JP2020108102A - アンテナ装置及び電子機器 - Google Patents

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久保 浩行
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Abstract

【課題】給電コイルの配置の自由度を向上させる。【解決手段】アンテナ装置1は、給電コイル2と、平面アンテナ3とを備える。給電コイル2は、第1コイル導体端23及び第2コイル導体端24を有するコイル導体21を含む。平面アンテナ3は、第1開口53を有する第1巻回部51と第2開口54を有する第2巻回部52とを有し、給電コイル2と磁界結合をする。平面アンテナ3の平面視で、平面アンテナ3の第1巻回部51と第2巻回部52は、互いに逆相となるように巻回されている。平面アンテナ3の平面視で、コイル導体21の第1コイル導体端23は、平面アンテナ3の第2開口54よりも第1開口53に近接し、コイル導体21の第2コイル導体端24は、平面アンテナ3の第1開口53よりも第2開口54に近接する。【選択図】図1

Description

本発明は、一般にアンテナ装置及び電子機器に関し、より詳細には、給電コイルと平面アンテナとを備えるアンテナ装置、及び、アンテナ装置を備える電子機器に関する。
従来、給電コイルと平面アンテナとを磁界結合させて通信を行うアンテナ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたアンテナ装置は、コイルアンテナ(給電コイル)と、ブースターアンテナ(平面アンテナ)とを備える。コイルアンテナとブースターアンテナは磁界を介して結合する。
国際公開2012/033031号
ところで、特許文献1に記載された従来のアンテナ装置では、平面アンテナと給電コイルを結合させるためには、平面アンテナと給電コイルとを近接する必要がある。
平面アンテナの外形付近に給電コイルが配置されている必要があるため、給電コイルの配置の自由度が制限される。
本発明は上記の点に鑑みてなされた発明であり、本発明の目的は、給電コイルの配置の自由度を向上させることができるアンテナ装置及び電子機器を提供することにある。
本発明の一態様に係るアンテナ装置は、給電コイルと、平面アンテナとを備える。前記給電コイルは、第1コイル導体端及び第2コイル導体端を有するコイル導体を含む。前記平面アンテナは、第1開口を有する第1巻回部と第2開口を有する第2巻回部とを有し、前記給電コイルと磁界結合をする。前記平面アンテナの平面視で、前記平面アンテナの前記第1巻回部と前記第2巻回部は、互いに逆相となるように巻回されている。前記平面アンテナの平面視で、前記コイル導体の前記第1コイル導体端は、前記平面アンテナの前記第2開口よりも前記第1開口に近接し、前記コイル導体の前記第2コイル導体端は、前記平面アンテナの前記第1開口よりも前記第2開口に近接する。
本発明の一態様に係る電子機器は、前記アンテナ装置と、筐体とを備える。前記筐体には、前記アンテナ装置が設けられている。
本発明の上記態様に係るアンテナ装置及び電子機器によれば、給電コイルの配置の自由度を向上させることができる。
図1は、実施形態1に係るアンテナ装置の平面図である。 図2Aは、同上のアンテナ装置における第1コイル導体の平面図である。図2Bは、同上のアンテナ装置における第2コイル導体の平面図である。 図3は、同上のアンテナ装置の等価回路図である。 図4は、同上のアンテナ装置の概略図である。 図5Aは、実施形態1の変形例1に係るアンテナ装置の平面図である。図5Bは、実施形態1の変形例2に係るアンテナ装置の平面図である。図5Cは、実施形態1の変形例3に係るアンテナ装置の平面図である。 図6は、実施形態2に係るアンテナ装置の平面図である。 図7は、実施形態2の変形例に係るアンテナ装置の平面図である。 図8Aは、実施形態3に係る電子機器の透視図である。図8Bは、同上の電子機器における図8AのX1−X1線断面図である。 図9は、同上の電子機器の要部の概略図である。 図10Aは、実施形態3の変形例1に係るアンテナ装置の概略図である。図10Bは、実施形態3の変形例2に係るアンテナ装置の概略図である。 図11は、実施形態3の変形例3に係る電子機器の透視図である。 図12A及び図12Bは、同上の電子機器の分解図である。
以下、実施形態1,2に係るアンテナ装置、及び、実施形態3に係る電子機器について、図面を参照して説明する。下記の実施形態等において参照する図1、図2A、図2B、図4、図5A〜図5C、図6、図7、図8A、図8B、図9、図10A、図10B、図11、図12A、及び図12Bは、模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
各実施形態に示す「アンテナ装置」は、磁界結合を用いた近傍界通信を行うために用いられるアンテナ装置である。このアンテナ装置は、例えばNFC(Near Field Communication)等の通信に適用される。つまり、各実施形態に示す「アンテナ装置」は、少なくとも磁界結合による通信等を用いた無線伝送システムに用いられる。なお、各実施形態に示す「アンテナ装置」は、実質的に外部機器のアンテナ装置と磁界結合により無線伝送している装置も含む。アンテナ装置のコイルアンテナの大きさは使用する周波数における波長λに比べて十分に小さく、使用周波数帯においては電磁波の放射効率は低い。コイルアンテナの大きさはλ/10以下である。より具体的には、コイルアンテナの電流経路の長さ、つまり、後述のコイル導体の線路長がλ/10以下である。なお、ここでいう波長λは、導体が形成される基材の誘電性や透磁性による波長短縮効果を考慮した実効的な波長を示す。コイルアンテナが有するコイル導体の両端は、給電回路に接続され、コイルアンテナには、電流経路、つまり、コイル導体に沿って、ほぼ一様な大きさの電流が流れる。
各実施形態に示す「アンテナ装置」は、例えば短波帯(HF帯)、特にNFCで利用される13.56MHz若しくは6.78MHz又はこれらの周波数の近傍の周波数帯で利用される。
(実施形態1)
(1)アンテナ装置の全体構成
実施形態1に係るアンテナ装置1の全体構成について、図面を参照して説明する。
実施形態1に係るアンテナ装置1は、図1に示すように、給電コイル2と、平面アンテナ3とを備える。
上記のようなアンテナ装置1は、電子機器7(図8A参照)に搭載されて用いられ、図示を省略する外部機器のアンテナ装置と無線通信を行う。
(2)アンテナ装置の各構成要素
以下、実施形態1に係るアンテナ装置1の各構成要素について、図面を参照して説明する。
(2.1)給電コイル
給電コイル2は、図1に示すように、コイル導体21と、磁性体コア22とを備える。コイル導体21は、コイル導体21の巻回軸方向において、第1コイル導体端23及び第2コイル導体端24を有する。給電コイル2は、例えば、導体パターンが形成された絶縁層を積層した積層体で構成されてもよい、また、給電コイル2は、磁性体コアに導体線が巻きつけられた巻き線型のコイルであってもよい。ここでコイル導体端は、複数のループ導体が連続することで形成されるコイル導体において、巻回軸方向における一番外側のループ導体を指す。
(2.2)平面アンテナ
平面アンテナ3は、図1に示すように、基材4と、第1コイル導体5と、第2コイル導体6とを備える。平面アンテナ3は、給電コイル2と磁界結合をする。
(2.2.1)基材
基材4は、図1に示すように、樹脂などの電気絶縁材料により板状又はシート状に形成されている。基材4は、厚さ方向からの平面視で四角形状である。基材4は、厚さ方向に対向する第1主面41及び第2主面42を有する。基材4に用いられる電気絶縁材料は、例えば、ポリイミド、PET(Poly Ethylene Terephthalate:ポリエチレンテレフタレート)又は液晶ポリマー(Liquid Crystal Polymer:LCP)である。
(2.2.2)第1コイル導体
第1コイル導体5は、図2Aに示すように、第1巻回部51と、第2巻回部52とを有する。第1コイル導体5は、銅又はアルミニウムなどで形成されている。例えば、エッチング又は印刷により、銅膜又はアルミニウム膜が基材4の第1主面41上に形成されることによって、第1コイル導体5が基材4に設けられる。
第1巻回部51は、環状であり、第1開口53を有する。第1巻回部51は、細長い形状(線状)の導体であり、例えば、スパイラル状に設けられている。より詳細には、第1巻回部51は、複数回巻かれた状態に設けられている。例えば、第1巻回部51は、3回巻かれた状態に設けられている。ここで、第1巻回部51において、「N回巻かれた状態に設けられている」とは、細長い形状(線状)の導線がN回巻かれている場合だけではなく、細長い形状(線状)の導体がN回巻かれた形状にパターン形成されている場合も含む。また、第1巻回部51は1周のループ状の導体であってもよい。
第2巻回部52は、環状であり、第2開口54を有する。第2巻回部52は、細長い形状(線状)の導体であり、例えば、スパイラル状に設けられている。より詳細には、第2巻回部52は、複数回巻かれた状態に設けられている。例えば、第2巻回部52は、3回巻かれた状態に設けられている。ここで、第2巻回部52において、「N回巻かれた状態に設けられている」とは、細長い形状(線状)の導線がN回巻かれている場合だけではなく、細長い形状(線状)の導体がN回巻かれた形状にパターン形成されている場合も含む。また、第2巻回部52は1周のループ状の導体であってもよい。
また、スパイラル状に設けられている第1巻回部51及び第2巻回部52は、一の平面上において巻回軸の周りに渦巻き状に複数回巻かれているような形状であってもよい。つまり、第1コイル導体5は、2次元のコイルアンテナであってもよい。あるいは、スパイラル状に設けられている第1巻回部51及び第2巻回部52は、巻回軸の周りに巻回軸に沿ってらせん状に複数回巻かれているような形状であってもよい。つまり、第1コイル導体5は、3次元のコイルアンテナであってもよい。図2Aは、第1コイル導体5が2次元のコイルアンテナである場合を示す。
平面アンテナ3の平面視で、第1巻回部51と第2巻回部52は、互いに逆相となるように巻回されている。本明細書において、「第1巻回部51と第2巻回部52とが互いに逆相となる」とは、第1巻回部51に流れる電流によって発生し第1巻回部51の巻回軸方向の磁束の向きと、第2巻回部52に流れる電流によって発生し第2巻回部52の巻回軸方向の磁束の向きとが互いに逆向きになることをいう。つまり、第1巻回部51の巻回軸方向の磁束と第2巻回部52の巻回軸方向の磁束とが互いに逆向きになるように、第1巻回部51及び第2巻回部52が巻回されている。
ところで、第1コイル導体5は、複数(図示例では2つ)の平面導体部55,56を更に有する。
平面導体部55は、第1巻回部51の内周側に設けられており、第1巻回部51の先端に繋がっている。つまり、平面導体部55は、第1巻回部51と一体に設けられている。平面導体部56は、第2巻回部52の内周側に設けられており、第2巻回部52の先端に繋がっている。つまり、平面導体部56は、第2巻回部52と一体に設けられている。
平面導体部55は、第1巻回部51の最内周に位置する。平面導体部56は、第2巻回部52の最内周に位置する。これにより、平面アンテナ3において、第1巻回部51と第2巻回部52とが互いに逆相となる8の字構造を容易に構成することができる。一方、平面導体部が第1巻回部51又は第2巻回部52の外周に設けられる場合、第1巻回部51の内周と第2巻回部52の内周とを接続する別の経路が必要となり、8の字構造の構成が複雑化する。
ところで、平面導体部55,56は、平面アンテナ3の巻回軸方向と直交する方向において、中間部57と対向する。中間部57は、第1コイル導体5のうち給電コイル2と主たる磁気結合をする結合部である。より詳細には、中間部57は、第1コイル導体5における第1巻回部51及び第2巻回部52のうち、給電コイル2と主たる磁気結合をする部分である。
(2.2.3)第2コイル導体
第2コイル導体6は、図2Bに示すように、第3巻回部61と、第4巻回部62とを有する。第2コイル導体6は、銅又はアルミニウムなどで形成されている。例えば、エッチング又は印刷により、銅膜又はアルミニウム膜が基材4の第2主面42上に形成されることによって、第2コイル導体6が基材4に設けられる。
第3巻回部61は、環状であり、第3開口63を有する。第3巻回部61は、細長い形状(線状)の導体であり、例えば、スパイラル状に設けられている。より詳細には、第3巻回部61は、複数回巻かれた状態に設けられている。例えば、第3巻回部61は、3回巻かれた状態に設けられている。ここで、第3巻回部61において、「N回巻かれた状態に設けられている」とは、細長い形状(線状)の導線がN回巻かれている場合だけではなく、細長い形状(線状)の導体がN回巻かれた形状にパターン形成されている場合も含む。また、第3巻回部61は1周のループ状の導体であってもよい。
第4巻回部62は、環状であり、第4開口64を有する。第4巻回部62は、細長い形状(線状)の導体であり、例えば、スパイラル状に設けられている。より詳細には、第4巻回部62は、複数回巻かれた状態に設けられている。例えば、第4巻回部62は、3回巻かれた状態に設けられている。ここで、第4巻回部62において、「N回巻かれた状態に設けられている」とは、細長い形状(線状)の導線がN回巻かれている場合だけではなく、細長い形状(線状)の導体がN回巻かれた形状にパターン形成されている場合も含む。また、第4巻回部62は1周のループ状の導体であってもよい。
また、スパイラル状に設けられている第3巻回部61及び第4巻回部62は、一の平面上において巻回軸の周りに渦巻き状に複数回巻かれているような形状であってもよい。つまり、第2コイル導体6は、2次元のコイルアンテナであってもよい。あるいは、スパイラル状に設けられている第3巻回部61及び第4巻回部62は、巻回軸の周りに巻回軸に沿ってらせん状に複数回巻かれているような形状であってもよい。つまり、第2コイル導体6は、3次元のコイルアンテナであってもよい。図2Bは、第2コイル導体6が2次元のコイルアンテナである場合を示す。
平面アンテナ3の平面視で、第3巻回部61と第4巻回部62は、互いに逆相となるように巻回されている。本明細書において、「第3巻回部61と第4巻回部62とが互いに逆相となる」とは、第3巻回部61に流れる電流によって発生し第3巻回部61の巻回軸方向の磁束の向きと、第4巻回部62に流れる電流によって発生し第4巻回部62の巻回軸方向の磁束の向きとが互いに逆向きになることをいう。つまり、第3巻回部61の巻回軸方向の磁束と第4巻回部62の巻回軸方向の磁束とが互いに逆向きになるように、第3巻回部61及び第4巻回部62が巻回されている。
第3巻回部61は、平面アンテナ3の巻回軸方向において、第3開口63が第1開口53と重なるように設けられている。第4巻回部62は、巻回軸方向において、第4開口64が第2開口54と重なるように設けられている。これにより、第1巻回部51と第3巻回部61とが重なり、かつ、第2巻回部52と第4巻回部62とが重なるので、第1巻回部51と第3巻回部61との間、及び、第2巻回部52と第4巻回部62との間でキャパシタ成分を確保しやすくなる。その結果、アンテナ装置1の小型化を実現することができる。
ところで、第2コイル導体6は、複数(図示例では2つ)の平面導体部65,66を更に有する。
平面導体部65は、第3巻回部61の内周側に設けられており、第3巻回部61の先端に繋がっている。つまり、平面導体部65は、第3巻回部61と一体に設けられている。平面導体部66は、第4巻回部62の内周側に設けられており、第4巻回部62の先端に繋がっている。つまり、平面導体部66は、第4巻回部62と一体に設けられている。
平面導体部65は、第3巻回部61の最内周に位置する。平面導体部66は、第4巻回部62の最内周に位置する。これにより、平面アンテナ3において、第3巻回部61と第4巻回部62とが互いに逆相となる8の字構造を容易に構成することができる。一方、平面導体部が第3巻回部61又は第4巻回部62の外周に設けられる場合、第3巻回部61の内周と第4巻回部62の内周とを接続する別の経路が必要となり、8の字構造の構成が複雑化する。
平面導体部65は、平面アンテナ3の巻回軸方向において、平面導体部55と対向する。これにより、平面導体部55と平面導体部65との間にキャパシタ成分が形成される。平面導体部66は、平面アンテナ3の巻回軸方向において、平面導体部56と対向する。これにより、平面導体部56と平面導体部66との間にキャパシタ成分が形成される。
上記より、アンテナ装置1において、キャパシタ成分を容易に形成することができるので、キャパシタが別途設けられる場合に比べて、アンテナ装置1の小型化を図ることができる。
ところで、平面導体部65,66は、平面アンテナ3の巻回軸方向と直交する方向において、中間部67と対向する。中間部67は、第2コイル導体6のうち給電コイル2と主たる磁気結合をする結合部である。より詳細には、中間部67は、第2コイル導体6における第3巻回部61及び第4巻回部62のうち、給電コイル2と主たる磁気結合をする部分である。
(2.2.4)平面アンテナの等価回路
上述したような構成の平面アンテナ3は、図3に示すような等価回路となる。図3に示す等価回路は、第1インダクタL51と、第2インダクタL52と、第3インダクタL61と、第4インダクタL62と、第1キャパシタC1と、第2キャパシタC2とを有する。
第1インダクタL51と第2インダクタL52が直列に接続されており、第3インダクタL61と第4インダクタL62が直列に接続されている。第1インダクタL51と第2インダクタL52との直列回路は、第3インダクタL61と第4インダクタL62との直列回路と並列に接続されている。第1キャパシタC1の第1端は、第1インダクタL51に接続されており、第1キャパシタC1の第2端は、第3インダクタL61に接続されている。第2キャパシタC2の第1端は、第2インダクタL52に接続されており、第2キャパシタC2の第2端は、第4インダクタL62に接続されている。
第1インダクタL51は、第1コイル導体5の第1巻回部51のインダクタンス成分であり、第2インダクタL52は、第1コイル導体5の第2巻回部52のインダクタンス成分である。第3インダクタL61は、第2コイル導体6の第3巻回部61のインダクタンス成分であり、第4インダクタL62は、第2コイル導体6の第4巻回部62のインダクタンス成分である。
第1キャパシタC1は、第1コイル導体5の平面導体部55と第2コイル導体6の平面導体部65との間に発生するキャパシタンス成分である。第2キャパシタC2は、第1コイル導体5の平面導体部56と第2コイル導体6の平面導体部66との間に発生するキャパシタンス成分である。また、平面導体部55,56間以外にも第1コイル導体5と第2コイル導体6とが重なる部分にはキャパシタンス成分があるが、図3に示すような等価回路では、支配的となる第1キャパシタC1及び第2キャパシタC2のみを図示している。
平面アンテナ3は、上記のような等価回路となることにより、共振回路を構成する。平面アンテナ3による共振回路は、アンテナ装置1が他のアンテナ装置との間で通信を行う際に用いられる通信周波数帯に含まれる共振周波数を有する。例えば、平面アンテナ3は、13.56MHz付近の共振周波数を有する。各インダクタ(第1インダクタL51、第2インダクタL52、第3インダクタL61、第4インダクタL62)のインダクタンス及び各キャパシタ(第1キャパシタC1、第2キャパシタC2)のキャパシタンスによって、上記共振回路の共振周波数を設定することができる。
第1インダクタL51のインダクタンスは、第1巻回部51の長さ(巻数)及び線幅等によって決まる。第2インダクタL52のインダクタンスは、第2巻回部52の長さ(巻数)及び線幅等によって決まる。第3インダクタL61のインダクタンスは、第3巻回部61の長さ(巻数)及び線幅等によって決まる。第4インダクタL62のインダクタンスは、第4巻回部62の長さ(巻数)及び線幅等によって決まる。第1キャパシタC1のキャパシタンスは、平面導体部55及び平面導体部65の面積、並びに、平面導体部55と平面導体部65との間の距離等によって決まる。第2キャパシタC2のキャパシタンスは、平面導体部56及び平面導体部66の面積、並びに、平面導体部56と平面導体部66との間の距離等によって決まる。
(2.3)給電コイルと平面アンテナの位置関係
図4に示すように、平面アンテナ3の平面視で、給電コイル2におけるコイル導体21の第1コイル導体端23は、平面アンテナ3の第2開口54よりも第1開口53に近接する。また、平面アンテナ3の平面視で、給電コイル2におけるコイル導体21の第2コイル導体端24は、平面アンテナ3の第1開口53よりも第2開口54に近接する。言い換えると、コイル導体21の第1コイル導体端23と第1開口53との間の最短距離A11がコイル導体21の第1コイル導体端23と第2開口54との間の最短距離A12よりも短い。また、コイル導体21の第2コイル導体端24と第2開口54との間の最短距離A22がコイル導体21の第2コイル導体端24と第1開口53との間の最短距離A21よりも短い。
同様に、平面アンテナ3の平面視で、給電コイル2におけるコイル導体21の第1コイル導体端23は、平面アンテナ3の第4開口64よりも第3開口63に近接する。また、平面アンテナ3の平面視で、給電コイル2におけるコイル導体21の第2コイル導体端24は、平面アンテナ3の第3開口63よりも第4開口64に近接する。言い換えると、コイル導体21の第1コイル導体端23と第3開口63との間の最短距離A13がコイル導体21の第1コイル導体端23と第4開口64との間の最短距離A14よりも短い。また、コイル導体21の第2コイル導体端24と第4開口64との間の最短距離A24がコイル導体21の第2コイル導体端24と第3開口63との間の最短距離A23よりも短い。
また、平面アンテナ3の平面視で、給電コイル2におけるコイル導体21の第1コイル導体端23は、平面アンテナ3の第1開口53に重ならず、給電コイル2におけるコイル導体21の第2コイル導体端24は、平面アンテナ3の第2開口54に重ならない。同様に、給電コイル2におけるコイル導体21の第1コイル導体端23は、平面アンテナ3の第3開口63に重ならず、給電コイル2におけるコイル導体21の第2コイル導体端24は、平面アンテナ3の第4開口64に重ならない。また、平面アンテナ3の平面視で、給電コイル2におけるコイル導体21の形成領域は、平面アンテナ3の第1開口53及び第2開口54に重ならない。同様に、給電コイル2におけるコイル導体21の形成領域は、平面アンテナ3の第3開口63及び第4開口64に重ならない。これにより、平面アンテナ3と給電コイル2との位置関係が多少ずれても、平面アンテナ3と給電コイル2との結合度の変化を低減させることができるので、アンテナ装置1の特性を安定させることができる。
(3)アンテナ装置の動作
以下、アンテナ装置1の動作について、図1を参照して説明する。
まず、給電コイル2のコイル導体21に電流が流れると、給電コイル2の周囲に磁束が発生する。給電コイル2と平面アンテナ3とが磁界結合しているため、給電コイル2の周囲に発生した磁束により、平面アンテナ3の第1コイル導体5及び第2コイル導体6に電流が流れる。図1に示す矢印のように電流が流れる。
第1コイル導体5及び第2コイル導体6は共振回路を構成しているから、共振周波数付近において、第1コイル導体5及び第2コイル導体6には、大きな電流が流れる。第1コイル導体5及び第2コイル導体6に流れる電流により、第1コイル導体5及び第2コイル導体6の周囲に磁束が発生する。第1コイル導体5の第1開口53及び第2コイル導体6の第3開口63には、図1の紙面の奥から手前に向かって磁束が鎖交し、第1コイル導体5の第2開口54及び第2コイル導体6の第4開口64には、図1の紙面の手前から奥に向かって磁束が鎖交する。
これにより、大きな磁束がアンテナ装置1から放射されることになり、相手方のアンテナ装置(図示せず)との通信の精度を高めることができる。
(4)効果
実施形態1に係るアンテナ装置1では、給電コイル2におけるコイル導体21の第1コイル導体端23が平面アンテナ3の第2開口54よりも第1開口53に近接する。また、給電コイル2におけるコイル導体21の第2コイル導体端24が平面アンテナ3の第1開口53よりも第2開口54に近接する。同様に、コイル導体21の第1コイル導体端23が平面アンテナ3の第4開口64よりも第3開口63に近接し、コイル導体21の第2コイル導体端24が平面アンテナ3の第3開口63よりも第4開口64に近接する。これにより、平面アンテナ3の中心付近に給電コイル2を配置することができる。その結果、平面アンテナ3に対する給電コイル2の配置の自由度を向上させることができる。
実施形態1に係るアンテナ装置1では、給電コイル2におけるコイル導体21の第1コイル導体端23が平面アンテナ3の第1開口53に重ならず、かつ、コイル導体21の第2コイル導体端24が平面アンテナ3の第2開口54に重ならない。同様に、コイル導体21の第1コイル導体端23が平面アンテナ3の第3開口63に重ならず、かつ、コイル導体21の第2コイル導体端24が平面アンテナ3の第4開口64に重ならない。これにより、平面アンテナ3と給電コイル2との位置関係が多少ずれても、平面アンテナ3と給電コイル2との結合度の変化を低減させることができる。その結果、アンテナ装置1の特性を安定させることができる。
実施形態1に係るアンテナ装置1では、第3開口63が第1開口53と重なるように第3巻回部61が設けられており、第4開口64が第2開口54と重なるように第4巻回部62が設けられている。これにより、第1巻回部51と第3巻回部61とが重なり、かつ、第2巻回部52と第4巻回部62とが重なる。その結果、第1巻回部51と第3巻回部61との間、及び、第2巻回部52と第4巻回部62との間でキャパシタ成分を確保しやすくなるので、アンテナ装置1の小型化を実現することができる。
実施形態1に係るアンテナ装置1では、平面導体部55が第1巻回部51の最内周に位置し、かつ、平面導体部56が第2巻回部52の最内周に位置する。これにより、平面アンテナ3において、第1巻回部51と第2巻回部52とが互いに逆相となる8の字構造を容易に構成することができる。同様に、平面導体部65が第3巻回部61の最内周に位置し、かつ、平面導体部66が第4巻回部62の最内周に位置する。これにより、平面アンテナ3において、第3巻回部61と第4巻回部62とが互いに逆相となる8の字構造を容易に構成することができる。
(実施形態1の変形例)
以下、実施形態1の変形例について説明する。
実施形態1の変形例1,2として、アンテナ装置1は、図5A及び図5Bに示すように、実施形態1の中間部57に対して、中間部57の位置を変更してもよい。同様に、アンテナ装置1は、実施形態1の中間部67に対して、中間部67の位置を変更してもよい。これにより、給電コイル2の配置の自由度を更に高めることができる。
変形例1では、図5Aに示すように、第1巻回部51の第1開口53が第2巻回部52の第2開口54よりも大きくなるように、中間部57が設けられている。同様に、第3巻回部61の第3開口63が第4巻回部62の第4開口64よりも大きくなるように、中間部67が設けられている。
変形例2では、図5Bに示すように、第2巻回部52の第2開口54が第1巻回部51の第1開口53よりも大きくなるように、中間部57が設けられている。同様に、第4巻回部62の第4開口64が第3巻回部61の第3開口63よりも大きくなるように、中間部67が設けられている。
実施形態1の変形例3として、図5Cに示すように、第1巻回部51と第2巻回部52とが並んでいる方向及び巻回軸方向の両方と直交する方向において、第1巻回部51と第2巻回部52との幅が異なっていてもよい。同様に、第3巻回部61と第4巻回部62との幅が異なっていてもよい。
変形例3では、第1巻回部51と第2巻回部52とが並んでいる方向と直交する方向において、第1巻回部51の第1開口53が第2巻回部52の第2開口54よりも短い。同様に、第3巻回部61の第3開口63が第4巻回部62の第4開口64よりも短い。
実施形態1の他の変形例として、平面導体部55,56は、第1巻回部51及び第2巻回部52の両方の最内周に位置することに限定されない。実施形態1の変形例として、平面導体部55が第1巻回部51のみの最内周に位置してもよいし、平面導体部56が第2巻回部52のみの最内周に位置してもよい。要するに、平面導体部55,56は、第1巻回部51及び第2巻回部52の少なくとも一方の最内周に位置すればよい。これにより、変形例に係るアンテナ装置1においても、実施形態1に係るアンテナ装置1と同様、平面アンテナ3において、第1巻回部51と第2巻回部52とが互いに逆相となる8の字構造を容易に構成することができる。
実施形態1の更に他の変形例として、第1巻回部51及び第2巻回部52は、平面導体部55,56を備えていなくてもよい。同様に、第3巻回部61及び第4巻回部62は、平面導体部65,66を備えていなくてもよい。この場合、平面アンテナ3の導体間に発生する寄生容量が共振回路を構成する主たるキャパシタンス成分となる。また、第1巻回部51及び第2巻回部52のうち、第1巻回部51のみが平面導体部55を備えていてもよいし、第2巻回部52のみが平面導体部56を備えていてもよい。同様に、第3巻回部61及び第4巻回部62のうち、第3巻回部61のみが平面導体部65を備えていてもよいし、第4巻回部62のみが平面導体部66を備えていてもよい。
上記の各変形例に係るアンテナ装置1においても、実施形態1に係るアンテナ装置1と同様の効果を奏する。
(実施形態2)
実施形態2に係るアンテナ装置1aは、図6に示すように第1コイル導体5のみが設けられている点で、実施形態1に係るアンテナ装置1(図1参照)と相違する。なお、実施形態2に係るアンテナ装置1aに関し、実施形態1に係るアンテナ装置1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
(1)構成
アンテナ装置1aは、図6に示すように、給電コイル2と、平面アンテナ3aとを備える。実施形態2に係る給電コイル2は、実施形態1に係る給電コイル2と同様である。
平面アンテナ3aは、実施形態1の平面アンテナ3(図1参照)と同様、基材4と、第1コイル導体5とを備える。一方は、平面アンテナ3aは、第2コイル導体6(図1参照)を備えていない。実施形態2の基材4は、実施形態1の基材4と同様の構成及び機能を有する。また、実施形態2の第1コイル導体5は、実施形態1の第1コイル導体5と同様の構成及び機能を有する。
また、実施形態1と同様、第1コイル導体5は、平面導体部55,56を有する。平面導体部55,56は、巻回軸方向において後述の平面導体と対向する。
さらに、実施形態1と同様、平面導体部55は、第1巻回部51の最内周に位置し、平面導体部56は、第2巻回部52の最内周に位置する。
ところで、実施形態1と同様、平面導体部55,56は、平面アンテナ3の巻回軸方向と直交する方向において、第1コイル導体5の中間部57と対向する。中間部57は、平面アンテナ3aのうち給電コイル2と主たる磁気結合をする結合部である。より詳細には、中間部57は、第1コイル導体5における第1巻回部51及び第2巻回部52のうち、給電コイル2と主たる磁気結合をする部分である。
(2)効果
実施形態2に係るアンテナ装置1aでは、平面導体部55,56は、アンテナ装置1a外の平面導体と対向する。これにより、平面導体と平面導体部55,56との間でキャパシタ成分を形成することができる。その結果、平面アンテナ3aの平面導体部55,56と平面アンテナ3aの第1巻回部51及び第2巻回部52とで共振回路を構成する際に、キャパシタ成分を確保しやすくなる。
実施形態2に係るアンテナ装置1aでは、平面導体部55,56が第1巻回部51及び第2巻回部52の両方の最内周に位置する。これにより、平面アンテナ3aにおいて第1巻回部51と第2巻回部52とが互いに逆相となる8の字構造を容易に構成することができる。
(実施形態2の変形例)
実施形態2の変形例として、図7に示すように、第1巻回部51及び第2巻回部52は、平面導体部55,56を備えていなくてもよい。この場合、平面アンテナ3の導体間に発生する寄生容量が共振回路を構成する主たるキャパシタンス成分となる。また、第1巻回部51及び第2巻回部52のうち、第1巻回部51のみが平面導体部55を備えていてもよいし、第2巻回部52のみが平面導体部56を備えていてもよい。
実施形態2の他の変形例として、平面導体部55,56は、第1巻回部51及び第2巻回部52の両方の最内周に位置することに限定されない。実施形態2の変形例として、平面導体部55,56は、第1巻回部51のみの最内周に位置してもよいし、第2巻回部52のみの最内周に位置してもよい。要するに、平面導体部55,56は、第1巻回部51及び第2巻回部52の少なくとも一方の最内周に位置すればよい。これにより、平面アンテナ3aにおいて第1巻回部51と第2巻回部52とが互いに逆相となる8の字構造を容易に構成することができる。
上記の各変形例に係るアンテナ装置1aにおいても、実施形態2に係るアンテナ装置1aと同様の効果を奏する。
(実施形態3)
実施形態3では、図8A及び図8Bに示すように、アンテナ装置1を用いた電子機器7について説明する。実施形態3では、電子機器7が携帯電話である場合について説明する。携帯電話にはスマートフォンが含まれる。
(1)構成
実施形態3に係る電子機器7は、図8A及び図8Bに示すように、アンテナ装置1と、筐体71と、制御回路72とを備える。さらに、電子機器7は、バッテリ73と、ディスプレイ74とを備える。実施形態3に係るアンテナ装置1は、実施形態1に係るアンテナ装置1と同様の構成及び機能を有する。
制御回路72は、給電コイル2に給電する給電回路を含む。より詳細には、給電回路は、例えばNFCに用いられるRFIC素子78を含む回路である。給電回路は、RFIC素子78の他に共振回路及び整合回路(図示せず)の少なくとも一方を含んでもよい。
筐体71は、金属筐体である。筐体71には、アンテナ装置1が設けられている。より詳細には、アンテナ装置1のうち平面アンテナ3は、筐体71の内面713に設けられている。具体的には、平面アンテナ3は、筐体71の内面713に貼り付けられている。一方、給電コイル2は、基板76上に設けられている。具体的には、給電コイル2は、基板76上に実装されている。基板76上には、給電コイル2と共に、複数の回路素子77が実装されている。
筐体71は、長手方向及び短手方向を有する矩形を有する。筐体71は、長手方向の端部である第1筐体端部711及び第2筐体端部712を有する。
実施形態3に係る電子機器7において、第1巻回部51と第1筐体端部711との間の最短距離は、第1巻回部51と第2筐体端部712との間の最短距離よりも短い。また、第2巻回部52と第2筐体端部712との間の最短距離は、第2巻回部52と第1筐体端部711との間の最短距離よりも短い。
同様に、第3巻回部61と第1筐体端部711との間の最短距離は、第3巻回部61と第2筐体端部712との間の最短距離よりも短い。また、第4巻回部62と第2筐体端部712との間の最短距離は、第4巻回部62と第1筐体端部711との間の最短距離よりも短い。
ところで、図9に示すように、給電コイル2及び平面アンテナ3が筐体71に設けられている際に、筐体71の長手方向における給電コイル2のコイル導体21の長さE1は、筐体71の長手方向における平面アンテナ3の中間部57,67の長さE2よりも短い。なお、筐体71の長手方向における給電コイル2のコイル導体21の長さE1は、コイル導体21の巻回軸方向における第1コイル導体端23と第2コイル導体端24との間の長さである。
言い換えると、筐体71の長手方向において、平面導体部55とコイル導体21の第1コイル導体端23との間の最短距離B11のほうが、平面導体部55と中間部57との間の最短距離B21よりも長い。同様に、筐体71の長手方向において、平面導体部65とコイル導体21の第1コイル導体端23との間の最短距離B11のほうが、平面導体部65と中間部67との間の最短距離B21よりも長い。さらに、筐体71の長手方向において、平面導体部56とコイル導体21の第2コイル導体端24との間の最短距離B12のほうが、平面導体部56と中間部57との間の最短距離B22よりも長い。同様に、筐体71の長手方向において、平面導体部66とコイル導体21の第2コイル導体端24との間の最短距離B12のほうが、平面導体部66と中間部67との間の最短距離B22よりも長い。
これにより、平面アンテナ3と給電コイル2との位置関係が多少ずれても、平面アンテナ3と給電コイル2との結合度の変化を低減させることができるので、アンテナ装置1の特性を安定させることができる。
(2)効果
実施形態3に係るアンテナ装置1においても、実施形態1に係るアンテナ装置1と同様、給電コイル2におけるコイル導体21の第1コイル導体端23が平面アンテナ3の第2開口54よりも第1開口53に近接する。また、コイル導体21の第2コイル導体端24が平面アンテナ3の第1開口53よりも第2開口54に近接する。これにより、平面アンテナ3の中心付近に給電コイル2を配置することができるので、平面アンテナ3に対する給電コイル2の配置の自由度を向上させることができる。
例えば、携帯電話において、筐体71の最上部にメインアンテナが配置され、下部に他の部材よりも相対的にサイズの大きなバッテリ73が配置される。このような携帯電話にアンテナ装置1が用いられる場合であっても、メインアンテナ又はバッテリ73の配置の制限を受けずに、給電コイル2を配置することができる。
実施形態3に係る電子機器7によれば、第1巻回部51と第2巻回部52とが並ぶ方向を筐体71の長手方向に沿うように、アンテナ装置1を筐体71に配置することができる。その結果、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
(実施形態3の変形例)
実施形態3の変形例1として、図10Aに示すように、中間部57の線幅は、第1巻回部51の他の部分の線幅よりも太くなるように形成されていてもよい。また、中間部57の線幅は、第2巻回部52の他の部分の線幅よりも太くなるように形成されていてもよい。同様に、中間部67の線幅は、第3巻回部61の他の部分の線幅よりも太くなるように形成されていてもよい。また、中間部67の線幅は、第4巻回部62の他の部分の線幅よりも太くなるように形成されていてもよい。
変形例1では、実施形態3に比べて、筐体71の長手方向における平面アンテナ3の中間部57,67の長さE2を長くすることができる。これにより、平面アンテナ3と給電コイル2との位置関係のずれが大きくても、平面アンテナ3と給電コイル2との結合度の変化を低減させることができるので、アンテナ装置1の特性を更に安定させることができる。
実施形態3の変形例2として、図10Bに示すように、中間部57と中間部67とが千鳥構造で設けられていてもよい。
変形例2においても、実施形態3に比べて、筐体71の長手方向における平面アンテナ3の中間部57,67の長さE2を長くすることができる。これにより、平面アンテナ3と給電コイル2との位置関係のずれが大きくても、平面アンテナ3と給電コイル2との結合度の変化を低減させることができるので、アンテナ装置1の特性を更に安定させることができる。
実施形態3の変形例3として、電子機器7bは、図11に示すような構造であってもよい。電子機器7bは、アンテナ装置1bと、筐体71bとを備える。筐体71bは、図11及び図12Aに示すように、内面713と外面714とを貫通する貫通孔715,716を有する。
電子機器7bは、図11に示すようなアンテナ装置1bを備える。アンテナ装置1bは、給電コイル2と、平面アンテナ3bとを備える。給電コイル2は、図12Bに示すように、制御回路72において、カメラの近くに設けられている。
平面アンテナ3bは、図12Aに示すように、筐体71bにおいて貫通孔715,716の周囲に設けられている。より詳細には、平面アンテナ3bは、貫通孔715,716の周囲に位置するように、筐体71bの内面713に貼り付けられている。具体的には、第1コイル導体5の第1開口53及び第2コイル導体6の第3開口63に貫通孔715が位置するように、第1コイル導体5の第1巻回部51及び第2コイル導体6の第3巻回部61が貫通孔715の周囲に設けられている。さらに、第1コイル導体5の第2開口54及び第2コイル導体6の第4開口64に貫通孔716が位置するように、第1コイル導体5の第2巻回部52及び第2コイル導体6の第4巻回部62が貫通孔716の周囲に設けられている。
これにより、平面アンテナ3bに発生した磁束が、貫通孔715,716を通って、筐体71の外部に出ていくことにより、相手方のアンテナ装置(図示せず)との通信を行うことができる。
実施形態3の他の変形例として、電子機器7は、アンテナ装置1に代えて、実施形態2に係るアンテナ装置1aを備えてもよい。あるいは、電子機器7は、実施形態1の変形例に係るアンテナ装置1を備えてもよいし、実施形態2の変形例に係るアンテナ装置1aを備えてもよい。
電子機器7は、スマートフォンを含む携帯電話に限定されず、例えば、ウェアラブル機器、腕時計型端末、ヘッドフォン又は補聴器であってもよい。
上記の各変形例に係る電子機器7,7bにおいても、実施形態3に係る電子機器7と同様の効果を奏する。
以上説明した実施形態及び変形例は、本発明の様々な実施形態及び変形例の一部に過ぎない。また、実施形態及び変形例は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(態様)
以上説明した実施形態及び変形例より以下の態様が開示されている。
第1の態様に係るアンテナ装置(1;1a;1b)は、給電コイル(2)と、平面アンテナ(3;3a;3b)とを備える。給電コイル(2)は、第1コイル導体端(23)及び第2コイル導体端(24)を有するコイル導体(21)を含む。平面アンテナ(3;3a;3b)は、第1開口(53)を有する第1巻回部(51)と第2開口(54)を有する第2巻回部(52)とを有し、給電コイル(2)と磁界結合をする。平面アンテナ(3;3a;3b)の平面視で、平面アンテナ(3;3a;3b)の第1巻回部(51)と第2巻回部(52)は、互いに逆相となるように巻回されている。平面アンテナ(3;3a;3b)の平面視で、コイル導体(21)の第1コイル導体端(23)は、平面アンテナ(3;3a;3b)の第2開口(54)よりも第1開口(53)に近接する。平面アンテナ(3;3a;3b)の平面視で、コイル導体(21)の第2コイル導体端(24)は、平面アンテナ(3;3a;3b)の第1開口(53)よりも第2開口(54)に近接する。
第1の態様に係るアンテナ装置(1;1a;1b)によれば、平面アンテナ(3;3a;3b)の中心付近に給電コイル(2)を配置することができる。その結果、平面アンテナ(3;3a;3b)に対する給電コイル(2)の配置の自由度を向上させることができる。
第2の態様に係るアンテナ装置(1;1a;1b)では、第1の態様において、平面アンテナ(3;3a;3b)の平面視で、コイル導体(21)の第1コイル導体端(23)は、平面アンテナ(3;3a;3b)の第1開口(53)に重ならない。平面アンテナ(3;3a;3b)の平面視で、コイル導体(21)の第2コイル導体端(24)は、平面アンテナ(3;3a;3b)の第2開口(54)に重ならない。
第2の態様に係るアンテナ装置(1;1a;1b)によれば、平面アンテナ(3;3a;3b)と給電コイル(2)との位置関係が多少ずれても、平面アンテナ(3;3a;3b)と給電コイル(2)との結合度の変化を低減させることができる。その結果、アンテナ装置(1;1a;1b)の特性を安定させることができる。
第3の態様に係るアンテナ装置(1;1b)では、第1又は2の態様において、平面アンテナ(3;3b)は、第3開口(63)を有する第3巻回部(61)と第4開口(64)を有する第4巻回部(62)とを更に有する。第3巻回部(61)は、巻回軸方向において、第3開口(63)が第1開口(53)と重なるように設けられている。第4巻回部(62)は、巻回軸方向において、第4開口(64)が第2開口(54)と重なるように設けられている。
第3の態様に係るアンテナ装置(1;1b)によれば、第1巻回部(51)と第3巻回部(61)とが重なり、かつ、第2巻回部(52)と第4巻回部(62)とが重なる。その結果、第1巻回部(51)と第3巻回部(61)との間、及び、第2巻回部(52)と第4巻回部(62)との間でキャパシタ成分を確保しやすくなるので、アンテナ装置(1;1b)の小型化を実現することができる。
第4の態様に係るアンテナ装置(1a)は、第1又は2の態様において、平面アンテナ(3a)は、巻回軸方向において平面導体(筐体71;71a)と対向する平面導体部(55,56)を有する。
第4の態様に係るアンテナ装置(1a)によれば、平面導体(筐体71;71a)と平面導体部(55,56)との間でキャパシタ成分を形成することができる。その結果、平面アンテナ(3a)の平面導体部(55,56)と平面アンテナ(3a)の第1巻回部(51)及び第2巻回部(52)とで共振回路を構成する際に、キャパシタ成分を確保しやすくなる。
第5の態様に係るアンテナ装置(1;1a;1b)では、第4の態様において、平面導体部(55,56)は、第1巻回部(51)及び第2巻回部(52)の少なくとも一方の最内周に位置する。
第5の態様に係るアンテナ装置(1;1a;1b)によれば、平面アンテナ(3;3a;3b)において、第1巻回部(51)と第2巻回部(52)とが互いに逆相となる8の字構造を容易に構成することができる。
第6の態様に係るアンテナ装置(1;1a;1b)では、第4又は5の態様において、平面導体部(55,56)は、巻回軸方向と直交する方向において、中間部(57)と対向する。中間部(57)は、平面アンテナ(3;3a;3b)のうち給電コイル(2)と磁気結合する結合部である。
第7の態様に係る電子機器(7;7b)は、第1〜6の態様のいずれか1つのアンテナ装置(1;1a;1b)と、筐体(71;71b)とを備える。筐体(71;71b)には、アンテナ装置(1;1a;1b)が設けられている。
第7の態様に係る電子機器(7;7b)によれば、アンテナ装置(1;1a;1b)において、平面アンテナ(3;3a;3b)の中心付近に給電コイル(2)を配置することができる。その結果、平面アンテナ(3;3a;3b)に対する給電コイル(2)の配置の自由度を向上させることができる。
第8の態様に係る電子機器(7;7b)では、第7の態様において、筐体(71;71b)は、長手方向及び短手方向を有する矩形を有する。筐体(71;71b)は、長手方向の端部である第1筐体端部(711)及び第2筐体端部(712)を有する。第1巻回部(51)と第1筐体端部(711)との間の最短距離は、第1巻回部(51)と第2筐体端部(712)との間の最短距離よりも短い。第2巻回部(52)と第2筐体端部(712)との間の最短距離は、第2巻回部(52)と第1筐体端部(711)との間の最短距離よりも短い。
第8の態様に係る電子機器(7;7b)によれば、第1巻回部(51)と第2巻回部(52)とが並ぶ方向を筐体(71;71b)の長手方向に沿うように、アンテナ装置(1;1a;1b)を筐体(71;71b)に配置することができる。その結果、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
第9の態様に係る電子機器(7b)では、第7又は8の態様において、筐体(71b)は、内面(713)と外面(714)とを貫通する貫通孔(715;716)を有する金属筐体である。アンテナ装置(1b)は、筐体(71b)において貫通孔(715;716)の周囲に設けられている。
第10の態様に係る電子機器(7;7b)は、第8又は9の態様において、給電回路を更に備える。給電回路は、給電コイル(2)に給電する。
1,1a,1b アンテナ装置
2 給電コイル
21 コイル導体
23 第1コイル導体端
24 第2コイル導体端
3,3a,3b 平面アンテナ
51 第1巻回部
52 第2巻回部
53 第1開口
54 第2開口
55,56 平面導体部
61 第3巻回部
62 第4巻回部
63 第3開口
64 第4開口
7,7b 電子機器
71,71b 筐体(平面導体)
711 第1筐体端部
712 第2筐体端部
713 内面
714 外面
715,716 貫通孔

Claims (10)

  1. 第1コイル導体端及び第2コイル導体端を有するコイル導体を含む給電コイルと、
    第1開口を有する第1巻回部と第2開口を有する第2巻回部とを有し、前記給電コイルと磁界結合をする平面アンテナと、を備え、
    前記平面アンテナの平面視で、前記平面アンテナの前記第1巻回部と前記第2巻回部は、互いに逆相となるように巻回されており、
    前記平面アンテナの平面視で、前記コイル導体の前記第1コイル導体端は、前記平面アンテナの前記第2開口よりも前記第1開口に近接し、前記コイル導体の前記第2コイル導体端は、前記平面アンテナの前記第1開口よりも前記第2開口に近接する、
    アンテナ装置。
  2. 前記平面アンテナの平面視で、前記コイル導体の前記第1コイル導体端は、前記平面アンテナの前記第1開口に重ならず、前記コイル導体の前記第2コイル導体端は、前記平面アンテナの前記第2開口に重ならない、
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記平面アンテナは、第3開口を有する第3巻回部と第4開口を有する第4巻回部とを更に有し、
    前記第3巻回部は、巻回軸方向において、前記第3開口が前記第1開口と重なるように設けられており、
    前記第4巻回部は、巻回軸方向において、前記第4開口が前記第2開口と重なるように設けられている、
    請求項1又は2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記平面アンテナは、巻回軸方向において平面導体と対向する平面導体部を有する、
    請求項1又は2に記載のアンテナ装置。
  5. 前記平面導体部は、前記第1巻回部及び前記第2巻回部の少なくとも一方の最内周に位置する、
    請求項4に記載のアンテナ装置。
  6. 前記平面導体部は、巻回軸方向と直交する方向において、前記平面アンテナのうち前記給電コイルと磁気結合する中間部と対向する、
    請求項4又は5に記載のアンテナ装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のアンテナ装置と、
    前記アンテナ装置が設けられている筐体と、を備える、
    電子機器。
  8. 前記筐体は、
    長手方向及び短手方向を有する矩形を有し、
    前記長手方向の端部である第1筐体端部及び第2筐体端部を有し、
    前記第1巻回部と前記第1筐体端部との間の最短距離は、前記第1巻回部と前記第2筐体端部との間の最短距離よりも短く、
    前記第2巻回部と前記第2筐体端部との間の最短距離は、前記第2巻回部と前記第1筐体端部との間の最短距離よりも短い、
    請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記筐体は、内面と外面とを貫通する貫通孔を有する金属筐体であり、
    前記アンテナ装置は、前記筐体において前記貫通孔の周囲に設けられている、
    請求項7又は8に記載の電子機器。
  10. 前記給電コイルに給電する給電回路を更に備える、
    請求項8又は9に記載の電子機器。
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