JP2016015368A - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016015368A
JP2016015368A JP2014135767A JP2014135767A JP2016015368A JP 2016015368 A JP2016015368 A JP 2016015368A JP 2014135767 A JP2014135767 A JP 2014135767A JP 2014135767 A JP2014135767 A JP 2014135767A JP 2016015368 A JP2016015368 A JP 2016015368A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
wiring
transistor
contact
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014135767A
Other languages
English (en)
Inventor
伸一 ▲高▼山
伸一 ▲高▼山
Shinichi Takayama
梶谷 一彦
Kazuhiko Kajitani
一彦 梶谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Micron Technology Inc
Original Assignee
Micron Technology Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Micron Technology Inc filed Critical Micron Technology Inc
Priority to JP2014135767A priority Critical patent/JP2016015368A/ja
Publication of JP2016015368A publication Critical patent/JP2016015368A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mram Or Spin Memory Techniques (AREA)
  • Hall/Mr Elements (AREA)

Abstract

【課題】メモリセルにアクセスするための信号線における寄生抵抗値を低減する。【解決手段】半導体装置は、第1の方向に延在する第1及び第2グローバルビット線と、第1及び第2ローカルソース線と、第1及び第2ローカルビット線と、第1及び第2の不揮発性メモリセルと、第2の方向に延在する第1及び第2ゲート配線と、第1及び第2中間配線と、第1〜第4階層トランジスタと、第1中間配線と第1ローカルビット線とに接する第1コンタクトと、前記第2中間配線と前記第2ローカルビット線とに接する第2コンタクトと、を備える。また、第1〜第4階層トランジスタは、第2方向に配置され、第2不揮発性メモリ素子、第2階層トランジスタ及び第4階層トランジスタは、第1方向に配置され、且つ、第1不揮発性メモリ素子、第1階層トランジスタ及び第3階層トランジスタと平行に配置される。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置及び半導体装置の製造方法に関する。特に、記憶素子を備える半導体装置及び半導体装置の製造方法に関する。
記憶素子(メモリセル)を備える半導体メモリの一種として、磁気抵抗ランダムアクセスメモリセル(MRAM:Magnetoresistive Random Access Memory)やスピン注入磁気反転型の磁気抵抗ランダムアクセスメモリセルであるSTT−RAM(Spin Torque Transfer Random Access Memory)が知られている。
例えば、特許文献1の図3及び図4は、MTJ(MTJ;Magnetic Tunnel Junction)素子を開示し、このMTJ素子は、スピン注入磁化反転方式により2つの定常状態を取り得る。特許文献1の図2は、当該MTJ素子をメモリセルとして使用するメモリセルアレイを開示し、このメモリセルは、ワード線と、第1及び第2のビット線と、にアクセスされる。
特開2008−310876号公報(図2、図3、図4)
上記先行技術文献の開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。以下の分析は、本発明者らによってなされたものである。
STT−RAMに関する製造工程は、上述の特許文献1では開示されていない。また、ローカルビット線、ローカルソース線、グローバルビット線、グローバルソース線、及びそれらを接続する階層スイッチを有する階層構造に関する製造工程も、上述の特許文献1では開示されていない。
STT−RAMメモリを含む半導体メモリにおいて、記憶容量の大容量化や製造コストを削減するため、レイアウトサイズを縮小化することが要求される。そのため、ビット線やソース線は、狭いメモリセルピッチ内に収容され、狭い配線幅に対応できることが要求される。
そのため、メモリ素子、トランジスタ、コンタクト、及び配線等の半導体装置の構造に関して、面積、幅、及び高さなどのサイズを正確に合せることによって、半導体装置及びそれを製造する方法を最適化することが要求される。
次に、STT−RAMメモリを含む半導体メモリにおいて、ビット線やソース線の配線材料として、タングステンや銅のような低抵抗な物質が使われる。
しかし、上述したSTT−RAMメモリでは、MTJ素子が示す抵抗値は極めて小さい。そのため、ビット線やソース線の配線抵抗値は、配線材料として、上述のような低抵抗な物質を使用したとしても、MTJ抵抗値に対して無視できないほど大きくなることが懸念される。
MTJ素子をメモリセルとして用いる半導体メモリでは、固定層と自由層の磁化の向きに応じてメモリセルの抵抗値が異なることに起因する電流値の相違から、読み出したデータの判別を行う。そのため、ビット線やソース線の配線抵抗値がMTJ抵抗値に対して無視できないほど大きくなると、配線の寄生抵抗値がばらつくことで、読み出しデータの誤判定の原因となり得る。即ち、配線の寄生抵抗値が高いと、リードマージンが劣化する可能性がある。
配線の寄生抵抗値がばらつきを抑える点からも、メモリ素子、トランジスタ、コンタクト、及び配線等の半導体装置の構造に関して、面積、幅、及び高さなどのサイズを正確に合せることによって、半導体装置及びそれを製造する方法を最適化することが要求される。
本発明の第1の視点によれば、それぞれが、第1配線層に形成され、第1方向に延在し、互いに電気的に接続される第1及び第2グローバルビット線と、それぞれが、前記第1配線層に形成され、前記第1方向に延在する第1及び第2ローカルソース線と、それぞれが、前記第1配線層と異なる高さに位置する第2配線層に形成され、前記第1方向に延在する第1及び第2ローカルビット線と、前記第1ローカルビット線と第1ローカルソース線との間に形成される第1不揮発性メモリセルと、前記第2ローカルビット線と第2ローカルソース線との間に形成される第2不揮発性メモリセルと、それぞれが、前記第1及び第2配線層と異なる高さに位置し、前記第1方向と略直交する第2方向に延在する第1及び第2ゲート配線と、それぞれが、前記第1及び第2配線層と異なる高さに位置し、前記第2方向に延在する第1及び第2中間配線と、前記第1中間配線と前記第1グローバルビット線との間に形成され、前記第1ゲート配線に電気的に接続されるゲートを有する第1階層トランジスタと、前記第1中間配線と前記第2グローバルビット線との間に形成され、前記第1ゲート配線に電気的に接続されるゲートを有する第2階層トランジスタと、前記第2中間配線と前記第1グローバルビット線との間に形成され、前記第2ゲート配線に電気的に接続されるゲートを有する第3階層トランジスタと、前記第2中間配線と前記第2グローバルビット線との間に形成され、前記第2ゲート配線に電気的に接続されるゲートを有する第4階層トランジスタと、前記第1中間配線と前記第1ローカルビット線とに接するように鉛直上方に延在する第1コンタクトと、前記第2中間配線と前記第2ローカルビット線とに接するように鉛直上方に延在する第2コンタクトと、を備え、前記第1及び第2不揮発性メモリ素子は、前記第2方向に配置され、前記第1及び第2階層トランジスタは、前記第2方向に配置され、前記第3及び第4階層トランジスタは、前記第2方向に配置され、前記第1不揮発性メモリ素子、前記第1階層トランジスタ、及び前記第3階層トランジスタは、前記第1方向に配置され、前記第2不揮発性メモリ素子、前記第2階層トランジスタ、及び前記第4階層トランジスタは、前記第1方向に配置され、且つ、前記第1不揮発性メモリ素子、前記第1階層トランジスタ、及び前記第3階層トランジスタと平行に配置される半導体装置が提供される。
本発明の第2の視点によれば、それぞれが抵抗変化記憶素子及び選択トランジスタを有する複数の不揮発性メモリセルと、複数の階層トランジスタと、からなる階層構造を備える半導体装置の製造方法であって、グローバル線として機能する複数の配線を、第1の方向に延在するように第1配線層に形成する工程と、前記複数の階層トランジスタを前記第1の方向と直交する第2の方向に並ぶように半導体基板上に形成すると同時に、前記複数の選択トランジスタを前記複数のトランジスタと平行し、且つ、前記第2の方向に並ぶように半導体基板上に形成する工程と、前記複数の抵抗変化記憶素子の各下部電極を、前記複数の選択トランジスタの各上端に接し、且つ、互いに分離して形成すると同時に、前記複数のトランジスタそれぞれが有するソースドレイン経路の上端のそれぞれに接するように前記第2の方向に延在する中間配線を形成する工程と、を含む半導体装置の製造方法が提供される。
本発明の各視点によれば、半導体装置の構造に関して、高さ等のサイズを正確に合せて最適化すること、ひいては、メモリセルにアクセスするための信号線における寄生抵抗値が低減することに寄与する。
第1の実施形態に係るメモリセルアレイの一例を説明するための平面模式図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の全体構成を示すブロック図である。 メモセルアレイの構造を説明するための断面模式図の一例である。 P型基板における第1階層スイッチ領域側のレイアウトの一例を示す図である。 第1階層スイッチ領域側のレイアウトであって、ゲート電極の配置の一例を示す図である。 第1階層スイッチ領域側のレイアウトであって、第1コンタクトの配置の一例を示す図である。 タングステン配線層における第1階層スイッチ領域側のレイアウトの一例を示す図である。 第2コンタクト層における第1階層スイッチ領域側のレイアウトの一例を示す図である。 下部電極層における第1階層スイッチ領域側のレイアウトの一例を示す図である。 第3コンタクト層における第1階層スイッチ領域側のレイアウトの一例を示す図である。 第1銅配線層における第1階層スイッチ領域側のレイアウトの一例を示す図である。 第4コンタクト層における第1階層スイッチ領域側のレイアウトの一例を示す図である。 第2銅配線層における第1階層スイッチ領域側のレイアウトの一例を示す図である。 P型基板における第2階層スイッチ領域側のレイアウトの一例を示す図である。 第2階層スイッチ領域側のレイアウトであって、ゲート電極の配置の一例を示す図である。 第2階層スイッチ領域側のレイアウトであって、第1コンタクトの配置の一例を示す図である。 タングステン配線層における第2階層スイッチ領域側のレイアウトの一例を示す図である。 第2コンタクト層における第2階層スイッチ領域側のレイアウトの一例を示す図である。 下部電極層における第2階層スイッチ領域側のレイアウトの一例を示す図である。 第3コンタクト層における第2階層スイッチ領域側のレイアウトの一例を示す図である。 第1銅配線層における第2階層スイッチ領域側のレイアウトの一例を示す図である。 第4コンタクト層における第2階層スイッチ領域側のレイアウトの一例を示す図である。 第2銅配線層における第2階層スイッチ領域側のレイアウトの一例を示す図である。 図13に示すX1間の断面模式図の一例を示す図である。 図13に示すX2間の断面模式図の一例を示す図である。 図13に示すX3間の断面模式図の一例を示す図である。 図13に示すY1間の断面模式図を示す図である。 図13に示すY2間の断面模式図を示す図である。 図13に示すY3間の断面模式図を示す図である。 図13に示すY4間の断面模式図を示す図である。 図13に示すY5間の断面模式図を示す図である。
本願開示の一実施形態の概要について説明する。なお、実施形態の概要の説明において付記した図面参照符号は専ら理解を助けるための例示であり、図示の態様に限定することを意図するものではない。
一実施形態における半導体装置は、それぞれが、第1配線層に形成され、第1方向に延在し、互いに電気的に接続される第1及び第2グローバルビット線(例えば、図7のタングステン配線47a、47b)と、それぞれが、前記第1配線層に形成され、前記第1方向に延在する第1及び第2ローカルソース線(例えば、図7のタングステン配線49a、49b)と、それぞれが、前記第1配線層と異なる高さに位置する第2配線層に形成され、前記第1方向に延在する第1及び第2ローカルビット線(例えば、図11の第1銅配線55a、55b)と、前記第1ローカルビット線と第1ローカルソース線との間に形成される第1不揮発性メモリセル(例えば、図1、図10のMTJ素子30aを含むメモリセル)と、前記第2ローカルビット線と第2ローカルソース線との間に形成される第2不揮発性メモリセル(例えば、図1、図10のMTJ素子30bを含むメモリセル)と、それぞれが、前記第1及び第2配線層と異なる高さに位置し、前記第1方向と略直交する第2方向に延在する第1及び第2ゲート配線(例えば、図5のゲート電極42e、42g)と、それぞれが、前記第1及び第2配線層と異なる高さに位置し、前記第2方向に延在する第1及び第2中間配線(例えば、図9の金属配線52c、52d)と、前記第1中間配線と前記第1グローバルビット線との間に形成され、前記第1ゲート配線に電気的に接続されるゲートを有する第1階層トランジスタ(例えば、図5のゲート電極42eと図4のN+拡散層40aからなるトランジスタ)と、前記第1中間配線と前記第2グローバルビット線との間に形成され、前記第1ゲート配線に電気的に接続されるゲートを有する第2階層トランジスタ(例えば、図5のゲート電極42eと図4のN+拡散層40bからなるトランジスタ)と、前記第2中間配線と前記第1グローバルビット線との間に形成され、前記第2ゲート配線に電気的に接続されるゲートを有する第3階層トランジスタ(例えば、図5のゲート電極42gと図4のN+拡散層40aからなるトランジスタ)と、前記第2中間配線と前記第2グローバルビット線との間に形成され、前記第2ゲート配線に電気的に接続されるゲートを有する第4階層トランジスタ(例えば、図5のゲート電極42gと図4のN+拡散層40bからなるトランジスタ)と、前記第1中間配線と前記第1ローカルビット線とに接するように鉛直上方に延在する第1コンタクト(例えば、図10の第3コンタクト54c)と、前記第2中間配線と前記第2ローカルビット線とに接するように鉛直上方に延在する第2コンタクト(例えば、図10の第3コンタクト54d)と、を備える。また、前記第1及び第2不揮発性メモリ素子は、前記第2方向に配置され、前記第1及び第2階層トランジスタは、前記第2方向に配置され、前記第3及び第4階層トランジスタは、前記第2方向に配置され、前記第1不揮発性メモリ素子、前記第1階層トランジスタ、及び前記第3階層トランジスタは、前記第1方向に配置され、前記第2不揮発性メモリ素子、前記第2階層トランジスタ、及び前記第4階層トランジスタは、前記第1方向に配置され、且つ、前記第1不揮発性メモリ素子、前記第1階層トランジスタ、及び前記第3階層トランジスタと平行に配置される。
上記一実施形態によれば、半導体装置の各配線等の構造に関して、高さ等のサイズを正確に合せることで、半導体装置を最適化できる。メモリセルを形成する領域と、周辺の階層トランジスタを形成する領域とを、同一の工程で形成できる。複数の配線によりグローバルビット線を形成することで、グローバルビット線の配線寄生抵抗値を低減することができる。また、グローバルビット線とローカルビット線の接続を切り替えるスイッチを複数のトランジスタにより構成することで、スイッチの駆動能力を高め、当該スイッチを含む電流パスの抵抗値の減少が実現できる。
[第1の実施形態]
第1の実施形態について、図面を用いてより詳細に説明する。
図2は、第1の実施形態に係る半導体装置1の全体構成を示すブロック図である。
図2に示す半導体装置1は、複数の不揮発なメモリセルを含むメモリセルアレイを備える。メモリセルアレイは、抵抗変化型メモリセルとしてスピン注入磁化反転書き込みを行う磁気ランダムアクセスメモリ(STT−RAM;Spin Transfer Torque-Random Access Memory)を使用したメモリセルアレイ2a〜2hを備える。メモリセルアレイは、複数のバンク、例えば、バンク0から7、で構成される。
メモリセルアレイ2は、ローカルビット線、ローカルソース線、グローバルビット線、グローバルソース線、及びそれらを接続する階層スイッチを有する階層構造である。例えば、1本のグローバルビット線GBLに複数のローカルビット線LBLが選択的に接続される構成を有する。詳細については後述する。
なお、以降の説明において、メモリセルアレイ2a〜2hを区別する特段の理由がない場合には、単に「メモリセルアレイ2」と表記する。また、他の構成要素においても同様の表記を行い、アルファベットの前に表記された符号にて、当該構成要素を代表するものとする。
半導体装置1は、外部端子として外部クロック端子CK、/CK、クロックイネーブル端子CKE、コマンド端子/CS、/RAS、/CAS、/WE、データ入出力端子DQを備える。なお、本明細書において信号名の先頭に「/」が付されている信号は、対応する信号の反転信号又はロウアクティブな信号であることを意味している。従って、例えば、CK、/CKは互いに相補の信号である。
クロック発生回路11は、外部クロック信号CK、/CKとクロックイネーブル信号CKEを入力する。クロック発生回路11は、半導体装置1内部で必要とされる内部クロック信号を発生し、各部に供給する。
コマンド端子/CS、/RAS、/CAS、/WEには、それぞれチップセレクト信号/CS、ロウアドレスストローブ信号/RAS、カラムアドレスストローブ信号/CAS、ライトイネーブル信号/WEが供給される。これらのコマンド信号は、コマンドデコーダ12に供給される。コマンドデコーダ12は、入力したコマンド信号をデコードし、チップ制御回路13に供給する。
モードレジスタ14は、半導体装置1の動作モードが設定される。チップ制御回路13は、コマンドデコーダ12の出力及びモードレジスタ14に設定された動作モードを入力し、それらに基づいて各種制御信号を生成する。チップ制御回路13は、生成した各種制御信号を、アレイ制御回路15、リードライトアンプ(RWアンプ)16、ラッチ回路17、データ入出力バッファ18、カラムアドレスバッファ19、バンク及びロウアドレスバッファ20に供給する。
アドレス信号ADDは、バンクを特定するバンクアドレスと、ワード線を特定するロウアドレスと、ビット線を特定するカラムアドレスと、を含む。アドレス信号ADDのうち、バンク及びロウアドレスは、バンク及びロウアドレスバッファ20に供給され、カラムアドレスはカラムアドレスバッファ19に供給される。
バンク及びロウアドレスバッファ20は、バンク0〜7のいずれかを特定してロウアドレスを出力する。また、バンク及びロウアドレスバッファ20が出力するロウアドレスは、ロウデコーダ21によりデコードされ、このデコードに応じて、いずれかのワード線が選択される。
カラムアドレスバッファ19が出力するカラムアドレスは、カラムデコーダ22によりデコードされ、このデコードに応じて、複数のビット線のうち、カラムアドレスに対応するビット線が選択される。
ロウデコーダ21は、ロウアドレスに応じて、グローバルビット線GBLに接続するローカルビット線LBLを選択する選択信号を出力する。ロウデコーダ21は、ロウアドレスに応じて、グローバルソース線GSLに接続するローカルソース線LSLを選択する選択信号を出力する。
グローバルビット線GBL、グローバルソース線GSLは、図示しないセンスアンプや書き込みドライバを介して、I/O線23に接続される。
リードライトアンプ16は、ラッチ回路17及びデータ入出力バッファ18を介して、外部端子であるデータ入出力端子DQと接続されているリードアンプ回路及びライトアンプ回路である。ラッチ回路17及びデータ入出力バッファ18には、クロック発生回路11から内部クロック信号が供給されメモリセルアレイとデータ入出力端子DQの間のデータの入出力のタイミングが制御される。
図1は、メモリセルアレイ2の一例を説明するための平面模式図である。
メモリセルアレイ2には、MTJ素子及び選択トランジスタからなるメモリセルが複数含まれている。図1には、4個のMTJ素子30a〜30dと、対応する選択トランジスタ31a〜31dと、が図示されている。
上述のように、メモリセルアレイ2を延在するビット線は、グローバルビット線GBLと複数のローカルビット線LBLとに階層化されている。図1には、1本のグローバルビット線GBLに4本のローカルビット線LBL0〜LBL3を選択的に接続する構成を例示している。
グローバルビット線GBLと複数のローカルビット線LBL0〜LBL3の接続を選択的に切り替えるスイッチが第1階層スイッチ32である。
また、メモリセルアレイ2を延在するソース線もグローバルソース線GSLと複数のローカルソース線LSLとに階層化されている。図1には、1本のグローバルソース線GSLに4本のローカルソース線LSL0〜LSL3を選択的に接続する構成を例示している。
グローバルソース線GSLと複数のローカルソース線LSL0〜LSL3の接続を選択的に切り替えるスイッチが第2階層スイッチ33である。
メモリセルアレイ2は、図1に示す1本のグローバルビット線GBL、グローバルソース線GSLが4本のローカルビット線LBL、ローカルソース線LSLにより共有される構成を単位とし、繰り返す構造となっている。
なお、本実施形態では、4本のローカルビット線LBLが1本のグローバルビット線GBLに接続される構成を例に取り説明を行うが、グローバルビット線GBLに接続するローカルビット線LBLの本数を限定する趣旨でない。グローバルビット線GBLに接続するローカルビット線LBLの本数は2以上であればよい。1本のグローバルソース線GSLに接続するローカルソース線LSLの本数についても同様であり、グローバルソース線GSLに接続するローカルソース線LSLの本数は2以上であればよい。
また、図1には、ワード線の図示を省略しているが、実際には、選択トランジスタ31のゲートにワード線が接続される。さらに、図1には、第1階層スイッチ32や、第2階層スイッチ33を切り替えるための選択信号を伝達する選択線の図示を省略している。
<メモリセルへのアクセス>
メモリセルへのアクセスには、ワード線(図示せず)、ビット線(グローバルビット線GBL、ローカルビット線LBL)及びソース線(グローバルソース線GSL、ローカルソース線LSL)が用いられる。
例えば、MTJ素子30aと選択トランジスタ31aからなるメモリセルにアクセスする場合を考える。
この場合、ロウデコーダ21は、選択トランジスタ31aのゲートに接続されたワード線を活性化する。また、ロウデコーダ21は、第1階層スイッチ32aを導通させる選択信号を出力することで、MTJ素子30aを含むメモリセルに接続されたローカルビット線LBL0とグローバルビット線GBLを接続する。
同様に、ロウデコーダ21は、第2階層スイッチ33aを導通させる選択信号を出力することで、MTJ素子30aを含むメモリセルに接続されたローカルソース線LSL0とグローバルソース線GSLを接続する。
なお、第1階層スイッチ32と第2階層スイッチ33はペアとなって動作するため、導通する第1階層スイッチ32が定まれれば、導通させる第2階層スイッチ33も定まる。そのため、第1階層スイッチ32を導通させる選択信号と、第2階層スイッチ33を導通させる選択信号は、同一の信号であってもよい。例えば、第1階層スイッチ32aを導通する選択信号の活性化に応じて、第2階層スイッチ33aが導通する構成であってもよい。
メモリセルアレイ2の平面レイアウトは、図1に示されるように、メモリ領域100、第1階層スイッチ領域101、第2階層スイッチ領域102の3つの領域に区分されている。
メモリ領域100は、主にMTJ素子30と選択トランジスタ31が形成される領域である。第1階層スイッチ領域101は、主に第1階層スイッチ32が形成される領域である。第2階層スイッチ領域102は、主に第2階層スイッチ33が形成される領域である。このように、平面的には、メモリセルが含まれるメモリ領域100は、第1階層スイッチ領域101及び第2階層スイッチ領域102により挟まれる。
図3は、メモリセルアレイ2の構造を説明するための断面模式図の一例である。
メモリセルアレイ2は、図3に示すような多層構造を有している。半導体装置1のメモリセルアレイ2は、図3に示す各層を順次積層することで製造できる。
P型基板201には、N+拡散層が形成される。P型基板201に形成されたN+拡散層に跨がってゲート電極を形成することで、トランジスタが形成される。具体的には、多数のNチャネル型MOSトランジスタがP型基板201上に形成される。
P型基板201上に形成された複数のトランジスタは、選択トランジスタ31、第1階層スイッチ32、第2階層スイッチ33として機能する。
第1コンタクト層202には、P型基板201に形成されたN+拡散層(トランジスタのソース領域又はドレイン領域)と上層のタングステン配線層203を電気的に接続する第1コンタクトが形成される。
タングステン配線層203には、タングステンを材料に用いた金属配線が配線される。詳細については後述するが、タングステン配線層203には、グローバルビット線GBLの一部、グローバルソース線GSLの一部、ローカルソース線LSL0〜LSL3の一部が配線される。
第2コンタクト層204には、タングステン配線層203の金属配線とその上層の下部電極層(B.E;Bottom Electro node)205を電気的に接続する第2コンタクトが形成される。
下部電極層205には、MTJ素子30の下部電極が形成される。また、下部電極層205では、MTJ素子30の下部電極に用いられる材料と同じ材料を用いた金属配線が配線される。なお、下部電極層205にて用いる材料には、タンタル(Ta)等を用いることができるが、使用する材料を限定する趣旨ではない。
下部電極層205の上方に、MTJ素子30が形成される。具体的には、下部電極層205に形成された下部電極の上に、固定層、トンネル障壁層、自由層、上部電極を順次積層することで、MTJ素子30を形成する。MTJ素子30の上部電極は、第1銅配線層207の配線と接続される。
第3コンタクト層206には、下部電極層205を延在する金属配線と、その上層の第1銅配線層207の配線を電気的に接続する第3コンタクトが形成される。
第3コンタクト層206の形成は、以下の工程により行う。
初めに、下部電極上に、固定層、トンネル障壁層、自由層、上部電極の各材料を順次積層し、その後、エッジングすることでMTJ素子を形成する。次に、下部電極層205上にシリコン酸化物等の絶縁体を、MTJ素子の高さまで積層する。その後、所定の位置にコンタクトホールを形成し、銅などの導電性材料をコンタクトホールに埋め込むことで第3コンタクトを形成する。その後、MTJ素子と第3コンタクトの高さが揃うように、平坦化する。
第1銅配線層207には、銅(Cu)を材料に用いた金属配線が配線される。詳細については後述するが、第1銅配線層207には、グローバルビット線GBLの一部、ローカルビット線LBL0〜LSL3、グローバルソース線GSLの一部、ローカルソース線LSL0〜LSL3の一部が配線される。
なお、タングステン配線層203、第1銅配線層207及び第2銅配線層209における各金属配線は、配線を形成する部分の絶縁膜に溝を掘って金属材料を埋め込むことで配線するダマシン方により形成できる。
また、本実施形態では、第1銅配線層207、第2銅配線層209の配線に使用する材料として銅を用いる場合を説明するが、配線の材料を限定する趣旨ではない。例えば、アルミ(Al)等の材料でもあってもよい。
第4コンタクト層208には、第1銅配線層207の第1銅配線とその上層の第2銅配線層209の第2銅配線を電気的に接続する第4コンタクトが形成される。詳細については後述するが、第2銅配線層209には、グローバルビット線GBLの一部、グローバルソース線GSLの一部が配線される。
<メモリセルアレイ2を構成する各層のレイアウト>
図4は、P型基板201における第1階層スイッチ領域101側のレイアウトの一例を示す図である。
N+拡散層は、P型基板201に形成される。以降の説明では、第1階層スイッチ領域101において、上方にゲート電極が形成される分断領域103(N+拡散層により挟まれる空白の領域)を含みつつ第1の方向に延在するN+拡散層をN+拡散層40と表記する。同様に、メモリ領域100において第1の方向に延在するN+拡散層をN+拡散層41と表記する。分断領域103は、基板と同様のP型領域によって形成されて良い。
図5は、第1階層スイッチ領域101側のレイアウトであって、ゲート電極の配置の一例を示す図である。
第1階層スイッチ領域101のゲート電極42は、第2の方向に延在するように形成される。メモリ領域100のゲート電極43も、第2の方向に延在するように形成される。
P型基板201上に形成されるトランジスタは、ダブルゲート構造を有する。そのため、隣接するゲート電極にて1組のペアを構成する。例えば、ゲート電極42gとゲート電極42hが1組のゲート電極を構成する。なお、本実施形態では、P型基板201上に形成されるトランジスタはダブルゲート構造として説明するが、トランジスタの構造を限定する趣旨ではない。P型基板201上に形成されるトランジスタは、シングルゲート構造であってもよい。
図6は、第1階層スイッチ領域101側のレイアウトであって、第1コンタクトの配置の一例を示す図である。
第1コンタクト層202に形成される第1コンタクト44は、P型基板201に形成されたN+拡散層40に接続するように形成される。第1コンタクト44は、N+拡散層40の上下いずれかの端に交互に形成される。
メモリ領域100に形成される第1コンタクト45も、P型基板201に形成されたN+拡散層41に接続するように形成される。
図7は、タングステン配線層203における第1階層スイッチ領域101側のレイアウトの一例を示す図である。
タングステン配線46は、第1階層スイッチ領域101において、トランジスタ(階層トランジスタ)をなす2つのゲート電極に跨がるように配線される。また、タングステン配線47は、第1階層スイッチ領域101において、グローバルビット線GBLとして機能する第1の方向に延在するように配線される。タングステン配線47は、第1階層スイッチ領域101のゲート電極を横断するように形成される。
タングステン配線48は、メモリ領域100において、トランジスタ(メモリセルの選択トランジスタ)をなす2つのゲート電極に跨がるように配線される。また、タングステン配線49は、メモリ領域100において、ローカルソース線LSL0〜LSL3として機能する第1の方向に延在するように配線される。
図8は、第2コンタクト層204における第1階層スイッチ領域101側のレイアウトの一例を示す図である。
第2コンタクト50は、第1階層スイッチ領域101において、メモリ領域100側から数えて4組までのゲート電極(ゲート電極42a〜42h)の上方、且つ、タングステン配線46の中心に形成される。また、第1階層スイッチ領域101では、メモリ領域100側から数えて5組、6組目のゲート電極(ゲート電極42i〜42l)の上方、且つ、タングステン配線47(グローバルビット線GBL)の中心に、第2コンタクト50が形成される。
メモリ領域100では、タングステン配線48の中心に第2コンタクト51が形成される。
図9は、下部電極層205における第1階層スイッチ領域101側のレイアウトの一例を示す図である。
金属配線52は、第1階層スイッチ領域101において、各組のゲート電極を覆うように第2の方向に延在するように形成される。金属配線52は、下方に形成された各トランジスタのソース又はドレインを接続する。
下部電極53は、メモリ領域100において、N+拡散層41ごとに、各組のゲート電極を覆うように形成される。下部電極53は、MTJ素子30の下部電極として機能する。
図10は、第3コンタクト層206における第1階層スイッチ領域101側のレイアウトの一例を示す図である。
第1階層スイッチ領域101では、メモリ領域100側から数えて4本目までの金属配線52a〜52dそれぞれの上に1個ずつ、第3コンタクト54が形成される。また、第1階層スイッチ領域101では、メモリ領域100側から数えて6本目の金属配線52f上に、4つの第3コンタクト54が形成される。
メモリ領域100では、下部電極53それぞれの上に、固定層、トンネル障壁層、自由層、上部電極が順次積層され、MTJ素子30が形成される。なお、第3コンタクト54を形成した後、MTJ素子30の高さと第3コンタクト54の高さが一致するように平坦化される。
図11は、第1銅配線層207における第1階層スイッチ領域101側のレイアウトの一例を示す図である。
第1銅配線層207では、4本の第1銅配線55は、MTJ素子30と第3コンタクト54a〜54dのそれぞれを覆うように配線される。第1銅配線55は、ローカルビット線LBL0〜LBL3として機能する。
第1銅配線56は、第3コンタクト54e〜54hを覆うように、配線される。第1銅配線56は、グローバルビット線GBLとして機能する。
図12は、第4コンタクト層208における第1階層スイッチ領域101側のレイアウトの一例を示す図である。
第4コンタクト57は、第4コンタクト層208では、第1銅配線56(グローバルビット線GBL)上の上側半分の領域に形成される。
図13は、第2銅配線層209における第1階層スイッチ領域101側のレイアウトの一例を示す図である。
第2銅配線層209では、第1銅配線55a(ローカルビット線LBL0)と第1銅配線55b(ローカルビット線LBL1)の領域を覆うように、第2銅配線58が配線される。第2銅配線58は、グローバルビット線GBLとして機能する。
また、第2銅配線層209では、第1銅配線55c(ローカルビット線LBL2)と第1銅配線55d(ローカルビット線LBL3)の領域を覆うように、第2銅配線59が配線される。第2銅配線59は、グローバルソース線GSLとして機能する。
次に、第2階層スイッチ領域102側のレイアウトについて説明する。
図14は、P型基板201における第2階層スイッチ領域102側のレイアウトの一例を示す図である。
N+拡散層61は、第2階層スイッチ領域102においても、第1階層スイッチ領域101と同様に、P型基板201に形成される。
図15は、第2階層スイッチ領域102側のレイアウトであって、ゲート電極の配置の一例を示す図である。
ゲート電極62は、第2階層スイッチ領域102においても、第2の方向に延在するように形成される。
図16は、第2階層スイッチ領域102側のレイアウトであって、第1コンタクトの配置の一例を示す図である。
第1コンタクト63は、第2階層スイッチ領域102においても、P型基板201に形成されたN+拡散層61に接続されるように形成される。
図17は、タングステン配線層203における第2階層スイッチ領域102側のレイアウトの一例を示す図である。
タングステン配線64、65は、第2階層スイッチ領域102において、タングステン配線層203に配線される。タングステン配線65は、グローバルソース線GSLとして機能する。
2組のゲート電極は、メモリ領域100に形成され、図7を用いて説明したタングステン配線48が2組のゲート電極に跨がるように配線されている。
図18は、第2コンタクト層204における第2階層スイッチ領域102側のレイアウトの一例を示す図である。
第2コンタクト66は、第2階層スイッチ領域102において、タングステン配線層203の配線とその上方の下部電極層205の下部電極及び金属配線を電気的に接続するように形成される。
第2コンタクト67は、メモリ領域100において、ローカルソース線(LSL0〜LSL3)として機能するタングステン配線49を、上方の下部電極層205と電気的に接続するように形成される。
図19は、下部電極層205における第2階層スイッチ領域102側のレイアウトの一例を示す図である。
金属配線68は、第2階層スイッチ領域102において、下方の各組のゲート電極62を覆うように第2の方向に延在するように配線される。
金属配線69は、メモリ領域100において、N+拡散層領域ごとに、各組のゲート電極を覆うように配線される。
図20は、第3コンタクト層206における第2階層スイッチ領域102側のレイアウトの一例を示す図である。
第2階層スイッチ領域102においても、メモリ領域100側から数えて4組目までのゲート電極(ゲート電極62e〜62l)上方に第3コンタクト70a〜70dが形成される。また、メモリ領域100側から数えて6組目のゲート電極62a、62b上に第3コンタクト70e〜70hが形成される。
メモリ領域100では、金属配線69の上に、その上方の第1銅配線層207の配線と電気的に接続する第3コンタクト71が形成される。
図21は、第1銅配線層207における第2階層スイッチ領域102側のレイアウトの一例を示す図である。
第1銅配線72は、第1銅配線層207において、第2階層スイッチ領域102の第3コンタクト70a〜70d及びメモリ領域100の第3コンタクト71a〜71dのそれぞれを覆うように第1の方向に延在するように配線される。第1銅配線72は、ローカルソース線LSL0〜LSL3として機能する。
第1銅配線73は、第3コンタクト70e〜70hを覆うように、配線される。第1銅配線73は、グローバルソース線GSLとして機能する。
図22は、第4コンタクト層208における第2階層スイッチ領域102側のレイアウトの一例を示す図である。
第4コンタクト74は、第4コンタクト層208では、第1銅配線73(グローバルソース線GSL)上の下側半分の領域に形成される。
図23は、第2銅配線層209における第2階層スイッチ領域102側のレイアウトの一例を示す図である。
第2銅配線58及び59は、第1階層スイッチ領域101、メモリ領域100、第2階層スイッチ領域102を横断するように配線される。上述のように、第2銅配線58は、グローバルビット線GBLとして機能する。第2銅配線59は、グローバルソース線GSLとして機能する。
次に、MTJ素子30aと第2銅配線層209のグローバルソース線GSLの接続について説明する。図17〜図20を参照すると、MTJ素子30aの下部電極53aは下部電極層205に形成され、下部電極53aは、第2コンタクト層204の第2コンタクト51aを介して、タングステン配線層203のタングステン配線48aと接続される。ここで、MTJ素子30aを含むメモリセルにアクセスする際には、図15に示すゲート電極43a、43bに電圧が印加され、ゲート電極43a及び43bとN+拡散層41aとのオーバーラップ領域それぞれにチャネルが形成される。即ち、メモリ領域100に形成された選択トランジスタ31が導通する。図16、図17を参照すると、選択トランジスタ31が導通することで、タングステン配線層203のタングステン配線48aとタングステン配線49a(ローカルソース線LSL0)が接続する。図17〜図19を参照すると、タングステン配線49a(ローカルソース線LSL0)は、第2コンタクト層204の第2コンタクト67aを介して下部電極層205の金属配線69aと接続される。図19〜図21を参照すると、金属配線69aは、第3コンタクト層206の第3コンタクト71aを介して、第1銅配線層207の第1銅配線72a(ローカルソース線LSL0)と接続される。図19〜図21を参照すると、第1銅配線層207を第1の方向に延在する第1銅配線72a(ローカルソース線LSL0)は、第3コンタクト層206の第3コンタクト70dを介して、下部電極層205の金属配線68fと接続される。図17〜図19を参照すると、金属配線68fは、第2コンタクト層204の第2コンタクト66a〜66dを介して、タングステン配線層203のタングステン配線64a〜64dに接続される。MTJ素子30aにアクセスする際には、図15に示すゲート電極62k及び62lに電圧が印加され、ゲート電極62k及び62lとN+拡散層61a〜61dのオーバーラップ領域それぞれにチャネルが形成される。即ち、第2階層スイッチ33をなす4つのトランジスタが導通する。図16、図17を参照すると、タングステン配線層203のタングステン配線64a〜64dとタングステン配線65a〜65d(グローバルソース線GSL)が、第1コンタクト層202の第1コンタクト63を介して接続される。例えば、タングステン配線64aは、第1コンタクト63a〜63cを介して、タングステン配線65a(グローバルソース線GSL)に接続される。図17〜図19を参照すると、タングステン配線65a〜65d(グローバルソース線GSL)は、第2コンタクト層204の第2コンタクト66e〜66hを介して、下部電極層205の金属配線68aと接続される。図19〜図21を参照すると、第2の方向に延在する金属配線68aは、第3コンタクト層206の第3コンタクト70e〜70hを介して、第1銅配線層207に配線された第1銅配線73(グローバルソース線GSL)と接続される。図21〜図23を参照すると、第1銅配線73(グローバルソース線GSL)は、第4コンタクト層208の第4コンタクト74を介して、第2銅配線層209の第2銅配線59(グローバルソース線GSL)に接続される。タングステン配線層203に配線されたローカルソース線LSLは、メモリ領域100に形成された選択トランジスタ31を介して、MTJ素子30の下部電極に接続される。タングステン配線層203に配線されたローカルソース線LSLは、第1銅配線層207に配線されたローカルソース線LSLに接続される。当該第1銅配線層207に配線されたローカルソース線LSLは、第2階層スイッチ領域102に形成された4つのトランジスタ(第2階層スイッチ33)を介してタングステン配線層203に配線されたグローバルソース線GSLに接続される。当該タングステン配線層203のグローバルソース線GSLは、第2銅配線層209に配線されたグローバルソース線GSLに接続される。
図24は、図13に示すX1間の断面模式図の一例を示す図である。
タングステン配線47a(グローバルビット線GBL)は、第2コンタクト50rを介して金属配線52fと接続される。また、第1銅配線56(グローバルビット線GBL)は、第4コンタクト57を介して、第2銅配線58(グローバルビット線GBL)と接続される。
図25は、図13に示すX2間の断面模式図の一例を示す図である。
MTJ素子30aの上部電極は、第1銅配線55a(ローカルビット線LBL0)と接続され、第1銅配線55aは、第3コンタクト54dを介して金属配線52dと接続される。また、金属配線52fは、第3コンタクト54eを介して、第1銅配線56(グローバルビット線GBL)と接続される。第1銅配線55a(ローカルビット線LBL0)は、第1の方向に延在し、第3コンタクト層206の第3コンタクト54dを介して下部電極層205の金属配線52dと接続される。金属配線52dは、図3に示される下部電極層205を第2の方向に延在し、第2コンタクト層204の第2コンタクト50mを介して、図3に示されるタングステン配線層203において、図7及び図26に示されるタングステン配線46mと接続される。同様に、金属配線52dは、第2コンタクト50nを介してタングステン配線46n、第2コンタクト50oを介してタングステン配線46o、第2コンタクト50pを介してタングステン配線46pに接続される。
図26は、図13に示すX3間の断面模式図の一例を示す図である。
金属配線52dは、第2コンタクト50mを介してタングステン配線46mと接続される。MTJ素子30aを含むメモリセルにアクセスする際には、ゲート電極42g及び42hに電圧が印加されるので、ゲート電極42g及び42hとN+拡散層40aとのオーバーラップ領域それぞれにチャネルが形成される。チャネルが形成されることで、タングステン配線46mとタングステン配線47a(グローバルビット線GBL)が第2コンタクト44p、44q、44uを介して接続される。ゲート電極42g及び42hは、N+拡散層40b、40c、40dともオーバーラップ領域を有するので、タングステン配線46nはタングステン配線47b(グローバルビット線GBL)、タングステン配線46oはタングステン配線47c、タングステン配線40pはタングステン配線46p、とそれぞれ接続される。このように、下部電極層205に配線された金属配線52dは、第1階層スイッチ領域101に形成された4つのトランジスタ(第1階層スイッチ32)を介して、タングステン配線層のグローバルビット線GBLに接続される。
図27は、図13に示すY1間の断面模式図を示す図である。
第1銅配線55d(ローカルビット線LBL3)は、第3コンタクト54aを介して金属配線52aと接続される。
図28は、Y2間の断面模式図を示す図である。
第1銅配線55c(ローカルビット線LBL2)は、第3コンタクト54bを介して金属配線52bと接続される。
図29は、Y3間の断面模式図を示す図である。
第1銅配線55b(ローカルビット線LBL1)は、第3コンタクト54cを介して金属配線52cと接続される。
図30は、Y4間の断面模式図を示す図である。
第1銅配線55a(ローカルビット線LBL0)は、第3コンタクト54dを介して金属配線52dと接続される。
図31は、Y5間の断面模式図を示す図である。
タングステン配線47a(グローバルビット線GBL)は、第2コンタクト50rを介して金属配線52fと接続される。同様に、タングステン配線47bは、第2コンタクト50sを介して、タングステン配線47cは第2コンタクト50tを介して、タングステン配線47dは第2コンタクト50uを介して、それぞれ、金属配線52fと接続される。金属配線52fは、第3コンタクト54e〜54hを介して、第1銅配線56(グローバルビット線GBL)と接続される。第1銅配線56(グローバルビット線GBL)は、第4コンタクト57を介して、第2銅配線58(グローバルビット線GBL)と接続される。金属配線52fは第3コンタクト54e〜54hを介して、第1銅配線層207の第1銅配線56(グローバルビット線GBL)と接続される。第1銅配線56(グローバルビット線GBL)は、第4コンタクト57を介して、第2銅配線層209の第2銅配線58(グローバルビット線GBL)と接続される。MTJ素子30を含むメモリセルに接続されるローカルビット線LBLは、第1階層スイッチ領域101に形成された4つのトランジスタ(第1階層スイッチ32)を介して、タングステン配線層203に配線されたグローバルビット線GBLに接続される。当該タングステン配線層203に配線されたグローバルビット線GBLは、第2銅配線層209に配線されたグローバルビット線GBLに最終的に接続される。
なお、図24〜図26の各断面図において、ゲート電極の直下に形成される酸化膜の図示を省略している。さらに、図13だけでなく、図4〜図12においても、理解の容易のため、断面指示線を図示している。
本実施形態によれば、メモリ素子、トランジスタ、コンタクト、及び配線等の半導体装置の構造に関して、面積、幅、及び高さなどのサイズを正確に合せることによって、半導体装置及びそれを製造する方法を最適化することができる。
次に、本実施形態の選択トランジスタ31、第1階層スイッチ32、第2階層スイッチ33を構成するトランジスタの電流駆動能力について考察する。
選択トランジスタ31、第1階層スイッチ32、第2階層スイッチ33を構成するトランジスタはそれぞれダブルゲート構造を有している。従って、隣接する2本のゲート電極とN+拡散層40、41、61とのオーバーラップ領域にチャネルが形成される。例えば、図6を参照すると、第1コンタクト45bと45aにより挟まれたゲート電極43aがダブルゲートの一方、第1コンタクト45bと45cにより挟まれたゲート電極43bがダブルゲートの他方となる。従って、ゲート電極43aと43bからなるワード線が選択された場合、図7に示すタングステン配線49a(ローカルソース線LSL0)から下部電極53aに至るまでに2つの電流パスが同時に形成される。第1の電流パスは、ローカルソース線LSL0、第1コンタクト45a、選択トランジスタ31のチャネル、第1コンタクト45b、下部電極53aからなる電流パスである。第2の電流パスは、ローカルソース線LSL0、第1コンタクト45c、選択トランジスタ31のチャネル、第1コンタクト45b、下部電極53aからなる電流パスである。このことから、選択トランジスタ31のチャネル幅(W幅)は、ゲート電極とN+拡散層領域のオーバーラップ領域の第2の方向(ワード線方向)の長さの約2倍となる。一方、第1階層スイッチ32は、ゲート電極の各列において、第2の方向に存在する4つのトランジスタからなる。第1階層スイッチ32を構成する各トランジスタは、選択トランジスタ31の構成と同じであるが、4つのトランジスタが並列接続されているため、第1階層スイッチ32のチャネル幅は、選択トランジスタ31のチャネル幅の4倍となる。上述したように、4つのトランジスタのソース(又はドレイン)は全てグローバルビット線GBLに接続され、ドレイン(又はソース)は全て第1銅配線層207のローカルビット線LBLに接続されるためである。同様に、第2階層スイッチ33も4つのトランジスタが並列接続されているため、第2階層スイッチ33のチャネル幅は、選択トランジスタ31のチャネル幅の4倍となる。なお、本実施形態では、1本のグローバルビット線GBL及びグローバルソース線GSLを4本のローカルビット線LBL及びローカルソース線LSLにて共有する構成について説明した。しかし、共有本数は適宜選択されるものであって、共有本数を限定する趣旨ではない。
本実施形態によれば、共有本数を変更することで、第1階層スイッチ32と第2階層スイッチ33の電流駆動能力(チャネル幅)を変更できる。例えば、1本のグローバルビット線GBLに対して8本のローカルビット線LBLを選択的に接続する構成とすれば、図11に示すローカルビット線LBLが8本に拡大される。8本にローカルビット線LBLが拡大されると、第2の方向に形成されるトランジスタの数も8個に増加する。従って、選択トランジスタ31のチャネル幅に対して、8倍のチャネル幅を持った第1階層スイッチ32が形成できる。
本実施形態によれば、メモリ領域100、第1階層スイッチ領域101及び第2階層スイッチ領域102は、タングステン配線層203、第1銅配線層207、第2銅配線層209等の各層を順次積層することで形成できる。そのため、メモリセルとスイッチが同一のプロセスにより製造可能であり、且つ、メモリセル領域におけるMTJ素子の高さと、スイッチ領域の高さ(第3コンタクト54の高さ)を揃えることが容易となる。なお、仮に、MTJ素子30と第3コンタクトの高さを揃えることができないとすると、MTJ素子30の上部電極とその上層の第1銅配線層207を接続するためのコンタクトが新たに必要となる、あるいは第3コンタクトを直列に接続することが必要となる。その結果、半導体装置1のプロセスコストが増大するが、本実施形態によれば、これが回避される。
本実施形態によれば、下部電極層205において、グローバルビット線GBLとローカルビット線LBLを接続する金属配線52等を第2方向に延在させて形成している。その結果、下部電極と金属配線を同時に形成できるため、金属配線52専用の配線層が不要となる。
本実施形態に係る半導体装置1は、4本のローカルビット線LBL、ローカルソース線LSLに対し1本のグローバルビット線GBL、グローバルソース線GSLを割り当てる構造を有する。グローバルビット線GBLやグローバルソース線GSLを、スイッチをなすトランジスタが形成するソースドレイン経路の上方に複数の金属配線(例えば、タングステン配線47a〜47d)に分割して配線する。この分割して配線したグローバルビット線GBL、グローバルソース線GSLと同じ個数のトランジスタを形成し、ローカルビット線LBLやローカルソース線LSLに接続するように構成する。その際、グローバルビット線GBL、グローバルソース線GSLが延在する方向(第1の方向)と、複数のトランジスタを整列する方向(第2の方向)が直交するようにレイアウトすることで、グローバルビット線GBL、グローバルソース線GSLの配線幅を拡大すると共に、第1階層スイッチ32、第2階層スイッチ33の駆動能力を増大させている。即ち、1本のグローバルビット線GBLを複数のローカルビット線LBLにて共有することで、第1の方向に延在するグローバルビット線GBLの配線幅を広くできる。このことは、グローバルソース線GSLについても同様である。また、グローバルビット線GBL、グローバルソース線GSLに接続するローカルビット線LBL、ローカルソース線LSLの本数が増えるほど、グローバルビット線GBL、グローバルソース線GSLの配線幅が拡がる。グローバルビット線GBL、グローバルソース線GSLの配線幅が拡がることで、メモリセルに接続されるビット線、ソース線の配線寄生抵抗値が減少する。なお、本実施形態に係る半導体装置1は、第1階層スイッチ32等を複数のトランジスタにより構成する構造であるため、各トランジスタのオン抵抗がMTJ素子からグローバルビット線GBL等に至る電流パスの抵抗値を上昇させる問題がある。しかし、上述のように、第1階層スイッチ32等を複数のトランジスタにより構成することで、第1階層スイッチ32等の電流駆動能力が増加するため、トランジスタのオン抵抗が上昇することによる影響は緩和される、あるいは、無視できる。
上述のように配線寄生抵抗値が減少することで、第1に、半導体装置1の低消費電力化が実現できる。メモリセルにデータを書き込む際に、MTJ素子30に印加すべき電圧が一定であれば、配線寄生抵抗値が低いほど、ビット線及びソース線の間に印加すべき電圧レベルが下がるためである。第2に、ライト・リード回路の複雑化を回避できる。なお、配線寄生抵抗値が高いと、メモリセルへの書き込み時にビット線とソース線の間に印加すべき電圧の最適値が、Xアドレス(ロウアドレス)の違いにより変化することが考えられ、このような最適値の変化への対策として、Xアドレスに応じて書き込み電圧を変化させる等の対策を行うとすれば、ライト・リード回路が複雑になるが、本実施形態によれば、これが回避される。また、配線寄生抵抗値が高いと、メモリセルからのデータ読み出しに関しても、Xアドレスへの依存性を解消するため、リード時にビット線・ソース線に印加する電圧をXアドレスに応じて可変する必要が生じる可能性があり、ライト・リード回路が複雑となるが、本実施形態によれば、これが回避される。第3に、リードパス率を増大できる。なお、メモリセルからのデータ読み出し時には、リードパス(ビット線、メモリセル、ソース線)の抵抗値を読み出し、MTJ素子の抵抗値の高低により読み出しデータの判定を行う。その際、リードパス全体の抵抗値に占める配線寄生抵抗値の比率が高いと、配線寄生抵抗値のばらつきにより、読み出しデータが誤判定される可能性が高くなるが、本実施形態によれば、これが回避される。本実施形態によれば、配線寄生抵抗値が下がることで、正確な読み出し動作が行われ、半導体装置1の歩留まり向上に寄与する。
なお、引用した上記の特許文献の開示は、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の全開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
1 半導体装置
2、2a〜2h メモリセルアレイ
11 クロック発生回路
12 コマンドデコーダ
13 チップ制御回路
14 モードレジスタ
15 アレイ制御回路
16 リードライトアンプ(RWアンプ)
17 ラッチ回路
18 データ入出力バッファ
19 カラムアドレスバッファ
20 バンク及びロウアドレスバッファ
21 ロウデコーダ
22 カラムデコーダ
23 I/O線
30a〜30d MTJ素子
31a〜31d 選択トランジスタ
32a〜32d 第1階層スイッチ
33a〜33d 第2階層スイッチ
40a〜40d、41a〜41d、61a〜61d N+拡散層
42a〜42l、43a〜43d、62a〜62l ゲート電極
44a〜44β、45a〜45d、63a〜63c 第1コンタクト
46a〜46x、47a〜47d、48a〜48h、49a〜49d、64a〜64d、65a〜65d タングステン配線
50a〜50u、51a〜51d、66a〜66h、67a〜67d 第2コンタクト
52a〜52f、68a〜68f、69a〜69d 金属配線
53a〜53d 下部電極
54a〜54h、70a〜70h、71a〜71d 第3コンタクト
55a〜55d、56、72a〜72d、73 第1銅配線
57、74 第4コンタクト
58、59 第2銅配線
100 メモリ領域
101 第1階層スイッチ領域
102 第2階層スイッチ領域
103 分断領域
201 P型基板
202 第1コンタクト層
203 タングステン配線層
204 第2コンタクト層
205 下部電極層
206 第3コンタクト層
207 第1銅配線層
208 第4コンタクト層
209 第2銅配線層

Claims (14)

  1. それぞれが、第1配線層に形成され、第1方向に延在し、互いに電気的に接続される第1及び第2グローバルビット線と、
    それぞれが、前記第1配線層に形成され、前記第1方向に延在する第1及び第2ローカルソース線と、
    それぞれが、前記第1配線層と異なる高さに位置する第2配線層に形成され、前記第1方向に延在する第1及び第2ローカルビット線と、
    前記第1ローカルビット線と第1ローカルソース線との間に形成される第1不揮発性メモリセルと、
    前記第2ローカルビット線と第2ローカルソース線との間に形成される第2不揮発性メモリセルと、
    それぞれが、前記第1及び第2配線層と異なる高さに位置し、前記第1方向と略直交する第2方向に延在する第1及び第2ゲート配線と、
    それぞれが、前記第1及び第2配線層と異なる高さに位置し、前記第2方向に延在する第1及び第2中間配線と、
    前記第1中間配線と前記第1グローバルビット線との間に形成され、前記第1ゲート配線に電気的に接続されるゲートを有する第1階層トランジスタと、
    前記第1中間配線と前記第2グローバルビット線との間に形成され、前記第1ゲート配線に電気的に接続されるゲートを有する第2階層トランジスタと、
    前記第2中間配線と前記第1グローバルビット線との間に形成され、前記第2ゲート配線に電気的に接続されるゲートを有する第3階層トランジスタと、
    前記第2中間配線と前記第2グローバルビット線との間に形成され、前記第2ゲート配線に電気的に接続されるゲートを有する第4階層トランジスタと、
    前記第1中間配線と前記第1ローカルビット線とに接するように鉛直上方に延在する第1コンタクトと、
    前記第2中間配線と前記第2ローカルビット線とに接するように鉛直上方に延在する第2コンタクトと、を備え、
    前記第1及び第2不揮発性メモリ素子は、前記第2方向に配置され、
    前記第1及び第2階層トランジスタは、前記第2方向に配置され、
    前記第3及び第4階層トランジスタは、前記第2方向に配置され、
    前記第1不揮発性メモリ素子、前記第1階層トランジスタ、及び前記第3階層トランジスタは、前記第1方向に配置され、
    前記第2不揮発性メモリ素子、前記第2階層トランジスタ、及び前記第4階層トランジスタは、前記第1方向に配置され、且つ、前記第1不揮発性メモリ素子、前記第1階層トランジスタ、及び前記第3階層トランジスタと平行に配置される半導体装置。
  2. 前記第1不揮発性メモリセルは、第1選択トランジスタと、前記第1選択トランジスタの鉛直上方に位置する第1抵抗変化メモリ素子と、を含み、
    前記第2不揮発性メモリセルは、第2選択トランジスタと、前記第2選択トランジスタの鉛直上方に位置する第2抵抗変化メモリ素子と、を含み、
    前記第1及び前記第2選択トランジスタは、前記第1乃至第4の階層トランジスタと同一の工程によって、形成されることを特徴とする請求項1の半導体装置。
  3. 前記第1抵抗変化メモリ素子と前記第1選択トランジスタを電気的に接続する第1中間部位と、
    前記第2抵抗変化メモリ素子と前記第2選択トランジスタを電気的に接続する第2中間部位と、を備え、
    前記第1及び第2中間部位は、前記第1及び第2中間配線と同じ工程で形成される請求項2の半導体装置。
  4. 前記第1及び第2抵抗変化メモリ素子のそれぞれの高さは、前記第1及び第2コンタクトの高さと等しい請求項3の半導体装置。
  5. 前記第1配線層に形成され、前記第2方向に延在し、前記第1及び第2グローバルビット線を互いに電気的に接続する第3グローバルビット線と、を備える請求項2乃至4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記第1コンタクトは、前記第1ローカルビット線の直下、且つ、前記第1階層トランジスタの上方に位置し、
    前記第2コンタクトは、前記第2ローカルビット線の直下、且つ、前記第4階層トランジスタの上方に位置する請求項1乃至5のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. それぞれが、前記第2配線層に形成され、前記第1方向に延在し、互いに電気的に接続される第1及び第2グローバルソース線と、
    それぞれが、前記第1及び第2配線層と異なる高さに位置し、前記第2方向に延在する第3及び第4ゲート配線と、
    それぞれが、前記第1及び第2配線層と異なる高さに位置し、前記第2方向に延在する第3及び第4中間配線と、
    前記第3中間配線と前記第1グローバルソース線との間に形成され、前記第3ゲート配線に電気的に接続されるゲートを有する第5階層トランジスタと、
    前記第3中間配線と前記第2グローバルソース線との間に形成され、前記第3ゲート配線に電気的に接続されるゲートを有する第6階層トランジスタと、
    前記第4中間配線と前記第1グローバルソース線との間に形成され、前記第4ゲート配線に電気的に接続されるゲートを有する第7階層トランジスタと、
    前記第4中間配線と前記第2グローバルソース線との間に形成され、前記第4ゲート配線に電気的に接続されるゲートを有する第8階層トランジスタと、
    前記第1配線層に形成され、前記第1方向に延在し、前記第1ローカルソース線に電気的に接続される第3ローカルソース線と、
    前記第1配線層に形成され、前記第1方向に延在し、前記第2ローカルソース線に電気的に接続される第4ローカルソース線と、
    前記第3中間配線と前記第3ローカルソース線とに接するように鉛直上方に延在する第3コンタクトと、
    前記第4中間配線と前記第4ローカルソース線とに接するように鉛直上方に延在する第4コンタクトと、を備え、
    前記第5及び第6階層トランジスタは、前記第2方向に配置され、
    前記第7及び第8階層トランジスタは、前記第2方向に配置され、
    前記第5階層トランジスタ及び前記第7階層トランジスタは、前記第1不揮発性メモリ素子、前記第1階層トランジスタ、及び前記第3階層トランジスタに並んで前記第1方向に配置され、
    前記第6階層トランジスタ及び前記第8階層トランジスタは、前記第2不揮発性メモリ素子、前記第2階層トランジスタ、及び前記第4階層トランジスタと並んで前記第1方向に配置される請求項1乃至6のいずれか一項に記載の半導体装置。
  8. 前記第3コンタクトは、前記第3ローカルソース線の直下、且つ、前記第5階層トランジスタの上方に位置し、
    前記第4コンタクトは、前記第4ローカルビット線の直下、且つ、前記第8階層トランジスタの上方に位置する請求項7の半導体装置。
  9. 前記第1及び前記第2選択トランジスタが形成される第1平面領域は、前記第1乃至第4階層トランジスタが形成される第2平面領域と、前記第5乃至第8階層トランジスタが形成される第3平面領域とに挟まれて配置される請求項8の半導体装置。
  10. 前記不揮発性メモリセルは、STT−RAM(Spin Transfer Torque-Random Access Memory)のメモリセルである、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の半導体装置。
  11. それぞれが抵抗変化記憶素子及び選択トランジスタを有する複数の不揮発性メモリセルと、複数の階層トランジスタと、からなる階層構造を備える半導体装置の製造方法であって、
    グローバル線として機能する複数の配線を、第1の方向に延在するように第1配線層に形成する工程と、
    前記複数の階層トランジスタを前記第1の方向と直交する第2の方向に並ぶように半導体基板上に形成すると同時に、前記複数の選択トランジスタを前記複数のトランジスタと平行し、且つ、前記第2の方向に並ぶように半導体基板上に形成する工程と、
    前記複数の抵抗変化記憶素子の各下部電極を、前記複数の選択トランジスタの各上端に接し、且つ、互いに分離して形成すると同時に、前記複数のトランジスタそれぞれが有するソースドレイン経路の上端のそれぞれに接するように前記第2の方向に延在する中間配線を形成する工程と、
    を含む半導体装置の製造方法。
  12. 前記下部電極の上方に前記複数の抵抗変化記憶素子を形成する工程と、
    前記中間配線に接するコンタクトを鉛直上方に延在するように形成する工程と、
    ローカル線として機能する複数の配線前記第1の方向に延在する第2配線層に形成する工程と、を含む請求項11の半導体装置の製造方法
  13. 前記コンタクトを形成する工程と前記ローカル線を形成する工程をダマシンで形成することによって、前記抵抗変化記憶素子と前記コンタクトの高さを等しくする請求項12の半導体装置の製造方法。
  14. 前記不揮発性メモリセルは、STT−RAM(Spin Transfer Torque-Random Access Memory)のメモリセルである、請求項11乃至13のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
JP2014135767A 2014-07-01 2014-07-01 半導体装置及び半導体装置の製造方法 Pending JP2016015368A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014135767A JP2016015368A (ja) 2014-07-01 2014-07-01 半導体装置及び半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014135767A JP2016015368A (ja) 2014-07-01 2014-07-01 半導体装置及び半導体装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016015368A true JP2016015368A (ja) 2016-01-28

Family

ID=55231379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014135767A Pending JP2016015368A (ja) 2014-07-01 2014-07-01 半導体装置及び半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016015368A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109524432A (zh) * 2017-09-19 2019-03-26 东芝存储器株式会社 存储装置
US10446230B2 (en) 2017-09-19 2019-10-15 Toshiba Memory Corporation Memory device

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109524432A (zh) * 2017-09-19 2019-03-26 东芝存储器株式会社 存储装置
US10446230B2 (en) 2017-09-19 2019-10-15 Toshiba Memory Corporation Memory device
CN109524432B (zh) * 2017-09-19 2023-07-11 铠侠股份有限公司 存储装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5846124B2 (ja) 半導体記憶装置
JP4445398B2 (ja) 相変化メモリ装置
JP5222761B2 (ja) 抵抗変化型不揮発性記憶装置
US8611122B2 (en) Semiconductor memory device having vertical transistors
US7505307B2 (en) Semiconductor memory having resistance change element
RU2642960C2 (ru) Полупроводниковое запоминающее устройство
JP5100514B2 (ja) 半導体メモリ
US8233310B2 (en) Resistance-change memory
JP2009199713A5 (ja)
JP5867704B2 (ja) 不揮発性メモリセルアレイ
US8498145B2 (en) Semiconductor storage device
JP2014041693A (ja) 半導体記憶装置
JP2009004725A (ja) 抵抗変化型不揮発性記憶装置
JP4149969B2 (ja) 半導体装置
US11222923B2 (en) Resistance variable memory
JP2008276858A (ja) 不揮発性記憶装置及びそのバイアス制御方法
TW201921357A (zh) 半導體記憶裝置
JP2015079869A (ja) メモリ装置、アクセス方法
JP2008004199A (ja) 半導体記憶装置
KR20160122912A (ko) 전자 장치
JP2023067794A (ja) 半導体装置
JP2016015368A (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
US7142447B2 (en) Nonvolatile memory device with variable resistance element
JP2009260083A (ja) 半導体記憶装置
JP2012195038A (ja) 半導体記憶装置