JP5869158B1 - フランジ付アルミニウム製パイプを製造する為のブロー成型金型及びその金型を備えたフランジ付アルミニウム製パイプ装置、並びにフランジ付アルミニウム製パイプの製造方法 - Google Patents

フランジ付アルミニウム製パイプを製造する為のブロー成型金型及びその金型を備えたフランジ付アルミニウム製パイプ装置、並びにフランジ付アルミニウム製パイプの製造方法 Download PDF

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【課題】熱間ブロー成形金型をそのまま利用した押し潰しによってフランジを形成する際の被加工対象材料としてアルミニウムを用いる場合でも、形成するフランジ先端表面に割れが発生しない。【解決手段】ブロー成形時の金型位置により形成されるキャビティの一部にフランジ形成用サブキャビティSCを有し、ブロー成型金型13をブロー成形時の金型位置よりも更に閉じると、サブキャビティSCが、サブキャビティSC内にブロー成形されたアルミニウム製パイプを押し潰してフランジを形成するブロー成形金型であって、型締め時のサブキャビティSCの容積を、当該サブキャビティSC内にブロー成形されて押し潰すアルミニウムの体積よりも小さくなるように設定することにより、少なくとも形成されるフランジ先端部分において塑性流動を発生させる。【選択図】図3

Description

本発明は、アルミニウム製パイプの熱間ブロー成形の技術分野に関する。
従来から、車両のピラー部材は車両転倒時の安全性の確保、車体剛性の確保といった様々な観点から強度の高い部材であると共に、搭載位置が高いことから特に軽量な部材であることが強く求められている。
発明者は、こういった要望を高い次元で満たすべく、高張力鋼などの金属製のパイプを通電により焼き入れ温度付近まで加熱した後、ブロー成形金型でブロー成形すると同時に表面の焼き入れ処理を行うことが可能な装置及びその方法を発明している(特許文献1参照)。
図10〜図12を参照しつつ、この特許文献1で開示されている製造装置と略同様の製造装置100を用いたブロー成形について説明する。この製造装置100は、金属製パイプ200に高圧ガスを吹込んでブロー成形することで所望の形状に成形された(ここでは中間付近が膨らんでいる)パイプ製品200(図11(b)参照)を得る製造装置であって、上型102及び下型104からなるブロー成形金型101と、上型102と下型104との間に金属製パイプ200を昇降可能に水平に支えるパイプ支持機構106と、このパイプ支持機構106で支えられているパイプ200に通電して加熱する加熱機構120と、加熱されたパイプ200に高圧ガスを吹込むガス吹込み機構130と、パイプ200が焼入れ温度に加熱されたときにブロー成形金型101を閉じるとともに加熱されたパイプ200に高圧ガスを吹込ませる一連の制御を行う制御部(図示しない)と、からなるパイプ製品の製造装置である。
加熱機構120にはパイプ200の端面に嵌合してシール可能な電極122が設けられており、更に当該電極122には高圧ガスの通り道となるガス通路122aが形成されている。また、電極122は絶縁体123を介してガス吹込み機構130に連通している。また、このガス吹込み機構130は、アクチュエータ134と一体化されており、必要に応じて加熱機構120(電極122)をパイプ200の端面に対して進退動させることが可能とされている。
製造手順としては、パイプ200を準備してブロー成形金型101には接触させないようにしつつ上型102と下型104との間にこのパイプ200を配置し(図10(a))、通電してパイプを焼入れ温度に加熱し(図10(b))、更に加熱されたパイプを上型102と下型104で挟んだ上でパイプ200に高圧ガスを吹込んでブロー成形し(図11(a))、成形品としてのパイプ製品200を得る(図11(b))というものである。こういった装置及び手順でブロー成形することによって、ブロー成形されると同時に高圧ガスにより膨らんだパイプが金型表面(低温に維持されている)に接触して焼き入れが行われる。即ち、高張力鋼を利用した表面処理済み且つ継ぎ目の無い所望形状のピラー部材を作り出すことが可能となっている。
一方、こうして作られたピラー部材であっても、それ単独で使用されることは稀である。即ち、実際の使用においては、他の部品との連結用(溶接用)のフランジの存在が必要となる。そこで今までは、例えば、特許文献1の装置でブロー成形したパイプ材Yに対して必要なブランク部材X、Zを溶接してフランジαを形成し、そのフランジαを利用して他の部品との連結等を実現している(図12参照)。
しかし一方で、上記特許文献1の装置(方法)で作成されたパイプはシームレスに形成されているため、ブランク部材を容易に溶接することができない。即ち、ブランク部材をピラー部材(パイプ製品)に当接してブランク部材側(外側)から溶接することはできても、パイプ製品の内側から同時に挟み込んで溶接することは非常に困難である。一方、外側からのみの溶接では十分な溶接強度を確保できないばかりか、溶接強度を確保するべく溶接時の温度を上げると今度はパイプ製品に歪みが生じるといった問題がある。
そこで出願人は、ブロー成形金型を用いて金属製パイプをブロー成形すると共に、そのブロー成形金型をそのままプレス金型として利用することで、フランジが形成された金属製パイプを同じ金型で製造することを可能とする発明を行っている(特許文献2を参照)。この発明は、ブロー成形時の金型位置により形成されるキャビティの一部にフランジ形成用サブキャビティSCを有しており、ブロー成型によりこのサブキャビティSC内に金属が入り込むように成形した後、この金型をブロー成形時の金型位置よりも更に閉じると、サブキャビティSCが、サブキャビティSC内にブロー成形されたアルミニウム製パイプを押し潰してフランジを形成するというものである。
特開2009−220141号公報 特開2012−654号公報
しかしながら、延性の低いアルミニウム(アルミ合金も含む)に対して上記特許文献2の技術を適用しようとした場合、サブキャビティによる押し潰しによって折り曲げられ、引っ張り応力が発生するフランジ先端表面部分に割れや応力腐食割れ等が発生するという問題がある。
そこで本発明は、熱間ブロー成形金型をそのまま利用した押し潰しによってフランジを形成する際の被加工対象材料としてアルミニウムを用いる場合でも、形成するフランジ先端表面に割れが発生することのないフランジ付アルミニウム製パイプを製造する為のブロー成型金型及びその金型を備えたフランジ付アルミニウム製パイプ装置、並びにフランジ付アルミニウム製パイプの製造方法を提供する事をその課題としている。
上記課題を解決するべく、本願発明は、ブロー成形時の金型位置により形成されるキャビティの一部にフランジ形成用サブキャビティを有し、当該ブロー成型金型をブロー成形時の金型位置よりも更に閉じると、前記サブキャビティが、当該サブキャビティ内にブロー成形された前記アルミニウム製パイプを押し潰してフランジを形成するブロー成形金型であって、型締め時の前記サブキャビティの容積を、当該サブキャビティ内にブロー成形されて押し潰すアルミニウムの体積よりも小さくなるように設定することにより、少なくとも形成されるフランジ先端部分において塑性流動を発生させることを特徴とする。
即ち、フランジ先端部分に塑性流動を発生させることによって、フランジ先端表面に生じ得る割れを押さえ込むのである。換言すれば、少なくともフランジ先端部分を鍛造し、アルミニウムの結晶組織を微細化するのである。
また、前記塑性流動によって、前記フランジ先端部分が前記ブロー成形金型の進退動方向の少なくとも一方向に突起した形状とすることもできる。
このように構成すれば、当該フランジを利用して他部材と接着を図る場合において、この突起部分で他部材との位置決めを行いつつ、接着剤を保持する空間を確保すると共に、接着剤のはみ出しを防止することが可能となる。
また、このブロー成形金型を組み込んでフランジ付アルミニウム製パイプの製造装置を構成することもでき、製造装置の発明として捉えることも可能である。即ち、長手方向に沿ってフランジが形成されたアルミニウム製パイプの製造装置であって、ブロー成形時の金型位置により形成されるキャビティの一部にフランジ形成用サブキャビティを有し、当該ブロー成型金型をブロー成形時の金型位置よりも更に閉じると、前記サブキャビティが、当該サブキャビティ内にブロー成形された前記アルミニウム製パイプを押し潰してフランジを形成するブロー成形金型であって、型締め時の前記サブキャビティの容積を、当該サブキャビティ内にブロー成形されて押し潰すアルミニウムの体積よりも小さくなるように設定することにより、少なくとも形成されるフランジ先端部分において塑性流動を発生させることを特徴とするブロー成形金型と、アルミニウム製パイプを所定の温度にまで加熱する加熱機構と、加熱された前記アルミニウム製パイプの両端をシールすると共に、当該アルミニウム製パイプ内に高圧ガスを吹き込むブロー機構と、を備えたフランジ付アルミニウム製パイプの製造装置としての発明である。
また、本願発明は、見方を変えると、長手方向に沿ってフランジが形成されたアルミニウム製パイプの製造方法であって、アルミニウム製パイプを加熱する工程と、当該加熱されたアルミニウム製パイプをブロー成形金型内に配置すると共に、当該アルミニウム製パイプの両端をシールする工程と、前記アルミニウム製パイプ内に高圧ガスを注入してブロー成形する工程と、当該ブロー成形後若しくはブロー成形の途中に更に前記ブロー成形金型を閉じることによって、当該ブロー成形金型のキャビティ内周面の一部で前記ブロー成形されたアルミニウム製パイプの一部を押し潰すことによって、少なくとも形成されるフランジ先端部分において塑性流動を発生させる工程と、を経ることを特徴とするフランジ付アルミニウム製パイプの製造方法と捉えることも可能である。
本発明を適用することで、熱間ブロー成形金型をそのまま利用した押し潰しによってフランジを形成する際の被加工対象材料としてアルミニウムを用いる場合でも、形成するフランジ先端表面に割れが発生することを防止することができる。
本発明の実施形態の一例としての、フランジ付アルミニウム製パイプ製造装置の概略構成図である。 図1における矢視II−II線に沿う方向からの、ブロー成形金型の概略断面図(ブロー成形時の金型位置)である。 サブキャビティ部分の拡大図であって、(a)はブロー成形時の型の位置状態を示した図、(b)は型が閉じる途中の状態を示した図、(c)は型が閉じた状態を示した図である。 本発明に係る製造装置の製造工程を示した図であって、(a)は金型内にアルミニウム製パイプがセットされた状態を示した図、(b)はアルミニウム製パイプが電極に挟持された状態を示した図である。 本発明に係る製造装置のブロー成形工程とその後の流れを示した図である。 電極周辺の拡大図であって、(a)は電極がアルミニウム製パイプを挟持した状態を示した図、(b)は電極にブロー機構が当接した状態を示した図、(c)は電極の正面図である。 ブロー成形金型の動きとアルミニウム製パイプの形状の変化に着目した状態図であって、(a)がアルミニウム製パイプを金型にセットした時点での状態、(b)がブロー成形時の状態、(c)がプレスによりフランジが形成された状態を示した図である。 図7におけるサブキャビティ部分の拡大図である。 (a)はサブキャビティ部分の他の構成例を示した図、(b)は成形品と他の部材との接着状態の一例を示した図である。 従来の製造装置の概略構成図であって、(a)が材料(パイプ)が投入された状態、(b)が通電して加熱されている状態を示した図である。 従来の製造装置におけるブロー成形工程と、その後の流れを示した図である。 従来の製造装置で製造されたパイプ製品が、車両のピラー部材として利用される例を示した図であって、(a)が斜視図、(b)がβ−β線に沿う断面図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態の一例であるフランジ付アルミニウム製パイプを製造する為のブロー成型金型及びその金型を備えたフランジ付アルミニウム製パイプ製造装置、並びにフランジ付アルミニウム製パイプの製造方法について説明を加える。なお、図面理解容易の為、各部の大きさや寸法を誇張して表現している部分があり、実際の製品と必ずしも一致しない部分があることを付記しておく。また各図面は符号の向きに見るものとし、当該向きを基本に上下左右、手前、奥と表現する。
〈製造装置の構成〉
図1に示しているように、フランジ付アルミニウム製パイプ製造装置10は、上型(第1の金型)12及び下型(第2の金型)11からなるブロー成形金型13と、上型12と下型11との間にアルミニウム製パイプ(以下単に「パイプ」という場合がある。)14を水平に支えるパイプ支持機構30と、このパイプ支持機構30で支えられているパイプ14に通電して加熱する加熱機構50と、加熱されたパイプ14に高圧ガスを吹込むガス吹込み機構60と、パイプ14が溶体化処理温度に加熱されたときにブロー成形金型13を閉じるとともに、加熱されたパイプ14に高圧ガスを吹込む等の一連の制御を行う制御部70と、ブロー成形金型13を強制的に水冷する水循環機構72とを備えて構成されている。
下型11は、大きな基台15に固定されている。また下型11は、大きな鋼鉄製ブロックで構成されて、その上面にキャビティ(凹部)16を備える。更に下型11の左右端(図1において左右端)近傍には電極収納スペース11aが設けられ、当該スペース11a内にアクチュエータ(図示しない)で上下に進退動可能に構成された第1電極17と第2電極18を備えている。これら第1、第2電極17、18の上面には、パイプ14の下側外周面に対応した半円弧状の凹溝17a、18aが形成されていて(図6(c)参照)、当該凹溝17a、18aの部分に丁度パイプ14が嵌り込むように載置可能とされている。また、第1、第2電極17、18の正面(金型の外側方向の面)は凹溝17a、18aに向って周囲がテーパ状に傾斜して窪んだテーパ凹面17b、18bが形成されている。なお、下型11には冷却水通路19が形成され、略中央に下から差し込まれた熱電対21を備えている。この熱電対21はスプリング22で上下移動自在に支持されている。
なお、下型11側に位置する一対の第1、第2電極17、18はパイプ支持機構30を兼ねており、パイプ14を、上型12と下型11との間に昇降可能に水平に支えることができる。また、熱電対21は測温手段の一例を示したに過ぎず、輻射温度計や光温度計のような非接触型温度センサであってもよい。なお、通電時間と温度との相関が得られれば、測温手段は省いて構成することも十分可能である。
上型12は、下面にキャビティ(凹部)24を備え、冷却水通路25を内蔵した大きな鋼鉄製ブロックである。そして、上型12は加圧シリンダ26で吊され、ガイドシリンダ27で横振れしないようにガイドされる。また上型12の左右端(図1において左右端)近傍に設けられた電極収納スペース12a内には、下型11と同じく、アクチュエータ(図示しない)で上下に進退動可能に構成された第1電極17と第2電極18を備えている。これら第1、第2電極17、18の下面には、パイプ14の上側外周面に対応した半円弧状の凹溝17a、18aが形成されていて(図6(c)参照)、当該凹溝17a、18aに丁度パイプ14が嵌合可能とされている。また、第1、第2電極17、18の正面(金型の外側方向の面)は凹溝17a、18aに向って周囲がテーパ状に傾斜して窪んだテーパ凹面17b、18bが形成されている。即ち、上下一対の第1、第2電極17、18でパイプ14を上下方向から挟持すると、丁度パイプ14の外周を全周に渡って密着するように取り囲むことができるように構成されている。
次に、ブロー成形金型13を側面方向から見た概略断面を図2に示している。これは図1における矢視II−II線に沿うブロー成形金型13の断面図であって、ブロー成形時の金型位置の状態を示している。側面視した場合、上型12と下型11はいずれもその表面に複雑な段差が形成されている。
上型12の表面には、上型12のキャビティ24表面を基準ラインLV1とすると、第1突起12b、第2突起12c、第3突起12dが形成されている。キャビティ24の右側(図2において右側)に最も突出した第1突起12bが形成され、キャビティ24の左側(図2において左側)に階段状に第2突起12c及び第3突起12dが形成されている。一方、下型11の表面は、下型11のキャビティ16表面を基準ラインLV2とすると、キャビティ16の右側(図2において右側)に第1凹部11b、キャビティ16の左側(図2において左側)に第1突起11Cが形成されている。
また、上型12の第1突起12bは丁度下型11の第1凹部11bと嵌合可能とされている。また上型12の第2突起12cと第3突起12dの段差部分に、下型11の第1突起11cが嵌合可能とされている。このように構成されている結果として、図2に示している通り、ブロー成形時の金型位置においては、メインキャビティMCの横に容積の小さなサブキャビティSCが形成される構成となっている。
図3に、このサブキャビティSC部分を拡大して示している。サブキャビティSCは、上型12の第2突起12cと下型11の第1突起11cが離間する空間によって構成される。上型12においても下型11においても、サブキャビティSCの左側端(図3において左側)に、塑性流動突起12h、11hが形成されている。この部分は、丁度アルミニウム製パイプに形成されるフランジの端部に相当する部分である。
加熱機構50は、電源51と、この電源51から延びて第1電極17と第2電極18に接続している導線52と、この導線52に介設したスイッチ53とを有してなる。
ガス吹込み機構60は、高圧ガス源61と、この高圧ガス源61で供給された高圧ガスを溜めるアキュムレータ62と、このアキュムレータ62からシリンダユニット42まで延びている第1チューブ63と、この第1チューブ63に介設されている圧力制御弁64及び切替弁65と、アキュムレータ62からシール部材44内に形成されたガス通路46まで延びている第2チューブ67と、この第2チューブ67に介設されているオンオフ弁68及び逆止弁69とからなる。なお、シール部材44の先端は先細となるようにテーパ面45が形成されており、第1、第2電極のテーパ凹部17b、18bに丁度嵌合当接することができる形状に構成されている(図6参照)。なお、シール部材44は、シリンダロッド43を介してシリンダユニット42に連結されていて、シリンダユニット42の作動に合わせて進退動することが可能となっている。また、シリンダユニット42はブロック41を介して基台15上に載置固定されている。
圧力制御弁64は、シール部材44側から要求される押力に適応した作動圧力の高圧ガスをシリンダユニット42に供給する役割を果たす。逆止弁69は、第2チューブ67内で高圧ガスが逆流することを防止する役割を果たす。制御部70は、(A)から(A)へ情報が伝達されることで、熱電対21から温度情報を取得し、加圧シリンダ26、スイッチ53、切替弁65及びオンオフ弁68等を制御する。
水循環機構72は、水を溜める水槽73と、この水槽73に溜まっている水を汲み上げ、加圧して下型11の冷却水通路19や上型12の冷却水通路25へ送る水ポンプ74と、配管75とからなる。省略したが、水温を下げるクーリングタワーや水を浄化する濾過器を配管75に介在させることは差し支えない。
〈製造装置の作用〉
次に、フランジ付アルミニウム製パイプ製造装置10の作用について説明する。図4は材料としてのパイプ投入工程から通電加熱工程までを示している。図4(a)に示すように、アルミニウム製パイプ14を準備し、このパイプ14を、ロボットアーム等(図示しない)により、下型11側に備わる第1、第2電極17、18上に載置する。第1、第2電極17、18には凹溝17a、18aが形成されているので、当該凹溝17a、18aによってパイプ14が位置決めされる。次に、図4(b)のように、各電極17、18を進退動可能としているアクチュエータ(図示しない)を作動させ、各上下に位置する第1、第2電極17、18を接近・当接させる。この当接によって、パイプ14の両端部は、上下から第1、第2電極17、18によって挟持される。またこの挟持は第1、第2電極17、18に形成される凹溝17a、18aの存在によって、パイプ14の全周に渡って密着するような態様で挾持されることとなる。
続いて、加熱機構50のスイッチ53をONにする。そうすると、電源51から電力がパイプ14に供給され、パイプ14に存在する抵抗により、パイプ14自体が発熱する(ジュール熱)。この時、熱電対21の測定値が常に監視され、この結果に基づいて通電が制御される。
図5は、ブロー成形後にパイプ14に対してプレスによりフランジ14aを成型して完成品としてのフランジ14a付パイプ14を得る流れを示している。最初に図5(a)に示しているように、加熱後のパイプ14に対してブロー成形金型13を閉じ、パイプ14を当該金型13のキャビティ内に配置密閉する。その後、シリンダユニット42を作動させてブロー機構60の一部であるシール部材44でパイプ14の両端をシールする(図6も併せて参照)。なおこのシールは、シール部材44が直接パイプ14の両端面に当接してシールするのではなく、第1、第2電極17、18に形成されたテーパ凹面17b、18bを介して間接的に行われる。こうすることによって広い面積でシールできることからシール性能を向上させることができる上、繰り返しのシール動作によるシール部材の摩耗を防止し、更に、パイプ14両端面の潰れ等を効果的に防止している。シール完了後、高圧ガスをパイプ14内へ吹き込んで、加熱により軟化したパイプ14をキャビティの形状に沿うように変形させる。その後、(b)で示すようにブロー成形後のパイプ14にフランジ14aを形成するためのプレス動作を行い(この点詳細は別途後述する。)、型開きを行うと完成品としてのフランジ14a付アルミニウム製パイプ14ができ上がる。
パイプ14は高温(例えば、400℃乃至550℃程度)に加熱されて軟化しており、比較的低圧でブロー成形することができる。
そして、ブロー成形されて膨らんだパイプ14の外周面が下型11のキャビティ16に接触して急冷されると同時に、上型12のキャビティ24に接触して急冷(上型12と下型11は熱容量が大きく且つ低温に管理されているためパイプ14が接触すればパイプ表面の熱が一気に金型側へと奪われる。)されて焼き入れが行われる。このような冷却法は、金型接触冷却又は金型冷却と呼ばれる。金型から取り出し後、自然時効あるいは人工時効を施すことによって、時効硬化が得られ、強度が増大する。
なお、図7に示しているように、本発明に係る装置10において、ブロー成形は上型12と下型11とが完全に閉じた(クランプした)状態で行われているのではない。即ち一定の離間状態が保たれていることによって、メインキャビティMCの横にサブキャビティSCが形成されている状態でブロー成形が行われる。その結果、加熱により軟化し且つ高圧ガスが注入されたパイプ14は、メインキャビティMCのみならずサブキャビティSCの部分にまで入り込んで膨張する(図7(b))。
そしてブロー成形後若しくはブロー成形の途中の段階で、離間している上型12と下型11とを接近させる。この動作によって、サブキャビティSCの容積が小さくなる。即ち、当該上下金型11、12の接近によって、サブキャビティSC内に入り込んでいるパイプ14の一部がプレスされ押し潰される(図6(c))。その結果、パイプ14の外周面に、当該パイプ14の長手方向に沿うようにフランジ14aが形成される。なお、これらブロー成形からフランジ形成に至るまでの時間は、金属パイプ14の種類にもよるが概ね1〜2秒程度で完了する。
この時、図8に示しているように、パイプ14に形成されるフランジ14aの先端部分14bにおいては、上型12の第2突起12cに形成されている塑性流動突起12hと、下型11の第1突起11cに形成される塑性流動突起11hによって、少なくともフランジ14aの端部14bに塑性流動が発生する。これにより、単に押し潰した場合に発生する端部表面の「割れ」を押さえ込み、且つ、金属組織を微細化することによって強度を高めることが可能となる。即ち、型締め時のサブキャビティSCの容積を、当該サブキャビティSC内にブロー成形により入り込み押し潰すアルミニウムの体積よりも小さくなるように設定することにより、少なくとも形成されるフランジ先端部分14bにおいて塑性流動を発生させているのである。
また、ブロー成形後の上下金型11、12の接近によって、サブキャビティSC内に入り込んでいるアルミニウム製パイプ14のみならず、メインキャビティMC部分のアルミニウム製パイプ14も押し潰されることとなるが、加熱されて軟化しているので型閉じするスピードや圧縮ガス等を調節することによって、弛みや捩れのない製品に仕上げることができる。
〈その他の構成例〉
なお、上記では、アルミニウム製パイプ14に形成されるフランジ14aの先端部分14bが他の部分より強く押し潰されて(この部分だけ鍛造されて)薄くなうように構成されていた。こういった手法以外にも、例えば、図9で示したように金型を構成することで、塑性流動後のフランジ端部の形状を、金型の進退動方向(要するに上下方向)の少なくとも一方側に突起が形成されるように構成することもできる。
具体的には、例えば、図9(a)に示しているように、上型12の第1突起12cの端部に凹部12iを形成することによって、型締め時、当該凹部12i側に押し潰されたアルミニウムが塑性流動しつつ流れ込み、被成形品であるアルミニウム製パイプ14のフランジ14aの先端部分14bを、上型方向に突起した形状とするのである。
このようにすれば、図9(b)に示しているように、この先端部分14bで、形成したフランジ14aを利用して他の部材Xと接着剤αによって接合する場合の位置決めとして利用することができる。また、接着剤αを保持する空間(接着層)を確保でき、フランジ全体に渡って均一な接着を行い易い。更に、この上型方向に突起した先端部分14bの形状によって、接着剤が流れ出すことを防止でき、綺麗な仕上がりを確保することもできる。
また、上記では、フランジ14aの先端部分14bのみに塑性流動が起こる場合として説明しているが、フランジ14a全体に塑性流動が起こる程度に型締めを行い、アルミニウム製パイプ14に形成されるフランジ14a全体を、所謂鍛造するように構成することも可能である。フランジ14a自体を薄くすることにより、他の部材と溶接によって接合する場合に必要となる電流量が少なくて済み、加工コストを抑え且つ溶接設備等の小型化を図ることも可能となる。
また、上記製造装置10では、上下金型の間で加熱処理できる加熱機構50を備え、通電によるジュール熱を利用してアルミニウム製パイプ14を加熱していたが、これらに限定されるものではない。例えば、加熱処理が上下金型の間以外の場所で行われ、加熱後のアルミニウム製パイプを金型間に運び込んでもよい。また、通電によるジュール熱を利用する以外にも、ヒータ等の輻射熱を利用してもよいし、高周波誘導電流を利用して加熱することも可能である。
高圧ガスは、窒素ガス、アルゴンガスなどの非酸化性ガスを主に採用できるが、これらは高価である。この点、圧縮空気であれば、安価であり、大気中に漏れても実害はなく、取扱いが極めて容易である。したがって、ブロー工程を円滑に実行することができる。
ブロー成形金型は無水冷金型と水冷金型更には油冷金型の何れでもよい。ただし、無水冷金型は、ブロー成形終了後に金型を常温付近まで下げるときに、長時間を要する。この点、水冷金型又は油冷であれば、短時間で冷却が完了する。したがって、生産性向上の観点からは、水冷金型若しくは油冷が望ましい。
10…リブ付アルミニウム製パイプ製造装置
11…下型
12…上型
13…ブロー成形金型
14…アルミニウム製パイプ
14a…フランジ
14b…先端部分
17…第1電極
18…第2電極
42…シリンダユニット
43…シリンダロッド
44…シール部材
46…ガス通路
50…加熱機構
60…ブロー機構
MC…メインキャビティ
SC…サブキャビティ

Claims (4)

  1. ブロー成形時の金型位置により形成されるキャビティの一部にフランジ形成用サブキャビティを有し、当該ブロー成型金型をブロー成形時の金型位置よりも更に閉じると、前記サブキャビティが、当該サブキャビティ内にブロー成形された前記アルミニウム製パイプを押し潰してフランジを形成するブロー成形金型であって、
    型締め時の前記サブキャビティの容積を、当該サブキャビティ内にブロー成形されて押し潰すアルミニウムの体積よりも小さくなるように設定することにより、少なくとも形成されるフランジ先端部分において塑性流動を発生させる
    ことを特徴とするフランジ付アルミニウム製パイプの製造装置に用いるブロー成形金型。
  2. 請求項1において、
    前記塑性流動によって、前記フランジ先端部分が前記ブロー成形金型の進退動方向の少なくとも一方向に突起した形状とされている
    ことを特徴とするフランジ付アルミニウム製パイプの製造装置に用いるブロー成形金型。
  3. 長手方向に沿ってフランジが形成されたアルミニウム製パイプの製造装置であって、
    請求項1または2に記載のブロー成形金型と、
    アルミニウム製パイプを所定の温度にまで加熱する加熱機構と、
    加熱された前記アルミニウム製パイプの両端をシールすると共に、当該アルミニウム製パイプ内に高圧ガスを吹き込むブロー機構と、を備える
    ことを特徴とするフランジ付アルミニウム製パイプの製造装置。
  4. 長手方向に沿ってフランジが形成されたアルミニウム製パイプの製造方法であって、
    アルミニウム製パイプを加熱する工程と、
    当該加熱されたアルミニウム製パイプをブロー成形金型内に配置すると共に、当該アルミニウム製パイプの両端をシールする工程と、
    前記アルミニウム製パイプ内に高圧ガスを注入してブロー成形する工程と、
    当該ブロー成形後若しくはブロー成形の途中に更に前記ブロー成形金型を閉じることによって、当該ブロー成形金型のキャビティ内周面の一部で前記ブロー成形されたアルミニウム製パイプの一部を押し潰すことによって、少なくとも形成されるフランジ先端部分において塑性流動を発生させる工程と、を経る
    ことを特徴とするフランジ付アルミニウム製パイプの製造方法。

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