JP2005033672A - ハンズフリー電話装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 運転中のユーザが車両を一時的に停車させることなく新たな移動体電話機を使用してハンズフリー通話を再開する。
【解決手段】 ハンズフリー電話装置10は、少なくとも複数の移動体電話機20A,20B,・・・,20Nのそれぞれのバッテリ残量を示すバッテリ残量情報に基づいて、通話を行っている移動体電話機20Aのバッテリ残量が所定値以下にまで低下したことを検出した場合には、移動体電話機20Aよりもバッテリ残量が多い他の移動体電話機を介した通話に切り替える。これにより、このハンズフリー電話装置10は、運転中のユーザが車両を一時的に停車させることなく新たな移動体電話機を使用してハンズフリー通話を再開する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、移動体電話機との間で無線通信を行うことによって当該移動体電話機を介して他の電話装置との間で通話を行うことにより、ハンズフリー状態での通話を可能とするハンズフリー電話装置に関する。
従来より、車両の運転中における通話を可能とするために、マイクロフォンやスピーカ等からなるハンズフリー電話装置が、例えば下記の特許文献1などにて知られている。
この特許文献1に記載された技術は、ハンズフリー通話に使用する移動体電話機を1台に限定するのではなく、複数の移動体電話機のうち、適切な移動体電話機を選択してハンズフリー通話を行うものである。
具体的には、このハンズフリー電話装置は、携帯電話機を特定する情報によって当該携帯電話機をハンズフリー通話用の携帯電話機として登録し、これら登録された携帯電話機が複数ある場合には、何れかの携帯電話機を選択し、選択された携帯電話機を介してハンズフリー状態での通話を行う。特に、このハンズフリー電話装置は、無線接続可能な範囲内に存在する複数の携帯電話機を特定するために、各携帯電話機の電話番号と優先順位とをあわせて登録する。そして、このハンズフリー電話装置では、何れかの携帯電話機を使用してハンズフリー通話をする場合には、通信可能状態にあって且つ優先順位が最も高い携帯電話機を選択している。
特開2002−223288号公報
しかしながら、従来のハンズフリー電話装置においては、一般に、ハンズフリー通話が運転者にとって必要であるので、当該運転者が運転中に移動体電話機を助手席に置いた状態でハンズフリー通話を行っているような状況下で、当該移動体電話機のバッテリが消費されて電源が落ちた場合には、通話が切断されてしまうことになる。したがって、従来のハンズフリー電話装置においては、このような状況に陥った場合には、安全な場所で車両を一時的に停車させ、再度通話を試みる必要があり、利便性に欠けるというも問題点が存在していた。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、通話処理をしている移動体電話機が通信不能となる場合であっても他の移動体電話機を使用してハンズフリー通話を再開して、ユーザの利便性を向上させることができるハンズフリー電話装置を提供することを目的とする。
本発明に係るハンズフリー電話装置では、移動体電話機との間で近距離無線通信を行うことにより当該移動体電話機を介して、他の電話装置との間で通話処理を行うに際して、複数の前記移動体電話機との間で近距離無線通信を行う近距離無線通信手段により、複数の移動体電話機のそれぞれのバッテリ残量を示すバッテリ残量情報を受信して、記憶手段に記憶しておく。そして、このハンズフリー電話装置では、制御手段により、複数の移動体電話機のうち、他の電話装置との間で通話処理を行っている移動体電話機のバッテリ残量が所定値以下にまで低下したことを記憶手段に記憶された複数のバッテリ残量情報に基づいて検出した場合には、当該通話処理を行っている移動体電話機よりもバッテリ残量が多い他の移動体電話機との間で近距離無線通信を行うように近距離無線通信手段を制御し、他の電話装置との間で通話処理を行う移動体電話機を切り換えることにより、上述の課題を解決する。
本発明に係るハンズフリー電話装置によれば、通話処理を行っている移動体電話機よりもバッテリ残量が多い他の移動体電話機との間で近距離無線通信を行い、他の電話装置との間で通話処理を行う移動体電話機を切り換えるので、運転中のユーザが車両を一時的に停車させることなく新たな移動体電話機を使用してハンズフリー通話を再開することができ、ユーザの利便を向上させることができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明は、例えば携帯電話機等の移動体電話機との間で近距離無線通信を行うことによって当該移動体電話機を介してハンズフリー状態での通話を実現するハンズフリー電話システムにおけるハンズフリー電話装置に適用される。特に、この実施形態では、例えば運転者が複数の移動体電話機を所持している場合や、運転者や後部座席等に座っている乗員が複数の移動体電話機を所持している場合といったように、車両内に複数の移動体電話機が存在する場合に、ハンズフリー電話装置と複数の移動体電話機との間で近距離無線通信を行うことによって何れかの移動体電話機を介したハンズフリー通話を行うものについて説明する。
なお、以下では、ハンズフリー電話装置と移動体電話機との間で行われる近距離無線通信方式の具体例として、いわゆるブルートゥース(Bluetooth(登録商標))規格に準拠した無線通信を行うものとして説明する。
[ハンズフリー電話システムの構成]
このハンズフリー電話システムは、図1に示すように、本発明を適用したハンズフリー電話装置10をマスタ機器とすると共に、複数の移動体電話機20A,20B,・・・,20N(以下、総称するときには単に「移動体電話機20」と呼ぶ。)をスレーブ機器とし、当該マスタ機器とスレーブ機器との間で近距離無線通信を行ういわゆるピコネット構成とされる。すなわち、各移動体電話機20は、ハンズフリー電話装置10からの命令に従って近距離無線通信を開始し、当該近距離無線通信がハンズフリー電話装置10により制御される。なお、ピコネットとは、ブルートゥース規格に従った通信処理をする端末同士を近付けた際に、当該端末間で一時的に形成されるネットワークである。
このハンズフリー電話システムにおいて、移動体電話機20A,20B,・・・,20Nは、それぞれ、ブルートゥース規格に準拠した通信プロトコルに基づいて、自己のバッテリ残量を示すバッテリ残量情報をハンズフリー電話装置10に送信する。このとき、移動体電話機20A,20B,・・・,20Nは、それぞれ、ブルートゥース規格の上位レイヤ(プロファイル)に含まれる通信プロトコルを使用して、自己のバッテリ残量情報をハンズフリー電話装置10に送信する。ハンズフリー電話装置10は、移動体電話機20A,20B,・・・,20Nのそれぞれから受信したバッテリ残量情報を後述するRAM(Random Access Memory)等の記憶手段に記憶する。
このようなハンズフリー電話システムにおいては、例えば図1に示すように、移動体電話機20Aを介して通話を行っている際に、当該移動体電話機20Aのバッテリ残量が所定値以下にまで低下したことをハンズフリー電話装置10が検出すると、例えば図2に示すように、バッテリ残量が多い他の移動体電話機20Bを介した通話に切り替える。以下、このような制御を実現するための詳細について説明する。
[ハンズフリー電話装置の構成]
ハンズフリー電話装置10は、図3に示すように、移動体電話機20及び例えば移動体通信網NTを介して、通話相手の移動体電話機50と接続する。これにより、ハンズフリー電話装置10は、移動体電話機50との間での通話処理を可能とする。
このハンズフリー電話装置10は、移動体電話機20との間で近距離無線通信を行うためのアンテナ31、RF(Radio Frequency)処理部、BB(Base Band)処理部及びブルートゥース用CPU(Central Processing Unit)を備える。
アンテナ31は、移動体電話機20A,20B,・・・,20Nから送信された無線電波を受信し、図示しない共用器を介してRF信号としてRF部32に供給する。また、アンテナ31は、RF部32から供給されたRF信号を、図示しない共用器を介して電波として移動体電話機20A,20B,・・・,20Nに送信する。
RF処理部32は、アンテナ31から供給されたRF信号に例えば所定の逆拡散処理及び復調処理といったブルートゥース規格における下位レイヤの処理を施し、得られたベースバンド信号をBB処理部33に供給する。また、RF処理部32は、BB処理部33から供給されたベースバンド信号に例えば所定の変調処理及び拡散処理といったブルートゥース規格における下位レイヤの処理を施し、得られたRF信号をアンテナ31に供給する。
BB処理部33は、移動体電話機20A,20B,・・・,20Nとの間で近距離無線通信を行うためのプロトコルを規定するために設けられ、RF処理部32から供給されたベースバンド信号に所定のベースバンド処理を施し、得られた信号をブルートゥース用CPU34に供給する。また、BB処理部33は、ブルートゥース用CPU34から供給された信号に所定のベースバンド処理を施し、得られたベースバンド信号をRF処理部32に供給する。
ブルートゥース用CPU34は、例えばEEPROM36や図示しないメモリに記憶された通信制御プログラムに従った処理をすることにより、BB処理部33から供給された信号又はメインCPU37から供給された情報に、例えばプロトコル処理やプロファイル処理といったブルートゥース規格におけるの上位レイヤの処理を施す。
具体的には、ブルートゥース用CPU34は、移動体電話機20から情報を受信するに際して、ブルートゥース用CPU34からベースバンド信号が送られた場合には、当該ベースバンド信号が示すパケットデータを解釈し、当該パケットデータに含まれる情報を取り出す。この情報としては、通話内容を示す音声データや、移動体電話機20のバッテリ残量を示すバッテリ残量情報等がある。
また、ブルートゥース用CPU34は、移動体電話機20に情報を送信するに際して、後述するメインCPU37からの情報を含むブルートゥース規格に従ったパケットデータを作成する。このメインCPU37からの情報としては、音声内容を示す音声データ等がある。また、このブルートゥース用CPU34は、何れかの移動体電話機20との間での通信を確立する処理や、再送制御処理等の通信制御処理を実行する。
なお、図3においては、このブルートゥース用CPU34とメインCPU37とが別構成とされているが、処理能力が高いCPUであれば、ブルートゥース用CPU34は、メインCPU37と物理的に1つに構成してもよい。
また、ハンズフリー電話装置10は、ハンズフリー通話処理に関するアプリケーション処理を行うためのRAM35、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)36及びメインCPU37、音声に関する処理を行う音声処理部38を備える。
RAM35は、メインCPU37に接続され、例えば図4に示すように、少なくとも、当該メインCPU37から供給された移動体電話機20A,20B,・・・,20Nのバッテリ残量情報、当該ハンズフリー電話装置10が接続する移動体電話機20A,20B,・・・,20N間での優先順位を示す接続優先順位情報、並びに当該ハンズフリー電話装置10の発信履歴及び着信履歴を示す発着信履歴情報を、各メモリアドレスにしたがって一時的に記憶する。このRAM35に記憶された各種情報は、メインCPU37により書き込まれると共に、メインCPU37によって任意に読み出される。
EEPROM36は、メインCPU37に接続され、例えば移動体電話機20A,20B,・・・,20Nのそれぞれから転送されて当該メインCPU37を介して供給された個人情報等の各種情報を電気的に書き換え可能に記憶する。このEEPROM36に記憶された各種情報は、メインCPU37により書き込まれると共に、メインCPU37によって任意に読み出される。
音声処理部38は、メインCPU37に接続され、移動体電話機20A,20B,・・・,20Nのそれぞれから受信して当該メインCPU37を介して供給された音声データに所定の復号処理を施し、得られた音声信号を当該メインCPU37を介してスピーカ41に供給する。また、音声処理部38は、マイクロフォン42によって入力されて当該メインCPU37を介して供給された音声信号に所定の符号化処理を施し、得られた音声データを移動体電話機20A,20B,・・・,20Nに送信すべく、当該メインCPU37に供給する。
メインCPU37は、例えばEEPROM36や図示しないメモリに記憶されたアプリケーションプログラムを実行することにより、ハンズフリー電話装置10のアプリケーション処理を実行する。これにより、メインCPU37は、移動体電話機20A,20B,・・・,20Nや移動体電話機50から送られたデータや情報に関する処理をすると共に、移動体電話機20A,20B,・・・,20Nのそれぞれに与える命令を生成する処理等を実行する。なお、このメインCPU37の具体的な処理内容については後述する。
更に、ハンズフリー電話装置10は、ハンズフリー通話を行うに際してユーザのインターフェースとなるインターフェース部39、スピーカ40及びマイク41を備える。
インターフェース部39は、メインCPU37に接続され、ディスプレイ形式のユーザインターフェースとして構成される。
具体的には、このインターフェース部39は、発信及び着信した電話番号等のメインCPU37を介して供給された各種情報を表示する表示部39Aと、各種入力操作を行うための操作ボタン等からなる操作入力部39Bとを有する。ここで、操作入力部39Bは、表示部39Aに表示されている操作ボタン等に対してなされた操作を検出して、検出した操作内容を示す操作入力信号を生成するタッチパネル構成とされる。
このようなインターフェース部39は、メインCPU37からの表示データに従って各種情報を表示してユーザに提示すると共に、ユーザの操作内容を示す操作入力信号をメインCPU37に送る。
スピーカ41は、メインCPU37に接続され、音声処理部38及び当該メインCPU37を介して供給された移動体電話機20からの音声信号を出力する。これにより、ハンズフリー電話装置10のユーザは、各移動体電話機20を操作することなく、通話相手の音声を聴取することが可能となる。
マイクロフォン42は、メインCPU37に接続され、入力した音声信号を当該メインCPU37を介して音声処理部38に供給する。これにより、当該ハンズフリー電話装置10のユーザは、各移動体電話機20を操作することなく、自己の音声を通話相手に聴取させることが可能となる。
[ハンズフリー電話システムの動作]
つぎに、上述したように構成されたハンズフリー電話システムにおいて、ハンズフリー電話装置10により、移動体電話機50との間で通信をする移動体電話機20を切り換える処理について図5〜図7のフローチャートを参照して説明する。
まず、ハンズフリー電話システムのハンズフリー電話装置10では、図5に示すように、車両のイグニッションキーがオンとされて起動すると、メインCPU37により、アンテナ31の近距離無線通信による通信範囲内に存在する移動体電話機20を検出する。このとき、メインCPU37では、自己の存在を返信する命令を示す無線電波をBB処理部33、RF処理部32及びアンテナ31により送信させ、移動体電話機20からの返信電波によって、現在ハンズフリー電話装置10との間で近距離無線通信が可能な移動体電話機20を認識する。
そして、メインCPU37では、近距離無線通信が可能な移動体電話機20を認識すると、各移動体電話機20に関する情報をEEPROM36に登録すると共に、当該移動体電話機20を示す表示データを表示部39Aに表示させる。これにより、メインCPU37は、表示部39Aの表示画面に対して、移動体電話機50との間で優先して通信をする移動体電話機20を指定する操作を促す状態となる。
そして、メインCPU37は、操作入力部39Bから各移動体電話機20の接続優先順位を指定する操作入力信号を入力すると、接続優先順位と共に移動体電話機20を登録する(ステップS1)。このとき、メインCPU37では、各移動体電話機20についての接続優先順位情報を生成して(ステップS2)、RAM35に記憶させる(ステップS3)。この接続優先順位とは、通話している移動体電話機20のバッテリ残量が低下した場合に、バッテリ残量が多い他の移動体電話機20に切り替えを行うが、バッテリ残量が同じ移動体電話機20が複数検出された場合に優先的に接続する移動体電話機20を示す順位である。
なお、この処理では、説明の便宜上、移動体電話機20Aの接続優先順位が最も高いものとする。これ以降、メインCPU37は、バッテリ残量情報を例えば所定時間間隔で返信することを示す命令を移動体電話機20A,20B,・・・,20Nのそれぞれに送信し、各移動体電話機20から所定時間間隔でバッテリ残量情報を受信したことに応じて、RAM35のバッテリ残量情報を更新する処理をする。
次のステップS4において、メインCPU37は、ステップS3にて登録された優先順位が最も高い移動体電話機20Aを介して、移動体電話機50との間で通信を確立する状態となる。
ここで、メインCPU37では、移動体電話機50から移動体電話機20Aに着信が発生したことを示すデータをブルートゥース用CPU34から入力した場合には(ステップS4)、着信発生時に移動体電話機20Aにて受信した移動体電話機50の電話番号情報を、当該移動体電話機20Aに対応した着信履歴情報としてRAM35に記憶する(ステップS5)。
また、メインCPU37では、操作入力部39Bから移動体電話機50に発信することを示す操作入力信号を入力した場合には、接続優先順位が最も高い移動体電話機20Aを介して発信をすることを指令するデータを移動体電話機20Aに送信して(ステップS4)、発信発生時の移動体電話機50の電話番号情報を、発信履歴情報としてRAM35に記憶する(ステップS5)。
これにより、移動体電話機20Aでは、移動体電話機50に関する電話番号情報を用いて発信をして、移動体電話機50との間で移動体通信網NTを介した通信を確立する。
続いて、メインCPU37は、ステップS6において、メインCPU37により、受信した移動体電話機20Aのバッテリ残量情報に基づいて当該移動体電話機20Aのバッテリ残量が所定値以下にまで低下したことを検出すると、ステップS7において、移動体電話機20Aのバッテリ残量と、他の移動体電話機20B,・・・,20Nのそれぞれのバッテリ残量をコンパレータ等を用いて比較する。
なお、ブルートゥース規格においては、バッテリ残量を、“3”を満充電状態とすると共に“0”を残量がないものとし、“0,1,2,3”の4段階のレベルで表すことが規定されている。したがって、メインCPU37は、移動体電話機20Aのバッテリ残量が、レベル“1”にまで低下したことを検出した場合に、他の移動体電話機20B,・・・,20Nのそれぞれのバッテリ残量を比較することになる。
そして、メインCPU37は、ステップS8において、通話を行っている移動体電話機20Aよりもバッテリ残量が多い移動体電話機が検出できたか否かを判定する。
ここで、メインCPU37は、移動体電話機20Aよりもバッテリ残量が多い移動体電話機が検出できなかったと判定した場合には、図7中ステップS14へと処理を移行し、通話に使用する移動体電話機の切り替えを行わず、移動体電話機20Aを介した通話を維持し、一連の処理を終了する。
一方、メインCPU37は、移動体電話機20Aよりもバッテリ残量が多い移動体電話機が検出できたと判定した場合には、図6中ステップ9へと処理を移行し、移動体電話機20Aよりもバッテリ残量が多い移動体電話機が何台検出できたか否かを判定する。
ここで、メインCPU37は、移動体電話機20Aよりもバッテリ残量が多い移動体電話機が1台だけ検出できたと判定した場合には、ステップS10において、当該他の移動体電話機を移動体電話機50への通信先を移動体電話機20Aから切り替えるべき移動体電話機として選択して近距離無線通信により接続し、図7に示す切り替えフローへと処理を移行する。
一方、メインCPU37は、バッテリ残量が多い移動体電話機が2台以上検出できたと判定した場合には、ステップS11において、検出した移動体電話機のうち、図5中ステップS2にて登録した接続優先順位が最も高い移動体電話機を切り替えるべき移動体電話機として選択して近距離無線通信により接続し、図7に示す切り替えフローへと処理を移行する。
なお、ここでは、説明の便宜上、移動体電話機20Bを切り替えるべき移動体電話機として選択して接続したものとする。
メインCPU37は、図7に示す切り替えフローへと処理を移行すると、ステップS12において、スピーカ41及び表示部39Aを駆動制御して、通話を行っている移動体電話機20Aのバッテリ残量が少なくなった旨をユーザに通知する。例えば、メインCPU37は、「バッテリ残量が少なくなりました。移動体電話機20Bに切り替えますか Yes or No」といった確認メッセージを、スピーカ41による音声及び表示部39Aによる表示を介して通知する。これにより、メインCPU37では、ユーザに「Yes」又は「No」の何れか表示部39Aに選択して操作することを促す。
続いて、メインCPU37は、ステップS13において、ユーザが操作入力部39Bを介してステップS12における確認メッセージに応じた操作入力信号が、移動体電話機を切り替える内容であるか否かを判定する。
ここで、メインCPU37は、移動体電話機を切り替えない(No)との操作入力信号を入力したと判定した場合には、ステップS14へと処理を移行し、通話に使用する移動体電話機の切り替えを行わず、移動体電話機20Aを介した通話を維持し、一連の処理を終了する。
一方、メインCPU37は、移動体電話機を切り替える(Yes)との操作入力信号を入力したと判定した場合には、ステップS15において、通話相手の移動体電話機50に、例えば「バッテリ残量が少なくなりましたので、通話を切断します。新たな移動体電話機20Bを使用して電話を掛け直します。」といった音声メッセージを含むデータをブルートゥース用CPU34に送って、移動体電話機20Aを介して送信させる。
そして、メインCPU37は、ステップS16において、通話相手の移動体電話機50との通話を切断する命令を含むデータをブルートゥース用CPU34に送って、移動体電話機20Aに送信させる。これにより、ハンズフリー電話装置10では、移動体電話機20Aとの間の近距離無線通信を切断し、移動体電話機20Aと移動体電話機50との通話を切断する。
次にメインCPU37では、通話が切断されたことを確認した上で、RAM35に記憶されている発着信履歴情報に基づいて、移動体電話機20Bを介して移動体電話機50に発信する命令を示すデータをブルートゥース用CPU34に送ることにより、当該命令を移動体電話機20Bに送り、ステップS17において、移動体電話機20Bと移動体電話機50との通話を開始させ、一連の処理を終了する。
これにより、ハンズフリー電話システムにおいては、通話中、上述した一連の処理を繰り返し行うことにより、通話に使用する移動体電話機20の切り替えをともなうハンズフリー通話を実現する。
[実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本発明を適用したハンズフリー電話装置10によれば、複数の移動体電話機20A,20B,・・・,20Nのそれぞれのバッテリ残量情報に基づいて、通話を行っている移動体電話機20Aのバッテリ残量が所定値以下にまで低下したことを検出した場合には、当該移動体電話機20Aよりもバッテリ残量が多い他の移動体電話機20Bを介した通話に切り替えることにより、運転中のユーザが車両を一時的に停車させることなく新たな移動体電話機を使用してハンズフリー通話を再開することができ、ユーザの利便を向上させることができる。
また、このハンズフリー電話装置10によれば、移動体電話機50との間で通話処理を行っている移動体電話機20Aのバッテリ残量が所定値以下にまで低下したことを検出した場合には、移動体電話機20Aを介した通話を切断し、RAM35に記憶されている発着信履歴情報に基づいて、他の移動体電話機20Bを介して通話相手の移動体電話機50に発信させる。したがって、このハンズフリー電話装置10は、確実に通話相手とのハンズフリー通話の切り替えを実現することができる。
更に、このハンズフリー電話装置10によれば、複数の移動体電話機20A,20B,・・・,20Nのうち優先的に接続する移動体電話機の示す順位である接続優先順位を登録しており、通話を行っていない他の移動体電話機20B,・・・,20Nのうち、登録した接続優先順位が最も高い移動体電話機を切り替えるべき移動体電話機として選択することにより、接続優先順位に基づいた適切な移動体電話機の選択を行うことができ、確実にハンズフリー通話の切り替えを行うことができる。
更にまた、このハンズフリー電話装置10によれば、移動体電話機20Aのバッテリ残量が所定値以下にまで低下した場合には、スピーカ41及び表示部39Aを介して、移動体電話機20Aのバッテリ残量が少なくなった旨をユーザに通知するので、ユーザが通話に使用している移動体電話機20Aのバッテリ残量を把握することができる。したがって、このハンズフリー電話装置10は、通話が突発的に切断される事態を事前に回避することを可能とし、通話が切断されることによる不快感や焦燥感をユーザから払拭することができる。
また、このハンズフリー電話装置10によれば、他の移動体電話機20Bを介して通話相手の移動体電話機50に発信する場合には、移動体電話機50に、バッテリ残量が少なくなった移動体電話機20Aから他の移動体電話機20Bを介した通話に切り替える旨を通知するので、通話に使用する移動体電話機を切り替えた場合には、通話が一旦切断されることになるものの、予め通話が切断される旨が通話相手に通知し、且つ迅速に再通話を開始するので、通話が突発的に切断されることによって通話相手が不快感を覚える事態を緩和することができる。
なお、このハンズフリー電話システムにおいて、ハンズフリー装置10と複数の移動体電話機20A,20B,・・・,20Nとの間で行う無線通信方式としては、ブルートゥースに準拠したものを適用することができる。したがって、ハンズフリー電話装置10は、ブルートゥースに規定されている各種機能を利用することができ、実装も容易となるという利点がある。
なお、上述の実施形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外の形態であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明を適用したハンズフリー電話装置と、移動体電話機との関係について説明するためのブロック図である。 本発明を適用したハンズフリー電話装置と、移動体電話機との関係について説明するためのブロック図であって、移動体電話機を介して通話を行っている際に、当該移動体電話機のバッテリ残量が所定値以下にまで低下したことを検出した場合に、バッテリ残量が多い他の移動体電話機を介した通話に切り替えた場合を説明するための図である。 本発明を適用したハンズフリー電話装置を含むハンズフリー電話システムの構成を示すブロック図である。 本発明を適用したハンズフリー電話装置が有するRAMに記憶される各種情報を示す図である。 本発明を適用したハンズフリー電話装置により、ハンズフリー通話を行う際の一連の処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用したハンズフリー電話装置により、ハンズフリー通話を行う際の一連の処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用したハンズフリー電話装置により、ハンズフリー通話を行う際の一連の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 ハンズフリー電話装置
20 移動体電話機
31 アンテナ
32 RF処理部
33 BB処理部
34 ブルートゥース用CPU
35 RAM
36 EEPROM
37 メインCPU
38 音声処理部
39 インターフェース部
39A 表示部
39B 操作入力部
40 スピーカ
41 マイク

Claims (6)

  1. 移動体電話機との間で近距離無線通信を行うことにより当該移動体電話機を介して、他の電話装置との間で通話処理を行うハンズフリー電話装置において、
    複数の前記移動体電話機との間で近距離無線通信を行う近距離無線通信手段と、
    前記近距離無線通信手段により受信した複数の移動体電話機のそれぞれのバッテリ残量を示すバッテリ残量情報を記憶する記憶手段と、
    前記複数の移動体電話機のうち、前記他の電話装置との間で通話処理を行っている移動体電話機のバッテリ残量が所定値以下にまで低下したことを前記記憶手段に記憶された複数のバッテリ残量情報に基づいて検出した場合には、当該通話処理を行っている移動体電話機よりもバッテリ残量が多い他の移動体電話機との間で近距離無線通信を行うように前記近距離無線通信手段を制御して、前記他の電話装置との間で通話処理を行う移動体電話機を切り換える制御手段と
    を備えることを特徴とするハンズフリー電話装置。
  2. 前記記憶手段は、各移動体電話機の発信履歴及び着信履歴を示す発着信履歴情報を記憶し、
    前記制御手段は、前記通話処理を行っている移動体電話機のバッテリ残量が所定値以下にまで低下したことを検出した場合には、当該通話処理を行っている移動体電話機を介した通話を切断し、前記記憶手段に記憶されている発着信履歴情報に基づいて、前記他の移動体電話機により発信させることを特徴とする請求項1に記載のハンズフリー電話装置。
  3. 前記複数の移動体電話機のうち優先的に接続する移動体電話機を示す順位である接続優先順位を登録する登録手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記他の移動体電話機のうち、前記登録手段により登録した接続優先順位が最も高い移動体電話機を、前記通話処理を行っている移動体電話機から切り替えるべき移動体電話機として選択することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のハンズフリー電話装置。
  4. 前記通話処理を行っている移動体電話機のバッテリ残量が所定値以下にまで低下した場合に、当該通話処理を行っている移動体電話機のバッテリ残量が少なくなった旨を通知する通知手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のハンズフリー電話装置。
  5. 前記制御手段は、前記他の移動体電話機により発信させる場合には、当該通話相手の電話装置に、前記通話処理を行っている移動体電話機から他の移動体電話機を介した通話に切り替える旨を通知することを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載のハンズフリー電話装置。
  6. 前記複数の移動体電話機との間で行う前記近距離無線通信方式は、ブルートゥースに準拠したものであることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載のハンズフリー電話装置。
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