JP2016008691A - 電磁ダンパ - Google Patents
電磁ダンパ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016008691A JP2016008691A JP2014130955A JP2014130955A JP2016008691A JP 2016008691 A JP2016008691 A JP 2016008691A JP 2014130955 A JP2014130955 A JP 2014130955A JP 2014130955 A JP2014130955 A JP 2014130955A JP 2016008691 A JP2016008691 A JP 2016008691A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- spring
- screw shaft
- motor
- nut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】電磁ダンパを用いるシステム全体での部品点数又はコストを抑制しつつ、振動減衰及び距離調整を行うことが可能な電磁ダンパを提供する。【解決手段】電磁ダンパ10は、ねじ軸30を回転駆動するモータ32と、ねじ軸30の軸方向に沿ったばね力を発生させるスプリング40と、ハウジング22の外周側又は内周側に配置され、スプリング40の一端を支持するスプリングシート26と、ナット24又はハウジング22とねじ軸30とを選択的に固定する固定手段70と、ハウジング22とスプリングシート26との間に設けられたねじ構造体66とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、例えば、振動入力側又は振動出力側においてハウジング内部に固定されたナットが、前記振動出力側又は前記振動入力側に設けられたねじ軸に回転自在に螺合したねじ機構を有する電磁ダンパに関する。
近年、自動車の乗り心地又は操縦安定性の向上を図るため、電磁ダンパの開発が進められている。特許文献1では、車体Bと車軸との直線相対運動を回転運動に変換する運動変換機構Tと、該運動変換機構Tにより変換された回転運動が伝達されるモータMとを備えた緩衝器Dが開示されている(要約)。
また、悪路走行や空力特性の向上のために、車高調整を行う技術も開発が進められている。特許文献2では、第1ロータ24の雄ねじ部24cと第2ロータ25の雌ねじ部25cにより送りねじ機構36を構成する(要約、図2)。電動モータ32が起動すると、ドライブシャフト31が回転し、第1ロータ24と第2ロータ25が差動回転する。これにより、第1ロータ24に対して第2ロータ25が上下に移動することで、車高が調整される([0020]、[0021])。
上記のように、乗り心地又は操縦安定性の向上を図りつつ、悪路走行又は空力特性の向上を図るために、特許文献1のような電磁ダンパにおいても、特許文献2のような車高調整手段を設けることが好ましい。しかしながら、両者を単に組み合わせてしまうとアクチュエータ(モータ等)が増加してしまい、システムの大型化又はコスト増加を招く。このような課題は、車両に限らず、電磁ダンパを利用可能なその他のシステムにおいても同様である。
本発明は上記のような課題を考慮してなされたものであり、電磁ダンパを用いるシステム全体での部品点数又はコストを抑制しつつ、振動減衰及び距離調整(車高調整等)を行うことが可能な電磁ダンパを提供することを目的とする。
本発明に係る電磁ダンパは、振動入力側又は振動出力側においてハウジング内部に固定されたナットが、前記振動出力側又は前記振動入力側に設けられたねじ軸に回転自在に螺合したねじ機構を有するものであって、前記ねじ軸を回転駆動するモータと、前記ねじ軸の軸方向に沿ったばね力を発生させるスプリングと、前記ハウジングの外周側又は内周側に配置され、前記スプリングの一端を支持するスプリングシートと、前記ナット又は前記ハウジングと前記ねじ軸とを選択的に固定する固定手段と、前記ハウジングと前記スプリングシートとの間に設けられたねじ構造体とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、固定手段を用いることにより、電磁ダンパ用のモータをモータ−ハウジング間の距離調整用(例えば、車高調整用)のアクチュエータとして使用可能となる。このため、距離調整用の新たなアクチュエータを用いる必要がなくなる。従って、電磁ダンパを用いるシステム(例えば車両)全体での部品点数又はコストを抑制することが可能となる。
すなわち、固定手段によりナット又はハウジングとねじ軸を切り離した状態では、ねじ軸に対するナットの相対変位を許容する。この場合、電磁ダンパによる通常の振動減衰機能を発揮することが可能となる。
また、固定手段によりナット又はハウジングとねじ軸を固定した状態では、ねじ軸に対するナットの相対変位を規制する。さらに、ナットはハウジング内に固定されている。このため、モータからねじ軸にトルクが付与されると、ねじ軸、ナット及びハウジングが一緒に回転する。ハウジングとスプリングシートの間にはねじ構造体が設けられているため、ハウジングが回転すると、ハウジングに対してスプリングシートが相対的に移動し、スプリングの伸縮状態が変化する。
その後、固定手段による固定を解除し、ナット又はハウジングとねじ軸を切り離すと、スプリングからのばね力(押し出し力又は引っ張り力)がハウジングにも作用する。ここで、スプリングからのばね力は、直線的な成分を含むため、スプリングシートに加わったばね力により、スプリングシート及びハウジングが一緒に変位して安定状態となる。このため、ハウジングとモータとの相対位置を変化させることで、モータ−ハウジング間の距離(例えば車高)を調整することが可能となる。
従って、固定手段の作動状態に応じて、モータを電磁ダンパ用又は距離調整用として使用可能となる。このため、システム全体での部品点数又はコストを抑制することが可能となる。
本発明に係る電磁ダンパは、振動入力側又は振動出力側においてハウジング内部に固定されたナットが、前記振動出力側又は前記振動入力側に設けられたねじ軸に回転自在に螺合したねじ機構を有するものであって、前記ねじ軸を回転駆動するモータと、前記ねじ軸の軸方向に沿ったばね力を発生させるスプリングと、前記モータ側において前記スプリングの一端を支持する第1スプリングシートと、前記ハウジングに固定されると共に前記スプリングの他端を支持する第2スプリングシートと、前記第1スプリングシートを支持するシート支持部材と、前記ナット又は前記ハウジングと前記ねじ軸とを選択的に固定する固定手段と、前記第1スプリングシートと前記シート支持部材との間に設けられたねじ構造体とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、固定手段を用いることにより、電磁ダンパ用のモータをモータ−ハウジング間の距離調整用(例えば、車高調整用)のアクチュエータとして使用可能となる。このため、距離調整用の新たなアクチュエータを用いる必要がなくなる。従って、電磁ダンパを用いるシステム(例えば車両)全体での部品点数又はコストを抑制することが可能となる。
すなわち、固定手段によりナット又はハウジングとねじ軸を切り離した状態では、ねじ軸に対するナットの相対変位を許容する。この場合、電磁ダンパによる通常の振動減衰機能を発揮することが可能となる。
また、固定手段によりナット又はハウジングとねじ軸を固定した状態では、ねじ軸に対するナットの相対変位を規制する。さらに、ナットはハウジング内に固定されている。このため、モータからねじ軸にトルクが付与されると、ねじ軸、ナット、ハウジング、第2スプリングシート、スプリング及び第1スプリングシートが一緒に回転する。第1スプリングシートとシート支持部材の間にはねじ構造体が設けられている。このため、第1スプリングシートが回転すると、シート支持部材に対して第1スプリングシートが相対的に移動し、スプリングの伸縮状態が変化する。
その後、固定手段による固定を解除し、ナット又はハウジングとねじ軸を切り離すと、スプリングからのばね力(押出し力又は引っ張り力)が第2スプリングシートを介してハウジングにも作用する。ここで、スプリングからのばね力は、直線的な成分を含むため、第2スプリングシートに加わったばね力により、第2スプリングシート及びハウジングが一緒に変位して安定状態となる。このため、ハウジングとモータとの相対位置を変化させることで、モータ−ハウジング間の距離(例えば車高)を調整することが可能となる。
従って、固定手段の作動状態に応じて、モータを電磁ダンパ用又は距離調整用として使用可能となる。このため、システム全体での部品点数又はコストを抑制することが可能となる。
前記シート支持部材は、前記モータの筐体としてもよい。これにより、シート支持部材を特別に設ける必要がなくなるため、部品点数又はコストをさらに抑制することが可能となる。
本発明によれば、電磁ダンパを用いるシステム全体での部品点数又はコストを抑制しつつ、振動減衰及び距離調整を行うことが可能となる。
A.第1実施形態
[A1.電磁ダンパ10の構成]
(A1−1.全体構成)
図1は、本発明の第1実施形態に係る電磁ダンパ10(以下「ダンパ10」ともいう。)を簡略的に示す一部断面正面図である。第1実施形態のダンパ10は、車両のサスペンション装置の一部を構成する。
[A1.電磁ダンパ10の構成]
(A1−1.全体構成)
図1は、本発明の第1実施形態に係る電磁ダンパ10(以下「ダンパ10」ともいう。)を簡略的に示す一部断面正面図である。第1実施形態のダンパ10は、車両のサスペンション装置の一部を構成する。
ダンパ10は、連結部20と、ハウジング22と、ナット24と、下側スプリングシート26(以下「スプリングシート26」ともいう。)を、図示しない車輪側の部材として備える。また、ダンパ10は、ねじ軸30と、モータ32とを車体34側の部材として備える。さらに、スプリングシート26と車体34の間には、コイルばね40が配置される。
(A1−2.車輪側)
連結部20は、サスペンション装置のナックル(図示せず)に固定されることで、車輪に連結される。連結部20は、ハウジング22に対して回動可能である。
連結部20は、サスペンション装置のナックル(図示せず)に固定されることで、車輪に連結される。連結部20は、ハウジング22に対して回動可能である。
ハウジング22は、その内部にナット24が固定された円筒状部材である。ハウジング22の車輪側(図1中、下側)には下底部50が形成されて閉塞されている。下底部50には、連結部20が回転可能に連結されている。すなわち、下底部50には、連結部20の一部を挿入するための孔51が形成され、孔51に連結部20の一部(柱状部52)が挿入される。柱状部52の先端(上側)には、拡径部53が形成される。
また、ハウジング22の車体34側(図1中、上側)には、上底部としてのナット24が形成され、ねじ軸30の通過孔54を除き閉塞されている。図1に示すように、通過孔54を形成するナット24の内周面には、複数の鋼球56が配置される。ねじ軸30、ナット24の内周面及び鋼球56によりボールねじ機構58が構成される。ハウジング22の内部には、ねじ軸30の進退を許容する空間60が形成されている。
ハウジング22は、ナット24を介してねじ軸30に対してねじ軸30の軸方向X1、X2へ進退可能且つ回転可能である。
図1に示すように、ハウジング22の先端側(図1中、上側)の外周面には、ねじ溝62が形成されている。
スプリングシート26は、ハウジング22の外周面と接触し、コイルばね40の下方においてコイルばね40を支持する円環状の部材である。スプリングシート26の内周面には、ハウジング22のねじ溝62と螺合するねじ溝64が形成されている。ねじ溝62、64によりねじ構造体66を構成する。
図1に示すように、ナット24の内部には、ソレノイドアクチュエータ70(固定手段)が設けられる。ソレノイドアクチュエータ70は、図示しない制御装置により制御され、電磁ダンパ10の通常使用時には、ソレノイドピン72(以下「ピン72」ともいう。)が引っ込んでいる。また、ダンパ10を用いて車高調整する際には、ピン72がねじ軸30に向かって突出する。
(A1−3.車体34側)
ねじ軸30は、車体34内に配置された軸受74に支持されると共に、モータ32の出力軸(モータ出力軸)と同軸上においてモータ出力軸に連結されている。このため、ねじ軸30が回転しても、軸方向X1、X2におけるねじ軸30の位置は変化しない。ねじ軸30は、モータ出力軸自体であってもよい。或いは、ねじ軸30は、モータ出力軸と平行に配置され、減速機を介してモータ出力軸に連結されてもよい。第1実施形態における軸受74は、アンギュラ玉軸受であるが、その他の軸受であってもよい。
ねじ軸30は、車体34内に配置された軸受74に支持されると共に、モータ32の出力軸(モータ出力軸)と同軸上においてモータ出力軸に連結されている。このため、ねじ軸30が回転しても、軸方向X1、X2におけるねじ軸30の位置は変化しない。ねじ軸30は、モータ出力軸自体であってもよい。或いは、ねじ軸30は、モータ出力軸と平行に配置され、減速機を介してモータ出力軸に連結されてもよい。第1実施形態における軸受74は、アンギュラ玉軸受であるが、その他の軸受であってもよい。
図1に示すように、ねじ軸30の一部には、ナット24中のソレノイドピン72が係合する凹部80が形成される。凹部80は、例えば、スプライン溝として形成することが可能である。ピン72が凹部80内に入り込んだ状態では、ナット24とねじ軸30とが固定される。換言すると、ナット24に対するねじ軸30の回転が規制される。このため、ピン72が凹部80内に入り込んだ状態(固定状態)でモータ32からねじ軸30にトルクTmotが加えられると、ねじ軸30及びナット24(ハウジング22)が一緒に回転する。これにより、車高を調整可能となる(さらなる詳細は後述する。)。
モータ32は、図示しないモータコントローラからの指令に応じて、ねじ軸30にトルクTmot(反力)を伝達可能である。例えば、モータコントローラは、図示しない横加速度センサが検出した横加速度[m/s/s]又は図示しないヨーレートセンサが検出したヨーレート[rad/s]に応じてモータ32の出力(又はモータ32への目標電流)を制御する。或いは、モータコントローラは、電磁ダンパ10のストローク速度Vd[mm/s]に応じてモータ32の出力を制御することもできる。或いは、モータコントローラは、ねじ軸30の回転速度[deg/s]が所定の閾値(回転速度閾値)以下となるようにモータ32をフィードバック制御してもよい。
第1実施形態のモータ32は、車体34よりも上側に配置されているが(図1)、後述するように、第1実施形態のモータ32を車体34の下側に配置してもよい。
(A1−4.コイルばね40)
コイルばね40は、車輪側から車体34側に対して加えられる衝撃力(推力Fw)を緩和する。図1に示すように、コイルばね40は、ねじ軸30の軸方向X1、X2に沿って配置され、その上端が車体34に固定され、その下端がスプリングシート26に固定される。このため、コイルばね40が生じるばね力Fsp(押し出し力又は引っ張り力)は、軸方向X1、X2に作用する。例えば、ばね力Fspを生成する観点からすれば、第1実施形態のコイルばね40は、車体34及び/又はスプリングシート26に固定されず、単に接触するのみでもよい。
コイルばね40は、車輪側から車体34側に対して加えられる衝撃力(推力Fw)を緩和する。図1に示すように、コイルばね40は、ねじ軸30の軸方向X1、X2に沿って配置され、その上端が車体34に固定され、その下端がスプリングシート26に固定される。このため、コイルばね40が生じるばね力Fsp(押し出し力又は引っ張り力)は、軸方向X1、X2に作用する。例えば、ばね力Fspを生成する観点からすれば、第1実施形態のコイルばね40は、車体34及び/又はスプリングシート26に固定されず、単に接触するのみでもよい。
[A2.第1実施形態における作用]
以上のような第1実施形態の電磁ダンパ10によれば、次のような作用を奏する。以下では、ダンパ10が振動減衰機能を発揮する場合(通常時又は減衰時)と、ダンパ10が車高調整装置として機能する場合(車高調整時)とに分けて説明する。
以上のような第1実施形態の電磁ダンパ10によれば、次のような作用を奏する。以下では、ダンパ10が振動減衰機能を発揮する場合(通常時又は減衰時)と、ダンパ10が車高調整装置として機能する場合(車高調整時)とに分けて説明する。
(A2−1.電磁ダンパ10が振動減衰機能を発揮する場合(通常時又は減衰時))
通常時には、ソレノイドピン72が引っ込んでおり、ナット24とねじ軸30とは切り離され、ねじ軸30に対するナット24の相対変位が許容される。この場合、電磁ダンパ10による通常の振動減衰機能を発揮することが可能となる。
通常時には、ソレノイドピン72が引っ込んでおり、ナット24とねじ軸30とは切り離され、ねじ軸30に対するナット24の相対変位が許容される。この場合、電磁ダンパ10による通常の振動減衰機能を発揮することが可能となる。
すなわち、車輪側から連結部20に対して振動が入力され、連結部20に図1中、例えば上向きに推力Fwが加わると、ハウジング22、ナット24及び下側スプリングシート26が上昇する。ナット24の上昇に伴って、ねじ軸30が回転する。この際、モータ32からねじ軸30に対して反力を発生させることにより、車輪側からの振動を減衰して車体34側に伝達することが可能となる。ここでの反力は、必ずしもモータ32を駆動させることにより発生させる必要はなく、モータ32の発電を伴う反力であってもよい。また、モータ32からの反力に加えて、コイルばね40からの反力(ばね力Fsp)もハウジング22に対して付加される。
(A2−2.電磁ダンパ10が車高調整装置として機能する場合(車高調整時))
車高調整時には、ソレノイドピン72が突き出し、ナット24とねじ軸30とが固定され、ねじ軸30に対するナット24の相対変位が規制される。さらに、ナット24はハウジング22内に固定されている。このため、モータ32からねじ軸30にトルクTmotが付与されると、ねじ軸30、ナット24及びハウジング22が一緒に回転する。ハウジング22とスプリングシート26の間にはねじ構造体66(ねじ溝62、64)が設けられているため、ハウジング22が回転すると、ハウジング22に対してスプリングシート26が相対的に移動し、コイルばね40(スプリング)の伸縮状態が変化する。
車高調整時には、ソレノイドピン72が突き出し、ナット24とねじ軸30とが固定され、ねじ軸30に対するナット24の相対変位が規制される。さらに、ナット24はハウジング22内に固定されている。このため、モータ32からねじ軸30にトルクTmotが付与されると、ねじ軸30、ナット24及びハウジング22が一緒に回転する。ハウジング22とスプリングシート26の間にはねじ構造体66(ねじ溝62、64)が設けられているため、ハウジング22が回転すると、ハウジング22に対してスプリングシート26が相対的に移動し、コイルばね40(スプリング)の伸縮状態が変化する。
その後、ソレノイドピン72による固定を解除し、ナット24とねじ軸30を切り離すと、コイルばね40からのばね力Fsp(押し出し力又は引っ張り力)がハウジング22にも作用する。ここで、コイルばね40からのばね力Fspは、直線的な成分を含むため、スプリングシート26に加わったばね力Fspにより、スプリングシート26及びハウジング22が一緒に変位して安定状態となる。このため、ハウジング22とモータ32との相対位置を変化させることで、モータ32−ハウジング22間の距離(換言すると車高)を調整することが可能となる。
なお、凹部80からソレノイドピン72を抜き出すまではモータ32に対するハウジング22の相対距離は変化しないが、例えば、ねじ軸30の回転数と相対距離との関係を予め記憶しておくことで、変化させる車高の量を管理してもよい。
或いは、実際にねじ軸30を回転させるときのみピン72を凹部80に係合させ、ねじ軸30を回転させないときはピン72を凹部80から抜け出させることで、車高の微調整を図ることも可能である。
[A3.第1実施形態における効果]
以上のような第1実施形態によれば、ソレノイドアクチュエータ70(固定手段)を用いることにより、電磁ダンパ10用のモータ32をモータ32−ハウジング22間の距離調整用(換言すると、車高調整用)のアクチュエータとして使用可能となる。このため、距離調整用の新たなアクチュエータを用いる必要がなくなる。従って、ダンパ10を用いるシステム(すなわち車両)全体での部品点数又はコストを抑制することが可能となる。
以上のような第1実施形態によれば、ソレノイドアクチュエータ70(固定手段)を用いることにより、電磁ダンパ10用のモータ32をモータ32−ハウジング22間の距離調整用(換言すると、車高調整用)のアクチュエータとして使用可能となる。このため、距離調整用の新たなアクチュエータを用いる必要がなくなる。従って、ダンパ10を用いるシステム(すなわち車両)全体での部品点数又はコストを抑制することが可能となる。
B.第2実施形態
[B1.電磁ダンパ10Aの構成(第1実施形態との相違)]
図2は、本発明の第2実施形態に係る電磁ダンパ10A(以下「ダンパ10A」ともいう。)を簡略的に示す一部断面正面図である。第2実施形態のダンパ10Aは、車両のサスペンション装置の一部を構成する。第1実施形態と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して詳細な説明を省略する。
[B1.電磁ダンパ10Aの構成(第1実施形態との相違)]
図2は、本発明の第2実施形態に係る電磁ダンパ10A(以下「ダンパ10A」ともいう。)を簡略的に示す一部断面正面図である。第2実施形態のダンパ10Aは、車両のサスペンション装置の一部を構成する。第1実施形態と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して詳細な説明を省略する。
ダンパ10Aは、連結部20、ハウジング22、ナット24及び下側スプリングシート26を、図示しない車輪側の部材として備える。また、ダンパ10Aは、ねじ軸30と、モータ32と、上側スプリングシート90とを車体34側の部材として備える。さらに、下側スプリングシート26と上側スプリングシート90の間には、コイルばね40が配置される。
第1実施形態では、ハウジング22と下側スプリングシート26の間にねじ構造体66(ねじ溝62、64)が形成された(図1)。これに対し、第2実施形態では、上側スプリングシート90とモータ32の筐体92との間にねじ構造体104(ねじ溝100、102)が形成される(図2)。
このため、第1実施形態では、モータ32が車体34よりも上側に配置されていたが(図1)、第2実施形態では、モータ32の少なくとも一部が車体34よりも下側に配置される(図2)。車体34に対するモータ32の固定は、例えば、ボルト等の締結手段又は接着剤により行うことが可能である。
上側スプリングシート90は、モータ32の外周面と接触し、コイルばね40の上方においてコイルばね40を支持する円環状の部材である。スプリングシート90の内周面には、モータ32のねじ溝100と螺合するねじ溝102が形成されている。ねじ溝100、102によりねじ構造体104を構成する。
[B2.第2実施形態における作用]
以上のような第2実施形態の電磁ダンパ10Aによれば、次のような作用を奏する。以下では、ダンパ10Aが振動減衰機能を発揮する場合(通常時又は減衰時)と、ダンパ10Aが車高調整装置として機能する場合(車高調整時)とに分けて説明する。
以上のような第2実施形態の電磁ダンパ10Aによれば、次のような作用を奏する。以下では、ダンパ10Aが振動減衰機能を発揮する場合(通常時又は減衰時)と、ダンパ10Aが車高調整装置として機能する場合(車高調整時)とに分けて説明する。
(B2−1.電磁ダンパ10Aが振動減衰機能を発揮する場合(通常時又は減衰時))
第2実施形態における通常時の作用は、第1実施形態と同様である。
第2実施形態における通常時の作用は、第1実施形態と同様である。
(B2−2.電磁ダンパ10Aが車高調整装置として機能する場合(車高調整時))
車高調整時には、ソレノイドピン72が凹部80内に突き出し、ナット24とねじ軸30とが固定され、ねじ軸30に対するナット24の相対変位が規制される。さらに、ナット24はハウジング22内に固定されている。このため、モータ32からねじ軸30にトルクTmotが付与されると、ねじ軸30、ナット24、ハウジング22、下側スプリングシート26(第2スプリングシート)、コイルばね40及び上側スプリングシート90(第1スプリングシート)が一緒に回転する。
車高調整時には、ソレノイドピン72が凹部80内に突き出し、ナット24とねじ軸30とが固定され、ねじ軸30に対するナット24の相対変位が規制される。さらに、ナット24はハウジング22内に固定されている。このため、モータ32からねじ軸30にトルクTmotが付与されると、ねじ軸30、ナット24、ハウジング22、下側スプリングシート26(第2スプリングシート)、コイルばね40及び上側スプリングシート90(第1スプリングシート)が一緒に回転する。
また、上側スプリングシート90とモータ32の筐体92(シート支持部材)の間にはねじ構造体104(ねじ溝100、102)が設けられている。このため、上側スプリングシート90が回転すると、モータ32の筐体92に対してスプリングシート90が相対的に移動し、コイルばね40(スプリング)の伸縮状態が変化する。
その後、ソレノイドピン72による固定を解除し、ナット24とねじ軸30を切り離すと、コイルばね40からのばね力Fsp(押し出し力又は引っ張り力)がハウジング22にも作用する。ここで、コイルばね40からのばね力Fspは、直線的な成分を含むため、下側スプリングシート26に加わったばね力Fspにより、下側スプリングシート26及びハウジング22が一緒に変位して安定状態となる。このため、ハウジング22とモータ32との相対位置を変化させることで、モータ32−ハウジング22間の距離(換言すると車高)を調整することが可能となる。
[B3.第2実施形態における効果]
以上のような第2実施形態によれば、ソレノイドアクチュエータ70(固定手段)を用いることにより、電磁ダンパ10A用のモータ32をモータ32−ハウジング22間の距離調整用(換言すると、車高調整用)のアクチュエータとして使用可能となる。このため、距離調整用の新たなアクチュエータを用いる必要がなくなる。従って、ダンパ10Aを用いるシステム(すなわち車両)全体でのコスト又は部品点数を抑制することが可能となる。
以上のような第2実施形態によれば、ソレノイドアクチュエータ70(固定手段)を用いることにより、電磁ダンパ10A用のモータ32をモータ32−ハウジング22間の距離調整用(換言すると、車高調整用)のアクチュエータとして使用可能となる。このため、距離調整用の新たなアクチュエータを用いる必要がなくなる。従って、ダンパ10Aを用いるシステム(すなわち車両)全体でのコスト又は部品点数を抑制することが可能となる。
第2実施形態において、車体34側において上側スプリングシート90を支持する部材(シート支持部材)は、モータ32の筐体92である(図2)。これにより、シート支持部材を特別に設ける必要がなくなるため、部品点数又はコストをさらに抑制することが可能となる。
C.変形例
なお、本発明は、上記各実施形態に限らず、本明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下の構成を採用することができる。
なお、本発明は、上記各実施形態に限らず、本明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下の構成を採用することができる。
[C1.適用対象]
上記各実施形態では、電磁ダンパ10、10Aを車両に適用した例を説明した。しかしながら、例えば、モータ32−ハウジング22間の距離調整機能及び振動減衰機能に着目すれば、これに限らない。例えば、減衰性能を要するその他の装置(例えば、製造装置、エスカレータ又はエレベータ)に電磁ダンパ10、10Aを適用することも可能である。
上記各実施形態では、電磁ダンパ10、10Aを車両に適用した例を説明した。しかしながら、例えば、モータ32−ハウジング22間の距離調整機能及び振動減衰機能に着目すれば、これに限らない。例えば、減衰性能を要するその他の装置(例えば、製造装置、エスカレータ又はエレベータ)に電磁ダンパ10、10Aを適用することも可能である。
[C2.電磁ダンパ10、10A]
(C2−1.全体構成)
上記各実施形態では、車輪側にハウジング22及びナット24を設け、車体34側にねじ軸30及びモータ32を設けた(図1及び図2)。しかしながら、例えば、振動減衰機能及び距離調整機能に着目すれば、これに限らない。例えば、車輪側にねじ軸30及びモータ32を設け、車体34側にハウジング22及びナット24を設けることも可能である。この場合、第1実施形態のダンパ10では、モータ32側のコイルばね40の端部は、車輪側の部材(スプリングシート等)により支持されることとなる。
(C2−1.全体構成)
上記各実施形態では、車輪側にハウジング22及びナット24を設け、車体34側にねじ軸30及びモータ32を設けた(図1及び図2)。しかしながら、例えば、振動減衰機能及び距離調整機能に着目すれば、これに限らない。例えば、車輪側にねじ軸30及びモータ32を設け、車体34側にハウジング22及びナット24を設けることも可能である。この場合、第1実施形態のダンパ10では、モータ32側のコイルばね40の端部は、車輪側の部材(スプリングシート等)により支持されることとなる。
(C2−2.モータ32)
第1実施形態では、モータ32が車体34よりも上側に配置されていた(図1)。しかしながら、例えば、ねじ構造体66の機能に着目すれば、これに限らない。例えば、第2実施形態と同様、車体34の下側にモータ32を配置することも可能である。この場合、例えば、コイルばね40を長くする又は第2実施形態と同様の上側スプリングシート90を設けることでそのような構成が可能である。
第1実施形態では、モータ32が車体34よりも上側に配置されていた(図1)。しかしながら、例えば、ねじ構造体66の機能に着目すれば、これに限らない。例えば、第2実施形態と同様、車体34の下側にモータ32を配置することも可能である。この場合、例えば、コイルばね40を長くする又は第2実施形態と同様の上側スプリングシート90を設けることでそのような構成が可能である。
(C2−3.下側スプリングシート26及び上側スプリングシート90)
第1実施形態では、下側スプリングシート26をハウジング22の外周面に固定した(図1)。しかしながら、例えば、コイルばね40により軸方向X1、X2のばね力Fspを発生させる観点からすれば、これに限らない。例えば、ハウジング22の内周面に下側スプリングシート26を固定することも可能である。この場合、コイルばね40もスプリングシート26の位置に対応して配置されることとなる。或いは、ナット24をスプリングシート26として機能させることも可能である。
第1実施形態では、下側スプリングシート26をハウジング22の外周面に固定した(図1)。しかしながら、例えば、コイルばね40により軸方向X1、X2のばね力Fspを発生させる観点からすれば、これに限らない。例えば、ハウジング22の内周面に下側スプリングシート26を固定することも可能である。この場合、コイルばね40もスプリングシート26の位置に対応して配置されることとなる。或いは、ナット24をスプリングシート26として機能させることも可能である。
第2実施形態では、上側スプリングシート90をモータ32の筐体92により支持させた(図2)。しかしながら、例えば、モータ32側(又は車体34側)において上側スプリングシート90を支持する観点からすれば、これに限らない。例えば、モータ32の筐体92とは別に上側スプリングシート90を支持する部材(シート支持部材)を設けることも可能である。
(C2−4.コイルばね40(スプリング))
上記各実施形態では、軸方向X1、X2に沿ったばね力Fspを発生させるスプリングとしてコイルばね40を用いた(図1及び図2)。しかしながら、例えば、ナット24とねじ軸30の固定状態が解除された後にハウジング22を変位させる力を生成する観点からすれば、これに限らない。例えば、板ばねをコイルばね40の代わりに用いることも可能である。
上記各実施形態では、軸方向X1、X2に沿ったばね力Fspを発生させるスプリングとしてコイルばね40を用いた(図1及び図2)。しかしながら、例えば、ナット24とねじ軸30の固定状態が解除された後にハウジング22を変位させる力を生成する観点からすれば、これに限らない。例えば、板ばねをコイルばね40の代わりに用いることも可能である。
第1実施形態では、コイルばね40は、車体34及び下側スプリングシート26に固定された。しかしながら、例えば、ハウジング22とスプリングシート26の間のねじ構造体66の機能に着目すれば、ハウジング22の回転時にハウジング22に対してスプリングシート26が軸方向X1、X2に変位するものであれば、これに限らない。第2実施形態についても同様である。
(C2−5.ソレノイドアクチュエータ70及び凹部80(固定手段))
上記各実施形態では、ナット24をねじ軸30に固定する固定手段として、ソレノイドアクチュエータ70を用いた(図1及び図2)。しかしながら、ナット24をねじ軸30に固定する観点からすれば、これに限らない。例えば、車両のディーラ等で作業者が操作するピン(ソレノイドピン72と同様のもの)を用いることも可能である。
上記各実施形態では、ナット24をねじ軸30に固定する固定手段として、ソレノイドアクチュエータ70を用いた(図1及び図2)。しかしながら、ナット24をねじ軸30に固定する観点からすれば、これに限らない。例えば、車両のディーラ等で作業者が操作するピン(ソレノイドピン72と同様のもの)を用いることも可能である。
上記各実施形態のソレノイドアクチュエータ70は、ナット24とねじ軸30とを固定した(図1及び図2)。しかしながら、例えば、ナット24に対するねじ軸30の回転を規制する観点からすれば、これに限らない。例えば、ソレノイドアクチュエータ70は、ハウジング22とねじ軸30とを固定するものであってもよい。
上記各実施形態では、ソレノイドピン72が係合する凹部80を1箇所のみ設けた(図1及び図2)。しかしながら、これに限らず、ねじ軸30の軸方向X1、X2に凹部80を複数設けることも可能である。これにより、ソレノイドピン72を凹部80に係合させるためのねじ軸30に対するナット24の位置の選択肢を広げることが可能となる。或いは、ねじ軸30の円周方向に凹部80を複数設けることも可能である。
10、10A…電磁ダンパ 22…ハウジング
24…ナット
26…下側スプリングシート(スプリングシート、第2スプリングシート)
30…ねじ軸 32…モータ
40…コイルばね(スプリング) 58…ボールねじ機構(ねじ機構)
66、104…ねじ構造体
70…ソレノイドアクチュエータ(固定手段の一部)
80…凹部(固定手段の一部)
90…上側スプリングシート(第1スプリングシート)
92…モータの筐体(シート支持部材)
X1、X2…ねじ軸の軸方向 Fsp…ばね力
24…ナット
26…下側スプリングシート(スプリングシート、第2スプリングシート)
30…ねじ軸 32…モータ
40…コイルばね(スプリング) 58…ボールねじ機構(ねじ機構)
66、104…ねじ構造体
70…ソレノイドアクチュエータ(固定手段の一部)
80…凹部(固定手段の一部)
90…上側スプリングシート(第1スプリングシート)
92…モータの筐体(シート支持部材)
X1、X2…ねじ軸の軸方向 Fsp…ばね力
Claims (3)
- 振動入力側又は振動出力側においてハウジング内部に固定されたナットが、前記振動出力側又は前記振動入力側に設けられたねじ軸に回転自在に螺合したねじ機構を有する電磁ダンパであって、
前記ねじ軸を回転駆動するモータと、
前記ねじ軸の軸方向に沿ったばね力を発生させるスプリングと、
前記ハウジングの外周側又は内周側に配置され、前記スプリングの一端を支持するスプリングシートと、
前記ナット又は前記ハウジングと前記ねじ軸とを選択的に固定する固定手段と、
前記ハウジングと前記スプリングシートとの間に設けられたねじ構造体と
を備えることを特徴とする電磁ダンパ。 - 振動入力側又は振動出力側においてハウジング内部に固定されたナットが、前記振動出力側又は前記振動入力側に設けられたねじ軸に回転自在に螺合したねじ機構を有する電磁ダンパであって、
前記ねじ軸を回転駆動するモータと、
前記ねじ軸の軸方向に沿ったばね力を発生させるスプリングと、
前記モータ側において前記スプリングの一端を支持する第1スプリングシートと、
前記ハウジングに固定されると共に前記スプリングの他端を支持する第2スプリングシートと、
前記第1スプリングシートを支持するシート支持部材と、
前記ナット又は前記ハウジングと前記ねじ軸とを選択的に固定する固定手段と、
前記第1スプリングシートと前記シート支持部材との間に設けられたねじ構造体と
を備えることを特徴とする電磁ダンパ。 - 請求項2記載の電磁ダンパにおいて、
前記シート支持部材は、前記モータの筐体である
ことを特徴とする電磁ダンパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014130955A JP2016008691A (ja) | 2014-06-26 | 2014-06-26 | 電磁ダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014130955A JP2016008691A (ja) | 2014-06-26 | 2014-06-26 | 電磁ダンパ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016008691A true JP2016008691A (ja) | 2016-01-18 |
Family
ID=55226383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014130955A Pending JP2016008691A (ja) | 2014-06-26 | 2014-06-26 | 電磁ダンパ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016008691A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107859705A (zh) * | 2017-11-28 | 2018-03-30 | 常州大学 | 一种拉压性能完全对称的主动调频减震器 |
CN108639153A (zh) * | 2018-06-07 | 2018-10-12 | 凯迈(洛阳)测控有限公司 | 一种可预置角度的灵巧型升挂车底盘 |
CN113062486A (zh) * | 2021-03-26 | 2021-07-02 | 华中科技大学 | 一种具有电磁阻尼的调谐粘滞惯质阻尼器 |
CN113511348A (zh) * | 2021-07-15 | 2021-10-19 | 兰州空间技术物理研究所 | 一种竖直式推力器电涡流阻尼减振隔热装置 |
-
2014
- 2014-06-26 JP JP2014130955A patent/JP2016008691A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107859705A (zh) * | 2017-11-28 | 2018-03-30 | 常州大学 | 一种拉压性能完全对称的主动调频减震器 |
CN108639153A (zh) * | 2018-06-07 | 2018-10-12 | 凯迈(洛阳)测控有限公司 | 一种可预置角度的灵巧型升挂车底盘 |
CN113062486A (zh) * | 2021-03-26 | 2021-07-02 | 华中科技大学 | 一种具有电磁阻尼的调谐粘滞惯质阻尼器 |
CN113062486B (zh) * | 2021-03-26 | 2022-08-02 | 华中科技大学 | 一种具有电磁阻尼的调谐粘滞惯质阻尼器 |
CN113511348A (zh) * | 2021-07-15 | 2021-10-19 | 兰州空间技术物理研究所 | 一种竖直式推力器电涡流阻尼减振隔热装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10906370B1 (en) | Active suspension system | |
US20200171907A1 (en) | Active Suspension System | |
CN104842825A (zh) | 用于在至少一个空间方向上关于相对可移动的下悬挂部件对上悬挂部件减震的设备 | |
EP3815941B1 (en) | Suspension | |
JP2016008691A (ja) | 電磁ダンパ | |
JP2007099205A (ja) | 車両用懸架シリンダ装置 | |
WO2013031623A1 (ja) | 車両用懸架装置 | |
JP2005106106A (ja) | 車両懸架装置 | |
JP2009096413A (ja) | 車両用懸架装置 | |
JP5115785B2 (ja) | サスペンション装置 | |
JP2012076513A (ja) | スタビライザ装置 | |
WO2018230425A1 (ja) | サスペンション制御装置 | |
JP2009185955A (ja) | 車両用電磁式アクチュエータ | |
JP6147719B2 (ja) | 電磁ダンパ | |
JP5211674B2 (ja) | 車両用サスペンションシステム | |
JP4985026B2 (ja) | 緩衝装置 | |
JP4885085B2 (ja) | 電気式サスペンション装置 | |
JP2009234472A (ja) | 電磁サスペンションユニットおよび電磁サスペンション装置 | |
JP2005090616A (ja) | アクティブサスペンション装置 | |
JP2011143770A (ja) | サスペンション装置 | |
JP4078290B2 (ja) | 車両懸架装置 | |
JP2009168098A (ja) | ボールねじ装置 | |
KR101491359B1 (ko) | 전동식 차량 자세제어장치 | |
JP2008087715A (ja) | 車両の挙動制御装置 | |
JP2009241726A (ja) | 車両のサスペンション装置 |