JP4930406B2 - パワー半導体装置及びこれを用いたインバータ装置 - Google Patents
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Description
図15において、制御基板31を収納しコネクタ43,45を一側壁に備えた耐熱性収納ケース41と、制御基板支持部55−1〜55−4と枠状嵌合部54と外部取付け部52とを一体的に形成したダイカスト製取付け台51と、パワーモジュール61が接着された金属基板62とを備えている。ダイカスト製取付け台51によって制御基板31から発生する熱を外部冷却器に伝熱し、パワーモジュール61から発生する熱は金属基板62を介して外部に伝熱される。
図16において、パワー半導体素子及びその周辺の制御回路を組み込んだ偏平箱形ケースとしてなるブックタイプの樹脂パッケージ1に対して、その底面側にパワー素子のヒートシンクとして機能する放熱フィン5を一体に装着するとともに、パッケージの一側面にはプラグ形の入出力用主端子14、及び制御回路から引出した制御端子16を一括して導出し、相手側装置へ組み込むに際して、相手側に装備したコネクタへ主端子14,制御端子16をプラグイン式に差し込み接続する。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、小形で簡便な取付け構造を有し、かつ、放熱性にもすぐれた安価なパワー半導体装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、一方の面には低発熱量の電子部品を実装し、他方の面には高発熱量の電子部品を実装してなるプリント基板と、該プリント基板の前記高発熱量の電子部品実装側とヒートスプレッダとの間に高熱伝導性樹脂を充填したパワー半導体装置において、
前記プリント基板と前記ヒートスプレッダと前記高熱伝導性樹脂より成る構造体の側面には凹部が形成されており、前記凹部は前記高熱伝導性樹脂で被った構造としたものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のパワー半導体装置において、前記凹部に嵌合する爪と、前記プリント基板面から前記ヒートスプレッダ側に加圧できるリブを有し、前記ヒートスプレッダ面をヒートシンクに取り付けるためのケースを備えたものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のパワー半導体装置において、前記ケースは、複数の前記パワー半導体装置を複数個並べたときに隣接する前記パワー半導体装置の前記凹部に嵌合する爪をさらに備えたものである。
請求項4に記載の発明によれば、請求項2または3に記載のパワー半導体装置において、前記ケースの材料は汎用プラスチックまたはエンジニアプラスチックを使用するものである。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載のパワー半導体装置において、複数の前記パワー半導体装置を一括して冷却できるヒートシンクを有するものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のパワー半導体装置を用いたインバータ装置を構成するものである。
また、プリント基板の片面に高発熱量の部品を配置し、プリント基板とヒートスプレッダの間を高熱伝導性樹脂で充填し、接合,接着することで制御回路側から発生する熱及びパワー回路側から発生する熱を一括してヒートスプレッダに伝熱し外部冷却器等で冷却可能となる。
さらに、パワー半導体装置を取付ける際に必要な凹部をプリント基板とヒートスプレッダが露出しないように構成することにより、取付け時にプリント基板とヒートスプレッダの引剥がし方向に力が加わらない構造となる。
請求項2に記載の発明によると、パワー半導体装置を取付けるケースにおいて、パワー半導体装置とケースを固定する爪があり、これはプリント基板側より挿入可能であり、ケースのリブは、プリント基板の表面を押さえる構造となっている。従って、ケースを取付けた後、サーボアンプやインバータ装置に取付ける際に、パワー半導体装置のヒートスプレッダ面を確実に外部冷却器と密着させることが可能となり有効な冷却効果を発揮できる。
請求項3に記載の発明によると、パワー半導体装置を取付けるケースにおいて、パワー半導体装置とケースを固定する爪があり、これはプリント基板側より挿入可能であり、ケースのリブは、プリント基板の表面を押さえる構造となっている。従って、ケースを取付けた後、サーボアンプやインバータ装置に取付ける際に、パワー半導体装置のヒートスプレッダ面を確実に外部冷却器と密着させることが可能となり有効な冷却効果を発揮できる。
また、ケースに備えているパワー半導体装置を取付けるための爪を交互に位置を変えることで、パワー半導体装置を隙間無く取付け可能となり小形化が可能となる。
さらに、パワー半導体装置単体ごとにケースを持つよりも、取付け部品を削減することが可能となる。
請求項4に記載の発明によると、パワー半導体装置のプリント基板とヒートスプレッダ間を接合,接着した樹脂は、高熱伝導性樹脂のためフィラーを多く含み、材料的には硬くて脆くなりやすく、ケースなどの固定部材等の構造部品には不向きであり材料コストも高い。そのため、汎用プラスチックやエンジニアプラスチックをケースの材料とすることで強度面及びコスト面においても有利となる。
請求項5に記載の発明によると、パワー半導体装置のヒートスプレッダ面、すなわち、発熱面が1面に一様に構成される複数のパワー半導体装置を一括して冷却するヒートシンクを構成するものであり、これによりヒートシンクの高効率化及び低コスト、さらにファンなどで強制冷却する場合にも効率よく冷却可能となる。
請求項6に記載の発明によると、モータを駆動制御するインバータ装置において、より小形化した装置を製作することができる。また同様に、複数のインバータ装置を同時に使用する多軸構成の装置への適用が容易であり、小形化と低コスト化が可能となる。
図2はプリント基板101とヒートスプレッダ102と高熱伝導性樹脂103より成る構造体の凹部106の断面詳細図(図1のA−A断面図)である。図3はパワー半導体装置100の斜視図であり、図4は凹部106の詳細図である。プリント基板下側の高発熱量の電子部品105とヒートスプレッダ102の間に高熱伝導性樹脂103を充填することで、プリント基板101とヒートスプレッダ102を接合,接着する。これにより、プリント基板下側にある高発熱量の電子部品105からでる熱は、高熱伝導性樹脂103で熱拡散され、ヒートスプレッダ102に伝熱され冷却が可能となる。また、図2及び図4の凹部106は、プリント基板側面107とヒートスプレッダ側面108を被うことで、固定用の凹部を形成している。これにより、パワー半導体装置100の固定の際に加わる力によって発生する、プリント基板101とヒートスプレッダ102の剥がれに対する強度が向上する。
図8において、ケースの爪202がパワー半導体装置100の凹部106の部分に掛かりケース201でパワー半導体装置100を保持する。また、図9においてケースのリブ204は、プリント基板101の上側からパワー半導体装置100を押さえる構造となっているため、ヒートシンク203にパワー半導体装置100を押さえつけることが可能となり、パワー半導体装置100からの熱を効率よくヒートシンク203に伝えることが可能となる。
また、図11において,複数個のパワー半導体装置100を取付ける際の取付け穴は、単体のパワー半導体装置100を並べる時よりも少なくすることが可能であり、これにより取付け部品の削減と、パワー半導体装置100を取付けるサーボアンプなどの小形化が可能となる。
101 プリント基板
102 ヒートスプレッダ
103 高熱伝導性樹脂
104 低発熱量の電子部品
105 高発熱量の電子部品
106 凹部
107 プリント基板側面
108 ヒートスプレッダ側面
201 ケース
202 ケースの爪
203 ヒートシンク
204 ケースのリブ
301 ケース
302 左右方向のケースの爪
303 左右方向のパワー半導体装置の凹部
304 上下方向のケースの爪
305 上下方向のパワー半導体装置の凹部
306 ケースのリブ
401 インターフェース基板
402 ヒートシンク
403 ファン
Claims (6)
- 一方の面には低発熱量の電子部品を実装し、他方の面には高発熱量の電子部品を実装してなるプリント基板と、該プリント基板の前記高発熱量の電子部品実装側とヒートスプレッダとの間に高熱伝導性樹脂を充填したパワー半導体装置において、
前記プリント基板と前記ヒートスプレッダと前記高熱伝導性樹脂より成る構造体の側面には凹部が形成されており、前記凹部は前記高熱伝導性樹脂で被った構造であることを特徴とするパワー半導体装置。 - 前記凹部に嵌合する爪と、前記プリント基板面から前記ヒートスプレッダ側に加圧できるリブを有し、前記ヒートスプレッダ面をヒートシンクに取り付けるためのケースを備えたことを特徴とする請求項1に記載のパワー半導体装置。
- 前記ケースは、複数の前記パワー半導体装置を複数個並べたときに隣接する前記パワー半導体装置の前記凹部に嵌合する爪をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載のパワー半導体装置。
- 前記ケースの材料は汎用プラスチックまたはエンジニアプラスチックを使用することを特徴とする請求項2または3に記載のパワー半導体装置。
- 複数の前記パワー半導体装置を一括して冷却できるヒートシンクを有することを特徴とする請求項3に記載のパワー半導体装置。
- 請求項1乃至5のいずれか一項に記載のパワー半導体装置を用いたインバータ装置。
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