JP5227937B2 - ハンズフリーシステムの通話確認方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば携帯電話機等の携帯機器をユーザが実際に手に持つことなく、別に用意された通話機器を介してハンズフリー通話を可能とするハンズフリーシステムの通話確認方法に関するものである。
従来、例えば車両に搭載するタイプのハンズフリーシステムとして、携帯電話機と車載ユニットとを有線接続するタイプの先行技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この先行技術は、車載ユニット(システムの本体)を携帯電話機と有線接続した状態で使用することにより、その本体に内蔵されたスピーカやマイクを通じて相手先(遠端)とのハンズフリー通話を実現する。またこの先行技術では、システムの本体に「通話開始」キー及び「通話終了」キーを別々に備えることで、着信時にユーザが「通話開始」キーを操作すると、携帯電話機における通話を開始することができ、また通話中にユーザが「通話終了」キーを操作すると、携帯電話機における通話を終了することができる。
上記とは別に、携帯電話機と車載ユニットとを無線接続するタイプのハンズフリーシステムに関する先行技術もまた知られている(例えば、特許文献2参照。)。この先行技術は、Bluetooth(登録商標)規格の近距離無線通信を用いて携帯電話機と車載ユニットとを接続するものである。このため、ユーザが携帯電話機を車内に持ち込むだけでハンズフリー通話が実現可能となり、それだけユーザにとっての使い勝手がよい。
先に挙げた先行技術(特許文献1)は、システム本体と携帯電話機との接続に有線を利用するため、ノイズの影響が少なく、相互の通信が安定している。ただし、ケーブルやコネクタ等の接続インタフェースが適合する機器同士でなければハンズフリーシステムを構築することができないため、ハードウエア上の制約を受けるところが難点である。この点、後者の先行技術(特許文献2)のように汎用の近距離無線通信を利用して接続を行う場合、その通信規格に準拠した通信モジュールを車載ユニットと携帯電話機の双方が搭載していれば、比較的容易にハンズフリーシステムを構築することができる。このため今後、近距離無線通信を用いた無線接続がハンズフリーシステムの主流になるものと考えられる。
特開2001−309008号公報(第4−第5頁、図1,図2) 特許第3954948号公報
しかしながら、ハンズフリーシステムに汎用の近距離無線通信(例えばBluetooth:登録商標)を利用する場合、その通信規格に準拠した動作を各デバイスが忠実に実行しなければ、それだけでシステム全体としての動作に不具合が生じることにも留意しなければならない。
例えば、ハンズフリー通話の実行中に携帯電話機が相手先(遠端)との通話を終了した場合、その「通話終了(終話)」を確実に車載ユニット(例えばカーオーディオ装置)に対して通知することが通信規格の仕様上で要求されている。これは、直接に電話回線と接続していない車載ユニットを「通話中」の状態から一旦解放し、その後の動作を可能とするためである。これを仮に、携帯電話機で実際に通話が終了した後も車載ユニットに対して「通話終了」を通知しないでいると、車載ユニットはいつまでも「通話中」であると認識し続けるため、次に外(遠端)から電話着信があっても着信自体を受け付けなかったり、その他の動作(例えば音楽の再生、ラジオ放送の出力等)を制限したりしてしまう。
もちろん、汎用の近距離無線通信に対応している多くのデバイス(通信モジュール)は、通常、その通信規格に準拠して正常に動作することを期待して設計されている。しかし、通信規格に定める仕様上の要求が多岐にわたる場合、デバイスによっては一部の要求を満たさないもの(例えば、特定の機種や型番の携帯電話機)も実際に存在し、それらが多く世界市場に流通しているという事実も見逃せない。このため、全てのデバイスが通信規格の仕様を常に満足することを過信して安易にハンズフリーシステムを構築すると、場合によってはシステムの動作が不安定化し、結果的にユーザの利便性を損ねてしまうという実用上の問題がある。
そこで本発明は、通信規格の仕様を一部満足しないデバイスが使用される可能性をも想定した上で、より汎用性の高いハンズフリーシステムの構築を実現できる技術の提供を課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明は以下の解決手段を採用する。
解決手段1:本発明は、携帯機器と通話機器とハンズフリーシステムを構築した場合を想定する。携帯機器は電話回線に接続可能であり、通話機器は、携帯機器との間で相互に通信を行うことで携帯機器とは別の設備を用いて電話回線を通じたハンズフリー通話を可能とするものである。携帯機器が内蔵スピーカやマイク等を有した携帯電話機であるとすると、通話機器は別の設備としてスピーカやマイクを有したハンズフリー用のユニットに相当する。携帯機器や通話機器は、それぞれが汎用の通信規格に準拠したデバイス(通信モジュール等)を搭載していれば、両者を通信可能な距離に近接させるだけで容易にハンズフリーシステムを構築することができる。
構築されたシステムは、実際に電話回線を介して相手先(遠端)との接続を確立する機能を携帯機器のリソースで賄うが、ハンズフリー通話中における音声のやりとり(送話、受話)は通話機器が仲立ちする。この場合、基本的に携帯機器が電話回線との接続を確立している間、通話機器はハンズフリー通話を実現するために自己のリソースを確保しておく必要がある。一方、ユーザ(近端)が相手先(遠端)との通話を終了した場合、携帯機器そのものは電話回線との接続を終了するが、これに伴って通話機器にも通話の終了を通知し、システム全体をハンズフリー通話の状態から一旦は解除する必要がある。
通常、システムに汎用の近距離無線通信規格を利用する場合、原則として通話の終了を携帯機器から通信機器へ自発的に通知することが仕様上で要求されている。このため、通信規格の仕様に則って各デバイスが正しく動作していれば、通話の終了に伴い、システム全体としてハンズフリー通話の終了を自ずと確認することができる。しかしながら、そこに一部の仕様を満足しないデバイスが紛れ込んだ場合、上記のようにシステム全体として通話の確認が困難になる。
本発明は、上記のような場合にシステムによる通話の状態を安定して確認(把握)するための通話確認方法であって、以下の工程を有するものである。
(1)質問工程
この工程では、通話機器から携帯機器に対して電話回線との接続に関する動作状態を問い合わせる。なお、通話機器から携帯機器への問い合わせには、例えば汎用の通信規格に準拠した通信手段を用いることができる。
(2)確認工程
この工程では、先の問い合わせに対する携帯機器からの応答結果に基づき通話機器にてハンズフリーシステムによる通話の状態を確認する。なお携帯機器から通話機器への応答もまた、例えば汎用の通信規格に準拠した通信手段を用いることができる。
本発明の通話確認方法によれば、(1)の質問工程で携帯機器への問い合わせを行うことにより、その時点で電話回線との接続に関する動作状態を通話機器に対して応答させることができる。ここでいう「電話回線との接続に関する動作状態」には、単に「接続」か「非接続」かの状態のみならず、「待受中」や「通話中」、「非通話中(通話終了)」といった電話機としてのサービス動作状態が含まれる他、さらに細かくは、「通話中」、「三者通話の保留中」、「発信中」、「発呼中」、「着信中」、「着信保留中」等の実際に電話をかけたときの通話状態も含まれる。
このため(2)の確認工程では、携帯機器からの応答結果に基づいて現在の状態を認識し、その上でシステム全体としての通話の状態がいかなる状態であるのかを正しく確認することができる。例えば、携帯機器から既に「通話終了(終話)」の状態である旨の応答があれば、それによって通話機器ではシステム全体としてハンズフリー通話を終了するべき状態であることを確認することができる。一方、携帯機器から「通話中」や「三者通話の保留中」、「発信中」、「発呼中」、「着信中」、「着信保留中」等のいずれかの状態である旨の応答があれば、それによって通話機器ではシステム全体としてハンズフリー通話を継続するべき状態であることを確認することができる。これにより、システム全体としての動作を常に安定化させて正常な動作を保証することができる。
解決手段2:上記(1)の質問工程では、携帯機器と通話機器との間での音声リンクが切断されたことを契機として、通話機器から携帯機器に対して電話回線を用いた通話が終了したか否かの問い合わせを行うことが好ましい。
システムに近距離無線通信を用いた場合、ハンズフリー通話の開始時に音声リンク(例えばSCOリンク)が確立される。音声リンクは、相手先(遠端)との通話時にその接続を確立されるものであるが、携帯機器で「通話終了」が発生すると切断される。このとき、携帯機器が自発的に「通話終了」を通話機器に対して通知しなかったとしても、音声リンクが切断されたことを契機として上記の問い合わせを行うことにより、その応答結果から「通話終了」が発生したか否かを確認することができる。
解決手段3:あるいは上記(1)の質問工程では、携帯機器と通話機器との間での音声リンクが切断されたことを契機として、通話機器から携帯機器に対して電話回線を用いた通話がいかなる状態にあるかの問い合わせを行うこととしてもよい。
この場合も同様に、音声リンクは相手先(遠端)との通話中はその接続が維持されているが、携帯機器で「通話終了」が発生すると切断される。このとき、携帯機器が自発的に「通話終了」を通話機器に対して通知しなかったとしても、音声リンクが切断されたことを契機として上記の問い合わせを行うことにより、その応答結果から「通話の状態」を確認することができる。なお、この場合の問い合わせは「通話がいかなる状態にあるのか」であるため、上記の「通話中」や「三者通話の保留中」、「発信中」、「発呼中」、「着信中」、「着信保留中」等の細かな通話状態を確認することができる他、既に「通話終了」の状態であることも確認することができる。
また音声リンクの切断は、上記のように相手先(遠端)との通話が終了した場合に発生するが、未だ携帯機器が通話中であっても、通話機器の設備を用いたハンズフリー通話を終了した場合にも発生し得る。例えば、それまでユーザが相手先(遠端)との通話をハンズフリーで行っていたところ、ある時点から携帯機器を手に持って通話を開始した場合、それまで確立されていた音声リンクは切断される。この場合、やはり携帯機器が自発的に「通話終了」を通話機器に対して通知しなかったとしても、音声リンクが切断されたことを契機として上記の問い合わせを行うことにより、その応答結果から「通話がいかなる状態にあるのか」を確認することができる。
解決手段4:上記の解決手段3において、質問工程での問い合わせに対して携帯機器から未だ通話を終了していない旨の応答があった場合、その後に携帯機器から通話を終了した旨の応答があるまで所定の待ち時間をおいて質問工程での問い合わせを繰り返すこともできる。なお、「待ち時間」は常に一定の時間でなくてもよく、例えば問い合わせを繰り返す度に短縮したり、延長したりすることができる。
この場合、待ち時間ごとに繰り返し問い合わせを行うことで、定期又は不定期に通話の終了を含む通話状態を確認することができる。したがって、問い合わせ時に未だ通話中であればその旨を確認することができるし、既に通話が終了していれば、その旨を確実に確認することができる。
解決手段5:また本発明の通話確認方法は、解決手段1において、その質問工程では携帯機器と通話機器との間での音声リンクが切断されたことを契機として、通話機器から携帯機器に対して電話回線を用いた通話が終了したか否かの第1問い合わせを行い、その結果、携帯機器から通話が終了した旨の応答がない場合、通話機器から携帯機器に対して電話回線を用いた通話がいかなる状態にあるかの第2問い合わせを行う態様であってもよい。
上記の態様であれば、先ず第1問い合わせの結果から「通話終了」が確認できれば、それでひとまずシステムとしての通話の状態は確認できたことになるので、その後に第2問い合わせを行う必要がない。これに対し、第1問い合わせに対して未だ「通話終了」の応答がなかった場合、第2問い合わせによってその後の「通話の状態」を確認することができる。これにより、第1問い合わせ後も実際に通話が継続していれば、その状態が上記の「通話中」や「三者通話の保留中」、「発信中」、「発呼中」、「着信中」、「着信保留中」等のいずれにあるのかを確認することができるし、既に通話が終了していれば、「通話終了」の状態であることを確認することができる。
解決手段6:また解決手段5において、上記の質問工程での第2問い合わせに対して携帯機器から未だ通話を終了していない旨の応答があった場合、その後に携帯機器から通話を終了した旨の応答があるまで所定の待ち時間をおいて質問工程での問い合わせを繰り返すこともできる。
すなわち、第1問い合わせに対して携帯機器から「通話中(通話が終了していない)」の応答があり、次の第2問い合わせに対して何らかの「通話中の状態」の応答があった場合、その後は待ち時間ごとに「通話終了」の応答があるまで繰り返し問い合わせを行うことで、最終的に「通話終了」を確実に確認することができる。
なお本発明は、上記の携帯機器と通話機器とを備え、これら携帯機器及び通話機器を用いて解決手段1から6の通話確認方法を実行するハンズフリーシステムであってもよい。
本発明のハンズフリーシステムの通話確認方法によれば、例えば汎用の通信規格を有効に活用しつつ、デバイスの不備に起因したシステムの不具合を防止して安定したハンズフリー通話を実現することができる。
また、デバイスの個体(機種や型番等)に依存することなく安定してハンズフリーシステムを構築できるため、より汎用性の高いハンズフリーシステムとしての動作を保証することができる。
一実施形態の通話確認方法を実行するハンズフリーシステムの構成例を概略的に示す図である。 車載電装ユニットと携帯電話機との間で各デバイスが正常にBT通信を行った場合の流れを示すシーケンス図である。 通話確認方法の第1パターンを示すシーケンス図である。 通話確認方法の第2パターンを示すシーケンス図である。 通話確認方法の第3パターンを示すシーケンス図である。 通話確認方法の第4,第5パターンを示すシーケンス図である。 BTモジュールが制御プログラムとして実行する通話確認処理の手順例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、一実施形態の通話確認方法を実行するハンズフリーシステム10の構成例を概略的に示す図である。このハンズフリーシステム10は、例えば自動車に搭載された車載電装ユニット12をハンズフリー通話機器とし、車内に持ち込まれる携帯電話機18を携帯機器として構成されている。これら車載電装ユニット12や携帯電話機18は、いずれもブルートゥース(Bluetooth:登録商標)規格に準拠した無線通信機能を有している。なお、以下の説明では、Bluetooth(登録商標)を「BT」と略称するものとする。
車載電装ユニット12は、例えば走行経路誘導(ナビゲーション)機能を有するほか、オーディオ再生機能やビデオ再生機能、ラジオ、テレビ等の受信機能等を有する。このため車載電装ユニット12には、液晶ディプレイ等を用いた表示部20や、図示しないプッシュスイッチ、キースイッチ、回転つまみ等を有した操作部22が付属するほか、音響出力用のスピーカ24、集音用のマイク26等の周辺設備が付属している。
また車載電装ユニット12は、上記の周辺設備を制御する制御部28を内蔵するほか、BTによる無線通信機能を発揮するためにBTモジュール30を内蔵している。なお制御部28は、例えば中央処理装置であるホストCPU28aを内蔵する他、図示しないROM、RAM等のメモリデバイスを備えたマイクロコンピュータである。このためBTモジュール30は、車載電装ユニット12(ホストCPU28a)をホストとしてBT通信を用いたサービス(例えばACLリンク、SCOリンク等の無線接続)を提供することができる。
携帯電話機18は、無線通信(例えばCDMAサービス)を用いて電話回線に接続することができる携帯機器である。携帯電話機18は先ず基地局16に無線通信で接続し、そこから有線の電話回線を通じて例えば相手先(遠端)の固定電話機14と通話することができる。なお、ここでは相手先(遠端)として固定電話機14を例に挙げているが、相手先(遠端)が別の携帯電話機であってもよい。いずれにしても、携帯電話機18にもまた図示しないBTモジュールが内蔵されており、このBTモジュールを用いて携帯電話機18はBTによる無線通信機能を利用することができる。
ハンズフリーシステム10は、携帯電話機18と車載電装ユニット12とを無線接続により音声リンク(SCOリンク)させた状態で、いわゆる「ハンズフリー通話」機能を提供することができる。ハンズフリー通話は、例えば車両の乗員であるユーザ(運転者H1、同乗者H2等)が携帯電話機18を手に持たずとも、車載のスピーカ24やマイク26を通じて固定電話機14のユーザH3との通話を実現するものである。
この他にハンズフリーシステム10は、例えば携帯電話機18と車載電装ユニット12とを無線接続させた状態で、携帯電話機18に格納されているオーディオデータを車載電装ユニット12に転送しながらリアルタイムで再生し、そのスピーカ24から音楽を出力する機能を提供することもできる。あるいは、携帯電話機18に格納されているアドレス帳のデータを車載電装ユニット12に転送し、これを表示部20に出力する機能を提供することができる。ハンズフリーシステム10は、転送されたアドレス帳のデータを活用して電話発信を行ったり、登録アドレス帳に登録されている相手からの着信時に着信者表示をしたりすることもできる。
〔BTモジュールの構成〕
ここでは特に図示していないが、BTモジュール30は例えば車載電装ユニット12内でBTアンテナやアンテナマッチング回路に接続されており、これらBTアンテナ及びアンテナマッチング回路により他のBT機器(ここでは携帯電話機18)との間でBT規格による無線通信を行うことができる。なお、BTアンテナやアンテナマッチング回路はBTモジュール30に内蔵されていてもよい。
またBTモジュール30は、通信回路としてRF処理部やベースバンド処理部及び送受信処理部を有している。このうちRF処理部はBTアンテナ及びアンテナマッチング回路を通じてRF信号(例えば2.4GHz帯)の受信処理を行う。またベースバンド処理部は、RF処理部にて受信した信号をIF信号に変換し、復調してパケットデータ(受信パケット)を生成する。送受信処理部は、ベースバンド処理部で生成された受信パケットデータを上位レイヤ向けに再構築したり、逆に上位レイヤで生成された送信用パケットデータ(送信フレーム)をベースバンド処理部に提供したりする。送信用パケットデータはベースバンド処理部で変調され、RF処理部、アンテナマッチング回路及びBTアンテナを通じて携帯電話機18に送信される。
その他にBTモジュール30はホストインターフェースを内蔵しており、このホストインターフェースは、上記の車載電装ユニット12が有する制御部28(ホストCPU28a)とBTモジュール30との間の通信を制御する。すなわちホストインターフェースは、例えばハンズフリー通話により受信した音声通話データ(携帯電話機18で受信した通話音声をパケットデータ化したもの)をホスト側の制御部28に出力したり、マイク26で拾った音声通話データ(運転者H1,同乗者H2の音声をパケットデータ化したもの)を制御部28から受け取ったりする際の通信を制御する。
受信した音声通話データは、車載電装ユニット12内でアナログ信号(電圧)に変換され、図示しないアンプを通じてスピーカ24に出力される。また、マイク26で拾った音声通話データは、BT通信(SCOリンク)によりBTモジュール30から携帯電話機18にパケット送信される。これにより、例えば携帯電話機18からBT通信で受信した音声通話データをスピーカ24から出力したり、逆にマイク26で拾った音声を携帯電話機18に転送したりすることが可能になる。
〔通話確認方法〕
次に、本実施形態のハンズフリーシステム10において実行される通話確認方法の一例について説明する。
〔デバイス正常時〕
図2は、車載電装ユニット12と携帯電話機18との間で各デバイスが正常にBT通信を行った場合の流れを示すシーケンス図である。図2中、左側に位置する2本のカラムには車載電装ユニット12による処理を示し、右側に位置する1本のカラムには携帯電話機18による処理を示す。なお以下の説明では、車載電装ユニット12をホストCPU28aとBTモジュール30とに分けて説明する。また携帯電話機18については、「BTオーディオゲートウェイ(BTAG)」と一般化して呼称する。
〔BT接続〕
ST1:先ずハンズフリーシステム10において、BTモジュール30とBTAG18とがBT無線接続(RFCOMM接続)を完了する。これにより、BTモジュール30とBTAG18との間で音声リンク(SCOリンク)やデータリンク(ACLリンク)が使用可能となる。
ST2,ST3:RFCOMM接続完了により、BTモジュール30及びBTAG18の各デバイスがそれぞれハンズフリー通話に必要な送受信処理を開始する。これにより、以後はBTモジュール30とBTAG18とが相互に通信を行いつつ、車内では車載のスピーカ24及びマイク26を通じてBTAG18と固定電話機14との間での音声通話がハンズフリーで実現可能となる。
〔終話発生時〕
ST4:この後、例えば遠端の固定電話機14又は近端のBTAG18で終話(通話の終了)が発生すると、BTAG18において終話処理が行われる。
ST5:また終話の発生により、BT通信規格の仕様に基づいてBTAG18は、BTモジュール30に対して例えば「+CIEV(Call=0)」と表記される終話イベントを発行する。
ST6:BTモジュール30は受信処理を行い、BTAG18から通知された終話イベントを解釈する。
ST7:そしてBTモジュール30は、受け取った終話イベントの「+CIEV(Call=0)」をホストCPU28aに通知する。これによりホストCPU28aは、ハンズフリーシステム10において通話が終了した状態にあることを確認することができる。
以上の処理シーケンスは、一般的なBT通信規格に基づいて各デバイスが正常に動作した場合に実現される。ただし、実際にはBT通信規格の仕様の一部を満足しないBTAG18も存在しており、その場合はBTAG18で終話が発生しても、終話イベントの「+CIEV(Call=0)」がBTモジュール30に対して通知されない。この場合、実際に通話が終了していても、BTモジュール30が終話イベントの「+CIEV(Call=0)」を受け取っていないので、そのままではホストCPU28aで通話の終了を確認することができない。
そこで本実施形態では、以下に挙げる複数パターンのシーケンスを採用することで、ハンズフリーシステム10としての通話の状態を確認することとしている。
〔第1パターン〕
図3は、通話確認方法の第1パターンを示すシーケンス図である。なお、図3以降においては、既に図2を用いて説明した処理と同じものには共通の符号を付し、その重複した説明を省略するものとする。
〔BT接続から終話発生まで〕
ST1〜ST4:第1パターンにおいても、上記のBT接続から終話発生までのシーケンスが実行される。
ただし、BTAG18においてデバイス(内蔵モジュール)が仕様を満たしていない場合、図3中に点線の矢印で示されるように、終話が発生しても終話イベントの「+CIEV(Call=0)」を発行しない(図中「×」印を付す。)。したがって、BTモジュール30でも終話イベントを受け取らないため、同じく図3中に点線の矢印で示されるように、BTモジュール30からホストCPU28aへ終話イベントの「+CIEV(Call=0)」を通知することができない(図中「×」印を付す。)。
〔SCOリンク切断時〕
ST10:ただし、通話が終了したことで、BTモジュール30とBTAG18との間での音声リンク(SCOリンク)は切断される。
〔質問工程〕
ST11:音声リンク(SCOリンク)の切断を契機として、BTモジュール30が質問処理を実行し、例えば「AT+CIND?」で表記される問い合わせ用のコマンドを生成する。このコマンドは、BTAG18に対して現在のサービス状態(service,call,callsetup,signal,roam)を問い合わせるものである。
ST12:そしてBTモジュール30からBTAG18に対し、上記の「AT+CIND?」と表記される問い合わせイベントを発行する。
ST13:BTAG18はイベント受信処理を実行し、問い合わせイベントの「AT+CIND?」で表記されるコマンドを解釈する。そしてBTAG18は、そのコマンドに対する応答イベントを生成する。
ST14:そしてBTAG18は、生成した応答イベントをBTモジュール30に対して発行する。このとき実際に通話が終了していれば、応答イベントの内容は「+CIEV(Call=0)」で表記される終話イベントとなるはずである(図の表記は異なる)。
〔確認工程〕
ST15:この場合、BTモジュール30は受信処理を行い、BTAG18から通知された終話イベントを解釈する。
ST16:そしてBTモジュール30は、受け取った終話イベントの「+CIEV(Call=0)」をホストCPU28aに通知する。これによりホストCPU28aは、ハンズフリーシステム10において通話が終了した状態にあることを確認することができる(ここでも図の表記が異なる)。
以上のシーケンスは、問い合わせイベントの「AT+CIND?」に対してBTAG18のデバイスが正常に応答イベントを通知した場合の流れである。したがって第1パターンは、この段階でデバイスが正常に動作した場合の通話確認方法として有効である。
〔デバイス非正常動作時〕
ST14:しかしながら、上記のようにBTAG18のデバイスがここでもBT通信規格の仕様を満たしていなかった場合、実際には図3に示されるように、ここでは本来の状態(終話している状態)とは異なった内容の「+CIEV(Call=1)」で表記される通話中イベントをBTAG18が発行してしまうことがある。
ST15:この場合、BTモジュール30は受信処理を行い、BTAG18から通知された通話中イベントをそのまま解釈する。
ST16:そしてBTモジュール30は、受け取った通話中イベントの「+CIEV(Call=1)」をホストCPU28aに通知することになる。この場合、ホストCPU28aは、ハンズフリーシステム10において実際に通話が終了した状態にあることを未だ確認することができない。そこで本実施形態では、以下に挙げる通話確認方法の第2パターンを実行することができる。
〔第2パターン〕
図4は、通話確認方法の第2パターンを示すシーケンス図である。この第2パターンは、例えば上記の第1パターンで通話の確認ができなかった場合(BTAG18から「+CIEV(Call=0)」が通知されなかった場合)に適用することができる。ただし、特にこのような条件を考慮することなく第2パターンを実行することもできる。
〔BT接続から終話発生、SCOリンク切断まで〕
ST1〜ST4,ST10:第2パターンにおいても、上記のBT接続から終話発生、及びSCOリンク切断までの流れは同様に行われる。
〔質問工程〕
ST20:第2パターンでは、音声リンクの切断を契機としてBTモジュール30が質問処理を実行し、例えば「AT+CLCC」で表記される問い合わせ用のコマンドを生成する。このコマンドは、このコマンドは、BTAG18に対して現在の通話状態(通話中、三者通話の保留中、発信中、発呼中、着信中、着信保留中)を問い合わせるものである。
ST21:そしてBTモジュール30からBTAG18に対し、上記の「AT+CLCC」で表記される問い合わせイベントを発行する。
ST22:BTAG18はイベント受信処理を実行し、問い合わせイベントの「AT+CLCC」で表記されるコマンドを解釈する。そしてBTAG18は、そのコマンドに対する応答イベントを生成する。
ST23:そしてBTAG18は、生成した応答イベントをBTモジュール30に対して発行する。このとき実際に通話が終了していれば(通話していない状態)、応答イベントの内容は「OK」のみで表記されるものとなる。一方、実際に未だ通話が終了していなければ(通話している状態)、応答イベントの内容は「OK+CLCC」で表記されるものとなり、その中の「+CLCC」にて現在の状態が「通話中」、「三者通話の保留中」、「発信中」、「発呼中」、「着信中」、「着信保留中」のいずれにあるのかを通知することとなる。
〔確認工程〕
ST24:この場合、BTモジュール30は受信処理を行い、BTAG18から通知された応答イベントの内容を解釈する。
ST25:そしてBTモジュール30は、受け取った応答イベントの「OK」又は「OK+CLCC」をホストCPU28aに通知する。これによりホストCPU28aは、例えば「OK」を受け取った場合はハンズフリーシステム10において通話が終了した状態(通話していない状態)にあることを確認することができる。一方、「OK+CLCC」を受け取った場合、ホストCPU28aは「+CLCC」にて通知された現在の通話状態を確認することができる。
〔実際の終話時〕
通常、「ST10」で音声リンク(SCOリンク)の切断時にBTAG18にて実際に通話が終了していれば、「ST23」での応答イベントは「OK」のみとなる。したがって、実際の終話を契機として音声リンク(SCOリンク)が切断された場合、第2パターンのシーケンスを適用すれば、ハンズフリーシステム10による通話が終了した状態であることをホストCPU28aで正しく確認することができる。
〔SCOリンク切断後の通話〕
その一方でハンズフリーシステム10においては、BTモジュール30とBTAG18との間で音声リンク(SCOリンク)が切断された後も、BTAG18で通話が実行されている場合もあり得る。例えば同じ近端のユーザであっても、運転者H1でない同乗者H2が車内で通話(例えばプライベートな通話)を行う場合、必ずしもハンズフリー通話を利用するとは限らない。この場合、同乗者H2は例えば車載電装ユニット12によるハンズフリー通話機能をOFFにしてBTAG18をキー操作して発信又は着信を行い、その後の通話はBTAG18(つまり携帯電話機18)を手にとった状態で行う。
上記の場合、先の「ST10」で音声リンクが切断された後、「ST21」でBTモジュール30からの問い合わせイベント「AT+CLCC」に対し、BTAG18は「ST23」で実際に「OK+CLCC(通話中)」の応答イベントを通知する。すると、これを受けてBTモジュール30は、「ST25」で「OK+CLCC(通話中)」をホストCPU28aに通知する。この場合、ホストCPU28aは「音声リンク(SCOリンク)の切断後、引き続きBTAG18で通話中」の状態であることを確認することができる。
〔第3パターン〕
図5は、通話確認方法の第3パターンを示すシーケンス図である。この第3パターンは、例えば上記の第2パターンで音声リンク(SCOリンク)の切断後、引き続きBTAG18で「通話中」の確認がされた場合(BTAG18から「OK+CLCC」が通知された場合)に適用することができる。
〔BT接続から終話発生、SCOリンク切断まで〕
ST1〜ST4,ST10:第3パターンにおいても、上記のBT接続から終話発生、及びSCOリンク切断までの流れは同様に行われる。
〔SCOリンク切断後の通話〕
この後、例えば同乗者H2がハンズフリー機能を使用することなく、BTAG18を直接キー操作して電話発信を行うと、BTAG18は遠端の固定電話機14とプライベートな通話状態になる。
〔SCOリンク切断から問い合わせ・応答イベント通知まで〕
ST20〜ST25:一方で第3パターンにおいても、SCOリンク切断後の問い合わせイベント発行と応答イベントの通知と受領が行われる。このときBTAG18が実際に通話中であるため、「ST23」での応答イベントは「OK+CLCC」となり、その結果、ホストCPU28aにて「通話中」の状態が確認される。
〔遠端にて終話〕
ST30:この後、例えば遠端のユーザH3(固定電話機14)で通話を終了すると、それによってBTAG18による電話回線への接続は切断される。
ST31:この場合、BTAG18は同じく終話処理を行う。
〔デバイス非正常動作時〕
(ST32(フェイル)):ここでも同様に、BTAG18においてデバイス(内蔵モジュール)がBT通信規格の仕様を満たしていない場合、図5中に点線の矢印で示されるように、終話が発生しても終話イベントの「+CIEV(Call=0)」を発行しない(図中「×」印を付す。)。
(ST34(フェイル)):したがって、BTモジュール30でも終話イベントを受け取らないため、同じく図5中に点線の矢印で示されるように、BTモジュール30からホストCPU28aへ終話イベントの「+CIEV(Call=0)」を通知することができない(図中「×」印を付す。)。
したがって、このままではホストCPU28aにて「通話終了」の状態を確認することができない。そこで第3パターンでは、以下のシーケンスを実行することで通話の状態を確認することとしている。
〔イベントトリガ発生〕
ST35:例えば、先の「ST23」で応答イベントの「OK+CLCC」を受け取った場合、これを受けてBTモジュール30がイベントトリガを発生させる。イベントトリガは、応答イベントの「OK+CLCC」を受け取ったことを条件として発生させることができる。その後もイベントトリガは、例えばタイマを用いた定期イベントとして発生させることもできるし、あるいはタイマを用いることなくランダムに発生させることもできる。なお、図5のシーケンス例では遠端での通話終了(ST30)後にイベントトリガを発生させる流れとなっているが、通話終了(ST30)より以前から、BTモジュール30で自発的にイベントトリガを発生させるシーケンスであってもよい。
〔質問工程〕
ST36:いずれにしても、イベントトリガが発生すると、BTモジュール30は質問処理を実行し、上記の「AT+CLCC」で表記される問い合わせ用のコマンドを生成する。
ST37:そしてBTモジュール30からBTAG18に対し、問い合わせイベントの「AT+CLCC」を発行する。
ST38:BTAG18はイベント受信処理を実行し、問い合わせイベントの「AT+CLCC」で表記されるコマンドを解釈する。そしてBTAG18は、そのコマンドに対する応答イベントを生成する。
ST39:そしてBTAG18は、生成した応答イベントをBTモジュール30に対して発行する。上記のように、このとき実際に通話が終了していれば(通話していない状態)、応答イベントの内容は「OK」のみで表記されるものとなる。一方、未だ通話が終了していなければ(通話している状態)、応答イベントの内容は「OK+CLCC」で表記されるものとなる。
〔確認工程〕
ST40:BTモジュール30は受信処理を行い、BTAG18から通知された応答イベントの内容を解釈する。
ST41:そしてBTモジュール30は、受け取った応答イベントの「OK」又は「OK+CLCC」をホストCPU28aに通知する。これによりホストCPU28aは、例えば「OK」を受け取った場合はハンズフリーシステム10において通話が終了した状態(通話していない状態)にあることを確認することができる。一方、「OK+CLCC」を受け取った場合、ホストCPU28aは「+CLCC」にて通知された現在の通話状態を確認することができる。
〔問い合わせ・確認の反復〕
先の「ST41」で「OK+CLCC」を通知した場合、BTモジュール30はその後も「ST35」でイベントトリガを発生させる。これにより、イベントトリガが発生するごとに「ST36」〜「ST41」までのシーケンスが繰り返し実行されることになる。
そしてこの後、例えば実際に遠端の固定電話機14にて通話を終了した場合、「ST39」でBTAG18から「OK」のみの応答イベントが通知される。これを受けて、BTモジュール30は「ST41」で「OK」のみをホストCPU28aに通知する。これにより、ホストCPU28aはハンズフリーシステム10による通話が終了した状態であることを確認することができる。
以上の第3パターンは、音声リンク(SCOリンク)の切断後、BTモジュール30から問い合わせイベントとして「AT+CLCC」を発行する場合のシーケンスである。その上で本実施形態では、音声リンク(SCOリンク)の切断後、問い合わせイベントとして先ず「AT+CIND?」を発行し、その応答イベントとして「+CIEV(Call=0)」が通知されなかった場合、次に問い合わせイベントとして「AT+CLCC」を発行するというシーケンスを採用することもできる。以下、この場合のシーケンスを通話確認方法の第4パターンとして説明する。
〔第4パターン〕
図6は、通話確認方法の第4パターンを示すシーケンス図である。この第4パターンは、例えば上記の第1パターンで終話の確認ができない(BTAG18から自発的に「+CIEV(Call=0)」が通知されない)とした場合、その後、音声リンク(SCOリンク)が切断された場合に適用することができる。
〔BT接続から終話発生、SCOリンク切断まで〕
ST1〜ST4,ST10:第4パターンにおいても、上記のBT接続から終話発生、及びSCOリンク切断までの流れは同様に行われる。
〔第1問い合わせ:質問工程〕
ST11:音声リンク(SCOリンク)の切断を契機として、BTモジュール30が質問処理を実行し、第1問い合わせコマンドとして「AT+CIND?」で表記されるコマンドを生成する。
ST12:そしてBTモジュール30からBTAG18に対し、上記の「AT+CIND?」で表記される問い合わせイベントを発行する。
ST13:BTAG18はイベント受信処理を実行し、問い合わせイベントの「AT+CIND?」で表記されるコマンドを解釈する。そしてBTAG18は、そのコマンドに対する応答イベントを生成する。
ST14:そしてBTAG18は、生成した応答イベントをBTモジュール30に対して発行する。このとき実際に通話が終了していなければ、応答イベントの内容は「+CIEV(Call=1)」で表記される終話イベントとなる。
〔確認工程〕
ST15:この場合、BTモジュール30は受信処理を行い、BTAG18から通知された終話イベントを解釈する。
ST16:そしてBTモジュール30は、受け取った終話イベントの「+CIEV(Call=1)」をホストCPU28aに通知する。これによりホストCPU28aは、ハンズフリーシステム10において通話中の状態であることを確認することができる。
〔イベントトリガ発生〕
ST35:第4パターンでは、先の「ST14」で「+CIEV(Call=0)」以外の応答イベント、つまり、「+CIEV(Call=1)」の応答イベントを受け取った場合、これを契機としてBTモジュール30がイベントトリガを発生させる。その後もイベントトリガは、例えばタイマを用いた定期割り込みイベントとして発生させることもできるし、あるいはタイマを用いることなくランダムに発生させることもできる。
〔第2問い合わせ:質問工程〕
ST36:いずれにしても、イベントトリガが発生すると、BTモジュール30は質問処理を実行し、今度は第2問い合わせコマンドとして「AT+CLCC」を生成する。
ST37:そしてBTモジュール30からBTAG18に対し、問い合わせイベントの「AT+CLCC」を発行する。
ST38:BTAG18はイベント受信処理を実行し、問い合わせイベントの「AT+CLCC」で表記されるコマンドを解釈する。そしてBTAG18は、そのコマンドに対する応答イベントを生成する。
ST39:そしてBTAG18は、生成した応答イベントをBTモジュール30に対して発行する。上記のように、このとき実際に通話が終了していれば(通話していない状態)、応答イベントの内容は「OK」のみで表記されるものとなる。一方、未だ通話が終了していなければ(通話している状態)、応答イベントの内容は「OK+CLCC」で表記されるものとなる。
〔確認工程〕
ST40:BTモジュール30は受信処理を行い、BTAG18から通知された応答イベントの内容を解釈する。
ST41:そしてBTモジュール30は、受け取った応答イベントの「OK」又は「OK+CLCC」をホストCPU28aに通知する。これによりホストCPU28aは、例えば「OK」を受け取った場合はハンズフリーシステム10において通話が終了した状態(通話していない状態)にあることを確認することができる。一方、「OK+CLCC」を受け取った場合、ホストCPU28aは「+CLCC」にて通知された現在の通話状態を確認することができる。
第4パターンのシーケンス中、BTモジュール30が応答イベントの「OK」を受け取った場合、それによって終話を確認することができるが、「OK+CLCC」の応答イベントを受け取った場合、続けて以下の第5パターンのシーケンスを実行することができる。
〔第5パターン:第2問い合わせ・確認の反復〕
すなわち、先の「ST41」で「OK+CLCC」が通知された場合、BTモジュール30はその後も「ST35」でイベントトリガを発生させる。これにより、イベントトリガが発生するごとに「ST36」〜「ST41」までのシーケンスが繰り返し実行されることになる。なおイベントトリガは、定期的又は不定期に発生させることができる。
そしてこの後、例えば実際に遠端の固定電話機14にて通話を終了した場合、「ST39」でBTAG18から「OK」のみの応答イベントが通知される。これを受けて、BTモジュール30は「ST41」で「OK」のみをホストCPU28aに通知する。これにより、ホストCPU28aはハンズフリーシステム10による通話が終了した状態であることを確認することができる。
〔制御プログラムの例〕
以上に挙げた第1〜第5パターンの各シーケンスは、例えばBTモジュール30に以下の制御プログラムを組み込むことで実現できる。制御プログラムは、例えばBTモジュール30に内蔵されたROMに記憶しておくことができる。
〔通話確認処理〕
図7は、BTモジュール30が制御プログラムとして実行する通話確認処理の手順例を示すフローチャートである。BTモジュール30は、図7に示される通話確認処理を例えばハンズフリー通話中にタイマ割込処理として実行することができる。以下、手順例に沿って説明する。
ステップS100:処理開始に伴い、BTモジュール30はBTAG18から終話イベントの「+CIEV(Call=0)」が通知されたか否かを確認する。
ステップS101:その結果、実際に「+CIEV(Call=0)」が通知されていれば(ステップS100:Yes)、BTモジュール30はここで終話を確認し、この処理を終了する。
これに対し、BTAG18から終話イベントの「+CIEV(Call=0)」が通知されていなければ(ステップS100:No)、BTモジュール30は次にステップS102を実行する。
ステップS102:BTモジュール30は、BTAG18との間でSCOリンクが切断されたか否かを確認する。SCOリンクが未だ切断されていなければ(No)、BTモジュール30はステップS100に戻って終話イベントの確認を繰り返す。
〔第1パターンの場合〕
一方、SCOリンクが切断されたことを確認した場合(ステップS102:Yes)、BTモジュール30は次にステップS104に進む。
ステップS104:BTモジュール30は、BTAG18に対して問い合わせイベントの「AT+CIND?」を発行する。
ステップS106:そしてBTモジュール30は、BTAG18から応答イベントとして「+CIEV(Call=0)」が通知されたか否かを確認する。
ステップS101:その結果、実際に「+CIEV(Call=0)」の応答イベントが通知されていれば(ステップS106:Yes)、BTモジュール30はここで終話を確認し、この処理を終了する。
ここまでの手順により、上述した第1パターンによるシーケンス(図3)を実現することができる。次に、第2パターンによるシーケンス(図4)を実現するための手順について説明する。
〔第2パターンの場合〕
先のステップS102でSCOリンクが切断されたことを確認した場合(ステップS102:(Yes))、今度は図7中の接続記号「A」→「A」に従い、BTモジュール30は次にステップS108に進む。
ステップS108:BTモジュール30は、BTAG18に対して問い合わせイベントの「AT+CLCC」を発行する。
ステップS110:そしてBTモジュール30は、BTAG18から応答イベントとして「OK+CLCC」が通知されたか否かを確認する。
ステップS101:その結果、「OK」のみで表記された応答イベントが通知された場合(ステップS110:No)、BTモジュール30はここで終話を確認し、この処理を終了する。
ここまでの手順により、上述した第2パターンによるシーケンス(図4)を実現することができる。次に、第3パターンによるシーケンス(図5)を実現するための手順について説明する。
〔第3パターンの場合〕
先のステップS110でBTAG18から応答イベントとして「OK+CLCC」が通知されたことを確認した場合(ステップS110:Yes)、BTモジュール30は次にステップS112に進む。
ステップS112:この場合、BTモジュール30はイベントタイマをカウントする。具体的には、それまで停止していたタイマカウンタを起動し、そのカウントを開始する。
ステップS114:BTモジュール30は、予め設定されたカウント値(例えば数秒〜数十秒程度)にイベントタイマの値が達したか否かを確認する。未だカウント値に達していなければ(No)、BTモジュール30はステップS112に戻ってタイマカウントを継続する。
この後、イベントタイマの値がカウント値に達したことを確認すると(ステップS114:Yes)、BTモジュール30はイベントタイマを停止し、その値をリセットした上でステップS108に戻る。
これ以降、BTモジュール30はステップS108〜ステップS114を繰り返し実行する。これにより、BTモジュール30はBTAG18から「OK」の応答イベントが通知されるまで問い合わせイベントの「AT+CLCC」を繰り返し発行することで、上述した第3パターンによるシーケンスを実現することができる。
〔第4パターンの場合〕
図7中、ステップS102の判断が肯定(Yes)である場合、接続記号「A」→「A」に従ってステップS102からステップS108にジャンプすると第3パターンによるシーケンスとなる。これに対し、接続記号「A」→「A」に従わずにステップS104に進むと、上述した第4パターンによるシーケンス(図6)を実現することができる。
ステップS104:すなわちBTモジュール30は、BTAG18に対して問い合わせイベントの「AT+CIND?」を発行する(第1問い合わせ)。
ステップS106:そしてBTモジュール30は、BTAG18から応答イベントとして「+CIEV(Call=0)」が通知されたか否かを確認する。
ステップS101:その結果、実際に「+CIEV(Call=0)」の応答イベントが通知されていれば(ステップS106:Yes)、BTモジュール30はここで終話を確認し、この処理を終了する。
これに対し、先のステップS106でBTAG18から応答イベントとして「+CIEV(Call=0)」が通知されていなければ(ステップS106:No)、BTモジュール30は次にステップS108を実行する。
ステップS108:ここでBTモジュール30は、BTAG18に対して問い合わせイベントの「AT+CLCC」を発行する(第2問い合わせ)。
ステップS110:そしてBTモジュール30は、BTAG18から応答イベントとして「OK+CLCC」が通知されたか否かを確認する。
ステップS101:その結果、「OK」のみで表記された応答イベントが通知された場合(ステップS110:No)、BTモジュール30はここで終話を確認し、この処理を終了する。
ここまでの手順により、上述した第4パターンによるシーケンス(図6)を実現することができる。また、ステップS112以降を実行することで、上述した第5パターンによるシーケンス(同図)を実現することができる。
〔第5パターンの場合〕
すなわち、先のステップS110でBTAG18から応答イベントとして「OK+CLCC」が通知されたことを確認した場合(ステップS110:Yes)、BTモジュール30は次にステップS112に進む。
ステップS112:この場合、BTモジュール30はイベントタイマをカウントする。具体的には、それまで停止していたタイマカウンタを起動し、そのカウントを開始する。
ステップS114:BTモジュール30は、上記のカウント値にイベントタイマの値が達したか否かを確認する。未だカウント値に達していなければ(No)、BTモジュール30はステップS112に戻ってタイマカウントを継続する。
この後、イベントタイマの値がカウント値に達したことを確認すると(ステップS114:Yes)、BTモジュール30はイベントタイマを停止し、その値をリセットした上でステップS108に戻る。
これ以降、BTモジュール30はステップS108〜ステップS114を繰り返し実行する。これにより、BTモジュール30はBTAG18から「OK」の応答イベントが通知されるまで問い合わせイベントの「AT+CLCC」を繰り返し発行することで、上述した第5パターンによるシーケンスを実現することができる。
以上のように、本実施形態の通話確認方法によれば、BTAG18(携帯電話機18)がBT通信規格の一部の仕様を満足しないデバイスを搭載していたとしても、BTモジュール30からの問い合わせを行うことで、最終的に通話終了(終話)の状態をホストCPU28aで確認することができる。
したがって、ホストCPU28aがいつまでも終話を確認できないままハンズフリーシステム10の動作を不安定化させることがなく、終話を確認した場合はその後の動作(次の着信・発信によるハンズフリー通話、オーディオ出力等)をスムーズに実現することができる。
また、BT通信に対応している携帯電話機18であれば、その機種や型番に制約されることなく、これを車載電装ユニット12と組み合わせて容易にハンズフリーシステム10を構築することができる。したがって、ハンズフリーシステム10としての汎用性を向上し、より実用性の高い動作を保証することができる。
なお、図7に示されるフローチャートでは、最初にステップS100で「+CIEV(Call=0)」の終話イベントを受け取ったか否かを確認しているが、特にこのような条件を判断することなく、ステップS102から処理を開始してもよい。
本発明は、上述した一実施形態に制約されることなく、種々に変形して実施可能である。例えば、ハンズフリーシステム10は携帯電話機18と車載電装ユニット12との組み合わせだけでなく、その他の機器同士の組み合わせで構成されていてもよい。
また、ハンズフリーシステム10は、第1〜第5パターンの全ての通話確認方法を常に適用するのではなく、いずれかの通話確認方法を選択的に適用するだけでもよい。
10 ハンズフリーシステム
12 車載電装ユニット
14 固定電話機
16 基地局
18 携帯電話機(BTAG)
24 スピーカ
26 マイク
28 制御部
28a ホストCPU
30 BTモジュール

Claims (3)

  1. 電話回線に接続可能な携帯機器と、この携帯機器との間で相互に通信を行うことで前記携帯機器とは別の設備を用いて前記電話回線を通じたハンズフリー通話を可能とする通話機器とを備えたハンズフリーシステムの通話確認方法であって、
    前記通話機器から前記携帯機器に対して前記電話回線との接続に関する動作状態を問い合わせる質問工程と、
    前記問い合わせに対する前記携帯機器からの応答結果に基づき前記通話機器にてハンズフリーシステムによる通話の状態を確認する確認工程とを有し、
    前記質問工程では、前記携帯機器と前記通話機器との間での音声リンクが切断されたことを契機として、前記通話機器から前記携帯機器に対して前記電話回線を用いた通話がいかなる状態にあるかの問い合わせを行い、前記問い合わせに対して前記携帯機器から未だ通話を終了していない旨の応答があった場合、その後に前記携帯機器から通話を終了した旨の応答があるまで所定の待ち時間をおいて前記質問工程での問い合わせを繰り返すことを特徴とするハンズフリーシステムの通話確認方法。
  2. 電話回線に接続可能な携帯機器と、この携帯機器との間で相互に通信を行うことで前記携帯機器とは別の設備を用いて前記電話回線を通じたハンズフリー通話を可能とする通話機器とを備えたハンズフリーシステムの通話確認方法であって、
    前記通話機器から前記携帯機器に対して前記電話回線との接続に関する動作状態を問い合わせる質問工程と、
    前記問い合わせに対する前記携帯機器からの応答結果に基づき前記通話機器にてハンズフリーシステムによる通話の状態を確認する確認工程とを有し、
    前記質問工程では、
    前記携帯機器と前記通話機器との間での音声リンクが切断されたことを契機として、前記通話機器から前記携帯機器に対して前記電話回線を用いた通話が終了したか否かの第1問い合わせを行い、その結果、前記携帯機器から通話が終了した旨の応答がない場合、前記通話機器から前記携帯機器に対して前記電話回線を用いた通話がいかなる状態にあるかの第2問い合わせを行うことを特徴とするハンズフリーシステムの通話確認方法。
  3. 請求項に記載のハンズフリーシステムの通話確認方法において、
    前記質問工程での前記第2問い合わせに対して前記携帯機器から未だ通話を終了していない旨の応答があった場合、その後に前記携帯機器から通話を終了した旨の応答があるまで所定の待ち時間をおいて前記質問工程での問い合わせを繰り返すことを特徴とするハンズフリーシステムの通話確認方法。
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