JP2016025621A - コイルユニット - Google Patents

コイルユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2016025621A
JP2016025621A JP2014150764A JP2014150764A JP2016025621A JP 2016025621 A JP2016025621 A JP 2016025621A JP 2014150764 A JP2014150764 A JP 2014150764A JP 2014150764 A JP2014150764 A JP 2014150764A JP 2016025621 A JP2016025621 A JP 2016025621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
spiral pattern
coil
spiral
peripheral end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014150764A
Other languages
English (en)
Inventor
光祐 國塚
Mitsuhiro Kunizuka
光祐 國塚
裕文 麻生
Hirofumi Aso
裕文 麻生
俊文 小町
Toshifumi Komachi
俊文 小町
友成 寿緒
Toshio Tomonari
寿緒 友成
浩一 白井
Koichi Shirai
浩一 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2014150764A priority Critical patent/JP2016025621A/ja
Publication of JP2016025621A publication Critical patent/JP2016025621A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Aerials (AREA)

Abstract

【課題】インダクタンスが大きく直流抵抗が小さなコイルパターンからなる受電コイルを通信用アンテナコイルと組み合わせて構成された薄型で高性能なコイルユニットを提供する。【解決手段】コイルユニット1は、折り曲げ可能な基板10と、基板10上に形成されたスパイラル状のアンテナコイル11と、アンテナコイル11と共に基板10上に形成された受電コイル20とを備える。受電コイル20は、直列接続された少なくとも第1乃至第3スパイラルパターン21〜23を含み、アンテナコイル11及び第1乃至第3スパイラルパターン21〜23は、基板10の折り返し構造によって積層され且つ同軸上に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、コイルユニットに関し、特に、通信用アンテナコイルと電力伝送用コイルとを組み合わせて構成されたコイルユニットの構造に関する。
近年、スマートフォン等の携帯電子機器にはNFC(Near Field Communication:近距離無線通信)用アンテナコイルが搭載されている。NFCでは13.56MHzの周波数を用い、10cm程度の近距離で100〜400kbpsの双方向通信が可能である。リーダ・ライタから送信されたキャリアがアンテナコイルによって受信されることでICチップ(NFCチップ)に電力が供給され、ICチップによってキャリアが変調されることによりリーダ・ライタとの間で通信を行うことができる。
一方、携帯電子機器のバッテリーを充電する方法としてワイヤレス給電が注目されている。ワイヤレス給電は送電コイル(1次側コイル)と受電コイル(2次側コイル)との間の電磁誘導により非接触で電力伝送を行うものであるため、接点の不良や劣化を防止でき、携帯電子機器の防水性を高めることが可能である。
特許文献1には、通信用アンテナコイルと電力伝送用コイル(受電コイル)とを組み合わせたコイルユニットが記載されている。このコイルユニットによれば、アンテナコイルと受電コイルとを別々に用意する必要がないので省スペース化が可能であり、またアンテナコイルと受電コイルとの干渉を抑制することができ、通信品質を落とすことなく非接触通信と電力伝送とを同時に行うことができる。
特開2014−44994号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来のコイルユニットは、受電コイルに巻線型のコイルを用いているため、受電コイルを含めたコイルユニット全体の薄型化が難しく、アンテナコイルと組み合わせたときの構造が複雑となり、製造コストが高くなるという問題がある。受電コイルをパターンで形成することも考えられるが、電力伝送用コイルにはインダクタンスが大きく且つ直流抵抗が小さいことが求められるため、性能面では巻線型のほうが有利である。
したがって、本発明の目的は、インダクタンスが大きく直流抵抗が小さな受電コイルと通信用アンテナコイルとを組み合わせて構成された薄型で高性能なコイルユニットを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によるコイルユニットは、折り曲げ可能な基板と、前記基板上に形成されたスパイラル状のアンテナコイルと、前記アンテナコイルと共に前記基板上に形成された受電コイルとを備え、前記受電コイルは、直列接続された少なくとも第1乃至第3スパイラルパターンを含み、前記アンテナコイル及び前記第1乃至第3スパイラルパターンは、前記基板の折り返し構造によって積層され且つ同軸上に配置されていることを特徴とする。
受電コイルのインダクタンスを大きくするためにはそのターン数を増やさなければならず、基板上の限られた範囲内においてコイルパターンのターン数を増やすためにはその線幅を狭くしなければならず、コイルパターンの直流抵抗が大きくなるという問題がある。コイルのターン数を大きくしさらに直流抵抗を小さくするためには、コイルパターンの厚みを厚くしてコイルの断面積を大きくすればよいが、このようなアスペクト比が高いコイルパターンの形成は非常に難しい。本発明によれば、一枚の基板の折り返し構造によってスパイラルパターンを多層化し、受電コイル全体のターン数を増やすことによりそのインダクタンスを大きくすることができる。また、多層構造の受電コイルにおいて各層のスパイラルパターンのターン数を増やさない代わりにスパイラルパターンの線幅を広くすることで、受電コイルの直流抵抗を小さくすることができる。したがって、アンテナコイルと受電コイルとを組み合わせてなる薄型で高性能なコイルユニットを提供することができる。
本発明において、前記アンテナコイルは前記基板の一方の主面に形成されており、前記第1スパイラルパターンは、前記アンテナコイルと共に前記基板の前記一方の主面に形成されており、前記第2及び第3スパイラルパターンは、前記基板の他方の主面に形成されており、前記第1スパイラルパターンの内周端は、前記基板を貫通する第1スルーホール導体を介して前記第2スパイラルパターンの内周端に接続されており、前記第2スパイラルパターンの外周端は前記第3スパイラルパターンの外周端に接続されていることが好ましい。この場合において、前記基板は、第1の折り曲げ線によって第1領域及び第2領域に分割されており、前記アンテナコイル及び前記第1スパイラルパターンは、前記基板の前記第1領域における前記一方の主面に形成されており、前記第2スパイラルパターンは、前記基板の前記第1領域における前記他方の主面に形成されており、前記第3スパイラルパターンは、前記基板の前記第2領域における前記他方の主面に形成されていることが好ましい。この構成によれば、アンテナコイルと受電コイルとを組み合わせてなる薄型で高性能なコイルユニットを容易に実現することができる。
本発明において、前記第1乃至第3スパイラルパターンの線幅は、前記アンテナコイルの線幅よりも広いことが好ましい。これによれば、直流抵抗が小さな受電コイルを備えた高性能なコイルユニットを提供することができる。
本発明において、前記第1乃至第3スパイラルパターンの厚さは、前記アンテナコイルの厚さと同じであることが好ましい。これによれば、例えば基板の両面に形成された銅箔等の金属箔のパターニングによってアンテナコイルと受電コイルとを同時に形成することができる。したがって、薄型で製造も容易なコイルユニットを提供することができる。
本発明において、前記受電コイルは、前記第3スパイラルパターンに直列接続された第4スパイラルパターンをさらに含み、前記アンテナコイル及び前記第1乃至第4スパイラルパターンは、前記基板の折り返し構造によって積層され且つ同軸上に配置されていることが好ましい。これによれば、インダクタンスがさらに大きな受電コイルを備えた高性能なコイルユニットを提供することができる。
本発明において、前記アンテナコイルは前記基板の一方の主面に形成されており、前記第1及び第4スパイラルパターンは、前記アンテナコイルと共に前記基板の前記一方の主面に形成されており、前記第2及び第3スパイラルパターンは、前記基板の他方の主面に形成されており、前記第1スパイラルパターンの内周端は、前記基板を貫通する第1スルーホール導体を介して前記第2スパイラルパターンの内周端に接続されており、前記第2スパイラルパターンの外周端は、前記第3スパイラルパターンの外周端に接続されており、前記第3スパイラルパターンの内周端は、前記基板を貫通する第2スルーホール導体を介して前記第4スパイラルパターンの内周端に接続されていることが好ましい。この場合において、前記基板は、第1の折り曲げ線によって第1領域及び第2領域に分割されており、前記アンテナコイル及び前記第1スパイラルパターンは、前記基板の前記第1領域における前記一方の主面に形成されており、前記第2スパイラルパターンは、前記基板の前記第1領域における前記他方の主面に形成されており、前記第3スパイラルパターンは、前記基板の前記第2領域における前記他方の主面に形成されており、前記第4スパイラルパターンは、前記基板の前記第2領域における前記一方の主面に形成されていることが好ましい。この構成によれば、アンテナコイルと受電コイルとを組み合わせてなる薄型で高性能なコイルユニットを容易に実現することができる。
本発明において、前記第1乃至第4スパイラルパターンの線幅は、前記アンテナコイルの線幅よりも広いことが好ましい。これによれば、直流抵抗が小さな受電コイルを備えた高性能なコイルユニットを提供することができる。
本発明において、前記第1乃至第4スパイラルパターンの厚さは、前記アンテナコイルの厚さと同じであることが好ましい。これによれば、例えば基板の両面に形成された金属箔のパターニングによってアンテナコイルと受電コイルとを同時に形成することができる。したがって、薄型で製造も容易なコイルユニットを提供することができる。
前記第4スパイラルパターンの外周端は、前記基板を貫通する第3スルーホール導体を介して前記基板の他方の主面に形成されたランドパターンに接続されており、前記ランドパターンは、前記基板の折り返し構造において前記基板に形成された開口部を通じて前記基板の第1の主面側に露出していることが好ましい。これによれば、アンテナコイルの一対の端子と受電コイルの一対の端子の両方を基板の一方の主面側に設けることができ、各端子への接続性を容易にすることができる。
本発明において、前記受電コイルは、前記第4スパイラルパターンに直列接続された第5及び第6スパイラルパターンをさらに含み、前記アンテナコイル及び前記第1乃至第6スパイラルパターンは、前記基板の折り返し構造によって積層され且つ同軸上に配置されていることが好ましい。これによれば、インダクタンスがさらに大きな受電コイルを備えた高性能なコイルユニットを提供することができる。
本発明において、前記アンテナコイルは前記基板の一方の主面に形成されており、前記第1、第4及び第5スパイラルパターンは、前記アンテナコイルと共に前記基板の前記一方の主面に形成されており、前記第2、第3及び第6スパイラルパターンは、前記基板の他方の主面に形成されており、前記第1スパイラルパターンの内周端は、前記基板を貫通する第1スルーホール導体を介して前記第2スパイラルパターンの内周端に接続されており、前記第2スパイラルパターンの外周端は、前記第3スパイラルパターンの外周端に接続されており、前記第3スパイラルパターンの内周端は、前記基板を貫通する第2スルーホール導体を介して前記第4スパイラルパターンの内周端に接続されており、前記第4スパイラルパターンの外周端は、前記第5スパイラルパターンの外周端に接続されており、前記第5スパイラルパターンの内周端は、前記基板を貫通する第3スルーホール導体を介して、前記第6スパイラルパターンの内周端に接続されていることが好ましい。この場合において、前記基板は、第1及び第2の折り曲げ線によって第1乃至第3領域に分割されており、前記アンテナコイル及び前記第1スパイラルパターンは、前記基板の前記第1領域における前記一方の主面に形成されており、前記第2スパイラルパターンは、前記基板の前記第1領域における前記他方の主面に形成されており、前記第3スパイラルパターンは、前記基板の前記第2領域における前記他方の主面に形成されており、前記第4スパイラルパターンは、前記基板の前記第2領域における前記一方の主面に形成されており、前記第5スパイラルパターンは、前記基板の前記第3領域における前記一方の主面に形成されており、前記第6スパイラルパターンは、前記基板の前記第3領域における前記他方の主面に形成されていることが好ましい。この構成によれば、アンテナコイルと受電コイルとを組み合わせてなる薄型で高性能なコイルユニットを容易に実現することができる。
本発明において、前記第1乃至第6スパイラルパターンの線幅は、前記アンテナコイルの線幅よりも広いことが好ましい。これによれば、直流抵抗が小さな受電コイルを備えた高性能なコイルユニットを提供することができる。
本発明において、前記第1乃至第6スパイラルパターンの厚さは、前記アンテナコイルの厚さと同じであることが好ましい。これによれば、例えば基板の両面に形成された金属箔のパターニングによってアンテナコイルと受電コイルとを同時に形成することができる。したがって、薄型で製造も容易なコイルユニットを提供することができる。
本発明において、前記第1スパイラルパターンは、前記アンテナコイルの内側スペースに設けられていることが好ましい。これによれば、基板上の限られたスペースを有効に利用して受電コイルのインダクタンスを大きくすることができ、またアンテナコイルと受電コイルとの相互干渉を抑制することができる。
本発明によれば、インダクタンスが大きく且つ直流抵抗が小さな受電コイルと通信用アンテナコイルと組み合わせて構成された薄型で高性能なコイルユニットを提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態によるコイルユニット1の構造を示す略分解斜視図であって、特に基板を折り返す前の展開状態(未完成状態)を示している。 図2は、第1の実施の形態によるコイルユニット1の構造を示す略分解斜視図であって、基板を折り返した状態(完成状態)を示している。 図3は、図2のコイルユニット1の側面断面図である。 図4は、コイルユニット1を用いた携帯電子機器の概略構成を示すブロック図である。 図5は、本発明の第2の実施の形態によるコイルユニット2の構造を示す略分解斜視図であって、特に基板を折り返す前の展開状態を示している。 図6は、第2の実施の形態によるコイルユニット2の構造を示す略分解斜視図であって、基板を折り返した状態(完成状態)を示している。 図7は、図6のコイルユニット2の側面断面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態によるコイルユニット1の構造を示す略分解斜視図であって、特に基板を折り返す前の展開状態(未完成状態)を示している。
図1に示すように、コイルユニット1は、折り曲げ可能な基板10と、基板10の上面10a(一方の主面)に形成されたスパイラル状のアンテナコイル11と、アンテナコイル11と共に基板10上に設けられた受電コイル20とを備えている。受電コイル20は、基板10の上面10aに形成された第1スパイラルパターン21及び第4スパイラルパターン24と、基板10の下面10b(他方の主面)に形成された第2スパイラルパターン22及び第3スパイラルパターン23とを備えている。
基板10は例えばポリイミドフィルム等のフレキシブル基板であり、2つ折り可能に構成されている。特に限定されないが、基板10の厚さは12〜50μm程度である。基板10は全体がフレキシブルである必要はなく、折り曲げ位置だけがフレキシブルに形成され、その他の主要部分はリジッドに形成されていてもよい。
基板10の平面形状は細長い矩形であり、基板10の長手方向(Y方向)の略中央に折り曲げ線Fが設定されており、基板10上の領域は基板10の幅方向(X方向)に延びる折り曲げ線Fを境界にして2つの領域に分かれている。図中右側に位置する一方の領域(第1領域A1)は、アンテナコイル11、第1スパイラルパターン21及び第2スパイラルパターン22の形成領域であり、図中左側に位置する他方の領域(第2領域A2)は、第3スパイラルパターン23及び第4スパイラルパターン24の形成領域である。
アンテナコイル11は、基板10の第1領域A1における上面10aに形成された矩形スパイラルパターンであり、基板10のエッジに沿ってできるだけ大きなループを描くように形成されている。アンテナコイル11の線幅は10〜50μmであることが好ましい。またアンテナコイル11の厚さは15〜50μmであることが好ましく、25〜45μmであることが特に好ましい。基板10の上面10a側から見たアンテナコイル11の巻回方向は、外周端から内周端に向かって時計回りである。
アンテナコイル11の内周端11aは、基板10を貫通するスルーホール導体14aを介して基板10の下面10b側に形成された引き出しパターン12の一端12aに接続されており、引き出しパターン12の他端12bは基板10を貫通するスルーホール導体14bを介して基板10の上面10a側に形成された引き出しパターン13の一端13aに接続されている。すなわち、アンテナコイル11の内周端11aは、スルーホール導体14a及び引き出しパターン12によってアンテナコイル11のループの外側に引き出されている。アンテナコイル11の外周端11b及び引き出しパターン13の他端13bはアンテナコイル11の一対の外部端子を構成しており、これらは例えばNFCチップ(不図示)に接続される。
第1〜第4スパイラルパターン21〜24はいずれも円形スパイラルパターンである。第1〜第4スパイラルパターン21〜24の線幅はアンテナコイル11の線幅よりも太く、50〜100μmであることが好ましい。受電コイル20には比較的大きな電流が流れるため、第1〜第4スパイラルパターン21〜24の線幅を広くすることで直流抵抗を小さくすることができ、スパイラルパターンに電流が流れたときの発熱を抑えることができる。
第1〜第4スパイラルパターン21〜24の厚さはアンテナコイル11と同じであることが好ましい。これによれば、例えば両面銅張りフレキシブル基板の銅箔をパターニングすることによってアンテナコイル11及び第1〜第4スパイラルパターン21〜24を同時に形成することができ、コイルパターンの形成が容易である。
第1スパイラルパターン21は基板10の第1領域A1における上面10aに形成されており、特にアンテナコイル11の内側スペースに配置されている。基板10の上面10a側から見た第1スパイラルパターン21の巻回方向は、外周端21bから内周端21aに向かって時計回りである。
第2スパイラルパターン22は、基板10の第1領域A1における下面10bに形成されており、第1スパイラルパターン21と平面視にて重なる位置に配置されている。すなわち、第1及び第2スパイラルパターン21,22は互いの中心軸が実質的に一致する同軸上に配置されている。第1スパイラルパターン21の内周端21aは基板10を貫通するスルーホール導体15a(第1スルーホール導体)を介して第2スパイラルパターン22の内周端22aに接続されている。基板10の上面10a側から基板10を透過して見た第2スパイラルパターン22の巻回方向は、内周端22aから外周端に向かって時計回りである。
第3スパイラルパターン23は、基板10の第2領域A2における下面10bに形成されている。第3スパイラルパターン23の外周端23bは第2スパイラルパターン22の外周端22bに接続されており、第2スパイラルパターン22と第3スパイラルパターン23は同一平面上の一本の線パターンによって連続的且つ一体的に形成されている。図1に示す基板10の展開状態において、基板10の上面10a側から基板10を透過して見た第3スパイラルパターン23の巻回方向は、外周端から内周端23aに向かって反時計回りである。
第4スパイラルパターン24は、基板10の第2領域A2における上面10aに形成されており、第3スパイラルパターン23と平面視にて重なるように配置されている。すなわち、第3及び第4スパイラルパターン23,24は互いの中心軸が実質的に一致する同軸上に配置されている。第4スパイラルパターン24の内周端24aは、基板10を貫通するスルーホール導体15b(第2スルーホール導体)を介して第3スパイラルパターン23の内周端23aに接続されている。さらに、第4スパイラルパターン24の外周端24bは、基板10を貫通するスルーホール導体15c(第3スルーホール導体)を介して基板10の下面10bに形成されたランドパターン19に接続されている。図1に示す基板10の展開状態において、基板10の上面10a側から見た第4スパイラルパターン24の巻回方向は、内周端24aから外周端24bに向かって反時計回りである。
以上の構成により、受電コイル20は、第1スパイラルパターン21、第2スパイラルパターン22、第3スパイラルパターン23、及び第4スパイラルパターン24がこの順で直列接続された単一のコイルを構成している。
基板10を貫通する開口部10cは、基板10を折り返したときランドパターン19の直上に配置される位置に形成されており、ランドパターン19は開口部10cを介して基板10の上面10aに露出する。したがって、第1〜第4スパイラルパターン21〜24の直列接続からなる受電コイル20の両端を基板10の上面10a側に配置することができ、接続性を容易にすることができる。
図2は、第1の実施の形態によるコイルユニット1の構造を示す略分解斜視図であって、特に基板10を折り返した状態(完成状態)を示している。また、図3は、図2のコイルユニット1の側面断面図である。
図2及び図3に示すように、コイルユニット1の基板10は、図1の展開状態から折り曲げ線Fの位置で山折りされ、これにより第1〜第4スパイラルパターン21〜24の積層構造が実現される。基板10の第2領域A2は第1領域A1の下方に配置されており、第2スパイラルパターン22は第3スパイラルパターン23と対向している。そのため基板10の第1領域A1と第2領域A2との間に薄い絶縁膜又は絶縁シートを設けて第2スパイラルパターン22は第3スパイラルパターン23とを絶縁分離することが好ましい。基板10を鋭角に折り返すことが難しい場合には、十分な厚みを持つ絶縁スペーサを介在させてもよい。
基板10を折り曲げ線Fの位置で折り返すとランドパターン19が上方を向くので、基板10の第1領域A1に形成された開口部10cを通じて基板10の上面10aから露出する。したがって、アンテナコイル11の一対の端子11b,13bと受電コイル20の一対の端子21b,19の両方を基板10の第1領域10Aにおける一方の主面10a側に設けることができ、各端子への接続性を容易にすることができる。
図2の完成状態において、受電コイル20の第1〜第4スパイラルパターン21〜24は互いに重ね合されて配置されており、アンテナコイル11及び受電コイル20の第1〜第4スパイラルパターン21〜24は中心軸が実質的に一致する同軸上に配置されている。そのため、アンテナコイル11と受電コイル20との間の干渉を抑制することができ、通信品質を落とすことなく情報通信と電力伝送とを同時に行うことができる。
また、第1領域A1における上面10a側から見たとき、第1スパイラルパターン21の巻回方向は、外周端21bから内周端21aに向かって時計回りであり、第2スパイラルパターン22の巻回方向は、内周端22aから外周端に向かって時計回りである。また、第3スパイラルパターン23の巻回方向は、外周端23bから内周端23aに向かって時計回りであり、第4スパイラルパターン24の巻回方向は、内周端24aから外周端24bに向かって時計回りである。したがって、第1スパイラルパターン21の外周端21bから第4スパイラルパターン24の外周端24bに向かって電流が流れるとき、第1〜第4スパイラルパターン21〜24の各々から発生する磁束の向きはすべて同じ向きとなるので、大きなインダクタンスを得ることができる。
図4は、コイルユニット1を用いた携帯電子機器の概略構成を示すブロック図である。
図4に示すように、携帯電子機器30は、アンテナコイル11を含む通信回路部31と、通信回路部31に接続されたNFCチップ等の通信制御部32と、受電コイル20を含む平滑整流回路等の受電回路部33と、受電回路部33に接続された受電制御部34と、受電制御部34に接続されたバッテリー35と、通信制御部32及び受電制御部34を制御する制御部36とを備えている。
アンテナコイル11で受信したキャリアは通信回路部31を介して通信制御部32に供給され、通信制御部32によって変調される。また受電コイル20で受電した電力は受電回路部33及び受電制御部34を介してバッテリー35に送られ、バッテリー35が充電される。上記のように、アンテナコイル11と受電コイル20は同軸上に配置されており、相互干渉が抑えられているので、通信品質を落とすことなくアンテナコイル11による非接触通信と受電コイル20による電力伝送とを同時に行うことができる。
以上説明したように、本実施形態によるコイルユニット1は、一枚の基板10の折り返し構造によって基板10上の複数のスパイラルパターンを多層化し、受電コイル20のターン数を増やすことでそのインダクタンスを大きくすることができる。また、スパイラルパターンの線幅を狭くすることなくターン数を増やすことができる。したがって、コイルの直流抵抗を小さくすることができ、大電流が流れる受電コイル20の発熱を低減することができる。
図5は、本発明の第2の実施の形態によるコイルユニット2の構造を示す略分解斜視図であって、特に基板を折り返す前の展開状態を示している。
図5に示すように、コイルユニット2の特徴は、2つ折りではなく3つ折り可能な基板10を用いており、基板10上に第1〜第6スパイラルパターン21〜26が形成されている点にある。
基板10の長手方向(Y方向)のサイズは上述したコイルユニット1の基板10よりも大きく、長手方向(Y方向)に対して等間隔に第1折り曲げ線F1及び第2折り曲げ線F2がそれぞれ設定され、これにより基板10が3分割されている。すなわち、基板10は、図中右側に位置する第1領域A1と、図中中央に位置する第2領域A2と、図中左側に位置する第3領域A3に分かれている。
アンテナコイル11、第1スパイラルパターン21、第2スパイラルパターン22及び第3スパイラルパターン23の構成は、第1の実施の形態によるコイルユニット1と同様である。さらに、第4スパイラルパターン24は第5スパイラルパターン25と一体的に形成されており、各々の外周端24b、25bどうしが接続されており、両者は1本の線パターンによって連続的かつ一体的に形成されている。第5スパイラルパターン25の内周端25aは、基板10を貫通するスルーホール導体15d(第4スルーホール導体)を介して第6スパイラルパターン26の内周端26aに接続されており、第6スパイラルパターン26の外周端26bは、基板10を貫通するスルーホール導体15e(第5スルーホール導体)を介して基板10の上面10aに形成されたランドパターン27に接続されている。
以上の構成により、受電コイル20は、第1スパイラルパターン21、第2スパイラルパターン22、第3スパイラルパターン23、第4スパイラルパターン24、第5スパイラルパターン25、及び第6スパイラルパターン26がこの順で直列接続された単一のコイルを構成している。
基板10を貫通する2つの開口部10c,10dは、基板10を折り返したときランドパターン19の直上に配置される位置に形成されており、ランドパターン27は開口部10c,10dを介して基板10の上面10aに露出する。したがって、第1〜第6スパイラルパターン21〜26の直列接続からなる単一の受電コイル20の両端を基板10の上面10a側に配置することができ、接続性を容易にすることができる。
図6は、第2の実施の形態によるコイルユニット2の構造を示す略分解斜視図であって、基板10を折り返した状態(完成状態)を示している。また、図7は、図6のコイルユニット2の側面断面図である。
図6及び図7に示すように、コイルユニット2の基板10は、図5の展開状態から第1折り曲げ線F1の位置で山折りされ、さらに第2折り曲げ線F2の位置で谷折りされ、これにより第1〜第6スパイラルパターン21〜26の積層構造が実現される。基板10はつづら折り(蛇腹構造)となっており、基板10の第2領域A2は第1領域A1の下方に配置されおり、さらに第3領域A3が第2領域A2の下方に配置されている。基板10上の対向するスパイラルパターンどうしを絶縁分離するため、両者の間に薄い絶縁膜又は絶縁シートを設けてもよく、基板10を鋭角に折り返すことが難しい場合には、十分な厚みを持つ絶縁スペーサを介在させてもよい。
基板10を折り曲げ線Fの位置で折り返したときランドパターン27は上方を向いており、基板10の第1領域A1に形成された開口部10c及び第2領域A2に形成された開口部10dを通じて基板10の上面10aから露出する。したがって、アンテナコイル11の一対の端子11b,13bと受電コイル20の一対の端子21b,27の両方を基板10の第1領域10Aにおける一方の主面10a側に設けることができ、各端子への接続性を容易にすることができる。
図6の完成状態において、アンテナコイル11及び受電コイル20の第1〜第6スパイラルパターン21〜26は互いに重ね合されて配置されており、スパイラルの中心軸が実質的に一致する同軸上に配置されている。そのため、アンテナコイル11と第1〜第6スパイラルパターン21〜26との間の干渉を抑制することができ、通信品質を落とすことなく情報通信と電力伝送とを同時に行うことができる。
また、基板10の第1領域A1における上面10a側から見たとき、第5スパイラルパターン21の巻回方向は、外周端21bから内周端21aに向かって時計回りであり、第6スパイラルパターン22の巻回方向は、内周端22aから外周端に向かって時計回りである。さらに、上述したように、第1〜第4スパイラルパターン21〜24の巻回方向も時計回りである。したがって、第1スパイラルパターン21の外周端21bから第6スパイラルパターン26の外周端26bに向かって電流が流れるとき、第1〜第6スパイラルパターン21〜26の各々から発生する磁束の向きはすべて同じ向きとなるので、大きなインダクタンスを得ることができる。
以上説明したように、本実施形態によるコイルユニット2は、基板10の折り返し(つづら折り)構造によって基板10上のスパイラルパターンを多層化し、受電コイル20の一層当たりのターン数を減らしながら全体のターン数をさらに増やすことでインダクタンスをさらに大きくすることができる。また、スパイラルパターンの線幅を狭くすることなくターン数を増やすことができる。したがって、コイルの直流抵抗を下げることができ、大電流が流れる受電コイル20の発熱を低減することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態においては、受電コイルを円形スパイラルパターンとしたが、矩形スパイラルパターンとすることも可能である。また、第1の実施の形態において2つ折りの基板構造、第2の実施の形態において3つ折りの基板構造を示したが、基板の折り返し数をさらに増やし、スパイラルパターンをさらに追加して重ね合わせることにより、受電コイルのインダクタンスをさらに大きくすることが可能である。
1,2 コイルユニット
10 基板
10a 基板の上面
10b 基板の下面
10c 基板の開口部
11 アンテナコイル
11a アンテナコイルの内周端
11b アンテナコイルの外周端
12 引き出しパターン
12a 引き出しパターンの一端
12b 引き出しパターンの他端
13 引き出しパターン
13a 引き出しパターンの一端
13b 引き出しパターンの他端
14a スルーホール導体
14b スルーホール導体
15a スルーホール導体(第1スルーホール導体)
15b スルーホール導体(第2スルーホール導体)
15c スルーホール導体(第3スルーホール導体)
15d スルーホール導体(第4スルーホール導体)
15e スルーホール導体(第5スルーホール導体)
19 ランドパターン
20 受電コイル
21 第1スパイラルパターン
21a 第1スパイラルパターンの内周端
21b 第1スパイラルパターンの外周端
22 第2スパイラルパターン
22a 第2スパイラルパターンの内周端
22b 第2スパイラルパターンの外周端
23 第3スパイラルパターン
23a 第3スパイラルパターンの内周端
23b 第3スパイラルパターンの外周端
24 第4スパイラルパターン
24a 第4スパイラルパターンの内周端
24b 第4スパイラルパターンの外周端
25 第5スパイラルパターン
25a 第5スパイラルパターンの内周端
25b 第5スパイラルパターンの外周端
26 第6スパイラルパターン
26a 第6スパイラルパターンの内周端
26b 第6スパイラルパターンの外周端
27 ランドパターン
30 携帯電子機器
31 通信回路部
32 通信制御部
33 受電回路部
34 受電制御部
35 バッテリー
36 制御部
A1 第1領域
A2 第2領域
A3 第3領域
F 折り曲げ線
F1 第1の折り曲げ線
F2 第2の折り曲げ線

Claims (16)

  1. 折り曲げ可能な基板と、
    前記基板上に形成されたスパイラル状のアンテナコイルと、
    前記アンテナコイルと共に前記基板上に形成された受電コイルとを備え、
    前記受電コイルは、直列接続された少なくとも第1乃至第3スパイラルパターンを含み、
    前記アンテナコイル及び前記第1乃至第3スパイラルパターンは、前記基板の折り返し構造によって積層され且つ同軸上に配置されていることを特徴とするコイルユニット。
  2. 前記アンテナコイルは前記基板の一方の主面に形成されており、
    前記第1スパイラルパターンは、前記アンテナコイルと共に前記基板の前記一方の主面に形成されており、
    前記第2及び第3スパイラルパターンは、前記基板の他方の主面に形成されており、
    前記第1スパイラルパターンの内周端は、前記基板を貫通する第1スルーホール導体を介して前記第2スパイラルパターンの内周端に接続されており、
    前記第2スパイラルパターンの外周端は前記第3スパイラルパターンの外周端に接続されている、請求項1に記載のコイルユニット。
  3. 前記基板は、第1の折り曲げ線によって第1領域及び第2領域に分割されており、
    前記アンテナコイル及び前記第1スパイラルパターンは、前記基板の前記第1領域における前記一方の主面に形成されており、
    前記第2スパイラルパターンは、前記基板の前記第1領域における前記他方の主面に形成されており、
    前記第3スパイラルパターンは、前記基板の前記第2領域における前記他方の主面に形成されている、請求項2に記載のコイルユニット。
  4. 前記第1乃至第3スパイラルパターンの線幅は、前記アンテナコイルの線幅よりも広い、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のコイルユニット。
  5. 前記第1乃至第3スパイラルパターンの厚さは、前記アンテナコイルの厚さと同じである、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のコイルユニット。
  6. 前記受電コイルは、前記第3スパイラルパターンに直列接続された第4スパイラルパターンをさらに含み、
    前記アンテナコイル及び前記第1乃至第4スパイラルパターンは、前記基板の折り返し構造によって積層され且つ同軸上に配置されている、請求項1に記載のコイルユニット。
  7. 前記アンテナコイルは前記基板の一方の主面に形成されており、
    前記第1及び第4スパイラルパターンは、前記アンテナコイルと共に前記基板の前記一方の主面に形成されており、
    前記第2及び第3スパイラルパターンは、前記基板の他方の主面に形成されており、
    前記第1スパイラルパターンの内周端は、前記基板を貫通する第1スルーホール導体を介して前記第2スパイラルパターンの内周端に接続されており、
    前記第2スパイラルパターンの外周端は、前記第3スパイラルパターンの外周端に接続されており、
    前記第3スパイラルパターンの内周端は、前記基板を貫通する第2スルーホール導体を介して前記第4スパイラルパターンの内周端に接続されている、請求項6に記載のコイルユニット。
  8. 前記基板は、第1の折り曲げ線によって第1領域及び第2領域に分割されており、
    前記アンテナコイル及び前記第1スパイラルパターンは、前記基板の前記第1領域における前記一方の主面に形成されており、
    前記第2スパイラルパターンは、前記基板の前記第1領域における前記他方の主面に形成されており、
    前記第3スパイラルパターンは、前記基板の前記第2領域における前記他方の主面に形成されており、
    前記第4スパイラルパターンは、前記基板の前記第2領域における前記一方の主面に形成されている、請求項7に記載のコイルユニット。
  9. 前記第1乃至第4スパイラルパターンの線幅は、前記アンテナコイルの線幅よりも広い、請求項6乃至8のいずれか一項に記載のコイルユニット。
  10. 前記第1乃至第4スパイラルパターンの厚さは、前記アンテナコイルの厚さと同じである、請求項6乃至9のいずれか一項に記載のコイルユニット。
  11. 前記受電コイルは、前記第4スパイラルパターンに直列接続された第5及び第6スパイラルパターンをさらに含み、
    前記アンテナコイル及び前記第1乃至第6スパイラルパターンは、前記基板の折り返し構造によって積層され且つ同軸上に配置されている、請求項6に記載のコイルユニット。
  12. 前記アンテナコイルは前記基板の一方の主面に形成されており、
    前記第1、第4及び第5スパイラルパターンは、前記アンテナコイルと共に前記基板の前記一方の主面に形成されており、
    前記第2、第3及び第6スパイラルパターンは、前記基板の他方の主面に形成されており、
    前記第1スパイラルパターンの内周端は、前記基板を貫通する第1スルーホール導体を介して前記第2スパイラルパターンの内周端に接続されており、
    前記第2スパイラルパターンの外周端は、前記第3スパイラルパターンの外周端に接続されており、
    前記第3スパイラルパターンの内周端は、前記基板を貫通する第2スルーホール導体を介して前記第4スパイラルパターンの内周端に接続されており、
    前記第4スパイラルパターンの外周端は、前記第5スパイラルパターンの外周端に接続されており、
    前記第5スパイラルパターンの内周端は、前記基板を貫通する第3スルーホール導体を介して、前記第6スパイラルパターンの内周端に接続されている、請求項11に記載のコイルユニット。
  13. 前記基板は、第1及び第2の折り曲げ線によって第1乃至第3領域に分割されており、
    前記アンテナコイル及び前記第1スパイラルパターンは、前記基板の前記第1領域における前記一方の主面に形成されており、
    前記第2スパイラルパターンは、前記基板の前記第1領域における前記他方の主面に形成されており、
    前記第3スパイラルパターンは、前記基板の前記第2領域における前記他方の主面に形成されており、
    前記第4スパイラルパターンは、前記基板の前記第2領域における前記一方の主面に形成されており、
    前記第5スパイラルパターンは、前記基板の前記第3領域における前記一方の主面に形成されており、
    前記第6スパイラルパターンは、前記基板の前記第3領域における前記他方の主面に形成されている、請求項12に記載のコイルユニット。
  14. 前記第1乃至第6スパイラルパターンの線幅は、前記アンテナコイルの線幅よりも広い、請求項11乃至13のいずれか一項に記載のコイルユニット。
  15. 前記第1乃至第6スパイラルパターンの厚さは、前記アンテナコイルの厚さと同じである、請求項11乃至14のいずれか一項に記載のコイルユニット。
  16. 前記第1スパイラルパターンは、前記アンテナコイルの内側スペースに設けられている、請求項1乃至15のいずれか一項に記載のコイルユニット。
JP2014150764A 2014-07-24 2014-07-24 コイルユニット Pending JP2016025621A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014150764A JP2016025621A (ja) 2014-07-24 2014-07-24 コイルユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014150764A JP2016025621A (ja) 2014-07-24 2014-07-24 コイルユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016025621A true JP2016025621A (ja) 2016-02-08

Family

ID=55272002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014150764A Pending JP2016025621A (ja) 2014-07-24 2014-07-24 コイルユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016025621A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106025558A (zh) * 2016-07-08 2016-10-12 上海安费诺永亿通讯电子有限公司 立体的nfc近场通讯结构与具有nfc通讯功能的电子设备
CN108206590A (zh) * 2018-03-23 2018-06-26 天津工业大学 一种新型的高密度无线电能传输线圈结构
JP2018174651A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 日東電工株式会社 無線電力伝送システムおよびシートコイル

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58141513A (ja) * 1982-02-17 1983-08-22 Olympus Optical Co Ltd 積層型プリントコイル
JPH11134459A (ja) * 1997-10-29 1999-05-21 Omron Corp 電磁波読取可能な柔軟性のある薄型icカード及びその製造方法
JP2002183689A (ja) * 2000-12-11 2002-06-28 Dainippon Printing Co Ltd 非接触データキャリア装置とその製造方法
WO2013141658A1 (ko) * 2012-03-23 2013-09-26 엘지이노텍 주식회사 안테나 어셈블리 및 그의 제조 방법
WO2013180399A1 (en) * 2012-05-31 2013-12-05 Ls Cable & System Ltd. Flexible printed circuit board for dual mode antennas, dual mode antenna and user device

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58141513A (ja) * 1982-02-17 1983-08-22 Olympus Optical Co Ltd 積層型プリントコイル
JPH11134459A (ja) * 1997-10-29 1999-05-21 Omron Corp 電磁波読取可能な柔軟性のある薄型icカード及びその製造方法
JP2002183689A (ja) * 2000-12-11 2002-06-28 Dainippon Printing Co Ltd 非接触データキャリア装置とその製造方法
WO2013141658A1 (ko) * 2012-03-23 2013-09-26 엘지이노텍 주식회사 안테나 어셈블리 및 그의 제조 방법
WO2013180399A1 (en) * 2012-05-31 2013-12-05 Ls Cable & System Ltd. Flexible printed circuit board for dual mode antennas, dual mode antenna and user device

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106025558A (zh) * 2016-07-08 2016-10-12 上海安费诺永亿通讯电子有限公司 立体的nfc近场通讯结构与具有nfc通讯功能的电子设备
JP2018174651A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 日東電工株式会社 無線電力伝送システムおよびシートコイル
CN108206590A (zh) * 2018-03-23 2018-06-26 天津工业大学 一种新型的高密度无线电能传输线圈结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6327405B2 (ja) アンテナ装置および電子機器
KR101862450B1 (ko) 코일 기판
JP6610752B2 (ja) アンテナ装置および電子機器
JP6197946B2 (ja) アンテナ装置および通信機器
WO2013046533A1 (ja) 平面コイル、およびこれを備えるコイルモジュール、受電装置、および非接触式電力伝送装置
JP5459301B2 (ja) 高周波トランス、高周波部品および通信端末装置
JP5776868B1 (ja) アンテナ装置および電子機器
JP2013207297A (ja) 薄膜コイル及びこれを備える電子機器
JP6635230B1 (ja) アンテナ装置、通信システム、及び電子機器
JP6583599B1 (ja) アンテナ装置、通信システム、及び電子機器
KR20180062933A (ko) 코일 모듈
JP2016025621A (ja) コイルユニット
JP6436239B2 (ja) コイルデバイス
JP2013172241A (ja) 積層アンテナ、アンテナ装置及びそれを用いた電子機器
US11715976B2 (en) Coil component
JP6981334B2 (ja) 複合アンテナ装置及び電子機器
JP2016129421A (ja) 積層アンテナ、アンテナ装置及びそれを用いた電子機器
JP6255990B2 (ja) 巻線部品
JP5884538B2 (ja) 表面実装型アンテナ
JP6879477B2 (ja) 平面コイル基板
JP2016025502A (ja) ワイヤレス受電用アンテナ及びウエアラブルデバイス
JP2020108102A (ja) アンテナ装置及び電子機器
JP6566184B1 (ja) アンテナ装置および電子機器
JP2018006480A (ja) 平面コイル素子及びワイヤレス給電装置
JP2015211422A (ja) アンテナ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180424

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180911