JP2016010327A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送エレベータの左右両側に正転用と逆転用の伝動経路を設けているので、構造が複雑になり、メンテナンス作業が面倒になり、また、機体の左右幅が大きくなるという課題がある。
【解決手段】エンジン22の回転動力によって刈取装置4を正転駆動する伝動経路の途中から分岐して、エンジン22からの回転方向を逆転させて刈取装置4へ伝達する逆転機構20を設け、該逆転機構20は、操縦部6側の脱穀装置3の前側部分を反操縦部6側に切り欠いて形成した切欠空間40に配置したコンバイン。
【選択図】図3

Description

本発明は、コンバインに係るものである。
従来、刈取装置の伝達回転方向を逆転させる逆転機構を設けた構成は、公知である(特許文献1参照)。
この特許文献1の構成では、搬送エレベータの左側に脱穀装置と刈取装置に正回転を伝達する伝動経路を設け、搬送エレベータの右側に刈取装置に逆回転を伝達する伝動経路を設けている。
また、従来、搬送エレベータの左側に脱穀装置と刈取装置に正回転を伝達する伝動経路と、脱穀装置および刈取装置に逆回転を伝達する伝動経路を設けた構成は、公知である(特許文献2参照)。
特開2013−252100号公報 特開2013−106556号公報
前記公知例のうち、前者のものは、搬送エレベータの左右両側に伝動経路を設けているので、構造が複雑になり、メンテナンス作業が面倒になり、また、機体の左右幅が大きくなるという課題がある。
前記公知例のうち、後者のものは、搬送エレベータの左側に正逆転の両方の伝動機構を設けているので、未刈り穀稈の押し倒しや機外障害物との接触による逆転機構の破損という課題がある。
本願は、逆転機構の構成を工夫し、機体幅を大きくせずに逆転機構をコンパクトに配置すると共に、逆転機構の破損防止・メンテナンス容易を図ったものである。
請求項1記載の発明では、走行装置2の前方に刈取装置4を設け、走行装置2の上方には脱穀装置3を設け、脱穀装置3の側部にグレンタンク5設け、グレンタンク5の前方に操縦部6を設け、エンジン22の回転動力によって刈取装置4を正転駆動する伝動経路の途中から分岐して、エンジン22からの回転方向を逆転させて刈取装置4へ伝達する逆転機構20を設け、該逆転機構20は、操縦部6側の脱穀装置3の前側部分を反操縦部6側に切り欠いて形成した切欠空間40に配置したコンバインとしたものであり、正転駆動による通常の刈取脱穀作業中に、刈取装置4が穀稈の詰まり等により停止すると、操縦部6側の脱穀装置3の前側部分を反操縦部6側に切り欠いて形成した切欠空間40に配置した逆転機構20によりエンジン22からの回転方向を逆転させて刈取装置4へ伝達してメンテナンスを行う。
請求項2記載の発明では、前記逆転機構20は、前記脱穀装置3の前板26に設けた扱胴軸33と前記刈取装置4へ回転伝達する駆動軸23の間の伝動経路中に設けたコンバインとしたものであり、エンジン22からの正回転が脱穀装置3の前板26に設けた扱胴軸33に伝達され、扱胴軸33に伝達された正回転により刈取装置4を正転駆動して通常刈取脱穀作業を行い、刈取装置4が穀稈の詰まり等により停止すると、扱胴軸33に伝達された正回転を逆転機構20により逆転させて刈取装置4の駆動軸23に伝達して、刈取装置4を逆転駆動させる。
請求項3記載の発明では、前記エンジン22の回転動力を前記逆転機構20へ伝達する中間プーリ47を前記扱胴入力軸33の操縦部6側に設け、逆転機構20からの出力を前記刈取装置4の駆動軸23に入力する逆転プーリ53を駆動軸23の操縦部6側に設けたコンバインとしたものであり、エンジン22の正回転が中間プーリ47を介して扱胴入力軸33に伝達され、扱胴入力軸33の動力を逆転機構20により逆転させて回転を、刈取装置4の駆動軸23の逆転プーリ53に入力させて刈取装置4を逆転駆動する。
請求項4記載の発明では、前記逆転機構20は一対の逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52と、一対の逆転入力歯車49および逆転出力歯車50を逆転機構ケース43に取付け、該逆転機構ケース43は、脱穀装置3に着脱自在に構成したコンバインとしたものであり、逆転機構ケース43に一対の逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52と、一対の逆転入力歯車49および逆転出力歯車50を取付け、この状態の逆転機構ケース43を脱穀装置3に着脱自在に取付ける。
請求項5記載の発明では、逆転機構20の逆転入力プーリ45と脱穀装置3側に設けた扱胴入力軸33の中間プーリ47とに入力ベルト48を掛け回し、逆転機構20の逆転出力プーリ52と脱穀装置3側に設けた駆動軸23の逆転プーリ53とに出力ベルト54を掛け回し、前記逆転機構20の入力側となる入力ベルト48に接離するクラッチプーリ57Aを設けたコンバインとしたものであり、エンジン22の正回転が中間プーリ47を介して扱胴入力軸33に伝達され、扱胴入力軸33の動力を入力ベルト48と逆転入力プーリ45を介して逆転機構20に入力し、逆転機構20により逆転させた回転を逆転出力プーリ52と出力ベルト54を介して刈取装置4の駆動軸23の逆転プーリ53に入力させて刈取装置4を逆転駆動する。
このとき、通常刈取脱穀作業中では、クラッチプーリ57Aを切りにすることにより逆転機構20を非作用状態とする。
請求項6記載の発明では、逆転機構20の逆転入力プーリ45を取付けた軸46と逆転出力プーリ52を取付けた軸51には、入力ベルト48と出力ベルト54に当接するテンションプーリ57のテンションアーム58の基部を回動自在に夫々取付けたコンバインとしたものであり、エンジン22の回転が伝達された扱胴入力軸33の回転を、入力ベルト48と出力ベルト54をテンションプーリ57が緊張させて刈取装置4を逆転駆動し、各テンションプーリ57は逆転機構20の逆転入力プーリ45を取付けた軸46と逆転出力プーリ52を取付けた軸51とを中心に回動して入力ベルト48と出力ベルト54に当接する。
請求項7記載の発明では、前記逆転機構20の軸46と軸51は連結部材66により連結したコンバインとしたものであり、逆転機構20の逆転入力プーリ45の軸46と、逆転出力プーリ52の軸51とは連結部材66により連結状態で支持される。
請求項1記載の発明では、逆転機構20を、操縦部6側の脱穀装置3の前側部分の切欠空間40に配置しているので、機体幅を大きくせずに逆転機構20をコンパクトに配置できると共に、逆転機構20の破損防止でき、また、メンテナンス作業を容易にすることができる。
請求項2記載の発明では、脱穀装置3の前板26に設けた扱胴軸33と刈取装置4へ回転伝達する駆動軸23の間の伝動経路中に、逆転機構20を設けているので、逆転機構20自体をコンパクトに配置できると共に、脱穀装置3の前側部分の切欠空間40に配置した逆転機構20の入出力に伴う伝動機構も小さく省スペースで設置できる。
請求項3記載の発明では、逆転機構20およびエンジン22から逆転機構20への伝動経路を正面視において操縦部6と脱穀装置3との間にコンパクトに配置できる。
請求項4記載の発明では、逆転機構20の取付けおよびメンテナンスを容易にできる。
請求項5記載の発明では、逆転機構20の作動の入切構成を簡素にできると共に、刈取装置4を逆転させる必要がない通常の刈取作業中では、クラッチプーリ57Aを切りにすれば、逆転機構20を非作動状態とすることができ、耐久性を向上させることができる。
請求項6記載の発明では、逆転機構20の入力ベルト48と出力ベルト54とのテンション機構を簡素に構成できる。
請求項7記載の発明では、逆転機構20の軸46と軸51とを連結部材66により連結しているので、強固に支持でき、逆転機構20の作動を安定させることができる。
コンバインの側面図。 同平面図。 操縦部および脱穀装置の正面図。 逆転機構付近の側面図。 伝動経路概略図。 逆転機構概略図。 逆転機構付近の側面図。 逆転機構の断面図。 逆転機構付近の平面図。 逆転機構付近の一部展開状態正面図。 操縦部のサンバイザーの側面図。 同平面図。 同取付部材の平面図および正面図。
本発明の一実施形態を図面により説明すると、1は機体フレ−ム、2は機体フレ−ム1の下方位置に設けた走行装置、3は機体フレ−ム1の上方位置に設けた脱穀装置、4は機体フレ−ム1の前方に設けた刈取装置、5は前記脱穀装置3の側部に設けた該脱穀装置3より取出された穀物を一時貯留するグレンタンク、6は操縦部である(図1)。
刈取装置4は、左右側板7と、後述するオーガ8の下方に位置する底板9と、左右の側板7と底板9とを連結するように設けた後板10により構成したテーブル11に、リール12と、刈刃13と前記オーガ8を設けて構成し、テーブル11には搬送エレベーター14の先端を取付け、搬送エレベーター14の基部は脱穀装置3の脱穀室に接続する。
機体所定位置には、刈取装置4の駆動を逆転させる逆転機構20を設ける。
即ち、オーガ8等に詰まりが発生したときに、刈取装置4を逆転させられると、メンテナンスが容易になるので、逆転機構20を設けている。
そのため、刈取装置4を逆転させることができ、メンテナンスが容易になる。
逆転機構20は、刈取装置4の刈取入力プーリ21に伝達する回転を逆転させるものであるから、エンジン22から刈取入力プーリ21へ至る伝動経路は任意であり、自脱型の刈取装置4の場合の刈取入力プーリ21に伝達する回転を逆転させるものであってもよい。
以下、一例として、エンジン22の駆動を搬送エレベーター14の刈取入力プーリ21に回転を伝達する構成で説明し、刈取入力プーリ21は搬送エレベーター14の駆動軸23に設けている。
図5〜図10に示したように、24は駆動軸23の軸受(図7)、25はエンジン22の出力プーリ、26は中間プーリ、27はベルト、27Aは脱穀クラッチ、28は中間プーリ、29は脱穀装置3の扱胴30の扱胴軸31にエンジン22の回転を伝達するギヤボックス32の扱胴入力軸33に設けた脱穀入力プーリ、34は中間プーリ28と脱穀入力プーリ29の間のベルト、35は中間プーリ、36は中間プーリ35と刈取入力プーリ21の間のベルトである。
したがって、エンジン22の駆動が出力プーリ25と中間プーリ26と脱穀入力プーリ29により扱胴入力軸33に伝達され、扱胴入力軸33の回転が中間プーリ35とベルト36を介して刈取装置4に伝動される。
逆転機構20は脱穀装置3の前板に設けたギヤボックス32に軸装した扱胴入力軸33と駆動軸23の間の伝動経路中に設ける。
そのため、逆転機構20のメンテナンスを容易にする。
操縦部6側の脱穀装置3の前側部分を平面視において、切欠空間40を形成し、切欠空間40に前記逆転機構20を配置する(図2)。
そのため、機体幅を大きくすることなく逆転機構20を配置できる。
逆転機構20は、脱穀装置3の選別部41よりも狭い部分の操縦部6側の脱穀装置3の前側部分に設けた切欠空間40内に配置する。
そのため、機体幅を大きくすることなく逆転機構20を配置できる。
即ち、図示は省略するが、選別部41の前端部は扱室(図示省略)よりも後方に位置していること、扱室の左右幅は選別部41の左右幅よりも狭いことから、脱穀装置3の前側部分に扱室を設け、扱室の前側部分に切欠空間40を形成し、空間を有効利用して、逆転機構20を合理的に配置している。
前記逆転機構20は、逆転機構ケース43に後述する歯車等を設けてアッシー部材44として取付け可能に構成する。
そのため、逆転機構20の取付を容易にする。
逆転機構20は、図6,図8に示したように、逆転機構ケース43に逆転入力プーリ45を軸46により取付け、逆転入力プーリ45には扱胴入力軸33に別途設けた中間プーリ47との間に入力ベルト48を掛け回す。
軸46には同軸上に別途逆転入力歯車49を設け、逆転入力歯車49には逆転出力歯車50を噛み合わせ、逆転出力歯車50は逆転機構ケース43に設けた軸51に固定する。軸51には別途逆転出力プーリ52を設け、逆転出力プーリ52には駆動軸23に設けた逆転プーリ53との間に出力ベルト54を掛け回す。
そのため、逆転機構20は、逆転機構ケース43に一対の逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52と逆転入力歯車49および逆転出力歯車50を軸46と軸51により取付けて前記アッシー部材44として構成しており、取付を容易にする。
また、駆動軸23には中間プーリ26と脱穀入力プーリ29との間のベルト34に当接して駆動軸23に対して自由回転するルーズプーリ55を設ける。
そのため、駆動軸23をベルト34のベルトラインの内側に入り込ませてコンパクトに配置しながらも、テンションプーリにより緊張したベルト34の後部が駆動軸23に接触するのを防止できる。
逆転機構20の一対の逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52と逆転入力歯車49および逆転出力歯車50は、夫々同一の部材により形成する。
そのため、誤組を回避できるだけでなく、コスト削減もできる。
逆転機構20の逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52と逆転入力歯車49および逆転出力歯車50とは、逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52を逆転入力歯車49および逆転出力歯車50の外側に配置する。
そのため、逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52の交換作業を容易にし、点検を含めたメンテナンス作業を容易にする。
逆転機構20の逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52の外径よりも逆転入力歯車49および逆転出力歯車50の外径を大きく構成する。
そのため、逆転入力歯車49および逆転出力歯車50の噛み合わせを確実にする。
図6は、作図の都合上展開させて示しているが、逆転入力プーリ45と逆転出力プーリ52は同じベルトラインに配置する(図8)。
そのため、逆転機構20の左右幅を狭くして、逆転機構20の小型が図れる。
逆転機構20の軸46と軸51には入力ベルト48と出力ベルト54に当接するテンションプーリ57のテンションアーム58の基部を回動自在に取付ける。
そのため、逆転機構20の逆転機構ケース43と軸46と軸51とを、逆転機構20のテンション機構の取付支持部材として兼用することができ、部品点数を削減できる。
この場合、2個のテンションプーリ57のうち入力側のテンションプーリ57をクラッチプーリ57Aとして入力ベルト48に接離自在とし、出力側の出力ベルト54に当接するテンションプーリ57は常時当接状態とする。
そのため、通常の刈取作業中は、刈取装置4を逆転させる必要がなく、クラッチプーリ57Aを切りにすれば、逆転機構20を非作動状態とすることができ、耐久性を向上させられる。
また、逆転機構20の逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52を逆転入力歯車49および逆転出力歯車50は、刈取作業中には回転停止しているので、安全対策上も好適である。
また、テンションプーリ57のテンションバネ60のテンションロッド61の受部62を右側版63に設ける。
そのため、逆転機構20のテンション機構を簡単に構成できる。
しかして、逆転機構20の軸46と軸51は連結部材66により連結する。
そのため、逆転機構20の逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52と逆転入力歯車49および逆転出力歯車50とを強固に支持する。
連結部材66は、板部材により形成し、連結部材66に設けた取付孔(図示省略)を軸46と軸51に挿通させて取付ける。
そのため、取付を容易にする。
連結部材66にはベルトストッパ68を設ける(図8)。
そのため、逆転入力プーリ45と中間プーリ47との間の入力ベルト48の外れを防止する。
前記脱穀装置3のギヤボックス32には、刈取入力プーリ21と中間プーリ35との間のベルト36に当接するクラッチプーリ(刈取正転入切クラッチ)70のクラッチアーム71を取付けるステー72を設け、ステー72には中間プーリ47と逆転入力プーリ45の間の入力ベルト48の外れを防止するベルトストッパ75を設ける(図10)。
そのため、扱胴入力軸33から逆転機構20への伝動経路中の入力ベルト48の外れを防止するベルトストッパ75の取付構成を簡素にする。
また、逆転機構20に回転を入力する入力ベルト48(中間プーリ47)は、刈取装置4に回転を入力するベルト36(中間プーリ35)の外側に配置する。
そのため、入力ベルト48のメンテナンスが容易になる。
また、刈取装置4に回転を入力するベルト36は、逆転機構20に回転を入力する入力ベルト48の外側に配置する。
そのため、ベルト36のメンテナンスが容易になる。
しかして、操縦部6の運転席80の上方にはサンバイザー81を設け、サンバイザー81は左右一対の支持杆82の基部をグレンタンク5に設けた左右一対の取付部材83に回動自在に取付け、左右の取付部材83のうち内側の取付部材83は外側の取付部材83に比し前後幅を小さくする。
そのため、グレンタンク5を後部の縦支点軸(図示省略)中心に外側回動させてオープンさせるとき、グレンタンク5と操縦部6との干渉を防止することができる。
(実施形態の作用)
機体を走行させ、刈取装置4が刈り取った圃場の穀稈を脱穀装置3の脱穀室に供給して脱穀する。
機体所定位置には、刈取装置4の駆動を逆転させる逆転機構20を設けているので、逆転機構20により刈取装置4を逆転させることができ、メンテナンスが容易になる。
逆転機構20は脱穀装置3の前板に設けたギヤボックス32に軸装した扱胴入力軸33と駆動軸23の間の伝動経路中に設けているので、逆転機構20のメンテナンスを容易にする。
逆転機構20は、操縦部6側の脱穀装置3の前側部分を反操縦部6側に切り欠いて形成した切欠空間40に配置しているので、機体幅を大きくすることなく逆転機構20を配置できる。
また、逆転機構20は、脱穀装置3の選別部41よりも狭い部分の操縦部6側の脱穀装置3の前側部分に設けた切欠空間40内に配置しているので、機体幅を大きくすることなく逆転機構20を配置できる。
逆転機構20の逆転入力プーリ45と逆転出力プーリ52を脱穀装置3の右側に設け、扱胴入力軸33と駆動軸23の右側に設けた中間プーリ47および逆転プーリ53と入力ベルト48および出力ベルト54で伝動する構成としているので、逆転機構20への伝動構成を脱穀装置3の右側に配置できる。
したがって、逆転機構20を、操縦部6側の脱穀装置3の前側部分の切欠空間40に配置しているので、機体幅を大きくせずに逆転機構20をコンパクトに配置できると共に、逆転機構20の破損防止でき、また、メンテナンス作業を容易にすることができる。
逆転機構20は逆転機構ケース43に歯車等を設けてアッシー部材44として構成しているので、逆転機構20の取付を容易にする。
逆転機構20は、逆転機構ケース43に一対の逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52と逆転入力歯車49および逆転出力歯車50を軸46と軸51により取付けてアッシー部材44として構成しているので、取付を容易にする。
逆転機構20は、逆転機構ケース43に逆転入力プーリ45を軸46により取付け、逆転入力プーリ45には扱胴入力軸33に別途設けた中間プーリ47との間に入力ベルト48を掛け回し、軸46には別途逆転入力歯車49を設け、逆転入力歯車49には逆転出力歯車50を噛み合わせ、逆転出力歯車50は逆転機構ケース43に設けた軸51に固定し、軸51には別途逆転出力プーリ52を設け、逆転出力プーリ52には駆動軸23に設けた逆転プーリ53との間に出力ベルト54を掛け回しているので、アッシー部材44として簡素に構成することができ、取付を容易にする。
逆転機構20の一対の逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52と逆転入力歯車49および逆転出力歯車50は、夫々同一の部材により形成しているので、誤組を回避できるだけでなく、コスト削減もできる。
逆転機構20の逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52と逆転入力歯車49および逆転出力歯車50とは、逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52を逆転入力歯車49および逆転出力歯車50の外側に配置しているので、逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52の交換作業を容易にし、点検を含めたメンテナンス作業を容易にする。
逆転機構20の逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52の外径よりも逆転入力歯車49および逆転出力歯車50の外径を大きく構成しているので、逆転入力歯車49および逆転出力歯車50の噛み合わせを確実にする。
逆転機構20の逆転入力プーリ45と逆転出力プーリ52は、正面視において、同じベルトラインに配置しているので、逆転機構20の左右幅を狭くして、逆転機構20の小型が図れる。
逆転機構20の軸46と軸51には入力ベルト48と出力ベルト54に当接するテンションプーリ57のテンションアーム58の基部を回動自在に取付けているので、逆転機構20の逆転機構ケース43と軸46と軸51とを、逆転機構20のテンション機構の取付支持部材として兼用することができ、部品点数を削減できる。
この場合、2個のテンションプーリ57のうち入力側のテンションプーリ57をクラッチプーリ(刈取逆転入切クラッチ)57Aとして入力ベルト48に接離自在とし、出力側の出力ベルト54に当接するテンションプーリ57は常時当接状態としているので、通常の刈取作業中は、刈取装置4を逆転させる必要がなく、クラッチプーリ57Aを切りにすれば、逆転機構20を非作動状態とすることができ、耐久性を向上させられる。
また、逆転機構20の逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52を逆転入力歯車49および逆転出力歯車50は、刈取作業中には回転停止しているので、安全対策上も好適である。
また、テンションプーリ57のテンションバネ60のテンションロッド61の受部62を右側版63に設けているので、逆転機構20のテンション機構を簡単に構成できる。
しかして、逆転機構20の軸46と軸51は連結部材66により連結しているので、逆転機構20の逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52と逆転入力歯車49および逆転出力歯車50とを強固に支持でき、逆転機構20の作動を安定させられる。
連結部材66は、板部材により形成し、連結部材66に設けた取付孔(図示省略)を軸46と軸51に挿通させて取付けているので、取付を容易にする。
連結部材66にはベルトストッパ68を設けているので、逆転入力プーリ45と中間プーリ47との間の入力ベルト48の外れを防止する。
脱穀装置3の前板に設けたギヤボックス32には、刈取入力プーリ21と中間プーリ35との間のベルト36に当接するクラッチプーリ(テンションプーリ)70のクラッチアーム71を取付けるステー72を設け、ステー72には中間プーリ47と逆転入力プーリ45の間の入力ベルト48の外れを防止するベルトストッパ75を設けているので、扱胴入力軸33から逆転機構20への伝動経路中の入力ベルト48の外れを防止するベルトストッパ75の取付構成を簡素にする。
逆転機構20に回転を入力する入力ベルト48は、刈取装置4に回転を入力するベルト36の外側に配置しているので、入力ベルト48のメンテナンスが容易になる。
1…機体フレ−ム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…刈取装置、5…グレンタンク、6…操縦部、7…側板、8…オーガ、9…底板、10後板、11…テーブル、12…リール、13…刈刃、14…搬送エレベーター、20…逆転機構、21…刈取入力プーリ、22…エンジン、23…駆動軸、24…軸受、25…出力プーリ、26…中間プーリ、27…ベルト、27A…脱穀クラッチ、28…中間プーリ、29…脱穀入力プーリ、30…扱胴、31…扱胴軸、32…ギヤボックス、33…扱胴入力軸、34…ベルト、35…中間プーリ、36…ベルト、40…切欠空間、41…選別部、43…逆転機構ケース、44…アッシー部材、45…逆転入力プーリ、46…軸、47…中間プーリ、48…入力ベルト、49…逆転入力歯車、50…逆転出力歯車、51…軸、52…逆転出力プーリ、53…逆転プーリ、54…出力ベルト、55…ルーズプーリ、57…テンションプーリ、57A…クラッチプーリ(刈取逆転入切クラッチ)、58…テンションアーム、60…テンションバネ、61…テンションロッド、62…受部、63…右側版、68…ベルトストッパ、70…クラッチプーリ(刈取正転入切クラッチ)、71…クラッチアーム、72…ステー、75…ベルトストッパ、80…運転席、81…サンバイザー、82…支持杆、83…取付部材。

Claims (7)

  1. 走行装置(2)の前方に刈取装置(4)を設け、走行装置(2)の上方には脱穀装置(3)を設け、脱穀装置(3)の側部にグレンタンク(5)設け、グレンタンク(5)の前方に操縦部(6)を設け、エンジン(22)の回転動力によって刈取装置(4)を正転駆動する伝動経路の途中から分岐して、エンジン(22)からの回転方向を逆転させて刈取装置(4)へ伝達する逆転機構(20)を設け、該逆転機構(20)は、操縦部(6)側の脱穀装置(3)の前側部分を反操縦部(6)側に切り欠いて形成した切欠空間(40)に配置したコンバイン。
  2. 請求項1記載の発明において、前記逆転機構(20)は、前記脱穀装置(3)の前板(26)に設けた扱胴軸(33)と前記刈取装置(4)へ回転伝達する駆動軸(23)の間の伝動経路中に設けたコンバイン。
  3. 請求項1または請求項2記載の発明において、前記エンジン(22)の回転動力を前記逆転機構(20)へ伝達する中間プーリ(47)を前記扱胴入力軸(33)の操縦部(6)側に設け、逆転機構(20)からの出力を前記刈取装置(4)の駆動軸(23)に入力する逆転プーリ(53)を駆動軸(23)の操縦部(6)側に設けたコンバイン。
  4. 請求項1または請求項2または請求項3記載の発明において、前記逆転機構(20)は一対の逆転入力プーリ(45)および逆転出力プーリ(52)と、一対の逆転入力歯車(49)および逆転出力歯車(50)を逆転機構ケース(43)に取付け、該逆転機構ケース(43)は、脱穀装置(3)に着脱自在に構成したコンバイン。
  5. 請求項3または請求項4記載の発明において、前記逆転機構(20)の逆転入力プーリ(45)と脱穀装置(3)側に設けた扱胴入力軸(33)の中間プーリ(47)とに入力ベルト(48)を掛け回し、逆転機構(20)の逆転出力プーリ(52)と脱穀装置(3)側に設けた駆動軸(23)の逆転プーリ(53)とに出力ベルト(54)を掛け回し、前記逆転機構(20)の入力側となる入力ベルト(48)に接離するクラッチプーリ(57A)を設けたコンバイン。
  6. 請求項5記載の発明において、前記逆転機構(20)の逆転入力プーリ(45)を取付けた軸(46)と逆転出力プーリ(52)を取付けた軸(51)には、入力ベルト(48)と出力ベルト(54)に当接するテンションプーリ(57)のテンションアーム(58)の基部を回動自在に夫々取付けたコンバイン。
  7. 請求項6記載の発明において、前記逆転機構(20)の軸(46)と軸(51)は連結部材(66)により連結したコンバイン。
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