JP2016022482A - 成形装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】加熱された金属材料80を金型13の型閉によって成形する成形装置であって、金属材料80に吹付気体BAを吹き付け、金属材料80の表面に付着した酸化層を除去する気体供給部60と、気体供給部60を制御する制御部と、を備える。制御部は、金型13の型開後に、金属材料80に吹付気体BAを吹き付けるように気体供給部60を制御する。
【選択図】図6
Description
図1に示しているように、金属パイプを成形する成形装置10は、上型12及び下型11からなるブロー成形金型(金型)13と、上型12及び下型11の少なくとも一方を移動させるスライド82と、スライド82を移動させるための駆動力を発生させる駆動部81と、上型12と下型11との間に金属パイプ材料14を水平に保持するパイプ保持機構30と、このパイプ保持機構30で保持されている金属パイプ材料14に通電して加熱する加熱機構(加熱部)50と、加熱された金属パイプ材料14に高圧ガスを吹込むブロー機構(気体供給部)60と、駆動部81、パイプ保持機構30、ブロー成形金型13の動作、加熱機構50及びブロー機構60を制御する制御部70と、ブロー成形金型13を強制的に水冷する水循環機構72と、を備えて構成されている。なお、ブロー機構60は、後述するように、成形後の金属パイプ80に気体を吹き付け、金属パイプ80の表面に付着した酸化層を除去する気体供給部としても機能する。また、ブロー機構60は、後述するように、成形後の金属パイプ80を冷却するためにも用いられ得る。制御部70は、金属パイプ材料14が焼入れ温度(AC3変態点温度以上)に加熱されたときにブロー成形金型13を閉じるとともに加熱された金属パイプ材料14に高圧ガスを吹込む等の一連の制御を行う。なお、以下の説明では、成形後のパイプを金属パイプ80(図2(b)参照)と称し、完成に至る途中の段階のパイプを金属パイプ材料14と称するものとする。
次に、成形装置10の作用について説明する。図3は材料としての金属パイプ材料14を投入するパイプ投入工程から、金属パイプ材料14に通電して加熱する通電加熱工程までを示している。図3(a)に示すように、焼入れ可能な鋼種の金属パイプ材料14を準備し、この金属パイプ材料14を、ロボットアーム等(図示しない)により、下型11側に備わる第1、第2電極17、18上に載置する。第1、第2電極17、18には凹溝17a、18aが形成されているので、当該凹溝17a、18aによって金属パイプ材料14が位置決めされる。次に、制御部70(図1参照)は、パイプ保持機構30を制御することによって、当該パイプ保持機構30に金属パイプ材料14を保持させる。具体的には、図3(b)のように、各電極17、18を進退動可能としているアクチュエータ(図示しない)を作動させ、各上下に位置する第1、第2電極17、18を接近・当接させる。この当接によって、金属パイプ材料14の両端部は、上下から第1、第2電極17、18によって挟持される。またこの挟持は第1、第2電極17、18に形成される凹溝17a、18aの存在によって、金属パイプ材料14の全周に渡って密着するような態様で挾持されることとなる。ただし、金属パイプ材料14の全周に渡って密着する構成に限られず、金属パイプ材料14の周方向における一部に第1、第2電極17,18が当接するような構成であってもよい。
ところで、上記のように大気中で金属パイプ材料14を950℃前後の高温に加熱すると、金属パイプ材料14の表面が酸化され、その表面に酸化層が生成される。この酸化層が成形品である金属パイプ80の表面に残存した状態であると、外観や材料強度に影響が及ぼされる場合がある。例えば、金属パイプ80の表面に酸化層が残存していた場合は塗装性等に影響が及ぼされる。また、金属パイプ80の表面に酸化層が残存していた場合は、溶接不良の原因となる可能性などがある。そこで、本実施形態の成形装置10では、型開き後にブロー機構60を用いて成形後の金属パイプ80に気体を吹き付け、金属パイプ80の表面に付着した酸化層を除去する。
また、ブロー機構60からの吹付気体BAを、酸化層の除去だけではなく、成形後の金属パイプ80の冷却にも利用してもよい。この場合、制御部70は、ブロー成形金型13による成形完了後に、当該ブロー成形金型13を型開きするように当該ブロー成形金型13の動作を制御した後、吹付気体BAを金属パイプ80に吹き付けるようにブロー機構60を制御することによって、金属パイプ80の表面に付着した酸化層を除去すると共に金属パイプ80を冷却する。このとき、制御部70は、成形完了後、ブロー成形金型13と金属パイプ80とを接触させた状態を所定時間維持するように、ブロー成形金型13の動作を制御することで、ブロー成形金型13による金属パイプ80の冷却を行い、その後、吹付気体BAによる金属パイプ80の冷却を行ってよい。吹付気体BAによる冷却速度は、ブロー成形金型13による冷却速度よりも遅い。なお、吹付気体BAとしては、成形時と同様に高圧ガスを吹き付けてもよいし、高圧ガスではなく通常圧力の気体を吹き付けてもよい。また、冷却性能を向上するために、室温エアではなく冷却エアを吹き付けてもよい。
Claims (6)
- 加熱された金属材料を金型の型閉によって成形する成形装置であって、
前記金属材料に気体を吹き付け、前記金属材料の表面に付着した酸化層を除去する気体供給部と、
前記気体供給部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記金型の型開後に、前記金属材料に前記気体を吹き付けるように前記気体供給部を制御する、成形装置。 - 前記金属材料は、金属パイプ材料であり、
前記気体供給部は、前記金属パイプ材料の内表面及び外表面の双方に前記気体を吹き付ける、請求項1に記載の成形装置。 - 前記制御部は、前記金属材料の温度がマルテンサイト変態終了温度よりも高い時点において、前記金属材料への前記気体の吹き付けを開始するように前記気体供給部を制御する、請求項1又は2に記載の成形装置。
- 前記制御部は、前記金属材料の温度がマルテンサイト変態終了温度以下の時点において、前記金属材料への前記気体の吹き付けを開始するように前記気体供給部を制御する、請求項1又は2に記載の成形装置。
- 前記気体供給部が前記金属材料に前記気体を吹き付ける時、前記金型は、前記気体供給部による前記気体の吹付方向から見た断面においてキャビティが閉じた状態となる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の成形装置。
- 前記金属材料に当接する当接部を更に備え、
前記制御部は、前記金型の型開後に、前記金属材料に前記気体を吹き付けるように前記気体供給部を制御し、且つ、前記金属材料に当接するように前記当接部を制御する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の成形装置。
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