JP5321471B2 - 内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料を高圧状態で蓄圧可能な蓄圧容器から供給される燃料を内燃機関の燃焼室に直接噴射供給する内燃機関の燃料噴射システムに適用される内燃機関の燃料噴射制御装置に関する。
この種の制御装置としては、燃料を高圧状態で蓄圧可能な蓄圧容器と、前記蓄圧容器から供給される燃料を内燃機関の燃焼室に直接噴射供給する燃料噴射弁と、燃料タンクからの燃料を前記蓄圧容器に吐出供給する機関駆動式の燃料ポンプと、前記蓄圧容器の燃圧を検出する燃圧検出手段とを備えて構成される内燃機関の燃料噴射システムに適用されるものが知られている。また、この中には、例えば下記特許文献1に見られるように、内燃機関のクランク軸に初期回転が付与され始めてから(クランキングが開始されてから)蓄圧容器の燃圧が所定以上となるまで燃料噴射弁の燃料噴射を禁止するものも知られている。詳しくは、クランキングが開始されてから蓄圧容器の燃圧を速やかに上昇させることで、内燃機関の始動時における燃料噴射圧を高くしている。これにより、燃料噴射弁の噴射燃料の微粒化を促進させることで燃焼状態の悪化を抑制することができ、ひいては内燃機関の始動性を向上させることが可能となる。
特開平11−270385号公報
ところで、気温が低い環境(低温環境)下において上記燃料噴射システムが使用されると、エンジンオイルや燃料の粘度が高くなること等による機械的なフリクション等の増大によってクランク軸の回転を妨げる方向の力が増大し得る。この場合、クランキング時におけるクランク軸の回転速度が低下し、燃料ポンプの単位時間当たりの吐出量が低下することがある。また、クランキングを行うためのスタータの電力供給源となるバッテリの低温環境下での使用、バッテリの経時劣化及びバッテリの充電不足等によってバッテリの蓄電量が低下する場合、クランキング時のクランク軸の回転速度が低下し、燃料ポンプの吐出量が低下することがある。更に、燃料ポンプの機械的な個体差や経時劣化に起因して、燃料ポンプの吐出量が低下することがある。ここで燃料ポンプの吐出量が低下すると、クランキングが開始されてからの蓄圧容器の燃圧の上昇が遅れることで、燃料噴射弁に供給される燃料の圧力が低下する。このため、内燃機関を始動させるための燃料噴射を適切に行うことができなくなること等に起因して、内燃機関を適切に始動させることができなくなるおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、内燃機関を適切に始動させることのできる内燃機関の燃料噴射制御装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
構成1は、燃料を高圧状態で蓄圧可能な蓄圧容器と、前記蓄圧容器から供給される燃料を内燃機関の燃焼室に直接噴射供給する燃料噴射弁と、燃料タンクからの燃料を前記蓄圧容器に吐出供給する機関駆動式の燃料ポンプと、前記蓄圧容器の燃圧を検出する燃圧検出手段とを備えて構成される内燃機関の燃料噴射システムに適用され、クランキングが開始されてから前記燃料噴射弁の燃料噴射が開始される以前における前記燃料ポンプの1吐出行程を含む規定タイミング間の前記検出された燃圧の上昇度合いに基づき、前記燃料噴射弁の燃料噴射の開始に際しての燃料噴射モードを選択する噴射モード選択手段を備えることを特徴とする。
燃料噴射弁の燃料噴射が開始される以前における燃料ポンプの吐出量と蓄圧容器の燃圧の上昇度合いとは相関を有する。このため、燃料ポンプの1吐出行程を含む規定タイミング間の蓄圧容器の燃圧の上昇度合いは、燃料噴射開始タイミングにおける蓄圧容器の燃圧を把握するためのパラメータとなる。この点に鑑み、上記発明では、クランキングが開始されてから燃料噴射弁の燃料噴射が開始される以前において上記規定タイミング間の上記検出された燃圧(実燃圧)の上昇度合いに基づき、燃料噴射弁の燃料噴射の開始に際しての燃料噴射モードを選択する。これにより、内燃機関の始動時において燃料噴射圧に応じた適切な燃料噴射モードを設定することができ、ひいては内燃機関を適切に始動させることができる。
構成2は、構成1において、前記検出された燃圧が規定圧以上となることに基づき、規定モードによる前記燃料噴射弁の燃料噴射を許可する許可手段を更に備え、前記噴射モード選択手段は、前記クランキングが開始されてから所定時間経過するまでに前記許可手段によって燃料噴射が許可されない場合、前記燃料噴射モードを前記規定モードから変更するか否かを決定することを特徴とする。
上記発明では、許可手段を備えることで、燃料噴射開始タイミングにおける燃料噴射圧を高くすることによって噴射燃料の微粒化を促進させることで、内燃機関の始動性の向上等を図っている。しかしながら、燃料ポンプの機械的な個体差等に起因して燃料ポンプの吐出量が低下すると、蓄圧容器の燃圧の上昇度合いが低下する。このため、燃料噴射弁の燃料噴射が許可されるまでの時間が長くなり、内燃機関を適切に始動させることができなくなるおそれがある。そこで上記発明では、クランキングが開始されてから所定時間経過するまでに燃料噴射が許可されない場合、燃料噴射モードを規定モードから変更するか否かを決定する。これにより、燃料噴射圧に応じた燃料噴射モードを適切に設定することができ、ひいては内燃機関をより適切に始動させることができる。
構成3は、構成2において、前記所定時間経過するタイミングにおける前記検出された燃圧が前記規定圧未満となって且つ前記検出された燃圧の上昇度合いが所定値以上となることに基づき、前記所定時間を延長する延長手段を更に備えることを特徴とする。
燃料噴射弁の燃料噴射が許可されるまでの時間が長くなることに起因する内燃機関の始動性の低下を回避すべく上記所定時間は通常、短い時間に設定される。そして所定時間を短くするほど、上記所定時間経過するタイミングの実燃圧が低くなる。ここで上記所定時間経過するタイミングにおける実燃圧が規定圧未満となる状況下、実燃圧の上昇度合いが大きい場合、その後短時間のうちに実燃圧を規定圧まで上昇させることが可能なことがある。この点に鑑み、上記発明では、実燃圧の上昇度合いが所定値以上となることに基づき所定時間を延長する。これにより、所定時間を短い時間に設定することと、クランキングが開始されてから極力早期に燃料噴射圧に応じた燃料噴射モードを設定することとの双方の要求を好適に両立させることができる。
構成4は、構成3において、前記燃料噴射システムは、車載蓄電池と、該車載蓄電池から給電されることで前記クランキングを行うスタータとを更に備えるものであり、前記延長手段は、前記所定時間を1回に限って延長することを特徴とする。
所定時間を過度に延長すると、スタータの駆動時間が長くなることによって車載蓄電池の蓄電量が過度に低下し、クランキングを適切に行うことができなくなるおそれがある。この点、上記発明では、所定時間の延長回数を1回とするため、車載蓄電池の蓄電量が過度に低下することを回避することができ、ひいてはクランキングを適切に行うことができなくなる事態を好適に回避することができる。
構成5は、構成3又は4において、前記内燃機関を冷却する冷却水の温度及び機関回転速度のうち少なくとも1つに基づき、前記所定時間の延長時間を可変設定する手段を更に備えることを特徴とする。
上記発明では、上記パラメータを用いることで、所定時間を適切に延長することができる。
構成6は、構成2〜5のいずれか1つにおいて、前記噴射モード選択手段は、前記所定時間経過するタイミングにおける前記検出された燃圧が前記規定圧未満となって且つ前記検出された燃圧の上昇度合いが所定値未満となることに基づき、前記燃料噴射弁の燃料噴射開始タイミングと圧縮上死点との離間度合いが前記規定モードよりも大きいモードを選択するとともに、前記所定時間経過するタイミングにおいて前記燃料噴射弁の燃料噴射を許可することを特徴とする。
上記所定時間経過するタイミングにおける実燃圧が規定圧未満となって且つ実燃圧の上昇度合いが小さい場合には通常、その後短時間のうちに実燃圧を規定圧まで上昇させることは困難となる。このため、燃料噴射弁の燃料噴射が許可されるまでの時間が長くなることに起因して、内燃機関を適切に始動させることができなくなるおそれがある。ここで上記発明では、圧縮上死点と燃料噴射開始タイミングとの離間度合いが大きくなると燃焼室の圧力が低くなることに鑑み、上記態様の燃料噴射モードを選択するとともに燃料噴射弁の燃料噴射を許可する。これにより、燃料ポンプの吐出量が低下し、実燃圧の上昇が遅れる場合であっても、内燃機関を適切に始動させることができる。
構成7は、構成6において、前記規定圧を第1の規定圧とし、該第1の規定圧よりも低い圧力である第2の規定圧を設定する規定圧設定手段を更に備え、前記規定モードよりも大きいモードは、前記所定時間経過するタイミングにおける前記検出された燃圧が前記第2の規定圧未満となることに基づき選択されることを特徴とする。
上記発明では、上記所定時間経過するタイミングにおける実燃圧が第1の規定圧未満となっても、第2の規定圧以上となる限り、圧縮上死点近傍において燃料噴射することが可能となる。このため、第1の規定圧を比較的高い値に設定することが可能となり、上記所定時間経過するタイミングまでに実燃圧が第1の規定圧以上となる場合には十分高い燃料噴射圧で速やかに燃料噴射することができる。
構成8は、構成7において、前記規定圧設定手段は、前記内燃機関を冷却する冷却水の温度に基づき、前記第2の規定圧を可変設定することを特徴とする。
上記発明では、上記態様にて第2の規定圧を可変設定することで、内燃機関の始動時における燃焼状態の悪化を極力抑制することができる。
構成9は、構成2〜8のいずれか1つにおいて、前記内燃機関を冷却する冷却水の温度及び機関回転速度のうち少なくとも1つに基づき、前記所定時間を可変設定する手段を更に備えることを特徴とする。
上記発明では、上記燃料噴射システムが使用される状況に応じて所定時間を適切に設定することができる。
構成10は、構成1〜9のいずれか1つにおいて、前記燃料噴射モードは、前記燃料噴射弁の燃料噴射期間が前記内燃機関の圧縮行程を含むモードと、前記燃料噴射期間が前記内燃機関の吸気行程に限られるモードとを含むものであることを特徴とする。
燃料噴射弁に要求される燃料噴射圧は、燃料噴射期間を圧縮行程とする場合よりも吸気行程とする場合の方が低くなる。ここで上記発明では、燃料噴射モードとして上記態様のモードを含むことで、内燃機関の始動時において燃料噴射圧に応じたより適切な燃料噴射モードを設定することができる。
構成11は、構成1〜10のいずれか1つにおいて、前記規定タイミング間とは、前記燃料ポンプの1吐出行程の終了タイミング間であることを特徴とする。
上記発明では、実燃圧の上昇度合いを短時間で且つ高精度に把握することができる。
一実施形態にかかるシステム構成図。 一実施形態にかかる判定時間の設定手法を示す図。 一実施形態にかかる基本噴射制御処理の概要を示すタイムチャート。 一実施形態にかかる延長時間の設定手法を示す図。 一実施形態にかかる判定時間延長処理の概要を示すタイムチャート。 一実施形態にかかる昇圧始動燃圧の設定手法を示す図。 一実施形態にかかる噴射モード変更処理の概要を示すタイムチャート。 一実施形態にかかる噴射モード変更処理の概要を示すタイムチャート。 一実施形態にかかる始動時昇圧制御処理の手順を示すフローチャート。
以下、本発明にかかる内燃機関の燃料噴射制御装置を筒内噴射式ガソリンエンジンの蓄圧式燃料噴射システムに適用した一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に本実施形態にかかるシステム構成を示す。
図示されるように、燃料タンク10内の燃料は、低圧通路12を介して電動式のフィードポンプ14により汲み上げられる。汲み上げられた燃料は、図示しない低圧レギュレータにより所定の低圧に調節された後、高圧燃料ポンプ16に供給される。
高圧燃料ポンプ16は、シリンダ18と、シリンダ18内で往復動するプランジャ20と、シリンダ18の内周壁面及びプランジャ20によって区画形成されるポンプ室22と、フィードポンプ14から供給された燃料を吸入する吸入口24とポンプ室22とを連通又は遮断する吸入弁26と、この吸入弁26を電磁駆動する電磁ソレノイド28と、ポンプ室22と燃料を吐出する吐出口30との間に設けられた吐出弁32とを備えて構成されるプランジャポンプである。ここで吸入弁26は、電磁ソレノイド28が通電されない場合には開弁状態とされ、電磁ソレノイド28が通電される場合には閉弁状態とされるノーマリーオープンタイプの弁体である。
このように構成される高圧燃料ポンプ16において、プランジャ20は、駆動軸34に連結されたポンプカム36によって駆動される。詳しくは、駆動軸34は、吸気側又は排気側のカム軸38に機械的に連結されるものであり、カム軸38と同期して回転する。カム軸38は、クランク軸40から供給される回転エネルギにより回転するものであり、クランク軸40に対して所定(例えば1/2)の速度比で回転する。また、ポンプカム36は、駆動軸34とこのカムの外周との距離が変化する形状(ポンプカムプロフィール)を有している。これにより、駆動軸34の回転に同期してプランジャ20がシリンダ18内を往復動することとなる。そして、プランジャ20の下降によってポンプ室22内の容積が大きくなる期間が高圧燃料ポンプ16の吸入行程となり、プランジャ20の上昇によってポンプ室22内の容積が小さくなる期間が高圧燃料ポンプ16の吐出行程となる。詳しくは、高圧燃料ポンプ16の吸入行程において、吸入弁26を開弁状態とすることで、吸入口24を介してポンプ室22内にフィードポンプ14からの燃料が吸入される。その後、プランジャ20が上昇することでポンプ室22内の容積が小さくされるに際し、電磁ソレノイド28への通電によって吸入弁26を閉弁状態とすることで、ポンプ室22内の燃料が加圧される。そして、ポンプ室22内の圧力が吐出弁32の開弁圧を上回ると、ポンプ室22内の燃料が吐出弁32を介して吐出口30から吐出される吐出行程となる。
高圧燃料ポンプ16から吐出される燃料は、高圧通路42を介して蓄圧容器(デリバリパイプ44)に供給される。デリバリパイプ44は、高圧燃料ポンプ16から吐出供給される燃料を高圧状態で蓄えるものであり、エンジンの各気筒の燃料噴射弁46に高圧燃料を供給する。
燃料噴射弁46は、その噴射口がエンジンの燃焼室48に突出するようにして配置されるものであり、燃焼室48に直接燃料を噴射供給する。燃料噴射弁46から噴射される燃料と、図示しない吸気バルブを介して燃焼室48へと導入される吸気との混合気は、燃焼室48に突出するようにして配置される点火プラグ50の火花放電によって着火され燃焼に供される。ここでデリバリパイプ44内の燃圧(実燃圧)を高くすると、燃料噴射弁46の燃料噴射圧が高くなることで、噴射燃料の微粒化が促進される。これにより、噴射燃料の霧化を促進させることができ、燃焼状態を良好なものとすることが可能となる。
クランク軸40には、スタータ52が接続されている。スタータ52は、スタータスイッチ(SW54)のオンによりバッテリ56から給電されることで始動し、エンジンを始動させるべくクランク軸40に初期回転を付与する(クランキングを行う)。
クランク軸40付近には、クランク軸40の回転角度を検出するクランク角度センサ58が設けられている。一方、カム軸38付近には、カム軸38の回転角度を検出するカム角度センサ60が設けられている。
電子制御装置(ECU62)は、蓄圧式燃料噴射システムの各種制御に必要な各種アクチュエータを操作する制御装置である。ECU62は、エンジンを冷却するための冷却水の温度(冷却水温)を検出する水温センサ64や、上記実燃圧を検出する燃圧センサ66、クランク角度センサ58、更にはカム角度センサ60等の検出信号を逐次入力する。ECU62は、これらの入力信号に基づき、スタータ52による始動制御等を行う。
特にECU62は、クランキングが開始された後、実燃圧をその目標値(噴射許可燃圧)まで速やかに上昇させるべく始動時昇圧制御処理を行う。始動時昇圧制御処理は、高圧燃料ポンプ16の吐出量を最大とするように電磁ソレノイド28を通電操作し、実燃圧が噴射許可燃圧以上となるタイミングで燃料噴射弁46の燃料噴射を許可する処理である。これは、エンジンの始動性を良好なものとしたり、排気特性の悪化を抑制したりするためのものである。つまり、車両放置時間が長くなり、エンジンを始動させる際の実燃圧が大気圧まで低下する場合、噴射開始時の燃料噴射圧が低くなり、噴射燃料の微粒化が促進されなくなることに起因して、エンジンの始動時における燃焼状態が悪化し、エンジンの始動性が低下したり排気特性が悪化したりするおそれがある。このため、高圧燃料ポンプ16の吐出量を最大にするとともに、燃料噴射に伴う実燃圧の低下を回避すべく実燃圧が噴射許可燃圧以上となるまで燃料噴射弁46の燃料噴射を待機させることで、実燃圧を噴射許可燃圧まで速やかに上昇させる。これにより、エンジンの始動性を良好なものとしたり、排気特性の悪化を抑制したりすることが可能となる。
また、ECU62は、燃料噴射が許可されることをトリガとして、エンジンの始動時において吸気圧縮分割噴射制御を行う。吸気圧縮分割噴射制御は、燃料噴射弁46の燃料噴射期間を吸気行程及び圧縮行程の双方とする制御であり、エンジンの始動性等の更なる向上を図るためのものである。詳しくは、まず、吸気行程において燃料噴射弁46から燃料噴射させる。これにより、圧縮行程の上死点となるタイミング近傍において点火プラグ50の放電火花を発生させるまでの時間を用いて燃料の霧化を十分に促進させ、燃焼室48に均質な混合気を生成させる。次に、圧縮行程において上記放電火花の発生以前に燃料噴射させることで、点火プラグ50の周辺にリッチな混合気を生成する。その後、点火プラグ50の放電火花によりリッチな混合気が着火され、これを火種として上記均質な混合気が燃焼に供される。これにより、燃焼状態を良好なものとすることができ、エンジンの始動性等の向上を図ることが可能となる。なお、燃料噴射弁46の燃料噴射量は、例えば、クランク角度センサ58の出力値に基づくクランキング時のエンジン回転速度(クランキング回転速度)や、水温センサ64の出力値に基づく冷却水温等から算出すればよい。具体的には、クランキング回転速度や冷却水温等に基づき1燃焼サイクルに要求される燃料噴射量を算出し、算出された燃料噴射量を吸気行程及び圧縮行程のそれぞれについて割り振ればよい。また、吸気圧縮分割噴射制御に代えて、燃料噴射弁46の燃料噴射期間を圧縮行程のみとする制御(圧縮行程噴射制御)を行ってもよい。具体的には、クランキング回転速度や冷却水温等に基づき、吸気圧縮分割噴射制御及び圧縮行程噴射制御のうち一方を選択すればよい。
ここでエンジンの始動時において吸気圧縮分割噴射制御(又は圧縮行程噴射制御)が行われることに鑑み、本実施形態では、上記噴射許可燃圧を、クランキング時に高圧燃料ポンプ16によって昇圧可能な実燃圧の最大値以下の圧力であって且つ、燃料噴射期間を圧縮行程とする場合に想定される燃焼室48の最大圧力よりも十分に高い圧力として設定する。これにより、圧縮行程において燃料噴射弁46の燃料噴射が可能となる。なお、冷却水温が低いほど噴射燃料の霧化が促進されず、燃焼状態が悪化することに鑑み、噴射許可燃圧を冷却水温に基づき可変設定するのが望ましい。具体的には、冷却水温が低いほど、噴射許可燃圧を高くすればよい。
ところで、クランキング時における高圧燃料ポンプ16の吐出量が低下することで、クランキングが開始されてから実燃圧が噴射許可燃圧となるまでの時間(到達時間)が長くなり、エンジンを適切に始動させることができなくなるおそれがある。ここで、高圧燃料ポンプ16の吐出量が低下する要因としては主に以下の3つがある。まず第1に、高圧燃料ポンプ16の機械的な個体差(機差)や経時劣化がある。つまり、高圧燃料ポンプ16を量産した場合に吐出特性が中央特性となるもの(機差中央品)に対応する吐出量よりも高圧燃料ポンプ16の実際の吐出量が少なかったり、経時劣化に起因して高圧燃料ポンプ16の吐出量が低下したりする。第2に、バッテリ56の蓄電量がある。つまり、バッテリ56の蓄電量(電圧)が低下することで、スタータ52の回転速度が低下し、高圧燃料ポンプ16の単位時間当たりの吐出量が低下する。第3に、車両が使用される環境がある。つまり、気温が低い環境(低温環境)下においては、エンジンオイルや燃料の粘度が高くなることによってクランク軸40の回転を妨げる方向の力が増大したり、バッテリ56の蓄電量が低下したりすることに起因して、クランキング回転速度が低下し、高圧燃料ポンプ16の単位時間当たりの吐出量が低下する。そして、これらの要因によって高圧燃料ポンプ16の吐出量が低下すると、実燃圧の上昇速度が低下することで上記到達時間が長くなり、スタータ52が駆動される時間が長くなり得る。この場合、スタータ52の駆動時間が長くなることで、バッテリ56の蓄電量が過度に低下し、クランキングを適切に行うことができなくなることによってエンジンを適切に始動させることができなくなるおそれがある。
そこで本実施形態では、クランキングが開始されてから判定時間T1経過するタイミング(判定タイミング)における実燃圧等に基づき、以下の<1>〜<3>の処理を行うことで、エンジンを適切に始動させることができなくなる事態を回避する。以下、図2〜図8を用いて、これら処理について詳述する。
<1.基本噴射制御処理>
基本噴射制御処理は、判定タイミング以前に実燃圧が噴射許可燃圧以上となる場合、実燃圧が噴射許可燃圧となるタイミングで燃料噴射弁46の燃料噴射を許可するとともに、燃料噴射モードを規定モードに設定する処理である。ここで本実施形態では、規定モードを吸気圧縮分割噴射制御(又は圧縮行程噴射制御)とする。また本実施形態では、上記判定時間T1を、クランキングに伴いバッテリ56の蓄電量が過度に低下しないように短い時間とするとともに、クランキング回転速度及び冷却水温に基づき可変設定する。詳しくは、図2に示すように、冷却水温THWが高いほど、判定時間T1を長く設定し、クランキング回転速度が高いほど、判定時間T1を短く設定する。これは、高圧燃料ポンプ16が使用される状況が上記到達時間に影響を及ぼすことに鑑みてなされるものである。つまり、冷却水温THWが高いと、燃料温度が高くなって燃料の粘度が低下し、高圧燃料ポンプ16の吐出動作に伴うポンプ内のリーク燃料が多くなる。このことに起因して高圧燃料ポンプ16の吐出量が低下し、上記到達時間が長くなる。また、クランキング回転速度が高くなると、高圧燃料ポンプ16の単位時間当たりの吐出量が増大することで到達時間が短くなる。このため、上記パラメータに基づき判定時間T1を可変設定することで、判定時間T1を高圧燃料ポンプ16が使用される状況に応じた適切なものとする。
図3に、基本噴射制御処理の一例を示す。詳しくは、図3(a)はエンジン回転速度NE及びバッテリ56の電圧Vの推移を示し、図3(b)は実燃圧Prの推移を示し、図3(c)は燃料噴射時間の推移を示す。なお、図3(a)では、ECU62がエンジン回転速度NEを把握可能となるタイミングからのエンジン回転速度NEの推移を示している。また、図3(c)では、燃料噴射時間が長いほど、燃料噴射量が多くなることを示している。ただし、同一の燃料噴射時間に対する燃料噴射量は、燃料噴射期間を吸気行程とする場合と、圧縮行程とする場合とで相違する。これは、各行程において要求される燃料噴射圧が相違するためである。
図に示す例では、時刻t1において、SW54のオンによってスタータ52が始動されたと判断されることで、クランキングが開始されたと判断される。その後、判定タイミング(時刻t3)以前のタイミング(時刻t2)において実燃圧Prが噴射許可燃圧Piに到達する。このため、時刻t2において燃料噴射弁46の燃料噴射が許可され、吸気圧縮分割噴射制御が開始される。
<2.判定時間延長処理>
判定時間延長処理は、判定タイミングの実燃圧Prが噴射許可燃圧Pi未満となって且つ、クランキングが開始されてから判定タイミングまでにおける高圧燃料ポンプ16の1吐出行程の終了タイミング間の実燃圧Prの上昇量(燃圧上昇量)が所定値Pd以上となる場合、判定時間T1を延長時間T2長くする処理である。この処理は、判定タイミング後の短時間のうちに実燃圧Prが噴射許可燃圧Piまで上昇する見込みがあるか否かを判断するための処理である。つまり、上述したように判定時間T1を短い時間に設定するという要求を実現すべく、判定時間T1を短くすると、判定タイミングにおける実燃圧Prが低くなる。ここで判定タイミングにおける実燃圧Prが噴射許可燃圧Pi未満となる場合であっても、燃圧上昇量が大きい場合、その後短時間のうちに実燃圧Prを噴射許可燃圧Piまで上昇させることが可能なことがある。このため、判定時間延長処理を設けることで、判定時間T1を短い時間に設定することと、燃焼状態を良好なものとすべく燃料噴射の開始に伴う燃料噴射圧を高くすることとの双方の要求を両立させる。
ここで本実施形態では、上記延長時間T2をクランキング回転速度及び冷却水温THWに基づき可変設定する。詳しくは、図4に示すように、冷却水温THWが高いほど、延長時間T2を長く設定し、クランキング回転速度が高いほど、判定時間T1を短く設定する。これは、上述したようにクランキング回転速度及び冷却水温THWに応じて上記到達時間が変化することに鑑み、判定時間T1の延長に伴いスタータ52の駆動時間が長くなることを極力抑制するためである。また、判定時間延長処理を1回に限って行う。これは、判定時間T1を過度に延長するとスタータ52の駆動に伴いバッテリ56の蓄電量が過度に低下することに起因して、クランキングを適切に行うことができなくなる事態を回避するためである。なお、上記所定値Pdは、上記判定時間延長処理によっても実燃圧Prを噴射許可燃圧Piまで上昇させることが困難であるか否かを判別可能な値とすればよい。具体的には、上記所定値Pdを、高圧燃料ポンプ16が実燃圧Prを噴射許可燃圧Piまで上昇させる昇圧能力を有する場合における特定の圧力領域(例えば噴射許可燃圧Pi近傍)での燃圧上昇量の下限値に設定される。
図5に、判定時間延長処理の一例を示す。詳しくは、図5(a)〜図5(c)は、図3(a)〜図3(c)に対応している。
図に示す例では、時刻t1においてクランキングが開始され、その後判定タイミング(時刻t4)までの期間において高圧燃料ポンプ16の1吐出行程終了タイミング間の燃圧上昇量ΔPrが算出される。具体的には、高圧燃料ポンプ16の前回の吐出行程終了タイミング(時刻t2)の実燃圧Prと、今回の吐出行程終了タイミング(時刻t3)の実燃圧Prとの偏差として燃圧上昇量ΔPrが算出される。そして時刻t4において、判定タイミングの実燃圧Prが噴射許可燃圧Pi未満となるものの、燃圧上昇量ΔPrが所定値Pd以上となるため、判定時間T1が延長時間T2長くされる。その後、延長時間T2が経過するタイミング(時刻t6)までに実燃圧Prが噴射許可燃圧Piとなるため、実燃圧Prが噴射許可燃圧Piとなるタイミング(時刻t5)において燃料噴射弁46の燃料噴射が許可され、吸気圧縮分割噴射制御が開始される。
ここで本実施形態では、判定時間延長処理に用いられる燃圧上昇量ΔPrを、判定タイミング直前に算出されたものとする。これは、判定タイミングにおいて、実燃圧Prをその後短時間のうちに噴射許可燃圧Piまで上昇する見込みがあるか否かの判断精度を向上させるためである。つまり、実燃圧Prが高くなると、高圧燃料ポンプ16の吐出動作に伴うポンプ内のリーク量が多くなることに起因して、高圧燃料ポンプ16の吐出量が低下するため、燃圧上昇量ΔPrが小さくなる。このことに鑑み、判定タイミング直前の燃圧上昇量ΔPrを用いることで、その後短時間のうちに実燃圧Prが噴射許可燃圧Piまで上昇可能であるか否かの判断精度を向上させる。
<3.噴射モード変更処理>
噴射モード変更処理は、判定タイミングの実燃圧Prが、噴射許可燃圧Piよりも低い圧力である規定圧(昇圧始動燃圧)未満となる場合であって且つ、燃圧上昇量ΔPrが所定値Pd未満となる場合、燃料噴射弁46の燃料噴射の開始に際しての燃料噴射モードを吸気圧縮分割噴射制御(又は圧縮行程噴射制御)から燃料噴射期間を吸気行程のみに設定する制御(吸気行程噴射制御)に変更することで、判定タイミングにおいて燃料噴射弁46の燃料噴射を許可する処理である。この処理は、判定タイミング後の短時間のうちに実燃圧Prを噴射許可燃圧Piまで上昇させることが困難となる状況下において、エンジンを適切に始動させることができなくなる事態を回避するための処理である。つまり、燃料噴射弁46に要求される燃料噴射圧は、燃料噴射期間を圧縮行程とする場合よりも吸気行程とする場合の方が低くなる。このため、燃料噴射モードを上記要求される燃料噴射圧が低い吸気行程噴射制御に変更することで、実燃圧Prの昇圧が困難となる場合であっても燃料噴射を実現させる。これにより、燃料の燃焼によってクランク軸40を回転させ、エンジンを始動させることが可能となる。
ここで本実施形態では、昇圧始動燃圧を、クランキング時に高圧燃料ポンプ16によって昇圧可能な実燃圧の最大値以下の圧力であって且つ燃料噴射期間を圧縮行程とする場合に想定される燃焼室48の圧力よりもやや高い圧力として設定する。また、エンジンの始動時における燃焼状態の悪化を極力回避すべく、昇圧始動燃圧を冷却水温THWに基づき可変設定する。詳しくは、図6に示すように、冷却水温THWが規定温度(例えばエンジンの暖機が完了したと判断される温度)未満となる場合、冷却水温THWが低いほど昇圧始動燃圧Pi2を高くし、冷却水温THWが上記規定温度以上となる場合、冷却水温THWを一定とする。
図7に、噴射モード変更処理の一例を示す。詳しくは、図7(a)〜図7(c)は、図3(a)〜図3(c)に対応している。
図に示す例では、時刻t1においてクランキングが開始された後、判定タイミング(時刻t4)における実燃圧Prが昇圧始動燃圧Pi2未満となって且つ高圧燃料ポンプ16の1吐出行程終了タイミング間(時刻t2〜t3)の燃圧上昇量ΔPrが所定値Pd未満となる。このため、燃料噴射モードを吸気圧縮分割噴射制御から吸気行程噴射制御に変更することで、判定タイミングにおいて燃料噴射弁46の燃料噴射を許可する。
一方、判定タイミングにおける実燃圧Prが噴射許可燃圧Pi未満となって且つ燃圧上昇量ΔPrが所定値Pd未満となるものの、判定タイミングにおける実燃圧Prが昇圧始動燃圧Pi2以上となる場合には、燃料噴射モードを吸気圧縮分割噴射制御に設定しつつ、判定タイミングにおいて燃料噴射弁46の燃料噴射を許可する。これは、昇圧始動燃圧Pi2を上記のように設定したため、圧縮行程において燃料噴射が可能であることに鑑みたものである。
図8に、上記処理の一例を示す。詳しくは、図8(a)〜図8(c)は、図3(a)〜図3(c)に対応している。
図に示す例では、時刻t1においてクランキングが開始された後、判定タイミング(時刻t4)における実燃圧Prが昇圧始動燃圧Pi2以上となって且つ高圧燃料ポンプ16の1吐出行程終了タイミング間(時刻t2〜t3)の燃圧上昇量ΔPrが所定値Pd未満となる。このため、燃料噴射モードを吸気圧縮分割噴射制御に設定しつつ、判定タイミングにおいて燃料噴射弁46の燃料噴射を許可する。
図9に、本実施形態にかかる始動時昇圧制御処理の手順を示す。この処理は、ECU62によって、クランキングが開始されたと判断されることをトリガとして実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、延長判定フラグFを「0」に設定する。ここで延長判定フラグFは、「0」によって判定時間延長処理が既に行われたことを示し、「1」によって判定時間延長処理が行われていないことを示す。
続くステップS12では、高圧燃料ポンプ16の都度の吐出行程終了タイミングにおいて燃圧上昇量ΔPrを算出する。なお、吐出行程終了タイミングは、クランク角度センサ58及びカム角度センサ60の双方の出力値に基づき把握すればよい。
続くステップS14では、クランキングが開始されてから判定時間T1経過するタイミングまでに実燃圧Prが噴射許可燃圧Pi以上となるか否かを判断する。なお、判定時間T1は、先の図2に示したマップによって設定されるものである。詳しくは、判定時間T1を、上記マップを用いて、ECU62がエンジン回転速度を把握することが可能となるタイミングにおけるクランキング回転速度及び冷却水温THWに基づき設定すればよい。
ステップS14においてクランキングが開始されてから判定タイミングまでに実燃圧Prが噴射許可燃圧Pi以上になると判断された場合には、ステップS16に進み、燃料噴射モードを吸気圧縮分割噴射制御(又は圧縮行程噴射制御)に設定し、燃料噴射を許可する。
一方、上記ステップS14において否定判断された場合には、ステップS18に進み、判定タイミング直前に算出された燃圧上昇量ΔPrが上記所定値Pd未満であるか否かを判断する。この処理は、判定タイミング後の短時間のうちに実燃圧Prが噴射許可燃圧Piまで上昇する見込みがあるか否かを判断するための処理である。
ステップS18において燃圧上昇量ΔPrが所定値Pd以上であると判断された場合には、実燃圧Prが噴射許可燃圧Piまで上昇する見込みがあると判断し、ステップS20において延長判定フラグFが「1」に設定されているか否かを判断する。
ステップS20において延長判定フラグFが「0」に設定されていると判断された場合には、ステップS22、S24において判定時間延長処理を行う。詳しくは、ステップS22において判定時間T1を延長時間T2長くし、続くステップS24において延長判定フラグFを「1」に設定し、その後上記ステップS14に戻る。なお、上記延長時間T2は、先の図4に示したマップによって設定されるものである。詳しくは、延長時間T2を、上記マップを用いて、判定タイミングにおけるクランキング回転速度及び冷却水温THWに基づき設定すればよい。
一方、上記ステップS18、S20において肯定判断された場合には、ステップS26に進み、実燃圧Prが昇圧始動燃圧Pi2未満であるか否かを判断する。
ステップS26において実燃圧Prが昇圧始動燃圧Pi2以上であると判断された場合には、上記ステップS16に進み、燃料噴射モードを吸気圧縮分割噴射制御(又は圧縮行程噴射制御)に設定しつつ、判定タイミングにおいて燃料噴射弁46の燃料噴射を許可する。一方、上記ステップS26において実燃圧Prが昇圧始動燃圧Pi2未満であると判断された場合には、ステップS28に進み、燃料噴射モードを吸気圧縮分割噴射制御(又は圧縮行程噴射制御)から吸気行程噴射制御に変更し、判定タイミングにおいて燃料噴射弁46の燃料噴射を許可する。
なお、ステップS16、S28の処理が完了する場合には、この一連の処理を一旦終了する。
このように、本実施形態では、判定タイミングにおける実燃圧等に基づき、吸気圧縮分割噴射制御(又は圧縮行程噴射制御)及び吸気行程噴射制御のうちいずれかの燃料噴射モードを選択することで、エンジンの始動時において燃料噴射弁46の燃料噴射の開始に際しての適切な燃料噴射モードを設定することができ、ひいてはエンジンを適切に始動させることができる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)判定タイミング以前において実燃圧Prが噴射許可燃圧Pi以上になると判断された場合、燃料噴射弁46の燃料噴射を許可するとともに吸気圧縮分割噴射制御(又は圧縮行程噴射制御)を行った。これにより、エンジンの始動性を良好なものとすることができる。
(2)判定タイミングにおける実燃圧Prが噴射許可燃圧Pi未満となって且つ燃圧上昇量ΔPrが所定値Pd以上になると判断された場合、判定時間延長処理を行った。これにより、判定時間T1を短い時間に設定することと、クランキングが開始されてから極力早期に燃料噴射圧に応じた燃料噴射モードを設定することとの双方の要求を好適に両立させることができる。更に、前回の吐出行程終了タイミングの実燃圧Prと今回の吐出行程終了タイミングの実燃圧Prとの偏差を燃圧上昇量ΔPrとして算出したため、クランキングが開始されてから判定時間T1経過するまでの時間が短い状況下、燃圧上昇量ΔPrを短時間且つ高精度に把握することができる。
(3)判定タイミングにおける実燃圧Prが噴射許可燃圧Pi未満となって且つ燃圧上昇量ΔPrが所定値Pd未満になると判断されるものの、判定タイミングにおける実燃圧Prが昇圧始動燃圧Pi2以上になると判断された場合、燃料噴射モードを吸気圧縮分割噴射制御(又は圧縮行程噴射制御)に設定しつつ、判定タイミングにおいて燃料噴射弁46の燃料噴射を許可した。これにより、実燃圧Prを噴射許可燃圧Piまで昇圧させることが困難である旨を極力早期に判断することができ、フェールセーフとしてクランキングが開始されてから極力早期に燃料噴射を開始させることができる。また、噴射許可燃圧Piを、圧縮行程噴射を行うことのできる下限値よりも十分高くすることができ、排気特性を良好とするうえで最適な圧力等に設定することができる。
(4)判定タイミングにおける実燃圧Prが昇圧始動燃圧Pi2未満となって且つ燃圧上昇量ΔPrが所定値Pd未満になると判断された場合、噴射モード変更処理を行った。これにより、フェールセーフとして燃料噴射モードを適切に設定することができる。
(5)判定時間T1をクランキング回転速度及び冷却水温THWに基づき可変設定した。これにより、判定時間T1を高圧燃料ポンプ16が使用される状況に応じた適切なものとする。
(6)判定時間延長処理を1回に限って行った。これにより、バッテリ56の蓄電量が過度に低下することを回避することができ、ひいてはクランキングを適切に行うことができなくなる事態を好適に回避することができる。
(7)延長時間T2をクランキング回転速度及び冷却水温THWに基づき可変設定した。これにより、判定時間T1の延長に伴いスタータ52の駆動時間が長くなることを極力抑制することができる。
(8)昇圧始動燃圧Pi2を冷却水温THWに基づき可変設定した。これにより、エンジンの始動時における燃焼状態の悪化を極力抑制することができる。
(9)SW54がオンされることに基づき、クランキングが開始されると判断した。これにより、クランキングが開始されてから判定時間T1が経過するタイミングや延長時間T2が経過するタイミングを高精度に把握することができる。
(その他の実施形態)
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・判定時間T1や延長時間T2の設定手法としては、上記実施形態に例示したものに限らない。例えば、判定時間T1や延長時間T2を、クランキング回転速度及び冷却水温THWのうちいずれか1つに基づき可変設定してもよい。また例えば、判定時間T1や延長時間T2を可変値に限らず固定値としてもよい。
・上記実施形態では、燃圧上昇量ΔPrを高圧燃料ポンプ16の1吐出行程終了タイミング毎の実燃圧Prに基づき算出したがこれに限らない。例えば、高圧燃料ポンプ16の2以上の吐出行程終了タイミング毎の実燃圧に基づき算出してもよい。
・上記実施形態において、判定時間延長処理を2回以上行っても、上記実施形態における上記(1)の効果を得ることはできる。
・実燃圧の上昇度合いとしては、燃圧上昇量ΔPrに限らず、例えば実燃圧の上昇速度を用いてもよい。この場合例えば、高圧燃料ポンプ16の今回の吐出行程終了タイミングの実燃圧と、前回の吐出行程終了タイミングの実燃圧との偏差を、今回及び前回の吐出行程終了タイミング間に対応する時間で除算することで上記上昇速度を算出すればよい。
・上記実施形態では、SW54がオンされたと判断された場合、クランキングが開始されたと判断したがこれに限らない。例えば、バッテリ56の電圧を検出するセンサを備え、このセンサの出力値に基づくバッテリ56の電圧が所定量低下することに基づき、クランキングが開始されたと判断してもよい。
・上記実施形態では、上記所定値Pdと比較するための燃圧上昇量ΔPrとして、判定タイミング直前に算出されたものを用いたがこれに限らない。例えば、クランキングが開始されてから判定時間T1が経過するまでにおいて算出される複数の燃圧上昇量ΔPrのうち任意の燃圧上昇量ΔPrや、上記複数の燃圧上昇量ΔPrの平均値を用いてもよい。
・上記実施形態では、判定タイミングにおける実燃圧Prが昇圧始動燃圧Pi2未満となる場合、燃料噴射開始タイミングと圧縮上死点との離間度合いを判定タイミングにおける実燃圧Prが昇圧始動燃圧Pi2以上となる場合よりも大きくする燃料噴射モードとして吸気行程噴射制御を選択したがこれに限らない。例えば、吸気圧縮分割噴射制御又は圧縮行程噴射制御について、圧縮行程における燃料噴射期間を燃焼室の圧力が低くなる方向へとずらす(進角させる)制御を選択してもよい。また例えば、燃焼室48に吸気を供給するための吸気通路上に燃料噴射弁(ポート噴射弁)を備え、ポート噴射弁から燃料噴射する制御を選択してもよい。
・噴射モード変更処理手法としては、上記実施形態に例示したものに限らない。例えば、判定タイミング以前の特定のタイミングにおける実燃圧Pr及びクランキング回転速度と、上記特定のタイミング直後に算出される高圧燃料ポンプ16の1吐出行程終了タイミング間の燃圧上昇量ΔPrとに基づき、判定タイミングの実燃圧Prを予測し、予測された実燃圧Pr及び燃圧上昇量ΔPrに基づき、燃料噴射モードを吸気圧縮分割噴射制御(又は圧縮行程噴射制御)から吸気行程噴射制御に変更してもよい。また例えば、クランキングが開始されてから判定時間T1が経過する以前における上記燃圧上昇量ΔPrが所定値Pd未満となることに基づき、燃料噴射モードを変更してもよい。これは、燃圧上昇量ΔPrが小さい場合、判定タイミングにおける実燃圧Prを昇圧始動燃圧Pi2以上とすることが困難であると考えられることに基づくものである。
・上記実施形態では、吸入弁26としてノーマリーオープンタイプのものを用いたがこれに限らない。例えば、電磁ソレノイド28が通電される場合には開弁状態とされ、電磁ソレノイド28が通電されない場合には閉弁状態とされるノーマリークローズタイプのものを用いてもよい。
・本発明が適用される内燃機関の燃料噴射システムとしては、筒内噴射式ガソリン機関のような火花点火式内燃機関のものに限らず、例えばディーゼル機関等の圧縮着火式内燃機関のもの(コモンレール式燃料噴射システム)であってもよい。
10…燃料タンク、16…高圧燃料ポンプ、44…デリバリパイプ、46…燃料噴射弁、48…燃焼室、52…スタータ、56…バッテリ、62…ECU(内燃機関の燃料噴射制御装置の一実施形態)、64…水温センサ、66…燃圧センサ。

Claims (10)

  1. 燃料を高圧状態で蓄圧可能な蓄圧容器と、前記蓄圧容器から供給される燃料を内燃機関の燃焼室に直接噴射供給する燃料噴射弁と、燃料タンクからの燃料を前記蓄圧容器に吐出供給する機関駆動式の燃料ポンプと、前記蓄圧容器の燃圧を検出する燃圧検出手段とを備えて構成される内燃機関の燃料噴射システムに適用され、
    クランキングが開始されてから前記燃料噴射弁の燃料噴射が開始される以前における前記燃料ポンプの1吐出行程を含む規定タイミング間の前記検出された燃圧の上昇度合いに基づき、前記燃料噴射弁の燃料噴射の開始に際しての燃料噴射モードを選択する噴射モード選択手段と、
    前記検出された燃圧が規定圧以上となることに基づき、規定モードによる前記燃料噴射弁の燃料噴射を許可する許可手段と、
    を備え、
    前記噴射モード選択手段は、前記クランキングが開始されてから所定時間経過するまでに前記許可手段によって燃料噴射が許可されない場合、前記燃料噴射モードを前記規定モードから変更するか否かを決定し、
    前記所定時間経過するタイミングにおける前記検出された燃圧が前記規定圧未満となって且つ前記検出された燃圧の上昇度合いが所定値以上となることに基づき、前記所定時間を延長する延長手段を備えることを特徴とする内燃機関の燃料噴射制御装置。
  2. 前記燃料噴射システムは、車載蓄電池と、該車載蓄電池から給電されることで前記クランキングを行うスタータとを更に備えるものであり、
    前記延長手段は、前記所定時間を1回に限って延長することを特徴とする請求項記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  3. 前記内燃機関を冷却する冷却水の温度及び機関回転速度のうち少なくとも1つに基づき、前記所定時間の延長時間を可変設定する手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は2記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  4. 前記噴射モード選択手段は、前記所定時間経過するタイミングにおける前記検出された燃圧が前記規定圧未満となって且つ前記検出された燃圧の上昇度合いが前記所定値未満となることに基づき、前記燃料噴射弁の燃料噴射開始タイミングと圧縮上死点との離間度合いが前記規定モードよりも大きいモードを選択するとともに、前記所定時間経過するタイミングにおいて前記燃料噴射弁の燃料噴射を許可することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  5. 前記規定圧を第1の規定圧とし、該第1の規定圧よりも低い圧力である第2の規定圧を設定する規定圧設定手段を更に備え、
    前記燃料噴射開始タイミングと圧縮上死点との離間度合いが前記規定モードよりも大きいモードは、前記所定時間経過するタイミングにおける前記検出された燃圧が前記第2の規定圧未満となることに基づき選択されることを特徴とする請求項記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  6. 燃料を高圧状態で蓄圧可能な蓄圧容器と、前記蓄圧容器から供給される燃料を内燃機関の燃焼室に直接噴射供給する燃料噴射弁と、燃料タンクからの燃料を前記蓄圧容器に吐出供給する機関駆動式の燃料ポンプと、前記蓄圧容器の燃圧を検出する燃圧検出手段とを備えて構成される内燃機関の燃料噴射システムに適用され、
    クランキングが開始されてから前記燃料噴射弁の燃料噴射が開始される以前における前記燃料ポンプの1吐出行程を含む規定タイミング間の前記検出された燃圧の上昇度合いに基づき、前記燃料噴射弁の燃料噴射の開始に際しての燃料噴射モードを選択する噴射モード選択手段と、
    前記検出された燃圧が第1の規定圧以上となることに基づき、規定モードによる前記燃料噴射弁の燃料噴射を許可する許可手段と、
    前記第1の規定圧よりも低い圧力である第2の規定圧を設定する規定圧設定手段と、
    を備え、
    前記噴射モード選択手段は、前記クランキングが開始されてから所定時間経過するタイミングにおける前記検出された燃圧が前記第2の規定圧未満となって且つ前記検出された燃圧の上昇度合いが所定値未満となることに基づき、前記燃料噴射弁の燃料噴射開始タイミングと圧縮上死点との離間度合いが前記規定モードよりも大きいモードを選択するとともに、前記所定時間経過するタイミングにおいて前記燃料噴射弁の燃料噴射を許可することを特徴とする内燃機関の燃料噴射制御装置。
  7. 前記規定圧設定手段は、前記内燃機関を冷却する冷却水の温度に基づき、前記第2の規定圧を可変設定することを特徴とする請求項5又は6記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  8. 前記内燃機関を冷却する冷却水の温度及び機関回転速度のうち少なくとも1つに基づき、前記所定時間を可変設定する手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  9. 前記燃料噴射モードは、前記燃料噴射弁の燃料噴射期間が前記内燃機関の圧縮行程を含むモードと、前記燃料噴射期間が前記内燃機関の吸気行程に限られるモードとを含むものであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  10. 前記規定タイミング間とは、前記燃料ポンプの1吐出行程の終了タイミング間であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
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