JP2016010461A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】プレーヤーが同じ台で楽しみながら遊技を継続できるばかりなく、営業時間の途中から遊技を行うプレーヤーに対しても台選択の指標を提示することができる遊技機を提供する。
【解決手段】設定値の示唆に関する示唆報知を行う報知制御手段420を有する遊技機であって、それ以前の所定時に示唆報知が行われた内容が、それ以後の遊技待機時にも表示されるように設定されている。所定時に行われる示唆報知が、特定の条件を達成するごとに信頼度の高い報知内容に変化させることが可能であり、複数回の示唆演出によって設定値の推定又は確定ができるように設定する。示唆報知が変更可能となる変更契機を、複数種類設定し、複数種類の変更契機のうちから、一つの変更契機が、遊技者の選択又は抽選により決定されるように設定する。変更契機の達成度が、遊技待機時に表示されるように設定する。
【選択図】図5

Description

この発明は、遊技機に関し、所定時に設定値の示唆に関する示唆報知を行い、その際に示唆報知が行われた内容が、それ以後の遊技待機時にも表示されるようにすることで、プレーヤーが同じ台で楽しみながら遊技を継続できるばかりなく、営業時間の途中から遊技を行うプレーヤーに対しても台選択の指標を提示することができるようにしたものである。
従来、過去に行われた演出を再現させたい場合、遊技者は、リプレイスイッチにより演出再現の指示を与え、選択スイッチにより再現したい演出を選択して特定すれば、演出再現手段の制御により、当該演出が再現されるようにした遊技機が知られている(特許文献1の段落番号「0016」及び図1参照)。
また、従来、デモ表示としてリールを用いた複数の停止パターンを備え、電源が投入されてから所定時間が経過すると、確率の設定値に従い複数の停止パターンのうちから該設定値が示唆される1つの停止パターンが選択されて図柄表示装置にデモ表示されるようにした遊技機が知られている(特許文献2の段落番号「0004」及び図1参照)。
さらに、従来、非遊技状態において、表示内容決定手段は、所定の条件に基づいて、予め設けられた複数の表示内容から表示すべきものを決定するようにした遊技機が知られている(特許文献3の段落番号「0010」、並びに図1及び図5参照)。所定の条件とは遊技に関連する情報であり、ボーナス後の消化ゲーム数、設定示唆、払出率が該当し、前回の非遊技状態時に表示した内容とは異なる内容を表示させるようにしている(特許文献3の段落番号「0012」〜「0014」参照)。
特開2005-000398号公報 特開2006-325938号公報 特開2002-210073号公報
しかし、上記した従来の特許文献1による遊技機では、演出を再現させるのに、複雑な操作が必要となるという第1の問題点があった。
また、上記した従来の特許文献2による遊技機では、複雑な操作が必要ないものの、以前に表示されたものでなく、設定値に従ってリールを用いた停止パターンを新たに選択するので、遊技者にわかりにくく、又、複数のリールを一斉に回転後、停止させるというリールアクションを用いているので、処理が複雑となり、又、表示までに時間が掛かるという第2の問題点があった。
さらに、上記した従来の特許文献3による遊技機では、前回の非遊技状態時に表示した内容とは異なる内容を表示させるようにしているので、表示される内容が毎回、異なり、遊技者による設定値の推測を困難としたり、又、複雑化してしまうという第3の問題点があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する第1〜第3の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、所定時に設定値の示唆に関する示唆報知を行い、その際に示唆報知が行われた内容が、それ以後の遊技待機時にも表示されるようにすることで、プレーヤーが同じ台で楽しみながら遊技を継続できるばかりなく、営業時間の途中から遊技を行うプレーヤーに対しても台選択の指標を提示することができるようにしたものである。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項2に記載の発明は、特定の条件を達成するごとに信頼度の高い報知内容に変化させることで、プレーヤーに対して特定の条件をクリアさせる目標の提示、並びに当該特定の条件をクリアした場合の達成感をプレーヤーに与えることができるようにしたものである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項3に記載の発明は、示唆報知が変更可能となる変更契機を、複数種類設定することで、示唆報知の内容が変化するプロセスを興趣に富むものとできるようにしたものである。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項3に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項4に記載の発明は、変更契機の達成度を遊技待機時に表示させることで、プレーヤーに対して変更契機の達成意欲を刺激することができるようにしたものである。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項5に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的と同様に、プレーヤーが同じ台で楽しみながら遊技を継続できるばかりなく、営業時間の途中から遊技を行うプレーヤーに対しても台選択の指標を提示することができるようにしたものである。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、上記した請求項5に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項6に記載の発明は、上記した請求項2に記載の発明の目的と同様に、プレーヤーに対して特定の条件をクリアさせる目標の提示、並びに当該特定の条件をクリアした場合の達成感をプレーヤーに与えることができるようにしたものである。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、上記した請求項6に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項7に記載の発明は、上記した請求項3に記載の発明の目的と同様に、示唆報知の内容が変化するプロセスを興趣に富むものとできるようにしたものである。
(請求項8)
請求項8に記載の発明は、上記した請求項7に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項8に記載の発明は、上記した請求項4に記載の発明の目的と同様に、プレーヤーに対して変更契機の達成意欲を刺激することができるようにしたものである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、通常遊技と、当該通常遊技より遊技者に有利な特別遊技(例えば特典遊技)があり、それらの遊技間を所定の契機で移行しながら遊技が実行される遊技機(10)であって、予め設定された設定値にもとづいて、当選役を決定する役抽選を実行する役抽選手段(210)と、前記特別遊技の終了後、信頼度の異なる複数の設定示唆パターンのうちから、1つの設定パターンを設定示唆抽選により決定する設定示唆抽選手段(410)と、前記設定示唆抽選手段(410)により決定された前記設定示唆パターンにもとづいて、前記特別遊技の終了後に示唆報知を実行する報知制御手段(420)と、前記設定示唆抽選手段(410)により決定された前記設定示唆パターンを記憶する記憶手段(430)とを備え、前記報知制御手段(420)は、前記特別遊技の終了後の遊技待機時に、前記記憶手段(430)に記憶された前記設定示唆パターンを読み出し、当該設定示唆パターンにもとづいて示唆報知を実行するようにしている、ことを特徴とする。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、特定の条件を達成するごとに、前記記憶手段(430)に記憶された前記設定示唆パターンを、信頼度の高いものに変更するか否かを変更抽選により決定する変更抽選手段(440)を備え、前記変更抽選手段(440)は、前記変更抽選の結果、当該信頼度の高い前記設定示唆パターンに変更すると決定した場合に、当該決定された変更後の前記設定示唆パターンを前記記憶手段(430)に記憶させるようにしている、ことを特徴とする。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項2に記載の発明の特徴点に加え、前記示唆報知が変更可能となる変更契機を、複数種類設定し、当該複数種類の変更契機のうちから、一つの変更契機を、遊技者の選択又は抽選により決定する変更契機決定手段(450)を備えている、ことを特徴とする。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項3に記載の発明の特徴点に加え、前記変更契機の達成度を、前記遊技待機時に表示させる達成度表示手段(460)を備えている、ことを特徴とする。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、設定値の示唆に関する示唆報知を行う報知制御手段(420)を有する遊技機(10)であって、それ以前の所定時に示唆報知が行われた内容が、それ以後の遊技待機時にも表示されるように設定されていることを特徴とする。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、上記した請求項5に記載の発明の特徴点に加え、前記所定時に行われる示唆報知が、前記特定の条件を達成するごとに信頼度の高い報知内容に変化させることが可能であり、複数回の示唆演出によって設定値の推定又は確定ができるように設定されていることを特徴とする。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、上記した請求項6に記載の発明の特徴点に加え、前記示唆報知が変更可能となる変更契機を、複数種類設定し、当該複数種類の変更契機のうちから、一つの変更契機が、遊技者の選択又は抽選により決定されるように設定されていることを特徴とする。
(請求項8)
請求項8に記載の発明は、上記した請求項7に記載の発明の特徴点に加え、前記変更契機の達成度が、前記遊技待機時に表示されるように設定されていることを特徴とする。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、所定時に設定値の示唆に関する示唆報知を行い、その際に示唆報知が行われた内容が、それ以後の遊技待機時にも表示されるようにすることで、プレーヤーが同じ台で楽しみながら遊技を継続できるばかりなく、営業時間の途中から遊技を行うプレーヤーに対しても台選択の指標を提示することができる。
例えば、特別遊技の終了時に、設定値の示唆に関する示唆報知を行った場合には、当該特別遊技の終了時だけでなく、それ以後の遊技待機中にも同じ内容を含む示唆報知を再度、行うことで、営業時間の途中から遊技を行うプレーヤーに対しての台選択の指標を提示することができる。
また、例えば、前回の特別遊技の終了時にどのような設定示唆を含む情報が表示されたのか、遊技待機時にマスクせずに表示することで、既に遊戯しているプレーヤーの不快感を軽減することができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2に記載の発明によれば、特定の条件を達成するごとに信頼度の高い報知内容に変化させることで、プレーヤーに対して特定の条件をクリアさせる目標の提示、並びに当該特定の条件をクリアした場合の達成感をプレーヤーに与えることができる。
例えば、設定値の示唆に関する示唆報知の内容は必ずしも直接、設定が確定するような情報ばかりではないことから、プレーヤーに対して特定の条件をクリアさせる目標を提示し、プレーヤーがその目標をクリアした結果、より信頼度の高い示唆報知の内容を表示させることで、稼動の促進を図ることができる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3に記載の発明によれば、示唆報知が変更可能となる変更契機を、複数種類設定することで、示唆報知の内容が変化するプロセスを興趣に富むものとできる。
例えば、遊技者の選択により、複数種類の変更契機のうちから、一つの変更契機を決定させる場合には、プレーヤーの好みや、当該プレーヤーが達成し易い変更契機を選択させることができる。
また、抽選により一つの変更契機が決定する場合には、どの変更契機が決定するか、プレーヤーの緊張感や期待感を刺激できるばかでなく、変更契機が変わることで、当該変更契機をプレーヤーがクリアできる難易度を変化させたり、或いはプレーヤーがクリアした際の達成感や満足感に変化を持たせることができる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明によれば、上記した請求項3に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項4に記載の発明によれば、変更契機の達成度を遊技待機時に表示させることで、プレーヤーに対して変更契機の達成意欲を刺激することができる。
(請求項5)
請求項5に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項5に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果と同様に、プレーヤーが同じ台で楽しみながら遊技を継続できるばかりなく、営業時間の途中から遊技を行うプレーヤーに対しても台選択の指標を提示することができる。
(請求項6)
請求項6に記載の発明によれば、上記した請求項5に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項6に記載の発明によれば、上記した請求項2に記載の発明の効果と同様に、プレーヤーに対して特定の条件をクリアさせる目標の提示、並びに当該特定の条件をクリアした場合の達成感をプレーヤーに与えることができる。
(請求項7)
請求項7に記載の発明によれば、上記した請求項6に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項7に記載の発明によれば、上記した請求項3に記載の発明の効果と同様に、示唆報知の内容が変化するプロセスを興趣に富むものとできる。
(請求項8)
請求項8に記載の発明によれば、上記した請求項7に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項8に記載の発明によれば、上記した請求項4に記載の発明の効果と同様に、プレーヤーに対して変更契機の達成意欲を刺激することができる。
本発明の実施の形態であって、遊技機の概略正面図である。 本発明の実施の形態であって、図柄の配列を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態であって、制御装置を説明するための概略ブロック図である。 本発明の実施の形態であって、図3の遊技制御手段の詳細を説明するための概略ブロック図である。 本発明の実施の形態であって、図3の設定示唆制御手段を説明するための概略ブロック図である。 本発明の実施の形態であって、図3のメイン制御手段側で管理している遊技状態の説明図である。 本発明の実施の形態であって、図3のサブ制御手段側で管理している演出状態の説明図である。 設定示唆パターンの説明するための表図である。 本発明の実施の形態であって、同図(a)〜(d)は一例として示唆報知の表示画面の流れ、並びに同図(f)変更契機選択画面の一例をそれぞれ説明するための説明図である。 本発明の実施の形態であって、遊技の流れを説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、特別遊技終了時処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、遊技待機状態画面表示を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、設定示唆内容変化(遊技者選択)を説明するためのフローチャートである。 図13に続くフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態であって、設定示唆内容変化(抽選決定)を説明するためのフローチャートである。 図15に続くフローチャートである。
(遊技機10)
本明細書では、各説明箇所において、方向についての定義等が示されていない場合には、遊技機10の方を向いて位置している遊技者から見て、遊技機10から遊技者の手前側に向かう方向を「前」方向とし、その逆方向を「後」方向とする。また、同様に、「左」や「右」等の左右方向も、遊技者から見た場合の左方向や、右方向を意味する。同様に、各部材の説明においても、方向についての定義等が示されていない場合には、各部材を、遊技機10の所定位置に固定した状態における遊技者から見た方向を意味する。
本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、図1を参照しながら説明する。本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンは、前方向に向かって開口する正面開口を有する四角箱状の筐体12と、この筐体12の正面開口を開閉自在に覆う前扉14とを備えている。
(回転リール62)
前扉14の上部には、薄板樹脂からなる上パネル20を備えている。この上パネル20の略中央には、3個の回転リール62(正面から向かって左側の左回転リール64、中央の中回転リール66、右側の右回転リール68)の円周上の図柄61を見ることができる透過可能な図柄表示窓部16が形成されている。この図柄表示窓部16は、3個全ての回転リール62の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄61を遊技者に見せるように形成されている。この図柄表示窓部16は、回転リール62の正面側に設けられて、回転リール62の回転が停止した際、後述する有効ライン86上に停止している複数の図柄61を視認するためのものである。回転リール62は、複数の図柄61を、図柄表示窓部16を介して変動表示可能なものである。
(リールユニット60)
前記図柄表示窓部16の後方向(奥方向)には、3個の駆動モータ(図示せず)と、この各駆動モータによってそれぞれ回転させられる合計3個の前記回転リール62と、前記駆動モータ及び前記回転リール62を保持するユニットホルダ(図示せず)とを有するリールユニット60が配置されている。
(演出装置70)
前記前扉14には、遊技者に役抽選の当選等の種々の情報を音や光や映像等で報知させる演出装置70が形成されている。この演出装置70は、前扉14に配置されているものであって、スピーカー72と、表示装置84と、演出用ランプ78とを備えている。なお、回転リール62は、通常、遊技進行のために用いられるが、遊技の進行を停止している状態において、通常の回転動作とは異なる挙動による演出(いわゆるリール演出)を示すことにより演出装置70の一種としても使用される。
(スピーカー72)
前記スピーカー72は、前扉14の上部左右に配置された上部スピーカー74と、前扉14の下部左右に配置された下部スピーカー76とを備えている。
前記表示装置84は、その画面に種々の映像を表示するための表示デバイスであり、動画を含んだ映像の表示を行うための液晶表示装置を有する演出ユニットを構成するものである。
(演出用ランプ78)
前記演出用ランプ78は、前扉14の上部に配置された上部ランプ80と、前扉14の下部の左右に配置された下部ランプ82とを備えている。
(操作部30)
前記前扉14の下部には下パネル22が設けられている。そして、前扉14には下パネル22の上に位置して前扉14の前方向へ向けて突出する操作部30を備えている。
本実施の形態に係る遊技機10には、遊技開始の条件として後述するメダル投入口38からあらかじめメダルを投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能なクレジット機能(投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理する機能)を有している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル数とする。
(ストップスイッチ50)
前記メダル投入口38の下には、クレジット機能によりクレジットしたメダルの全てを払い出すための精算スイッチ36が設けられている。この精算スイッチ36の左側には、操作により対応する回転リール62の回転を停止させるため、3個の回転リール62のそれぞれに対応する3個のストップスイッチ50が設けられている。このストップスイッチ50は、左回転リール64を停止させるための左ストップスイッチLと、中回転リール66を停止させるための中ストップスイッチCと、右回転リール68を停止させるための右ストップスイッチRとを有している。すなわち、これらのストップスイッチ50は、複数の回転リール62それぞれに対応して設けられ、複数の回転リール62の図柄61の変動表示の開始後、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を個別に停止させるためのものである。
(スタートスイッチ40)
このストップスイッチ50の左側には、メダルの投入又は後述するマックスベットスイッチ34の操作を条件に回転リール62の回転を開始させるためのスタートスイッチ40が設けられている。すなわち、このスタートスイッチ40は、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を開始させるためのものである。
(マックスベットスイッチ34)
このスタートスイッチ40の上には、クレジットしたメダル数から最大投入枚数(具体的には3枚)に達するまで投入可能なメダル数を減じて3枚のメダル投入に代えるマックスベットスイッチ34が設けられている。なお、後述するCBB中には上記3枚投入が2枚投入に設定されている。
なお、マックスベットスイッチ34に加えて、又はマックスベットスイッチ34に代えて、クレジットしたメダル数を1枚減じて1枚のメダル投入に代えるシングルベットスイッチを設けてもよい。
(貯留払出手段24等)
前記前扉14の下部の後方向(奥方向)には、いわゆるホッパーユニットであって、メダルを貯留することができるとともに、メダルを払い出すことができる貯留払出手段24(図3参照)と、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチを有すると共に各部品に電力を供給するための電源装置(図示せず)とが配置されている。
(メダル払出口28等)
前記前扉14の下部には、所定の場合に貯留払出手段24からメダルが払い出されるメダル払出口28が形成されている。このメダル払出口28の下方には、メダル払出口28から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状のメダル受け皿26が形成されている。なお、クレジットされているメダル数が最大クレジットメダル数である50枚未満の場合は、50枚に到達するまで、獲得したメダルはメダル払出口28から払い出されずにクレジットメダルの枚数に加算される。
(遊技の流れの説明)
本実施の形態に係る遊技機10は、マックスベットスイッチ34の操作又はメダル投入により所定枚数のメダルを投入することにより遊技の開始を可能とするものである。そして、スタートスイッチ40の押下操作により、回転リール62の回転を開始させて遊技が開始されるとともに、後述するメイン制御手段200の各遊技状態に対応した抽選テーブルを用いて役抽選が行われる。そして、当該遊技機10は、各回転リール62に対応するストップスイッチ50の操作タイミング及び役抽選の結果に基づいて、回転リール62の回転を役抽選の結果に適合するように停止させる。当該遊技機10は、停止時の図柄61の組合せによって、当選した役を構成する図柄61の組合せが所定の有効なライン(所定の役の図柄61の組合せが当該ライン上に揃ったときに所定の利益が付与されるラインのことであり、以下、有効ライン86とする。)上に停止した場合に、入賞等となり、所定枚数のメダルを払い出す等の所定の利益を遊技者に付与する。これにより、1回の遊技が終了するものである。
なお「有効ライン86」は後述の停止図柄判定手段230の判定対象となるラインを意味し、後述する小役の「入賞」等は有効ライン86上に役に対応した図柄61の組合せが揃うことを意味する。本実施の形態の有効ライン86は、左回転リール64及び中回転リール66の上段と、右回転リール68の中段とを結んだ折れ線状の1本のみからなるものである。
(図柄61)
図2に示すように、左回転リール64、中回転リール66及び右回転リール68の表面には、「赤7」、「ボーナス」、「ベル」、「リプレイ」、「チェリー1」、「チェリー2」、「スイカ」、「バー」、「二連上段」、「二連下段」の複数の種々の図柄61が形成されている。
これらの図柄61は、それぞれの絵柄がプリントされたテープを回転リール62の外周表面に貼付することで形成されている。なお、図2の図柄61の番号(コマ番号)は、回転リール62の外周表面に物理的に付されているものではなく、仮想的な番号であって、各図柄61の停止を制御するためのプログラムで特定の図柄61を指定するためのものである。
(制御装置100)
図3に示すように、遊技機10の内部には、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置100が形成されている。この制御装置100は、遊技を進行させて遊技状態を制御するメイン制御手段200と、このメイン制御手段200からの情報(コマンド)を受けて、遊技の進行に応じた演出を制御し、主に遊技内容に関する情報を遊技者に報知する演出を行うために演出状態を制御するサブ制御手段300とを備えている。
ここで、メイン制御手段200の制御に基づくスロットマシンの作動状態を遊技状態といい、サブ制御手段300の制御に基づくスロットマシンの作動状態を演出状態というものとする。なお、メイン制御手段200とサブ制御手段300との間は、メイン制御手段200への不正操作を防止するために、メイン制御手段200からサブ制御手段300への一方向の通信により行われ、サブ制御手段300からメイン制御手段200への逆方向の通信は行われていない(すなわち双方向の通信ではない)。メイン制御手段200は、マックスベットスイッチ34、精算スイッチ36、スタートスイッチ40、ストップスイッチ50の入力を受け付け、役抽選を行い、リールユニット60及び貯留払出手段24の作動を制御する。サブ制御手段300は、メイン制御手段200から信号を入力し、表示装置84等の演出装置70の作動を制御する。サブ制御手段300の出力側には、演出装置70としてのスピーカー72、表示装置84、演出用ランプ78の各パーツが接続されている。
なお、特に図示していないが、メイン制御手段200を有するメイン基板と、サブ制御手段300を有するサブ基板とは、それぞれ専用の基板ケースの内部に収納されている。具体的には、メイン制御手段200は、メイン基板ケースの内部に収納され、サブ制御手段300は、サブ基板ケースの内部に収納されている。そして、メイン基板ケースは、筐体12内部の奥側の上部に固定され、サブ基板ケースは、筐体12内部の正面から向かって左側に固定されている。
メイン制御手段200及びサブ制御手段300は、CPU、ROM、RAM、I/Oポート(図示せず)を備えたマイクロコンピュータにより構成される。CPUは、タイマ割込などの割込機能を持ち、ROMに記憶されたプログラムを実行して、種々の処理を行う。ROMは、CPUが実行するプログラムや各種テーブル等の固定的なデータを記憶し、RAMは、CPUがプログラムを実行する際の一時的な記憶領域、例えば遊技機10の状態を記憶するための記憶領域や、役抽選の抽選結果を記憶するための記憶領域として使用される。
本実施の形態に係る遊技機10では、通常に行われる通常遊技が設けられている。この通常遊技よりも再遊技役(リプレイ役)の当選の確率が通常遊技よりも高く(或いは低く)設定されているリプレイタイム(RT)状態と、ストップスイッチ50の停止操作順番や当選図柄61等を報知することによって役に係る図柄61の組合せを有効ライン86上に揃って停止させるためのアシストをするアシストタイム(AT)状態とが設けられている。なお、RT状態は、メイン制御手段200により制御され、AT状態は、サブ制御手段300により制御される。上記アシストタイム(AT)状態は、通常状態よりも遊技者に利益となる特典を付与する可能性が高い特典遊技となるように形成されている。
ここで、RT状態で行われている遊技をリプレイタイム遊技(RT遊技)、AT状態で行われている遊技をアシストタイム遊技(AT遊技)としている。
特典遊技としてのAT遊技は、所定の開始条件を達成したときに開始可能であり、所定の終了条件を達成したときに終了可能に形成されている。具体的には、特典遊技としてのAT遊技は、役抽選の抽選結果、所定の移行役に当選した場合や、後述する移行抽選手段331により所定の移行抽選に当選した場合に開始可能であり、所定の遊技回数到達により終了可能なものである。なお、これらの開始条件や終了条件に限定されるものではなく、他の内容の条件に設定してもよいものである。
特典遊技としてのAT遊技は、所定の移行抽選の結果に応じて所定の遊技回数だけ実行可能であるが、この実行可能な遊技回数は、所定の抽選により上乗せ可能に設定されている。この上乗せを決定する際には、特典遊技の遊技回数に上乗せするときの演出、いわゆる上乗せ演出が実行可能であり、この上乗せ演出としては、回転リール62を用いたリール演出と、表示装置84を用いた表示演出との両方が実行可能に形成されている。
(メイン制御手段200)
メイン制御手段200は、役抽選手段210、リール制御手段220、停止図柄判定手段230、払出制御手段240、遊技制御手段250、送信手段260の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。
以上の構成をもって、メイン制御手段200は、役の抽選を行い、回転リール62の回転及び停止を制御し、回転リール62がすべて停止したときに停止図柄61の判定を行い、遊技の進行を行う手段として機能することとなる。
メイン制御手段200は、遊技を制御するためのものであって、遊技を進行させるためのものである。以下、本実施の形態における遊技について説明する。
規定の賭け数(3枚)が設定されると、1本の有効ライン86(図1参照)が設定される。なお、本実施の形態に係る遊技機10は、規定の賭け数として3が設定されている。賭け数を設定する方法には、メダル投入口38からメダルを投入する方法と、マックスベットスイッチ34を操作することによってクレジットメダルを賭け数として設定する方法とがある。そして、規定の賭け数(3枚)が設定されていることを条件に、スタートスイッチ40を操作すると、賭け数が確定し、役抽選手段210により、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)が行われる。また、役抽選とほぼ同時に、前回の遊技での回転リール62の回転開始時から所定の時間(本実施の形態では、4.1秒)が経過しているか否かが判定され、所定の時間が経過すると、3個すべての回転リール62の回転が開始する。なお、本実施の形態では、後述するボーナス遊技(CBB)中のみ上記規定数が2に設定されている。
本実施の形態では、役として、大別すると、小役(メダルの払い出しを伴う役)、再遊技役(遊技者所有のメダルを使用することなく次回の遊技を開始可能とする役、いわゆるリプレイ役)、移行役(遊技状態の移行を伴う役)が設けられている。
回転リール62の回転開始後、所定の条件(本実施の形態では、回転リール62を加速する処理を実行した後、所定のセンサにより回転リール62の回転位置が基準位置であることを検出すること)が成立すると、ストップスイッチ50の操作が可能な状態(停止操作可能状態)となる。
その後に、3個のストップスイッチ50のうち1個を操作すると、当該ストップスイッチ50に対応した回転リール62の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ50の操作を終えると、3個すべての回転リール62の回転が停止する。
このとき、有効ライン86上に所定の図柄61の組合せが揃うと、当該図柄61の組合せに対応した処理が行われる。本実施の形態に係る遊技機10は、有効ライン86上に予め定められた図柄61の組合せが揃うと遊技者に利益が付与されるように形成されている。例えば小役に対応した図柄61の組合せが有効ライン86上に揃うと、小役に対応した枚数のメダルが遊技者に対して付与される。
本実施の形態に係る遊技機10では、遊技状態として、通常に行われる(一般的な遊技である)通常状態と、この通常状態において役抽選手段210の役抽選によりボーナス(CBB)に当選したにもかかわらず当該ボーナス移行役に係る図柄61が有効ライン86上に停止しなかった場合に、通常状態から移行するRT1状態(CBB当選中状態)と、このRT1状態(CBB当選中状態)においてボーナス移行役に係る図柄61が有効ライン86上に停止した場合に移行し、通常状態よりも遊技者へ付与される利益がより大きくなり得るボーナス状態(CBB状態)が設けられている(図4参照)。
さらに、再遊技役(リプレイ役)の抽選状態として、再遊技役(リプレイ役)の抽選確率が異なる複数の状態が設けられている。遊技状態として、再遊技役(リプレイ役)の当選の確率が通常遊技状態での遊技よりも高く(或いは低く)設定されているリプレイタイム状態(RT状態)が設けられている。このRT状態は、メイン基板を有するRT制御手段252により制御される。
ボーナス状態は、移行役としてのボーナス移行役に当選し、さらにボーナス移行役に対応した図柄61の組合せ(例えば、「青7、青7、BAR」)が有効ライン86上に揃うと、揃った遊技の次回の遊技から開始される遊技である。なお、ボーナス移行役は、当選時の遊技で有効ライン86上にボーナス移行役に対応する図柄61の組合せが揃わなくても、次回の遊技以降、有効ライン86上にボーナス移行役に対応する図柄61の組合せが揃うまでボーナス移行役に当選した状態が有効である。その他の役は、当選時の遊技で有効ライン86上に役に対応する図柄61の組合せが揃わなければ、次回の遊技以降は無効となる。ボーナス状態は、ボーナス状態中に遊技者へ払い出したメダルの総枚数が予め設定された枚数を超えたときに終了する。
本実施の形態では、ボーナス状態として、主にメイン制御手段200により制御されるチャレンジボーナス状態(CBB状態)が設けられている。チャレンジボーナス状態は、全ての小役を当選状態にすることで小役の入賞を容易にしているものである。なお、チャレンジボーナス状態中は所定の場合にストップスイッチ50の操作時から75ms以内に停止させることになっており、通常状態よりもいわゆる滑りコマ数が少なくなっている。具体的には、本実施の形態に係るチャレンジボーナス状態では、右回転リール68は、右ストップスイッチRを停止操作したときのタイミングで表示位置にある図柄61と、その図柄61の1コマ上の図柄61との2コマの範囲内の中から停止可能な、いわゆる「1コマすべり」の状態となっている。本実施の形態に係るチャレンジボーナス状態は28枚を超える払出枚数で終了する。もちろん、この終了条件は28枚に限定されるものではなく、他の枚数でもよいものである。
また、有効ライン86上に再遊技役(リプレイ役)に対応する図柄61の組合せが揃うと、メダルの払い出しはないものの、次回の遊技において遊技者所有のメダルを使用することなく賭け数が自動的に設定され遊技を行うことができる。
(役抽選手段210)
役抽選手段210は、予め設定された設定値にもとづいて、当選役を決定する役抽選を実行するものである。
設定値は、本実施の形態では例えば6段階に分かれ、設定値ごとにいわゆる「ビックボーナス」や「レギュラーボーナス」、その他付加出玉機能(AT、CT等)の出現確率に格差を設けて出玉率をコントロールするものであり、「設定6」が遊技者に最も有利で、設定の数値が低くなるほど、有利さが低くなり、「設定1」が最も有利さが低く設定されている。なお、設定値を、6段階に設定したが、これに限定されず、例えば2〜5段階、或いは6段階以上に設定してもよい。また、「奇数設定」か「偶数設定」かで挙動を異ならせたり、或いは勝率は「設定6」の方が高いが、差枚数では「設定5」の方が有利など、設定数値による特色づけをしてもよい。
すなわち、役抽選手段210は、メイン制御手段200が備える手段であり、スタートスイッチ40の操作を契機に、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの抽選(役抽選)を行うためのものである。役抽選手段210は、役に当選したか否かを決定するための抽選テーブルを、主な分類として通常状態用、ボーナス状態(CBB状態)用、RT1状態(CBB当選中状態)用のそれぞれに対応して複数備えており、メイン制御手段200のROM上に記憶されている。役抽選手段210は、予め定めた抽選データと、所定範囲の整数値を繰り返してカウントするループカウンタを有する所定の乱数発生手段(乱数発生回路)が発生した乱数のうちから抽出した乱数とを比較して、当選か否かを判定する。なお、役抽選手段210による処理は、後述するステップS11(図10参照)において行われる。
(リール制御手段220)
リール制御手段220は、メイン制御手段200が備える手段であり、各回転リール62の回転を停止させるためのものである。リール制御手段220は、役抽選手段210の抽選結果と、各ストップスイッチ50が操作されたときの対応する回転リール62の回転位置とに基づいて、各回転リール62の回転を停止させる。なお、リール制御手段220は、必要に応じて各ストップスイッチ50が停止操作されるときの順番(停止操作順番)が所定の条件に適合しているか否かも停止させる条件にする場合がある。リール制御手段220による処理は、後述するステップS13(図10参照)において行われる。
リール制御手段220は、後述する上乗せ演出種類決定手段190が上乗せ演出を決定した場合、表示演出の実行の前に当該上乗せ演出のリール演出を実行するものである。
(停止図柄判定手段230)
停止図柄判定手段230は、メイン制御手段200が備える手段であり、すべての回転リール62が停止した際における有効ライン86上の図柄61の組合せを記憶するとともに入賞等の判定をするためのものである。なお、停止図柄判定手段230による処理は、後述するステップS14(図10参照)において行われる。
(遊技制御手段250)
遊技制御手段250は、遊技状態を制御するものである。
具体的には、遊技制御手段250は、図4に示すように、通常遊技制御手段251、RT制御手段252及びボーナス遊技制御手段253の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。
(通常遊技制御手段251)
通常遊技制御手段251は、通常遊技の進行を制御するものである。ここで、通常遊技とは、後述するRT制御手段252によるリプレイタイム(RT)や、ボーナス遊技制御手段253によるCBB以外の遊技状態をいう。なお、通常遊技中における再遊技役の当選確率は、リプレイタイム(RT)遊技中よりも低く設定されている。
(RT制御手段252)
RT制御手段252は、本実施の形態では、リプレイタイム(RT)状態を制御するものである。
(ボーナス遊技制御手段253)
ボーナス遊技制御手段253は、ボーナス遊技、具体的には、CBB状態を制御するものである。
(送信手段260)
送信手段260は、サブ制御手段300へ信号を送信するためのものである。
(サブ制御手段300)
サブ制御手段300は、受信手段310、前兆演出制御手段320及びAT制御手段330、特定抽選手段400、計数手段410及び設定示唆制御手段400の各手段を有する。AT制御手段330は、移行抽選手段331を有する。各手段の詳細については後述する。
なお、これらの手段はメイン制御手段200に配置してもよいものであり、特に、AT制御手段330の移行抽選手段331は、サブ制御手段300ではなくメイン制御手段200に配置してもよい。また、AT制御手段330それ自体を、サブ制御手段300ではなくメイン制御手段200に配置してもよい。さらに、特定抽選手段400、計数手段410及び遊技形態制御手段420の各手段を、サブ制御手段300に設置したが、これらのいずれか少なくとも1個以上の手段をメイン制御手段200に配置してもよい。
以上の構成をもって、サブ制御手段300は、メイン制御手段200からの信号を受けて、遊技の進行に伴う演出を行うものである。
(受信手段310)
受信手段310は、送信手段260からの信号を受信するものである。
(前兆演出制御手段320)
前兆演出制御手段320は、図7に示す各種の前兆演出を制御するものである。なお、前兆演出については、図7を用いて後述する。
(AT制御手段330)
AT制御手段330は、AT状態の演出状態を制御するものである。具体的には、AT制御手段330は、移行抽選手段331を備えている。
移行抽選手段331は、AT状態へ移行するか否かを抽選(移行抽選)で決定するものである。
(設定示唆制御手段400)
設定示唆制御手段400は、設定値の示唆に関する設定示唆を制御するものである。設定示唆制御手段400は、図5に示すように、設定示唆抽選手段410、報知制御手段420、記憶手段430、変更抽選手段440、変更契機決定手段450及び達成度標示手段460の各手段を有する。
(設定示唆抽選手段410)
設定示唆抽選手段410は、特別遊技(例えば特典遊技)の終了後、信頼度の異なる複数の設定示唆パターンのうちから、1つの設定パターンを設定示唆抽選により決定するものである。
「設定示唆パターン」としては、図8に示すように、5種類のパターンを用意し、各「設定示唆パターン」毎に「内容」を設定することで、信頼度を異ならせている。例えば、ナンバー(No.)「0」の場合には、最も信頼度が高く、「設定6」の確定としている。ナンバー「2」の場合には、次に信頼度が高く、「設定5」又は「設定6」のいずれかが確定としているとしている。それ以降のナンバー「2」〜「3」の場合には、信頼度を低く設定し、「示唆」にとどめている。
また、「信頼度」は、各「設定示唆パターン」に固有に設定されたもののほか、表示回数の違いにより、信頼度の違いを持たせている。例えば、「設定示唆パターン」が1回表示された場合より、複数回の間に同じ「設定示唆パターン」が複数回表示された場合や、連続して同じ「設定示唆パターン」が表示された場合の方が、「信頼度」が高くなるように設定している。
(報知制御手段420)
報知制御手段420は、設定示唆抽選手段410により決定された設定示唆パターンにもとづいて、特別遊技の終了後に示唆報知を実行するものである。
また、報知制御手段420は、特別遊技の終了後の遊技待機時に、記憶手段430に記憶された設定示唆パターンを読み出し、当該設定示唆パターンにもとづいて示唆報知を実行するようにしている。
示唆報知としては、図9(a)に示すように、設定示唆パターンに対応した「文字の組み合わせ」を、表示装置84(図1及び図3)に表示させている。
なお、「示唆報知」として、「文字の組み合わせ」を表示装置84に表示させたが、これに限定されず、他の文字のほか、数字、記号、絵等を表示させてもよいし、スピーカ72を用いて音や、演出用ランプ78を用いて光で示唆報知してもよく、これらを組み合わせてもよい。
(記憶手段430)
記憶手段(430)は、設定示唆抽選手段410により決定された設定示唆パターンを記憶するものである。
(変更抽選手段440)
変更抽選手段440は、特定の条件を達成するごとに、記憶手段430に記憶された設定示唆パターンを、信頼度の高いものに変更するか否かを変更抽選により決定するものである。
また、変更抽選手段440は、変更抽選の結果、当該信頼度の高い設定示唆パターンに変更すると決定した場合に、当該決定された変更後の設定示唆パターンを記憶手段430に記憶させるようにしている。
「特定の条件」は、遊技者が遊技操作を通じて達成できる条件、すなわち目標である。具体的には、「特定の条件」として、図9(f)に示すように、次の2つの条件を設定している。
なお、特定の条件は、次の2つの条件に限定されず、条件を1つとしたり、或いは3つ以上設定してもよい。
(1)前回の特別遊技の終了時からの消化遊技数(例:「2000G」)
(2)特別遊技の回数(例:「10セット」)
(変更契機決定手段450)
変更契機決定手段450は、当該複数種類の変更契機のうちから、一つの変更契機を、遊技者の選択又は抽選により決定するものである。
「変更契機」は、上記した「特定の条件」を達成することである。すなわち、次の2つの変更契機を、遊技者の選択又は抽選、本実施の形態では、図9(f)に示すように、「変更契機選択画面」を表示装置84に表示して、遊技者に選択可能としている。なお、後述するが、変更契機を抽選により決定してもよい。
(1)「前回の特別遊技の終了時からの消化遊技数」の消化(例:「2000G」の消化)
(2)「特別遊技の回数」の消化(例:「10セット」の消化)
(達成度標示手段460)
達成度表示手段460は、変更契機の達成度を、遊技待機時に表示させるものである。
「変更契機の達成度」としては、具体的には、図9(d)に示すように、例えば「前回の特別遊技の終了時からの消化遊技数」(例:「1234G/2000G」)を、表示装置84(図1及び図3)に表示させている。
なお、「変更契機の達成度」として、「消化遊技数」を表示したが、これに限定されず、変更契機として「特別遊技の回数」の消化が決定された場合には「特別遊技の回数」を表示させてもよいし、或いは文字や表、絵等を利用して表示させてもよい。
(設定示唆パターンの表示例)
設定値と設定示唆パターンとの表示例を上げて説明すると、次の通りである。
(1)「設定6」の例
・1回目の表示→「△△△△」
(第1回目の特定の条件の達成)
・2回目の表示→「○○○○」又は「○○△△」
「○○△△」の場合は、また特定の条件を達成させることで変化させることも可能である。
(第2回目の特定の条件の達成)
・3回目の表示→「○○○○」の場合は、「設定6」の確定。
「○○△△」のままならば「設定5」の確定。
(2)「設定5」の例
・1回目の表示→「△△△△」
(第1回目の特定の条件の達成)
・2回目の表示→「○○△△」又は「△△△△」
「△△△△」の場合は、また特定の条件を達成させることで変化させることも可能である。
(第2回目の特定の条件の達成)
・3回目の表示→「○○△△」の場合は、「設定5」の確定。
(「△△△△」のままならば「設定4」の確定)
(3)「設定4」の例
・1回目の表示→「△△△△」
(第1回目の特定の条件の達成)
・2回目の表示→「△△△△」
「△△△△」の場合は、また特定の条件を達成させることで変化するかもしれない期待感を与えることができる。
(第2回目の特定の条件の達成)
・3回目の表示→「△△△△」
3回目の表示で「△△△△」の場合は「設定4」の確定。
(4)「奇数設定」の例
・1回目の表示→「△△□□」
(第1回目の特定の条件の達成)
・2回目の表示→「○○△△」又は「△△△△」又は「△△□□」
2回目の表示で「△△□□」の場合は設定1確定。
「○○△△」又は「△△△△」の場合は、また特定の条件を達成させることで変化させることも可能である。
(第2回目の特定の条件の達成)
・3回目の表示→「○○△△」又は「△△□□」
3回目の表示で「△△□□」の場合は、設定3確定。
3回目の表示で「○○△△」の場合は、「設定5」の確定。
(5)「偶数設定」の例
・1回目の表示→「□□□□」
(第1回目の特定の条件の達成)
・2回目の表示→「○○○○」又は「△△△△」又は「□□□□」
2回目の表示で「□□□□」の場合は「設定2」の確定。
「○○○○」又は「△△△△」の場合は、また特定の条件を達成させることで変化させることも可能である。
(第2回目の特定の条件の達成)
・3回目の表示→「○○○○」又は「△△△△」又は「□□□□」
3回目の表示で「△△△△」又は「□□□□」の場合は「設定4」の確定。
3回目の表示で「○○○○」の場合は「設定6」の確定。
(図6を用いた遊技状態の説明)
図6に示すように、メイン制御手段200における遊技状態は、通常状態と、RT1状態(CBB当選中状態)と、ボーナス状態(CBB状態)とがある。
通常状態は、通常遊技制御手段251により制御される通常遊技が行われる遊技状態である。通常状態において役抽選手段210による役抽選によりボーナス(CBB)に当選した場合に、通常状態からRT1状態(CBB当選中状態)に移行する。なお、このRT1状態(CBB当選中状態)では、通常状態よりも再遊技の抽選確率が高いリプレイタイム状態(RT状態)となっている。
なお、本実施の形態において、通常状態中では数ゲーム以内にボーナス(CBB)に当選するように設定されており、遊技状態は、RT1状態(CBB当選中状態)で遊技される割合が大きいように設定されている。
このRT1状態(CBB当選中状態)におけるRT状態は、RT制御手段252により制御される再遊技が高確率で当選する遊技状態である。RT状態において、CBBのボーナス移行役の図柄61の組合せ(青7、青7、BAR)が揃った場合に、CBB当選中状態、いわゆるRT状態からボーナス状態(CBB状態)に移行する。このボーナス状態(CBB状態)は、ボーナス遊技制御手段253により制御される。
ボーナス状態(CBB状態)において所定枚数、例えば、28枚の払出がされた場合に、CBB状態から通常状態に移行する。
(図7を用いた演出状態の説明)
図7に示すように、サブ制御手段300における演出状態は、通常遊技と、特典遊技とがある。
通常遊技の演出状態としては、通常状態と、第1、第2前兆状態とがある。
通常状態は、後述する第1、第2前兆状態等の特殊な状態を除いた状態である。
第1前兆状態は、いわゆるゲーム数管理によるものであり、後述する特典遊技への移行時や特典遊技の終了時に、次回の通常遊技に用いるために選択した遊技形態(モ―ド)に応じた解除ゲーム数を抽選により決定し、当該通常ゲーム数を消化すると、図示しないが、数ゲームの前兆遊技に経由して、特典遊技に移行する状態である。
第2前兆状態は、当該第2前兆状態として付与される複数の遊技間において、通常遊技より特典遊技への期待度が高い遊技区間であり、チェリー(強弱や中段チェリー)やスイカ(強弱)、チャンスリプレイ等のいわゆる「レア役」の当選を契機として、移行抽選が行われ、当選を条件として、図示しないが、数ゲーム間の前兆遊技を経由して特典遊技に移行する状態である。第2前兆状態において、移行抽選に当選しない場合には、通常状態へ戻る。
また、上記第1前兆状態には、いわゆる「本前兆」と、偽りのいわゆる「ガセ前兆」との2種類があり、「ガセ前兆」の場合には所定ゲーム数を消化した後、通常状態へ戻る。
特典遊技の演出状態としては、第1、第2特典状態がある。
第1特典状態は、アシストタイム遊技(AT遊技)ともいい、当該第1特典状態に移行すると、当選した小役の押し順が報知される遊技(AT)が開始され、報知された押し順に従ってストップスイッチ47を操作することで、当選した小役の図柄の組み合わせを停止表示させることができる。このため、成立した小役に対応する所定枚数のメダルが払い出される。第1特典状態は、その初期G数或いは当該特別遊技状態中に実行された上乗せG数抽選で加算されたG数を消化した後は、通常状態へ戻ったり、或いは後述する第2特典状態を経由して通常状態へ戻る。
第2特典状態は、いわゆる疑似ボーナスともいい、ATで疑似的に行うゲーム数やセット数管理の遊技状態をいう。第2特典状態は、所定のゲーム数を消化した後、通常状態へ戻ったり、或いは第1特典状態を経由して通常状態へ戻る。
(図8に示す設定示唆パターンの説明)
図8を用いて、設定示唆パターンの一例について説明する。
設定示唆パターンの「表示態様」と「内容」は、図8に示すとおりで、次のように設定している。なお、次の「○」、「△」、「□」には、「文字」、例えば「漢字」が当てはめられる。また、設定示唆パターンの「表示態様」と「内容」は、次の(1)〜(5)の一例に限定されない。
(1)表示態様:「○○○○」、内容:「設定6」の確定
(2)表示態様:「○○△△」、内容:「設定5、6」の確定
(3)表示態様:「△△△△」、内容:「設定4、5、6」の示唆
(4)表示態様:「△△□□」、内容:「設定2、4、6」の示唆
(5)表示態様:「□□□□」、内容:「設定1、3、5」の示唆
(図9(a)〜(d)に示す示唆報知の表示画面の流れの説明)
図9(a)〜(d)を用いて、一例として示唆報知の表示画面の流れを説明する。
まず、図9(a)に示すように、特別遊技の終了時に、「特別遊技終了画面」を表示装置84に表示させる。「特別遊技終了画面」には、次の表示を含まれる。
(1)特別遊技の消化遊技数の表示
(2)特別遊技における払出枚数の表示
(3)示唆報知(例:文字の組み合わせ「○○△△」)
その後、メダル投入、スタートスイッチ操作を契機として、図9(b)に示すように、「遊技の開始画面」を表示させる。つづいて、停止操作の完了を契機として、図9(c)に示すように、「遊技の終了画面」を表示させる。
一方、遊技の終了が、所定時間(例えば30秒間)放置(操作なし)され、所定時間が経っても操作信号が無い場合に待機状態に移行し、図9(d)に示すように、「待機画面」が表示される。
「待機画面」には、次の表示を含まれる。
(4)上記(3)と同じ示唆報知(例:文字の組み合わせ「○○△△」)
(5)前回の特別遊技の終了時からの消化遊技数(例:「1234G/2000G」)
(図9(f)に示す変更契機選択画面の説明)
図9(f)を用いて、変更契機選択画面の一例を説明する。
遊技者が変更契機を変えた場合には、図9(f)に示す「変更契機選択画面」を呼び出し、表示装置84に表示させる。
遊技者は、次の(1)と(2)のいずれかを選択することで、変更契機を変えることができる。
(1)前回の特別遊技の終了時からの消化遊技数(例:「2000G」)
(2)特別遊技の回数(例:「10セット」)
(図10を用いた遊技の基本的な流れの説明)
図10に示すフローチャートに基づいて、メイン制御手段200が1回の遊技毎に実行する一般的な遊技制御処理について説明する。
ステップS10において、メイン制御手段200により、スタートスイッチ40の操作があったか否かの判定が行われる。ここで、スタートスイッチ40の操作があったと判定されると、メイン制御手段200により、賭け数の設定が不可能な状態とされる。その後、次のステップS11に進む。一方、スタートスイッチ40の操作がないと判定されると、再度ステップS10となる。
なお、このステップS10の前提として、賭け数設定処理が行われている。この賭け数設定処理では、賭け数として規定の賭け数が設定されたか否かが判定されるものである。具体的には、メイン制御手段200により、当該遊技の賭け数として設定されているメダルの枚数が規定の賭け数(2又は3)に達しているか否かの判定が行われる。
ステップS11において、役抽選手段210により、役抽選処理が行われる。また、このとき、役抽選の結果がメイン制御手段200からサブ制御手段300へ送信される。役抽選処理が終了すると、次のステップS12に進む。
なお、特典遊技(AT)中は、この役抽選処理の結果に基づいて、上乗せ獲得抽選処理が行われ、上乗せ獲得抽選に当選した場合には、さらに上乗せ演出の種類の抽選処理が行われる等の一連の処理が行われる。
ステップS12において、リールユニット60における回転リール62の回転変動処理が行われる。回転リール62が所定の回転速度に達した後、メイン制御手段200により、回転中の回転リール62に対応するストップスイッチ50の操作があった場合に、リール制御手段220により、各回転リール62の回転が停止させられる。このときのストップスイッチ50(左ストップスイッチL、中ストップスイッチC、右ストップスイッチR)の当選役に対応する停止操作順番は、メイン制御手段200に形成された所定の記憶領域に記憶されると共に、その後の処理にて読み出される。
また、全ての停止操作終了後、メイン制御手段200の送信手段260からサブ制御手段300の受信手段310へ全回転リール62の回転停止情報が送信される。そして、全ての回転リール62の回転変動処理が終了すると、次のステップS13に進む。
ステップS13において、停止図柄判定手段230により、有効ライン86上の図柄61の組合せに対して所定の役の図柄61の組合せが揃っているか否かの入賞等の判定処理が行われる。ここで、入賞等の判定処理の判定結果のデータは、メイン制御手段200からサブ制御手段300へ送信される。そして、判定処理が終わると、次のステップS14に進む。
ステップS14において、払出制御手段240により、停止図柄判定手段230の判定結果に対応した払出処理等が行われる。なお、判定結果、払出が不要な場合には、払出処理は行われない。そして、当該処理が終了する。
(図11を用いた特別遊技終了時処理の説明)
図11を用いて、「特別遊技終了時処理」について説明する。
まず、ステップS20に進み、「特別遊技の最終ゲームか」否かの判定が行われる。当該判定は、メイン制御手段200側では遊技制御手段250、サブ制御手段300側ではAT制御手段330により行われ、本実施の形態ではサブ制御手段300側の制御として説明する。
上記判定の結果、「特別遊技の最終ゲーム」でない場合、「特別遊技」のゲーム中の場合には、当該ステップS20を繰り返す。
これに対し、「特別遊技の最終ゲーム」の場合には、次のステップS21に進む。
ステップS21においては、「設定示唆抽選処理」が実行される。当該処理は、設定示唆抽選手段410により実行される。処理の実行後、次のステップS22に進む。
ステップS22においては、「決定した設定示唆パターンを設定」が実行される。当該処理は、設定示唆制御手段400により実行される。処理の実行後、次のステップS23に進む。
ステップS23においては、「停止操作は完了したか」否かの判定が行われる。当該判定は、メイン制御手段200側で判定され、当該判定結果はサブ制御手段300側に送信される。
上記判定の結果、「停止操作」が完了していない場合、すなわち回転リール62の少なくとも1個以上が回転中の場合には、当該ステップS23を繰り返す。
これに対し、「停止操作」が完了している場合、すなわち回転リール62の全てが停止している場合には、次のステップS24に進む。
ステップS24においては、「終了画面表示処理」が実行される。当該処理は、報知制御手段420により実行され、具体的には、図9(a)に示すように、特別遊技の終了時に、「特別遊技終了画面」が表示装置84に表示される。
上記「終了画面表示処理」の実行後、「特別遊技終了時処理」を終了する。
(図12を用いた遊技待機状態画面表示の説明)
図12を用いて、「遊技待機状態画面表示」について説明する。
まず、ステップS30に進み、「前回操作から所定時間経過」したか否かの判定が行われる。当該判定は、メイン制御手段200側で判定され、当該判定結果はサブ制御手段300側に送信される。所定時間としては、例えば10秒間に設定され、10秒間の操作されずに放置された場合には、その後、待機状態に移行する。
上記判定の結果、「前回操作から所定時間経過」していない場合には、当該ステップS30を繰り返す。
これに対し、「前回操作から所定時間経過」した場合には、次のステップS31に進む。
ステップS31においては、「前回終了画面表示の設定示唆パターンのNo.を読み出し」が実行される。当該処理は、報知制御手段420により実行される。「設定示唆パターンのNo.」(ナンバー)は、図8に示す通りである。処理の終了後、次のステップS32に進む。
ステップS32においては、「読み出した設定示唆パターンのNo.を設定」が実行される。当該処理は、報知制御手段420により実行される。処理の終了後、次のステップS33に進む。
ステップS33においては、「遊技待機状態移行処理」が実行される。当該処理は、メイン制御手段200側とサブ制御手段300側とで実行される。
「遊技待機状態移行処理」の実行後、「遊技待機状態画面表示」を終了する。
(図13を用いた設定示唆内容変化(遊技者選択)の説明)
図13を用いて、「設定示唆内容変化(遊技者選択)」について説明する。
まず、ステップS40に進み、「遊技待機状態中」か否かの判定が行われる。当該判定は、メイン制御手段200側で判定され、当該判定結果はサブ制御手段300側に送信される。
上記判定の結果、「遊技待機状態中」でない場合、すなわち遊技中の場合、或いは「前回操作から所定時間(10秒間)経過」していない場合には、当該ステップS40を繰り返す。
これに対し、「遊技待機状態中」の場合、すなわち「前回操作から所定時間(10秒間)経過」し、「遊技待機状態」に移行している場合には、次のステップS41に進む。
ステップS41においては、「遊技操作アリ」か否かの判定が行われる。当該判定は、メイン制御手段200側で判定され、当該判定結果はサブ制御手段300側に送信される。
上記判定の結果、「遊技操作アリ」でない場合、すなわち「遊技操作」が無い場合には、当該ステップS41を繰り返す。
これに対し、「遊技操作アリ」の場合には、当該遊技操作を契機として、次のステップS42に進む。
ステップS42においては、「変更契機選択画面の呼び出し」が実行される。当該処理は変更契機決定手段450により実行される。当該処理後、次のステップS43に進む。
ステップS43においては、「変更契機選択画面の表示処理」が実行される。当該処理は変更契機決定手段450により実行される。具体的には、図9(f)に示す「変更契機選択画面」が表示装置84に表示させる。当該処理後、次のステップS44に進む。
ステップS44においては、「変更契機は選択された」か否かの判定が行われる。当該判定は変更契機決定手段450により行われる。
上記判定の結果、「変更契機は選択された」場合には、次のステップS45に進む。
ステップS45においては、「決定した変更契機を設定」が実行される。当該処理は変更契機決定手段450により実行される。当該処理後、図14を用いて後述する次のステップS50に進む。
これに対し、先のステップS44においては、「変更契機は選択された」場合で無い場合、すなわち変更契機が選択されない場合には、分岐し、次のステップS46に進む。
ステップS46においては、「変更契機選択画面の表示後、所定時間経過」したか否かの判定が行われる。当該判定は変更契機決定手段450により行われる。
上記判定の結果、「所定時間経過」した場合には、「設定示唆内容変化(遊技者選択)」を終了する。すなわち、遊技者が変更契機を変更する意思がないものとし、処理を終了している。
これに対し、「所定時間経過」していない場合には、次のステップS47に進む。
ステップS47においては、「次遊技開始」か否かの判定が行われる。当該判定は、メイン制御手段200側で判定され、当該判定結果はサブ制御手段300側に送信される。
上記判定の結果、「次遊技開始」の場合には、「設定示唆内容変化(遊技者選択)」を終了する。
これに対し、「次遊技開始」でない場合、すなわち次回の遊技が開始しおらず、「遊技待機状態」が継続している場合には、先のステップS44に戻し、「変更契機は選択された」か否かの判定を再度、行わせている。
(図14を用いた図13に続くフローチャートの説明)
図14を用いて、図13に続くフローチャートについて説明する。
まず、ステップS50に進み、「変更契機の表示処理」が実行される。当該処理は変更契機決定手段450により実行される。具体的には、図示しないが、先のステップS45において、変更後、決定された変更契機を表示装置84に表示させる。当該処理後、次のステップS51に進む。
ステップS51においては、「変更契機は達成されたか」否かの判定が行われる。当該判定は、設定示唆制御手段400により行われる。
上記判定の結果、「変更契機は達成され」ていない場合、すなわち変更契機が未達成の場合には、当該ステップS51を繰り返す。
これに対し、「変更契機は達成された」場合には、次のステップS52に進む。
ステップS52においては、「設定示唆内容の変更抽選処理」が実行される。当該処理は設定示唆抽選手段410により実行される。当該処理後、次のステップS53に進む。
ステップS53においては、「変更後の設定示唆パターンのNo.(図8参照)を設定」が実行される。当該処理は設定示唆抽選手段410により実行される。当該処理後、次のステップS54に進む。
ステップS54においては、「遊技待機状態中」か否かの判定が行われる。当該判定は、メイン制御手段200側で判定され、当該判定結果はサブ制御手段300側に送信される。
上記判定の結果、「遊技待機状態中」の場合には、「設定示唆内容変化(遊技者選択)」を終了し、先に説明した図12に示すステップS33に進み、「遊技待機状態移行処理」が実行される。
これに対し、「遊技待機状態中」でない場合には、分岐し、次のステップS55に進む。
ステップS55においては、「現在の遊技状態は特別遊技中」か否かの判定が行われる。当該判定は、サブ制御手段300側ではAT制御手段330により行われる。
上記判定の結果、「現在の遊技状態は特別遊技中」でない場合、先のステップS54に戻り、「遊技待機状態中」か否かの判定が行われる。
これに対し、「現在の遊技状態は特別遊技中」の場合には、次のステップS56に進む。
ステップS56においては、「特別遊技の最終ゲームか」否かの判定が行われる。当該判定は、サブ制御手段300側ではAT制御手段330により行われる。
上記判定の結果、「特別遊技の最終ゲーム」でない場合には、先のステップS54に戻り、「遊技待機状態中」か否かの判定が行われる。
これに対し、「特別遊技の最終ゲーム」の場合には、「設定示唆内容変化(遊技者選択)」を終了し、先に説明した図11に示すステップS23に進み、「停止操作は完了したか」否かの判定が行われる。
(第2の実施の形態の説明)
つぎに、図15及び図16を用い、本発明の第2の実施の形態について説明する。
本実施の形態の特徴は、変更契機を抽選により決定した点である。
(図15を用いた設定示唆内容変化(抽選決定)の説明)
図15を用いて「設定示唆内容変化(抽選決定)」について説明する。
まず、ステップS60に進み、「遊技待機状態中」か否かの判定が行われる。当該判定は、メイン制御手段200側で判定され、当該判定結果はサブ制御手段300側に送信される。
上記判定の結果、「遊技待機状態中」でない場合、すなわち遊技中の場合、或いは「前回操作から所定時間(10秒間)経過」していない場合には、当該ステップS60を繰り返す。
これに対し、「遊技待機状態中」の場合、すなわち「前回操作から所定時間(10秒間)経過」し、「遊技待機状態」に移行している場合には、次のステップS61に進む。
ステップS61においては、「遊技操作アリ」か否かの判定が行われる。当該判定は、メイン制御手段200側で判定され、当該判定結果はサブ制御手段300側に送信される。
上記判定の結果、「遊技操作アリ」でない場合、すなわち「遊技操作」が無い場合には、当該ステップS61を繰り返す。
これに対し、「遊技操作アリ」の場合には、当該遊技操作を契機として、次のステップS62に進む。
ステップS62においては、「変更契機の抽選処理」が実行される。当該処理は変更契機決定手段450により実行される。具体的には、現在の変更契機を維持するか、変更するか否かを抽選により決定する。当該処理後、次のステップS63に進む。
ステップS63においては、「決定した変更契機を設定」が実行される。当該処理は変更契機決定手段450により実行される。当該処理後、次のステップS64に進む。
ステップS64においては、「変更契機の表示処理」が実行される。当該処理は変更契機決定手段450により実行される。具体的には、図示しないが、先のステップS64において設定された変更契機を表示装置84に表示させる。当該処理後、図16を用いて後述する次のステップS70に進む。
(図16を用いた図13に続くフローチャートの説明)
図16を用いて、図13に続くフローチャートについて説明する。
まず、ステップS70に進み、「変更契機は達成されたか」否かの判定が行われる。当該判定は、設定示唆制御手段400により行われる。
上記判定の結果、「変更契機は達成され」ていない場合、すなわち変更契機が未達成の場合には、当該ステップS70を繰り返す。
これに対し、「変更契機は達成された」場合には、次のステップS71に進む。
ステップS71においては、「設定示唆内容の変更抽選処理」が実行される。当該処理は設定示唆抽選手段410により実行される。当該処理後、次のステップS72に進む。
ステップS72においては、「変更後の設定示唆パターンのNo.(図8参照)を設定」が実行される。当該処理は設定示唆抽選手段410により実行される。当該処理後、次のステップS73に進む。
ステップS73においては、「遊技待機状態中」か否かの判定が行われる。当該判定は、メイン制御手段200側で判定され、当該判定結果はサブ制御手段300側に送信される。
上記判定の結果、「遊技待機状態中」の場合には、「設定示唆内容変化(抽選決定)」を終了し、先に説明した図12に示すステップS33に進み、「遊技待機状態移行処理」が実行される。
これに対し、「遊技待機状態中」でない場合には、分岐し、次のステップS74に進む。
ステップS74においては、「現在の遊技状態は特別遊技中」か否かの判定が行われる。当該判定は、サブ制御手段300側ではAT制御手段330により行われる。
上記判定の結果、「現在の遊技状態は特別遊技中」でない場合、先のステップS73に戻り、「遊技待機状態中」か否かの判定が行われる。
これに対し、「現在の遊技状態は特別遊技中」の場合には、次のステップS75に進む。
ステップS75においては、「特別遊技の最終ゲームか」否かの判定が行われる。当該判定は、サブ制御手段300側ではAT制御手段330により行われる。
上記判定の結果、「特別遊技の最終ゲーム」でない場合には、先のステップS73に戻り、「遊技待機状態中」か否かの判定が行われる。
これに対し、「特別遊技の最終ゲーム」の場合には、「設定示唆内容変化(抽選決定)」を終了し、先に説明した図11に示すステップS23に進み、「停止操作は完了したか」否かの判定が行われる。
(実施の形態の補足的な説明)
上記実施の形態は、以下の技術思想を包含する特徴点を含むものである。
(1)第1の特徴点
(1−1)第1の特徴点の構成
第1の特徴点は、次の通りである。
第1に、通常遊技と、当該通常遊技より遊技者に有利な特別遊技があり、それらの遊技間を所定の契機で移行しながら遊技が実行される遊技機(10)である。
第2に、例えば図3及び図5に示すように、次の構成を備える。
(1)役抽選手段(210)
役抽選手段(210)は、予め設定された設定値にもとづいて、当選役を決定する役抽選を実行するものである。
(2)設定示唆抽選手段(410)
設定示唆抽選手段(410)は、前記特別遊技の終了後、信頼度の異なる複数の設定示唆パターンのうちから、1つの設定パターン(例えば図8参照)を設定示唆抽選により決定するものである。
(3)報知制御手段(420)
報知制御手段(420)は、設定示唆抽選手段(410)により決定された設定示唆パターンにもとづいて、特別遊技の終了後に示唆報知(例えば図9(a)参照)を実行するものである。
(4)記憶手段(430)
記憶手段(430)は、設定示唆抽選手段(410)により決定された設定示唆パターンを記憶するものである。
第3に、報知制御手段(420)は、特別遊技の終了後の遊技待機時に、記憶手段(430)に記憶された設定示唆パターンを読み出し、当該設定示唆パターンにもとづいて示唆報知(例えば図9(d)参照)を実行するようにしている。
(1−2)第1の特徴点と実施の形態との対応関係
ここで「通常遊技」は、例えば図7において、演出状態が特典遊技に移行していない遊技状態をいい、「特別遊技」は、特典遊技に移行した遊技状態をいう。特別遊技、すなわち特典遊技に移行すると、当選した小役の押し順が報知される遊技(AT)が開始され、報知された押し順に従ってストップスイッチ(50)を操作することで、当選した小役の図柄の組み合わせを停止表示させることができるという、「有利さ」をもっている。
ここで「設定値」は、本実施の形態では例えば6段階に分かれ、設定値ごとにいわゆる「ビックボーナス」や「レギュラーボーナス」、その他付加出玉機能(AT、CT等)の出現確率に格差を設けて出玉率をコントロールするものであり、「設定6」が遊技者に最も有利で、設定の数値が低くなるほど、有利さが低くなり、「設定1」が最も有利さが低く設定されている。
ここで「設定示唆パターン」としては、例えば図8に示すように、5種類のパターンを用意し、各「設定示唆パターン」毎に「内容」を設定することで、信頼度を異ならせている。例えば、ナンバー(No.)「0」の場合には、最も信頼度が高く、「設定6」の確定としている。ナンバー「2」の場合には、次に信頼度が高く、「設定5」又は「設定6」のいずれかが確定としているとしている。それ以降のナンバー「2」〜「3」の場合には、信頼度を低く設定し、「示唆」にとどめている。
上記「示唆報知」としては、例えば図9(a)に示すように、設定示唆パターンに対応した「文字の組み合わせ」を、表示装置(84)(例えば図1及び図3参照)に表示させている。
(1−3)第1の特徴点のバリエーション
ここで「特別遊技」として、特典遊技(AT)を例示したが、これに限定されず、いわゆる「ART」、「ビックボーナス」、「レギュラーボーナス」、「RT」等でもよい。
ここで「設定値」を、6段階に設定したが、これに限定されず、例えば2〜5段階、或いは6段階以上に設定してもよい。また、「奇数設定」か「偶数設定」かで挙動を異ならせたり、或いは勝率は「設定6」の方が高いが、差枚数では「設定5」の方が有利など、設定数値による特色づけをしてもよい。
ここで「示唆報知」として、「文字の組み合わせ」を表示装置(84)に表示させたが、これに限定されず、他の文字のほか、数字、記号、絵等を表示させてもよいし、スピーカ(72)を用いて音や、演出用ランプ(78)を用いて光で示唆報知してもよく、これらを組み合わせてもよい。
(1−4)第1の特徴点の作用効果
第1の特徴点によれば、次のような作用効果を奏する。
すなわち、第1の特徴点によれば、所定時に設定値の示唆に関する示唆報知を行い、その際に示唆報知が行われた内容が、それ以後の遊技待機時にも表示されるようにすることで、プレーヤーが同じ台で楽しみながら遊技を継続できるばかりなく、営業時間の途中から遊技を行うプレーヤーに対しても台選択の指標を提示することができる。
例えば、特別遊技の終了時に、設定値の示唆に関する示唆報知を行った場合には、当該特別遊技終了時だけでなく、それ以後の遊技待機中にも同じ内容を含む示唆報知を再度、行うことで、営業時間の途中から遊技を行うプレーヤーに対しての台選択の指標を提示することができる。
また、例えば、前回の特別遊技の終了時にどのような設定示唆を含む情報が表示されたのか、遊技待機時にマスクせずに表示することで、既に遊戯しているプレーヤーの不快感を軽減することができる。
(2)第2の特徴点
(2−1)第2の特徴点の構成
第2の特徴点は、上記した第1の特徴点に加え、次の通りである。
第1に、例えば図5に示すように、次の構成を備える。
(1)変更抽選手段(440)
変更抽選手段(440)は、特定の条件を達成するごとに、記憶手段(430)に記憶された設定示唆パターンを、信頼度の高いものに変更するか否かを変更抽選により決定するものである。
第2に、変更抽選手段(440)は、変更抽選の結果、当該信頼度の高い設定示唆パターンに変更すると決定した場合に、当該決定された変更後の設定示唆パターンを記憶手段(430)に記憶させるようにしている。
(2−2)第2の特徴点と実施の形態との対応関係
ここで「特定の条件」は、遊技者が遊技操作を通じて達成できる条件、すなわち目標である。具体的には、「特定の条件」として、例えば図9(f)に示すように、次の2つの条件を設定している。
(a)前回の特別遊技の終了時からの消化遊技数(例:「2000G」)
(b)特別遊技の回数(例:「10セット」)
(2−3)第2の特徴点のバリエーション
ここで特定の条件は、2つの条件を設定したが、これに限定されず、条件を1つとしたり、或いは3つ以上設定してもよい。
(2−4)第2の特徴点の作用効果
第2の特徴点によれば、上記した第1の特徴点の作用効果に加え、次のような作用効果を奏する。
すなわち、第2の特徴点によれば、特定の条件を達成するごとに信頼度の高い報知内容に変化させることで、プレーヤーに対して特定の条件をクリアさせる目標の提示、並びに当該特定の条件をクリアした場合の達成感をプレーヤーに与えることができる。
例えば、設定値の示唆に関する示唆報知の内容は必ずしも直接、設定が確定するような情報ばかりではないことから、プレーヤーに対して特定の条件をクリアさせる目標を提示し、プレーヤーがその目標をクリアした結果、より信頼度の高い示唆報知の内容を表示させることで、稼動の促進を図ることができる。
(3)第3の特徴点
(3−1)第3の特徴点の構成
第3の特徴点は、上記した第2の特徴点に加え、次の通りである。
第1に、示唆報知が変更可能となる変更契機を、複数種類設定している。
第2に、例えば図5に示すように、次の構成を備える。
(1)変更契機決定手段(450)
変更契機決定手段(450)は、当該複数種類の変更契機のうちから、一つの変更契機を、遊技者の選択又は抽選により決定するものである。
(3−2)第3の特徴点と実施の形態との対応関係
ここで「変更契機」は、先に説明した第2の特徴点の「特定の条件」を達成することである。すなわち、次の2つの変更契機を、遊技者の選択又は抽選、本実施の形態では、例えば図9(f)に示すように、「変更契機選択画面」を表示装置(84)に表示して、遊技者に選択可能としている。
(a)「前回の特別遊技の終了時からの消化遊技数」の消化(例:「2000G」の消化)
(b)「特別遊技の回数」の消化(例:「10セット」の消化)
(3−3)第3の特徴点のバリエーション
ここで「変更契機」を、「遊技者の選択」により決定したが、これに限定されず、例えば図15及び図16に示すように、「抽選」により決定してもよい。
(3−4)第3の特徴点の作用効果
第3の特徴点によれば、上記した第2の特徴点の作用効果に加え、次のような作用効果を奏する。
すなわち、第3の特徴点によれば、示唆報知が変更可能となる変更契機を、複数種類設定することで、示唆報知の内容が変化するプロセスを興趣に富むものとできる。
例えば、遊技者の選択により、複数種類の変更契機のうちから、一つの変更契機を決定させる場合には、プレーヤーの好みや、当該プレーヤーが達成し易い変更契機を選択させることができる。
また、抽選により一つの変更契機が決定する場合には、どの変更契機が決定するか、プレーヤーの緊張感や期待感を刺激できるばかでなく、変更契機が変わることで、当該変更契機をプレーヤーがクリアできる難易度を変化させたり、或いはプレーヤーがクリアした際の達成感や満足感に変化を持たせることができる。
(4)第4の特徴点
(4−1)第4の特徴点の構成
第4の特徴点は、上記した第3の特徴点に加え、例えば図5に示すように、次の構成を備えている点である。
(1)達成度表示手段(460)
達成度表示手段(460)は、変更契機の達成度を、例えば図9(d)に示すように、遊技待機時に表示させるものである。
(4−2)第4の特徴点と実施の形態との対応関係
ここで「変更契機の達成度」としては、例えば図9(d)に示すように、「前回の特別遊技の終了時からの消化遊技数」(例:「1234G/2000G」)を、表示装置(84)(例えば図1及び図3参照)に表示させている。
(4−3)第4の特徴点のバリエーション
ここで「変更契機の達成度」として、「消化遊技数」を表示したが、これに限定されず、変更契機として「特別遊技の回数」の消化が決定された場合には「特別遊技の回数」を表示させてもよいし、或いは文字や表、絵等を利用して表示させてもよい。
(4−4)第4の特徴点の作用効果
第4の特徴点の発明によれば、上記した第3の特徴点の作用効果に加え、次のような作用効果を奏する。
すなわち、第4の特徴点によれば、変更契機の達成度を遊技待機時に表示させることで、プレーヤーに対して変更契機の達成意欲を刺激することができる。
(5)第5の特徴点
(5−1)第5の特徴点の構成
第5の特徴点は、次の通りである。
第1に、設定値の示唆に関する示唆報知を行う報知制御手段(420)を有する遊技機(10)である。
第2に、それ以前の所定時に示唆報知が行われた内容が、それ以後の遊技待機時にも表示されるように設定されている。
(5−2)第5の特徴点と実施の形態との対応関係
ここで「通常遊技」は、例えば図7において、演出状態が特典遊技に移行していない遊技状態をいい、「特別遊技」は、特典遊技に移行した遊技状態をいう。特別遊技、すなわち特典遊技に移行すると、当選した小役の押し順が報知される遊技(AT)が開始され、報知された押し順に従ってストップスイッチ(50)を操作することで、当選した小役の図柄の組み合わせを停止表示させることができるという、「有利さ」をもっている。
ここで「それ以前の所定時」としては、「特別遊技」の終了時を例示している。
(5−3)第5の特徴点のバリエーション
ここで「特別遊技」として、特典遊技(AT)を例示したが、これに限定されず、いわゆる「ART」、「ビックボーナス」、「レギュラーボーナス」、「RT」等でもよい。
ここで「それ以前の所定時」としては、「特別遊技」の終了時を例示したが、これに限定されない。
(5−4)第5の特徴点の作用効果
第5の特徴点によれば、次のような作用効果を奏する。
すなわち、第5の特徴点によれば、上記した第1の特徴点の作用効果と同様に、プレーヤーが同じ台で楽しみながら遊技を継続できるばかりなく、営業時間の途中から遊技を行うプレーヤーに対しても台選択の指標を提示することができる。
(6)第6の特徴点
(6−1)第6の特徴点の構成
第6の特徴点は、上記した第5の特徴点に加え、所定時に行われる示唆報知が、特定の条件を達成するごとに信頼度の高い報知内容に変化させることが可能であり、複数回の示唆演出によって設定値の推定又は確定ができるように設定されている点である。
(6−2)第6の特徴点と実施の形態との対応関係
第6の特徴点と実施の形態との対応関係は、先に第2の特徴点で説明した通りである。
(6−3)第6の特徴点のバリエーション
第6の特徴点のバリエーションも、先に第2の特徴点で説明した通りである。
(6−4)第6の特徴点の作用効果
第6の特徴点によれば、上記した第5の特徴点の作用効果に加え、次のような作用効果を奏する。
すなわち、第6の特徴点によれば、上記した第2の特徴点の作用効果と同様に、プレーヤーに対して特定の条件をクリアさせる目標の提示、並びに当該特定の条件をクリアした場合の達成感をプレーヤーに与えることができる。
(7)第1の特徴点
(7−1)第7の特徴点の構成
第7の特徴点は、上記した第6の特徴点に加え、示唆報知が変更可能となる変更契機を、複数種類設定し、当該複数種類の変更契機のうちから、一つの変更契機が、遊技者の選択又は抽選により決定されるように設定されている点である。
(7−2)第7の特徴点と実施の形態との対応関係
第7の特徴点と実施の形態との対応関係は、先に第3の特徴点で説明した通りである。
(7−3)第7の特徴点のバリエーション
第7の特徴点のバリエーションも、先に第3の特徴点で説明した通りである。
(7−4)第7の特徴点の作用効果
第7の特徴点によれば、上記した第6の特徴点の作用効果に加え、次のような作用効果を奏する。
すなわち、第7の特徴点によれば、上記した第3の特徴点の作用効果と同様に、示唆報知の内容が変化するプロセスを興趣に富むものとできる。
(8)第8の特徴点
(8−1)第8の特徴点の構成
第8の特徴点は、上記した第7の特徴点に加え、変更契機の達成度が、遊技待機時に表示されるように設定されている点である。
(8−2)第8の特徴点と実施の形態との対応関係
第8の特徴点と実施の形態との対応関係は、先に第4の特徴点で説明した通りである。
(8−3)第8の特徴点のバリエーション
第8の特徴点のバリエーションも、先に第4の特徴点で説明した通りである。
(8−4)第8の特徴点の作用効果
第8の特徴点によれば、上記した第7の特徴点の作用効果に加え、次のような作用効果を奏する。
すなわち、第8の特徴点によれば、上記した第4の特徴点の作用効果と同様に、プレーヤーに対して変更契機の達成意欲を刺激することができる。
10 遊技機 12 筐体
14 前扉 16 図柄表示窓部
20 上パネル
22 下パネル 24 貯留払出手段
26 メダル受け皿 28 メダル払出口
30 操作部 34 マックスベットスイッチ
36 精算スイッチ 38 メダル投入口
40 スタートスイッチ
50 ストップスイッチ L 左ストップスイッチ
C 中ストップスイッチ R 右ストップスイッチ
60 リールユニット 61 図柄
62 回転リール 64 左回転リール
66 中回転リール 68 右回転リール
70 演出装置
72 スピーカー 74 上部スピーカー
76 下部スピーカー 78 演出用ランプ
80 上部ランプ 82 下部ランプ
84 表示装置 86 有効ライン
100 制御装置 200 メイン制御装置
210 役抽選手段 220 リール制御手段
230 停止図柄判定手段 240 払出制御手段
250 遊技制御手段 251 通常遊技制御手段
252 RT制御手段 253 ボーナス遊技制御手段
260 送信手段 300 サブ制御手段
310 受信手段 320 前兆演出手段
330 AT制御手段 331 移行抽選手段
400 設定示唆制御手段
410 設定示唆抽選手段 420 報知制御手段
430 記憶手 440 変更抽選手段
450 変更契機決定手段 460 達成度標示手段

(請求項1)
請求項1に記載の発明は、通常遊技と、当該通常遊技より遊技者に有利な特別遊技(例えば特典遊技)があり、それらの遊技間を所定の契機で移行しながら遊技が実行される遊技機(10)であって、予め設定された設定値にもとづいて、当選役を決定する役抽選を実行する役抽選手段(210)と、前記特別遊技の終了後、信頼度の異なる複数の設定示唆パターンのうちから、1つの設定示唆パターンを設定示唆抽選により決定する設定示唆抽選手段(410)と、前記設定示唆抽選手段(410)により決定された前記設定示唆パターンにもとづいて、前記特別遊技の終了後に示唆報知を実行する報知制御手段(420)と、前記設定示唆抽選手段(410)により決定された前記設定示唆パターンを記憶する記憶手段(430)とを備え、前記報知制御手段(420)は、前記特別遊技の終了後の遊技待機時に、前記記憶手段(430)に記憶された前記設定示唆パターンを読み出し、当該設定示唆パターンにもとづいて示唆報知を実行するようにしている、ことを特徴とする。
(設定示唆抽選手段410)
設定示唆抽選手段410は、特別遊技(例えば特典遊技)の終了後、信頼度の異なる複数の設定示唆パターンのうちから、1つの設定示唆パターンを設定示唆抽選により決定するものである。
「設定示唆パターン」としては、図8に示すように、5種類のパターンを用意し、各「設定示唆パターン」毎に「内容」を設定することで、信頼度を異ならせている。例えば、ナンバー(No.)「0」の場合には、最も信頼度が高く、「設定6」の確定としている。ナンバー「2」の場合には、次に信頼度が高く、「設定5」又は「設定6」のいずれかが確定としているとしている。それ以降のナンバー「2」〜「3」の場合には、信頼度を低く設定し、「示唆」にとどめている。
また、「信頼度」は、各「設定示唆パターン」に固有に設定されたもののほか、表示回数の違いにより、信頼度の違いを持たせている。例えば、「設定示唆パターン」が1回表示された場合より、複数回の間に同じ「設定示唆パターン」が複数回表示された場合や、連続して同じ「設定示唆パターン」が表示された場合の方が、「信頼度」が高くなるように設定している。
(実施の形態の補足的な説明)
上記実施の形態は、以下の技術思想を包含する特徴点を含むものである。
(1)第1の特徴点
(1−1)第1の特徴点の構成
第1の特徴点は、次の通りである。
第1に、通常遊技と、当該通常遊技より遊技者に有利な特別遊技があり、それらの遊技間を所定の契機で移行しながら遊技が実行される遊技機(10)である。
第2に、例えば図3及び図5に示すように、次の構成を備える。
(1)役抽選手段(210)
役抽選手段(210)は、予め設定された設定値にもとづいて、当選役を決定する役抽選を実行するものである。
(2)設定示唆抽選手段(410)
設定示唆抽選手段(410)は、前記特別遊技の終了後、信頼度の異なる複数の設定示唆パターンのうちから、1つの設定示唆パターン(例えば図8参照)を設定示唆抽選により決定するものである。
(3)報知制御手段(420)
報知制御手段(420)は、設定示唆抽選手段(410)により決定された設定示唆パターンにもとづいて、特別遊技の終了後に示唆報知(例えば図9(a)参照)を実行するものである。
(4)記憶手段(430)
記憶手段(430)は、設定示唆抽選手段(410)により決定された設定示唆パターンを記憶するものである。
第3に、報知制御手段(420)は、特別遊技の終了後の遊技待機時に、記憶手段(430)に記憶された設定示唆パターンを読み出し、当該設定示唆パターンにもとづいて示唆報知(例えば図9(d)参照)を実行するようにしている。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、所定時に設定値の示唆に関する示唆報知を行い、その際に示唆報知が行われた内容が、それ以後の遊技待機状態においても表示されるようにすることで、プレーヤーが同じ台で楽しみながら遊技を継続できるばかりなく、営業時間の途中から遊技を行うプレーヤーに対しても台選択の指標を提示することができるようにしたものである。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、通常遊技と、当該通常遊技より遊技者に有利な特別遊技(例えば特典遊技)があり、それらの遊技間を所定の契機で移行しながら遊技が実行される遊技機(10)であって、予め設定された設定値にもとづいて、当選役を決定する役抽選を実行する役抽選手段(210)と、前記特別遊技の終了後、信頼度の異なる複数の設定示唆パターンのうちから、1つの設定パターンを設定示唆抽選により決定する設定示唆抽選手段(410)と、前記設定示唆抽選手段(410)により決定された前記設定示唆パターンにもとづいて、前記特別遊技の終了後に示唆報知を実行する報知制御手段(420)と、前記設定示唆抽選手段(410)により決定された前記設定示唆パターンを記憶する記憶手段(430)とを備え、前記報知制御手段(420)は、前記特別遊技の終了後、前記通常遊技に移行し、当該通常遊技において遊技待機状態に移行した場合に、前記記憶手段(430)に記憶された前記設定示唆パターンを読み出し、当該設定示唆パターンにもとづいて示唆報知を実行するようにしている、ことを特徴とする。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項3に記載の発明の特徴点に加え、前記変更契機の達成度を、前記遊技待機状態において表示させる達成度表示手段(460)を備えている、ことを特徴とする。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、設定値の示唆に関する示唆報知が行われる遊技機(10)であって、通常遊技と、当該通常遊技より遊技者に有利な特別遊技があり、予め設定された設定値にもとづいて、当選役を決定する役抽選が実行され、前記特別遊技の終了後、信頼度の異なる複数の設定示唆パターンのうちから、1つの設定示唆パターンが設定示唆抽選により決定され、決定された前記設定示唆パターンにもとづいて、前記特別遊技の終了後に示唆報知が実行されるとともに、前記決定された前記設定示唆パターンが記憶され、前記特別遊技の終了後、前記通常遊技に移行し、当該通常遊技において遊技待機状態に移行した場合に、前記記憶した前記設定示唆パターンが読み出され、当該設定示唆パターンにもとづいて示唆報知が行われるように設定されている、ことを特徴とする。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、上記した請求項5に記載の発明の特徴点に加え、前記示唆報知が、前記特定の条件を達成するごとに信頼度の高い報知内容に変化させることが可能であり、複数回の示唆演出によって設定値の推定又は確定ができるように設定されていることを特徴とする。
(請求項8)
請求項8に記載の発明は、上記した請求項7に記載の発明の特徴点に加え、前記変更契機の達成度が、前記遊技待機状態において表示されるように設定されていることを特徴とする。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、所定時に設定値の示唆に関する示唆報知を行い、その際に示唆報知が行われた内容が、それ以後の遊技待機状態においても表示されるようにすることで、プレーヤーが同じ台で楽しみながら遊技を継続できるばかりなく、営業時間の途中から遊技を行うプレーヤーに対しても台選択の指標を提示することができる。
例えば、特別遊技の終了時に、設定値の示唆に関する示唆報知を行った場合には、当該特別遊技の終了時だけでなく、それ以後の遊技待機状態においても同じ内容を含む示唆報知を再度、行うことで、営業時間の途中から遊技を行うプレーヤーに対しての台選択の指標を提示することができる。
また、例えば、前回の特別遊技の終了時にどのような設定示唆を含む情報が表示されたのか、遊技待機状態においてマスクせずに表示することで、既に遊戯しているプレーヤーの不快感を軽減することができる。
(報知制御手段420)
報知制御手段420は、設定示唆抽選手段410により決定された設定示唆パターンにもとづいて、特別遊技の終了後に示唆報知を実行するものである。
また、報知制御手段420は、特別遊技の終了後、前記通常遊技に移行し、当該通常遊技において遊技待機状態に移行した場合に、記憶手段430に記憶された設定示唆パターンを読み出し、当該設定示唆パターンにもとづいて示唆報知を実行するようにしている。
示唆報知としては、図9(a)に示すように、設定示唆パターンに対応した「文字の組み合わせ」を、表示装置84(図1及び図3)に表示させている。
なお、「示唆報知」として、「文字の組み合わせ」を表示装置84に表示させたが、これに限定されず、他の文字のほか、数字、記号、絵等を表示させてもよいし、スピーカ72を用いて音や、演出用ランプ78を用いて光で示唆報知してもよく、これらを組み合わせてもよい。
(実施の形態の補足的な説明)
上記実施の形態は、以下の技術思想を包含する特徴点を含むものである。
(1)第1の特徴点
(1−1)第1の特徴点の構成
第1の特徴点は、次の通りである。
第1に、通常遊技と、当該通常遊技より遊技者に有利な特別遊技があり、それらの遊技間を所定の契機で移行しながら遊技が実行される遊技機(10)である。
第2に、例えば図3及び図5に示すように、次の構成を備える。
(1)役抽選手段(210)
役抽選手段(210)は、予め設定された設定値にもとづいて、当選役を決定する役抽選を実行するものである。
(2)設定示唆抽選手段(410)
設定示唆抽選手段(410)は、前記特別遊技の終了後、信頼度の異なる複数の設定示唆パターンのうちから、1つの設定パターン(例えば図8参照)を設定示唆抽選により決定するものである。
(3)報知制御手段(420)
報知制御手段(420)は、設定示唆抽選手段(410)により決定された設定示唆パターンにもとづいて、特別遊技の終了後に示唆報知(例えば図9(a)参照)を実行するものである。
(4)記憶手段(430)
記憶手段(430)は、設定示唆抽選手段(410)により決定された設定示唆パターンを記憶するものである。
第3に、報知制御手段(420)は、特別遊技の終了後、前記通常遊技に移行し、当該通常遊技において遊技待機状態に移行した場合に、記憶手段(430)に記憶された設定示唆パターンを読み出し、当該設定示唆パターンにもとづいて示唆報知(例えば図9(d)参照)を実行するようにしている。
(1−4)第1の特徴点の作用効果
第1の特徴点によれば、次のような作用効果を奏する。
すなわち、第1の特徴点によれば、所定時に設定値の示唆に関する示唆報知を行い、その際に示唆報知が行われた内容が、それ以後の遊技待機状態においても表示されるようにすることで、プレーヤーが同じ台で楽しみながら遊技を継続できるばかりなく、営業時間の途中から遊技を行うプレーヤーに対しても台選択の指標を提示することができる。
例えば、特別遊技の終了時に、設定値の示唆に関する示唆報知を行った場合には、当該特別遊技終了時だけでなく、それ以後の遊技待機状態においても同じ内容を含む示唆報知を再度、行うことで、営業時間の途中から遊技を行うプレーヤーに対しての台選択の指標を提示することができる。
また、例えば、前回の特別遊技の終了時にどのような設定示唆を含む情報が表示されたのか、遊技待機状態においてマスクせずに表示することで、既に遊戯しているプレーヤーの不快感を軽減することができる。
(4)第4の特徴点
(4−1)第4の特徴点の構成
第4の特徴点は、上記した第3の特徴点に加え、例えば図5に示すように、次の構成を備えている点である。
(1)達成度表示手段(460)
達成度表示手段(460)は、変更契機の達成度を、例えば図9(d)に示すように、遊技待機状態において表示させるものである。
(5)第5の特徴点
(5−1)第5の特徴点の構成
第5の特徴点は、次の通りである。
第1に、設定値の示唆に関する示唆報知が行われる遊技機(10)である。
第2に、通常遊技と、当該通常遊技より遊技者に有利な特別遊技がある。
第3に、予め設定された設定値にもとづいて、当選役を決定する役抽選が実行され、前記特別遊技の終了後、信頼度の異なる複数の設定示唆パターンのうちから、1つの設定示唆パターンが設定示唆抽選により決定され、決定された前記設定示唆パターンにもとづいて、前記特別遊技の終了後に示唆報知が実行されるとともに、前記決定された前記設定示唆パターンが記憶され、前記特別遊技の終了後、前記通常遊技に移行し、当該通常遊技において遊技待機状態に移行した場合に、前記記憶した前記設定示唆パターンが読み出され、当該設定示唆パターンにもとづいて示唆報知が行われるように設定されている。
(6)第6の特徴点
(6−1)第6の特徴点の構成
第6の特徴点は、上記した第5の特徴点に加え、示唆報知が、特定の条件を達成するごとに信頼度の高い報知内容に変化させることが可能であり、複数回の示唆演出によって設定値の推定又は確定ができるように設定されている点である。
(8)第8の特徴点
(8−1)第8の特徴点の構成
第8の特徴点は、上記した第7の特徴点に加え、変更契機の達成度が、遊技待機状態において表示されるように設定されている点である。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、上記した請求項5に記載の発明の特徴点に加え、前記示唆報知が、特定の条件を達成するごとに信頼度の高い報知内容に変化させることが可能であり、複数回の示唆演出によって設定値の推定又は確定ができるように設定されていることを特徴とする。

Claims (8)

  1. 通常遊技と、当該通常遊技より遊技者に有利な特別遊技があり、それらの遊技間を所定の契機で移行しながら遊技が実行される遊技機であって、
    予め設定された設定値にもとづいて、当選役を決定する役抽選を実行する役抽選手段と、
    前記特別遊技の終了後、信頼度の異なる複数の設定示唆パターンのうちから、1つの設定パターンを設定示唆抽選により決定する設定示唆抽選手段と、
    前記設定示唆抽選手段により決定された前記設定示唆パターンにもとづいて、前記特別遊技の終了後に示唆報知を実行する報知制御手段と、
    前記設定示唆抽選手段により決定された前記設定示唆パターンを記憶する記憶手段とを備え、
    前記報知制御手段は、
    前記特別遊技の終了後の遊技待機時に、前記記憶手段に記憶された前記設定示唆パターンを読み出し、当該設定示唆パターンにもとづいて示唆報知を実行するようにしている、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 特定の条件を達成するごとに、前記記憶手段に記憶された前記設定示唆パターンを、信頼度の高いものに変更するか否かを変更抽選により決定する変更抽選手段を備え、
    前記変更抽選手段は、
    前記変更抽選の結果、当該信頼度の高い前記設定示唆パターンに変更すると決定した場合に、当該決定された変更後の前記設定示唆パターンを前記記憶手段に記憶させるようにしている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記示唆報知が変更可能となる変更契機を、複数種類設定し、当該複数種類の変更契機のうちから、一つの変更契機を、遊技者の選択又は抽選により決定する変更契機決定手段を備えている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記変更契機の達成度を、前記遊技待機時に表示させる達成度表示手段を備えている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 設定値の示唆に関する示唆報知を行う報知制御手段を有する遊技機であって、
    それ以前の所定時に示唆報知が行われた内容が、それ以後の遊技待機時にも表示されるように設定されていることを特徴とする遊技機。
  6. 前記所定時に行われる示唆報知が、前記特定の条件を達成するごとに信頼度の高い報知内容に変化させることが可能であり、複数回の示唆演出によって設定値の推定又は確定ができるように設定されていることを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
  7. 前記示唆報知が変更可能となる変更契機を、複数種類設定し、
    当該複数種類の変更契機のうちから、一つの変更契機が、遊技者の選択又は抽選により決定されるように設定されていることを特徴とする請求項6に記載の遊技機。
  8. 前記変更契機の達成度が、前記遊技待機時に表示されるように設定されていることを特徴とする請求項7に記載の遊技機。
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