JP2016016329A - 多機能的アウトドアシューズ、特に登山シューズ、マウンテンランニングシューズ、トレイルランニングシューズ、またはクライミングシューズ、およびその製造方法 - Google Patents

多機能的アウトドアシューズ、特に登山シューズ、マウンテンランニングシューズ、トレイルランニングシューズ、またはクライミングシューズ、およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】シューズ、特に登山シューズ、マウンテンランニングシューズ、トレイルランニングシューズ、およびクライミングシューズと、それらの製造方法とを提供すること。
【解決手段】本発明の一態様によれは、シューズ、特に登山シューズ、マウンテンランニングシューズ、トレイルランニングシューズ、またはクライミングシューズが提供される。シューズは、シューアッパーと、シューズの着用者の足の下方に延在する、シューアッパーに連結された布帛二次元領域と、ゴム材料を含むアウトソールユニットとを備える。二次元領域は、結合剤を用いずにアウトソールユニットのゴム材料に連結される。
【選択図】図1a

Description

本発明は、シューズ、特に登山シューズ、マウンテンランニングシューズ、トレイルランニングシューズ、クライミングシューズ、またはアプローチシューズなどの多機能的アウトドアシューズと、かかるシューズの製造方法とに関する。
ソールを使用することにより、シューズは、シューズの特定のタイプに応じて異なる度合いで展開され得る多数の異なる特性を備える。
例えば着用者の筋骨格系の負傷または過労を防ぐために、ソールは、着用者の足に安定性を与え、さらに足の接地時にシューズの着用者におよび特に着用者の足に対して作用する力の緩衝をもたらすことが可能である。
また、シューズのソールおよび特にアウトソールは、地面に対するシューズのトラクションを向上させ得ることにより、例えば着用者のスリップなどを防ぐことが可能である。これは、特にマウンテンランニングもしくはマウンテンハイキングの場合、ヴィアフェラータ登山の場合、またはクライミングの場合に極めて重要となる。なぜならば、スリップは、着用者の転倒または他の原因による重傷に結びつく恐れがあるからである。
さらに、シューソールは、耐摩耗性が高まることにより過度の摩耗からシューズを保護することが可能となる。これは、マウンテンランニングもしくはマウンテンハイキング、ヴィアフェラータ登山、またはクライミングにとってやはり重要である。なぜならば、これらの活動時には、およびソールが地面に対して押し付けられる際の高圧としばしば非常に粗く多石の地面条件とにより引き起こされることによって、高い摩耗力がソールに作用するからである。
さらに、通常は、シューソールは、例えば尖った石または鋭角の岩稜などの着用者が踏み得る鋭角または尖鋭の物体により発生し得る負傷から着用者の足を保護するためになど保護の目的を果たす。
所望の機能を実現するために、アウトソールの材料として加硫ゴムを使用することが、先行技術より知られている。加硫ゴムは、良好な弾性特性およびトラクション特性で知られており、また同時に非常に高い耐摩耗性を有する。
例えば、米国特許第1,947,173号は、特にベイシングシューズなどのシューズを開示しており、ヒール充填材およびそれに連結されたアーチ補強材が、圧力および熱の影響により型内でゴム組成物によって包囲される。
米国特許第3,098,308号は、シューズの摩耗表面を構成し、アッパーに直接固定された、成形可能な無孔性ゴムのアウトソールを備えたシューズを開示している。加硫工程において、ゴムはアッパーとウェルトとの直接連結部に入り込む。
最後に、米国特許第4,294,022号は、好ましくは1つまたは2つの側部がナイロン繊維により覆われた、エラストマー材料から作製されたソックスを備えたダイバー用ブーツを開示している。このブーツは、非発泡性ゴムから作製され単体としてソックス上に直接加硫されたバックステイ、トーキャップ、およびフォクシングと一体のアウトソールをさらに備える。このために、ソックスは、ネオプレン系セメントで覆われ、次いで天然ゴム系セメントで覆われ、その後加硫される。
しかし、先行技術より知られるシューズの欠点は、特にシューアッパー自体がゴムを含む場合には長時間の着用時の快適性が劣る恐れがあり、したがって例えば足の過剰な発汗をもたらす恐れがある点と、ソールに対するシューアッパーの連結がリムに沿った各領域のみに存在するため、例えばクライミングに必要とされるシューズおよびソールの構造安定性が得られない恐れがある点と、製造上の労力が増加して追加の結合剤の使用が必要になる場合がある点とである。
米国特許第1,947,173号 米国特許第3,098,308号 米国特許第4,294,022号 DE102012206094A1 EP2649896A2
したがって、とりわけ本発明の課題は、長時間にわたる着用であっても快適であり、マウンテンランニングもしくはマウンテンハイキング、クライミング、またはヴィアフェラータ登山に必要なシューアッパーに対するソールの連結の安定性および耐久性を備える、シューズ、特に登山シューズ、マウンテンランニングシューズ、トレイルランニングシューズ、クライミングシューズ、ヴィアフェラータ登山用シューズ、またはアプローチシューズなどの多機能的アウトドアシューズを提供することである。また、このシューズは、追加の結合剤を使用することなく容易に製造されるものでもあるべきである。
好ましくは、シューズのソールは、マウンテンランニング、マウンテンハイキング、またはクライミングに必要なトラクションおよび耐摩耗性を備え、それと同時にシューズは、負傷から着用者の足を保護すべきである。本発明のさらなる課題は、可能な限り単純であるべきであり、追加の結合剤および環境有害物質の使用を可能な限り控えることを可能にする、かかるシューズの製造方法を提供することである。
本発明の一態様によれば、この課題は、シューアッパーと、シューズの着用者の足の下方に延在するシューアッパーに連結された布帛(textile)二次元領域とを備えるシューズによって、特に例えば登山シューズ、マウンテンランニングシューズ、クライミングシューズ、ヴィアフェラータ登山用シューズ、またはアプローチシューズなどの多機能的アウトドアシューズによって少なくとも部分的に解決される。このシューズは、ゴム材料を含むアウトソールユニットをさらに備える。本明細書においては、二次元領域は、結合剤を用いずにアウトソールユニットのゴム材料に連結される。
シューアッパーは、所望の着用快適性が実現されるように設けられ得る。特に、シューアッパーは、通気性を有するが、それと同時に水および汚れに対する不透過性を有し、不快な圧点を生じさせずに着用者の足に対して快適な位置を取り得る。このために、例えば、シューアッパーは、天然材料および/または例えばポリエステル、PET−ポリエステル、もしくはポリアミドなどの合成材料からなる繊維布を備えてもよい。好ましくは、シューアッパーの材料は、製造工程(例えばさらに以下でより詳細に説明されるような)時に変色しないまたは構造崩壊しないような熱安定性および色調安定性を有するものが選択される。
さらに、アウトソールユニットが、足の下方に延在する布帛二次元領域に連結されるため、布帛二次元領域に連結されたアウトソールユニットとシューアッパーとの間の連結は、ソールのリムにのみ存在する連結に比べて特に高い抵抗性および耐久性を有したものになり、またこれは、ハイキング時またはクライミング時に発生する高負荷に耐え得るものとなる。
二次元領域の布帛設計により、アウトソールユニットのゴム材料は、製造時に二次元領域と共に母材を形成することがさらに可能となり、例えば布帛二次元領域の開口、ループ、ハニカム、もしくは他の構造の中または周囲にゴム材料が流れ込むことなどによって、機械的連結が存在し得るか、あるいは他方では、追加の結合剤を用いることなく布帛二次元領域のゴム材料および/または材料の選択により実現され得る化学的連結が存在し得る。好ましくは、機械的連結および化学的連結は、連結が特に高い耐久性および抵抗性を有するように実現される。
ゴム材料は、例えば天然ゴム(生ゴム)などをベースとした加硫または部分的に加硫されたゴム材料であってもよい。しかし、本文献内では、全ての材料は、ゴム材料という用語により示されるが、これは、製造工程の完了後に加硫ゴムと同様または同等の特性を、特に種々の地面上における耐摩耗性、弾性、およびトラクションに関して同様の特性を備える点を指摘しておく。したがって、ゴム材料は、熱成形可能プラスチックまたは同様のものであってもよい
アウトソールユニットにおいてかかるゴム材料を使用することにより、特に登山シューズ、マウンテンランニングシューズ、クライミングシューズ、ヴィアフェラータ登山用シューズ、またはアプローチシューズなどの多機能的アウトドアシューズの場合に特に望ましい耐摩耗性、トラクション、および弾性を有するアウトソールユニットを形成することがさらに可能となる。本明細書においては、アウトソールユニットは、ゴム材料のみから構成されてもよく、または機能要素の追加の材料を含んでもよい。例えば、アウトソールユニットは、追加の補強要素または例えば緊急時に着用者の位置を判定するためなどの電子チップ(GPS)等を備えることが可能である。また、シューズに関する情報(例えば製造業者、サイズ、モデル、色、意図される使用分野、およびプロモーションビデオ等)を備えるRFIDチップまたはNFCチップが可能である。
また、本コンテクストにおいては、アウトソールユニットは、種々の部分領域に種々のゴム材料を含み得る点を明示しておく。例えば、ソールのリムに位置する特に高い耐摩耗性を有するゴム材料が、地面と主に接触するソールの領域にて特に高いトラクションを実現するゴム材料と組み合わされることにより、ソールのリムの速い摩耗を回避し、リムにおけるソールのトラクションを高め、また同時に着用者のスリップまたは滑りを防止し得る。または、前足部領域の特に高い耐摩耗性を有するゴム材料が、ヒール領域にて特に良好なトラクションを実現するゴム材料と組み合わされることにより、前足部での踏切り時およびクライミング時の摩耗を最小限に抑え、踵での踏込み時のスリップを防ぎ得る。これらは、種々のゴム材料の組合せに関する単なる2つの可能な例に過ぎず、さらなる可能性が、当業者には考えられ得る。
以下では、本発明のシューズのさらなる実施形態が説明される。しかし、これらの可能性は、オプションとして理解されるべきであり、本発明のシューズの全ての実施形態に存在する必要はない点を明確に言及しておく。
二次元領域は、特にゴム材料の加硫によりアウトソールユニットに連結され得る。
ベース材料としては、特に加硫ゴムが考慮されてもよく、既述のように、アウトソールユニットの種々の部分領域において、種々の材料または材料の混合物が使用されることにより、アウトソールユニットの特性を局所的に左右し得る。さらに、部分的または完全に加硫されたゴムが、非加硫ゴムとの混合でアウトソールユニットの部分領域にて使用されてもよい。
二次元領域は、着用者の足の下方の総面積の30%超、好ましくは50%超、および特に好ましくは80%超を占めることが考えられ得る。
二次元領域により占められる着用者の下方の総面積の割合がより高いほど、アウトソールユニットと二次元領域との間の連結の抵抗性および耐久性はより高くなり、したがってシューアッパーへの連結の抵抗性および耐久性もまた高いものとなり得る。特に、連結がソールのリムにのみ存在する場合と比較すると、これは、シューズの寿命および安定性を向上させ、したがって例えばヴィアフェラータ登山またはクライミングなどのための安定性を向上させ得る。
特に、二次元領域は、シュトローベルソール(Strobel sole)として形成され得る。
シュトローベルソールは、スポーツシューズの製造用にしばしば使用され、したがって容易に入手および加工される。さらに、シュトローベルソールは、シューズの、特にシューアッパーの可撓性特性および安定性特性を左右し得るため有利である。
また、二次元領域がボードラストであること、二次元領域がシューアッパーと共にモカシン構造を備えること、二次元領域がシューアッパーに接着されること、または二次元領域がこれらの可能な構造方式の組合せを含むことがさらに考えられ得る。
二次元領域全体が、アウトソールユニットのゴム材料に連結されることが可能である。
二次元領域全体にわたるかかる連結により、アウトソールユニットのゴム材料と布帛二次元領域およびしたがってシューアッパーとの間の連結の抵抗性および耐久性は、さらに向上し得る。しかし、原則的には、アウトソールユニットのゴム材料が、布帛二次元領域に対してその部分領域においてのみ連結されることもまた可能である。これは、例えば足または足の裏の特定の領域がより高い移動自由度を有するべきである場合には望ましいものとなり得る。さらに、かかる部分的連結は、非連結領域に例えば通気開口などを設けるために利用されてもよい。
さらに、シューアッパーは、結合剤を用いずにアウトソールユニットのゴム材料に連結され得る。
これにより、所望に応じてシューズの安定性、耐久性、トラクション、弾性特性、クライミング適性、および水に対する不透過性等をさらに左右することが可能となる。またここでは、母材は、製造時に形成されてもよく、一方では、特にシューアッパーが布帛繊維をやはり備える場合に、例えばシューアッパーの開口、ループ、ハニカム、もしくは他の構造の中または周囲にゴム材料が流れ込むことなどによって機械的連結が存在し、他方では、追加の結合剤を用いることなくシューアッパーのゴム材料および/または材料の選択により実現され得る化学的連結が存在し得る。好ましくは、機械的連結および化学的連結の両方がこの場合にもやはり存在する。
シューアッパーは、ゴム材料の加硫によりアウトソールユニットに連結され得る。
このコンテクストでは、および直前で既に説明したように、母材は、アウトソールユニットの加硫ゴム材料およびシューアッパーの材料、特にシューアッパーの布帛材料から形成され得る。このようにすることで、異なる層厚さをそれぞれ有するゴム材料の層が、高い耐久性および耐摩耗性でシューアッパーに連結され得る。例えば、2mm未満または1.5mm未満の層厚さを有する薄層およびさらには1mm未満の層厚さを有する非常に薄い層が、高い耐久性および耐摩耗性でシューアッパーに連結される。しかし、同様に、2mm超またはさらには3mm超または5mm超の層厚を有するより厚い層もまた、高い耐久性および耐摩耗性でシューアッパーにやはり連結され得る。特にかかる薄層が可能である点に関して、アウトソールを製造するための従来の接着方法では、かかる薄層のゴムは、成形し接着されるときに容易に裂け得ることを述べておく。
また、ゴム材料の層厚さは、アウトソールユニット中で多様であってもよい点をさらに指摘しておく。例えば、足指および/または踵の領域で、より大きな層厚さを有するゴム層が、二次元領域およびシューアッパー上に加硫されることにより、安定的なトーキャップ/ヒールキャップをこのように形成することが可能である(以下を参照)。同時に、シューアッパーは、例えば前足部/インステップ上方の領域または足のリムなどでアウトソールユニットのゴム材料により汚れおよび水の進入から重量の大幅な増加を伴うことなく薄いゴム層によって保護され得る。
二次元領域および/またはシューアッパーは、アウトソールユニットに機械的に連結されることが可能である。これが可能であることは既に何度も指摘済みである。例えば、機械的連結は、二次元領域および/またはシューアッパーの開口、ループ、ハニカム、もしくは異なる構造の中または周囲にアウトソールユニットのゴム材料が流れ込むことにより形成され、それにより母材が形成され得る。本明細書においては、ゴム材料の薄層(2mm未満または1.5mm未満)、非常に薄い層(1mm未満)、およびより厚い層(例えば2mm超、3mm超、または5mm超)が、二次元領域および/またはシューアッパーに連結され得る。
特に、ゴム材料は、少なくとも部分的に透過性である二次元領域および/またはシューアッパーを有し、このようにして機械的連結に至り得る。かかる機械的連結は、特に緊密であり、したがって抵抗性および耐久性を有し得る。
また、二次元領域および/またはシューアッパーは、アウトソールユニットに化学的に連結されることもさらに可能である。
特に、二次元領域および/またはシューアッパーは、機械的および化学的の両方によりアウトソールユニットに連結され得る。
二次元領域および/またはシューアッパーのゴム材料および材料が、この目的に対して適切に選択される場合には、二次元領域および/またはシューアッパーに対するアウトソールユニットの化学的連結は、結合剤を用いずに例えば加硫時に実現され得る。シューアッパーに可能な材料としては、ポリエステル、PETポリエステル、またはポリアミドを既に述べた。追加の結合剤を用いずにかかる化学的連結を特に可能にし得るさらに可能な材料およびゴム材料の構成要素は、以下でさらに説明する。
アウトソールユニットは、単体片として一体的に形成され、トレッド表面に加えて以下の要素すなわちトーキャップ、側面ウィング、内側ウィング、ヒールキャップの中の1つまたは複数を備えることが可能である。
好ましくは、アウトソールユニットのゴム材料が、高い弾性および耐摩耗性を備えるため、これらの要素は、着用者の足に特に良好に適合し、水、汚れ、および損傷から足を保護し得る。さらに、これらの要素は、これらの領域におけるシューズの耐久性を高め得る。これらの有利な効果は、アウトソールユニットの一体設計によりさらに助長される。また、これらの要素は、シューズおよびそのソールの安定性を各領域にて選択的に調節および向上させる目的を果たすことが可能である。例えば、かかる側部ウィングを使用することにより、横方向への足の摺動が防止または阻止され得る。
特に、ヒールキャップは、着用者の踵がヒールキャップの材料の伸張をもたらし、それによりヒールキャップが着用者の踵に対して快適な位置を取るように、アウトソールユニットと共に単体片として一体的に形成され得る。
例えば、ヒールキャップは、着用者の踵よりも幾分か幅狭になるおよび/または一定度合いの「プレテンション」を備えるように、設計および寸法設定され得る。この場合には、シューズの着用時に、ヒールキャップの材料が初めに伸張されて、復元力がこの材料中に発生する。この復元力により、ヒールキャップは、着用者の踵に対して快適な位置を取り、可能な限りぴったりとこの踵に当接することになり、その結果としてシューズの良好なフィットと足の良好な安定性とを得ることが可能となる。さらに、これは、踵における水疱の回避を補助し得る。特に、アウトソールユニットおよびヒールキャップにおけるゴム材料の使用は、ゴムが非常に高い弾性を有ししたがってこの快適な位置を取る効果を助長し得るため、このコンテクストでは有利となる。
さらに、ヒールキャップ自体は、ヒールキャップの領域における追加の補強材料が不要となるだけの十分な安定性を与えられ得る。しかし、所望に応じて、インソールの挿入によりヒールキャップの領域の安定性をさらに上昇させることが可能である(以下を参照)。
さらに、アウトソールユニットは、単体片として一体的に形成され、踵の方向にくぼみをそれぞれ備える1つまたは複数の第1のプロファイル要素を前足部領域に備えてもよく、および/または足指の方向にくぼみをそれぞれ備える1つまたは複数の第2のプロファイル要素をヒール領域に備えてもよい。
例えば、第1のプロファイル要素および第2のプロファイル要素は、例えば砂岩、ガレ場、または未舗装路のハイキング時などにシューズのトラクションを向上させる目的を果たし得る。本明細書においては、例えば、第1のプロファイル要素および/または第2のプロファイル要素はそれぞれ、これらのプロファイル要素間に石または枝または泥などの各物体が詰まり(「泥の集塊」)、それにより踏込み時または踏切り時に足のスリップが生じないように、十分な広さに選択された距離を相互間に備え得る。他方で、第1のプロファイル要素および/または第2のプロファイル要素の表面は、地中に十分な深さまで貫入するか、または所望のトラクションが実現されるようにより硬質の土、湿った泥、およびガラス等の上の地面にも係合するように、十分な小さいものに選択され得る。
前足部領域に配置された第1のプロファイル要素の踵の方向のくぼみは、前方への足の踏切り時に地面に係合し、したがって後方への足のスリップを防止または阻止し得る。ヒール領域に配置された第2のプロファイル要素の足指方向のくぼみは、ヒールでの踏込み時に地面に係合し、したがって前方への足のスリップを防止または阻止し得る。このために、これらのくぼみは、例えばV字形状を備えることが可能であり、このV字の先端部は、地面に係合する役割を果たす。
さらに、アウトソールユニットは、単体片として一体的に形成され、例えば内側足指領域などに1つまたは複数の第3のプロファイル要素を備えることが可能である。第3のプロファイル要素は、アウトソールユニットのリムに配置され、リムに明確に画定されたエッジをそれぞれ備える。
特に、各エッジは、岩々の狭い着地点、岩棚、または段状部への踏込みを容易にし得る。
クライミング時、ヴィアフェラータ登山時、またはアプローチ時に、例えば拇指の下方の領域などで岩々の狭い着地点、岩棚、または突出部を踏むことがしばしば必要になる。体重の大部分は、脚筋により身体を上方に引き上げる場合にアウトソールのこの狭い領域で支持される。この状況では、スリップは、転倒または他の大変な重傷に至る恐れがある。これを回避するために、第3のプロファイル要素が、例えば内側足指領域などに、および特に拇指領域の下方のソールのリムに配置され得る。これらの第3のプロファイル要素は、アウトソールユニットのリムに明確に画定されたエッジを備え、かかる小さな構造物上への踏込みを容易にし、スリップを防止または阻止する。この明確に画定されたエッジの角度は、例えば70°もしくは80°もしくは90°、または例えば70°〜90°などの範囲内の異なる角度などであることが可能である。また、この角度は、プロファイル要素に沿って変化することにより、例えば足または股関節の捩じりなどのクライミングに特徴的な動作パターンに適合して、かかる動作を容易にし得る。さらに、好ましくは、高い安定性および補剛性を備え、上昇時に上述の高負荷下において降伏しないゴム材料が、第3のプロファイル要素に使用される。
シューズは、取外し可能インソールをさらに備えることが可能である。
インソールは、所望の安定性および補剛性ならびに所望の緩衝特性をシューズに与えるのに寄与し得る。したがって、シューアッパーおよびアウトソールユニットの製造および構成時には、主な重点は、例えばトラクションおよび耐摩耗性などの種々の特性に置かれ得る。また、交換可能インソールの使用により、例えば、着用者が完全に揃った第2のシューズ対を持ち運ぶ必要を伴うことなく、シューズの安定性および緩衝特性が、例えばハイキング時、マウンテンランニング時、またはヴィアフェラータ登山時などの使用時に変更可能となる。これは、重量の大幅な削減につながり得る。
例えばヴィアフェラータ登山時には、クライミングルートの間により長い歩行ルートまたはアプローチルートがしばしば散在する。クライミングルートでは、例えばより硬質で、軽量で、より緩衝性の低いインソールが挿入されてもよく、これは、シューズに高い安定度を与え、前足部領域にかけて強力な踏切りを可能にし、一般的に岩から足への直接的なフィードバックを与えることを可能にする。他方で、歩行ルートまたは下りでは、より軟質かつより快適なインソールが挿入されて、着用者の筋骨格系を保護し、疲労または負傷から護ることが可能である。さらに、より浅いインソールの使用により、シューズ内で足をより深く位置させることが可能となる。これは、著しくより高い安定度をもたらし得る。これは、例えばマウンテンランニングレースまたはトレイルランニングレースの場合などに考えられ得る。レース後には、シューズの特性を変更することが可能であり、例えばより厚いインソールが回復期間のために挿入されてもよい。
インソールは、シェル要素および緩衝領域を備えることが可能であり、シェル要素は、緩衝領域よりも大きな変形剛性を備える。
本明細書においては、シェル要素は、所望の安定性をシューズに与え得る。他方で、緩衝領域は、地面への衝突時に着用者の筋骨格系に作用する力を減衰および緩衝する役割を果たし得る。このために、シェル要素は、例えばインソールのリムに沿っておよび足から離れる方向に向くインソールの側において緩衝領域を囲むことにより、所望の安定性を与えることが可能であり、その一方で足の直下には、緩衝領域が衝撃力を吸収するために配置される。
例えばシェル要素の材料としては、例えば55ショアCの硬度を有するエチレン酢酸ビニル(EVA)などの、55ショアCの硬度を有する材料などが考えられ得る。しかし、例えば45ショアC(非常に軟質)〜70ショアC(非常に硬質)の範囲内の硬度か、または例えば45〜55ショアC、55〜60ショアC、もしくは60〜70ショアC等の範囲内の値などのこの範囲内の各小範囲からの値などの、異なる硬度(より軟質または硬質)もまた考えられ得る。さらに、例えば直前で述べた範囲の中の1つの中の硬度などを有するポリウレタン、熱可塑性ゴム、またはコルクが、シェル要素の材料として考えられ得る。
緩衝領域が、以下の材料、すなわち(膨張(expanded))エチレン酢酸ビニル、発泡エチレン酢酸ビニル、(膨張)熱可塑性ポリウレタン、発泡ポリウレタン、(膨張)ポリプロピレン、(膨張)ポリアミド、(膨張)ポリエーテルブロックアミド、(膨張)ポリオキシメチレン、(膨張)ポリスチレン、(膨張)ポリエチレン、(膨張)ポリオキシエチレン、(膨張)エチレンプロピレンジエンモノマーの中の1つまたは複数を含むことが可能である。特に、緩衝領域は、前述の膨張材料の中の1つまたは複数を含み、例えば粒子表面を溶解することにより相互に連結され得る、ランダム配置された粒子を備えることが可能である。膨張材料のかかるランダム配置された粒子からなる緩衝領域または緩衝要素ならびにそれらの製造方法は、例えばDE102012206094A1およびEP2649896A2の文献などに記載されている。
これらの材料、特に膨張材料は、衝突時に作用する衝撃力の緩衝および吸収に特によく適する。特に、表面が溶合された膨張熱可塑性ポリウレタンまたは膨張ポリエーテルブロックアミドからなるランダム配置された粒子は、衝撃力の吸収時に吸収されるエネルギーを着用者の足に大きな度合いで還元し、したがって着用者の持久力が向上するという特性を有する。
さらに、例えば40ショアCなどの硬度を有する材料が、緩衝領域に非常に適する。しかし、例えば30ショアC(非常に軟質)〜55ショアC(非常に硬質)の範囲内またはこの範囲内の各小範囲内の値、例えば30〜40ショアC、40〜45ショアC、もしくは45〜55ショアC等の範囲内の値などの硬度など、異なる硬度(より軟質またはより硬質)もまた考えられ得る。例えば、40ショアCの硬度を有するEVAは、緩衝領域用の材料として非常に適する。
シェル要素は、足指関節の内側領域および側面領域に補強ウィングを備えることが可能である。
アウトソールユニットの各側部ウィングに好ましくは対応するこれらの補強ウィングは、横方向移動に関して着用者の足を十分に安定化する目的を果たし得る。かかる安定化が失敗している例では、これは、不快かつ不安定な着用感につながり、負傷を助長する恐れがある。さらに、補強ウィングは、シューズ内部に対するインソールの移動を防止または最小限に抑えることが可能である。これは、シューズの安定性の利点にとって望ましいものとなり得る。
補強ウィングは、例えば強力なまたはさほど強力ではない補強および/または安定化を実現するためなどに、種々の高さを(共同で)備えてもよい。また、内側の補強ウィングが、側面の補強ウィングとは異なる高さ/厚さ/設計を有することにより、例えば側面または内側に対する好ましい方向などにおける足の横方向移動を選択的に制限または左右/制御することも可能である。特に、内側補強ウィングは、側面補強ウィングよりも大きな高さを有するように設計されることにより、足の内部のより強力な安定化をもたらし、ランニング時にサポート効果を有することが可能となる。また、さらに、補強ウィングは、部分的に弾性であることにより、着用者の足に所定の移動自由度を与えることも可能である。
インソールは、以下の要素、すなわち踵サポート、中足部サポート、電子構成要素用凹部、前足部領域および/または中足部領域および/またはヒール領域の補強フォイルの中の1つまたは複数をさらに備えることが可能である。特に、熱可塑性ポリウレタンを含む補強フォイルが考えられ得る。
かかる追加の要素は、インソールおよびシューズ全体の安定性特性および弾性特性を微調節する目的を果たすことがさらに可能であり、したがってこれらの特性は、例えばクライミングのための高い安定性および直接的なフィードバック、ならびに歩行時/ハイキング時に関節にとって良好なより高い緩衝および挙動などの各要件に対して個別に調節され得る。
特に、補強フォイルは、前足部領域および/または中足部領域および/またはヒール領域におけるインソールの補剛性を高めることが可能である。
本明細書においては、種々の材料または種々の材料厚さが、インソールの種々の領域において補強フォイルに対して使用されることにより、各領域においてインソールのある特定の補剛性を実現することが可能である。かかる補強フォイルは、インソールに対する圧力負荷下における緩衝領域および/またはシェル要素の材料の広がりまたは横方向の拡張を制限または制御することが可能である。また、影響度は、インソール上の補強フォイルの種々の材料、材料厚さ、設計、および配置を対応して選択することにより、各要望に合わせて調節され得る。
インソールは、シューアッパーの内部にインソールを挿入するとシューアッパーの伸張をもたらす寸法を備え得る。
シューアッパーの伸張により、シューアッパーに復元力がもたらされ得る。これにより、追加の固定デバイスを用いることなくシューズ内にインソールが固定され、インソールの摺動が防止または阻止される。特に、これは、これら2つの要素間に圧力嵌めをもたらし得る。
ゴム材料が、以下の材料、すなわちブチルゴム、ブタジエンゴム、天然ゴム(生ゴム)、スチレンブタジエンゴム、ニトリルゴム、特に以下の材料すなわちエチレン酢酸ビニル、リグノスルホン酸塩、シランの中の1つまたは複数を部分的に含むニトリルゴムの中の1つまたは複数を含むことが考えられ得る。
スチレンブタジエンゴム、特に加硫スチレンブタジエンゴムは、特に良好なトラクション特性および耐摩耗性を備え、したがってアウトドア分野における、特にクライミングのための使用に非常に適する。ニトリルゴム、特にエチレン酢酸ビニル、リグノスルホン酸塩、および/またはシランを部分的に含むニトリルゴムは、特に追加の結合剤を必要とすることなく、加硫時にゴム材料を布帛二次元領域および場合によってはシューアッパーの布帛繊維に化学的連結させ得る。これらの材料はいずれも人間にとって有害ではない点を指摘しておく。
本発明のさらなる態様は、シューズ、特に多機能的アウトドアシューズ、例えば登山シューズ、マウンテンランニングシューズ(トレイルランニングシューズ)、クライミングシューズ、またはアプローチシューズの製造方法により実現される。この方法は、成形装置において取付台を位置決めすることを含み、シューアッパーと、シューズの着用者の足の下方に延在するシューアッパーに連結された布帛二次元領域とが、取付台上に配置される。さらに、この方法は、成形装置および/またはシューアッパーおよび/または二次元領域の少なくとも1つの凹部にゴム材料を含む少なくとも1つのソール材料を位置決めすることと、成形装置を閉じることと、結合剤の使用を伴わずに二次元領域にゴム材料を連結することとを含む。
したがって、本方法は、ゴム材料と二次元領域との間に耐久性および抵抗性を有する連結を依然として実現しつつ、追加の結合剤の使用を伴わずに本発明のシューズを簡単に製造することを可能にする。また、ソール材料、および特にゴム材料は、種々の領域に種々の材料組成を備えることが可能であり、これらの種々の材料組成は、本方法の完了後には製造されたシューズの各位置において対応する種々の特性をもたらす点を指摘しておく。
さらに、例えば取付台は、本方法時に発生する温度(以下を参照)に耐えるラスト、特に例えばアルミニウム、鋼、またはそれらの混合物などの金属から作製されたラストであることが可能である点を述べておく。
二次元領域にゴム材料を連結するステップは、アウトソールユニットの形成のための圧力の影響下および/または加熱下においてゴム材料を加硫することを含み得る。
本明細書に記載される方法の1つの特定の利点は、本方法により、例えばアウトソール、トーキャップ、内側パーツ、側面パーツ、およびヒールキャップなどを含む一体ユニットの製造が可能となる点である。二次元領域および場合によってはシューアッパーにゴム材料を加硫することにより、各パーツが二次元領域/シューアッパーから確実に外れないようにすることがさらに可能となる。これは、前述のように、特にゴム材料が二次元領域と共におよび場合によってはシューアッパーとも共に母材を形成し得ることによるものであり、これは、一方では機械的連結を含み、他方では化学的連結を含み得る。好ましくは、機械的連結および化学的連結が共に存在する。また、これにより、薄い(2mm未満もしくは1.5mm未満)または非常に薄い(1mm未満)層厚さの加硫ゴム材料の実現が可能となり、それにもかかわらずこの加硫ゴム材料は、接着方法で実現することは非常に困難または不可能な耐摩耗性および耐久性にて二次元領域またはシューアッパーに連結される。
本方法では、加硫は、以下の条件、すなわち150℃〜200℃の、好ましくは160℃〜190℃の、および特に好ましくは165℃〜175℃の閉鎖された成形装置内温度と、100kg〜200kgの、好ましくは140kg〜160kgの、および特に好ましくは145kg〜155kgの成形装置の閉鎖力(closing force)と、5分〜15分の、好ましくは6分〜10分の、および特に好ましくは8分の加硫工程継続時間との下で実施され得る。
成形装置の閉鎖力としては、例えば加硫時に成形装置の各パーツが相互に押し付けられる力が含まれてもよい。
これらの工程パラメータは、加硫ゴム材料が所望の特性を備え、また同時にシューアッパーおよび二次元領域が損傷または劣化を被らないような加硫を実現するのに有利であることが判明している。成形装置内の圧力は、加硫時にゴム材料が成形装置を完全に満たし、成形装置から漏出しないように十分な大きさに、しかし同時に成形装置が取付台上に配置されたシューアッパーおよび布帛二次元領域に損傷を与えないような高さに選択されるように、特に注意を払わなければならない。このために、成形装置の境界部は、鋭角エッジ領域を備えるべきではない。
しかし、150℃〜160℃、160℃〜170℃、170℃〜180℃、180℃〜190℃、190℃〜200℃、またはさらに高温もしくは低温の範囲内の閉鎖された成形装置内温度、100kg〜110kg、110kg〜120kg、120kg〜130kg、・・・、190kg〜200kgまたはさらに高いもしくは低い閉鎖力の範囲内の閉鎖力、ならびに例えば5分〜8分、8分〜12分、12分〜15分、またはさらに長いもしくは短い工程継続期間などの範囲内の加硫工程継続期間などの、種々の範囲または間隔の製造パラメータもまた考えられ得る。
成形装置は、複数の可動型パーツを備え、これらの複数の可動型パーツは、成形装置の閉鎖後に、成形装置の場合によって存在する非可動パーツと共に実質的に閉鎖された成形空間を形成し、シューアッパーおよびシューアッパーに連結された布帛二次元領域を伴った取付台が、この成形空間内に配置されることが考えられ得る。
これにより、型内に取付台を特に簡単に位置決めすることが可能となり、本方法の自動化が容易になり得る。
また、成形装置を閉じる前に、可動パーツの少なくともいくつかの中または上において、ソール材料の二次元片が、可動型パーツの対応する凹部内に位置決めされることもまた可能である。
非可動型パーツが存在する限りでは、非可動型パーツの少なくともいくつかの中または上において、ソール材料の各二次元片が、非可動型パーツの対応する凹部内に位置決めされることもまた可能である。
最後に、ソール材料のかかる二次元片は、布帛二次元領域および/またはシューアッパー上に直接位置決めされることがまた可能である。これにより、シューズまたはソールの種々の領域に種々の組成を有するソール材料を簡単に位置決めすることが可能となり、したがって製造されるシューズの特性を選択的に左右し、特にアウトソールユニットの特性を各部分領域で選択的に左右することが簡単に可能となる。
以下の図面を参照として、以下の詳細な説明において本発明の現時点において好ましい実施形態をさらに説明する。
本発明のシューズの実施形態を示す図である。 本発明のシューズの実施形態を示す図である。 本発明のシューズの実施形態を示す図である。 本発明のシューズの実施形態を示す図である。 本発明のシューズの実施形態を示す図である。 本発明のシューズの実施形態を示す図である。 本発明のシューズの実施形態を示す図である。 本発明のシューズの実施形態を示す図である。 本発明のシューズの実施形態を示す図である。 本発明のシューズの実施形態を示す図である。 例えば図1a〜図1jに示すシューズと組み合わせて使用するための本発明のインソールの実施形態を示す図である。 例えば図1a〜図1jに示すシューズと組み合わせて使用するための本発明のインソールの実施形態を示す図である。 例えば図1a〜図1jに示すシューズと組み合わせて使用するための本発明のインソールの実施形態を示す図である。 例えば図1a〜図1jに示すシューズと組み合わせて使用するための本発明のインソールの実施形態を示す図である。 本発明の製造方法の一実施形態を実施するための成形装置を示す図である。 本発明の製造方法の一実施形態を実施するための成形装置を示す図である。 種々の荷重下における種々のゴム材料の動摩擦係数および静摩擦係数の測定結果を示す図である。 種々の荷重下における種々のゴム材料の動摩擦係数および静摩擦係数の測定結果を示す図である。 種々の荷重下における種々のゴム材料の動摩擦係数および静摩擦係数の測定結果を示す図である。 種々の荷重下における種々のゴム材料の動摩擦係数および静摩擦係数の測定結果を示す図である。
登山シューズ、マウンテンランニングシューズ、クライミングシューズ、またはアプローチシューズなどの多機能的アウトドアシューズを参照として、以下の詳細な説明において本発明の現時点の好ましい実施形態を説明する。しかし、本発明はこれらの実施形態に限定されない点を強調しておく。むしろ、本発明は、ストリートシューズ、ランニングシューズ、フィッシング用シューズ、およびワーキングシューズ等にも有利に適応され得る。
さらに、以下では、本発明の特定の実施形態をより詳細に説明するに過ぎない点を指摘しておく。しかし、これらの具体的な実施形態のコンテクストにて説明される要素および設計オプションは、本発明の範囲内で異なる様式にて変更または相互に組み合わされ得る点が、および個々の要素がある特定のシューズにとっては必須ではないと思われる場合にそれらを省き得る点が、当業者には理解されよう。冗長化を避けるために、前出の第3章(「発明の概要」)での説明を特に参照とする。また、これは、以下の説明にも該当する。
図1a〜図1jは、本発明のシューズ100の一実施形態を示す。図1aは、側面の図を示し、図1bは、シューズ100の内側の図を示す。図1cは、インソールが挿入されていないシューズ100の上面図を示す。図1dは、シューズ100の底面図を示し、図1eは、シューズ100の底面の内側トー領域の拡大図を示す。図1fは、ヒール領域を示し、図1gは、シューズ100のトー領域を示す。図1hは、シューズ100の断面を示し、図1iは、図1hのヒール領域の拡大図を示す。最後に、図1jは、インソール200(図2a〜図2dを参照)が挿入されたシューズ100の上面図を示す。
例えば、シューズ100は、多機能的アウトドアシューズ、特に登山シューズ、マウンテンランニングシューズ、トレイルランニングシューズ、クライミングシューズ、またはアプローチシューズとして使用され得る。シューズ100は、シューアッパー110を備える。
既に説明したように、シューアッパー110は、所望の着用快適性が実現されるように設けられ得る。特に、シューアッパー110は、通気性を有するが、それと同時に水および汚れに対する不透過性を有し、不快な圧点を生じさせることなく着用者の足に対して快適な位置を取り得る。このために、例えば、シューアッパー110は、天然材料および/または例えばポリエステル、PET−ポリエステル、もしくはポリアミドなどの合成材料からなる繊維布を備えてもよい。好ましくは、シューアッパー110の材料は、製造工程(例えば以下でより詳細に説明されるような)時に変色しないまたは構造崩壊しないような熱安定性および色調安定性を有する。
シューアッパー110には、シューズ100の着用者の足の下方に延在する布帛二次元領域120が連結される。シューズ100は、ゴム材料を含むアウトソールユニット130をさらに備え、二次元領域120は、結合剤を用いずにアウトソールユニット130のゴム材料に連結される。
アウトソールユニット130が、ソールのリムのみではなく足の下方に延在する布帛二次元領域120に連結されることにより、布帛二次元領域120に連結されたアウトソールユニット130とシューアッパー110との間の連結は、結果として抵抗性および耐久性を有したものになる。二次元領域120の布帛設計により、アウトソールユニット130のゴム材料は、製造時に二次元領域120と共に母材を形成し、そこには機械的連結および/または化学的連結が存在し得る。好ましくは、特定の耐久性および抵抗性を有する連結が実現され得るように、機械的連結および化学的連結の両方が存在する。
ここで示されるシューズ100では、二次元領域120は、ゴム材料の加硫によりアウトソールユニット130に連結した。
アウトソールユニット130は、種々の部分領域に種々のゴム材料を含むことが十分に可能である。例えば、ソールのリムに位置する特に高い耐摩耗性を有するゴム材料が、地面と主に接触するソールの領域にて特に良好なトラクションを実現するゴム材料と組み合わされることにより、ソールのリムの速い摩耗を回避し、また同時に着用者のスリップまたは滑りを回避させ得る。または、前足部領域の特に高い耐摩耗性を有するゴム材料が、ヒール領域にて特に良好なトラクションを実現するゴム材料と組み合わされることにより、前足部での踏切り時およびクライミング時の摩耗を最小限に抑え、踵での踏込み時のスリップを防ぐ等が可能となる。これに適したゴム材料を、さらに以下でより詳細に論じる。
例えば図1cおよび図1hから推察し得るように、シューズ100では、二次元領域120は、着用者の足の下方でほぼ全面積を占め、いずれの場合でも全面積の80%超を占める。本例では、二次元領域120は、シュトローベルソールとして設けられる。
しかし、本発明の範囲内において、二次元領域120はボードラスト領域であることも可能であり、または二次元領域120はシューアッパー110と共にモカシン構造を備えることが可能であり、または二次元領域120はシューアッパーに接着されてもよい、等である点を指摘しておく。
本例では、二次元領域120全体が、アウトソールユニット130のゴム材料に連結される。これは、二次元領域120とのアウトソールユニット130の特に緊密かつ耐久性の高い連結をもたらし、したがってシューズ100の所望の安定性および耐久性をもたらす。
シューズ100の例では、シューアッパー110もまた、結合剤を用いることなくアウトソールユニット130のゴム材料に連結され、本例では、シューアッパー110は、ゴム材料を加硫することによりアウトソールユニット130に連結される。またこの場合には、母材は、アウトソールユニット130の加硫ゴム材料と、本例では布帛材料をやはり含むシューアッパー110の材料とから形成されており、一方では機械的連結が存在することが可能であり、他方では化学的連結が存在することが可能である。好ましくは、機械的連結および化学的連結の両方が存在する。例えばアウトソールユニット130および二次元領域120が機械的かつ化学的に連結されるが、アウトソールユニット130およびシューアッパー110は機械的に連結されるに過ぎない、等がさらに可能であることを言及しておく。
これにより、アウトソールユニット130のゴム材料の薄い層および非常に薄い層(例えば2mm未満、1.5mm未満、または1mm未満)ならびにより厚い層(2mm超、3mm超、または5mm超)が、耐久性および耐摩耗性を有してシューアッパー110に連結され得る。したがって、例えば、シューアッパー110は、例えばトー領域または足のリムなどでの重量の大幅な増加を伴うことなくアウトソールユニット130のゴム材料により汚れおよび水の進入から保護され得る。しかし、例えばトーキャップ140またはヒールキャップ148の領域などにおいてシューアッパー110に対してアウトソールユニット130のゴム材料のより厚い層を連結することもまた可能である。以下を参照されたい。
図1cおよび図1hならびに特に図1iの拡大図から推察し得るように、ゴム材料は、複数の位置125にて二次元領域120に浸透しており、それによりアウトソールユニット130のゴム材料との二次元領域120の機械的連結をもたらす。図面からは同様の明確さでは推察できないが、これと同じことが、シューアッパー110にも当てはまる。
シューアッパー110または二次元領域120とのゴム材料の化学的連結を実現するために、ゴム材料は、以下の材料、すなわちブチルゴム、ブタジエンゴム、天然ゴム(生ゴム)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ニトリルゴム(BBR)、特に以下の材料すなわちエチレン酢酸ビニル(EVA)、リグノスルホン酸塩、シランの中の1つまたは複数を部分的に含むニトリルゴムの中の1つまたは複数を含むことが可能である。特に、EVA、リグノスルホン酸塩、および/またはシランを部分的に含むNBR系ゴム材料は、加硫時に二次元領域120およびシューアッパー110の布帛材料との間で所望の化学的連結を成すのに非常に適する。他方で、ゴム材料中のSBR部分は、加硫ゴム材料のトラクションおよび耐摩耗性を高める役割を主に果たす。
本例では、アウトソールユニット130全体が、単体片として一体的に形成される。初めに、アウトソールユニット130は、ベース表面またはトレッド表面135を備える。さらに、アウトソールユニット130は、以下のさらなる要素、すなわちトーキャップ140、側面ウィング142、内側ウィング145、およびヒールキャップ148を備える。このコンテクストでは、上述のアウトソールユニット130の異なる要素に対して異なる種類のゴムを使用することが特に可能であり、これは、各要素の機能に対して個別に調節され得る点を指摘しておく。さらに、アウトソールユニット130にゴム材料を使用することにより、トーキャップ140およびヒールキャップ148は、水疱または圧点が生じないように、各着用者の足の個別的な解剖学的条件に適合可能となる。
シューズ100の例では、特にヒールキャップ148は、シューズ100の着用時にシューズ100の着用者の踵がヒールキャップ148の材料を伸張させるように、アウトソールユニット130と一体の単体片として一体的に形成され、このように発生したヒールキャップ148の可撓性ゴム材料の復元力により、ヒールキャップ148は、踵が良好に固定および安定化されるように、着用者の踵に対して快適な位置を取り、踵を包む。
例えば、例えばラスト310(以下を参照)などの調製されたラストの使用により、ヒールキャップ148は、シューズ100の製造時に、上述のヒールキャップ148の材料の伸張と、したがってヒールキャップ148の快適位置取り効果とが実現されるように事前成形され得る。このために、このラストは、各サイズのシューズについて従来の「標準ラスト」よりもヒール領域がより幅狭であり得る。また、製造工程時にかかるより幅狭のラストを使用することにより、ヒールキャップ148が、インソール200の挿入(以下を参照)またはヒールパーツの追加を伴わなくともベース安定性を予め備えているという効果が得られる。この場合には、インソール200の挿入により、ヒール領域の補剛性がさらに高まる。既述のように、若干内方に湾曲した事前成形されたヒールキャップ148の1つの大きな利点は、非常に高い弾性のゴム材料を選択し得ることにより、シューズ100に足を挿入した場合にこのヒールキャップ148が踵「に対して快適な位置を取る」点である。
また、対応する説明が、トーキャップ140に対しても当てはまる。
また、シューズ100の1つの利点は、インソール200(以下を参照)の使用により、シューズ100の安定性および補剛性がさらに上昇し得るまたは左右され得る点である。この事実と、ヒールキャップ148および/またはトーキャップ140の上述のベース安定性とにより、この適合効果または快適位置取り効果を減じることなく、ヒールキャップ148および/またはトーキャップ140に追加的な補強要素を用いずに済ますことが可能となる。
さらに、アウトソールユニット130は、前足部領域にて踵に向かう方向にくぼみ155をそれぞれ有する複数の第1のプロファイル要素150と、ヒール領域にて足指に向かう方向にくぼみ165をそれぞれ有する複数の第2のプロファイル要素160とを備える。特に、図1dから推察し得るように、ソールのリムにて、プロファイル要素150および160は、後方に向いた歯を有する鋸歯状構造と、前方に向いた傾斜表面とを形成する。プロファイル要素150および160の設計および構成は、前足部領域での踏切り時または踵での踏込み時に地面に固定または係合し、したがって足のスリップを防止する効果を有する。
例えば、シューズ100の着用者が岩場に沿って移動する場合には、上述の鋸歯構造は、前方への移動については着用者の移動を損なわない。なぜならば、鋸歯構造の傾斜表面は、この方向に構成されるからである。しかし、シューズ100の着用者が後方に移動するかまたはスリップもしくは転倒する場合には、後方に向いた鋸歯構造の歯は、「破壊機能」を帯びる。
さらに、アウトソールユニット130は、内側トー領域に複数の第3のプロファイル要素170を備える。第3のプロファイル要素170は、アウトソールユニット130のリムに、より正確には内側前足部リムに配置され、このリムの位置に明確に画定されたエッジ175をそれぞれ備える。例えば、これらのエッジ175は、岩場の狭い着地点、岩棚、または段状部への踏込みを容易にし得る。図1eに示すように、第3のプロファイル要素170のいくつかは、エッジ175の領域で足の先端に向かう方向に若干平坦化された領域178を備える。これらは、例えば狭い岩棚または岩の狭い段状部などでの足の捩じり動作を容易にし、第3のプロファイル要素170がかかる動作時に引っかかるのを防止して転倒リスクを最小限に抑えることができる。
任意には、シューズ100は、取外し可能なインソール200をさらに備える。既述のように、図1jは、インソール200が挿入されたシューズ100を示す。シューズ100の例では、特にインソール200は、シューズ100に所望の緩衝特性および安定特性を与える目的を果たし、したがってこれらの緩衝特性および安定特性は、アウトソールユニット130の設計とは無関係に左右および調節され得ることになり、結果として着用者の要望および要求に合わせてシューズ100を調節する自由度が高くなる。
図2a〜図2dは、例えば図1a〜図1jに示す本発明のシューズ100の実施形態との組合せで使用され得るものとしてのかかるインソール200を示す。しかし、インソール200は、本発明のシューズの異なる実施形態との組合せおよびさらにより一般的には全ての種々のシューズとの組合せにて使用し得る点を明示しておく。図2aは、足の方向に向いたインソール200の上面を示す。図2bは、インソール200の内側を、および図2cは、インソール200の側面を示す。図2dは、足から離れる方向に向いたインソール200の底面を示す。
インソール200は、シェル要素210および緩衝領域220を備える。シェル要素210は、緩衝領域220よりも高い変形剛性を備える。原則的に、緩衝領域220は、例えば以下の材料、すなわち(膨張)エチレン酢酸ビニル、発泡エチレン酢酸ビニル、(膨張)熱可塑性ポリウレタン、発泡ポリウレタン、(膨張)ポリプロピレン、(膨張)ポリアミド、(膨張)ポリエーテルブロックアミド、(膨張)ポリオキシメチレン、(膨張)ポリスチレン、(膨張)ポリエチレン、(膨張)ポリオキシエチレン、(膨張)エチレンプロピレンジエンモノマー、の中の1つまたは複数を含むことが可能である。特に、緩衝領域220は、前述の膨張材料の中の1つまたは複数を含み得るランダム配置された粒子を備えることが可能である。これらの粒子は、例えばそれらの表面を溶解することにより相互に連結され得る。
本例では、緩衝領域220は、表面が溶合された、膨張熱可塑性ポリウレタンのランダム配置された粒子から構成される。シェル要素210は、55ショアCの硬度を有するEVAから構成される。
別の現時点において好ましい実施形態(図示せず)では、インソールは、やはり55ショアCの硬度を有するEVAのシェル要素から構成されるが、緩衝領域は、40ショアCの硬度を有するEVAから構成される。
しかし、異なる硬度(より軟質またはより硬質の)もまたそれぞれ考えられ得る。例えば、シェル要素に関して、45ショアC(非常に軟質)〜70ショアC(非常に硬質)の範囲の硬度が考えられ得るか、またはこの範囲内の各小範囲からの値、例えば45〜55ショアC、55〜60ショアC、もしくは60〜70ショアC等の範囲内の値などが考えられ得る。
他方で緩衝領域に関しては、30ショアC(非常に軟質)〜55ショアC(非常に硬質)の範囲内の硬度もまた考えられ得るか、またはこの範囲の各小範囲からの値、例えば30〜40ショアC、40〜45ショアC、もしくは45〜55ショアC等の範囲内の値などが考えられ得る。
材料の変化により、インソールは、関節の緩衝および保護、エネルギーロス/エネルギーリターン、補剛性、力伝達、ならびに地面から足へのフィードバック等の特性に関して所望に応じて左右および調節され得る点が、当業者には理解される。
シェル要素210は、足指関節の側面領域に補強ウィング242と、足指関節の内側領域に補強ウィング245とをさらに備える。例えば、これらは、シューズ100のアウトソールユニット130の対応する側部ウィング142および145に対応し、横方向に作用する力(すなわち足に対して内外方向に主に作用する力)に対する所要の安定性を着用者の足に与え得る。補強ウィング242、245および/または側部ウィング142、145のサイズおよび形状に応じて、横方向力の衝撃に対するシューズ100またはインソール200の安定性挙動が左右または制御され得る。特に、補強ウィング242、245は、種々の高さを備えることが可能であり、これらは、共に同一の高さを備えることにより、例えば強力なまたはさほど強力ではない補強および/または安定性などを達成し得る。さらに、内側の補強ウィング245は、側面の補強ウィング242と異なる高さ/厚さ/設計を有することにより、例えば側面または内側に対する好ましい方向などにおける足の横方向移動を選択的に制限または左右/制御し得る。さらに、補強ウィング242、245は、部分的に弾性であることにより、着用者の足に所定の移動自由度を与えることもできる。
インソール200は、前足部領域の下面に補強フォイル250をさらに備える。初めに、例えば補強フォイル250の代わりにまたは追加として炭素、炭素繊維、または異なる布帛および繊維などの他の平坦材料を使用することも可能であることを明示しておく。補強フォイル250は、例えば、踏込み時にプロファイル要素150および/または170あるいは下の石/尖鋭物体により引き起こされる足および特に足指の刺激を回避するための押込み保護としての役割を果たし得る。また同時に前足部領域における移動自由度を望ましくない程度まで損なわないように、補強フォイル250は、補強フォイル250の凹部257により相互に区画された複数の各フィンガまたはセクション255を備える。したがって、これらの凹部257は、補強フォイル250のこの領域における足の移動自由度をさらに左右および調節するための撓曲ゾーンとして機能する。ここに示される撓曲ゾーン257は、細長設計の代わりに、円形、楕円形、もしくは矩形であってもよく、または異なる任意の形状を備えてもよい。
インソールは、中足部領域まで延在する補強フォイル260をヒール領域にさらに備える。ここでもまた、例えば補強フォイル260の代わりにまたは追加として炭素、炭素繊維、または異なる布帛および繊維などの異なる平坦材料を使用することが可能であり、補強フォイル260は、上述のように撓曲ゾーンを備えることがやはり可能である。明瞭化のために、この補強フォイル260の寸法が、図2dの破線265により示される。特に、補強フォイル260は、インソール200のヒール領域および中足部領域の下方リムの周囲に延在する。補強フォイル250および260は、例えば約1mmなどの厚さを有する熱可塑性ポリウレタンから作製されたフォイルなどであってもよい。しかし、とりわけ、補強フォイル250、260の厚さまたは材料組成が局所的に変化することにより、インソール200の可撓性特性および弾性特性を左右する可能性をさらに高めることもまた可能である。
さらに、補強フォイル250および補強フォイル260は共に、インソール200の補剛性の向上に寄与し得る。
補強フォイル250、260用の従来の材料には、熱可塑性ポリウレタン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド、および原則的にフォイルとして押出成形され得る全ての熱可塑性材料が含まれる。
また、インソール200は、踵サポート、(独立)中足部サポート、または電子構成要素用凹部(これらはいずれも本明細書では示さない)などのさらなる機能要素を備えることもさらに可能である。
インソール200は、インソール200がシューズ100のシューアッパー110の内側に挿入される場合に、シューアッパー110を伸張させる寸法を備え、これにより、インソール200は、追加の固定デバイスまたは固定手段を用いることなく発生する復元力によってシューアッパー110内に固定される。
しかし、例えばベルクロ固定具による、またはインソール200が特定位置でシューアッパーに掛入することによる等の連結によってなど、シューアッパー110内にインソール200を固定するための他の可能性および解決策を考慮し得る点を指摘しておく。
図3a〜図3bは、例えばアウトソールユニット130を有するシューズ100などの本発明のシューズを製造するための本発明の方法の一実施形態を実施するために使用し得る成形装置300を示す。
かかる方法は、成形装置300において取付台310を位置決めすることを含み、例えばシューアッパー110などのシューアッパーと、シューズの着用者の足の下方に延在する例えば二次元領域120などのシューアッパーに連結された布帛二次元領域とが、取付台310上に配置される。
例えば、取付台310は、製造時に発生する温度に耐える金属から、例えばアルミニウムおよび/または鋼などから作製された耐熱ラスト310であってもよい。このラスト上に、布帛二次元領域を有するシューアッパーが装着され得る。
その後、ゴム材料を含む少なくとも1つのソール材料が、成形装置300および/またはシューアッパーおよび/または二次元領域の少なくとも1つの凹部に位置決めされ、成形装置300が、閉じられ、ゴム材料は、結合剤の使用を伴わずに二次元領域に連結される。
特に、この連結は、例えばシューズ100のアウトソールユニット130などのアウトソールユニットを形成するための圧力の影響下および/または加熱下にてゴム材料を加硫することにより進行し得る。
連結時に、特に加硫時に、プロファイル要素150、160、および170ならびにアウトソールユニット130の種々の輪郭部もまた、成形装置300内の型輪郭に対応するソール材料充填材によって形成され得る。
以下の条件/パラメータ、すなわち、
150℃〜200℃の、好ましくは160℃〜190℃の、および特に好ましくは165℃〜175℃の閉鎖された成形装置300内温度と、
100kg〜200kgの、好ましくは140kg〜160kgの、および特に好ましくは145kg〜155kgの成形装置300の閉鎖力と、
5分〜15分の、好ましくは6分〜10分の、および特に好ましくは8分の加硫工程継続時間と
が、加硫工程にとって有利であることが判明している。
しかし、例えば150℃〜160℃、160℃〜170℃、170℃〜180℃、180℃〜190℃、190℃〜200℃、またはさらに高温もしくは低温の範囲内の閉鎖された成形装置300内温度、100kg〜110kg、110kg〜120kg、120kg〜130kg、・・・、190kg〜200kgまたはさらに高いもしくは低い閉鎖力の範囲内の閉鎖力、ならびに5分〜8分、8分〜12分、12分〜15分、またはさらに長いもしくは短い工程継続期間などの範囲内の加硫工程継続期間などの、異なる範囲または継続時間での製造パラメータもまた考えられ得る。
図3a〜図3bに示す成形装置300は、複数の可動型パーツ330、340、350、および360と、固定ベースプレート320とを備える。可動型パーツは、上部プレート330、ヒールスライダ340、内側スライダ350、および側面スライダ360である。成形装置300の閉鎖後に、ベースプレート320および可動型パーツ330、340、350、360は、実質的に閉鎖された成形空間を形成し、この中にてシューアッパーおよびそれに連結された布帛二次元領域を伴った取付台310が配置される。成形空間は、回避し得ないシーム/突出部が製造される可能性を除いては連結/加硫時のゴム材料の漏出が不可能となる場合には、実質的に閉鎖されたものとして理解されるべきである。
図3bから推察し得るように、成形装置300の閉鎖前に、ソール材料325、335、345、355、365の二次元片が、可動型パーツ330、340、350、360(またはそれらの中のいくつか)に位置決めされ、およびさらにはベースプレート320に、型パーツ330、340、350、360もしくはベースプレート320の各凹部内にも位置決めされ得る。また、取付台310に配置された二次元領域および/またはシューアッパー上に直接的にかかる二次元材料片を配置することも可能である。
例えば、シューズ100を製造するためには、ゴム材料の二次元片335が、ラスト310上に取り付けられた二次元領域上か、または後の着用者の足に形状がほぼ一致する上部プレート330の凹部内のいずれかに位置決めされ、(とりわけ)アウトソールユニット130の下面を形成することになる。場合によっては、さらなるゴム材料の片、ストリップ、またはキューブが、トレッド表面/プロファイル要素/ヒールキャップ/トーキャップ等の製造のために各領域に十分なベース材料を提供するために必要であるならば、この二次元片335上に配置される。ベースプレート320の凹部には、ゴム材料の二次元片325が挿入され、これは製造後には(とりわけ)トーキャップ140を形成することとなる。ヒールスライダ340の凹部には、ゴム材料の二次元片345が挿入され、これは製造後には(とりわけ)ヒールキャップ148を形成することとなる。内側スライダ350および側面スライダ360の各凹部には、ゴム材料の二次元片355、365がそれぞれ挿入され、これらは製造後には(とりわけ)アウトソールユニット130の側壁部を形成することとなる。
当然ながら、二次元片325、335、345、355、および365は、異なるゴム混合物/ゴム材料を含むことにより、製造中のアウトソールユニット130の特性をこのように要望および要求に合わせて局所的に調節し得る点に留意されたい。
例えば、ソールのリムの特に高い耐摩耗性を有するゴム材料が、地面と主に接触するソールの領域にて特に良好なトラクションを実現するゴム材料と組み合わされることにより、ソールのリムの速い摩耗を回避し、また同時に着用者のスリップまたは滑りを防ぎ得る。または、前足部領域の特に高い耐摩耗性を有するゴム材料が、ヒール領域にて特に良好なトラクションを実現するゴム材料と組み合わされることにより、前足部での踏切り時およびクライミング時の摩耗を最小限に抑え、踵での踏込み時のスリップを防ぐ等が可能となる。さらに、アウトソールユニットの部分的領域にて、部分的にまたは完全に加硫されたゴムが、非加硫ゴムとの混合で使用されてもよい。これらは、種々のゴム材料をどのように組み合わせるかのいくつかの可能な例に過ぎず、さらなる可能性が当業者には考えられ得る。
また、原則的に、生ゴム系材料以外のものをゴム材料として使用することも可能である点を指摘しておく。また、製造工程の完了後に加硫ゴムと同様または同等の特性を、特に種々の地面上における耐摩耗性、弾性、およびトラクションに関して同様の特性を備える、異なる材料を使用することが可能である。したがって、ゴム材料/ゴム混合物は、熱成形可能プラスチックまたは同様のものであってもよい。
最後に、かかる製造方法は、従来の接着方法による製造が非常に困難または不可能なシューズの提供を可能にし得る点が挙げられる。例えば、アウトソールユニットが、トーキャップおよびヒールキャップと共に単体一体片として設計され、シューアッパーに接着される場合には、シューアッパーは、トーキャップ/ヒールキャップの切欠部に挿入されるように初めに「共にクランプ固定され」なければならず、後にそこで再び「折り込まれ」なければならない。しかし、ゴムの接着に使用される膠剤は、高い接着力を有するため、シューアッパーは、この膠剤と接触状態になり、意図されない位置にてアウトソールユニットに付着してしまう恐れがある。
最後に、図4a〜図4dは、種々の屋外状況および屋外活動にて典型的に遭遇する条件下における種々の加硫ゴム材料のトラクションを調査するため出願人が行った測定結果を示す。
このために、各材料サンプルを、スタンピング要素に固定し、ある一定の接触力にて種々の基板(粗面または平滑面の、湿潤または乾燥の)上に押し付けた。接触面積は、いずれの場合でも約4cmであった。次いで、基板を材料サンプルの下から引き出し、デバイスで作用水平摩擦力を記録した。基板の摺動相では、静摩擦の測定とさらに動的動摩擦の測定とが可能であった。動摩擦を判定するために、摺動トラックの最初の20mmおよび最後の20mmをいずれの場合でも判定から排除した。次いで、摺動相で継続的に記録された摩擦力を、相対摺動相にわたり平均化して、動摩擦の平均値を求めた。
静摩擦および動摩擦を共に判定するために、この平均化を所与のシナリオについて実施した全てのテストランに対して行い、それにより最終的な平均値を求めた。これらの最終平均値を図4a〜図4dに示す(測定の結果得られた標準偏差と共に)。いずれの場合でも、静摩擦係数または動摩擦係数は、Y軸すなわち垂直力(接触力)と摩擦力との比でグラフ化され、これらの値は、基準表面上での測定へと正規化した。
以下の表1は、図4a〜図4dに示す結果の基礎となる測定条件/測定シナリオの概要である。
R13およびR10は、各基板の滑り抵抗値を表すDIN51130による基準番号を表す。
いずれの場合でも、図4a〜図4dにて「材料M1、M2、M3、およびM4」として示される4つの加硫ゴム材料を測定した。以下の表2は、これらの材料の特性を示す。
図4a〜図4dに示す結果は、4つの全ての図において左から右にゴム材料M1、M2、M3、およびM4に相当する。
図4aは、シナリオ1の動摩擦係数を示す。測定値400a、420a、440a、および460aは、乾燥基板上で判定し、測定値405a、425a、445a、および465aは、湿潤基板上で判定した。
図4bは、湿潤基板上で判定したシナリオ2に関する動摩擦係数400b、420b、440b、および460bを示す。
図4cは、乾燥基板上で判定したシナリオ3に関する動摩擦係数400c、420c、440c、および460cを示し、図4dは、やはり乾燥基板上で判定したシナリオ3に関する静摩擦係数400d、420d、440d、および460dを示す。
これらの測定結果から、出願人の試験によるゴム材料に関して以下の結論を導き出すことができる。シナリオ1では、材料M1は、乾燥基板上で材料M2およびM3よりも20%高い動摩擦を示す。湿潤基板上では、これらの差はより小さかった。乾燥基板上でのシナリオ3では、材料M3は、材料M1よりも38%高い静摩擦係数を有し最善の性能を示した。湿潤基板上でのシナリオ2では、材料M3は、材料M1よりも19%高い動摩擦係数を有した。
最後に、さらなる調査により、ここで平均にて論じるゴム材料M1〜M4は、従来の耐摩耗性ゴム材料に比べて52%向上したトラクションを備えることが判明した。
まとめると、調査したゴム材料は、非常に良好なトラクション値を備え、したがって例えばシューズ100のアウトソールユニット130などの、本発明のアウトソールユニットにおける使用向けに採用することが可能であり有利である。また、これらの調査は、種々のゴム材料が異なる条件下でどのような性能を示すかを例示的に示しており、したがって本発明のシューズの特性が、アウトソールユニットの種々の領域に対してゴム材料または種々のゴム材料を適切に選択することによりある特定の活動のコンテクストで典型的に発生する各要件および条件に対してどのように適合化され得るかが、当業者には理解されよう。
100 シューズ
110 シューアッパー
120 布帛二次元領域
125 位置
130 アウトソールユニット
135 トレッド表面
140 トーキャップ
142 側面ウィング
145 内側ウィング
148 ヒールキャップ
150 第1のプロファイル要素
155 くぼみ
160 第2のプロファイル要素
165 くぼみ
170 第3のプロファイル要素
175 エッジ
178 平坦化された領域
200 インソール
210 シェル要素
220 緩衝領域
242 補強ウィング
245 補強ウィング
250 補強フォイル
257 凹部
260 補強フォイル
265 破線
300 成形装置
310 ラスト、取付台
320 固定ベースプレート
330 可動型パーツ
340 可動型パーツ
350 可動型パーツ
360 可動型パーツ
325 ソール材料
335 ソール材料
345 ソール材料
355 ソール材料
365 ソール材料

Claims (24)

  1. シューズ(100)、特に登山シューズ、マウンテンランニングシューズ、トレイルランニングシューズ、またはクライミングシューズであって、
    a.シューアッパー(110)と、
    b.前記シューズ(100)の着用者の足の下方に延在する、前記シューアッパー(110)に連結された布帛(textile)二次元領域(120)と、
    c.ゴム材料を含むアウトソールユニット(130)と
    を備え、
    d.前記二次元領域(120)は、結合剤を用いずに前記アウトソールユニット(130)の前記ゴム材料に連結される、シューズ(100)。
  2. 前記二次元領域(120)は、前記ゴム材料を加硫することにより前記アウトソールユニット(130)に連結される、請求項1に記載のシューズ(100)。
  3. 前記二次元領域(120)は、前記着用者の前記足の下方の総面積の30%超、好ましくは50%超、および特に好ましくは80%超を占める、請求項1または2に記載のシューズ(100)。
  4. 前記二次元領域(120)は、シュトローベルソール(Strobel sole)として設けられる、請求項1から3のいずれか一項に記載のシューズ(100)。
  5. 前記二次元領域(120)全体が、前記アウトソールユニット(130)の前記ゴム材料に連結される、請求項1から4のいずれか一項に記載のシューズ(100)。
  6. 前記シューアッパー(110)もまた、結合剤を用いずに前記アウトソールユニット(130)の前記ゴム材料に連結される、請求項1から5のいずれか一項に記載のシューズ(100)。
  7. 前記シューアッパー(110)は、前記ゴム材料の加硫により前記アウトソールユニット(130)に連結される、請求項6に記載のシューズ(100)。
  8. 前記ゴム材料は、少なくとも部分的に透過性である前記二次元領域(120)および/または前記シューアッパー(110)を有し、したがって機械的連結に至る、請求項1から7のいずれか一項に記載のシューズ(100)。
  9. 前記二次元領域(120)および/または前記シューアッパー(110)は、前記アウトソールユニット(130)に化学的に連結される、請求項1から8のいずれか一項に記載のシューズ(100)。
  10. 前記アウトソールユニット(130)は、単体片として一体的に形成され、トレッド表面(135)に加えて、以下の要素すなわちトーキャップ(140)、側面ウィング(142)、内側ウィング(145)、ヒールキャップ(148)の中の1つまたは複数を備える、請求項1から9のいずれか一項に記載のシューズ(100)。
  11. 前記ヒールキャップ(148)は、前記アウトソールユニット(130)と共に単体片として一体的に形成され、それにより着用者の踵が前記ヒールキャップ(148)の材料の伸張をもたらし、それにより前記ヒールキャップ(148)が前記着用者の前記踵に対して快適な位置を取る、請求項1から10のいずれか一項に記載のシューズ(100)。
  12. 前記アウトソールユニット(130)は、単体片として一体的に形成され、踵の方向にくぼみ(155)をそれぞれ備える1つまたは複数の第1のプロファイル要素(150)を前足部領域に備える、および/または足指の方向にくぼみ(165)をそれぞれ備える1つまたは複数の第2のプロファイル要素(160)をヒール領域に備える、請求項1から11のいずれか一項に記載のシューズ(100)。
  13. 前記アウトソールユニット(130)は、単体片として一体的に形成され、1つまたは複数の第3のプロファイル要素(170)を備え、前記第3のプロファイル要素(170)は、前記アウトソールユニット(130)のリムに配置され、前記リムに明確に画定されたエッジをそれぞれ備える、請求項1から12のいずれか一項に記載のシューズ(100)。
  14. 前記シューズ(100)は、取外し可能インソール(200)をさらに備える、請求項1から13のいずれか一項に記載のシューズ(100)。
  15. 前記インソール(200)は、シェル要素(210)および緩衝領域(220)を備え、前記シェル要素(210)は、前記緩衝領域(220)よりも大きな変形剛性を備える、請求項14に記載のシューズ(100)。
  16. 前記シェル要素(210)は、足指関節の内側領域および側面領域に補強ウィング(245、242)を備える、請求項15に記載のシューズ(100)。
  17. 前記インソール(200)は、以下の要素、すなわち踵サポート、中足部サポート、電子構成要素用凹部、前記前足部領域の補強フォイル(250)および/または前記中足部領域の補強フォイル(260)および/または前記ヒール領域の補強フォイル(260)、好ましくは熱可塑性ポリウレタンを含む補強フォイル(250、260)の中の1つまたは複数を備える、請求項14から16のいずれか一項に記載のシューズ(100)。
  18. 前記前足部領域の補強フォイル(250)および/または前記中足部領域の補強フォイル(260)および/または前記ヒール領域の補強フォイル(260)は、前記インソール(200)の補剛性を高める、請求項17に記載のシューズ(100)。
  19. 前記ゴム材料は、以下の材料、すなわちブチルゴム、ブタジエンゴム、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、ニトリルゴム、特に以下の材料すなわちエチレン酢酸ビニル、リグノスルホン酸塩、シランの中の1つまたは複数を部分的に含むニトリルゴムの中の1つまたは複数を含む、請求項1から18のいずれか一項に記載のシューズ(100)。
  20. シューズ(100)、特に登山シューズ、マウンテンランニングシューズ、トレイルランニングシューズ、またはクライミングシューズの製造方法であって、
    a.成形装置(300)において取付台(310)を位置決めするステップであって、シューアッパー(110)と、前記シューズ(100)の前記着用者の前記足の下方に延在する前記シューアッパー(110)に連結された布帛二次元領域(120)とが、前記取付台(310)上に配置される、ステップと、
    b.前記成形装置(300)および/または前記シューアッパー(110)および/または前記二次元領域(120)の少なくとも1つの凹部にゴム材料を含む少なくとも1つのソール材料(325、335、345、355、365)を位置決めするステップと、
    c.前記成形装置(300)を閉じるステップと、
    d.結合剤の使用を伴わずに前記二次元領域(120)に前記ゴム材料を連結するステップと
    を含む、方法。
  21. 前記ステップdは、アウトソールユニット(130)の形成用の圧力下および/または加熱下で前記ゴム材料を加硫するステップを含む、請求項20に記載の方法。
  22. 前記ステップdにおける前記加硫は、以下の条件、
    150℃〜200℃の、好ましくは160℃〜190℃の、および特に好ましくは165℃〜175℃の閉鎖された成形装置(300)内温度と、
    100kg〜200kgの、好ましくは140kg〜160kgの、および特に好ましくは145kg〜155kgの成形装置(300)の閉鎖力(closing force)と、
    5分〜15分の、好ましくは6分〜10分の、および特に好ましくは8分の加硫工程継続時間と
    の下で実施される、請求項21に記載の方法。
  23. 前記成形装置(300)は、複数の可動型パーツ(330、340、350、360)を備え、前記複数の可動型パーツ(330、340、350、360)は、前記成形装置(300)の閉鎖後に、前記成形装置(300)の場合によっては存在する非可動パーツ(320)と共に実質的に閉鎖された成形空間を形成し、前記シューアッパー(110)および前記シューアッパー(110)に連結された前記布帛二次元領域(120)を伴った前記取付台(310)が、前記成形空間内に配置される、請求項20から22のいずれか一項に記載の方法。
  24. 前記成形装置(300)の閉鎖前に、前記可動型パーツ(330、340、350、360)の中の少なくともいくつかにおいて、前記ソール材料の二次元片(335、345、355、365)が、前記型パーツ(330、340、350、360)の対応する凹部内に位置決めされる、請求項23に記載の方法。
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