JP2016015564A - 連携システム、連携装置、信号処理方法 - Google Patents

連携システム、連携装置、信号処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ハンズフリーで通話が確立しているにも関わらず、互いの音声を伝達できない状態が継続することを解消する装置を提供する。【解決手段】連携システムは、連携装置と携帯端末とを無線通信にて接続し、無線通信のプロファイルに基づき、連携装置と携帯端末とが連携して動作する。この連携システムの連携装置は、スピーカからの音響情報の出力禁止を指示する禁止信号を取得した場合に、携帯端末とのプロファイルに基づく連携を解除する。また携帯端末は、前記連携装置との連携の解除後に他の携帯端末との通話の確立を終了させる。これにより、互いの携帯端末の接続は確立しているにも関わらず、音声情報の送受信が不可能な状態を終了させることができ、通話相手の困惑を解消できる。また、通話料金を低減できる。【選択図】図8

Description

本発明は、連携装置と携帯端末との通信の技術に関する。
近年、車両の事故に関する情報をセンターに送信し、センターから医療機関等へ連絡して、車両の乗員を救護するe-call(emergency call)システムが欧州等で普及しつつある。
このシステムでは、例えば車両の車室内にe-callユニットを設け、e-callユニットと、連携装置および車両制御装置とが電気的に接続される。連携装置は、例えばスマートフォンと連携して各種機能を実行するディスプレイオーディオ等の車載装置であり、車両制御装置は、例えばエアバッグ等を制御するECU(Electronic Control Unit)である。そしてe−callユニットを搭載した車両と他車両等とが衝突した場合に、e−callユニットはECUから緊急情報を受信し、受信した緊急情報をインターネット等のネットワークを介して、センターの通信装置に送信する。緊急情報は、例えば車両のエアバッグが展開したことを示す情報や、車両の位置情報等である。またe-callユニットは、LTE(Long Term Evolution)を含む3.9Gや、LTE-Advancedを含む4G等の無線通信規格によりセンターの通信装置との通話を確立する。センターでは、通信装置が受信した緊急情報や、通話により取得した情報等から事故の状況が分析され、医療機関等に分析後の情報を伝達される。これにより車両の乗員等の救護が適正にかつ迅速に行われる。
e-callユニットと電気的に接続された連携装置は、無線通信の通信手順等を標準化したプロファイルに基づき、スマートフォン等の携帯端末と無線接続される。例えば、Bluetooth(登録商標)のプロファイルの一つであるHFP(Hands-Free Profile)に基づき、連携装置と携帯端末とが無線接続される。このため車両の車室内のユーザが所持する携帯端末と、車室外のユーザが所持する携帯端末とが、4G等の電話回線に基づき通話を確立する場合、車室内のユーザは携帯端末を手に所持しなくとも、車室内に設けられたマイクとスピーカを用いて車室外の携帯端末のユーザとの音声信号の送受信が可能となる。つまり車室内のユーザは、ハンズフリーで車室外のユーザと通話できる。
このように車室内のユーザがハンズフリーで通話する場合、車室内のマイクから入力された音声信号は、e−callユニットを介して連携装置に送信され、HFPに基づき連携装置から車室内の携帯端末に送信される。そして車室内の携帯端末は、電話回線を通じて車室外の携帯端末に音声信号を送信する。なお、本発明と関連する技術を説明する資料としては特許文献1がある。
特開2007-295577号公報
ここで、e-callユニットはECUからエアバッグ作動信号を受信すると、センターの通信装置との通話を確立させる。そのためe−callユニットは、マイクに入力された音声信号を連携装置に送信せずにセンターの通信装置に送信する。このようにe−callユニットは、エアバッグ作動信号をトリガとして、マイクに入力された音声信号の送信先を連携装置からセンターの通信装置に変更する。そのため、車室内の携帯端末と車室外の携帯端末との間で通話が確立している場合であっても、車室内のユーザが発した音声は車室外の携帯端末のスピーカから出力されることはない。
またe-callユニットは、エアバッグ作動信号を受信した場合に、連携装置にミュート指示信号を送信する。ミュート指示信号は、連携装置と電気的に接続された車室内のスピーカからの音声信号の出力を禁止する信号である。このため、車室内の携帯端末と車室外の携帯端末との間で通話が確立している場合であっても、連携装置がミュート指示信号を受信すると、車室外のユーザが発した音声は車室内のスピーカから出力されない。
このように車室内のユーザの携帯端末と車室外のユーザの携帯端末とは、通話が確立しているにもかかわらず互いの音声信号がスピーカから出力されない状態となり、車室外のユーザが困惑する等のおそれがあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ハンズフリーで通話が確立しているにも関わらず、互いの音声を伝達できない状態が継続することを解消する技術を提供する。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、連携装置と携帯端末とを無線通信にて接続し、前記無線通信のプロファイルに基づき、前記連携装置と前記携帯端末とが連携して動作する連携システムであって、前記連携装置は、スピーカからの音響情報の出力禁止を指示する禁止信号を取得した場合に、前記携帯端末との前記プロファイルに基づく連携を解除し、前記携帯端末は、前記連携装置との連携の解除後に他の携帯端末との通話の確立を終了させる。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の連携システムにおいて、前記携帯端末は、前記他の携帯端末との通話の確立を終了させる前に、前記通話の確立の終了に関する情報を前記他の携帯端末に送信する。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の連携システムにおいて、前記通話の確立の終了に関する情報は、前記連携装置が設けられた車両の位置に関する情報を含む。
また、請求項4の発明は、無線通信のプロファイルに基づき携帯端末と連携して動作する連携装置であって、スピーカからの音響情報の出力禁止を指示する禁止信号を取得する取得手段と、前記携帯端末と他の携帯端末との通話の確立を終了させるコマンド信号を前記携帯端末に送信する通信手段と、前記携帯端末との前記プロファイルに基づく連携を解除する解除手段と、を備え、前記通信手段は、前記取得手段が前記禁止信号を取得した場合に、前記コマンド信号を送信し、前記解除手段は、前記コマンド信号が送信された後に、前記携帯端末との前記プロファイルに基づく連携を解除する。
また、請求項5の発明は、請求項4に記載の連携装置において、前記通信手段は、前記取得手段が前記禁止信号を取得した場合に、前記携帯端末から前記他の携帯端末に送信される前記通話の確立の終了に関する情報を、前記携帯端末に送信する。
また、請求項6の発明は、無線通信のプロファイルに基づき携帯端末と連携して動作する連携装置の信号処理方法であって、(a)スピーカからの音響情報の出力禁止を指示する禁止信号を取得する工程と、(b)前記禁止信号が取得された場合に、前記携帯端末と他の携帯端末との通話の確立を終了させるコマンド信号を前記携帯端末に送信する工程と、(c)前記コマンド信号が送信された後に、前記携帯端末との前記プロファイルに基づく連携を解除する工程と、を備える。
本発明によれば、連携装置と携帯端末との連携を解除して他の携帯端末との通話の確立を終了させることで、互いの携帯端末の接続は確立しているにも関わらず、音声情報の送受信が不可能な状態を終了させることができ、通話相手の困惑を解消できる。また、通話料金を低減できる。
また、本発明によれば、通話の確立の終了に関する理由を他の携帯端末に送信することで、通話相手は車両のユーザに緊急事態が発生したことを把握できる。
また、本発明によれば、車両の位置に関する情報を送信することで、通話相手は医療機関等に対して車両のユーザの救護を要請できる。
図1は、第1の実施の形態の緊急通報システムの概要を示す図である。 図2は、連携装置構成を示すブロック図である。 図3は、携帯端末の構成を示すブロック図である。 図4は、ユニットの構成を示すブロック図である。 図5は、通信装置の構成を示すブロック図である。 図6は、連携システムにおける接続の確立の処理について説明する図である。 図7は、HFPに基づく無線接続の確立後の携帯端末と他の携帯端末との音声信号の入出力について説明する図である。 図8は、連携システムにおける接続の解除の処理について説明する図である。 図9は、ユニットがECUからエアバッグ作動信号を受信した場合の各装置の信号の送受信について説明する図である。 図10は、ユニットがECUからエアバッグ作動信号を受信した場合の各装置の信号の送受信について説明する図である。
以下、図面を参照し本発明の実施の形態について説明する。
<1.第1の実施の形態>
<1−1.システムの概要>
図1は、第1の実施の形態の緊急通報システム100の概要を示す図である。緊急通報システム100は、車両1の車室内に設けられる連携装置2、および、e−callユニット4(以下、「ユニット4」という。)と、車両1の車室内に持ち込まれる携帯端末3と、車両1の車体前部に設けられるエアバッグ等を制御するECU5と、ユニット4と無線通信を行うセンター16の通信装置6とを備えている。
連携装置2は、車両1の車室内に設けられた電子機器であり、例えば、スマートフォン等の携帯端末3と連携して動作し、目的地までのルートを案内するナビゲーション機能や、楽曲を再生するオーディオ機能等の各種機能を実行するディスプレイオーディオである。連携装置2は、例えば無線通信(例えば、Bluetooth(登録商標))(以下、「BT」という。)により携帯端末3と接続され、設定されたプロファイルに基づき携帯端末3と連携して動作する。プロファイルは例えば、HFPやAVRCP(Audio/Video Remote Control Profile)等である。このように連携装置2と携帯端末3とは、連携システム200として動作する。
携帯端末3は、ユーザが所持する可搬型の電子機器であり、例えばスマートフォン、タブレット、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)等である。
ユニット4は、車両1の車室内に設けられた電子機器であり、車両1に事故等の緊急事態が発生した場合に、センター16の通信装置6との無線通信を行う機器である。ユニット4は、連携装置2およびECU5と電気的に接続されており、ECU5からエアバッグが展開したことを示すエアバッグ作動信号を受信する。ユニット4は、エアバッグ作動信号を受信した場合、通信装置6との通信回線を接続して、車両1の状態を示す緊急情報を4G等の回線を通じて通信装置6に送信し、また通信装置6(センター16)との通話を確立する。
ECU5は、車両を制御する制御装置であり、例えば、エアバッグを制御する車両制御装置である。ECU5は車両1の車体前部に設けられるフロントセンサ(図示省略)から車両1の減速度を取得する。そしてECU5は減速度が所定の閾値を超えた場合に、事故の発生と判断し、車両1の乗員であるユーザへの衝撃を吸収するエアバッグ(図示省略)を展開する。ECU5は、エアバッグが展開された場合、エアバッグ作動信号をユニット4に送信する。
通信装置6は、ユニット4との間でデータの送受信を行う装置である。具体的には通信装置6は、ユニット4との通信回線を接続して、ユニット4から送信される緊急情報を受信するとともに、ユニット4との通話を確立させる。なお、通信装置6はセンター16に設けられている。センター16のオペレータは、車両の乗員と通話の内容等から、医療機関等に連絡し車両1のユーザの救護活動を支援する。
次に、緊急通報システム100に含まれる連携装置2、携帯端末3、ユニット4、および、通信装置6の詳細な構成について説明する。
<1−2.連携装置、および、携帯端末の構成>
図2は、連携装置2の構成を示すブロック図である。連携装置2は、表示部21、操作部22、第1通信部23、GPS信号受信部24、ユニット接続部25、メモリ26、および、制御部27を主に有する。なお、連携装置2はスピーカ28と電気的に接続されている。スピーカ28は例えば、車両1の車室内のインパネ左右両側に設けられる。
表示部21は、連携装置2の各種機能の操作用画像や、連携装置2と携帯端末3とが連携して動作する場合に、携帯端末3の各種機能の操作用画像等を表示する表示装置である。表示部21としては、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等が用いられる。
操作部22は、機械式のボタンやタッチパネルを備えた情報の入力装置である。ユーザは、操作部22を操作することによって連携装置2の各種機能の操作を行う。また、連携装置2と携帯端末3とが連携して動作する場合に、車両1のユーザが操作部22を操作することで、携帯端末3の通話機能の実行や中止等の操作が可能となる。
第1通信部23は、IEEE802.15.1による標準仕様に従ったBT通信機であり、無線通信の通信手順等を標準化した各種プロファイルに基づき、携帯端末3との無線通信を行う。以下では、BTのプロファイルの一つであるHFPに基づき、連携装置2と携帯端末3とが連携して動作する場合を例に説明する。
GPS(Global Positioning System)信号受信部24は、GPS衛星から送信される電波を受信する装置である。GPSは、地球を周回する多数のGPS衛星のうち少なくとも3つ以上の衛星からの電波に基づいて車両の位置を測位するシステムである。
ユニット接続部25は、連携装置2とユニット4とを有線接続する場合に用いるインターフェースである。連携装置2はユニット接続部25を介してユニット4から出力される信号(例えば、ミュート指示信号)を取得する。
メモリ26は、演算の対象とする各種のプログラムを記憶する。このプログラムは、制御部27により読み出され、制御部27が各種制御を行うために実行する。なお、本実施の形態におけるメモリ26は、電気的にデータの読み書きが可能であって、電源を遮断されてもデータが消去されない不揮発性の半導体メモリである。メモリ26には、例えばEEPROM(Electrical Erasable Programmable Read-Only memory)やフラッシュメモリを用いることができる。ただし他の記憶媒体を用いてもよく、磁気ディスクを備えたハードディスクドライブで構成することもできる。
制御部27は、装置各部を制御するコンピュータで、連携装置2が備える第1通信部23、GPS信号受信部24、および、ユニット接続部25等と接続され、メモリ26に記憶されたプログラムに基づいて連携装置2の各部、および、全体の動作を制御する。
制御部27の主な制御機能を構成表現すると、制御部27は表示制御部27a、音響制御部27b、通信制御部27c、および、位置検出部27dを備えている。表示制御部27a、音響制御部27b、通信制御部27c、および、位置検出部27dは、コンピュータのプログラムに基づいた動作により、その機能が実現される。
表示制御部27aは、連携装置2の表示部21に表示させる画像を生成し、この生成した画像を表示部21に表示させる。表示制御部27aは、例えば、連携装置2と携帯端末3とのHFPに基づく接続設定の画像や、車両1の車室外のユーザの所有する携帯端末(以下、「他の携帯端末」という。)との通話に関する操作画像を表示部21に表示させる。
音響制御部27bは、音声信号を含む音響信号の出力を制御する。この音響信号はスピーカ28から出力されるため、音響制御部27bはスピーカ28の出力を制御するともいえる。音響制御部27bは、例えば連携装置2が再生する楽曲の音響信号をスピーカ28に送信する。スピーカ28は送信された音響信号を出力する。また音響制御部27bは、連携装置2と連携して動作する携帯端末3と、他の携帯端末との通話が確立している場合に、他の携帯端末から送信された音声信号をスピーカ28に送信する。スピーカ28は送信された音声信号を出力する。他の携帯端末から送信された音声信号は、電話回線を通じて携帯端末3に送信され、携帯端末3からHFPに基づき連携装置2に送信される。
なお、音響制御部27bは、ユニット4から連携装置2にミュート指示信号が送信された場合は、スピーカ28への音響信号の送信を中止する。これによりスピーカ28は音響信号を出力することなく、音響信号の出力が禁止された状態となる。
通信制御部27cは、第1通信部23を用いたHFPに基づく携帯端末3との接続を確立する。これにより連携装置2は携帯端末3と連携して動作する。また通信制御部27cは、HFPに基づく携帯端末3との接続を解除する。これにより連携装置2は携帯端末3との連携動作を中止する。このようなHFPに基づく接続の確立と接続の解除については後に詳述する。
位置検出部27dは、GPS信号受信部24がGPSから受信した信号に基づき、連携装置2の位置(緯度、経度、高度等の)情報を検出する。言い換えると、位置検出部27dは、車両1の位置情報を検出する。
次に、携帯端末3の構成について説明する。図3は、携帯端末3の構成を示すブロック図である。携帯端末3は、表示部31、操作部32、第1通信部33、GPS信号受信部34、メモリ35、第2通信部36、スピーカ37、マイク38、および、制御部39を主に有する。
表示部31は、携帯端末3の各種機能の操作用画像等を表示する表示装置である。表示部31としては、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等が用いられる。
操作部32は、機械式のボタンやタッチパネルを備えた情報の入力装置である。携帯端末3のユーザは、操作部32を操作することによって、携帯端末3の各種機能の操作を行う。
第1通信部33は、連携装置2の第1通信部23との間で、HFPに基づく接続を確立するBT通信機である。GPS信号受信部34は、GPS衛星から送信される電波を受信する装置である。メモリ35は、演算の対象とする各種のプログラムを記憶する。このプログラムは、制御部39により読み出され、制御部39が各種制御を行うために実行する。
第2通信部36は、4G等の標準仕様に従った回線を通じて、携帯端末3と他の携帯端末との音声信号や、SMS(short message service)のテキストデータ等の送受信を行う通信機である。このように第2通信部36は、他の携帯端末との無線通信を行う。
スピーカ37は、携帯端末3の制御部39の制御により携帯端末3の音響信号を出力する出力装置であり、マイク38は、携帯端末3のユーザの音声が入力される入力装置である。
制御部39は、携帯端末3の各部を制御するコンピュータで、携帯端末3が備える第2通信部36等と接続され、メモリ35に記憶されたプログラムに基づいて携帯端末3の各部、そして全体の動作を制御する。
制御部39の主な制御機能を構成表現すると、制御部39は表示制御部39a、音響制御部39b、通信制御部39c、および、位置検出部39dを備えている。表示制御部39a、音響制御部39b、通信制御部39c、および、位置検出部39dは、コンピュータのプログラムに基づいた動作により、その機能構成が実現される。
表示制御部39aは、携帯端末3の表示部31に表示させる画像を生成し、この生成した画像を表示部31に表示させる制御を行う。表示制御部39aは、例えば、他の携帯端末との通話に関する操作画像や、他の携帯端末との通話が確立していることを示す画像等を表示する。
音響制御部39bは、スピーカ37からの音響信号の出力を制御する。例えば、音響制御部39bは、携帯端末3が再生する楽曲の音響信号をスピーカ37に送信する。スピーカ37は送信された音響信号を出力する。また、他の携帯端末との通話が確立している場合は、他の携帯端末から送信された音声信号をスピーカ37に送信する。スピーカ37は送信された音声信号を出力する。
なお、音響制御部39bは、連携装置2と携帯端末3とがHFPに基づき音声信号を送受信している場合は、携帯端末3のスピーカ37からの音声の出力、および、マイク38からの音声の入力を禁止する。HFPに基づく接続が確立している場合、車室内のユーザのハンズフリーでの通話を実現するために、他の携帯端末から送信される音声信号は、連携装置2のスピーカ37から出力され、車室内のユーザが発した音声は、ユニット4に電気的に接続されたマイク(後述する図4に示すマイク48)に入力されるためである。
通信制御部39cは、第2通信部36を用いて他の携帯端末との無線通信を行う。位置検出部39dは、GPS信号受信部34がGPSから受信した信号に基づき、車室内の携帯端末3の位置(緯度、経度、高度等の)情報を検出する。言い換えると、位置検出部39dは、車両1の位置情報を検出する。
<1−3.e−callユニット、および、通信装置の構成>
図4は、ユニット4の構成を示すブロック図である。ユニット4は、ECU接続部41、連携接続部42、GPS信号受信部43、第2通信部44、メモリ45、および、制御部46を主に有する。なお、ユニット4と、スピーカ47およびマイク48とが電気的に接続されている。スピーカ47は例えば、車両1の車室内のフロントドアの両側に設けられ、マイク48は車室内のAピラー近傍、または、サンバイザー近傍に設けられる。
ECU接続部41は、ユニット4とECU5とを有線接続する場合に用いられるインターフェースである。車両1が他車両等と衝突した衝撃(減速度)によりエアバッグが展開した場合、ユニット4はECU接続部41を介してエアバッグ作動信号を受信する。
連携接続部42は、ユニット4と連携装置2とを有線接続する場合に用いられるインターフェースである。ユニット4は、エアバッグ作動信号を受信した場合、連携接続部42を介してミュート指示信号を送信する。
GPS信号受信部43は、GPS衛星から送信される電波を受信する装置である。第2通信部44は、4G等の標準仕様に従った回線を通じて、ユニット4と通信装置6との音声信号やテキストデータ等の送受信を行う通信機である。
メモリ45は、演算の対象とする各種のプログラムを記憶する。このプログラムは、制御部46により読み出され、制御部46が各種制御を行うために実行する。
制御部46は、装置各部を制御するコンピュータで、ユニット4が備えるECU接続部41、連携接続部42等と接続され、メモリ45に記憶されたプログラムに基づいてユニット4の各部、および、全体の動作を制御する。
制御部46の主な制御機能を構成表現すると、制御部46は音響制御部46a、位置検出部46b、および、通信制御部46cを備えている。音響制御部46a、位置検出部46b、および、通信制御部46cは、コンピュータのプログラムに基づいた動作により、その機能が実現される。
音響制御部46aは、ユニット4がエアバッグ作動信号を受信した場合に、ミュート指示信号を連携装置2に送信する。また音響制御部46aは、スピーカ47から出力される音響信号、および、マイク48に入力される音声信号の送信経路を設定する。このような音響制御部46aの制御については後に詳述する。
位置検出部46bは、GPS信号受信部43がGPSから受信した受信信号に基づき、ユニット4の位置(緯度、経度、高度等の)情報を検出する。言い換えると、位置検出部46bは、車両1の位置情報を検出する。
通信制御部46cは、第2通信部44を用いてセンター16の通信装置6との無線通信を行う。この無線通信では、ユニット4から通信装置6への緊急情報の送信や、車両1のユーザとセンター16のオペレータとの会話に基づく音声信号の送受信等が行われる。
図5は、通信装置6の構成を示すブロック図である。通信装置6は、第2通信部61、メモリ62、および、制御部63を主に有する。
第2通信部61は、4G等の標準仕様に従った回線を通じて、通信装置6とユニット4との音声信号やテキストデータ等の送受信を行う通信機である。
メモリ62は、演算の対象とする各種のプログラムを記憶する。このプログラムは、制御部63により読み出され、制御部63が各種制御を行うために実行する。
制御部63は、装置各部を制御するコンピュータで、通信装置6が備える第2通信部61等と接続され、メモリ62に記憶されたプログラムに基づいて通信装置6の各部、および、全体の動作を制御する。
制御部63の主な制御機能を構成表現すると、制御部63は通信制御部63aを備えている。通信制御部63aは、コンピュータのプログラムに基づいた動作により、その機能が実現される。
通信制御部63aは、第2通信部61を用いてユニット4との無線通信を行う。この無線通信では、ユニット4から通信装置6への緊急情報の受信や、車両1のユーザとセンター16のオペレータとの会話に基づく音声信号の送受信等が行われる。
<2.処理フローチャート>
<2−1.連携装置と携帯端末との接続の確立>
次に、連携装置2および携帯端末3の連携システム200における接続の確立の処理について図6を用いて説明する。この処理は、連携装置2および携帯端末3の電源がオンの状態で繰り返し実行される。最初に連携装置2および携帯端末3が電源オン状態の場合で、携帯端末3のBTの接続設定が、ユーザの操作によりオン状態のとき(ステップS101でYes)、携帯端末3は、携帯端末3の固有のIDと、携帯端末3が所有しているプロファイルの種類を示す情報とを含むBT接続情報を携帯端末3の周囲に出力する(ステップS102)。携帯端末3は、例えば携帯端末3の位置を中心とする半径10mの範囲にBT接続情報を出力する。携帯端末3は、当該範囲内に存在する連携装置2がBT接続情報を受信可能な電力で送信する。なお、携帯端末3のBTの接続設定がオン状態ではない場合(ステップS101でNo)、BT接続情報は出力されないため処理は終了する。以降、ユーザの操作によりBTの接続設定がオン状態となった場合は、ステップS102の処理が実行される。
連携装置2はユーザの操作により、HFPに基づく無線接続が可能な他の装置が存在するか否かを検索する(ステップS103)。詳細には、連携装置2の通信制御部27cが、連携装置2の所有するプロファイル(HFP等)と同じプロファイルを有する他の装置からのBT接続情報を取得しているか否かを判断する(ステップS104)。
連携装置2は、携帯端末3のBT接続情報に連携装置2が所有するプロファイル(例えば、HFPやAVRCP)と同じプロファイルが存在する場合、BT接続が可能な候補が存在する(ステップS104でYes)と判定し、取得したBT接続情報に基づき携帯端末3のIDと所有するプロファイルの種類に関する情報を表示部21に表示する(ステップS105)。
そして連携装置2は、ユーザが操作部22を用いた操作によりBT接続対象を選択した場合(ステップS106でYes)、接続対象の装置(例えば、携帯端末3)に対する接続要求信号を送信する(ステップS107)。
接続対象の携帯端末3は、接続要求信号を受信し(ステップS108)、連携装置2とのHFPに基づく接続を確立させる(ステップS109、S110)。このように接続が確立した場合、連携装置2と携帯端末3とが連携して動作しデータの送受信が行われる。
また、連携装置2と携帯端末3との連携により、PBAP(Phone Book Access Profile)に基づいて、携帯端末3が所有している電話帳データが連携装置2に送信される。これにより、連携装置2の表示部21に他の携帯端末の電話番号等が表示され、車室内のユーザは操作部22を用いた操作により他の携帯端末との通話を確立できる。
なお、上述のステップS104の処理で、連携装置2が所有するプロファイルと同じプロファイルを所有する他の装置が存在せず、BT接続が可能な候補が存在しない場合(ステップS104でNo)、所定の時間継続して接続候補を検索し、所定の時間が経過した場合に処理を終了する。
また、ユーザが接続対象を選択しない場合(ステップS106でNo)、所定の時間ユーザからの選択の受付可能な状態を継続し、所定の時間が経過した場合に処理を終了する。
次に、HFPに基づく無線接続の確立後の携帯端末3と他の携帯端末との音声信号の入出力について図7を用いて説明する。
図7の車両1には、連携装置2、携帯端末3、ユニット4、および、ECU5が主に設けられている。連携装置2は携帯端末3とHFPに基づく接続が確立されており、回線CM1を通じて音声信号等の送受信が行われる。また、携帯端末3は他の携帯端末10と4G等の回線CM2を通じて音声信号等の送受信が行われる。
このように車両1の車室内のユーザがハンズフリーで、他の携帯端末10の車室外のユーザとの通話を行っている場合、車室内のユーザの発した音声はマイク48に入力され、音声信号S1としてユニット4に送信される。ユニット4は受信した音声信号S1を連携装置2に送信する。連携装置2は、回線CM1を通じて携帯端末3に受信した音声信号S1を送信する。そして携帯端末3は、回線CM2を通じて他の携帯端末10に受信した音声信号S1を送信する。このような音声信号の送受信により、車室内のユーザの発した音声が、他の携帯端末10のスピーカ(図示省略)から出力される。
これに対して、他の携帯端末10のユーザの発した音声は、他の携帯端末10のマイク(図示省略)に入力され、回線CM2を通じて音声信号S2として携帯端末3に送信される。携帯端末3は、回線CM1を通じて連携装置2に受信した音声信号S2を送信する。連携装置2は、スピーカ28に受信した音声信号S2を送信する。このような音声信号の送受信により、他の携帯端末10のユーザの発した音声が、スピーカ28から出力される。これにより車室内のユーザは、携帯端末3を手に所持しなくともハンズフリーの状態で他の携帯端末10のユーザと会話できる。
<2−2.連携装置と携帯端末との接続の解除>
次に、連携装置2および携帯端末3の連携システム200における接続の解除の処理について図8を用いて説明する。この処理は、連携装置2、携帯端末、および、ユニット4の電源がオンの状態のときに繰り返し実行される。最初に連携装置2、携帯端末3、および、ユニット4が電源オン状態の場合で、ユニット4がECU5からエアバッグ作動信号を受信したとき(ステップS201でYes)、ユニット4の音響制御部46aは、連携装置2にミュート指示信号を送信する(ステップS202)。なお、ユニット4がECU5からエアバッグ作動信号を受信していない場合(ステップS201でNo)、ユニット4は処理を終了し、以降、ユニット4はエアバッグ指示信号を受信した場合に、ステップS202の処理が実行される
次に、ユニット4の通信制御部46cは、エアバッグが展開したことを示す情報と車両1の位置情報とを含む緊急情報を4G等の回線を通じて通信装置6に送信する(ステップS203)。
また音響制御部46aは、マイク48から入力された音声信号S1の出力先を連携装置2から通信装置6に変更する(ステップS204)。この変更により音声信号S1は、4G等の回線を通じて通信装置6に送信される。
連携装置2の音響制御部27bは、ステップS202の処理でユニット4が送信したミュート指示信号を取得し(ステップS205)、音声信号S2のミュートを実行する(ステップS206)。すなわち音響制御部27bは、音声信号S2のスピーカ28への送信を禁止する。
そして連携装置2は、携帯端末3と他の携帯端末10とが4G等の回線を通じて通話を確立している場合(ステップS207でYes)、HFPに基づく回線CM1を通じて携帯端末3に、通話終了情報を送信する(ステップS208)。この通話終了情報は、例えば車両に緊急事態が発生したことにより携帯端末3が他の携帯端末10との通話を終了させる旨の情報である。通話終了情報は予めメモリ26に記憶され、連携装置2がミュート指示信号を取得した場合にメモリ26から読み出される。
携帯端末3は、連携装置2から通話終了情報を受信し、受信した通話終了情報を他の携帯端末10に送信する(ステップS209)。他の携帯端末10に送信された通話終了情報を確認した他の携帯端末10のユーザは、車両1のユーザが緊急の状態であることを把握でき、通話が終了したとしても困惑することはない。また、連携装置2は、通話終了情報と併せて車両1の位置情報を携帯端末3に送信し、携帯端末3から他の携帯端末に車両1の位置情報を送信してもよい。これにより他の携帯端末10のユーザは、医療機関等に車両1のユーザの救護要請を行える。なお、車両1の位置情報は、連携装置2の位置検出部27dが検出してもよいし、携帯端末3の位置検出部39dが検出してもよい。
連携装置2は携帯端末3の通話終了情報を送信した後、HFPの回線CM1の接続解除と、4G等の回線CM2を通じた通話の終了との指示を含む解除・終了コマンドの信号(以下、「コマンド信号」という。)を携帯端末3に送信する(ステップS210)。携帯端末3は連携装置2から送信されたコマンド信号を受信する(ステップS211)。
これにより連携装置2と携帯端末3とのHFPに基づく連携は解除され、連携の解除に伴い連携装置2と携帯端末3とのBT接続も解除される(ステップS212、S213)。
なお連携装置2と携帯端末3との連携の解除は、連携装置2が携帯端末3にコマンド信号を送信した後に、携帯端末3から連携装置2に応答信号を送信し、連携装置2がこの応答信号を受信した後に実行するようにしてもよい。
そして携帯端末3は、コマンド信号に基づき他の携帯端末10との通話を終了させる(ステップS214)。このように、連携装置2と携帯端末3とが連携を解除して他の携帯端末10との通話の確立を終了させることで、互いの携帯端末の接続は確立しているにも関わらず、音声信号の送受信が不可能な状態を終了させることができ、通話の相手の困惑を解消できる。また通話料金を低減できる。
ステップS207の処理に戻り、携帯端末3と他の携帯端末10との通話が確立していない場合(ステップS207でNo)、連携装置2は処理を終了する。なお、携帯端末3と他の携帯端末10との通話が確立していない場合でも、連携装置2と携帯端末3とのHFPに基づく連携を解除するようにしてもよい。
また連携装置2は、ステップS205でミュート指示信号を受信して以降、通話終了情報を携帯端末3に送信し(ステップS208)、コマンド信号を携帯端末3に送信する(ステップS210)場合、表示制御部27aはコマンド信号の送信に応じた各処理が実行されていることを示す画像を表示部21に表示してもよい。また、表示制御部27aはコマンド信号の送信に応じた各処理が行われていても、ユーザが選択した機能(例えば、オーディオ機能)に応じた画像を表示部21に表示するようにしてもよい。
次に、ユニット4がECU5からエアバッグ作動信号を受信した場合の各装置の信号の送受信について図9および図10を用いて説明する。図9に示すユニット4がECU5から送信されたエアバッグ作動信号WSを受信すると、ユニット4はミュート指示信号MSを連携装置2に送信する。またユニット4は、センター16の通信装置6との間で4G等の回線CM3を確立し、緊急情報ESを通信装置6に送信する。
連携装置2は、ユニット4から送信されたミュート指示信号MSを受信し、スピーカ28への音声信号S2の送信を禁止する。そのため、音声信号S2は他の携帯端末10から回線CM2を通じて携帯端末3に送信され、携帯端末3から回線CM1を通じて連携装置2に送信されるが、スピーカ28からは出力されない。
また連携装置2は、ミュート指示信号MSを受信した場合、回線CM1の接続解除、および、回線CM2を通じた通話の終了を指示するコマンド信号DSを携帯端末3に送信する。
その結果、図10に示すように、連携装置2と携帯端末3との回線CM1の接続は解除される。また、携帯端末3と他の携帯端末10との回線CM2の接続も解除され、携帯端末3のユーザと他の携帯端末10のユーザとの通話は終了する。
なお、マイク48に入力された音声信号S1は、ユニット4から回線CM3を通じて通信装置6に送信される。また、センター16のマイク(図示省略)に入力されたオペレータの音声信号S3は、通信装置6から回線CM3を通じてユニット4に送信され、ユニット4からスピーカ47に送信される。その結果、音声信号S3はスピーカ47から出力される。
<3.まとめ>
以上のように、本実施の形態では、車両1の車室内の連携装置2と、車室内の携帯端末3とがHFPに基づく接続状態で、車室外の他の携帯端末10との通話が確立している場合に、連携装置2はユニット4からのミュート指示信号を受信したときは、携帯端末3とのHFPの接続を解除する。なお、連携装置2は携帯端末3とのHFPの接続解除前に他の携帯端末10との通話を終了させるコマンド信号を携帯端末3に送信する。このコマンド信号に基づき携帯端末3は、他の携帯端末10との通話の確立を終了させる。これにより、互いの携帯端末の接続が確立しているにも関わらず、音声信号の送受信が不可能な状態を終了させることができ、通話の相手の困惑を解消できる。さらに通話料金を低減できる。
また連携装置2は携帯端末3とのHFPの接続解除の前に携帯端末3に通話終了情報を送信する。この通話終了情報は、携帯端末3から他の携帯端末10に送信され、他の携帯端末10のユーザは、車両1のユーザに緊急状態が発生したことを把握できる。
<4.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような変形例について説明する。上記各実施の形態及び以下で説明する形態を含む全ての形態は、適宜に組み合わせ可能である。
上記実施の形態では、BTの無線通信を例に説明したが、BTの無線通信以外でも上記実施の形態で説明した発明の目的を達成できる無線通信の方式であれば、他の通信の方式であってもよい。
また上記実施の形態では、連携装置2と携帯端末3との接続の確立において、携帯端末3がBT接続情報を周囲に送信し、連携装置2がBT接続候補を検索して、ユーザの選択により両者の接続を確立させることについて説明した。これに対して、連携装置2がBT接続情報を周囲に送信し、携帯端末3がBT接続候補を検索する構成としてもよい。
また上記実施の形態では、連携装置2と携帯端末3とのHFPに基づく接続が解除された場合にBT接続も解除される場合について説明した。これに対して、連携装置2と携帯端末3とが複数のプロファイル(例えば、HFPおよびAVRCP)に基づきBT接続されている場合は、HFPのみの接続を解除してもAVPCPに基づくBT接続は継続するようにしてもよい。
また上記実施の形態では、連携装置2がミュート指示信号を受信した場合に、連携装置2から携帯端末3に、コマンド信号DSを送信することについて説明した。これに対して、携帯端末3が連携装置2とのHFPに基づく接続を解除した場合に、他の携帯端末10との通話を自動的に終了させる場合は、コマンド信号DSに含まれる4G等の回線CM2を通じた通話の終了を指示する旨の信号を携帯端末3に送信する必要はない。
また上記実施の形態では、連携装置2が、ミュート指示信号MSを受信した場合に、通話終了情報を携帯端末3に送信する。そして、携帯端末3が連携装置2から受信した通話終了情報を他の携帯端末10に送信することについて説明した。これに対して、連携装置2は、ミュート指示信号MSを受信した場合に、通話終了情報の送信指示信号を携帯端末3に送信し、携帯端末3のメモリ35に予め記憶された通話終了情報を他の携帯端末10に送信するようにしてもよい。
また上記実施の形態では、緊急情報は、エアバッグが展開したことを示す情報や、車両1の位置情報として説明した。これに対して、緊急情報は車両1の乗員を救護する際に利用可能な情報であれば、上記以外の情報であってもよい。例えば、車両1に乗車している人数を示す情報等であってもよい。
また、上記実施の形態では、ユニット4はECU5からのエアバッグ作動信号を受信した後に連携装置2に対してミュート指示信号を出力することについて説明した。これに対して、ユニット4に操作部を設け、ユーザがこの操作部を操作することで、エアバッグ作動信号を受信していない場合であっても連携装置2に対してミュート指示信号を出力するようにしてもよい。
また上記実施の形態では、ユニット4と連携装置2およびECU5とは有線接続されている。またユニット4とスピーカ47およびマイク48とは有線接続されているとして説明した。これに対して、有線接続されている機器同士を無線接続としてもよい。
また上記実施の形態では、各信号の送受信について説明した。例えば、図6のステップS107では連携装置2がHFPの接続要求信号を送信し、ステップS108では携帯端末3が接続要求信号を受信することについて説明した。これに対して、このような信号の送受信において、送信した信号が受信されない場合は、処理を終了するようにしてもよい。
また上記実施の形態では、プログラムに従ったCPUの演算処理によってソフトウェア的に各種の機能が実現される説明したが、これら機能のうちの一部は電気的なハードウェア回路により実現されてもよい。また逆に、ハードウェア回路によって実現されるとした機能のうちの一部は、ソフトウェア的に実現されてもよい。
1 車両
2 連携装置
3 携帯端末
4 e−callユニット
5 ECU
6 通信装置

Claims (6)

  1. 連携装置と携帯端末とを無線通信にて接続し、前記無線通信のプロファイルに基づき、前記連携装置と前記携帯端末とが連携して動作する連携システムであって、
    前記連携装置は、スピーカからの音響情報の出力禁止を指示する禁止信号を取得した場合に、前記携帯端末との前記プロファイルに基づく連携を解除し、
    前記携帯端末は、前記連携装置との連携の解除後に他の携帯端末との通話の確立を終了させること、
    を特徴とする連携システム。
  2. 請求項1に記載の連携システムにおいて、
    前記携帯端末は、前記他の携帯端末との通話の確立を終了させる前に、前記通話の確立の終了に関する情報を前記他の携帯端末に送信すること、
    を特徴とする連携システム。
  3. 請求項2に記載の連携システムにおいて、
    前記通話の確立の終了に関する情報は、前記連携装置が設けられた車両の位置に関する情報を含むこと、
    を特徴とする連携システム。
  4. 無線通信のプロファイルに基づき携帯端末と連携して動作する連携装置であって、
    スピーカからの音響情報の出力禁止を指示する禁止信号を取得する取得手段と、
    前記携帯端末と他の携帯端末との通話の確立を終了させるコマンド信号を前記携帯端末に送信する通信手段と、
    前記携帯端末との前記プロファイルに基づく連携を解除する解除手段と、
    を備え、
    前記通信手段は、前記取得手段が前記禁止信号を取得した場合に、前記コマンド信号を送信し、
    前記解除手段は、前記コマンド信号が送信された後に、前記携帯端末との前記プロファイルに基づく連携を解除すること、
    を特徴とする連携装置。
  5. 請求項4に記載の連携装置において、
    前記通信手段は、前記取得手段が前記禁止信号を取得した場合に、前記携帯端末から前記他の携帯端末に送信される前記通話の確立の終了に関する情報を、前記携帯端末に送信すること、
    を特徴とする連携装置。
  6. 無線通信のプロファイルに基づき携帯端末と連携して動作する連携装置の信号処理方法であって、
    (a)スピーカからの音響情報の出力禁止を指示する禁止信号を取得する工程と、
    (b)前記禁止信号が取得された場合に、前記携帯端末と他の携帯端末との通話の確立を終了させるコマンド信号を前記携帯端末に送信する工程と、
    (c)前記コマンド信号が送信された後に、前記携帯端末との前記プロファイルに基づく連携を解除する工程と、
    を備えること、
    を特徴とする信号処理方法。
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