JP2016020116A - 車両用助手席エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車幅方向中央側斜め前方へ移動する乗員の頭部の回転を抑制しつつ乗員の頭部を拘束する。
【解決手段】車両用助手席エアバッグ装置30のエアバッグ34では、助手席用エアバッグ36の膨出部36Bとセンタエアバッグ38の後端部38Rとがテンション布40によって連結されている。テンション布40は、可撓性を有するシート状に形成されると共に、エアバッグ34の膨張展開時に助手席乗員Pの頭部に対して左斜め前方で張設される。このため、自動車Vの斜め衝突又は微小ラップ衝突時に左斜め前方へ移動する助手席乗員Pの頭部がテンション布40によって拘束される。このとき、テンション布40は左斜め前方へ凸となるように撓むため、テンション布40が助手席用エアバッグ36側及びセンタエアバッグ38側から助手席乗員Pの頭部を挟み込むように拘束する。これにより、助手席乗員Pの頭部の回転を抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用助手席エアバッグ装置に関する。
下記特許文献1に記載された車両用助手席エアバッグ装置では、エアバッグが一対の膨出部を有しており、一対の膨出部における乗員の頭部又は肩部に対応する高さ部位から車両後側へ向けて一対の延長部が延長されている。これにより、例えば車両の斜め衝突時に、車幅方向中央側斜め前方へ移動する助手席の乗員を拘束することができる。なお、車両用助手席エアバッグ装置として、他に下記特許文献2及び特許文献3に記載されたものがある。
ところで、車両の斜め衝突時に乗員の頭部が延長部に当たると、延長部から乗員の頭部に反力が作用して乗員の頭部が平面視で回転する可能性がある。すなわち、平面視において、延長部から乗員の頭部に作用する反力の作用点(以下、第1作用点という)が、乗員の頭部重心を通過する乗員の移動方向に沿った基準線に対して直交方向にずれると、助手席乗員の頭部に回転モーメントが発生する。これにより、乗員の頭部が平面視で回転する可能性がある。
これに対して、車幅方向中央側へ拡大するセンタエアバッグをエアバッグに設けることで、乗員の頭部回転の発生を抑制することが考えられる。つまり、センタエアバッグを設けることで、平面視でセンタエアバッグから乗員の頭部に作用する反力の作用点(以下、第2作用点という)を、上記基準線に対して第1作用点とは反対側にすることができる。これにより、乗員の頭部に生じる回転モーメントを抑制することができる。
特開2012−056371号公報 特開平6−72276号公報 特開平6−24282号公報
しかしながら、エアバッグにセンタエアバッグを設けたとしても、乗員の頭部の移動角度によっては、乗員の頭部に作用する反力の作用点が第1作用点及び第2作用点の一方になる場合がある。この場合には、依然として乗員の頭部に回転モーメントが発生して、乗員の頭部が回転する可能性がある。
本発明は、上記事実を考慮し、車幅方向中央側斜め前方へ移動する乗員の頭部の回転を抑制しつつ乗員の頭部を拘束できる車両用助手席エアバッグ装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の車両用助手席エアバッグ装置は、インストルメントパネルの裏側に設けられ、インフレータからのガスの供給を受けて膨張展開されると共に、乗員の車両前側で膨張展開される助手席用エアバッグ及び前記助手席用エアバッグに対して車幅方向中央側で膨張展開され且つ後端部が前記助手席用エアバッグよりも車両後側へ突出されたセンタエアバッグを有するエアバッグと、可撓性を有するシート状に形成されると共に、膨張展開された前記助手席用エアバッグの乗員拘束面と前記センタエアバッグの後端部とを連結し、前記エアバッグの膨張展開時に前記乗員の頭部に対して車幅方向中央側斜め前方で張設されて前記乗員の頭部を拘束可能にする頭部拘束部材と、を備えている。
請求項1に記載の車両用助手席エアバッグ装置では、インストルメントパネルの裏側にエアバッグが設けられており、エアバッグは、インフレータからのガスの供給を受けて膨張展開される。具体的には、助手席用エアバッグが乗員の車両前側で膨張展開され、センタエアバッグが助手席用エアバッグに対して車幅方向中央側で膨張展開される。そして、センタエアバッグの後端部が助手席用エアバッグよりも車両後側へ突出される。
ここで、膨張展開された助手席用エアバッグの乗員拘束面とセンタエアバッグの後端部とが頭部拘束部材によって連結されている。この頭部拘束部材は、可撓性を有するシート状に形成されると共に、エアバッグの膨張展開時に乗員の頭部に対して車幅方向中央側斜め前方で張設されて、乗員の頭部を拘束可能に構成されている。このため、例えば車両の斜め衝突時に車幅方向中央側斜め前方へ移動する乗員の頭部が頭部拘束部材によって拘束される。このとき、頭部拘束部材における乗員の頭部を拘束する部位が車幅方向中央側斜め前方へ凸となるように頭部拘束部材が撓む。このため、頭部拘束部材が助手席用エアバッグ側及びセンタエアバッグ側から乗員の頭部を挟み込むように拘束するため、乗員の頭部の回転を抑制できる。
請求項2に記載の車両用助手席エアバッグ装置は、請求項1に記載の発明において、前記頭部拘束部材が前記乗員の頭部を拘束する状態では、側面視で前記頭部拘束部材が前記乗員としてのAM50ダミーの頭部重心及びAF05ダミーの頭部重心にラップするように、車両上下方向における前記頭部拘束部材の位置が設定されている。
請求項2に記載の車両用助手席エアバッグ装置では、例えば車両の斜め衝突時において、小柄な体形の女性乗員をモデルとするAF05ダミーの頭部から標準的な体形の男性乗員をモデルとするAM50ダミーの頭部を頭部拘束部材によって拘束することができる。
請求項3に記載の車両用助手席エアバッグ装置は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、平面視で前記頭部拘束部材の全体が前記乗員の頭部に対して車幅方向中央側に配置されている。
請求項3に記載の車両用助手席エアバッグ装置では、平面視で頭部拘束部材の前端部が乗員の頭部に対して車幅方向中央側に配置されているため、頭部拘束部材と乗員の頭部とが前後方向にラップしないように設定されている。このため、車両の前面衝突が正面衝突であるときに乗員の頭部が車両前方へ移動した場合には、乗員の頭部が頭部拘束部材に当たることが抑制されて、乗員の頭部を助手席用エアバッグの乗員拘束面によって良好に拘束することができる。
請求項1に記載の車両用助手席エアバッグ装置によれば、車幅方向中央側斜め前方へ移動する乗員の頭部の回転を抑制しつつ乗員の頭部を拘束できる。
請求項2に記載の車両用助手席エアバッグ装置によれば、車両の斜め衝突時において、小柄な体形の女性乗員をモデルとするAF05ダミーの頭部から標準的な体形の男性乗員をモデルとするAM50ダミーの頭部を頭部拘束部材によって拘束することができる。
請求項3に記載の車両用助手席エアバッグ装置によれば、車両の前面衝突が正面衝突である場合に、乗員の頭部が頭部拘束部材に当たることが抑制されて、乗員の頭部を助手席用エアバッグの乗員拘束面によって良好に拘束することができる。
本実施の形態に係る車両用助手席エアバッグ装置が適用された車両のキャビンの前部における右側部を示す平面図であり、エアバッグが膨張展開された状態を示す。 図1に示される車両のキャビンを車両左側から見た側面図である。 車両の斜め衝突又は微小ラップ衝突時における乗員の頭部の移動方向とテンション布との位置関係を説明するための車両上側から見た説明図である。 車両の斜め衝突又は微小ラップ衝突時におけるAM50ダミーの頭部重心及びAF05ダミーの頭部重心とテンション布との車両上下方向における位置関係を説明するための車両左側から見た説明図である。 車両の斜め衝突又は微小ラップ衝突時においてテンション布が乗員の頭部を拘束するときの乗員の頭部に作用する回転モーメントを説明するための車両上側から見た説明図である。 車両の斜め衝突又は微小ラップ衝突時においてセンタエアバッグの後端部の挙動を説明するための車両上側から見た説明図である。
以下、図面を用いて本実施の形態に係る車両用助手席エアバッグ装置30について説明する。なお、各図に適宜示す矢印FR、矢印UP、矢印RHは、それぞれ車両用助手席エアバッグ装置30が適用された自動車(車両)V(図1及び図2参照)の前側、上側、車幅方向の一方側である右側を示している。以下、単に前後、上下、左右の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下、車両(前方を向いた場合)の左右を示すものとする。
(自動車V内部の概略構成について)
図1には、車両用助手席エアバッグ装置30が適用された自動車VにおけるキャビンC内の前部における右側部が模式的な平面図にて示されている。なお、図1では、後述する車両用助手席エアバッグ装置30のエアバッグ34が膨張展開された状態が示されている。この図に示されるように、キャビンCの前部における右側部には、助手席用の車両用シート10が配設されている。この車両用シート10は、乗員P(以下、「助手席乗員P」という)が着座するシートクッション12と、助手席乗員Pの背部を支えるシートバック14と、を含んで構成されており、シートバック14の下端部がシートクッション12の後端部に連結されている。
また、車両用シート10には、乗員拘束用のシートベルト装置(図示省略)が設けられており、シートベルト装置は所謂3点式シートベルト装置とされている。このため、助手席乗員Pの腰部がラップベルトによって拘束されると共に、助手席乗員Pの上体がショルダベルトによって拘束されるようになっている。
車両用シート10の左側には、図示しない運転席用の車両用シートが配設されている。そして、自動車Vの車幅方向中央部(詳しくは、運転席用の車両用シートと助手席用の車両用シート10との間)には、センタコンソール16が配置されている。すなわち、本実施形態の自動車Vは、運転席用の車両用シートと助手席用の車両用シート10との間に中央座席が配置されない構成となっている。なお、自動車Vを、センタコンソール16を備えない構成(例えば、左右の車両用シート10間を通路とし得る構成)にしてもよい。
車両用シート10の前側には、車幅方向に延びるインストルメントパネル18が設けられており、インストルメントパネル18の車幅方向中央部には、センタパネル20が設けられている。そして、前述したセンタコンソール16の前端がインストルメントパネル18の車幅方向中央部分に繋がっている。
また、図2に示されるように、キャビンC内における車両用シート10の前方でかつ上部には、ルームミラー22が設けられている。ルームミラー22は、ウインドシールドガラスWSの上部又はルーフRFの前端における車幅方向中央部に配置されている。
(車両用助手席エアバッグ装置30について)
図1に示されるように、車両用助手席エアバッグ装置30は、上側へ開放された略矩形箱状のモジュールケース32(広義には、「ケース」として把握される要素である)と、モジュールケース32内に折畳まれた状態で収納されたエアバッグ34と、ガスを噴出してエアバッグ34に供給する左右一対のインフレータ50(ガス発生装置)と、を含んで構成されている。車両用助手席エアバッグ装置30は車両用シート10の前側のインストルメントパネル18内に配置されており、車両用助手席エアバッグ装置30(モジュールケース32)の車幅方向中心線CLが、車両用シート10のシート幅方向中心線(図示省略)に略一致する位置に設定されている。また、車両用助手席エアバッグ装置30は、インストルメントパネル18内において車幅方向に延在されたインストルメントパネルリインフォース(図示省略)等に支持されている。そして、インストルメントパネル18には、モジュールケース32を覆う部位において、エアバッグドアが形成されている。
(エアバッグ34について)
エアバッグ34は、一例として複数の基布の外周部を縫製することにより袋状に構成されている。また、エアバッグ34の膨張展開状態では、エアバッグ34は、助手席乗員Pの前側で膨張展開される助手席用エアバッグ36と、助手席用エアバッグ36に対して車幅方向中央側で膨張展開されるセンタエアバッグ38と、含んで構成されている。また、エアバッグ34は、助手席用エアバッグ36とセンタエアバッグ38とを連結する「頭部拘束部材」としてのテンション布40を有している。以下、助手席用エアバッグ36及びセンタエアバッグ38について説明し、テンション布40についての説明は後述する。
(助手席用エアバッグ36について)
助手席用エアバッグ36は、左バッグ部36Lと右バッグ部36Rとを含んで構成されると共に、平面視で略左右対称を成す形状に膨張展開されるようになっている。また、左バッグ部36Lと右バッグ部36Rとの境界線(すなわち助手席用エアバッグ36の車幅方向中心線)は、車両用助手席エアバッグ装置30の車幅方向中心線CLに略一致する構成とされている。さらに、膨張展開された助手席用エアバッグ36の後端部には、平面視で後側へ膨出された左右一対の膨出部36Bが形成されており、助手席乗員Pの肩部の前側に膨出部36Bがそれぞれ位置するように構成されている。換言すると、膨張展開された助手席用エアバッグ36の後端部の車幅方向中央部(左バッグ部36L及び右バッグ部36Rの間の部分)には、後側へ開放された凹部36Cが形成されており、助手席乗員Pの頭部の前側に凹部36Cが位置するように構成されている。そして、左右一対の膨出部36Bにおける外周面が乗員拘束面36Aとされている。
また、図2に示されるように、膨張展開された助手席用エアバッグ36は、自動車VのウインドシールドガラスWS及びインストルメントパネル18に当接するように構成されている。これにより、膨張展開された助手席用エアバッグ36は、ウインドシールドガラスWS及びインストルメントパネル18によって前側から支持されるようになっている。
(センタエアバッグ38について)
図1に示されるように、センタエアバッグ38は、助手席用エアバッグ36に連通されると共に、助手席用エアバッグ36に対して車幅方向中央側に隣接して前後方向に膨張展開されるようになっている。詳しくは、センタエアバッグ38が、後述する一対のインフレータ50に対して車幅方向中央側へオフセットされて、センタコンソール16の上側において前後方向に膨張展開されるようになっている。これにより、エアバッグ34が、車幅方向中央側へ拡大されて、平面視で左右非対称を成す形状に膨張展開されるようになっている。
また、膨張展開されたセンタエアバッグ38は、平面視で前後方向を長手方向とする略矩形状に形成されており、センタエアバッグ38の後面38Aが、前後方向において、助手席用エアバッグ36よりも後側に位置している。すなわち、センタエアバッグ38の後端部38Rが、平面視で助手席用エアバッグ36に対して後側へ突出されると共に、助手席乗員Pの頭部に対して左斜め前側に位置するようになっている。
また、図2に示されるように、膨張展開されたセンタエアバッグ38は、側面視で略矩形状に形成されると共に、ウインドシールドガラスWSに沿うように後側へ向かうに従い上側に傾斜されている。また、センタエアバッグ38の後端部38Rが、助手席乗員Pの頭部位置に対応して、助手席用エアバッグ36に対して後側へ突出されると共に、助手席乗員Pの頭部に対して前側に配置されている。また、センタエアバッグ38における後端部38Rの下側には、助手席乗員Pの肩部位置に対応して、後斜め下側へ開放された略V字形状のえぐり部38Bが形成されており、えぐり部38Bの前部には、後側へ向かうに従い上側へ傾斜された傾斜部38Cが形成されている。そして、自動車Vの斜め衝突又は微小ラップ衝突時に左斜め前方へ移動した助手席乗員Pの左側の肩部が傾斜部38Cに当たるように構成されている。
さらに、センタエアバッグ38の膨張展開状態では、センタエアバッグ38がインストルメントパネル18のセンタパネル20に当接するように構成されている。これにより、センタエアバッグ38の膨張展開状態では、センタエアバッグ38がインストルメントパネル18によって前側から支持されるようになっている。また、センタエアバッグ38は、ウインドシールドガラスWSの下側に離間して配置されており、センタエアバッグ38とルームミラー22とが干渉しない構成とされている。
(インフレータ50について)
図1に示されるように、左右一対のインフレータ50は、エアバッグ34(詳しくは、助手席用エアバッグ36)の前端部に内蔵されて、車幅方向に並んで配置されている。具体的には、一対のインフレータ50が、平面視で車両用助手席エアバッグ装置30の車幅方向中心線CLに対して左右対称の位置に配置されている。このインフレータ50は、所謂ディスク形のインフレータとされて、中空の略円柱状に形成されると共に、上下方向を軸方向にして配置されている。また、インフレータ50の外周部には、上下方向中間部において、図示しない取付フランジが設けられている。そして、図2に示されるように、インフレータ50が、モジュールケース32の底壁32Aに形成された取付孔(図示省略)内に挿入されて、取付フランジがボルト等の締結部材(図示省略)によって底壁32Aに固定されている。これにより、インフレータ50の上部がモジュールケース32の底壁32Aに対して上側へ突出されており、インフレータ50の下部がモジュールケース32対して下側へ突出されている。
インフレータ50の上部はガス噴出部とされている。このガス噴出部の外周面には、複数のガス噴出孔(図示省略)が形成されており、ガス噴出孔はインフレータ50の周方向に沿って所定間隔毎に配置されている。これにより、インフレータ50によって発生するガスが、平面視でインフレータ50から放射状に噴出されるようになっている。
さらに、図1に示されるように、左右一対のインフレータ50はエアバッグECU52(制御装置)に電気的に接続されている。そして、エアバッグECU52によってインフレータ50が作動すると、インフレータ50からガスの供給を受けたエアバッグ34が膨張展開されるようになっている。また、エアバッグ34の膨張展開に伴ってエアバッグ34がエアバッグドア(インストルメントパネル18)を開裂させて、エアバッグ34がインストルメントパネル18の外側(表側)で膨張展開されるようになっている。以下、エアバッグECU52について説明する。
エアバッグECU52は、衝突センサ(又はセンサ群)54に電気的に接続されると共に、前述したインフレータ50に電気的に接続されている。また、エアバッグECU52は、衝突センサ54からの情報に基づいて、適用された自動車Vに対する各種前面衝突(の発生又は不可避であること)を区別することなく(又は衝突形態毎に)検知又は予測可能とされている。エアバッグECU52は、衝突センサ54からの情報に基づいて前面衝突を検知又は予測すると、インフレータ50を略同時に作動させるようになっている。なお、エアバッグECU52がインフレータ50を作動させる前面衝突の形態には、斜め衝突及び微小ラップ衝突等の車幅方向一方側にオフセットした位置への前面衝突が含まれる。
ここで、斜め衝突(MDB斜突、オブリーク衝突)とは、例えばNHSTAにて規定される斜め前方(一例として、衝突相手方との相対角15°、車幅方向のラップ量35%程度の衝突)とされる。この実施形態では、一例として相対速度90km/hrでの斜め衝突が想定されている。また、微小ラップ衝突とは、自動車Vの前面衝突のうち、例えばIIHSにて規定される衝突相手方との車幅方向のラップ量が25%以下の衝突とされる。例えば車体骨格であるフロントサイドメンバに対する車幅方向外側への衝突が微小ラップ衝突に該当する。この実施形態では、一例として相対速度64km/hrでの微小ラップ衝突が想定されている。
(テンション布40について)
図1及び図2に示されるように、テンション布40は、可撓性を有する布材により構成されると共に、略矩形シート状に形成されている。このテンション布40は、略上下方向を幅方向として配置されると共に、エアバッグ34の助手席用エアバッグ36とセンタエアバッグ38とを連結している。具体的には、テンション布40の前端部が助手席用エアバッグ36の左側の膨出部36B(の乗員拘束面36A)に縫合されており、テンション布40の後端部が、センタエアバッグ38の後端部38Rにおける側面38Dと後面38Aとの境界部分に縫合されている。これにより、テンション布40が、平面視で助手席乗員Pの頭部に対して左斜め前方(車幅方向中央側斜め前方)に配置されると共に、車幅方向中央側へ向かうに従い後側へ傾斜されている(図1参照)。また、テンション布40は、側面視でセンタエアバッグ38の後端部38Rにおける突出方向に沿って後側へ向かうに従い上側へ傾斜して配置されている(図2参照)。さらに、エアバッグ34の膨張展開状態では、テンション布40が長手方向に張った状態にされている。
また、図3に示されるように、車幅方向におけるテンション布40の位置は以下のように設定されている。すなわち、テンション布40の前端部が助手席乗員Pの頭部よりも車幅方向中央側に配置されており、テンション布40と助手席乗員Pの頭部とが前後方向にラップしないように設定されている。これにより、自動車Vの正面衝突時に助手席乗員Pの頭部が前方(図1及び図3の矢印A方向)へ移動したときには、助手席乗員Pの頭部がテンション布40に当たることが抑制されて、助手席乗員Pの頭部が助手席用エアバッグ36の凹部36Cの部分で拘束されるよう構成されている。
さらに、平面視におけるテンション布40の配置角度及び長手方向の寸法は、以下のように設定されている。すなわち、上述したように、自動車Vの斜め衝突におけるNHSTAでの規定では、自動車Vと衝突相手方との相対角が15°とされている。そして、この規定に基づくダミー人形を用いた自動車Vの斜め衝突試験では、助手席乗員Pの移動角度α(図3に示される助手席乗員Pの頭部重心Gを通過する前後方向に延びる基準線SL1と助手席乗員Pの移動方向との成す角度)が略25°になることが判明されている。つまり、助手席乗員Pの移動角度αが、自動車Vと衝突相手方との相対角(15°)に対して略10°大きくなることが判明している。また、実際の自動車Vにおける斜め衝突では、自動車Vと衝突相手方との相対角が30°である場合も散見されており、この場合には、助手席乗員Pの移動角度αが略40°となる。これにより、本実施の形態では、実際の自動車Vの斜め衝突をも考慮して、助手席乗員Pの移動角度αが25°〜40°となる範囲で、助手席乗員Pの頭部がテンション布40に当たるようにテンション布40の配置角度及び長手方向の寸法が設定されている。なお、図3では、助手席乗員Pの移動角度αが25°のときの助手席乗員を符号P1で示しており、助手席乗員Pの移動角度αが40°のときの助手席乗員を符号P2で示している。
また、図4に示されるように、上下方向におけるテンション布40の位置及び幅寸法は、以下のように設定されている。すなわち、自動車Vの斜め衝突において助手席乗員Pの頭部が左斜め前方へ移動したときに、助手席乗員PとしてのAM50ダミーの頭部重心G1及び助手席乗員PとしてのAF05ダミーの頭部重心G2が、側面視でテンション布40にラップするように、上下方向におけるテンション布40の位置及び幅寸法が設定されている。換言すると、助手席乗員Pの頭部が左斜め前方へ移動した状態では、側面視でテンション布40の上辺40AがAM50ダミーの頭部重心G1に対して上側に配置されており、テンション布40の下辺40BがAF05ダミーの頭部重心G2に対して下側に配置されている。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
上記のように構成された車両用助手席エアバッグ装置30では、エアバッグECU52が、衝突センサ54からの信号に基づいて自動車Vへの前面衝突を検知又は予測すると、インフレータ50を作動させる。これにより、インフレータ50からガスの供給を受けたエアバッグ34が、インストルメントパネル18に設定されたエアバッグドアを開裂しつつ膨張展開される。そして、助手席用エアバッグ36が助手席乗員Pの前側で膨張展開されると共に、センタエアバッグ38が助手席用エアバッグ36に対して車幅方向中央側で膨張展開される。また、エアバッグ34のテンション布40が、助手席乗員Pの頭部に対して車幅方向中央側斜め前方(左斜め前方)で張設(展開)される。
(自動車Vの正面衝突)
自動車Vへの前面衝突が正面衝突であった場合、助手席乗員Pは、慣性力によって前方へ移動する(図1の矢印A参照)。なお、助手席乗員Pには3点式シートベルト装置が装着されているため、助手席乗員Pの前方への移動は、腰部を中心に助手席乗員Pの上体が前傾する形態となる。そして、前方へ移動する助手席乗員Pの頭部が助手席用エアバッグ36の凹部36Cの部分に衝突する。このとき、助手席用エアバッグ36には、インストルメントパネル18及びウインドシールドガラスWSから反力が作用するため、助手席乗員Pの頭部が助手席用エアバッグ36によって支持されて、助手席乗員Pの頭部の移動が制限される。その結果、自動車Vの正面衝突時において、前方へ移動する助手席乗員Pの頭部を助手席用エアバッグ36によって拘束することができる。
(自動車Vの左側への斜め衝突又は微小ラップ衝突)
自動車Vへの前面衝突が左側(運転席側)への斜め衝突又は微小ラップ衝突であった場合、助手席乗員Pは、図1に矢印Bにて示すように、慣性力によって前方へ移動しつつ車体に対し車幅方向の衝突側である左側へ移動する。すなわち、助手席乗員Pが左斜め前方(車幅方向中央側斜め前方)へ移動する。なお、助手席乗員Pには3点式シートベルト装置が装着されているため、上述と同様に、助手席乗員Pの前方への移動は、腰部を中心に助手席乗員Pの上体が前傾する形態となる。
ここで、エアバッグ34では、膨張展開された助手席用エアバッグ36の膨出部36Bとセンタエアバッグ38の後端部38Rとがテンション布40によって連結されている。このテンション布40は、可撓性を有するシート状に形成されると共に、エアバッグ34の膨張展開時に助手席乗員Pの頭部に対して左斜め前方(車幅方向中央側斜め前方)で張設(展開)される。このため、自動車Vの斜め衝突又は微小ラップ衝突に左斜め前方へ移動する助手席乗員Pの頭部がテンション布40によって拘束される。このとき、テンション布40における助手席乗員Pの頭部を拘束する部分(長手方向中間部分)が左斜め前方へ凸となるようにテンション布40が撓む。このため、テンション布40が助手席用エアバッグ36側(前端部側)及びセンタエアバッグ38側(後端部側)から助手席乗員Pの頭部を挟み込む(包み込む)ように拘束するため、助手席乗員Pの頭部の回転を抑制できる。
以下、この点について図5を用いて詳述する。図5では、自動車Vの斜め衝突又は微小ラップ衝突時に左斜め前方へ移動する助手席乗員Pの頭部がテンション布40に当たったときのテンション布40の状態を平面図にて模式的に図示している。なお、図5では、助手席乗員Pの移動方向を矢印Bで示しており、助手席乗員Pの頭部重心Gを通過する助手席乗員Pの移動方向に沿った線を基準線SL2としている。また、図5では、テンション布40と、助手席用エアバッグ36及びセンタエアバッグ38と、の縫合部分を、白抜きの丸印で図示している。そして、自動車Vの斜め衝突又は微小ラップ衝突時に助手席乗員Pの頭部がテンション布40に当たると、上述したようにテンション布40における助手席乗員Pの頭部を拘束する部分が左斜め前方へ凸となるようにテンション布40が撓む。このため、テンション布40における基準線SL2に対して助手席用エアバッグ36側(図5の矢印C方向側)の部分には、助手席乗員Pの頭部に対する反力F1が発生する。このため、助手席乗員Pの頭部には、平面視で助手席乗員Pの頭部重心Gを中心とする時計回りの回転モーメントM1が作用する。
一方、テンション布40における基準線SL2に対してセンタエアバッグ38側(図5の矢印D方向側)の部分には、助手席乗員Pの頭部に対する反力F2が発生する。このため、助手席乗員Pの頭部には、平面視で助手席乗員Pの頭部重心Gを中心とする反時計回りの回転モーメントM2が作用する。これにより、助手席乗員Pの頭部に生じる回転モーメントM1及び回転モーメントM2が互いに相殺するように作用する。したがって、自動車Vの斜め衝突又は微小ラップ衝突時に左斜め前方へ移動する助手席乗員Pの頭部の回転を抑制しつつ助手席乗員Pの頭部を拘束することができる。また、本実施の形態では、助手席乗員Pの移動角度αが25°〜40°となる範囲で、助手席乗員Pの頭部がテンション布40に当たるように設定されているため、上記移動角度αの範囲で同一の効果を奏することができる。なお、図5に示される反力F1及び反力F2における位置及び向きは模式的に図示している。
また、テンション布40は、助手席用エアバッグ36の膨出部36Bとセンタエアバッグ38の後端部38Rとを連結している。このため、自動車Vの斜め衝突又は微小ラップ衝突時において、左斜め前方へ移動する助手席乗員Pの頭部をエアバッグ34(テンション布40)が拘束するときのセンタエアバッグ38の左側への倒れ込みを抑制しつつ助手席乗員Pの頭部をテンション布40によって良好に拘束することができる。すなわち、仮にエアバッグ34においてテンション布40を省略した場合において、自動車Vの斜め衝突又は微小ラップ衝突時に助手席乗員Pの頭部がセンタエアバッグ38の後端部38Rに当たると、センタエアバッグ38の後端部38Rが左側へ倒れ込む(図6の2点鎖線で示された後端部38Rを参照)。このため、センタエアバッグ38において助手席乗員Pの頭部に対する反力を十分に作用させることができなくなり、助手席乗員Pの頭部を良好に拘束することができなくなる可能性がある。
これに対して、本実施の形態では、テンション布40が、助手席用エアバッグ36の膨出部36Bとセンタエアバッグ38の後端部38Rとを連結している。換言すると、センタエアバッグ38の後端部38Rがテンション布40によって助手席用エアバッグ36の膨出部36Bに連結されている。このため、自動車Vの斜め衝突又は微小ラップ衝突時に助手席乗員Pの頭部がセンタエアバッグ38の後端部38Rに当たると、上述したように、テンション布40における助手席乗員Pの頭部を拘束する部分が車幅方向中央斜め前方へ凸となるようにテンション布40が撓む。これにより、テンション布40の後端部(センタエアバッグ38との縫合部分)がセンタエアバッグ38の後端部38Rを右側へ引っ張るため、センタエアバッグ38の後端部38Rにおける左側への倒れ込みを抑制できる(図6の実線で示された後端部38Rを参照)。したがって、助手席乗員Pの頭部をテンション布40によって拘束するときのセンタエアバッグ38の左側への倒れ込みを抑制しつつ助手席乗員Pの頭部をエアバッグ34(テンション布40)によって良好に拘束することができる。
また、図4に示されるように、自動車Vの斜め衝突又は微小ラップ衝突時にテンション布40が助手席乗員Pの頭部を拘束する状態では、側面視でテンション布40がAM50ダミーの頭部重心G1及びAF05ダミーの頭部重心G2にラップするように、車両上下方向におけるテンション布40の位置が設定されている。このため、自動車Vの斜め衝突又は微小ラップ衝突時に、小柄な体形の女性乗員をモデルとするAF05ダミーの頭部から標準的な体形の男性乗員をモデルとするAM50ダミーの頭部を、テンション布40によって拘束することができる。したがって、助手席乗員Pの体形に応じた助手席乗員Pの頭部に対する保護を実現することができる。
さらに、テンション布40の全体が助手席乗員Pの頭部に対して車幅方向中央側に配置されている。このため、自動車Vの正面衝突時において助手席乗員Pの頭部が前方へ移動した場合には、助手席乗員Pの頭部がテンション布40に当たることが抑制されて、助手席乗員Pの頭部が助手席用エアバッグ36の凹部36Cの部分で良好に拘束される。このとき、助手席乗員Pの頭部は、一対の膨出部36Bによって車幅方向両側から拘束されるため、助手席用エアバッグ36が助手席乗員Pの頭部を拘束するときの助手席乗員Pの頭部の回転を抑制することができる。
なお、本実施の形態では、テンション布40が可撓性を有するシート状の布材により構成されているが、テンション布40の形態はこれに限らない。例えば、テンション布40を、可撓性を有するシート状のネット部材で構成してもよい。すなわち、テンション布40が、車幅方向中央側斜め前方へ移動する助手席乗員Pの頭部を受け止め可能な可撓性を有するシート状に形成されていればよい。
また、本実施の形態では、テンション布40の後端部が、センタエアバッグ38の後端部38Rにおける後面38Aと側面38Dとの境界部分に縫合されているが、テンション布40のセンタエアバッグ38の後端部38Rとの縫合部位は任意に設定することができる。例えば、テンション布40の後端部を、センタエアバッグ38の後端部における側面38Dに縫合してもよいし、センタエアバッグ38の後端部における後面38Aに縫合してもよい。
また、本実施の形態では、助手席乗員Pの移動角度αとして25°〜40°の範囲で助手席乗員Pの頭部がテンション布40に当たるように、テンション布40の配置角度及び長手方向の寸法が設定されているが、助手席乗員Pの移動角度αに対するテンション布40の配置角度及び長手方向の寸法は各種車両において適宜設定可能である。
また、本実施の形態では、テンション布40が略矩形シート状に形成されている。すなわち、テンション布40の上辺40A及下辺40Bが直線状に形成されているが、テンション布40の形状は、これに限らない。例えば、テンション布40の上辺40Aを側面視で上側に凸となるように湾曲させてもよいし、テンション布40の下辺40Bを側面視で下側に凸となるように湾曲させてもよい。
また、本実施の形態では、テンション布40の前端部が助手席乗員Pの頭部よりも車幅方向中央側に配置されて、テンション布40と助手席乗員Pの頭部とが前後方向にラップしないように構成されている。これに代えて、テンション布40と助手席乗員Pの頭部とが前後方向にラップするように、テンション布40の前端部を助手席用エアバッグ36の車幅方向中央側に配置してもよい。
また、本実施の形態では、エアバッグ34の助手席用エアバッグ36の後端部に一対の膨出部36Bが形成されているが、助手席用エアバッグ36において一対の膨出部36Bを省略してもよい。つまり、助手席用エアバッグ36の乗員拘束面36Aが平面視で車幅方向に直線状になるように、助手席用エアバッグ36を構成してもよい。
また、本実施の形態では、エアバッグ34において助手席用エアバッグ36及びセンタエアバッグ38が一体の袋状に形成されている。これに代えて、助手席用エアバッグ36とセンタエアバッグ38とを別体の袋状に形成して、両者を縫製等によって一体化してもよい。この場合には、助手席用エアバッグ36とセンタエアバッグ38とが、少なくとも前端部において連通する構成にされる。
18 インストルメントパネル
30 車両用助手席エアバッグ装置
34 エアバッグ
36 助手席用エアバッグ
36A 助手席用エアバッグの乗員拘束面
38 センタエアバッグ
38R センタエアバッグの後端部
40 テンション布(頭部拘束部材)
50 インフレータ
P 乗員

Claims (3)

  1. インストルメントパネルの裏側に設けられ、インフレータからのガスの供給を受けて膨張展開されると共に、乗員の車両前側で膨張展開される助手席用エアバッグ及び前記助手席用エアバッグに対して車幅方向中央側で膨張展開され且つ後端部が前記助手席用エアバッグよりも車両後側へ突出されたセンタエアバッグを有するエアバッグと、
    可撓性を有するシート状に形成されると共に、膨張展開された前記助手席用エアバッグの乗員拘束面と前記センタエアバッグの後端部とを連結し、前記エアバッグの膨張展開時に前記乗員の頭部に対して車幅方向中央側斜め前方で張設されて前記乗員の頭部を拘束可能にする頭部拘束部材と、
    を備えた車両用助手席エアバッグ装置。
  2. 前記頭部拘束部材が前記乗員の頭部を拘束する状態では、側面視で前記頭部拘束部材が前記乗員としてのAM50ダミーの頭部重心及びAF05ダミーの頭部重心にラップするように、車両上下方向における前記頭部拘束部材の位置が設定された請求項1に記載の車両用助手席エアバッグ装置。
  3. 平面視で前記頭部拘束部材の全体が前記乗員の頭部に対して車幅方向中央側に配置された請求項1又は請求項2に記載の車両用助手席エアバッグ装置。
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