JP2016003116A - エスカレーターのリニューアル方法 - Google Patents

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【課題】既設エスカレーターを撤去して新設エスカレーターを設置する際、隙間寸法と掛かり代を大きく確保することのできるエスカレーターのリニューアル方法の提供。
【解決手段】建築構造物の上階床2と下階床3との間に懸架された第1の傾斜角(θ1)を有する既設エスカレーター1を撤去し、上階床2および下階床3の建築受梁材2a、3aの少なくとも一方に、建築梁間寸法を短縮する方向に延設される追加梁17を設置し、新設エスカレーター101として第1の傾斜角(θ1)よりも大きな第2の傾斜角(θ2)を有するエスカレーターを用い、新設エスカレーター101と追加梁17との間の隙間寸法W7を既設エスカレーター1と建築受梁材との間の隙間寸法W4よりも大きく設定し、この新設エスカレーターの少なくとも一端を、既設エスカレーター1の掛かり代より大きな掛かり代を有するよう追加梁17に載置する。
【選択図】図5

Description

本発明は、既設エスカレーターを撤去し、代わりに耐震性を向上させた新設エスカレーターを設置するエスカレーターのリニューアル方法に関する。
従来、エスカレーターの耐震対策は、昇降機耐震設計・施工指針2009年版によれば、建築構造物の層間変位角を1/100と想定し、フレーム端部に設けられるフレーム側受梁と建築受梁材との掛かり代を設定することになっていたが、先般の大地震を契機にエスカレーターの耐震性が強化されることになり、現在、建築構造物によっては、層間変位角を1/24と想定して掛かり代を設定する必要がある。
例えば、従来のエスカレーターにあっては、フレーム終端部と建築受梁材との長手方向の隙間寸法は、フレーム側受梁の板厚の1〜3倍程度に設定されており、実際の隙間寸法は20〜60mmとなっている。そして、この隙間寸法に応じてフレーム側受梁と建築受梁材との掛かり代も設定されている。
また、エスカレーターのリニューアル方法の一例として、特許文献1には、既設エスカレーターのフレームを残して構成部品を撤去し、既設エスカレーターのフレームの内部に新設エスカレーターを設置するものが記載されており、特許文献1では、新設エスカレーターの新設フレームを構成する上辺材の傾斜角度を既設エスカレーターの既設フレームを構成する上辺材の傾斜角度よりも大きくするとともに、新設エスカレーターの手摺駆動装置を、既設フレームの上辺材よりも上方で新設フレームの内側に設置したものが記載されている。
国際公開第98/22382号
しかしながら、前述したような新たな基準に基づき建築構造物の層間変位角を1/24と想定した場合、エスカレーターの設置階高寸法が6000mmのものであると、圧縮方向への層間変位により上階床と下階床の建築梁間寸法が250mm狭まることを意味し、前述したような隙間寸法を20〜60mmに設定したものでは、フレーム終端部と建築梁との隙間がなくなり、上下の建築梁がフレームを圧縮してフレームが変形し、場合によっては掛かり代が不足して、フレームが落下する虞がある。すなわち、新たな基準に沿ったエスカレーターにあっては、フレーム終端部と建築受梁材との長手方向の隙間寸法を大きくする必要があるとともに、この隙間寸法を長尺とすることに伴い、層間変位により上階床と下階床の建築梁間寸法が長くなった場合も想定し、フレーム端部に設けられるフレーム側受梁と建築受梁材との掛かり代も十分な長さ寸法に設定する必要がある。
一方、エスカレーターのリニューアルの際に、フレームと建築梁との長手方向の隙間寸法を大きく確保するために、フレームの水平部の機械室長さ寸法を短縮する方法が考えられるが、駆動機や制御盤の設置スペースや、これらの機器の保守スペース等を考慮して、ほぼフリースペースがない設計になっており、フレームの水平部の機械室長さ寸法を短縮することは現実的な解決方法ではなかった。また、フレームと建築梁との長手方向の隙間寸法を大きく確保するために、建築構造物側に加工を施し、建築梁間寸法を拡大することも考えられるが、これには比較的、特別な工事を要し、顧客にとって大きな負担となることから、現実的ではない場合が多い。
また、前述した特許文献1に示すようなリニューアル方法は、既設フレームに新設フレームを組み込んで、既設フレームをそのまま利用するものであるため、既設フレームと建築梁との長手方向の隙間及び掛かり代の大きさに変化はない。よって、隙間及び掛かり代を確保するための解決方法とはならない。
本発明は、前述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、既設エスカレーターを撤去して新設エスカレーターを設置する際、層間変位角を大きく想定しても、フレーム終端部と建築受梁材との隙間寸法を必要寸法確保できるとともに、フレーム側受梁と建築受梁材との掛かり代も必要寸法確保することのできるエスカレーターのリニューアル方法を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、例えば、建築構造物の上階床と下階床との間に懸架された第1の傾斜角を有する既設エスカレーターを撤去し、前記上階床および前記下階床の建築受梁材の少なくとも一方に、建築梁間寸法を短縮する方向に延設される追加梁を設置し、新設エスカレーターとして前記第1の傾斜角よりも大きな第2の傾斜角を有するエスカレーターを用い、前記新設エスカレーターと前記追加梁との間の隙間を前記既設エスカレーターと前記建築受梁材との間の隙間よりも大きく設定し、前記新設エスカレーターの少なくとも一端を前記既設エスカレーターの掛かり代より大きな掛かり代を有するよう前記追加梁に載置することを特徴としている。
本発明によれば、既設エスカレーターを撤去して新設エスカレーターを設置する際、新設エスカレーターの傾斜角を既設エスカレーターの傾斜角より大きくすることにより、新設エスカレーターを構成する新設フレームの長さ寸法を既設フレームの長さ寸法より短くすることができ、これによって、層間変位角を大きく想定したものでも、建築梁間寸法を変えることなく、フレーム終端部と建築受梁材との隙間寸法を必要寸法確保して既設エスカレーターよりも大きな隙間にできる。
さらに、建築受梁材に、建築梁間寸法を短縮する方向に延設される追加梁を設置し、この追加梁に、新設エスカレーターの端部を載置することにより、層間変位角を大きく想定したものでも、フレーム端部のフレーム側受梁と建築受梁材との掛かり代を必要寸法確保して既設エスカレーターよりも大きな掛かり代にすることができる。
本発明が適用される既設エスカレーターの概略構成図である。 本発明のエスカレーターのリニューアル方法の一実施形態を示し、既設エスカレーターの側面図である。 本実施形態において既設エスカレーターを撤去した状態を示す側面図である。 本実施例において追加梁を設置した状態を示す側面図である。 本実施例において新設エスカレーターを設置した状態を示す側面図である。
以下、本発明に係るエスカレーターのリニューアル方法の実施形態を図に基づき説明する。
図1は、本発明が適用される既設エスカレーターの概略構成図である。既設エスカレーター1は、フレームとして、例えばトラスフレームが用いられている。既設エスカレーター1は、図1に示すように、建築構造物の上階床2と下階床3との間に架設され、上階床2に延在する上部水平部4a、下階床3に延在する下部水平部4b、及び上部水平部4aと下部水平部4bとの間に形成される傾斜部4cを有する既設トラスフレーム4を備えており、上部水平部4aの終端部には、上階床2の建築受梁材2aに載置される上部フレーム側受梁5が設けられると共に、下部水平部4bの終端部には、下階床3の建築受梁材3aに載置される下部フレーム側受梁6が設けられている。そして、例えば上部フレーム側受梁5は建築受梁材2aに固定される固定部Aを構成し、下部フレーム側受梁6は建築受梁材3aに移動可能に載置される非固定部Bを構成している。
既設トラスフレーム4には、無端状に連結され、乗降口2b、3b間を循環移動する複数の踏段7と、上部機械室8に設置される踏段駆動機9および制御装置10と、踏段駆動機9により駆動される上部スプロケット11と、下部機械室12に設置される下部スプロケット13と、上部スプロケット11および下部スプロケット13に巻回される踏段チェーン14とを備えており、制御装置10により制御される踏段駆動機9の動力が踏段チェーン14を介して踏段7に伝えられ、踏段7は乗降口2b、3b間を循環移動するようになっている。
既設トラスフレーム4には、踏段7の進行方向に沿って立設される欄干15と、この欄干15により支持される移動手摺16とを備えており、図示しない移動手摺駆動部の動力が移動手摺16に伝えられ、移動手摺16は踏段7と同期して乗降口2b、3b間を移動するようになっている。
図2は、本発明のエスカレーターのリニューアル方法の一実施形態を示し、既設エスカレーターの側面図である。既設トラスフレーム4が設置される上階床2と下階床3の建築梁間寸法W1は、図2に示すように、例えば14783mmである。また、既設トラスフレーム4のフレーム長さ寸法W2は、例えば14643mmであり、既設トラスフレーム上部終端部と建築受梁材2aとの隙間寸法W3は、例えば70mm、既設トラスフレーム下部終端部と建築受梁材3aとの隙間寸法W4は、例えば70mmに設定されている。さらに、既設トラスフレーム4の傾斜角θ1は、例えば30度である。
図3は、本実施形態において既設エスカレーターを撤去した状態を示す側面図である。
図4は、本実施例において追加梁を設置した状態を示す側面図である。図5は、本実施例において新設エスカレーターを設置した状態を示す側面図である。
既設エスカレーター1を撤去して新設エスカレーター101を設置する場合、まず、図3に示すように、既設トラスフレーム4やこの既設トラスフレーム4に設置される構造部品を取り除く。
次いで、図4に示すように、下階床3の建築受梁材3aに、建築梁間寸法W1を短縮する方向に延設される追加梁17を設置する。この追加梁17は、例えば略直角三角形の断面形状を有しており、斜辺を下向きとし、一方の隣辺が建築受梁材3aに所定強度を確保するように固定され、他方の隣辺に、フレーム側受梁(本実施例の場合、後述する新設エスカレーター101の主弦材104b1を延長して構成したフレーム側受梁)が載置されるものである。また、追加梁17は、例えば、水平部となる他方の隣辺が、建築受梁材3aの水平部より下方に位置するように配置されている。これは既設エスカレーター1の下部受梁6より下方に位置する主弦材104b1を延長して構成したフレーム側受梁が載置される構造だからである。
この後、図5に示すように、建築構造物の上階床2と下階床3との間に、新設エスカレーター101を架設する。新設エスカレーター101は、フレームとして、例えばトラスフレームが用いられている。新設エスカレーター101は、建築構造物の上階床2と下階床3との間に架設され、上階床2に延在する上部水平部104a、下階床3に延在する下部水平部104b、及び上部水平部104aと下部水平部104bとの間に形成される傾斜部104cを有する新設トラスフレーム104を備えており、上部水平部104aの終端部には、上階床2の建築受梁材2aに載置される上部フレーム側受梁105が設けられている。なお、上部フレーム側受梁105は、既設エスカレーターの上部フレーム側受梁5と同等の構造であり、建築受梁材2aに固定されることで固定部Aを構成している。また、上部フレーム側受梁105上面から上階床2の床面に亘って形成される段差を覆うカバー体18が設けられる。
新設エスカレーター101の下部水平部104bに備えられる主弦材104b1は、建築受梁材3a方向に延設され、フレーム側受梁として機能する。そして、このフレーム側受梁は、既設エスカレーター1の掛かり代より大きな掛かり代を有するよう追加梁17に載置される。尚、ここでは主弦材104b1を延設してフレーム側受梁として機能させているが、これに限られず、例えば既設エスカレーター1の下部フレーム側受梁6と同様に、下部水平部104bの終端部に例えばL形鋼をボルト締めや溶接等でフレーム側受梁を設け、このフレーム側受梁を所定の掛かり代を有するよう追加梁17に載置する構造としてもよい。その場合、フレーム側受梁は、所定の掛かり代が確保できるよう、既設エスカレーター1の下部フレーム側受梁6よりも長いものとする。このようにして、フレーム側受梁が追加梁17に移動可能に載置されて非固定部Bを構成している。また、主弦材104b1上面から下階床3の床面に亘って形成される段差を覆うカバー体19が設けられると共に、このカバー体19は、地震動等による層間変位角に応じて主弦材104b1が新設トラスフレーム104の長手方向に沿って移動可能なように、間隙19aを有する形状となっている。
新設エスカレーター101の傾斜角θ2は、例えば35度であり、フレーム長さ寸法W5は、例えば12819mmとなっている。このように、新設エスカレーター101の傾斜角θ2を既設エスカレーター1の傾斜角θ1よりも大きなものとすることで、新設エスカレーター101のフレーム長さ寸法W5は、既設エスカレーター1のフレーム長さ寸法W2より1824mm短くなっている。新設トラスフレーム上部終端部と建築受梁材2aとの隙間寸法W6は、例えば70mmであり、この値は既設エスカレーター1のものと同じである。一方、新設トラスフレーム下部終端部と追加梁17との隙間寸法W7は、例えば300mmであり、既設エスカレーター1の場合の隙間寸法W4より大きく設定される。そして、この新設トラスフレーム下部終端部と追加梁17との隙間寸法W7に応じて設定される主弦材104b1(フレーム側受梁)と追加梁17との掛かり代W8は、例えば320mmとなっている。また、地震動等による層間変位角に応じて主弦材104b1(フレーム側受梁)が新設トラスフレーム104の長手方向に沿って移動可能なように設けられる間隙19aの長さ寸法W9は、新設トラスフレーム下部終端部と追加梁17との隙間寸法W7と同じ300mmに設定されている。
本実施形態によれば、既設エスカレーター1を撤去して新設エスカレーター101を設置する際、新設エスカレーター101の傾斜角θ2を既設エスカレーター1の傾斜角θ1より大きくすることにより、新設エスカレーター101を構成する新設トラスフレーム104のフレーム長さ寸法W5を既設トラスフレーム1のフレーム長さ寸法W2より短くすることができ、これによって、層間変位角を大きく想定したものでも、建築梁間寸法W1を変えることなく、新設トラスフレーム終端部と建築受梁材となる追加梁17との隙間寸法W7を必要寸法確保して既設エスカレーター1の場合の隙間寸法W4よりも大きな隙間にできる。
また、建築受梁材3aに、建築梁間寸法W1を短縮する方向に延設される追加梁17を設置し、この追加梁17に、新設エスカレーター101の端部(フレーム側受梁)を載置することにより、層間変位角を大きく想定したものでも、トラスフレーム端部のフレーム側受梁となる主弦材104b1と建築受梁材となる追加梁17との掛かり代も必要寸法確保して既設エスカレーターよりも大きな掛かり代にすることができる。
さらに、追加梁17を追加するだけでよく建築梁間寸法W1を変える必要がないことから、建築構造物そのものへの特別な加工を要することがなく、耐震性を向上させた新設エスカレーターの設置を容易なものとすることができる。
また、新設トラスフレーム104の下部水平部104bに備えられる主弦材104b1を、建築受梁材3a方向に延設して、所定の掛かり代を有して追加梁17に載置する構造とすることにより、堅牢な主弦材104b1の端部がフレーム側受梁の機能を兼ねるため、必要な強度を容易に確保できる受梁構造とすることができる。
さらに、主弦材104b1上面から下階床3の床面に亘って形成される段差を覆うカバー体19を設けることにより、容易に平滑な乗降口床を得ることができる。
なお、前述した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、前述した実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置き換えをすることが可能である。例えば、前述したものでは、下階床3の建築受梁材3aに、追加梁17を設置したが、本発明はこれに限らず、上階床2の建築受梁材2aに追加梁を設置したり、上階床2の建築受梁材2aおよび下階床3の建築受梁材3aのそれぞれに追加梁を設置したりしてもよい。
また、前述した実施形態では、新設トラスフレーム104の下部水平部104bに備えられる主弦材104b1を、建築受梁材3a方向に延設する構造としたが、本発明はこれに限るものではなく、例えば、新設トラスフレーム104の上部水平部104aに備えられる主弦材を建築受梁材2a方向に延設する構造や、新設トラスフレームの上部水平部104a、下部水平部104bに備えられる主弦材を、それぞれ建築受梁材2a方向、建築受梁材3a方向に延設する構造としても良い。また、新設トラスフレーム104の延設する部分は主弦材でなくとも良く、例えば図1に図示のフレーム側受梁5やフレーム側受梁6のようなL形鋼をボルト締めや溶接等で固定し、既設エスカレーター1のフレーム側受梁よりも長く延設したものでも良い。
さらに、前述した実施形態では、上部フレーム側受梁105が建築受梁材2aに固定されて固定部Aを構成すると共に、主弦材104b1が追加梁17に移動可能に載置されて非固定部Bを構成したものであるが、本発明は、例えば新設トラスフレーム104の上部水平部104aに備えられる主弦材を建築受梁在2a方向に延設し、新設トラスフレーム下端部に下部フレーム側受梁を設けた構造とした際には、新設トラスフレーム下部終端部を固定部、新設トラスフレーム上部終端部を非固定部としても良い。また、新設トラスフレーム両終端部を固定部とした構成としてもよい。その場合、少なくとも一端において追加梁17を設置し、隙間及び掛かり代を既設エスカレーターよりも大きくした上で固定する。また、例えば新設トラスフレームの両終端部に備えられる主弦材をそれぞれ建築受梁材方向に延設した際には、両終端部を両方とも固定部または両方とも非固定部または一方のみ固定とした構成としても良い。
また、前述した実施形態では、既設または新設エスカレーターのフレームはトラスフレームとしたが、本発明はこれに限るものではなく、既設または新設エスカレーターのフレームは、例えば鋼板を曲げて構成された鋼板曲げフレームであってもよい。
1 既設エスカレーター
2 上階床
2a 建築受梁材
2b 乗降口
3 下階床
3a 建築受梁材
3b 乗降口
4 既設トラスフレーム
5、105 上部フレーム側受梁
6 下部フレーム側受梁
7 踏段
17 追加梁
19 カバー体
19a 間隙
101 新設エスカレーター
104 新設トラスフレーム
A 固定部
B 非固定部
θ1 既設トラスフレームの傾斜角
θ2 新設トラスフレームの傾斜角

Claims (3)

  1. 建築構造物の上階床と下階床との間に懸架された第1の傾斜角を有する既設エスカレーターを撤去し、前記上階床および前記下階床の建築受梁材の少なくとも一方に、建築梁間寸法を短縮する方向に延設される追加梁を設置し、新設エスカレーターとして前記第1の傾斜角よりも大きな第2の傾斜角を有するエスカレーターを用い、前記新設エスカレーターと前記追加梁との間の隙間を前記既設エスカレーターと前記建築受梁材との間の隙間よりも大きく設定し、前記新設エスカレーターの少なくとも一端を前記既設エスカレーターの掛かり代より大きな掛かり代を有するよう前記追加梁に載置することを特徴とするエスカレーターのリニューアル方法。
  2. 前記新設エスカレーターのフレームはトラスフレームによって構成され、前記新設エスカレーターの前記トラスフレームの水平部に備えられる主弦材を、建築受梁材方向に延設してフレーム側受梁とし、前記フレーム側受梁を前記既設エスカレーターの掛かり代より大きな掛かり代を有するよう前記追加梁に載置することを特徴とする請求項1に記載のエスカレーターのリニューアル方法。
  3. 前記新設エスカレーターのフレームは鋼板曲げフレームによって構成され、前記新設エスカレーターの前記鋼板曲げフレームの水平部の終端部にフレーム側受梁を設け、前記フレーム側受梁を前記既設エスカレーターの掛かり代より大きな掛かり代を有するよう前記追加梁に載置することを特徴とする請求項1に記載のエスカレーターのリニューアル方法。
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