JP2016020557A - 吊りボルト固定金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】
C型鋼11、12の非開口側となる下面部と側面部の2面を利用して、当該2面に面当て固定された下面固定部21と側面固定部22と吊りボルト固定部23を三位一体構造として取付け剛性強度を高め、吊りボルト固定部23の螺合面を天井パネル側と常に平行状態に配置でき、吊りボルト3を垂直に保持した状態で垂下固定でき、固定された2面により振動負荷を確りと受け止めて、滑りや離間、ガタツキ、位置ズレを防止して耐震強度を向上する。
【解決手段】
吊りボルト固定金具2a、2bを、C型鋼11、12の下面部と側面部に面当て固定される下面固定部21と側面固定部22、および吊りボルト3が螺着される吊りボルト固定部23とにより構成し、吊りボルト固定部23を、下面固定部21に角度調整可能に軸着し、吊りボルト3の螺合面が天井パネル側に向けて平行配置できるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、躯体天井部を構成する母屋材や垂木材として使用されるC型鋼に、吊りボルトを垂下させて垂直に維持固定するための吊りボルト固定金具に関する。
一般に、陸屋根や勾配屋根構造における在来天井は、躯体天井部を構成するC型鋼に所定の間隔を存して取り付けられた吊りボルト固定金具にその上端部が垂下固定される複数の吊りボルトと、これら吊りボルト間の下端部に野縁受けハンガーを介して支持されるチャンネル状の野縁受けと、上方に開口する両側面部の上端内方に逆U字状溝を有し、野縁取付金具を介して野縁受けに取り付けされる複数のチャンネル状の野縁と、野縁にビス止めされる天井パネルとから構成される。殊に、吊りボルト固定金具は、屋根構造に応じて水平または所定の傾斜角度をもって配設施工されるC型鋼に対して、何れの施工状態にも対応して兼用できるよう一部材として製作されたものが望まれると共に、地震等の揺れで、C型鋼と天井下地とが異なる揺れを生じるので、吊りボルトによって天井下地全体の重量を強固に支えることができるものが望まれる。
ところで、勾配屋根構造における躯体天井部は、棟木と平行かつ軸線回りに傾斜状に取付けられる母屋材としてのC型鋼と、母屋材としてのC型鋼に棟木から軒桁に傾斜状に架け渡して取り付けられる垂木としてのC型鋼とにより構築されるが、従来の吊りボルト固定金具は、母屋材と垂木材の何れのC型鋼の配設態様に対しても使い分けできるようにしたもの(特許文献1の図8、図9参照)や、母屋材としてのC型鋼専用のもの(特許文献2の図5参照)、垂木材としてのC型鋼専用のもの(特許文献3の図1参照)などが知られている。
しかしながら、特許文献1に開示されたものでは、立板部(9)と側板部(10)とからなる逆L字状の第1部材(11)を上面視コ字状に折曲形成し、側板部(10)に切欠き形成した水平用係止溝(15b)と傾斜用係止溝(15c)の何れかを選択して、C型鋼の開口側の下フランジ部(1a)に引っ掛けるようにしておき、立板部(9)に吊りボルトが螺合固定される側面視L字状の第2部材(12)を回転可能に軸着して連結金具(3)を構成し、吊りボルトを螺入締め付けしてその先端をC型鋼の傾斜下面部に当接させ、吊りボルト先端と係止溝(15c)間で点接触状に挟持したクランプ状態で固定する構造となっているため、地震等により揺れ、特に、ねじれを含む軸線回り方向に傾動する振動負荷を受けると、吊りボルト先端が当接面と離間してしまいガタツキや位置ズレが生じ易く、甚だしくは、天井下地全体の揺れも加わって係止溝(15b)が下フランジ部(1a)から外れてしまい連結金具(3)が抜け落ちてしまうという危惧があり、極めて耐震強度の性能が劣るという構造上の欠点がある。
また、特許文献2に開示されたものでは、連結金具(1)を、上側板部(3)の上部にC型鋼の開口側の下フランジ部に引っ掛け係止するためのU字状に折曲された掛嵌部(5)を有し、上側板部(3)の下部に吊りボルトを螺合固定するためのL字状に折曲された下側板部(2)を一体形成し、吊りボルトにより下側板部(2)を押し曲げて垂下する構造となっているため、板厚を押し曲げ可能な薄板材を用いなければならず、地震等により揺れ、特に、ねじれを含む軸線回り方向に傾動する振動負荷を受けると、掛嵌部(5)や下側板部(2)が拡開変形してガタツキや位置ズレが生じ易く、吊りボルトを垂直に維持できず天井全体にその重量も加わって歪みを生じてしまう危惧があり、耐震強度上に問題がある。
一方、特許文献3に開示されたものでは、特許文献1や2のものと同様に、垂直板部(5a)に形成した掛合片(6)をC型鋼の開口側の下フランジ部に引っ掛けて、吊りボルトを螺合固定するためのL字状に折曲された取付片(8)を、吊りボルトにより下側板部(2)を押し曲げ、クランプ状態で固定する垂下構造となっているため、地震等により揺れを受けて、その板厚幅方向に傾動する揺れやねじれを受けるというような振動負荷によって、掛合片(6)や取付片(8)が拡開変形してしまい、金具本体(5)のガタツキや傾斜下方への滑り位置ズレが生じ易く、吊りボルトを垂直に維持できず天井全体にその重量も加わって歪みを生じてしまう危惧があり、耐震強度上に問題がある。
したがって、これら従来のもののように、C型鋼の開口側に取り付けられるものでは、傾斜方向やねじれ方向に揺れを受けると、その振動負荷によってガタツキや位置ズレが生という固定強度上の問題があるだけでなく、C型鋼のフランジ部に集中負荷が加わり変形させてしまう危惧があり所望の耐震性能を得ることができない。
特開平11−062093号公報 特開2003−090100号公報 実公平07−035945号公報
本発明は、上記の如き問題点を一掃すべく創案されたものであって、躯体天井部における水平または傾斜状に配設施工されるC型鋼に対して、何れの施工状態にも兼用して吊りボルトを垂下固定できるものでありながら、C型鋼の開口側から垂下固定する従来の固定構造によらず、C型鋼の非開口側となる下面部と側面部の2面を利用して、当該2面に面当てされる下面固定部と側面固定部とによって強固にビス固定された状態で、吊りボルト固定部を含めこれらが三位一体となった構造により取付け剛性強度を高めることができると共に、吊りボルト固定部の螺合面を天井パネル側に向けて常に平行状態に配置できるので、吊りボルトを螺入操作するだけで螺合面と直交状態となり、垂直に保持した状態で垂下固定することができ、しかも、地震等の揺れで水平方向やねじれ、傾斜方向の振動を受けた際に、C型鋼への固定面が滑りや離間、ガタツキ、位置ズレなどを生じることが防止でき、脱落の危惧を確実に回避し、C型鋼に対する耐震固定強度の性能を向上させることができ、吊りボルトの垂下姿勢を長期に亘って好適に維持して、天井全体の重量を強固に支えて良好な吊持状態を恒久的に保持することのできる吊りボルト固定金具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の吊りボルト固定金具は、躯体天井部を構成するC型鋼に吊りボルトを垂下させて垂直に維持固定するための吊りボルト固定金具であって、該吊りボルト固定金具は、C型鋼の下面部に面当てされてビス固定される下面固定部と、C型鋼の側面部に面当てされてビス固定される側面固定部と、吊りボルトが螺着される吊りボルト固定部とを備え、該吊りボルト固定部を、前記下面固定部に対して吊りボルトを角度調整して垂直に維持するよう回転可能に軸着し、水平または所定の傾斜角度をもって配設されたC型鋼に対して、前記下面固定部と側面固定部との2面を面当て固定した状態で、前記吊りボルト固定部の螺合面が天井パネル側に向けて平行配置されて吊りボルトを垂下保持すべく構成したことを特徴とするものである。
本発明は、上記のように構成したことにより、躯体天井部における水平または傾斜状に配設施工されるC型鋼に対して、何れの施工状態にも兼用して吊りボルトを垂下固定できるものでありながら、C型鋼の開口側から垂下固定する従来の固定構造によらず、C型鋼の非開口側となる下面部と側面部の2面を利用して、当該2面に面当てされる下面固定部と側面固定部とによって強固にビス固定された状態で、吊りボルト固定部を含めこれらが三位一体となった構造により取付け剛性強度を高めることができると共に、この固定状態とすることで、吊りボルト固定部の螺合面を天井パネル側に向けて常に平行状態に配置できるので、吊りボルトを螺入操作するだけで螺合面と直交状態となり、垂直に保持した状態で垂下固定することができる。しかも、地震等の揺れで水平方向やねじれ、傾斜方向の振動を受けた際に、C型鋼への固定面が滑りや離間、ガタツキ、位置ズレなどを生じることが防止でき、脱落の危惧を確実に回避し、C型鋼に対する耐震固定強度の性能を向上させることができ、吊りボルトの垂下姿勢を長期に亘って好適に維持して、天井全体の重量を強固に支えて良好な吊持状態を恒久的に保持することができる。
本発明の実施形態に係る勾配屋根構造の躯体天井部とその天井下地の概略側面図である。 本発明の実施形態に係る垂木としてのC型鋼に取り付けられる吊りボルト固定金具であって、(A)は正面図、(B)は背面図、(C)は側面図、(D)は平面図、(E)は底面図である。 本発明の実施形態に係る図2に示す吊りボルト固定金具であって、(A)はA−A断面図、(B)はB−B断面図、(C)は角度調整説明面図である。 本発明の実施形態に係る母屋としてのC型鋼に取り付けられる吊りボルト固定金具であって、(A)は正面図、(B)は背面図、(C)は側面図、(D)は平面図、(E)は底面図である。 本発明の実施形態に係る図4に示す吊りボルト固定金具であって、(A)は斜視図、(B)はA−A断面図である。である。 図2に示す吊りボルト固定金具をC型鋼に取付けした状態を示す斜視図、(A)は水平に配設施工されるC型鋼へ固定した状態を示す正面図、(B)は所定の傾斜角度をもって配設施工されるC型鋼へ固定した状態を示す正面図である。 図5に示す吊りボルト固定金具をC型鋼に取付けした状態を示す斜視図である。 図5に示す吊りボルト固定金具をC型鋼に取付けした状態を示し、(A)は水平に配設施工されるC型鋼へ固定した状態を示す側面図、(B)は開口側が所定の傾斜角度をもって下向きに配設施工されるC型鋼へ固定した状態を示す側面図、(C)は開口側が所定の傾斜角度をもって上向きに配設施工されるC型鋼へ固定した状態を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態を好適な実施の形態として例示する吊りボルト固定金具を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る勾配屋根構造における躯体天井部とその天井下地の概略側面図である。この図に示す躯体天井部1は、母屋材としてのC型鋼12に棟木から軒桁に傾斜状に架け渡して取り付けられる垂木としてのC型鋼11とにより構築され、天井下地には、これらC型鋼11、12に、それぞれ所定の間隔を存して取り付けられた吊りボルト固定金具2a、2bにその上端部を螺着して垂下固定される複数の吊りボルト3…と、複数の吊りボルト3間に野縁受けハンガー41を介して吊りボルト3の下端部に支持される野縁受け4(天井下地材)と、振れ止め固定金具51を介して野縁受け4の上面側に直交させて配設される耐震用の補強下地材5(天井下地材)が含まれている。
野縁受けハンガー41は、側面視略し字状に形成され、例えば、吊りボルト3の下端部に上下位置調整可能に連結され、野縁受け4は、野縁受けハンガー41によって支持されると共に、吊りボルト3に対する野縁受けハンガー41の位置変更によって、上下位置が調整される。
野縁受け4は、側方が開口する断面コ字状のチャンネル材からなり、躯体天井部1に所定の間隔を存して並列状に割り付けされる。このとき、野縁受け4は、図示しない躯体壁部に当接しない短めの長さに予め加工され、その両端部が野縁受け固定金具を介して躯体壁部に固定される。
図2の(A)〜(E)は、それぞれ垂木としてのC型鋼11に取り付けられる吊りボルト固定金具2aの正面図、背面図、側面図、平面図、底面図であり、図3の(A)〜(C)は、それぞれ図2に示す吊りボルト固定金具2aのA−A断面図、B−B断面図、角度調整説明面図である。また、図4の(A)〜(E)は、それぞれ母屋としてのC型鋼12に取り付けられる吊りボルト固定金具2bの正面図、背面図、側面図、平面図、底面図であり、図5の(A)、(B)は、図4に示す吊りボルト固定金具2bの斜視図、A−A断面図である。これらの図に示すように、本実施形態の吊りボルト固定金具2a、2bは、板厚が約2mm程度でC型鋼11、12よりも肉厚または略同一の厚板材で形成され、C型鋼11、12の下面部に面当てされてビス固定される下面固定部21と、C型鋼11、12の側面部に面当てされてビス固定されるビス孔222が穿設された側面固定部22と、吊りボルト3が螺着される吊りボルト固定部23とを備える。
吊りボルト固定部23は、下面固定部21に対して吊りボルト3を角度調整して垂直に維持するよう回転可能に軸着され、水平または所定の傾斜角度をもって配設されたC型鋼11、12に対して、下面固定部21と側面固定部22との2面を面当て固定した状態で、吊りボルト固定部23の螺合面が天井パネル側に向けて平行配置されて吊りボルト3を垂下保持できるように構成される。
つまり、C型鋼11に取着される吊りボルト固定金具2aは、図2、図3に示すように、下面固定部21が、C型鋼11の下面部に面当て固定される下面固定片211と、側面連結片232に重合させて回転可能にリベット24にて軸着される下面連結片212とによって側面視逆L字状に折曲形成される。下面固定片211にはC型鋼11の下面部にビス固定されるビス孔213が2個所に穿設されており、下面連結片212は逆台形状に形成され、下面固定片211のC型鋼11に対する固定面域を広幅なものとし、耐震固定強度を高めている。
また、側面固定部22は、C型鋼11の側面部に面当てされる板状の側面固定片221からなり、下面固定片211をC型鋼11の下面部にビス孔213、213を介してビス固定した状態から垂直姿勢に角度調整してビス孔222によりビス固定される。
吊りボルト固定部23は、側面固定片221の下部側を延出させて、C型鋼11の下面部側に向けて折曲せしめた吊りボルト螺合片231と、下面連結片212とリベット24を介して互いに重合させて回転可能に軸着される側面連結片232とを有して側面視U字状に形成され、かつ、側面固定片221とプレス成型により一体として側面視し字状に形成されいる。吊りボルト螺合片231には吊りボルト3の先端が螺合されるタップ穴加工されたナット部233が設けられており、側面連結片232の下面固定片211と対面する先端部は、側面固定片221(吊りボルト螺合片231)を回転調整した際に互いに当接しないよう円弧状に形成される。
この様に構成すると、一体形成された下面固定部21と側面固定部22とによってC型鋼11の2面に強固にビス固定された状態で、吊りボルト固定部23を含めこれらが三位一体となった構造により取付け剛性強度を高めて取着することができる。
一方、C型鋼12に取着される吊りボルト固定金具2bは、図4、図5に示すように、下面固定部21が、側面固定片221の下部側を延出させて、C型鋼12の下面部側に向けて側面視し字状に折曲せしめた下面片214と立上り片215を有し、該下面片214の両側を側面固定片221の両端を挟むように凹状に立上り折曲せしめた正面視U字状の下面連結片212、212と、この下面連結片212、212の両側に側面視逆L字状に折曲せしめたC型鋼12の下面部に面当て固定される下面固定片211とを有して、側面固定片221とプレス成型により一体として形成される。下面固定片211、211には、それぞれC型鋼12の下面部にビス固定するためのビス孔213、213が穿設されており、下面連結片212、212には、側面固定片221とビス孔213間に穿設されたボルト挿通孔を介して、連結ボルト25により側面連結片232をボルト止めするようになっている。下面片214のナット部233と対向する部位には、側面固定片221の下部側延出片にかけて、吊りボルト3の先端が挿通できるように断面視L字状の切欠き溝216が打ち抜き形成されている。
また、側面固定部22は、C型鋼12の側面部に面当てされるビス孔222が穿設された板状の側面固定片221からなり、C型鋼12の側面部と下面部の2面に下面固定片211と共に強固にビス固定される。
吊りボルト固定部23は、広幅な吊りボルト螺合片231と、該吊りボルト螺合片231の両側に逆L字状に折曲された側面連結片232、232とによって凹状に形成されており、それぞれの側面連結片232、232と下面連結片212、212とを互いに重合させて外嵌し、側面固定片221側に近接して穿設されたボルト挿通孔を介して連結ボルト25により緊締操作可能に挿通せしめて、側面固定部22(側面固定片221)の外方に突出させた状態で回転可能に軸着されている。吊りボルト螺合片231には、吊りボルト3の先端が連結ボルト25の外周に当接する部位となる中心位置に吊りボルト3の先端側を螺合するためのタップ穴加工されたナット部233が設けられており、側面連結片232の下面固定片211と対面する先端部は、側面固定片221(吊りボルト螺合片231)を回転調整した際に、所定の傾斜角(約30〜35度)の範囲内において互いに当接しないよう台形状にカット形成され、かつ、所定の傾斜角を超える場合には、回転中心軸となる連結ボルト25から離間した部位の側面連結片232の傾斜外端部が、下面固定片211に当接して角度規制(回転規制)されるようになっている。
この様に構成すると、側面固定片221と下面固定片211をC型鋼12の側面部と下面部にビス固定した状態で、吊りボルト螺合片231に螺着された吊りボルト3の自重で垂直姿勢に角度調整されるだけてなく、連結ボルト25の緊締操作で遊嵌状態で外嵌されても、両者を側面固定片221を挟んで成形された側面固定片221に対して強固に密着重合させることができると共に、吊りボルト3を螺入操作して切欠き溝216に挿通させ、その先端を連結ボルト25の外周に当接することにより、吊りボルト固定部23の遊装によるふらつきが防止され、しかも、一体形成された下面固定部21と側面固定部22とによってC型鋼11の2面に強固にビス固定された状態で、吊りボルト固定部23を含めこれらが三位一体となった構造により取付け剛性強度を高めて取着することができる。
次に、本発明の実施態様に係る吊りボルト固定金具2a、2bを、それぞれC型鋼11、12に取着して、吊りボルト3を垂下固定させた場合の取付手順について、図6、図7、図8に基づいてそれぞれ説明する。
先ず、吊りボルト固定金具2aをC型鋼11に取着する場合において、図6(A)は水平に配設施工されるC型鋼11へ固定した状態を示す正面図、図6(B)は所定の傾斜角度をもって配設施工されるC型鋼へ固定した状態を示す正面図である。これら図に示すように、下面固定片211と側面固定片221をC型鋼11の下面部と側面部の2面にそれぞれ面当てし、下面固定片211をC型鋼11の下面部にビス孔213、213を介してビス固定する。下面固定片211をビス固定した状態から側面固定部22を垂直姿勢に角度調整してビス孔222によりビス固定すると、側面固定片221と一体成形された吊りボルト固定部23の螺合面となる吊りボルト螺合片231が必然的に天井パネル側に向けて平行配置され、吊りボルト固定金具2aのC型鋼11への取付作業を3点固定により容易に完了することができる。その後、吊りボルト3の先端側をナット部233に螺合させれば、必然的に吊りボルト螺合片231と直交状態となり、その螺入操作で吊りボルト3の先端を下面固定片211の下面に当接させるだけで、吊りボルト3も必然的に垂直に保持させた状態で垂下固定することができる。なお、下面固定片211をビス固定した状態から吊りボルト3を螺合しておき、その自重を利用して垂下させた後に側面固定片221をビス固定しても良い。
一方、吊りボルト固定金具2bをC型鋼12に取着する場合において、図7はその斜視図、図8(A)は水平に配設施工されるC型鋼12へ固定した状態を示す正面図、図8(B)は開口側が所定の傾斜角度をもって下向きに配設施工されるC型鋼12へ固定した状態を示す側面図、図8(C)は開口側が所定の傾斜角度をもって上向きに配設施工されるC型鋼12へ固定した状態を示す側面図である。これら図に示すように、下面固定片211と側面固定片221をC型鋼12の下面部と側面部の2面にそれぞれ面当てして、下面固定片211をC型鋼12の下面部にビス孔213、213を介してビス固定し、側面固定片221をC型鋼12の側面部にビス孔222を介してビス固定すれば、吊りボルト固定金具2bのC型鋼12への取付作業を3点固定により容易に完了することができる。この固定状態で、吊りボルト固定部23を、連結ボルト25の緊締操作を伴いつつ、吊りボルト固定部23の螺合面となる吊りボルト螺合片231が天井パネル側に向けて平行配置されるよう垂直姿勢に角度調整する。
次いで、吊りボルト3の先端側をナット部233に螺合させれば、必然的に吊りボルト螺合片231と直交状態となり、吊りボルト3もその自重で垂直姿勢に角度調整されて、吊りボルト螺合片231が必然的に天井パネル側に向けて平行配置され、その螺入操作で吊りボルト3の先端を切欠き溝216に挿通させ連結ボルト25の外周に当接させるだけで、垂直に保持させた状態で垂下固定することができる。その後、連結ボルト25の締め付け操作により側面連結片232、232と下面連結片212、212とを互いに圧接するよう密着重合させれば吊りボルト3の垂下固定状態を維持することができる。
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、いま、躯体天井部1におおける水平または傾斜状に配設施工されたC型鋼11、12に、吊りボルト固定金具2a、2bを介して吊りボルト3を垂下固定するのであるが、本発明にかかる吊りボルト固定金具2a、2bは、C型鋼11、12の下面部に面当てされてビス固定される下面固定部21と、C型鋼11,12の側面部に面当てされてビス固定される側面固定部22と、吊りボルト3が螺着される吊りボルト固定部23とを備え、該吊りボルト固定部23を、下面固定部21に対して吊りボルト3を角度調整して垂直に維持するよう回転可能に軸着し、水平または所定の傾斜角度をもって配設されたC型鋼11、12に対して、下面固定部21と側面固定部22との2面を面当て固定した状態で、吊りボルト固定部23の螺合面が天井パネル側に向けて平行配置されて吊りボルト3を垂下保持すべく構成したものとなっている。
この様に構成すると、躯体天井部1における水平または傾斜状に配設施工されるC型鋼11、12に対して、何れの施工状態にも兼用して吊りボルト3を垂下固定できるものでありながら、C型鋼11,12の開口側から垂下固定する従来の固定構造によらず、C型鋼11、12の非開口側となる下面部と側面部の2面を利用して、当該2面に面当てされる下面固定部21と側面固定部22とによって、直角度やレベル出し、位置決めなどの固定作業を容易に行うことができ、作業効率の向上を図ることができるだけでなく、強固にビス固定することができ、吊りボルト固定部23を含めこれらが三位一体となった構造により取付け剛性強度を高めることができると共に、この固定状態とすることで、吊りボルト固定部23の螺合面(吊りボルト螺合片231)を天井パネル側に向けて常に平行状態に配置できるので、吊りボルト3をナット部233に螺入操作するだけで螺合面(吊りボルト螺合片231)と直交状態となり、垂直に保持した状態で垂下固定することができる。
しかも、吊りボルト3の先端をC型鋼11、12の下面部に当接させてクランプ状態で吊りボルト固定金具2a、2bを固定する必要が無くなり、地震等の揺れで水平方向やねじれ、傾斜方向の振動を受けた際に、C型鋼11、12の開口側における固定荷重の負担がなく、C型鋼11、12自体(特に下フランジ部)を変形させてしまう危惧が全く無くなり、C型鋼11、12の下面部と側面部の2面に強固に密着固定された状態で下面固定部21と側面固定部22とによって良好に荷重分担がなされ、振動負荷をしっかりと受け止めて、その固定面(下面固定片211と側面固定片221)同士に滑りや離間、ガタツキ、位置ズレなどなどが規制され、これらの発生や変形、共振作用による揺れの増幅などが総合的に防止され、脱落の危惧を確実に回避して、天井下地と異なる揺れを生じてもC型鋼11、12に対する耐震強度や耐震性能を飛躍的に向上させることができ、吊りボルト3の垂下姿勢を長期に亘って好適に維持して、天井全体の重量を強固に支えて良好な吊持状態を恒久的に保持することができる。
また、垂木としてのC型鋼11に取着される吊りボルト固定金具2aは、吊りボルト固定部23を、側面固定部22(側面固定片221)の下部側を延出させて、C型鋼11の下面部側に向けて折曲せしめた吊りボルト螺合片231と下面固定部21に軸着される側面連結片232とを有して側面視U字状に側面固定部22と一体成形すると共に、下面固定部21を、C型鋼11の下面部に面当て固定される下面固定片211と側面連結片232を回転可能に軸着する下面連結片212とによって側面視逆L字状に折曲形成し、側面固定部22(側面固定片221)を、C型鋼11の側面部に面当てし、下面固定片211をC型鋼11の下面部にビス固定した状態から垂直姿勢に角度調整してビス固定される構成となっている。
この様に構成すると、吊りボルト固定部23が側面固定部22と一体成形されているので、C型鋼11の2面に強固にビス固定された状態で、吊りボルト固定部23を含めこれらが三位一体となった構造により取付け剛性強度を高めて取着することができるだけでなく、下面固定片211をビス固定した状態から側面固定部22を垂直姿勢に角度調整してビス固定すれば、吊りボルト3の螺合面となる吊りボルト螺合片231が必然的に天井パネル側に向けて平行配置され、水平または傾斜状に配設施工されるC型鋼11に対して、吊りボルト固定金具2aの取付け時の角度調整作業を容易に行うことができ、吊りボルト3の先端側をナット部233に螺合させれば、必然的に吊りボルト螺合片231と直交状態となって、吊りボルト3を垂直に保持させた状態で垂下固定することができる。
しかも、下面連結片212と側面連結片232とが互いに回転可能に軸着されたものであっても、C型鋼11に固定した状態では回転不能状態となり、地震等の揺れで水平方向やねじれ、傾斜方向の振動を受けた際に、吊りボルト固定部23に加わる振動負荷を、下面固定部21と側面固定部22と共に回転ブレを一切生じることなく確りと受け止める一体化構造によって、例えば、天井下地の揺れを伴ってC型鋼11の幅方向へ揺れが加わった場合であっても、側面固定片221や、互いに重合させて軸着される下面連結片212と側面連結片232に変形を生じることがなく、耐震強度や耐震性能を飛躍的に向上させることができ、吊りボルト3の垂下姿勢を長期に亘って好適に維持して、天井全体の重量を強固に支えて歪みの発生等を抑止して良好な吊持状態を恒久的に保持することができる。
また、吊りボルト3は、吊りボルト螺合片231に螺合された状態で、その先端を下面固定片211に当接されるようになっているので、その螺入操作で螺合公差によるブレが規制された状態で確りと締め付けて垂下固定することができるだけでなく、吊りボルト3自体が、吊りボルト固定金具2aをC型鋼11に固定するための構成要素としての固定機能を有することが無ないので、地震等により天井下地材を含む天井全体が揺れを受けた際にも、C型鋼11と異方向に揺れてその先端が下面固定片211と離間したり、螺合ブレが生じたりすることが防止され、吊りボルト3本来の吊持機能が損なわれることが無く、締め付け固定状態が維持され、天井全体の重量を強固に支えて揺れや歪みを抑止するという吊持機能を向上することができる。
また、母屋としてのC型鋼12に取着される吊りボルト固定金具2bは、下面固定部21を、側面固定部22の下部側を延出させて、C型鋼12の下面部側に向けて折曲せしめた下面片214と、該下面片214の両側を立上り折曲せしめた下面連結片212、212と、この下面連結片212、212のそれぞれにC型鋼12の下面部に面当て固定されるよう折曲せしめた下面固定片211とを有して側面固定部22(側面固定片221)と一体成形せしめ、吊りボルト固定部23を、吊りボルト螺合片231と、該吊りボルト螺合片231の両側に折曲形成されてそれぞれの下面連結片212、212に回転可能に軸着される側面連結片232、232とで凹状に形成せしめると共に、側面固定部22(側面固定片221)と下面固定片211をC型鋼12の側面部と下面部にビス固定した状態で、吊りボルト螺合片231に螺着された吊りボルト3の自重で垂直姿勢に角度調整されるよう構成されている。
この様に構成すると、吊りボルト固定部23を、下面固定部21と側面固定部22とが一体成形された下面連結片212、212に対して、その側面連結片232、232を互いに重合させて外嵌した状態で連結ボルト25により回転可能に軸着することができるので、C型鋼12の2面に対して強固にビス固定された状態で、これらが三位一体となった構造により取付け剛性強度を高めて取着することができるだけでなく、吊りボルト3の先端側をナット部233に螺合させれば、必然的に吊りボルト螺合片231と直交状態となり、吊りボルト3もその自重で垂直姿勢に角度調整されて、吊りボルト螺合片231が必然的に天井パネル側に向けて平行配置され、水平または傾斜状に配設施工されるC型鋼12に対して、吊りボルト固定金具2bの取付け時の角度調整作業を容易に行うことができ、吊りボルト3を垂直に保持させた状態で垂下固定することができる。
しかも、吊りボルト固定部23は、その中心位置で、側面連結片232を下面連結片212に回転可能に軸着されたものであっても、側面固定片221とビス孔213間となる側面固定部22(側面固定片221)側に近接配置させて、一端側を側面固定部22の外方に突出させた状態で連結ボルト25により軸着することができるので、地震等の揺れで水平方向やねじれ、傾斜方向の振動を受けた際に、吊りボルト固定部23に加わる負荷荷重を、下面固定部21と側面固定部22とで確りと受け止める一体化構造によって、例えば、天井下地全体の揺れを伴ってC型鋼12の幅方向へ揺れることで、吊りボルト固定部23が、軸着(連結ボルト25)部を中心に傾動揺れがあっても、振動負荷がバランス良く分担され、下面固定片211と側面固定片221の何れか一方の側に集中負荷が加わることがなく、変形の発生が防止されるばかりか、天井下地の揺れがC型鋼12に伝搬したり歪みを生じたりすることが抑止され、耐震強度や耐震性能を飛躍的に向上させることができ、吊りボルト3の垂下姿勢を長期に亘って好適に維持して、天井全体の重量を強固に支えて良好な吊持状態を恒久的に保持することができる。
また、吊りボルト固定部23は、下面固定部21に対して、その中心位置を側面固定部22(側面固定片221)側に近接配置させて、一端側を側面固定部22よりも外方に突出させた状態で配置させ、それぞれの側面連結片232と下面連結片212との間に連結ボルト25を緊締操作可能に挿通せしめて軸着すると共に、吊りボルト3は、吊りボルト螺合片231に螺合された状態で、その先端を連結ボルト25の外周に当接されるように構成されている。
このため、吊りボルト固定部23が、軸着(連結ボルト25)部を中心に傾動揺れがあっても、振動負荷がバランス良く分担され、下面固定片211と側面固定片221の何れか一方の側に集中負荷が加わることがなく、変形の発生が防止されるばかりか、吊りボルト3の螺入操作で螺合公差によるブレが規制された状態で確りと締め付けて垂下固定することができるだけでなく、吊りボルト3自体が、吊りボルト固定金具2bをC型鋼12に固定するための構成要素としての固定機能を有することが無ないので、地震等により天井下地材を含む天井全体が揺れを受けた際にも、その先端が連結ボルト25と離間したり、螺合ブレが生じたりすることが防止され、吊りボルト3本来の吊持機能が損なわれることが無く、締め付け固定状態が維持され、天井全体の重量を強固に支えて揺れを抑止するという吊持機能を向上することができる。
側面連結片232は、下面固定片211と対面する先端部を、吊りボルト固定部23を回転調整した際に互いに当接しないよう台形状にカット形成され、かつ、所定の傾斜角を超える場合に下面固定片211に当接して角度規制されるように構成されているので、天井下地全体がC型鋼12の幅方向への傾動揺れを受けても、その振幅を抑えることができ、共振作用による揺れの増幅を防止することができる。
1 躯体天井部
11 垂木用C型鋼
12 母屋用C型鋼
2a ボルト固定金具
2b ボルト固定金具
21 下面固定部
211 下面固定片
212 下面連結片
213 ビス孔
214 下面片
215 立上り片
216 切欠き溝
22 側面固定部
221 側面固定片
222 ビス孔
23 ボルト固定部
231 ボルト螺合片
232 側面連結片
233 ナット部
24 リベット
25 連結ボルト
3 吊りボルト
4 野縁受け
41 ハンガー
5 補強下地材
51 振れ止め固定金具

Claims (6)

  1. 躯体天井部を構成するC型鋼に吊りボルトを垂下させて垂直に維持固定するための吊りボルト固定金具であって、
    該吊りボルト固定金具は、C型鋼の下面部に面当てされてビス固定される下面固定部と、C型鋼の側面部に面当てされてビス固定される側面固定部と、吊りボルトが螺着される吊りボルト固定部とを備え、
    該吊りボルト固定部を、前記下面固定部に対して吊りボルトを角度調整して垂直に維持するよう回転可能に軸着し、水平または所定の傾斜角度をもって配設されたC型鋼に対して、前記下面固定部と側面固定部との2面を面当て固定した状態で、前記吊りボルト固定部の螺合面が天井パネル側に向けて平行配置されて吊りボルトを垂下保持すべく構成したことを特徴とする吊りボルト固定金具。
  2. 請求項1において、前記吊りボルト固定金具を垂木としてのC型鋼に取着するに、
    前記吊りボルト固定部は、前記側面固定部の下部側を延出させて、C型鋼の下面部側に向けて折曲せしめた吊りボルト螺合片と前記下面固定部に軸着される側面連結片とを有して側面視U字状に側面固定部と一体成形すると共に、
    前記下面固定部は、C型鋼の下面部に面当て固定される下面固定片と前記側面連結片を回転可能に軸着する下面連結片とによって側面視逆L字状に折曲形成せしめ、
    前記側面固定部は、C型鋼の側面部に面当てし、前記下面固定片をC型鋼の下面部にビス固定した状態から垂直姿勢に角度調整してビス固定されること特徴とする吊りボルト固定金具。
  3. 請求項2において、前記吊りボルトは、吊りボルト螺合片に螺合された状態で、その先端を前記下面固定片に当接されること特徴とする吊りボルト固定金具。
  4. 請求項1において、前記吊りボルト固定金具を母屋としてのC型鋼に取着するに、
    前記下面固定部は、前記側面固定部の下部側を延出させて、C型鋼の下面部側に向けて折曲せしめた下面片と、該下面片の両側を立上り折曲せしめた下面連結片と、該下面連結片のそれぞれにC型鋼の下面部に面当て固定されるよう折曲せしめた下面固定片とを有して側面固定部と一体成形され、
    前記吊りボルト固定部は、吊りボルト螺合片と、該吊りボルト螺合片の両側に折曲形成されて前記それぞれの下面連結片に回転可能に軸着される側面連結片とで凹状に形成せしめると共に、
    前記側面固定部と下面固定片をC型鋼の側面部と下面部にビス固定した状態で、前記吊りボルト螺合片に螺着された吊りボルトの自重で垂直姿勢に角度調整されること特徴とする吊りボルト固定金具。
  5. 請求項4において、前記吊りボルト固定部は、前記下面固定部に対して、その中心位置を側面固定部側に近接配置させて、一端側を側面固定部よりも外方に突出させた状態で、それぞれの側面連結片と下面連結片との間に連結ボルトを緊締操作可能に挿通せしめて軸着すると共に、前記吊りボルトは、吊りボルト螺合片に螺合された状態で、その先端を前記連結ボルトに当接されること特徴とする吊りボルト固定金具。
  6. 請求項4または5の何れかにおいて、前記側面連結片は、前記下面固定片と対面する先端部を、前記吊りボルト固定部を回転調整した際に互いに当接しないよう台形状にカット形成され、かつ、所定の傾斜角を超える場合に前記下面固定片に当接して角度規制されること特徴とする吊りボルト固定金具。
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