JP2016008553A - 燃料噴射制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】内燃機関の始動時における内燃機関の駆動安定性を向上させることができる燃料噴射制御装置を提供すること。
【解決手段】燃料ポンプ21と、燃料昇圧ポンプ22と、インジェクタ23と、ECU25で構成される燃料昇圧制御部および燃料噴射制御部と、温度センサ26と、圧力センサ27とを備え、燃料昇圧制御部は、エンジン2の始動時に温度センサ26により検出された冷却水の始動時検出温度が、基準温度未満であることを条件として、始動時検出温度に応じた昇圧速度で燃料を昇圧させるよう燃料昇圧ポンプ22を制御し、燃料噴射制御部が、圧力センサ27により検出された圧力に応じた噴射量で燃料を噴射させるようインジェクタ23を制御する。
【選択図】図1
【解決手段】燃料ポンプ21と、燃料昇圧ポンプ22と、インジェクタ23と、ECU25で構成される燃料昇圧制御部および燃料噴射制御部と、温度センサ26と、圧力センサ27とを備え、燃料昇圧制御部は、エンジン2の始動時に温度センサ26により検出された冷却水の始動時検出温度が、基準温度未満であることを条件として、始動時検出温度に応じた昇圧速度で燃料を昇圧させるよう燃料昇圧ポンプ22を制御し、燃料噴射制御部が、圧力センサ27により検出された圧力に応じた噴射量で燃料を噴射させるようインジェクタ23を制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、燃料噴射制御装置に関し、特に、内燃機関の燃焼室内への燃料の噴射を制御する燃料噴射制御装置に関する。
従来、燃焼室内へ燃料を噴射するいわゆる筒内噴射(GDI:Gasoline Direct Injection)の内燃機関では、筒内に燃料を直接噴射するので、吸気ポート内に燃料を噴射するいわゆるポート噴射(PFI:Port Fuel Injection)の内燃機関と比較して、燃料が霧化する時間が少ない。
したがって、燃料噴射制御装置は、噴射された噴霧燃料の微粒化を促進して最適な燃焼状態を得るため、高い圧力で燃料を噴射している。内燃機関の始動時においても、燃料噴射制御装置は、同様に噴霧燃料の微粒化を促進するよう高い圧力で燃料が噴射する。
このような燃料が高圧状態のときはインジェクタの噴射の駆動時間が短くなる。このため、内燃機関の始動時においては、吸気行程だけでなく圧縮行程でも燃料を噴射させないと、最適な燃焼状態が得られず、内燃機関の排気ガス中の大気汚染物質の増加、いわゆるエミッションの悪化に繋がる。
燃焼安定性が重視される内燃機関のアイドリング時には、燃焼安定性を得るためには燃料昇圧ポンプによる高燃圧で燃料を噴射させることが好ましく、内燃機関の始動後すぐに燃料を昇圧して高燃圧噴射に移行することが好ましい。しかし、燃料の圧力の上昇に伴ってインジェクタの噴射の駆動時間を短くして、その気化および霧化時間を確保し混合気の燃焼性を高める必要がある。
例えば、下記特許文献1に記載の燃料噴射制御装置は、筒内噴射の内燃機関の始動時において気筒内への燃料の噴射量を制御し噴射燃料が過多になることを抑制し内燃機関の始動性が低下することを防止している。
具体的には、特許文献1に記載の燃料噴射制御装置は、内燃機関の始動時における冷却水の温度および燃料の圧力に基づいて内燃機関の始動時の燃料の噴射量を増量する補正を実施している。
特許文献1に記載の燃料噴射制御装置は、内燃機関の始動時に、内燃機関の前回停止時における燃料の圧力に基づいて始動時の燃料噴射量の増量を補正しており、前回停止時における燃料の圧力が高いほど、増量に対する減少側の補正量を大きくしている。
これに対し、特許文献1に記載の燃料噴射制御装置は、前回停止時における燃料の圧力が低いほど、増量に対する増加側の補正量を大きくしている。これにより、内燃機関の始動時において筒内への噴射燃料が過多になることを抑制し内燃機関の始動性が低下することを防止している。
しかしながら、特許文献1に記載の燃料噴射制御装置では、内燃機関の始動時における噴射燃料の増量を補正しているものの、高圧燃料の短時間噴射を制御するものであり、内燃機関の始動時における内燃機関の駆動安定性が充分に確保できないおそれがあるという問題がある。
また、特許文献1に記載の燃料噴射制御装置では、燃料昇圧ポンプの昇圧を開始すると高圧時におけるインジェクタの燃料の短時間噴射に切り替わるため、昇圧中の燃料が不足し内燃機関の出力トルクが低下するという問題がある。
これに対し、始動時における内燃機関の駆動安定性を向上させるよう、内燃機関の始動時に、燃料タンクから燃料を吸い上げて送るいわゆるフィードポンプにおける比較的に低圧のフィード圧による吸気行程での燃料噴射を行うことが考えられる。
しかしながら、フィード圧による吸気行程での燃料噴射の場合、始動時の環境が、特に極低温であるときは、内燃機関の摺動面における摩擦係数の増加などによるフリクションが増大し、内燃機関の出力トルクとフリクションとの関係性が崩れ、これが悪化すると内燃機関がストールする可能性がある。
その結果、内燃機関の始動時における内燃機関の駆動安定性が充分に確保できないおそれがあるという問題がある。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、内燃機関の始動時における内燃機関の駆動安定性を向上させることができる燃料噴射制御装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための本発明の態様は、燃料タンク内の燃料を吸い上げる燃料ポンプと、前記燃料ポンプが吸い上げた燃料を昇圧させる燃料昇圧ポンプと、前記燃料昇圧ポンプにより昇圧された燃料を内燃機関の燃焼室内に噴射するインジェクタと、前記燃料昇圧ポンプを制御する燃料昇圧制御部と、前記インジェクタを制御する燃料噴射制御部と、を備える燃料噴射制御装置であって、前記内燃機関を冷却する冷却水の温度を検出する温度センサと、前記燃料昇圧ポンプにより昇圧された燃料の圧力を検出する圧力センサとを有し、前記燃料昇圧制御部は、前記内燃機関の始動時に前記温度センサにより検出された冷却水の始動時検出温度が、基準温度未満であることを条件として、前記始動時検出温度に応じた昇圧速度で燃料を昇圧させるよう前記燃料昇圧ポンプを制御し、前記燃料噴射制御部が、前記圧力センサにより検出された圧力に応じた噴射量で燃料を噴射させるよう前記インジェクタを制御するものから構成される。
本発明の態様によれば、内燃機関の始動時における内燃機関の駆動安定性を向上させることができる燃料噴射制御装置を提供することができる。
以下、本発明に係る燃料噴射制御装置を車両1のエンジン2に適用した実施形態の燃料噴射制御装置20について、図1ないし図5を参照して説明する。
まず、構成を説明する。車両1は、図1に示すように、内燃機関としてのエンジン2と、燃料タンク3とを含んで構成されている。車両1は、エンジンと、動力源となるモータとを備えたハイブリッド車であってもよい。
エンジン2は、図1に示すように、シリンダヘッド9と、シリンダブロック11と、ピストン12と、コネクティングロッド13と、クランクシャフト14と、吸気装置15と、排気装置16と、点火装置17と、動弁装置18と、イグニッションスイッチ19と、燃料噴射制御装置20とを含んで構成されている。
エンジン2は、例えば、吸気行程、圧縮行程、膨張行程および排気行程からなる一連の4行程を行う4サイクルガソリンエンジンによって構成されている。
シリンダヘッド9には、内部に燃焼室9nと、燃焼室9nに連通する吸気ポート9kおよび排気ポート9hと、エンジン2を冷却する冷却水を通すウォータジャケット9wとが形成されている。
シリンダブロック11は、図示しない締結具により締結されシリンダヘッド9と一体化されており、内部にピストン12、コネクティングロッド13およびクランクシャフト14を収容している。ピストン12、コネクティングロッド13およびクランクシャフト14は連結されており、ピストン12の往復運動はクランクシャフト14の回転運動に変換されるようになっている。
シリンダブロック11には、ウォータジャケット11wが形成されており、ウォータジャケット11w内を流通する冷却水により、シリンダブロック11が冷却されるようになっている。ウォータジャケット11w内を流通する冷却水は、シリンダヘッド9のウォータジャケット9wに流入する。
吸気装置15は、シリンダヘッド9に連結され吸気ポート9kに連通する吸気通路15kを有する吸気マニホールド15mと、吸気管15pと、吸気管15p内を流通する吸入空気の流量を調節するスロットルバルブ15sと、吸気管15p内を流通する吸入空気の温度を検出する吸気温センサ15tと、吸入した空気をろ過する図示しないエアフィルタとを有している。
吸気装置15は、吸入した空気を燃焼室9n内に流通させるようになっている。スロットルバルブ15sは、後述する電子制御ユニット25に接続されており、電子制御ユニットにより駆動制御されるようになっている。吸気温センサ15tも、電子制御ユニット25に接続されており、吸気温センサ15tで検出した温度情報の信号は、電子制御ユニット25に送られエンジン2の制御に使われる。
排気装置16は、シリンダヘッド9に連結され排気ポート9hに連通する排気通路16kを有する排気マニホールド16mと、排気管16pと、燃焼室9nから排気され、排気管16p内を流通する排気ガスを浄化する図示しない排気ガス浄化触媒と、排気音を消音する図示しないマフラーとを有している。排気装置16は、排気ガスを流通させ浄化および消音して排気管16pから大気に排気するようになっている。
点火装置17は、先端が燃焼室9nに露出してシリンダヘッド9に取り付けられたイグニッションプラグ17pを有しており、イグニッションプラグ17pにより燃焼室9n内の吸入空気と燃料との混合気に着火して燃焼を開始させるようになっている。
動弁装置18は、吸気ポート9kと燃焼室9nとの間を遮断および開放するようシリンダヘッドに支持された吸気バルブ18kと、排気ポート9hと燃焼室9nとの間を遮断および開放するようシリンダヘッド9に支持された排気バルブ18hとを有している。動弁装置18は、クランクシャフト14から伝達される動力で動作するようになっている。
イグニッションスイッチ19は、図示しないバッテリと燃料噴射制御装置20との間に設けられており、キー差込やキー回転タイプ、ユーザが携帯する無線認証タイプなどのスイッチからなる。イグニッションスイッチ19は、ユーザによって操作され、エンジン2の始動および停止を行うとともに、イグニッションスイッチ19のON、OFF状態の信号を出力するようになっている。
燃料噴射制御装置20は、燃料ポンプ21と、燃料昇圧ポンプ22と、インジェクタ23と、燃料供給パイプ24と、電子制御ユニット(Electronic Control Unit、以下、ECUという。)25と、温度センサ26と、圧力センサ27と、回転数センサ28とを含んで構成されている。
燃料ポンプ21は、燃料タンク3に設けられ、燃料タンク内の燃料を吸い上げて燃料供給パイプ24および燃料昇圧ポンプ22を介してインジェクタ23に送るようになっている。燃料ポンプ21は、電動のポンプからなり、図示しないバッテリに接続され、バッテリから供給される電力で駆動され、比較的に低圧のいわゆるフィード圧、例えば、300kPa程度の圧力で燃料を送るようになっている。また、燃料ポンプ21は、ECU25に接続されており、ECU25により駆動制御されるようになっている。
燃料昇圧ポンプ22は、燃料ポンプ21から燃料供給パイプ24を通して送られた燃料を機械的に昇圧させてインジェクタ23に送るようになっている。
燃料昇圧ポンプ22は、ハウジング31と、ポンプ本体32と、電磁スピル弁33と、逆止弁34と、タペット35と、タペットローラ36と、タペットスプリング37と、プランジャ38とを含んで構成されている。
ハウジング31は、内部にタペット35を昇降可能に収容するとともに、タペットスプリング37がタペット35を降下する方向に押圧するようタペットスプリング37を収容する。ハウジング31は、図示しない締結具によりエンジン2に設けられたポンプ取付部2pに締結されている。
ポンプ本体32は、ハウジング31に固定されており、電磁スピル弁33および逆止弁34を収容するとともに、プランジャ38を昇降可能に収容している。また、ポンプ本体32には、燃料が流通する上流側の燃料供給パイプ24に接続され燃料を吸入する吸入ポート32kと、下流側の燃料供給パイプ24に接続され燃料を吐出する吐出ポート32tと、燃料を昇圧させる昇圧室32sとが形成されている。
電磁スピル弁33は、電磁石33eと、バルブ33vと、バルブシート33sと、バルブ33vをバルブシート33sから離隔するよう押圧するスプリング33cとを有している。電磁石33eは、ECU25に接続されており、ECU25により電磁石33eに通電されると、バルブ33vを吸引しバルブ33vをバルブシート33sに着座させて吸入ポート32kを閉状態とする。
逆に、ECU25により電磁石33eへの通電が遮断されると、スプリング33cの押圧力によりバルブ33vをバルブシート33sから離隔させて吸入ポート32kを開状態とする。
逆止弁34は、燃料供給パイプ24に接続されたバルブ本体34bと、バルブ34vと、バルブ34vを吐出ポート32tに向かって押圧するスプリング34cとを有している。
逆止弁34は、フィード圧よりも低い任意の圧力、例えば、50kPa程度の圧力差よりも大きい圧力差が、昇圧室32s内の高い圧力とバルブ34v内の低い圧力との間に生ずると、スプリング34cの押圧力に抗してバルブ34vが吐出ポート32tから離隔し吐出ポート32tを開状態とするようになっている。
逆に、50kPa程度の圧力差よりも小さい圧力差が、昇圧室32s内の高い圧力とバルブ34v内の低い圧力との間に生じた場合や、昇圧室32s内の圧力よりもバルブ34v内の圧力が高い場合には、吐出ポート32tが閉状態となり、燃料が吐出ポート32tから昇圧室32sに逆流することが防止される。
タペット35は、タペットローラ36を回転可能に支持し、タペットローラ36を介してエンジン2の排気カムシャフト2hに設けられた略三角形のポンプカム2cと接触している。タペットローラ36は、タペット35を介してタペットスプリング37に押圧されており、所定の押圧力でポンプカム2cを押圧している。
排気カムシャフト2hは、図1に示すエンジン2のクランクシャフト14に図示しないチェーンなどの動力伝達部材により連結されており、クランクシャフト14の2回転で1回転するようになっている。
したがって、排気カムシャフト2hのポンプカム2cは、クランクシャフト14の回転に伴って回転し、排気カムシャフト2hの1回転でタペットローラ36を介してタペット35を3回昇降させるようになっている。
プランジャ38は、端部がタペット35に連結されており、タペット35とともに昇降するようになっている。図2に示すように、プランジャ38が下降する際に電磁スピル弁33が開状態であると、燃料が吸入ポート32kから昇圧室32sに吸入される吸入行程となる。
図3に示すように、プランジャ38が上昇する際に電磁スピル弁33が閉状態であると、昇圧室32s内の燃料はプランジャ38の上昇により昇圧される昇圧行程となる。
そして、昇圧行程で昇圧された燃料の圧力が、逆止弁34とインジェクタ23との間の燃料の圧力よりも前述の50kPa程度を超える圧力になると、逆止弁34が開状態となり吐出ポート32tから燃料供給パイプ24内に吐出される吐出行程となる。
一方、プランジャ38が上昇する際に電磁スピル弁33が開状態であると、昇圧室32s内の燃料は昇圧されずに、吸入ポート32kから燃料供給パイプ24内に戻されるか、または吐出ポート32tから燃料供給パイプ24内に吐出される。プランジャ38が上昇する際に電磁スピル弁33が開状態であると、いわゆる空振りの状態となり、燃料は、燃料ポンプ21により送られるいわゆるフィード圧がインジェクタ23に加わる。
または、場合によって、逆止弁34とインジェクタ23との間の燃料の圧力がフィード圧よりも高くなっており、燃料のフィード圧と逆止弁34とインジェクタ23との間の燃料の圧力との差が、逆止弁34を開く圧力よりも高くなっているときは、逆止弁34は閉状態が維持され、プランジャ38の上昇により、昇圧室32s内の燃料はフィード圧に抗して燃料供給パイプ24内に戻される。
燃料昇圧ポンプ22は、前述の昇圧行程において、プランジャ38の上昇により、吸入された燃料を昇圧室32sで高圧に、例えば、最大で数MPaから十数MPa程度に昇圧する。昇圧された燃料は、吐出ポート32tから吐出される吐出行程を経て燃料供給パイプ24を流通しインジェクタ23に供給される。
燃料昇圧ポンプ22は、排気カムシャフト2hに設けられたポンプカム2cの回転に伴って、プランジャ38が、図4の下側のグラフで示すように昇降する。すなわち、プランジャ38は、横軸に表された時間の経過とともに、縦軸に表されたプランジャ38のリフト量が0からMAXまで、滑らかに昇降を繰り返す。
プランジャ38の昇降のタイミングと、図4の上側のグラフで示す電磁スピル弁33の開閉タイミングとの関係により、例えば、t1からt3の間、電磁スピル弁33が閉状態であると、プランジャ38の上昇による昇圧量Pt1(MPa)が最も大きくなり、斜線で示すようにt1よりも遅れたt2からt3の間、電磁スピル弁33が閉状態であると、プランジャ38の上昇による昇圧量Pt2(MPa)は、昇圧量Pt1よりも小さくなる。
燃料昇圧ポンプ22による燃料の昇圧速度は、燃料の圧力が高まる速さをいい、昇圧量Pt1に対する昇圧量Pt2の相対比率で表すことができる。また、昇圧速度は、イグニッションスイッチ19がオンとなった状態、すなわちエンジン2のクランクシャフト14が停止状態からスタータモータなどの動力源により回転した状態で、圧力センサ27により検出された燃料の圧力の上昇速さにより表すようにしてもよい。
インジェクタ23は、ECU25に接続された図示しない電磁コイルと、燃料を噴射するノズル23nとを有しており、一端部が燃料供給パイプ24に連結されるとともに、他端部がシリンダヘッド9の吸気ポート9kの下部で、ノズル23nが燃焼室9n内に露出するようシリンダヘッド9に取り付けられている。
インジェクタ23は、電磁コイルに流れる駆動電流により開弁状態と保持状態とを切り替えるようになっており、エンジン2の圧縮行程でピストン12が上昇する際にピストン12の上部に向けて燃料を噴射し微粒化する。インジェクタ23の駆動時間(sec)がECU25により補正されたときは、インジェクタ23は、補正された駆動時間で燃料を噴射させる。
インジェクタ23の駆動時間は、インジェクタ23のノズル23nが開弁状態となってからノズル23nが閉じられて保持状態となるまでの時間をいう。インジェクタ23に供給される燃料の圧力が一定であれば、駆動時間が長いほど燃料の噴射量が大きくなり、駆動時間が短いほど噴射量が小さくなる関係にある。
また、駆動時間が同一であれば、インジェクタ23に供給される燃料の圧力が高いほど、燃料の噴射量が大きくなり、燃料の圧力が低いほど噴射量が小さくなる関係にある。
燃料供給パイプ24は、燃料ポンプ21とインジェクタ23との間を連結しており、燃料ポンプ21から吐出される燃料を流通させ、インジェクタ23に送るよう中空のパイプで構成されている。燃料供給パイプ24には、燃料昇圧ポンプ22と圧力センサ27が設けられている。
燃料供給パイプ24は、インジェクタ23に連結されインジェクタ23に安定した燃圧を供給するデリバリパイプを含んでいてもよい。この場合、圧力センサ27はデリバリパイプ内の圧力を検出する。さらに、デリバリパイプ内の圧力を一定に保ち安定した燃料の噴射が得られるよう燃圧レギュレータを備えていてもよい。
ECU25は、マイクロコンピュータによって構成されている。マイクロコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、フラッシュメモリと、入力ポートと、出力ポートと、ネットワークモジュールとを備えている。
ECU25は、ROM内に格納されたデータやプログラムに基づいて演算処理を実行する。ECU25は、イグニッションスイッチ19がオンである信号を受けると、燃料ポンプ21による燃料のフィード開始の制御を実行する。
また、ECU25は、燃料昇圧ポンプ22の電磁スピル弁33の開閉タイミングやインジェクタ23における燃料の噴射タイミングの制御を実行する。ECU25は、燃料昇圧ポンプ22を制御する本発明の燃料昇圧制御部およびインジェクタ23を制御する本発明の燃料噴射制御部を構成する。
本実施形態の燃料噴射制御装置20においては、ECU25は、エンジン2の始動時、すなわちイグニッションスイッチ19がオンの時に温度センサ26により検出されたエンジン2の冷却水の始動時検出温度(℃)が、エンジン2が暖機中であると判断される基準温度WT未満であり、かつ燃料を昇圧させる必要がある場合に次の処理を行う。
すなわち、ECU25は、始動時に温度センサ26により検出された冷却水の始動時検出温度温度(℃)に応じて燃料の昇圧速度を決定し、決定した燃料の昇圧速度で燃料昇圧ポンプ22により燃料を昇圧させ、圧力センサ27により検出された燃料の圧力(Pa)に応じた噴射量でインジェクタ23から燃料を噴射させる。
ECU25は、エンジン2の運転状態に適合した燃料の噴射量を得るよう、実験値などのデータに基づいて、燃料の噴射量を決定する基本噴射量決定マップを設定し、圧力センサ27により検出された燃料の圧力(Pa)に応じて基本噴射量を補正し、補正した燃料噴射量でインジェクタ23から燃料を噴射させるようにしてもよい。
また、ECU25は、燃料の噴射量に相当するインジェクタ23の駆動時間(sec)を決定する基本駆動時間決定マップを設定し、圧力センサ27により検出された燃料の圧力(Pa)に応じて基本駆動時間を補正し、補正した駆動時間でインジェクタ23から燃料を噴射させるようにしてもよい。インジェクタ23の駆動時間(sec)は、燃料噴射時間(sec)を表す。
イグニッションスイッチ19がオンの時とは、前述のように、エンジン2のクランクシャフト14が停止状態からスタータモータなどの動力源により回転した時を表す。
エンジン2が暖機中であると判断される冷却水の基準温度WTは、本実施形態の燃料噴射制御装置20における適合値であり、エンジン2が完全暖機状態であると判断できる温度であり、実験などで得られたデータに基づいて決定される。
エンジン2が暖機中であると判断される冷却水の基準温度WTは、本実施形態の燃料噴射制御装置20における適合値であり、エンジン2が完全暖機状態であると判断できる温度であり、実験などで得られたデータに基づいて決定される。
基準温度WTは、例えば、40℃程度のものである。なお、基準温度WTは、エンジン2が完全暖機状態であると判断できる温度よりも低い温度としてもよい。
燃料を昇圧させる必要がある場合とは、燃料昇圧ポンプ22とインジェクタ23との間の燃料供給パイプ24内の燃料の圧力が、最適値から低下しすぎた場合など、インジェクタ23から噴射される燃料の噴霧化が促進されず排気ガス中のエミッションが悪化するおそれがある場合をいう。したがって、燃料の圧力の最適値を確保しうる所定の閾値と、圧力センサにより検出した圧力との比較により判断することができる。
具体的には、昇圧速度は、前述の昇圧量Pt1を1とすると、昇圧量Pt2は昇圧量Pt1よりも小さい値となるので、昇圧量Pt1に対する昇圧量Pt2の相対比率で表すことができ、0.1ないし1.0程度となる。
相対比率が1.0のとき昇圧速度は最も大きくなり、比較的に短い時間で目標の燃圧に達し、他方、相対比率が0.1のとき昇圧速度は小さくなり、比較的に長い時間で目標の燃圧に達する。
昇圧速度は、0.1ないし1.0程度の範囲内で適宜設定され、例えば、基準温度WTが低いほど小さく設定される。エンジン2の始動時の基準温度WTが低くなるほど小さく決定されることにより、通常走行時に使用する燃料の圧力への昇圧完了までに要する時間が長くなり、エンジン2の燃焼安定性が確保される。
なお、昇圧速度が0のときは、燃料昇圧ポンプ22による昇圧が行われず。燃料ポンプ21によるフィード圧がインジェクタ23に供給される。
具体的には、前述のように補正はインジェクタ23における燃料の基本噴射時間に対する補正であり、基本噴射時間を長くする補正および基本噴射時間を短くする補正が含まれる。この補正は、最適な噴射時間になるよう、実験値などの基本データから予め設定されたマップやテーブルなどのデータに基づいて実行される。
このデータは、例えば、ECU25により決定された燃料の昇圧速度に対応したもので、燃料昇圧ポンプ22とインジェクタ23との間の燃料供給パイプ24内の燃料の圧力と基本噴射時間に対する補正量との関係を示すものである。燃料の圧力が検出されると、このデータを参照し燃料噴射時間を補正することができる。
また、ECU25は、始動時に温度センサ26により検出された冷却水の始動時検出温度(℃)に応じて、燃料昇圧ポンプ22による燃料の昇圧を開始するエンジン2の基準となるエンジン回転数Nsを決定するようにしてもよい。
これにより、ECU25は、回転数センサ28により検出されたエンジン2のエンジン回転数Neが基準エンジン回転数Nsに達することで燃料の昇圧を開始する。
また、ECU25は、始動時に温度センサ26により検出された冷却水の始動時検出温度(℃)が低くなるほど、燃料の昇圧を開始する基準エンジン回転数Nsを高くなるように決定するようにしてもよい。
温度センサ26は、サーミスタなどの温度検出素子からなり、シリンダヘッド9のウォータジャケット9wを流通する冷却水の温度を検出するようになっている。温度センサ26は、ECU25に接続されており、検出された温度情報の信号はECU25に送られる。温度センサ26は、シリンダブロック11のウォータジャケット11wを流通する冷却水の温度を検出するようにしてもよい。
圧力センサ27は、燃料昇圧ポンプ22とインジェクタ23との間に設けられ、燃料昇圧ポンプ22からインジェクタ23へ送られる燃料の圧力を検出する圧電素子や可変抵抗体などのデバイスで構成されるいわゆる燃圧センサからなる。圧力センサ27は、ECU25に接続されており、検出された圧力情報の信号はECU25に送られる。
回転数センサ28は、エンジン2のエンジン回転数を検出するセンサからなり、例えば、クランクシャフトの回転角を上死点基準で検出するセンサで、クランクポジションと回転数を同時に検出し、検出信号を出力するようになっている。
回転数センサ28は、ECU25に接続されており、出力された検出信号はECU25に送られ、ECU25により、エンジン回転数と、クランク位置すなわちクランクシャフトの回転角が算出される。
燃料タンク3は、エンジン2の燃料となるガソリンを貯留する中空の容器で構成され、車両1の図示しない車体に固定されている。
次に、本実施形態の燃料噴射制御装置20における燃料噴射制御の処理について図5を参照して説明する。以下に説明する燃料噴射制御の処理は、ECU25においてイグニッションスイッチ19がオンであることが検知されたときに実行される。
まず、ECU25は、エンジン2の始動時、すなわちイグニッションスイッチ19がオンとなり、エンジン2のクランクシャフト14が停止状態からスタータモータなどの動力源により回転を開始したときのエンジン2の冷却水の始動時検出温度、いわゆる始動時水温WTsを温度センサ26により検出する。
さらに、ECU25は、エンジン2の始動時の燃料の圧力、いわゆる始動時燃圧FPsを圧力センサ27により検出する(ステップS1)。
次いで、ECU25は、エンジン2が暖機中であると判断される冷却水の基準温度WTと始動時水温WTsとを比較し、始動時水温WTsが基準温度WT未満であるか否かを判断する(ステップS2)。
ECU25は、始動時水温WTsが基準温度WT未満でないと判断すると、処理をステップS7に進め、燃料昇圧ポンプ22を動作させて吸入した燃料を高圧にしてインジェクタ23に送り、インジェクタ23から高圧で燃料を噴射してエンジン2を始動させる、いわゆる高燃圧始動を実行し、燃料噴射制御の処理を終了する。
一方、ECU25は、始動時水温WTsが基準温度WT未満であると判断すると、圧力センサ27により検出された始動時燃圧FPsおよび始動時における燃圧の最適値を確保しうる所定の閾値に基づいて、燃料の昇圧が必要か否かを判断する(ステップS3)。
例えば、燃料昇圧ポンプ22とインジェクタ23との間の燃料供給パイプ24内の燃料の圧力が、最適値から低下しすぎた場合などに燃料の昇圧が必要とされる。燃料の昇圧が必要でないと判断した場合は、処理をステップS7に進め、高燃圧始動を実行し、燃料噴射制御の処理を終了する。
一方、ECU25は、燃料の昇圧が必要であると判断すると、始動時水温WTsから、すなわち始動時水温WTsに応じて、燃料昇圧ポンプ22による燃料の昇圧を開始する基準エンジン回転数Ns、すなわちエンジン回転数閾値と、燃料の昇圧速度を決定する(ステップS4)。
次いで、ECU25は、エンジン2を始動させる(ステップS5)。ステップS5におけるエンジン始動は、クランキングによる始動とは異なり、エンジン2で燃焼が開始されるいわゆるエンジン2が完爆状態になることをいう。
ECU25は、エンジン2の始動が開始されると、始動時水温WTsと、ステップS4で設定された昇圧速度で燃料の昇圧中における燃料圧力FPとから、昇圧中のインジェクタ23の噴射時間補正、すなわち駆動時間補正を設定し(ステップS6)、燃料噴射制御の処理を終了する。
この補正は、最適な噴射時間になるよう、実験値などの基本データからあらかじめ設定されたマップやテーブルなどのデータに基づいて実行される。なお、燃料圧力FPは、燃料昇圧ポンプ22とインジェクタ23との間の燃料供給パイプ24内の燃料の圧力を表す。
本実施形態の燃料噴射制御装置20は、以上に説明したように構成されているので、次の効果が得られる。
すなわち、本実施形態の燃料噴射制御装置20は、燃料ポンプ21、燃料昇圧ポンプ22、インジェクタ23、燃料供給パイプ24、ECU25、温度センサ26および圧力センサ27を備えている。
ECU25は、始動時の冷却水の始動時検出温度が、ECU25は、エンジン2が暖機中であると判断される基準温度未満であり、かつ燃料を昇圧させる必要がある場合に、検出された冷却水の始動時検出温度に応じて燃料の昇圧速度を決定する。
そして、ECU25は、決定した燃料の昇圧速度で燃料昇圧ポンプ22により燃料を昇圧させ、燃料の圧力に応じて、インジェクタ23の駆動時間を補正し、補正した駆動時間でインジェクタ23から燃料を噴射するようにしている。
これにより、本実施形態の燃料噴射制御装置20によれば、ECU25は、エンジン2の始動時の冷却水の始動時検出温度に応じて燃料の昇圧速度を決定する。そして、ECU25は、決定した燃料の昇圧速度で燃料昇圧ポンプ22により燃料を昇圧させ、昇圧中におけるインジェクタ23の駆動時間を補正することができる。
この補正によりインジェクタ23の駆動時間が適正な値に調整され、エンジン2の始動時における駆動安定性が確保されたエンジン2の駆動が行われる。
また、本実施形態の燃料噴射制御装置20によれば、ECU25は、エンジン2の始動時の冷却水の始動時検出温度に応じて、燃料の昇圧を開始するエンジン2の基準エンジン回転数Nsを決定する。
そして、ECU25は、エンジン回転数が、決定した基準エンジン回転数Nsに達することを条件として、燃料昇圧ポンプ22に燃料の昇圧を開始させるので、燃料昇圧ポンプ22で燃料の昇圧中のインジェクタ23の駆動時間がより適正な値に調整され、調整の精度が向上する。
また、本実施形態の燃料噴射制御装置20によれば、ECU25は、エンジン2の始動時の冷却水の始動時検出温度が低くなるほど昇圧速度が小さくなるように決定するので、燃料昇圧ポンプ22による昇圧の完了前の比較的低圧の燃料で、インジェクタ23の駆動時間を長くすることができる。これにより、ECU25は、インジェクタ23から適切な量の燃料が噴射させるので、エンジン2の始動時における駆動安定性が確保されたエンジン2の駆動が行われる。
また、本実施形態の燃料噴射制御装置20によれば、ECU25は、エンジン2の始動時の冷却水の始動時検出温度が低くなるほど燃料の昇圧を開始する基準エンジン回転数Nsが高くなるように決定するので、燃料昇圧ポンプ22による昇圧の完了前の比較的低圧の燃料で、インジェクタ23の駆動時間を長くすることができる。
これにより、インジェクタ23から適切な量の燃料が噴射されるので、エンジン2の始動時における駆動安定性が確保されたエンジン2の駆動が行われる。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の各請求項に含まれることが意図されている。
2 エンジン(内燃機関)
3 燃料タンク
9n 燃焼室
20 燃料噴射制御装置
21 燃料ポンプ
22 燃料昇圧ポンプ
23 インジェクタ
25 ECU(燃料昇圧制御部、燃料噴射制御部)
26 温度センサ
27 圧力センサ
28 回転数センサ
3 燃料タンク
9n 燃焼室
20 燃料噴射制御装置
21 燃料ポンプ
22 燃料昇圧ポンプ
23 インジェクタ
25 ECU(燃料昇圧制御部、燃料噴射制御部)
26 温度センサ
27 圧力センサ
28 回転数センサ
Claims (4)
- 燃料タンク内の燃料を吸い上げる燃料ポンプと、
前記燃料ポンプが吸い上げた燃料を昇圧させる燃料昇圧ポンプと、
前記燃料昇圧ポンプにより昇圧された燃料を内燃機関の燃焼室内に噴射するインジェクタと、
前記燃料昇圧ポンプを制御する燃料昇圧制御部と、
前記インジェクタを制御する燃料噴射制御部と、
を備える燃料噴射制御装置であって、
前記内燃機関を冷却する冷却水の温度を検出する温度センサと、
前記燃料昇圧ポンプにより昇圧された燃料の圧力を検出する圧力センサとを有し、
前記燃料昇圧制御部は、前記内燃機関の始動時に前記温度センサにより検出された冷却水の始動時検出温度が、基準温度未満であることを条件として、前記始動時検出温度に応じた昇圧速度で燃料を昇圧させるよう前記燃料昇圧ポンプを制御し、
前記燃料噴射制御部が、前記圧力センサにより検出された圧力に応じた噴射量で燃料を噴射させるよう前記インジェクタを制御する燃料噴射制御装置。 - 前記内燃機関の回転数を検出する回転数センサを有し、
前記燃料昇圧制御部は、前記始動時検出温度に応じた基準回転数を決定し前記回転数センサにより検出された前記内燃機関の回転数が、前記基準回転数に達したことを条件として、前記燃料昇圧ポンプに燃料の昇圧を開始させる請求項1に記載の燃料噴射制御装置。 - 前記燃料昇圧制御部は、前記始動時検出温度が低くなるほど前記昇圧速度を小さくなるように決定する請求項1に記載の燃料噴射制御装置。
- 前記燃料昇圧制御部は、前記始動時検出温度が低くなるほど燃料の昇圧を開始させる前記基準回転数を高くなるように決定する請求項2に記載の燃料噴射制御装置。
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2014
- 2014-06-25 JP JP2014129783A patent/JP2016008553A/ja active Pending
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CN114718737B (zh) * | 2022-04-11 | 2023-09-05 | 中国航发控制系统研究所 | 一种电动燃油泵的流量开环控制方法 |
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