JP2010255478A - エンジンの燃料噴射量制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エンジン始動時における燃料噴射量制御を適正に実施する。
【解決手段】筒内噴射式エンジンシステムには、エンジン10により駆動されて燃料を高圧化する高圧ポンプ26と、該高圧ポンプ26により高圧化されデリバリパイプ27に蓄えられた高圧燃料をエンジン10の気筒内に噴射するインジェクタ21とが設けられている。ECU40は、エンジン始動時におけるエンジン冷却水の水温情報に基づいて、エンジン始動時に始動増量を実施する。また、ECU40は、エンジン運転停止時におけるデリバリパイプ27内の燃料圧力である停止時燃圧を検出し、エンジン始動時に、前回のエンジン停止時に検出した停止時燃圧に基づいて始動増量に対する補正を実施する。
【選択図】 図1
【解決手段】筒内噴射式エンジンシステムには、エンジン10により駆動されて燃料を高圧化する高圧ポンプ26と、該高圧ポンプ26により高圧化されデリバリパイプ27に蓄えられた高圧燃料をエンジン10の気筒内に噴射するインジェクタ21とが設けられている。ECU40は、エンジン始動時におけるエンジン冷却水の水温情報に基づいて、エンジン始動時に始動増量を実施する。また、ECU40は、エンジン運転停止時におけるデリバリパイプ27内の燃料圧力である停止時燃圧を検出し、エンジン始動時に、前回のエンジン停止時に検出した停止時燃圧に基づいて始動増量に対する補正を実施する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、エンジンの燃料噴射量制御装置に関するものである。
エンジンの低温始動時には、エンジンの早期暖機を図るべく燃料噴射量の増量が行われる。具体的には、エンジン始動時又は始動後のエンジン水温に基づいて燃料噴射量が増量される。かかる場合、エンジンの低温始動直後にエンジンが停止され、その後直ちに再始動が行われると、エンジンの燃焼室近傍では局部的にエンジン温度が上昇しているが、エンジン水温はほとんど上昇していないという事態が生じる。このため、エンジン水温に応じて始動時の燃料噴射量が決定されると、実際の筒内での燃焼に必要な燃料量よりも過剰に燃料が供給され、オーバーリッチによる始動不良を招くことがある。
この問題に対して、例えば特許文献1の始動時燃料制御方法では、再始動の際に、前回の運転時間が設定された時間より短く、かつ前回の冷却水の温度が今回の冷却水の温度より低いことを検出し、前回の運転時間及び前回の冷却水の温度に応じて始動時燃料噴射量を増量するようにしている。そしてこれにより、再始動後において燃料が過剰供給されることを抑制し、再始動時の始動性向上を図るものとしていた。
しかしながら、高圧ポンプにより高圧化された燃料をエンジン気筒内に直接噴射する筒内噴射式エンジンの始動時噴射量制御では、上記特許文献1のように、前回のエンジン運転時間と前回及び今回の始動時水温とによる燃料噴射量制御では不十分であり、やはりエンジン始動時において燃料過多の状態を招くおそれがある。つまり、筒内噴射式エンジンの場合、エンジン始動後において気筒内の状態が変化しやすく、すなわちエンジン水温の変化に対して気筒内の状態変化が早いものとなっている。そのため、既存の制御では、始動時噴射量制御を高精度に実施できない。
本発明は、エンジン始動時における燃料噴射量制御を適正に実施することができるエンジンの燃料噴射量制御装置を提供することを主たる目的とするものである。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について説明する。
本発明の燃料噴射量制御装置は、エンジンにより駆動されて燃料を高圧化する高圧ポンプと、該高圧ポンプにより高圧化され高圧部に蓄えられた高圧燃料をエンジンの気筒内に噴射する燃料噴射手段とを備える筒内噴射式エンジンシステムに適用されるものであり、エンジンの始動時におけるエンジン冷却水の水温情報に基づいて、エンジン始動時に始動増量を実施する。また、請求項1に記載の発明では、エンジン運転停止時における高圧部内の燃料圧力である停止時燃圧を検出し、エンジン始動時に、前回のエンジン停止時における停止時燃圧に基づいて始動増量に対する補正を実施する。
例えば、エンジンが冷間状態(低温状態)から始動され、その始動開始直後に運転停止された場合、エンジン水温は未だ低温のまま(暖機完了温度以下のまま)であるが、気筒内は、燃料の壁面付着が生じる等しており、冷間始動時とは異なる状態になっていることがある。そして、この状態でエンジンが再始動されると、気筒内への噴射燃料が過多になり、始動性が低下することが懸念される。この場合特に、筒内噴射式エンジンでは、冷間始動後における高圧部(例えばデリバリパイプ)の燃料圧力と気筒内の状態とに相関があり、比較的短時間でエンジンの運転が停止された場合に、エンジン運転停止時における気筒内の状態がその運転停止時の燃料圧力に応じたものになっていると考えられる。補足すると、高圧部内の燃料圧力は、エンジン始動後に高圧ポンプの吐出燃料により徐々に高圧化され、その際、高圧部内の燃料圧力が高くなるほど噴射燃料の貫徹力が上昇すること等により壁面付着量の増加が生じる。
この点、本発明では、エンジン始動時に、エンジンの前回停止時における停止時燃圧に基づいて始動増量に対する補正を実施するため、筒内噴射式エンジンの気筒内の状態を考慮しつつ燃料噴射量の始動増量を実施でき、エンジン再始動時において気筒内への噴射燃料が過多になることを抑制できる。具体的には、停止時燃圧が大きいほど、始動増量に対する減少側の補正量を大きくするとよい。その結果、エンジン始動時における燃料噴射量制御を適正に実施できる。
請求項2に記載の発明では、エンジン始動時における高圧部内の燃料圧力である始動時燃圧を検出する。そして、エンジン始動時には、水温情報に加えてその時の燃圧情報に基づいて始動増量を実施する。この場合、エンジン始動時における燃圧が気筒内への噴霧燃料の状態に影響を及ぼすことを考慮しつつ、燃料噴射量の始動増量を実施できる。例えば、始動時燃圧が小さいほど、始動増量値を大きくするとよい。
請求項3に記載の発明では、エンジン運転停止時におけるエンジン水温である停止時水温を検出する。そして、エンジンの前回停止時における停止時水温が所定の暖機判定温度よりも低温である場合に、前記停止時燃圧に基づく始動増量の補正を実施する。つまり、エンジンの前回停止時における停止時水温が所定の暖機判定温度よりも低温である場合には、エンジンの暖機途中でエンジンの運転が停止され、その結果としてエンジン水温が低くても気筒内が通常の冷間始動時とは異なる状態になっていると考えられる。この点、停止時燃圧に基づく始動増量の補正を実施することにより、上記のとおりエンジン再始動時において気筒内への噴射燃料が過多になることを抑制できる。
なお、暖機判定温度は、エンジンの暖機が完了したと判定できる温度、又はエンジンの暖機途中であると判定できる温度であるとよい。
請求項4に記載の発明では、エンジンの前回停止時からの経過時間によりエンジン停止時間を計時し、前回停止時から今回始動時までのエンジン停止時間が所定以下である場合に、前記停止時燃圧に基づく始動増量の補正を実施する。つまり、エンジン停止時間が所定以下である場合には、今回のエンジン始動が再始動であると考えられ、この再始動時には、エンジン水温が低くても気筒内が通常の冷間始動時とは異なる状態になっていると考えられる。この点、停止時燃圧に基づく始動増量の補正を実施することにより、上記のとおりエンジン再始動時において気筒内への噴射燃料が過多になることを抑制できる。
ここで、請求項5に記載したように、エンジン運転時間を計時し、前回のエンジン運転時におけるエンジン運転時間に基づいて前記始動増量の補正を実施するとよい。つまり、エンジン始動後においては、運転時間が経過するにつれ、始動開始時点の状態からのエンジン水温の上昇と気筒内の状態変化とにずれ(差)が生じると考えられる。これはエンジン水温の上昇速度が比較的遅いことに起因する。この点、前回のエンジン運転時間に基づいて前記始動増量の補正を実施することで、適切なる噴射量補正を実施できる。例えば、エンジン運転時間が長いほど、始動増量に対する減少側の補正量を大きくするとよい。
また、請求項6に記載したように、エンジン始動からの燃料噴射量の積算値を算出し、前回のエンジン運転時における燃料噴射量積算値に基づいて前記始動増量の補正を実施するとよい。つまり、エンジン始動後においては、燃料噴射が繰り返されるにつれ、始動開始時点の状態からのエンジン水温の上昇と気筒内の状態変化とにずれ(差)が生じると考えられる。これはエンジン水温の上昇速度が比較的遅いことに起因する。この点、前回のエンジン運転時における燃料噴射量積算値に基づいて前記始動増量の補正を実施することで、適切なる噴射量補正を実施できる。例えば、燃料噴射量積算値が大きいほど、始動増量に対する減少側の補正量を大きくするとよい。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、車両に搭載される筒内噴射式の多気筒4サイクルガソリンエンジンを制御対象とし、当該エンジンにおける各種アクチュエータの電子制御を実施するものとしている。まず、図1によりエンジン制御システムの全体概略構成を説明する。
図1に示す筒内噴射式エンジン(以下、エンジン10という)において、吸気管11の上流部には吸入空気量を検出するためのエアフロメータ12が設けられている。エアフロメータ12の下流側には、DCモータ等のスロットルアクチュエータ13によって開度調節されるスロットルバルブ14が設けられており、該スロットルバルブ14の開度(スロットル開度)はスロットルアクチュエータ13に内蔵されたスロットル開度センサにより検出される。スロットルバルブ14の下流側にはサージタンク16が設けられ、このサージタンク16には吸気管圧力を検出するための吸気管圧力センサ17が設けられている。サージタンク16には、エンジン10の各気筒に空気を導入する吸気マニホールド18が接続されている。
シリンダブロック20には電磁駆動式のインジェクタ21が設けられており、該インジェクタ21により燃焼室22内に燃料が直接噴射される。インジェクタ21に対しては、高圧ポンプを有してなる高圧燃料システムから高圧燃料が供給されるようになっている。高圧燃料システムについて簡単に説明する。本システムは、主たる構成として、燃料タンク24内の燃料をくみ上げる低圧ポンプ25と、この低圧ポンプ25にてくみ上げられた低圧燃料を高圧化する高圧ポンプ26と、高圧ポンプ26から吐出される高圧燃料を蓄えるデリバリパイプ(蓄圧配管)27とを有しており、デリバリパイプ27に各気筒のインジェクタ21がそれぞれ接続されている。デリバリパイプ27内に蓄えられた高圧燃料はインジェクタ21により気筒内に噴射される。また、高圧ポンプ26とデリバリパイプ27とを接続する高圧燃料配管28には、燃圧を検出する燃圧検出手段としての燃圧センサ29が設けられている。なお、デリバリパイプ27と高圧燃料配管28とが高圧部に相当する。
高圧ポンプ26は、機械式ポンプであり、エンジン10のカム軸の回転により駆動される。高圧ポンプ26の燃料吐出量は、同ポンプ26に設けられた燃圧制御弁(図示略)の開閉により制御され、デリバリパイプ27内の燃圧が例えば10〜20MPa程度に高圧化される。なお、低圧ポンプ25は電動式ポンプである。
また、エンジン10の吸気ポート及び排気ポートにはそれぞれ吸気バルブ31及び排気バルブ32が設けられており、吸気バルブ31の開動作により吸入空気が燃焼室22内(気筒内)に導入され、排気バルブ32の開動作により燃焼後の排気が排気管33に排出される。エンジン10のシリンダヘッドには各気筒に点火プラグ34が取り付けられており、点火プラグ34には、図示しない点火コイル等を通じて、所望とする点火時期において高電圧が印加される。この高電圧の印加により、各点火プラグ34の対向電極間に火花放電が発生し、燃焼室22内において燃料が着火されて燃焼に供される。
排気管33には、排気を浄化するための触媒35が設けられている。触媒35は、例えば排気中のCO,HC,NOxを浄化する三元触媒である。また、排気管33において三元触媒35の上流側には、排気を検出対象として混合気の空燃比を検出する空燃比センサ36が設けられている。その他に、シリンダブロック20には、エンジン水温(水温情報)を検出する水温センサ38や、エンジンの所定クランク角毎に(例えば30°CA周期で)矩形状のクランク角信号を出力するクランク角度センサ39が取り付けられている。
上述した各種センサの出力は、エンジン制御を司る電子制御ユニット(以下、ECU40という)に入力される。ECU40は、CPU、ROM、RAM等よりなるマイクロコンピュータを主体として構成され、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することで、エンジン運転状態に応じてインジェクタ21の燃料噴射量を制御したり、点火プラグ34の点火時期等を制御したりする。
特に、エンジン10の冷間始動時の燃料噴射量制御として、ECU40は、エンジン10の始動開始、すなわちスタータ(始動装置)によるクランキング開始に伴い、始動時水温及び始動時燃圧に基づいて第1の始動増量制御を実施するとともに、その後、エンジン暖機状態の変化に合わせて第2の始動増量制御を実施する。第1の始動増量制御では、始動開始時のエンジン水温(始動時水温WTc)が低いほど、又は始動開始時の燃圧(始動時燃圧FPc)が小さいほど、燃料噴射量が多くなるように燃料噴射量が制御される。また、第2の始動増量制御では、エンジン水温が上昇するほど基本噴射量に対する増量比が小さくなるように燃料噴射量が制御される。なお、基本噴射量はエンジン回転速度とエンジン負荷(吸気管圧力又は吸入空気量)に基づいて算出される。
ちなみに、第1の始動増量制御は、エンジン始動後の気筒判別の完了前においてクランク角信号に同期しない非同期噴射として実施され、第2の始動増量制御は、気筒判別の完了後においてクランク角信号に同期する同期噴射として実施される。
ところで、エンジン10の冷間始動時には、上記のとおり始動増量(第1,第2の始動増量制御)が実施されるが、その始動直後にエンジン10が停止され、さらにその後直ぐに(数分程度の経過後に)エンジン10が再始動される場合があると想定される。かかる場合、先のエンジン停止時には、昇温速度が比較的遅い(時定数が大きい)エンジン水温については未だ低温のまま(暖機完了温度以下のまま)であるが、気筒内は、壁面付着等により燃料の残留が生じる等しており、冷間始動時とは異なる状態になっていることがある。そして、この状態でエンジン10が再始動されると、気筒内への噴射燃料が過多(オーバーリッチ)になり、始動性が低下することが懸念される。
ここで、筒内噴射式エンジンでは、冷間始動後における高圧燃料の圧力と気筒内の状態とに相関があり、比較的短時間でエンジンの運転が停止された場合に、エンジン運転停止時における気筒内の状態がその運転停止時の燃料圧力に応じたものになっていると考えられる。補足すると、デリバリパイプ27内の燃料圧力は、エンジン始動後に高圧ポンプ26の燃料圧送により徐々に高圧化され、その際、デリバリパイプ27内の燃料圧力が高くなるほど、インジェクタ21による噴射燃料の貫徹力が上昇すること等により壁面付着量の増加が生じる。ゆえに、エンジン始動後においては、燃料圧力の上昇に伴い気筒内の状態変化がいち早く生じ、その状態でエンジン停止がなされ更にその直後に再始動がなされる場合には、気筒内の状態変化を考慮して始動増量制御を実施することが望ましい。
そこで本実施形態では、エンジン運転停止時に停止時燃圧FPbを検出するとともに、エンジン始動時に、エンジン10の前回停止時における停止時燃圧FPbに基づいて始動増量に対して減量側への補正を実施する。つまり、停止時燃圧FPbに基づいて始動増量を制限する。これにより、前回のエンジン運転に伴う気筒内の状態変化を加味し始動増量制御を実施できる。
図2は、燃料噴射量制御の処理手順を示すフローチャートであり、本処理はECU40により所定周期で繰り返し実行される。
図2において、ステップS11では、エンジン10の始動時であるか否かを判定し、ステップS12では、エンジン10の運転停止時であるか否かを判定する。ステップS11について具体的には、イグニッションスイッチ(IGスイッチ)がオフからオンに切り替えられかつそのスイッチ切替後、所定の始動制御期間にあれば、エンジン始動時であると判定される。また、ステップS12について具体的には、IGスイッチがオンからオフに切り替えられかつそのスイッチ切替後、所定の停止制御期間(ECU40への電源遮断を遅らせる、いわゆるメインリレー制御期間)にあれば、エンジン停止時であると判定される。
そして、ステップS11,S12が共にNOであればステップS13に進み、通常の燃料噴射量制御を実施する。このとき、周知のとおり都度のエンジン運転状態(エンジン回転速度やエンジン負荷)に基づいて基本噴射量が算出されるとともに、その基本噴射量に対して空燃比補正や吸気温補正など各種補正が行われて最終の燃料噴射量が算出される。
エンジン停止時である場合(ステップS12がYESの場合)にはステップS14に進み、そのエンジン停止時におけるエンジン運転状態を記憶する。具体的には、水温センサ38により停止時水温WTbを検出するとともに、燃圧センサ29により停止時燃圧FPbを検出し、それら各検出値をバックアップ用のRAMに記憶する。続くステップS15では、エンジン10の停止時間を測定する停止時間カウンタ(ソークタイマ)のカウントアップを開始する。
また、エンジン始動時である場合(ステップS11がYESの場合)にはステップS16に進み、気筒判別の完了前であるか否かを判定する。気筒判別処理については周知技術を適用すればよいため、ここでは詳細な説明を割愛するが、略述すると以下の通りである。クランク軸には、所定のクランク角位置に欠歯が形成された回転パルサ(クランク角度センサ39による回転位置検出用のパルサ)が設けられており、エンジン始動に伴うクランク軸の回転開始後に欠歯検出を行うことで気筒判別を実施する。
そして、気筒判別の完了前であれば、ステップS17で第1の始動増量制御を実施し、気筒判別の完了後であれば、ステップS18で第2の始動増量制御を実施する。
ここで、ステップS17の第1の始動増量制御について図3に示すサブルーチンにより説明する。図3において、ステップS21では、始動時エンジン状態を検出する。具体的には、水温センサ38により始動時水温WTcを検出するとともに、燃圧センサ29により始動時燃圧FPcを検出する。続くステップS22では、停止時間カウンタのカウント値によりエンジン停止時間TIMを算出する。
その後、ステップS23では、今回がエンジン再始動であるか否かを判定する。具体的には、エンジン停止時間TIMが所定時間(例えば5分)よりも短いか否かを判定し、短ければ、エンジン再始動であると判定する。また、ステップS24では、前回のエンジン運転が暖機途中で停止されたものであるか否かを判定する。具体的には、前回のエンジン停止時に検出した停止時水温WTbが、暖機判定温度としての所定の判定値(例えば50℃)以下であるか否かを判定し、WTb≦50℃であれば、前回のエンジン運転が暖機途中で停止されたと判定する。ステップS23,S24のいずれかがNOであればステップS25に進み、ステップS23,S24が共にYESであればステップS26に進む。
ステップS25では、始動時水温WTcと始動時燃圧FPcとに基づいて始動時噴射量Qstaを算出し、それを最終の燃料噴射量Qfinとする(Qfin=Qsta)。このとき、例えば図5(a)の関係を用い、始動時水温WTc及び始動時燃圧FPcに基づいて始動時噴射量Qstaが算出される。図5(a)によれば、始動時水温WTcが低いほど、又は始動時燃圧FPcが小さいほど、始動時噴射量Qstaが大きい値として算出される。なお、始動開始(クランキング開始)からの経過時間に応じて始動時噴射量Qstaを徐々に減少させる構成であってもよい。
また、ステップS26では、始動時水温WTcと始動時燃圧FPcとに基づいて始動時噴射量Qstaを算出するとともに、前回のエンジン停止時における停止時燃圧FPbに基づいて補正係数Kfpbを算出する。そして、始動時噴射量Qstaを補正係数Kfpbで補正したものを最終の燃料噴射量Qfinとする(Qfin=Qsta×Kfpb)。ここで、始動時噴射量Qstaの算出についてはステップS25で説明したとおりである。また、補正係数Kfpbは、例えば図5(b)の関係を用いて算出される。図5(b)によれば、停止時燃圧FPbが大きいほど、補正係数Kfpbとして1に対して小さい値(すなわち、減補正量が大きくなる値)が算出される。
エンジン始動直後においては、上述したステップS25,S26の算出値に基づいてインジェクタ21による燃料噴射が行われる。
次いで、ステップS18の第2の始動増量制御について図4に示すサブルーチンにより説明する。図4において、ステップS31では、今回がエンジン再始動であり、かつ前回のエンジン運転が暖機途中で停止されたものであるか否かを判定する。これは、図3のステップS23,S24と同じ処理であり、ステップS31がNOであればステップS32に進み、ステップS31がYESであればステップS33に進む。
ステップS32では、エンジン回転速度NEと吸気管圧力PMに基づいて基本噴射量Qbaseを算出するとともに、現在のエンジン水温WTi及び燃圧FPiに基づいてそれぞれ補正係数Kwt,Kfpを算出する。そして、基本噴射量Qbaseを補正係数Kwt,Kfpで補正したものを最終の燃料噴射量Qfinとする(Qfin=Qbase×Kwt×Kfp)。ここで、補正係数Kwt,Kfpは、例えば図6(a)、(b)の関係を用いて算出される。図6(a)、(b)によれば、エンジン水温WTが低いほど補正係数Kwtとして1に対して大きい値が算出され、燃圧FPが小さいほど補正係数Kfpとして1に対して大きい値が算出される。
また、ステップS33では、エンジン回転速度NEと吸気管圧力PMに基づいて基本噴射量Qbaseを算出するとともに、現在のエンジン水温WTi、燃圧FPi及び前回のエンジン停止時における停止時燃圧FPbに基づいて補正係数Kwt,Kfp,Kfpbを算出する。そして、基本噴射量Qbaseを補正係数Kwt,Kfp,Kfpbで補正したものを最終の燃料噴射量Qfinとする(Qfin=Qbase×Kwt×Kfp×Kfpb)。ここで、補正係数Kwt,Kfpの算出についてはステップS32で説明したとおりである。また、補正係数Kfpbの算出については図3のステップS26で説明したとおりである。ただし、図3のステップS26と図4のステップS33とでは異なるマップ(適合値)を用いて各々Kfpbが算出されるのが望ましい。
エンジン始動直後において暖機が完了するまでは、上述したステップS32,S33の算出値に基づいてインジェクタ21による燃料噴射が行われる。
上述した燃料噴射量制御を図7のタイムチャートを用いてより具体的に説明する。図7では、連続する2回のエンジン運転期間を示しており、タイミングt1〜t3の期間は冷間始動によるエンジン運転期間であり、タイミングt4以降の期間は再始動によるエンジン運転期間である。なお、タイミングt1〜t2,t4〜t5の各期間はクランキング開始に伴い第1の始動増量制御が実施される期間である。
さて、タイミングt1では、エンジン水温WTが常温であり、スタータによるクランキング(初期回転付与)とその後の燃焼開始に伴いエンジン水温WTが上昇するとともに、エンジン回転速度NEが上昇する。t1〜t2の期間では、始動時水温WTcと始動時燃圧FPcとに基づいて燃料噴射量が制御される(図3のステップS25)。また、タイミングt2以降においては、都度のエンジン水温WTと燃圧FPに応じた増量補正が行われつつ燃料噴射量が制御される(図4のステップS32)。
燃圧FPは、タイミングt1では低圧(大気圧)にあり、その後高圧ポンプ26の燃料圧送により徐々に上昇する。
そして、タイミングt3ではIGスイッチがオフになり、エンジン10が停止される。このとき、停止時水温WTbと停止時燃圧FPbとが検出される。本例では、停止時水温WTbが未だ低温状態(暖機完了温度に対して低温の状態)であるのに対し、停止時燃圧FPbがアイドル時の目標燃圧付近まで上昇している状態を示している。したがって、エンジン停止時には、気筒内において壁面付着等による燃料残留が生じていると想定される。
その後、タイミングt4で、エンジン10が再始動される。この再始動時には、前回のエンジン停止時に検出した停止時水温WTbが比較的低温であるため、前回のエンジン運転が暖機途中で停止されたと判定される。そして、t4〜t5の期間では、始動時水温WTcと始動時燃圧FPcと停止時燃圧FPbとに基づいて燃料噴射量が制御される(図3のステップS26)。このとき、始動時水温WTcと始動時燃圧FPcとから算出される始動時噴射量Qstaに対して停止時燃圧FPbに応じた減量補正が行われる。これにより、気筒内に燃料が残留していても、エンジン再始動時に燃料過多(オーバーリッチ)になるといった不都合を回避できる。
また、タイミングt5以降においては、都度のエンジン水温WT及び燃圧FPとに応じた燃料増量に対して、停止時燃圧FPbに応じた減量補正が行われつつ燃料噴射量が制御される(図4のステップS33)。これにより、やはり燃料過多(オーバーリッチ)になるといった不都合を回避できる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
エンジン始動時に、エンジンの前回停止時における停止時燃圧FPbに基づいて始動増量に対する補正を実施する構成としたため、筒内噴射式エンジンの気筒内の状態を考慮しつつ燃料噴射量の始動増量を実施でき、エンジン再始動時において気筒内への噴射燃料が過多になることを抑制できる。その結果、エンジン始動時における燃料噴射量制御を適正に実施できる。
また、エンジン始動時には、水温情報に加えてその時の燃圧情報に基づいて始動増量を実施する構成とした。具体的には、気筒判別の完了前における第1の始動増量制御では、始動時水温WTcと始動時燃圧FPcとに基づいて燃料噴射量を算出する構成とし、気筒判別の完了後における第2の始動増量制御では、都度のエンジン水温WTiと燃圧FPiとに基づいて燃料噴射量を算出する構成とした。この場合、エンジン始動時における燃圧が気筒内への噴霧燃料の状態に影響を及ぼすことを考慮しつつ、燃料噴射量の始動増量を実施できる。
エンジンの前回停止時における停止時水温WTbが所定の暖機判定温度よりも低温である場合に、停止時燃圧FPbに基づく始動増量の補正を実施する構成とした(図3のステップS26、図4のステップS33)。これにより、前回のエンジン運転時において暖機途中で運転が停止され、その結果としてエンジン水温が低くても気筒内が通常の冷間始動時とは異なる状態(筒内燃料残留量が多い状態)になっていると想定される場合にも、エンジン再始動時において気筒内への噴射燃料が過多になることを抑制し、適正な燃料噴射量制御を実施できる。
前回停止時から今回始動時までのエンジン停止時間TIMが所定以下である場合に、停止時燃圧FPbに基づく始動増量の補正を実施する構成とした(図3のステップS26、図4のステップS33)。これにより、エンジン再始動時において、エンジン水温が低くても気筒内が通常の冷間始動時とは異なる状態(筒内燃料残留量が多い状態)になっていると想定される場合にも、エンジン再始動時において気筒内への噴射燃料が過多になることを抑制し、適正な燃料噴射量制御を実施できる。
非同期噴射である第1の始動増量制御と同期噴射である第2の始動増量制御とを想定し、それぞれで停止時燃圧FPbに基づく始動増量制御を実施する構成としたため、エンジンの始動開始後(クランキング開始後)においては、気筒判別に関係なく、始動当初から適正な燃料噴射量制御を実施できる。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
・エンジン運転時間(図7のTD)を計時し、前回のエンジン運転時におけるエンジン運転時間TDに基づいて始動増量の補正を実施するようにしてもよい。つまり、エンジン始動後においては、運転時間が経過するにつれ、始動開始時点の状態からのエンジン水温の上昇と気筒内の状態変化とにずれ(差)が生じると考えられる。これはエンジン水温の上昇速度が比較的遅いことに起因する。より具体的には、エンジン始動開始時から見て、エンジン水温はさほど上昇していないにもかかわらず、気筒内は壁面付着等により燃料が残留し、しかも局所的に温度上昇していると考えられる。この点、前回のエンジン運転時間TDに基づいて始動増量の補正を実施することで、適切なる噴射量補正を実施できる。
例えば、図8(a)に示す関係を用い、エンジン運転時間TDに基づいて減量補正係数を算出する。図8(a)によれば、エンジン運転時間TDが大きいほど、減量補正係数として1に対して小さい値(すなわち、減補正量が大きくなる値)が算出される。この減量補正係数は、図3のステップS26や図4のステップS33で算出され、同補正係数により燃料噴射量が減量補正される。
・エンジン始動からのインジェクタ21による燃料噴射量の積算値を算出し、前回のエンジン運転時における燃料噴射量積算値に基づいて始動増量の補正を実施するようにしてもよい。つまり、エンジン始動後においては、燃料噴射が繰り返されるにつれ、始動開始時点の状態からのエンジン水温の上昇と気筒内の状態変化とにずれ(差)が生じると考えられる。この点、前回のエンジン運転時における燃料噴射量積算値に基づいて始動増量の補正を実施することで、適切なる噴射量補正を実施できる。
例えば、図8(b)に示す関係を用い、燃料噴射量積算値に基づいて減量補正係数を算出する。図8(b)によれば、燃料噴射量積算値が大きいほど、減量補正係数として1に対して小さい値(すなわち、減補正量が大きくなる値)が算出される。この減量補正係数は、図3のステップS26や図4のステップS33で算出され、同補正係数により燃料噴射量が減量補正される。
・上記実施形態では、非同期噴射としての第1の始動増量制御と、同期噴射としての第2の始動増量制御とを実施したが、これを変更し、第2の始動増量制御のみを実施する構成としてもよい。
10…エンジン、21…インジェクタ(燃料噴射手段)、26…高圧ポンプ、27…デリバリパイプ(高圧部)、29…燃圧センサ、38…水温センサ、40…ECU(停止時燃圧検出手段、補正手段、始動時燃圧検出手段、停止時水温検出手段)。
Claims (6)
- エンジンにより駆動されて燃料を高圧化する高圧ポンプと、該高圧ポンプにより高圧化され高圧部に蓄えられた高圧燃料をエンジンの気筒内に噴射する燃料噴射手段とを備える筒内噴射式エンジンシステムに適用され、エンジン始動時におけるエンジン冷却水の水温情報に基づいて、エンジン始動時に始動増量を実施するエンジンの燃料噴射量制御装置において、
エンジン運転停止時における前記高圧部内の燃料圧力である停止時燃圧を検出する停止時燃圧検出手段と、
エンジン始動時に、前記停止時燃圧検出手段により検出した前回のエンジン停止時における停止時燃圧に基づいて前記始動増量に対する補正を実施する補正手段と、
を備えることを特徴とするエンジンの燃料噴射量制御装置。 - エンジン始動時における前記高圧部内の燃料圧力である始動時燃圧を検出する始動時燃圧検出手段を備え、
エンジン始動時に、前記水温情報に加えてその時の燃圧情報に基づいて前記始動増量を実施する請求項1に記載のエンジンの燃料噴射量制御装置。 - エンジン運転停止時におけるエンジン水温である停止時水温を検出する停止時水温検出手段を備え、
前記補正手段は、前記停止時水温検出手段により検出した前回のエンジン停止時における停止時水温が所定の暖機判定温度よりも低温である場合に、前記停止時燃圧に基づく始動増量の補正を実施する請求項1又は2に記載のエンジンの燃料噴射量制御装置。 - 前記エンジンの前回停止時からの経過時間によりエンジン停止時間を計時する手段を備え、
前記補正手段は、前回停止時から今回始動時までのエンジン停止時間が所定以下である場合に、前記停止時燃圧に基づく始動増量の補正を実施する請求項1乃至3のいずれか一項に記載のエンジンの燃料噴射量制御装置。 - 前記エンジンの運転時間を計時する手段を備え、
前記補正手段は、前回のエンジン運転時におけるエンジン運転時間に基づいて前記始動増量の補正を実施する請求項1乃至4のいずれか一項に記載のエンジンの燃料噴射量制御装置。 - エンジン始動からの燃料噴射量の積算値を算出する手段を備え、
前記補正手段は、前回のエンジン運転時における燃料噴射量積算値に基づいて前記始動増量の補正を実施する請求項1乃至4のいずれか一項に記載のエンジンの燃料噴射量制御装置。
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