JP2014175018A - 電子機器及び座標検出方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】面状の表示部3と、表示部3に重ねて配置され、指示体である指10の表示部3の面に沿った二次元座標(x,y)と、指10との垂直距離(z)を検出可能なタッチパネル2と、を備え、指10とタッチパネル2との垂直距離(z)が大きくなるに従って、二次元座標(x,y)を有効にする有効領域50を狭くする。このような構成を採ることで、タッチパネル2から離れた位置での操作を可能とするホバー操作においてユーザの意図しない操作を十分に防止することが可能となる。
【選択図】図7
Description
タッチパネルには、パネル面に指が接触することなく所定の範囲の高さでの操作(以下、この近接操作のことを“ホバー操作”と呼ぶ)が可能な静電容量方式のものがある。図10は、静電容量方式のタッチパネルの概略構成を示す図である。同図において、板状の誘電体100の下面に離間して送信電極101と受信電極102が配置されており、送信電極101には、駆動バッファ103から駆動パルスが印加される。駆動パルスが印加されたときに電界が発生し、この電界中に手を入れると、送信電極101と受信電極102の間の電気力線の数が減少する。この電気力線の変化が受信電極102における電荷の変化として現れる。受信電極102における電荷の変化から手のタッチパネルへの接近を検出する。
ユーザの意図しない操作を防止する方法として、例えば特許文献1に記載されている入力制御方法がある。この入力制御方法は、タッチパネルへの接触を検知し、接触された領域を少なくとも含む領域を、入力操作を受け付けない無効領域として特定し、タッチパネルへの接触を検知し、接触された領域が無効領域に含まれない場合に、当該領域に関連付けられた入力処理を実行するものである。
ここで、以下に示す非検出領域は、制御部6が認識できない領域である。また、以下に示す検出領域は、二次元座標についてタッチパネル2の中心2Aを含む有効領域50と、二次元座標について有効領域50の外側にある無効領域40を含むもので、制御部6が認識できる領域である。図7は、非検出領域と検出領域を模式的に示した図である。同図において、非検出領域60は、指10とタッチパネル2との垂直距離(z)についてタッチパネル2の中心線2Bを基準に検出領域70の外側の領域を有する。検出領域70は、上述したように無効領域40と有効領域50を含む。
(1−1)非検出状態であるタッチパネル2が指示体を検出したとき、そのときの座標を初回座標とする。
(1−2)非検出領域60から検出領域70に指示体が移動したとき、そのときの座標を初回座標とする。
(1−3)検出領域70に指示体が入ってきたことを検出したとき、そのときの座標を初回座標とする。
(2−1)初回座標(何本目の指10でも)の指10の座標(x,y,z)が無効領域40の場合、当該座標(x,y,z)を無効とする。
(2−2)無効化された指10が有効領域50に、非検出領域60に移動することなく移動した場合、有効領域50上の座標(x,y,z)を有効とする。
(2−3)無効化された指10が有効領域50に移動しない限り、無効領域40上の座標(x,y,z)を無効とする。
(2−4)無効化された指10がある場合(1本目の指10−1)においても、初回座標の2本目の指10−2が有効領域50で検出された場合、2本目の指10−2の座標(x,y,z)を有効とする。この場合、2本目の指10−2は、1本目の指10−1としてホストに通知される。ホストは、例えば本電子機器がスマートフォンである場合、そのスマートフォンで使用されているOS(オペレーティングシステム)である。
(2−5)一度有効領域50で検出された指10が移動して無効領域40に入った場合は座標無効とはせず、座標有効とする。
2 タッチパネル
3 表示部
5 記憶部
6 制御部
7 筐体
10 指
30 ポインタ
40 無効領域
50 有効領域
60 非検出領域
70 検出領域
Claims (12)
- 面状の表示部と、
前記表示部に重ねて配置され、指示体の前記表示部の面に沿った二次元座標と、前記指示体との垂直距離を検出可能なタッチパネルと、を備え、
前記タッチパネルは、
少なくとも前記垂直距離について第1の値以下かつ、前記第1の値より小さい第2の値より大きく、前記二次元座標及び前記垂直距離を検出可能な検出領域と、
少なくとも前記垂直距離について前記第1の値より大きく、前記二次元座標及び/又は前記垂直距離を検出不可能な非検出領域と、
を有し、
前記検出領域は、
前記二次元座標について前記タッチパネルの中心を含む第1領域と、
前記二次元座標について前記第1領域の外側にある第2領域と、
を有し、
前記第1領域は、前記垂直距離が大きくなるに従って狭くなり、
前記第2領域は、前記垂直距離が大きくなるに従って狭くなる前記第1領域に沿って配置された電子機器であって、
前記指示体が、前記垂直距離について前記第1の値より大きい前記非検出領域から前記第1領域に直接入った場合、前記指示体の少なくとも二次元座標を有効な座標とし、次に、前記第1領域から前記第2領域に入った場合、前記指示体の少なくとも二次元座標を有効な座標とし、
前記指示体が、前記垂直距離について前記第1の値より大きい前記非検出領域から前記第2領域に直接入った場合、前記指示体の少なくとも二次元座標を無効な座標とし、次に、前記第2領域から前記第1領域に入った場合、前記指示体の少なくとも二次元座標を有効な座標とし、次に、前記第1領域から前記第2領域に入った場合、前記指示体の少なくとも二次元座標を有効な座標とする、
電子機器。 - 請求項1に記載の電子機器であって、
前記第1領域は、前記垂直距離が大きくなるに従って、少なくとも前記表示部の中心を含む状態で狭くなる、
電子機器。 - 請求項2に記載の電子機器であって、
前記第1領域は、前記垂直距離が大きくなるに従って、前記表示部の中心に向かって狭くなる、
電子機器。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電子機器であって、
前記第1領域は、前記垂直距離が最小になる場合、最も大きくなる、
電子機器。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電子機器であって、
前記第1領域は、少なくとも2段階で切り替わる、
電子機器。 - 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電子機器であって、
前記表示部及び前記第1領域は四角形であり、
前記第1領域の四角形は、前記垂直距離が所定の値より大きい場合、少なくとも前記表示部の四角形より小さい、
電子機器。 - 請求項6に記載の電子機器であって、
前記第1領域の四角形は、前記垂直距離が大きくなるに従って小さくなる、
電子機器。 - 請求項6又は請求項7に記載の電子機器であって、
前記表示部及び前記第1領域の四角形は長方形であり、
前記第1領域の長方形における少なくとも向かい合う長辺の幅が、前記垂直距離が大きくなるに従って狭くなる、
電子機器。 - 請求項8に記載の電子機器であって、
少なくとも前記第1領域の長辺は、前記垂直距離が大きくなるに従って、前記表示部の長方形の長辺に沿って引かれた中線に向かって移動する、
電子機器。 - 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の電子機器であって、
前記第2の値は0である、
電子機器。 - 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の電子機器であって、
前記有効な二次元座標は、少なくとも前記表示部に表示可能である、
電子機器。 - 面状の表示部と、
前記表示部に重ねて配置され、指示体の前記表示部の面に沿った二次元座標と、前記指示体との垂直距離を検出可能なタッチパネルと、を備え、
前記タッチパネルは、
少なくとも前記垂直距離について第1の値以下かつ、前記第1の値より小さい第2の値より大きく、前記二次元座標及び前記垂直距離を検出可能な検出領域と、
少なくとも前記垂直距離について前記第1の値より大きく、前記二次元座標及び/又は前記垂直距離を検出不可能な非検出領域と、
を有し、
前記検出領域は、
前記二次元座標について前記タッチパネルの中心を含む第1領域と、
前記二次元座標について前記第1領域の外側にある第2領域と、
を有し、
前記第1領域は、前記垂直距離が大きくなるに従って狭くなり、
前記第2領域は、前記垂直距離が大きくなるに従って狭くなる前記第1領域に沿って配置された電子機器に利用可能な指示体の座標検出方法であって、
前記指示体が、前記垂直距離について前記第1の値より大きい前記非検出領域から前記第1領域に直接入った場合、前記指示体の少なくとも二次元座標を有効な座標とし、次に、前記第1領域から前記第2領域に入った場合、前記指示体の少なくとも二次元座標を有効な座標とし、
前記指示体が、前記垂直距離について前記第1の値より大きい前記非検出領域から前記第2領域に直接入った場合、前記指示体の少なくとも二次元座標を無効な座標とし、次に、前記第2領域から前記第1領域に入った場合、前記指示体の少なくとも二次元座標を有効な座標とし、次に、前記第1領域から前記第2領域に入った場合、前記指示体の少なくとも二次元座標を有効な座標とする、
座標検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014060295A JP5615455B2 (ja) | 2014-03-24 | 2014-03-24 | 電子機器及び座標検出方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014060295A JP5615455B2 (ja) | 2014-03-24 | 2014-03-24 | 電子機器及び座標検出方法 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013044359A Division JP5542224B1 (ja) | 2013-03-06 | 2013-03-06 | 電子機器および座標検出方法 |
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JP2014151922A Division JP5653558B2 (ja) | 2014-07-25 | 2014-07-25 | 電子機器及び座標検出方法 |
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2014
- 2014-03-24 JP JP2014060295A patent/JP5615455B2/ja active Active
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