に従って、I/F制御部110を介してプリンタ101との通信処理を行う。プリンタ101との通信処理は双方向性のものである。この通信処理には、印刷データ等のデータをプリンタ101へ転送する処理と、用紙のセンサ情報や印刷処理の進行状況、インクの残量情報等のプリンタ101のステータス情報をプリンタ101から取得する処理が含まれる。120は印刷設定変更部であり、印刷設定部121で設定された印刷設定情報を、所定の印刷設定変更条件に応じて変更する。
PC102で警告表示を行う場合は、その警告情報を通知部113で表示する。例えば、プリンタ101でエラーが発生し、そのエラー情報を表示する場合は、データ通信部119にてプリンタ101のエラー情報を取得し、監視部118がPC102の通知部113に警告情報を表示させる。また、印刷データ生成時に印刷設定の不適合等の理由により印刷不可能であることを示す警告情報を表示する場合は、印刷データ生成部116がPC102の通知部113にその警告情報を表示させる。
図3はPC102の通知部113に表示される印刷設定画面の一例を示す図である。この印刷設定画面は、本実施形態における印刷設定を行う際に表示され、例えば、印刷設定ダイアログボックスで実現される。
図3において、印刷設定画面301は、ユーザがアプリケーションプログラム等で印刷を指示する前に表示される。例えば、アプリケーションプログラムの印刷ダイアログにてプリンタドライバ114を選択し、ユーザがプロパティボタンを押下することで印刷設定画面301が表示される。印刷設定画面301では、メディアである用紙の種類、用紙サイズ、給紙方法、印刷品位等、印刷データ生成に関する印刷設定を受け付けることができる。尚、印刷設定画面301は、図1の通知部113が備える表示装置に表示される。
図3の印刷設定画面301において、302は用紙の種類表示/操作コントロールであり、設定されている用紙の種類を表示し、操作するためのプルダウンメニューコントロールである。用紙の種類表示/操作コントロール302では、用紙の種類を設定することができ、例えば、「普通紙」、「光沢紙」、「はがき」、「封筒」等の用紙の種類の選択肢が用意されている。
303は用紙サイズ表示/操作コントロールであり、設定されている用紙サイズを表示し、操作するプルダウンメニューコントロールである。用紙サイズ表示/操作コントロール303には、例えば、「B5」、「A4」、「Letter」、「はがき」、「名刺」、「L」、「2L」等の用紙サイズの選択肢が用意されている。そして、用紙サイズ表示/操作コントロール303で選択された用紙サイズに対応する用紙の幅及び長さに基づいて印刷データが生成される。尚、一部のアプリケーションプログラムから印刷を行う場合、用紙サイズ表示/操作コントロール303で設定される用紙サイズではなく、アプリケーションプログラムで設定される用紙サイズ(用紙の幅及び長さ)に基づいて印刷データを生成する場合がある。
304は給紙方法表示/操作コントロールであり、印刷時に使用するプリンタ101の給紙部の種類(給紙方法)を表示し、操作するためのプルダウンメニューコントロールである。給紙方法表示/操作コントロール304には、例えば、「オートシートフィーダ」、「カセット1」、「カセット2」、「給紙自動」等の給紙方法の選択肢が用意されている。
尚、給紙方法の選択肢の内、「オートシートフィーダ」、「カセット1」、及び「カセット2」はそれぞれ、プリンタ101が備える物理的な給紙部である「オートシートフィーダ」、「カセット1」、及び「カセット2」に1対1に対応している。そして、これらの選択肢の1つが選択された印刷指示が発行された場合、プリンタ101は、選択された給紙部から用紙を給紙して印刷を実行する。これに対して、「給紙自動」はプリンタ101の物理的な給紙部を指すものではない。給紙自動が選択されて印刷指示が発行された場合、プリンタドライバ114は給紙設定コマンドに「給紙自動」を示す値を設定して印刷データを生成する。これを受信したプリンタ101は、PC102から送信される印刷データ内の印刷設定情報と用紙情報104と印刷可能情報108を用いて、物理的な給紙部から適切な給紙部を自動的に決定する。そしてプリンタ101は、その決定された給紙部から用紙を給紙して印刷する。
305は印刷品位表示/操作コントロールであり、印刷品位を表示し、操作するためのプルダウンメニューコントロールである。印刷品位表示/操作コントロール305は、用紙の種類毎に設定が異なる。印刷品位表示/操作コントロール305では、例えば、「きれい」、「標準」、「速い」等の印刷品位の選択肢が用意されている。
306はOKボタンであり、このOKボタン306を押下すると、印刷設定画面301で選択されている設定項目の内容が印刷設定情報として記憶部160に保存され、印刷設定画面301の表示を終了する。307はキャンセルボタンであり、このキャンセルボタン307を押下すると、印刷設定画面301で選択されている設定項目の内容を変更前の状態に戻した後、印刷設定画面301の表示を終了する。尚、印刷設定画面301は、設定項目の内容を更新して記憶部160に保存する更新ボタンを更に有していても良い。このように、印刷設定画面301は、ユーザにとって必要な設定項目がひとまとめとなった画面構成となっており、どのような印刷設定がなされているのかを瞬時に確認することができる構成となっている。
図4は、用紙情報104で保持している各給紙部の用紙に関する情報を示す一例である。図4では、給紙部として、「オートシートフィーダ」、「カセット1」及び「カセット2」が含まれる。そして、オートシートフィーダにはメディア(の種類)に「はがき」、サイズに「はがき」、カセット1にはメディアに「普通紙」、サイズに「A4」、カセット2にはメディアに「光沢紙」、サイズに「L判」がセットされている状態を示している。各給紙部の用紙情報は、設定部103でユーザによって設定されてもよいし、各給紙部にセットされているメディアの種類とサイズを検知するセンサを搭載して、センサを使用して自動的に設定されてもよい。
図5は、印刷設定部121で設定された印刷設定情報に対して、その内容の変更を行うための条件(印刷設定変更条件)を示す一例である。図5で示す例では、印刷設定情報のメディアが「普通紙」、サイズが「はがき」に設定されている場合は、「メディアの普通紙をはがきに変更する」ことが示されている。また、印刷設定情報のメディアが「はがき」、サイズが「はがき以外」のサイズが設定されている場合、「サイズをはがきに変更する」ことが示されている。印刷設定変更部120では、このような条件情報(印刷設定変更条件)を保持しておき、印刷設定変更部120は、条件情報に基づいて印刷設定情報を変更する。尚、この印刷設定変更条件は、プリンタドライバが最初から保持していても良いし、ユーザが設定しても良い。
図6は、印刷可能情報108の一例である。ここで示す印刷可能情報108は、印刷設定情報と用紙情報104それぞれで設定されている「メディア」あるいは「サイズ」の内、印刷可能な(印刷を許可する)組み合わせを示している。
まず、メディアでは、次の条件のとき印刷可能とする。
・印刷設定情報が「普通紙」、用紙情報が「普通紙」の組み合わせの場合
・印刷設定情報が「はがき」、用紙情報が「はがき」の組み合わせの場合
・印刷設定情報が「はがき」、用紙情報が「普通紙」の組み合わせで、かつ補足条件として印刷設定情報と用紙情報のサイズが「はがき」の場合
等の条件である。
また、サイズでは、次の条件のとき印刷可能とする。
・印刷設定情報が「A4」、用紙情報が「A4」の組み合わせの場合
・印刷設定情報が「レター」、用紙情報が「レター」の組み合わせの場合
・印刷設定情報が「はがき」、用紙情報が「はがき」の組み合わせの場合、印刷設定情報が「はがき」、用紙情報が「はがき」以外の組み合わせで、かつ補足条件として印刷設定情報と用紙情報のメディアが「はがき」の場合
等の条件である。
尚、図6では一部のメディア、サイズを例に示しているが、当然、プリンタ101、PC102でサポートしている全てのメディアの種類、全てのサイズについての条件が印刷可能情報108で保持されている。メディアとサイズの条件を両方満足する場合は印刷可能と判定し、どちらか一方でも条件に満足しいない場合は不適合な組み合わせとなり印刷不可能と判定する。
図7は、印刷可能情報108を使用せずに、プリンタ101に送信する印刷データの印刷設定情報とプリンタ101の用紙情報104を用いて、印刷データを印刷可能であるか否かを判定する場合を示す図である。通常、特に、印刷可能情報108のような情報を持たない場合は、プリンタ101に送信された印刷データの印刷設定情報とプリンタ101の用紙情報104のそれぞれのメディアとサイズの情報が完全に一致していなければ印刷不可能と判定される。
その一例を、図7を用いて説明する。印刷設定部121で設定された印刷設定情報ではメディアは「普通紙」、サイズは「はがき」に設定されている。そのため、PC102は、印刷データ生成前に印刷設定変更部120で保持されている図5の印刷設定変更条件により、メディアを「普通紙」から「はがき」に変更して印刷データを生成し、プリンタ101へ送信する。よって、プリンタ101は、印刷設定変更部120で変更されたメディアが「はがき」、サイズが「はがき」の印刷設定情報と、メディアが「普通紙」、サイズが「はがき」の用紙情報104とを比較することによって、印刷可能であるかを判定する。その結果、サイズは合致しているが、メディアは合致していないため、プリンタは印刷不可能であると判定する。印刷不可能であると判定された場合、プリンタ101は、印刷設定の不適合を示す警告画面をプリンタ101の表示部109で表示する。
印刷設定の不適合に関する情報を示す警告画面800の表示例を図8に示す。ここでは、プリンタ101に送信された印刷データの印刷設定情報と用紙情報104の内容が合致していない旨を示す文字列と、プリンタ101に送信した印刷データの印刷設定情報のメディアとサイズの情報を表示する例を示している。ここでは、プリンタ101に送信した印刷データの印刷設定情報のメディアが「光沢紙」、サイズが「L判」である場合の例となっている。図7の例における警告表示を行う場合には、メディアが「はがき」、サイズが「はがき」の印刷設定情報であるため、メディア、サイズが共に「はがき」であることを示す警告画面が表示される。
尚、この警告画面800は、プリンタ101の表示部109ではなく、PC102の通知部113で表示しても構わない。また、表示部109と通知部113の両方に表示するようにしても良い。
図7の状況の場合、ユーザとしては、印刷設定部121で設定した印刷設定はメディアが「普通紙」、サイズが「はがき」であり、用紙情報104のメディア、サイズの内容と両方とも合致しているため、何故、印刷不可能であると判定されたのかがわからない。そこで、このようなことを回避するために、本実施形態では、印刷可能情報108を使用する。
図9は、プリンタ101に送信する印刷データの印刷設定情報と、プリンタ101の用紙情報104に加えて、図6の印刷可能情報108を用いて、印刷データを印刷可能であるか否かを判定する場合を示す図である。印刷設定部121で設定された印刷設定情報では、メディアが「普通紙」、サイズが「はがき」に設定されている。そのため、PC102は、印刷データ生成前に印刷設定変更部120で保持されている図5の印刷設定変更条件により、メディアを「普通紙」から「はがき」に変更して印刷データを生成し、プリンタ101へ送信する。そして、プリンタ101は、印刷設定変更部120で変更されたメディアが「はがき」、サイズが「はがき」の印刷設定情報と、メディアが「普通紙」、サイズが「はがき」の用紙情報104を元に、図6の印刷可能情報108から、印刷データを印刷可能であるか否かを判定する。
まず、プリンタ101は、メディアが印刷可能であるか否かを判定する。印刷可能情報108のメディアの条件で、印刷設定情報と用紙情報の関係が、印刷設定情報が「はがき」、用紙情報104が「普通紙」、補足条件で「印刷設定情報と用紙情報のサイズがはがきの場合」、という印刷可能条件に合致する。よって、プリンタ101は、メディアは印刷可能であると判定する。続いて、プリンタ101は、サイズが印刷可能であるか否かを判定する。印刷可能情報108のサイズの条件で、印刷設定情報と用紙情報の関係が、印刷設定情報が「はがき」、用紙情報104が「はがき」の場合、という印刷可能条件に合致する。よって、プリンタ101は、サイズは印刷可能と判定する。従って、メディア、サイズ共に印刷可能であると判定されたので、プリンタ101において印刷が実行される。
図9では、プリンタ101での給紙部が1つの場合の例を示しているが、例えば、プリンタ101で複数の給紙部を備える場合を示す例を図10に示す。図9と同様に、PC102は、図5の印刷設定変更条件により、メディアを「普通紙」から「はがき」に変更して印刷データを生成し、プリンタ101へ送信する。印刷データの印刷設定情報には、通常、給紙方法が含まれる。例えば、給紙方法として「給紙自動」を設定している場合、プリンタ101は、印刷設定情報と用紙情報104を元に、印刷される給紙部を決定する。
図10の印刷設定情報には、メディア:「はがき」、サイズ:「はがき」が設定されている。そして、プリンタ101のカセット1の用紙情報には、メディア:「普通紙」、サイズ:「A4」が設定されている。よって、プリンタ101は、カセット1について、印刷設定情報と用紙情報の関係が印刷可能条件に合致しないため印刷不可と判定する。一方、プリンタは、カセット2の用紙情報には、メディア:「普通紙」、サイズ:「はがき」が設定されている。よって、プリンタ101は、カセット2について、印刷設定情報と用紙情報の関係が印刷可能条件に合致するため印刷可能と判定する。以上の結果からプリンタ101は、「カセット2」から用紙を給紙して印刷を実行する。また、印刷設定情報に、給紙自動ではなく、物理給紙口(例えば、カセット1やカセット2)が設定されている場合、プリンタ101は、印刷設定情報で設定された給紙部の用紙情報104のみを用いて印刷可能であるか否かを判定する。
図10の例では、1つの給紙部で印刷可能であると判定される例を挙げたが、複数の給紙部で印刷可能と判定される場合もある。その場合は、例えば、優先する給紙部を決定しておいて、その優先する給紙部から印刷を実行する、という処理が考えられる。また、場合によっては、全ての給紙部で印刷不可能であると判定される場合もある。その場合は、図8で示す警告画面800を表示する。
次に、PC102で実行する印刷データ生成処理について、図11のフローチャートを用いて説明する。尚、図11のPC102で実行されるフローチャートは、中央制御部111が記憶部150内のROMからフローチャートに関係するプログラムを読み出して実行することで実現される。
中央制御部111は、印刷設定部121で設定された印刷設定情報を取得する(S1101)。この印刷設定情報には、メディア、サイズ、給紙方法、印刷品位等の設定項目が含まれている。次に、中央制御部111は、図5の印刷設定変更条件に基づいて、取得した印刷設定情報を変更する(S1102)。中央制御部111は、その変更した印刷設定情報で印刷データを生成する(S1103)。中央制御部111は、その生成した印刷データをプリントスプーラ115へ出力する(S1104)。
印刷データがプリントスプーラ115へ出力された後、印刷データがプリンタ101に送信され、プリンタ101で印刷処理が開始される。このプリンタ101での印刷処理について、図12を用いて説明する。尚、図12のプリンタ101で実行されるフローチャートは、印刷制御部106が記憶部160内のROMに記憶されているフローチャートに関係するプログラムを読み出し実行することにより実現される。
まず、印刷制御部106は、PC102から受信した印刷データから印刷設定情報を取得する(S1201)。次に、印刷制御部106は、記憶部160から用紙情報104を取得し(S1202)、さらに記憶部160から印刷可能情報108を取得する(S1203)。そして、印刷制御部106は、各ステップで取得した一連の情報を用いて印刷可能判定処理を実行する(S1204)。
この印刷可能判定処理の詳細について、図13のフローチャートを用いて説明する。
印刷制御部106は、S1201で取得した印刷設定情報とS1202で取得した用紙情報104の比較結果が、S1203で取得した印刷可能情報108の印刷可能条件で印刷可能に対応するか否かを判定する(S1301及びS1302)。具体的には、印刷制御部106は、上述した通り印刷設定情報のメディアと用紙情報のメディアの比較結果が印刷可能条件に一致するか判定する。さらに、印刷制御部106は、印刷設定情報のサイズと用紙情報のサイズの比較結果が印刷可能条件に一致するかを判定する。
印刷制御部106は、S1301及びS1302のそれぞれの判定結果が印刷可能であるか否かを判定する(S1303)。印刷可能である場合(S1303でYES)、印刷制御部106は、印刷を開始する(S1304)。一方、印刷不可能である場合(S1303でNO)、印刷制御部106は、印刷設定が不適合である旨を示す警告表示(例えば、図8の警告画面800)を行う(S1305)。印刷制御部106は、印刷を中止する(S1306)。
尚、S1306では、印刷を中止する構成としているが、これに限定されない。例えば、警告画面800を表示した上でそのまま印刷を続行させてもよいし、用紙情報104の設定を更新して、再度、印刷可能判定処理を実行するようにしてもよい。
以上説明したように、実施形態1によれば、印刷設定情報と、プリンタ101の用紙情報104に加えて、給紙部が印刷可能とする印刷設定情報と用紙情報104の組み合わせを示す印刷可能情報を使用して印刷が可能であるか否かを判定する。印刷設定が不適合であると判定した場合は警告表示を行うので、印刷設定変更条件に基づいて印刷設定が変更された場合でも、ユーザの意図に反して、印刷不可能と判定され、警告表示されてしまうことを回避することができる。
<実施形態2>
実施形態1では、印刷可能判定処理をプリンタ101で行う構成を説明しているが、実施形態2では、データ処理装置102で印刷可能判定処理を行う構成について説明する。 PC102で実行する印刷可能判定処理について、図14を用いて説明する。尚、図14において、実施形態1の図11と同一の処理については同一のステップ番号を付加して、その詳細説明については省略する。
S1101及びS1102の処理を経て、S1103での印刷データの生成後、中央制御部111は、プリンタ101から用紙情報104を取得し(S1404)、続いて、プリンタ101から印刷可能情報108を取得する(S1405)。尚、プリンタ101の用紙情報104や印刷可能情報108は、PC102のデータ通信部119を介して取得する。そして、中央制御部111は、各ステップで取得した一連の情報を用いて印刷可能判定処理を実行する(S1406)。
この印刷可能判定処理の詳細について、図15のフローチャートを用いて説明する。尚、PC102で印刷可能判定処理を行う場合は、中央制御部111の制御の下、プリンタドライバ114の監視部118で行うことになる。
監視部118は、S1103で生成した印刷データの印刷設定情報とS1404で取得した用紙情報104の比較結果が、S1405で取得した印刷可能情報108の印刷可能条件で印刷可能となるか否かを判定する(S1501及びS1502)。具体的には、監視部118は、印刷設定情報のメディアと用紙情報のメディアの比較結果が印刷可能条件に一致するか判定する。さらに、監視部118は、印刷設定情報のサイズと用紙情報のサイズの比較結果が印刷可能条件に一致するかを判定する。
監視部118は、S1501及びS1502のそれぞれの判定結果が印刷可能であるか否かを判定する(S1503)。印刷可能である場合(S1503でYES)、監視部118は、印刷データをプリントスプーラ115へ出力する(S1504)。一方、印刷不可能である場合(S1503でNO)、監視部118は、通知部113を介して、印刷設定が不適合である旨を示す警告表示(図8の警告画面800)を行う(S1505)。監視部118は、印刷を中止する(S1506)。
尚、S1506では、印刷を中止する構成としているが、これに限定されない。例えば、警告画面800を表示した上でそのまま印刷データをプリントスプーラ115へ出力させてもよいし、プリンタ101で用紙情報104の設定を更新させ、用紙情報104を再度取得して、印刷可能判定処理を実行するようにしてもよい。
以上説明したように、実施形態2によれば、実施形態1で説明した効果に加えて、印刷可能判定処理をPC102で実行することで、印刷不可能である場合は、印刷データをプリンタ101に送信する前にその旨をユーザに警告することができる。
また、実施形態2で説明したように、印刷可能判定処理は、プリンタ101だけでなく、PC102でも実現することができる。つまり、プリンタ101及びPC102は、印刷データに基づく印刷を制御する印刷制御装置として機能するとともに、これらのプリンタ101及びPC102によって印刷を制御する印刷制御システムが実現される。
<実施形態3>
実施形態1及び実施形態2の構成には、以下の2つの特徴を有する。
第1の特徴は、次の点である。実施形態1や2では、印刷設定変更条件に基づいて印刷設定情報を変更した場合でも、印刷可能情報108を使用して印刷可能であるか否かを判定する。このような構成の場合、ユーザによる印刷設定操作によって生成された印刷設定情報の印刷設定変更条件に基づく変更は印刷データの生成前に実行されるので、ユーザは印刷設定情報の変更の有無は通常は気付かないし、その旨も通知されない。この場合、ユーザが設定した印刷設定情報(印刷設定変更条件に基づく変更前の印刷設定情報)とプリンタ101の用紙情報104の設定が合致していなくても、印刷可能と判定され、印刷される場合がある。
具体例を、図16を用いて説明する。ユーザは、プリンタドライバ114に対して印刷設定情報としてメディアを「はがき」、サイズを「はがき」に設定し、印刷を実行したとする。プリンタドライバ114の印刷設定変更部120は、図5の印刷設定変更条件に基づいて、印刷設定情報は変更せず、そのままの印刷設定情報で印刷データを生成し、プリンタ101へ送信する。
プリンタ101は、PC102から受信した印刷データの印刷設定情報と用紙情報104の組み合わせが、図6の印刷可能情報108を使用して印刷可能であるか否かを判定し、印刷可能であると判定し、印刷を実行する。つまり、印刷設定情報のメディア:「はがき」が、用紙情報104のメディア:「普通紙」と合致していなくても、警告画面が表示されず印刷されることになる。
また、印刷設定変更条件に基づいて印刷設定情報を変更する機能を持たない印刷アプリケーションから、同一の印刷設定情報(メディアを「はがき」、サイズを「はがき」)で印刷を行う場合も同様のことが発生することになる。以上が1つ目の特徴である。
第2の特徴は、次の点である。実施形態1や2では、印刷設定変更条件に基づいて、印刷設定情報を変更し、印刷可能情報108を使用して印刷可能であるか否かを判定し、印刷不可能である場合、警告表示を行う。この警告表示は、印刷設定情報を変更した後の印刷設定情報の内容が表示される。つまり、ユーザ自身が設定した印刷設定情報とは異なる印刷設定情報が表示されることになる。
具体例を、図17を用いて説明する。ユーザはプリンタドライバ114に対して印刷設定情報としてメディアは「普通紙」、サイズは「はがき」を設定し、印刷を実行したとする。プリンタドライバ114の印刷設定変更部120は、図5の印刷設定変更条件に基づいて、メディアを「普通紙」から「はがき」に変更して印刷データを生成し、プリンタ101へ送信する。
プリンタ101は、PC102から受信した印刷データの印刷設定情報と用紙情報104の組み合わせが、図6の印刷可能情報108を使用して印刷可能であるか否かを判定する。この場合、メディアについて、印刷設定情報は「はがき」、用紙情報104は「光沢紙」と合致しないため、印刷不可能と判定し、警告表示(エラー表示)を行う。警告表示中の用紙情報は、メディアは変更後の「はがき」が表示されるため、ユーザが設定した普通紙とは異なる印刷設定が表示されることになる。その結果、ユーザ自身で設定した印刷設定情報とは異なる印刷設定情報を含む警告表示が行われる。以上が、2つ目の特徴である。
これらの2つの特徴を考慮して、実施形態3では、印刷設定情報を変更したことを示す情報(印刷設定変更情報)と、変更後の印刷設定情報に関して変更前の印刷設定情報とを、印刷データの印刷設定情報に含めてプリンタ101に送信する。そして、プリンタ101の印刷可能情報108の補足条件に、印刷設定変更情報が印刷設定情報に含まれているか否かを判定することを加える。仮に、印刷可能判定の結果、印刷不可能と判定された場合は、警告表示で、印刷設定変更情報と共に、印刷設定情報に変更前の印刷設定情報があれば、その変更前の印刷設定情報を表示する。
印刷可能情報108の補足条件に、印刷設定変更情報が印刷設定情報に含まれているか否かを判定することを加えた例を図18に示す。メディアの補足条件で、印刷設定情報が「はがき」、用紙情報104が「普通紙」の場合に、「印刷設定情報と用紙情報のサイズがはがきの場合のみ」という条件に加え、「印刷設定変更情報有りの場合」という条件を加える。これにより、印刷設定情報が印刷設定変更部120によって変更された場合のみ印刷設定情報が「はがき」、用紙情報104が「普通紙」の組み合わせの印刷を可能にすることができる。また、サイズも同様に印刷設定情報が「はがき」、用紙情報104が「はがき」以外の場合に、「印刷設定情報と用紙情報のメディアがはがきの場合のみ」という条件に加え、「印刷設定変更情報有りの場合」という条件を加える。これにより、印刷設定変更部120によって印刷設定情報が変更された場合のみ印刷設定情報が「はがき」、用紙情報104が「はがき」以外の組み合わせの印刷を可能にすることができる。
実施形態3による第1の特徴に対する処理例を、図19を用いて説明する。ユーザはプリンタドライバ114に対して印刷設定情報としてメディアに「普通紙」、サイズに「はがき」を設定し印刷を実行したとする。プリンタドライバ114の印刷設定変更部120は、図5の印刷設定変更条件に基づいて、メディアを「普通紙」から「はがき」に変更する。そして、印刷設定情報を変更したので、変更後の印刷設定情報に印刷設定変更情報と変更前の印刷設定情報(今回の例では、「普通紙」)を含めて印刷データを生成し、プリンタ101へ送信する。
プリンタ101は、PC102から受信した印刷データの印刷設定情報と用紙情報104のメディアとサイズの組み合わせで、図18の印刷可能情報108を使用して印刷可能であるか否かを判定する。メディアについては、印刷可能情報108の印刷設定情報が「はがき」、用紙情報104が「普通紙」、補足条件が「印刷設定情報と用紙情報のサイズがはがきの場合のみ、かつ印刷設定変更情報有りの場合」に合致するので、印刷可能と判定する。サイズに関しても、印刷設定情報、用紙情報104が共に「はがき」で合致するので、印刷可能と判定する。その結果、印刷設定情報と用紙情報104との間で、メディアとサイズの両方が合致するので、印刷可能となり、印刷を実行する。
次に、ユーザが、プリンタドライバ114に対して印刷設定情報としてメディアに「はがき」、サイズに「はがき」を設定し印刷を実行したとする。プリンタドライバ114の印刷設定変更部120は、図5の印刷設定変更条件に基づいて、印刷設定情報を変更しないため、その印刷設定情報には印刷設定変更情報を含まない印刷データを生成し、プリンタ101へ送信する。
プリンタ101は、PC102から受信した印刷データの印刷設定情報と用紙情報104のメディアとサイズの組み合わせで、図18の印刷可能情報108を使用して印刷可能であるか否かを判定する。メディアについては、印刷可能情報108の印刷設定情報が「はがき」、用紙情報104が「普通紙」、補足条件での「印刷設定変更情報有りの場合」に合致しないので、プリンタ101は、印刷不可能と判定する。
印刷設定変更条件に基づいて印刷設定情報を変更する機能を持たない印刷アプリケーションから同一の印刷設定情報(メディアは「はがき」、サイズは「はがき」)で印刷を実行する場合も同様である。つまり、印刷可能情報の印刷設定情報が「はがき」、用紙情報104が「普通紙」、補足条件での「印刷設定変更情報有りの場合」に合致しないので、プリンタ101は、印刷不可能と判定する。
つまり、本実施形態3では、印刷不可能と判定された場合でも、印刷設定変更部120の変更がされていた場合は印刷可能情報基づいて印刷処理が実行されることを目的とする。
次に、実施形態3による第2の特徴に対する処理例を図20を用いて説明する。ユーザはプリンタドライバ114に対して印刷設定情報としてメディアに「普通紙」、サイズに「はがき」を設定し印刷を実行したとする。プリンタドライバ114の印刷設定変更部120は、図5の印刷設定変更条件に基づいて、メディアを「普通紙」から「はがき」に変更する。そして、印刷設定情報を変更したので、変更後の印刷設定情報に印刷設定変更情報と変更前の印刷設定情報(今回の例では、「普通紙」)を含めて印刷データを生成し、プリンタ101へ送信する。
プリンタ101は、PC102から受信した印刷データの印刷設定情報と用紙情報104の組み合わせで、図18の印刷可能情報108を使用して印刷可能であるか否かを判定する。メディアについては、印刷設定情報が「はがき」、用紙情報104が「光沢紙」と合致しないため、印刷不可能と判定し、警告表示を行う。警告表示では、印刷設定情報に変更前の印刷設定情報(今回の例では、「普通紙」)があるため、その変更前の印刷設定情報の内容を表示する。つまり、この場合、警告表示には、「メディア:普通紙」、「サイズ:はがき」を表示する。これにより、ユーザが設定した印刷設定情報と合致する印刷設定情報を含む警告表示を行うことができる。
次に、PC102で実行する印刷データ生成処理について、図21のフローチャートを用いて説明する。尚、図21において、実施形態1の図11と同一の処理については同一のステップ番号を付加して、その詳細説明については省略する。
S1101及びS1102の後、中央制御部111は、印刷設定情報を変更した場合は、印刷設定変更情報と変更前の印刷設定情報を、変更後の印刷設定情報に追加する(S2103)。その後は、印刷設定変更情報と変更前の印刷設定情報が追加された、変更後の印刷設定情報で印刷データを生成して、その生成した印刷データをプリントスプーラ115へ出力する(S1104)。
印刷データがプリントスプーラ115へ出力された後、印刷データがプリンタ101に送信され、プリンタ101で印刷処理が開始される。プリンタ101での印刷処理は、印刷設定変更情報と変更前の印刷設定情報を含む印刷設定情報が付加されている印刷データを受信する場合があること以外は、処理内容自体は実施形態1の図12と同一であるため、ここでは、その詳細は省略する。
但し、印刷可能判定処理において、印刷設定情報に印刷設定変更情報と変更前の印刷設定情報が含まれる場合には、実施形態1の図13のS1301及びS1302の判定で、上述の図19及び図20で説明した処理、つまり、印刷設定変更情報や変更前の印刷設定情報の有無を考慮した処理を更に行うことになる。また、S1305の警告画面800の表示では、印刷設定情報に印刷設定変更情報と変更前の印刷設定情報が含まれる場合には、その印刷設定変更情報と変更前の印刷設定情報を含む警告画面800を表示する。
尚、図21では、PC102は、印刷設定変更情報と変更前の印刷設定情報を含む印刷設定情報を印刷データに含めてプリンタ101へ送信する構成としているが、これに限定されない。例えば、印刷設定変更情報と変更前の印刷設定情報を別データとしてプリンタ101へ送信するようにしても良い。この場合、変更後の印刷設定情報を含む印刷データと別データとが互いに関連していることを示す識別情報を、互いに含んでいる。
また、実施形態3におけるプリンタ101で実行する印刷可能判定処理は、実施形態2と同様に、PC102で実行することもできる。
以上説明したように、実施形態3によれば、実施形態1や2で説明した効果に加えて、印刷設定変更条件によって印刷設定情報が変更された後、印刷不可能であることを示す警告表示を行う場合には、変更前の印刷設定情報を表示することができる。これにより、ユーザに印刷設定情報が変更されたことや、その理由を容易に確認することができる。
<実施形態4>
上記実施形態では、プリンタ101またはPC102において、印刷設定情報のメディアまたはサイズと、用紙情報104のメディアまたはサイズのいずれかが不適合と判定した場合に、図8に示す警告画面を表示する場合を示している。これに対し、このような警告よりも更に優先すべき警告が発生する場合がある。
例えば、プリンタ101によっては、手動両面印刷機能を有する場合がある。これは、複数ページからなる印刷データの内、まず、奇数ページの印刷データをプリンタ101に送信して用紙の表面での印刷を完了させる。その後、奇数ページが印刷された用紙束を裏返して給紙部に再セットし、続行を指示したら、続けて偶数ページの印刷データを送信して用紙の裏面での印刷を実行することで両面印刷を実現させるものである。なお、続行の指示は、PCで指示されても、プリンタ101で指示されても良い。
この手動両面印刷機能は、印刷データ生成部116において、印刷データのページ順を奇数ページ、偶数ページの順に並び替え、奇数ページと偶数ページの境目が識別可能なコマンドを印刷データ内に挿入することで実現している。これに対し、冒頭の数ページはこの手動両面印刷が適用されず、途中のページから手動両面印刷が適用されるような印刷設定情報が設定された場合、印刷設定の矛盾により印刷データ生成部116は印刷データを生成できなくなり、印刷を中止する。印刷設定の矛盾による印刷データ生成部116での印刷中止は、通知部113においてユーザに通知される。この印刷設定の矛盾を検知する印刷データ生成部としては、レイアウトに関する制御を行うモジュールが考えられる。これには、例えば、Microsoft社のWindows(登録商標) OSにおいては、GDIアーキテクチャードライバーにおけるPrintProcessorや、XPSアーキテクチャードライバーにおけるLayoutFilter等が相当する。
印刷設定が矛盾する印刷データにおいて、並び替えが必要のない冒頭数ページの印刷データがプリンタ101に送信された場合において、上記実施形態のようなメディアまたはサイズの不適合が判断された場合は、その不適合に対する警告をプリンタ101またはPC102において表示する。
しかし、その後、印刷設定の矛盾が検出された場合は、たとえユーザがメディアやサイズの不適合を解決しても印刷の続行はできず、手動両面印刷の印刷設定の矛盾に対する通知を先に行う場合がある。特に、印刷データ生成部116で、印刷データの生成を中断して通知した場合に、ユーザによる中止指示を印刷データ生成部116にフィードバックすることが困難である等の理由で、一定時間通知した後で印刷データ生成部116が自動的に印刷ジョブを削除する制御が採用されることがある。この場合、印刷設定の矛盾とは別の警告を表示していると、印刷ジョブが削除された理由をユーザは把握できない。そのため、本実施形態では、印刷データ生成部116において印刷を中止するような印刷設定の矛盾が発生した場合は、それを優先的に通知部113に表示する。その結果、印刷設定の矛盾が発生していることが一定時間表示されるため、ユーザは印刷ジョブが削除された原因が印刷設定にあることを認識できる。
尚、印刷ジョブの途中ではなく、その先頭で印刷設定の矛盾が検出される場合においても、警告表示がプリンタ101の何らかエラー状態を既に表示していて、同様に印刷設定の矛盾を優先的に通知することが望まれる場合は、それを優先的に表示する。一方、印刷設定が矛盾している印刷ジョブがユーザ自身の印刷ジョブでない場合は、印刷データ生成部116での印刷設定の矛盾の検知よりも、プリンタ101の何らかエラー状態を優先する構成としても良い。
印刷データ生成部116で検知する印刷設定の矛盾は、手動両面印刷に関する印刷設定が途中で変更される場合に限定されない。例えば、普通紙のような表裏への印刷が可能なメディアを対象とする両面印刷に対し、表裏両面への印刷ができない写真用紙等のメディアに印刷ジョブの途中から変更される場合もある。また、冊子印刷のジョブに対して180度回転処理が実装された場合等、様々な場合が考えられる。これらについても、本実施形態を適用可能である。
<実施形態5>
一般的なプリンタは、写真用はがきの文面を印刷する場合、印刷モードとして写真用はがきの印刷モードを使用して印刷を行う。一方、あて名面を印刷する場合、プリンタ101は、印刷モードとして、はがきの印刷モードを使用して印刷を行う。
ユーザが写真用はがきの文面を印刷する際は、プリンタドライバ114に対して、印刷設定情報のメディア種類として「写真用はがき」を選択する。そして、プリンタドライバ114は、印刷設定情報と印刷すべきアプリケーションデータに基づいて印刷データを生成し、プリンタ101へ送信する。
ユーザがプリンタ101の用紙情報のメディアに「写真はがき」を設定した後、上述した印刷データが受信された場合、プリンタ101は、印刷可能判定処理で印刷可能と判断して、印刷を実行する。
一方、ユーザが写真用はがきのあて名面を印刷する際は、はがきの印刷モードで印刷する必要があるため、プリンタドライバ114に対して、印刷設定情報のメディアとして「はがき」を選択する必要がある。プリンタドライバ114は、印刷設定情報のメディアの情報を「はがき」として印刷データを生成し、プリンタ101へ印刷データを送信する。この場合、プリンタ101は印刷データの印刷設定情報の「はがき」を用いて印刷可能判定処理を行う。そのため、印刷可能とするためには写真用はがきのメディアに印刷するにもかかわらず、ユーザは、プリンタ101の用紙情報のメディアに「はがき」を設定する必要があり、ユーザにとってわかりづらいという課題があった。
この課題を解決するために、ユーザは、まずプリンタ101の用紙情報のメディアには、プリンタ101にセットするメディアのタイプを設定する。例えば、写真用はがきの文面、あて名面のどちらを印刷する場合でも、プリンタに写真用はがきがセットされているのであれば、ユーザはプリンタにメディアタイプとして「写真用はがき」を設定する。
そして、プリンタドライバ114は、設定可能なメディアタイプとして、「写真用はがき(文面)」、「写真用はがき(あて名面)」といった文面用とあて名面用の選択肢を設ける。ユーザは、写真用はがきの文面を印刷する場合には「写真用はがき(文面)」、あて名面を印刷する場合には「写真用はがき(あて名面)」を印刷設定情報として設定する。
プリンタ101での印刷可能判定処理では、図22の印刷可能情報108を使用して印刷可能かどうかを判定するようにする。
以上の解決手法を図ることで、例えばユーザが「写真用はがき」のあて名面を印刷する場合には、プリンタドライバ114の印刷設定情報には「写真用はがき(あて名面)」、プリンタ101の用紙情報のメディアには「写真用はがき」を設定すればよい。その結果、ユーザにとって直感的にわかりやすい印刷手順を提供することが可能となる。
<実施形態6>
写真用はがきの文面を印刷する場合、印刷モードとして光沢紙の印刷モードを使用して印刷を行うプリンタが存在する。例えば、プリンタ101のROM容量に制限があり、写真用はがきの印刷モードを個別に持てず、光沢紙の印刷モードで印刷させるようなプリンタである。そういうプリンタでは写真用はがきの文面を印刷する場合、印刷設定情報のメディアタイプには「写真用はがき」が設定されるが、プリンタドライバ114は、印刷設定情報のメディアの情報を「光沢紙」として印刷データを生成し、プリンタ101へ送信する。プリンタ101は印刷データに含まれる印刷設定情報の「光沢紙」で印刷可能判定処理を行う。
図23を用いて上記例について説明する。ユーザはプリンタドライバ114に対して印刷設定情報のメディアタイプとして「写真用はがき」、サイズとして「はがき」を設定し、印刷を実行したとする。プリンタドライバ114の印刷設定変更部120は、メディアを「写真用はがき」から「光沢紙」に変更して印刷データを生成し、プリンタ101へ送信する。
プリンタ101はPC102から受信した印刷データの印刷設定情報と用紙情報104の組み合わせが印刷可能情報108を使用して印刷可能であるか否かを判定する。この場合、印刷データに含まれる印刷設定情報「光沢紙」がカセットにセットされている用紙情報「普通紙」と合致しないため、プリンタ101は、印刷不可能と判定し、警告表示(エラー表示)を行う。この際、プリンタ101は、エラー表示としてプリンタ101の表示部109に「光沢紙」を表示する。その結果、ユーザは、プリンタドライバ114を用いて設定した「写真用はがき」と異なるメディアタイプ(つまり、光沢紙)が表示されるため、ユーザ自身で設定した印刷設定情報とは異なる印刷設定情報が表示されることになる。
この課題の解決手法とする処理例を、図24を用いて説明する。
ユーザはプリンタドライバ114に対して印刷設定情報のメディアタイプとして「写真用はがき」、サイズとして「はがき」を設定し、印刷を実行したとする。プリンタドライバ114の印刷設定変更部120は、「写真用はがき」から「光沢紙」に変更して印刷データを生成し、プリンタ101へ送信する。ここで、選択メディア情報としてユーザが選択したメディア情報を印刷データの印刷設定情報に含める。つまり、プリンタドライバ114は、ユーザ選択メディアである「写真用はがき」を印刷設定情報として含む印刷データを生成し、プリンタ101へ送信する。
プリンタ101はPC102から受信した印刷データの印刷設定情報と用紙情報104の組み合わせが印刷可能情報108を使用して印刷可能であるか否かを判定する。この場合、メディアについて、印刷設定情報「光沢紙」が用紙情報「普通紙」と合致しないため、プリンタ101は、印刷不可能と判定し、警告表示(エラー表示)を行う。このときプリンタ101は、エラー表示すべき用紙情報として印刷設定情報のメディアの情報(光沢紙)を表示するのではなく、選択メディア情報(写真用はがき)を表示する。これにより、ユーザが設定した印刷設定情報と合致する警告表示を行うことができる。
尚、以上の実施形態の機能は以下の構成によっても実現することができる。つまり、本実施形態の処理を行うためのプログラムコードをシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)がプログラムコードを実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することとなり、またそのプログラムコードを記憶した記憶媒体も本実施形態の機能を実現することになる。
また、本実施形態の機能を実現するためのプログラムコードを、1つのコンピュータ(CPU、MPU)で実行する場合であってもよいし、複数のコンピュータが協働することによって実行する場合であってもよい。さらに、プログラムコードをコンピュータが実行する場合であってもよいし、プログラムコードの機能を実現するための回路等のハードウェアを設けてもよい。またはプログラムコードの一部をハードウェアで実現し、残りの部分をコンピュータが実行する場合であってもよい。
101:プリンタ、102:データ処理装置(PC)、103:設定部、104:用紙情報

Claims (16)

  1. 給紙部を有する印刷装置を制御する印刷制御システムであって、
    印刷データの印刷設定情報と、前記印刷装置の給紙部にセットされている用紙に関する用紙情報と、印刷可能とする前記印刷設定情報と前記用紙情報との組み合わせを示す印刷可能情報とに基づいて、前記印刷データによる印刷が可能であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づいて、前記印刷データによる印刷を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする印刷制御システム。
  2. 前記印刷設定情報は、プリンタドライバの設定画面を用いて設定された第1の印刷設定情報、及び所定の条件に基づいて前記第1の印刷設定情報から変更した第2の印刷設定情報の少なくとも一方である
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷制御システム。
  3. 前記判定手段の判定の結果、前記印刷データによる印刷が不可能である場合、その旨に関する情報と前記印刷データの印刷設定情報を表示する表示手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の印刷制御システム。
  4. 前記判定手段は、前記印刷データを生成する情報処理装置、あるいは前記印刷装置が備える
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷制御システム。
  5. 前記印刷設定情報と前記用紙情報はそれぞれ、用紙の種類及びサイズに関する情報を含んでいる
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷制御システム。
  6. 給紙部を有する印刷装置に対して印刷データを出力する印刷制御装置であって、
    前記印刷装置へ出力する印刷データに対する第1の印刷設定情報を設定する設定手段と、
    所定の条件に基づいて、前記第1の印刷設定情報を第2の印刷設定情報に変更する変更手段と、
    前記印刷データを前記印刷装置へ送信する送信手段と、
    前記印刷装置へ送信する印刷データに対する印刷設定情報と、前記印刷装置の給紙部にセットされている用紙に関する用紙情報と、印刷可能とする前記印刷設定情報と前記用紙情報との組み合わせを示す印刷可能情報とに基づいて、前記印刷データが印刷可能であるか否かの判定の判定結果に基づいて、前記印刷データによる印刷を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする印刷制御装置。
  7. 前記印刷データに対する印刷設定情報と、前記印刷装置の給紙部にセットされている用紙に関する用紙情報と、印刷可能とする前記印刷設定情報と前記用紙情報との組み合わせを示す印刷可能情報とに基づいて、前記印刷データが印刷可能であるか否かを判定する判定手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項6に記載の印刷制御装置。
  8. 給紙部を有する印刷装置を制御する印刷制御装置であって、
    印刷データを受信する受信手段と、
    前記印刷データに対する印刷設定情報と、印刷装置の給紙部にセットされている用紙に関する用紙情報と、印刷可能とする前記印刷設定情報と前記用紙情報との組み合わせを示す印刷可能情報とに基づいて、前記印刷データが印刷可能であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づいて、前記印刷データによる印刷を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする印刷制御装置。
  9. 前記印刷データが印刷可能であるか否か判定の結果、前記印刷データによる印刷が不可能である場合、その旨に関する情報と前記印刷データの印刷設定情報を表示する表示手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
  10. 前記印刷設定情報は、前記印刷データを生成する前に設定された第1の印刷設定情報、あるいは所定の条件に基づいて前記第1の印刷設定情報から変更された第2の印刷設定情報の少なくとも一方である
    ことを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
  11. 前記印刷データに関連する、第1の印刷設定情報から第2の印刷設定情報に変更されたことを示す変更情報がある場合には、前記印刷データが印刷可能であるか否かの判定は、更に、前記変更情報を用いて実行される
    ことを特徴とする請求項6乃至10のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
  12. 前記印刷データが印刷可能であるか否かの判定の結果、前記印刷データによる印刷が不可能である場合、その旨に関する情報と前記印刷データの前記第1の印刷設定情報を表示する表示手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項11に記載の印刷制御装置。
  13. 前記変更情報と前記第1の印刷設定情報は、前記印刷データとは別データとして前記印刷装置へ出力される
    ことを特徴とする請求項12に記載の印刷制御装置。
  14. 前記印刷設定情報と前記用紙情報はそれぞれ、用紙の種類及びサイズに関する情報を含んでいる
    ことを特徴とする請求項6乃至13のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
  15. 給紙部を有する印刷装置を制御する印刷制御方法であって、
    印刷データの印刷設定情報と、前記印刷装置の給紙部にセットされている用紙に関する用紙情報と、印刷可能とする前記印刷設定情報と前記用紙情報との組み合わせを示す印刷可能情報とに基づいて、前記印刷データによる印刷が可能であるか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程の判定結果に基づいて、前記印刷データによる印刷を制御する制御工程と
    を備えることを特徴とする印刷制御方法。
  16. コンピュータを、請求項1乃至5のいずれか1項の印刷制御システム、請求項6乃至14のいずれか1項に記載の印刷制御装置の各手段として機能させるための、または請求項15に記載の印刷制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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