JP2016014498A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】センサの状態検査のために必要な条件をユーザの関与によって能動的に実現させることができ、好適な条件下で信頼性の高い状態検査を行うことを可能とする加熱調理器を提供する。【解決手段】センサ7の状態検査を行うセンサ検査モードにおいて、ユーザにより所定の処置がなされていることを必要要件とする検査処理を実行する検査処理実行手段22と、ユーザに対する報知出力を発生する報知出力発生手段23,16,17とを備える。報知出力発生手段は、検査処理を検査処理実行手段22が実行する前に、所定の処置を行うべきことをユーザに指示する報知出力を発生する。【選択図】図1

Description

本発明は、ガスコンロ等の加熱調理器に関する。
ガスコンロ等の加熱調理器では、バーナ等の熱源の動作制御のために、調理容器の温度を検出する温度センサ等のセンサを備えるものが従来より知られている。
そして、この種の加熱調理器では、センサの検出作動が正常に行われているか否かの検査を自動的に行う機能を有するものも知られている。
例えば、特許文献1、2には、所要の条件下でのバーナの燃焼運転中に、調理容器の温度を検出するための温度センサが正常な状態であるか否かを検査する機能を有する加熱調理器が提案されている。
特開2009−270724号公報 特開2009−92266号公報
特許文献1、2に見られる如き従来の技術では、センサの状態検査を行うための所要の条件が成立する状況となるのを受動的に待って、該状態検査を行うようにしている。
このため、センサの状態検査を行うための所要の条件が、加熱調理器の通常的な使用形態あるいは使用環境で実現可能な条件に制限される。ひいては、センサの状態検査の信頼性等をより向上させ得るように、該状態検査を行うための好適な条件を柔軟に設定することが困難である。
さらに、加熱調理器の使用形態あるいは使用環境によっては、センサの状態検査を行うための条件が成立する頻度が少なくなり過ぎる虞もある。
また、特許文献1、2に見られる如き従来の技術では、加熱調理器の熱源の作動状態(熱発生状態)にてセンサの状態検査を行うものであるため、センサの異常が生じている状態で熱源の作動が行われる場合がある。ひいては、センサの異常が検知されるまでは、熱源の不適切な運転制御が行われてしまう虞がある。
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、センサの状態検査のために必要な条件をユーザの関与によって能動的に実現させることができ、好適な条件下で信頼性の高い状態検査を行うことを可能とする加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明の加熱調理器は、かかる目的を達成するために、調理物を加熱する熱を発生する熱源と、該熱源の動作制御のためのセンサとを備える加熱調理器であって、当該加熱調理器の動作モードとして前記センサの状態検査を行うセンサ検査モードを有しており、前記動作モードが前記センサ検査モードであるときに、前記センサの状態検査のための検査処理であって、ユーザにより所定の処置がなされていることを必要要件とする検査処理を実行する検査処理実行手段と、ユーザに対する報知出力を発生する報知出力発生手段とを備えており、前記報知出力発生手段は、前記所定の処置がなされていることを必要要件とする検査処理を前記検査処理実行手段が実行する前に、前記所定の処置を行うべきことをユーザに指示する報知出力を発生するように構成されていることを特徴とする(第1発明)。
かかる第1発明によれば、前記報知出力発生手段は、前記所定の処置がなされていることを必要要件とする検査処理を前記検査処理実行手段が実行する前に、上記の報知出力を発生する。これにより、前記所定の処置をユーザに行わせた上で、前記検査処理実行手段が前記検査処理を実行することができる。
この場合、ユーザによる所定の処置によって、前記センサに作用する環境条件(センサの検出値の大きさあるいは変化に影響を及ぼす環境条件)を能動的に操作できるため、加熱調理器の通常的な使用形態もしくは使用環境では実現しにくい条件であっても、センサの状態検査のために好適な条件を実現することが可能となる。ひいては、当該好適な条件下で、センサの、信頼性の高い状態検査を行うことができる。
よって、第1発明によれば、センサの状態検査のために必要な条件をユーザの関与によって能動的に実現させることができ、好適な条件下で信頼性の高い状態検査を行うことを可能となる。
かかる第1発明では、前記センサ検査モードは、前記熱源の作動が停止された状態での動作モードであることが好ましい(第2発明)。
この第2発明によれば、熱源の作動が停止された状態で前記センサの状態検査が行われる。このため、センサの状態が熱源の作動に影響を及ぼさない状態で該センサの状態検査を行うことができる。
上記第1発明又は第2発明では、前記センサの一例として、例えば、前記熱源により加熱される調理容器の温度を検出するように該熱源に付設された温度センサが挙げられる。この場合、前記報知出力発生手段が発生する報知出力は、前記ユーザが行うべき所定の処置として、水を入れた調理容器を前記温度センサが付設された熱源に対して設置することを前記ユーザに指示する調理容器設置指示報知出力を含み、前記検査処理実行手段は、前記水を入れた調理容器が設置され、且つ前記熱源の作動が停止された状態での前記温度センサの出力に基づいて前記検査処理を実行するように構成されていることが好ましい(第3発明)。
かかる第3発明によれば、前記検査処理実行手段が検査処理を実行する前に、前記報知出力発生手段が前記調理容器設置指示報知出力を発生することで、ユーザは、水を入れた調理容器を、温度センサが付設された熱源に対して設置することを前記所定の処置として行うこととなる。当該処置は、格別な技術等を必要としない単純な処置であるので、ユーザは該処置を容易に短時間で行うことができる。
そして、前記検査処理実行手段による検査処理は、ユーザによる上記処置によって前記水を入れた調理容器が設置され、且つ前記熱源の作動が停止された状態で実行される。
この場合、温度センサが検出する温度は、調理容器の設置当初の温度から調理容器内の水の温度とほぼ同等の温度に収束していくように変化する。また、熱源の作動が停止された状態では、調理容器内の水の温度、ひいては、調理容器の温度は安定性が高く、短時間での変動が生じ難い。
従って、前記検査処理実行手段による検査処理では、前記温度センサの出力に基づいて、該温度センサの状態検査を適切に行うことが可能となる
かかる第3発明では、前記加熱調理器が複数の前記熱源と、該複数の熱源に各々付設された複数の前記温度センサとを備えるものである場合には、前記検査処理実行手段は、前記複数の熱源のそれぞれ毎に、前記水を入れた調理容器が設置され、且つ該熱源の作動が停止された状態で、該熱源に対応する温度センサの出力の経時変化を観測し、該複数の熱源のそれぞれに対応する温度センサの出力の経時変化を相互に比較することにより、該複数の熱源のそれぞれに対応する温度センサがいずれも正常状態であるか否かを検知する処理を前記検査処理として実行するように構成されており、前記報知出力発生手段が出力する調理容器設置指示報知出力は、前記複数の熱源に対して順次、前記水を入れた調理容器を設置することをユーザに指示する報知出力であることが好ましい(第4発明)。
かかる第4発明によれば、ユーザは前記調理容器設置指示報知出力に応じて、前記複数の熱源に対して順次、前記水を入れた調理容器を設置することとなる。そして、その設置の都度、前記検査処理実行手段による検査処理によって、調理容器が設置された熱源に対応する温度センサの出力の経時変化が観測される。
この場合、前記したように熱源の作動が停止された状態では、調理容器内の水の温度、ひいては、調理容器の温度の安定性が高いため、前記複数の温度センサがいずれも正常状態であれば、各温度センサの出力により示される検出温度は、互いに同じような形態で経時変化する。
一方、例えばいずれかの温度センサが調理物の付着等に起因して、正常な検出精度もしくは正常な検出応答性で温度検出を行うことができない異常状態になっている場合には、該温度センサの出力により示される検出温度の経時変化の形態が、正常状態での経時変化の形態に対して相違したものとなる。
従って、前記複数の熱源のそれぞれに対応する温度センサの出力の経時変化を相互に比較することにより、該複数の熱源のそれぞれに対応する温度センサがいずれも正常状態であるか否かを検知することができる。
また、この場合、前記複数の熱源に対して同じ調理容器が設置されることとなるので、該調理容器の構造や材質等が、温度センサがいずれも正常状態であるか否かの検知結果に影響を及ぼすのを防止できる。
上記第4発明では、より具体的には、例えば、前記検査処理実行手段は、前記複数の熱源のそれぞれ毎に、前記水を入れた調理容器の設置後の所定の時間間隔における前記温度センサの出力の変化に基づいて、該所定の時間間隔における該温度センサの検出温度の変化量を計測し、前記複数の熱源のうちのいずれか2つの熱源に対応する2つの温度センサの検出温度の前記変化量の計測値の差が所定量以上の大きさである場合に、該2つの温度センサのうちのいずれかが正常状態でないことを検知するように構成される(第5発明)。
かかる第4発明では、前記複数の温度センサがいずれも正常状態である場合には、前記した如く、各温度センサの出力により示される検出温度が、互いに同じような形態で経時変化することから、前記変化量の計測値は互いに同一もしくはほぼ同一となる。このため、前記複数の熱源のうちの任意の2つの熱源に対応する2つの温度センサの検出温度の前記変化量の計測値の差が前記所定量よりも小さくなる。
一方、いずれかの温度センサがそして、調理物の付着等に起因して異常状態となっている場合には、該温度センサの出力により示される検出温度の経時変化の形態が正常状態の場合の形態と相違するものとなることから、該異常状態の温度センサについての前記変化量の計測値は、異常状態の温度センサについての前記変化量の計測値と異なるものとなる。
このため、前記複数の温度センサのうち、異常状態となった温度センサと正常状態の温度センサとの2つの温度センサの検出温度の前記変化量の計測値の差が前記所定量以上の大きさとなる。
従って、前記変化量の計測値の差が前記所定量以上の大きさとなる当該2つの温度センサのうちのいずれかが正常状態でないことを検知することができる。
上記第4発明又は第5発明では、前記報知出力発生手段は、前記検査処理実行手段によりいずれかの温度センサが正常状態でないことが検知された場合に、前記温度センサの配置箇所の清掃を行うべきことをユーザに指示する清掃指示報知出力をさらに発生するように構成されていることが好ましい(第6発明)。
この第6発明によれば、前記清掃指示報知出力によって、ユーザに温度センサの配置箇所の清掃を行わせることができる。ひいては、調理物の付着等によって異常状態となった温度センサを正常状態に復帰させることが可能となる。
また、前記第1〜第6発明では、当該加熱調理器の動作モードは、例えば、ユーザの所定の操作に応じて前記センサ検査モードになるように構成される。この場合、前記報知出力発生手段は、さらに、前記熱源の作動回数又は作動時間に応じて、前記所定の操作を行うべきことをユーザに指示する報知出力を発生するように構成されていることが好ましい(第7発明)。
この第7発明によれば、ユーザは、所望のタイミングで前記検査処理実行手段による検査処理を実行させるようにすることができる。また、前記熱源の作動回数又は作動時間に応じて、前記所定の操作を行うべきことをユーザに指示する報知出力が発せられることで、前記検査処理実行手段による検査処理を実行させることをユーザが失念してしまうのを防止できる。
本発明の一実施形態の加熱調理器としてのガスコンロの構成を示す図。 図1に示す制御装置の処理を示すフローチャート。 図2のSTEP8の処理を示すフローチャート。 センサチェックモードでの温度センサの検出温度の経時変化の例を示すグラフ。
本発明の一実施形態を図1〜図4を参照して以下に説明する。
図1を参照して、本実施形態の加熱調理器はガスコンロ1である。このガスコンロ1は、調理物を加熱する熱を発生する熱源として、第1バーナ2a、第2バーナ2b及び第3バーナ2cの3つのバーナを有する。なお、以降の説明では、バーナ2a,2b,2cを区別する必要が無いときは、単にバーナ2と称する。
各バーナ2には、燃料ガスの供給源の配管(図示省略)に接続された単一の主ガス供給路3から、各バーナ2に対応して分岐された副ガス供給路4を介して燃料ガスが供給される。各バーナ2毎の副ガス供給路4には、該副ガス供給路4を開閉する電磁開閉弁5と、バーナ2への燃料供給量を調整するための流量調整弁6(例えば比例弁)とが介装されている。
各バーナ2には、該バーナ2の燃焼熱により加熱する調理物等を収容する調理容器Pの温度を検出する温度センサ7と、該バーナ2に対して調理容器Pが設置されているか否か(詳しくは、バーナ2の燃焼熱により加熱される所定の箇所に調理容器Pが設置されているか否か)を検知する調理容器検知センサ8とが付設されている。
具体的には、各バーナ2の中心部には、上方に向かって弾発的に付勢された金属製の可動体9が上下動可能に配置されている。この可動体9は、バーナ2の周囲に配置された五徳10上に調理容器Pが載置されたときに、該調理容器Pの底面に接触すると共に、その接触状態で該調理容器Pの重量によって押し下げられるように設けられている。
なお、本実施形態では、バーナ2の周囲に配置された五徳10上に調理容器Pが載置された状態が、該バーナ2に対して調理容器Pが設置された状態である。
そして、温度センサ7は、可動体9に調理容器Pが接触した状態で、該調理容器Pの温度(≒可動体9の温度)を検出し得るように、該可動体9に内蔵されている。かかる温度センサ7は、サーミスタ等により構成される。
また、調理容器検知センサ8は、各バーナ2に対応する可動体9が押し下げられたことを検知することによって、該バーナ2に対して調理容器Pが設置されていることを検知するように構成されている。かかる調理容器検知センサ8は、位置センサ等により構成される。なお、調理容器検知センサ8は、例えば荷重センサにより構成することも可能である。
ガスコンロ1は、さらにガスコンロ1の運転制御等を行う機能を有する制御装置15と、音声等の音響出力を発生するスピーカ16と、前記温度センサ7の状態検査(チェック)を行うべき旨を点灯(又は点滅)によりユーザに報知するセンサチェック要求ランプ17と、ガスコンロ1の運転に関する操作をユーザが行うための操作部18とを備える。
操作部18には、前記温度センサ7の状態検査のための処理(後述するセンサチェックモードの処理)を制御装置15に実行させるためにユーザが操作するスイッチであるセンサチェックスイッチ19が設けられている。
また、図示は省略するが、操作部18には、センサチェックスイッチ19の他、ガスコンロ1のユーザが各バーナ2の点火/消火及び火力調整のための操作を行うバーナ運転操作部、ガスコンロ1の全体の電源のオンオフ操作を行うための電源スイッチ等も設けられている。
制御装置15は、CPU、RAM、ROM、インターフェース回路等を含む電子回路ユニットにより構成されている。この制御装置15には、各バーナ2に対応する温度センサ7及び調理容器検知センサ8の検出信号が入力される。
そして、制御装置15は、実装されるプログラムにより実現される機能又はハードウェア構成により実現される機能として、各バーナ2の燃焼運転を制御するバーナ運転制御部21と、温度センサ7の状態検査のための処理を実行する検査処理実行部22と、スピーカ16及びセンサチェック要求ランプ17の動作制御を行う報知出力制御部23とを備える。
バーナ運転制御部21は、操作部18のバーナ運転操作部の操作等に応じて、電磁開閉弁5及び流量調整弁6と、図示しない点火装置とを制御することで、各バーナ2の燃焼運転を制御する。
また、検査処理実行部22は、本発明における検査処理実行手段に相当するものであり、報知出力制御部23は、スピーカ16及びセンサチェック要求ランプ17と併せて、本発明における報知出力発生手段を構成するものである。これらの検査処理実行部22及び報知出力制御部23の処理の詳細は後述する。
次に、温度センサ7の状態検査に関する作動を説明する。まず、その概要を説明しておく。ガスコンロ1を使用した調理が繰り返されることによって、各バーナ2に対応する前記可動体9の表面に調理物等の異物が付着することが多々ある。そして、調理物等の異物の付着及びその堆積によって可動体9の汚れが進行すると、該可動体9に接触される調理容器Pと該可動体9に内蔵された温度センサ7との間の伝熱性が低下するために、該温度センサ7の検出精度あるいは検出応答性が低下する。ひいては、温度センサ7の検出温度に基づくバーナ2の運転制御が不適切なものとなる虞がある。
そこで、本実施形態では、温度センサ7の状態検査を以下に説明する如く、ユーザによる処置を必要とする適切な条件下で行うことで、可動体9の汚れの進行等に起因して、温度センサ7が温度検出を正常な検出精度もしくは正常な検出応答性で行うことができなくなる状態(以降、この状態を異常状態という)となった場合にそのことを検知する。そして、その検知に応じて、温度センサ7の配置箇所たる可動体9等の清掃の必要性をユーザに報知する。
以下説明すると、ガスコンロ1の電源スイッチがオン操作された状態で、制御装置15は、図2のフローチャートに示す処理を実行する。
制御装置15は、STEP1において、センサチェックスイッチ19がオン操作されたか否かを判断する。なお、本実施形態では、センサチェックスイッチ19のオン操作が、本発明における所定の操作に相当するものである。
上記STEP1の判断結果が肯定的である場合(ユーザが温度センサ7の状態検査を行うべくセンサチェックスイッチ19をオン操作した場合)には、制御装置15は、次に、STEP2において、第1〜第3バーナ2a,2b,2cのそれぞれに対応する全ての(3つの)温度センサ7,7,7の出力により示される検出温度が、いずれもあらかじめ定められた所定温度Dth(例えば30℃)よりも低いか否かを判断する。
このSTEP2の判断結果が否定的である場合は、いずれかのバーナ2の燃焼運転中、もしくは燃焼運転の停止直後等、温度センサ7の近辺の環境温度が安定していない可能性が高い状況である。
この場合には、温度センサ7の状態検査を行うことは適切でないことから、制御装置15は、STEP3において、報知出力制御部23によりスピーカ16を作動させることで、温度センサ7の状態検査(チェック)を行うことができない旨の報知出力(音声による報知出力)をスピーカ16から発生させ、STEP1からの処理を継続する。
なお、STEP3での報知は、液晶表示器等による視覚的な報知(文言表示等による報知)によって行うようにしてもよい。また、STEP3において、温度センサ7の状態検査(チェック)を行うことができない理由、あるいは、該状態検査を行うことができるようになるための条件をさらに報知するようにしてもよい。
前記STEP2の判断結果が肯定的である場合には、温度センサ7の状態検査を行うことが可能であることから、制御装置15は、ガスコンロ1の動作モードを、温度センサ7の状態検査を行うためのセンサチェックモード(センサ検査モード)に設定して、該センサチェックモードの処理(詳細は後述する)をSTEP8で実行する。
また、前記STEP1の判断結果が否定的である場合(センサチェックスイッチ19がオン操作されていない場合)には、制御装置15は、次に、STEP4において、第1〜第3バーナ2a,2b,2cのトータルの燃焼回数(作動回数)があらかじめ定められた所定回数Nth(例えば100回)に達したか否かを判断する。
なお、上記燃焼回数は、いずれかのバーナ2の燃焼運転が開始される毎に制御装置15によってカウントされ、そのカウント値が図示しないEEPROM等の不揮発性のメモリに記憶保持される。
また、STEP4では、第1〜第3バーナ2a,2b,2cのトータルの燃焼回数の代わりに、第1〜第3バーナ2a,2b,2cのトータルの燃焼運転時間(累積的な作動時間)が所定時間に達したか否かを判断するようにしてもよい。
上記STEP4の判断結果が肯定的である場合には、前記可動体9の汚れの進行等に起因して、いずれかの温度センサ7が、正常な検出精度あるいは正常な検出応答性で温度を検出することができない異常状態となっている可能性があることから、温度センサ7の状態検査を行うことが望ましい。
そこで、STEP4の判断結果が肯定的である場合には、制御装置15は、STEP2と同様に、第1〜第3バーナ2a,2b,2cのそれぞれに対応する全ての(3つの)温度センサ7,7,7の出力により示される検出温度が所定温度Dthよりも低いか否かを判断する処理をSTEP5で実行する。
そして、STEP5の判断結果が肯定的である場合には、制御装置15は、温度センサ7の状態検査を行うべきことをユーザに認識させるために、STEP6において、報知出力制御部23により、センサチェック要求ランプ17をオン状態(点灯状態又は点滅状態)にする。
これにより、本発明における所定の操作としての、センサチェックスイッチのオン操作を行うべきこと(温度センサ7の状態検査を行うべきこと)をユーザに指示する報知出力が発生される。
なお、STEP6では、センサチェックスイッチのオン操作を行うべき旨の報知を、スピーカ16による音声報知によって行うようにしてもよい。あるいは、液晶表示器等による視覚的な表示(文言表示等)によって当該報知を行うようにしてもよい。
次いで、制御装置15は、STEP7において、センサチェックスイッチ19がオン操作されたか否かを判断する。
そして、STEP7の判断結果が肯定的である場合には、制御装置15は、ガスコンロ1の動作モードを、温度センサ7の状態検査を行うためのセンサチェックモードに設定して、該センサチェックモードの処理(詳細は後述する)をSTEP8で実行する。
前記STEP4,5,7のいずれかの判断結果が否定的である場合には、あるいは、STEP8の処理の実行後に、制御装置15は、STEP9において、いずれかのバーナ2の燃焼運転の要求が有るか否か(いずれかのバーナ2についての点火操作がなされたか否か)を判断する。
このSTEP9の判断結果が肯定的である場合には、制御装置15は、STEP10において、燃焼運転の要求が有るバーナ2についての燃焼制御をバーナ運転制御部21により実行しつつ、STEP1からの処理を継続する。また、STEP9の判断結果が否定的である場合には、制御装置15は、STEP1からの処理を継続する。
なお、いずれかのバーナ2の燃焼運転中は、STEP2又は5の判断結果が否定的になるので、センサチェックモードの処理(STEP8の処理)は実行されない。
以上の如く、STEP2又は5の判断結果が肯定的となる状況で、センサチェックスイッチ19がオン操作された場合に、ガスコンロ1の動作モードがセンサチェックモードとなり、該センサチェックモードの処理がSTEP8で実行される。この場合、第1〜第3バーナ2a,2b,2cのトータルの燃焼回数に関するSTEP4の判断結果が肯定的となる状況では、センサチェックスイッチのオン操作を行うべきこと(温度センサ7の状態検査を行うべきこと)をユーザに認識させるための報知(本実施形態では、センサチェック要求ランプ17をオン状態にすることによる報知)がなされる。
STEP8におけるセンサチェックモードの処理は、全てのバーナ2の消火状態にて図3のフローチャートに示す如く実行される。
STEP8−1において、制御装置15は、第1〜第3バーナ2a,2b,2cのうちの1つ(第kバーナ)を水を入れた調理容器Pを設置すべき対象バーナとして選定する。この場合、STEP8−1では、第1〜第3バーナ2a,2b,2cが順番に対象バーナとして選定される。
なお、以降の説明では、“k”は対象バーナが第1〜第3バーナ2a,2b,2cのいずれであるか示す符号を意味する。この場合、対象バーナが第1バーナ2aであるとき、k=1、第2バーナ2bであるとき、k=2、第3バーナ2cであるとき、k=3である。
次いで、STEP8−2において、制御装置15は、報知出力制御部23によりスピーカ16を作動させることで、選定した対象バーナに対して、水を入れた金属製の調理容器P(例えば金属製の鍋もしくはやかん)を設置すべきことを音声によってユーザに指示する報知出力(調理容器設置指示報知出力)をスピーカ16から発生させる。
なお、調理容器設置指示報知出力は、液晶表示器等による表示(文言表示等)によって行うようにしてもよい。
また、センサチェックモードの開始時、あるいは、STEP8−2の報知出力と併せて、センサチェックモードでは、全てのバーナ2を消火状態に維持しておくべきことを報知するようにしてもよい。
次いで、STEP8−3において、制御装置15は、対象バーナにおける調理容器検知センサ8の出力に基づいて、調理容器Pの設置(対象バーナの五徳10上への調理容器Pの載置)が検知されたか否かを判断し、該判断結果が肯定的になるまで待機する。
ユーザが前記調理容器設置指示報知出力に応じて対象バーナの五徳10上に水を入れた調理容器Pを設置すると、STEP8−3の判断結果が肯定的になる。
このとき、制御装置15は、STEP8−4〜8−11の処理を検査処理実行部22により実行する。
STEP8−4では、検査処理実行部22は、対象バーナの温度センサ7の出力により示される現在の(調理容器Pの設置当初の)検出温度Ds(k)を取得し、計時用のタイマーをスタートさせる。
次いで、STEP8−5において、検査処理実行部22は、対象バーナにおける調理容器検知センサ8の出力に基づいて調理容器Pの設置が検知され、且つ、いずれのバーナ2についても燃焼運転の要求が無い(いずれのバーナ2についても点火操作がなされていない)という条件が成立するか否かを判断する。
この判断結果が肯定的である場合には、検査処理実行部22は、さらにSTEP8−6において、タイマの計時時間があらかじめ定められた所定時間T秒(例えば10秒)を経過したか否かを判断する。
そして、STEP8−6の判断結果が否定的である場合には、検査処理実行部22は、STEP8−5,8−6の判断処理を繰り返し、STEP8−5の判断結果が否定的になるか、又はSTEP8−6の判断結果が肯定的になるまで待機する。
ユーザが対象バーナ上から意図的に調理容器Pを除去したり、あるいは、いずれかのバーナ2についての点火操作を行った場合には、STEP8−5の判断結果が否定的になる。この場合は、センサチェックモードの処理を中止することをユーザが意図していると考えられる状況であるので、制御装置15は、センサチェックモードの処理(図3のフローチャートの処理)を中止する。
一方、STEP8−5の判断結果が肯定的に維持された状況で、タイマの計時時間が前記所定時間T秒に達すると、STEP8−6の判断結果が肯定的になる。
このとき、検査処理実行部22は、STEP8−7において、対象バーナに対応する温度センサ7の出力により示される現在の(対象バーナへの調理容器Pの設置当初からT秒経過した時点の)検出温度De(k)を取得する。
次いで、検査処理実行部22は、STEP8−4で取得した検出温度Ds(k)とSTEP8−7で取得した検出温度De(k)との差を、上記T秒の時間間隔の期間での温度変化量dD(k)の計測値として算出する。
次いで、検査処理実行部22は、STEP8−9において、全てのバーナ2について、温度変化量dD(k)を計測する処理が終了したか否かを判断する。
この判断結果が否定的である場合には、制御装置15は、新たな対象バーナについてのSTEP1からの処理を実行する。
以上のようにして、第1〜第3バーナ2a,2b,2cが順番に対象バーナとして選定され、その選定の都度、対象バーナに対して水を入れた金属製の調理容器Pを設置すべきことをユーザに指示する調理容器設置指示報知出力を発生した上で、該対象バーナについての温度変化量dD(k)を計測する処理が実行される。
全てのバーナ2についての温度変化量dD(k)の計測が終了し、STEP8−9の判断結果が肯定的になると、検査処理実行部22は、次に、STEP8−10において、センサチェック要求ランプ17を報知出力制御部23を介してオフにする(消灯させる)と共に、第1〜第3バーナ2a,2b,2cのトータルの燃焼回数のカウント値をゼロにリセットする。
さらに、STEP8−11において、検査処理実行部22は、第1〜第3バーナ2a,2b,2cのそれぞれに対応する温度センサ7についての温度変化量dD(1),dD(2),dD(3)を相互に比較し、dD(1)とdD(2)との差の大きさ(絶対値)、dD(2)とdD(3)との差の大きさ(絶対値)、及びdD(3)とdD(1)との差の大きさ(絶対値)のいずれかが、あらかじめ定められた所定の閾値dDth以上に大きなものとなっているか否かを判断する。
ここで、いずれのバーナ2についても、水を入れた調理容器Pの設置当初に対象バーナに対応する温度センサ7が検出する温度は、ガスコンロ1の近辺の雰囲気温度にほぼ一致する。そして、該雰囲気温度は、センサチェックモードの処理の実行中にほぼ一定に保たれると考えてよい。
また、いずれのバーナ2についても、水を入れた調理容器Pの設置後は、対象バーナに対応する温度センサ7が検出する温度は、該調理容器P内の水の温度とほぼ同等の温度に収束していく。そして、調理容器P内の水の温度は、センサチェックモードの処理の実行中にほぼ一定に保たれると考えてよい。
このため、各バーナ2に対応する温度センサ7がいずれも正常状態である場合には、各バーナ2毎にSTEP8−4で取得される検出温度Ds(k)は互いに一致もしくはほぼ一致し、また、各バーナ2毎にSTEP8−7で取得される検出温度De(k)も互いに一致もしくはほぼ一致する。ひいては、各バーナ2に対応する温度センサ7毎にSTEP8−8で算出される温度変化量dD(k)の計測値も互いに一致もしくはほぼ一致する。
具体的な一例として、各バーナ2に対応する温度センサ7が正常状態である場合、該温度センサ7の出力から認識される検出温度は、いずれのバーナ2についても図4に実線のグラフで例示する形態と同一もしくはほぼ同一の形態で経時変化する。
この場合、各バーナ2毎にSTEP8−8で算出される温度変化量dD(k)の計測値は、図中のdDxに一致もしくはほぼ一致するものとなる。
従って、各バーナ2に対応する温度センサ7がいずれも正常状態である場合には、STEP8−11の判断結果は否定的となる。この場合には、制御装置15は、センサチェックモードの処理(図3のフローチャートの処理)を終了する。
なお、STEP8−11の判断結果が否定的となる場合に、温度センサ7がいずれも正常状態である旨の報知を音声報知等により行うようにしてもよい。
一方、温度センサ7を内蔵する前記可動体9の汚れの進行等に起因して、いずれかの温度センサ7が異常状態となっている場合には、該温度センサ7の検出温度は、正常な場合と異なる形態で経時変化する。
例えば、前記可動体9の汚れの進行等に起因して異常状態となった温度センサ7の検出温度は、図4の破線のグラフで例示するように、正常な場合(実線のグラフ)と異なる形態で経時変化する。この場合、当該異常状態の温度センサ7について、STEP8−8で算出される温度変化量dD(k)の計測値は、図中のdDyとなる。
このため、いずれかのバーナ2に対応する温度センサ7が、該温度センサ7を内蔵する可動体9の汚れの進行等に起因して異常状態となっている場合には、STEP8−11の判断結果が肯定的になる。より詳しくは、|dD(2)−dD(3)|、|dD(1)−dD(2)|、|dD(3)−dD(1)|のうち、異常状態となった温度センサ7に対応する温度変化量dD(k)を含む絶対値がdDth以上となる。
例えば、第1バーナ2aに対応する温度センサ7が異常状態となっており、且つ、第2バーナ2b及び第3バーナ2cに対応する温度センサ7が正常状態である場合には、|dD(2)−dD(3)|<dDthとなる一方、|dD(1)−dD(2)|≧dDth、|dD(3)−dD(1)|≧dDthとなる。これにより、第1バーナ2aに対応する温度センサ7が異常状態になったことを検知できる。
上記のようにSTEP8−11の判断結果が肯定的となる場合には、制御装置15は、STEP8−12において、報知出力制御部23によってスピーカ16を作動させることで、各温度センサ7の配置箇所たる可動体9及びその周辺の清掃が必要である旨の報知出力(清掃指示報知出力)をスピーカ16から音声によって発生させる。これによりユーザは、当該清掃の必要性を認識して、当該清掃を実行することができる。ひいては、異常状態になった温度センサ7を正常状態に復帰させることができる。
なお、STEP8−12では、液晶表示器等による視覚的な報知(文言表示等による報知)を行うようにしてもよい。また、STEP8−12では、異常状態になった温度センサ7がどの温度センサ7であるかの報知出力と、その温度センサ7に対応する可動体9及びその周辺の清掃が必要である旨の報知出力を音声等による発生するようにしてもよい。
以上がセンサチェックモードの処理の詳細である。
以上説明した実施形態によれば、センサチェックモードにおいて、STEP8−2の報知出力(調理容器設置指示報知出力)を発することによって、いずれのバーナ2についても、水を入れた金属製の調理容器Pを設置する(ひいては、各バーナ2に対応する可動体9に該調理容器Pを接触させる)という処置をユーザに行わせた上で、各バーナ2に対応する温度センサ7の検出温度の温度変化量dD(k)(所定時間T秒の期間での検出温度の変化量)を計測できる。また、ユーザは当該処置を容易に短時間で行うことができる。
このため、該温度変化量dD(k)の計測を、いずれの温度センサ7についても、互いに同等の好適な環境条件下で行うことができる。このため、いずれの温度センサ7についても、温度センサ7が正常状態である場合と異常状態である場合とで、温度変化量dD(k)の計測値が明確に相違したものとなるようにすることができると共に、当該相違が、いずれの温度センサ7についても互いに同等のものとなるようにすることができる。ひいては、温度変化量dD(k)の計測値に基づく温度センサ7の状態検査を高い信頼性で行うことができる。
また、本実施形態では、各バーナ2に対応する温度センサ7毎の、温度変化量dD(k)を相互に比較することによって、温度センサ7が正常に機能しているか否かを判断するため、センサチェックモードにて各バーナ2に対して設置される金属製の調理容器Pの熱特性によらずに高い信頼性で、温度センサ7の状態検査を行うことができる。
なお、以上説明した実施形態では、加熱調理器がガスコンロ1である場合について説明したが、本発明における加熱調理器は、熱源としてIHヒータ等のバーナ以外の熱源を備えるものであってもよい。
また、前記実施形態では、状態検査の対象のセンサが温度センサ7である場合を例にとって説明したが、本発明の加熱調理器におけるセンサは、温度センサ以外のセンサであってもよい。そして、センサの状態検査のためにユーザに行わせるべき所定の処置は、水を入れた調理容器を熱源に対して設置すること以外の処置であってもよい。当該処置は、センサの状態検査を適切に行い得るように、センサの特性等を考慮して適宜、選定しておけばよい。
また、前記実施形態において、温度センサ7の状態検査において、バーナ2(熱源)に対して設置させるべき調理容器を、特定の構造又は種類の調理容器に限定してもよい。その場合、各温度センサ7毎の検出温度の温度変化量dD(k)等を所定の閾値と比較することなどによって、各温度センサ7毎に個別に状態検査を行うようにすることも可能である。
また、前記実施形態では、前記T秒の時間間隔の期間での温度変化量dD(k)を指標として温度センサ7の状態検査(正常状態であるか否かの検査)を行うようにしたが、例えば、温度変化量dD(k)の代わりに、前記T秒の時間間隔の期間での各温度センサ7の検出温度の平均値、あるいは、該検出温度の時間的変化率の平均値等を指標として、温度センサ7の状態検査を行うようにすることも可能である。
1…加熱調理器、2…バーナ(熱源)、7…温度センサ、22…検査処理実行部(検査処理実行手段)、16…スピーカ(報知出力発生手段)、17…センサチェック要求ランプ(報知出力発生手段)、23…報知出力制御部(報知出力発生手段)、P…調理容器。

Claims (7)

  1. 調理物を加熱する熱を発生する熱源と、該熱源の動作制御のためのセンサとを備える加熱調理器であって、
    当該加熱調理器の動作モードとして前記センサの状態検査を行うセンサ検査モードを有しており、
    前記動作モードが前記センサ検査モードであるときに、前記センサの状態検査のための検査処理であって、ユーザにより所定の処置がなされていることを必要要件とする検査処理を実行する検査処理実行手段と、
    ユーザに対する報知出力を発生する報知出力発生手段とを備えており、
    前記報知出力発生手段は、前記所定の処置がなされていることを必要要件とする検査処理を前記検査処理実行手段が実行する前に、前記所定の処置を行うべきことをユーザに指示する報知出力を発生するように構成されていることを特徴とする加熱調理器。
  2. 請求項1記載の加熱調理器において、
    前記センサ検査モードは、前記熱源の作動が停止された状態での動作モードであることを特徴とする加熱調理器。
  3. 請求項1又は2記載の加熱調理器において、
    前記センサは、前記熱源により加熱される調理容器の温度を検出するように該熱源に付設された温度センサであり、
    前記報知出力発生手段が発生する報知出力は、前記ユーザが行うべき所定の処置として、水を入れた調理容器を前記温度センサが付設された熱源に対して設置することを前記ユーザに指示する調理容器設置指示報知出力を含み、
    前記検査処理実行手段は、前記水を入れた調理容器が設置され、且つ前記熱源の作動が停止された状態での前記温度センサの出力に基づいて前記検査処理を実行するように構成されていることを特徴とする加熱調理器。
  4. 請求項3記載の加熱調理器において、
    複数の前記熱源と、該複数の熱源に各々付設された複数の前記温度センサとを備えており、
    前記検査処理実行手段は、前記複数の熱源のそれぞれ毎に、前記水を入れた調理容器が設置され、且つ該熱源の作動が停止された状態で、該熱源に対応する温度センサの出力の経時変化を観測し、該複数の熱源のそれぞれに対応する温度センサの出力の経時変化を相互に比較することにより、該複数の熱源のそれぞれに対応する温度センサがいずれも正常状態であるか否かを検知する処理を前記検査処理として実行するように構成されており、
    前記報知出力発生手段が出力する調理容器設置指示報知出力は、前記複数の熱源に対して順次、前記水を入れた調理容器を設置することをユーザに指示する報知出力であることを特徴とする加熱調理器。
  5. 請求項4記載の加熱調理器において、
    前記検査処理実行手段は、前記複数の熱源のそれぞれ毎に、前記水を入れた調理容器の設置後の所定の時間間隔における前記温度センサの出力の変化に基づいて、該所定の時間間隔における該温度センサの検出温度の変化量を計測し、前記複数の熱源のうちのいずれか2つの熱源に対応する2つの温度センサの検出温度の前記変化量の計測値の差が所定量以上の大きさである場合に、該2つの温度センサのうちのいずれかが正常状態でないことを検知するように構成されていることを特徴とする加熱調理器。
  6. 請求項4又は5記載の加熱調理器において、
    前記報知出力発生手段は、前記検査処理実行手段によりいずれかの温度センサが正常状態でないことが検知された場合に、前記温度センサの配置箇所の清掃を行うべきことをユーザに指示する清掃指示報知出力をさらに発生するように構成されていることを特徴とする加熱調理器。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の加熱調理器において、
    当該加熱調理器の動作モードは、ユーザの所定の操作に応じて前記センサ検査モードになるように構成されており、
    前記報知出力発生手段は、さらに、前記熱源の作動回数又は作動時間に応じて、前記所定の操作を行うべきことをユーザに指示する報知出力を発生するように構成されていることを特徴とする加熱調理器。
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