JP2018000036A - コンバイン - Google Patents

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飯泉 清
Kiyoshi Iiizumi
清 飯泉
齋藤 学
Manabu Saito
学 齋藤
博司 古川
Hiroshi Furukawa
博司 古川
田上 和成
Kazunari Tagami
和成 田上
和平 石賀
Wahei Ishiga
和平 石賀
慧 今田
Kei Imada
慧 今田
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Abstract

【課題】刈取装置を正逆転駆動可能としつつ、刈取入力軸周辺の構造を簡素化したコンバインを提供する。
【解決手段】選別駆動部(36)には、エンジン(20)の駆動力が入力される中間軸(41)を設け、中間軸(41)と同方向の回転を搬送エレベーター(14)の後部に備える刈取入力軸(22)に伝達する正転駆動部(S)と、中間軸(41)とは逆方向の回転を刈取入力軸(22)に伝達する逆転駆動部(G)を設け、逆転駆動部(G)には、中間軸(41)に備える中間プーリー(42)と一番コンベア(18)の一番プーリー(43)と二番コンベア(19)の二番プーリー(44)に掛け回したベルトの外周に前側から接触して、中間プーリー(42)とは逆方向に回転する逆転プーリー(46)を備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、コンバインに係るものである。
従来、刈取装置の駆動を逆転させる逆転機構を、搬送エレベーターの刈取入力軸と同軸上に設けたコンバインが知られている。
特開2013−90589号公報
上記特許文献1記載の技術では、刈取入力軸の外側部に逆転機構を設けているので、入力軸のメンテナンス作業が面倒であるという課題がある。
また、入力軸周辺の左右幅が大きくなり、機体を大型化させるという課題がある。
本願は、逆転機構の構成および配置を工夫し、上記課題を解決するとともに、選別駆動部および逆転駆動部の伝動効率を高めたものである。
請求項1記載の発明は、走行装置(2)の前方に、圃場の穀稈を刈り取る刈取装置(4)を設け、走行装置(2)の上方に、搬送エレベーター(14)を介して前記刈取装置(4)に接続された脱穀装置(3)を設けたコンバインにおいて、前記脱穀装置(3)の下部に備える選別部(35)を駆動する選別駆動部(36)を設け、該選別駆動部(36)には、エンジン(20)の駆動力が入力される中間軸(41)を設け、前記中間軸(41)と同方向の回転を前記搬送エレベーター(14)の後部に備える刈取入力軸(22)に伝達する正転駆動部(S)と、前記中間軸(41)とは逆方向の回転を前記刈取入力軸(22)に伝達する逆転駆動部(G)を設け、該逆転駆動部(G)には、前記中間軸(41)に備える中間プーリー(42)と一番コンベア(18)の軸に備える一番プーリー(43)と二番コンベア(19)の軸に備える二番プーリー(44)に掛け回したベルト(50)の外周に前側から接触して、前記中間プーリー(42)とは逆方向に回転する逆転プーリー(46)を備えたことを特徴とするコンバインである。
請求項2記載の発明は、前記逆転プーリー(46)を備えた逆転軸(37)から、前記刈取入力軸(22)と前記選別部(35)の揺動選別棚(17)を揺動させる揺動軸(47)に動力を分岐伝動する構成とした請求項1に記載のコンバインである。
請求項3記載の発明は、前記逆転プーリー(46)を前記一番プーリー(43)の上方に配置した請求項1または請求項2に記載のコンバインである。
請求項4記載の発明は、前記逆転プーリー(46)と前記一番プーリー(43)を、脱穀装置の外側面に設けた上下姿勢の縦フレーム(61)に支持した請求項3に記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、選別駆動部(36)においてエンジン(20)の回転を逆転させるので、刈取入力軸(22)の外側部の構造を簡素化でき、刈取装置(4)の逆転機構を設けることによる機体の大型化を抑制できる。また、逆転駆動部(G)に、ベルト(50)の外周に前側から接触して、前記中間プーリー(42)とは逆方向に回転する逆転プーリー(46)を設けているので、この逆転プーリー(46)から刈取入力軸(22)への伝動距離を短くでき、伝動効率を高めることができる。
請求項2記載の発明によれば、逆転軸(37)から、前記刈取入力軸(22)と前記選別部(35)の揺動選別棚(17)を揺動させる揺動軸(47)に動力を分配する構成としているので、選別駆動部(36)および逆転駆動部(G)の構成を簡素化でき、製造コストを低減することができる。
請求項3記載の発明によれば、逆転プーリー(46)を前記一番プーリー(43)の上方に配置しているので、ベルト(50)の周長を短くでき、このベルト(50)による伝動効率を高めることができる。
請求項4記載の発明によれば、逆転プーリー(46)と一番プーリー(43)を、脱穀装置の外側面に設けた上下姿勢の縦フレーム(61)に支持しているので、逆転プーリー(46)と一番プーリー(43)の剛性が高まり、選別駆動部(36)および逆転駆動部(G)の伝動効率を更に高めることができる。
コンバインの側面図。 全体伝動経路概略図および逆転軸付近の概略側面図。 脱穀装置の側面図。 選別駆動部の側面図。 刈取入力軸と中間軸の正面図。 逆転クラッチの他の実施形態を示した刈取入力軸と中間軸の正面図。 同側面図。 第2の形態に係る脱穀装置の側面図。 第2の形態に係る選別駆動部の側面図。
本発明に係るコンバインの第1の形態を図面により説明すると、1は機体フレ−ム、2は機体フレ−ム1の下方位置に設けた走行装置、3は機体フレ−ム1の上方位置に設けた脱穀装置、4は機体フレ−ム1の前方に設けた刈取装置、5は前記脱穀装置3の側部に設けた該脱穀装置3より取出された穀物を一時貯留するグレンタンク、6は操縦部である(図1)。
刈取装置4は、テーブル11に、リール12と、刈刃13と前記オーガ8を設けて構成し、テーブル11には搬送エレベーター14の先端を取付け、搬送エレベーター14の基部は脱穀装置3の脱穀室に接続する(図1)。
前記脱穀装置3は、上部に扱胴15を軸装し、扱胴15の主として下方側は扱網(図示省略)により包囲し、扱網の下方の始端側には唐箕16を設ける。扱室の下方には前記唐箕16の送風により穀粒と異物とを風選し得る風選室を形成し、風選室内には、唐箕16の送風方向(前後方向)に往復揺動する揺動選別棚17を設ける。揺動選別棚17の下方所定位置には一番コンベア18を設け、一番コンベア18の後側には二番コンベア19を設ける。
刈取装置4は、搬送エレベーター14を介してエンジン20の回転が伝達する構成とし、搬送エレベーター14の基部の駆動軸を刈取装置4への刈取入力軸22と兼用し、刈取入力軸22の一端側に刈取正転入力プーリー23を設け、刈取正転入力プーリー23に正転駆動部Sによりエンジン20の正回転を伝達する。
即ち、脱穀装置3の唐箕16の前方部分に中間軸25を貫通させて設け、中間軸25の一端に設けた中間プーリー26とエンジン20の出力プーリー27との間にベルト28を掛け回し、中間軸25には別途中間プーリー29を設け、中間プーリー29には扱胴伝達軸30に設けた中間プーリー31との間にベルト32を掛け回し、扱胴伝達軸30に別途設けた中間プーリー33と前記刈取正転入力プーリー23との間にベルト34を掛け回して、刈取正転入力プーリー23にエンジン20の正回転を伝達する正転駆動部Sを構成している(図2、図5)。
32Aはベルト32に常時当接しているテンションプーリーである。
脱穀装置3は、前記唐箕16等により構成する選別部35を駆動する選別駆動部36を機体外側に設け、前記中間軸25が選別駆動部36にエンジン20の駆動力を伝達する伝動軸とし、前記選別部35に、前記中間軸25と反対方向に回転する逆転軸37を設け、逆転軸37の逆回転を前記刈取入力軸22に伝動する逆転駆動部Gを設ける。逆転駆動部Gは、搬送エレベーター14やオーガ8等に詰まりが発生したときに、前記刈取装置4の駆動を逆転させて、メンテナンスを容易にする。
このように、逆転駆動部Gを機体外側部に設けること、および、逆転軸37を選別駆動部36に設けることにより、刈取入力軸22の周辺を簡素化でき、これにより、メンテナンス性を向上させることができる。
前記選別駆動部36は、唐箕16の回転軸に設けた唐箕プーリー38を有して構成し、唐箕プーリー38には前記中間軸25の他端に設けた中間プーリー39との間にベルト40を掛け回してエンジン20の正回転を伝達する。
また、脱穀装置3の後側よりの部分には、選別駆動部36の一部を構成する後側中間軸(中間軸)41を設け、後側中間軸41の後側中間プーリー(中間プーリー)42と、一番コンベア18の回転軸に設けた一番プーリー43と、二番コンベア19の回転軸に設けた二番プーリー44とにベルト45を掛け回して、これらに、エンジン20の正回転を伝達する構成としている。
45A、45Bはプーリー、45Cはベルトである。
逆転駆動部Gは、前記脱穀装置3の各部にベルトにより駆動伝達された駆動回転のうち、背面(裏面)掛けカウンタ等の反転(逆回転)する軸を駆動源とし、この逆回転を刈取入力軸22に入力する構成としている。
そのため、脱穀装置3の通常とは反転している軸を逆転軸37として利用して、容易に反転(逆転)構成を達成でき、シンプルで安価である。
即ち、前記逆転軸37には、前記選別駆動部36のベルト45の裏側に当接する逆転プーリー46を設けて逆転駆動部Gを構成し、逆転プーリー46(逆転軸37)は前記刈取入力軸22と揺動選別棚17を揺動させる揺動軸47に動力を分配する構成とする。
そのため、揺動選別棚17の逆回転伝動を兼用でき、選別駆動部36および逆転駆動部Gの構成を簡素化でき、コストの削減およびメンテナンスの労力軽減できる。
前記逆転プーリー46は一番プーリー43と二番プーリー44の上方と後側中間プーリー42との上下中間位置に配置し、一番プーリー43と二番プーリー44と後側中間プーリー42とに掛け回したベルト45の外面(裏面)を逆転プーリー46に掛け回し、逆転プーリー46は二番プーリー44等とは反対方向に回転する構成とし、この逆転プーリー46を設けた逆転軸37が逆転駆動部Gの駆動源となり、前記刈取入力軸22の他端側に刈取逆転入力プーリー48を設け、逆転軸37に別途設けた中間プーリー49との間にベルト50を掛け回して逆転駆動部Gを構成し、逆転プーリー46の逆回転を刈取入力軸22に伝達して、刈取装置4を逆転駆動させる。
即ち、一番プーリー43と二番プーリー44は、穀粒を搬送するため、回転方向に制約があるが、揺動軸47は回転運動を往復運動に変換して揺動選別棚17に伝達するので、一番プーリー43と二番プーリー44と後側中間プーリー42にはベルト45の内面を掛け回すが、逆転プーリー46にはベルト45の外面(裏面)を掛け回して、逆転プーリー46を脱穀装置3の通常とは反転している軸とし、逆転駆動部Gの駆動源としている。
したがって、逆転プーリー46(逆転軸37に別途設けた中間プーリー50A)と揺動選別棚17の揺動軸47に設けた揺動プーリー50Bとの間にベルト51を掛け回し、エンジン20の回転を揺動選別棚17に伝達して作動させる(図2、図4)。
これにより、揺動軸47は、図3、4において右回転となり、揺動軸47に一体的に設けた偏心軸47Aの部分を揺動選別棚17に回転自在に取り付けているので、揺動軸47の回転によって偏心軸47Aが揺動軸に対して上下および前後に移動し、偏心軸47Aが揺動軸47の後側から上側に移動する際に、揺動選別棚17は後部が振り上げられながら前方に移動し、揺動選別棚17が前方に移動する際には、揺動選別棚17の後部が上昇し、その結果、処理物を浮遊させることで選別効率が高まる。
なお、図示は省略するが、逆転軸37を揺動選別棚17の揺動軸47と兼用構成とし、逆転軸37に揺動プーリー50Bを設け、中間プーリー50Aとベルト51とを省略するように、逆転軸37と後側中間軸41(後側中間プーリー42)とを配置してもよい。
前記刈取入力軸22には、逆転クラッチ(テンションプーリー)53の逆転クラッチアーム(テンションアーム)54の基部を回動自在に取付ける(図3〜図5)。
そのため、逆転クラッチ53の構成を簡素化でき、刈取逆転入力プーリー48でのベルト51の滑りを効果的に防止して、伝動効率の低下を抑制する。
55は逆転クラッチアーム54の回動操作を伝達するワイヤである。
図6に示したように、搬送エレベーター14の基部の駆動軸(刈取入力軸22)は、脱穀装置3の前部に左右一対設けた支持部材(支持メタル)57に軸装し、支持部材57に逆転クラッチ53の逆転クラッチアーム54の基部を取付軸58により回動自在に取付けてもよい。
そのため、逆転クラッチアーム54の支持剛性を向上させることができ、逆転クラッチ53のメンテナンスを容易にする。
この場合、逆転クラッチアーム54の回動支点となる取付軸58は、刈取入力軸22の下方に位置させる。
そのため、逆転クラッチアーム54の回動支点位置がベルト51に対して低くなり、刈取入力軸22の上側に回動支点を設けた場合に比し、逆転クラッチ53のメンテナンスを容易にする。
なお、59は脱穀クラッチ、60は刈取正転クラッチである。
(第2の形態)
図8および図9に基づき、コンバインの第2の形態について説明する。なお、同一部材には同一の符号を付し、説明は省略する。
選別駆動部36には、後側中間軸41を備えている。後側中間軸41の後側中間プーリー42と、一番コンベア18の回転軸に設けた一番プーリー43と、二番コンベア19の回転軸に設けた二番プーリー44とにベルト45を掛け回して、これらにエンジン20の正回転を伝達している。
逆転駆動部Gは、上記のベルト45の前部に前側から接触し、前記後側中間プーリー42等とは逆方向に回転する逆転プーリー46と、この逆転プーリー46と刈取入力軸22に備えた刈取逆転入力プーリー48に掛けまわしたベルト50を備えている。このベルト50は、唐箕16のベルト40と平行(側面視で平行)になるように配置している。また、ベルト40とベルト50は左右方向において重なるように配置している。
一番プーリー43は、前後方向において選別部35の略中央部に位置している。そして、逆転プーリー46と後側中間プーリー42は、一番プーリー43の略真上に位置している。より詳細には、逆転プーリー46と後側中間プーリー42は、一番プーリー43の上方であって所定距離後方にずれた位置に配置されている。
また、選別部35の外側面には、上下方向に延伸する縦フレーム61を備えている。後側中間プーリー42、逆転プーリー46及び一番プーリー43は、この縦フレーム61に支持されている。
(実施形態の作用)
機体を走行させ、刈取装置4が刈り取った圃場の穀稈を脱穀装置3の脱穀室に供給して脱穀する。
刈取装置4は、脱穀装置3の唐箕16の前方部分に貫通させて設けた中間軸25の一端に設けた中間プーリー26とエンジン20の出力プーリー27との間にベルト28を掛け回し、中間軸25には別途中間プーリー29を設け、中間プーリー29には扱胴伝達軸30に設けた中間プーリー31との間にベルト32を掛け回し、扱胴伝達軸30に別途設けた中間プーリー33と刈取入力軸22の刈取正転入力プーリー23との間にベルト34を掛け回して、正転駆動部Sを構成しているので、刈取正転入力プーリー23にエンジン20の正回転を、搬送エレベーター14を介して伝達されて、刈取作業を行う。
脱穀装置3の前方部分の中間軸25の他端に設けた中間プーリー39と唐箕16の回転軸に設けた唐箕プーリー38との間にベルト40を掛け回しているので、唐箕16はエンジン20の正回転が伝達されて回転する。
脱穀装置3の後側よりの部分には、後側中間軸41を設け、後側中間軸41の後側中間プーリー42と、一番コンベア18の回転軸に設けた一番プーリー43と、二番コンベア19の回転軸に設けた二番プーリー44とにベルト45を掛け回しているので、これらにより、一番コンベア18と二番コンベア19に、エンジン20の正回転が伝達されて回転する。
しかして、脱穀装置3の選別部35を駆動する選別駆動部36を機体外側に設け、選別駆動部36にエンジン20の駆動力を伝達する中間軸25を設け、選別駆動部36には中間軸25と反対方向に回転する逆転軸37を設け、逆転軸37の逆回転を刈取装置4の刈取入力軸22に伝動する逆転駆動部Gと、前記逆転軸37を介さずに刈取入力軸22にエンジン20の駆動を伝達する正転駆動部Sとを設けているので、通常作業では、正転駆動部Sにより刈取装置4を正転駆動し、オーガ8等に詰まりが発生したときには、逆転駆動部Gにより刈取装置4の駆動を逆転させて、メンテナンスを容易にする。
そのため、逆転駆動部Gを機体外側部の選別駆動部36に設けること、逆転軸37を選別駆動部36に設けることにより、刈取入力軸22の周辺を簡素化でき、これにより、メンテナンス性を向上させることができる。
即ち、逆転駆動部Gは、脱穀装置3の各部にベルトにより駆動伝達された駆動回転のうち、背面(裏面)掛けカウンタ等の反転(逆回転)する軸を駆動源とし、この逆回転を刈取入力軸22に入力する構成としているので、脱穀装置3の通常とは反転している軸を逆転軸37として利用して、容易に反転(逆転)構成を達成でき、シンプルで安価である。
逆転軸37は、選別駆動部36のベルト45の裏側に当接する逆転プーリー46により構成し、逆転軸37は刈取入力軸22と揺動選別棚17を揺動させる揺動軸47に動力を分配する構成としているので、揺動選別棚17の逆回転伝動を兼用でき、選別駆動部36および逆転駆動部Gの構成を簡素化でき、コストの削減およびメンテナンスの労力軽減できる。
逆転プーリー46は一番プーリー43と二番プーリー44の上方と後側中間プーリー42との上下中間に配置し、一番プーリー43と二番プーリー44と後側中間プーリー42とに掛け回したベルト45の外面を逆転プーリー46に掛け回し、逆転プーリー46は二番プーリー44等とは反対方向に回転する構成としているので、この逆転プーリー46を設けた逆転軸37が逆転駆動部Gの駆動源することができる。
また、逆転軸37に別途設けた中間プーリー49と刈取入力軸22の他端側に設けた刈取逆転入力プーリー48との間にベルト51を掛け回して逆転駆動部Gを構成しているので、逆転プーリー46の逆回転をベルト51により刈取入力軸22に伝達して、刈取装置4を逆転駆動させる。
また、一番プーリー43と二番プーリー44は、穀粒を搬送するため、回転方向に制約があるが、揺動軸47は回転運動を往復運動に変換して揺動選別棚17に伝達するので、回転方向の制約はなく、逆転プーリー46と揺動選別棚17の揺動軸47に設けた揺動プーリーとの間に掛け回したベルト51により、エンジン20の回転を揺動選別棚17に伝達して作動させる。
刈取入力軸22には、逆転クラッチ53の逆転クラッチアーム54の基部を回動自在に取付けているので、逆転クラッチ53の構成を簡素化でき、刈取逆転入力プーリー48でのベルト51の滑りを効果的に防止して、伝動効率の低下を抑制する。
図6では、前記支持部材57に逆転クラッチ53の逆転クラッチアーム54の基部を取付軸58により回動自在に取付けているので、逆転クラッチアーム54の支持剛性を向上させることができ、逆転クラッチ53のメンテナンスを容易にする。
この場合、逆転クラッチアーム54の回動支点となる取付軸58は、刈取入力軸22の下方に位置させているので、逆転クラッチアーム54の回動支点位置がベルト51に対して低くなり、刈取入力軸22の上側に回動支点を設けた場合に比し、逆転クラッチ53のメンテナンスを容易にする。
図8,9では、逆転プーリー46と後側中間プーリー42は、一番プーリー43の略真上に位置しているので、ベルト50を短くすることができ、刈取入力軸22への逆転駆動力の伝動効率を高めることができる。また、後側中間プーリー42、逆転プーリー46及び一番プーリー43を縦フレーム61に支持したので、これらのプーリーの支持剛性を高め、伝動効率を向上させることができる。ベルト50と唐箕16のベルト40を平行(側面視で平行)になるように配置しているので、ベルト50とベルト40の干渉を防止して耐久性を高めている。
2 走行装置
3 脱穀装置
4 刈取装置
14 搬送エレベーター
17 揺動選別棚
18 一番コンベア
19 二番コンベア
20 エンジン
22 刈取入力軸
35 選別部
36 選別駆動部
37 逆転軸
41 後側中間軸(中間軸)
42 後側中間プーリー(中間プーリー)
43 一番プーリー
44 二番プーリー
46 逆転プーリー
47 揺動軸
49 中間プーリー
50 ベルト
G 逆転駆動部
S 正転駆動部

Claims (4)

  1. 走行装置(2)の前方に、圃場の穀稈を刈り取る刈取装置(4)を設け、走行装置(2)の上方に、搬送エレベーター(14)を介して前記刈取装置(4)に接続された脱穀装置(3)を設けたコンバインにおいて、
    前記脱穀装置(3)の下部に備える選別部(35)を駆動する選別駆動部(36)を設け、該選別駆動部(36)には、エンジン(20)の駆動力が入力される中間軸(41)を設け、
    前記中間軸(41)と同方向の回転を前記搬送エレベーター(14)の後部に備える刈取入力軸(22)に伝達する正転駆動部(S)と、前記中間軸(41)とは逆方向の回転を前記刈取入力軸(22)に伝達する逆転駆動部(G)を設け、
    該逆転駆動部(G)には、前記中間軸(41)に備える中間プーリー(42)と一番コンベア(18)の軸に備える一番プーリー(43)と二番コンベア(19)の軸に備える二番プーリー(44)に掛け回したベルト(50)の外周に前側から接触して、前記中間プーリー(42)とは逆方向に回転する逆転プーリー(46)を備えたことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記逆転プーリー(46)を備えた逆転軸(37)から、前記刈取入力軸(22)と前記選別部(35)の揺動選別棚(17)を揺動させる揺動軸(47)に動力を分岐伝動する構成とした請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記逆転プーリー(46)を前記一番プーリー(43)の上方に配置した請求項1または請求項2に記載のコンバイン。
  4. 前記逆転プーリー(46)と前記一番プーリー(43)を、脱穀装置の外側面に設けた上下姿勢の縦フレーム(61)に支持した請求項3に記載のコンバイン。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI810467B (zh) * 2020-06-18 2023-08-01 惠亞工程股份有限公司 組合式高空作業升降機台

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TWI810467B (zh) * 2020-06-18 2023-08-01 惠亞工程股份有限公司 組合式高空作業升降機台

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