JP2016022543A - 電動工具 - Google Patents

電動工具 Download PDF

Info

Publication number
JP2016022543A
JP2016022543A JP2014146680A JP2014146680A JP2016022543A JP 2016022543 A JP2016022543 A JP 2016022543A JP 2014146680 A JP2014146680 A JP 2014146680A JP 2014146680 A JP2014146680 A JP 2014146680A JP 2016022543 A JP2016022543 A JP 2016022543A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric
circuit board
range
facing portion
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014146680A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6392013B2 (ja
Inventor
翔洋 大村
Motohiro Omura
翔洋 大村
涼介 鈴木
Ryosuke Suzuki
涼介 鈴木
秀行 田賀
Hideyuki Taga
秀行 田賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
Priority to JP2014146680A priority Critical patent/JP6392013B2/ja
Priority to US14/792,008 priority patent/US10326337B2/en
Priority to DE202015005110.3U priority patent/DE202015005110U1/de
Priority to CN201520522736.5U priority patent/CN204913830U/zh
Publication of JP2016022543A publication Critical patent/JP2016022543A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6392013B2 publication Critical patent/JP6392013B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B23/00Portable grinding machines, e.g. hand-guided; Accessories therefor
    • B24B23/02Portable grinding machines, e.g. hand-guided; Accessories therefor with rotating grinding tools; Accessories therefor
    • B24B23/028Angle tools
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25FCOMBINATION OR MULTI-PURPOSE TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; DETAILS OR COMPONENTS OF PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS NOT PARTICULARLY RELATED TO THE OPERATIONS PERFORMED AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B25F5/00Details or components of portable power-driven tools not particularly related to the operations performed and not otherwise provided for
    • B25F5/008Cooling means
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K11/00Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection
    • H02K11/30Structural association with control circuits or drive circuits
    • H02K11/33Drive circuits, e.g. power electronics
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/14Structural association with mechanical loads, e.g. with hand-held machine tools or fans
    • H02K7/145Hand-held machine tool
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K9/00Arrangements for cooling or ventilating
    • H02K9/22Arrangements for cooling or ventilating by solid heat conducting material embedded in, or arranged in contact with, the stator or rotor, e.g. heat bridges
    • H02K9/227Heat sinks
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/20Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating
    • H05K7/2039Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating characterised by the heat transfer by conduction from the heat generating element to a dissipating body
    • H05K7/20436Inner thermal coupling elements in heat dissipating housings, e.g. protrusions or depressions integrally formed in the housing
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/20Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating
    • H05K7/2039Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating characterised by the heat transfer by conduction from the heat generating element to a dissipating body
    • H05K7/205Heat-dissipating body thermally connected to heat generating element via thermal paths through printed circuit board [PCB]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Portable Power Tools In General (AREA)

Abstract

【課題】電動工具において、回路基板および放熱部材を有するコントローラの小型化や薄型化を図りながら、コントローラ自体の放熱効果を十分なものとする。【解決手段】放熱ケース61の対面部631には、第1段差641および第2段差642により回路基板41の板面に対する相対的な距離を近くする第1対面部65が設けられている。また、第1対面部65は絶縁シート80を介在させながらFET42と熱交換可能にFET42に連接されている。回路基板41に配置される電気部品は、回路基板41の板面からの突出量に準じて3つに分類され且つ3つの分類にしたがって板面上で区分された範囲に纏められている。ここで第1対面部65は第1段差641および第2段差642により第1範囲に対応して設定され、第1範囲は電動モータに電力を供給するFET42を群とする第1群が配置されている。【選択図】図12

Description

本発明は、コントローラによりモータの駆動を制御する電動工具に関する。
駆動源として電動モータを内蔵する電動工具が知られている。この電動モータの回転駆動は、電動工具に内蔵されるコントローラによりなされている。このコントローラは、電動モータの回転駆動を制御する回路基板が設けられており、このような回路基板には、電動モータに電力を供給するためのブリッジ回路が設けられている(例えば、下記特許文献1参照)。コントローラは、供給される電力により発熱し易くなっている。このため、コントローラには、発熱した熱を放熱するための放熱部材が設けられている。
特開2009−214260号公報
ところで、上記の電動工具にあっては、取り扱い易さの向上の観点から、内蔵部品の小型化や薄型化が図られている。上記したコントローラにあっても、当然に小型化や薄型化が求められており、回路基板にあっても小型化や薄型化が図られている。また、これと同様に、放熱部材にあっても小型化や薄型化が図られている。しかしながら、この放熱部材を単純に小さくしたり単純に薄くしたりすると、放熱させるための熱交換が十分に行えないものとなってしまい、放熱部材本来の放熱効果を損なわせてしまいかねない。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、本発明が解決しようとする課題は、電動工具において、回路基板および放熱部材を有するコントローラの小型化や薄型化を図りながら、コントローラ自体の放熱効果を十分なものとすることにある。
上記した課題を解決するにあたって本発明に係る電動工具は次の手段をとる。すなわち、本発明の第1の発明に係る電動工具は、モータおよび該モータの駆動を制御するコントローラをハウジングの内部に収容する電動工具であって、前記コントローラは、電気部品が配置される基板と、該基板に配置された前記電気部品を放熱する放熱部材と、を有し、前記放熱部材は、前記基板の板面と平行に該基板に対面する対面部を有し、前記対面部には、前記基板の前記板面に対して対面する方向で該対面部を変位させる段差が設けられ、前記放熱部材の前記対面部には、前記段差により前記基板の前記板面に対する相対的な距離を近くする第一対面部が設けられている、という構成である。
この第1の発明に係る電動工具によれば、放熱部材の対面部には、段差により基板の板面に対する相対的な距離を近くする第一対面部が設けられているので、電気部品に合わせて基板の板面に対する相対的な距離を近くすることができる。これによって、電気部品に合わせて熱交換を高めるように第一対面部を設定することができる。したがって、基板および放熱部材を有するコントローラの小型化および薄型化を図りながら、コントローラ自体の放熱効果を十分なものとすることができる。
また、第2の発明に係る電動工具は、前記第1の発明に係る電動工具において、前記基板に配置される前記電気部品には、前記モータに電力を供給するスイッチング素子があり、前記第一対面部は、前記スイッチング素子と熱交換可能に該スイッチング素子に連接されている、という構成である。この第2の発明に係る電動工具によれば、第一対面部はスイッチング素子と熱交換可能にスイッチング素子に連接されているので、放熱部材は発熱したスイッチング素子との熱交換の効率を高めることができる。これによって、放熱部材による放熱効果をより高めることができる。
また、第3の発明に係る電動工具は、前記第1の発明に係る電動工具において、前記基板に配置される前記電気部品は、配置される前記基板の前記板面からの突出量に準じて分類され、且つ該分類にしたがって該板面上で区分された範囲に纏められており、前記対面部は、前記段差により前記板面に対する相対的な距離が相違するように設定される第一対面部と第二対面部とを有し、前記第一対面部の範囲と前記第二対面部の範囲とは、前記分類にしたがって前記板面上で区分された範囲に対応して設定されている、という構成である。
この第3の発明に係る電動工具によれば、基板に配置される電気部品は基板の板面からの突出量に準じて分類され、且つ分類にしたがって板面上で区分された範囲に纏められている。ここで対面部は段差により第一対面部と第二対面部とが設けられ、第一対面部の範囲と第二対面部の範囲とは分類にしたがって板面上で区分された範囲に対応して設定されている。つまり、放熱部材の板面に対しての相対的な距離を、電気部品の板面からの突出量に対応させている。これによって、基板および放熱部材を有するコントローラの小型化および薄型化を図りながら、電気部品に合わせて基板の板面に対する相対的な距離を近くすることができて、放熱部材による電気部品の放熱効果をより高めることができる。
また、第4の発明に係る電動工具は、前記第3の発明に係る電動工具において、前記電気部品の前記分類が3種類以上に亘る場合には、前記第一対面部と前記第二対面部との関係が2種類以上に亘って設定されている、という構成である。この第4の発明に係る電動工具によれば、電気部品の分類が3種類以上に亘る場合には、第一対面部と第二対面部との関係が2種類以上に亘って設定される。これによって、より細やかに、放熱部材の板面に対する相対的な距離を、電気部品の板面からの突出量に対応したものとすることができる。したがって、コントローラの小型化および薄型化を図りながらも、より細やかに放熱部材による電気部品の放熱効果を高めることができる。
また、第5の発明に係る電動工具は、前記第3または前記第4の発明に係る電動工具において、前記分類は、前記モータに電力を供給するスイッチング素子を群とする第1群を有し、前記第1群は、前記基板の前記板面上で区分される第1範囲に配置されており、前記第一対面部は、前記第1範囲に対応して設定されている、という構成である。この第5の発明に係る電動工具によれば、第一対面部は第1範囲に対応して設定される。ここで、第1範囲は、モータに電力を供給するスイッチング素子を群とする第1群が配置されている。これによって、モータに電力を供給するスイッチング素子の放熱に有利に作用させることができる。
また、第6の発明に係る電動工具は、前記第5の発明に係る電動工具において、前記分類は、前記スイッチング素子を制御する電気部品を群とする第2群を有し、前記第2群は、前記基板の前記板面上で区分される第2範囲に配置されており、前記第二対面部は、前記第2範囲に対応して設定されている、という構成である。この第6の発明に係る電動工具によれば、第二対面部は第2範囲に対応して設定される。ここで、第2範囲は、スイッチング素子を制御する電気部品を群とする第2群が配置されている。これによって、スイッチング素子を制御する電気部品の放熱に有利に作用させることができる。
また、第7の発明に係る電動工具は、前記第5または前記第6の発明に係る電動工具において、前記分類は、電源から前記モータに電力供給する電線を群とする第3群を有し、前記第3群は、前記基板の前記板面上で区分される第3範囲に配置されており、前記第二対面部は、前記第3範囲に対応して設定されている、という構成である。この第7の発明に係る電動工具によれば、第二対面部は第3範囲に対応して設定される。ここで、第3範囲は、電源からモータに電力供給する電線を群とする第3群が配置されている。これによって、電源からモータに電力供給する電線の放熱に有利に作用させることができる。
また、第8の発明に係る電動工具は、前記第7の発明に係る電動工具において、前記電線のうち前記電源に接続される2つの電線は、前記基板に配置されるコンデンサを互いで挟むように配置されている、という構成である。この第8の発明に係る電動工具によれば、電線のうち電源に接続される2つの電線は、基板に配置されるコンデンサを互いで挟むように配置されているので、コンデンサの配置により生ずるデッドスペースに2つの電線を配置することができる。これによって、基板のデッドスペースを減らして基板の小型化を図ることができる。
また、第9の発明に係る電動工具は、前記第5から前記第8のいずれかの発明に係る電動工具において、前記板面の前記第1範囲と前記第一対面部との間には、前記スイッチング素子と前記第一対面部との両者に接し且つ両者を電気的に絶縁する絶縁シートが介在されている、という構成である。この第9の発明に係る電動工具によれば、第1範囲のスイッチング素子と第一対面部との両者に接し且つ両者を電気的に絶縁する絶縁シートが介在されているので、両者の間の電気的絶縁性を保持することができながら両者の間の熱伝導性を高めることができる。これによって、放熱部材によるスイッチング素子の放熱効果をより高めることができる。
また、第10の発明に係る電動工具は、前記第3から前記第9のいずれかの発明に係る電動工具において、前記基板には、前記放熱部材と直接接触する導体パターンが設けられている、という構成である。この第10の発明に係る電動工具によれば、基板には放熱部材と直接接触する導体パターンが設けられているので、放熱部材は直接接触する導体パターンを通じて基板および電気部品と熱交換し易くなる。これによって、放熱部材による電気部品を含む基板の放熱効果をより高めることができる。
また、第11の発明に係る電動工具は、前記第10の発明に係る電動工具において、前記導体パターンの前記放熱部材と直接接触する箇所は、前記第1範囲内に設定されている、という構成である。この第11の発明に係る電動工具によれば、導体パターンの放熱部材と直接接触する箇所は第1範囲内に設定されているので、導体パターンを通じてスイッチング素子に対してより有利に放熱作用させることができる。
また、第12の発明に係る電動工具は、前記第10または前記第11の発明に係る電動工具において、前記放熱部材は、該放熱部材と前記導体パターンとが直接接触する箇所で螺子部材を介して該基板に螺子止めされている、という構成である。この第12の発明に係る電動工具によれば、放熱部材は放熱部材と導体パターンとが直接接触する箇所で螺子部材を介して基板に螺子止めされているので、放熱部材と導体パターンとの直接接触をより高めることができる。これによって、導体パターンを通じた放熱部材の電気部品を含む基板との熱交換をより高めて放熱効果をより高めることができる。
また、第13の発明に係る電動工具は、前記第12の発明に係る電動工具において、前記螺子止めは、前記放熱部材に設けられた雌螺子に雄螺子を螺子止めすることによってなされるものであり、前記雌螺子に仮止めされた前記雄螺子は、前記放熱部材に対する前記基板の位置決め用のボスとして機能する、という構成である。なお、この場合における雌螺子への雄螺子の仮止めとは、雄螺子を僅かに雌螺子に螺子止めした状態を指している。
この第13の発明に係る電動工具によれば、放熱部材に設けられた雌螺子に仮止めされた雄螺子は、放熱部材に対する基板の位置決め用のボスとして機能する。これによって、放熱部材に対して基板を取り付けるに際し、放熱部材に対する基板の位置を決め易くすることができる。したがって、基板と放熱部材との組付けの簡単化を図ることができて、組付け作業を行い易くすることができる。また、この第13の発明に係る電動工具によれば、基板と放熱部材とを組み付けるにあたって、別途の位置決め部材および別途の位置決めスペースを不要とすることができ、コントローラとしての小型化を図ることができる。
また、第14の発明に係る電動工具は、前記第1から前記第13のいずれかの発明に係る電動工具において、前記放熱部材の前記対面部とは反対側の外面部には、凹凸形状が設けられている、という構成である。この第14の発明に係る電動工具によれば、放熱部材の対面部とは反対側の外面部には凹凸形状が設けられているので、放熱部材の表面積を拡大させることができて電気部品の放熱効果を高めることができる。さらに、放熱部材を成形するにあたって、肉厚差による生じる変形(ヒケ)を抑えることができる。
また、第15の発明に係る電動工具は、前記第1から前記第14のいずれかの発明に係る電動工具において、前記放熱部材は、前記基板を収容するケースを兼ねて形成されている、という構成である。この第15の発明に係る電動工具によれば、放熱部材は基板を収容するケースを兼ねて形成されているので、基板のむき出しを抑えて基板の破損から守ることができる。また、この第15の発明に係る電動工具によれば、放熱部材は基板を収容するケースを兼ねて形成されているので、基板を囲うように放熱部材の表面積を設定することができる。これによって、放熱部材自体の放熱効果を高めることができて、電気部品を含む基板の放熱効果を高めることができる。
ディスクグラインダの内部構造を示す半割りの内部構造図である。 放熱ケースに回路基板を配置させたコントローラに関する斜視図である。 図2に示すコントローラに関しての正面図である。 図2の回路基板の正面図である。 回路基板と放熱ケースの組付け前の分解斜視図である。 放熱ケースを回路基板配置面側で視た斜視図である。 放熱ケースを外部露出面側で視た斜視図である。 放熱ケースを回路基板配置面側で視た平面図である。 図8の(IX)-(IX)断面矢視を示す断面図である。 図8の放熱ケースに絶縁シートが設けられた平面図である。 図10の(XI)-(XI)断面矢視を示す断面図である。 図3における(XII)-(XII)折れ曲がり断面矢視を示す断面図である。 図12における(XIII)部分を拡大して示す拡大断面図である。 放熱ケースに回路基板を組み付ける際の組付け手順を示す斜視図である。 図14の斜視反対側から視た図である。 電源用電線が配線されたコントローラを示す側面図である。 樹脂材を充填した後のコントローラを示す断面図(図3における(XVII)-(XVII)断面矢視)である。 角柱部の第1の例を拡大して示す断面図である。 角柱部の第2の例を拡大して示す断面図である。
以下、本発明に係る電動工具を実施するための実施の形態について説明する。図1の半割りの内部構造図は、本発明に係る電動工具に相当するディスクグラインダ10の内部構造を示している。図1に示すディスクグラインダ10は、内部構造が見え易くなるように適宜の配線が省かれている。なお、以下において図面を参照して説明するにあたっては、図面に記載される前後上下左右の方向に基づいて説明することがある。すなわち、ディスクグラインダ10は、ブラシレスDCモータを駆動源として砥石Tを回転させて研削や研磨を行う電動工具である。このディスクグラインダ10は、工具本体11と、電源としての充電式バッテリBとを備える。充電式バッテリBは、工具本体11の後部のバッテリ装着部26に着脱可能に装着される。この充電式バッテリBは、充電量が少なくなるとバッテリ装着部26から取り外されて専用の充電器により充電される。なお、この充電式バッテリBは、バッテリ装着部26に対して上から下へ充電式バッテリBをスライドさせることによりバッテリ装着部26に装着され、下から上へ充電式バッテリBをスライドさせることによりバッテリ装着部26から取り外される。
工具本体11は、概略、モータ部20とギヤ出力部30とを有する。モータ部20は、ハンドルハウジングを兼ねるモータハウジング21を有する。モータハウジング21は、内部中空の筒形のハウジング構造をなしている。モータハウジング21は、電動モータ22と冷却ファン23と操作スイッチ24とを内蔵する。なお、モータハウジング21は、略半割りの樹脂製のハウジング同士を合体させて形成される。また、モータハウジング21の外周は、ユーザにより手で握られるハンドルハウジング形状を有している。電動モータ22は、ブラシレスDCモータにて構成され、モータハウジング21の内部の前側部分に配置されている。電動モータ22の前側には冷却ファン23が配置されている。この冷却ファン23は、電動モータ22の不図示のモータ軸と一体回転する遠心式ファンで構成される。
電動モータ22の後側には操作スイッチ24が配置されている。この操作スイッチ24は、接点スイッチとなっている。操作スイッチ24は、外部に露出されるスライドレバー25のスライドを受けてオンオフされる。スライドレバー25は、前後にスライド可能にモータハウジング21に支持されている。モータハウジング21の後部には、充電式バッテリBを上記したように装着可能とするバッテリ装着部26が設けられている。また、バッテリ装着部26の前側には、電動モータ22を回転駆動させるためのコントローラ40が配置されている。コントローラ40は、電動モータ22を回転駆動させる制御を行う。後にも詳述するが、コントローラ40は、バッテリ装着部26に装着された充電式バッテリBと電気的に接続されると共に電動モータ22とも電気的に接続される。
また、バッテリ装着部26とコントローラ40との間には、吸気スリット27が設けられている。この吸気スリット27は、前後方向に延びるスリットを上下方向に複数並列して設けられている。この吸気スリット27は、冷却ファン23の送風によりモータハウジング21の内部に外気を吸気する。また、バッテリ装着部26の上側には、充電式バッテリBの残容量を表示する表示装置28が設けられている。この表示装置28は、詳しくは図示していないが、表示インジゲータとモード切替スイッチとを備える。表示インジゲータは、インジゲータ点灯式のLED(light emitting diodes)にて構成される。モード切替スイッチは、接点スイッチにて構成される。このため、モード切替スイッチを押し込むと、電動モータ22の駆動モードが切り替わるようになっている。
ギヤ出力部30は、電動モータ22により発生させた回転駆動力を外部に出力する。このギヤ出力部30は、ギヤハウジング31と、ギヤハウジング31の内部に配置される不図示のギヤ列を有する。不図示のギヤ列は、適宜に噛合するベベルギヤを有し、電動モータ22のモータ軸の回転駆動を受けて出力軸を回転させる。なお、この出力軸には、砥石Tが取り付けられている。なお、このギヤハウジング31には、排気用開口部33が設けられている。この排気用開口部33は、上記した冷却ファン23の送風により、モータハウジング21の内部空気を外部に排気するように開口される。
コントローラ40について説明する。コントローラ40は、上記したようにモータハウジング21の内部に収容されて電動モータ22の回転駆動を制御する。なお、回路基板41は、本発明に係る基板に相当し、次に詳述の電気部品が配置される。また、放熱ケース61は、本発明に係る放熱部材に相当し、回路基板41を放熱可能に設定される。また、この放熱ケース61は、回路基板41に配置される電気部品を放熱可能に設定される。この放熱ケース61は、回路基板41を収容するケースを兼ねて形成されている。すなわち、コントローラ40は、電気部品が配置される回路基板41と、回路基板41と配置される電気部品を放熱する放熱ケース61と、を有する。
ところで、コントローラ40は、図示右側部分が図1に示すモータハウジング21の上部に配置されると共に、図示左側部分が図1に示すモータハウジング21の下側に向いて配置される。このため、コントローラ40は、図示右側部分が図示左側部分と比較して角部分を大きく取り除かれた矩形をなしている。具体的に言えば、図1および図3に示すように、コントローラ40の図示右側部分は、角部分が大きく削り取られる第1面取り部401が設けられている。また、コントローラ40の図示左側部分は、第1面取り部401より小さく角部分が削り取られる第2面取り部402が設けられている。また、このコントローラ40の右側部分(後に説明する第2範囲A2)には、図1に示す表示装置28のモード切替スイッチから直接押込みを受けて切替入力される入力装置29(図1および図3参照)が設けられている。
図2は、放熱ケース61に回路基板41を配置させたコントローラ40に関する斜視図である。図3は、図2に示すコントローラ40に関しての正面図である。図4は、図2の回路基板41の正面図である。図5は、回路基板41と放熱ケース61の組付け前の分解斜視図である。図6は、放熱ケース61を回路基板41の配置面となる対面部631で視た斜視図である。図7は、放熱ケース61を外部露出面となる外面部632で視た斜視図である。図8は、放熱ケース61を回路基板41の配置面側で視た平面図である。図9は、図8の(IX)-(IX)断面矢視を示す断面図である。図10は、図8の放熱ケース61に絶縁シート80が設けられた平面図である。図11は、図10の(XI)-(XI)断面矢視を示す断面図である。図12は、図3における(XII)-(XII)折れ曲がり断面矢視を示す断面図である。図13は、図12における(XIII)部分の拡大断面図である。図14は、放熱ケース61に回路基板を組み付ける際の組付け手順を示す斜視図である。図15は、図14の斜視反対側から視た図である。図16は、電源用電線が配線されたコントローラ40を示す側面図である。図17は、樹脂材を充填した後のコントローラを示す断面図(図3における(XVII)-(XVII)断面矢視)である。
回路基板41に配置される電気部品は、次の条件に基づいて回路基板41に配置されている。すなわち、回路基板41に配置される電気部品は、配置される回路基板41の板面43からの突出量に準じて3つに分類されている。また、この回路基板41に配置される電気部品は、3つの分類にしたがって回路基板41の板面43の上で区分された範囲に纏められている。すなわち、回路基板41に配置される電気部品は、第1群G1から第3群G3の3つに分類されている。これら第1群G1から第3群G3の3つの分類は、配置される回路基板41の板面43からの突出量に準じている。第1群G1は、電動モータ22に電力を供給するスイッチング素子を群とする。なお、このスイッチング素子は、FET(Field effect transistor)42で構成されている。なお、この回路基板41に設けられるFET42は、充電式バッテリBから電動モータ22に電力を供給する供給路に設けられる。このため、FET42は、この回路基板41において発熱し易い電気部品となっている。第2群G2は、スイッチング素子を制御する電気部品を群とする。第3群G3は、主として充電式バッテリBから電動モータ22に電力供給する電線を群とする。
また、第1群G1の回路基板41の板面43からの突出量が、これら3つの分類となる第1から第3群G3の中で最も小さい突出量となっている。これに対し、第3群G3の回路基板41の板面43からの突出量が、これら3つの分類となる第1から第3群G3の中で最も大きい突出量となっている。また、第2群G2の回路基板41の板面43からの突出量は、第1群G1の回路基板41の板面43からの突出量より大きく、第3群G3の回路基板41の板面43からの突出量より小さくなっている。これら第1群G1から第3群G3は、このような3つの分類にしたがって回路基板41の板面43の上で区分された範囲に纏められている。すなわち、図4に示す回路基板41の板面43上では、左側から順に、第3範囲A3、第1範囲A1、第2範囲A2、の3つの範囲に区分されている。これら第3範囲A3、第1範囲A1、第2範囲A2は、回路基板41の板面43の略3分の1ずつの範囲で区分されている。
つまり、左側略3分の1の範囲が第3範囲A3として設定されている。また、右側略3分の1の範囲が第2範囲A2として設定されている。また、これら第3範囲A3と第2範囲A2との間の中央略3分の1の範囲が、第1範囲A1として設定されている。ここで、第1範囲A1には第1群G1が配置されており、第2範囲A2には第2群G2が配置されており、第3範囲A3には第3群G3が配置されている。つまり、第1範囲A1は、回路基板41の板面43からの突出量が最も小さいFET42が複数(2個1組の合計6組12個)配置されている。また、第2範囲A2は、回路基板41の板面43からの突出量が2番目に小さいFET42を制御する電気部品が多数配置されている。また、この第2範囲A2には、上記した表示装置28に設けられるモード切替スイッチの押込みを受けて切替入力される入力装置29が設けられている。また、第3範囲A3は、充電式バッテリBから電力供給される電線451,452と、コンデンサ46と、電動モータ22と接続される3相電線453,454,455が配置されている。なお、この充電式バッテリBに接続される2つの電線451,452は、図16にも示すように、回路基板41に配置されるコンデンサ46を互いで挟むように配置されている。
また、この回路基板41には、放熱ケース61に組み付けられるにあたって、4つの螺子止め溝47,47,47,47および1つの位置決め孔48が設けられている。4つの螺子止め溝47,47,47,47は、後に説明する放熱ケース61の雌螺子部71,71,72,72に対応して設けられる。このため、4つの螺子止め溝47,47,47,47は、回路基板41の第1範囲A1における後側端縁および前側端縁に2つずつ設けられている。これら4つの螺子止め溝47,47,47,47は、雄螺子部材50に螺子止め可能な溝幅に設定されている。この螺子止め溝47は、外側に開口された溝形状をなしており、雄螺子部材50を外側から嵌め込むことができるようになっている。また、この位置決め孔48は、後に説明する放熱ケース61の位置決めピン74が嵌入される孔であり、回路基板41のうち右側端近傍かつ前側端近傍に設定されている。
上記した回路基板41は、図5に示すように放熱ケース61に収容されてコントローラ40をなす。放熱ケース61は、図6等に示すように、回路基板41の板面43と平行に基板に対面する対面部631を有する。また、この対面部631の周縁には、対面部631の延在面に直交して立設される側壁部69が設けられている。この側壁部69は、対面部631の周縁に連なって設けられている。この側壁部69の高さは、放熱ケース61に収容される回路基板41の厚み以上の高さを有する。なお、側壁部69の高さは、後に図17に示して説明する充填樹脂材90を放熱ケース61に流し込んで、この充填樹脂材90により回路基板41を埋め込むことが可能な高さを有している。
この対面部631には、収容した回路基板41の板面43に対して対面する方向で変位する第1対面部65と第2対面部66と第3対面部67とを有する。このため、第1対面部65と第2対面部66との間には第1段差641が設けられており、第1対面部65と第3対面部67との間には第2段差642が設けられている。第1段差641と第2段差642とは、図9に示すように僅かに第2段差642の方が長く設定されている。このため、これら第1対面部65と第2対面部66と第3対面部67とは、回路基板41の板面43に対する相対的な距離が3つとも相違するように設定されている。
すなわち、第1対面部65は、これら3つの対面部65,66,67のうち、回路基板41の板面43に対して最も接近した相対距離を有して設定されている。また、第2対面部66は、これら3つの対面部65,66,67のうち、第1対面部65に次いで2番目に回路基板41の板面43に対して接近する相対距離を有して設定されている。また、第3対面部67は、これら3つの対面部65,66,67のうち、回路基板41の板面43に対して最も離れた相対距離を有して設定されている。このため、第1対面部65と第2対面部66との関係は、第1段差641により回路基板41の板面43に対する相対的な距離が相違する本発明に係る第一対面部と第二対面部との関係に相当する。また、第1対面部65と第3対面部67との関係は、第2段差642により回路基板41の板面43に対する相対的な距離が相違する本発明に係る第一対面部と第二対面部との関係に相当する。また、これら第1対面部65と第2対面部66と第3対面部67との範囲設定は、上記した分類にしたがって回路基板41の板面43に区分された範囲に対応している。
すなわち、第1対面部65の範囲設定は、回路基板41の板面43上で区分けされた第1範囲A1に対応している。第2対面部66の範囲設定は、回路基板41の板面43上で区分けされた第2範囲A2に対応している。第3対面部67の範囲設定は、回路基板41の板面43上で区分けされた第3範囲A3に対応している。つまり、放熱ケース61の第1対面部65は、第1段差641と第2段差とにより、回路基板41の板面43に対する相対的な距離が近くなるように設定されている。なお、回路基板41に配置される電気部品の分類は、第1群G1,第2群G2,第3群G3の3種類となっているため、これら3つの第1対面部65,第2対面部66,第3対面部67との間における第一対面部と前記第二対面部との関係は2種類となっている。また、第2対面部66をなす底壁部68の板厚と、第3対面部67をなす底壁部68の板厚とは、略同一の厚みとなる板厚に設定されている。
ところで、放熱ケース61の対面部631とは反対側の外面部632には、凹凸形状をなす放熱構造77が設けられている。この放熱構造77は、図6等に示すように第1対面部65の裏側に設けられている。この放熱構造77は、前後左右方向に等間隔で角柱部78を多数設けることにより形成される。なお、この角柱部78が十分に設けることが難しい前後左右の端は、切込み溝部79が多数設けられている。このように放熱構造77は、角柱部78および切込み溝部79を多数設けることにより凹凸形状をなしている。このように角柱部78および切込み溝部79を多数設けると、外面部632を平面で成形した場合に比べて外面部632の表面積を格段に拡げることができる。これによって、この放熱構造77は、空気との熱交換の効率を高めることができて、放熱ケース61の放熱効果を高めることができる。また、放熱構造77は、第1対面部65の裏側に設定されているので、特に第1対面部65の放熱効果を高めることができる。
なお、上記した放熱構造77の角柱部78としては、次の2つ例で形成するものであってよい。すなわち、図18は、図6等にて図示される角柱部78の第1の例78Aを拡大して示す断面図である。図19は、角柱部78の第2の例78Bを拡大して示す断面図である。図18に示す第1の例の角柱部78Aは、成形する際に通常必要とされる抜き勾配で成形される。具体的には、抜き勾配は略1〜2度で設定されている。このように第1の例の角柱部78Aを成形した場合には、成形する際の抜き勾配が必要最低限となる略1〜2度に設定されているので、角柱部78を多数設定するにあたって互いの間隔を小さくすることができる。また、図19に示す第2の例の角柱部78Bは、成形する際に通常必要とされる抜き勾配よりも大きな角度の抜き勾配で成形される。具体的には、成形される抜き勾配が、略20度に設定されている。このように第2の例の角柱部78Bを成形した場合には、角柱部78の根元を太く成形することができつつ、角柱部78の先端部間の幅は抜き勾配略1〜2度の場合と同程度の幅を確保することができる。
図1に示す符号Wは、モータハウジング21の内部を流れる冷却風の流れを模式的に示している。すなわち、上記した冷却ファン23による冷却風Wは、モータハウジング21の後部に設けられる吸気スリット27から外気を吸気する。この吸気スリット27から吸気された外気は、冷却風Wとして直ぐに上記した放熱ケース61の放熱構造77に当たる。その後、冷却風Wは、電動モータ22を冷却するように通過して、排気用開口部33から外部に排気される。なお、略矩形に形成されるコントローラ40は、冷却風Wの風の流れを良好とするために、冷却風Wの流れ方向に対して傾斜して配置されている。また、吸気スリット27の配置構成も、コントローラ40の配設位置を考慮して設定されている。
回路基板41は、図5に示すように4つの雄螺子部材50により放熱ケース61に螺子止めされる。このため、放熱ケース61には、4つの雄螺子部材50を螺合させる雌螺子部70が4つ設けられている。この4つの雌螺子部70は、上記した第1対面部65の四隅にそれぞれ設定されている。すなわち、4つの雌螺子部70は、後側と前側に2つずつに分けられて設定されている。具体的には、2つの後側雌螺子部71,71は、第1対面部65の後側に位置する側壁部69に隣接するように設けられている。この2つの後側雌螺子部71,71のそれぞれは、第1対面部65の左右両側端に隣接するように設けられている。これら2つの後側雌螺子部71,71の開口部711,711は、第1対面部65よりも一段上に突出されるように設定されている。詳しく言えば、開口部711,711の周縁の周縁フランジ部713,713は、第1対面部65よりも一段上に迫り出すように設定されている。
これに対して、2つの前側雌螺子部72,72は、第1対面部65の前側に位置する側壁部69に隣接するように設けられている。この2つの前側雌螺子部72,72のそれぞれも、第1対面部65の左右両側端に隣接するように設けられている。これら2つの前側雌螺子部72,72の開口部721,721は、第1対面部65よりも一段上に突出されるように設定されている。詳しく言えば、開口部721,721の周縁には、連接フランジ部723が設けられている。この連接フランジ部723は、上記した周縁フランジ部713,713と相違し、第1対面部65の前側に位置する側壁部69に沿って延びており、双方の開口部721,721の周縁同士を互いに連ならせている。この連接フランジ部723も、第1対面部65よりも一段上に迫り出すように設定されている。
回路基板41は、広く利用される多層回路基板にて形成されている。すなわち、回路基板41は、ガラスエポキシ製であり、上記した各種の電気部品と電気的に接続される導体パターン(不図示)が設けられている。この回路基板41の導体パターンは、上記した周縁フランジ部713,713と連接フランジ部723との双方と直接接触するように、回路基板41の第1範囲A1内に設定されている。なお、周縁フランジ部713,713と連接フランジ部723とに直接接触する導体パターンは、回路基板41に設定される導体パターンのうちグランド接続側として設定される導体パターンである。ここで、雄螺子部材50を介して放熱ケース61に回路基板41を螺子締結させると、このグランド接続側となる導体パターンは、雄螺子部材50の螺子締結力を間近に受けながら周縁フランジ部713,713と連接フランジ部723と直接接触することとなる。
放熱ケース61に回路基板41を組み付けて、4つの雄螺子部材50を後側雌螺子部71,71および前側雌螺子部72,72に螺子止めすることによって、放熱ケース61と回路基板41とを一体にしている。ここで、回路基板41の板面43の第1範囲A1と第1対面部65との間には、絶縁シート80が介在されている。この絶縁シート80は、少なくとも電気的絶縁性を有するシートである。具体的には、絶縁シート80は、電気的絶縁性を有し且つ熱伝導性を有する樹脂製のシートであり、さらに弾性を有する。また、絶縁シート80は熱伝導率が高いことが望ましい。具体的には、熱伝導率が1.0W/(m・K)より大きいことが望ましい。また、この絶縁シート80の材料としては、シリコン系樹脂が選択されている。このシリコン系樹脂は、電気的絶縁性に優れるほか、熱伝導性にも優れる。ここで上記したように放熱ケース61に回路基板41が螺子止めされると、絶縁シート80は、放熱ケース61の第1対面部65と回路基板41板面43との両者から押圧力を受けて圧縮弾性変形するようになっている。つまり、絶縁シート80は、放熱ケース61の第1対面部65と密着すると同時に板面43上に配置されるFET42とも密着する。このため、放熱ケース61の第1対面部65と回路基板41のFET42とは、絶縁シート80により、互いに電気的に絶縁されながら互いに熱交換可能に連接される。なお、この絶縁シート80は、回路基板41の板面43の第1範囲A1に取り付けるにあたっての取付け易さから、弾性変形し易く貼り付け易い粘着性を有していることが好ましい。
また、上記した対面部631(第1対面部65,第2対面部66,第3対面部67)が設けられる放熱ケース61の底壁部68には、2つの支持リブ731,732と位置決めピン74が設けられている。2つの支持リブ731,732は、左右両側に配置される側壁部69に連なりつつ、対面部631から上側に突出されるように設けられている。具体的には、左側支持リブ731は、左側の側壁部69から右側に突出されつつ、第3対面部67から上側に突出されるように設けられている。また、右側支持リブ732は、右側の側壁部69から左側に突出されつつ、第2対面部66から上側に突出されるように設けられている。なお、第3対面部67は、第2対面部66よりも下側に設定されているため、左側支持リブ731の突出量は、右側支持リブ732の突出量と比較して長く設定されている。
この左側支持リブ731と右側支持リブ732とは、図3に示すように放熱ケース61に組み付けられる回路基板41の左右両側縁に当接して回路基板41を支持する。加えて、左側支持リブ731は、回路基板41に取り付けられるコンデンサ46と重ならないように配置設定されている。また、右側支持リブ732は、上記した表示装置28のモード切替スイッチの位置に対応して配置設定されている。つまり、右側支持リブ732は、モード切替スイッチの押込みを受けて切替入力される入力装置29の位置に対応して配置設定されている。つまり、回路基板41に設けられる入力装置29は、モード切替スイッチの押込みを受けて押圧される際、この押圧に抗するように右側支持リブ732が入力装置29を含む回路基板41を支持するものとなっている。なお、周縁フランジ部713,713と連接フランジ部723とは、図3に示すように放熱ケース61に組み付けられた回路基板41の後側縁および前側縁に当接して回路基板41を支持する。
また、位置決めピン74は、底壁部68のうち右側端近傍かつ前側端近傍に設定されている。つまり、位置決めピン74は、後にも詳述するが、上記した後側雌螺子部71,71から最も離れた位置に設定されるものとなっている。この位置決めピン74は、回路基板41に設けられる位置決め孔48に嵌合されるものである。このため、位置決めピン74は、放熱ケース61に組み付けられる回路基板41の位置決め孔48に嵌入される長さを有して底壁部68から突出されている。
ところで、放熱ケース61に回路基板41を組み付けるにあたっては、図14および図15にて図示する手順を踏む。先ず、絶縁シート80を放熱ケース61の第1対面部65に取り付ける。この第1対面部65は、左右方向が第1段差641と第2段差642とにより区画される。このため、この第1段差641と第2段差642とを、絶縁シート80を取り付ける際の左右方向の位置決め目印とすることができる。また、この第1対面部65は、前後方向が側壁69により区画される。このため、この側壁部69を絶縁シート80を取り付ける際の前後方向の位置決め目印とすることができる。このようにして、第1対面部65の範囲は、第1段差641と第2段差642と側壁部69とにより、作業者から視認し易いように区画されているので、絶縁シート80を取り付ける際の取付け作業が行い易くなって便利である。なお、絶縁シート80が粘着性を有して作製される場合には、この絶縁シート80を板面43の第1範囲A1に絶縁シート80を粘着させておくことができて作業性に優れたものとなる。
この後に、後側雌螺子部71,71に雄螺子部材50,50を仮止めさせておく。この仮止めとは、僅かに螺子止め(僅かな螺合)させた状態となっている。このように後側雌螺子部71,71に仮止めされた雄螺子部材50,50は、回路基板41を放熱ケース61に組み付けるにあたっての位置決め用のボスとして機能する。すなわち、図14および図15に示すように回路基板41を斜めに倒して、仮止めされた雄螺子部材50,50に回路基板41に設けられる後側の螺子止め溝47,47を嵌め込む。螺子止め溝47,47が雄螺子部材50,50に嵌め込められたら、回路基板41の前側を放熱ケース61に向けて近づけていく。この際、放熱ケース61の位置決めピン部が回路基板41の位置決め孔48に嵌入されることを確認する。この位置決めピン部の位置決め孔48への嵌入が完了すると、雄螺子部材50,50を回路基板41に設けられる前側の螺子止め溝47,47に挿し込む。挿し込んだ雄螺子部材50,50を前側雌螺子部72,72に螺子締結させて、回路基板41の前側部分を放熱ケース61に固定する。この後に、仮止めされていた雄螺子部材50,50を後側雌螺子部71,71に螺子締結させて、回路基板41の前側部分を放熱ケース61に固定する。
回路基板41の前後は、雄螺子部材50,50,50,50の螺子締結を介して放熱ケース61に固定される。このように回路基板41が放熱ケース61に固定されると、図12に示すように回路基板41の第1範囲A1は、絶縁シート80を介在させた状態で放熱ケース61の第1対面部65に対面する。この際、図13に示すように、この第1範囲A1に配置される多数のFET42は、絶縁シート80を押圧するように絶縁シート80に密着することとなる。なお、この絶縁シート80は、上記したとおり第1対面部65に取り付けられている。このため、回路基板41の第1範囲A1に押圧される絶縁シート80は、第1対面部65から押圧反力を受けることとなり第1対面部65と密着することとなる。つまり、放熱ケース61に固定された回路基板41は、圧縮変形した絶縁シート80を介在させてFET42(回路基板41)と第1対面部65(放熱ケース61)とを互いに電気的に絶縁しながら、FET42と第1対面部65とを互いに良好に熱交換可能に連接することとなる。また、回路基板41の導体パターン(不図示)は、雄螺子部材50の螺子締結力を間近に受けながら周縁フランジ部713,713と連接フランジ部723と直接接触する。
また、図12に示すように回路基板41の第2範囲A1は、近接した空間を有して放熱ケース61の第2対面部66に対面する。この際、回路基板41の第2範囲A2に配置される電気部品(図示符号44)は、第1範囲A1に配置される多数のFET42よりも板面43からの突出量が大きく、第3範囲A3に配置される半田付け部49よりも板面43からの突出量が小さい。ここで、回路基板41の第2範囲A2に配置される電気部品(図示符号44)は、第2対面部66と好ましく近接した距離で互いに対面することとなる。これによって、電気部品44を含む回路基板41と第2対面部66(放熱ケース61)とは、互いに離れて配置される。なお、次にも説明するが、この離れた間にはモールド材(充填樹脂材)90が介在される。このため、電気部品44を含む回路基板41と第2対面部66とは、このモールド材90を介して熱交換を行うことができる。また、図12に示すように回路基板41の第3範囲A3は、近接した空間を有して放熱ケース61の第3対面部67に対面する。この際、回路基板41の第3範囲A3に配置される半田付け部49は、第2範囲A2に配置される電気部品44よりも板面43からの突出量が大きい。ここで、回路基板41の第3範囲A3に配置される半田付け部49は、第3対面部67と好ましく近接した距離で互いに対面することとなる。これによって、半田付け部49を含む回路基板41と第3対面部67(放熱ケース61)とは、互いに離れて配置される。なお、次にも説明するが、この離れた間にはモールド材(充填樹脂材)90が介在される。このため、半田付け部49を含む回路基板41と第3対面部67とは、このモールド材90を介して熱交換を行うことができる。
なお、この後には、放熱ケース61の凹形状を埋めるように絶縁性を有する充填樹脂材90が注入される。この充填樹脂材90は、図17に示すように回路基板41を埋め込むように注入され、乾くことにより硬いモールド材90となる。このモールド材90により上記した電気部品が配置された回路基板41の防水防塵機能は高められる。
上記したように構成されるディスクグラインダ10によれば、次のような作用効果を奏することができる。すなわち、上記したディスクグラインダ10によれば、放熱ケース61の対面部631には、第1段差641および第2段差642により回路基板41の板面43に対する相対的な距離を近くする第1対面部65が設けられているので、電気部品に合わせて回路基板41の板面43に対する相対的な距離を近くすることができる。これによって、FET42に合わせて熱交換を高めるように第1対面部65を設定することができる。したがって、回路基板41および放熱ケース61を有するコントローラ40の小型化および薄型化を図りながら、コントローラ40自体の放熱効果を十分なものとすることができる。また、上記したディスクグラインダ10によれば、第1対面部65は絶縁シート80を介在させながらFET42と熱交換可能にFET42に連接されているので、放熱ケース61は発熱したFET42との熱交換の効率を高めることができる。これによって、放熱ケース61による放熱効果をより高めることができる。
また、上記したディスクグラインダ10によれば、回路基板41に配置される電気部品は回路基板41の板面43からの突出量に準じて3つに分類され、且つ3つの分類にしたがって板面43上で区分された範囲に纏められている。ここで第1対面部65は第1段差641および第2段差642により第1範囲A1に対応して設定される。ここで、第1範囲A1は、電動モータ22に電力を供給するFET42を群とする第1群G1が配置されている。これによって、電動モータ22に電力を供給するFET42の放熱に有利に作用させることができる。また、また、第2対面部66は第2範囲A2に対応して設定される。ここで、第2範囲A2は、FET42を制御する電気部品を群とする第2群G2が配置されている。これによって、FET42を制御する電気部品の放熱に有利に作用させることができる。また、第3対面部67は第3範囲A3に対応して設定される。ここで、第3範囲A3は、電源から電動モータ22に電力供給する電線を群とする第3群G3が配置されている。これによって、電源から電動モータ22に電力供給する電線の放熱に有利に作用させることができる。
また、上記したディスクグラインダ10によれば、この充電式バッテリBに接続される2つの電線451,452は、回路基板41に配置されるコンデンサ46を互いで挟むように配置されているので、コンデンサ46の配置により生ずるデッドスペースに2つの電線451,452を配置することができる。これによって、回路基板41のデッドスペースを減らして回路基板41の小型化を図ることができる。また、上記したディスクグラインダ10によれば、第1範囲A1のFET42と第1対面部65との両者に接し且つ両者を電気的に絶縁する絶縁シート80が介在されているので、両者の間の電気的絶縁性を保持することができながら両者の間の熱伝導性を高めることができる。これによって、放熱ケース61によるFET42の放熱効果をより高めることができる。また、上記したディスクグラインダ10によれば、回路基板41には放熱ケース61と直接接触する導体パターン(不図示)が設けられているので、放熱ケース61は直接接触する導体パターンを通じて回路基板41および電気部品(FET42)と熱交換し易くなる。これによって、放熱ケース61によるFET42を含んだ回路基板41の放熱効果をより高めることができる。
また、上記したディスクグラインダ10によれば、導体パターンの放熱ケース61と直接接触する箇所は第1範囲A1内に設定されているので、導体パターンを通じてFET42に対してより有利に放熱作用させることができる。また、上記したディスクグラインダ10によれば、放熱ケース61は放熱ケース61と導体パターンとが直接接触する箇所で雄螺子部材50を介して回路基板41に螺子止めされているので、放熱ケース61と導体パターンとの直接接触をより高めることができる。これによって、導体パターンを通じた放熱ケース61のFET42を含む回路基板との熱交換をより高めて放熱効果をより高めることができる。また、上記したディスクグラインダ10によれば、放熱ケース61の電位が導電パターンとの接触で決まることとなるので、静電気印加時の電気部品の故障を効果的に防ぐことができる。
また、上記したディスクグラインダ10によれば、放熱ケース61に設けられた2つの後側雌螺子部71,71に仮止めされた雄螺子部材50は、放熱ケース61に対する回路基板41の位置決め用のボスとして機能する。これによって、放熱ケース61に対して回路基板41を取り付けるに際し、放熱ケース61に対する回路基板41の位置を決め易くすることができる。したがって、回路基板41と放熱ケース61との組付けの簡単化を図ることができて、組付け作業を行い易くすることができる。また、上記したディスクグラインダ10によれば、回路基板41と放熱ケース61とを組み付けるにあたって、別途の位置決め部材および別途の位置決めスペースを不要とすることができ、コントローラ40としての小型化を図ることができる。
また、上記したディスクグラインダ10によれば、放熱ケース61の第1対面部65とは反対側の外面部632には、凹凸形状をなす放熱構造77が設けられているので、放熱ケース61の表面積を拡大させることができてFET42を含む回路基板41の放熱効果を高めることができる。さらに、放熱ケース61を成形するにあたって、肉厚差による生じる変形(ヒケ)を抑えることができる。また、上記したディスクグラインダ10によれば、放熱ケース61は回路基板41を収容するケースを兼ねて形成されているので、回路基板41のむき出しを抑えて回路基板41の破損から守ることができる。また、上記したディスクグラインダ10によれば、放熱ケース61は回路基板41を収容するケースを兼ねて形成されているので、回路基板41を囲うように放熱ケース61の表面積を設定することができる。これによって、放熱ケース61自体の放熱効果を高めることができて、FET42を含む回路基板41の放熱効果を高めることができる。
なお、本発明に係る電動工具にあっては、上記した実施の形態に限定されるものではなく、次のように適宜個所を変更して構成するようにしてもよい。すなわち、上記した実施の形態にあっては、例えば回路基板41に配置される電気部品については、配置される回路基板41の板面43からの突出量に準じて3つに分類されるものとなっていた。しかしながら、このような分類としては、2つや4つであってもよく、該分類にしたがって板面43上で区分された範囲に纏められるものであればよい。また、第1対面部65、第2対面部66、第3対面部67の板面43に対する相対的な距離としては、配置される電気部品に対応して適宜の距離を選択することができるものであればよい。
10 ディスクグラインダ(電動工具)
11 工具本体
20 モータ部
21 モータハウジング
22 電動モータ(モータ)
23 冷却ファン
24 操作スイッチ
25 スライドレバー
26 バッテリ装着部
27 吸気スリット
28 表示装置
30 ギヤ出力部
31 ギヤハウジング
33 排気用開口部
40 コントローラ
41 回路基板(基板)
42 FET(スイッチング素子)
43 板面
451,452 電力供給される電線
453,454,455 3相電線
46 コンデンサ
47 螺子止め溝
48 位置決め孔
50 雄螺子部材(螺子部材、雄螺子)
61 放熱ケース
631 対面部
632 外面部
641 第1段差
642 第2段差
65 第1対面部
66 第2対面部
67 第3対面部
68 底壁部
69 側壁部
70 雌螺子部
71 後側雌螺子部
711 開口部
713 周縁フランジ部
72 前側雌螺子部
721 開口部
723 連接フランジ部
731 左側支持リブ
732 右側支持リブ
74 位置決めピン
77 放熱構造
78 角柱部
78A 第1の例の角柱部
78B 第2の例の角柱部
79 切込み溝部
80 絶縁シート
90 充填樹脂材(モールド材)
A1 第1範囲
A2 第2範囲
A3 第3範囲
G1 第1群
G2 第2群
G3 第3群
B 充電式バッテリ
T 砥石
W 冷却風

Claims (15)

  1. モータおよび該モータの駆動を制御するコントローラをハウジングの内部に収容する電動工具であって、
    前記コントローラは、電気部品が配置される基板と、該基板に配置された前記電気部品を放熱する放熱部材と、を有し、
    前記放熱部材は、前記基板の板面と平行に該基板に対面する対面部を有し、
    前記対面部には、前記基板の前記板面に対して対面する方向で該対面部を変位させる段差が設けられ、
    前記放熱部材の前記対面部には、前記段差により前記基板の前記板面に対する相対的な距離を近くする第一対面部が設けられている、電動工具。
  2. 請求項1に記載の電動工具において、
    前記基板に配置される前記電気部品には、前記モータに電力を供給するスイッチング素子があり、
    前記第一対面部は、前記スイッチング素子と熱交換可能に該スイッチング素子に連接されている、電動工具。
  3. 請求項1に記載の電動工具において、
    前記基板に配置される前記電気部品は、配置される前記基板の前記板面からの突出量に準じて分類され、且つ該分類にしたがって該板面上で区分された範囲に纏められており、
    前記対面部は、前記段差により前記板面に対する相対的な距離が相違するように設定される前記第一対面部と第二対面部とを有し、
    前記第一対面部の範囲と前記第二対面部の範囲とは、前記分類にしたがって前記板面上で区分された範囲に対応して設定されている、電動工具。
  4. 請求項3に記載の電動工具において、
    前記電気部品の前記分類が3種類以上に亘る場合には、前記第一対面部と前記第二対面部との関係が2種類以上に亘って設定されている、電動工具。
  5. 請求項3または請求項4に記載の電動工具において、
    前記分類は、前記モータに電力を供給するスイッチング素子を群とする第1群を有し、
    前記第1群は、前記基板の前記板面上で区分される第1範囲に配置されており、
    前記第一対面部は、前記第1範囲に対応して設定されている、電動工具。
  6. 請求項5に記載の電動工具において、
    前記分類は、前記スイッチング素子を制御する電気部品を群とする第2群を有し、
    前記第2群は、前記基板の前記板面上で区分される第2範囲に配置されており、
    前記第二対面部は、前記第2範囲に対応して設定されている、電動工具。
  7. 請求項5または請求項6に記載の電動工具において、
    前記分類は、電源から前記モータに電力供給する電線を群とする第3群を有し、
    前記第3群は、前記基板の前記板面上で区分される第3範囲に配置されており、
    前記第二対面部は、前記第3範囲に対応して設定されている、電動工具。
  8. 請求項7に記載の電動工具において、
    前記電線のうち前記電源に接続される2つの電線は、前記基板に配置されるコンデンサを互いで挟むように配置されている、電動工具。
  9. 請求項5から請求項8のいずれかに記載の電動工具において、
    前記板面の前記第1範囲と前記第一対面部との間には、前記スイッチング素子と前記第一対面部との両者に接し且つ両者を電気的に絶縁する絶縁シートが介在されている、電動工具。
  10. 請求項3から請求項9のいずれかに記載の電動工具において、
    前記基板には、前記放熱部材と直接接触する導体パターンが設けられている、電動工具。
  11. 請求項10に記載の電動工具において、
    前記導体パターンの前記放熱部材と直接接触する箇所は、前記第1範囲内に設定されている、電動工具。
  12. 請求項10または請求項11に記載の電動工具において、
    前記放熱部材は、該放熱部材と前記導体パターンとが直接接触する箇所で螺子部材を介して該基板に螺子止めされている、電動工具。
  13. 請求項12に記載の電動工具において、
    前記螺子止めは、前記放熱部材に設けられた雌螺子に雄螺子を螺子止めすることによってなされるものであり、
    前記雌螺子に仮止めされた前記雄螺子は、前記放熱部材に対する前記基板の位置決め用のボスとして機能する、電動工具。
  14. 請求項1から請求項13のいずれかに記載の電動工具において、
    前記放熱部材の前記対面部とは反対側の外面部には、凹凸形状が設けられている、電動工具。
  15. 請求項1から請求項14のいずれかに記載の電動工具において、
    前記放熱部材は、前記基板を収容するケースを兼ねて形成されている、電動工具。
JP2014146680A 2014-07-17 2014-07-17 電動工具 Active JP6392013B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014146680A JP6392013B2 (ja) 2014-07-17 2014-07-17 電動工具
US14/792,008 US10326337B2 (en) 2014-07-17 2015-07-06 Power tool having a heat radiation member for a controller
DE202015005110.3U DE202015005110U1 (de) 2014-07-17 2015-07-16 Elektrisches Kraftwerzeug
CN201520522736.5U CN204913830U (zh) 2014-07-17 2015-07-17 电动工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014146680A JP6392013B2 (ja) 2014-07-17 2014-07-17 電動工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016022543A true JP2016022543A (ja) 2016-02-08
JP6392013B2 JP6392013B2 (ja) 2018-09-19

Family

ID=53884422

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014146680A Active JP6392013B2 (ja) 2014-07-17 2014-07-17 電動工具

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10326337B2 (ja)
JP (1) JP6392013B2 (ja)
CN (1) CN204913830U (ja)
DE (1) DE202015005110U1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018015867A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 株式会社マキタ 電動作業機
CN110155401A (zh) * 2018-02-16 2019-08-23 美克司株式会社 电动工具
WO2022131300A1 (ja) * 2020-12-18 2022-06-23 株式会社マキタ 電動作業機

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9505119B2 (en) * 2015-02-19 2016-11-29 X'pole Precision Tools Inc. Electric handheld sanding tool providing improved cooling efficiency
EP3287240B1 (en) * 2015-04-24 2020-08-26 Koki Holdings Co., Ltd. Electric tool
AU2016355627B2 (en) * 2015-11-20 2019-10-03 Tti (Macao Commercial Offshore) Limited Power tools with integrated circuit boards
CN106926096B (zh) * 2015-12-31 2020-01-31 南京德朔实业有限公司 角磨机
KR102146023B1 (ko) * 2016-01-07 2020-08-19 엘지이노텍 주식회사 모터 및 이를 포함하는 전동식 조향장치
CN109328123B (zh) * 2016-06-30 2022-04-29 工机控股株式会社 电动工具
JP2018012154A (ja) * 2016-07-20 2018-01-25 株式会社マキタ 電動作業機
EP3297141A1 (en) 2016-09-19 2018-03-21 Black & Decker Inc. Control and power module for brushless motor
WO2018096704A1 (ja) * 2016-11-23 2018-05-31 日本電産株式会社 モータ及び電動パワーステアリング装置
CN109756076B (zh) * 2017-11-01 2022-05-20 德昌电机(深圳)有限公司 电机
US20190275658A1 (en) * 2018-03-09 2019-09-12 Snap-On Incorporated Handle Support Module
CN112996572B (zh) * 2018-11-26 2022-12-13 鲁卡斯液压有限公司 用于便携使用的能携带的工作设备
JP7406931B2 (ja) * 2019-07-11 2023-12-28 株式会社マキタ 電動作業機
US20220295657A1 (en) * 2021-03-15 2022-09-15 Milwaukee Electric Tool Corporation Potting boat heat sink
DE102021213443A1 (de) * 2021-11-29 2023-06-01 Robert Bosch Gesellschaft mit beschränkter Haftung Handwerkzeugmaschine
US12115642B2 (en) 2022-05-03 2024-10-15 Milwaukee Electric Tool Corporation Power tool including loss of control mitigation
EP4385304A1 (en) * 2022-08-23 2024-06-19 Black & Decker, Inc. Electric lawn mower including an energy absorbing module

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000252657A (ja) * 1999-02-26 2000-09-14 Denso Corp 制御機器の放熱装置
JP2003224387A (ja) * 2002-01-30 2003-08-08 Hitachi Unisia Automotive Ltd 制御ユニット
JP2003332526A (ja) * 2001-11-07 2003-11-21 Hitachi Ltd 電力変換装置
US20040212961A1 (en) * 2003-04-28 2004-10-28 Harris Shaun L. Stack up assembly
JP2007283447A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Makita Corp 電動工具
JP2008173716A (ja) * 2007-01-18 2008-07-31 Max Co Ltd ブラシレスモータを備えた電動工具
JP2009079763A (ja) * 2007-09-25 2009-04-16 Magna Powertrain Ag & Co Kg トランスミッションユニット
JP2009214260A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Makita Corp 電動工具
JP2013254742A (ja) * 2013-07-30 2013-12-19 Mitsubishi Electric Corp 点灯装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5512110B2 (ja) * 2008-09-26 2014-06-04 株式会社マキタ 電動工具
JP5472683B2 (ja) * 2009-05-11 2014-04-16 日立工機株式会社 電動工具
JP2013202702A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Hitachi Koki Co Ltd 電動工具
US9669534B2 (en) * 2012-08-17 2017-06-06 Makita Corporation Electric tool having housing, tool holder, shoe and battery mounting portion which slidably receives battery
JP2016119798A (ja) * 2014-12-22 2016-06-30 株式会社オートネットワーク技術研究所 回路構成体及び電気接続箱

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000252657A (ja) * 1999-02-26 2000-09-14 Denso Corp 制御機器の放熱装置
JP2003332526A (ja) * 2001-11-07 2003-11-21 Hitachi Ltd 電力変換装置
JP2003224387A (ja) * 2002-01-30 2003-08-08 Hitachi Unisia Automotive Ltd 制御ユニット
US20040212961A1 (en) * 2003-04-28 2004-10-28 Harris Shaun L. Stack up assembly
JP2007283447A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Makita Corp 電動工具
JP2008173716A (ja) * 2007-01-18 2008-07-31 Max Co Ltd ブラシレスモータを備えた電動工具
JP2009079763A (ja) * 2007-09-25 2009-04-16 Magna Powertrain Ag & Co Kg トランスミッションユニット
JP2009214260A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Makita Corp 電動工具
JP2013254742A (ja) * 2013-07-30 2013-12-19 Mitsubishi Electric Corp 点灯装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018015867A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 株式会社マキタ 電動作業機
CN110155401A (zh) * 2018-02-16 2019-08-23 美克司株式会社 电动工具
CN110155401B (zh) * 2018-02-16 2022-07-19 美克司株式会社 电动工具
WO2022131300A1 (ja) * 2020-12-18 2022-06-23 株式会社マキタ 電動作業機
JP7536631B2 (ja) 2020-12-18 2024-08-20 株式会社マキタ 電動作業機

Also Published As

Publication number Publication date
DE202015005110U1 (de) 2015-07-30
JP6392013B2 (ja) 2018-09-19
US20160020676A1 (en) 2016-01-21
US10326337B2 (en) 2019-06-18
CN204913830U (zh) 2015-12-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6392013B2 (ja) 電動工具
CN108000307B (zh) 电动工具
US20180174773A1 (en) Electric tool
JP6021863B2 (ja) 電気機器
CN107135630B (zh) 控制器组件
JP2011157873A5 (ja)
TWI498483B (zh) 串接式風扇
US10117347B2 (en) Accommodation device for electronic parts
JP5587747B2 (ja) 電動ポンプ
JP6730418B2 (ja) 電動作業機
US20130094226A1 (en) Lamp
JP2009100628A (ja) 電動ポンプ
KR101455035B1 (ko) 이차전지팩이 내장된 휴대용 전원공급장치
US9293964B2 (en) Power tool
JP2018015867A (ja) 電動作業機
WO2021005990A1 (ja) 電動作業機
JP4792482B2 (ja) モータ制御機器の放熱器と組付け部品との固定構造
CN101713905B (zh) 光路引擎以及使用该光路引擎的投影机
KR101413579B1 (ko) 팬모터 어셈블리
JP2007067067A (ja) 樹脂注型形電力用回路ユニット
TWI527360B (zh) Motor drive
CN216721209U (zh) 一种集成控制开关及具有其的电动工具
JP4930406B2 (ja) パワー半導体装置及びこれを用いたインバータ装置
TWI702778B (zh) 馬達驅動裝置
CN211456886U (zh) 马达装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180816

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180822

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6392013

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250