JP5823006B1 - 遊技機 - Google Patents

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【課題】役の抽選結果に対応した特殊遊技の遊技区間の上乗せ抽選を実行させることで、上乗せ抽選をより複雑に、かつ遊技者の関心の高いものとする遊技機を提供する。【解決手段】役を抽選するための役抽選手段と、特典遊技に含まれる複数の特殊遊技(例えば第1〜第3特殊遊技)を各々制御する特殊遊技制御手段(例えば第1〜第3特殊遊技制御手段410〜430)と、複数の特殊遊技(例えば第1〜第3特殊遊技)の間を所定の契機で移行させる特殊遊技間移行手段440と、複数の特殊遊技(例えば第1〜第3特殊遊技)のうち、少なくとも1つの特定の特殊遊技(例えば第3特殊遊技)において、役抽選手段による役の抽選結果に対応した特殊遊技の遊技区間の上乗せ抽選を実行する上乗せ抽選手段(例えば第2上乗せ抽選手段452)と、を備える。【選択図】図5

Description

この発明は、スロットマシン等の遊技機に関し、役の抽選結果に対応した特殊遊技の遊技区間の上乗せ抽選を実行させることで、上乗せ抽選をより複雑に、かつ遊技者の関心の高いものとすることができるようにしたものである。
従来、2つの上乗せ条件が成立した場合、それぞれの上乗せ遊技数を加算した遊技数を上乗せするようにした「スロットマシン」が知られている(特許文献1の段落番号「0005」、図1及び図1参照)。
特開2013-42973号公報
しかし、上記した従来のものでは、上乗せ抽選を2回行うというものに過ぎず、当選した役に応じて、遊技状態を選択し、当該選択した遊技状態の上乗せ抽選を行うという構成を採用するものでなかった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
本発明は、役の抽選結果に対応した特殊遊技の遊技区間の上乗せ抽選を実行させるようにしたものである。
このため、本発明によれば、上乗せ抽選をより複雑に、かつ遊技者の関心の高いものとすることができる。
本発明は、最上位に位置する特殊遊技において、役の抽選結果に対応した特殊遊技の遊技区間の上乗せ抽選を実行させることで、その下位に位置する特殊遊技における上乗せ抽選も実行させることができるようにしたものである。
このため、本発明によれば、下位の特殊遊技に移行した場合に、上乗せ抽選の結果を享有することができるほか、下位の特殊遊技における上乗せ抽選に当選した場合に、最上位の特殊遊技から当該下位の特殊遊技に転落するような遊技性を持たせることも可能である。
本発明は、役と対応する特殊遊技との関係を複雑に設定することができるようにしたものである。
本発明は、上乗せ抽選をより複雑に、かつ遊技者の関心の高いものとすることができるようにしたものである。
本発明は、最上位に位置する特殊遊技において、役の抽選結果に対応した特殊遊技の遊技区間の上乗せ抽選を実行させることで、その下位に位置する特殊遊技における上乗せ抽選も実行させることができるようにしたものである。
本発明は、役と対応する特殊遊技との関係を複雑に設定することができるようにしたものである。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
本発明は、通常遊技と、当該通常遊技より遊技者に有利な特典遊技とがあり、それらの遊技間を所定の契機で移行しながら遊技が実行される遊技機(例えばスロットマシン10)であって、役を抽選するための役抽選手段(210)と、前記特典遊技に含まれる複数の特殊遊技(例えば第1〜第3特殊遊技)を各々制御する特殊遊技制御手段(例えば第1〜第3特殊遊技制御手段410〜430)と、前記複数の特殊遊技(例えば第1〜第3特殊遊技)の間を所定の契機で移行させる特殊遊技間移行手段(440)と、前記複数の特殊遊技(例えば第1〜第3特殊遊技)のうち、少なくとも1つの特定の特殊遊技(例えば第3特殊遊技)において、前記役抽選手段(210)による役の抽選結果に対応した特殊遊技の遊技区間の上乗せ抽選を実行する上乗せ抽選手段(例えば第2上乗せ抽選手段452)と、を備えていることを特徴とする。
本発明は、前記上乗せ抽選手段(例えば第2上乗せ抽選手段452)は、前記複数の特殊遊技(例えば第1〜第3特殊遊技)の間の移行の段階が最上位に位置する特殊遊技(例えば第3特殊遊技)において、前記上乗せ抽選を実行させるようにしていることを特徴とする。
本発明は、前記上乗せ抽選手段(例えば第2上乗せ抽選手段452)は、役抽選手段(210)による役の抽選結果が、第1の抽選結果の場合に、当該第1の抽選結果と個別に対応付けられた少なくとも1つの特殊遊技の遊技区間における前記上乗せ抽選を実行させ、前記第1の抽選結果と異なる第2の抽選結果の場合には、前記複数の特殊遊技(例えば第1〜第3特殊遊技)の全てのうちのいずれか少なくとも一つ特殊遊技の遊技区間における前記上乗せの抽選を実行させるようにしていることを特徴とする。
さらに、本発明は、前記一つ特殊遊技に、前記最上位に位置する特殊遊技(例えば第3特殊遊技)が含まれている。
さらに、本発明は、前記最上位に位置する特殊遊技(例えば第3特殊遊技)に対し、下位に位置する特殊遊技(例えば第1特殊遊技や第2特殊遊技)の前記上乗せの抽選に当選した場合に、当該当選した前記下位に位置する特殊遊技(例えば第1特殊遊技や第2特殊遊技)に移行させるようにしている。
本発明によれば、役の抽選結果に対応した特殊遊技の遊技区間の上乗せ抽選を実行させることで、上乗せ抽選をより複雑に、かつ遊技者の関心の高いものとすることができる。
本発明によれば、最上位に位置する特殊遊技において、役の抽選結果に対応した特殊遊技の遊技区間の上乗せ抽選を実行させることで、その下位に位置する特殊遊技における上乗せ抽選も実行させることができる。
このため、本発明によれば、下位の特殊遊技に移行した場合に、上乗せ抽選の結果を享有することができるほか、下位の特殊遊技における上乗せ抽選に当選した場合に、最上位の特殊遊技から当該下位の特殊遊技に転落するような遊技性を持たせることも可能である。
本発明によれば、役と対応する特殊遊技との関係を複雑に設定することができる。
本発明によれば、上乗せ抽選をより複雑に、かつ遊技者の関心の高いものとすることができる。
本発明によれば、最上位に位置する特殊遊技において、役の抽選結果に対応した特殊遊技の遊技区間の上乗せ抽選を実行させることで、その下位に位置する特殊遊技における上乗せ抽選も実行させることができる。
本発明によれば、役と対応する特殊遊技との関係を複雑に設定することができる。
本発明の実施の形態であって、遊技機の概略正面図である。 本発明の実施の形態であって、図柄の配列を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態であって、制御装置を説明するための概略ブロック図である。 本発明の実施の形態であって、図3の遊技制御手段の詳細を説明するための概略ブロック図である。 本発明の実施の形態であって、図3のAT制御手段の詳細を説明するための概略ブロック図である。 本発明の実施の形態であって、図3のメイン制御手段側で管理している遊技状態の説明図である。 本発明の実施の形態であって、図3のサブ制御手段側で管理している演出状態の説明図である。 本発明の実施の形態であって、図7の特典遊技の詳細を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態であって、特殊遊技の基本的な流れを示す概念図である。 本発明の実施の形態であって、遊技の流れを説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、第2特殊遊技における第1上乗せ抽選の流れを説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、図11の第3特殊遊技関連処理の流れを説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、図11の第2特殊遊技関連処理の流れを説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、図11の第1特殊遊技関連処理の流れを説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、第3特殊遊技における役と上乗せ抽選との関係を説明するための図表である。 本発明の実施の形態であって、第3特殊遊技における第2上乗せ抽選の流れを説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、図16の第1の抽選結果にもとづく第2上乗せ抽選の流れを説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態を示し、同図は特殊遊技の基本的な流れを示す概念図である。
(遊技機10)
本明細書では、各説明箇所において、方向についての定義等が示されていない場合には、遊技機10の方を向いて位置している遊技者から見て、遊技機10から遊技者の手前側に向かう方向を「前」方向とし、その逆方向を「後」方向とする。また、同様に、「左」や「右」等の左右方向も、遊技者から見た場合の左方向や、右方向を意味する。同様に、各部材の説明においても、方向についての定義等が示されていない場合には、各部材を、遊技機10の所定位置に固定した状態における遊技者から見た方向を意味する。
本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、図1を参照しながら説明する。本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンは、前方向に向かって開口する正面開口を有する四角箱状の筐体12と、この筐体12の正面開口を開閉自在に覆う前扉14とを備えている。
(回転リール62)
前扉14の上部には、薄板樹脂からなる上パネル20を備えている。この上パネル20の略中央には、3個の回転リール62(正面から向かって左側の左回転リール64、中央の中回転リール66、右側の右回転リール68)の円周上の図柄61を見ることができる透過可能な図柄表示窓部16が形成されている。この図柄表示窓部16は、3個全ての回転リール62の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄61を遊技者に見せるように形成されている。この図柄表示窓部16は、回転リール62の正面側に設けられて、回転リール62の回転が停止した際、後述する有効ライン86上に停止している複数の図柄61を視認するためのものである。回転リール62は、複数の図柄61を、図柄表示窓部16を介して変動表示可能なものである。
(リールユニット60)
前記図柄表示窓部16の後方向(奥方向)には、3個の駆動モータ(図示せず)と、この各駆動モータによってそれぞれ回転させられる合計3個の前記回転リール62と、前記駆動モータ及び前記回転リール62を保持するユニットホルダ(図示せず)とを有するリールユニット60が配置されている。
(演出装置70)
前記前扉14には、遊技者に役抽選の当選等の種々の情報を音や光や映像等で報知させる演出装置70が形成されている。この演出装置70は、前扉14に配置されているものであって、スピーカー72と、表示装置84と、演出用ランプ78とを備えている。なお、回転リール62は、通常、遊技進行のために用いられるが、遊技の進行を停止している状態において、通常の回転動作とは異なる挙動による演出(いわゆるリール演出)を示すことにより演出装置70の一種としても使用される。
(スピーカー72)
前記スピーカー72は、前扉14の上部左右に配置された上部スピーカー74と、前扉14の下部左右に配置された下部スピーカー76とを備えている。
前記表示装置84は、その画面に種々の映像を表示するための表示デバイスであり、動画を含んだ映像の表示を行うための液晶表示装置を有する演出ユニットを構成するものである。
(演出用ランプ78)
前記演出用ランプ78は、前扉14の上部に配置された上部ランプ80と、前扉14の下部の左右に配置された下部ランプ82とを備えている。
(操作部30)
前記前扉14の下部には下パネル22が設けられている。そして、前扉14には下パネル22の上に位置して前扉14の前方向へ向けて突出する操作部30を備えている。
本実施の形態に係る遊技機10には、遊技開始の条件として後述するメダル投入口38からあらかじめメダルを投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能なクレジット機能(投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理する機能)を有している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル数とする。
(ストップスイッチ50)
前記メダル投入口38の下には、クレジット機能によりクレジットしたメダルの全てを払い出すための精算スイッチ36が設けられている。この精算スイッチ36の左側には、操作により対応する回転リール62の回転を停止させるため、3個の回転リール62のそれぞれに対応する3個のストップスイッチ50が設けられている。このストップスイッチ50は、左回転リール64を停止させるための左ストップスイッチLと、中回転リール66を停止させるための中ストップスイッチCと、右回転リール68を停止させるための右ストップスイッチRとを有している。すなわち、これらのストップスイッチ50は、複数の回転リール62それぞれに対応して設けられ、複数の回転リール62の図柄61の変動表示の開始後、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を個別に停止させるためのものである。
(スタートスイッチ40)
このストップスイッチ50の左側には、メダルの投入又は後述するマックスベットスイッチ34の操作を条件に回転リール62の回転を開始させるためのスタートスイッチ40が設けられている。すなわち、このスタートスイッチ40は、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を開始させるためのものである。
(マックスベットスイッチ34)
このスタートスイッチ40の上には、クレジットしたメダル数から最大投入枚数(具体的には3枚)に達するまで投入可能なメダル数を減じて3枚のメダル投入に代えるマックスベットスイッチ34が設けられている。
なお、マックスベットスイッチ34に加えて、又はマックスベットスイッチ34に代えて、クレジットしたメダル数を1枚減じて1枚のメダル投入に代えるシングルベットスイッチを設けてもよい。
(貯留払出手段24等)
前記前扉14の下部の後方向(奥方向)には、いわゆるホッパーユニットであって、メダルを貯留することができるとともに、メダルを払い出すことができる貯留払出手段24(図3参照)と、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチを有すると共に各部品に電力を供給するための電源装置(図示せず)とが配置されている。
(メダル払出口28等)
前記前扉14の下部には、所定の場合に貯留払出手段24からメダルが払い出されるメダル払出口28が形成されている。このメダル払出口28の下方には、メダル払出口28から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状のメダル受け皿26が形成されている。なお、クレジットされているメダル数が最大クレジットメダル数である50枚未満の場合は、50枚に到達するまで、獲得したメダルはメダル払出口28から払い出されずにクレジットメダルの枚数に加算される。
(遊技の流れの説明)
本実施の形態に係る遊技機10は、マックスベットスイッチ34の操作又はメダル投入により所定枚数のメダルを投入することにより遊技の開始を可能とするものである。そして、スタートスイッチ40の押下操作により、回転リール62の回転を開始させて遊技が開始されるとともに、後述するメイン制御手段200の各遊技状態に対応した抽選テーブルを用いて役抽選が行われる。そして、当該遊技機10は、各回転リール62に対応するストップスイッチ50の操作タイミング及び役抽選の結果にもとづいて、回転リール62の回転を役抽選の結果に適合するように停止させる。当該遊技機10は、停止時の図柄61の組合せによって、当選した役を構成する図柄61の組合せが所定の有効なライン(所定の役の図柄61の組合せが当該ライン上に揃ったときに所定の利益が付与されるラインのことであり、以下、有効ライン86とする。)上に停止した場合に、入賞等となり、所定枚数のメダルを払い出す等の所定の利益を遊技者に付与する。これにより、1回の遊技が終了するものである。
なお「有効ライン86」は後述の停止図柄判定手段230の判定対象となるラインを意味し、後述する小役の「入賞」等は有効ライン86上に役に対応した図柄61の組合せが揃うことを意味する。本実施の形態の有効ライン86は、各回転リール62の中段を直線的に結んだ1本のみからなるものである。
(図柄61)
図2に示すように、左回転リール64、中回転リール66及び右回転リール68の表面には、「赤7」、「青7」、「バー1」、「バー2」、「リプレイ1」、「リプレイ2」、「ベル」、「スイカ1」、「スイカ2」、「チェリー」の複数の種々の図柄61が形成されている。
これらの図柄61は、それぞれの絵柄がプリントされたテープを回転リール62の外周表面に貼付することで形成されている。なお、図2の図柄61の番号(コマ番号)は、回転リール62の外周表面に物理的に付されているものではなく、仮想的な番号であって、各図柄61の停止を制御するためのプログラムで特定の図柄61を指定するためのものである。
(制御装置100)
図3に示すように、遊技機10の内部には、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置100が形成されている。この制御装置100は、遊技を進行させて遊技状態を制御するメイン制御手段200と、このメイン制御手段200からの情報(コマンド)を受けて、遊技の進行に応じた演出を制御し、主に遊技内容に関する情報を遊技者に報知する演出を行うために演出状態を制御するサブ制御手段300とを備えている。メイン制御手段200とサブ制御手段300との間の通信は、メイン制御手段200側からサブ制御手段300側に信号を一方向で送信する「一方向通信」に設定され、「交互通信」を行っていない。
メイン制御手段200は、マックスベットスイッチ34、精算スイッチ36、スタートスイッチ40、ストップスイッチ50の入力を受け付け、役抽選を行い、リールユニット60及び貯留払出手段24の作動を制御する。サブ制御手段300は、メイン制御手段200から信号を入力し、表示装置84等の演出装置70の作動を制御する。サブ制御手段300の出力側には、演出装置70としてのスピーカー72、表示装置84、演出用ランプ78の各パーツが接続されている。
また、図示していないが、メイン制御手段200を有するメイン基板と、サブ制御手段300を有するサブ基板とは、それぞれ専用の基板ケースの内部に収納されている。具体的には、メイン制御手段200は、メイン基板ケースの内部に収納され、サブ制御手段300は、サブ基板ケースの内部に収納されている。そして、メイン基板ケースは、筐体12内部の奥側の上部に固定され、サブ基板ケースは、筐体12内部の正面から向かって左側に固定されている。
メイン制御手段200及びサブ制御手段300は、CPU、ROM、RAM、I/Oポート(図示せず)を備えたマイクロコンピュータにより構成される。CPUは、タイマ割込などの割込機能を持ち、ROMに記憶されたプログラムを実行して、種々の処理を行う。ROMは、CPUが実行するプログラムや各種テーブル等の固定的なデータを記憶し、RAMは、CPUがプログラムを実行する際の一時的な記憶領域、例えば遊技機10の状態を記憶するための記憶領域や、役抽選の抽選結果を記憶するための記憶領域として使用される。
(メイン制御手段200)
メイン制御手段200は、役抽選手段210、リール制御手段220、停止図柄判定手段230、払出制御手段240、遊技制御手段250、送信手段260の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。
以上の構成をもって、メイン制御手段200は、役の抽選を行い、回転リール62の回転及び停止を制御し、回転リール62がすべて停止したときに停止図柄61の判定を行い、遊技の進行を行う手段として機能することとなる。
メイン制御手段200は、遊技を制御するためのものであって、遊技を進行させるためのものである。以下、本実施の形態における遊技について説明する。
規定の賭け数(3枚)が設定されると、1本の有効ライン86(図1参照)が設定される。なお、本実施の形態に係る遊技機10は、規定の賭け数として3が設定されている。賭け数を設定する方法には、メダル投入口38からメダルを投入する方法と、マックスベットスイッチ34を操作することによってクレジットメダルを賭け数として設定する方法とがある。そして、規定の賭け数(3枚)が設定されていることを条件に、スタートスイッチ40を操作すると、賭け数が確定し、役抽選手段210により、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)が行われる。また、役抽選とほぼ同時に、前回の遊技での回転リール62の回転開始時から所定の時間(本実施の形態では、4.1秒)が経過しているか否かが判定され、所定の時間が経過すると、3個すべての回転リール62の回転が開始する。
本実施の形態では、役として、大別すると、小役(メダルの払い出しを伴う役)、再遊技役(遊技者所有のメダルを使用することなく次回の遊技を開始可能とする役、いわゆるリプレイ役)、移行役(遊技状態の移行を伴う役)が設けられている。
回転リール62の回転開始後、所定の条件(本実施の形態では、回転リール62を加速する処理を実行した後、所定のセンサにより回転リール62の回転位置が基準位置であることを検出すること)が成立すると、ストップスイッチ50の操作が可能な状態(停止操作可能状態)となる。
その後に、3個のストップスイッチ50のうち1個を操作すると、当該ストップスイッチ50に対応した回転リール62の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ50の操作を終えると、3個すべての回転リール62の回転が停止する。
このとき、有効ライン86上に所定の図柄61の組合せが揃うと、当該図柄61の組合せに対応した処理が行われる。本実施の形態に係る遊技機10は、有効ライン86上に予め定められた図柄61の組合せが揃うと遊技者に利益が付与されるように形成されている。例えば小役に対応した図柄61の組合せが有効ライン86上に揃うと、小役に対応した枚数のメダルが遊技者に対して付与される。
また、有効ライン86上に再遊技役(リプレイ役)に対応する図柄61の組合せが揃うと、メダルの払い出しはないものの、次回の遊技において遊技者所有のメダルを使用することなく賭け数が自動的に設定され遊技を行うことができる。
(役抽選手段210)
役抽選手段210は、役抽選により出現確率の異なる複数種類の役抽選結果、すなわち「ハズレ」を含めて「小役」の当否を決定するものである。
すなわち、役抽選手段210は、メイン制御手段200が備える手段であり、スタートスイッチ40の操作を契機に、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの抽選(役抽選)を行うためのものである。役抽選手段210は、役に当選したか否かを決定するための抽選テーブルを、主な分類としてノーマル状態用、通常状態用、RT状態用、内部当選中状態用、ボーナス状態用のそれぞれに対応して複数備えており、メイン制御手段200の「ROM」上に記憶されている。役抽選手段210は、予め定めた抽選データと、所定範囲の整数値を繰り返してカウントするループカウンタを有する所定の乱数発生手段(乱数発生回路)が発生した乱数のうちから抽出した乱数とを比較して、当選か否かを判定する。なお、役抽選手段210による処理は、後述するステップS11(図10参照)において行われる。
(リール制御手段220)
リール制御手段220は、メイン制御手段200が備える手段であり、各回転リール62の回転を停止させるためのものである。リール制御手段220は、役抽選手段210の抽選結果と、各ストップスイッチ50が操作されたときの対応する回転リール62の回転位置とにもとづいて、各回転リール62の回転を停止させる。なお、リール制御手段220による処理は、後述するステップS12(図10参照)において行われる。
(停止図柄判定手段230)
停止図柄判定手段230は、メイン制御手段200が備える手段であり、すべての回転リール62が停止した際における有効ライン86上の図柄61の組合せを記憶するとともに入賞等の判定をするためのものである。なお、停止図柄判定手段230による処理は、後述するステップS13(図10参照)において行われる。
(遊技制御手段250)
遊技制御手段250は、遊技状態を制御するものである。
具体的には、遊技制御手段250は、図4に示すように、大別すると、一般遊技制御手段270及びボーナス遊技制御手段280の各手段を有する。
(一般遊技制御手段270)
一般遊技制御手段270は、「一般遊技状態」の進行を制御するものである。ここで、「一般遊技状態」には、図6をも用いて後述するが、「ノーマル状態」、「通常状態」、「RT状態」及び「内部当選中状態」を含む。
具体的には、一般遊技制御手段270は、ノーマル状態制御手段271、通常状態制御手段272、RT制御手段273及び内部当選中状態制御手段274を備える。
(ノーマル状態制御手段271)
ノーマル状態制御手段271は、「ノーマル状態」(非RT)を制御するものである。
ここで、「非RT」は、「RT」の非作動状態を意味する。「RT」は、いわゆる「リプレイタイム」の略語であり、「RT」に移行すると、再遊技に当選する抽選確率、すなわち再遊技確率が高くなる。「RT」は、「RT1」〜「RT3」の3種類があり、「RT2」が最も高確率で、残る「RT1」と「RT3」とは、「RT2」より再遊技確率が低く、ほぼ等しく設定されている。
(通常状態制御手段272)
通常状態制御手段272は、「通常状態」(RT1)を制御するものである。「ノーマル状態」から「通常状態」に移行すると、「RT」が作動し、このときの「RT1」は、「RT2」より再遊技役の当選確率が低く設定されている。
(RT制御手段273)
RT制御手段273は、「RT状態」(RT2)を制御するものである。
「RT状態」は、いわゆる「リプレイタイム」とよばれ、再遊技役の当選確率が「通常状態」(RT1)よりも高確率に設定され、「高確率状態」(RT2)にある。
(内部当選中状態制御手段274)
内部当選中状態制御手段274は、「内部当選中状態」(RT3)を制御するものである。「RT状態」から「内部当選中状態」に移行すると、このときの「RT3」は、「RT2」より再遊技役の当選確率が低く設定されている。
(ボーナス遊技制御手段280)
ボーナス遊技制御手段280は、「ボーナス遊技状態」を制御するものである。
「ボーナス遊技状態」は、「内部当選中状態」に「ボーナス図柄」を揃えることで移行し、いわゆる「RB1」が連続作動し、所定の枚数を超えるメダルの払い出しで終了し、「ノーマル状態」に移行する。
(送信手段260)
送信手段260は、サブ制御手段300へ信号を送信するためのものである。
(サブ制御手段300)
サブ制御手段300は、受信手段310、前兆遊技制御手段320及びAT制御手段330の各手段を有する。
以上の構成をもって、サブ制御手段300は、メイン制御手段200からの信号を受けて、遊技の進行に伴う演出を行うものである。
(受信手段310)
受信手段310は、送信手段260からの信号を受信するものである。
(前兆遊技制御手段320)
前兆遊技制御手段320は、「前兆遊技」を制御するものである。
「前兆演出」は、図7に示すように、「通常遊技」に含まれ、「通常遊技」には、「通常状態」と本「前兆遊技」とを有する。「前兆遊技」は、「通常遊技」より遊技者に有利な「特典遊技」への移行の「前兆」となる遊技であり、大別すると、「特典遊技」への移行が確定している場合と、未確定で「通常状態」に戻る可能性のある場合とが含まれている。「前兆遊技」は、演出の上から「通常状態」と比較すると、異なる演出が行われ、「特典遊技」への移行の期待感を遊技者が持つことができるようにしている。なお、「前兆遊技制御手段320」を、サブ制御手段300側に配置したAT制御手段330により制御したが、これに限定されず、「前兆遊技」の全部又は一部をメイン制御手段200側で制御させてもよい。
(AT制御手段330)
AT制御手段330は、「AT状態」を制御するためのものである。
「AT状態」は、いわゆる「アシストタイム」ともよばれ、当該「AT状態」に移行すると、当選した小役の押し順が報知される遊技(AT)が開始され、報知された押し順に従ってストップスイッチ50を操作することで、当選した小役の図柄の組み合わせを停止表示させることができる。このため、成立した小役に対応する所定枚数のメダルが払い出される。また、「AT状態」は、本実施の形態では、サブ制御手段300側で制御され、このとき、メイン制御手段200側のRT制御手段273で制御される「RT状態」(RT2)に移行すると、「ART」状態となる。「ART」状態は、「RT状態」(再遊技確率の高確率状態)で、且つ「AT状態」の遊技状態をいう。
なお、「AT状態」を、サブ制御手段300側に配置したAT制御手段330により制御したが、これに限定されず、「AT状態」の全部又は一部をメイン制御手段200側で制御させてもよい。
また、AT制御手段330は、図5に示すように、大別すると、特典遊技制御手段400及び特別遊技制御手段500を有する。
(特典遊技制御手段400)
特典遊技制御手段400は、後述する第1〜第3特殊遊技を制御するものである。具体的には、特典遊技制御手段400は、図5に示すように、大別すると、第1特殊遊技制御手段410、第2特殊遊技制御手段420、第3特殊遊技制御手段430、特殊遊技間移行手段440、上乗せ抽選手段450を有する。
(第1特殊遊技制御手段410)
第1特殊遊技制御手段410は、特典遊技に含まれ、段階的に移行する第1〜第3特殊遊技のうち、第1特殊遊技を制御するものである。第1特殊遊技は、第1〜第3特殊遊技のうち、最下位に位置し、図8に示すように、特典遊技に移行した後、「第1特殊準備遊技」を経て移行する。また、第1特殊遊技からは、「昇格準備遊技」及び「昇格遊技」を経て、第2特殊遊技又は第3特殊遊技に移行する。第1特殊遊技は、「ART」が基本のゲーム数として「20G」可能となる。
なお、特殊遊技として、第1〜第3特殊遊技の3段階の特殊遊技を例示したが、これら限定されず、特殊遊技は複数段階であれば足り、2段階、或いは4段階以上でもよい。また、段階数と特殊遊技の個数とは、必ずしも一致している必要は無く、例えば上下の2段階として、下位の特殊遊技の個数を2個とし、上位の特殊遊技の個数を1個とし、計3個の特殊遊技から構成してもよい。
また、第1特殊遊技の管理をゲーム数で行ったが、これに限定されず、払出枚数、純増枚数で管理するようにしてもよい。
(第2特殊遊技制御手段420)
第2特殊遊技制御手段420は、特典遊技に含まれ、段階的に移行する第1〜第3特殊遊技のうち、第2特殊遊技を制御するものである。第2特殊遊技は、第1〜第3特殊遊技のうち、中位に位置し、図8に示すように、第1特殊遊技、「昇格準備遊技」及び「昇格遊技」を経て移行する。第2特殊遊技は、「ART」が基本のゲーム数として「30G」可能となり、当該ゲーム中に後述する上乗せ抽選が実行される。
なお、第2特殊遊技の管理をゲーム数で行ったが、これに限定されず、払出枚数、純増枚数で管理するようにしてもよい。
(第3特殊遊技制御手段430)
第2特殊遊技制御手段430は、特典遊技に含まれ、段階的に移行する第1〜第3特殊遊技のうち、第3特殊遊技を制御するものである。第3特殊遊技は、第1〜第3特殊遊技のうち、最上位に位置し、図8に示すように、第1特殊遊技又は第2特殊遊技から移行する。第3特殊遊技は、「ART」が基本のゲーム数として「10G」可能となり、当該ゲーム中に後述する上乗せ抽選が実行される。
なお、第3特殊遊技の管理をゲーム数で行ったが、これに限定されず、払出枚数、純増枚数で管理するようにしてもよく、又、第1〜第3特殊遊技の全ての特殊遊技を払出枚数、純増枚数で管理するようにしてもよい。
(特殊遊技間移行手段440)
特殊遊技間移行手段440は、第1〜第3特殊遊技の間を所定の契機で移行させるものである。
すなわち、第1特殊遊技から第2特殊遊技、第3特殊遊技への移行は、まず、第1特殊遊技中に、昇格遊技に移行するか否かの抽選を行い、当選した場合に、昇格準備遊技に移行する。移行後の昇格準備遊技において、特定の押し順役に当選し、且つ押し順に正解することで、これを1セットとし、2セットをクリアーすると、昇格遊技に移行する。移行後の昇格遊技において、後述する移行抽選手段441により第3特殊遊技への移行抽選を行い、当選した場合に第3特殊遊技へ、外れた場合に第2特殊遊技へ移行する。
また、第2特殊遊技から第3特殊遊技への移行は、後述する第1上乗せ抽選手段451により、第2特殊遊技中に第3特殊遊技の当否抽選を行い、当選した場合に、第2特殊遊技を途中で中断し、第3特殊遊技に移行する。なお、第3特殊遊技の終了後、第2特殊遊技の中断したところから再開する。
移行抽選手段441は、第1〜第3特殊遊技の間の移行の契機を抽選するためのものである。具体的には、移行抽選手段441は、二段階の抽選をおこなっている。すなわち、第1段階として、第1特殊遊技において、昇格遊技に移行するか否かの抽選を行い、当選した場合に、昇格準備遊技に移行し、移行後の昇格準備遊技において、特定の押し順役に当選し、且つ押し順に正解することで、これを1セットとし、2セットをクリアーすることで、昇格遊技に移行する。第2段階として、移行後の昇格遊技において、後述する第3特殊遊技への移行抽選を行い、当選した場合に第3特殊遊技へ、外れた場合に第2特殊遊技へ移行する。
(特殊遊技の間を移行の態様)
第1〜第3特殊遊技の間を移行の態様は、図9に示すように、大別すると、次の態様がある。
(A)下位から上位への移行、「昇格」
(B)上位から下位への移行、「降格」
(昇格の態様)
上記「(A)「昇格」には、次の態様がある。
(A−1)第1特殊遊技から第2特殊遊技への移行
(A−2)第1特殊遊技から第3特殊遊技への移行
(A−3)第2特殊遊技から第3特殊遊技への移行
(降格の態様)
上記「(B)降格」には、次の態様がある。
(B−1)第2特殊遊技から第1特殊遊技への移行
(B−2)第3特殊遊技から第2特殊遊技への移行
なお、「第3特殊遊技から第1特殊遊技への移行」は、行われていないが、これを行うようにしてもよい。
(昇格の条件)
上記「(A)昇格」の条件は、次の通りである。
(A−1)第1特殊遊技から第3特殊遊技への移行条件
第1特殊遊技から第3特殊遊技への移行の移行条件は、第1段階として、第1特殊遊技において、昇格遊技に移行するか否かの抽選を行い、当選した場合に、昇格準備遊技に移行し、移行後の昇格準備遊技において、特定の押し順役に当選し、且つ押し順に正解することで、これを1セットとし、2セットをクリアーすることで、昇格遊技に移行する。第2段階として、移行後の昇格遊技において、後述する移行抽選手段441により第3特殊遊技への移行抽選を行い、当選した場合に第3特殊遊技へ移行させている。
(A−2)第1特殊遊技から第2特殊遊技への移行条件
第1特殊遊技から第2特殊遊技への移行条件は、第1段階として、第1特殊遊技において、昇格遊技に移行するか否かの抽選を行い、当選した場合に、昇格準備遊技に移行し、移行後の昇格準備遊技において、特定の押し順役に当選し、且つ押し順に正解することで、これを1セットとし、2セットをクリアーすることで、昇格遊技に移行する。第2段階として、移行後の昇格遊技において、後述する移行抽選手段441により第3特殊遊技への移行抽選を行い、外れた場合に第2特殊遊技へ移行させている。
(A−3)第2特殊遊技から第3特殊遊技への移行条件
第2特殊遊技から第3特殊遊技への移行条件は、第2特殊遊技において実行された第3特殊遊技への移行抽選の「当選」である。
(降格の条件)
上記「(B)降格」の条件は、次の通りである。
(B−1)第2特殊遊技から第1特殊遊技への移行条件
第2特殊遊技から第1特殊遊技への移行条件は、第2特殊遊技の終了である。
(B−2)第3特殊遊技から第2特殊遊技への移行条件
第3特殊遊技から第2特殊遊技への移行条件は、第3特殊遊技の終了である。
上記した移行条件が、「所定の契機」となるが、これらに限定されず、メイン制御手段200側の抽選結果と関連付けたり、或いはミッションを設定し、当該ミッションの達成を契機としてもよい。
(上乗せ抽選手段450)
上乗せ抽選手段450は、上乗せ抽選を制御するものである。
上乗せ抽選手段450は、図5に示すように、第1上乗せ抽選手段451及び第2上乗せ抽選手段452を含む。
(第1上乗せ抽選手段451)
第1上乗せ抽選手段451は、第1〜第3特殊遊技のうち、少なくとも1つの特定の特殊遊技、本実施の形態では第1〜第3特殊遊技の間の移行の段階が中位に位置する特殊遊技、例えば第2特殊遊技において、少なくとも当該第2特殊遊技より移行の段階が上位に位置する特殊遊技、例えば第3特殊遊技の遊技区間の上乗せ抽選を実行するものである。
このとき、特殊遊技間移行手段440は、第1上乗せ抽選手段451により上乗せ抽選に当選した場合に、特定の特殊遊技、例えば第2特殊遊技から上位の特殊遊技、例えば第3特殊遊技へ移行させるようにしている。
「特定の特殊遊技」として、第2特殊遊技を例示したが、これに限定されず、例えば第1特殊遊技としてもよく、このとき「上位に位置する特殊遊技」として、例えば第2特殊遊技が相当する。
本実施の形態では、第1上乗せ抽選手段451は、全ての特殊遊技、例えば第1〜第3特殊遊技における上乗せ抽選を実行させるようにしている。
また、第1上乗せ抽選手段451は、例えば第1〜第3特殊遊技の段階の中間の位置する特定の特殊遊技、例えば第2特殊遊技において、当該第2特殊遊技、上位の特殊遊技、例えば第3特殊遊技、第2特殊遊技より移行の段階が下位に位置する下位の特殊遊技、例えば第1特殊遊技の少なくとも3段階の各々の特殊遊技、例えば第1〜第3特殊遊技における上乗せ抽選を実行させるようにしている。
「上乗せ抽選」は、例えば第2特殊遊技において実行され、図11に示すように、第3特殊遊技、第2特殊遊技、第1特殊遊技の順番に実行される。なお、「上乗せ抽選」の順番は、例示したもの限定されず、他の順番で上乗せ抽選を実行させてもよい。
「上位に位置する特殊遊技の遊技区間の上乗せ抽選」は、図12に示すように、第1段階として対象となる特殊遊技の当否抽選(以下、「特殊遊技当否抽選」ともいう。)と、特殊遊技当否抽選の当選時に実行される、第2段階としての当該特殊遊技の上乗せゲーム数の抽選(以下、「上乗せゲーム数抽選」ともいう。)の二段階で実行される。なお、「遊技区間の上乗せ抽選」を二段階で実行させたが、「上乗せゲーム数抽選」だけの一段階としてもよい。
また、「上位に位置する特殊遊技の遊技区間の上乗せ抽選」として、図12に示すように、移行条件の抽選(以下、「移行条件抽選」ともいう。)を第3段階として実行している。
「移行条件抽選」は、第1段階の特殊遊技当否抽選の当選時に実行され、例えば第3特殊遊技への移行ゲーム数を抽選(以下、「移行ゲーム数抽選」ともいう。)している。なお、「移行条件抽選」として、「移行ゲーム数抽選」を例示したが、これに限定されず、メイン制御手段200側の抽選結果と関連付けたり、或いはミッションを設定し、当該ミッションの達成を移行条件としてもよく、これらの内容を抽選で決定するようにしてもよい。
(第2上乗せ抽選手段452)
第2上乗せ抽選手段452は、第1〜第3特殊遊技のうち、少なくとも1つの特定の特殊遊技、本実施の形態では第1〜第3特殊遊技の間の移行の段階が最上位に位置する特殊遊技、例えば第3特殊遊技において、メイン制御手段200側の役抽選手段210による役の抽選結果に対応した特殊遊技の遊技区間の上乗せ抽選を実行するものである。
また、第2上乗せ抽選手段452は、役抽選手段210による役の抽選結果が、第1の抽選結果の場合に、当該第1の抽選結果と個別に対応付けられた少なくとも1つの特殊遊技の遊技区間における上乗せ抽選を実行させるようにしている。
このとき、第2上乗せ抽選手段452は、第1の抽選結果と異なる第2の抽選結果の場合には、複数の特殊遊技、例えば第1〜第3特殊遊技の全てのうちのいずれか少なくとも一つ特殊遊技の遊技区間における上乗せの抽選を実行させるようにしている。
「第1の抽選結果」としては、図15に示すように、「ベル」、「チェリー」、「スイカ」の「小役」を例示している。なお、第1の抽選結果として、「小役」を例示しているが、これに限定されず、「小役」以外のいわゆる「BIG」や「REG」等の「ボーナス役」、「再遊技役」、「ハズレ」、あるいは役を構成しないいわゆる「チャンス目」でもよく、又、「小役」も「ベル」、「チェリー」、「スイカ」にも限定されない。
「当該第1の抽選結果と個別に対応付けられた少なくとも1つの特殊遊技の遊技区間」としては、「ベル」の場合には第2特殊遊技、「チェリー」の場合には第1特殊遊技、「スイカ」の場合には第3特殊遊技の各々の遊技区間の上乗せ抽選が実行される。なお、第1の抽選結果と特殊遊技の種類は、例示したものに限定されない。
「第2の抽選結果」としては、図15に示すように、「チャンス目」を例示している。
なお、第2の抽選結果として、「チャンス目」を例示しているが、これに限定されず、第2の抽選結果は第1の抽選結果と異なっていれば足り、第1の抽選結果と異なる「小役」を設定してもよいし、「小役」以外のいわゆる「BIG」や「REG」等の「ボーナス役」、「再遊技役」、「ハズレ」としてもよい。
さらに、第1、第2の抽選結果としては、「ゲーム数」や「払出枚数」と、第1〜第3特殊遊技とを関連付けてもよい。
なお、第2上乗せ抽選を、最上位の第3特殊遊技でのみ実行させたが、これに限らず、他の第1、第2特殊遊技において実行させてもよい。第1、第2特殊遊技において、第2上乗せ抽選を実行させ、その結果、上位の特殊遊技の上乗せ抽選に当選した場合には、当該上位の特殊遊技への移行確定/非確定のどちらを採用してもよい。
(特別遊技制御手段500)
特別遊技制御手段500は、特別遊技を制御させるためのものである。
「特別遊技」は、「通常遊技」及び「特典遊技」よりボーナス当選時に移行し、終了後、「特典遊技」中の「第1特殊準備遊技」に移行する。なお、特典遊技から特別遊技に移行した場合は、「第1特殊準備遊技」を経由して、特別遊技移行前の特殊遊技に復帰する。
(図6を用いた遊技状態の説明)
つぎに、図6を用いて「遊技状態」について説明する。
「遊技状態」は、メイン制御手段200により管理され、図6に示すように、大別すると、「一般遊技状態」と、「ボーナス遊技状態」とがある。「RT」は、いわゆる「リプレイタイム」の略語であり、「RT」に移行すると、再遊技に当選する抽選確率、すなわち再遊技確率が高くなる。「RT」は、「RT1」〜「RT3」の3種類があり、「RT2」が最も高確率で、残る「RT1」と「RT3」とは、「RT2」より再遊技確率が低く、ほぼ等しく設定されている。
「一般遊技状態」は、一般遊技制御手段270により制御され、「ノーマル状態」(非RT)と、「通常状態」(RT1)と、「RT状態」(RT2)と、「内部当選中状態」(RT3)とがある。ここで、「RT」は、いわゆる「リプレイタイム」の略語であり、「RT」に移行すると、再遊技に当選する抽選確率、すなわち再遊技確率が高くなる。「RT」は、「RT1」〜「RT3」の3種類があり、「RT2」が最も高確率で、残る「RT1」と「RT3」とは、「RT2」より再遊技確率が低く、ほぼ等しく設定されている。
「ノーマル状態」は、ノーマル状態制御手段271により管理され、「ボーナス遊技状態」の終了後に移行する。
「通常状態」は、通常状態制御手段272により管理され、いわゆる「RT1移行図柄」の成立時に「ノーマル状態」から移行する。
すなわち、メイン制御手段200が、「ノーマル状態」の場合には、サブ制御手段300サブがAT状態になることはないため、押し順「ベル」に当選しても、押し順が報知されず、押し順「ベル」が入賞せずに、「通常状態」に移行する。
なお、「ボーナス遊技状態」から、「ノーマル状態」に移行した場合は、押し順「ベル」に当選した場合も、一時的或いは意図的に押し順が報知されず、押し順「ベル」が入賞せずに、「通常状態」に移行する。
「RT状態」は、RT制御手段273により管理され、いわゆる「RT2移行図柄」の成立時に移行し、再遊技確率の高確率状態である。
すなわち、メイン制御手段200が、「RT状態」の場合には、サブ制御手段300がAT状態になっているため、押し順が報知されるが、ARTの終了条件(本実施の形態では、例えばゲーム数を消化)が成立すると、サブ制御手段300が非ATになる。そのため、押し順「ベル」に当選しても、押し順が報知されず、押し順「ベル」が入賞せずに、「通常状態」に移行する。
「内部当選中状態」は、内部当選中状態制御手段274により管理され、「ノーマル状態」「通常状態」及び「RT状態」中に、ボーナスに当選すると、移行する。
「ボーナス遊技状態」は、ボーナス遊技制御手段280により管理され、「内部当選中状態」に「ボーナス図柄」を揃えることで移行し、図4に示すボーナス遊技制御手段280により制御される。「ボーナス遊技状態」に移行すると、いわゆる「RB1」が連続作動し、所定の枚数を超えるメダルの払い出しで終了する。「RB1」は、複数回、例えば2回の入賞又は複数回、例えば2回の遊技で終了する。
(図7を用いた演出状態の説明)
つぎに、図7を用いて「演出状態」について説明する。
「演出状態」は、主としてサブ制御手段300により管理され、図7に示すように、「通常遊技」、「特典遊技」(AT中)、「特別遊技」がある。「演出状態」を、主としてサブ制御手段300により管理したが、これに限定されず、メイン制御手段200とサブ制御手段300とが協同して管理するようにしてもよい。
「通常遊技」には、「通常状態」、「前兆遊技」がある。
なお、「通常遊技」として、「通常状態」及び「前兆遊技」とを例示したが、これらに限定されない。
(通常状態の説明)
「通常状態」は、後述する「前兆遊技」を除いた状態である。
(前兆遊技の説明)
「前兆遊技」は、図示しないが、いわゆる「本前兆」と、偽りのいわゆる「ガセ前兆」との2種類があり、「ガセ前兆」の場合には所定ゲーム数を消化した後、「通常状態」へ戻る。「本前兆」は、いわゆる「ゲーム数管理」によるものと、いわゆる「自力解除」によるものとがある。「ゲーム数管理」の場合には、予め決定されたゲーム数を消化すると、図示しないが、更に数ゲームの前兆状態を経た後、「特典遊技」に移行する。「自力解除」の場合には、「特典遊技」の第1特殊遊技に当選すると、更に数ゲームの前兆状態を経た後、「特典遊技」に移行する。なお、「通常状態」においても、「特典遊技」の第1特殊遊技に当選すると、「前兆遊技」を経由せず、更に数ゲームの前兆状態を経た後、「特典遊技」に直接、移行する。
(特典遊技(AT中))
「特典遊技」は、「通常遊技」より遊技者に有利な遊技であり、AT中である。「特典遊技」は、主としてサブ制御手段300により管理され、サブ制御手段300側からみると、AT制御手段330による「AT状態」にある。
「特典遊技」には、大別すると、第1〜第3特殊遊技の3種類の特殊遊技が含まれ、図9に示すように、3種類の第1〜第3特殊遊技は段階的に移行する。また、第1特殊遊技の前段には、「第1特殊準備遊技」がある。また、第1特殊遊技と第2特殊遊技及び第3特殊遊技との間には、「昇格準備遊技」、「昇格遊技」が位置する。
第1〜第3特殊遊技は、本実施の形態では、ART中である。第1〜第3特殊遊技は、主としてサブ制御手段300により管理され、サブ制御手段300側からみると、AT制御手段330による「AT状態」にある。このとき、メイン制御手段200側からみると、RT制御手段273による「RT状態」(RT2)にある。なお、特殊遊技を、ARTとしたが、これに限定されず、ATとしてもよい。
(第1特殊準備遊技)
「第1特殊準備遊技」は、「通常遊技」及び「特別遊技」から移行し、特定の「リプレイ」の押し順正解時に「RT2移行図柄」が表示され、これを契機として、第1特殊遊技」に移行する。なお、特定の「リプレイ」の押し順正解時に「RT2移行図柄」を表示し、「RT状態」(RT2)への移行は、メイン制御手段200側の制御であり、これを契機として、サブ制御手段300側で、「第1特殊準備遊技」から第1特殊遊技へ移行させている。
(第1特殊遊技)
第1特殊遊技は、「第1特殊準備遊技」から移行し、基本のゲーム数として「20G」の遊技が可能であり、当該ゲーム中に「昇格遊技」への移行抽選を実行している。移行抽選に当選すると、「昇格準備遊技」に移行する。移行抽選に「ハズレ」のまま、ゲーム数を消化すると、「通常遊技」に戻る。
なお、第1特殊遊技の管理をゲーム数で行ったが、これに限定されず、払出枚数、純増枚数で管理するようにしてもよい。
(昇格準備遊技)
「昇格準備遊技」は、第1特殊遊技から移行し、移行後の昇格準備遊技において、特定の押し順役に当選し、且つ押し順に正解することで、これを1セットとし、2セットをクリアーすることで、「昇格遊技」へ移行する。「昇格遊技」中は、AT中であるため、押し順報知され、当該報知された押し順に従ってストップスイッチ50を操作することで、「正解」可能である。
(昇格遊技)
「昇格遊技」は、「昇格準備遊技」から移行し、遊技中に第3特殊遊技への移行抽選を実行している。移行抽選に当選すると、第3特殊遊技に移行する。移行抽選に「ハズレ」ると、第2特殊遊技に移行する。「昇格遊技」は、「所定ゲーム数」、「抽選により決定したゲーム数」、「ループ率により抽選を行い非当選になるまで」等、特に限定されない。なお、「昇格遊技」において、第2、第3特殊遊技のゲーム数決定や上乗せを行ってよい。
(第2特殊遊技)
第2特殊遊技は、「昇格遊技」若しくは第3特殊遊技から移行し、基本のゲーム数として「30G」の遊技が可能であり、当該ゲーム中に「第1上乗せ抽選手段451」による「第1上乗せ抽選」が実行される。「第1上乗せ抽選」中の第3特殊遊技の「特殊遊技当否抽選」に当選すると、同じく「移行ゲーム数抽選」により決定された移行ゲーム数を消化後、第3特殊遊技へ移行する。これに対し、「特殊遊技当否抽選」に「ハズレ」のまま、ゲーム数を消化すると、第1特殊遊技に戻る。
なお、第2特殊遊技の管理をゲーム数で行ったが、これに限定されず、払出枚数、純増枚数で管理するようにしてもよい。
(第3特殊遊技)
第3特殊遊技は、「昇格遊技」若しくは第2特殊遊技から移行し、予め設定されたゲーム数の遊技が可能であり、ゲーム数を消化後、第2特殊遊技に移行する。予め設定されたゲーム数としては、昇格遊技や第2特殊遊技で決定されたゲーム数、或いは基本ゲーム数を決めておき、これに第1上乗せ抽選や第2上乗せ抽選で決定した上乗せを加算してもよい。ただし、第3特殊遊技は、特定役、例えば「ベル」が1回成立するまで終了せず、その結果、終了時には「ベル」による第2特殊遊技の「10G」以上の上乗せゲーム数が得られ、いわゆる「上乗せ特化ゾーン」ともよばれている。
第3特殊遊技中は、「第2上乗せ抽選手段452」による「第2上乗せ抽選」が実行される。
なお、第3特殊遊技の管理をゲーム数で行ったが、これに限定されず、払出枚数、純増枚数で管理するようにしてもよく、又、第1〜第3特殊遊技の全ての特殊遊技を払出枚数、純増枚数で管理するようにしてもよい。
(図9を用いた特殊遊技の基本的な流れの説明)
図9を用いて特殊遊技の基本的な流れについて説明する。
3種類の第1〜第3特殊遊技は、基本的には、第1特殊遊技、第2特殊遊技、第3特殊遊技の順で、段階的に移行する。
第1特殊遊技からは、第2特殊遊技及び第3特殊遊技に移行可能である。なお、第1特殊遊技から第3特殊遊技への移行を省略してもよい。
第2特殊遊技からは、第1特殊遊技及び第3特殊遊技に移行可能である。
第3特殊遊技からは、第2特殊遊技に移行可能である。なお、第3特殊遊技から第1特殊遊技へ移行可能としてもよい。
また、「通常遊技」と第1特殊遊技との間で、相互に移行可能としている。
(図10を用いた遊技の基本的な流れの説明)
図10に示すフローチャートにもとづいて、メイン制御手段200が1回の遊技毎に実行する一般的な遊技制御処理について説明する。
ステップS10において、メイン制御手段200により、スタートスイッチ40の操作があったか否かの判定が行われる。ここで、スタートスイッチ40の操作があったと判定されると、メイン制御手段200により、賭け数の設定が不可能な状態とされる。その後、次のステップS11に進む。一方、スタートスイッチ40の操作がないと判定されると、当該ステップS10を繰り返し実行する。
なお、このステップS10の前提として、賭け数設定処理が行われている。この賭け数設定処理では、賭け数として規定の賭け数が設定されたか否かが判定されるものである。具体的には、メイン制御手段200により、当該遊技の賭け数として設定されているメダルの枚数が規定の賭け数(2又は3)に達しているか否かの判定が行われる。
ステップS11において、役抽選手段210により、役抽選処理が行われる。また、このとき、役抽選の結果がメイン制御手段200からサブ制御手段300へ送信される。役抽選処理が終了すると、次のステップS12に進む。
ステップS12において、リールユニット60における回転リール62の回転変動処理が行われる。回転リール62が所定の回転速度に達した後、メイン制御手段200により、回転中の回転リール62に対応するストップスイッチ50の操作があった場合に、リール制御手段220により、各回転リール62の回転が停止させられる。このときのストップスイッチ50(左ストップスイッチL、中ストップスイッチC、右ストップスイッチR)の当選役に対応する停止操作順番は、メイン制御手段200に形成された所定の記憶領域に記憶されるとともに、その後の処理にて読み出される。
また、全ての停止操作終了後、メイン制御手段200の送信手段260からサブ制御手段300の受信手段310へ全回転リール62の回転停止情報が送信される。そして、全ての回転リール62の回転変動処理が終了すると、次のステップS13に進む。
ステップS13において、停止図柄判定手段230により、有効ライン86上の図柄61の組合せに対して所定の役の図柄61の組合せが揃っているか否かの入賞等の判定処理が行われる。ここで、入賞等の判定処理の判定結果のデータは、メイン制御手段200からサブ制御手段300へ送信される。そして、判定処理が終わると、次のステップS14に進む。
ステップS14において、払出制御手段240により、停止図柄判定手段230の判定結果に対応した払出処理等が行われる。なお、判定結果、払出が不要な場合には、払出処理は行われない。そして、当該処理を終了する。
(図11〜14を用いた第2特殊遊技における第1上乗せ抽選の流れの説明)
図11〜14を用いて第2特殊遊技における第1上乗せ抽選の流れについて説明する。
第2特殊遊技における第1上乗せ抽選は、第1上乗せ抽選手段451により制御している。
第2特殊遊技における上乗せ抽選は、図11に示すように、第3特殊遊技関連処理(ステップS20)、第2特殊遊技関連処理(ステップS30)、第1特殊遊技関連処理(ステップS40)の順で、3種類の第1〜第3特殊遊技の全ての上乗せ処理を行っている。なお、上乗せ処理の順番は、図11に例示した順番に限定されない。
(図12を用いた第3特殊遊技関連処理の説明)
第3特殊遊技関連処理は、図12に示すように、第3特殊遊技の当否抽選(ステップS21)、第3特殊遊技の上乗せゲーム数の抽選(ステップS22)、第3特殊遊技への移行ゲーム数の抽選(ステップS23)の順で、3段階の抽選が実行される。
第3特殊遊技の当否抽選(ステップS21)において、「当選」すると、次段の第3特殊遊技への上乗せゲーム数の抽選(ステップS22)に進む。また、「当選」すると、第3特殊遊技への移行が確定する。
これに対し、「ハズレ」の場合には、以降の第3特殊遊技の上乗せゲーム数の抽選(ステップS22)及び第3特殊遊技への移行ゲーム数の抽選(ステップS23)がスキップされ、当該処理を終了する。
第3特殊遊技の上乗せゲーム数の抽選(ステップS22)においては、例えば「10G、20G、30G、50G+α」のうちから、上乗せゲーム数が決定される。その結果、第3特殊遊技の当否抽選(ステップS21)において「当選」すると、「10G」以上の上乗せゲーム数が獲得可能となる。
決定された上乗せゲーム数は記憶され、第2特殊遊技から第3特殊遊技に移行時に使用される。
例えば、上乗せゲーム数が「30G」の場合には、第3特殊遊技の基本のゲーム数が「10G」であるので、移行時の第3特殊遊技のゲーム数は計「40G」となる。ただし、第3特殊遊技は、「ベル」が1回成立するまで終了しない。
第3特殊遊技の上乗せゲーム数の抽選(ステップS22)の終了後、次段の第3特殊遊技への移行ゲーム数の抽選(ステップS23)に進む。
第3特殊遊技への移行ゲーム数の抽選(ステップS23)においては、「1〜10G」の中から、移行ゲーム数が決定される。決定された移行ゲーム数は記憶される。例えば、移行ゲーム数が「5G」の場合には、当該「5G」を消化後、第2特殊遊技から第3特殊遊技に移行する。
第3特殊遊技への移行ゲーム数の抽選(ステップS23)の終了後、第3特殊遊技関連処理を終了し、次段の第2特殊遊技関連処理(ステップS30)に進む。
上記ステップS21において、第3特殊遊技への移行が確定すると、当該ゲームにおいて、図11に示す全ての特殊遊技関連処理を終了した後、現在、進行中の第2特殊遊技の途中でも、当該第2特殊遊技を途中で中断させ、次のゲームから第3特殊遊技に移行する。第3特殊遊技の終了後、第2特殊遊技に戻り、中断したところから第2特殊遊技を再開させる。なお、第2特殊遊技を途中で中断させたが、これに限らず、第2特殊遊技の終了後、第3特殊遊技に移行させてもよい。
また、上記ステップS22において、獲得した上乗せゲーム数は、現在、進行中の第2特殊遊技から移行した第3特殊遊技において上乗せされる。
上記ステップS23において、決定された移行ゲーム数は、現在、進行中の第2特殊遊技において適用され、当該移行ゲーム数を消化後、第3特殊遊技に移行する。
なお、第3特殊遊技の上乗せゲーム数として、「10G、20G、30G、50G+α」を例示したが、これらに限定されず、例えば「0G」を含め、抽選結果が「0G」の場合には、第3特殊遊技に移行させないようにしてもよい。また、第3特殊遊技の上乗せゲーム数を一段階で抽選させたが、これに限らず、第一段階で上乗せをする否かを抽選させ、その結果、上乗せをすると決定した場合に、第二段階として上乗せゲーム数を抽選するようにしてもよい。
さらに、第3特殊遊技の当否抽選に「当選」の場合に、第3特殊遊技への移行を確定させ、且つ第3特殊遊技の上乗せゲーム数を抽選により決定したが、これに限定されず、「移行」と「上乗せ」とを別抽選とし、「上乗せ」を行うが、「移行確定」でない場合を含めるようにしてもよい。
なお、第2特殊遊技における第1上乗せ抽選として、第3特殊遊技関連処理を実行する場合について説明したが、第1特殊遊技において第1上乗せ抽選を実行させてもよい。この場合は、ステップS23が不要となる。また、このとき、第3特殊遊技のゲーム数は、ステップS22で獲得した上乗せゲーム数となる。すなわち、ステップS21により第3特殊遊技の当選した場合には、ステップS22による上乗せの最低ゲーム数が「10G」であるため、第3特殊遊技において「10G」以上のゲーム数が得られる。
(図13を用いた第2特殊遊技関連処理の説明)
第2特殊遊技関連処理は、図13に示すように、第2特殊遊技の当否抽選(ステップS31)、第2特殊遊技の上乗せゲーム数の抽選(ステップS32)の順で、2段階の抽選が実行される。
第2特殊遊技の当否抽選(ステップS31)において、「当選」すると、次段の第2特殊遊技への上乗せゲーム数の抽選(ステップS32)に進む。
これに対し、「ハズレ」の場合には、以降の第2特殊遊技の上乗せゲーム数の抽選(ステップS32)がスキップされ、当該処理を終了する。
第2特殊遊技の上乗せゲーム数の抽選(ステップS32)においては、例えば「10G、20G、30G、50G+α」のうちから、上乗せゲーム数が決定される。その結果、第2特殊遊技の当否抽選(ステップS31)において「当選」すると、「10G」以上の上乗せゲーム数が獲得可能となる。
決定された上乗せゲーム数は記憶され、現在、進行中の第2特殊遊技に上乗せされる。なお、現在、進行中の第2特殊遊技に上乗せしたが、これに限定されず、次回移行の第2特殊遊技に上乗せしてもよい。
第2特殊遊技の上乗せゲーム数の抽選(ステップS32)の終了後、第2特殊遊技関連処理を終了し、次段の第1特殊遊技関連処理(ステップS40)に進む。
また、第3特殊遊技関連処理の結果、第2特殊遊技の途中で第3特殊遊技に移行後、第2特殊遊技に復帰した場合には、当該第2特殊遊技は中断したところから再開される。このとき、第2特殊遊技関連処理において、上乗せゲーム数を獲得している場合には、残りゲーム数に加算される。また、後述するが第3特殊遊技における第2上乗せ抽選の結果、図17のステップS73において、第2特殊遊技の上乗せゲーム数を獲得している場合にも、残りゲーム数に加算される。
なお、第2特殊遊技の上乗せゲーム数として、「10G、20G、30G、50G+α」を例示したが、これらに限定されず、例えば「0G」を含めてもよい。また、第2特殊遊技の上乗せゲーム数を一段階で抽選させたが、これに限らず、第一段階で上乗せをする否かを抽選させ、その結果、上乗せをすると決定した場合に、第二段階として上乗せゲーム数を抽選するようにしてもよい。
(図14を用いた第1特殊遊技関連処理の説明)
第1特殊遊技関連処理は、図14に示すように、第1特殊遊技の当否抽選(ステップS41)、第1特殊遊技の上乗せゲーム数の抽選(ステップS42)の順で、2段階の抽選が実行される。
第1特殊遊技の当否抽選(ステップS41)において、「当選」すると、次段の第1特殊遊技への上乗せゲーム数の抽選(ステップS42)に進む。
これに対し、「ハズレ」の場合には、以降の第1特殊遊技の上乗せゲーム数の抽選(ステップS42)がスキップされ、当該処理を終了する。
第1特殊遊技の上乗せゲーム数の抽選(ステップS42)においては、例えば「5G、10G、20G、30G、50G+α」のうちから、上乗せゲーム数が決定される。その結果、第1特殊遊技の当否抽選(ステップS41)において「当選」すると、「5G」以上の上乗せゲーム数が獲得可能となる。
決定された上乗せゲーム数は記憶される。
第1特殊遊技の上乗せゲーム数の抽選(ステップS42)の終了後、第1特殊遊技関連処理を終了し、第2特殊遊技における上乗せ抽選を全て終了する。
また、第2特殊遊技において、第1特殊遊技関連処理の結果、第1特殊遊技の上乗せゲーム数を獲得している場合には、第2特殊遊技から第1特殊遊技に移行後、第1特殊遊技のゲーム数に加算される。
なお、第2特殊遊技における第1上乗せ抽選として、第1特殊遊技関連処理を実行する場合について説明したが、第1特殊遊技において第1上乗せ抽選を実行させてもよい。この場合は、第2、第3特殊遊技関連処理の結果、第1特殊遊技の途中で第2、第3特殊遊技に移行後、第1特殊遊技に復帰した場合には、当該第1特殊遊技は中断したところから再開される。このとき、第1特殊遊技関連処理において、上乗せゲーム数を獲得している場合には、残りゲーム数に加算される。
また、第1特殊遊技の上乗せゲーム数として、「5G、10G、20G、30G、50G+α」を例示したが、これらに限定されず、例えば「0G」を含めてもよい。また、第1特殊遊技の上乗せゲーム数を一段階で抽選させたが、これに限らず、第一段階で上乗せをする否かを抽選させ、その結果、上乗せをすると決定した場合に、第二段階として上乗せゲーム数を抽選するようにしてもよい。
(図15を用いた第3特殊遊技における役と上乗せ抽選と関係の説明)
図15を用いて第3特殊遊技における役と上乗せ抽選と関係について説明する。
第3特殊遊技における上乗せ抽選は、第2上乗せ抽選手段452により制御している。
「役」は、メイン制御手段200側の役抽選手段210による役抽選結果であり、「役」は大別すると、「ベル」、「チェリー」、「スイカ」の「小役」である「第1の抽選結果」と、「チャンス目」である「第2の抽選結果」とに大別される。
「第1の抽選結果」の場合には、当該第1の抽選結果と個別に対応付けられた少なくとも1つの特殊遊技の遊技区間における上乗せ抽選を実行させるようにしている。
例えば、「ベル」の場合には、第2特殊遊技と対応付けられ、当該第2特殊遊技の上乗せゲーム数の抽選が行われる。
例えば、「チェリー」の場合には、第1特殊遊技と対応付けられ、当該第1特殊遊技の上乗せゲーム数の抽選が行われる。
例えば、「スイカ」の場合には、第3特殊遊技と対応付けられ、当該第3特殊遊技の上乗せゲーム数の抽選が行われる。
なお、第1の抽選結果と特殊遊技の種類は、例示したものに限定されない。また、第1の抽選結果として、「ベル」、「チェリー」、「スイカ」の「小役」を例示しているが、これに限定されず、「小役」以外のいわゆる「BIG」や「REG」等の「ボーナス役」、「再遊技役」、「ハズレ」、あるいは役を構成しないいわゆる「チャンス目」でもよく、又、「小役」も「ベル」、「チェリー」、「スイカ」にも限定されない。
「第2の抽選結果」の場合には、第1〜第3特殊遊技の全てのうちのいずれか少なくとも一つ特殊遊技の遊技区間における上乗せの抽選を実行させるようにしている。
例えば「チャンス目」の場合には、第1〜第3特殊遊技のうちから、一つの特殊遊技を決定し、決定した特殊遊技の遊技区間の上乗せ抽選が実行させる。
なお、第1〜第3特殊遊技のうちから、一つの特殊遊技を決定したが、これに限らず、二つ以上の特殊遊技を決定させてもよい。
(図16及び図17を用いた第3特殊遊技における第2上乗せ抽選の流れの説明)
図16及び図17を用いて、第3特殊遊技における第2上乗せ抽選の流れについて説明する。
第3特殊遊技における第2上乗せ抽選は、第2上乗せ抽選手段452により制御している。
まず、図16に示すように、ステップS50に進み、「第1の抽選結果か?」否かが判定される。
判定の結果、「第1の抽選結果」の場合、すなわち「スイカ」、「ベル」、「チェリー」のいずれかの役に当選した場合には、次のステップS51に進む。ステップS51においては、「第1の抽選結果にもとづく第2上乗せ抽選」(図17)の処理を実行後、図16に示すフローチャートを終了する。
これに対し、判定の結果、「第1の抽選結果」でない場合、次のステップS60に進む。ステップS60においては、「第2の抽選結果か?」否かが判定される。
判定の結果、「第2の抽選結果」の場合、すなわち「チャンス目」が停止表示された場合には、次のステップS61に進む。
ステップS61においては、「特殊遊技の決定」の処理を実行される。すなわち、第1〜第3特殊遊技のうちから、一つの特殊遊技を決定している。
上記処理後、ステップS62に進み、「決定された特殊遊技の上乗せゲーム数抽選」が実行される、当該処理後、図16に示すフローチャートを終了する。
また、先に説明したステップS60において、「第2の抽選結果」でない場合には、図16に示すフローチャートを終了する。
(図17を用いた第1の抽選結果にもとづく第2上乗せ抽選の説明)
図17を用いて、第1の抽選結果にもとづく第2上乗せ抽選の流れについて説明する。
第1の抽選結果にもとづく第2上乗せ抽選は、第2上乗せ抽選手段452により制御している。
(当選役が「スイカ」の場合)
第1に当選役が「スイカ」の場合を例に挙げて説明する。
まず、図17に示すように、ステップS70に進み、「当選役は『スイカ』か?」否かが判定される。
上記判定の結果、当選役が「スイカ」であるので、次のステップS71に進み、「第3特殊遊技の上乗せゲーム数抽選」が実行される。例えば「10G、20G、30G、50G+α」のうちから、上乗せゲーム数が決定される。その結果、「スイカ」に当選すると、「10G」以上の上乗せゲーム数が獲得可能となる。
決定された上乗せゲーム数は記憶され、現在、進行中の第3特殊遊技の残りゲーム数に、上乗せゲーム数が加算される。
ステップS71の処理後、次のステップS72に進み、「当選役は『ベル』か?」否かが判定される。
上記判定の結果、当選役が「スイカ」であり、「ベル」でないので、次のステップS73を飛び越えて、ステップS72からステップS74に進み、「当選役は『チェリー』か?」否かが判定される。
上記判定の結果、当選役が「スイカ」であり、「チェリー」でないので、次のステップS75を飛び越えて、図17に示すフローチャートを終了する。
なお、第3特殊遊技の上乗せゲーム数として、「10G、20G、30G、50G+α」を例示したが、これらに限定されず、例えば「0G」を含めてもよい。また、第3特殊遊技の上乗せゲーム数を一段階で抽選させたが、これに限らず、第一段階で上乗せをする否かを抽選させ、その結果、上乗せをすると決定した場合に、第二段階として上乗せゲーム数を抽選するようにしてもよい。
(当選役が「ベル」の場合)
第2に当選役が「ベル」の場合を例に挙げて説明する。
まず、ステップS70に進み、「当選役は『スイカ』か?」否かが判定される。
上記判定の結果、当選役が「ベル」であり、「スイカ」でないので、次のステップS71を飛び越えて、ステップS71からステップS72に進み、「当選役は『ベル』か?」否かが判定される。
上記判定の結果、当選役が「ベル」であるので、次のステップS73に進み、「第2特殊遊技の上乗せゲーム数抽選」が実行される。例えば「10G、20G、30G、50G+α」のうちから、上乗せゲーム数が決定される。その結果、「ベル」に当選すると、「10G」以上の上乗せゲーム数が獲得可能となる。
決定された上乗せゲーム数は記憶される。
ステップS73の処理後、次のステップS74に進み、「当選役は『チェリー』か?」否かが判定される。
上記判定の結果、当選役が「ベル」であり、「チェリー」でないので、次のステップS75を飛び越えて、図17に示すフローチャートを終了する。
また、本第2上乗せ抽選と、先に説明した第1上乗せ抽選とを関連付けて説明すると、第3特殊遊技関連処理の結果、第2特殊遊技の途中で第3特殊遊技に移行後、第2特殊遊技に復帰した場合には、当該第2特殊遊技は中断したところから再開される。このとき、図17のステップS73において、第2特殊遊技の上乗せゲーム数を獲得している場合には残りゲーム数に加算される。
なお、第2特殊遊技の上乗せゲーム数として、「10G、20G、30G、50G+α」を例示したが、これらに限定されず、例えば「0G」を含めてもよい。また、第3特殊遊技の上乗せゲーム数を一段階で抽選させたが、これに限らず、第一段階で上乗せをする否かを抽選させ、その結果、上乗せをすると決定した場合に、第二段階として上乗せゲーム数を抽選するようにしてもよい。
(当選役が「チェリー」の場合)
第3に当選役が「チェリー」の場合を例に挙げて説明する。
まず、ステップS70に進み、「当選役は『スイカ』か?」否かが判定される。
上記判定の結果、当選役が「チェリー」であり、「スイカ」でないので、次のステップS71を飛び越えて、ステップS71からステップS72に進み、「当選役は『ベル』か?」否かが判定される。
上記判定の結果、当選役が「チェリー」であり、「ベル」でないので、次のステップS73を飛び越えて、ステップS72からステップS74に進み、「当選役は『チェリー』か?」否かが判定される。
上記判定の結果、当選役が「チェリー」であるので、次のステップS75に進み、「第1特殊遊技の上乗せゲーム数抽選」が実行される。例えば「5G、10G、20G、30G、50G+α」のうちから、上乗せゲーム数が決定される。その結果、「チェリー」に当選すると、「5G」以上の上乗せゲーム数が獲得可能となる。
決定された上乗せゲーム数は記憶される。
ステップS75の処理の終了後、図17に示すフローチャートを終了する。
また、ステップS75により第1特殊遊技の上乗せゲーム数を獲得している場合には、第3特殊遊技から第2特殊遊技を経由して第1特殊遊技に移行後、第1特殊遊技のゲーム数に加算される。
なお、第3特殊遊技における第2上乗せ抽選について説明したが、第1特殊遊技において第2上乗せ抽選を実行させてもよい。この場合は、上位の特殊遊技(第2、第3特殊遊技)の上乗せゲーム数を獲得した場合には、上位の特殊遊技への移行確定/非確定のどちらを採用してもよい。仮に、上位の特殊遊技への移行確定を例に挙げて説明すると、第1特殊遊技の途中で上位の特殊遊技に移行後、第1特殊遊技に復帰した場合には、当該第1特殊遊技は中断したところから再開される。このとき、ステップS75において上乗せゲーム数を獲得している場合には、残りゲーム数に加算される。
なお、第1特殊遊技の上乗せゲーム数として、「5G、10G、20G、30G、50G+α」を例示したが、これらに限定されず、例えば「0G」を含めてもよい。また、第1特殊遊技の上乗せゲーム数を一段階で抽選させたが、これに限らず、第一段階で上乗せをする否かを抽選させ、その結果、上乗せをすると決定した場合に、第二段階として上乗せゲーム数を抽選するようにしてもよい。
(図18を用いた第2の実施の形態の説明)
図18を用いて第2の実施の形態について説明する。
本実施例は、図9の変形例を示すものであり、第1特殊遊技と第3特殊遊技との間で、相互に移行可能とした点を特徴とする。
本実施例を適用すれば、第2上乗せ抽選手段452による第2上乗せ抽選の結果、当選した「特殊遊技」に移行させることができる。
例えば、第1特殊遊技に当選した場合に、第3特殊遊技から第1特殊遊技に移行させることも可能である。
また、本実施例の第2の特徴点としては、「通常遊技」と第1特殊遊技との間で相互に移行可能としているに加え、「通常遊技」と第2特殊遊技、「通常遊技」と第3特殊遊技との間で相互に移行可能できるようにしている。
なお、本実施の形態において、「移行」と「上乗せ」を別抽選とし、「上乗せ」を行うが、「移行確定」でない場合を含めるようにしてもよい。
(他の実施の形態としての変形例)
つぎに、他の実施の形態としての変形例について説明する。
(変形例1)
変形例1は、第1上乗せ抽選の変形例である。
図1〜図17を用いて先に説明した第1の実施の形態では、第1上乗せ抽選を、第2特殊遊技において実行している。
本変形例1は、第1上乗せ抽選を第2特殊遊技以外の第1、第3特殊遊技において実行可能としたものである。本変形例1の好ましい態様しては、次の通りである。
(1)第2特殊遊技及び第1特殊遊技において第1上乗せ抽選を実行するパターン
第1特殊遊技において、上位の特殊遊技(第2、第3特殊遊技)に当選すると、当該上位の特殊遊技への移行が確定する。本パターンによれば、第1特殊遊技において、第1〜第3特殊遊技における上乗せゲーム数を獲得できる機会が与えることができる。
(2)第2特殊遊技において第1上乗せ抽選を実行せず、第1特殊遊技において第1上乗せ抽選を実行するパターン
上記(1)のパターンと同様である。
なお、本変形例1として、上記(1)及び(2)を例示したが、これに限定されず、第1〜第3特殊遊技の全ての特殊遊技において第1上乗せ抽選を実行するパターン、第1、第3特殊遊技において第1上乗せ抽選を実行するパターン、第2、第3特殊遊技において第1上乗せ抽選を実行するパターン、第3特殊遊技単独で第1上乗せ抽選を実行する場合を含めてもよい。また、第3特殊遊技において第1上乗せ抽選を実行するパターンでは、第3特殊遊技において第2上乗せ抽選を非実行としてもよいし、第1、第2上乗せ抽選のいずれか一方を抽選で選択するようにしてもよい。
なお、本変形例1において、「移行」と「上乗せ」を別抽選とし、「上乗せ」を行うが、「移行確定」でない場合を含めるようにしてもよい。
(変形例2)
変形例2は、第2上乗せ抽選の変形例である。
先に説明した第1の実施の形態では、第2上乗せ抽選を、第3特殊遊技において実行している。
本変形例2は、第2上乗せ抽選を第3特殊遊技以外の第1、第2特殊遊技において実行可能としたものである。本変形例2の態様は、次の通りである。
(1)第1〜第3特殊遊技の全ての特殊遊技において第2上乗せ抽選を実行するパターン
第1、第2特殊遊技において第2上乗せ抽選の結果、上位の特殊遊技の上乗せゲーム数を獲得した場合には、当該上位の特殊遊技への移行確定/非確定のどちらを採用してもよい。この場合、移行確定/非確定の別を予め一方に決定しておいてもよいし、或いは抽選で決定するようにしてもよい。
なお、本パターンでは、第2特殊遊技において第1上乗せ抽選を非実行としてもよいし、第1、第2上乗せ抽選のいずれか一方を抽選で選択するようにしてもよい。
本パターンによれば、全ての特殊遊技において、全ての特殊遊技の上乗せゲーム数を獲得できる機会が与えることができる。
(2)第1、第3特殊遊技の2個の特殊遊技において第2上乗せ抽選を実行するパターン
第1特殊遊技において第2上乗せ抽選の結果、上位の特殊遊技の上乗せゲーム数を獲得した場合には、当該上位の特殊遊技への移行確定/非確定のどちらを採用してもよい。この場合、移行確定/非確定の別を予め一方に決定しておいてもよいし、或いは抽選で決定するようにしてもよい。
本パターンによれば、第1、第3特殊遊技の2個の特殊遊技において、全ての特殊遊技の上乗せゲーム数を獲得できる機会が与えることができる。
(3)第2、第3特殊遊技の2個の特殊遊技において第2上乗せ抽選を実行するパターン
第2特殊遊技において第2上乗せ抽選の結果、第3特殊遊技の上乗せゲーム数を獲得した場合には、当該第3特殊遊技への移行確定/非確定のどちらを採用してもよい。この場合、移行確定/非確定の別を予め一方に決定しておいてもよいし、或いは抽選で決定するようにしてもよい。
なお、本パターンでは、第2特殊遊技において第1上乗せ抽選を非実行としてもよいし、第1、第2上乗せ抽選のいずれか一方を抽選で選択するようにしてもよい。
本パターンによれば、第2、第3特殊遊技の2個の特殊遊技において、全ての特殊遊技の上乗せゲーム数を獲得できる機会が与えることができる。
(4)第3特殊遊技の第2上乗せ抽選を非実行とし、第1、第2特殊遊技の2個の特殊遊技において第2上乗せ抽選を実行するパターン
第1、第2特殊遊技において第2上乗せ抽選の結果、上位の特殊遊技の上乗せゲーム数を獲得した場合には、当該上位の特殊遊技への移行確定/非確定のどちらを採用してもよい。この場合、移行確定/非確定の別を予め一方に決定しておいてもよいし、或いは抽選で決定するようにしてもよい。
なお、本パターンでは、第2特殊遊技において第1上乗せ抽選を非実行としてもよいし、第1、第2上乗せ抽選のいずれか一方を抽選で選択するようにしてもよい。
本パターンによれば、第1、第2特殊遊技の2個の特殊遊技において、全ての特殊遊技の上乗せゲーム数を獲得できる機会が与えることができる。
(5)第3特殊遊技の第2上乗せ抽選を非実行とし、第1特殊遊技単独で第2上乗せ抽選を実行するパターン
第1特殊遊技において第2上乗せ抽選の結果、上位の特殊遊技の上乗せゲーム数を獲得した場合には、当該上位の特殊遊技への移行確定/非確定のどちらを採用してもよい。この場合、移行確定/非確定の別を予め一方に決定しておいてもよいし、或いは抽選で決定するようにしてもよい。
本パターンによれば、第1特殊遊技において、全ての特殊遊技の上乗せゲーム数を獲得できる機会が与えることができる。
(6)第3特殊遊技の第2上乗せ抽選を非実行とし、第2特殊遊技単独で第2上乗せ抽選を実行するパターン
第2特殊遊技において第2上乗せ抽選の結果、上位の特殊遊技の上乗せゲーム数を獲得した場合には、当該上位の特殊遊技への移行確定/非確定のどちらを採用してもよい。この場合、移行確定/非確定の別を予め一方に決定しておいてもよいし、或いは抽選で決定するようにしてもよい。
なお、本パターンでは、第2特殊遊技において第1上乗せ抽選を非実行としてもよいし、第1、第2上乗せ抽選のいずれか一方を抽選で選択するようにしてもよい。
本パターンによれば、第2特殊遊技において、全ての特殊遊技の上乗せゲーム数を獲得できる機会が与えることができる。
(変形例3)
変形例3は、少なくとも一つの特殊遊技において、第1、第2上乗せ抽選の2個の上乗せ抽選を実行する場合である。
(1)一つの特殊遊技において、第1、第2上乗せ抽選の2個の上乗せ抽選を選択抽選により選択するパターン
選択抽選の結果は、第1、第2上乗せ抽選の2個の上乗せ抽選のうちから、1個を選択する抽選でもよいし、「ハズレ」を含ませ、いずれの上乗せ抽選も実行しないようにしてもよいし、或いは同時当選を含め、2個の上乗せ抽選を行うようにしてもよい。
同時当選の場合には、2個の上乗せ抽選により獲得した上乗せゲーム数を合計してもよいし、或いは2個の上乗せ抽選により獲得した上乗せゲーム数を比較し、多い上乗せゲーム数を獲得できるようにしてもよい。
(2)一つの特殊遊技において、第1、第2上乗せ抽選の2個の上乗せ抽選を同時に実行するパターン
本パターンでは、2個の上乗せ抽選により獲得した上乗せゲーム数を合計してもよいし、或いは2個の上乗せ抽選により獲得した上乗せゲーム数を比較し、多い上乗せゲーム数を獲得できるようにしてもよい。
なお、本実施の形態のほか全ての実施の形態の説明において、特殊遊技の管理をゲーム数で行ったが、これに限定されず、払出枚数、純増枚数で管理するようにしてもよい。
(実施の形態の補足的な説明)
上記実施の形態は、以下の技術思想を包含する特徴点を含むものである。
(1)第1の特徴点
(1−1)第1の特徴点の構成
第1の特徴点は、次の通りである。
第1に、例えば図9に示すように、通常遊技と、当該通常遊技より遊技者に有利な特典遊技とがあり、それらの遊技間を所定の契機で移行しながら遊技が実行される遊技機(例えばスロットマシン10)である。
第2に、例えば図3及び図5に示すように、次の手段を備える。
(1)役抽選手段(210)
役抽選手段(210)は、役を抽選するためのものである。
(2)特殊遊技制御手段(例えば第1〜第3特殊遊技制御手段410〜430)
特殊遊技制御手段(例えば第1〜第3特殊遊技制御手段410〜430)は、特典遊技に含まれる複数の特殊遊技(例えば第1〜第3特殊遊技)を各々制御するものである。
(3)特殊遊技間移行手段(440)
特殊遊技間移行手段(440)は、複数の特殊遊技(例えば第1〜第3特殊遊技)の間を所定の契機で移行させるものである。
(4)上乗せ抽選手段(例えば第2上乗せ抽選手段452)
上乗せ抽選手段(例えば第2上乗せ抽選手段452)は、複数の特殊遊技(例えば第1〜第3特殊遊技)のうち、少なくとも1つの特定の特殊遊技(例えば第3特殊遊技)において、役抽選手段(210)による役の抽選結果に対応した特殊遊技の遊技区間の上乗せ抽選を実行するものである。
(1−2)第1の特徴点と実施の形態との対応関係
第1の特徴点と実施の形態との対応関係は、次の通りである。
ここで、「役の抽選結果に対応した特殊遊技の遊技区間の上乗せ抽選」として、例えば、主に「ベル」の場合には第2特殊遊技、「チェリー」の場合には第1特殊遊技、「スイカ」の場合には第3特殊遊技の各々の遊技区間の上乗せ抽選を実行している。また、例えば、「チャンス目」の場合には、「チャンス目」の場合には、第1〜第3特殊遊技のうちから、一つの特殊遊技を決定し、決定した特殊遊技の遊技区間の上乗せ抽選を実行している。
(1−3)第1の特徴点のバリエーション
第1の特徴点のバリエーションは、次の通りである。
ここで、「複数の特殊遊技」として、第1〜第3特殊遊技の3個の特殊遊技を例示したが、これら限定されず、特殊遊技は複数であれば足り、2個、或いは4個以上としてもよい。
ここで、「特定の特殊遊技」として、第3特殊遊技を例示したが、これに限定されず、他の特殊遊技、例えば第1特殊遊技又は第2特殊遊技としてもよい。
ここで、「役の抽選結果に対応した特殊遊技」として、主に「ベル」、「チェリー」、「スイカ」等の「小役」である「第1の抽選結果」と、「チャンス目」である「第2の抽選結果」とを例示し、当該抽選結果に対応させて「特殊遊技」を選択したが、これに限定されず、「第2の抽選結果」に対応させて「特殊遊技」の選択を省いてもよい。また、「第1の抽選結果」として、主に「ベル」、「チェリー」、「スイカ」等の「小役」を例示したが、これに限定されず、「小役」以外のいわゆる「BIG」や「REG」等の「ボーナス役」、「再遊技役」、「ハズレ」、あるいは役を構成しないいわゆる「チャンス目」でもよく、又、「小役」も「ベル」、「チェリー」、「スイカ」にも限定されない。さらに、第2の抽選結果として、「チャンス目」を例示したが、これに限定されず、第2の抽選結果は第1の抽選結果と異なっていれば足り、第1の抽選結果と異なる「小役」を設定してもよいし、「小役」以外のいわゆる「BIG」や「REG」等の「ボーナス役」、「再遊技役」、「ハズレ」としてもよい。
(1−4)第1の特徴点の作用効果
第1の特徴点によれば、次のような作用効果を奏する。
すなわち、第1の特徴点によれば、役の抽選結果に対応した特殊遊技の遊技区間の上乗せ抽選を実行させることで、上乗せ抽選をより複雑に、かつ遊技者の関心の高いものとすることができる。
(2)第2の特徴点
(2−1)第2の特徴点の構成
第2の特徴点は、上記した第1の特徴点に加え、次の通りである。
すなわち、上乗せ抽選手段(例えば第2上乗せ抽選手段452)は、複数の特殊遊技(例えば第1〜第3特殊遊技)の間の移行の段階が最上位に位置する特殊遊技(例えば第3特殊遊技)において、上乗せ抽選を実行させるようにしている。
(2−2)第2の特徴点の作用効果
第2の特徴点の発明によれば、上記した第1の特徴点の作用効果に加え、次のような作用効果を奏する。
すなわち、第2特徴点によれば、最上位に位置する特殊遊技において、役の抽選結果に対応した特殊遊技の遊技区間の上乗せ抽選を実行させることで、その下位に位置する特殊遊技における上乗せ抽選も実行させることができる。
このため、請求項2に記載の発明によれば、下位の特殊遊技に移行した場合に、上乗せ抽選の結果を享有することができるほか、下位の特殊遊技における上乗せ抽選に当選した場合に、最上位の特殊遊技から当該下位の特殊遊技に転落するような遊技性を持たせることも可能である。
(3)第3の特徴点
(3−1)第3の特徴点の構成
第3の特徴点は、上記した第1の特徴点に加え、次の通りである。
第1に、上乗せ抽選手段(例えば第2上乗せ抽選手段452)は、役抽選手段(210)による役の抽選結果が、第1の抽選結果の場合に、当該第1の抽選結果と個別に対応付けられた少なくとも1つの特殊遊技の遊技区間における上乗せ抽選を実行させるようにしている。
第2に、第1の抽選結果と異なる第2の抽選結果の場合には、複数の特殊遊技(例えば第1〜第3特殊遊技)の全てのうちのいずれか少なくとも一つ特殊遊技の遊技区間における上乗せの抽選を実行させるようにしている。
(3−2)第3の特徴点と実施の形態との対応関係
第3の特徴点と実施の形態との対応関係は、次の通りである。
ここで、「第1の抽選結果」としては、例えば、主に「ベル」、「チェリー」、「スイカ」等の「小役」が相当する。
ここで、「第1の抽選結果と個別に対応付けられた少なくとも1つの特殊遊技」として、例えば、主に「ベル」の場合には第2特殊遊技、「チェリー」の場合には第1特殊遊技、「スイカ」の場合には第3特殊遊技が相当する。
ここで、「第2の抽選結果」としては、例えば、「チャンス目」が相当する。
ここで、「複数の特殊遊技の全てのうちのいずれか少なくとも一つ特殊遊技」として、例えば「チャンス目」の場合には、第1〜第3特殊遊技のうちから、一つの特殊遊技を決定している。
(3−3)第3の特徴点のバリエーション
第3の特徴点のバリエーションは、次の通りである。
ここで、「第1の抽選結果」としては、主に「ベル」、「チェリー」、「スイカ」等の「小役」を例示したが、これに限定されず、「小役」以外のいわゆる「BIG」や「REG」等の「ボーナス役」、「再遊技役」、「ハズレ」、あるいは役を構成しないいわゆる「チャンス目」でもよく、又、「小役」も「ベル」、「チェリー」、「スイカ」にも限定されない。
ここで、「第1の抽選結果と個別に対応付けられた少なくとも1つの特殊遊技」として、主に「ベル」の場合には第2特殊遊技、「チェリー」の場合には第1特殊遊技、「スイカ」の場合には第3特殊遊技を例示したが、第1の抽選結果と特殊遊技の種類は、例示したものに限定されない。
ここで、「第2の抽選結果」としては、「チャンス目」を例示したが、これに限定されず、第2の抽選結果は第1の抽選結果と異なっていれば足り、第1の抽選結果と異なる「小役」を設定してもよいし、「小役」以外のいわゆる「BIG」や「REG」等の「ボーナス役」、「再遊技役」、「ハズレ」としてもよい。
(3−4)第3の特徴点の作用効果
第3の特徴点の発明によれば、上記した第1の特徴点の作用効果に加え、次のような作用効果を奏する。
すなわち、第3特徴点によれば、役と対応する特殊遊技との関係を複雑に設定することができる。
(4)第4の特徴点
(4−1)第4の特徴点の構成
第4の特徴点は、次の通りである。
第1に、通常遊技と、当該通常遊技より遊技者に有利な特典遊技とがあり、それらの遊技間を所定の契機で移行しながら遊技が実行される遊技機(例えばスロットマシン10)である。
第2に、特典遊技には、複数の特殊遊技(例えば第1〜第3特殊遊技)がある。
第3に、複数の特殊遊技(例えば第1〜第3特殊遊技)のうち、少なくとも1つの特定の特殊遊技(例えば第3特殊遊技)では、役の抽選結果に対応した特殊遊技の遊技区間の上乗せ抽選を実行させるようにしている。
(4−2)第4の特徴点と実施の形態との対応関係
第4の特徴点と実施の形態との対応関係は、次の通りである。
ここで、「役の抽選結果に対応した特殊遊技の遊技区間の上乗せ抽選」として、例えば、主に「ベル」の場合には第2特殊遊技、「チェリー」の場合には第1特殊遊技、「スイカ」の場合には第3特殊遊技の各々の遊技区間の上乗せ抽選を実行している。また、例えば、「チャンス目」の場合には、「チャンス目」の場合には、第1〜第3特殊遊技のうちから、一つの特殊遊技を決定し、決定した特殊遊技の遊技区間の上乗せ抽選を実行している。
(4−3)第4の特徴点のバリエーション
第4の特徴点のバリエーションは、次の通りである。
ここで、「複数の特殊遊技」として、第1〜第3特殊遊技の3個の特殊遊技を例示したが、これら限定されず、特殊遊技は複数であれば足り、2個、或いは4個以上としてもよい。
ここで、「特定の特殊遊技」として、第3特殊遊技を例示したが、これに限定されず、他の特殊遊技、例えば第1特殊遊技又は第2特殊遊技としてもよい。
ここで、「役の抽選結果に対応した特殊遊技」として、主に「ベル」、「チェリー」、「スイカ」等の「小役」である「第1の抽選結果」と、「チャンス目」である「第2の抽選結果」とを例示し、当該抽選結果に対応させて「特殊遊技」を選択したが、これに限定されず、「第2の抽選結果」に対応させて「特殊遊技」の選択を省いてもよい。また、「第1の抽選結果」として、主に「ベル」、「チェリー」、「スイカ」等の「小役」を例示したが、これに限定されず、「小役」以外のいわゆる「BIG」や「REG」等の「ボーナス役」、「再遊技役」、「ハズレ」、あるいは役を構成しないいわゆる「チャンス目」でもよく、又、「小役」も「ベル」、「チェリー」、「スイカ」にも限定されない。さらに、第2の抽選結果として、「チャンス目」を例示したが、これに限定されず、第2の抽選結果は第1の抽選結果と異なっていれば足り、第1の抽選結果と異なる「小役」を設定してもよいし、「小役」以外のいわゆる「BIG」や「REG」等の「ボーナス役」、「再遊技役」、「ハズレ」としてもよい。
(4−4)第4の特徴点の作用効果
第4の特徴点の発明によれば、次のような作用効果を奏する。
すなわち、第4の特徴点によれば、上記した第1の特徴点の作用効果と同様に、上乗せ抽選をより複雑に、かつ遊技者の関心の高いものとすることができる。
(5)第5の特徴点
(5−1)第5の特徴点の構成
第5の特徴点は、上記した第4の特徴点に加え、次の通りである。
すなわち、特定の特殊遊技(例えば第3特殊遊技)は、複数の特殊遊技(例えば第1〜第3特殊遊技)の間の移行の段階が最上位に位置する特殊遊技(例えば第3特殊遊技)である。
(5−2)第5の特徴点の作用効果
第5の特徴点によれば、上記した第4の特徴点の作用効果に加え、次のような作用効果を奏する。
すなわち、第5の特徴点によれば、上記した第2の特徴点の作用効果と同様に、最上位に位置する特殊遊技において、役の抽選結果に対応した特殊遊技の遊技区間の上乗せ抽選を実行させることで、その下位に位置する特殊遊技における上乗せ抽選も実行させることができる。
(6)第6の特徴点
(6−1)第6の特徴点の構成
第6の特徴点は、上記した第4の特徴点に加え、次の通りである。
すなわち、役の抽選結果には、複数の特殊遊技(例えば第1〜第3特殊遊技)と個別に対応付けられた第1の抽選結果と、複数の特殊遊技(例えば第1〜第3特殊遊技)のうち、いずれか少なくとも一つ特殊遊技の遊技区間における上乗せの抽選を実行すべく対応付けられ、第1の抽選結果と異なる第2の抽選結果とを含んでいる。
(6−2)第6の特徴点と実施の形態との対応関係
第6の特徴点と実施の形態との対応関係は、次の通りである。
ここで、「第1の抽選結果」としては、例えば、主に「ベル」、「チェリー」、「スイカ」等の「小役」が相当する。
ここで、「複数の特殊遊技と個別に対応付けられた」として、例えば、主に「ベル」の場合には第2特殊遊技、「チェリー」の場合には第1特殊遊技、「スイカ」の場合には第3特殊遊技を個別に対応付けている。
ここで、「第2の抽選結果」としては、例えば、「チャンス目」が相当する。
ここで、「複数の特殊遊技のうち、いずれか少なくとも一つ特殊遊技」として、例えば「チャンス目」の場合には、第1〜第3特殊遊技のうちから、一つの特殊遊技を決定している。
(6−3)第6の特徴点のバリエーション
第6の特徴点のバリエーションは、次の通りである。
ここで、「第1の抽選結果」としては、主に「ベル」、「チェリー」、「スイカ」等の「小役」を例示したが、これに限定されず、「小役」以外のいわゆる「BIG」や「REG」等の「ボーナス役」、「再遊技役」、「ハズレ」、あるいは役を構成しないいわゆる「チャンス目」でもよく、又、「小役」も「ベル」、「チェリー」、「スイカ」にも限定されない。
ここで、「複数の特殊遊技と個別に対応付けられた」として、例えば、主に「ベル」の場合には第2特殊遊技、「チェリー」の場合には第1特殊遊技、「スイカ」の場合には第3特殊遊技を例示したが、第1の抽選結果と特殊遊技の種類は、例示したものに限定されない。
ここで、「第2の抽選結果」としては、「チャンス目」を例示したが、これに限定されず、第2の抽選結果は第1の抽選結果と異なっていれば足り、第1の抽選結果と異なる「小役」を設定してもよいし、「小役」以外のいわゆる「BIG」や「REG」等の「ボーナス役」、「再遊技役」、「ハズレ」としてもよい。
(6−4)第6の特徴点の作用効果
第6の特徴点によれば、上記した第4の特徴点の作用効果に加え、次のような作用効果を奏する。
すなわち、第6の特徴点によれば、上記した第3の特徴点の作用効果と同様に、役と対応する特殊遊技との関係を複雑に設定することができる。
10 遊技機 12 筐体
14 前扉 16 図柄表示窓部
20 上パネル 22 下パネル
24 貯留払出手段 26 メダル受け皿
28 メダル払出口
30 操作部 34 マックスベットスイッチ
36 精算スイッチ 38 メダル投入口
40 スタートスイッチ
50 ストップスイッチ L 左ストップスイッチ
C 中ストップスイッチ R 右ストップスイッチ
60 リールユニット 61 図柄
62 回転リール 64 左回転リール
66 中回転リール 68 右回転リール
70 演出装置 72 スピーカー
74 上部スピーカー 76 下部スピーカー
78 演出用ランプ
80 上部ランプ 82 下部ランプ
84 表示装置 86 有効ライン
100 制御装置 200 メイン制御装置
210 役抽選手段 220 リール制御手段
230 停止図柄判定手段 240 払出制御手段
250 遊技制御手段 270 一般遊技制御手段
271 ノーマル状態制御手段 272 通常状態制御手段
273 RT制御手段 274 内部当選中状態制御手段
280 ボーナス遊技制御手段
260 送信手段 300 サブ制御手段
310 受信手段 320 前兆演出手段
330 AT制御手段
400 特典遊技制御手段 410 第1特殊遊技制御手段
420 第2特殊遊技制御手段 430 第3特殊遊技制御手段
440 特殊遊技間移行手段 441 移行抽選手段
450 上乗せ抽選手段
451 第1上乗せ抽選手段 452 第2上乗せ抽選手段
500 特別遊技制御手段

Claims (4)

  1. 通常遊技と、当該通常遊技より遊技者に有利な特典遊技とがあり、それらの遊技間を所定の契機で移行しながら遊技が実行される遊技機であって、
    役を抽選するための役抽選手段と、
    前記特典遊技に含まれる複数の特殊遊技を各々制御する特殊遊技制御手段と、
    前記複数の特殊遊技の間を所定の契機で移行させる特殊遊技間移行手段と、
    前記複数の特殊遊技のうち、少なくとも1つの特定の特殊遊技において、前記役抽選手段による役の抽選結果に対応した特殊遊技の遊技区間の上乗せ抽選を実行する上乗せ抽選手段と、を備え、
    前記上乗せ抽選手段は、
    前記複数の特殊遊技の間の移行の段階が最上位に位置する特殊遊技において、前記上乗せ抽選を実行させるようにし、
    前記上乗せ抽選手段は、
    前記役抽選手段による役の抽選結果が、第1の抽選結果の場合に、当該第1の抽選結果と個別に対応付けられた少なくとも1つの特殊遊技の遊技区間における前記上乗せ抽選を実行させ、
    前記第1の抽選結果と異なる第2の抽選結果の場合には、前記複数の特殊遊技の全てのうちのいずれか少なくとも一つ特殊遊技の遊技区間を決定し、決定された遊技区間における前記上乗せの抽選を実行させ、
    前記一つ特殊遊技には、前記最上位に位置する特殊遊技が含まれている、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記最上位に位置する特殊遊技に対し、下位に位置する特殊遊技の前記上乗せの抽選に当選した場合に、当該当選した前記下位に位置する特殊遊技に移行させるようにしている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 通常遊技と、当該通常遊技より遊技者に有利な特典遊技とがあり、それらの遊技間を所定の契機で移行しながら遊技が実行される遊技機であって、
    前記特典遊技には、
    複数の特殊遊技があり、
    前記複数の特殊遊技のうち、少なくとも1つの特定の特殊遊技では、
    役の抽選結果に対応した特殊遊技の遊技区間の上乗せ抽選を実行させ、
    前記特定の特殊遊技は、
    前記複数の特殊遊技の間の移行の段階が最上位に位置する特殊遊技であり、
    前記役の抽選結果には、
    前記複数の特殊遊技と個別に対応付けられた第1の抽選結果と、
    前記複数の特殊遊技のうち、いずれか少なくとも一つ特殊遊技の遊技区間を決定し、決定された遊技区間における前記上乗せの抽選を実行すべく対応付けられ、前記第1の抽選結果と異なる第2の抽選結果とを含み、
    前記一つ特殊遊技には、前記最上位に位置する特殊遊技が含まれている、
    ことを特徴とする遊技機。
  4. 前記最上位に位置する特殊遊技に対し、下位に位置する特殊遊技の前記上乗せの抽選に当選した場合に、当該当選した前記下位に位置する特殊遊技に移行させるようにしている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
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