JP2016023473A - 跳ね上がり防止機構付きグレーチング - Google Patents
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Abstract
【解決手段】グレーチング本体1の裏面に、円弧状あるいは螺旋状の案内溝3を設けた円板状カム4と、前記案内溝3にガイドされて先端を外方向へ突出自在としたロックピン5を有する跳ね上がり防止機構2を取り付け、前記円板状カム4を回動してロックピン5を突出させ、ロックピン5の先端を側溝20に形成した孔部21に嵌入することによってグレーチング本体1の跳ね上がりを防止するようにした。
【選択図】図1
Description
円弧状あるいは螺旋状の案内溝を設けた円板状カムと、前記案内溝にガイドされて先端を外方向へ突出自在としたロックピンを有する跳ね上がり防止機構を取り付け、
前記円板状カムを回動してロックピンを突出させ、ロックピンの先端を側溝に形成した孔部に嵌入することによってグレーチング本体の跳ね上がりを防止するようにしたことを特徴とするものである。
図1は、本発明の実施の形態の一例を示す平面図で、右半分はバーを省略した状態となっている。図2は、図1の右側面図である。
図において、1は金属製のグレーチング本体である。このグレーチング本体1は、前後方向に一定ピッチで配したメインバー1aと、このメインバー1a群の上端に一定ピッチで格子状に配したクロスバー1bとからなる公知のものである。20は道路の側溝を示し、この側溝20上にグレーチング本体1が敷設されている。
この跳ね上がり防止機構2は、円弧状あるいは螺旋状の案内溝3を設けた円板状カム4と、前記案内溝3にガイドされて先端を外方向へ突出自在としたロックピン5とを有している。図1に示すものでは、2個の円弧状の案内溝3と、2個のロックピン5を有したものとなっている。
そして、前記円板状カム4を回動してロックピン5を突出させ、ロックピン5の先端を側溝20に形成した孔部21に嵌入することによってグレーチング本体1を固定し、車両がグレーチング上を走行した場合等にもガタツキの発生を防ぎ、また跳ね上がるのを確実に防止するように構成されている。
なお、前記円弧形状あるいは螺旋形状については、ロックピン5の突出量に応じて任意に設計することができる。また、このようなカム構造自体は、例えば4本の棒を四方に運動させる場合、四つ棒カム板と称されている公知の構造である。
このように、案内子5aが円板状カム4の案内溝3とケース下面6bの第2の案内溝7の両方に係合されることにより、ロックピン5が二つの案内溝に案内されてその先端を直線的、かつスムーズに外方向へ突出できるように構成されている。
また、前記ロックピン5は、グレーチング本体1の裏面に設けられた保持部材9、9に支持されており、ロックピン5を側溝20の孔部21内へ確実に嵌入できるように構成されている。
また、前記ボルト8の両端部はケース上面6a及びケース下面6bに枢着されており、前記円板状カム4の回動が正確かつスムーズに行えるように構成されている。
図3に示すものでは、円板状カム4に中心からの距離が徐々に遠くなるように設計された円弧状の案内溝3が4個設けられている。また、これに対応してロックピン5も4個取り付けられており、円板状カム4を回動すると4個のロックピン5が同時に外方向へ突出して、それぞれが側溝20の孔部21内へ嵌入する構造となっている。
左側の図は、ロックをかける前の段階で、ロックピン5が外方向へ全く突出していない状態を示す。この時、ロックピン5の案内子5aは案内溝3の中心からの距離が最も近い位置で係合している。
中央の図は、円板状カム4を時計方向に途中まで回動させた段階で、ロックピン5が外方向へ半分ほど突出した状態を示す。この時、ロックピン5の案内子5aは案内溝3のほぼ中央位置で係合しており、また、第2の案内溝7に案内されてロックピン5を直線的に放射方向へ移動している。
左側の図は、ロック終了後の段階で、ロックピン5が外方向へ完全に突出した状態を示す。この時、ロックピン5の案内子5aは案内溝3の中心からの距離が最も遠い位置で係合している。このように、ロックピン5の先端は移動量(d)だけ自在に出没可能な構造となっているので、側溝20の孔部21の深さとして移動量(d)分を確保しておけば、ロックピン5の先端が孔部21内へ嵌入されて確実にロックできることとなる。
図6は、1本の螺旋状の案内溝3を設けて、この案内溝3に2本のロックピン5を出没自在となるように係合させたものである。また、図7は、1本の螺旋状の案内溝3を設けて、この案内溝3に4本のロックピン5を出没自在となるように係合させたものである。いずれにおいても、円板状カム4の回動により、ロックピン5の先端を所定量の長さで同時に外方向へ突出させることが可能である。
1a メインバー
1b クロスバー
2 跳ね上がり防止機構
3 案内溝
4 円板状カム
5 ロックピン
6a ケース上面
6b ケース下面
7 第2の案内溝
8 ボルト
9 保持部材
10 係止用突起
20 側溝
21 孔部
案内溝を設けた円板状カムと、前記案内溝にガイドされて先端を外方向へ突出自在としたロックピンを有する跳ね上がり防止機構を取り付け、
前記円板状カムを回動してロックピンを突出させ、ロックピンの先端を側溝に形成した孔部に嵌入することによってグレーチング本体の跳ね上がりを防止するようにした跳ね上がり防止機構付きグレーチングであって、
前記案内溝は、中心からの距離が徐々に遠くなるように設計された一条の螺旋状のものであり、一方、ロックピンの後端部には前記案内溝に係合する棒状の案内子が突設されていて、円板状カムの回動に伴い案内子が前記案内溝に案内されてロックピンの先端を外方向へ突出する構造となっており、
また、前記跳ね上がり防止機構のケース下面には、前記孔部に向けて直線状に延びる第2の案内溝が形成されているとともに、この第2の案内溝にロックピンの案内子の先端が係合されており、ロックピンの先端を直線的に外方向へ突出する構造となっていることを特徴とするものである。
図1は、本発明の参考形態の一例を示す平面図で、右半分はバーを省略した状態となっている。図2は、図1の右側面図である。
図において、1は金属製のグレーチング本体である。このグレーチング本体1は、前後方向に一定ピッチで配したメインバー1aと、このメインバー1a群の上端に一定ピッチで格子状に配したクロスバー1bとからなる公知のものである。20は道路の側溝を示し、この側溝20上にグレーチング本体1が敷設されている。
この跳ね上がり防止機構2は、円弧状の案内溝3を設けた円板状カム4と、前記案内溝3にガイドされて先端を外方向へ突出自在としたロックピン5とを有している。図1に示すものでは、2個の円弧状の案内溝3と、2個のロックピン5を有したものとなっている。
そして、前記円板状カム4を回動してロックピン5を突出させ、ロックピン5の先端を側溝20に形成した孔部21に嵌入することによってグレーチング本体1を固定し、車両がグレーチング上を走行した場合等にもガタツキの発生を防ぎ、また跳ね上がるのを確実に防止するように構成されている。
なお、前記円弧形状については、ロックピン5の突出量に応じて任意に設計することができる。また、このようなカム構造自体は、例えば4本の棒を四方に運動させる場合、四つ棒カム板と称されている公知の構造である。
このように、案内子5aが円板状カム4の案内溝3とケース下面6bの第2の案内溝7の両方に係合されることにより、ロックピン5が二つの案内溝に案内されてその先端を直線的、かつスムーズに外方向へ突出できるように構成されている。
また、前記ロックピン5は、グレーチング本体1の裏面に設けられた保持部材9、9に支持されており、ロックピン5を側溝20の孔部21内へ確実に嵌入できるように構成されている。
また、前記ボルト8の両端部はケース上面6a及びケース下面6bに枢着されており、前記円板状カム4の回動が正確かつスムーズに行えるように構成されている。
図3に示すものでは、円板状カム4に中心からの距離が徐々に遠くなるように設計された円弧状の案内溝3が4個設けられている。また、これに対応してロックピン5も4個取り付けられており、円板状カム4を回動すると4個のロックピン5が同時に外方向へ突出して、それぞれが側溝20の孔部21内へ嵌入する構造となっている。
左側の図は、ロックをかける前の段階で、ロックピン5が外方向へ全く突出していない状態を示す。この時、ロックピン5の案内子5aは案内溝3の中心からの距離が最も近い位置で係合している。
中央の図は、円板状カム4を時計方向に途中まで回動させた段階で、ロックピン5が外方向へ半分ほど突出した状態を示す。この時、ロックピン5の案内子5aは案内溝3のほぼ中央位置で係合しており、また、第2の案内溝7に案内されてロックピン5を直線的に放射方向へ移動している。
左側の図は、ロック終了後の段階で、ロックピン5が外方向へ完全に突出した状態を示す。この時、ロックピン5の案内子5aは案内溝3の中心からの距離が最も遠い位置で係合している。このように、ロックピン5の先端は移動量(d)だけ自在に出没可能な構造となっているので、側溝20の孔部21の深さとして移動量(d)分を確保しておけば、ロックピン5の先端が孔部21内へ嵌入されて確実にロックできることとなる。
図6は、1本の螺旋状の案内溝3を設けて、この案内溝3に2本のロックピン5を出没自在となるように係合させたものである。また、図7は、1本の螺旋状の案内溝3を設けて、この案内溝3に4本のロックピン5を出没自在となるように係合させたものである。いずれにおいても、円板状カム4の回動により、ロックピン5の先端を所定量の長さで同時に外方向へ突出させることが可能である。
1a メインバー
1b クロスバー
2 跳ね上がり防止機構
3 案内溝
4 円板状カム
5 ロックピン
5a 案内子
6a ケース上面
6b ケース下面
7 第2の案内溝
8 ボルト
9 保持部材
10 係止用突起
20 側溝
21 孔部
Claims (4)
- グレーチング本体の裏面に、
円弧状あるいは螺旋状の案内溝を設けた円板状カムと、前記案内溝にガイドされて先端を外方向へ突出自在としたロックピンを有する跳ね上がり防止機構を取り付け、
前記円板状カムを回動してロックピンを突出させ、ロックピンの先端を側溝に形成した孔部に嵌入することによってグレーチング本体の跳ね上がりを防止するようにしたことを特徴とする跳ね上がり防止機構付きグレーチング。 - 案内溝は、中心からの距離が徐々に遠くなるように設計された円弧状あるいは螺旋状のものであり、一方、ロックピンの後端部には前記案内溝に係合する案内子が突設されていて、円板状カムの回動に伴い案内子が前記案内溝に案内されてロックピンの先端を外方向へ突出する構造となっている請求項1に記載の跳ね上がり防止機構付きグレーチング。
- 跳ね上がり防止機構のケース下面には、直線状に延びる第2の案内溝が形成されているとともに、この第2の案内溝にロックピンの案内子の先端が係合されており、ロックピンの先端を直線的に外方向へ突出する構造となっている請求項2に記載の跳ね上がり防止機構付きグレーチング。
- 円板状カムの中心にボルトを立設して、このボルト頭部の回動により円板状カムを回動するようにした請求項1〜3のいずれかに記載の跳ね上がり防止機構付きグレーチング。
Priority Applications (1)
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JP2014148634A JP5874157B2 (ja) | 2014-07-22 | 2014-07-22 | 跳ね上がり防止機構付きグレーチング |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014148634A JP5874157B2 (ja) | 2014-07-22 | 2014-07-22 | 跳ね上がり防止機構付きグレーチング |
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110499816A (zh) * | 2019-08-24 | 2019-11-26 | 浙江诚通市政建设有限公司 | 一种市政道路排水井的连接结构及施工方法 |
JP2020002650A (ja) * | 2018-06-28 | 2020-01-09 | 大和ハウス工業株式会社 | 溝蓋及び側溝ユニット |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0439915Y2 (ja) * | 1990-05-19 | 1992-09-18 | ||
JP2009041214A (ja) * | 2007-08-07 | 2009-02-26 | Metropolitan Expressway Co Ltd | グレーチング蓋外れ止め装置 |
-
2014
- 2014-07-22 JP JP2014148634A patent/JP5874157B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0439915Y2 (ja) * | 1990-05-19 | 1992-09-18 | ||
JP2009041214A (ja) * | 2007-08-07 | 2009-02-26 | Metropolitan Expressway Co Ltd | グレーチング蓋外れ止め装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020002650A (ja) * | 2018-06-28 | 2020-01-09 | 大和ハウス工業株式会社 | 溝蓋及び側溝ユニット |
JP7237295B2 (ja) | 2018-06-28 | 2023-03-13 | 大和ハウス工業株式会社 | 溝蓋及び側溝ユニット |
CN110499816A (zh) * | 2019-08-24 | 2019-11-26 | 浙江诚通市政建设有限公司 | 一种市政道路排水井的连接结构及施工方法 |
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