JP2016013042A - 電力伝送システム - Google Patents

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裕次郎 中山
Yujiro Nakayama
裕次郎 中山
浩樹 濱田
Hiroki Hamada
浩樹 濱田
正弘 楠
Masahiro Kusunoki
正弘 楠
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Abstract

【課題】簡易な構成によりスライドシートに効率良く電力を供給すること。
【解決手段】送電装置は、スライドシート200の移動方向に直交する方向に所定の距離を隔てて配置され、当該所定の距離を含む合計幅が近傍界であるλ/2π以下の長さを有する1組の第1組電極と、第1組電極に対して交流電力を供給する供給手段と、供給手段と第1組電極の少なくとも一方の間に挿入される第1インダクタと、を有し、受電装置は、所定の距離を隔てて配置され、当該所定の距離を含む合計幅が近傍界であるλ/2π以下の長さを有する1組の第2組電極と、第2組電極から交流電力をスライドシートが有する負荷に対して出力する出力手段と、出力手段と第2組電極の少なくとも一方の間に挿入される第2インダクタと、を有し、第1組電極および第2組電極の少なくとも一方はスライドシートの移動量に対応した長さを有している。
【選択図】図8

Description

本発明は、電力伝送システムに関するものである。
特許文献1〜3には、車両のスライドシートに対して有線接続によって電力を供給するための技術が開示されている。また、特許文献4には、車両のスライドシートに対して無線接続によって電力を供給するための技術が開示されている。
特開2005−059745号公報 特開2010−028987号公報 特開2010−074872号公報 特開2013−162609号公報
ところで、特許文献1〜3に開示された技術では、電力を供給するためのケーブル同士の接触、または、ケーブルと周辺の構造物との接触により、ケーブルの引き出しや、引き込みがスムーズに行われないという問題点がある。また、それによって、ケーブルの寿命が短縮されるという問題点もある。また、操作性の改善のために、余長吸収性を高めたり、障害となるケーブル摺動部への異物対策等を行ったりすることが検討されてきたが、構造が複雑化するという問題点がある。そもそも、開口部がある以上、完全な異物対策は困難であるという問題点もある。さらに、近年では、スライドシートの可動範囲が広いロングスライドシートが登場したことから、前述した対策の難易度がさらに高くなっているという問題点もある。
一方、特許文献4では、電磁誘導によって非接触給電を行っているが、コイル間距離に応じてキャパシタの容量値を調整する調整手段が必要になり、制御が煩雑になるという問題点がある。
そこで、本発明は、簡易な構成によりスライドシートに効率良く電力を供給する電力伝送システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、床に配置された送電装置から、前記床に対して着座部が移動可能に構成されるスライドシートに配置された受電装置に対して交流電力を伝送する電力伝送システムにおいて、前記送電装置は、前記スライドシートの移動方向に直交する方向に所定の距離を隔てて配置され、当該所定の距離を含む合計幅が近傍界であるλ/2π以下の長さを有する1組の第1組電極と、前記第1組電極に対して交流電力を供給する供給手段と、前記供給手段と前記第1組電極の少なくとも一方の間に挿入される第1インダクタと、を有し、前記受電装置は、前記スライドシートの移動方向に直交する方向に所定の距離を隔てて配置され、当該所定の距離を含む合計幅が近傍界であるλ/2π以下の長さを有する1組の第2組電極と、前記第2組電極から前記スライドシートが有する負荷に対して交流電力を出力する出力手段と、前記出力手段と前記第2組電極の少なくとも一方の間に挿入される第2インダクタと、を有し、前記第1組電極および第2組電極の少なくとも一方は、前記スライドシートの移動方向に対して、移動量に対応した長さを有している、ことを特徴とする。
このような構成によれば、簡易な構成によりスライドシートに効率良く電力を供給することができる。
また、本発明は、前記第1組電極および前記第2組電極の少なくとも一方は、導電性を有する遮蔽ボックス内に収容されていることを特徴とする。
このような構成によれば、組電極の周辺に存在する導電部材の影響を少なくすることができる。
また、本発明は、前記第1組電極および前記第2組電極の少なくとも一方は、組電極を構成する極板が対向する組電極から離間する方向に折り曲げられていることを特徴とする。
このような構成によれば、第1組電極と第2組電極の対向する面積を少なくすることができる。
本発明によれば、簡易な構成によりスライドシートに効率良く電力を供給する電力伝送システムを提供することが可能となる。
本発明の実施形態の動作原理を説明するための図である。 図1に示す構成例の等価回路である。 図2に示す等価回路の伝送特性を示す図である。 本発明の実施形態の原理を説明する送電用カプラの構成例を示す図である。 本発明の原理を説明する送電用カプラと受電用カプラの構成例を示す図である。 図5に示す構成例の送電用カプラの入力インピーダンスのスミスチャートである。 図5に示す構成例のパラメータS11,S21,η21の周波数特性を示す図である。 本発明の実施形態の構成例を示す図である。 図8に示す送電用カプラと受電用カプラの詳細な構成例を示す図である。 図8に示す送電用カプラと受電用カプラの詳細な構成例を示す図である。 スライドシートを移動させた場合における送電用カプラと受電用カプラの位置関係を示す図である。 スライドシートを移動させた場合における、スライドシートの位置と伝送効率の関係を示す図である。 電極の他の構成例を示す図である。 送電用カプラと受電用カプラの他の構成例を示す図である。 送電用カプラと受電用カプラの他の構成例を示す図である。
次に、本発明の実施形態について説明する。
(A)実施形態の動作原理の説明
まず、本発明の実施形態について説明する前に、本発明の動作原理について説明する。図1は、本発明の動作原理を説明するための図である。この図の例では、電力伝送システム1は、送電装置10、および、受電装置20を有している。
ここで、送電装置10は、電極11,12、インダクタ13,14、接続線15,16、および、交流電力発生部17を有している。また、受電装置20は、電極21,22、インダクタ23,24、接続線25,26、および、負荷27を有している。電極11,12およびインダクタ13,14は送電用カプラを構成する。電極21,22およびインダクタ23,24は受電用カプラを構成する。
ここで、電極11,12は、導電性を有する部材によって構成され、所定の距離d1を隔てて配置されている。図1の例では、電極11,12,21,22として、略同一のサイズを有する矩形形状を有する平板状の電極が例示されている。また、電極11と電極21は距離d2を隔てて対向するように平行に配置され、電極12と電極22も同じ距離d2を隔てて対向するように平行に配置されている。なお、電極11,12,21,22としては、図1に示す以外の形状の電極であってもよい。例えば、円形または楕円形状の平板電極であったり、球形等の立体形状であったり、平板ではなく湾曲した形状または屈曲した形状の電極であったりしてもよい。
電極11および電極12の距離d1を含む合計幅Dは、これらの電極から放射される電界の波長をλとした場合に、λ/2πで示される近傍界よりも狭くなるように設定されている。同様に、電極21および電極22の距離d1を含む合計幅Dは、λ/2πで示される近傍界よりも狭くなるように設定されている。また、電極11と電極21および電極12と電極22の間の距離d2についても、λ/2πで示される近傍界よりも短くなるように設定されている。
インダクタ13,14は、例えば、導電性の線材(例えば、銅線)を巻回して構成され、図1の例では、電極11,12の端部にそれぞれの一端が電気的に接続されている。接続線15はインダクタ13の他端と交流電力発生部17の出力端子の一端とを接続する導電性の線材(例えば、銅線)によって構成される。接続線16はインダクタ14の他端と交流電力発生部17の出力端子の他端とを接続する導電性の線材によって構成される。接続線15,16は、電極11および電極12に対して交流電力を供給する供給手段として機能する。なお、接続線15,16は、同軸ケーブルまたは平衡ケーブルによって構成される。
交流電力発生部17は、所定の周波数の交流電力を発生し、接続線15,16を介してインダクタ13,14に供給する。
電極21,22は、電極11,12と同様に、導電性を有する部材によって構成され、所定d1の距離を隔てて配置されている。
インダクタ23,24は、例えば、導電性の線材を巻回して構成され、図1の例では、電極21,22の端部にそれぞれの一端が電気的に接続されている。接続線25はインダクタ23の他端と負荷27の入力端子の一端とを接続する導電性の線材(例えば、銅線)によって構成される。接続線26はインダクタ24の他端と負荷27の入力端子の他端とを接続する導電性の線材によって構成される。接続線25,26は、電極21および電極22電極から負荷に対して交流電力を出力する出力手段として機能する。なお、接続線25,26は、同軸ケーブルまたは平衡ケーブルによって構成される。
負荷27は、交流電力発生部17から出力され、送電用カプラおよび受電用カプラを介して伝送された電力が供給される。なお、負荷27は、例えば、整流装置および二次電池等によって構成されている。もちろん、これ以外であってもよい。
図2は、図1に示す電力伝送システム1の等価回路を示す図である。この図2において、インピーダンス2は交流電力発生部17の出力インピーダンスを示し、インピーダンス27は負荷27の入力インピーダンスを示す。ここでは、ともにZ0の値を有するとして説明する。なお、等価回路に明示されない接続線15,16及び接続線25,26の特性インピーダンスもZ0とする。インダクタ3はインダクタ13,14に対応し、Lの素子値を有している。キャパシタ4は、電極11,12の間に生じる素子値Cのキャパシタから、電極11,12と電極21,22の間に生じる素子値Cmのキャパシタを減じた素子値(C−Cm)を有する。キャパシタ5は、電極11,12と電極21,22の間に生じるキャパシタを示し、Cmの素子値を有している。キャパシタ6は、電極21,22の間に生じる素子値Cのキャパシタから、電極11,12と電極21,22の間に生じる素子値Cmのキャパシタを減じた素子値(C−Cm)を有する。インダクタ7はインダクタ23,24に対応し、Lの素子値を有している。抵抗8は、送電用カプラの抵抗を示し、インダクタ13,14に付随する抵抗値である。抵抗9は、受電用カプラの抵抗を示し、インダクタ24,24に付随する抵抗値である。
図3は、送電装置10と受電装置20の間のSパラメータの周波数特性を示している。具体的には、図3の横軸は周波数を示し、縦軸は送電装置10から受電装置20への挿入損失(S21)を示している。ここでは簡易的に、送電用カプラ及び受電用カプラの抵抗値を0とおいている。この図3に示すように、送電装置10から受電装置20への挿入損失は、周波数fでインピーダンス極大値を有し、周波数fおよびfでインピーダンス整合点、すなわち、共振点を有している。ここで、周波数fは、図2に示すインダクタ3,7のインダクタンス値Lと、電極11,12または電極21,22によって形成されるキャパシタのキャパシタンス値Cによって定まる。また、周波数fおよびfは、図2に示すインダクタ3,7のインダクタンス値Lと、電極11,12および電極21,22によって形成されるキャパシタのキャパシタンス値Cmと、ならびに、電極11,12の間および電極21,22の間にそれぞれ生じるキャパシタのキャパシタンス値Cによって近似値として定まる。
交流電力発生部17が発生する交流電力の周波数は、図3に示すfからfの近傍、望ましくはfに設定する。交流電力の周波数がfもしくはfと一致していない場合でも、それらに近接していれば交流電力の周波数でのインピーダンスはZ0に近い値を有するので、整合回路を適用することで容易に整合を取り送電装置10から受電装置20への挿入損失を略0dBとすることが出来る。素子値Cmは送受電極の相対位置関係により変動し、その結果として図3に示すS21パラメータの周波数特性のグラフもCmの変化に応じて周波数シフトするが、交流電力の周波数が極値を取るfに設定されていれば、Cm変動の影響を緩和することができる。
図1に示す実施形態では、送電装置10の電極11,12と受電装置20の電極21,22は、電界共振結合されており、送電装置10の電極11,12から受電装置20の電極21,22に対して電界によって交流電力が伝送される。
つまり、図1に示す実施形態では、送電装置10の電極11,12と受電装置20の電極21,22は、近傍界であるλ/2πよりも短い距離d2だけ隔てて配置されているので、電極11,12から放射される電界成分が支配的である領域に電極21,22が配置される。また、電極11,12の間に形成されるキャパシタおよびインダクタ13,14による共振周波数と、電極21,22の間に形成されるキャパシタおよびインダクタ23,24による共振周波数とは略等しくなるように設定されている。このように、送電装置10の電極11,12と受電装置20の電極21,22は、電界共振結合されていることから、送電装置10の電極11,12から受電装置20の電極21,22に対して電界によって交流電力が効率よく伝送される。
図4および図5は、より具体的な構成例を示す斜視図である。ここで、図4は、送電用カプラ110の構成例を示している。また、図5は送電用カプラ110と受電用カプラ120とを配置した状態を示す斜視図である。
図4に示すように、送電用カプラ110は、矩形の板状形状を有する絶縁部材によって構成される回路基板118の表(おもて)面118A上に、矩形形状を有する導電性部材によって構成される電極111,112が配置されて構成される。回路基板118の裏面118Bには、この図4の例では、電極等は配置されていない。具体的な構成例としては、例えば、ガラスエポキシ基板やガラスコンポジット基板等によって構成される回路基板118上に、銅等の導電性の薄膜によって電極111,112が形成される。電極111,112は、所定の距離d1だけ離れた位置に平行に配置されている。また、距離d1を含む電極111,112の幅Dは、これらの電極から放射される電界の波長をλとした場合に、λ/2πで示される近傍界よりも狭くなるように設定されている。なお、具体的なDの長さとしては、例えば、使用周波数が13.56MHzの場合には、50cm程度とし、また、これと直交する方向の長さLについても50cm程度とすることができる。
回路基板118の電極111,112の短手方向の端部には、インダクタ113,114の一端がそれぞれ接続されている。また、インダクタ113,114の他端は、接続線115,116の一端にそれぞれ接続されている。接続線115,116は、電極111,112の領域およびこれらに挟まれる領域を回避するように配置されるとともに、これらの領域から遠ざかる方向(図4の左下方向)に伸延するように配置されている。より詳細には、電極111,112のそれぞれの矩形領域と、これら2つの電極111,112によって挟まれた領域を回避して配置されるとともに、これらの領域から遠ざかる方向に伸延するように配置されている。このように配置することで、電極111,112と接続線115,116の間の干渉を少なくすることができるので、伝送効率の低下を防止できる。接続線115,116は、例えば、同軸ケーブルまたは平衡ケーブルによって構成されている。なお、接続線115,116の他端は、図示しない交流電力発生部の出力端子にそれぞれ接続されている。接続線115,116によって送電用カプラ110に交流電力発生部が接続されることにより、送電装置が構成される。
送電用カプラ110は、電極111,112が所定の距離d1を隔てて配置されることによって形成されるキャパシタのキャパシタンスCと、インダクタ113,114のインダクタンスLによる直列共振回路を構成するので、これらによる固有の共振周波数fを有している。
受電用カプラ120は、送電用カプラ110と同様の構成とされ、回路基板128の表面128A上に、矩形形状を有する導電性部材によって構成される電極121,122およびインダクタ123,124が配置され、インダクタ123,124の他端に接続線125,126が接続されて構成される。電極121,122によって形成されるキャパシタのキャパシタンスCと、インダクタ123,124のインダクタンスLによる直列共振回路の共振周波数fは送電用カプラ110と略同じに設定される。接続線125,126は、例えば、同軸ケーブルまたは平衡ケーブルによって構成されている。受電用カプラ120の接続線125,126の他端には、図示しない負荷が接続される。接続線125,126によって受電用カプラ120に負荷が接続されることにより、受電装置が構成される。
図5は、送電用カプラ110と受電用カプラ120を対向配置した状態を示す図である。この図に示すように、送電用カプラ110と受電用カプラ120は、回路基板118,128の表面118A,128Aが対向するように距離d2を隔て、回路基板118,128が平行になるように配置される。送電用カプラ110と受電用カプラ120は、送電用カプラ110の2枚の電極111と112の間に生じる電界と受電用カプラ120の2枚の電極121と122の間に生じる電界を略平行とし、送電用カプラ110の2枚の電極111と112のギャップのx方向の位置と受電用カプラ120の2枚の電極121と122のギャップのx方向の位置が略同じ場合に、最も効率良く電力伝送ができる。
つぎに、図5の動作について説明する。図6は、送電用カプラ110と受電用カプラ120を20cm隔てて対向配置した場合(d2=20cmの場合)における送電用カプラ110のインピーダンスS11のスミスチャートを示している。この場合、測定器のポートインピーダンスは接続線路の特性インピーダンスZ0(実数値)と等しい値に設定している。この図に示すように、本実施形態では、送電用カプラ110および受電用カプラ120のインピーダンスの軌跡は、スミスチャートの円の中心付近を通過することから、この付近において伝送を行うように設定することにより反射を抑えて効率良く電力を伝送することができる。
図7は、送電用カプラ110と受電用カプラ120を20cm隔てて対向配置した場合(d2=20cmの場合)における送電用カプラ110と受電用カプラ120の間のSパラメータの周波数特性を示す図である。この図において、実線は伝送効率η21(=|S21|)の周波数特性を示している。破線は反射損η11(=|S11|)の周波数特性を示している。ここで、パラメータS11は送電用カプラ110から入力した信号の反射を示し、パラメータS21は送電用カプラ110から受電用カプラ120への信号の通過を示し、伝送効率η21は送電用カプラ110から受電用カプラ120への信号の伝送効率を示す。この図7に示すように、周波数27.12MHzにおいて、送電用カプラ110に入力した信号の反射が最小になるとともに、送電用カプラ110から受電用カプラ120への通過が最大になる。これにより、送電用カプラ110から受電用カプラ120への信号の伝送効率η21が約95%で最大となる。つまり、20cmにおいて、この電力伝送システム1はインピーダンスが整合すると言える。
(B)実施形態の説明
つぎに、図8を参照して、本発明の実施形態について説明する。この図8に示すように、本発明の実施形態に係るスライドシート200は、例えば、車両等の床300に対して、前後方向(図中に示すX方向)に移動可能に構成されている。スライドシート200は、ヘッドレスト部201、背もたれ部202、着座部203、および、台座部204を有している。ここで、ヘッドレスト部201は、搭乗者の頭部を支持し、背もたれ部202は、搭乗者の胴体部を支持し、着座部203は、搭乗者の臀部を支持する。また、台座部204の内部の底部には受電用カプラ500が配置されている。
車両の床300の内部には、送電用カプラ400が配置されている。送電用カプラ400と受電用カプラ500は距離d2を隔てて対向するように配置されている。
図9および図10は、図8に示す送電用カプラ400と受電用カプラ500の詳細な構成例を示す図である。ここで、図9は図8に示す配置状態における構成例を示し、図10は受電用カプラ500の電極511,512を見やすくするために、受電用カプラ500を天地反転させた配置状態における構成例を示している。
図9および図10に示すように、送電用カプラ400は、遮蔽ボックス401、電極411,412、インダクタ413,414、および、接続線415,416を有している。遮蔽ボックス401は、底面401aおよび側面401c〜401fを有する導電性の筐体によって構成され、上面401bは開放されている。遮蔽ボックス401の上面401bに2枚の電極411,412が配置されている。電極411,412は間隔d1を隔てて配置され、電極411,412の距離d1を含む合計幅Dは、これらの電極から放射される電界の波長をλとした場合に、λ/2πで示される近傍界よりも狭くなるように設定されている。また、電極411,412の長さはL1とされている。電極411,412の短手方向の端部には、インダクタ413,414の一端がそれぞれ接続されている。また、インダクタ413,414の他端は、接続線415,416の一端にそれぞれ接続されている。接続線415,416は、電極411,412の領域およびこれらに挟まれる領域を回避するように配置されるとともに、これらの領域から遠ざかる方向(図10の左下方向)に伸延するように配置されている。より詳細には、電極411,412のそれぞれの矩形領域と、これら2つの電極411,412によって挟まれた領域を回避して配置されるとともに、これらの領域から遠ざかる方向に伸延するように配置されている。このように配置することで、電極411,412と接続線415,416の間の干渉を少なくすることができるので、伝送効率の低下を防止できる。接続線415,416は、例えば、同軸ケーブルまたは平衡ケーブルによって構成されている。なお、接続線415,416の他端は、図示しない交流電力発生部の出力端子にそれぞれ接続されている。
送電用カプラ400は、電極411,412が所定の距離d1を隔てて配置されることによって形成されるキャパシタのキャパシタンスCtと、インダクタ413,414のインダクタンスLtによる直列共振回路を構成するので、これらによる固有の共振周波数fを有している。
受電用カプラ500は、遮蔽ボックス501、電極511,512、インダクタ513,514、および、接続線515,516を有している。遮蔽ボックス501は、底面501aおよび側面501c〜501fを有する導電性の筐体によって構成され上面501bは開放されている。遮蔽ボックス501の上面501bに2枚の電極511,512が配置されている。電極511,512は間隔d1を隔てて配置され、電極511,512の距離d1を含む合計幅Dは、これらの電極から放射される電界の波長をλとした場合に、λ/2πで示される近傍界よりも狭くなるように設定されている。また、電極511,512の長さはL2とされている。電極511,512の短手方向の端部には、インダクタ513,514の一端がそれぞれ接続されている。また、インダクタ513,514の他端は、接続線515,516の一端にそれぞれ接続されている。接続線515,516は、電極511,512の領域およびこれらに挟まれる領域を回避するように配置されるとともに、これらの領域から遠ざかる方向(図10の左下方向)に伸延するように配置されている。より詳細には、電極511,512のそれぞれの矩形領域と、これら2つの電極511,512によって挟まれた領域を回避して配置されるとともに、これらの領域から遠ざかる方向に伸延するように配置されている。このように配置することで、電極511,512と接続線515,516の間の干渉を少なくすることができるので、伝送効率の低下を防止できる。接続線515,516は、例えば、同軸ケーブルまたは平衡ケーブルによって構成されている。なお、接続線515,516の他端は、図示しないスライドシート200の負荷に接続されている。なお、スライドシート200の負荷としては、例えば、背もたれ部202および着座部203等を冷却または加熱するための温度調整装置、スライドシート200を移動させたり、背もたれ部202をリクライニングさせたりするための駆動装置、図示しないオットマンを上下させるための駆動装置がある。もちろん、これら以外の負荷に電力を供給するようにしてもよい。
受電用カプラ500は、電極511,512が所定の距離d1を隔てて配置されることによって形成されるキャパシタのキャパシタンスCrと、インダクタ513,514のインダクタンスLrによる直列共振回路を構成するので、これらによる固有の共振周波数fを有している。
送電用カプラ400と受電用カプラ500は、図9に示すように、電極411と電極511および電極412と電極512が対向するように配置され、この対向した関係を保った状態で、スライドシート20の移動に伴って、受電用カプラ500が図9および図10に示すY方向に移動する。
スライドシート200の負荷に電力を供給する場合、送電用カプラ400に対して、前述した共振周波数fcの交流電力が印加される。送電用カプラ400の電極411,412と受電用カプラ500の電極511,512は、電界共振結合されていることから、送電用カプラ400の電極411,412から受電用カプラ500の電極511,512に対して電界によって交流電力が効率よく伝送される。送電用カプラ400および受電用カプラ500の詳細な動作は前述した場合と同様である。
図11は、スライドシート200を移動させた場合における送電用カプラ400と受電用カプラ500との位置関係を示している。なお、図8の例では、送電用カプラ400の位置は固定され、受電用カプラ500が移動するが、図11の例では、受電用カプラ400の位置を固定とした場合の送電用カプラ500の相対的な位置変化を示している。実線で示す送電用カプラ400が基準位置(0mm位置)であり、破線で示す送電用カプラ400がスライドシート200を前後方向に最大に移動させた場合の位置を示している。
図12は、スライドシート200を移動させた場合の図11に示す基準位置(0mm位置)からの距離と、伝送効率との関係を示す図である。なお、図12に示す一点鎖線は、図11に破線で示す送電用カプラ400の位置を示している。この図12に示すように、スライドシート200を移動させた場合であっても、伝送効率はほとんど変化しない。また、最大移動位置においても80%以上の伝送効率を有している。
以上に説明したように、本発明の実施形態によれば、高い伝送効率にて電力をスライドシート200に配置された負荷に供給することができる。また、本発明の実施形態では、送電用カプラ400と受電用カプラ500の間は距離d2だけ離間して配置されるので、例えば、ケーブル等によって電力を供給する場合に比較して、ケーブルによる抵抗が少ないので、スライドシート200の移動をスムーズに移動できる。また、スライドシート200の移動に対応するための余長ケーブルの取り回し機構を不要にできる他、ケーブルが周辺の部品と干渉して、ケーブルが毀損することを防止できる。
また、本発明の実施形態によれば、電界共振結合によって電力を供給することから、例えば、特許文献4のように、コイル間距離に応じてキャパシタの容量値を調整する必要がなくなるので、簡単な構成および制御によって効率良く電力を供給することができる。
また、本実施形態では、遮蔽ボックス401,501を用いるようにしたので、送電用カプラ400および受電用カプラ500の周辺に存在する導電体による影響を僅少にすることができる。
(C)変形実施形態の説明
以上の実施形態は一例であって、本発明が上述したような場合のみに限定されるものでないことはいうまでもない。例えば、以上の実施形態では、送電用カプラおよび受電用カプラの各電極が同じサイズを有するようにしたが、これらが異なるサイズを有するようにしてもよい。
また、以上に示す実施形態では、送電用カプラ400と受電用カプラ500の電極411,412,511,512は矩形形状を有する部材を用いるようにしたが、例えば、図13に示すような断面がL字形状を有する部材を用いるようにしてもよい。図13の例では、電極411,412の内側の端部が、対向する電極(電極511,512)から離間する方向に折り曲げられ、平行する面411b,412bを有するように構成されている。このように構成することで、電極411,412間の容量を増加させることができるので、他の電極と対向する面411a,412aの面積が狭い場合でも、目的の共振周波数を得ることができる。なお、このような形状を有する電極は、送電用カプラ400と受電用カプラ500の少なくとも一方が備えるようにしてもよい。本実施形態の場合、1組の組電極において、スライドシートの移動方向に直交する方向に離間する所定の距離と、当該所定の距離を含む組電極の合計幅は、図13におけるD1とD2の和となる。
また、図8に示す実施形態では、送電用カプラ400を短尺とし、受電用カプラ500を長尺とするようにしたが、図14に示すように、送電用カプラ400Aを長尺とし、受電用カプラ500Aを短尺とするようにしてもよい。なお、スライドシート200を前後に移動した場合の送電用カプラ400Aと受電用カプラ500Aの位置関係は、図11のようになるように設定すればよい。また、図15に示すように、送電用カプラ400Aと、受電用カプラ500の双方を長尺とするようにしてもよい。なお、図15の構成例では、スライドシート200の移動によって、送電用カプラ400Aと、受電用カプラ500の対向する面積が変化するので、最大に移動した場合でも所定の伝送効率が確保されるように設定することが望ましい。ここまでに説明したように、送電用カプラ400および受電用カプラ500の少なくとも一方は、スライドシート200の移動方向に対して、移動量に対応した長さを有するようにすることが望ましい。より好ましくは、スライドシート200が最大に移動された場合でも、送電用カプラ400および受電用カプラ500が対向する面積が所定量確保されるように構成することが望ましい。
また、以上の各実施形態では、送電用カプラ400と受電用カプラ500のみを用いるようにしたが、例えば、送電用カプラ400と受電用カプラ500の間に、送電用カプラ400または受電用カプラ500の電極と同様の電極を有し、インダクタを短絡させた中継用カプラを配置するようにしてもよい。このように、中継用カプラを配置することで、伝送効率を低下させることなく、伝送距離を伸ばすことができる。
また、以上の各実施形態では、インダクタは電極と接続線の間に1つずつ合計2つ挿入するようにしたが、電極と接続線の少なくとも一方に挿入するようにすればよい。
また、以上の実施形態では、インダクタとしては、導体線を円柱状に巻回して構成するようにしたが、例えば、マイクロストリップラインで使用されるような、平面上を蛇行する形状を有するものや、平面上で螺旋形状を有するものによって構成するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、送電用カプラ400と受電用カプラ500の双方を遮蔽ボックス401,501に収容するようにしたが、少なくとも一方を収容するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、車両に搭載されるスライドシートを例に挙げて説明したが、これ以外のスライドシートに本発明を適用するようにすることも可能である。
1 電力伝送システム
10 送電装置
11,12 電極
13,14 インダクタ
15,16 接続線
17 交流電力発生部
20 受電装置
21,22 電極
23,24 インダクタ
25,26 接続線
27 負荷
110,400 送電用カプラ
111,112,411,412,511,512 電極
113,114,413,414,513,514 インダクタ
115,116,415,416,515,516 接続線
118,128 回路基板
120,500 受電用カプラ
200 スライドシート
201 ヘッドレスト部
202 背もたれ部
203 着座部
204 台座部
300 床
401,501 遮蔽ボックス

Claims (3)

  1. 床に配置された送電装置から、前記床に対して着座部が移動可能に構成されるスライドシートに配置された受電装置に対して交流電力を伝送する電力伝送システムにおいて、
    前記送電装置は、
    前記スライドシートの移動方向に直交する方向に所定の距離を隔てて配置され、当該所定の距離を含む合計幅が近傍界であるλ/2π以下の長さを有する1組の第1組電極と、
    前記第1組電極に対して交流電力を供給する供給手段と、
    前記供給手段と前記第1組電極の少なくとも一方の間に挿入される第1インダクタと、を有し、
    前記受電装置は、
    前記スライドシートの移動方向に直交する方向に所定の距離を隔てて配置され、当該所定の距離を含む合計幅が近傍界であるλ/2π以下の長さを有する1組の第2組電極と、
    前記第2組電極から前記スライドシートが有する負荷に対して交流電力を出力する出力手段と、
    前記出力手段と前記第2組電極の少なくとも一方の間に挿入される第2インダクタと、を有し、
    前記第1組電極および第2組電極の少なくとも一方は、前記スライドシートの移動方向に対して、移動量に対応した長さを有している、
    ことを特徴とする電力伝送システム。
  2. 前記第1組電極および前記第2組電極の少なくとも一方は、導電性を有する遮蔽ボックス内に収容されていることを特徴とする請求項1に記載の電力伝送システム。
  3. 前記第1組電極および前記第2組電極の少なくとも一方は、組電極を構成する極板が対向する組電極から離間する方向に折り曲げられていることを特徴とする請求項1または2に記載の電力伝送システム。
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