JP2016007493A - マッサージ機 - Google Patents

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Teruo Mihara
輝男 三原
清水 新策
Shinsaku Shimizu
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Abstract

【課題】電動モータや回転軸への負荷を抑えつつ、肩や腰といった使用者の左右の施療部に好適な叩きマッサージや振動マッサージを付与する。
【解決手段】本発明のマッサージ機1は、電動モータ7と、電動モータ7により駆動される回転軸8と、回転軸8の両端側に取り付けられた偏心回転体9と、回転軸8に対して略直交するように設けられ、且つ先端側が施療子2とされると共に基端側が、偏心回転体9に連結されている連結アーム10と、有しており、一対の回転軸8の一方に取り付けられた偏心回転体9と、他方に取り付けられた偏心回転体9とが逆相で回転していることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、施療部に対して振動を加えたり叩き動作を行ったりすることによりマッサージを行うマッサージ機に関する。
例えば、叩き動作により施療部に対してマッサージを行う振動型マッサージ機としては、特許文献1に示すようなものがある。
このマッサージ機は、モータと連動して回転する回転軸を偏心カムに圧入されている一方向クラッチと嵌合させると共に、この偏心カムをリンクに係合させて、先端にたたきヘッドが備えられたリンクを直線運動させる、といった構成を有している。
特開平5−3903号公報
特許文献1のマッサージ機の構成を用いて、両肩や腰部の両サイドなどの被施療部に対してマッサージを行おうとした場合、電動モータに対して、その両側にそれぞれ偏心カム及びリンクを設けることになる。
この場合、マッサージ中にリンクなどに加わる被施療部側から加わる力(すなわち、被施療部からの反力)は、当該リンクが電動モータの両側に存在するが故に、特許文献1のマッサージ機の2倍近い力が電動モータなどに伝わることになる。そのため、従来型のマッサージ機構を採用した場合、電動モータやその回転軸への負荷が多大なものとなる。
本発明は、上述の問題を鑑みてなされたものであり、電動モータや回転軸への負荷を抑えつつ、肩や腰といった使用者の左右の施療部に好適な叩きマッサージや振動マッサージを付与可能なマッサージ機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を講じた。
すなわち、本発明にかかるマッサージ機は、電動モータと、前記電動モータにより駆動される回転軸と、前記回転軸の両端側に取り付けられた偏心回転体と、前記回転軸に対して略直交するように設けられ、且つ先端側が施療子とされると共に基端側が、前記偏心回転体に連結されている連結アームと、有しており、前記一対の回転軸の一方に取り付けられた偏心回転体と、他方に取り付けられた偏心回転体とが逆相で回転していることを特徴とする。
好ましくは、前記偏心回転体の一方側には、電動モータの回転軸が嵌り込むようになっており、前記偏心回転体の他方側には、電動モータの回転軸の軸心とは偏心した位置に連結ピンが設けられており、前記連結ピンが前記連結アームの基端側に回動自在に連結されているとよい。
好ましくは、前記連結アームの先端側は、弾性支持部材を介して電動モータに連結されているとよい。
好ましくは、前記偏心回転体には、当該偏心回転体の回転バランスを取るためのバランス錘が配備されているとよい。
本発明に係るマッサージ機によれば、電動モータや回転軸への負荷を抑えつつ、肩や腰といった使用者の左右の施療部に好適な叩きマッサージや振動マッサージを付与可能となる。
本実施形態のマッサージ機の構成を示した分解図である。 本実施形態のマッサージ機構の全体を示した平面斜視図である。 本実施形態のマッサージ機構の内部構造を示した断面図である。 本実施形態のマッサージ機構の使用態様を示した斜視図である。
本発明のマッサージ機1の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図4に示すように、本実施形態のマッサージ機1は、使用者Uの身体における左右両側に跨る施療部、例えば背骨を挟むように左半身と右半身とに跨って位置する腰、肩、首などの施療部に対して施療子2を接触させることでマッサージを行う構成となっている。この施療子2により行われるマッサージには、叩き動作と振動動作とのいずれか一方を選択できる。
叩き動作は、左の施療子2Lを引っ込めた状態で右の施療子2Rだけを施療部側に向かって押し出し、次に右の施療子2Rを引っ込めると同時に左の施療子2Lだけを施療部側に向かって押し出すといった動作を連続して繰り返し行うものとなっている。このような叩き動作を行えば、押し出された施療子2L、2Rで左右の施療部を交互に押動することができ、左右の施療部を叩くようにマッサージすることができる。
また、振動動作は、左右の施療部を前後に押動するタイミングを叩きマッサージより速くすることで、左右の施療部を施療子2L、2Rで叩くピッチを上げて、左右の施療部に振動を付与しつつマッサージを行う構成となっている。
上述したように本発明のマッサージ機1は、叩き動作や振動動作を適宜選択可能となっており、使用者Uが腰や背中といった施療部に押し当てることでマッサージを行うものである。具体的には、図4に示すように椅子や床などにマッサージ機1を置いておき、マッサージ機1に覆い被さるように使用者Uが腰掛けたり寝転がったりすることで、マッサージ機1を腰や背中などの施療部に押し当てることができる。
それゆえ、上述したマッサージ機1は施療部に押し当てやすいようにコンパクトなものとなっており、その外観は腰や肩などの施療部を上下方向や左右方向にカバー可能な面積を備えた長方形の角形状となっている。なお、以降の説明では、図4に示すように、椅子の背もたれ部に立て掛けるようにして載置されて、前方に位置する腰などの施療部をマッサージするような使用態様にあるマッサージ機1を例に挙げて、本発明のマッサージ機1を説明する。
図1に示すように、本実施形態のマッサージ機1は、長方形の角形状のケーシング3内にマッサージ機構4を収容したものとなっており、このケーシング3の周囲(上下左右側の周囲及び後側)にはクッション材6が被覆状に設けられ、全体として四角い筺形状の外観を有している。ケーシング3おける施療部側に面する正面には、左右に1箇所ずつ施療用開口5が形成されており、この施療用開口5からは施療子2が施療部側に向かって突出した状態で配備されていて、施療子2の突出した部分で施療部に対して叩き動作乃至は振動動作を付与することが可能となっている。
なお、以降の説明において、図3における左右方向を、マッサージ機1を説明する場合の「左右方向」と言う。また、図3における上下方向を、マッサージ機1を説明する場合の「前後方向」と言う。さらに、図3における紙面貫通方向を、マッサージ機1を説明する場合の「上下方向」と言う。これらの方向は、図1〜図3において適宜図示している。
以降、本発明のマッサージ機1に備えられたケーシング3及びケーシング3内に配備されたマッサージ機構4の詳細を述べる。
図1に示すように、ケーシング3は、マッサージ機構4を収容可能なように内部が空洞とされた筺状の部材であり、合成樹脂や金属などを用いて形成されている。このケーシング3は、前側ケース3Fと後側ケース3Bとを前後に組み合わせた構成となっており、前方に向かって開口した後側ケース3Bと、後方に向かって開口した前側ケース3Fとを組み合わせることで内部が空洞とされた筺体として形成されている。
また、前側ケース3Fの前方(施療部側)を向く面(正面)には、施療子2を使用者U側に向かって突き出すように配備するための施療用開口5が形成されている。この施療用開口5は、ケーシング3の左側と右側とに別れてそれぞれ形成されており、左側の施療用開口5Lには左の施療子2Lが、また右側の施療用開口5Rには右の施療子2Rがそれぞれ後方から前方に向かって突出するように配備されている。それぞれの施療用開口5L、
5Rは、正面から見て略矩形状に形成されており、幅方向の内側の端縁に対して外側の端縁が半円形状に形成されたような形状に開口していて、叩き動作や振動動作をする施療子2と接触しないようになっている。
さらに、上述したケーシング3の周囲には、発泡ウレタンなどのクッション材6が配備されている。このクッション材6は、ケーシング3よりも寸法が大きな角状に形成されており、その前面には前方に向かって開口した凹部16が形成されている。そして、この凹部16にケーシング3を嵌め込むように、クッション材6によりケーシング3の周囲(上下左右及び後方)が覆われている。このようにケーシング3の周囲をクッション材6で覆えば、外部から大きな力が加わってもケーシング3やマッサージ機構4が破損しにくくなる。さらにまた、クッション材6の外側には、布製のカバーが設けられている。
次に、上述したケーシング3の内部に収容されたマッサージ機構4について説明する。
図2及び図3に示すように、マッサージ機構4は、電動モータ7、回転軸8、偏心回転体9、及び連結アーム10を備えており、偏心回転体9を用いて電動モータ7で発生した回転軸8の回転運動を変換して連結アーム10を前後に並進運動(前後の出退運動)させることで、連結アーム10の先端に設けられた施療子2で施療部をマッサージできるようになっている。
電動モータ7は、左右方向に向けて配備された回転軸8(駆動軸)に回転駆動力を発生させる部材であり、左右の施療子2L、2Rを動作させるに十分な出力を回転軸8に付与できるようになっていて、ケーシング3の内部の略中央に配備されている。具体的には、ケーシング3の内側には、円環状の制振用のゴム部材11が左右に1つずつ配備されており、この制振用のゴム部材11を介して電動モータ7をケーシング3で支持している。
また、電動モータ7の筐体前側には、後述する弾性支持部材12を取り付けるための取付部13が設けられている。この取付部13は、円筒状とされた電動モータ7の筐体の一部を前方に向かって延設した部分であり、その前端に弾性支持部材12が連結されている。
上述した回転軸8は、左右方向に軸心を向けて配備された長尺棒状の部材である。この回転軸8の長手方向の中途部には上述した電動モータ7が位置している。つまり、この回転軸8は、電動モータ7を基準として、電動モータ7の左側に設けられる左回転軸8Lと、電動モータ7の右側に設けられる右回転軸8Rとを備えたものとなっている。この左回転軸8Lの先端(左端)には左偏心回転体9Lが、右回転軸8Rの先端(右端)には右偏心回転体9Rが設けられている。
偏心回転体9は、回転軸8の回転運動を連結アーム10の並進運動に変換する部材(クランク部材)であり、回転軸8の軸心に対して垂直となるように設けられた円板状の部材である。上述したマッサージ機1に設けられる偏心回転体9には、上述した左回転軸8Lの左端に設けられる左偏心回転体9Lと、右回転軸8Rの右端に設けられる右偏心回転体9Rとがある。これら左右の偏心回転体9L、9Rは、いずれも回転軸8の軸心に対して同軸となるように取り付けられている。
具体的には、左偏心回転体9Lの右側面の中央に左回転軸8Lの左端が嵌入状態で挿し込まれ、右偏心回転体9Rの左側面の中央に右回転軸8Rの右端が嵌入状態で挿し込まれていて、左右の偏心回転体9L、9Rは回転軸8に対して互いに線対称な構造となっている。
なお、回転軸8が嵌入していない側の側面、つまり左偏心回転体9Lの左側面や右偏心回転体9Rの右側面には、回転軸8の回転運動を連結アーム10の並進運動に変換する連結ピン14が設けられている。この連結ピン14は、偏心回転体9の側面における回転軸8の軸心とは偏心した位置に取り付けられており、回転軸8の軸心から距離をあけた位置に配備されている。そのため、偏心回転体9を回転させた際には、連結ピン14は回転軸8の軸心回りを周回する軌道に沿って移動することになる。また、この連結ピン14には連結アーム10の基端側(後端)も連結しており、偏心回転体9を回転させた際には連結アーム10の基端側も回転軸8の軸心回りを周回する。つまり、偏心回転体9は、回転軸8の回転運動を、連結アーム10の並進運動に変換するクランクとして機能している。
連結アーム10は、偏心回転体9と施療子2とを連結する長尺な部材であり、左偏心回転体9Lと右偏心回転体9Rとにそれぞれ1つずつ、左右で一対設けられている。それぞれの連結アーム10の基端側(後端)は、先端側(前端)より幅がある円板状(側面視で円板形状)に形成されており、電動モータ7側を向く側面には、上述した連結ピン14を嵌入可能な連結凹部が形成されている。具体的には、この連結凹部にはベアリング18を介して連結ピン14が嵌入しており、連結アーム10の基端側は連結ピン14に対して左右方向を向く軸回りに回転自在に支持されている。つまり、連結アーム10は、この連結凹部に上述した連結ピン14を嵌入させることで、偏心回転体9の回転方向の力を並進方向の力に変換するカムシャフトとして機能するようになっている。
また、連結アーム10は、偏心回転体9から前方に向かって伸び、次に左右方向の内側に向かってほぼ直角に曲がっており、この曲げられた部分に施療子2と弾性支持部材12とが取り付けられている。
施療子2は、使用者Uの施療部に対して叩きマッサージや振動マッサージを行う部材である。施療子2の先端(前端)は、前方に向かって緩やかに膨らむように湾曲した形状とされており、緩やかに膨らんだ先端で施療部を押動することでツボ押し効果を奏しやすいものとなっている。施療子2の基端(後端)は、ボルトなどを用いて連結アーム10の先端側(連結アーム10の先端側の曲げられた部分)に固定されている。
弾性支持部材12は、連結アーム10の先端側(前端側)と、電動モータ7(取付部13)とを連結する部材であり、偏心回転体9の回転に伴って連結アーム10が同伴回動することを抑制可能となっている。本実施形態では、弾性支持部材12は、ゴムなどで形成された板部材で形成されており、左側の連結アーム10と右側の連結アーム10とに対応して左右にそれぞれ設けられている。
例えば、左側の弾性支持部材12を例に挙げれば、弾性支持部材12は、上下方向及び左右方向に沿うように配備されている。弾性支持部材12の左端側は連結アーム10の先端側(施療子2が取り付けられた位置よりも幅方向内側に位置する連結アーム10の先端側)に連結されている。また、弾性支持部材12の右端側は、上述した電動モータ7の前壁部に連結されており、連結アーム10が偏心回転体9と一緒に同伴回動することを抑制している。
上述した弾性支持部材12をゴムのような弾性材料で形成すれば、連結アーム10が前後方向に沿ってある程度移動することは許容される。しかし、その一方で、弾性支持部材12により電動モータ7の筐体に連結された連結アーム10は、偏心回転体9の回転に伴って回動することはない。そのため、この弾性支持部材12により、連結アーム10の前端に取り付けられた施療子2が、偏心回転体9の回転に伴って前後に進退を繰り返すようになる。このような弾性変形可能な弾性支持部材12を用いれば、ジョイント部材などを設けるのに比べてマッサージ機構4の構造が簡単なもので済み、装置構成を簡略化できるようになる。
ところで、本実施形態のマッサージ機1においては、右回転軸8Rに取り付けられた右偏心回転体9Rの回転位相と、左側に延びる左回転軸8Lに取り付けられた左偏心回転体9Lの回転位相とが逆相とされている点が、大きな特徴となっている。具体的には、この「逆相」とは、2つの偏心回転体9L、9Rの間に90°〜270°の位相差があるような場合をいい、一方の偏心回転体9の連結ピン14の位置と他方の偏心回転体9の連結ピン14の位置とが90°〜270°(好ましくは、ほぼ180°)の位相差を備える場合をいう。
例えば、「逆相」の関係にある偏心回転体9同士では、例えば、左偏心回転体9Lの連結ピン14が左回転軸8Lの軸心に対して前方に位置する際に、右偏心回転体9Rの連結ピン14が右回転軸8Rの軸心に対して後方に位置することとなる。
なお、左右の偏心回転体9にはバランス錘15も配備されている。このバランス錘15は、偏心回転体9における上述した連結ピン14とは回転軸8の軸心を挟んで反対側に取り付けられており、偏心回転体9の回転時に回転バランスを取ることができるようになっている。このバランス錘15により、偏心回転体9に発生する不必要な振動を抑制するこ
とができ、施療子2をスムーズに前後に進退させて使用者Uに快適な叩きマッサージや振動マッサージを付与することが可能となっている。
上述したように逆相の状態に取り付けられた(アラインメントされた)偏心回転体9では、左右の施療子2L、2Rのうち、一方の施療子2が前方に突出し、この施療子2で腰などの施療部を押圧している(叩いている)時には、他方の施療子2は後方に後退しており、施療部に対するマッサージ動作を行っていない。そのため、前方に突出してマッサージ動作している一方の施療子2には施療部から反力が加わるが、マッサージ動作していない他方の施療子2には施療部から反力が加わることがない。
そして、偏心回転体9をさらに回転させると、今度は、他方の施療子2が前方に突出してマッサージ動作を行い、一方の施療子2は後方に後退してマッサージ動作を行わなくなる。つまり、逆相の状態に取り付けられた偏心回転体9では、左右の施療子2L、2Rに交互に前後し、そのたびに施療部から反力が作用するため、同相の状態に取り付けられた偏心回転体9のように左右の施療子2L、2Rから一度に大きな反力が作用することがなく、回転軸8や電動モータ7への負荷を可及的に少なくすることが可能となる。
それゆえ、本発明のマッサージ機1は、電動モータ7や回転軸8へ一度に大きな負荷が加わることを抑えつつ、使用者Uの両肩や腰部の両サイドに好適な叩きマッサージや振動マッサージを付与可能なものとなっている。
上述したマッサージ機1で使用者Uの施療部をマッサージする方法、言い換えれば本発明のマッサージ方法について説明する。
まず、電動モータ7に電力を供給し、回転軸8を回転駆動させる。すると、上記した構成により、回転軸8の回転に応じて左右の偏心回転体9L、9Rも軸心回りを回転する。具体的には、左回転軸8Lを回転させると、左側面上で左側の連結ピン14Lが左回転軸8Lの軸心回りを距離を置いて周回するように移動する。
一方、右偏心回転体9Rに関しては、右偏心回転体9Rの右側面における右側の連結ピン14Rの位置は、右回転軸8Rの軸心から偏心した位置とされるだけでなく、左偏心回転体9Lの連結ピン14Lに対して逆位相となっている。そのため、右回転軸8Rを回転させると左側の連結ピン14Lと同様に右側の連結ピン14Rも右側面上で右回転軸8Rの軸心回りを周回するだけでなく、この右側の連結ピン14Rは左側の連結ピン14Lに対してもほぼ180°の位相差をもって回転する。
それゆえ、上述したマッサージ機構4では、左側の連結ピン14Lが左回転軸8Lの軸心の前方に位置すると共に、右側の連結ピン14Rが右回転軸8Rの軸心の後方に位置するようになる。この状態では、左側の連結アーム10Lは左側の連結ピン14Lが前方に遷移している分だけ前方に突出した位置となり、この左側の連結アーム10Lの前端に設けられた左の施療子2Lも前方に突出した位置となる。一方、右側の連結アーム10Rは右側の連結ピン14Rが後方に遷移している分だけ後方に後退した位置となり、この右側の連結アーム10Rの前端に設けられた右の施療子2Rも後方に後退した位置となる。それゆえ、右の施療子2Rを引っ込めた状態で左の施療子2Lだけを施療部側に向かって押し出すことが可能となり、左の施療子2Lで左の施療部をマッサージすることが可能となる。
さらに、電動モータ7を回転させると、左偏心回転体9Lと右偏心回転体9Rとの位置関係が逆となり、左の施療子2Lを引っ込めた状態で右の施療子2Rだけを施療部側に向かって押し出すことが可能となり、右の施療子2Rで右の施療部をマッサージすることが可能となる。
このようにして左右の施療子2L、2Rで施療部を交互にマッサージすることで、上述した叩き動作や振動動作を行うことが可能となる。
なお、本発明のマッサージ機の構成は、上述の実施形態に限定されるものではない。また、今回開示された実施形態において、明示されていない事項、例えば、作動条件や操作条件、構成物の寸法、重量などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な事項を採用している。
1 マッサージ機
2 施療子
2L 左の施療子
2R 右の施療子
3 ケーシング
3F ケーシング(前側ケース)
3B ケーシング(後側ケース)
4 マッサージ機構
5 施療用開口
5R 右側の施療用開口
5L 左側の施療用開口
6 クッション材
7 電動モータ
8 回転軸
8L 左回転軸
8R 右回転軸
9 偏心回転体
9L 左偏心回転体
9R 右偏心回転体
10 連結アーム
10L 左側の連結アーム
10R 右側の連結アーム
11 制振用のゴム部材
12 弾性支持部材
13 取付部
14 連結ピン
15 バランス錘
16 凹部
18 ベアリング
U 使用者

Claims (4)

  1. 電動モータと、
    前記電動モータにより駆動される回転軸と、
    前記回転軸の両端側に取り付けられた偏心回転体と、
    前記回転軸に対して略直交するように設けられ、且つ先端側が施療子とされると共に基端側が、前記偏心回転体に連結されている連結アームと、有しており、
    前記一対の回転軸の一方に取り付けられた偏心回転体と、他方に取り付けられた偏心回転体とが逆相で回転している
    ことを特徴とするマッサージ機。
  2. 前記偏心回転体の一方側には、電動モータの回転軸が嵌り込むようになっており、
    前記偏心回転体の他方側には、電動モータの回転軸の軸心とは偏心した位置に連結ピンが設けられており、
    前記連結ピンが前記連結アームの基端側に回動自在に連結されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
  3. 前記連結アームの先端側は、弾性支持部材を介して電動モータに連結されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機。
  4. 前記偏心回転体には、当該偏心回転体の回転バランスを取るためのバランス錘が配備されている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のマッサージ機。
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