JP2016022235A - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】外装体の柔軟性を向上し、見た目を改善した使い捨ておむつを提供すること。
【解決手段】本発明の使い捨ておむつ1は、吸収性本体10の非肌対向面側に配された外装体5を具備する。外装体5は、外層シート51及び内層シート52、並びに、外層シート51と内層シート52との間に、横方向(Y方向)に伸長した状態で配された弾性部材53、及び横方向(Y方向)に沿って縦方向(X方向)に間欠的に配された帯状接着剤54を有する。外装体5は、伸縮領域ETを備える。伸縮領域ETは、弾性部材53が縦方向(X方向)に間欠的に配され、X方向に隣り合う弾性部材53どうしの間毎に帯状接着剤54が1本以上配され、帯状接着剤54を介して外層シート51及び内層シート52が固定されて形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、パンツ型使い捨ておむつ等の使い捨ておむつに関する。
使い捨ておむつの一例であるパンツ型使い捨ておむつには、吸収体を備えた縦長の吸収性本体の外側に外装体が配されている。外装体は、一般的に、外層シートと内層シートとを有し、該外層シートと該内層シートとの間に、該使い捨ておむつの横方向に伸長した状態で配された弾性部材を有している。このように配された弾性部材の収縮によって、外装体に皺が形成されるようになる。
例えば、特許文献1には、横方向に伸長した状態で配した弾性部材と交差する平行な不連続的接着線によって構成される接着パターンにより外装体が接合一体化されていることが記載されている。特許文献1に記載の使い捨ておむつによれば、前記接着パターンによって外装体に柔軟な波形表面の皺が形成されるようになり、柔軟性が向上する。
特許第2628173号公報
しかし、特許文献1には、横方向に伸長した状態で配した弾性部材と、接着剤との配置関係に関して、何ら記載されていない。また、外装体の柔軟性を更に向上させ、見た目を改善したいとのニーズがあった。
したがって本発明は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る使い捨ておむつを提供することにある。
本発明は、表面シート、裏面シート、これら両シート間に配された吸収体を備えた吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配された外装体とを具備する使い捨ておむつであって、前記外装体は、前記使い捨ておむつの外面を形成する非肌対向面側の外層シート、及び肌対向面側の内層シート、並びに、該外層シートと該内層シートとの間に、該使い捨ておむつの横方向に伸長した状態で配された弾性部材、及び該横方向に沿って縦方向に間欠的に配された帯状接着剤を有し、前記外装体は、伸縮領域を備えており、該伸縮領域は、複数の前記弾性部材が前記使い捨ておむつの縦方向に間欠的に配され、縦方向に隣り合う該弾性部材どうしの間毎に前記帯状接着剤が1本以上配され、該帯状接着剤を介して前記外層シート及び前記内層シートが固定されて形成されている使い捨ておむつを提供するものである。
本発明によれば、外装体を構成する弾性部材と接着剤との配置関係により、外装体の柔軟性が更に向上し、見た目が改善できる。
図1は、本発明の一実施形態であるパンツ型使い捨ておむつの使用状態(着用状態)を示す斜視図である。 図2は、図1に示すおむつを展開して引き伸ばした状態を肌当接面側から視た展開平面図である。 図3は、図1に示すおむつを展開して引き伸ばした状態を非肌当接面側から視た展開平面図である。 図4は、図3に示すおむつの要部を拡大して示す拡大平面図である。 図5は、図1に示すV−V線断面図である。 図6は、図1に示すVI−VI線断面図である。
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。本発明の一実施形態である使い捨ておむつ1(以下、「おむつ1」ともいう。)は、図1〜図3に示すとおり、液透過性の表面シート2、液難透過性の裏面シート3、これら両シート2,3間に配された吸収体4を備えた縦長の吸収性本体10と、吸収性本体10の非肌対向面側に配された外装体5とを具備するおむつである。具体的に、おむつ1の外装体5は、展開させかつ伸長させた状態を平面視して、着用時に着用者の腹側に配される腹側領域A、着用時に着用者の背側に配される背側領域B、及び腹側領域Aと背側領域Bとの間の股下領域Cに区分されている。おむつ1は、腹側領域Aの外装体5の両側縁部5a1,5a1と背側領域Bの外装体5の両側縁部5b1,5b1とが接合されて一対のサイドシール部S,S、ウエスト開口部WO及び一対のレッグ開口部LO,LOが形成された所謂パンツ型使い捨ておむつである。
本明細書において、「肌対向面」とは、おむつ1又はその構成部材(例えば吸収性本体10)における、着用時に着用者の肌側に向けられる面であり、「非肌対向面」とは、おむつ1又はその構成部材における、着用時に着用者の肌側とは反対側(着衣側)に向けられる面である。おむつ1において、縦方向(X方向)は、おむつ1又はその構成部材である縦長な吸収性本体10の長辺に沿う方向に一致し、横方向(Y方向)は、使い捨ておむつ又はその構成部材である吸収性本体10の幅方向に一致する。
また、おむつ1は、縦方向(X方向)に延びる縦中心線CL1に対して左右対称形となっている。尚、図2,図3中のCL2は、おむつ1を二分する横方向(Y方向)に延びる横中心線であり、縦中心線CL1に直交している。
上述したおむつ1を展開させかつ伸長させた状態とは、図2,図3に示すように、サイドシール部Sを引き剥がして、おむつ1を展開状態とし、その展開状態のおむつ1を、各部の弾性部材を伸長させて、設計寸法(弾性部材の影響を一切排除した状態で平面状に広げたときの寸法と同じ)となるまで広げた状態を意味する。
吸収性本体10は、図2に示すとおり、一方向(縦方向(X方向))が相対的に長い縦長の形状を有している。吸収性本体10は、肌対向面を形成する液透過性の表面シート2と、非肌対向面を形成する液難透過性(撥水性も含む)の裏面シート3と、これら両シート2,3間に介在配置された液保持性の吸収体4とを具備する。また、吸収性本体10の縦方向(X方向)に沿う両側部には、図2に示すように、縦方向(X方向)に伸長状態で配された弾性部材を有する側方カフス6,6が設けられている。具体的には、側方カフス6は、液不透過性又は撥水性で且つ通気性の素材から構成されており、各側方カフス6の自由端部近傍には、立体ギャザー形成用弾性部材61が縦方向(X方向)に伸長した状態で配されている。おむつの着用時には、立体ギャザー形成用弾性部材61の収縮により側方カフス6の自由端部側が起立し、所謂立体ギャザーとなり、横方向(Y方向)への体液の流出が阻止される。
以上のように構成された吸収性本体10は、その縦方向(X方向)を、展開かつ伸長状態におけるおむつ1の縦方向(X方向)に一致させて、外装体5の中央部に、接着剤によって接合されている。このように、外装体5は、使い捨ておむつ1の厚み方向における、吸収性本体10を構成する裏面シート3の非肌対向面側に配されて接着固定されている。
外装体5は、図2,図3に示すように、おむつ1の外面を形成する非肌対向面側の外層シート51、及び肌対向面側の内層シート52、並びに、外層シート51と内層シート52との間に、横方向(Y方向)に伸長した状態で配された弾性部材53、及び横方向(Y方向)に沿って縦方向(X方向)に間欠的に塗工されて配された帯状接着剤54(図4参照)を有している。具体的におむつ1においては、外装体5は、おむつ1の外面を形成する非肌対向面側の1枚の外層シート51と、おむつ1の内面を形成する肌対向面側の1枚の内層シート52とを有している。外層シート51及び内層シート52は、縦方向(X方向)中央部において内方に括れており、互いに同形同大に形成されている。そして、外層シート51と内層シート52との間には、複数本の弾性部材53及びレッグ弾性部材55が配されている。
おむつ1の弾性部材53について、詳述すると、弾性部材53は、図2,図3に示すように、腹側領域A及び背側領域Bにおいて、ウエスト開口部WOとなる端縁から吸収性本体10の縦方向(X方向)の両端部を含む部分に向かって縦方向(X方向)内方に間欠的に配された5本〜20本の第1弾性部材531と、最も横中心線CL2寄りの第1弾性部材531よりも縦方向(X方向)内方に2mm〜25mmの間隔を空けた位置からレッグ開口部LOとなる周縁に向かって縦方向(X方向)内方に間欠的に配された3本〜10本の第2弾性部材532とを有している。また、おむつ1の弾性部材53は、腹側領域Aのみにおいて、最も横中心線CL2寄りの第2弾性部材532よりも縦方向(X方向)内方に3mm〜8mmの間隔を空けた位置から横中心線CL2に向かって縦方向(X方向)内方に間欠的に配された2本〜6本の第3弾性部材533を有している。
外装体5は、図4に示すように、伸縮領域ETを備えている。伸縮領域ETは、複数の弾性部材53が縦方向(X方向)に間欠的に配され、縦方向(X方向)に隣り合う弾性部材53,53どうしの間毎に帯状接着剤54が1本以上配され、帯状接着剤54を介して外層シート51及び内層シート52が固定されて形成されている。具体的には、おむつ1の腹側領域A及び背側領域Bにおいては、外装体5を構成する外層シート51及び内層シート52の間に、横方向(Y方向)に伸長した状態で複数本の第1弾性部材531及び第2弾性部材532が配されていることにより、それぞれ、第1弾性領域T1及び第2弾性領域T2が形成されている。また、腹側領域Aにおいては、外装体5を構成する外層シート51及び内層シート52の間に、横方向(Y方向)に伸長した状態で複数本の第3弾性部材533が配されていることにより、第3弾性領域T3が形成されている。おむつ1において、前述した伸縮領域ETとは、腹側領域A及び背側領域Bの第2弾性領域T2、並びに腹側領域Aの第3弾性領域T3が該当する。
伸縮領域ETである第2弾性領域T2においては、図4に示すように、外層シート51及び内層シート52の間に、横方向(Y方向)に伸長した状態の第2弾性部材532が縦方向(X方向)に間欠的に配されている。また、縦方向(X方向)に隣り合う第2弾性部材532,532どうしの間毎に配される帯状接着剤54は、横方向(Y方向)に沿って帯状に塗工されている。縦方向(X方向)に隣り合う第2弾性部材532,532どうしの間毎に配される帯状接着剤54は、1本以上10本以下配されていることが好ましく、2本以上5本以下配されていることが特に好ましい。尚、おむつ1においては、図4に示すように、縦方向(X方向)に隣り合う第2弾性部材532,532どうしの間毎に、帯状接着剤54が、2本配されている。そして、外層シート51と内層シート52との間が帯状接着剤54により部分的に接合されて、複数本の第2弾性部材532により伸縮性の付与された第2弾性領域T2(伸縮領域ET)が形成されようになる。
伸縮領域ETである第3弾性領域T3においては、図4に示すように、外層シート51及び内層シート52の間に、横方向(Y方向)に伸長した状態の第3弾性部材533が縦方向(X方向)に間欠的に配されている。また、縦方向(X方向)に隣り合う第3弾性部材533,533どうしの間毎に配される帯状接着剤54は、横方向(Y方向)に沿って塗工されている。縦方向(X方向)に隣り合う第3弾性部材533,533どうしの間毎に配される帯状接着剤54は、1本以上4本以下配されていることが好ましく、1本以上3本以下配されていることが特に好ましい。尚、おむつ1においては、図4に示すように、縦方向(X方向)に隣り合う第3弾性部材533,533どうしの間毎に、帯状接着剤54が、2本配されている。そして、外層シート51と内層シート52との間が帯状接着剤54により部分的に接合されて、複数本の第3弾性部材533により伸縮性の付与された第3弾性領域T3(伸縮領域ET)が形成されようになる。
伸縮領域ETである第2弾性領域T2及び第3弾性領域T3においては、柔軟化と接着強度のバランスの観点から、縦方向(X方向)に隣り合う帯状接着剤54,54どうしの間の間隔W1(図4参照)と、各帯状接着剤54の縦方向の長さ(幅W2)(図4参照)とが同じであることが好ましい。
具体的に、伸縮領域ETである第2弾性領域T2及び第3弾性領域T3においては、縦方向(X方向)に隣り合う帯状接着剤54,54どうしの間の間隔W1(図4参照)は、同様の観点から、0.5mm以上10mm以下であることが好ましく、0.7mm以上5mm以下であることが更に好ましい。
各帯状接着剤54の縦方向の長さ(幅W2)(図4参照)は、同様の観点から、0.5mm以上10mm以下であることが好ましく、0.7mm以上5mm以下であることが更に好ましい。
尚、伸縮領域ETである第2弾性領域T2及び第3弾性領域T3においては、縦方向(X方向)に隣り合う第2弾性部材532,532どうしの間、又は第3弾性部材533,533どうしの間の間隔W3は、0.5mm以上10mm以下であることが好ましく、0.7mm以上5mm以下であることが更に好ましい。
帯状接着剤54は、例えば、コーターを用いて、外層シート51の肌対向面又は内層シート52の非肌対向面に塗工される。
尚、第1弾性領域T1においては、図2〜図4に示すように、外層シート51及び内層シート52の間に、横方向(Y方向)に伸長した状態の第1弾性部材531が縦方向(X方向)に間欠的に配されている。また、縦方向(X方向)に隣り合う第1弾性部材531,531どうしの間毎に、横方向(Y方向)に間欠的に配された外装体融着部56によって外層シート51と内層シート52との間が部分的に固定されている。このように外層シート51と内層シート52との間が部分的に固定された第1弾性領域T1においては、複数の弾性部材531が複数の外装体融着部56を通らないように横方向(Y方向)に伸長状態で配されている。外装体融着部56は、縦方向(X方向)に沿って一列をなすように間欠的に配されており、その複数の外装体融着部54からなる融着部の列が、横方向(Y方向)に間隔を開けて複数列形成されている。
外装体融着部56は、外層シート51と内層シート52とを重ねて、その部分に、熱エンボス加工を施すことにより形成されている。熱エンボス装置としては、エンボスロールとアンビルロールとを備え、そのエンボスロールの外周面に、外装体融着部56の融着部に対応する形状の凸部を有するものを用いることができる。外装体融着部56を形成する加工として、熱エンボス加工に代えて、超音波シール、レーザー等を採用することもできる。
また、おむつ1においては、図2〜図4に示すように、外層シート51及び内層シート52の間に、外層シート51及び内層シート52の中央部の括れに沿って伸長した状態でレッグ弾性部材55が配されている。レッグ弾性部材55は、縦方向(X方向)に間欠的に配された上述した複数本の帯状接着剤54により、外層シート51及び内層シート52の間で固定されている。
おむつ1の外装体5について、更に詳述する。
外装体5は、図3,図4に示すように、腹側領域Aの両側縁部5a1,5a1及び背側領域Bの両側縁部5b1,5b1に位置して、外層シート51及び内層シート52の間に配された接着剤により外層シート51及び内層シート52が固定された一対の端部固定部57,57を有している。また、外装体5は、腹側領域Aの端部固定部57よりも横方向(Y方向)中央寄りであって、腹側領域Aにおける吸収性本体10の長手方向(X方向)に沿う両側部に重なる位置に、外層シート51及び内層シート52の間に配された接着剤により外層シート51及び内層シート52が固定された一対の吸収性本体側固定部58,58を有している。同様に、外装体5は、背側領域Bの端部固定部57よりも横方向(Y方向)中央寄りであって、背側領域Bにおける吸収性本体10の長手方向(X方向)に沿う両側部に重なる位置に、外層シート51及び内層シート52の間に配された接着剤により外層シート51及び内層シート52が固定された一対の吸収性本体側固定部58,58を有している。
そして、図2〜図4に示すように、腹側領域A及び背側領域Bにおいて、複数の第1弾性部材531の内の、吸収性本体10の縦方向(X方向)の両端よりも縦方向(X方向)外方に位置する複数の第1弾性部材531は、一対の端部固定部57,57にて外層シート51及び内層シート52に固定されている。該外方に位置する複数の第1弾性部材531は、一対の端部固定部57,57を除く領域において、外層シート51及び内層シート52に固定されていない。また、腹側領域A及び背側領域Bにおいて、複数の第1弾性部材531の内の、吸収性本体10の縦方向(X方向)の両端部と重なる部分に位置する複数の第1弾性部材531は、一対の端部固定部57,57及び一対の吸収性本体側固定部58,58にて外層シート51及び内層シート52に固定されている。おむつ1においては、該吸収性本体10の両端部と重なる部分に位置する複数の第1弾性部材531は、各端部固定部57と各吸収性本体側固定部58との間の領域において、外層シート51及び内層シート52に固定されていない。尚、該吸収性本体10の両端部と重なる部分に位置する複数の第1弾性部材531は、一対の吸収性本体側固定部58,58で挟まれた領域において、接着剤により、外層シート51及び内層シート52に固定されている。
また、図2〜図4に示すように、腹側領域A及び背側領域Bにおいて、複数の第2弾性部材532は、一対の端部固定部57,57及び一対の吸収性本体側固定部58,58にて外層シート51及び内層シート52に固定されている。また、おむつ1においては、複数の第2弾性部材532は、コームガンを用いて弾性部材の表面に塗工された表面接着剤により、外層シート51及び内層シート52に横方向(Y方向)全域に亘って固定されている。
また、図2〜図4に示すように、腹側領域Aにおいて、複数の第3弾性部材533は、一対の吸収性本体側固定部58,58にて外層シート51及び内層シート52に固定されている。また、おむつ1においては、複数の第3弾性部材533は、コームガンを用いて弾性部材の表面に塗工された表面接着剤により、外層シート51及び内層シート52に横方向(Y方向)全域に亘って固定されている。
おむつ1の外装体5は、吸収性本体10と重なる領域にて、各弾性部材53を複数個の切断部59にて個々細かく分断され該弾性部材53の伸縮機能が低減されている。具体的には、吸収性本体10と重なる領域に配されている複数の第1弾性部材531の一部、複数の第2弾性部材532及び複数の第3弾性部材533が、1本ずつ、複数個の切断部59の位置にて外層シート51を介してドット状の熱シールで踏まれ、切断されており、弾性部材の収縮機能が低減されている。このように、切断部59は、熱エンボス加工を施こして熱により弾性部材53を切断して形成される。切断部59を形成する加工として、熱エンボス加工に代えて、レーザー等を採用することもできる。
縦方向(X方向)に隣り合う帯状接着剤54,54どうしの間の間隔W1(図4参照)と各切断部59の縦方向の長さL1との関係は、特に限定されるものではないが、細かく分断された弾性部材53が切断部59の開口から抜け落ち難い観点から、隣り合う帯状接着剤54,54どうしの間の間隔W1は、各切断部59の縦方向の長さL1よりも短いことが好ましい。各切断部59の縦方向の長さL1は、同様の観点から、1mm以上15mm以下であることが好ましく、1.5mm以上10mm以下であることが更に好ましい。
以上のように、複数の第2弾性部材532及び複数の第3弾性部材533は、吸収性本体10と重なる領域にて個々細かく分断されて伸縮機能が低減されている。その為、伸縮領域ETである第2弾性領域T2及び第3弾性領域T3は、吸収性本体10の縦方向(X方向)に沿う両側部よりも横方向(Y方向)外方に形成されている。具体的には、図4に示すように、おむつ1においては、第1弾性領域T1の大部分は、一対の端部固定部57,57間に亘って伸縮性を発現するように形成されている。そして、第1弾性領域T1の内の残りの一部の部分、第2弾性領域T2及び第3弾性領域T3は、吸収性本体10の縦方向(X方向)に沿う両側部よりも横方向(Y方向)外方において伸縮性を発現し、吸収性本体10と重なる部分において伸縮性を発現し難く、おむつ1の左右に分割された状態に形成されている。
上述したおむつ1の各部の形成材料について説明する。
吸収性本体10を構成する表面シート2、裏面シート3、吸収体4及び側方カフス6等としては、使い捨ておむつ等の吸収性物品に従来用いられている各種のもの等を特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート2としては、単層又は多層構造の不織布や、開孔フィルム等を用いることができる。裏面シート3としては、透湿性の樹脂フィルム等を用いることができる。吸収体4としては、吸収性ポリマーの粒子及び繊維材料から構成された吸収コアをティッシュペーパーによって被覆されているものを用いることができる。また、側方カフス6としては、撥水性の単層又は多層構造の不織布等を用いることができる。
外装体5を構成する外層シート51及び内層シート52としては、スパンボンド不織布、エアスルー不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布、メルトブローン不織布等からなる単層の不織布又は2層以上の積層不織布等を用いることができる。尚、外層シート51と内層シート52とで、異なるシート材を用いてもよい。
弾性部材(立体ギャザー形成用弾性部材61、弾性部材53等)としては、例えば、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、EVA、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン等を挙げることができる。弾性部材の形態としては、断面が矩形、正方形、円形、楕円形又は多角形状等の糸状(糸ゴム等)、若しくは紐状(平ゴム等)のもの、又はマルチフィラメントタイプの糸状のもの等を好ましく用いることができる。特に、弾性部材53は、弾性部材の部分を減らして柔軟性と見た目を向上させる観点、また、接着部と非接着部からなる帯状接着剤で接着された領域の非接着領域を広くする観点から、糸ゴムが好ましく用いられる。
帯状接着剤54、各部材を固定する外側固定領域57及び本体側固定領域58を形成する接着剤、並びに外装体5及び吸収性本体10等を固定する接着剤としては、使い捨ておむつ等の吸収性物品に従来用いられている各種のホットメルト接着剤等を特に制限なく用いることができる。
サイドシール部Sは、外装体融着部56の形成後に、腹側領域A側の端部固定部57と背側領域B側の端部固定部57とを重ねて、その部分に熱エンボス加工を施すことにより形成されている。また、サイドシール部Sを形成する加工として、熱エンボス加工に代えて、超音波シール、レーザー等を採用することもできる。
上述したおむつ1を使用した際の作用効果について説明する。
おむつ1の外装体5は、図4に示すように、腹側領域Aにおいては、第2弾性部材532及び第3弾性部材533が縦方向(X方向)に間欠的に配され、縦方向(X方向)に隣り合う第2弾性部材532,532及び第3弾性部材533,533どうしの間毎に帯状接着剤54が1本以上配され、帯状接着剤54を介して外層シート51及び内層シート52が固定されて形成された伸縮領域ET(第2弾性領域T2及び第3弾性領域T3)を備えている。また、おむつ1の外装体5は、背側領域Bにおいては、第2弾性部材532が縦方向(X方向)に間欠的に配され、縦方向(X方向)に隣り合う第2弾性部材532,532どうしの間毎に帯状接着剤54が1本以上配され、帯状接着剤54を介して外層シート51及び内層シート52が固定されて形成された伸縮領域ET(第2弾性領域T2)を備えている。このように外装体5を構成する弾性部材53と帯状接着剤54との配置関係により、図5に示すように、縦方向(X方向)に隣り合う例えば第2弾性部材532,532どうしの間毎に、複数個の帯状接着剤54を介して外層シート51及び内層シート52が固定されており、縦方向(X方向)に隣り合う帯状接着剤54,54どうしの間毎に、第2弾性部材532に沿って連続して延びる複数本の襞51f,52fを形成し易い。具体的には、外層シート51と内層シート52との間に配された横方向(Y方向)に伸長状態で配された弾性部材53が収縮することにより、各縦方向(X方向)に隣り合う例えば第2弾性部材532,532どうしの間における、縦方向(X方向)に隣り合う帯状接着剤54,54どうしの間毎に、外層シート51及び内層シート52が厚み方向外方に膨らむように変形して、縦方向(X方向)に隣り合う帯状接着剤54,54どうしの間に外層シート51又は内層シート52からなる襞51f,52fが生じると共に、両シート51,52間には、襞51fと襞52fとで周囲を囲まれた中空部50が形成される。また、第3弾性部材533,533どうしの間も同様である。その為、外装体5の柔軟性が更に向上し、見た目が改善できる。また、外装体5の通気性や肌触りも向上する。
また、おむつ1の外装体5は、図3,図4に示すように、第1弾性領域T1においては、複数の第1弾性部材531が複数の外装体融着部56を通らないように横方向(Y方向)に伸長状態で配されており、かつ伸長状態で配された第1弾性部材531の両端部が外層シート51と内層シート52との間に固定されており、図6に示すように、外層シート51及び内層シート52のそれぞれが、該複数の弾性部材531に亘って縦方向(X方向)に連続して延びる複数本の襞51f1,52f1を形成している。具体的には、おむつ1の第1弾性領域T1においては、図6に示すように、外層シート51と内層シート52との間に横方向(Y方向)に伸長状態で配された第1弾性部材531が収縮することにより、横方向(Y方向)に隣り合う、縦方向(X方向)に列をなす複数の外装体融着部54からなる融着部の列どうしの間の外層シート51及び内層シート52が厚み方向外方に膨らむように変形して、横方向(Y方向)隣り合う前記融着部の列どうしの間に外層シート51又は内層シート52からなる襞51f1,52f1が生じると共に、両シート51,52間には、襞51f1と襞51f1とに周囲を囲まれた中空部50Aが形成される。そして、中空部50Aが、横方向(Y方向)に伸長状態で配された弾性部材531の複数に亘って縦方向(X方向)に連続して延びるように形成される。その為、外装体5の通気性が向上し、見た目が改善できる。
また、おむつ1の外装体5は、図3,図4に示すように、複数の第2弾性部材532及び複数の第3弾性部材533は、吸収性本体10と重なる領域にて個々細かく分断されて伸縮機能が低減されている。その為、伸縮領域ETである第2弾性領域T2及び第3弾性領域T3は、吸収性本体10の縦方向(X方向)に沿う両側部よりも横方向(Y方向)外方に形成されている。このように、第2弾性領域T2及び第3弾性領域T3が、吸収性本体10の縦方向(X方向)に沿う両側部よりも横方向(Y方向)外方に形成されているので、臀部や脚回りのフィット性が向上すると共に、肌触りも向上し易い。
また、おむつ1の外装体5は、縦方向(X方向)に隣り合う第2弾性部材532,532どうしの間及び第3弾性部材533,533どうしの間毎に、複数個の帯状接着剤54を介して外層シート51及び内層シート52が固定されており、縦方向(X方向)に隣り合う帯状接着剤54,54どうしの間毎に、第2弾性部材532及び第3弾性部材533に沿って連続して延びる複数本の襞51f,52fを形成し易い(図5参照)。そして、おむつ1においては、伸縮領域(第2弾性領域T2及び第3弾性領域T3)においては、弾性部材53の表面に配された表面接着剤を介して外層シート51及び内層シート52が更に固定されている。このように、第2弾性部材532の表面に配された表面接着剤を介して更に外層シート51及び内層シート52が固定されていると、第2弾性部材532と該第2弾性部材532に隣接する帯状接着剤54との間にも、第2弾性部材532に沿って連続して延びる襞が形成され易くなる。第3弾性部材533の表面に表面接着剤を配した場合も同様である。よって、このような構成にすれば、外装体5の柔軟性が更に向上し、見た目が更に改善できる。
上述した効果が、一層確実に発現されるようにする観点から、以下の構成を有することが好ましい。
外層シート51及び内層シート52の内の少なくとも一方は、その構成繊維の繊維配向方向が、帯状接着剤54の配されている方向と一致していることが好ましい。具体的には、おむつ1においては、帯状接着剤54が塗工方向である横方向(Y方向)に延在しており、外層シート51及び内層シート52の内の少なくとも一方の構成繊維の繊維配向方向が、横方向(Y方向)となっていると、弾性部材53が収縮することにより、縦方向(X方向)に隣り合う帯状接着剤54,54どうしの間毎に、外層シート51及び内層シート52が厚み方向外方に更に膨らむように変形し易い。その為、縦方向(X方向)に隣り合う帯状接着剤54,54どうしの間に外層シート51又は内層シート52からなる襞51f,52f(図6参照)が生じ易く、両シート51,52間には、襞51fと襞52fとで周囲を囲まれた中空部50が形成され易くなる。よって、外装体5の柔軟性が更に向上し、見た目が更に改善できる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されず適宜変更可能である。
例えば、上述した使い捨ておむつ1は、外装体5が、図2,図3に示すように、腹側領域A、股下領域C及び背側領域Bにわたる砂時計状等の連続した形状のパンツ型使い捨ておむつであるが、外装体5が、腹側外装体、背側外装体及び股下外装体に別部材として区分された分割型のパンツ型使い捨ておむつであってもよい。
また、外装体5が、腹側領域A、股下領域C及び背側領域Bにわたる砂時計状等の連続した形状で形成されており、背側領域Bの左右両側縁部に一対のファスニングテープが設けられ、腹側領域Aの非肌対向面に、該ファスニングテープを止着させるランディングテープが設けられた展開型の使い捨ておむつであってもよい。また、外装体5が、腹側領域A、股下領域C及び背側領域Bにわたる矩形状等の連続した形状で形成されており、背側領域Bの左右両側縁部それぞれに、横方向外方に延出するサイドパネルが取り付けられ、該サイドパネルの横方向外方側にファスニングテープが取り付けられた展開型の使い捨ておむつであってもよい。これらのような展開型の使い捨ておむつの場合には、外装体5を構成する外層シート51が不織布からなり、外装体5を構成する内層シート52が透湿性の樹脂フィルムからなり、該不織布と該樹脂フィルムとの間に、弾性部材53及び帯状接着剤54が配されて外装体5が形成される。
また、上述した使い捨ておむつ1においては、図3,図4に示すように、伸縮領域ETが、第2弾性領域T2及び第3弾性領域T3に形成されており、しかも吸収性本体10の縦方向(X方向)に沿う両側部よりも横方向(Y方向)外方の領域に形成されているが、それらの場所に限定されるものではなく、他の領域に形成されていてもよい。
また、上述した使い捨ておむつ1においては、図4に示すように、縦方向(X方向)に隣り合う第2弾性部材532,532どうしの間毎に、帯状接着剤54が、2本配され、縦方向(X方向)に隣り合う第3弾性部材533,533どうしの間毎に、帯状接着剤54が、2本配されているが、均等に配されていなくてもよく、1本以上配されていればよい。
また、上述した使い捨ておむつ1においては、図3に示すように、吸収性本体10と重なる領域にて、各弾性部材53が複数個の切断部59にて個々細かく分断されているが、分断されていなくてもよい。
また、上述した使い捨ておむつ1においては、第2弾性領域T2の表面又は第3弾性領域T3の表面にコームガンを用いて表面接着剤が塗工されているが、塗工されていなくてもよい。
また、弾性部材のピッチと帯状接着剤のピッチの関係で部分的に両者が重なることがあってもよい。
上述した実施形態に関し、さらに以下の使い捨ておむつを開示する。
<1>
表面シート、裏面シート、これら両シート間に配された吸収体を備えた吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配された外装体とを具備する使い捨ておむつであって、
前記外装体は、前記使い捨ておむつの外面を形成する非肌対向面側の外層シート、及び肌対向面側の内層シート、並びに、該外層シートと該内層シートとの間に、該使い捨ておむつの横方向に伸長した状態で配された弾性部材、及び該横方向に沿って縦方向に間欠的に配された帯状接着剤を有し、
前記外装体は、伸縮領域を備えており、該伸縮領域は、複数の前記弾性部材が前記使い捨ておむつの縦方向に間欠的に配され、縦方向に隣り合う該弾性部材どうしの間毎に前記帯状接着剤が1本以上配され、該帯状接着剤を介して前記外層シート及び前記内層シートが固定されて形成されている使い捨ておむつ。
<2>
前記弾性部材は、糸ゴムである前記<1>に記載の使い捨ておむつ。
<3>
前記伸縮領域においては、前記弾性部材の表面に配された表面接着剤を介して前記外層シート及び前記内層シートが固定されている前記<1>又は<2>に記載の使い捨ておむつ。
<4>
縦方向に隣り合う前記帯状接着剤どうしの間の間隔と、各前記帯状接着剤の縦方向の長さとが同じである前記<1>〜<3>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<5>
前記弾性部材は、腹側領域及び背側領域に、第2弾性部材を有しており、
前記伸縮領域は、腹側領域及び背側領域に第2弾性領域を有しており、
前記伸縮領域である前記第2弾性領域においては、前記外層シート及び前記内層シートの間に、横方向に伸長した状態の前記第2弾性部材が縦方向に間欠的に配されている前記<1>〜<4>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<6>
縦方向(X方向)に隣り合う前記第2弾性部材どうしの間毎に配される前記帯状接着剤は、1本以上10本以下、好ましくは2本以上5本以下配されている前記<5>に記載の使い捨ておむつ。
<7>
前記弾性部材は、腹側領域に第3弾性部材を有しており、
前記伸縮領域は、腹側領域に第3弾性領域を有しており、
前記伸縮領域である前記第3弾性領域においては、前記外層シート及び前記内層シートの間に、横方向に伸長した状態の前記第3弾性部材が縦方向に間欠的に配されている前記<1>〜<6>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<8>
縦方向に隣り合う前記第3弾性部材どうしの間毎に配される前記帯状接着剤は、1本以上4本以下、好ましくは1本以上3本以下配されている前記<7>に記載の使い捨ておむつ。
<9>
前記伸縮領域は、腹側領域及び背側領域に第2弾性領域、並びに腹側領域に第3弾性領域を有しており、
前記伸縮領域である前記第2弾性領域及び前記第3弾性領域においては、縦方向(X方向)に隣り合う前記帯状接着剤どうしの間の間隔W1は、0.5mm以上10mm以下、好ましくは0.7mm以上5mm以下である前記<1>〜<8>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<10>
前記伸縮領域は、腹側領域及び背側領域に第2弾性領域、並びに腹側領域に第3弾性領域を有しており、
前記伸縮領域である前記第2弾性領域及び前記第3弾性領域においては、前記帯状接着剤の縦方向の長さ(幅W2)が、0.5mm以上10mm以下、好ましくは0.7mm以上5mm以下である前記<1>〜<9>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<11>
前記弾性部材は、腹側領域及び背側領域に第2弾性部材を有し、かつ腹側領域に第3弾性部材を有しており、
前記伸縮領域は、腹側領域及び背側領域に第2弾性領域、並びに腹側領域に第3弾性領域を有しており、
前記第2弾性領域においては、前記外層シート及び前記内層シートの間に、横方向に伸長した状態の前記第2弾性部材が縦方向に間欠的に配されており、
前記第3弾性領域においては、前記外層シート及び前記内層シートの間に、横方向に伸長した状態の前記第3弾性部材が縦方向に間欠的に配されており、
前記伸縮領域である前記第2弾性領域及び前記第3弾性領域においては、縦方向(X方向)に隣り合う前記第2弾性部材どうしの間、又は前記第3弾性部材どうしの間の間隔W3が、0.5mm以上10mm以下、好ましくは0.7mm以上5mm以下である前記<1>〜<10>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<12>
前記外層シート及び前記内層シートの内の少なくとも一方は、その構成繊維の繊維配向方向が、前記帯状接着剤の塗工方向と一致している前記<1>〜<11>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<13>
前記伸縮領域は、前記吸収性本体の縦方向に沿う両側部よりも横方向外方に形成されている前記<1>〜<12>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<14>
前記外装体は、前記吸収性本体と重なる領域にて、各前記弾性部材を複数個の切断部にて個々細かく分断され該弾性部材の伸縮機能が低減されており、
縦方向に隣り合う前記帯状接着剤どうしの間の間隔が、各前記切断部の縦方向の長さよりも短い前記<1>〜<13>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<15>
前記切断部の縦方向の長さL1は、1mm以上15mm以下、好ましくは1.5mm以上10mm以下である前記<14>に記載の使い捨ておむつ。
<16>
前記使い捨ておむつは、パンツ型使い捨ておむつである前記<1>〜<15>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<17>
前記外層シート及び前記内層シートの間にレッグ弾性部材が配されており、
前記レッグ弾性部材は、縦方向(X方向)に間欠的に配された、複数本の前記帯状接着剤により、前記外層シート及び前記内層シートの間で固定されている前記<1>〜<16>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<18>
前記弾性部材は、腹側領域及び背側領域に第1弾性部材を有しており、
前記外装体は、腹側領域の両側縁部及び背側領域の両側縁部に位置して、前記外層シート及び前記内層シートの間に配された接着剤により該外層シート及び該内層シートが固定された一対の端部固定部と、腹側領域の前記端部固定部よりも横方向中央寄りであって、腹側領域における前記吸収性本体の長手方向に沿う両側部に重なる位置に、前記外層シート及び前記内層シートの間に配された接着剤により該外層シート及び該内層シートが固定された一対の吸収性本体側固定部とを有しており、
前記吸収性本体の両端部と重なる部分に位置する複数の前記第1弾性部材は、前記端部固定部と前記吸収性本体側固定部との間の領域において、前記外層シート及び前記内層シートに固定されていない前記<1>〜<17>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<19>
複数の前記第2弾性部材は、コームガンを用いて弾性部材の表面に塗工された表面接着剤により、前記外層シート及び前記内層シートに横方向(Y方向)全域に亘って固定されている前記<5>〜<18>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<20>
複数の前記第3弾性部材は、コームガンを用いて弾性部材の表面に塗工された表面接着剤により、前記外層シート及び前記内層シートに横方向(Y方向)全域に亘って固定されている前記<7>〜<19>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<21>
前記外装体は、横方向に間欠的に配された融着部によって前記外層シートと前記内層シートとの間が部分的に固定されており、
横方向(Y方向)隣り合う前記融着部の列どうしの間に前記外層シート又は前記内層シートからなる襞が生じると共に、前記外層シート及び前記内層シート間には、前記襞に周囲を囲まれた中空部が形成される前記<1>〜<20>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<22>
前記弾性部材は、腹側領域及び背側領域に第1弾性部材を有し、
前記中空部が、横方向(Y方向)に伸長状態で配された前記第1弾性部材の複数に亘って縦方向(X方向)に連続して延びるように形成される前記<21>に記載の使い捨ておむつ。
<23>
前記弾性部材は、腹側領域及び背側領域に、第2弾性部材を有しており、
前記外装体は、縦方向に隣り合う前記第2弾性部材どうしの間毎に、複数個の前記帯状接着剤を介して前記外層シート及び前記内層シートが固定されており、
前記第2弾性部材と該第2弾性部材に隣接する前記帯状接着剤との間に、該第2弾性部材に沿って連続して延びる襞が形成されている前記<1>〜<22>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
1 使い捨ておむつ(パンツ型使い捨ておむつ)
10 吸収性本体
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
5 外装体
51 外層シート
52 内層シート
53 弾性部材
531 第1弾性部材
532 第2弾性部材
533 第3弾性部材
54 帯状接着剤
55 レッグ弾性部材
56 外装体融着部
57 端部固定部
58 吸収性本体側固定部
59 切断部
6 側方カフス
61 立体ギャザー形成用弾性部材
A 腹側領域、B 背側領域、C 股下領域

Claims (8)

  1. 表面シート、裏面シート、これら両シート間に配された吸収体を備えた吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配された外装体とを具備する使い捨ておむつであって、
    前記外装体は、前記使い捨ておむつの外面を形成する非肌対向面側の外層シート、及び肌対向面側の内層シート、並びに、該外層シートと該内層シートとの間に、該使い捨ておむつの横方向に伸長した状態で配された弾性部材、及び該横方向に沿って縦方向に間欠的に配された帯状接着剤を有し、
    前記外装体は、伸縮領域を備えており、該伸縮領域は、複数の前記弾性部材が前記使い捨ておむつの縦方向に間欠的に配され、縦方向に隣り合う該弾性部材どうしの間毎に前記帯状接着剤が1本以上配され、該帯状接着剤を介して前記外層シート及び前記内層シートが固定されて形成されている使い捨ておむつ。
  2. 前記弾性部材は、糸ゴムである請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記伸縮領域においては、前記弾性部材の表面に配された表面接着剤を介して前記外層シート及び前記内層シートが固定されている請求項1又は2に記載の使い捨ておむつ。
  4. 縦方向に隣り合う前記帯状接着剤どうしの間の間隔と、各前記帯状接着剤の縦方向の長さとが同じである請求項1〜3の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記外層シート及び前記内層シートの内の少なくとも一方は、その構成繊維の繊維配向方向が、前記帯状接着剤の配されている方向と一致している請求項1〜4の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  6. 前記伸縮領域は、前記吸収性本体の縦方向に沿う両側部よりも横方向外方に形成されている請求項1〜5の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  7. 前記外装体は、前記吸収性本体と重なる領域にて、各前記弾性部材を複数個の切断部にて個々細かく分断され該弾性部材の伸縮機能が低減されており、
    縦方向に隣り合う前記帯状接着剤どうしの間の間隔が、各前記切断部の縦方向の長さよりも短い請求項1〜6の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  8. 前記使い捨ておむつは、パンツ型使い捨ておむつである請求項1〜7の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
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