JP2014237382A - 後席乗員用エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】微小ラップ衝突や斜衝突時における後席乗員の斜め前方への移動を抑制することを目的とする。
【解決手段】前席12のシートバック14又はヘッドレストに搭載され、ガスの供給を受けて後席18側に膨張展開するように構成され、膨張展開状態を平面視で見たとき、後席乗員22に対向する側の車幅方向の中央部16Cに、車幅方向の両端部16Aよりも車両前方側へ凹んだ凹部16Bが形成されるエアバッグ16を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、後席乗員用エアバッグ装置に関する。
前席シートバックの背面側にエアバッグを搭載した後席乗員用のエアバッグ装置が開示されている(特許文献1及び特許文献2参照)。また、後席乗員用のエアバッグ装置として、後席前方のルーフ部材にエアバッグ装置を取り付けた構造(特許文献3参照)、センターピラーの下部にエアバッグを収容した構造(特許文献4参照)が開示されている。
特開平4−166455号公報 特開平4−166456号公報 特開平10−264761号公報 特開2008−80919号公報
上記した従来例は、何れも前面衝突時に後席乗員を保護しようとするものである。フロントサイドメンバよりも車幅方向外側での前面衝突(微小ラップ衝突)時や斜衝突時には、後席乗員が、衝突方向に向けて車両進行方向斜め前方へ移動しようとする。しかしながら、上記した従来例では、その対策は考慮されていない。
本発明は、上記事実を考慮して、微小ラップ衝突や斜衝突時における後席乗員の斜め前方への移動を抑制することを目的とする。
請求項1の発明(後席乗員用エアバッグ装置)は、前席のシートバック又はヘッドレストに搭載され、ガスの供給を受けて後席側に膨張展開するように構成され、膨張展開状態を平面視で見たとき、後席乗員に対向する側に、車幅方向の両端部よりも車両前方側へ凹んだ凹部が形成されるエアバッグを有する。
請求項1に記載の後席乗員用エアバッグ装置では、車両の衝突時に、エアバッグが、前席のシートバック又はヘッドレストから車両後方へ向けて膨張展開することにより、後席乗員を拘束する。このエアバッグは、膨張展開状態を平面視で見たとき、後席乗員に対向する側に、車幅方向の両端部よりも車両前方側へ凹んだ凹部が形成される。微小ラップ衝突や斜衝突時に、この凹部に後席乗員の身体が進入することにより、後席乗員の斜め前方への移動を抑制することができる。またこれによって、後席乗員の腕の車両前方への移動を抑制できるので、上体の慣性質量を低減でき、後席乗員の姿勢変化を抑制できる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の後席乗員用エアバッグ装置において、前記エアバッグの下部に、前記凹部を跨いで左右の前記両端部同士を連結するテザーを有する。
請求項2に記載の後席乗員用エアバッグ装置では、後席乗員の一部がテザーに当たり、該テザーを車両前方へ押し込むことにより、エアバッグの両端部が互いに接近するようにすぼまり、後席乗員を拘束する。このため、車両衝突時に後席乗員の移動量が大きくなる場合でも、エアバッグの乗員拘束性を向上させることができる。
請求項3の発明は、請求項2に記載の後席乗員用エアバッグ装置において、前記テザーが、前記エアバッグの膨張展開状態において、水平に対し車両後方側の斜め上方に傾斜している。
請求項3に記載の後席乗員用エアバッグ装置では、エアバッグの膨張展開状態において、テザーが水平に対し車両後方側の斜め上方に傾斜しているので、後席乗員の一部がテザーを押し込む際に、該エアバッグの位置が車両下方側へ変化することを抑制できる。このため、エアバッグにより後席乗員の頭部を適切に拘束することができる。
請求項4の発明は、請求項2に記載の後席乗員用エアバッグ装置において、前記テザーが、前記エアバッグの膨張展開状態において、後席乗員の膝部と車両前後方向に対向する位置に設けられている。
請求項4に記載の後席乗員用エアバッグ装置では、エアバッグの膨張展開状態において、テザーが後席乗員の膝部と車両前後方向に対向する位置に設けられているので、該膝部がテザーを安定して押し込むことができる。このため、エアバッグの乗員拘束性を更に向上させることができる。
請求項5の発明は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の後席乗員用エアバッグ装置において、前記凹部の幅は、上部側が下部側よりも広い。
請求項5に記載の後席乗員用エアバッグ装置では、凹部の幅について、上部側が下部側よりも広いので、微小ラップ衝突や斜衝突時に、後席乗員の頭部を広い範囲で拘束することができる。
請求項6の発明は、請求項2〜5の何れか1項に記載の後席乗員用エアバッグ装置において、前記エアバッグは、前記凹部の車両前方側に位置する中央チャンバと、前記凹部の車幅方向両側に位置する側部チャンバとを有し、前記中央チャンバは、内部テザーにより上室と下室に区画され、該下室に対してガスが供給されるように構成され、前記内部テザーには、前記下室から前記上室へガスを供給するための通気孔が設けられ、前記側部チャンバは、前記下室と連通している。
請求項6に記載の後席乗員用エアバッグ装置では、エアバッグが膨張展開する際に、まず中央チャンバの下室にガスが供給され、該下室から側部チャンバへガスが供給される。下室から上室へは、内部テザーの通気孔を通じてガスが供給される。このため、早期展開が望まれる下室と側部チャンバを優先的に展開させ、後席乗員の前席に近い部位の拘束と、後席乗員の肩部の拘束に備えることができる。中央チャンバの上室は、主に頭部を拘束する部位であるので、拘束タイミングを比較的遅くしてもよい。
以上説明したように、請求項1に記載の後席乗員用エアバッグ装置によれば、微小ラップ衝突や斜衝突時における後席乗員の斜め前方への移動を抑制することができる、という優れた効果が得られる。
請求項2に記載の後席乗員用エアバッグ装置によれば、エアバッグの乗員拘束性を向上させることができる、という優れた効果が得られる。
請求項3に記載の後席乗員用エアバッグ装置によれば、エアバッグにより後席乗員の頭部を適切に拘束することができる、という優れた効果が得られる。
請求項4に記載の後席乗員用エアバッグ装置によれば、エアバッグの乗員拘束性を更に向上させるができる、という優れた効果が得られる。
請求項5に記載の後席乗員用エアバッグ装置によれば、微小ラップ衝突や斜衝突時に、後席乗員の頭部を広い範囲で拘束することができる、という優れた効果が得られる。
請求項6に記載の後席乗員用エアバッグ装置によれば、早期展開が望まれる下室と側部チャンバを優先的に展開させ、後席乗員の前席に近い部位の拘束と、後席乗員の肩部の拘束に備えることができる、という優れた効果が得られる。
図1から図3は、第1実施形態に係り、図1はエアバッグが膨張展開した状態を車両中央斜め後方から見た斜視図である。 エアバッグによる後席乗員の拘束状態を示す側面図である。 エアバッグによる後席乗員の拘束状態を示す平面図である。 図4及び図5は、第2実施形態に係り、図4はエアバッグが膨張展開した状態を車両中央斜め後方から見た斜視図である。 エアバッグによる後席乗員の拘束状態を示す側面図である。 第3実施形態に係るエアバッグが膨張展開した状態を示す正面図である。 第4実施形態に係るエアバッグの構造を示す部分破断斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づき説明する。
[第1実施形態]
図1,図2において、本実施形態に係る後席乗員用エアバッグ装置10は、前席12のシートバック14に搭載されたエアバッグ16を有している。このエアバッグ16は、ガスの供給を受けて後席18側に膨張展開するように構成されている。エアバッグ16の膨張展開状態を平面視で見たとき、後席乗員22に対向する側の例えば車幅方向(シート幅方向)の中央部16Cに、車幅方向の両端部16Aよりも車両前方側へ凹んだ凹部16Bが形成される。換言すれば、エアバッグ16は、膨張展開時に両端部16Aが凹部16Bよりも車両後方側へ突出した形状、即ち平面視で略逆U字形となる。
車幅方向における凹部16Bの最大幅(両端部16Aの間隔)は、車両上下方向位置にかかわらず略均一とされている。この最大幅は、後席乗員22(図2)の肩幅に概ね対応しており、該肩幅よりも大きいことが望ましい。凹部16Bの車両前後方向の深さは、後席乗員22の頭部22Hがある程度入り込むことができる程度に設定されている。つまり、凹部16Bの形状は、後席乗員22(図2)の頭部22Hや上体22Aの拘束に適した形状となっている。
エアバッグ16の下部には、凹部16Bを跨いで左右の両端部16A同士を連結するテザー24が設けられている。このテザー24は、凹部16Bの輪郭に沿ってエアバッグ16の両端部16A及び中央部16Cに連結されており、エアバッグ16の膨張展開時に、凹部16Bの下部に膜状に展開するようになっている。図2に示されるように、テザー24は、エアバッグ16の膨張展開状態において、水平に対し車両後方の斜め上方に傾斜していることが望ましい。後席乗員22の膝部22Kがテザー24を押し込んだときに、エアバッグ16が車両下方へ変位することを抑制できるからである。なお、テザー24の傾斜は部分的であってもよい。テザー24の傾斜角度は、車両前後方向位置に応じて変化していてもよい。傾斜の代わりに、テザー24が側断面において湾曲していてもよい。
通常時のエアバッグ16は、折り畳まれた状態で、ガスの供給源であるインフレータ26と共にモジュールケース32に収納され、前席12のシートバック14内に搭載されている。シートバック14の背面側には、エアバッグ16の膨張圧により展開するエアバッグドア28が設けられている。
なお、エアバッグ16が前席12のシートバック14に搭載されるものとしたが、これに限られず、エアバッグ16がヘッドレスト15に搭載されていてもよい。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図1から図3において、本実施形態に係る後席乗員用エアバッグ装置10では、車両の衝突時に、インフレータ26が作動し、膨張用のガスを噴出させる。エアバッグ16は、このガスの供給を受けて、膨張展開し始める。エアバッグ16の膨張圧により、エアバッグドア28が展開することにより、前席12のシートバック14から車両後方へ向けてエアバッグ16が膨張展開する。このエアバッグ16により、後席乗員22を拘束することができる。
エアバッグ16の膨張展開状態を平面視で見たとき、後席乗員22に対向する側には、車幅方向の両端部16Aよりも車両前方側へ凹んだ凹部16Bが形成される。微小ラップ衝突や斜衝突時には、この凹部16Bに後席乗員22の頭部22Hや上体22Aが進入することにより、後席乗員22の斜め前方への移動を抑制することができる。また両端部16Aによって後席乗員22の肩部22Sが拘束されることにより、該後席乗員22の腕部(図示せず)の車両前方への移動を抑制できるので、上体の慣性質量を低減でき、後席乗員22の姿勢変化を抑制できる。
また、エアバッグ16には、テザー24が設けられている。図2,図3に示されるように、車両衝突時に後席乗員22の移動量が大きくなる場合、後席乗員22の膝部22Kが該テザー24に当たる。膝部22Kがテザー24を車両前方へ押し込むことにより、エアバッグ16の両端部16Aが互いに接近して凹部16Bがすぼまり、後席乗員22を拘束する。これにより、エアバッグ16によって、後席乗員22の頭部22Hを、例えば車幅方向の両側から挟むように拘束することができる。このため、車両衝突時に後席乗員22の移動量が大きくなる場合でも、エアバッグ16の乗員拘束性を向上させることができる。
図2に示されるように、このテザー24が、エアバッグ16の膨張展開状態において、水平に対し車両後方側の斜め上方に傾斜している場合には、後席乗員22の膝部22Kがテザー24を押し込む際に、該エアバッグ16の位置が車両下方側へ変化することを抑制できる。エアバッグ16を頭部22Hの高さ位置に維持できるため、該頭部22Hをエアバッグ16によって適切に拘束することができる。
[第2実施形態]
図4,図5において、本実施形態に係る後席乗員用エアバッグ装置20では、テザー24が、エアバッグ16の膨張展開状態において、後席乗員22の膝部22Kと車両前後方向に対向する位置に設けられている。このテザー24は、例えば帯状に展開した状態となる。テザー24は、エアバッグ16の凹部16Bを跨ぐように、両端部16A同士を車幅方向に連結している。テザー24と、エアバッグ16の中央部16Cとは、車両前後方向に離間しており、後席乗員22の膝部22Kにより、テザー24を車両前方へ押し込むことができるようになっている。
テザー24は、例えばエアバッグ16の高さ方向の略中央から下端まで範囲に設けられている。なお、テザー24を車両上下方向により狭く構成してもよい。エアバッグ16における凹部16Bの上部は、後席乗員22の主に頭部22Hが進入する部位であり、該凹部16Bがテザー24で塞がれないようにする必要がある。このため、テザー24はエアバッグ16の下部に設けられている。
他の部分については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図4,図5において、本実施形態に係る後席乗員用エアバッグ装置20では、エアバッグ16の膨張展開状態において、テザー24が後席乗員22の膝部22Kと車両前後方向に対向する位置に設けられている。従って、車両衝突時に後席乗員22の移動量が大きくなる場合、膝部22Kがテザー24を安定して矢印A方向に押し込むことができる。これにより、エアバッグ16の両端部16Aが互いに接近して凹部16Bがすぼまり、後席乗員22を拘束する。このため、エアバッグ16の乗員拘束性を更に向上させることができる。
[第3実施形態]
図6において、本実施形態に係る後席乗員用エアバッグ装置30では、エアバッグ16の凹部16Bの幅について、上部側が下部側よりも広い。凹部16Bの幅とは、例えば、凹部16Bの車両後方側の端部における、左右の両端部16Aの車幅方向の内のり寸法である。この凹部16Bの幅は、車両上下方向において直線的に変化しているが、これに限られず、曲線的に変化していてもよく、また段階的に変化していてもよい。
他の部分については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図6において、本実施形態に係る後席乗員用エアバッグ装置30では、凹部16Bの幅について、上部側が下部側よりも広いので、微小ラップ衝突や斜衝突時に、後席乗員22の頭部22Hの位置が左右に変化しても、該頭部22Hを広い範囲で拘束することができる。膝部22Kがテザー24を押した場合、エアバッグ16の凹部16Bの幅が狭まり、両端部16Aが互いに接近して凹部16Bがすぼまるので、頭部22Hを適切に拘束することができる。
[第4実施形態]
図7において、本実施形態に係る後席乗員用エアバッグ装置40では、エアバッグ16が、凹部16Bの車両前方側に位置する中央チャンバ36と、凹部16Bの車幅方向両側に位置する側部チャンバ38とを有している。中央チャンバ36は、内部テザー34により上室36Uと下室36Lに区画されている。側部チャンバ38は下室36Lと連通しており、側部チャンバ38と上室36Uとは、例えばシーム42により区画されている。
インフレータ26は、下室36L側に設けられており、該インフレータ26からのガスは、下室36Lに対して供給されるように構成されている。テザー24は、下室36Lに対応する高さ位置に設けられており、下室36Lが早期に膨張展開することにより、テザー24が速やかに展開するようになっている。内部テザー34には、下室36Lから上室36Uへガスを供給するための通気孔34Aが設けられている。
なお、エアバッグ16の各室を区画する手段は、内部テザー34やシーム42に限られず、適宜変更することが可能である。下室36Lから側部チャンバ38への経路の断面積や、通気孔34Aの開口面積は、各室の容量や展開タイミング等を考慮して設定される。
他の部分については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図7において、本実施形態に係る後席乗員用エアバッグ装置40では、エアバッグ16が膨張展開する際に、まずインフレータ26からのガスが、中央チャンバ36の下室36Lに供給され、該下室36Lから側部チャンバ38へ矢印S方向にガスが供給される。下室36Lから上室36Uへは、内部テザー34の通気孔34Aを通じてガスが矢印U方向に供給される。このため、後席乗員22と前席12との隙間が狭いことから早期展開が望まれる下室36L及びテザー24と、側部チャンバ38とを優先的に展開させ、後席乗員22の前席12に近い部位、例えば膝部22Kの拘束と、該膝部22Kによるテザー24の押し込みと、後席乗員22の肩部22Sの拘束とに備えることができる(図2,図3参照)。中央チャンバ36の上室36Uは、主に頭部22H(図2参照)を拘束する部位であるので、拘束タイミングを下室36Lよりも遅くしてもよい。本実施形態は、特に後席乗員22が前席12(図2参照)に近い場合に有効である。
[他の実施形態]
テザー24は、水平に対し車両後方側の斜め上方に傾斜しているものとしたが、必ずしもこのように傾斜していなくてもよい。テザー24は、第1実施形態では膜状に設けられ、第2実施形態では帯状に設けられるものとしたが、テザー24の形状や配置はこれらに限られない。なお、テザー24自体を省略してもよい。
10 後席乗員用エアバッグ装置
12 前席
14 シートバック
15 ヘッドレスト
16 エアバッグ
16A 両端部
16B 凹部
16C 中央部
20 後席乗員用エアバッグ装置
22 後席乗員
22K 膝部
24 テザー
30 後席乗員用エアバッグ装置
34 内部テザー
34A 通気孔
36 中央チャンバ
36L 下室
36U 上室
38 側部チャンバ
40 後席乗員用エアバッグ装置

Claims (6)

  1. 前席のシートバック又はヘッドレストに搭載され、ガスの供給を受けて後席側に膨張展開するように構成され、膨張展開状態を平面視で見たとき、後席乗員に対向する側に、車幅方向の両端部よりも車両前方側へ凹んだ凹部が形成されるエアバッグを有する後席乗員用エアバッグ装置。
  2. 前記エアバッグの下部に、前記凹部を跨いで左右の前記両端部同士を連結するテザーを有する請求項1に記載の後席乗員用エアバッグ装置。
  3. 前記テザーは、前記エアバッグの膨張展開状態において、水平に対し車両後方側の斜め上方に傾斜している請求項2に記載の後席乗員用エアバッグ装置。
  4. 前記テザーは、前記エアバッグの膨張展開状態において、後席乗員の膝部と車両前後方向に対向する位置に設けられている請求項2に記載の後席乗員用エアバッグ装置。
  5. 前記凹部の幅は、上部側が下部側よりも広い請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の後席乗員用エアバッグ装置。
  6. 前記エアバッグは、前記凹部の車両前方側に位置する中央チャンバと、前記凹部の車幅方向両側に位置する側部チャンバとを有し、
    前記中央チャンバは、内部テザーにより上室と下室に区画され、該下室に対してガスが供給されるように構成され、
    前記内部テザーには、前記下室から前記上室へガスを供給するための通気孔が設けられ、
    前記側部チャンバは、前記下室と連通している請求項2〜5の何れか1項に記載の後席乗員用エアバッグ装置。
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