JP2016005506A - 襟カラー及びそのカバー - Google Patents
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Abstract
【課題】 襟の補強のため堅い素材で形を整えるが、首部(肌)への接触も良好であり、厚みを調整したり、保冷材・保温材などの使用したりする場合に適する襟カラー及びそのカバーを提供する。【解決手段】 硬さの異なる合成樹脂製部材を少なくとも2枚重ね合わせて、首周りに接触する内側部材3がその外側に配される外側部材2よりも柔らかい素材で構成されている。襟カラー1としての硬質性が維持されたまま肌(首)との接触部は柔らかく接触することになる。また、保温冷却材C1などを内側部材3と外側部材2との間に介在させることができる。【選択図】 図1
Description
本発明は、衣服の襟や着物の襟などに形を整えるために使用される襟カラーと、首周りに装着されて保温冷却や医療用等に使用されるカバーに関する。
襟カラーは、衣服の襟において、襟の内側を汚れないようにしたり、襟を補強し、また服の襟から見えるカラーで服にアクセントを与えるなどの目的をもって装着されるもので、学生服の詰襟(或は神父の服装の詰襟、軍服の詰襟)などの立詰め襟のほか、着物などでは、衿芯と呼ばれる襟カラーが使用される。着物では、厚いものが好まれる場合はプラスチック製のものを2枚入れて使用されることもある。なお、近年はプラスチック製などの合成樹脂性のものが多いが、分厚い木綿などを衿の芯としても良い。
襟カラーは、布地を使わず、合成樹脂が使われるようになった時代背景があり、はじめはベークライトだったが、その後セルロイドが原料に用いられ、その後は、不燃性のポリ塩化ビニルが採用され、硬くて割れやすいなどの理由でポリプロピレンが素材が現在多く使われている。
上記襟カラーには、立襟の補強のため堅い素材でできているので、首の自由な運動を妨げて着用者の窮屈感を増強しがちである。この硬さに由来する首まわりの負担を軽減するため、柔らかく自由に曲がるビニル系の素材を使った「ソフトカラー」という襟カラーも市販されている。
上記襟カラーには、立襟の補強のため堅い素材でできているので、首の自由な運動を妨げて着用者の窮屈感を増強しがちである。この硬さに由来する首まわりの負担を軽減するため、柔らかく自由に曲がるビニル系の素材を使った「ソフトカラー」という襟カラーも市販されている。
特許文献としては、首及びその近傍を効果的に温めたり、冷却することが可能なカバーで、冷却体または発熱体を収容し、首の後部に配置される収容部と、前記収容部の両端に連結されるとともに、先端にいくにしたがって幅が細くなるように構成され、首に巻き付けられる一対の巻付部とを備えているカバーが開示されている。収容部には、可撓性のある材料(合成樹脂製)で略U字型に形成されたカラー(襟カラー)が入れられ、収容部を支持し得る収容部支持体と、その両端に連結され、巻付部を支持し得る巻付部支持体とから構成されている。収容部には、ポケットが設けられて、保温冷却材などを収納する。
上記特許文献は、首及びその近傍を効果的に温めたり冷却することが可能なカバーがあるが、カバーとしては、例えばムチ打ち事故による首部の保持などでの使用や、高齢者の首部の補強や姿勢保持などにも使用の期待が生じている。そして、今後はファッション性を高めての使用も期待される。
しかしながら、上記襟カラーは、通常堅い素材でできているので、首の自由な運動を妨げて着用者の着用感や窮屈感が生じたり、首との接触で痛みを生じさせることがある。硬さに由来する首まわりの負担を軽減するため柔らかく自由に曲がるビニル系の素材を使った「ソフトカラー」もあるが、柔らかいと、襟の補強効果が薄れる問題がある。また、着物の襟首などの使用では、複数枚を重ねての使用があるが、重ね合わせにズレが生じる問題がある。
また、上記特許文献では、襟カラーの収容部材にポケットを設けてカイロや冷却材を収納するが、単にポケットを形成して収納するだけでは、保温冷却材などの位置ずれが生じる場合がある。また、医療用や高齢者の首部の補強などに使用する場合は、その補強箇所や姿勢保持などにおいて確実な支持部分が必要になる場合や、又、首部を巻き付けるためには、U字状の径の大きさを変えての使用が望まれる(医療用や高齢者の首部の補強などに使用する場合は、首との間隔(空隙)を設けることは好ましくない)。
しかしながら、上記襟カラーは、通常堅い素材でできているので、首の自由な運動を妨げて着用者の着用感や窮屈感が生じたり、首との接触で痛みを生じさせることがある。硬さに由来する首まわりの負担を軽減するため柔らかく自由に曲がるビニル系の素材を使った「ソフトカラー」もあるが、柔らかいと、襟の補強効果が薄れる問題がある。また、着物の襟首などの使用では、複数枚を重ねての使用があるが、重ね合わせにズレが生じる問題がある。
また、上記特許文献では、襟カラーの収容部材にポケットを設けてカイロや冷却材を収納するが、単にポケットを形成して収納するだけでは、保温冷却材などの位置ずれが生じる場合がある。また、医療用や高齢者の首部の補強などに使用する場合は、その補強箇所や姿勢保持などにおいて確実な支持部分が必要になる場合や、又、首部を巻き付けるためには、U字状の径の大きさを変えての使用が望まれる(医療用や高齢者の首部の補強などに使用する場合は、首との間隔(空隙)を設けることは好ましくない)。
そこで本発明の目的は、襟の補強のため堅い素材で形を整えるが、首部(肌)への接触も良好であり、厚みを調整したり、保冷材などの使用にも適するとともに、医療用や高齢者用にも使用ができる襟カラー及びカバーを提供することにある。
本発明は、硬さの異なる合成樹脂製部材を少なくとも2枚重ね合わせて、首周りに接触する内側部材がその外側に配される外側部材よりも柔らかい素材で構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、襟カラーとしての硬質性が維持されたまま肌(首)との接触部は柔らかく接触することになる。また、保温冷却材を使用するときは、内側部材と外側部材との間に介在させることができる。そして、複雑な首回り形状に沿わせることができるので、首回りに密着させて、首の姿勢保持や姿勢補助の用具として使用し易いものとなる。
本発明は、前記内側部材と外側部材の少なくとも一方に素材としての湾曲させるためのスリットが所定間隔で形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、所定間隔でスリットが形成されているので、首周りの径(襟の径)に沿って柔軟性を持って縮小(縮径)させることができる。
本発明によれば、所定間隔でスリットが形成されているので、首周りの径(襟の径)に沿って柔軟性を持って縮小(縮径)させることができる。
本発明は、前記内側部材と外側部材との間に保温材、保冷材、磁気作用部材、又は、脊髄・首を支持する支持部材が配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、前記内側部材と前記外側部材との間にカイロ、保冷材、磁気作用部材を挟み込んで使用することができる。また、前記内側部材と外側部材との間に、首部の補強(脊髄支持)として使用でき、簡易医療器具としての使用が可能になる。
本発明によれば、前記内側部材と前記外側部材との間にカイロ、保冷材、磁気作用部材を挟み込んで使用することができる。また、前記内側部材と外側部材との間に、首部の補強(脊髄支持)として使用でき、簡易医療器具としての使用が可能になる。
本発明は、前記内側部材と前記外側部材とを着脱する着脱手段が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、前記内側部材と外側部材とを着脱するが、前記内側部材と外側部材との止着位置の調整によりU字形状の大きさや形状を調整したり、又、前記内側部材と外側部材の間隔を調整したりすることができる。
ここで、前記着脱手段に、磁石で吸着させるものや、磁気作用のある金属(血行を良くして体温を上昇させる磁気作用所定形状のチタン)等が含まれる。
本発明によれば、磁石で吸着させたり、この磁気吸着と兼用して、磁気作用のある金属(血行を良くして体温を上昇させる効果を発揮させる。例えば、磁気作用のあるチタン製やチタンを含む素材として着脱部材を構成する。
この発明によれば、前記内側部材と外側部材とを着脱するが、前記内側部材と外側部材との止着位置の調整によりU字形状の大きさや形状を調整したり、又、前記内側部材と外側部材の間隔を調整したりすることができる。
ここで、前記着脱手段に、磁石で吸着させるものや、磁気作用のある金属(血行を良くして体温を上昇させる磁気作用所定形状のチタン)等が含まれる。
本発明によれば、磁石で吸着させたり、この磁気吸着と兼用して、磁気作用のある金属(血行を良くして体温を上昇させる効果を発揮させる。例えば、磁気作用のあるチタン製やチタンを含む素材として着脱部材を構成する。
本発明は、前記各襟カラーを収容してU字状に折り曲げることができるカバーを備え、このカバーがサポータ生地又はメッシュ生地であることを特徴とする。
本発明によれば、U字状に折り曲げることができるカバーを備えることから、前記襟カラーをU字状に収納できるが、仮に前記襟カラーが平坦な板状や正確なU字状でなくとも、カバーのU字状に沿って収納保持させることができる。伸縮性の高い糸やゴム製の糸等を試用した素材のカバーに収納することで、首の姿勢の保持機能を高める。
本発明によれば、U字状に折り曲げることができるカバーを備えることから、前記襟カラーをU字状に収納できるが、仮に前記襟カラーが平坦な板状や正確なU字状でなくとも、カバーのU字状に沿って収納保持させることができる。伸縮性の高い糸やゴム製の糸等を試用した素材のカバーに収納することで、首の姿勢の保持機能を高める。
本発明は、前記カバーの端部同士を連結する連結手段が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、上記連結部で連結させると、円形形状(円筒形状又はドーナツ形状)に保持することができるが、これにより首部分と間隔(空隙)を生じさせない使用が可能である。
本発明によれば、上記連結部で連結させると、円形形状(円筒形状又はドーナツ形状)に保持することができるが、これにより首部分と間隔(空隙)を生じさせない使用が可能である。
本発明は、襟カラーを収容してU字状に折り曲げることができるカバーを備えることを特徴とする。そして、前記カバーの端部同士を連結する連結手段が設けられていることでも、首周りのU字形状(ドーナツ形状)に維持することができる。
本発明によれば、襟カラーを収容して首周りに使用できるが、U字状に折り曲げることができるカバーを使用することで、襟カラーが湾曲したものではなくとも、首周りの形状に形成することができる。カバーとしては、例えばメッシュ生地を使用すると、介在される保冷材等の効果を外部にまで及ぼすことができる。
本発明によれば、襟カラーを収容して首周りに使用できるが、U字状に折り曲げることができるカバーを使用することで、襟カラーが湾曲したものではなくとも、首周りの形状に形成することができる。カバーとしては、例えばメッシュ生地を使用すると、介在される保冷材等の効果を外部にまで及ぼすことができる。
本発明によれば、襟カラーとしての硬質性が維持されたまま肌(首)との接触部は柔らかく接触することになる。したがって、襟筋を強く揃えながら着用感が良い襟カラーとなり、複雑な首回り形状に沿わせることができるので、首回りに密着させて、首の姿勢保持や姿勢補助の用具として使用し易いものとなる。また、保温冷却材を使用するときは、内側部材と外側部材との間に介在させることができるが、着脱手段で、間隔を調整したり、締め付け力を調整したりすることができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1と図2は、本発明の第1の実施の形態の襟カラーを示す斜視図である。図3は本実施の形態の襟カラーを示す平面図である。
本実施の形態の襟カラー1は、硬さの異なる合成樹脂製部材2,3を2枚重ね合わせて、首に接触する内側部材3がその外側に配される外側部材2よりも柔らかい素材で構成されている。内側部材3と外側部材2は、合成樹脂製の透明な部材であるが、内側部材2は首(肌)に接触するために柔らかい素材が使用され、外側部材2は襟(立襟)を硬度に維持するために硬質部材の合成樹脂性である。例えば、外側部材2は、ポリプロピレンが素材として、内側部材3は、ビニル系の素材を使用する例が挙げられるが、同じ素材でも硬質のものと軟質のものを使用しても良い。例えば、硬質ウレタンと軟質ウレタンとの組み合わせや、硬質系プラスチックや軟質系プラスチックや、熱可塑性樹脂の一つのPVC(ポリ塩化ビニル)の場合は、硬質PVCと可塑剤を混ぜた軟質PVCがあるがこれらを使用するなどが挙げられる。
図1と図2は、本発明の第1の実施の形態の襟カラーを示す斜視図である。図3は本実施の形態の襟カラーを示す平面図である。
本実施の形態の襟カラー1は、硬さの異なる合成樹脂製部材2,3を2枚重ね合わせて、首に接触する内側部材3がその外側に配される外側部材2よりも柔らかい素材で構成されている。内側部材3と外側部材2は、合成樹脂製の透明な部材であるが、内側部材2は首(肌)に接触するために柔らかい素材が使用され、外側部材2は襟(立襟)を硬度に維持するために硬質部材の合成樹脂性である。例えば、外側部材2は、ポリプロピレンが素材として、内側部材3は、ビニル系の素材を使用する例が挙げられるが、同じ素材でも硬質のものと軟質のものを使用しても良い。例えば、硬質ウレタンと軟質ウレタンとの組み合わせや、硬質系プラスチックや軟質系プラスチックや、熱可塑性樹脂の一つのPVC(ポリ塩化ビニル)の場合は、硬質PVCと可塑剤を混ぜた軟質PVCがあるがこれらを使用するなどが挙げられる。
そして、硬質な外側部材2よりも軟質な内側部材3が幅が広く形成されている。首(肌)が外側部材2に接触することがないように工夫されている。また、内側部材3には、所定間隔でスリット5が形成されており、首の接触に応じて柔軟に屈曲するように構成されている。スリット5の端部には、小穴5aが形成されて、素材として硬直化しないようになされている。本実施の形態では、外側部材2には、上記スリット5や小穴5aは形成されていないが、これは外側部材2としての硬質性を維持させるためであるが(できるだけ柔らかくしない)、適用対象によっては、或いは、部分的に、上記スリット5や小穴5aを形成しても良い。内側部材3の下側中央には突出部5bが設けられて、この位置に向かって内側部材3は湾曲した形状になっている。この突出部5bは、上記中央のスリット5の位置でもあるが、この湾曲形状により首Qを柔らかく包み込む形状になり、その形状にスリット5を介して形成されるようになっている。
また、本実施の形態の内側部材2と外側部材3も湾曲した曲面に予め形成された部材同士を使用しており(断面U字状を呈している)、外力を与えない限り、平坦な板状にはならないものを使用している(図1と図2)。予め形状が定まっている箇所での使用、例えば首の径が大よそ定まっているときに使用し易いようになっている。しかし、平坦状の外側部材2と内側部材3とを使用して、丸めるように湾曲させて使用しても良い。湾曲形状にするためには、ボタン等の着脱手段によって、取り付け位置を調整することで、所定形状にすることが可能である。外側部材2と内側部材3とは、例えば、大き目の内側部材3に外側部材を嵌め込む縁部(外周フレーム)により嵌め込むようにしても良い。また、外側部材2の端部同士を連結するための連結手段6が設けられている。したがって、上記連結部6で連結させると、円形形状に保持することができるが、これにより首回りと間隔(空隙)を生じさせない使用が可能である(図6(a)(b))。
内側部材3と外側部材2とを着脱する着脱手段4は、本実施の形態では、ボタンが使用されているが、面ファスナー等を使用しても良い。この着脱手段4を使用すると、内側部材3と外側部材2との間に保温冷却材C1を介在させて着脱手段4で重ね合わせると、カイロ等の落下を防止することができる。ここで、着脱手段4は、保温冷却材や磁気作用部材C1とも着脱自在にすることも可能であり、この場合、これらの位置ずれが防止でき、また、脊髄・首を支持する支持部材C2が配置されるときには、首付近の脊髄・首を支持する支持部材C2の支持が安定化する(図6(c))。磁気作用部材C1は、磁石を使用した磁気治療、すなわち血行をよくしたり、体温を調節したりできる磁気作用(イオン効果を含む)を生じさせる部材である。上記支持部材C2に磁気作用を生じさせる部材を試用するとき、上記着脱手段4をこれと協働して機能を発揮させることも可能である。すなわち、上記着脱手段4を磁石S極とすると、上記支持部材C2をN極として作用させることにより、協働させることができる。上記脊髄支持部材C2は、脊髄を支持する(押さえる)ようにしたり、首を支持したりするなどに使用する部材C2である。内側部材3や外側部材2と一体的に配置することも可能であるが、本実施の形態では、これらとは別部材で、これらに挟まれるようにして使用される。
また、着脱部材4により着脱自在にして、前記内側部材3と外側部材2とを一体的にしたり、分離させたりすることができる。なお、後述するように、止着位置を調節するようにすると、板状の内側部材3と外側部材2であっても、曲面形状の大きさを変えたり、形状を変えたりすることができる。
ここで、首Qには、いつくつかのツボがある(図12(a)(b))。天柱、風池、完骨等である(図12(a))。また、肩内愈、肩外愈などもある(図12(b))。そこで、上記ボタン形状の着脱手段4の位置を上記ツボの位置に対応させて配置することが考えられる。また、内側部材3の全体形状を、上記天柱、風池、完骨等、及び、肩中愈、肩外愈などを覆うような形状にすることも考えられる。
上記襟カラー1は、これを収容するカバー10に収納して使用することができる(図4)。このとき、外側部材2と内側部材3との間に保温冷却材C1を介在させることができる。また、カバー10に収納して使用することもできる。カバー10としては、生地の材質を問わないが、例えばメッシュ生地を使用することで、冷却効果等を外部に及び易くすることができる。
ここで、首Qには、いつくつかのツボがある(図12(a)(b))。天柱、風池、完骨等である(図12(a))。また、肩内愈、肩外愈などもある(図12(b))。そこで、上記ボタン形状の着脱手段4の位置を上記ツボの位置に対応させて配置することが考えられる。また、内側部材3の全体形状を、上記天柱、風池、完骨等、及び、肩中愈、肩外愈などを覆うような形状にすることも考えられる。
上記襟カラー1は、これを収容するカバー10に収納して使用することができる(図4)。このとき、外側部材2と内側部材3との間に保温冷却材C1を介在させることができる。また、カバー10に収納して使用することもできる。カバー10としては、生地の材質を問わないが、例えばメッシュ生地を使用することで、冷却効果等を外部に及び易くすることができる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態の襟カラー21は、図7(a)(b)に示すように、学生服の襟詰めに使用するものであり、長方形状の前記内側部材3と外側部材2とを着脱する着脱手段4が設けられている。また、襟の突起部に係止する係止穴が設けられている。また、左右の端部を連結するホック9を備えている。上記ホック9は、その収納用のカバー10に形成された穴から突出させて互いに係止させても良い。なお、ホック9は、学生服の襟の側に設けて、襟カラー1には設けないことも可能である。
本実施の形態の襟カラー21は、図7(a)(b)に示すように、学生服の襟詰めに使用するものであり、長方形状の前記内側部材3と外側部材2とを着脱する着脱手段4が設けられている。また、襟の突起部に係止する係止穴が設けられている。また、左右の端部を連結するホック9を備えている。上記ホック9は、その収納用のカバー10に形成された穴から突出させて互いに係止させても良い。なお、ホック9は、学生服の襟の側に設けて、襟カラー1には設けないことも可能である。
したがって、学生服の襟に使用するときは、襟の突起部に係止する係止穴を介して取り付けるが、まず外側部材2を取り付けて内側部材3を着脱手段を介して取り付けたり、または、予め着脱手段4で内側部材3と外側部材2とを接合した状態にしておいて、学生服の襟に取り付けることができる。このとき、外側部材2と内側部材3との間に保温冷却材C1を介在させることができる(図6(c)(d))。また、カバー10に収納して使用することもできる。カバー10としては、生地の材質を問わないが、例えばメッシュ生地を使用することで、冷却効果等を外部に及び易くすることができる(図8(a)(b))。
(第3の実施の形態)
本実施の形態の襟カラー31は、図9に示すように、着物の襟詰めに使用するものであり、長方形状の前記内側部材3と外側部材2とを着脱する着脱手段4が設けられている。着脱手段は面ファスナーが使用されている。また、長襦袢の衿に半衿をかぶせるように縫った後、袋状になっている部分にプラスチック製の芯を通して襟部分から胸の部分にV字型などに形を整えるために使用されることが多いので、上記袋状になっているところ(カバー10)に、上記襟カラー31を収納させて、衿元と衣紋を綺麗にぱりっと見せるせるため等に使用できる。本実施の形態では、前記外側部材2と内側部材3とは、平坦状のものを使用することが好ましい。また、例えば、大き目の内側部材3に外側部材を嵌め込む縁部(外周フレーム)により嵌め込むようにして、一枚もののようにして、上記袋状になっているところ(カバー10)に収納させても良い。
本実施の形態の襟カラー31は、図9に示すように、着物の襟詰めに使用するものであり、長方形状の前記内側部材3と外側部材2とを着脱する着脱手段4が設けられている。着脱手段は面ファスナーが使用されている。また、長襦袢の衿に半衿をかぶせるように縫った後、袋状になっている部分にプラスチック製の芯を通して襟部分から胸の部分にV字型などに形を整えるために使用されることが多いので、上記袋状になっているところ(カバー10)に、上記襟カラー31を収納させて、衿元と衣紋を綺麗にぱりっと見せるせるため等に使用できる。本実施の形態では、前記外側部材2と内側部材3とは、平坦状のものを使用することが好ましい。また、例えば、大き目の内側部材3に外側部材を嵌め込む縁部(外周フレーム)により嵌め込むようにして、一枚もののようにして、上記袋状になっているところ(カバー10)に収納させても良い。
(第4の実施の形態)
本実施の形態のカバー10は、図10に示すように、首用サポータとして構成されて、前記襟カラー1が収納されている。首用サポータ10Bもいくつかの種類があるが、本実施の形態では、伸縮性の高い生地で首周りを囲む首用サポータであり、その内部に前記襟カラー1が収納可能である。
本実施の形態のカバー10は、図10に示すように、首用サポータとして構成されて、前記襟カラー1が収納されている。首用サポータ10Bもいくつかの種類があるが、本実施の形態では、伸縮性の高い生地で首周りを囲む首用サポータであり、その内部に前記襟カラー1が収納可能である。
また、他の首用サポータとしては、図11に示すように、襟カラー1を後方側(首の後ろ側)で連結させるようにして、筒状の首用サポータ10Cにより、襟カラー1を後方側(首の後ろ側)を除いて(U字状)、首の正面側で主にサポータ機能を発揮させるようにすることも可能である。
以上、上記各実施の形態では、硬さの異なる合成樹脂製部材を2枚重ね合わせて使用する例で説明したが、本実施の形態は、3枚以上重ね合わせて使用することも可能であり、三枚以上を着脱手段で着脱することも可能である。
1,21,31 襟カラー、
2 外側部材、
3 内側部材,
4 着脱手段(ボタン)、
5 スリット、5a 小穴、
10,10A,10B カバー、
C1 保温材、保冷材、磁気作用部材、
C2 支持部材
2 外側部材、
3 内側部材,
4 着脱手段(ボタン)、
5 スリット、5a 小穴、
10,10A,10B カバー、
C1 保温材、保冷材、磁気作用部材、
C2 支持部材
Claims (7)
- 硬さの異なる合成樹脂製部材を少なくとも2枚重ね合わせて、首周りに接触する内側部材の素材がその外側に配される外側部材の素材よりも柔らかい素材で構成されていることを特徴とする襟カラー。
- 前記内側部材と前記外側部材の少なくとも一方に、磁気による吸着作用や磁気により血行を良くして体温調節ができる磁性素材が含まれていることを特徴とする請求項1記載の襟カラー。
- 前記内側部材と前記外側部材の少なくとも一方に素材として湾曲させるためのスリットが所定間隔で形成されて、首回りを前方側を開放したU字状に覆うことを特徴とする請求項1記載の襟カラー。
- 前記内側部材と前記外側部材との間に、保温材、保冷材、磁気作用部材、又は、脊髄・首を支持する支持部材が配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項記載の襟カラー。
- 前記内側部材と前記外側部材とを着脱する着脱手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の襟カラー。
- 前記着脱手段に、磁気による吸着作用や磁気により血行を良くして体温調節ができる磁性素材で構成されていることを特徴とする請求項1記載の襟カラー。
- 前記請求項1ないし6のいずれか一項記載の襟カラーを収容してU字状に折り曲げることができるカバーを備え、このカバーがサポータ生地又はメッシュ生地であることを特徴とするカバー。
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