JP2016023964A - 半導体装置の検査方法 - Google Patents

半導体装置の検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016023964A
JP2016023964A JP2014146488A JP2014146488A JP2016023964A JP 2016023964 A JP2016023964 A JP 2016023964A JP 2014146488 A JP2014146488 A JP 2014146488A JP 2014146488 A JP2014146488 A JP 2014146488A JP 2016023964 A JP2016023964 A JP 2016023964A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
semiconductor device
section
semiconductor chip
semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014146488A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6471421B2 (ja
Inventor
要 三塚
Kaname Mitsuzuka
要 三塚
熊田 恵志郎
Keishiro Kumada
恵志郎 熊田
崇 椎木
Takashi Shiiki
崇 椎木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2014146488A priority Critical patent/JP6471421B2/ja
Publication of JP2016023964A publication Critical patent/JP2016023964A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6471421B2 publication Critical patent/JP6471421B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】検査によるコストの増加を抑制してスイッチング不良を起こしうる半導体装置を取り除く。
【解決手段】半導体装置の入出力特性を示す特性曲線の微小電流から中間電流区間内に設定された第1区間の傾きと、当該特性曲線の中間電流から定格電流区間内に設定された第2区間の傾きとを算出し(ステップS1,S2)、第1区間の傾きと、第2区間の傾きとが一致するか否かを判定し(ステップS3)、第1区間の傾きと第2区間の傾きとが一致する場合には、半導体チップに欠陥等が生じたセル部が含まれていないこと(欠陥なし)を(ステップS4)、第1区間の傾きと第2区間の傾きとが一致しない場合には、半導体チップに欠陥等が生じたセル部が含まれていること(欠陥あり)(ステップS5)をそれぞれ特定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置の検査方法に関する。
IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)等のMOSゲート構造をもった半導体装置では、特にトレンチゲート構造において作製プロセスが複雑であり、ゲート絶縁膜まわりに欠陥が生じやすいという問題がある。このような欠陥がMOSゲート構造にある場合、スイッチング時、特にターンオフ時に欠陥部に電流が集中するため、素子破壊の原因となる。このために、スイッチング不良を起こしうる半導体装置を取り除くための検査工程が行われている。
例えば、特許文献1では、半導体チップ(半導体装置)は、出荷前に、冷熱耐久性を検査するための冷熱サイクル試験等の特性試験が行われ、試験結果に基づいて不良品が取り除かれる。しかし、冷熱サイクル試験が行われた半導体装置は、金属層に変形等が起こってしまうと、特性劣化が生じる場合がある。そこで、冷熱サイクル試験前後において半導体装置にゲート電圧を印加した際のコレクタ電流を比較することにより、当該半導体装置の良否を判定し、冷熱サイクル試験で特性が劣化した半導体装置を取り除いている。
特開2007−327918号公報
このように、半導体装置の製造過程では、スイッチング不良を起こしうる半導体装置を取り除くために、ウェハから個片化された半導体装置に対してスイッチング特性を計測する検査工程が別途行われている。しかし、この検査工程では、例えば、半導体装置の電極に接触子(プローブ)を接触させて、プローブから電圧あるいは電流を印加してそこに表れる動的なスイッチングの応答特性の計測が行われており、このような検査工程では製造コストが増加してしまう。
本発明は、このような点を鑑みてなされたものであり、コストの増加を抑制してスイッチング不良を起こしうる半導体装置を取り除く半導体装置の検査方法を提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、電圧が入力されて電流を出力する半導体装置の入出力特性を示す特性曲線の微小電流から中間電流区間内に設定された第1区間の傾きと、前記特性曲線の前記中間電流から前記半導体装置の定格電流区間内に設定された第2区間の傾きとが一致するか否かを判定し、判定結果に基づき、前記半導体装置に欠陥が含まれていることを特定する、半導体装置の検査方法が提供される。
開示の技術によれば、検査によるコストの増加を抑制してスイッチング不良を起こしうる半導体装置を取り除く。
第1の実施の形態の半導体装置の検査方法を説明するための図である。 第2の実施の形態の半導体チップが形成された半導体ウェハの一例を示す図である。 第2の実施の形態の半導体チップの要部を示す図である。 第2の実施の形態の検査装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 第2の実施の形態の検査装置に含まれる計測装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 第2の実施の形態の検査処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の半導体チップのゲート電圧に対するコレクタ電流を示すグラフである。 第2の実施の形態の計測処理手順を示すフローチャートである。
図面を参照して実施の形態について説明する。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態では、半導体装置の検査方法について、図1を用いて説明する。
図1は、第1の実施の形態の半導体装置の検査方法を説明するための図である。
なお、図1(A)は良品(欠陥を含まない)の半導体装置に入力されたゲート電圧(請求項1の電圧の一例)に対して出力されるコレクタ電流(請求項1の電流の一例)の入出力特性を示す特性曲線、図1(B)は、不良品(欠陥を含む)の半導体装置の入力されたゲート電圧に対して出力されるコレクタ電流の入出力特性を示す特性曲線をそれぞれ表し、図1(C)は半導体装置の検査方法を示すフローチャートである。但し、図1(A),(B)の横軸は半導体装置に対して入力するゲート電圧を、縦軸は半導体装置から出力されるコレクタ電流をそれぞれ示しているが、図1(A),(B)は半導体装置に入力されたゲート電圧に対して出力されるコレクタ電流の変化特性を単に示しており、具体的な数値については記載していない。
半導体装置の一例である半導体チップには、例えば、トレンチゲート型の縦型MOS(Metal Oxide Semiconductor)構造のパワー半導体が複数形成されている。
なお、このような半導体チップには10V〜15V程度の定格のゲート電圧(推奨ゲート電圧)において、当該半導体チップが出力することができる所定の定格電流が規定されており、また、半導体チップは、例えば、1.0×106個程度のパワー半導体のセル部を含むものとする。
まず、このようなパワー半導体のセル部に欠陥等の不良が生じていない半導体チップに対してゲート電圧を入力した場合に、半導体チップから出力されるコレクタ電流について、図1(A)を用いて説明する。
半導体チップに、当該半導体チップのコレクタ電極とエミッタ電極との間の電圧が一定に維持された状態で、ゲート電圧を入力して、当該ゲート電圧を増加していく。この場合、図1(A)に示されるように、半導体チップからは、ゲート電圧の所定の値までは、コレクタ電流は流れず、グラフは一定であって、ゲート電圧が所定の値を超えると、コレクタ電流が出力し始めて、グラフが立ち上がることがわかる。
これは、半導体チップに入力するゲート電圧が十分小さい場合には、当該ゲート電圧が各セル部のゲートが開く程でもないために、コレクタ電流が全く流れない。ゲート電圧を増加させていくと、各セル部のゲートが徐々に開きだし(オン状態となり)、それに応じて、コレクタ電流が出力し始める。
さらに、ゲート電圧を増加すると、ゲート電圧に比例してコレクタ電流も増加していく。これは、ゲート電圧の増加に伴い、電流が流れるチャネル層(反転層)が厚くなるためである。
但し、反転層の幅が一定以上になればコレクタ電流はやがて飽和する。実際のパワー半導体チップについては、面積あたりのコストを考慮するため、ゲート電圧を推奨電圧以上に増加していっても、コレクタ電流が定格電流の高々数倍程度までしか流れないような設計となっている。
したがって、半導体チップが1.0×106個程度のパワー半導体のセル部を含む場合には、半導体チップ内の1個のセル部のみのゲートが開いた場合のコレクタ電流の最大値は、定格電流の1.0×10-6程度であると言うことができる。
一方、欠陥等の不良が生じているセル部を含む半導体チップに対してゲート電圧を入力した場合に、当該半導体チップから出力されるコレクタ電流について、図1(B)を用いて説明する。
図1(A)の場合と同様に、このような半導体チップにコレクタ電極とエミッタ電極との間の電圧が一定に維持された状態で、ゲート電圧を入力して、当該ゲート電圧を増加していく。この場合にも、半導体チップからは、ゲート電圧の所定の値までは、コレクタ電流は流れず、グラフは一定であって、ゲート電圧が所定の値を超えると、コレクタ電流が出力し始めて、グラフが立ち上がることがわかる。
しかし、図1(B)によれば、図1(A)の場合と比較すると、コレクタ電流が出力し始めるゲート電圧が低くなっている(図1中左側にシフトしている)ことがわかる。一般に、セル部の欠陥はセル部のゲート絶縁膜の周りに多く生じると考えられている。
このため、欠陥等が生じたセル部は、入力されたゲート電圧が小さくても、当該欠陥等から電流がすぐに漏れてしまう。したがって、欠陥等が生じたセル部を含む半導体チップのコレクタ電流が出力し始めるゲート電圧が、図1(A)の場合と比較して、低下したものと考えられる。
また、上記の通り、半導体チップ内の1個のセル部のみのゲートが開いた場合のコレクタ電流の最大値は、定格電流の1.0×10-6程度であって非常に小さい電流である。このため、欠陥等が生じたセル部が数個程度含まれる半導体チップでは欠陥等が生じたセル部に起因して出力されるコレクタ電流も非常に小さく、このようなコレクタ電流は、図1(B)に示す微小電流から中間電流区間内で計測されることが考えられる。特に、半導体チップ内の1個のセル部のみのゲートが開いた場合のコレクタ電流の最大値が定格電流の1.0×10-6であることから、微小電流は、定格電流の1.0×10-6よりも低いことが望ましい。
その後、図1(A)の場合と同様に、ゲート電圧の増加に伴って、残りの欠陥の無い大多数の半導体チップのセル部のゲートが開き、オン状態となり、コレクタ電流も増加する。定格ゲート電圧付近になると、半導体チップは、全てのセル部のゲートが開きオン状態となることで、定格電流を出力することができる。
このように、図1(A),(B)の特性曲線から、欠陥等が生じたセル部が含まれない半導体チップでは、入力されるゲート電圧によりコレクタ電流が出力し始めると、ゲート電圧の増加に伴って、コレクタ電流も増加する。一方、半導体チップに欠陥等が生じたセル部が含まれる場合には、コレクタ電流が流れ出すゲート電圧が(欠陥等が生じたセル部が含まれない半導体チップの場合と比較して低下する方向に)シフトする。また、欠陥等が生じたセル部が半導体チップに含まれても、含まれていなくても、ゲート電圧が十分大きい範囲では、コレクタ電流が同様に出力することがわかる。
このようなことから、欠陥等が生じたセル部が含まれない半導体チップでは、図1(A)に示されるように、その入出力特性を示す特性曲線の微小電流から中間電流区間内の第1領域(例えば、特性曲線の点p1から点p2)の傾きと、中間電流と定格電流区間内の第2領域(特性曲線の点p3から点p4)の傾きとは一致する。
一方、欠陥等が生じたセル部が含まれる半導体チップでは、図1(B)に示されるように、その入出力特性を示す特性曲線の微小電流から中間電流区間内の第1領域(特性曲線の点p1から点p2)の傾きと、中間電流と定格電流区間内の第2領域(特性曲線の点p3から点p4)の傾きとは一致しない。
そこで、第1の実施の形態では、半導体チップの欠陥等が生じたセル部の有無に応じたこのような違いを利用して、検査装置(図示を省略)が、半導体チップに図1(C)に示される検査方法を行うことで、半導体チップに欠陥等が生じたセル部が含まれているか否かを特定することができる。
このような検査方法では、まず、被検査対象の半導体チップにおいて、当該半導体チップの入出力特性を示す特性曲線の微小電流から中間電流区間内に設定された第1区間の傾きを算出する(ステップS1)。
同様にして、被検査対象の半導体チップの入出力特性を示す特性曲線の中間電流から定格電流区間内に設定された第2区間の傾きを算出する(ステップS2)。
なお、第1,第2区間の傾きは、第1区間の点p1及び点p2、第2区間の点p3及び点p4におけるゲート電圧とコレクタ電流とを取得し、取得したこれらの値に基づき算出される。
次いで、第1区間の傾きと、第2区間の傾きとが一致するか否かを判定する(ステップS3)。
判定結果に基づき、第1区間の傾きと第2区間の傾きとが一致する場合には、半導体チップに欠陥等が含まれていないこと(欠陥なし)を特定する(ステップS4)。
判定結果に基づき、第1区間の傾きと第2区間の傾きとが一致しない場合には、半導体チップに欠陥等が含まれていること(欠陥あり)を特定する(ステップS5)。
このように第1の実施の形態の半導体装置の検査方法では、動的なスイッチング特性の検査を行わずに、半導体装置が欠陥を含んでいるか否かを判定することができるために、検査によるコストの増加を抑制してスイッチング不良を起こしうる半導体装置を取り除くことができるようになる。また、欠陥の影響を受けやすい微小電流から評価をしているため、微小な欠陥も高感度で検出することが可能となる。
なお、第1の実施の形態の半導体装置の検査方法では、半導体チップに欠陥等が生じたセルを含むことで、低いゲート電圧に対するコレクタ電流の増加特性が変化することを利用している。このため、第1区間は、半導体チップが含む欠陥等が生じたセルにより出力されるコレクタ電流を含むように設定される必要がある。そのためには、図1(B)の場合であれば、第1区間の点p1が微小電流と、当該微小電流に対応するゲート電圧とを含み、第1区間の点p2が中間電流と、当該中間電流に対応するゲート電圧とを含むような範囲であることが望ましい。また、第2区間は、コレクタ電流がゲート電圧に比例して増加する範囲に設定される必要があるために、コレクタ電流が十分増加した区間に設定されることが望ましい。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態の検査方法では、第1の実施の形態の検査方法についてより具体的に説明する。
検査方法が実施される被検査対象となる半導体チップが形成された半導体ウェハについて、図2を用いて説明する。
図2は、第2の実施の形態の半導体チップが形成された半導体ウェハの一例を示す図である。
なお、図2(A)は、半導体チップが形成された半導体ウェハ、図2(B)は、半導体チップの上面図をそれぞれ示している。
半導体ウェハWは、図2(A)に示されるように、複数の半導体チップ100が形成されている。
半導体ウェハWに形成された各半導体チップ100は、図2(B)に示されるように、主面(上面側)の一部にゲート電極101が、ゲート電極101以外の部分のほぼ全面にエミッタ電極102が配置されている。また、ゲート電極101とエミッタ電極102との間には絶縁層103が設けられ、ゲート電極101とエミッタ電極102との間の絶縁性を確保している。また、ゲート電極101とエミッタ電極102とが配置されている主面の反対側(裏面側)には、コレクタ電極104が配置されている。
このような半導体チップ100の詳細について図3を用いて説明する。
図3は、第2の実施の形態の半導体チップの要部を示す図である。
なお、図3(A)は、半導体チップ100に配列された半導体セルの斜視図、図3(B)は、半導体チップ100内に形成された半導体セルの断面図をそれぞれ示している。
半導体チップ100は、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)型の(一点鎖線で囲んだ範囲の)半導体セル10を含んでおり、複数の半導体セル10が、図3(A)に示されるように、複数配列されている。なお、図3(A)では、エミッタ電極102の図示を省略している。
このような半導体セル10は、図3(B)に示されるような構成を含む。すなわち、半導体セル10は、シリコン基板にガスドープ、中性子線ドープ等が行われて、低濃度のN型の不純物を含むN-型のドリフト層11が形成されている。N-型のドリフト層11の表面側には溝が形成され、溝の中に酸化ケイ素等で構成された厚さが100nm程度のゲート酸化膜13を介して、ポリシリコン等で構成された深さが5μmのゲート電極膜12がその間隔が5μm程度で形成されている。一対のゲート電極膜12の間には、例えば、ボロンの注入工程、熱拡散工程を経て、各ゲート電極膜12及びゲート酸化膜13に隣接するP型ベース領域14が形成されている。また、P型ベース領域14内の表面側のゲート電極膜12及びゲート酸化膜13に隣接する領域に、例えば、高濃度のヒ素の注入工程等を経て、N+層15が部分的に形成されている。このようなゲート電極膜12とゲート酸化膜13との全面と、N+層15の一部とを覆う層間絶縁膜18が形成され、スパッタ法等により、層間絶縁膜18を含む全面にエミッタ電極102が形成される。ドリフト層11の裏面を、所望の耐圧が得られるように、例えば、ドリフト層11の厚さが100μm〜150μmとなるように研磨して、高濃度のN型の不純物を含むN+型のフィールドストップ層16、高濃度のP型の不純物を含むP+型のコレクタ層17及びコレクタ電極104が順に形成されている。なお、フィールドストップ層16は、必要に応じて設けられる。
このような半導体セル10を含む半導体チップ100では、各ゲート電極膜12とゲート電極101とが配線(図示を省略)で接続されており、ゲート電極101に印加されたゲート電圧は配線により各ゲート電極膜12に印加される。
また、半導体チップ100を駆動する場合には、エミッタ電極102とコレクタ電極104との間に一定の電圧を印加した状態で、ゲート電極101に正のゲート電圧を印加する。すると、P型ベース領域14内の電子がゲート酸化膜13周辺に集まり、P型ベース領域14に反転層が形成され、N+層15から電子がP型ベース領域14の反転層を通過して、ドリフト層11、フィールドストップ層16、コレクタ層17に移動する。したがって、電流は、コレクタ層17から、フィールドストップ層16、ドリフト層11、P型ベース領域14の反転層を通過してN+層15からエミッタ電極102に流れる。
なお、P型ベース領域14の反転層が容易に形成されるために、P型ベース領域14のキャリア濃度は、N+層15及びドリフト層11よりも少ない濃度にすることが望ましい。
このような構成を有する半導体チップ100は、例えば、定格電圧が400V〜3300V、定格電流が10A〜400A程度であり、電流密度は100A/cm2〜150A/cm2である。また、半導体チップ100は、第1の実施の形態と同様に、1.0×106個程度の半導体セル10を含む。
次に、このような半導体チップ100を含む半導体ウェハWの検査を実行する検査装置について、図4を用いて説明する。
図4は、第2の実施の形態の検査装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
検査装置200は、例えば、図4に示すように、制御部210と、表示部220と、入力部230と、計測装置300とを備えている。
制御部210は、さらに、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)210aと、RAM(Random Access Memory)210bと、HDD(Hard Disk Drive)210cと、グラフィック処理部210dと、入出力インタフェース210eとを備えている。これらの各部はバス210fで相互に入出力可能に接続されている。
CPU210aは、HDD210c等の記憶媒体に記憶された各種プログラムを実行することにより、このコンピュータ全体を統括的に制御する。
RAM210bは、CPU210aに実行させるプログラムの少なくとも一部、並びにこのプログラムによる処理に必要な各種データを一時的に記憶する。
HDD210cは、CPU210aにより実行されるプログラム、並びにその実行に必要な各種のデータ等を記憶する。
グラフィック処理部210dには、後述する表示部220が接続されている。このグラフィック処理部210dは、CPU210aからの命令に従って、表示部220の表示画面上に画像を表示させる。
入出力インタフェース210eには、後述する入力部230並びに計測装置300が接続されている。入出力インタフェース210eは、入力部230からの入力信号を、バス210fを介してCPU210aに送信する。また、入出力インタフェース210eは、CPU210aからの計測制御信号を、バス210fを介して計測装置300に対して通知して半導体ウェハWに対する計測を実行させる。また、入出力インタフェース210eは、計測装置300からの計測結果を表す信号を、バス210fを介してCPU210aに送信する。
また、表示部220は、ディスプレイ、モニタ等の表示装置であって、CPU210aからの画像情報に基づき、例えば、被計測対象の半導体ウェハWの計測結果、検査結果等を表示することができる。
入力部230は、キーボード、マウス等の入力装置であって、ユーザからの操作入力により計測条件の設定、処理実行要求等の入力情報を受け付けて、CPU210aに通知する。
計測装置300は、被計測対象の半導体ウェハWがセットされて、半導体ウェハWの各半導体チップ100のゲート電圧に対するコレクタ電流の変化等を計測するための手段を備えている。計測装置300の詳細について、図5を用いて以下に説明する。
図5は、第2の実施の形態の検査装置に含まれる計測装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
計測装置300は、半導体ウェハWがセットされるステージ301と、半導体ウェハWの半導体チップ100の各電極と接触して電圧の印加、電流の検知を行う接触部302と、電圧印加部303と、電流計測部304と、移動部305と、計測制御部306とを含む。
ステージ301は、導電性の部材により構成されており、半導体ウェハWが各半導体チップ100のコレクタ電極104側と接触するようにセットされる。
接触部302は、半導体チップ100のゲート電極101に電気的に接触する接触子302aと、半導体チップ100のエミッタ電極102に電気的に接触する接触子302bと、接触子302a,302bを支持する接触子ヘッド302cとを含む。
電圧印加部303は、接触部302の接触子302a,302bと、ステージ301とそれぞれ電気的に配線接続されている。但し、接触子302bとは後述する電流計測部304を介して接続されている。電圧印加部303は、接触子302bとステージ301とから、コレクタ電極104とエミッタ電極102との間に一定の電圧を印加する。さらに、この印加状態を維持して、接触子302aからゲート電極101に対してゲート電圧を入力する。また、電圧印加部303は、後述する計測制御部306からの制御により、ゲート電極101に入力するゲート電圧の大きさを変化させる。
電流計測部304は、電圧印加部303によりコレクタ電極104とエミッタ電極102との間に一定の電圧が印加された状態で、ゲート電極101に対してゲート電圧を入力した際の接触子302bから出力されるコレクタ電流を計測する。
移動部305は、半導体ウェハWにおいて接触部302を別の半導体チップ100に移動させて、別の半導体チップ100のゲート電極101、エミッタ電極102に接触子302a,302bをそれぞれ接触させる。
計測制御部306は、電圧印加部303と、電流計測部304と、移動部305との動作を制御する。計測制御部306は、例えば、検査装置200の制御部210から受け付けた計測制御信号に基づいて、電圧印加部303からコレクタ電極104とエミッタ電極102との間に一定の電圧を入力させる。計測制御部306は、この電圧を維持させた状態で、さらに、電圧印加部303からゲート電極101に対してゲート電圧を印加させ、当該ゲート電圧を所定の増加率で増加させる。計測制御部306は、この際に電流計測部304が計測するエミッタ電極102から出力されるコレクタ電流を取得する。計測制御部306は、取得したコレクタ電流が所望の電流となると、その際のゲート電極101に対するゲート電圧を取得する。計測制御部306は、取得したコレクタ電流とゲート電圧とを制御部210に出力する。また、計測制御部306は、例えば、半導体チップ100の検査終了に応じて、検査装置200の制御部210から受け付けた移動制御信号に基づき、移動部305により半導体ウェハWにおいて接触部302を半導体チップ100から別の半導体チップ100に移動させる。
次に、このような構成を含む検査装置200による半導体ウェハWの半導体チップ100の検査方法について、図6及び図7を用いて説明する。
図6は、第2の実施の形態の検査処理手順を示すフローチャートである。
また、図7は、第2の実施の形態の半導体チップのゲート電圧に対するコレクタ電流を示すグラフである。なお、図7は、横軸はゲート電圧[V]を、縦軸は対数目盛であって(定格電流で規格化した)コレクタ電流[a.u]をそれぞれ表しており、半導体ウェハWに形成されたNo.1からNo.8の各半導体チップ100のゲート電圧に対するコレクタ電流を示している。
例えば、半導体ウェハWに対して半導体チップ100の形成が完了した後、各半導体チップ100に個片化する前に、検査装置200の計測装置300のステージ301に、当該半導体ウェハWがセットされる。
検査装置200の制御部210(CPU210a)は、入力部230から検査対象の半導体ウェハWに形成された半導体チップ100の数、ロット番号等の半導体ウェハWに関する情報を受け付けると、各情報をRAM210bに記憶する。
また、検査装置200の制御部210(CPU210a)は、入力部230から検査開始を受け付けると、以下の処理を開始する。
[ステップS11] 制御部210は、RAM210bをクリアし、計測装置300の移動部305に接触部302を半導体ウェハWの計測開始位置に移動させて、検査対象の半導体チップ100のゲート電極101及びエミッタ電極102に接触子302a,302bをそれぞれ接触させる。
[ステップS12] 制御部210は、計測装置300により半導体ウェハWの検査対象の半導体チップ100にゲート電圧を入力し、半導体チップ100から出力されるコレクタ電流を計測する。制御部210は、所望の3種類のコレクタ電流と、当該コレクタ電流にそれぞれ対応するゲート電圧とを取得する。
なお、3種類のコレクタ電流は、図7に示されるように、1.0×10-7、1.0×10-5、1.0×10-3とする。
第1の実施の形態で説明したように、欠陥等が生じた半導体セル10に起因して出力されるコレクタ電流は、定格電流の1.0×10-6よりも低い範囲で検出されることが望ましい。実際、図7に示すように、半導体ウェハWのうち、8個の半導体チップ100の場合には、定格電流の1.0×10-7〜1.0×10-9の範囲で、欠陥等が生じた半導体セル10に起因したコレクタ電流が計測されている(No.6〜8)。第2の実施の形態では、このような範囲から、1種目のコレクタ電流として、例えば、1.0×10-7を選択した。
2,3種目のコレクタ電流は、欠陥等が生じた半導体セル10に起因したコレクタ電流がほぼ出力して、ゲート電圧に対してコレクタ電流が比例する範囲から選択する。第2の実施の形態では、図7に示すように、1種目のコレクタ電流の1.0×10-7に対して、102倍、104倍した、1.0×10-5、1.0×10-3を2,3種目のコレクタ電流として選択した。
したがって、このような3種目のコレクタ電流と、当該コレクタ電流に対応するゲート電圧とによる図7の点P1(点P1a及び点P1bをまとめて表す)、点P2、点P3を取得する。ここで、点P1は第1の実施の形態の点p1に、点P2は第1の実施の形態の点p2または点p3に、点P3は第1の実施の形態の点p4にそれぞれ対応している。
なお、この計測処理の詳細については、図7及び図8を用いて後で説明する。
[ステップS13] 制御部210は、ステップS12で計測した点P2と点P1とを結ぶ直線の傾き(P21)を算出する。
例えば、図7に示すグラフによれば、制御部210が、点P1(点P1a)と点P2とを結ぶ直線の傾き(P21)を算出する。または、制御部210が、点P1(点P1b)と点P2とを結ぶ直線の傾き(P21)を算出する。
[ステップS14] 制御部210は、ステップS12で計測した点P3と点P2とを結ぶ直線の傾き(P32)を算出する。
例えば、図7に示すグラフによれば、制御部210が、点P3と点P2とを結ぶ直線の傾きを算出する。
[ステップS15] 制御部210は、ステップS13で算出した点P2と点P1との直線の傾きP21と、ステップS14で算出した点P3と点P2との直線の傾きP32とが一致するか否かを判定する。
制御部210は、傾きP21と傾きP32とが一致する場合には、ステップS16の処理を実行し、傾きP21と傾きP32とが一致しない場合には、ステップS17の処理を実行する。
[ステップS16] 制御部210は、半導体ウェハWの検査対象の半導体チップ100にスイッチング不良を起こすように欠陥等が含まれていない、正常品であると判定する。
[ステップS17] 制御部210は、半導体ウェハWの検査対象の半導体チップ100にスイッチング不良を起こすように欠陥等が含まれた、不良品であると判定する。
なお、制御部210は、RAM210bに記憶されている検査対象の半導体チップ100のロット番号に対して、ステップS16,S17での判定結果を対応付ける。
[ステップS18] 制御部210は、半導体ウェハWにおいて検査が完了していない半導体チップ100が残っているか否かを判定する。
制御部210は、検査が完了していない半導体チップ100が残っている場合には、ステップS19の処理を実行し、全ての半導体チップ100に対する検査が完了すれば、検査処理を終了する。
[ステップS19] 制御部210は、計測装置300の接触部302を検査が完了した半導体チップ100から別の半導体チップ100に対して移動させ、新たな検査対象である別の半導体チップ100のゲート電極101及びエミッタ電極102に接触子302a,302bをそれぞれ接触させる。
なお、制御部210は、ステップS19の処理後、再び、ステップS12〜S18の処理を実行する。
検査装置200は、半導体ウェハWに形成された半導体チップ100に対して、上記図6のフローチャートに沿って検査処理を実行して、不良品の半導体チップ100を取り除くことができる。
また、検査装置200は、上記の検査処理に続いて、不良品を取り除いた半導体チップ100に対して、漏れ電流、オン抵抗、閾値電圧等の静的な電気的検査を行うことができる。
次に、上記計測処理(ステップS12)について、図7並びに図8を用いて説明する。
図8は、第2の実施の形態の計測処理手順を示すフローチャートである。
[ステップS12a] 制御部210は、計測装置300において、電圧印加部303に半導体チップ100のコレクタ電極104とエミッタ電極102との間に所定の電圧を入力させて、当該電圧を維持させる。
[ステップS12b] 制御部210は、計測装置300において、電圧印加部303に、半導体チップ100のコレクタ電極104とエミッタ電極102との間の電圧を一定に維持させて、半導体チップ100のゲート電極101にゲート電圧の入力を開始する。
[ステップS12c] 制御部210は、計測装置300の電流計測部304が計測した、半導体チップ100のエミッタ電極102から出力されるコレクタ電流を取得する。
[ステップS12d] 制御部210は、ステップS12cで取得したコレクタ電流が定格電流の1.0×10-7であるか否かを判定する。
制御部210は、ステップS12cのコレクタ電流が定格電流の1.0×10-7ではないと判定すると、ステップS12eの処理を実行し、ステップS12cのコレクタ電流が定格電流の1.0×10-7であると判定すると、ステップS12fの処理を実行する。
[ステップS12e] 制御部210は、計測装置300の電圧印加部303から半導体チップ100に入力するゲート電圧を所定の増加率で増加する。
制御部210は、半導体チップ100に入力するゲート電圧を増加させると、再び、ステップS12c,S12dの処理を実行する。
[ステップS12f] 制御部210は、定格電流の1.0×10-7のコレクタ電流と、当該コレクタ電流に対応する第1ゲート電圧とを取得する。
例えば、図7の場合には、制御部210は、定格電流の1.0×10-7のコレクタ電流と、当該コレクタ電流に対応する第1ゲート電圧VG1(VG1a及びVG1bをまとめて表す)と含む点P1を取得する。
[ステップS12g] 制御部210は、計測装置300の電圧印加部303から半導体チップ100に入力するゲート電圧を所定の増加率で増加する。
[ステップS12h] 制御部210は、計測装置300の電流計測部304が計測した、半導体チップ100のエミッタ電極102から出力されるコレクタ電流を取得する。
[ステップS12i] 制御部210は、ステップS12cで取得したコレクタ電流が定格電流の1.0×10-5であるか否かを判定する。
制御部210は、ステップS12hのコレクタ電流が定格電流の1.0×10-5ではないと判定すると、再び、ステップS12gの処理を実行し、ステップS12hのコレクタ電流が定格電流の1.0×10-5であると判定すると、ステップS12jの処理を実行する。
[ステップS12j] 制御部210は、定格電流の1.0×10-5のコレクタ電流と、当該コレクタ電流に対応する第2ゲート電圧とを取得する。
例えば、図7の場合には、制御部210は、定格電流の1.0×10-5のコレクタ電流と、当該コレクタ電流に対応する第2ゲート電圧VG2と含む点P2を取得する。
[ステップS12k] 制御部210は、計測装置300の電圧印加部303から半導体チップ100に入力するゲート電圧を所定の増加率で増加する。
[ステップS12l] 制御部210は、計測装置300の電流計測部304が計測した、半導体チップ100のエミッタ電極102から出力されるコレクタ電流を取得する。
[ステップS12m] 制御部210は、ステップS12lで取得したコレクタ電流が定格電流の1.0×10-3であるか否かを判定する。
制御部210は、ステップS12lのコレクタ電流が定格電流の1.0×10-3ではないと判定すると、再び、ステップS12kの処理を実行し、ステップS12lのコレクタ電流が定格電流の1.0×10-3であると判定すると、ステップS12nの処理を実行する。
[ステップS12n] 制御部210は、定格電流の1.0×10-3のコレクタ電流と、当該コレクタ電流に対応する第3ゲート電圧とを取得する。
例えば、図7の場合には、制御部210は、定格電流の1.0×10-3のコレクタ電流と、当該コレクタ電流に対応する第3ゲート電圧VG3と含む点P3を取得する。
以上の処理フローによりステップS12の計測処理が終了する。
このように第2の実施の形態の半導体ウェハWの半導体チップ100の検査方法では、動的な検査工程を行わずに、半導体チップ100が、欠陥等が生じた半導体セル10を含んでいるか否かを判定することができるために、検査によるコストの増加を抑制してスイッチング不良を起こしうる半導体チップ100を取り除くことができるようになる。また、欠陥の影響を受けやすい微小電流から評価をしているため、微小な欠陥も高感度で検出することが可能となる。
また、一般に半導体ウェハWに形成された半導体チップ100は、個片化前に、半導体チップ100の漏れ電流、オン抵抗、閾値電圧等の静的な電気的検査が行われ、第2の実施の形態の検査装置200を用いることができる。このため、第2の実施の形態の半導体ウェハWの半導体チップ100の検査方法は、検査装置200により、欠陥等が生じた半導体セル10を含む半導体チップ100を取り除いた後に、続けて、これらの電気的検査を実行することができることからも、検査によるコストの増加を抑制することができる。
10 半導体セル
11 ドリフト層
12 ゲート電極膜
13 ゲート酸化膜
14 P型ベース領域
15 N+
16 フィールドストップ層
17 コレクタ層
18 層間絶縁膜
100 半導体チップ
101 ゲート電極
102 エミッタ電極
103 絶縁膜
104 コレクタ電極
200 検査装置
210 制御部
210a CPU
210b RAM
210c HDD
210d グラフィック処理部
210e 入出力インタフェース
210f バス
220 表示部
230 入力部
300 計測装置
301 ステージ
302 接触部
302a,302b 接触子
302c 接触子ヘッド
303 電圧印加部
304 電流計測部
305 移動部
306 計測制御部

Claims (8)

  1. 電圧が入力されて電流を出力する半導体装置の入出力特性を示す特性曲線の微小電流から中間電流区間内に設定された第1区間の傾きと、前記特性曲線の前記中間電流から前記半導体装置の定格電流区間内に設定された第2区間の傾きとが一致するか否かを判定し、
    判定結果に基づき、前記半導体装置に欠陥が含まれていることを特定する、
    ことを特徴とする半導体装置の検査方法。
  2. 前記判定結果は、前記第1区間の傾きと、前記第2区間の傾きとが一致しない場合である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の検査方法。
  3. 前記判定結果が、前記第1区間の傾きと、前記第2区間の傾きとが一致する場合には、前記半導体装置に欠陥が含まれていないことを特定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置の検査方法。
  4. 前記第1区間は、前記微小電流と、前記微小電流に対応する電圧とによる前記特性曲線上の第1点と、前記中間電流と、前記中間電流に対応する電圧とによる前記特性曲線上の第2点との区間である、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体装置の検査方法。
  5. 前記微小電流は、前記定格電流を前記半導体装置に含まれるセル部の個数により除して得られる値よりも低い、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体装置の検査方法。
  6. 前記微小電流は、前記定格電流の1.0×10-9以上、1.0×10-7以下である、
    ことを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の検査方法。
  7. 前記中間電流は、前記定格電流の1.0×10-7以上、1.0×10-5以下である、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の半導体装置の検査方法。
  8. 前記半導体装置がMOSゲート構造を有しており、前記入出力特性はゲート電圧−コレクタ電流特性である、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の半導体装置の検査方法。
JP2014146488A 2014-07-17 2014-07-17 半導体装置の検査方法 Active JP6471421B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014146488A JP6471421B2 (ja) 2014-07-17 2014-07-17 半導体装置の検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014146488A JP6471421B2 (ja) 2014-07-17 2014-07-17 半導体装置の検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016023964A true JP2016023964A (ja) 2016-02-08
JP6471421B2 JP6471421B2 (ja) 2019-02-20

Family

ID=55270854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014146488A Active JP6471421B2 (ja) 2014-07-17 2014-07-17 半導体装置の検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6471421B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7570452B2 (ja) 2023-03-27 2024-10-21 東芝情報システム株式会社 機械学習判定モデル、機械学習判定モデル生成方法及び機械学習判定モデル生成用プログラム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03210484A (ja) * 1990-01-12 1991-09-13 Sony Corp Sramの不良解析方法
JPH076599A (ja) * 1992-10-29 1995-01-10 Sgs Thomson Microelettronica Spa 不揮発性メモリアレイのセルの誘電体層評価方法および不揮発性メモリの試験装置
JPH0933604A (ja) * 1995-07-24 1997-02-07 Nec Corp 故障モードの特定方法及び装置
JP2007327918A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Denso Corp 半導体装置のスクリーニング方法および半導体装置
JP2014070895A (ja) * 2012-09-27 2014-04-21 Denso Corp 半導体装置の検査方法および検査装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03210484A (ja) * 1990-01-12 1991-09-13 Sony Corp Sramの不良解析方法
JPH076599A (ja) * 1992-10-29 1995-01-10 Sgs Thomson Microelettronica Spa 不揮発性メモリアレイのセルの誘電体層評価方法および不揮発性メモリの試験装置
JPH0933604A (ja) * 1995-07-24 1997-02-07 Nec Corp 故障モードの特定方法及び装置
JP2007327918A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Denso Corp 半導体装置のスクリーニング方法および半導体装置
JP2014070895A (ja) * 2012-09-27 2014-04-21 Denso Corp 半導体装置の検査方法および検査装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7570452B2 (ja) 2023-03-27 2024-10-21 東芝情報システム株式会社 機械学習判定モデル、機械学習判定モデル生成方法及び機械学習判定モデル生成用プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6471421B2 (ja) 2019-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102004218B (zh) 芯片可接受度测试方法
US9086448B2 (en) Method for predicting reliable lifetime of SOI mosfet device
US11482459B2 (en) HVMOS reliability evaluation using bulk resistances as indices
CN103941171B (zh) 半导体测试结构及测试方法
WO2023019659A1 (zh) 一种定位故障晶体管的测试方法、结构
US20190064250A1 (en) Method, test line and system for detecting semiconductor wafer defects
KR102677517B1 (ko) 반도체 장치 테스트 방법
US20130071957A1 (en) System and Methods for Semiconductor Device Performance Prediction During Processing
JP6471421B2 (ja) 半導体装置の検査方法
US9935021B2 (en) Method for evaluating a semiconductor wafer
JP5444731B2 (ja) 半導体装置とその検査方法
JP5719182B2 (ja) 絶縁ゲートバイポーラトランジスタの検査方法、製造方法、及びテスト回路
JP2007150007A (ja) 半導体装置の評価方法および半導体装置の製造方法
US20200284835A1 (en) Method of testing semiconductor device
JP2008205230A (ja) トレンチ構造のmos半導体装置、寿命評価装置及び寿命評価方法
JP4128498B2 (ja) 半導体評価装置
JP2007258488A (ja) 絶縁膜の絶縁破壊寿命推定方法
JP2003332399A (ja) 絶縁膜の評価方法及び評価装置
JP7453063B2 (ja) 半導体装置の製造方法および半導体装置の検査方法
CN103904000A (zh) 采用电容衬度测试结构检测多晶硅底部桥连缺陷的方法
JP7047734B2 (ja) トレンチゲート型半導体装置の製造方法
KR20100062400A (ko) 반도체 웨이퍼의 결함 분석 방법
JP6007507B2 (ja) トレンチゲート型mos半導体装置のトレンチ平均深さおよびスイッチング特性の評価方法および半導体チップの選別方法
JP5365174B2 (ja) 電子デバイスの電気特性評価方法及び電子デバイスの電気特性評価装置
TW201725692A (zh) 測試鍵結構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6471421

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250