JP2016021080A - 電子機器、制御方法、及びプログラム - Google Patents

電子機器、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】静電容量方式のタッチパネルにおいて、水滴がタッチパネルに付着した場合の誤検出を防止する。【解決手段】電子機器は、所定の情報を表示する表示部と、表示部の表示を透過するとともに、所定の導電性を有する指示体によって指示された二次元座標を判定する、静電容量方式のタッチパネル部と、を備え、所定の条件を満たす場合、指示体に対応する二次元座標を有効化し、有効化された二次元座標は、指示体の移動に伴って移動し、有効化された二次元座標が、所定時間において所定の範囲内の移動である場合、有効化された二次元座標を無効化する。【選択図】図15

Description

本発明は、タッチパネルを搭載した電子機器および、この電子機器の制御方法、電子機器にインストールすることで、この制御方法を実行可能にするプログラム、及び、このプログラムをダウンロード可能に保存したサーバに関する。
スマートフォンやタブレットなど、タッチパネルを搭載した電子機器が普及しているが、このような電子機器には、静電容量方式のタッチパネルを備えるものがある。この静電容量方式のタッチパネルは、その表面に素手の指が直接接触して行われる「タッチ操作」だけでなく、タッチパネル表面に素手の指が接触することなくその表面から所定の高さにある指で行われる「ホバー操作」も受け付けることができる。これにより、ユーザは、素手だけでなく、手袋をした指でも操作を行うことができる。
このような静電容量方式のタッチパネルに係る先行技術として、例えば、特許文献1に記載されている情報処理装置(以下、「先行技術1」という)がある。この先行技術1は、タッチパネルに対する指の近接量と、タッチパネルに加えられる圧力値とをそれぞれ検出し、それらが所定の条件を満たすか否かに応じてタッチ操作とホバー操作を区別するものである。
また、別の静電容量方式のタッチパネルに係る先行技術として、例えば、特許文献2に記載されているタッチスイッチ(以下、「先行技術2」という)がある。この先行技術2は、タッチパネルにおける検出値が第1閾値を超えた場合に「タッチ操作有り」と判定し、タッチパネルにおける検出値が第1閾値以下かつ第2閾値を超えた状態で一定時間が経過した場合に「ホバー操作有り」と判定するものである。
特開2011−53971号公報 特開2009−181232号公報
ところで、静電容量方式のタッチパネルでは、ホバー操作を検出するために、非常に微弱な容量値の変化を検出する。しかしながら、水滴(導電体の一例)がタッチパネルに付着した場合と、タッチパネルに対して実際にホバー操作が行われた場合とでは、検出される容量値の変化が近似している。その為、降雨などで水滴がタッチパネルに付着した場合、その付着をホバー操作の実行であると誤検出するおそれがある。
本発明の電子機器は、所定の情報を表示する表示部と、前記表示部の表示を透過するとともに、所定の導電性を有する指示体によって指示された二次元座標を判定する、静電容量方式のタッチパネル部と、を備え、所定の条件を満たす場合、前記指示体に対応する二次元座標を有効化し、前記有効化された二次元座標は、前記指示体の移動に伴って移動する電子機器であって、前記有効化された二次元座標が、所定時間において所定の範囲内の移動である場合、前記有効化された二次元座標を無効化する。
指等の指示体をタッチパネルに接近させて二次元座標が有効になった後、指示体の移動に伴って二次元座標が移動し、タッチパネル上に水滴等がある所に移動した後に、指示体がタッチパネルから離れていった場合、タッチパネル上に残った水滴を、離れた指示体を区別することが難しく、残った水滴に対応して二次元座標を有効にし続け、次の所望の操作が出来ない場合がある。上記構成により、有効化された二次元座標が所定時間大きな移動が無い場合、即ち残った水滴に対応した二次元座標である蓋然性が高い場合、当該二次元座標を無効化し、次の所望の操作等が可能になる。
また、本発明の電子機器は、前記有効化された二次元座標は、前記表示部に表示可能である。
また、本発明の電子機器は、前記所定時間を第1の時間とし、前記所定の範囲を第1の範囲とし、前記有効化された二次元座標が、第2の時間において第2の範囲内の移動である場合、所定の動作を行い、前記第1の時間は前記第2の時間より長い。
無効化する第1の時間が、所定の動作(例えば、長押しに対応する動作)に対応する第2の時間より長いので、必要に応じて所定の動作を実行できるとともに、有効化された二次元座標が所定時間大きな移動が無い場合、即ち残った水滴に対応して二次元座標である蓋然性が高い場合、当該二次元座標を無効化し、次の所望の操作等が可能になる。
また、本発明の電子機器は、前記指示体と前記タッチパネル部との距離が所定の距離以下の場合、前記指示体に対応する二次元座標を有効化し、前記有効化された二次元座標は、前記指示体の移動に伴って移動する電子機器であって、前記有効化された二次元座標が、所定時間において所定の範囲内の移動である場合、前記有効化された二次元座標を無効化する。
また、本発明の電子機器は、前記所定の距離は0(ゼロ)である。ここで、所定の距離0とは、指等の指示体がタッチパネルに接触して、指が潰れた場合も含む。
また、本発明の電子機器は、筐体と、前記タッチパネル部に重ねて配置され、前記表示部の表示を透過する透明部材と、前記透明部材の歪みを検出する押圧検出部と、を備え、前記表示部は、前記筐体内に配置され、前記押圧検出部が検出する歪みが所定の条件を満たす場合、前記指示体に対応する二次元座標を有効化し、前記有効化された二次元座標は、前記指示体の移動に伴って移動する電子機器であって、前記有効化された二次元座標が、所定時間において所定の範囲内の移動である場合、前記有効化された二次元座標を無効化する。
また、本発明の電子機器は、前記押圧検出部が検出する歪みが、少なくとも所定の値より大きい場合、前記指示体に対応する二次元座標を有効化し、前記有効化された二次元座標は、前記指示体の移動に伴って移動する電子機器であって、前記有効化された二次元座標が、所定時間において所定の範囲内の移動である場合、前記有効化された二次元座標を無効化する。
また、本発明の電子機器は、前記押圧検出部は、圧電素子を用いて前記透明部材の歪みを検出する。
また、本発明の電子機器は、前記押圧検出部は、圧電フィルムを用いて前記透明部材の歪みを検出する。
また、本発明の電子機器は、前記圧電フィルムは、前記表示部の、前記タッチパネル部と反対の面に配置された。
本発明の制御方法は、所定の情報を表示する表示部と、前記表示部の表示を透過するとともに、所定の導電性を有する指示体によって指示された二次元座標を判定する、静電容量方式のタッチパネル部と、を備える電子機器で利用可能な制御方法であって、所定の条件を満たす場合、前記指示体に対応する二次元座標を有効化し、前記有効化された二次元座標は、前記指示体の移動に伴って移動し、前記有効化された二次元座標が、所定時間において所定の範囲内の移動である場合、前記有効化された二次元座標を無効化する。
この構成により、有効化された二次元座標が所定時間大きな移動が無い場合、即ち残った水滴に対応して二次元座標である蓋然性が高い場合、当該二次元座標を無効化し、次の所望の操作等が可能になる。また、本発明の電子機器は、所定の情報を表示する表示部と、前記表示部の表示を透過するとともに、所定の導電性を有する指示体によって指示された二次元座標を判定する、静電容量方式のタッチパネル部と、を備え、第1の条件を満たす場合、少なくとも前記表示部を点灯し、第2の条件を満たす場合、前記指示体に対応する二次元座標を有効化し、前記有効化された二次元座標は、前記指示体の移動に伴って移動する電子機器であって、前記有効化された二次元座標が、所定時間において所定の範囲内の移動である場合、前記表示部を消灯する。
これにより、有効化された二次元座標が所定時間大きな移動が無い場合、即ち残った水滴に対応した二次元座標である蓋然性が高い場合、表示部を消灯することで、残った水滴によって表示部を点灯し続けることを抑制することができる。これにより、当該電子機器が電池を電源として動作する場合、電池の持ち時間を長くすることができる。
また、本発明の電子機器は、前記有効化された二次元座標が、所定時間において所定の範囲内の移動である場合、前記有効化された二次元座標を無効化し、更に、前記表示部を消灯する。
また、本発明の電子機器は、前記第1の条件と前記第2の条件が同一である。
また、本発明の電子機器は、前記有効化された二次元座標が、第1の時間において所定の範囲内の移動である場合、第3の時間経過後に前記表示部を消灯する。
また、本発明の電子機器は、前記第3の時間は、少なくとも前記第1の時間より長い。
これにより、表示部が急に消灯することになり、電子機器の使用者が違和感を覚えることを抑制することができる。
また、本発明の電子機器は、前記表示部の消灯は、前記表示部の点灯より、前記表示部の明るさが下がった状態である。
本発明の制御方法は、所定の情報を表示する表示部と、前記表示部の表示を透過するとともに、所定の導電性を有する指示体によって指示された二次元座標を判定する、静電容量方式のタッチパネル部と、を備える電子機器で利用可能な制御方法であって、第1の条件を満たす場合、少なくとも前記表示部を点灯し、第2の条件を満たす場合、前記指示体に対応する二次元座標を有効化し、前記有効化された二次元座標は、前記指示体の移動に伴って移動し、前記有効化された二次元座標が、所定時間において所定の範囲内の移動である場合、前記表示部を消灯する。
これにより、有効化された二次元座標が所定時間大きな移動が無い場合、即ち残った水滴に対応した二次元座標である蓋然性が高い場合、表示部を消灯することで、残った水滴によって表示部を点灯し続けることを抑制することができる。これにより、当該電子機器が電池を電源として動作する場合、電池の持ち時間を長くすることができる。
本発明のプログラムは、電子機器にインストールされることで、前記制御方法を実行可能にする。
本発明のサーバは、前記プログラムを保存するサーバであって、当該プログラムの代金に係る決済情報の受信に対応して、当該プログラムを送信する。
本発明によれば、タッチパネルに水滴等の導電体が付着した状態において、素手での操作や手袋での操作について、水滴等による誤検出を抑制しつつ、適切に動作をさせることができる。
第1の実施の形態に係る電子機器の概略構成の一例を示すブロック図 第1の実施の形態に係る静電容量方式のタッチパネルの概略構成を示す図 第1の実施の形態に係るタッチパネルに指を徐々に近づけたときの検出状態を示す図 第1の実施の形態に係る電子機器における検出領域を示す図 第1の実施の形態に係る電子機器の前面の外観の一例を示す斜視図 第1の実施の形態に係る電子機器におけるガラス、タッチパネル層、押圧センサおよび表示部の第1の配置例を示す図 第1の実施の形態に係る電子機器における押圧センサの第1の配置例を示す図 第1の実施の形態に係る電子機器における押圧センサの第2の配置例を示す図 第1の実施の形態に係る電子機器における押圧センサの第3の配置例を示す図 第1の実施の形態に係る電子機器における押圧センサの構成を示す図 第1の実施の形態に係る電子機器におけるガラス、タッチパネル層、押圧センサおよび表示部の第2の配置例を示す側断面図 第1の実施の形態に係る電子機器におけるアイコン表示動作の一例を示す図 第1の実施の形態に係る電子機器における長押し操作の一例を示す図 第1の実施の形態に係る電子機器の座標判定処理を示すフローチャート 第1の実施の形態に係る電子機器の移動判定処理を示すフローチャート 第1の実施の形態に係る電子機器における第1の操作例を示す模式図 第1の実施の形態に係る電子機器における第2の操作例を示す模式図 第1の実施の形態に係る電子機器における第3の操作例を示す模式図 第1の実施の形態に係る電子機器における第4の操作例を示す模式図 第1の実施の形態に係る電子機器における指等の接触、移動、離れについて動作例を示した模式図 第1の実施の形態に係る電子機器の移動量の計算式を示す図 第1の実施の形態に係るダウンロードシステムを示す模式図 第2の実施の形態に係る電子機器の概略構成の一例を示すブロック図 第2の実施の形態に係る電子機器の前面の外観の一例を示す斜視図 第2の実施の形態に係る電子機器の表示部消灯処理を示すフローチャート 第2の実施の形態に係る電子機器における指等の接触、移動、離れと表示部消灯についての動作例を示した模式図
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に係る電子機器1の概略構成の一例を示すブロック図である。
図1において、電子機器1は、タッチパネル層2、押圧センサ3、表示部4、記憶部5、制御部6、無線通信部7、および電源部8を備える。電子機器1としては、例えば、スマートフォンまたはタブレットなどが挙げられる。
タッチパネル層2は、静電容量方式のタッチパネル層であり、図2に示すように送信電極25と受信電極26を備え、これらが板状の誘電体27の下面に離間して配置される。送信電極25には、送信信号に基づく駆動パルスが、増幅器28を経て印加される。送信電極25に駆動パルスが印加されることで送信電極25から電界が発生し、この電界中に導電性を有する指等が入った場合に、送信電極25と受信電極26の間の電気力線の数が減少し、その数の変化が受信電極26における電荷の変化として現れる。
そして、タッチパネル層2(タッチパネル部の一例)は、受信電極26における電荷の変化に応じた受信信号に基づいて、指等により指示された表示部4における二次元座標(x,y)を制御部6へ連続的に出力する。即ち、指等の移動に伴って二次元座標(x、y)が変化する場合でも、同じ指等に対応する二次元座標(x、y)として連続的に出力する。なお、ここで説明した動作は、タッチパネル層2に含まれるタッチパネル用制御部(図示せず)において行われる。
図3は、タッチパネル層2に指を徐々に近づけたときの検出状態を示す図である。図3において、(a)は、指が電界内に入っていない状態、すなわち、指が検出されていない状態である。(b)は、指が電界内に入っているがタッチパネル層2に触れていない状態、すなわち、ホバー操作が検出された状態である。(c)は、指が電界内に入ってタッチパネル層2に触れている状態、すなわち、タッチ操作が検出された状態である。なお、手袋をした指でタッチパネル層2に触れる操作の場合、指は直にタッチパネル層2に触れないため、図3における(b)の状態となる。
図4は、図3(b)のホバー操作が検出された状態を詳細に示す図である。指70とタッチパネル層2との垂直距離(z)が所定の距離より小さくなった場合、ホバー操作が検出された状態となる。なお、当該所定の距離は、指70の向きや太さによって変化するものであるし、設計上必要に応じて変更することも可能な値である。また前述の通り、指70は、手袋71をした状態でも検出可能である。
タッチパネル層2は、指70によるホバー操作が検出される状態(垂直距離=0のタッチ状態も含む)になると、指70に対応する二次元座標(x、y)を出力する。以降前述の通り連続的に二次元座標(x、y)を出力し続け、指70がタッチパネル層から離れホバー操作が検出されなくなるまで、二次元座標(x、y)を出力する。なお、この二次元座標は、面状のタッチパネル層2に沿った面における二次元座標である。
電子機器1は、図5に示すように直方体状の筐体10を有する。図5において、この筐体10の前面(正面)側には、透明部材であるガラス11およびタッチパネル層2が配置されている。ガラス11とタッチパネル層2は、平面視すると長方形状(矩形状)に形成されており、筐体10の前面の面積より小さい面積である。そして、ガラス11はタッチパネル層2より前面側になるように、タッチパネル層2に重ねて配置されている。
なお、タッチパネル層2において、ガラス11が重ねられた面の裏面には、平面視したときに長方形状である表示部4が配置されている。
押圧センサ3(押圧検出部の一例)は、タッチパネル層2を保護するためのガラス11の歪み(所定の歪み量)を検出し、歪みの有無を示す信号を制御部6へ出力する。ガラスの歪みは、指示体の押圧によって発生し、水滴等の付着では発生しないとする。なお、必ずしも歪みの有無(有り及び無し)を示す信号である必要はなく、歪み有り、もしくは歪み無しのどちらか一方を示す信号でもよい。また、押圧センサ3自体が歪みの有無を判断するのではなく、ガラスの歪みの程度を示す信号を制御部6に出力し、制御部6が歪みの有無を判断してもよい。
図6は、電子機器1の側断面図である。図6に示すように、ガラス11の下には、タッチパネル層2、表示部4(LCD41およびバックライト42)、押子(プランジャ)21、押圧センサ3、伸縮部材22の順で配置されている。即ち、押圧センサ3は、表示部4を基準とするとタッチパネル層2と反対側に配置されている。
図6において、押子21は、バックライト42と押圧センサ3の間に配置されている。押子21の一端はバックライト42の一面に接触しており、押子21のもう一端は押圧センサ3の一面に固定されている。筐体10の枠組み部分12(筐体10の一部分の例)には、窪み部23が形成されている。窪み部23には伸縮部材22が立設しており、伸縮部材22の一端は窪み部23の底面に固定されており、もう一端は押圧センサ3の一面(押子21が固定されている面の裏面)に固定されている。また、押圧センサ3の両端は、枠組み部分12に固定されている。
図6において、枠組み部分12の下には、二次電池14が配置されている。更に、二次電池14の下には、筐体10の下面部13(筐体10の一部分の例)が配置されている。即ち、二次電池14は、枠組み部分12と下面部13の間に配置されている。
図6の構成において、ユーザの指70(素手または手袋をした手)の接触によってガラス11に圧力が加えられると、押子21が押圧センサ3を下方向(窪み部23の方向)へ押し下げる。このとき、押圧センサ3に対する圧力を吸収するように、伸縮部材22は縮む。ユーザの指がガラス11から離れ、ガラス11に対する圧力が無くなると、伸縮部材22は伸びて元の長さに戻る。これにより、押圧センサ3は上方向(バックライト42の方向)へ押し上げられる。
図6に示す押圧センサ3の電子機器1における配置位置の例を図7に示す。図7A、図7B、図7Cは、それぞれ、電子機器1の筐体10の前面(正面)において、押圧センサ3がどこに配置されているかを示している。
図7Cにおいて、押圧センサ3が2つ配置されているが、これら2つの押圧センサ3は、統合して、1つの押圧センサ3として機能するようにしてもよい。
また、押圧センサ3は、1つや2つに限らず、3つ以上の押圧センサ3を配置するようにしてもよい。
押圧センサ3は、図8に示すように、圧電素子でできた圧電フィルム31を用いて押圧力を検出する。押圧センサ3において、ベース板32の上に圧電フィルム31が配置され、圧電フィルム31を挟むように押圧力検知用電極パターン33が複数配置される。ベース板32等の撓みのない状態(A)において、上方から下方に向かって押圧がなされ、ベース板32等に撓みのある状態(B)になる。そうすると、圧電フィルム31の微小な撓みにより電荷が発生し、圧電フィルム31を挟んで対向する押圧力検知用電極パターン33間に電圧が発生する。押圧センサ3は、この電圧に基づき押圧力を検出することができる。
図8に示す押圧センサ3において、圧電フィルム31の両面には、押圧力検知用電極パターン33以外に所定のパターン34が配置されている。当該所定のパターン34は、押圧力検知用電極パターン33と同様に利用しても良いし、任意の信号を通すようにしても良い。
なお、図6においては、押圧センサ3を、表示部4を基準にタッチパネル層2と反対側に配置する例について説明したが、図9に示すように、押圧センサ3を表示部4とタッチパネル層2の間に配置するようにしても良い。
図9において、タッチパネル層2の前面側には、上述したとおり、タッチパネル層2を保護するためのガラス11が重ねて配置されている。ガラス11およびタッチパネル層2は、面状であり、かつ、可視光線において所定の透過率を有し、表示部4の表示を透過する。また、ガラス11の少なくとも一部は、筐体10より露出するように配置され、その他の部分は筐体10の内側に配置される。なお、ガラス11は、タッチパネル層2と一体化した構成であってもよい。
また、図9において、タッチパネル層2において、ガラス11が重ねられた面の裏面には、上述したとおり、押圧センサ3が配置されている。また、上述したとおり、押圧センサ3において、タッチパネル層2が重ねられた面の裏面には、表示部4を構成するLCD41およびバックライト42が順に配置されている。このように、表示部4の前面側に押圧センサ3が重ねて配置され、押圧センサ3は、ガラス11およびタッチパネル層2と同様に、透明かつ可視光線を透過する透過性を有する。なお、押圧センサ3は、タッチパネル層2と一体化した構成でもよい。
表示部4は、筐体10の内部に配置され、制御部6の指示に基づいて所定の情報を表示する装置であり、LCD(Liquid Crystal Display)41およびバックライト42を有する。なお、表示部4は、LCD41等の代わりとして、有機EL(Electro Luminescence)または電子ペーパ等のデバイスを有する構成であってもよい。
制御部6では、種々のプログラムが実行される。これらのプログラムの一種類として、アプリケーションプログラムが実行される。
アプリケーションプログラムによって、表示部4は、タッチパネル層2で判定された二次元座標(x,y)が有効な座標の場合、この二次元座標(x,y)に対応する表示として、所定の画像(例えばポインタまたはアイコン等)を表示する(図示せず)。
或いは、アプリケーションプログラムによって、図10の(A)に示すように二次元座標(x,y)が有効な座標の場合、図10の(B)に示すようにアイコン50が表示される。この場合も有効な二次元座標(x,y)が直接的に表示されるわけではないが、アイコン50が表示される形で当該二次元座標(x,y)が表示される、即ち表示可能と捕らえることも出来る。
なお、図10Bにおいて、二次元座標(x,y)に対応してポインタ(図示せず)を表示させるようにしてもよい。この場合において、ポインタがアイコン50と重なるときは、アイコン50が選択可能状態となるようにしてもよい。このようなポインタやアイコン50の表示、および、アイコン50に対応する機能の起動は、制御部6の指示によって行われる。
また、制御部6は、アプリケーションプログラムによって、図11に示す様に、所定の領域、例えばアイコン51に対応する領域に、指がタッチし、有効な座標が第1の時間(例:0.1秒)留まった後に指が離れた場合、第1の動作(通常のタッチ操作)をするようにしても良い。更に、制御部6は、当該所定の領域(第2の範囲)に指が入り、有効な座標が、少なくとも第2の時間(第2の時間は、第1の時間より長い。例:0.5秒)留まった場合、第2の動作(通常の長押し操作)をするようにしても良い。
図1の説明に戻る。記憶部5は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリを有し、ユーザが電子機器1に対して各種設定を行った際、その設定を記憶する。
制御部6は電子機器1の各部を制御するものである。制御部6は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、およびインタフェース回路で構成される。ROMにはCPUを制御するためのプログラムが記憶されており、RAMはCPUの動作時に演算領域として使用される。
無線通信部7は、アンテナが接続されている。無線通信部7は、当該アンテナを介して、外部との間、無線送信と無線受信を行い、プログラム等のデータを送信したり、受信したりする。
電源部8は、リチウムイオン電池等の二次電池14が接続されている。電源部8は、当該二次電池が供給する電力を、電子機器1の各部に供給する。
本実施の形態では、制御部6が、押圧センサ3およびタッチパネル層2からの入力情報に基づいて、座標判定処理を行うことを特徴とする。この座標判定処理について、図12、図13、図14を用いて説明する。
制御部6は、図12に示す座標判定処理を周期的(例:1/60秒に1回)に実行する。
本座標判定処理を開始すると、タッチパネル層2が出力する二次元座標(x、y)をタッチ座標(x、y)として取得する(ステップS101)。ここで、制御部6は取得するタッチ座標(x、y)とは独立に、タッチ座標の有効/無効を管理し、現時点の有効/無効を保持するようにしている。本座標判定処理の開始前においては、タッチ座標は無効として保持されている。
次に、ステップS102において、タッチ座標が既に有効か判定される。本座標判定処理の開始前にタッチ座標は無効に保持されていると、ステップS102においてNOとなり、押圧センサ3から押圧量を取得する(ステップS103)。
次に、ステップS104において、取得した押圧量が所定値より大きい押圧量か判定される。指70や手袋71による接触が無く、取得した押圧量が所定値より大きくない場合(ステップS104:NO)、タッチ座標を無効のままとし(ステップS105)、終了する。
ステップS104において、指70や手袋71により押圧され、取得した押圧量が所定値より大きい場合(ステップS104:YES)、タッチ座標を有効化し(ステップS110)、終了する。本座標判定処理は、前述の通り周期的に実行されるので、制御部6は、終了後、次の周期において再びタッチパネル層2よりタッチ座標(x、y)取得する(ステップS101)ことを繰り返す。
次に、ステップS110においてタッチ座標は有効化されていると、ステップS102において、YESと判定され、ステップS106に進む。
ここで、制御部6は有効なタッチ座標について、破棄中/破棄中でないを保持するようにしている。有効なタッチ座標について当初は、破棄中でないと保持されている。
ステップS106において、タッチ座標について破棄中であるか判定される。破棄中でないと保持されていると、ステップS106において、NOとなりステップS107に進む。
ステップS107において、指70とタッチパネル層2との垂直距離(z)が検出領域内か判定される。領域内である場合はリリース検知はなされていないとなり(ステップS107:NO)、領域外である場合は、リリース検知がなされたとなる(ステップS107:YES)。
ステップS107においてリリース検知がなされていない場合(ステップS107:NO)、ステップS108へ進み、タッチ座標(x、y)について所定時間において所定の移動があるか判定し、ステップS109へ進む。ステップS108の当該移動判定については、図13を用いて後述する。
ステップS109において、所定の移動がある場合(ステップS109:YES)、タッチ座標は有効なままとし(ステップS110)、終了する。
ステップS109におおいて、所定の移動がない場合(ステップS109:NO)、制御部6は、リリースがなされたとアプリケーションプログラムに通知し(ステップS112)、有効なタッチ座標を破棄するようにし(即ちタッチ座標を無効化し)、破棄状態を保持するようにし(ステップS113)、終了する。
アプリケーションプログラムによっては、ステップS112のリリース通知によって、当該タッチ座標を無効と判断することができるものもある。しかし、その後もタッチ座標をアプリケーションプログラムに通知しつづけると、アプリケーションプログラムによっては、新たなタッチ座標と判断してしまうものもある。そこで、ステップS113において、タッチ座標を積極的に破棄するようにして、タッチ座標をアプリケーションプログラムを通知しないようにしている。
制御部6は当該破棄状態が継続する間、有効なタッチ座標を破棄するので、この間タッチ座標は、実質的に無効となる。
本座標判定処理は、前述の通り周期的に実行されるので、制御部6は、終了後、次の周期において再びタッチパネル層2よりタッチ座標(x、y)取得し(ステップS101)、ステップS102に進む。
ステップS102において、制御部6が保持するタッチ座標の有効/無効が、有効である場合(ステップS102:YES)、ステップS106に進む。ステップS106において、タッチ座標が破棄中である場合(ステップS106:YES)、ステップS114へ進む。
ステップS114においては、ステップS107と同様に指70とタッチパネル層2との垂直距離(z)が検出領域内か判定される。領域内である場合はリリース検知はなされていないとなり(ステップS114:NO)、領域外である場合は、リリース検知がなされたとなる(ステップS114:YES)。
ステップS114において、リリース検知がなされていない場合(ステップS114:NO)、制御部6は、有効なタッチ座標を破棄するようにするとともに、破棄状態を保持するようにし(ステップS117)、終了する。
制御部6は当該破棄状態が継続する間、有効なタッチ座標を破棄するので、この間タッチ座標は、実質的に無効となる。
ステップS114においてリリース検知がなされたとなる場合(ステップS114:YES)、ステップS115へ進む。なお、ステップS114において、指70とタッチパネル層2との垂直距離(z)が検出領域内か判定されるが、検出領域に対応する垂直距離は設計によって変更可能であり、検出領域に対応する垂直距離を0(ゼロ)とするようにしても良い。この場合、タッチ状態がステップS114のNOに対応し、タッチ状態から指がタッチパネル層2からはなれた状態がステップS114のYESに対応する。
次に、ステップS115において、制御部6は、保持している破棄状態をクリアし、ステップS116へ進む。
ステップS116において、タッチ座標の有効をクリアする。即ち、保持しているタッチ座標の有効を無効とする。その後、終了する。
ステップS107において、リリース検知がなされたとなる場合(ステップS107:YES)、ステップS111へ進む。なお、ステップS107において、指70とタッチパネル層2との垂直距離(z)が検出領域内か判定されるが、検出領域に対応する垂直距離は設計によって変更可能であり、検出領域に対応する垂直距離を0(ゼロ)とするようにしても良い。この場合、タッチ状態がステップS107のNOに対応し、タッチ状態から指がタッチパネル層2からはなれた状態がステップS107のYESに対応する。
次に、リリースがなされたとアプリケーションプログラムに通知し(ステップS111)、タッチ座標の有効をクリアする(ステップS116)。即ち、保持しているタッチ座標の有効を無効とする。その後、終了する。
図13は、前述のステップS108に対応する移動判定処理を示すフローチャートである。前述の通り、図12に示す座標判定処理は、周期的(例:1/60秒に1回)に実行されるので、その一部であるステップS108も、最も頻繁な場合として座標判定処理と同じ周期(例:1/60秒に1回)で実行される。
ここで、制御部6は取得するタッチ座標(x、y)とは独立に、当該移動判定処理が前回実行された際の前回座標を保持するようにしている。本移動判定処理の開始前においては、前回座標は所定の座標(例:(0、0))が保持されている。
また、制御部6は、判定状態について状態を保持するようにしており、当該判定状態は、移動中、判定中、停止中の3つの状態を有する。本移動判定処理の開始前においては、判定状態は移動中が保持されている。
制御部6は、本移動判定処理を開始すると、前回座標(x、y)と現時点のタッチ座標(x、y)を基に図16に示す計算式を用いて移動量を計算し(ステップS201)、ステップS202に進む。
ステップS202において、制御部6は、計算された移動量が、所定の閾値より小さいか、即ち所定の範囲(第1の範囲)内の移動であるか、判定する。当該移動量が所定の閾値より大きい場合(ステップS202:NO)、制御部6は、判定状態を移動中とし(ステップS203)、移動なし経過時間をクリアし、即ち0(ゼロ)とする(ステップS204)。
そして、制御部6は、移動ありとし(ステップS205)、前回座標を、当該現時点のタッチ座標に書き換えて保存し(ステップS206)、終了する。
なお、第1の範囲内の移動とは、当然全く移動せず停止した状態を含む概念である。即ち、ここでの第1の範囲内の移動とは、全く移動せず停止した状態と、当該停止した状態は除く第1の範囲内の移動との論理和の概念である。
また、所定時間において所定の範囲内の移動の判定については、タッチ座標(x、y)のx値の時間微分、及び/又は、y値の時間微分を利用するようにしても良い。
また、第1の範囲は、前述の第2の範囲と、同じでも良い。
ステップS202において、当該移動量が所定の閾値より小さい場合(ステップS202:YES)、制御部6は、ステップS207に進み、判定状態が停止中か判定する。
ステップS207において、判定状態が停止中でない場合、即ち判定状態が、移動中又は判定中の場合(ステップS207:NO)、ステップS208に進み、判定状態が判定中か判定する。
ステップS208において、判定状態が判定中でない場合、即ち判定状態が、移動中の場合(ステップS208:NO)、制御部6は、内部に備える時計(図示せず)が示す現時刻を判定開始時刻として保存する(ステップS209)。ここで時計は、絶対的な時刻を刻むものである。そして、制御部6は、判定状態を判定中とし(ステップS210)、ステップS205に進み移動ありとする。以降、制御部6は、前述と同様にステップS205から、ステップS206と進み、終了する。
ステップS208において、判定状態が判定中である場合(ステップS208:YES)、制御部6は、保存された判定開始時刻と時計が示す現時刻の差から判定開始時刻からの経過時間を計算し(ステップS211)、ステップS212へ進む。
ステップS212において、制御部6は当該経過時間が、経過時間についての所定の閾値より大きいか判定する。経過時間が所定の閾値より小さい場合(ステップS212:NO)、制御部6は、ステップS205に進み移動ありとする。以降、制御部6は、前述と同様にステップS205から、ステップS206と進み、終了する。ここで、経過時間についての所定の閾値は、前述の長押し操作に対応する第2の時間より長い時間としている。
ステップS212において、経過時間が所定の閾値より大きい場合(ステップS212:YES)、制御部6は移動なしとする(ステップS213)。そして制御部6は、判定状態を停止中とし(ステップS214)、前回座標を、当該現時点のタッチ座標に書き換えて保存し(ステップS206)、終了する。
ステップS207において、判定状態が停止中の場合(ステップS207:YES)、制御部6は、移動なしとする(ステップS213)。そして制御部6は、判定状態を停止中とし(ステップS214)、前回座標を、当該現時点のタッチ座標に書き換えて保存し(ステップS206)、終了する。
制御部6は、ステップS205で移動ありとした結果と、ステップS208で移動なしとした結果を、図12に示す座標判定処理のステップS109で利用する。
図14Aから図14Dは、ガラス11上に水滴80がある状態で、手袋71を装着した指70が、ガラス11に近づき、ガラス11に接触して移動し、接触した状態で指70及び手袋71が水滴80と一体になり、指70がガラス11から離れた、一連の操作の例を示す模式図である。
これら一連の操作例を図12の座標判定処理及び図13の移動判定処理に適応する場合について、説明する。
まず、図14Aに示すように、ガラス11上に水滴80がある状態で指70がタッチパネル層2に近づき検出領域に入ったとする。制御部6は、タッチ座標を取得する(ステップS101)。次に制御部6は、タッチ座標は未だ有効でなく(ステップS102:NO)、押圧センサ3から押圧量を取得し(ステップS103)、水滴80による押圧量は所定値より小さく(ステップS104:NO)、タッチ座標を無効とする(ステップS105)。
次に、図14Bに示すように、指70及び手袋71がガラス11に接触したとする。制御部6は、タッチ座標を取得する(ステップS101)。次に制御部6は、タッチ座標は未だ有効ではなく(ステップS102:NO)、押圧センサ3から押圧量を取得し(ステップS103)、指70による押圧量は所定値より大きく(ステップS104:YES)、タッチ座標を有効とする(ステップS110)。
次に、図14Cに示すように、指70及び手袋71がガラス11に接触して移動し水滴80と一体となったとする。制御部6は、タッチ座標を取得(ステップS101)する。次に制御部6は、タッチ座標は既に有効であり(ステップS102:YES)、タッチ座標は未だ破棄中でなく(ステップS106:NO)、未だリリース検知はなされておらず(ステップS107:YES)、指70等が移動中(ステップS108、ステップS109:YES)であり、タッチ座標を有効とする(ステップS110)。
ここで、タッチパネル層2はタッチ座標を連続的に出力するが、指70及び手袋71と水滴80と一体となると、指70に対応するタッチ座標と水滴80に対応するタッチ座標を区別できなくなる。例えば当該一体となった後に、指70がガラス11から離れた場合でも、水滴80に対応するタッチ座標を、指70に対応するタッチ座標として出力し続ける。更に、タッチパネル層2は、水滴80を指70と混同して、リリース検知もなされないままになる。
次に、図14Dに示すように、指70及び手袋71がガラス11から離れたとする。制御部6は、タッチ座標を取得する(ステップS101)。次に、制御部6は、タッチ座標は既に有効であり(ステップS102:YES)、タッチ座標は未だ破棄中ではなく(ステップS106:NO)、前述の通り、未だリリース検知はなされておらず(ステップS107:NO)、移動判定を行う(ステップS108)。
水滴80が移動しない場合、制御部6は、まず移動判定を開始しつつ(ステップS201、ステップS202、ステップS207、ステップS208、ステップS209、ステップS210、ステップS205、ステップS206)、移動判定の開始時刻からの経過時間が、所定の閾値を超えるまで移動ありとする(ステップS201、ステップS202、ステップS207、ステップS208、ステップS211、ステップS212、ステップS205、ステップS206)。
ステップS109において、制御部6は、移動あり(ステップS109:YES)とし、タッチ座標を有効とする(ステップS110)。
水滴80が引き続き移動しない場合、制御部6は、移動判定の開始時刻からの経過時間が、所定の閾値を超えるまで移動なしとする(ステップS201、ステップS202、ステップS207、ステップS208、ステップS211、ステップS212、ステップS213、ステップS214、ステップS206)。
ステップS109において、移動なし(ステップS109:NO)となり、リリースがなされたとアプリケーションプログラムに通知し(ステップS112)、有効なタッチ座標を破棄するようにする(ステップS113)。即ち、タッチ座標は、実質的に無効となる。
その後、タッチパネル層2がリリースを検知するまでタッチ座標破棄(ステップS101,ステップS102、ステップS106、ステップS114、ステップS117)を繰り返す。
なお、図14A、図14B、図14C、及び図14Dは、手袋71を装着した指70を例にしたが、手袋71を装着しない指70でも同様である。
図15は、図14B、図14C、図14Dで示した、指70等がガラス11に接触し、移動し、離れる例について、時間軸に沿って動作例を示した模式図である。
図15においては、横軸は時間であり、時間=0において指70等がガラス11に接触したとする(図14Bに対応)。前述の通り、指70による押圧量は所定値より大きく、タッチ座標が有効となる。指70等の接触より前から有る水滴80に対応するタッチ座標は、無効のままである。
指70等が移動している間(図14Bと図14Cの間が対応)、即ち図15において時間=0から、時間=aの間、指70等は移動中であり、指等によるタッチ座標を有効とする。
時間=aにおいて、指70等と水滴80と一体となると、時間=bまで指70に対応するタッチ座標と水滴80に対応するタッチ座標を区別することなく、有効座標として出力する(図14Cが対応)。
時間=bにおいて指70等がガラス11から離れたとすると、前述の通り移動量が移動量閾値より小さい時間が経過時間閾値より大きくなるまで(時間=cまで)、水滴80の座標を有効座標として出力する。
移動量が移動量閾値より小さい時間が経過時間閾値より大きくなると(時間=c以降)、前述の通り、移動なしとなり、有効なタッチ座標を破棄するようにし、タッチ座標を実質的に無効となる。これにより、時間=c以降において水滴による誤検知の継続を終了させることができる。
なお、本実施の形態に係る電子機器1においては、前述の通り、押圧センサ3から押圧量を取得し(ステップS103)、取得した押圧量が所定値より大きい場合(ステップS104:YES)、タッチ座標を有効化する(ステップS110)ようにしたが、指70等に対応するタッチ座標を有効化する方法はこれに限らない。
例えば、指70等の指示体とタッチパネル層2との距離が所定の距離以下の場合、指示体に対応する二次元座標を有効化するようにしても良い。
或いは、指70等の指示体とタッチパネル層2との距離が0(ゼロ)の場合、指示体に対応する二次元座標を有効化するようにしても良い。ここで、指示体とタッチパネル層2との距離が0(ゼロ)とは、指等の指示体がガラス11に接触して、指が潰れた場合も含むようにしてもよい。
これらの様に、所定の条件を満たす場合、指示体に対応する二次元座標を有効化するようにしても良い。
以上のように説明した図12の座標判定処理において、一部分を切り出して実行するようにしても良い。例えば、ステップS101、ステップS102、ステップS106、ステップS107、ステップS108、ステップS109、ステップS110、ステップS112、及びステップS113等を切り出して実行するようにしても良い。
この場合、所定の条件を満たす場合、指示体に対応する二次元座標を有効化し、有効化された二次元座標は、前記指示体の移動に伴って移動し、有効化された二次元座標が、所定時間において所定の範囲内の移動である場合、前記有効化された二次元座標を無効化すると捕らえることができる。
前述の様に、静電容量方式のタッチパネル層2では、ホバー操作を検出するために、非常に微弱な容量値の変化を検出する。しかしながら、水滴80がタッチパネル層2に付着した場合と、タッチパネル層2に対して実際にホバー操作が行われた場合とでは、検出される容量値の変化が近似している。その為、降雨などで水滴がタッチパネル層2に付着した場合、その付着をホバー操作の実行であると誤検出するおそれがある。
特に、この様なホバー操作を検出することができるタッチパネル層2において、指等の指示体をタッチパネル層2に接近させて二次元座標が有効になった後、指示体の移動に伴って二次元座標が移動し、タッチパネル層2上に水滴等がある所に移動した後に、指示体がタッチパネル層2から離れていった場合、タッチパネル層2上に残った水滴を、離れた指示体を区別することが難しく、残った水滴に対応して二次元座標を有効にし続け、次の所望の操作が出来ない場合がある。上記ステップにより、有効化された二次元座標が所定時間大きな移動が無い場合、即ち残った水滴に対応して二次元座標である蓋然性が高い場合、当該二次元座標を無効化し、次の所望の操作等が可能になる。なお、この様な作用と効果は、ホバー操作を検出することができるタッチパネル層2において特徴的であるが、タッチ操作を検出することができるタッチパネル層2を排除するものではない。即ち、タッチ操作を検出することができるタッチパネル層2、及び、ホバー操作とタッチ操作の両方を検出することができるタッチパネル層2においても同様の作用と効果を備える。
また、本実施の形態に係る電子機器1は、二次元座標を無効化する第1の時間が、所定の動作(例えば、長押しに対応する動作)に対応する第2の時間より長いので、必要に応じて所定の動作を実行できるとともに、有効化された二次元座標が所定時間大きな移動が無い場合、即ち残った水滴に対応して二次元座標である蓋然性が高い場合、当該二次元座標を無効化し、次の所望の操作等が可能になる。
また、本実施の形態に係る電子機器1は、携帯無線機や、ゲーム機、テレビ、電子レンジ、洗濯機、冷蔵庫、カーナビゲーション、カーナビゲーションを備えた自動車、ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)端末装置、ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)端末装置を備えた家、ATM(Automated Teller Machine)、デジタルサイネージ装置等であっても良い。
また、本実施の形態に係る電子機器1では、図12、図13のフローチャートで示す制御方法の処理を記述したプログラムをROMに持たせたが、当該プログラムを、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等の記憶媒体に格納して配布するようにしてもよい。
或いは、図17に示す様に、インターネット等のネットワーク上のサーバ200に当該プログラムを保存するようにして、電気通信回線を利用してダウンロードできるようにしても良い。そして、当該プログラムの対価として所定の金額(代金)を決済するために、クレジットカード等に掛かる決済情報を電子機器1(例:スマートフォン)等からサーバ200に送信し、当該決済が実行され、当該プログラムを送信する(ダウンロードする)ようにしても良い。
当然、この様にしてダウンロードしたプログラムを、電子機器1でインストール及び実行するようにしても良い、即ち実行可能にしても良い。
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図18は、本実施の形態に係る電子機器101の概略構成の一例を示すブロック図である。
図18において、電子機器101は、起動スイッチ9及び制御部106以外は、第1の実施の形態の電子機器1と共通である。
起動スイッチ9は、図19に示す様に、筐体10の側面に配置され、外部から電子機器101の使用者により操作可能である。
制御部106は、第1の実施の形態の制御部6と同様に座標判定処理、移動判定処理を実行するのに加え、図20に示す表示部消灯処理を実行する。
本実施の形態に係る電子機器101は、第1の実施の形態に係る電子機器1と同様に有効化された二次元座標が、所定時間において所定の範囲内の移動である場合、有効化された二次元座標を無効化する。その後所定時間(第3の時間)経過後に、電子機器101は、表示部を消灯する。図20は、この表示部消灯の処理に関連するフローチャートである。
制御部106は、図20に示す表示部消灯の処理を開始すると、起動スイッチ9の操作があるか判定する(ステップS301)。操作がない場合(ステップS301:NO)、制御部106はステップS301を繰り返す。操作がある場合(ステップS301:YES)、制御部106は、バックライト42を点灯する(ステップS302)。
ここで、制御部106は、タイマ(図示せず)を備えており、当該タイマをリセットし、次にスタートさせた後の時間を計測することができる。
制御部106は、次のステップS303において当該タイマをリセットし、ステップS304に進む。 次に、制御部106は、有効座標が有るか判定する(ステップS304)。例えば、図12のステップS110等でタッチ座標が有効な場合、制御部106は、有効座標は有りと判定し(ステップS304:YES)、ステップS303に戻る。
ステップS304において、例えば、図12のステップS112,ステップS113等でタッチ座標が無効となった場合、制御部106は、有効座標は無しと判定し(ステップS304:NO)、ステップS305へ進む。
ステップS303ステップS306 ステップS305において、制御部106は、タイマをスタートさせステップS306に進む。
ステップS303においてタイマがリセットされた後に、最初にステップS305になった場合、前述の通り、制御部106はタイマをスタートさせるが、リセットされた後に、ステップS305になるのが2回目以降の場合(例:ステップS304、ステップS305、ステップS306:NOを繰り返す場合)、制御部106はステップS305においては特に何もせず、タイマは引き続き時間を計測する。
ステップS306において、制御部106は、タイマが計測する時間を基に、所定時間(第3の時間、例:15秒)経過したか判定する。当該所定時間経過しない場合(ステップS306:NO)、制御部106は、ステップS304に戻る。所定時間経過した場合(ステップS306:YES)、制御部106は、バックライト42を消灯し(ステップS307)、終了する。
図21は、図15と同様に、図14B、図14C、図14Dで示した、指70等がガラス11に接触し、移動し、離れる例について、時間軸に沿って動作例を示した模式図である。加えて、図21は、同じ時間軸に沿ったバックライト42の点灯/消灯の動作を示している。
図21においては、図15と同様に、横軸は時間であり、時間=0において指70等がガラス11に接触したとする(図14Bに対応)。バックライト42は、時間=0より前に、起動スイッチ9の操作等により点灯している(ステップS301、ステップS302)。
時間=0から時間=cまでについては、図15の説明と同様である。なお、時間=0から時間=cの間、制御部106は、有効座標を出力し、ステップS304:YES、ステップS303を繰り返す。
図20の表示部消灯処理のフローチャートでは、移動量が移動量閾値より小さい時間が経過時間閾値(第1の時間)より大きくなると(時間=c)、前述の通り、移動なしとなり、有効なタッチ座標を破棄するようにし、タッチ座標を実質的に無効となる。これにより、ステップS304:NOとなり、タイマをスタートさせる(ステップS305、時間=c)。その後所定時間(第3の時間)経過すると(ステップS306:YES、)、バックライト42を消灯する(ステップS307、時間=d)。
これにより、有効化された二次元座標が所定時間(第1の時間)大きな移動が無い場合、即ち残った水滴に対応した二次元座標である蓋然性が高い場合、バックライト42を消灯することで、残った水滴によってバックライト42が点灯し続けることを抑制することができる。これにより、二次電池14によって動作し続けられる時間、即ち電池の持ち時間を長くすることができる。
前述の通り、有効化された二次元座標が所定時間(第1の時間)大きな移動が無い場合、即ち残った水滴に対応した二次元座標である蓋然性が高い場合、所定時間(第3の時間)後にバックライト42を消灯する。しかし、第3の時間が余りに短いと、バックライト42が急に消灯することになり、電子機器の使用者が違和感を覚える場合がある。そこで、例えば、第3の時間を、第1の時間より長くするようにしても良い。
また、第3の時間は、電子機器101において複数の選択肢を用意しておき、使用者によって選択できるようにしても良い。それら、複数の選択肢の全部、もしくは少なくとも一つの選択肢は、第3の時間として、第1の時間より長くしても良い。
なお、バックライト42が点灯する条件(第1の条件)として、図20の表示部消灯処理では、起動スイッチ9の操作があった場合としたが、これに限らない。例えば、図12のステップS110でタッチ座標を有効になった場合でも良い。或いは、指70等の指示体とタッチパネル層との距離が所定の距離以下の場合に、指示体に対応する二次元座標を有効化するとともに、バックライト42を点灯するようにしてもよい。
また、表示部4として、バックライト42と組み合わせて利用されるLCD41の代わりに、自発光方式の有機ELを利用する場合は、バックライト42の点灯/消灯の代わりに、有機EL自身の発光の開始と停止とすることができる。なお、自発光方式の表示部4は、有機ELに限定するものではない。プラズマ方式の表示部4でも同様である。
また、表示部4について、バックライト42の点灯/消灯、自発光の開始/停止等を含めると、これらの状態を、表示部4の点灯/消灯と捕らえることもできる。
また、これまで消灯という言葉を使って説明して来たが、ここでの消灯はバックライト42等が完全に消えている状態のみを指すものでは無い。ここでの消灯とは、点灯している状態から少しでも明るさが下がった状態、或いは点灯している状態から相当明るさが下がった状態も含む概念である。
本発明は、タッチパネルを搭載した電子機器および、この電子機器の制御方法、電子機器にインストールすることで、この制御方法を実行可能にするプログラム、及び、このプログラムをダウンロード可能に保存したサーバにおいて利用可能である。
1、 101 電子機器
2 タッチパネル層(タッチパネル部)
3 押圧センサ(押圧検出部)
4 表示部
5 記憶部
6、 106 制御部
9 起動スイッチ
10 筐体
11 ガラス(透明部材)
14 二次電池
31 圧電フィルム(圧電素子)
41 LCD
42 バックライト
50、51 アイコン
70 指(指示体)
71 手袋
80 水滴
200 サーバ
本発明の電子機器は、筐体と、前記筐体内に配置され、所定の情報を表示する表示部と、 前記表示部の表示を透過するとともに、所定の導電性を有する指示体によって指示された二次元座標を判定する、静電容量方式のタッチパネル部と、前記タッチパネル部に重ねて配置され、前記表示部の表示を透過する透明部材と、前記透明部材の歪みを検出する押圧検出部と、を備え、前記タッチパネル部は、少なくとも0(ゼロ)より大きくかつ所定の距離より小さい距離離れた前記指示体によって指示された前記二次元座標を判定可能である、電子機器であって、前記タッチパネル部が、少なくとも0(ゼロ)より大きくかつ所定の距離より小さい距離離れた前記指示体によって指示された前記二次元座標を判定する場合で、かつ前記押圧検出部が検出する歪みが所定の条件を満たす場合、前記タッチパネル部が判定する前記二次元座標を有効化し、その後に前記有効化された二次元座標が、所定時間において所定の範囲内の移動である場合、前記有効化された二次元座標を無効化する、及び、前記タッチパネル部が、少なくとも0(ゼロ)より大きくかつ前記所定の距離より小さい距離離れた前記指示体によって指示された前記二次元座標を判定する場合で、かつ前記押圧検出部が検出する歪みが前記所定の条件を満たさない場合、前記タッチパネル部が判定する前記二次元座標を無効化する。
指等の指示体をタッチパネルに接近させて二次元座標が有効になった後、指示体の移動に伴って二次元座標が移動し、タッチパネル上に水滴等がある所に移動した後に、指示体がタッチパネルから離れていった場合、タッチパネル上に残った水滴を、離れた指示体を区別することが難しく、残った水滴に対応して二次元座標を有効にし続け、次の所望の操作が出来ない場合がある。上記構成により、手袋をはめた指でも適切に二次元座標を有効化する一方で、タッチパネル表面に単に水滴等が付着した場合は、当該水の二次元座標を有効とさせないようにできるとともに、手袋をはめた指が、タッチパネル上にある水滴等がある所に移動した後に指示体がタッチパネルから離れていった場合でも、有効化された二次元座標が所定時間大きな移動が無い場合、即ち残った水滴に対応した二次元座標である蓋然性が高い場合、当該二次元座標を無効化し、次の所望の操作等が可能になる。
また、本発明の電子機器は、前記タッチパネル部が、0(ゼロ)以上でかつ前記所定の距離より小さい距離離れた前記指示体によって指示された前記二次元座標を判定する場合で、かつ前記押圧検出部が検出する歪みが前記所定の条件を満たさない場合、前記タッチパネル部が判定する前記二次元座標を無効化する。
また、本発明の電子機器は、前記押圧検出部が検出する歪みの前記所定の条件は、前記押圧検出部が検出する歪みが、少なくとも所定の値より大きい場合である。
また、本発明の電子機器は、前記有効化された二次元座標は、前記表示部に表示可能である。
また、本発明の電子機器は、前記所定時間を第1の時間とし、前記所定の範囲を第1の範囲とし、前記有効化された二次元座標が、第2の時間において第2の範囲内の移動である場合、所定の動作を行い、前記第1の時間は前記第2の時間より長い。
また、本発明の電子機器は、前記押圧検出部は、圧電素子を用いて前記透明部材の歪みを検出する。
また、本発明の電子機器は、前記押圧検出部は、圧電フィルムを用いて前記透明部材の歪みを検出する。
また、本発明の電子機器は、前記圧電フィルムは、前記表示部の、前記タッチパネル部と反対の面に配置された。
また、本発明の制御方法は、筐体と、前記筐体内に配置され、所定の情報を表示する表示部と、前記表示部の表示を透過するとともに、所定の導電性を有する指示体によって指示された二次元座標を判定する、静電容量方式のタッチパネル部と、前記タッチパネル部に重ねて配置され、前記表示部の表示を透過する透明部材と、前記透明部材の歪みを検出する押圧検出部と、を備え、前記タッチパネル部は、少なくとも0(ゼロ)より大きくかつ所定の距離より小さい距離離れた前記指示体によって指示された前記二次元座標を判定可能である、電子機器において利用可能な制御方法であって、前記タッチパネル部が、少なくとも0(ゼロ)より大きくかつ所定の距離より小さい距離離れた前記指示体によって指示された前記二次元座標を判定する場合で、かつ前記押圧検出部が検出する歪みが所定の条件を満たす場合、前記タッチパネル部が判定する前記二次元座標を有効化し、その後に前記有効化された二次元座標が、所定時間において所定の範囲内の移動である場合、前記有効化された二次元座標を無効化する、及び、前記タッチパネル部が、少なくとも0(ゼロ)より大きくかつ前記所定の距離より小さい距離離れた前記指示体によって指示された前記二次元座標を判定する場合で、かつ前記押圧検出部が検出する歪みが前記所定の条件を満たさない場合、前記タッチパネル部が判定する前記二次元座標を無効化する。
また、本発明のプログラムは、電子機器にインストールされることで、前記制御方法を実行可能にする。
また、本発明のサーバは、前記プログラムを保存するサーバであって、当該プログラムの代金に係る決済情報の受信に対応して、当該プログラムを送信する。
本発明の電子機器は、筐体と、前記筐体内に配置され、所定の情報を表示する表示部と、前記表示部の表示を透過するとともに、所定の導電性を有する指示体によって指示された二次元座標を判定する、静電容量方式のタッチパネル部と、 前記タッチパネル部に重ねて配置され、前記表示部の表示を透過する透明部材と、前記透明部材の歪み量を検出する押圧検出部と、を備え、前記タッチパネル部は、少なくとも0(ゼロ)より大きくかつ所定の距離より小さい距離離れた前記指示体によって指示された前記二次元座標を判定可能である、電子機器であって、前記タッチパネル部が、少なくとも0(ゼロ)より大きくかつ所定の距離より小さい距離離れた前記指示体によって指示された前記二次元座標を判定する場合で、かつ少なくとも前記歪み量が所定の値より大きい場合、前記タッチパネル部が判定する前記二次元座標を有効化し、前記有効化された二次元座標が、所定時間において所定の範囲外の移動である場合、前記歪み量の大小に拠らず、前記有効化された二次元座標を継続して有効化し、その後に前記有効化された二次元座標が、前記所定時間において前記所定の範囲内の移動である場合、前記歪み量の大小に拠らず、前記有効化された二次元座標を無効化する、及び、前記タッチパネル部が、少なくとも0(ゼロ)より大きくかつ前記所定の距離より小さい距離離れた前記指示体によって指示された前記二次元座標を判定する場合で、かつ少なくとも前記歪み量が前記所定の値より小さい場合、前記タッチパネル部が判定する前記二次元座標を無効化する。
本発明の制御方法は、筐体と、前記筐体内に配置され、所定の情報を表示する表示部と、前記表示部の表示を透過するとともに、所定の導電性を有する指示体によって指示された二次元座標を判定する、静電容量方式のタッチパネル部と、 前記タッチパネル部に重ねて配置され、前記表示部の表示を透過する透明部材と、前記透明部材の歪み量を検出する押圧検出部と、を備え、前記タッチパネル部は、少なくとも0(ゼロ)より大きくかつ所定の距離より小さい距離離れた前記指示体によって指示された前記二次元座標を判定可能である、電子機器において利用可能な制御方法であって、前記タッチパネル部が、少なくとも0(ゼロ)より大きくかつ所定の距離より小さい距離離れた前記指示体によって指示された前記二次元座標を判定する場合で、かつ少なくとも前記歪み量が所定の値より大きい場合、前記タッチパネル部が判定する前記二次元座標を有効化し、前記有効化された二次元座標が、所定時間において所定の範囲外の移動である場合、前記歪み量の大小に拠らず、前記有効化された二次元座標を継続して有効化し、その後に前記有効化された二次元座標が、前記所定時間において前記所定の範囲内の移動である場合、前記歪み量の大小に拠らず、前記有効化された二次元座標を無効化する、及び、前記タッチパネル部が、少なくとも0(ゼロ)より大きくかつ前記所定の距離より小さい距離離れた前記指示体によって指示された前記二次元座標を判定する場合で、かつ少なくとも前記歪み量が前記所定の値より小さい場合、前記タッチパネル部が判定する前記二次元座標を無効化する。
本発明のプログラムは、電子機器にインストールされることで、前記制御方法を実行可能にする。
本発明のサーバは、前記プログラムを保存するサーバであって、当該プログラムの代金に係る決済情報の受信に対応して、当該プログラムを送信する。

Claims (20)

  1. 所定の情報を表示する表示部と、
    前記表示部の表示を透過するとともに、所定の導電性を有する指示体によって指示された二次元座標を判定する、静電容量方式のタッチパネル部と、を備え、
    所定の条件を満たす場合、前記指示体に対応する二次元座標を有効化し、
    前記有効化された二次元座標は、前記指示体の移動に伴って移動する電子機器であって、
    前記有効化された二次元座標が、所定時間において所定の範囲内の移動である場合、前記有効化された二次元座標を無効化する、
    電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記有効化された二次元座標は、前記表示部に表示可能である、
    電子機器。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電子機器であって、
    前記所定時間を第1の時間とし、
    前記所定の範囲を第1の範囲とし、
    前記有効化された二次元座標が、第2の時間において第2の範囲内の移動である場合、所定の動作を行い、
    前記第1の時間は前記第2の時間より長い、
    電子機器。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電子機器であって、
    前記指示体と前記タッチパネル部との距離が所定の距離以下の場合、前記指示体に対応する二次元座標を有効化し、
    前記有効化された二次元座標は、前記指示体の移動に伴って移動する電子機器であって、
    前記有効化された二次元座標が、所定時間において所定の範囲内の移動である場合、前記有効化された二次元座標を無効化する、
    電子機器。
  5. 請求項4に記載の電子機器であって、
    前記所定の距離は0(ゼロ)である、
    電子機器。
  6. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電子機器であって、
    筐体と、
    前記タッチパネル部に重ねて配置され、前記表示部の表示を透過する透明部材と、
    前記透明部材の歪みを検出する押圧検出部と、を備え、
    前記表示部は、前記筐体内に配置され、
    前記押圧検出部が検出する歪みが所定の条件を満たす場合、前記指示体に対応する二次元座標を有効化し、
    前記有効化された二次元座標は、前記指示体の移動に伴って移動する電子機器であって、
    前記有効化された二次元座標が、所定時間において所定の範囲内の移動である場合、前記有効化された二次元座標を無効化する、
    電子機器。
  7. 請求項6に記載の電子機器であって、
    前記押圧検出部が検出する歪みが、少なくとも所定の値より大きい場合、前記指示体に対応する二次元座標を有効化し、
    前記有効化された二次元座標は、前記指示体の移動に伴って移動する電子機器であって、
    前記有効化された二次元座標が、所定時間において所定の範囲内の移動である場合、前記有効化された二次元座標を無効化する、
    電子機器。
  8. 請求項6又は請求項7に記載の電子機器であって、
    前記押圧検出部は、圧電素子を用いて前記透明部材の歪みを検出する、
    電子機器。
  9. 請求項8に記載の電子機器であって、
    前記押圧検出部は、圧電フィルムを用いて前記透明部材の歪みを検出する、
    電子機器。
  10. 請求項9に記載の電子機器であって、
    前記圧電フィルムは、
    前記表示部の、前記タッチパネル部と反対の面に配置された
    電子機器。
  11. 所定の情報を表示する表示部と、
    前記表示部の表示を透過するとともに、所定の導電性を有する指示体によって指示された二次元座標を判定する、静電容量方式のタッチパネル部と、を備える電子機器で利用可能な制御方法であって、
    所定の条件を満たす場合、前記指示体に対応する二次元座標を有効化し、
    前記有効化された二次元座標は、前記指示体の移動に伴って移動し、
    前記有効化された二次元座標が、所定時間において所定の範囲内の移動である場合、前記有効化された二次元座標を無効化する、
    制御方法。
  12. 所定の情報を表示する表示部と、
    前記表示部の表示を透過するとともに、所定の導電性を有する指示体によって指示された二次元座標を判定する、静電容量方式のタッチパネル部と、を備え、
    第1の条件 を満たす場合、少なくとも前記表示部を点灯し 、
    第2の条件を満たす場合、前記指示体に対応する二次元座標を有効化し、
    前記有効化された二次元座標は、前記指示体の移動に伴って移動する電子機器であって、
    前記有効化された二次元座標が、所定時間において所定の範囲内の移動である場合、前記表示部を消灯する、
    電子機器。
  13. 請求項12に記載の電子機器であって、
    前記有効化された二次元座標が、所定時間において所定の範囲内の移動である場合、前記有効化された二次元座標を無効化し、更に、前記表示部を消灯する、
    電子機器。
  14. 請求項12又は請求項13に記載の電子機器であって、
    前記第1の条件と前記第2の条件が同一である、
    電子機器。
  15. 請求項12から請求項14のいずれか1項に記載の電子機器であって、
    前記有効化された二次元座標が、第1の時間において所定の範囲内の移動である場合、第3の時間経過後に前記表示部を消灯する、
    電子機器。
  16. 請求項15に記載の電子機器であって、
    前記第3の時間は、少なくとも前記第1の時間より長い、
    電子機器。
  17. 請求項12から請求項16のいずれか1項に記載の電子機器であって、
    前記表示部の消灯は、前記表示部の点灯より、前記表示部の明るさが下がった状態である、
    電子機器。
  18. 所定の情報を表示する表示部と、
    前記表示部の表示を透過するとともに、所定の導電性を有する指示体によって指示された二次元座標を判定する、静電容量方式のタッチパネル部と、を備える電子機器で利用可能な制御方法であって、
    第1の条件を満たす場合、少なくとも前記表示部を点灯し、
    第2の条件を満たす場合、前記指示体に対応する二次元座標を有効化し、
    前記有効化された二次元座標は、前記指示体の移動に伴って移動し、
    前記有効化された二次元座標が、所定時間において所定の範囲内の移動である場合、前記表示部を消灯する、
    制御方法。
  19. 電子機器にインストールされることで、請求項11又は請求項18に記載の制御方法を実行可能にするプログラム。
  20. 請求項19に記載のプログラムを保存するサーバであって、
    当該プログラムの代金に係る決済情報の受信に対応して、当該プログラムを送信する、
    サーバ。

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