JP2016215526A - 情報処理装置、制御プログラム、情報処理システム、情報処理方法及び画像処理システム - Google Patents

情報処理装置、制御プログラム、情報処理システム、情報処理方法及び画像処理システム Download PDF

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祐 山下
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健一 藤岡
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Kanna Iinuma
環奈 飯沼
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Masahiro Fukuda
政宏 福田
照義 山本
Teruyoshi Yamamoto
照義 山本
朗 照屋
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朗 照屋
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Mami Arai
まみ 荒井
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Abstract

【課題】中綴じ処理に関する値を適切に設定する際の手間を軽減する情報処理装置等を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、中綴じされた記録媒体の属性及び記録媒体に対する中綴じ用の設定値を含む過去の設定情報を取得する設定履歴情報取得部と、中綴じ対象の記録媒体の属性及び取得された過去の設定情報に基づいて、中綴じ対象の記録媒体に対する中綴じ用の設定値を算出する設定値算出部とを含む。また、設定値算出部は、過去の設定情報のうち記録媒体の属性が中綴じ対象の記録媒体の属性と同一である設定情報に含まれる中綴じ用の設定値に基づいて、中綴じ対象の記録媒体に対する中綴じ用の設定値を算出する。
【選択図】図11

Description

本発明は、情報処理装置、制御プログラム、情報処理システム、情報処理方法及び画像処理システムに関する。
プリンタとして機能する画像処理装置において、画像が印刷された用紙を中綴じ処理して、雑誌等に製本する場合がある。中綴じ処理は二つ折りの用紙を重ねるので、綴じた状態において、ページの端部(以降、「小口側」とする)がずれる場合がある。そこで、小口側を揃えるために、表紙/裏表紙ページからセンターページに近づくに従って印刷領域の位置を内側にずらす処理(以降、「クリープ処理」とする)や小口側を断裁する処理(以降、「小口断裁処理」とする)が行われる。
クリープ処理において印刷領域の位置をずらす量(以降、「クリープ値」とする)や小口断裁処理において断裁する用紙幅(以降、「断裁値」とする)の最適な設定値は、用紙の種類やページ数によって異なる。そのため、オペレータが実際に画像処理装置により出力を行いながら、用紙の種類やページ数に合わせてクリープ値や断裁値を手動で調整して適切に設定する必要があり、手間がかかる。そこで、断裁値を効率よく設定することを目的として、設定されたクリープ値と関連付けて断裁値を算出することが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1に開示された技術において断裁値を適切に設定するためには、適切なクリープ値を入力する必要があるので、特許文献1に開示された技術においても、中綴じ処理に関する値の適切な設定には手間がかかる。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、中綴じ処理に関する値を適切に設定する際の手間を軽減することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、中綴じされた記録媒体の属性及び前記記録媒体に対する中綴じ用の設定値を含む過去の設定情報を取得する設定履歴情報取得部と、中綴じ対象の記録媒体の属性及び取得された前記過去の設定情報に基づいて、前記中綴じ対象の記録媒体に対する中綴じ用の設定値を算出する設定値算出部とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、中綴じ処理に関する値を適切に設定する際の手間を軽減することができる。
本発明の実施形態に係る画像処理システムの運用形態を例示する図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成を例示するブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置の機能構成を例示するブロック図である。 本発明の実施形態に係るクライアント端末の機能構成を例示するブロック図である。 本発明の実施形態に係る設定履歴情報を例示する図である。 本発明の実施形態に係る中綴じ冊子の小口側のずれを例示する図である。 本発明の実施形態に係る中綴じ冊子の印刷領域の位置のずれを例示する図である。 本発明の実施形態に係るUI部の機能構成を例示するブロック図である。 本発明の実施形態に係る印刷設定画面を例示する図である。 本発明の実施形態に係る総ページ入力画面を例示する図である。 本発明の実施形態に係るクリープ値の算出処理の動作を例示するフローチャートである。 本発明の実施形態に係るクリープ値の算出処理の動作を例示するフローチャートである。 本発明の実施形態に係るクリープ値の算出処理の動作を例示するフローチャートである。 本発明の実施形態に係る設定情報の選択画面を例示する図である。 本発明の実施形態に係る設定情報の選択画面を例示する図である。 本発明の実施形態に係る印刷設定画面を例示する図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、用紙等の記録媒体上に画像形成し、画像形成された用紙を中綴じ処理する画像処理システムを例として説明する。なお、記録媒体としては、上述した用紙の他、フィルム、ラスチック等のシート状の材料で、画像形成出力の対象物となるものであれば採用可能である。以降、本実施形態においては、用紙を記録媒体の例として説明する。
図1は、本実施形態に係る画像処理システムの運用形態を例示する図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像処理システムは、画像処理装置1及びクライアント端末2がインターネットやLAN(Local Area Network)等のネットワークを介して接続されて構成される。
画像処理装置1は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能なMFP(Multi Function Peripheral:複合機)である。クライアント端末2は、ユーザが操作する情報処理端末であり、PC(Personal Computer)等の情報処理装置によって実現される。画像処理装置1における画像形成出力や中綴じ処理は、クライアント端末2にインストールされたプリンタドライバを介して実行される。
次に、本実施形態に係る画像処理装置1及びクライアント端末2のハードウェア構成を説明する。図2は、本実施形態に係る画像処理装置1のハードウェア構成を例示するブロック図である。なお、画像処理装置1は、図2に示すハードウェア構成に加えて、スキャナ、プリンタ等を実現するためのエンジンを備える。また、以下の説明においては、画像処理装置1のハードウェア構成を例として説明するが、クライアント端末2についても同様である。
図2に示すように、本実施形態に係る画像処理装置1は、一般的なサーバやPC(Personal Computer)等と同様の構成を含む。すなわち、本実施形態に係る画像処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)20、ROM(Read Only Memory)30、HDD(Hard Disk Drive)40及びI/F50がバス80を介して接続された構成である。また、I/F50にはLCD(Liquid Crystal Display)60及び操作部70が接続されている。
CPU10は演算手段であり、画像処理装置1全体の動作を制御する。RAM20は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM30は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD40は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納される。なお、HDDの他、SSD(Solid State Drive)等の半導体記憶装置を用いても良い。
I/F50は、バス80と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。LCD60は、使用者が画像処理装置1の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部70は、キーボード、マウス、各種のハードボタン、タッチパネル等、使用者が画像処理装置1に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
このようなハードウェア構成において、ROM30やHDD40若しくは図示しない光学ディスク等の記憶媒体に格納されたプログラムがRAM20に読み出され、CPU10がそれらのプログラムに従って演算を行うことによりソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係る画像処理装置1の機能を実現する機能ブロックが構成される。
次に、本実施形態に係る画像処理装置1の機能について説明する。図3は、本実施形態に係る画像処理装置1の機能構成を例示するブロック図である。図3に示すように、本実施形態に係る画像処理装置1は、コントローラ100、ADF(Auto Documennt Feeder:原稿自動搬送装置)110、スキャナユニット111、排紙トレイ112、ディスプレイパネル113、給紙テーブル114、プリントエンジン115、排紙トレイ116、ネットワークI/F117及び中綴じユニット118を有する。
また、コントローラ100は、主制御部101、エンジン制御部102、入出力制御部103、画像処理部104、操作表示制御部105及びジョブ履歴記憶部106を有する。図3に示すように、本実施形態に係る画像処理装置1は、スキャナユニット111、プリントエンジン115を有する複合機として構成されている。なお、図3においては、電気的接続を実線の矢印で示しており、用紙の流れを破線の矢印で示している。
ディスプレイパネル113は、画像処理装置1の状態を視覚的に表示する出力インタフェースであると共に、タッチパネルとしてユーザが画像処理装置1を直接操作し若しくは画像処理装置1に対して情報を入力する際の入力インタフェース(操作部)でもある。ネットワークI/F117は、画像処理装置1がネットワークを介して管理者用端末等の他の機器と通信するためのインタフェースである。ネットワークI/F117は、Ethernet(登録商標)、USB、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fi(Wireless Fidelity)等のインタフェースが用いられる。
コントローラ100は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。具体的には、ROM30やHDD40等の不揮発性記憶媒体に格納されたファームウェア等の制御プログラムが、RAM20にロードされる。そして、それらのプログラムに従ってCPU10が演算を行うことにより構成されるソフトウェア制御部と集積回路などのハードウェアとによってコントローラ100が構成される。
主制御部101は、コントローラ100に含まれる各部を制御する役割を担い、コントローラ100の各部に命令を与える。エンジン制御部102は、プリントエンジン115やスキャナユニット111等を制御若しくは駆動する駆動手段としての役割を担う。入出力制御部103は、ネットワークI/F117を介して入力される信号や命令を主制御部101に入力する。また、主制御部101は、入出力制御部103を制御し、ネットワークI/F117を介して他の装置にアクセスする。
画像処理部104は、主制御部101の制御に従い、印刷出力すべき画像情報に基づいて描画情報を生成する。この描画情報とは、プリントエンジン115が画像形成動作において形成すべき画像を描画するための情報である。また、画像処理部104は、スキャナユニット111から入力される撮像データを処理し、画像データを生成する。
この画像データとは、スキャナ動作の結果物として画像処理装置1に格納され若しくはネットワークI/F117を介して他の機器に送信される情報である。操作表示制御部105は、ディスプレイパネル113に情報表示を行い若しくはディスプレイパネル113を介して入力された情報を主制御部101に通知する。
ジョブ履歴記憶部106は、後述するクライアント端末2からネットワークI/F117を介してこれまでに取得した印刷ジョブにおいて指定されている設定情報を格納する記憶媒体である。ジョブ履歴記憶部106が格納する設定情報の詳細は後述する。
なお、プリンタ機能のみを有する画像処理装置の場合、図3に示すADF110、スキャナユニット111及び排紙トレイ112が省略されると共に、エンジン制御部102の機能から、ADF110、スキャナユニット111及び排紙トレイ112を制御するための機能が省略される。
画像処理装置1がプリンタとして動作する場合は、まず、入出力制御部103がネットワークI/F117を介して印刷ジョブを受信する。入出力制御部103は、受信した印刷ジョブを主制御部101に転送する。主制御部101は、印刷ジョブを受信すると、画像処理部104を制御して印刷ジョブに含まれる文書情報若しくは画像情報に基づいて描画情報を生成する。
また、印刷ジョブにおいて面付けのタイプとして「中綴じ」が指定されている場合、主制御部101は、画像処理部104を制御して中綴じ用の面付けが施された描画情報を生成する。また、印刷ジョブにおいて中綴じ用の値が設定されている場合、主制御部101は、画像処理部104を制御して、設定されている中綴じ用の値に基づいて、画像形成出力用の画像を処理して描画情報を生成する。中綴じ用の値に基づく描画情報の生成の詳細は後述する。
画像処理部104によって描画情報が生成されると、エンジン制御部102は、生成された描画情報に基づき、給紙テーブル114から搬送される用紙に対して画像形成を実行する。プリントエンジン115の具体的態様としては、インクジェット方式による画像形成機構や電子写真方式による画像形成機構等を用いることが可能である。プリントエンジン115によって画像形成が施された文書は排紙トレイ116に排紙される。
また、プリントエンジン115によって画像形成が施された文書(以降、「印刷済用紙」とする)の中綴じ処理を行う場合、この印刷済用紙は、中綴じユニット118に排紙される。エンジン制御部102は、中綴じユニット118を制御して排紙されている印刷済用紙に対して中綴じを実行する。また、印刷ジョブにおいて小口断裁処理のための断裁値が指定されている場合、エンジン制御部102は、中綴じユニット118を制御して断裁値に基づく小口断裁処理を実行する。小口断裁処理は、中綴じされた状態においてページの端部(以降、「小口側」とする)を揃えるために小口側を断裁する動作である。
画像処理装置1がスキャナ、すなわち画像読取装置として動作する場合は、スキャン実行指示に応じて、操作表示制御部105若しくは入出力制御部103が主制御部101にスキャン実行信号を転送する。スキャン実行指示は、ユーザによるディスプレイパネル113の操作若しくはネットワークI/F117を介して外部の機器から入力される。主制御部101は、受信したスキャン実行信号に基づき、エンジン制御部102を制御する。
エンジン制御部102は、ADF110を駆動し、ADF110にセットされた撮像対象原稿をスキャナユニット111に搬送する。また、エンジン制御部102は、スキャナユニット111を駆動し、ADF110から搬送される原稿を撮像する。また、ADF110に原稿がセットされておらず、スキャナユニット111に直接原稿がセットされた場合、スキャナユニット111は、エンジン制御部102の制御に従い、セットされた原稿を撮像する。即ち、スキャナユニット111が撮像部として動作する。
撮像動作においては、スキャナユニット111に含まれるCCD等の撮像素子が原稿を光学的に走査し、光学情報に基づいた撮像情報が生成される。エンジン制御部102は、スキャナユニット111が生成した撮像情報を画像処理部104に転送する。画像処理部104は、主制御部101の制御に従い、エンジン制御部102から受信した撮像情報に基づき画像情報を生成する。
画像処理部104が生成した画像情報はHDD40等の画像処理装置1に装着された記憶媒体に保存される。画像処理部104によって生成された画像情報は、ユーザの指示に応じてそのままHDD40等に格納され若しくはネットワークI/F117を介して、入出力制御部103により外部の装置に送信される。
また、画像処理装置1が複写機として動作する場合は、エンジン制御部102がスキャナユニット111から受信した撮像情報若しくは画像処理部104が生成した画像情報に基づき、画像処理部104が描画情報を生成する。その描画情報に基づいてプリンタ動作の場合と同様に、エンジン制御部102がプリントエンジン115を駆動する。また、プリントエンジン115により画像形成が施された文書に対して中綴じ処理が行われる場合も、プリンタ動作と同様な動作となる。
次に、本実施形態に係るクライアント端末2の機能を説明する。図4は、本実施形態に係るクライアント端末2の機能構成を例示するブロック図である。クライアント端末2においては、インストールされたアプリケーション201がOS(Operation System)上で動作することにより、文書作成や画像編集等の機能を提供し、ユーザの操作に応じて、印刷出力するべき画像の元となる情報を提供する。
アプリケーション201は、ユーザの操作に応じてプリンタドライバ210のUI(User Interface)部211を起動する。また、アプリケーション201は、UI部211のGUI(Graphical UI)を介して設定される印刷出力の設定情報をDEVMODE構造体と呼ばれる情報形式で取得する。
アプリケーション201若しくはアプリケーション201によって起動されたUI部211に対してユーザの操作により印刷実行命令が入力されると、アプリケーション201は、GDI(Graphics Device Interface)202を起動する。そして、アプリケーション201は、UI部211を介して設定されたDEVMODE構造体及び出力するべき画像の情報をGDI202へ受け渡す。
GDI202は、一般的に基本ソフトであるOSに組み込まれた描画エンジンである。GDI202は、DDI(Device Driver Interface)を介してプリンタドライバ210のグラフィック部212を起動し、処理を受け渡す。
グラフィック部212は、GDI202によってOSの内部命令として出力された画像データを、印刷出力を実行させる対象の画像処理装置1が処理可能なデータ形式であるPDL(Page Description Language)形式のデータに変換する。PDL形式のデータは、画像処理装置1に印刷を実行させるための印刷ジョブである。グラフィック部212は、PDL形式に変換したデータを順次スプーラー203に受け渡す。
スプーラー203は、グラフィック部212によって生成されたPDL形式のデータを、スプールファイル204として記憶媒体に一次的に記憶させる。これにより、グラフィック部212がPDLデータを生成した後、画像処理装置1がPDLデータを受け付けられない状態であったとしても、プリンタドライバ210は生成したPDLデータをスプーラー203に渡して次の処理にすぐに移り、処理を効率化できる。
スプールファイル204として記憶媒体に記憶されたPDLデータは、プリンタプロセッサ205によって再度スプーラー203に受け渡され、ポートモニタ206により、ネットワークを介して画像処理装置1に送信される。
このような画像処理システムにおいて、中綴じ処理の対象となる用紙の種類、サイズ、厚さ等の用紙属性及び過去に用いられた印刷ジョブの設定情報に基づいて、中綴じ処理に関する値を適切に設定することが本実施形態の要旨である。以下、中綴じ処理に関する値の設定処理を説明する。
図5は、画像処理装置1のジョブ履歴記憶部106に格納されている設定履歴情報を例示する図である。設定履歴情報は、画像処理装置1が過去に受信した印刷ジョブにおいて指定されている設定情報の履歴である。例えば、図5に示すように、設定履歴情報は、印刷ジョブを識別する“ジョブID”と、“用紙ID”、“用紙種類”、“用紙サイズ”、“用紙厚さ”、“ページ数”、“面付けタイプ”、“クリープ値”及び“断裁値”とが印刷ジョブごとに関連付けられたテーブルである。
“用紙ID”は、印刷ジョブにおいて指定された用紙属性を識別するための識別情報である。用紙属性は、例えば、図5に示した“用紙種類”、“用紙サイズ”及び“用紙厚さ”を含む。“用紙種類”は、用紙の種類を示す情報であり、例えば、「普通紙」、「透明シート」、「封筒」である。“用紙サイズ”は、用紙のサイズを示す情報であり、例えば、「A4」、「A3」、「B5」、「ユーザ定義(ユーザにより指定されたサイズ)」であり、“用紙厚さ”は、用紙の厚さを示す情報である。すなわち、同一の用紙IDでは、“用紙種類”、“用紙サイズ”及び“用紙厚さ”がすべて同一であり、用紙属性が同一である。
“ページ数”は、印刷ジョブに基づいて画像形成出力されるページ数を示す。“面付けタイプ”は、面付けのタイプを示す情報であり、例えば“面付けタイプ”が「中綴じ」である場合、画像処理部104は、中綴じ処理を行う前提で画像形成出力を行うよう各ページの画像情報を配置する。
“クリープ値”及び“断裁値”は、中綴じ用の設定値であり、これらの値を用紙属性に応じて適切に設定することが本実施形態の要旨である。図6は、雑誌等の中綴じ冊子を模式的に示す断面図である。図6に示すように、雑誌等の中綴じ冊子を綴じた状態において、中綴じ冊子の小口側が不揃いになる。
そこで、小口側(中綴じされた用紙の綴じ側とは逆側の端部)を揃えるために、例えば、図6に示した太線の位置で小口側を断裁する処理(以降、「小口断裁処理」とする)が行われる。“断裁値”は、小口断裁処理において断裁する用紙幅(断裁量)であり、適切に設定された場合、表紙/裏表紙ページの端部とセンターページの端部とのずれ量である。
図7は、表紙ページとセンターページとの印刷領域の位置のずれ量を例示する図である。上述したように、雑誌等の中綴じ冊子を閉じた状態において、中綴じ冊子の小口側がずれるので、すべてのページにおいて印刷領域の位置を同じにすると、中綴じ冊子ではセンターページほど小口側に画像がずれているように見える。
そこで、中綴じ冊子において印刷領域(画像形成領域)の位置が揃うように、表紙/裏表紙ページからセンターページに近づくに従って印刷領域の位置を内側にずらす処理(以降、「クリープ処理」とする)が行われる。“クリープ値”は、クリープ処理による表紙ページ(中綴じされた最も外側の記録媒体)とセンターページ(中綴じされた最も内側の記録媒体)との印刷領域のずれ量であり、例えば、図7に斜線で示した長方形の短辺の長さである。なお、図5に示した設定履歴情報においては、“クリープ値”及び“断裁値”の単位を「インチ」とする場合を例として説明するが、長さの単位であれば他の単位であってもよい。
次に、クライアント端末2のUI部211の機能のうちクリープ値の設定に関する機能を説明する。図8は、本実施形態に係るクライアント端末2のUI部211のクリープ値の設定に関する機能構成を例示するブロック図である。図8に示すように、UI部211は、表示制御部221、クリープ値算出部222、ジョブ履歴取得部223及びジョブ履歴記憶部224を含む。
表示制御部221は、印刷に関する各種設定を行うための印刷設定画面をクライアント端末2の表示部であるLCD60に表示させる設定表示制御部として機能する。図9は、表示制御部221によりクライアント端末2のLCD60に表示される印刷設定画面を例示する図である。図9に示すように、印刷設定画面は、「面付け・製本」に関する項目が含まれる。例えば、図9に斜線で示すように、ユーザが「面付け・製本」の項目を選択すると、「面付け・製本」に関する値の設定画面が表示される。
図9に示すように、「面付け・製本」に関する値の設定画面は、例えば、面付けタイプを指定するラジオボタン、用紙ID、用紙種類、用紙サイズ、用紙厚さを指定するプルダウンメニュー、クリープ値を設定する数値入力領域、おすすめ設定取得ボタンを含む。ユーザは、面付けタイプを指定するラジオボタンにより、例えば、「普通」又は「中綴じ」の面付けタイプを選択する。ユーザは、「中綴じ」の面付けタイプを選択した場合に、図9に示した各情報を指定する。
図9に示した用紙ID、用紙種類、用紙サイズ、用紙厚さ及びクリープ値は、それぞれ図5に示した設定履歴情報に含まれる“用紙ID”、“用紙種類”、“用紙サイズ”、“用紙厚さ”及び“クリープ値”に対応する。クリープ値の設定の際に、図9に示した「おすすめ設定取得」ボタンが押下されると、クリープ値算出部222によりクリープ値が算出される。
また、「おすすめ設定取得」ボタンが押下されると、クリープ値算出部222によるクリープ値の算出に用いられる総ページ数の入力画面がクライアント端末2のLCD60に表示される。図10は、総ページ数入力画面を例示する図である。ユーザが図10に示した総ページ数入力画面において、画像形成出力対象の総ページ数を指定すると、クリープ値算出部222に総ページ数が入力される。
クリープ値算出部222は、指定された用紙属性、総ページ数及び後述するジョブ履歴記憶部224に格納されている過去の設定情報に基づいてクリープ値を算出し、図9に示した印刷設定画面のクリープ値の数値入力領域に入力する。すなわち、クリープ値算出部222は、中綴じ対象の記録媒体に対する中綴じ用の設定値を算出する設定値算出部として機能する。クリープ値算出部222によるクリープ値の設定が本実施形態の要旨であり、設定処理の詳細は後述する。
ジョブ履歴取得部223は、画像処理装置1からネットワークI/F117を介してジョブ履歴記憶部106に格納されている設定履歴情報を取得し、ジョブ履歴記憶部224に記憶させる。すなわち、ジョブ履歴取得部223は、設定履歴情報を取得する設定履歴情報取得部として機能する。
具体的には、例えば、ジョブ履歴取得部223は、まず、画像処理装置1に対してジョブ履歴記憶部106に格納されている設定履歴情報のジョブIDの一覧を要求して取得する。そして、ジョブ履歴取得部223は、取得したジョブIDの一覧に含まれるジョブIDごとに、画像処理装置1に対してジョブIDと関連付けられた設定情報を要求して取得する。
次に、クリープ値算出部222によるクリープ値の算出処理の詳細を説明する。図11は、クリープ値算出部222によるクリープ値の算出処理の動作を例示するフローチャートである。図11に示すように、クリープ値算出部222は、図9に示した印刷設定画面において指定された用紙属性(用紙ID、用紙種類、用紙サイズ、用紙厚さ)を取得する(S1101)。
また、クリープ値算出部222は、図10に示した総ページ数入力画面において指定された総ページ数を取得する(S1102)。なお、S1101の処理とS1102の処理とは前後関係の制約はなく、逆の順序で実行されてもよいし並列に実行されてもよい。
用紙属性を取得したクリープ値算出部222は、ジョブ履歴記憶部224に格納されている設定履歴情報の中に、“面付けタイプ”が「中綴じ」であり、取得した用紙属性に含まれる用紙IDが同一である設定情報が存在するか否かを判定する(S1103)。なお、以降、“面付けタイプ”が「中綴じ」である設定情報を「中綴じ用設定情報」とする。
用紙IDが同一である中綴じ用設定情報が存在する場合(S1103/YES)、クリープ値算出部222は、用紙IDが同一である中綴じ用設定情報に基づいてクリープ値を算出する(S1104)。用紙IDが同一である中綴じ用設定情報に基づくクリープ値の算出処理の詳細は後述する。
一方、用紙IDが同一である中綴じ用設定情報が存在しない場合(S1103/NO)、クリープ値算出部222は、用紙種類、用紙サイズ、用紙厚さ等の個別の用紙属性に基づいてクリープ値を算出する(S1105)。個別の用紙属性に基づくクリープ値の算出処理の詳細は後述する。
次に、用紙IDが同一である中綴じ用設定情報に基づくクリープ値の算出処理(S1104)の詳細を説明する。図12は、クリープ値算出部222による用紙IDが同一の中綴じ用設定情報に基づくクリープ値の算出処理の動作を例示するフローチャートである。図12に示すように、クリープ値算出部222は、ジョブ履歴記憶部224に格納されている設定履歴情報の中から、取得した用紙IDと同一の用紙IDを含む中綴じ用設定情報を取得する(S1201)。
用紙IDが同一の中綴じ用設定情報を取得したクリープ値算出部222は、取得した設定情報の数が1つであるか否かを判定する(S1202)。取得した設定情報の数が1つである場合(S1202/YES)、クリープ値算出部222は、取得した設定情報における“クリープ値”の値を、図9に示したクリープ値の数値入力領域に設定する(S1203)。
一方、取得した設定情報の数が複数である場合(S1202/NO)、クリープ値算出部222は、取得した設定情報のうち、設定情報における“ページ数”の値がS1102の処理において取得した総ページ数と最も近い設定情報を取得する(S1204)。総ページ数が最も近い設定情報を取得したクリープ値算出部222は、取得した設定情報の数が1つであるか否かを判定する(S1205)。
取得した設定情報の数が1つである場合(S1205/YES)、クリープ値算出部222は、S1204の処理において取得した設定情報における“クリープ値”の値を、図9に示したクリープ値の数値入力領域に設定する(S1206)。一方、設定情報の数が複数である場合(S1205/NO)、クリープ値算出部222は、S1204の処理において取得した複数の設定情報それぞれにおける“クリープ値”の値の平均を、図9に示したクリープ値の数値入力領域に設定する(S1207)。
次に、個別の用紙属性に基づくクリープ値の算出処理(S1105)の詳細を説明する。図13は、クリープ値算出部222による個別の用紙属性に基づくクリープ値の算出処理の動作を例示するフローチャートである。図13に示すように、クリープ値算出部222は、ジョブ履歴記憶部224に格納されている設定履歴情報の中に、S1101の処理において取得した用紙属性に含まれる用紙サイズが同一である中綴じ用設定情報が存在するか否かを判定する(S1301)。
用紙サイズ同一の中綴じ用設定情報が存在する場合(S1301/YES)、クリープ値算出部222は、用紙サイズ同一の中綴じ用設定情報のうち、“ページ数”の値がS1102の処理において取得した総ページ数と最も近い設定情報を取得する(S1302)。一方、用紙サイズが同一である中綴じ用設定情報が存在しない場合(S1301/NO)、クリープ値算出部222は、S1101の処理において取得した用紙属性に含まれる用紙厚さが同一である中綴じ用設定情報が存在するか否かを判定する(S1303)。
用紙厚さが同一である中綴じ用設定情報が存在する場合(S1303/YES)、クリープ値算出部222は、用紙厚さ同一の中綴じ用設定情報のうち、“ページ数”の値がS1102の処理において取得した総ページ数と最も近い設定情報を取得する(S1304)。一方、用紙厚さが同一である中綴じ用設定情報が存在しない場合(S1303/NO)、クリープ値算出部222は、S1101の処理において取得した用紙属性に含まれる用紙種類が同一である中綴じ用設定情報が存在するか否かを判定する(S1305)。
用紙種類が同一である中綴じ用設定情報が存在する場合(S1305/YES)、クリープ値算出部222は、用紙種類同一の中綴じ用設定情報のうち、“ページ数”の値がS1102の処理において取得した総ページ数と最も近い設定情報を取得する(S1306)。S1302の処理、S1304の処理及びS1306の処理のいずれかにおいて総ページ数が最も近い設定情報を取得したクリープ値算出部222は、取得した設定情報の数が1つであるか否かを判定する(S1307)。
取得した設定情報の数が1つである場合(S1307/YES)、クリープ値算出部222は、取得した設定情報における“クリープ値”の値を、図9に示したクリープ値の数値入力領域に設定する(S1308)。一方、取得した設定情報の数が複数である場合(S1307/NO)、クリープ値算出部222は、取得した複数の設定情報それぞれにおける“クリープ値”の値の平均を、図9に示したクリープ値の数値入力領域に設定する(S1309)。
一方、用紙種類同一の中綴じ用設定情報が存在しない場合(S1305/NO)、クリープ値算出部222は、ジョブ履歴記憶部224に格納されているすべての設定情報それぞれにおける“クリープ値”の値の平均を、図9に示したクリープ値の数値入力領域に設定する(S1310)。
なお、本実施形態においては、クリープ値算出部222によるクリープ値の算出を具体例として説明したが、断裁値についても同様に算出可能である。その他、断裁値は、クリープ値算出部222により算出されたクリープ値から、中綴じ冊子を綴じた状態における表紙ページとセンターページとの小口側のずれ量を計算することにより取得されてもよい。
なお、図13に示した処理においては、クリープ値算出部222が用紙サイズ、用紙厚さ、用紙種類の順に、同一の中綴じ用設定情報が存在するか否かを判定する場合を例として説明した。しかしながら、これは一例であり、クリープ値算出部222は、異なる順序で、同一の中綴じ用設定情報が存在するか否かを判定してもよいし、2つ以上の用紙属性の組み合わせが同一の中綴じ用設定情報が存在するか否かを判定してもよい。
また、クリープ値算出部222は、個別の用紙属性について、同一の中綴じ用設定情報が存在しない場合であっても、用紙属性が近似する中綴じ用設定情報が存在する場合には、近似する中綴じ用設定情報に基づいてクリープ値を算出してもよい。例えば、クリープ値算出部222は、用紙厚さに基づいて中綴じ用設定情報を取得する場合、取得した用紙厚さから所定の値以内の用紙厚さである中綴じ用設定情報に基づいてクリープ値を算出する。すなわち、クリープ値算出部222は、用紙サイズ、厚さ、種類の少なくとも1つがが取得した用紙のサイズ、厚さ、種類を基準とした所定の近似範囲内である過去の設定情報に基づいてクリープ値を算出する。
また、クリープ値算出部222は、用紙サイズ、用紙厚さ、用紙種類の各値を数値化し、これらの数値の合計と最も近似する、あるいは数値の合計から所定の値以内の中綴じ用設定情報に基づいてクリープ値を算出してもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る画像処理システムにおいては、中綴じ用の過去の設定情報及び中綴じ対象の記録媒体の属性に基づいて、記録媒体に対する中綴じ用の設定値を算出する。これにより、ユーザが出力結果に応じて手動で調整することなく、記録媒体の属性に応じて過去に用いられた設定値を中綴じ用の設定値とすることができるので、中綴じ処理に関する値を適切に設定する際の手間を軽減することが可能になる。
なお、上記実施形態においては、設定履歴情報の中から用紙属性に基づいて取得された設定情報が複数である場合、図10に示した総ページ数入力画面において指定された総ページ数に基づいて、取得した複数の設定情報をさらに絞り込む場合を例として説明した。その他、取得された設定情報が複数である場合に、表示制御部221は、複数の設定情報から使用する設定情報を選択するための選択画面をクライアント端末2のLCD60に表示するようにしてもよい。
図14は、設定情報を選択するための選択画面を例示する図である。図14に示すように、選択画面には、クリープ値算出部222により取得された設定情報が複数である場合、取得された設定情報の一覧が表示される。なお、図14に示した設定画面においては、設定情報に含まれる情報のうち選択に関連する情報のみが表示されているが、設定情報に含まれる他の情報が表示されてもよい。
図14に示した選択画面において、ユーザが使用したい設定情報(図14に示した場合においては斜線でハッチングされた設定情報)を選択し、OKボタンを押下すると、クリープ値算出部222は、選択された設定情報におけるクリープ値を取得する。そして、クリープ値算出部222は、取得したクリープ値を図9に示したクリープ値の数値入力領域に設定する。
このような構成により、クリープ値算出部222は、取得した設定情報が複数である場合に、中綴じ処理対象の用紙の総ページ数をユーザが予め指定することなく、使用するクリープ値を取得することが可能になる。この場合、表示制御部221は、複数の設定情報の一覧を表示部に表示させる一覧表示制御部として機能する。
その他、上述した設定情報の選択画面を、過去に使用された回数が多い順に設定情報をソートして表示してもよい。図15は、使用回数が多い順に設定画面をソートした選択画面を例示する図である。図15に示すように、選択画面に表示されている設定情報は、過去の使用回数が多い順にソートされている。
過去の使用回数が多い設定情報に含まれるクリープ値は適切である可能性が高いので、このような構成により、ユーザが適切なクリープ値を設定しやすくなる。なお、図15に示した選択画面においては、設定情報ごとの使用回数が表示される場合を例として説明した。しかしながら、例えば使用回数の多い順に設定情報がソートされていることをユーザが認識している場合は、使用回数の表示は必須ではない。
また、図14及び図15に示した選択画面においては、クリープ値のみが選択される場合を例として説明したが、設定情報に含まれる断裁値も同様に選択画面に表示されて選択されてもよい。
また、上述した図9に示した印刷設定画面において、クリープ値の過去の設定範囲が表示されてもよい。図16は、クリープ値の過去の設定範囲を表示する印刷設定画面を例示する図である。図16に示した印刷設定画面においては、例えば、クリープ値の数値入力領域の上に、過去の設定範囲が表示されている。この場合、例えば、表示制御部221は、ジョブ履歴記憶部224に格納されている設定履歴情報の中から中綴じ用設定情報における“クリープ値”の最小値及び最大値を取得して、過去の設定範囲として表示する。
このような構成により、ユーザは過去の設定範囲を参照してより適切な中綴じ処理に関する値を設定することが可能になる。なお、本実施形態において、表示制御部221は、ジョブ履歴記憶部224に格納されているすべての中綴じ用設定情報に基づいて過去の設定範囲を取得する場合を例として説明した。その他、印刷設定画面において指定されている用紙属性に基づいて取得された中綴じ用設定情報における“クリープ値”の最小値及び最大値を取得して、過去の設定範囲として表示してもよい。
また、図16に示した印刷設定画面においては、クリープ値の設定のみを例として説明しているが、同様に断裁値の設定可能にしてもよい。
また、上記実施形態において、ジョブ履歴取得部223は、画像処理装置1のジョブ履歴記憶部106に記憶されているすべての設定履歴情報を取得する場合を例として説明した。その他、ジョブ履歴取得部223は、画像処理装置1に対して、ジョブ履歴記憶部106に記憶されている設定履歴情報のうち“面付けタイプ”が「中綴じ」である設定履歴情報を要求して取得するようにしてもよい。
このような構成により、ジョブ履歴記憶部224には必要な設定履歴情報のみが格納されるので、使用される記憶領域を軽減させることができる。また、このような構成により、クリープ値算出部222は、ジョブ履歴記憶部224から“面付けタイプ”が「中綴じ」である設定情報のみを取得する処理を行うことなく、クリープ値を算出することができるので、処理を効率化することができる。
また、上記実施形態において、クリープ値算出部222は、個別の用紙属性のいずれかと同一の設定情報がない場合に、ジョブ履歴記憶部224に格納されているすべての設定情報おけるクリープ値の平均を算出する場合を例として説明した。その他、個別の用紙属性のいずれかと同一の設定情報がない場合、例えばおまかせ設定が不可である旨を示す通知画面が表示されるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、画像処理装置1の中綴じユニット118により中綴じ処理が行われる場合を例として説明した。しかしながら、本実施形態において、画像処理装置1に中綴じユニット118が備えられていることは必須ではなく、中綴じ処理が画像処理装置1とは別の中綴じ処理装置により行われてもよいし、手動で行われてもよい。この場合であっても、クリープ値算出部222により算出されたクリープ値に基づいて、画像処理部104により中綴じ用の面付けが行われる。そのため、中綴じ処理装置や手動により中綴じ処理が行われた場合であっても、ページごとの印刷領域のずれを防止することができる。
また、算出された断裁値が、例えば中綴じ処理装置に送信されることにより、中綴じ処理装置において適切な断裁値により小口断裁処理を行うことが可能になる。また、算出された断裁値が、例えばクライアント端末2のLCD60に表示されることにより、手動により適切な断裁値により小口断裁処理を行うことが可能になる。
また、本実施形態においては、図8に示したプリンタドライバ210のUI部211に含まれる構成部によりクリープ値が算出される場合を例として説明した。しかしながら、このような構成に限らず、クリープ値を算出するための各構成部の全部又は一部は、UI部211とは別の構成や別の装置であってもよい。クリープ値を算出するための各構成部の全部又は一部が別の装置である場合、クライアント端末2及び別の装置を含む情報処理システムが実現される。
また、本実施形態においては、画像処理装置1とクライアント端末2とが別の装置である場合を例として説明したが、クライアント端末2の機能が画像処理装置1と一体となっている構成でもよい。この場合、図9等の各種画面は、画像処理装置1のディスプレイパネル113に表示されて、ユーザにより各種の値が指定される。
また、本実施形態に係る画像処理システムには、1台の画像処理装置1が含まれる場合を例として説明した。しかしながら、このような構成に限らず、複数の画像処理装置1が含まれる構成であってもよい。この場合において、例えば画像処理システムに含まれる複数の画像処理装置1がすべて同じ機種であるときは、すべての画像処理装置1において、画像処理部104における面付け処理結果や中綴じユニット118による中綴じ処理結果は同様である。そのため、ジョブ履歴取得部223は、すべての画像処理装置1のジョブ履歴記憶部106から設定履歴情報を取得する。
一方、画像処理システムに含まれる複数の画像処理装置1がすべて同じ機種ではない場合、ジョブ履歴取得部223は、まず、それぞれの画像処理装置1に対して装置の識別情報を要求して取得する。そして、ジョブ履歴取得部223は、取得した識別情報の中から中綴じ処理対象の記憶媒体上に画像形成する画像処理装置1の識別情報と同一の識別情報により識別される画像処理装置1のジョブ履歴記憶部106から設定履歴情報を取得する。
1 画像処理装置
2 クライアント端末
10 CPU
20 RAM
30 ROM
40 HDD
50 I/F
60 LCD
70 操作部
80 バス
100 コントローラ
101 主制御部
102 エンジン制御部
103 入出力制御部
104 画像処理部
105 操作表示制御部
106 ジョブ履歴記憶部
110 ADF
111 スキャナユニット
112 排紙トレイ
113 ディスプレイパネル
114 給紙トレイ
115 プリントエンジン
116 排紙トレイ
117 ネットワークI/F
118 中綴じユニット
201 アプリケーション
202 GDI
203 スプーラー
204 スプールファイル
205 プリンタプロセッサ
206 ポートモニタ
210 プリンタドライバ
211 UI部
212 グラフィック部
221 表示制御部
222 クリープ値算出部
223 ジョブ履歴取得部
224 ジョブ履歴記憶部
特開2007−001119号公報

Claims (19)

  1. 中綴じされた記録媒体の属性及び前記記録媒体に対する中綴じ用の設定値を含む過去の設定情報を取得する設定履歴情報取得部と、
    中綴じ対象の記録媒体の属性及び取得された前記過去の設定情報に基づいて、前記中綴じ対象の記録媒体に対する中綴じ用の設定値を算出する設定値算出部と
    を含むことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記設定値算出部は、前記過去の設定情報のうち前記記録媒体の属性が前記中綴じ対象の記録媒体の属性と同一である設定情報に含まれる前記中綴じ用の設定値に基づいて、前記中綴じ対象の記録媒体に対する前記中綴じ用の設定値を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記記録媒体の属性は、前記記録媒体のサイズ、厚さ、種類のうちの少なくとも1つを示し、
    前記設定値算出部は、前記過去の設定情報のうち前記記録媒体のサイズ、厚さ、種類のうちの少なくとも1つが前記中綴じ対象の記録媒体のサイズ、厚さ、種類を基準とした所定の近似範囲内である設定情報に含まれる前記中綴じ用の設定値に基づいて、前記中綴じ対象の記録媒体に対する中綴じ用の設定値を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記設定値算出部は、前記中綴じされた最も外側の記録媒体に対する画像形成領域と最も内側の記録媒体に対する画像形成領域とのずれ量を、前記中綴じ用の設定値として算出する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記設定値算出部は、前記中綴じされた記録媒体の綴じ側とは逆側の端部を揃えるための記録媒体の断裁量を、前記中綴じ用の設定値として算出する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記過去の設定情報の中から前記中綴じ対象の記録媒体の属性に基づいて取得された複数の前記設定情報の一覧を表示部に表示させる一覧表示制御部
    を含み、
    前記設定値算出部は、表示された前記複数の設定情報の一覧から選択された前記設定情報に含まれる前記中綴じ用の設定値を、前記中綴じ対象の記録媒体に対する前記中綴じ用の設定値として取得する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記一覧表示制御部は、前記複数の設定情報を使用回数の多い順に並べて前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記過去の設定情報に基づいて、過去の前記中綴じ用の設定値の設定範囲を表示部に表示させる設定表示制御部
    を含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 中綴じされた記録媒体の属性及び前記記録媒体に対する中綴じ用の設定値を含む過去の設定情報を取得ステップと、
    中綴じ対象の記録媒体の属性及び取得された前記過去の設定情報に基づいて、前記中綴じ対象の記録媒体に対する中綴じ用の設定値を算出するステップと
    を情報処理装置に実行させることを特徴とする制御プログラム。
  10. 前記設定値を算出するステップにおいて、前記過去の設定情報のうち前記記録媒体の属性が前記中綴じ対象の記録媒体の属性と同一である設定情報に含まれる前記中綴じ用の設定値に基づいて、前記中綴じ対象の記録媒体に対する前記中綴じ用の設定値を算出する
    ことを特徴とする請求項9に記載の制御プログラム。
  11. 前記記録媒体の属性は、前記記録媒体のサイズ、厚さ、種類のうちの少なくとも1つを示し、
    前記設定値を算出するステップにおいて、前記過去の設定情報のうち前記記録媒体のサイズ、厚さ、種類のうちの少なくとも1つが前記中綴じ対象の記録媒体のサイズ、厚さ、種類を基準とした所定の近似範囲内である設定情報に含まれる前記中綴じ用の設定値に基づいて、前記中綴じ対象の記録媒体に対する中綴じ用の設定値を算出する
    ことを特徴とする請求項9に記載の制御プログラム。
  12. 前記設定値を算出するステップにおいて、前記中綴じされた最も外側の記録媒体に対する画像形成領域と最も内側の記録媒体に対する画像形成領域とのずれ量を、前記中綴じ用の設定値として算出する
    ことを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の制御プログラム。
  13. 前記設定値を算出するステップにおいて、前記中綴じされた記録媒体の綴じ側とは逆側の端部を揃えるための記録媒体の断裁量を、前記中綴じ用の設定値として算出する
    ことを特徴とする請求項9〜12のいずれか1項に記載の制御プログラム。
  14. 前記過去の設定情報の中から前記中綴じ対象の記録媒体の属性に基づいて取得された複数の前記設定情報の一覧を表示部に表示させるステップ
    を情報処理装置に実行させ、
    前記設定値を算出するステップにおいて、表示された前記複数の設定情報の一覧から選択された前記設定情報に含まれる前記中綴じ用の設定値を、前記中綴じ対象の記録媒体に対する前記中綴じ用の設定値として取得する
    ことを特徴とする請求項9〜13のいずれか1項に記載の制御プログラム。
  15. 前記表示させるステップにおいて、前記複数の設定情報を使用回数の多い順に並べて前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項14に記載の制御プログラム。
  16. 前記過去の設定情報に基づいて、過去の前記中綴じ用の設定値の設定範囲を表示部に表示させるステップ
    を情報処理装置に実行させることを特徴とする請求項9〜15のいずれか1項に記載の制御プログラム。
  17. 中綴じされた記録媒体の属性及び前記記録媒体に対する中綴じ用の設定値を含む過去の設定情報を取得する設定履歴情報取得部と、
    中綴じ対象の記録媒体の属性及び取得された前記過去の設定情報に基づいて、前記中綴じ対象の記録媒体に対する中綴じ用の設定値を算出する設定値算出部と
    を含むことを特徴とする情報処理システム。
  18. 中綴じされた記録媒体の属性及び前記記録媒体に対する中綴じ用の設定値を含む過去の設定情報を取得し、
    中綴じ対象の記録媒体の属性及び取得された前記過去の設定情報に基づいて、前記中綴じ対象の記録媒体に対する中綴じ用の設定値を算出する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  19. 中綴じ用の設定処理を行う情報処理装置と、前記情報処理装置による前記中綴じ用の設定に基づき画像処理を実行する画像処理装置とを含む画像処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    中綴じされた記録媒体の属性及び前記記録媒体に対する中綴じ用の設定値を含む、前記画像処理装置において用いられた過去の設定情報を取得する設定履歴情報取得部と、
    中綴じ対象の記録媒体の属性及び取得された前記過去の設定情報に基づいて、前記中綴じ対象の記録媒体に対する中綴じ用の設定値を算出する設定値算出部と
    を含み、
    前記画像処理装置は、
    算出された前記中綴じ用の設定値に基づいて、前記中綴じ対象の記録媒体に対する画像形成出力用の画像を処理する画像処理部
    を含む
    ことを特徴とする画像処理システム。
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